JP2021066236A - ワイパシステム - Google Patents

ワイパシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2021066236A
JP2021066236A JP2019190956A JP2019190956A JP2021066236A JP 2021066236 A JP2021066236 A JP 2021066236A JP 2019190956 A JP2019190956 A JP 2019190956A JP 2019190956 A JP2019190956 A JP 2019190956A JP 2021066236 A JP2021066236 A JP 2021066236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
wiper
motor
control unit
connection terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019190956A
Other languages
English (en)
Inventor
亮輔 岸野
Ryosuke Kishino
亮輔 岸野
天笠 俊之
Toshiyuki Amagasa
俊之 天笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Corp filed Critical Mitsuba Corp
Priority to JP2019190956A priority Critical patent/JP2021066236A/ja
Publication of JP2021066236A publication Critical patent/JP2021066236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】端子数が増加してしまうことを低減することができるワイパシステムを提供する。【解決手段】第1ワイパモータユニットと第2ワイパモータユニットとを含むワイパシステムであって、前記第1ワイパモータユニットは、車両に搭載された制御装置と通信する通信部を有し、前記第2ワイパモータユニットは、前記第1ワイパモータユニットに接続され当該第1ワイパモータユニットと通信を行う通信部と、前記車両のバッテリに接続可能な第1接続端子と、前記第1接続端子に接続され前記車両のバッテリから供給される電力を受けて前記第2ワイパモータユニットの制御を行う制御部と、前記制御部とは並列となるように前記第1接続端子に接続され、前記車両のバッテリから供給される電力を受けてウォッシャモータを駆動するウォッシャモータ制御部と、前記ウォッシャモータ制御部とウォッシャモータとを接続可能な第2接続端子とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、ワイパシステムに関する。
従来のワイパシステムにおいては、運転席側に配置されたワイパモータユニットA(第1の制御装置および第1ワイパモータから構成される第1ワイパモータユニット)と、助手席に配置されたワイパモータユニットB(第2の制御装置および第2ワイパモータから構成される第2ワイパモータユニット)とがそれぞれ車両バッテリに接続されている。また、ワイパモータユニットAとワイパモータユニットBは、通信を行うための通信線で接続される(例えば、特許文献1を参照)。
一方で、車両には、ワイパシステムとは別に、ウォッシャモータが搭載されている。ウォッシャモータは、車両の制御装置等に接続されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開2008−174177号公報 特開2007−126152号公報
ワイパシステムとウォッシャシステムを1つのシステムに組み込もうとする場合には、車両側とウォッシャモータとを接続するための端子もワイパシステムに搭載されるが、そうすると、ワイパシステムにおいて必要な端子が増加する。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、端子数が増加してしまうことを低減することができるワイパシステムを提供することを主要な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、第1ワイパモータユニットと第2ワイパモータユニットとを含むワイパシステムであって、前記第1ワイパモータユニットは、車両に搭載された制御装置と通信する通信部を有し、前記第2ワイパモータユニットは、前記第1ワイパモータユニットに接続され当該第1ワイパモータユニットと通信を行う通信部と、前記車両のバッテリに接続可能な第1接続端子と、前記第1接続端子に接続され前記車両のバッテリから供給される電力を受けて前記第2ワイパモータユニットの制御を行う制御部と、前記制御部とは並列となるように前記第1接続端子に接続され、前記車両のバッテリから供給される電力を受けてウォッシャモータを駆動するウォッシャモータ制御部と、前記ウォッシャモータ制御部とウォッシャモータとを接続可能な第2接続端子とを有するワイパシステムである。
