JP2021065838A - 窒素除去装置、窒素除去方法、窒素除去プログラム、及び造形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】窒素除去部の回復に多様性を付与可能な窒素除去装置、窒素除去方法、窒素除去プログラム、及び造形装置を提供する。【解決手段】窒素除去装置60は、取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部70と、窒素除去部70の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている真空ポンプ75A,75B及びヒータ74A,74Bと、造形装置の所定の稼働情報を取得する取得部81と、取得部81が取得した造形装置の所定の稼働情報に基づいて異なる処理として複数設けられている真空ポンプ75A,75B及びヒータ74A,74Bによる窒素除去部70の回復処理のうちの一つを選択して窒素除去部70で取り込んだガスから窒素が除去されるようにする制御部80とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、窒素除去装置、窒素除去方法、窒素除去プログラム、及び造形装置に関する。
粉状材料にレーザを照射して三次元造形物を製造する造形装置が知られている。造形装置は、チャンバー内において三次元造形物の各横断面領域に相当する各層にレーザを照射して順次固化することで三次元造形物を製造する。
特許文献1に記載の造形装置では、不活性ガスでチャンバー内を充填して、雰囲気中の酸素含有量を低くしている。造形装置は、チャンバーを通って不活性ガスを再循環させるために、チャンバーに接続された入口と出口とを有するガス再循環回路を備えている。ガス再循環回路には、再循環ガスから酸素、窒素、水素を吸収するゲッターが設けられている。
ところで、上記特許文献1に記載の造形装置では、ゲッターが再循環ガスから窒素を吸収し続けると吸収量が上限に達して窒素を吸収することができなくなるため、吸収量が管理値に達するときに回復処理を行う必要がある。しかしながら、管理値が所定値に戻るまで回復処理を行っている一定期間は、再循環ガスから窒素を吸収するように外部から要請を受けたとしても、その要請に応えられない。なお、造形装置に用いるガスから窒素を除去する窒素除去部に限らず、グローブボックス等の装置に用いるガスから窒素を除去する窒素除去部においても同様の課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、窒素除去部の回復に多様性を付与可能な窒素除去装置、窒素除去方法、窒素除去プログラム、及び造形装置を提供することにある。
上記課題を解決する窒素除去装置は、取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部と、前記窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている回復部と、所定の情報を取得する情報取得部と、前記情報取得部が取得した所定の情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理のうちの一つを選択して前記窒素除去部で取り込んだガスから窒素が除去されるようにする選択部とを備える。上記構成によれば、所定の情報に基づいて回復部による回復処理を選択することで窒素除去部の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
上記窒素除去装置について、前記回復処理は、前記窒素除去部の窒素除去能力の回復を行わない非回復処理と、第1時間で窒素除去能力の回復を行う第1回復処理と、前記第1時間よりも長い第2時間で窒素除去能力の回復を行う第2回復処理とを含むことが好ましい。上記構成によれば、窒素除去部の回復に掛かる時間を選択することができる。
上記窒素除去装置について、前記窒素除去部は、複数設けられ、前記選択部は、前記複数の窒素除去部の少なくとも一つに前記第2回復処理を行うことが好ましい。
上記構成によれば、複数設けられた複数の窒素除去部の少なくとも一つを第2回復処理で回復させることにより、窒素除去能力がより高く回復されるため、窒素除去装置の連続稼働時間を長くすることができる。
上記構成によれば、複数設けられた複数の窒素除去部の少なくとも一つを第2回復処理で回復させることにより、窒素除去能力がより高く回復されるため、窒素除去装置の連続稼働時間を長くすることができる。
上記窒素除去装置について、前記所定の情報は、前記窒素除去部に取り込まれる前記ガスを排出する外部機器の稼働状態を示す稼働情報であることが好ましい。
上記構成によれば、外部機器の稼働情報に基づいて回復処理を選択するため、外部機器の稼働に影響を与えず窒素除去を行うことができる。
上記構成によれば、外部機器の稼働情報に基づいて回復処理を選択するため、外部機器の稼働に影響を与えず窒素除去を行うことができる。
上記課題を解決する窒素除去方法は、所定の情報を取得する情報取得ステップと、取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている中から、前記情報取得ステップで取得した所定の情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理の中から一つを選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択された前記回復処理で前記窒素除去部を回復する回復ステップとを備える。
上記方法によれば、所定の情報に基づいて異なる処理として複数設けられている回復処理を選択することで窒素除去部の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
