JP2021065508A - 容器 - Google Patents

容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021065508A
JP2021065508A JP2019194198A JP2019194198A JP2021065508A JP 2021065508 A JP2021065508 A JP 2021065508A JP 2019194198 A JP2019194198 A JP 2019194198A JP 2019194198 A JP2019194198 A JP 2019194198A JP 2021065508 A JP2021065508 A JP 2021065508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring region
peripheral portion
container
outer peripheral
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019194198A
Other languages
English (en)
Inventor
伸弥 板持
Shinya Itamochi
伸弥 板持
州平 松本
Shuhei Matsumoto
州平 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2019194198A priority Critical patent/JP2021065508A/ja
Publication of JP2021065508A publication Critical patent/JP2021065508A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

【課題】外観が改善された容器を提供する。【解決手段】化粧料の収容空間を形成する容器本体と、前記収容空間に繋がる前記容器本体の開口を介して前記収容空間に挿入されており、軸部、および前記軸部の先端部への嵌合により前記軸部に装着される嵌合部材を含む挿入体と、を備え、前記先端部の少なくとも一部、および前記嵌合部材の少なくとも一部は透光性を有し、前記先端部または前記嵌合部材の一方は、内周部または外周部、もしくは内周部および外周部の双方が複数の面で構成される環領域を有する、容器。【選択図】図6