また、本発明の一態様は、上記ワイパシステムであって、前記第1ワイパモータユニットは、前記車両のドライバー側に設けられ、前記第2ワイパモータユニットは、前記車両の助手席側に設けられる。
また、本発明の一態様は、上記ワイパシステムであって、前記第2ワイパモータユニットは、前記第1ワイパモータユニットに接続可能な第3接続端子と、前記第3接続端子に接続される、前記第2ワイパモータユニットの前記通信部である第2通信部と、前記第2ワイパモータユニットの前記制御部である第2制御部に接続され、前記第2制御部が送信するワイパモータ回転制御情報に応じて第2ワイパモータを駆動する第2モータ制御部と、前記第1接続端子に接続され、前記車両のバッテリが有する電力を、前記第2制御部、および前記第2モータ制御部へ供給する電力に変換する電源回路と、前記車両のバッテリが有する電力を前記ウォッシャモータ制御部へ供給する電力に変換するウォッシャ電源回路と、を有し、前記第2通信部は、前記第2制御部と接続され、前記ウォッシャモータ制御部は、前記第2制御部が送信するウォッシャモータ回転制御情報に応じて前記ウォッシャモータを駆動し、前記第1ワイパモータユニットは、前記車両のバッテリに接続可能な第4接続端子と、前記第4接続端子に接続され前記車両のバッテリから供給される電力を受けて前記第1ワイパモータユニットの制御を行う第1制御部と、前記制御装置と前記通信部との接続を行う第5接続端子と、前記制御装置と、前記制御装置から前記通信部への送信データのバックアップデータを受信するバックアップ部との接続を行う第6接続端子と、前記第2ワイパモータユニットに接続可能な第7接続端子と、前記第7接続端子に接続される、第1通信部と、前記第1制御部に接続され、前記第1制御部が送信するワイパモータ回転制御情報に応じて第1ワイパモータを駆動する第1モータ制御部と、前記第4接続端子に接続され、前記車両のバッテリが有する電力を、前記第1制御部、および前記第1モータ制御部へ供給する電力に変換する電源回路と、を有し、前記通信部、前記バックアップ部、および前記第1通信部は、それぞれ前記第1制御部と接続される。
本発明によれば、端子数が増加してしまうことを低減することができるワイパシステムを提供することができる。
本実施形態におけるワイパシステム10の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における第1の制御装置20a、第2の制御装置20bの構成を示すブロック図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明の態様を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
以下に、本実施形態におけるワイパシステム10について、図を用いて説明する。図1は、本実施形態におけるワイパシステム10の概略構成の一例を示す図である。
本実施形態のワイパシステム10は、第1の制御装置20a及びワイパモータ17a(第1ワイパーモータユニット)と、第1の制御装置20aに通信線43を介して接続された第2の制御装置20b及びワイパモータ17b(第2ワイパーモータユニット)とを有し、各ワイパモータ17a,17bには、ワイパアーム11a,11bが1つずつ連結されている。なお、ワイパモータ17a(第1ワイパモータ)及びワイパアーム11aは、運転席側(ドライバー側、DR側)に配置され、ワイパモータ17b(第2ワイパモータ)及びワイパアーム11bは、助手席側(AS側)に配置されている。
本実施形態のワイパシステム10においては、第1の制御装置20a、第2の制御装置20bにおける端子数の増加を低減することができる(詳細については、後述する)。
図1に示すように、ワイパシステム10は対向払拭型の装置構成となっており、DR側のワイパアーム11aと、AS側のワイパアーム11bとが対向するように配置されている。各ワイパアーム11a,11bには、ワイパブレード12a,12bがそれぞれ取り付けられている。ワイパブレード12a,12bは、ワイパアーム11a,11b内に内装された図示しないばね部材等により、フロントガラス13に弾性的に接触している。