上記課題を解決する窒素除去プログラムは、所定の情報を取得する情報取得ステップと、取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている中から、前記情報取得ステップで取得した所定の情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理の中から一つを選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択された前記回復処理で前記窒素除去部を回復する回復ステップとを有する。
上記プログラムによれば、所定の情報に基づいて異なる処理として複数設けられている回復処理を選択することで窒素除去部の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
上記課題を解決する造形装置は、所定の厚さで積層した粉状材料にレーザ光を照射して部分的に溶融された粉状材料が固化することで三次元造形物を製造する造形部と、前記造形部内のガスを吸引する吸引口と前記ガスを前記造形部内に吐出する吐出口との間に設けられ取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部と、前記窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている回復部と、前記造形部の所定の稼働情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理のうちの一つを選択して前記窒素除去部で取り込んだガスから窒素が除去されるようにする選択部とを備える。
上記構成によれば、三次元造形物を製造する造形部の所定の稼働情報に基づいて回復部による回復処理を選択することで窒素除去部の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
本発明によれば、窒素除去部の回復に多様性を付与することができる。
(第1実施形態)
以下、図1〜図3を参照して、窒素除去装置を有する造形装置の第1実施形態について説明する。
以下、図1〜図3を参照して、窒素除去装置を有する造形装置の第1実施形態について説明する。
図1に示すように、造形装置1は、三次元物体の造形を行う造形部20と、造形部20に不活性ガスを供給するヒューム除去流形成部26と、循環されるガスから窒素を除去する窒素除去装置60とを備えている。造形部20の内部をチャンバー20Aという。チャンバー20Aには、不活性ガスが充填されている。不活性ガスとしてはArガスが用いられている。なお、ヒューム除去流Fはヒュームを除去するための流れであって、ラミナフローと呼ばれるものも含む。
造形部20は、造形される三次元造形物Oを支持する造形テーブル22を有するコンテナ21と、造形テーブル22上に粉状材料Mからなる粉体層25を所定の厚さで積層するリコータ24と、造形テーブル22上の粉体層25にレーザ光を照射するレーザ照射部10とを備えている。
コンテナ21の造形テーブル22は、上下に昇降可能であって、粉体層25が一層固化される毎に一層分降下する。造形テーブル22の上面には、三次元造形物Oの載置台となる造形プレート23が設置されている。
リコータ24は、粉体層25が一層固化される毎に、粉体層25を一層分の厚みだけ造形プレート23上に積層する。造形テーブル22(造形プレート23)上に積層された粉体層25のレーザ照射部10側の面はレーザが照射されるレーザ照射面25Aである。
レーザ照射部10は、図示しないレーザ発振器から出射されたレーザ光を、ガルバノミラー等の走査系によって走査することで、粉体層25のレーザ照射面25Aの所望の位置に照射する。
ヒューム除去流形成部26は、チャンバー20A内に新たな不活性ガスを供給するとともに、チャンバー20A内に供給された不活性ガスを循環させる。ヒューム除去流形成部26は、このように不活性ガスを循環させる循環経路50を備えている。
ヒューム除去流形成部26は、チャンバー20A内にヒュームを除去するための不活性ガスを吐出する複数の吐出口31を有する吐出部30と、吐出口31から吐出された不活性ガスを吸引する複数の吸引口41を有する吸引部40とを備えている。ヒューム除去流形成部26は、複数の吐出口31から吐出されるガスにより粉体層25の上方にレーザ照射面25Aに沿ったヒューム除去流Fを形成する。なお、ヒューム除去流Fは、レーザ照射面25Aに沿って、粉体層25の上方に層状に形成されるガスの流れである。
循環経路50は、チャンバー20A内を経由する吐出口31から吸引口41までの第1経路51と、チャンバー20A外を経由する吸引口41から吐出口31までの第2経路52とを備えている。第2経路52は、吸引口41及び吐出口31を連通し不活性ガスを吸引口41から吐出口31に循環させる循環路である。窒素除去装置60は、第2経路52に設けられている。
第2経路52の吸引口41の下流には、不活性ガスに含まれる微小粉末等を除去する第1フィルタ53が設けられている。更に第2経路52の第1フィルタ53の下流には、第2フィルタ54が設けられている。更に第2経路52の第2フィルタ54の下流には、窒素除去装置60が設けられている。第2フィルタ54は、送風機55を有する。送風機55は、窒素除去装置60内に不活性ガスを送り込む。このように窒素除去装置60に不活性ガスが導入される前に第1フィルタ53及び第2フィルタ54において微小粉末等を除去することで窒素除去装置60における目詰まり等を抑制することができ、フィルタ等の交換頻度を低減することができる。
窒素除去装置60は、第2経路52の第2フィルタ54の下流と第2経路52の吐出部30との間に接続されている。窒素除去装置60は、分岐した3つの分岐路を有している。3つの分岐路は、吐出口31の上流において合流している。分岐路は、窒素除去部が設けられていない第1分岐路61と、取り込んだ不活性ガスから窒素を除去する窒素除去部70が設けられた第2分岐路62及び第3分岐路63とを備えている。第1分岐路61と第2分岐路62と第3分岐路63とは並列に設けられている。
