JP2021067972A - コンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理プログラム及びコンテンツ管理システム - Google Patents

Abstract

【課題】所定のイベントのコンテンツデータを所定のイベントに参加した関係者間で共有することが可能なコンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理プログラム、及びコンテンツ管理システムを提供すること。【解決手段】コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバは、少なくとも１以上のユーザ端末からのアクセスを受け付け、受け付けたユーザ端末のユーザのうち、所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録し、登録したユーザのユーザ端末から所定のイベントのコンテンツデータを受け付け、受け付けたコンテンツデータを記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶されたコンテンツデータを所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザのユーザ端末からの要求に応じて、当該他のユーザに閲覧させる。【選択図】図１

Description

本発明は、所定のイベントのコンテンツデータを当該イベントに関する関係者間で共有することが可能なコンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理プログラム、及びコンテンツ管理システムに関するものである。

従来、小学校や中学校の運動会や歌手のコンサート、結婚式などの種々のイベントにおいて、参加者の様子を残した写真や映像などのコンテンツを所望する場合、例えばプロのカメラマンの撮影により生成されたコンテンツをイベントの参加者や観覧者が後日購入していた。

例えば、特許文献１には、イベントの主催者（管理者）がプロのカメラマンにより撮影された写真を所定のホームページ上に公開し、公開された写真を参加者が閲覧し購入することができる技術が開示されている。

特開２０１６−０３８６４４号公報

ところで、例えば運動会において親が自身の子供が撮影された写真が欲しい場合など、イベントにおいて特定対象の様子が分かるコンテンツが求められる場合がある。しかし、イベントの主催者が用意するプロのカメラマン等は、一般的に人数に限りがあることから、全ての対象の写真を十分に撮影することは期待できない状況になり得る。

上記状況に対して、それぞれの参加者が個別に撮影等を行うことが多い。しかし、イベントの会場で撮影に適する場所を確保できないなどの理由で、例えば運動会において自身の子供が大きく写っている写真等のような参加者が所望する対象のコンテンツが得られない場合も多い。

本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、所定のイベントのコンテンツデータを所定のイベントの関係者間で共有することが可能なコンテンツ管理サーバ、コンテンツ管理プログラム、及びコンテンツ管理システムを提供することを目的とする。

本発明に係るコンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバは、少なくとも１以上のユーザ端末からのアクセスを受け付けるユーザ端末アクセス受付手段と、前記ユーザ端末アクセス受付手段により受け付けられた前記ユーザ端末のユーザのうち、所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録するユーザ登録処理手段と、前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された前記ユーザの前記ユーザ端末から前記所定のイベントの前記コンテンツデータを受け付けるコンテンツデータ受付手段と、前記コンテンツデータ受付手段により受け付けられた前記コンテンツデータを記憶手段に記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段と、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツデータを、前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザの前記ユーザ端末からの要求に応じて、当該他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧制御手段とを含むことを特徴とする。

上記の構成としたことで、所定のイベントにおけるコンテンツデータをユーザ間で共有することができるため、ユーザは所望のコンテンツデータを入手することが可能になる。

また、本発明に係るコンテンツ管理サーバは、前記コンテンツデータ閲覧制御手段により閲覧可能な前記コンテンツデータのうちの何れかに対する前記他のユーザからの選択を受け付けるコンテンツデータ選択受付手段と、前記コンテンツデータ選択受付手段により選択された前記コンテンツデータを作成したユーザに対する報酬を決定する報酬決定処理手段とをさらに含むことを特徴としてもよい。

上記の構成をとれば、ユーザが、自身が作成したコンテンツデータを他のユーザから購入されるように、作成するコンテンツデータの質を向上させたり対象を多様化させたりすることが期待できる。

また、本発明に係るコンテンツ管理サーバは、所定の対象に対応するクエリ画像データを前記他のユーザの前記ユーザ端末から受け付けるクエリ画像データ受付手段と、前記クエリ画像データ受付手段により受け付けられた前記クエリ画像データに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツデータから、前記クエリ画像データに対応する前記所定の対象を含むコンテンツデータを抽出するコンテンツデータ抽出処理手段とをさらに含み、前記コンテンツデータ閲覧制御手段は、前記コンテンツデータ抽出処理手段により抽出された前記コンテンツデータを前記他のユーザに閲覧させることを特徴としてもよい。

上記の構成をとれば、コンテンツ管理サーバに記憶された複数のコンテンツデータから、それぞれのユーザが求める対象が含まれたコンテンツデータの検索を容易に行うことが可能になる

また、本発明に係るコンテンツデータをユーザ端末上でユーザに閲覧させるコンテンツ管理プログラムは、前記コンテンツ管理サーバにアクセスするサーバアクセス機能と、前記サーバアクセス機能によりアクセスされた前記コンテンツ管理サーバに、所定のイベントにおける前記ユーザの登録に係る情報を提供する登録情報提供機能と、前記登録情報提供機能により前記ユーザが登録された所定のイベントの他のユーザにより作成された前記コンテンツデータを前記ユーザに閲覧させるように要求するコンテンツデータ要求機能と、前記コンテンツ管理サーバの制御に基づいて、前記コンテンツデータ要求機能により要求された前記コンテンツデータを前記ユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧機能とを実現させることを特徴とする。

上記の構成としたことで、所定のイベントにおけるコンテンツデータをユーザ間で共有することができるため、ユーザは所望のコンテンツデータを入手することが可能になる。

また、本発明に係るコンテンツデータをユーザ端末上でユーザに閲覧させるコンテンツ管理システムは、コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバと前記コンテンツデータを閲覧可能な複数のユーザ端末とを含むコンテンツ管理システムであって、前記コンテンツ管理サーバは、少なくとも１以上の前記ユーザ端末からのアクセスを受け付けるユーザ端末アクセス受付手段と、前記ユーザ端末アクセス受付手段により受け付けられた前記ユーザ端末のユーザのうち、所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録するユーザ登録処理手段と、前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された前記ユーザの前記ユーザ端末から前記所定のイベントの前記コンテンツデータを受け付けるコンテンツデータ受付手段と、前記コンテンツデータ受付手段により受け付けられた前記コンテンツデータを記憶手段に記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段と、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツデータを、前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザの前記ユーザ端末からの要求に応じて、当該他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧制御手段とを含み、前記ユーザ端末は、前記コンテンツ管理サーバにアクセスするサーバアクセス手段と、前記サーバアクセス手段によりアクセスされた前記コンテンツ管理サーバに、前記ユーザ登録処理手段による所定のイベントにおける前記他のユーザの登録に係る情報を提供する登録情報提供手段と、前記登録情報提供手段により前記ユーザが登録された所定のイベントの他のユーザにより作成された前記コンテンツデータを前記ユーザに閲覧させるように要求するコンテンツデータ要求手段と、前記コンテンツデータ閲覧制御手段の制御に基づいて、前記コンテンツデータ要求機能により要求された前記コンテンツデータを前記他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧手段とを含むことを特徴とする。

上記の構成としたことで、所定のイベントにおけるコンテンツデータをユーザ間で共有することができるため、ユーザは所望のコンテンツデータを入手することが可能になる。

本発明によれば、所定のイベントのコンテンツデータを所定のイベントの関係者間で共有することが可能となる。

本発明の概要を説明するための概念図である。 本発明の第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理システム１０００の構成の一例を示すブロック図である。 第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０の構成の一例を表したブロック図である。 第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０の構成の一例を表したブロック図である。 第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するイベントの情報のデータベース例である。 第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するユーザの情報のデータベース例である。 第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するコンテンツデータの情報のデータベース例である。 第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するコンテンツデータの販売情報のデータベース例である。 第１の実施の形態に係るユーザ端末３０によるユーザ登録の表示画面例である。 第１の実施の形態に係るユーザ端末３０による利用サービス選択の表示画面例である。 第１の実施の形態に係るユーザ端末３０によるコンテンツ管理サーバ１０へのコンテンツデータの提供の表示画面例である。 第１の実施の形態に係るユーザ端末３０におけるコンテンツの閲覧制御の表示画面例である。 第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０のユーザ登録処理の流れの一例を表したフローチャート図である。 第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０からのコンテンツデータの提供を受けるコンテンツ管理サーバ１０の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。 第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０によるコンテンツデータの閲覧制御の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。 第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０によるコンテンツデータの閲覧制御の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。 第２の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ５０の構成の一例を表したブロック図である。 第２の実施の形態に対応するユーザ端末６０の構成の一例を表したブロック図である。 第２の実施の形態に係るサーバ側記憶部５０８が記憶するイベントの情報のデータベース例である。 第２の実施の形態に係るユーザ端末６０におけるクエリ画像データの提供及びコンテンツデータ抽出処理部５１０により抽出されたコンテンツデータの閲覧制御の表示画面例である。 第２の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ５０によるコンテンツデータに対するクエリ画像データに基づく抽出及び閲覧制御の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。