車体には2つのワイパ軸(ピボット軸)14a,14bが設けられている。ワイパアーム11a,11bは、その基端部でワイパ軸14a,14bにそれぞれ取り付けられており、いわゆるダイレクトドライブワイパの構成となっている。なお、符号における「a,b」は、それぞれ運転席側と助手席側に関連する部材や部分等であることを示している。ワイパアーム11a,11bを揺動運動させるため、当該システムにはPWM(Pulse Width Modulation)によるDuty制御が行われる2つモータユニット16a,16bが設けられている。モータユニット16a,16bは、ワイパモータ17a,17bと減速機構18a,18bとによって構成されている。
ワイパモータ17a,17bは、第1の制御装置20a,第2の制御装置20bによって駆動制御され正逆回転する。第1の制御装置20a,第2の制御装置20bは、モータユニット16a,16b内に一体に設けられている。
ワイパモータ17aを駆動制御する第1の制御装置20aは、車両側のコントローラであるBCM(Body Control Module)41と車載LIN(Local Interconnect Network)42を介して接続されている。BCM41から第1の制御装置20aに対しては、ワイパスイッチのオンオフや、Lo,Hi,INT(間欠作動)などのスイッチ情報や、ウォッシャスイッチのオンオフなどのスイッチ情報や、エンジン起動情報などが車載LIN42を介して入力される。第1の制御装置20a,第2の制御装置20b同士の間は通信線43にて接続されている。
ワイパシステム10では、ワイパブレード12a,12bの位置情報に基づいてワイパモータ17a,17bがフィードバック制御(PI(Proportional Integral)制御)される。ここでは、ワイパブレード12a,12bの位置に対応して、両ブレードの目標速度が設定されており、予めマップ等の形で第1の制御装置20a,第2の制御装置20b内に格納されている。第1の制御装置20a,第2の制御装置20bは、ワイパブレード12a,12bの現在位置を検出すると共に、ワイパ軸14a,14bの回転速度からワイパブレード12a,12bの移動速度を検出する。ワイパ軸14a,14bの回転速度は、ワイパ軸14a,14b又はワイパモータ17a,17bの回転軸に取り付けられたセンサマグネットと、センサマグネットに対向配置された磁気センサ(共に図示せず)によって検出される。そして、現在のワイパブレード12a,12bの速度と、当該位置におけるワイパブレード12a,12bの目標速度とを比較し、目標速度と現在速度との差に応じて、適宜、ワイパモータ17a,17bを制御する。
ワイパモータ17a,17bの制御情報は、通信線43を介して第1の制御装置20aと第2の制御装置20bとの間で交換され、双方のワイパブレードの位置関係に基づいて、ワイパモータ17a,17bが同期制御される。すなわち、第1の制御装置20a,第2の制御装置20bは、まず、自身の側のワイパブレード位置に基づきワイパモータ17a,17bを正逆転制御する。同時に第1の制御装置20a,第2の制御装置20bは、ワイパブレード12a,12bのブレード位置情報に基づいてワイパモータ17a,17bを制御し、ブレード同士が干渉したり、角度差が拡大したりしないようにワイパシステムを制御する。これにより、ワイパブレード12a,12bが、払拭範囲15a,15b内の下反転位置と上反転位置との間を揺動運動し、フロントガラス13に付着した雨や雪などが払拭される。
また、ワイパシステム10では、ガラス面に対しウォッシャ液を吐出するためのウォッシャノズル25a,25bがワイパアーム11a,11bに設けられている。なお、ウォッシャノズル25a,25bは、ワイパブレード12a,12bに設けられてもよい。
ウォッシャノズル25a,25bには、ウォッシャポンプ26からウォッシャ液が供給される。ウォッシャポンプ26はウォッシャモータ27によって駆動され、ウォッシャタンク28内のウォッシャ液を所定の圧力にてウォッシャノズル25a,25bに対し供給する。ウォッシャノズル25a,25bからは、ウォッシャモータ27の動作回転数に応じた圧力にてウォッシャ液が噴射される。ウォッシャモータ27は、第2の制御装置20bのウォッシャモータ制御部37(図2参照)から信号線29を介して駆動制御される。また、ウォッシャノズル25a,25bは、一面側ノズル(ワイパアーム11a,11bの往路動作時の進行方向側ノズル)と、他面側ノズル(ワイパアーム11a,11bの復路動作時の進行方向側ノズル)とを、それぞれ有している。ウォッシャノズル25a,25bでは、ワイパアーム11a,11bの進行方向側のノズルからウォッシャ液が吐出される。すなわち、ワイパアーム11a,11bの往路動作時には一面側ノズルから、復路動作時には他面側ノズルからそれぞれウォッシャ液が噴射される。一面側ノズルと他面側ノズルとの切り替えは、ウォッシャモータ27の回転方向の切り替え(正逆転)によって行われる。
図2は、本実施形態における第1の制御装置20a、第2の制御装置20bの構成を示すブロック図である。