第1分岐路61には、窒素除去部は設けられておらず、第1流量計61A、第1切替弁61Bの順に上流側から設けられている。第1流量計61Aは、ダイヤフラムや超音波式等の流量計であって、第1分岐路61を流れる不活性ガスの流量を計測して出力する。第1切替弁61Bは、例えばバタフライ弁であって、外部からの指示によって第1分岐路61を通過する不活性ガスの流量を変更するとともに、第1分岐路61を閉じることができる。
第2分岐路62の第1窒素除去部70A(70)の上流には、第2流量計62A、第2切替弁62Bの順に上流側から設けられている。第2流量計62Aは、ダイヤフラムや超音波式等の流量計であって、第2分岐路62を流れる不活性ガスの流量を計測して出力する。第2切替弁62Bは、例えばバタフライ弁であって、外部からの指示によって第2分岐路62を通過する不活性ガスの流量を変更するとともに、第2分岐路62を閉じることができる。
第3分岐路63の第2窒素除去部70B(70)の上流には、第3流量計63A、第3切替弁63Bの順に上流側から設けられている。第3流量計63Aは、ダイヤフラムや超音波式等の流量計であって、第3分岐路63を流れる不活性ガスの流量を計測して出力する。第3切替弁63Bは、例えばバタフライ弁であって、外部からの指示によって第3分岐路63を通過する不活性ガスの流量を変更するとともに、第3分岐路63を閉じることができる。
窒素除去部70は、第2分岐路62又は第3分岐路63を通過する不活性ガスに含まれる水蒸気の濃度を低下させる水蒸気吸着部71を備えている。水蒸気吸着部71は、水蒸気を除去する中空糸膜を含むフィルタや、水蒸気を吸着するシリカゲルやゼオライトを含むフィルタを有している。水蒸気吸着部71は、200℃以上の高温に加熱することで吸着した水蒸気を除去して、窒素除去能力を回復させることができる。このため、第1窒素除去部70Aの水蒸気吸着部71には、水蒸気吸着部71を加熱する第1ヒータ73Aが設けられている。また、第2窒素除去部70Bの水蒸気吸着部71には、水蒸気吸着部71を加熱する第3ヒータ73Bが設けられている。なお、加熱による水蒸気の除去の所要時間は、高温に加熱するため、冷却を含めて10時間程度の時間が必要である。
窒素除去部70は、第2分岐路62及び第3分岐路63を通過する不活性ガスに含まれる窒素の濃度を低下させる窒素吸着部72を備えている。窒素吸着部72は、窒素を吸着するゼオライトを含む吸着剤を有している。窒素吸着部72は、不活性ガスに水蒸気が含まれていると窒素の吸着量が低下する。このため、水蒸気吸着部71が窒素吸着部72の上流に設けられている。
窒素吸着部72は、200℃以上の高温に加熱されることで吸着した窒素及び水蒸気を窒素吸着部72から除去して、窒素除去能力を回復させることができる。このため、第1窒素除去部70Aの窒素吸着部72には、窒素吸着部72を加熱する第2ヒータ74Aが設けられている。また、第2窒素除去部70Bの窒素吸着部72には、窒素吸着部72を加熱する第4ヒータ74Bが設けられている。なお、加熱を伴う窒素の除去は、高温に加熱するため、冷却を含めて10時間程度の時間が必要である。第2ヒータ74A及び第4ヒータ74Bは窒素除去部70A,70Bの窒素除去能力を回復させる回復処理が可能な回復部としてそれぞれ機能し、第2ヒータ74A及び第4ヒータ74Bによって窒素除去部70を加熱して窒素除去部70A,70Bから窒素や水蒸気を除去し、窒素除去部70の不活性ガスに含まれる窒素の濃度を低下させる機能を回復させる工程が回復処理に相当する。なお、回復処理によって行われる窒素除去部70A,70Bの機能の回復は、窒素除去能力が最も低下した状態から少し改善するものから、窒素除去能力が100%回復するものまでを含む。
また、窒素吸着部72は、加熱によらず、窒素吸着部72の内部を真空にすることで水蒸気を除去することはできないが、窒素吸着部72が吸着した窒素のみを除去して、窒素除去能力を回復させることができる。このため、第1窒素除去部70Aの水蒸気吸着部71の内部及び第1窒素除去部70Aの窒素吸着部72の内部を真空にする第1真空ポンプ75Aが設けられている。第1真空ポンプ75Aと水蒸気吸着部71及び窒素吸着部72との接続管には、開閉を切り替える第4切替弁76Aが設けられている。また、第2窒素除去部70Bの水蒸気吸着部71の内部及び第2窒素除去部70Bの窒素吸着部72の内部を真空にする第2真空ポンプ75Bが設けられている。第2真空ポンプ75Bと水蒸気吸着部71及び窒素吸着部72との接続管には、開閉を切り替える第5切替弁76Bが設けられている。真空による回復であれば、回復に掛かる時間は脱気している時間のみでよい。第1真空ポンプ75A、第4切替弁76A、第2真空ポンプ75B、及び第5切替弁76Bが窒素除去部70A,70Bの窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている回復部としてそれぞれ機能し、第1真空ポンプ75A、第4切替弁76A、第2真空ポンプ75B、及び第5切替弁76Bによって窒素除去部70を脱気して窒素除去部70から窒素や水蒸気を除去し、窒素除去部70の不活性ガスに含まれる窒素の濃度を低下させる機能を回復させる工程が回復処理に相当する。すなわち、第2ヒータ74A及び第4ヒータ74Bと第1真空ポンプ75A及び第2真空ポンプ75Bとは、第1窒素除去部70A及び第2窒素除去部70Bに対して異なる工程で回復処理を行う。
第2経路52の吐出口31の上流には、新しい不活性ガスを供給する供給部56が設けられている。供給部56は、造形装置1が作動している間、タンク57から新しい不活性ガスを一定量ずつ第2経路52に導入する。
粉体層25の上方には、ヒューム除去流形成部26によってヒューム除去流Fが形成される。ヒューム除去流Fの高さや幅は、任意に設定可能であり、造形材料や造形方法等によって定められるものである。ヒューム除去流Fは、スパッタが飛散する高さを含む高さに形成されることが好ましい。
吐出口31及び吸引口41は、粉体層25を挟む位置で互いに対向する態様で吐出部30及び吸引部40に配設されている。吐出部30及び吸引部40は、チャンバー20Aの対向する側壁20Bにそれぞれ配置されている。
次に、図2を参照して、造形装置1の電気的構成について説明する。