［第１の実施の形態］
以下、図面を参照しながら、第１の実施の形態に係るコンテンツ管理システムの例について説明する。図１は、本発明の概要を説明するための概念図である。図１に示すように、本発明に係るコンテンツ管理サービス（ルーム）ＣＭは、ユーザの端末から提供された所定のイベントのコンテンツデータを管理するサービスである。ここでのコンテンツデータは、例えば写真や映像、音声などのデータである。

コンテンツ管理サービスＣＭは、カメラマンＯＲ、参加者ＰＵ、及び購入者ＢＵとの間で種々の情報の送受を行う。まず、カメラマンＯＲ及び参加者ＰＵは、それぞれ端末を用いて、自身をイベントＥＶに登録する。ここで、イベントＥＶは、コンテンツ管理サービスＣＭに予め登録されている。図１に示す例では、小学生の運動会において、プロのカメラマンＯＲ並びに保護者ＰＵ１、ＰＵ２は、それぞれコンテンツ管理サービスＣＭにおける「運動会」というイベントに自身を登録する。

次に、カメラマンＯＲ及び参加者ＰＵは、それぞれ端末を用いて、登録したイベントＥＶにチェックイン（ログイン）し、イベントＥＶのコンテンツデータをコンテンツ管理サービスに送信する。コンテンツ管理サービスＣＭは、送信されたコンテンツデータを保存する。図１に示す例では、カメラマンＯＲは、カメラＯＴで撮影した写真や映像をコンテンツ管理サービスＣＭに提供し、保護者ＰＵ１及びＰＵ２は、ユーザ端末ＵＴ１、ＵＴ２で撮影対象ＳＴを撮影し、写真や映像をコンテンツ管理サービスＣＭに提供する。

次に、購入者ＢＵは、コンテンツ管理サービスＣＭに接続し、カメラマンＯＲ、参加者ＰＵ１、ＰＵ２から提供されたイベントＥＶのコンテンツデータを閲覧し、例えば気に入ったコンテンツデータを購入する。ここで、購入者ＢＵは、参加者ＰＵの何れかと同一人物でもよい。すなわち、同一の人物がコンテンツデータの提供者でもあると同時に購入者でもあり得る。図１に示す例では、購入者ＢＵは、保護者ＰＵ１と同一の人物である。その場合、例えば、購入者ＢＵは、参加者ＰＵ２により撮影された撮影対象ＳＴが写っている写真を、自身が撮影対象ＳＴを撮影した写真と比較して写りが良いことを理由に購入する。なお、購入者ＢＵへのコンテンツデータの販売形態は、コンテンツデータそのものを販売する形態でもよいし、コンテンツデータを印刷したものを販売する形態でもよい。また、購入者ＢＵは、自身が未だイベントＥＶに登録されていない場合は、コンテンツデータを閲覧する前に自身をイベントＥＶに登録する。

コンテンツ管理サービスＣＭは、コンテンツデータが購入者ＢＵに販売された場合、当該コンテンツデータを作成した（撮影した）カメラマンＯＲ又は参加者ＰＵに報酬を付与する。例えば、参加者ＰＵ２により撮影された写真を購入者ＢＵに販売された場合、参加者ＰＵ２は、販売された写真に対応する報酬が付与される。付与される報酬は、金銭でもよいしコンテンツ管理サービスＣＭ内や他のサービスで使用可能なポイントでもよい。

このように、本発明に係るコンテンツ管理サービスＣＭによれば、参加者ＰＵは、他の参加者ＰＵとコンテンツデータを共有し、他の参加者ＰＵから提供されたコンテンツデータを閲覧し購入することが可能になる。ここで、参加者ＰＵは、コンテンツデータを提供しない場合でも、購入者ＢＵとしてコンテンツデータを購入することのみを目的としてコンテンツ管理サービスＣＭを利用してもよい。以下、参加者ＰＵ及び購入者ＢＵなどのイベントの関係者を纏めて「ユーザ」と称する。

図２は、本発明の第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理システム１０００の構成の一例を示すブロック図である。本例において、コンテンツ管理システム１０００は、コンテンツ管理サーバ１０と、主催側端末２０、２０１〜２０ｎ（以下、これら総称して主催側端末２０と表現する場合がある）と、ユーザ端末３０、３０１〜３０ｎ（以下、これら総称してユーザ端末３０と表現する場合がある）とが、通信ネットワーク４０を介して相互に接続可能に構成されている。

コンテンツ管理サーバ１０は、コンテンツデータを管理する。コンテンツ管理サーバ１０は、ＷＷＷサーバなどの情報処理装置によって構成され、各種情報を格納する記憶媒体を備える。主催側端末２０は、主催者側の人物が操作する端末である。主催者側の人物は、例えばイベントの運営者や当該運営者が撮影を依頼するカメラマン等である。ユーザ端末３０は、ユーザが操作する端末である。ユーザ端末３０は、例えばスマートフォンやＰＣ（Personal Computer）等である。なお、コンテンツ管理システム１０００は、主催側端末２０を含まず、ユーザ端末３０のみを含む構成でもよい。

図３は、第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０の構成の一例を表したブロック図である。この図３に示すように、コンテンツ管理サーバ１０は、ユーザ端末アクセス受付部１０１と、ユーザ登録処理部１０２と、コンテンツデータ受付部１０３と、コンテンツデータ記憶処理部１０４と、コンテンツデータ閲覧制御部１０５と、コンテンツデータ選択受付部１０６と、報酬決定処理部１０７と、サーバ側記憶部１０８と、販売処理部１０９とを備える。

ユーザ端末アクセス受付部１０１は、ユーザ端末３０からのアクセスを受け付ける機能を有する。ユーザ端末３０からのアクセスを受付ける方法はどのようなものであってもよいが、例えば、専用ホームページのＵＲＬを用いたアクセス、専用アプリを用いたアクセスなどが考えられる。専用ホームページのＵＲＬを用いたアクセスは、例えば、読み取り可能なコードであるバーコード、マトリックス型２次元コード（いわゆるＱＲコード（登録商標））などが、ユーザ端末３０による読取りによるＵＲＬの取得によって行われてもよい。例えば、読み取り可能なコードは、所定のイベントが開催されている会場内や会場付近等に設置される。なお、ユーザ端末３０がコンテンツ管理サーバ１０にアクセスするに際し、イベントの主催者がユーザにモバイルルータを貸し出してもよい。ユーザ端末３０がモバイルルータを利用してコンテンツ管理サーバ１０と通信を行い、ユーザ端末アクセス受付部１０１が所定のモバイルルータを利用したユーザ端末３０からのアクセスを受け付けることで、直接コンテンツ管理サーバ１０と通信する場合と比較してより短い時間で種々のデータの送受を行うことが可能になる。また、同じ時間でより多くのデータの送受信ができることによるコンテンツ管理サービスの利便性向上の結果として、より多くのコンテンツデータの共有をユーザが行うことが期待できる。

ユーザ登録処理部１０２は、ユーザ端末アクセス受付部１０１によりアクセスが受け付けられたユーザ端末３０のユーザのうち、所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録する機能を有する。具体的には、ユーザ登録処理部１０２は、ユーザ端末３０を介して、所定条件を満たすユーザと所定のイベントとを対応付ける。例えば、対応付けの方法として、所定のイベントに対するユーザＩＤをユーザに登録させることが挙げられる。その際、ユーザ登録処理部１０２は、ユーザ登録に関する情報をユーザ端末３０から受信してよい。なお、ユーザ登録処理部１０２は、任意の文字列をユーザに入力させてユーザＩＤとして登録してもよいし、何れかの文字列をユーザＩＤとしてそれぞれのユーザに割り当ててもよい。

例えば、所定条件とは、コンテンツ管理サーバ１０の管理者若しくはイベントの主催者が定めた条件をいう。所定条件の例としては、所定のイベントに参加したことや所定のイベントの関係者であることが認められること等が挙げられる。

所定のイベントが「小学校の運動会」である場合の一例について説明する。所定のイベントが「小学校の運動会」である場合、所定条件は「小学生の親であること」になる。ここでの所定条件の確認方法としては、小学生の親であることを示す情報をコンテンツ管理サーバ１０に提供させて、当該情報を予め用意された小学生の親であることを示す情報と照合する方法などが挙げられる。