第1の制御装置20aは、Power Circuit(以下、電源回路という)30aと、LIN(Local Interconnect Network。第1ワイパモータユニットの通信部。以下、通信部という)31と、BACKUP(以下、バックアップ部という)32と、CLN(Communication LIN。以下、第1通信部という)33aと、Wiper CPU(以下、第1制御部という)34aと、FET(Field Effect Transistor) Drive Circuit(以下、第1モータ制御部という)35aと、を含んで構成される。
また、第1の制御装置20aは、接続端子BATおよび接続端子GND(第4接続端子)と、接続端子LIN(第5接続端子)と、接続端子B/U(第6接続端子)と、接続端子CLN(第7接続端子)と、を含んで構成される。
一方、第2の制御装置20bは、電源回路30bと、CLN(Communication LIN。以下、第2通信部という)33bと、Wiper CPU(第2ワイパモータユニットの制御部。以下、第2制御部という)34bと、FET Drive Circuit(以下、第2モータ制御部という)35bと、Washer Power(以下、ウォッシャ電源回路という)36と、FET Drive Circuit(Washer)(以下、ウォッシャモータ制御部という)37と、を含んで構成される。
また、第2の制御装置20bは、接続端子BATおよび接続端子GND(第1接続端子)と、接続端子M+および接続端子M−(第2接続端子)と、接続端子CLN(第3接続端子)と、を含んで構成される。
続いて、第1の制御装置20aを構成する各回路の動作について説明する。
電源回路30aは、BATT.(以下、車両のバッテリという)45に接続可能な接続端子BATおよび接続端子GND(第4接続端子)に接続され、車両のバッテリ45が有する電力を、第1制御部34a、および第1モータ制御部35aへ供給する電力に変換する。
通信部31は、BCM41と通信部31との接続を行う接続端子LIN(第5接続端子)によって、車両に搭載されたBCM41(制御装置)と通信し、受信した結果(上述したワイパスイッチのスイッチ情報や、ウォッシャスイッチのスイッチ情報)を、通信部31に接続される第1制御部34aへ出力する。
バックアップ部32は、BCM41とバックアップ部32との接続を行う接続端子B/U(第6接続端子)によって、BCM41から通信部31への送信データのバックアップデータを受信し、受信した結果(上述したワイパスイッチのスイッチ情報や、ウォッシャスイッチのスイッチ情報)を、バックアップ部32に接続される第1制御部34aへ出力する。
第1通信部33aは、第2ワイパモータユニットに接続可能な接続端子CLN(第7接続端子)に接続され、通信線43を介して、第2ワイパモータユニットの第2通信部33bに接続される。また、第1通信部33aは、第1制御部34aと接続されている。
これにより、上述したワイパモータ17a,17bの制御情報を第1制御部34a,第2制御部34bとの間において交換することが可能となる。また、第1ワイパモータユニットの通信部31が受信した結果(上述したワイパスイッチのスイッチ情報や、ウォッシャスイッチのスイッチ情報)を、第2ワイパモータユニットの第2制御部34bへ伝えることが可能となる。
第1制御部34aは、第4接続端子に電源回路30aを介して接続され、車両のバッテリ45から供給される電力を受けて第1ワイパモータユニットの制御を行う。
ここで、第1ワイパモータユニットの制御とは、上記センサマグネット及び磁気センサから出力される信号に基づいてワイパブレード12aの位置情報(現在位置)を算出し、BCM41内の制御データ(通信部31が受信したワイパスイッチのスイッチ情報)を参照しつつ、第1モータ制御部35aがワイパモータ17aの正逆転や回転速度を制御するためのワイパモータ回転制御情報を生成することを言う。第1制御部34aは、第1モータ制御部35aに対してワイパモータ回転制御情報を送信する。
第1モータ制御部35aは、FETを含んで構成される回路であり、第1制御部34aが送信するワイパモータ回転制御情報に基づいて、FETをオンまたはオフすることによりワイパモータ17aを駆動し、ワイパモータ17aの正逆転動作を制御する。これにより、フロントガラス13の面上においてワイパブレード12aが往復払拭動作を行う。
次に、第2の制御装置20bを構成する各回路の動作について説明する。
電源回路30bは、車両のバッテリ45に接続可能な接続端子BATおよび接続端子GND(第1接続端子)に接続され、車両のバッテリ45が有する電力を、第2制御部34b、および第2モータ制御部35bへ供給する電力に変換する。