図2に示すように、造形装置1は、造形装置1を制御する制御部80を備えている。制御部80は、三次元造形物Oを造形するためにコンテナ21、リコータ24、レーザ照射部10を制御するとともに、チャンバー20Aに不活性ガスを循環させる制御を行う。なお、図2では、三次元造形物O自体の造形に係る構成は割愛している。なお、制御部80が窒素除去部70に対する異なる処理として複数設けられている回復処理のうちの一つを選択して窒素除去部70で取り込んだ不活性ガスから窒素が除去されるようにする選択部としても機能する。
図2に示すように、造形装置1は、造形装置1を制御する制御部80を備えている。制御部80は、三次元造形物Oを造形するためにコンテナ21、リコータ24、レーザ照射部10を制御するとともに、チャンバー20Aに不活性ガスを循環させる制御を行う。なお、図2では、三次元造形物O自体の造形に係る構成は割愛している。なお、制御部80が窒素除去部70に対する異なる処理として複数設けられている回復処理のうちの一つを選択して窒素除去部70で取り込んだ不活性ガスから窒素が除去されるようにする選択部としても機能する。
窒素除去装置60は、第2フィルタ54の下流に窒素センサ64及び水蒸気センサ65を備えている。窒素センサ64は、第2フィルタ54から流入した不活性ガスに含まれる窒素濃度を計測して、計測結果を制御部80に出力する。水蒸気センサ65は、第2フィルタ54から流入した不活性ガスに含まれる水蒸気濃度を計測して、計測結果を制御部80に出力する。また、第1流量計61A、第2流量計62A、及び第3流量計63Aは、流量を計測し、計測結果を制御部80に出力する。
制御部80は、第1分岐路61の第1切替弁61Bの開度を制御することで、第1分岐路61を通過する不活性ガスの流量を調整する。制御部80は、第2分岐路62の第2切替弁62Bの開度を制御することで、第2分岐路62を通過する不活性ガスの流量を調整する。制御部80は、第3分岐路63の第3切替弁63Bの開度を制御することで、第3分岐路63を通過する不活性ガスの流量を調整する。よって、制御部80は、第1切替弁61B及び第2切替弁62B及び第3切替弁63Bを制御することで、循環経路50における不活性ガスの循環を制御する。
制御部80は、造形装置1の起動後にチャンバー20A内が不活性ガスで満たされたことを判定する。造形装置1を起動した直後(造形の準備段階)はチャンバー20A内の窒素濃度や水蒸気濃度が高い状態であるため、窒素除去部70の吸着量が上限に達するおそれがある。そこで、制御部80は、窒素濃度が所定値以下となるまで第1切替弁61Bを開いて第1分岐路61のみを第2経路52に連通させて、第1分岐路61のみに不活性ガスを循環させる。
制御部80は、チャンバー20A内が不活性ガスで満たされたか否かを、チャンバー20A内の窒素濃度が所定値以下となったか否かによって判定する。制御部80は、チャンバー20A内の窒素濃度が所定値以下となったときにチャンバー20A内が不活性ガスで満たされたと判定して、第2切替弁62Bを開いて第2分岐路62を第2経路に連通させる、又は第3切替弁63Bを開いて第3分岐路63を第2経路52に連通させる。
制御部80は、窒素除去装置60が接続された外部機器である造形装置1の稼働情報を所定の情報として取得する取得部81を備えている。取得部81は、稼動情報として、造形装置1が起動しているか否か、造形装置1が造形しているか否か等を取得する。取得部81が情報取得部に相当する。
制御部80は、取得部81が取得した稼働情報に基づいて回復処理を行う。すなわち、制御部80は、窒素除去部70A,70Bの窒素除去能力の回復を行わず不活性ガスを通過させる非回復処理と、真空引きのみにより窒素除去能力の回復を行う第1回復処理と、真空引きと同時に加熱により窒素除去能力の回復を行う第2回復処理とを切り換える。なお、真空引き及び加熱による第2回復処理に掛かる第2時間は、真空引きのみによる第1回復処理に掛かる第1時間よりも長い。なお、第2回復処理を行う第2時間は、窒素除去部70を完全に回復させられる時間に設定される。なお、第2回復処理では、窒素除去に加え、水蒸気除去も行うことが好ましい。
制御部80は、造形装置1が起動してチャンバー20A内が不活性ガスで満たされるまでは第1分岐路61のみを第2経路52に連通させる。すなわち、制御部80は、第1切替弁61Bを開き、第2切替弁62B及び第3切替弁63Bを閉じる。
制御部80は、チャンバー20A内が不活性ガスで満たされると、第2分岐路62又は第3分岐路63を第2経路52に連通させる。すなわち、制御部80は、第1切替弁61Bを閉じ、第2切替弁62B又は第3切替弁63Bを開く。
制御部80は、第2分岐路62又は第3分岐路63のうち第2経路52に連通していない分岐路に対して第1回復処理を行う。すなわち、不活性ガスが通過していない窒素除去部70に対して真空引きによる回復処理を行う。第1回復処理では、制御部80は、第4切替弁76A又は第5切替弁76Bを開き、第1真空ポンプ75A又は第2真空ポンプ75Bを稼働させることによって真空引きを行い、第1ヒータ73A、第2ヒータ74A、第3ヒータ73B、及び第4ヒータ74Bを停止させる。
制御部80は、第2分岐路62又は第3分岐路63のうち第2経路52に連通している分岐路に対しては回復処理を行わない(非回復処理)。すなわち、非回復処理では、制御部80は、第4切替弁76A及び第5切替弁76Bを閉じ、第1真空ポンプ75A又は第2真空ポンプ75Bを停止させる。
制御部80は、分岐路の切り替え条件が成立すると、第2分岐路62又は第3分岐路63のうち第2経路52に連通している分岐路から第2経路52に連通していない分岐路に切り替える。切り替え条件は、窒素吸着部72が破過に至る条件であって、窒素センサ64が検出した窒素濃度が所定値以上であること、不活性ガスを通過させた時間が上限時間に到達したこと、不活性ガスの通過量が上限量に到達したこと、窒素濃度および不活性ガスの通過量から算出される吸着量が上限量に到達したこと等がある。