また、イベント会場に足を運んだユーザを登録したい場合、種々の所定条件を設定可能である。

例えば、所定条件は、専用ホームページへのアクセスの際に利用された読み取り可能なコードに含まれる固有コードが、コンテンツ管理サーバ１０にアクセスしたユーザ端末３０から提供されることである。ここで、固有コードが含まれる読み取り可能なコードは、イベント会場内や会場付近のみに掲示される。ユーザ登録処理部１０２は、ユーザ端末３０から固有コードが提供された場合に、当該ユーザ端末３０のユーザを所定のイベントに登録することを許可してもよい。このように、読み取り可能なコードの読み取りを行ったユーザ端末のみが専用ホームページへアクセスでき、所定のイベントの会場を訪れたユーザのみが当該イベントに登録し、コンテンツデータを共有することが可能になる。

また例えば、所定条件は、コンテンツ管理サーバ１０にアクセスしたユーザ端末３０から予め定められた合言葉が受け付けられることである。ここで、予め定められた合言葉は、イベント会場のみに掲示される。ユーザ登録処理部１０２は、ユーザ端末３０からの合言葉の入力が受け付けられた場合に、当該ユーザ端末３０のユーザを所定のイベントに登録することを許可してもよい。このように、合言葉の入力をユーザに要求することで、所定のイベントの会場を訪れたユーザのみが当該イベントに登録し、コンテンツデータを共有することが可能になる。

また例えば、所定条件は、ユーザ端末３０が備えるＧＰＳ（Global Positioning System）機能により取得された位置情報によりユーザ端末３０（ユーザ）の位置が所定のイベント会場内や会場付近であると判定されることである。ユーザ登録処理部１０２は、ユーザ端末３０（ユーザ）の位置が所定のイベント会場内や会場付近であると判定され多場合に、当該ユーザ端末３０のユーザを所定のイベントに登録することを許可してもよい。このように、所定のイベントの会場を訪れたユーザが当該イベントに登録できるよう判定されることで、限定されたユーザ間でのコンテンツデータの共有と、ユーザの登録作業の簡素化とを両立させることが可能になる。

また例えば、所定条件は、主催者側から予め貸し出された所定のモバイルルータを利用したユーザ端末３０のアクセスがユーザ端末アクセス受付手段により受け付けられることである。ユーザ登録処理部１０２は、所定のモバイルルータを利用したアクセスが受け付けられたユーザ端末３０のユーザを、所定のイベントに登録してもよい。

ユーザ登録処理部１０２がユーザをイベントに登録することで、当該ユーザはコンテンツデータの提供及びコンテンツデータの購入ができるようになり、イベントの参加者若しくはイベントの関係者であるユーザ間でコンテンツデータの共有を行うことが可能になる。勿論、上述した所定条件は係る例に限定されず、また、それぞれが組み合わされてもよい。

コンテンツデータ受付部１０３は、ユーザ登録処理部１０２により所定のイベントに登録されたユーザのユーザ端末３０から所定のイベントのコンテンツデータを受け付ける機能を有する。なお、コンテンツデータ受付部１０３は、ユーザ端末３０からコンテンツデータと共に、当該コンテンツデータに係る情報を受け付けてもよい。コンテンツデータに係る情報とは、受信されるコンテンツデータがイベントにおける場所や時間等の情報をいう。受信されたコンテンツデータに係る情報は、他のユーザが当該コンテンツデータを閲覧するときの補足情報としての役割を果たすことができる。

コンテンツデータ記憶処理部１０４は、コンテンツデータ受付部１０３により受け付けられたコンテンツデータを記憶手段に記憶させる機能を有する。ここでのコンテンツデータ記憶処理部１０４によりコンテンツデータが記憶される記憶手段は、後述するサーバ側記憶部１０８でもよいし、コンテンツ管理サーバ１０以外の装置が備える記憶手段でもよい。なお、コンテンツデータ記憶処理部１０４は、当該コンテンツデータを、コンテンツデータを送信したユーザ端末３０のユーザが登録されているイベントと対応付けて記憶手段に記憶させてよい。ユーザとイベントとの対応付けは、コンテンツデータ受付部１０３がコンテンツデータと共に受け付けた情報に基づいて行われてもよいし、またはユーザ登録処理部１０２が所定のイベントに登録したユーザの情報に基づいて行われてもよい。また、コンテンツデータ記憶処理部１０４は、コンテンツデータに付随して、当該コンテンツデータに対応するイベントのイベントＩＤやユーザＩＤ、コンテンツデータを販売する際の販売価格、コンテンツデータ受付部１０３により受け付けられたコンテンツデータに係る情報なども対応付けて記憶手段に記憶させてもよい。

コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、記憶手段に記憶されたコンテンツデータを、ユーザ登録処理部１０２により所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザのユーザ端末からの要求に応じて、他のユーザに閲覧させる機能を有する。具体的には、コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、コンテンツデータ記憶処理部１０４により記憶手段に記憶されたコンテンツデータを、ユーザ登録処理部１０２により所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザのユーザ端末３０に提供し、提供したコンテンツデータの当該ユーザ端末３０上での出力を制御することで他のユーザから閲覧可能にする。

ここで、コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、所定のイベントの複数のコンテンツデータが記憶手段に記憶されている場合、全てのコンテンツデータを他のユーザのユーザ端末３０に一度に提供してもよいし、または何れか一部を他のユーザにより選択された場合に、選択されたコンテンツデータを当該他のユーザから閲覧可能としてもよい。また、コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、少なくとも１以上の提供されたコンテンツデータのうち、何れを閲覧するかの選択を提示したり、コンテンツデータを購入するための操作画面を表示させたりする等、種々の閲覧制御を行い得る。

また、コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、記憶手段に記憶されたコンテンツデータに係るフォトムービーの表示を制御することで、他のユーザに閲覧させてもよい。ここでのフォトムービーとは、複数の静止画をひとつの動画として表示することをいう。コンテンツデータ閲覧制御部１０５が表示制御するフォトムービーは、複数のコンテンツデータを順次切り替えながら表示するだけの動画でもよいし、さらに演出に係る表示制御を行ったり音楽が流れたりする動画でもよい。フォトムービーは、それぞれのコンテンツデータの販促を目的として用いられてよい。また、フォトムービー自体がひとつのコンテンツデータとして閲覧可能とされてもよく、すなわちフォトムービー自体が販売対象のコンテンツデータとして扱われてもよい。

コンテンツデータ選択受付部１０６は、コンテンツデータ閲覧制御部１０５により閲覧が可能なコンテンツデータのうちの何れかに対する他のユーザからの選択を受け付ける機能を有する。具体的には、コンテンツデータ選択受付部１０６は、他のユーザのユーザ端末から、例えばユーザＩＤとコンテンツデータＩＤとの組み合わせを示す情報を受け付け、受け付けた情報に基づいて他のユーザによりコンテンツデータが選択されたと判断する。なお、「コンテンツデータの選択」は、他のユーザが何れのコンテンツデータを購入するかを選ぶことや、他のユーザが何れのコンテンツデータを無償での提供を受けるかを選ぶこと等を意味する。ここでのコンテンツデータの無償での提供とは、例えばコンテンツデータ閲覧制御部１０５の制御に基づいてユーザ端末３０上でコンテンツデータをユーザに閲覧させるのではなく、ユーザ端末３０がオフライン状態であってもコンテンツデータが他のユーザから閲覧可能な状態になるように当該コンテンツデータをユーザ端末３０に提供することをいう。

報酬決定処理部１０７は、コンテンツデータ選択受付部１０６により選択されたコンテンツデータを作成したユーザに対する報酬を決定する機能を有する。コンテンツデータの販売形態は、コンテンツデータそのものを販売する形態やコンテンツデータを印刷したものを販売する形態などである。また、ユーザに対する報酬は、例えば金銭や所定のサービスにおける売買に使用可能なポイントなどである。ユーザに対する報酬としてのポイントは、コンテンツ管理サーバ１０が販売するコンテンツデータの購入の際に支払うことが可能なものでもよい。

また、報酬決定処理部１０７は、ユーザに対する報酬を、販売要求の対象であるコンテンツデータの価格に基づいて決定してもよい。例えば、報酬決定処理部１０７は、コンテンツデータの価格に対して所定割合の価格の金銭をユーザに対する報酬として決定してもよい。なお、複数のコンテンツデータのフォトムービーが販売される場合、ユーザに対する報酬は、例えばフォトムービーの販売価格が山分けされることで決定されてよい。フォトムービーが複数のユーザが提供したコンテンツデータを含む場合、それぞれのユーザに対する報酬が決定される。