第2通信部33bは、第1ワイパモータユニットに接続可能な接続端子CLN(第3接続端子)に接続され、通信線43を介して、第1ワイパモータユニットの第1通信部33aに接続される。また、第2通信部33bは、第2制御部34bと接続されている。
これにより、上述したワイパモータ17a,17bの制御情報を第1制御部34a,第2制御部34bとの間において交換することが可能となる。また、第1ワイパモータユニットの通信部31が受信した結果(上述したワイパスイッチのスイッチ情報や、ウォッシャスイッチのスイッチ情報)を、第2ワイパモータユニットの第2制御部34bへ伝えることが可能となる。
第2制御部34bは、第1接続端子に電源回路30bを介して接続され、車両のバッテリ45から供給される電力を受けて第2ワイパモータユニットの制御を行う。
ここで、第2ワイパモータユニットの制御とは、上記センサマグネット及び磁気センサから出力される信号に基づいてワイパブレード12bの位置情報(現在位置)を算出し、BCM41内の制御データ(第2通信部33bが通信線43を介して受信したワイパスイッチのスイッチ情報)を参照しつつ、第2モータ制御部35bがワイパモータ17bの正逆転や回転速度を制御するためのワイパモータ回転制御情報を生成することを言う。第2制御部34bは、第2モータ制御部35bに対してワイパモータ回転制御情報を送信する。
第2モータ制御部35bは、FETを含んで構成される回路であり、第2制御部34bが送信するワイパモータ回転制御情報に基づいて、FETをオンまたはオフすることによりワイパモータ17bを駆動し、ワイパモータ17bの正逆転動作を制御する。これにより、フロントガラス13の面上においてワイパブレード12bが往復払拭動作を行う。
ウォッシャ電源回路36は、車両のバッテリ45が有する電力を、ウォッシャモータ制御部37へ供給する電力に変換する。ウォッシャ電源回路36は、図2に示すように、接続端子BATと電源回路30bとを接続する配線から分岐した配線に接続されている。
ウォッシャモータ制御部37は、第2制御部34bとは並列となるように第1接続端子にウォッシャ電源回路36を介して接続され、車両のバッテリ45から供給される電力を受けてウォッシャモータ27を駆動する。
ウォッシャモータ制御部37とウォッシャモータ27とを接続可能な接続端子は、接続端子M+および接続端子M−(第2接続端子)であり、図1に示す信号線29が接続端子M+および接続端子M−とウォッシャモータ27とを接続している。
また、上述した第2制御部34bが行う第2ワイパモータユニットの制御には、BCM41内の制御データ(第2通信部33bが通信線43を介して受信したウォッシャスイッチのスイッチ情報、および生成したワイパモータ回転制御情報)に基づいて、ウォッシャモータ制御部37がウォッシャモータ27の正逆転や回転速度を制御するためのウォッシャモータ回転制御情報を生成することが含まれる。第2制御部34bは、ウォッシャモータ制御部37に対してウォッシャモータ回転制御情報を送信する。
ウォッシャモータ制御部37は、FETを含んで構成される回路であり、第2制御部34bが送信するウォッシャモータ回転制御情報に基づいて、FETをオンまたはオフすることによりウォッシャモータ27を駆動し、ウォッシャモータ27の正逆転動作を制御する。これにより、ウォッシャ液も、ワイパアーム11a,11bの動きと同期を取りつつ、ウォッシャノズル25a,25bに供給され、ワイパブレード12a,12bの進行方向に向かってフロントガラス13の面上に適宜吐出される。
以上説明した、ワイパシステム10によれば、ワイパのリンク機構をなくしたダイレクトワイパのシステム構成において、ストレスフリーウォッシャの制御回路部(ウォッシャモータ制御部37)をワイパモータ(ワイパモータ17b)の制御基板内に一体化したワイパシステムを生成でき、かつ、ワイパシステム10における第1の制御装置20aの接続端子数を5、第2の制御装置20bの接続端子数を5にできる。
続いて、ワイパシステム10と、2つの制御装置を含んで構成されるワイパシステムとの比較を行う。
まず、ワイパシステム10と、不図示のワイパシステムとの比較を行う。ここで、不図示のワイパシステムとは、第2の制御装置におけるウォッシャ電源回路と、車両のバッテリと、を接続可能な接続端子(W−BAT端子)により接続したワイパシステムである。
不図示のワイパシステムでは、第1の制御装置の接続端子数が5、第2の制御装置の接続端子数が6となるというワイパシステムの接続端子数の増加が生じてしまう。
これに対して、ワイパシステム10では、第2の制御装置20bにおいて、車両のバッテリ45が有する電力(第2の制御装置20bの接続端子BATおよび接続端子GND(第1接続端子)を介して供給される電力)を、電源回路30bと、ウォッシャ電源回路36とで分岐し、分岐した電力を、ワイパモータ17bを駆動する第2モータ制御部35b、ウォッシャモータ27を駆動するウォッシャモータ制御部37にそれぞれ供給する。