制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了すると、第1切替弁61Bを開き、第2切替弁62B及び第3切替弁63Bを閉じる。そして、制御部80は、第1窒素除去部70A及び第2窒素除去部70Bに対して第2回復処理を行う。第2回復処理では、制御部80は、第1ヒータ73A及び第3ヒータ73Bを稼働させて水蒸気吸着部71を加熱するとともに、第2ヒータ74A及び第4ヒータ74Bを稼働させて窒素吸着部72を加熱し、また、第4切替弁76A及び第5切替弁76Bを開き、第1真空ポンプ75A及び第2真空ポンプ75Bを稼働させて真空引きを行う。
次に、図3を併せて参照して、上記のように構成された造形装置1及び窒素除去装置60の動作について説明する。なお、制御部80は、情報取得ステップ、選択ステップ、回復ステップを有する窒素除去方法及び窒素除去プログラムによって動作する。造形装置1が起動される前には、窒素除去部70の第1切替弁61B及び第2切替弁62B及び第3切替弁63Bが閉じている。
まず、図3に示すように、造形装置1が起動されると、制御部80は、チャンバー20A内を不活性ガスで満たすように不活性ガスの供給と循環とを行う。すなわち、制御部80は、不活性ガスを供給部56から循環経路50に供給させつつ、送風機55を駆動させて不活性ガスを循環させる。
制御部80は、第1分岐路61を連通する(ステップS1)。造形装置1が起動された直後はチャンバー20A内の酸素濃度や水蒸気濃度が高い状態であるため、窒素除去部70の吸着量が上限に達しないように窒素除去部70が設けられていない第1分岐路61にのみ不活性ガスを通過させる。すなわち、制御部80は、第1切替弁61Bを開き、第1分岐路61に不活性ガスを通過させる。
続いて、制御部80は、造形装置1が造形を開始したか否かを判定する(ステップS2)。すなわち、取得部81は、造形装置1の制御信号によって造形開始の情報を取得する。造形装置1は、三次元造形物Oの造形に伴って粉体間や装置の稼働部周辺から空気が放出されるため、循環される不活性ガスに含まれる窒素等を除去する必要がある。
制御部80は、造形装置1が造形を開始していないと判定した場合には(ステップS2:NO)、造形を開始するまでステップS1を継続する。
一方、制御部80は、造形装置1が造形を開始したと判定した場合には(ステップS2:YES)、第2分岐路62を第2経路52に連通する(ステップS3)。すなわち、制御部80は、第1切替弁61Bを閉じ、第2切替弁62Bを開くことで第2分岐路62に不活性ガスを通過させる。
一方、制御部80は、造形装置1が造形を開始したと判定した場合には(ステップS2:YES)、第2分岐路62を第2経路52に連通する(ステップS3)。すなわち、制御部80は、第1切替弁61Bを閉じ、第2切替弁62Bを開くことで第2分岐路62に不活性ガスを通過させる。
続いて、制御部80は、第3分岐路63の窒素除去部70に第1回復処理を行う(ステップS4)。すなわち、制御部80は、異なる処理として複数設けられている回復処理の中から第1回復処理を選択して、非回復処理から第1回復処理に切り換える(選択ステップ)。制御部80は、不活性ガスが通過していない第3分岐路63の窒素吸着部72を回復させるべく、第5切替弁76Bを開き、第2真空ポンプ75Bを稼働させて真空引きを行う。制御部80は、第1回復処理を第1時間の間実施する。これにより、第3分岐路63の窒素吸着部72は窒素がある程度除去される。なお、ステップS3及びステップS4は、同時に行ってもよいし、どちらを先に行ってもよい。ステップS4が回復ステップに相当する。
造形装置1は、造形を開始すると、粉状材料Mからなる粉体層25を積層する処理と、粉体層25のレーザ照射面25Aに対してレーザを照射して粉体層25を部分的に固化させる処理とを交互に繰り返すことにより三次元造形物Oを製造する。
レーザを粉体層25に照射する際には、窒素除去装置60によって窒素濃度及び水蒸気濃度が低減された不活性ガスによってレーザ照射面25Aに沿ったヒューム除去流Fが形成される。
粉体層25のレーザ照射面25Aにレーザが照射されると、レーザ照射部位からヒュームが発生するとともに、スパッタが飛散する。レーザ照射部位から発生したヒュームは、ヒューム除去流Fによってただちに流されるので、上昇してレーザの経路を遮ることはなく吸引口41から吸引される。また、レーザ照射部位から飛散したスパッタは、窒素濃度及び水蒸気濃度が低減されたヒューム除去流F内に飛散するため、飛散中における窒化を抑制することができ、スパッタが窒化して落下することも抑制することができる。さらに、窒素除去装置60により窒素濃度及び水蒸気濃度が低減された不活性ガスによりヒューム除去流Fが形成されるため、ヒューム除去流Fによる粉体層25の粉状材料Mの窒化が抑制される。このように窒素濃度及び水蒸気濃度が低減された不活性ガスをチャンバー20A内に流しながら三次元造形物Oを造形することで、粉状材料Mの窒化、すなわち三次元造形物Oの窒化を抑制することができる。
続いて、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了したか否かを判定する(ステップS5)。すなわち、取得部81は、造形装置1の制御信号によって造形終了の情報を取得する。そして、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了していない、言い換えれば造形中であると判定した場合には(ステップS5:NO)、分岐路の切り替え条件が成立したか否かを判定する(ステップS6)。すなわち、制御部80は、窒素吸着部72が破過に至るか否かを判定する。制御部80は、切り替え条件が成立しないと判定した場合には(ステップS6:NO)、ステップS3〜S5を繰り返す。
一方、制御部80は、切り替え条件が成立したと判定した場合には(ステップS6:YES)、窒素の吸着量が低下しているため、第3分岐路63を第2経路52に連通する(ステップS7)。すなわち、制御部80は、第2切替弁62Bを閉じ、第3切替弁63Bを開くことで第3分岐路63に不活性ガスを通過させる。