なお、報酬決定処理部１０７により決定された報酬は、コンテンツ管理サーバ１０によりイベントの主催者等に寄付される処理が実行されてもよい。報酬が寄付される場合、ユーザに報酬が付与された後に寄付が行われてもよいし、報酬決定処理部１０７が寄付される分を差し引いてユーザに対する報酬を決定してもよい。

サーバ側記憶部１０８は、コンテンツデータの管理に必要な種々の情報を記憶する機能を有する。サーバ側記憶部１０８は、例えばイベントに係る情報やイベントに登録したユーザに係る情報などである。また、サーバ側記憶部１０８は、コンテンツデータ受付部１０３によりユーザ端末３０から受け付けられたコンテンツデータを、コンテンツデータ記憶処理部１０４の制御に基づいて記憶してもよい。

販売処理部１０９は、報酬決定処理部１０７により報酬が決定されたコンテンツデータの販売に係る処理を実行する機能を有する。販売処理部１０９は、報酬決定処理部１０７により報酬が決定された際に販売に係る処理を実行する必要は無く、後で実行してもよい。販売処理部１０９は、コンテンツデータが印刷される形態で販売された場合、コンテンツデータの印刷指示をコンテンツ管理サーバ１０と通信ネットワークを介して接続された印刷機器に送信してもよい。なお、コンテンツ管理サーバ１０は、必ずしも販売処理部１０９を備える必要はなく、ネットワーク４０を介して通信可能な他の装置が販売処理部１０９に対応する当該処理を実行する構成でよい。

図４は、第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０の構成の一例を表したブロック図である。この図４に示すように、ユーザ端末３０は、サーバアクセス部３０１と、情報入力部３０２と、登録情報提供部３０３と、コンテンツデータ提供部３０４と、コンテンツデータ要求部３０５と、コンテンツデータ閲覧部３０６と、コンテンツデータ選択部３０７と、端末側記憶部３０８とを備える。ユーザ端末３０が備える各構成は、コンテンツ管理サーバ１０の管理者により予め配布されるアプリケーションにより実現されるか、またはユーザ端末３０上で実行されるＷｅｂブラウザが専用ホームページにアクセスすることでコンテンツ管理サーバ１０から提供される。

サーバアクセス部３０１は、コンテンツ管理サーバ１０にアクセスする機能を有する。サーバアクセス受付部３０１は、例えば上述したような専用ホームページのＵＲＬを用いたアクセスや専用アプリを用いたアクセスを行ってよい。サーバアクセス部３０１によるアクセスは、コンテンツ管理サーバ１０のユーザ端末アクセス受付部１０１により受け付けられる。

情報入力部３０２は、ユーザ端末３０のユーザから種々の情報の入力を受け付ける機能を有する。例えば、情報入力部３０２は、コンテンツ管理サーバ１０が要求する情報の入力を受け付ける。コンテンツ管理サーバ１０が要求する情報とは、イベントに登録するために必要となるユーザの情報やユーザＩＤなどをいう。

登録情報提供部３０３は、サーバアクセス受付部３０１によりアクセスされたコンテンツ管理サーバ１０に所定のイベントにおけるユーザの登録に係る情報を提供する機能を有する。登録情報提供部３０３がコンテンツ管理サーバ１０に提供する情報は、ユーザ端末３０が予め有するユーザの登録に係る情報でもよいし、情報入力部３０２が受け付けた情報でもよい。登録情報提供部３０３によりコンテンツ管理サーバ１０に提供された情報は、ユーザ登録処理部１０２による登録処理に用いられる。

コンテンツデータ提供部３０４は、登録情報提供部３０３によるユーザの登録に係る情報の提供によって、ユーザが登録されたイベント（以下、登録済イベントとも称する）のコンテンツデータを、コンテンツ管理サーバ１０に提供する機能を有する。ここで、コンテンツデータ提供部３０４は、コンテンツデータを登録済イベントと対応付けてコンテンツ管理サーバ１０に提供してもよい。なお、コンテンツデータ提供部３０４は、ユーザ端末３０がコンテンツデータを作成あるいは取得した際に、当該コンテンツデータをコンテンツ管理サーバ１０に提供してもよい。一方で、コンテンツデータ提供部３０４は、ユーザ端末３０のユーザが何れかのコンテンツデータを指定した場合に、指定されたコンテンツデータをコンテンツ管理サーバ１０に提供してもよい。また、コンテンツデータ提供部３０４で提供されるコンテンツデータは、例えば写真撮影機能など、専用のアプリケーションの機能により作成されてもよい。

コンテンツデータ要求部３０５は、登録済イベントのコンテンツデータをユーザに閲覧させるように要求する機能を有する。ここでの要求は、例えばユーザ端末３０上で閲覧可能なようにユーザ端末３０へのコンテンツデータの提供を要求すること等である。

コンテンツデータ閲覧部３０６は、コンテンツ管理サーバ１０のコンテンツデータ閲覧制御部１０５の制御に基づいて、コンテンツデータ要求部３０５により要求されたコンテンツデータをユーザに閲覧させる機能を有する。具体的には、コンテンツデータ閲覧部３０６は、コンテンツ管理サーバ１０のコンテンツデータ閲覧制御部１０５から登録済イベントのコンテンツデータの提供を受け、さらにコンテンツデータ閲覧制御部１０５の制御に基づいて当該コンテンツデータの閲覧制御を行う。

コンテンツデータ閲覧部３０６は、登録済イベントのコンテンツデータ全ての提供を受け、適宜コンテンツデータをユーザに閲覧させてもよい。一方で、コンテンツデータ閲覧部３０６がコンテンツデータ閲覧制御部１０５の制御に基づいて適宜コンテンツデータを受け取り、当該コンテンツデータをユーザに閲覧させてもよい。

コンテンツデータ選択部３０７は、コンテンツデータ閲覧部３０６により閲覧可能なコンテンツデータのうちの何れかを選択し、コンテンツデータの選択を示す情報をコンテンツ管理サーバ１０に送信する機能を有する。例えば、コンテンツデータ選択部３０７は、コンテンツデータ閲覧部３０６により閲覧可能な少なくとも１以上のコンテンツデータのうちの何れかに対して選択する入力操作をユーザから受け付けた場合、選択されたコンテンツデータを示す情報をコンテンツ管理サーバ１０に送信する。ここでのコンテンツデータの選択は、金銭又はポイントを支払って購入するコンテンツデータの選択を含み得る。

端末側記憶部３０８は、コンテンツデータの閲覧や購入に関する種々の情報を記憶する機能を有する。端末側記憶部３０８は、コンテンツデータ閲覧部３０６が受け取ったコンテンツデータを記憶してもよい。

続いて、図５〜図８を参照しながら、第１の実施の形態に係るコンテンツ管理サーバ１０のサーバ側記憶部１０８が記憶するデータベースの例について説明する。

図５は、第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するイベントの情報のデータベース例である。図５に示す一例では、イベントの情報として、イベントＮｏが割り当てられ、イベントＩＤと、イベント名とが対応付けてサーバ側記憶部１０８に記憶される。なお、イベントの情報としては、イベントの概要や開催場所、開催時間などが記憶されてもよい。

図６は、第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するユーザの情報のデータベース例である。図６に示す一例では、ユーザの情報として、ユーザＮｏが割り当てられ、ユーザＩＤと、登録済イベントＩＤとが対応付けてサーバ側記憶部１０８に記憶される。なお、ユーザの情報としては、他にもユーザの氏名や住所などが記憶されてよい。

図７は、第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するコンテンツデータの情報のデータベース例である。図７に示す一例では、コンテンツデータの情報として、コンテンツＮｏが割り当てられ、コンテンツデータに対応するイベントＩＤと、コンテンツを提供したユーザＩＤと、コンテンツデータを示す情報と、販売価格とが対応付けてサーバ側記憶部１０８に記憶されている。ここで、コンテンツデータを示す情報は、例えばコンテンツデータのファイル名や記憶手段における記憶場所等である。販売価格は、図７に示されるように、金銭かポイントかが判別できるように記憶されてもよい。

図８は、第１の実施の形態に係るサーバ側記憶部１０８が記憶するコンテンツデータの販売情報のデータベース例である。図８に示す一例では、コンテンツデータの販売情報として、販売Ｎｏが割り当てられ、購入ユーザＩＤと、選択されたコンテンツＮｏと、販売形態と、報酬決定処理部１０７が決定した報酬とが対応付けて記憶されている。コンテンツデータの販売情報は、販売要求情報受信部１０７が受信する販売要求情報やユーザ登録処理部１０２が登録したユーザの情報に基づいて生成され得る。