これにより、不図示のワイパシステムの接続端子(W−BAT端子)を不要な端子とすることができ、ワイパシステムの接続端子数が増加してしまうことを低減することができる。
また、ワイパシステム10では、第1ワイパモータユニットと第2ワイパモータユニットの端子数のそれぞれについて、端子数を5に収めることができるので、エルゴノミクス(ergonomics:人間工学)に対応する基準の端子数(6pin)未満の端子数とすることができる。これにより作業負荷が増大してしまうことを防止することができる。
次に、ワイパシステム10と、不図示のワイパシステムとの比較を行う。不図示のワイパシステムとは、第2の制御装置におけるウォッシャ電源回路と、ウォッシャモータ制御部と、接続端子M+および接続端子M−と、を、第1の制御装置が有するワイパシステムである。
不図示のワイパシステムでは、第1の制御装置の接続端子数が7、第2の制御装置の接続端子数が3となってしまう。また、不図示のワイパシステムでは、ウォッシャモータ27が破損して第1ワイパモータユニットが非動作状態となり、ドライバー側のフロントガラス13の払拭動作ができないという不具合が発生する可能性がある。
これに対して、ワイパシステム10では、ウォッシャモータ27が破損して第2ワイパモータユニットが非動作状態となったとしても、第1ワイパモータユニットの動作は維持できる。これにより、ドライバー側のフロントガラス13の払拭動作を維持することができる。
さらに、ワイパシステム10では、第1ワイパモータユニットと第2ワイパモータユニットの端子数を同じ数にすることができるため、ワイパモータユニットのカバーを、第1ワイパモータユニットと第2ワイパモータユニットとで共通の部品とすることができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10…ワイパシステム、11a,11b…ワイパアーム、12a,12b…ワイパブレード、13…フロントガラス、14a,14b…ワイパ軸、15a,15b…払拭範囲、16a,16b…モータユニット、17a,17b…ワイパモータ、18a,18b…減速機構、20a…第1の制御装置、20b…第2の制御装置、25a,25b…ウォッシャノズル、26…ウォッシャポンプ、27…ウォッシャモータ、28…ウォッシャタンク、29…信号線、41…BCM、42…車載LIN、43…通信線、45…車両のバッテリ、30a,30b…電源回路、31…通信部、32…バックアップ部、33a…第1通信部、33b…第2通信部、34a…第1制御部、34b…第2制御部、35a…第1モータ制御部、35b…第2モータ制御部、36…ウォッシャ電源回路、37…ウォッシャモータ制御部

Claims (3)

  1. 第1ワイパモータユニットと第2ワイパモータユニットとを含むワイパシステムであって、
    前記第1ワイパモータユニットは、
    車両に搭載された制御装置と通信する通信部を有し、
    前記第2ワイパモータユニットは、
    前記第1ワイパモータユニットに接続され当該第1ワイパモータユニットと通信を行う通信部と、
    前記車両のバッテリに接続可能な第1接続端子と、
    前記第1接続端子に接続され前記車両のバッテリから供給される電力を受けて前記第2ワイパモータユニットの制御を行う制御部と、
    前記制御部とは並列となるように前記第1接続端子に接続され、前記車両のバッテリから供給される電力を受けてウォッシャモータを駆動するウォッシャモータ制御部と、
    前記ウォッシャモータ制御部とウォッシャモータとを接続可能な第2接続端子と
    を有するワイパシステム。
  2. 前記第1ワイパモータユニットは、前記車両のドライバー側に設けられ、
    前記第2ワイパモータユニットは、前記車両の助手席側に設けられる。
    請求項1に記載のワイパシステム。
  3. 前記第2ワイパモータユニットは、
    前記第1ワイパモータユニットに接続可能な第3接続端子と、
    前記第3接続端子に接続される、前記第2ワイパモータユニットの前記通信部である第2通信部と、
    前記第2ワイパモータユニットの前記制御部である第2制御部に接続され、前記第2制御部が送信するワイパモータ回転制御情報に応じて第2ワイパモータを駆動する第2モータ制御部と、
    前記第1接続端子に接続され、前記車両のバッテリが有する電力を、前記第2制御部、および前記第2モータ制御部へ供給する電力に変換する電源回路と、
    前記車両のバッテリが有する電力を前記ウォッシャモータ制御部へ供給する電力に変換するウォッシャ電源回路と、
    を有し、
    前記第2通信部は、前記第2制御部と接続され、
    前記ウォッシャモータ制御部は、
    前記第2制御部が送信するウォッシャモータ回転制御情報に応じて前記ウォッシャモータを駆動し、