続いて、制御部80は、第2分岐路62の窒素除去部70に第1回復処理を行う(ステップS8)。すなわち、制御部80は、異なる処理として複数設けられている回復処理の中から第1回復処理を選択して、非回復処理から第1回復処理に切り換える(選択ステップ)。制御部80は、不活性ガスが通過していない第2分岐路62の窒素吸着部72を回復させるべく、第4切替弁76Aを開き、第1真空ポンプ75Aを稼働させて真空引きを行う。制御部80は、第1回復処理を第1時間の間実施する。これにより、第2分岐路62の窒素吸着部72は窒素が除去される。なお、ステップS7及びステップS8は、同時に行ってもよいし、どちらを先に行ってもよい。ステップS8が回復ステップに相当する。
続いて、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了したか否かを判定する(ステップS9)。すなわち、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了していない、言い換えれば造形中であると判定した場合には(ステップS9:NO)、分岐路の切り替え条件が成立したか否かを判定する(ステップS10)。すなわち、制御部80は、窒素吸着部72が破過に至るか否かを判定する。
制御部80は、切り替え条件が成立しないと判定した場合には(ステップS10:NO)、ステップS7〜S9を繰り返す。一方、制御部80は、切り替え条件が成立すると判定した場合には(ステップS10:YES)、ステップS3に移行する。
一方、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了したと判定した場合には(ステップS5:YES、S9:YES)、第1分岐路61を連通する(ステップS11)。すなわち、制御部80は、不活性ガスから窒素を除去する必要がないため、第1切替弁61Bを開き、第2切替弁62B及び第3切替弁63Bを閉じて、第1分岐路61を第2経路52に連通させる。
続いて、制御部80は、第2分岐路62の第1窒素除去部70A及び第3分岐路63の第2窒素除去部70Bに第2回復処理を行う(ステップS12)。すなわち、制御部80は、異なる処理として複数設けられている回復処理の中から第1回復処理を選択して、第1回復処理から第2回復処理に切り換える(選択ステップ)。制御部80は、第1ヒータ73A及び第3ヒータ73Bを稼働させて水蒸気吸着部71を加熱するとともに、第2ヒータ74A及び第4ヒータ74Bを稼働させて窒素吸着部72を加熱する。また、制御部80は、第4切替弁76A及び第5切替弁76Bを開き、第1真空ポンプ75A及び第2真空ポンプ75Bを稼働させて水蒸気吸着部71及び窒素吸着部72に真空引きを行う。制御部80は、第2回復処理を第2時間の間実施する。これにより、水蒸気吸着部71が吸着した水蒸気が除去されて回復するとともに、窒素吸着部72が吸着した窒素が除去されて回復する。なお、ステップS12が回復ステップに相当する。
次に、第1実施形態の効果について説明する。
(1)造形装置1の稼働情報に基づいて回復処理を選択することで窒素除去部70の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
(1)造形装置1の稼働情報に基づいて回復処理を選択することで窒素除去部70の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
(2)非回復処理、第1回復処理、第2回復処理を切り換えることで、窒素除去部70の回復に掛かる時間を選択することができる。
(3)取得部81が取得した造形装置1の稼働情報に基づいて回復処理を行うため、造形装置1に影響を与えず窒素除去を行うことができる。
(3)取得部81が取得した造形装置1の稼働情報に基づいて回復処理を行うため、造形装置1に影響を与えず窒素除去を行うことができる。
(4)複数設けられた窒素除去部70の少なくとも一つを完全回復させることができるため、窒素除去装置60の連続稼働時間を長くすることができる。
(第2実施形態)
以下、図4及び図5を参照して、窒素除去装置を有する造形装置の第2実施形態について説明する。この実施形態の窒素除去装置は、窒素除去部を有する分岐路が1つである点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
以下、図4及び図5を参照して、窒素除去装置を有する造形装置の第2実施形態について説明する。この実施形態の窒素除去装置は、窒素除去部を有する分岐路が1つである点が上記第1実施形態と異なっている。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図4に示すように、窒素除去装置60は、第1実施形態で説明した第3分岐路63を備えていない。
制御部80は、造形装置1がレーザ光を照射していないときに、真空引きのみによる第1回復処理を行う。制御部80は、レーザ光を照射してないときには、第1分岐路61を第2経路52に連通させる。
制御部80は、造形装置1がレーザ光を照射していないときに、真空引きのみによる第1回復処理を行う。制御部80は、レーザ光を照射してないときには、第1分岐路61を第2経路52に連通させる。
次に、図5を併せて参照して、上記のように構成された造形装置1及び窒素除去装置60の動作について説明する。なお、制御部80は、窒素除去ステップ、切換ステップ、回復ステップを有する窒素除去方法及び窒素除去プログラムによって動作する。造形装置1が起動される前には、窒素除去部70の第1切替弁61B及び第2切替弁62Bが閉じている。
まず、図5に示すように、造形装置1が起動されると、制御部80は、チャンバー20A内を不活性ガスで満たすように不活性ガスの供給と循環とを行う。すなわち、制御部80は、不活性ガスを供給部56から循環経路50に供給させつつ、送風機55を駆動させて不活性ガスを循環させる。