続いて、図９〜図１２を参照して、第１の実施の形態に係るユーザ端末３０の画面表示例について説明する。なお、図９〜図１２に示す一例では、コンテンツデータの一例として写真データが示される。

図９は、第１の実施の形態に係るユーザ端末３０によるユーザ登録の表示画面例である。図９に示す一例では、ユーザ端末３０の表示画面ＴＳ１に、登録するイベントの情報Ｍ１と、イベントに登録するための合言葉の入力フォームＩＦ１と、ユーザの情報の入力フォームＩＦ２と、決定ボタンＢ１、Ｂ２とが示されている。ここでの合言葉は、イベントに対応付けて予め設定されていて、正しい合言葉が入力フォームＩＦ１に入力されている場合にユーザの登録が行われる。情報入力部３０２により入力フォームＩＦ１への正しい合言葉、及び入力フォームＩＦ２にユーザがコンテンツデータを閲覧するためのログインに係る情報の入力が受け付けられる。次に、登録情報提供部３０３は、決定ボタンＢ１が操作されると、情報入力部３０２が受け付けた情報をコンテンツ管理サーバ１０へ送信し、ユーザ登録処理部１０２は、入力フォームＩＦ１及び入力フォームＩＦ２に入力された情報に基づいてイベントへの登録処理を実行する。

なお、ユーザ端末３０がユーザ登録処理部１０２による登録処理後にコンテンツ管理サーバ１０に再アクセスする場合は、登録されたユーザＩＤ及びパスワードや合言葉等の入力をユーザに求めてもよい。一方で、例えば、ユーザ登録処理部１０２による登録処理の際にユーザが用いるユーザ端末３０の識別情報をサーバ側記憶部１０８が記憶しておき、当該ユーザ端末３０がコンテンツ管理サーバ１０に接続する際に、当該識別情報に基づいてログイン処理を完了してもよい。なお、ユーザ端末３０が主催者側から貸し出されたモバイルルータを利用してコンテンツ管理サーバ１０と通信を行う場合、ユーザ登録処理部１０２は、図９に示すような入力フォームＩＦへの情報の入力を要求せずにユーザを所定のイベントに登録してもよく、また次回以降のログインの際にも入力フォームＩＦへの情報の入力を要さずにログイン処理が完了してもよい。すなわち、ユーザ登録処理部１０２がユーザを所定のイベントに登録するための所定条件は、予め定められたモバイルルータを利用したユーザ端末３０からのアクセスが、ユーザ端末アクセス受付部１０１により受け付けられることでもよい。ただし、コンテンツ管理サーバ１０は、ユーザ登録処理及びログイン処理において、合言葉の入力のみを、予め定められたモバイルルータを利用して接続してきたユーザ端末３０に対し要求してもよい。

図１０は、第１の実施の形態に係るユーザ端末３０による利用サービス選択の表示画面例である。図１０に示す一例では、ユーザ端末３０の表示画面ＴＳ２に、イベントＩＤ及びイベント名を示す情報Ｍ２と、コンテンツデータの提供を選択する選択ボタンＢ３と、及びコンテンツデータの購入を選択する選択ボタンＢ４とが示されている。ここで、選択ボタンＢ３が操作された場合、コンテンツ管理サーバ１０へのコンテンツの提供画面に遷移する。一方、選択ボタンＢ４が操作された場合、コンテンツデータの購入画面に遷移する。

図１１は、第１の実施の形態に係るユーザ端末３０によるコンテンツ管理サーバ１０へのコンテンツデータの提供の表示画面例である。図１１に示す一例では、ユーザ端末３０の表示画面ＴＳ３に、コンテンツ管理サーバ１０に提供するために選択されたコンテンツデータＣ１と、コンテンツデータＣ１の価格の入力フォームＩＦ３と、コンテンツデータの設定可能な価格の範囲が示されている設定可能価格情報ＰＲと、ユーザ端末３０が記憶するコンテンツデータのうちの何れかの選択するためのボタンＢ５と、選択されたコンテンツデータＣ１をコンテンツ管理サーバ１０に提供するボタンＢ６とが示されている。ここでのコンテンツデータＣ１は、ユーザ端末３０に記憶されたデータである。ここで、コンテンツの価格は、ユーザに自由に入力させてもよいし、一方でイベントの主催者側が価格を指定してもよくコンテンツデータの提供の際に適宜ユーザに入力させてもよい。主催者側が提示する場合の価格の範囲は、例えば「全部無料」や「一律１００円」、「１００円〜５００円」、「一律２００円、かつ、全て寄付」などである。このように、コンテンツデータの価格を主催者側の意向に沿うように決定することが可能である。主催者側が提示する場合の価格の範囲は、図１１に示すように例えば設定可能価格情報ＰＲとしてユーザに通知される。ここで、コンテンツデータＣ１の価格が例えば「一律１００円」などのような固定で自動的に決定される場合は、入力フォームＩＦ３には予め設定された価格がユーザにより書き換え不可能な状態で示されてもよい。ボタンＢ６が操作された場合、コンテンツデータ提供部３０４は、コンテンツデータＣ１をコンテンツ管理サーバ１０に送信する。なお、図１１に図示されていないが、表示画面ＴＳ３でコンテンツデータＣ１に係る情報が入力されてもよい。その場合、ボタンＢ６が操作されると、コンテンツデータＣ１と共にコンテンツデータＣ１に係る情報もコンテンツ管理サーバ１０に提供される。

図１２（ａ）は、第１の実施の形態に係るユーザ端末３０におけるコンテンツの閲覧制御の表示画面例である。図１２（ａ）に示す一例では、ユーザ端末３０の表示画面ＴＳ４に、コンテンツデータＣ２〜Ｃ５と、それぞれに対応する選択ボタンＢ７〜Ｂ１０と、フォトムービーを再生するフォトムービーボタンＳＢ１とが示されている。ここでは、ユーザ端末３０のユーザが登録されているイベントのコンテンツデータＣ２〜Ｃ５が表示されている。表示画面ＴＳ４には、代わりにコンテンツデータＣ２〜Ｃ５を示す情報、例えばそれぞれのサムネイル画像などが表示されてもよい。また、選択ボタンＢ７〜Ｂ１０が操作された場合、対応するコンテンツデータＣ２〜Ｃ５の購入画面に遷移する。フォトムービーボタンＳＢ１が操作された場合、コンテンツデータＣ２〜Ｃ５を含むフォトムービーが再生される。なお、フォトムービーの再生中、当該フォトムービー自体の購入画面に遷移する選択ボタンが表示されてもよいし、フォトムービー内で表示されている最中のコンテンツデータの購入画面に遷移する選択ボタンが表示されてもよい。図１２では、コンテンツデータＣ２〜Ｃ５のみが示されているが、それ以上の数のコンテンツデータが示されてもよいし、その際にそれぞれのコンテンツデータを表示させるために表示画面ＴＳ４がスクロール可能でもよい。

図１２（ｂ）は、第１の実施の形態に係るユーザ端末３０におけるコンテンツの閲覧制御の表示画面例である。図１２（ｂ）に示す一例では、ユーザ端末３０の表示画面ＴＳ５に、図１２（ａ）において選択されたコンテンツデータＣ６と、コンテンツデータＣ６の情報Ｍ２と、データ購入ボタンＢ１１と、印刷購入ボタンＢ１２とが示されている。コンテンツデータＣ６の情報Ｍ３は、コンテンツデータＣ６の作成者や価格等であり、閲覧者であるユーザは、情報Ｍ３を参考にしながらコンテンツデータＣ６を購入するか否かの検討を行うことができる。データ購入ボタンＢ１１が操作された場合、販売要求情報送信部３０７は、コンテンツデータＣ６のデータ販売の要求を販売要求情報としてコンテンツ管理サーバ１０に送信する。販売要求情報受信部１０７は、当該販売要求情報を受信し、報酬決定部１０８は、コンテンツデータＣ６の作成者に対する報酬を決定する。その際、販売処理部１０９は、同時にコンテンツデータＣ６の販売に係る処理を実行してもよい。一方、印刷購入ボタンＢ１２が操作された場合、販売要求情報送信部３０７は、コンテンツデータＣ６の印刷物での販売の要求を、コンテンツ管理サーバ１０に送信する。販売要求情報受信部１０７は、当該販売要求情報を受信し、報酬決定部１０８は、コンテンツデータＣ６の作成者に対する報酬を決定する。その際、販売処理部１０９は、同時にコンテンツデータＣ６の販売に係る処理としてコンテンツデータの印刷指示を印刷機器に送信してもよい。