    前記第1ワイパモータユニットは、
    前記車両のバッテリに接続可能な第4接続端子と、
    前記第4接続端子に接続され前記車両のバッテリから供給される電力を受けて前記第1ワイパモータユニットの制御を行う第1制御部と、
    前記制御装置と前記通信部との接続を行う第5接続端子と、
    前記制御装置と、前記制御装置から前記通信部への送信データのバックアップデータを受信するバックアップ部との接続を行う第6接続端子と、
    前記第2ワイパモータユニットに接続可能な第7接続端子と、
    前記第7接続端子に接続される、第1通信部と、
    前記第1制御部に接続され、前記第1制御部が送信するワイパモータ回転制御情報に応じて第1ワイパモータを駆動する第1モータ制御部と、
    前記第4接続端子に接続され、前記車両のバッテリが有する電力を、前記第1制御部、および前記第1モータ制御部へ供給する電力に変換する電源回路と、
    を有し、
    前記通信部、前記バックアップ部、および前記第1通信部は、それぞれ前記第1制御部と接続される
    請求項1または請求項2に記載のワイパシステム。
JP2019190956A 2019-10-18 2019-10-18 ワイパシステム Pending JP2021066236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190956A JP2021066236A (ja) 2019-10-18 2019-10-18 ワイパシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190956A JP2021066236A (ja) 2019-10-18 2019-10-18 ワイパシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021066236A true JP2021066236A (ja) 2021-04-30

Family

ID=75636540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190956A Pending JP2021066236A (ja) 2019-10-18 2019-10-18 ワイパシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021066236A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7748075B2 (en) Wiper system with wash and wipe mode
CN106536297B (zh) 用于机动车辆的具有玻璃清洗系统的擦拭器系统
WO2015146868A1 (ja) ワイパシステム制御方法及びワイパシステム制御装置
KR20050084410A (ko) 자동차의 유리용 와이퍼 장치의 구동 장치
JP4995700B2 (ja) 対向払拭型ワイパ装置
JP2021066236A (ja) ワイパシステム
US20180141520A1 (en) Wiper system control device
US11117554B2 (en) Vehicle wiper-washer device
JP2005206032A (ja) 車両用ワイパ装置
US20090119866A1 (en) Wiper apparatus control method and wiper control system
JP2009029216A (ja) ワイパ装置制御方法及びワイパ制御装置
JP5952710B2 (ja) ワイパ制御装置及びワイパ制御方法
KR100689644B1 (ko) 윈드스크린 와이퍼 구동 장치 및 그 장치가 장착된 차량
JP2017100677A (ja) ワイパ装置
JP6510967B2 (ja) ワイパ制御装置及びワイパ制御装置の制御方法
JP6454132B2 (ja) ワイパシステム
JP7060481B2 (ja) ワイパ装置
KR20130139130A (ko) 차량용 와이퍼 제어 장치 및 방법
KR100229741B1 (ko) 차량의 수직구동형 와이퍼장치
JP6653278B2 (ja) ワイパシステム及びワイパシステム制御方法
CN111770860B (zh) 刮水器系统和包括该刮水器系统的机动车辆
JP6802740B2 (ja) ワイパ制御方法及びワイパ制御装置
CN116373791A (zh) 机动车辆的用于电气的伺服驱动装置、尤其窗板刮水器驱动装置的驱动控制部
KR100753989B1 (ko) 컨트롤러를 이용한 차량용 와이퍼 제어시스템
JP4053775B2 (ja) モータ制御装置