制御部80は、第1分岐路61を連通する(ステップS21)。続いて、制御部80は、造形装置1が造形を開始したか否かを判定する(ステップS22)。制御部80は、造形装置1が造形を開始していないと判定した場合には(ステップS22:NO)、造形を開始するまでステップS21を継続する。
一方、制御部80は、造形装置1が造形を開始したと判定した場合には(ステップS22:YES)、第2分岐路62を第2経路52に連通する(ステップS23)。すなわち、制御部80は、第1切替弁61Bを閉じ、第2切替弁62Bを開くことで第2分岐路62に不活性ガスを通過させる。
続いて、制御部80は、レーザ光の照射中であるか否かを判定する(ステップS24)。すなわち、取得部81は、造形装置1の制御信号によってレーザ光の照射中であるか否かの情報を取得する(情報取得ステップ)。そして、制御部80は、レーザ光の照射中であると判定した場合には(ステップS24:YES)、レーザ光の照射が終了するまでステップS23,S24を繰り返す。
一方、制御部80は、レーザ光の照射中でないと判定した場合には(ステップS24:YES)、第1分岐路61を第2経路52に連通させる(ステップS25)。すなわち、制御部80は、第2切替弁62Bを閉じ、第1切替弁61Bを開くことで第1分岐路61に不活性ガスを通過させる。
続いて、制御部80は、第2分岐路62の窒素吸着部72に第1回復処理を行う(ステップS26)。すなわち、制御部80は、異なる処理として複数設けられている回復処理の第1回復処理を選択して、非回復処理から第1回復処理に切り換える(選択ステップ)。制御部80は、第2分岐路62の窒素吸着部72を回復させるべく、第4切替弁76Aを開き、第1真空ポンプ75Aを稼働させて真空引きを行う。制御部80は、第1回復処理を第1時間の間実施する。これにより、第2分岐路62の窒素吸着部72は窒素がある程度除去される。なお、ステップS26が回復ステップに相当する。
続いて、制御部80は、レーザ光の照射が開始されるか否かを判定する(ステップS27)。すなわち、制御部80は、粉体層25を形成するために粉状材料Mのコーティング等が終了したときにレーザ光の照射が開始されると判定する。そして、制御部80は、レーザ光の照射が開始されないと判定した場合には(ステップS27:NO)、ステップS26,S27を繰り返す。
一方、制御部80は、レーザ光の照射が開始されると判定した場合には(ステップS27:YES)、窒素の吸着量が低下しているため、第2分岐路62を第2経路52に連通する(ステップS28)。すなわち、制御部80は、第1切替弁61Bを閉じ、第2切替弁62Bを開くことで第2分岐路62に不活性ガスを通過させる。
続いて、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了したか否かを判定する(ステップS29)。すなわち、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了していない、言い換えれば造形中であると判定した場合には(ステップS29:NO)、ステップS22に移行する。
一方、制御部80は、三次元造形物Oの造形が終了したと判定した場合には(ステップS29:YES)、第1分岐路61を連通する(ステップS30)。すなわち、制御部80は、不活性ガスから窒素を除去する必要がないため、第1切替弁61Bを開き、第2切替弁62Bを閉じて、第1分岐路61を第2経路52に連通させる。
続いて、制御部80は、第2分岐路62の第1窒素除去部70Aに第2回復処理を行う(ステップS31)。すなわち、制御部80は、第2回復処理を選択する(切換ステップ)。制御部80は、第1ヒータ73Aを稼働させて水蒸気吸着部71を加熱するとともに、第2ヒータ74Aを稼働させて窒素吸着部72を加熱する。また、制御部80は、第4切替弁76Aを開き、第1真空ポンプ75Aを稼働させて水蒸気吸着部71及び窒素吸着部72に真空引きを行う。制御部80は、第2回復処理を第2時間の間実施する。これにより、水蒸気吸着部71が吸着した水蒸気が除去されて回復するとともに、窒素吸着部72が吸着した窒素が除去されて回復する。なお、ステップS31が回復ステップに相当する。
次に、第2実施形態の効果について説明する。なお、第1実施形態の(1)〜(3)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(5)窒素除去部70を有する分岐路を1つのみ備える構成であっても窒素除去部70の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
(5)窒素除去部70を有する分岐路を1つのみ備える構成であっても窒素除去部70の回復に多様性を付与し、効果的な回復方法を選択することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記各実施形態の構成において、造形装置1の第2経路52に酸素除去装置を設けて、不活性ガスに含まれる酸素を除去してもよい。このようにすれば、三次元造形物Oが酸化することや粉状材料Mが酸化することを抑制することができる。
・上記第1実施形態では、分岐路の切り替え条件が成立したときに分岐路を切り替えたが、分岐路の切り替え条件にレーザ光の照射がないときを加えて、分岐路の切り替え条件が成立したときに分岐路を切り替えてもよい。このようにすれば、分岐路の切り替えに伴うガス流の乱れが造形に影響しないようにできる。
・上記各実施形態では、第1回復処理を第1時間の間実施し、第2回復処理を第2時間の間実施することで回復したとした。しかしながら、第1回復処理及び第2回復処理を予め設定した規定時間で実施せず、真空引きした空気に含まれる窒素や水蒸気を計測して、窒素や水蒸気の量が規定量以下であるか否かによって実施の要否を決定してもよい。
・また、第1回復処理及び第2回復処理において同じ回復方法を行い、第1回復処理を行う第1時間よりも長い第2時間で第2回復処理を行ってもよい。このようにすれば、窒素除去部の回復に掛かる時間を選択することができる。