続いて、本発明の第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０のユーザ登録処理の流れについて説明する。図１３は、第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０のユーザ登録処理の流れの一例を表したフローチャート図である。この図１３において、ユーザ端末アクセス受付部１０１は、ユーザ端末３０からのアクセスを受け付ける（ステップＳ１０１）。次に、ユーザ登録処理部１０２は、ユーザ端末アクセス受付部１０１によりアクセスが受け付けられたユーザ端末３０のユーザのうち所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録し（ステップＳ１０２）、処理を終了する。

次に、本発明の第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０からのコンテンツデータの提供を受けるコンテンツ管理サーバ１０の処理の流れについて説明する。図１４は、第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０からのコンテンツデータの提供を受けるコンテンツ管理サーバ１０の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。この図１４において、コンテンツ管理サーバ１０は、コンテンツデータ受付部１０３がユーザ登録処理部１０２により所定のイベントに登録されたユーザのユーザ端末３０から所定のイベントのコンテンツデータを受け付けなかった場合（ステップＳ２０１、Ｎ）、処理を終了する。一方で、コンテンツデータ受付部１０３が当該コンテンツデータを受け付けた場合（ステップＳ２０１、Ｙ）、コンテンツデータ記憶処理部１０４は、ステップＳ２０１で受け付けられたコンテンツデータを記憶手段に記憶させ（ステップＳ２０２）、処理を終了する。

次に、本発明の第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０によるコンテンツデータの閲覧制御の処理の流れについて説明する。図１５は、第１の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ１０によるコンテンツデータの閲覧制御の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。この図１５において、コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、コンテンツの閲覧要求を受け付けなかった場合（ステップＳ３０１、Ｎ）、処理を終了する。一方で、コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、コンテンツの閲覧要求を受け付けた場合（ステップＳ３０１、Ｙ）、記憶手段に記憶されたコンテンツデータを他のユーザに対する閲覧を制御する（ステップＳ３０２）。例えば、コンテンツデータ閲覧制御部１０５は、閲覧制御としてコンテンツデータをユーザ端末３０に表示制御を行う。

次に、コンテンツデータ選択受付部１０６がステップＳ３０２でコンテンツデータ閲覧制御部１０５により閲覧可能なコンテンツデータのうちの何れかに対する選択を受け付けなかった場合（ステップＳ３０３、Ｎ）、処理を終了する。一方で、コンテンツデータ選択受付部１０６がステップＳ３０２でコンテンツデータ閲覧制御部１０５により閲覧可能なコンテンツデータのうちの何れかに対する選択を受け付けた場合（ステップＳ３０３、Ｙ）、報酬決定処理部１０７は、コンテンツデータ選択受付部１０６により選択されたコンテンツデータを作成したユーザに対する報酬を決定し（ステップＳ３０４）、処理を終了する。

次に、本発明の第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０によるコンテンツデータの閲覧制御の処理の流れについて説明する。図１６は、第１の実施の形態に対応するユーザ端末３０によるコンテンツデータの閲覧制御の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。この図１６において、コンテンツデータ要求部３０５は、登録済イベントのコンテンツデータをユーザに閲覧させるように要求する（ステップＳ４０１）。次に、コンテンツ管理サーバ１０は、コンテンツデータ閲覧部３０６が、例えば登録済イベントのコンテンツデータがコンテンツ管理サーバ１０に記憶されていない場合など、コンテンツ管理サーバ１０からコンテンツデータを受け取らなかった場合（ステップＳ４０２、Ｎ）、処理を終了する。一方で、コンテンツデータ閲覧部３０６がコンテンツ管理サーバ１０からコンテンツデータを受け取った場合（ステップＳ４０２、Ｙ）、コンテンツデータ閲覧部３０６は、コンテンツ管理サーバ１０のコンテンツデータ閲覧制御部１０５の制御に基づいて、ステップＳ４０２で受け取られたコンテンツデータをユーザに閲覧させる（ステップＳ４０３）。

次に、コンテンツ管理サーバ１０は、コンテンツデータ選択部３０７がステップＳ４０３で閲覧が可能なコンテンツデータのうちの何れかを選択しなかった場合（ステップＳ４０４、Ｎ）、処理を終了する。一方で、コンテンツデータ選択部３０７は、ステップＳ４０３で閲覧が可能なコンテンツデータのうちの何れかを選択した場合（ステップＳ４０４、Ｙ）、ステップＳ４０４で選択されたコンテンツデータの選択を示す情報をコンテンツ管理サーバ１０に送信し（ステップＳ４０５）、処理を終了する。

以上のように本発明の第１の実施の形態のコンテンツ管理サーバによれば、少なくとも１以上のユーザ端末からのアクセスを受付けるユーザ端末アクセス受付手段と、ユーザ端末アクセス受付手段により受付けられたユーザ端末のユーザのうち所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録するユーザ登録処理手段と、ユーザ登録処理手段により所定のイベントに登録されたユーザのユーザ端末から所定のイベントのコンテンツデータを受信するコンテンツデータ受信手段と、コンテンツデータ受信手段により受信されたコンテンツデータを記憶手段に記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段と、コンテンツデータ記憶処理手段により記憶手段に記憶されたコンテンツデータを、ユーザ登録処理手段により所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザのユーザ端末に提供するコンテンツデータ提供手段と、コンテンツデータ提供手段により前記ユーザ端末に提供された前記コンテンツデータを、前記他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧制御手段とを含むようにしたので、所定のイベントにおけるコンテンツデータをユーザ（関係者）間で共有することができるため、ユーザは所望のコンテンツデータを入手することが可能になる。

また、コンテンツ管理サーバが、コンテンツデータ閲覧制御手段により閲覧可能なコンテンツデータのうちの何れかに対する他のユーザからの選択を受け付けるコンテンツデータ選択受付手段と、コンテンツデータ選択受付手段により選択されたコンテンツデータを作成したユーザに対する報酬を決定する報酬決定処理手段とをさらに含む構成をとることにより、ユーザが、自身が作成したコンテンツデータを他のユーザから購入されるように、作成するコンテンツデータの質を向上させたり対象を多様化させたりすることが期待できる。

また、コンテンツ管理サーバが、所定の対象に対応するクエリ画像データを他のユーザのユーザ端末から受け付けるクエリ画像データ受付手段と、クエリ画像データ受付手段により受け付けられたクエリ画像データに基づいて、記憶手段に記憶されたコンテンツデータから、クエリ画像データに対応する対象を含むコンテンツデータを抽出するコンテンツデータ抽出手段とをさらに含み、コンテンツデータ閲覧制御手段は、コンテンツデータ抽出手段により抽出されたコンテンツデータを他のユーザに閲覧させる構成をとることにより、コンテンツ管理サーバに記憶された複数のコンテンツデータから、それぞれのユーザが求める対象が含まれたコンテンツデータの検索が容易になる。

また、本発明の第１の実施の形態のコンテンツデータをユーザ端末上でユーザに閲覧させるコンテンツ管理プログラムによれば、コンテンツ管理サーバにアクセスするサーバアクセス機能と、サーバアクセス機能によりアクセスされたコンテンツ管理サーバに、所定のイベントにおける前記ユーザの登録に係る情報を提供する登録情報提供機能と、登録情報提供機能によりユーザが登録された所定のイベントの他のユーザにより作成されたコンテンツデータをユーザに閲覧させるように要求するコンテンツデータ要求機能と、コンテンツ管理サーバの制御に基づいて、コンテンツデータ要求機能により要求されたコンテンツデータをユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧機能とを実現させるので、所定のイベントにおけるコンテンツデータをユーザ間で共有することができるため、ユーザは所望のコンテンツデータを入手することが可能になる。

また、本発明の第１の実施の形態のコンテンツ管理サーバによれば、コンテンツ管理サーバが、少なくとも１以上のユーザ端末からのアクセスを受付けるユーザ端末アクセス受付手段と、ユーザ端末アクセス受付手段により受け付けられたユーザ端末のユーザのうち所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録するユーザ登録処理手段と、ユーザ登録処理手段により所定のイベントに登録されたユーザのユーザ端末から所定のイベントのコンテンツデータを受け付けるコンテンツデータ受付手段と、コンテンツデータ受付手段により受け付けられたコンテンツデータを記憶手段に記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段と、記憶手段に記憶されたコンテンツデータを、ユーザ登録処理手段により所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザのユーザ端末からの要求に応じて、当該他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧制御手段とを含み、ユーザ端末が、コンテンツ管理サーバにアクセスするサーバアクセス手段と、サーバアクセス手段によりアクセスされたコンテンツ管理サーバに、ユーザ登録処理手段による所定のイベントにおける他のユーザの登録に係る情報を提供する登録情報提供手段と、登録情報提供手段によりユーザが登録された所定のイベントの他のユーザにより作成されたコンテンツデータをユーザに閲覧させるように要求するコンテンツデータ要求手段と、コンテンツデータ閲覧制御手段の制御に基づいて、コンテンツデータ要求機能により要求されたコンテンツデータを他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧手段の制御に基づいて、コンテンツデータ受取手段により受け取られたコンテンツデータを他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧手段とを含むようにしたので、所定のイベントにおけるコンテンツデータをユーザ（関係者）間で共有することができるため、ユーザは所望のコンテンツデータを入手することが可能になる。

［第２の実施の形態］
第１の実施の形態においては、コンテンツデータ閲覧制御部１０５がコンテンツデータ記憶処理部１０４の所定のイベントのコンテンツデータ全てを閲覧制御の対象としていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ユーザ端末３０から提供されたクエリ画像データに基づいて所定の対象が含まれるコンテンツデータのみを閲覧制御の対象としてもよい。以下、このような場合の具体例を示しつつ説明する。なお、第１の実施の形態と同様の構成については説明を省略する。

コンテンツ管理サーバ５０は、第１の実施の形態におけるコンテンツ管理サーバ１０に対応し、ユーザ端末６０は、第１の実施の形態におけるユーザ端末３０に対応する。

図１７は、第２の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ５０の構成の一例を表したブロック図である。この図１７に示すように、コンテンツ管理サーバ５０は、ユーザ端末アクセス受付部５０１と、ユーザ登録処理部５０２と、コンテンツデータ受付部５０３と、コンテンツデータ記憶処理部５０４と、コンテンツデータ閲覧制御部５０５と、コンテンツデータ選択受付部５０６と、報酬決定処理部５０７と、サーバ側記憶部５０８と、クエリ画像データ受付部５０９と、コンテンツデータ抽出処理部５１０と、販売処理部５１１を備える。ユーザ端末アクセス受付部５０１〜サーバ側記憶部５０８並びに販売処理部５１１は、第１の実施の形態におけるユーザ端末アクセス受付部１０１〜販売処理部１０９に対応する。

クエリ画像データ受付部５０９は、所定の対象に対応するクエリ画像データを他のユーザのユーザ端末６０から受け付ける機能を有する。所定の対象に対応するクエリ画像データとは、所定の対象のパターン認識処理が実行可能なクエリ画像のデータをいう。ここで、所定の対象の例としては、検索対象の人物や動物、物などが挙げられる。例えば、所定の対象は所定の人物の顔であり、クエリ画像データは当該所定の人物の顔が写された顔画像データである。

コンテンツデータ抽出処理部５１０は、クエリ画像データ受付部５０９により受け付けられたクエリ画像データに基づいて、記憶手段に記憶されたコンテンツデータから、クエリ画像データに対応する対象を含むコンテンツデータを抽出する機能を有する。例えば、コンテンツデータ抽出処理部５１０は、クエリ画像データ受付部５０９により受け付けられたクエリ画像データを入力データとして、所定のイベントのコンテンツデータに対しテンプレートマッチング等のパターン認識処理を行い、所定の対象が含まれていると判定されたコンテンツデータを抽出する。なお、コンテンツデータ抽出処理部５１０は、クエリ画像データが所定の人物の顔が写された顔画像データである場合、当該人物の所定表情の顔が写されたコンテンツデータを、記憶手段に記憶されたコンテンツデータからパターン認識処理の実行により抽出してもよい。なお、コンテンツデータにおける特定表情を含む顔の認識処理及び抽出処理には、種々の顔認証技術を適用可能である。

ここで、コンテンツデータ閲覧制御部５０５は、コンテンツデータ抽出処理部５１０により抽出されたコンテンツデータを他のユーザに閲覧させる。具体的には、コンテンツデータ閲覧制御部５０５は、コンテンツデータ抽出処理部５１０により抽出されたコンテンツデータをユーザ端末６０に提供し、提供したコンテンツデータをユーザ端末６０上で閲覧可能に制御する。ここで、コンテンツデータ閲覧制御部５０５は、コンテンツデータ抽出処理部５１０により抽出されたコンテンツデータを含むフォトムービーの表示を制御することで、他のユーザに閲覧させてもよい。例えば、結婚式のような特定の人物に関するイベントにおいて、コンテンツデータ抽出処理部５１０が当該人物の笑顔（イベントにおける感動的な場面と推測される表情など）が写されたコンテンツデータを抽出し、コンテンツデータ閲覧制御部５０５が当該コンテンツデータを含むフォトムービーの表示を制御してもよい。このように、所定の人物における特定の表情の顔が含まれるコンテンツデータのフォトムービーを表示することで、イベントの目的や雰囲気に合致するようなコンテンツデータをユーザに閲覧させることが可能になる。

図１８は、第２の実施の形態に対応するユーザ端末６０の構成の一例を表したブロック図である。この図１８に示すように、ユーザ端末６０は、サーバアクセス部６０１と、情報入力部６０２と、登録情報提供部６０３と、コンテンツデータ提供部６０４と、コンテンツデータ要求部６０５と、コンテンツデータ閲覧部６０６と、コンテンツデータ選択部６０７と、端末側記憶部６０８と、クエリ画像データ提供部６０９とを備える。サーバアクセス部６０１〜端末側記憶部６０８は、第１の実施の形態におけるサーバアクセス部３０１〜端末側記憶部３０８に対応する。

クエリ画像データ提供部６０９は、所定の対象に対応するクエリ画像データをコンテンツ管理サーバ５０に提供する機能を有する。ここで、クエリ画像データは、例えば端末側記憶部６０８に予め記憶されている。

ここで、コンテンツデータ閲覧部６０６は、コンテンツ管理サーバ５０のコンテンツデータ閲覧制御部５０５の制御に基づいて、クエリ画像データ提供部６０９により提供されたクエリ画像データに対応する所定の対象を含むコンテンツデータをコンテンツデータ閲覧制御部５０５から受け取り、受け取ったコンテンツデータをユーザに閲覧させる。

図１９は、第２の実施の形態に係るサーバ側記憶部５０８が記憶するイベントの情報のデータベース例である。図１９に示す一例では、イベントの情報として、クエリ画像Ｎｏが割り当てられ、クエリ画像データを提供したユーザＩＤと、クエリ画像データを示す情報とが対応付けてサーバ側記憶部５０８に記憶される。ここで、クエリ画像データを示す情報は、例えばクエリ画像データのファイル名や記憶手段における記憶場所等である。

図２０（ａ）は、第２の実施の形態に係るユーザ端末６０におけるクエリ画像データの提供の表示画面例である。図２０（ａ）、（ｂ）では、クエリ画像データの一例である顔画像データに基づくコンテンツデータの抽出について説明する。図２０（ａ）において、ユーザ端末６０の表示画面ＴＳ６には、選択された顔画像データＦＩと、ユーザ端末６０が記憶する顔画像データのうちの何れかの選択を開始する選択ボタンＢ１３と、選択された顔画像データＦＩをコンテンツ管理サーバ５０に提供するボタンＢ１４とが示されている。ボタンＢ１４が操作されると、クエリ画像提供部６０９が顔画像データＦＩをコンテンツ管理サーバ５０に提供する。

図２０（ｂ）は、第２の実施の形態に係るユーザ端末６０におけるコンテンツデータ抽出処理部５１０により抽出されたコンテンツデータの閲覧制御の表示画面例である。図２０（ｂ）に示す一例では、ユーザ端末６０の表示画面ＴＳ７に、図２０（ａ）で選択された顔画像データＦＩに基づいてコンテンツデータ抽出処理部５１０が抽出したコンテンツデータＣ７〜Ｃ１０と、それぞれに対応する選択ボタンＢ１５〜Ｂ１８と、フォトムービーを再生するフォトムービーボタンＳＢ２とが示されている。ここで、コンテンツデータＣ７〜Ｃ１０は、顔画像データＦＩに対応する顔が含まれている。表示画面ＴＳ７では、図１２（ａ）と同様に、例えばそれぞれのサムネイル画像などが代わりに表示されてもよく、さらにコンテンツデータを表示する場合にスクロール可能であってもよい。また、選択ボタンＢ１５〜Ｂ１８が操作された場合、対応するコンテンツデータＣ７〜Ｃ１０の購入画面に遷移する。また、フォトムービーボタンＳＢ２が操作された場合、コンテンツデータＣ７〜Ｃ１０を含むフォトムービーが再生される。