・上記実施形態において、制御部80が選択する回復処理は、非回復処理と、真空引きと、加熱と、それらの組み合わせとに限らない。窒素除去部を回復することができる処理であれば他の方法を採用してもよい。そして、真空引きや加熱や他の方法の少なくとも1つを回復処理としてもよいし、それらの組み合わせを回復処理としてもよい。
・上記各実施形態の回復処理において、真空引きを行ったが、ガスを大量に通過させるガスフローを行うことで、水蒸気吸着部71に吸着された水蒸気や窒素吸着部72に吸着された窒素を除去してもよい。
・上記各実施形態では、窒素濃度が所定値以下となるまで第1切替弁61Bを開いて第1分岐路61のみを第2経路52に連通させて第1分岐路61のみに不活性ガスを循環させた。しかしながら、窒素除去装置60の回復処理が容易であるため、造形準備段階から窒素除去を行ってもよい。すなわち、窒素濃度にかかわらず、第2分岐路62又は第3分岐路63を第2経路52に連通させて、窒素除去を行ってもよい。
・上記各実施形態では、所定の情報を造形装置1の稼働情報とした。しかしながら、窒素除去装置が接続された外部機器の稼働情報や、窒素除去装置の回復処理を指示するスイッチ信号であってもよい。なお、スイッチ信号は手動によるスイッチ操作も含む。
・上記各実施形態では、造形装置1の制御部80が窒素除去部70の回復処理を選択する選択部として機能した。しかしながら、窒素除去部70の回復処理を選択する選択部を造形装置1の制御部とは別に設けてもよい。
・上記各実施形態では、造形装置1を外部機器としたが、グローブボックス等の外部機器から取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去装置としてもよい。
1…造形装置、10…レーザ照射部、20…造形部、20A…チャンバー、21…コンテナ、22…造形テーブル、23…造形プレート、24…リコータ、25…粉体層、25A…レーザ照射面、26…ヒューム除去流形成部、30…吐出部、31…吐出口、40…吸引部、41…吸引口、50…循環経路、51…第1経路、52…第2経路、53…第1フィルタ、54…第2フィルタ、55…送風機、56…供給部、57…供給タンク、60…窒素除去装置、61…第1分岐路、61A…第1流量計、61B…第1切替弁、62…第2分岐路、62A…第2流量計、62B…第2切替弁、63…第3分岐路、63A…第3流量計、63B…第3切替弁、64…窒素センサ、65…水蒸気センサ、70…窒素除去部、70A…第1窒素除去部、70B…第2窒素除去部、71…水蒸気吸着部、72…窒素吸着部、73A…第1ヒータ、73B…第3ヒータ、74A…第2ヒータ、74B…第4ヒータ、75A…第1真空ポンプ、75B…第2真空ポンプ、76A…第4切替弁、76B…第5切替弁、80…制御部、81…取得部、F…ヒューム除去流、M…粉状材料、O…三次元造形物。
Claims (7)
- 取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部と、
前記窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている回復部と、
所定の情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した所定の情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理のうちの一つを選択して前記窒素除去部で取り込んだガスから窒素が除去されるようにする選択部とを備える
窒素除去装置。 - 前記回復処理は、前記窒素除去部の窒素除去能力の回復を行わない非回復処理と、第1時間で窒素除去能力の回復を行う第1回復処理と、前記第1時間よりも長い第2時間で窒素除去能力の回復を行う第2回復処理とを含む
請求項1に記載の窒素除去装置。 - 前記窒素除去部は、複数設けられ、
前記選択部は、前記複数の窒素除去部の少なくとも一つに前記第2回復処理を行う
請求項2に記載の窒素除去装置。 - 前記所定の情報は、前記窒素除去部に取り込まれる前記ガスを排出する外部機器の稼働状態を示す稼働情報である
請求項1〜3のいずれか一項に記載の窒素除去装置。 - 所定の情報を取得する情報取得ステップと、
取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている中から、前記情報取得ステップで取得した所定の情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理の中から一つを選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択された前記回復処理で前記窒素除去部を回復する回復ステップとを備える
窒素除去方法。 - 所定の情報を取得する情報取得ステップと、
取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている中から、前記情報取得ステップで取得した所定の情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理の中から一つを選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択された前記回復処理で前記窒素除去部を回復する回復ステップとを有する
窒素除去プログラム。 - 所定の厚さで積層した粉状材料にレーザ光を照射して部分的に溶融された粉状材料が固化することで三次元造形物を製造する造形部と、
前記造形部内のガスを吸引する吸引口と前記ガスを前記造形部内に吐出する吐出口との間に設けられ取り込んだガスから窒素を除去する窒素除去部と、
前記窒素除去部の窒素除去能力を回復させる回復処理がそれぞれ異なる処理として複数設けられている回復部と、
前記造形部の所定の稼働情報に基づいて前記異なる処理として複数設けられている回復処理のうちの一つを選択して前記窒素除去部で取り込んだガスから窒素が除去されるようにする選択部とを備える
造形装置。
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