次に、本発明の第２の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ５０によるコンテンツデータに対するクエリ画像データに基づく抽出及び閲覧制御の処理の流れについて説明する。図２１は、第２の実施の形態に対応するコンテンツ管理サーバ５０によるコンテンツデータに対するクエリ画像データに基づく抽出及び閲覧制御の処理の流れの一例を表したフローチャート図である。この図２１において、クエリ画像データ受付部５０９が所定の対象に対応するクエリ画像データを他のユーザのユーザ端末６０から受け付けなかった場合（ステップＳ５０１、Ｎ）、処理を終了する。一方で、コンテンツデータ抽出処理部５１０は、クエリ画像データ受付部５０９が所定の対象に対応するクエリ画像データを他のユーザのユーザ端末６０から受け付けた場合（ステップＳ５０１、Ｙ）、ステップＳ５０１で受け付けられたクエリ画像データに基づいて、記憶手段に記憶されたコンテンツデータから、クエリ画像データに対応する所定の対象を含むコンテンツデータを抽出する（ステップＳ５０２）。

次に、コンテンツデータ閲覧制御部５０５は、ステップＳ５０２で抽出されたコンテンツデータを他のユーザに対する閲覧を制御する（ステップＳ５０３）。例えば、コンテンツデータ閲覧制御部５０５は、閲覧制御としてコンテンツデータをユーザ端末６０に表示させる。次に、コンテンツデータ選択受付部６０６がステップＳ５０３でコンテンツデータ閲覧制御部５０５により閲覧可能なコンテンツデータのうちの何れかに対する選択を受け付けなかった場合（ステップＳ５０４、Ｎ）、処理を終了する。一方で、コンテンツデータ選択受付部５０６がステップＳ５０３でコンテンツデータ閲覧制御部５０５により閲覧可能なコンテンツデータのうちの何れかに対する選択を受け付けた場合（ステップＳ５０４、Ｙ）、報酬決定処理部５０７は、コンテンツデータ選択受付部５０６により選択されたコンテンツデータを作成したユーザに対する報酬を決定し（ステップＳ５０５）、処理を終了する。

以上のように本発明の第２の実施の形態のコンテンツ管理サーバによれば、所定の対象に対応するクエリ画像データを他のユーザのユーザ端末から受け付けるクエリ画像データ受付手段と、クエリ画像データ受付手段により受け付けられたクエリ画像データに基づいて、記憶手段に記憶されたコンテンツデータから、クエリ画像データに対応する対象を含むコンテンツデータを抽出するコンテンツデータ抽出処理手段とをさらに含み、コンテンツデータ閲覧制御手段は、コンテンツデータ抽出処理手段により抽出されたコンテンツデータを他のユーザに閲覧させるので、コンテンツ管理サーバに提供されたコンテンツデータの数が、所定の対象に対応するコンテンツデータをユーザが探すことが大変な程度に多い場合等において、所定の対象に対応するコンテンツデータを見つけ出す手間を省くことができ、コンテンツデータを快適に閲覧することが可能となる。

なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または実施形態を取ることができる。

１０００ コンテンツ管理システム
１０ コンテンツ管理サーバ
１０１ ユーザ端末アクセス受付部
１０２ ユーザ登録処理部
１０３ コンテンツデータ受付部
１０４ コンテンツデータ記憶処理部
１０５ コンテンツデータ閲覧制御部
１０６ コンテンツデータ選択受付部
１０７ 報酬決定処理部
１０８ サーバ側記憶部
１０９ 販売処理部
２０ 主催側端末
３０ ユーザ端末
３０１ サーバアクセス部
３０２ 情報入力部
３０３ 登録情報提供部
３０４ コンテンツデータ提供部
３０５ コンテンツデータ要求部
３０６ コンテンツデータ閲覧部
３０７ コンテンツデータ選択部
３０８ 端末側記憶部
４０ ネットワーク

Claims (5)

1. コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバであって、
   少なくとも１以上のユーザ端末からのアクセスを受け付けるユーザ端末アクセス受付手段と、
   前記ユーザ端末アクセス受付手段により受け付けられた前記ユーザ端末のユーザのうち、所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録するユーザ登録処理手段と、
   前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された前記ユーザの前記ユーザ端末から前記所定のイベントの前記コンテンツデータを受け付けるコンテンツデータ受付手段と、
   前記コンテンツデータ受付手段により受け付けられた前記コンテンツデータを記憶手段に記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段と、
   前記記憶手段に記憶された前記コンテンツデータを、前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザの前記ユーザ端末からの要求に応じて、当該他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧制御手段とを含む
   ことを特徴とするコンテンツ管理サーバ。
2. 前記コンテンツデータ閲覧制御手段により閲覧可能な前記コンテンツデータのうちの何れかに対する前記他のユーザからの選択を受け付けるコンテンツデータ選択受付手段と、
   前記コンテンツデータ選択受付手段により選択された前記コンテンツデータを作成したユーザに対する報酬を決定する報酬決定処理手段とをさらに含む
   ことを特徴とする請求項１記載のコンテンツ管理サーバ。
3. 所定の対象に対応するクエリ画像データを前記他のユーザの前記ユーザ端末から受け付けるクエリ画像データ受付手段と、
   前記クエリ画像データ受付手段により受け付けられた前記クエリ画像データに基づいて、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツデータから、前記クエリ画像データに対応する前記所定の対象を含むコンテンツデータを抽出するコンテンツデータ抽出処理手段とをさらに含み、
   前記コンテンツデータ閲覧制御手段は、前記コンテンツデータ抽出処理手段により抽出された前記コンテンツデータを前記他のユーザに閲覧させる
   ことを特徴とする請求項１又は２記載のコンテンツ管理サーバ。
4. コンテンツデータをユーザ端末上でユーザに閲覧させるコンテンツ管理プログラムであって、
   前記コンテンツ管理サーバにアクセスするサーバアクセス機能と、
   前記サーバアクセス機能によりアクセスされた前記コンテンツ管理サーバに、所定のイベントにおける前記ユーザの登録に係る情報を提供する登録情報提供機能と、
   前記登録情報提供機能により前記ユーザが登録された所定のイベントの他のユーザにより作成された前記コンテンツデータを前記ユーザに閲覧させるように要求するコンテンツデータ要求機能と、
   前記コンテンツ管理サーバの制御に基づいて、前記コンテンツデータ要求機能により要求された前記コンテンツデータを前記ユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧機能とを
   実現させるためのコンテンツ管理プログラム。
5. コンテンツデータを管理するコンテンツ管理サーバと前記コンテンツデータを閲覧可能な複数のユーザ端末とを含むコンテンツ管理システムであって、
   前記コンテンツ管理サーバは、
   少なくとも１以上の前記ユーザ端末からのアクセスを受け付けるユーザ端末アクセス受付手段と、
   前記ユーザ端末アクセス受付手段により受け付けられた前記ユーザ端末のユーザのうち、所定条件を満たすユーザを所定のイベントに登録するユーザ登録処理手段と、
   前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された前記ユーザの前記ユーザ端末から前記所定のイベントの前記コンテンツデータを受け付けるコンテンツデータ受付手段と、
   前記コンテンツデータ受付手段により受け付けられた前記コンテンツデータを記憶手段に記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段と、
   前記記憶手段に記憶された前記コンテンツデータを、前記ユーザ登録処理手段により前記所定のイベントに登録された少なくとも１以上の他のユーザの前記ユーザ端末からの要求に応じて、当該他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧制御手段とを含み、
   前記ユーザ端末は、
   前記コンテンツ管理サーバにアクセスするサーバアクセス手段と、
   前記サーバアクセス手段によりアクセスされた前記コンテンツ管理サーバに、前記ユーザ登録処理手段による所定のイベントにおける前記他のユーザの登録に係る情報を提供する登録情報提供手段と、
   前記登録情報提供手段により前記ユーザが登録された所定のイベントの他のユーザにより作成された前記コンテンツデータを前記ユーザに閲覧させるように要求するコンテンツデータ要求手段と、
   前記コンテンツデータ閲覧制御手段の制御に基づいて、前記コンテンツデータ要求機能により要求された前記コンテンツデータを前記他のユーザに閲覧させるコンテンツデータ閲覧手段とを含む
   ことを特徴とするコンテンツ管理システム。

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