Description

本発明は、容器に関する。
近年、液状口紅、リップグロス、マスカラおよびアイライナーなどの液状化粧料の容器として、有底筒状の容器本体、容器本体の開口を覆うキャップ、および、キャップに取り付けられており容器本体の開口から容器本体に挿入される挿入体、を有する容器が広く普及している。挿入体は、先端に中空の環領域を有する軸部と、当該軸部の中空への嵌合により軸部の先端に装着される塗布部を含む。このような容器のキャップを使用者が容器本体から取り外すと、挿入体も容器本体から抜き出される。容器本体から抜き出された挿入体の塗布部には液状化粧料が付着しているので、使用者は、キャップを把持しながら塗布部を目的の部位に当てることにより、液状化粧料を目的の部位に塗布することができる。
上述した液状化粧料の容器に関連して、以下の特許文献1には、挿入体として吸液部材が挿入された液体容器が開示されている。当該液体容器の外面または裏面には、液体容器の外部から見た吸液部材の像を不鮮明とするための、縦縞状または斜縞状の曲面が形成される。
特開2006−282238号公報
先に説明した挿入体を有する容器では、軸部および塗布部を透明に形成することも可能である。しかし、軸部および塗布部を透明に形成した場合、塗布部の軸部に嵌合する領域が見えてしまい、外観が損なわれ得る。
本発明は、上記事情を一着眼点にしてなされたものであり、本発明は、外観が改善された容器に関する。
上記課題を解決するために、本発明のある観点は、化粧料の収容空間を形成する容器本体と、前記収容空間に繋がる前記容器本体の開口を介して前記収容空間に挿入されており、軸部、および前記軸部の先端部への嵌合により前記軸部に装着される嵌合部材を含む挿入体と、を備え、前記先端部の少なくとも一部、および前記嵌合部材の少なくとも一部は透光性を有し、前記先端部または前記嵌合部材の一方は、内周部または外周部、もしくは内周部および外周部の双方が複数の面で構成される環領域を有する、容器に関する。
以上説明したように本発明によれば、外観が改善された容器が提供される。
本発明の一実施形態による容器1の外観構成を示す説明図である。 容器本体10の図1に示したI−I線断面を示す説明図である。 キャップ40および挿入体60などの図1に示したI−I線断面を示す説明図である。 比較例による容器の挿入体90を示す説明図である。 比較例による容器の挿入体90への光線の入射を示す説明図である。 本発明の一実施形態による挿入体60を示す説明図である。 本発明の一実施形態による挿入体60への光線の入射を示す説明図である。 第1の変形例による環領域62−1aを示す説明図である。 第2の変形例による環領域62−2aを示す説明図である。 第3の変形例による環領域62−3aの側面を示す説明図である。 第3の変形例による環領域62−3aの断面を示す説明図である。 第4の変形例による環領域62−4aの側面を示す説明図である。 第4の変形例による環領域62−4aの断面を示す説明図である。 第4の変形例による環領域62−4aの断面を示す説明図である。 第5の変形例による環領域62−5aの側面を示す説明図である。 第5の変形例による環領域62−5aの断面を示す説明図である。 第6の変形例による環領域62−6aの側面を示す説明図である。 第6の変形例による環領域62−6aの断面を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本発明の一実施形態は、液状口紅、リップグロス、マスカラおよびアイライナーなどの化粧料の容器に関する。まず、図1を参照して、本発明の一実施形態による容器の外観構成を説明する。
(容器の外観構成)
図1は、本発明の一実施形態による容器1の外観構成を示す説明図である。図1に示したように、本発明の一実施形態による容器1は、容器本体10、キャップ40および挿入体60を含む。
容器本体10は、容器胴部12および口栓部14を含む。容器胴部12は、一端に底部を有し他端に開口を有する筒状の部材である。筒状が意味する形状は、円柱形であってもよいし、角柱形であってもよいし、円錐台であってもよいし、角錐台であってもよい。口栓部14は、容器胴部12の開口側に設けられ、キャップ40と着脱可能に係合する。口栓部14も筒状の形状を有し、一側の開口が容器胴部12の開口と繋がり、他側の開口が容器本体10の外部空間に繋がる。
このような容器本体10は、化粧料の収容空間を形成する。化粧料としては、例えば、液状口紅、リップグロス、コンシーラー、美容液、マッサージクリーム、マッサージオイル、エッセンスオイル、マスカラ、アイライナーおよびアイシャドーなどの、液状、ゲル状またはペースト状の化粧料が挙げられる。液状、ゲル状およびペースト状は、いずれも流動性を有する状態である点で共通するが、液状は一定の形を有さず、ゲル状およびペースト状は半固形であり一時的には一定の形を有し得る。
なお、容器胴部12は射出成型により形成されてもよく、この場合、図1に示したように、容器胴部12および口栓部14が別部材で形成され得る。ただし、容器胴部12はブロー成型で形成されてもよく、その場合、容器胴部12および口栓部14を一体的に形成することが可能である。
キャップ40は、容器本体10の口栓部14に着脱可能に係合する。挿入体60は、キャップ40に取り付けられており、化粧料の収容空間に繋がる口栓部14の開口を介して収容空間に挿入されている。挿入体60の先端には、図示しない塗布部(図3における符号64)が位置する。使用者がキャップ40を容器本体10から取り外すと、挿入体60も容器本体10から抜き出される。容器本体10から抜き出された挿入体60の塗布部には化粧料が付着しているので、使用者は、キャップ40を把持しながら塗布部を目的の部位に当てることにより、化粧料を目的の部位に塗布することができる。
上述した本発明の一実施形態による容器1では、挿入体60の少なくとも一部は透光性を有する。また、容器本体10、および容器本体10に収容される化粧料も透光性を有してもよい。図1に示した例では、容器本体10の容器胴部12が透光性を有することにより、収容空間に収容された化粧料を容器1の外部から視認することができる。また、図1に示した例では、化粧料も透光性を有することにより、挿入体60の化粧料に浸かっている部分も容器1の外部から視認することができる。
なお、容器本体10は、例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレンまたはポリメチルペンテンなどの透明熱可塑性プラスチックまたはガラスで構成されてもよい。挿入体60の一部である後述の軸部62は、ガラス、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロへキシレン・ジメチレン・テレフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、またはポリウレタンなどで構成されてもよい。また、塗布部64は、化粧料の塗布のために、その全体または表面に軸部62と異なる材料を有してもよい。例えば、塗布部64は、軸部62に用いられ得る上述した材料に植毛加工が施されていてもよい。また、化粧料に含まれる具体的な要素としては、ポリブテン、リンゴ酸ジイソステアリル、オクチルドデカノール、水添ポリブテン、ポリデセン、水添ポリデセン、オクチルドデカノール、フェニルシリコーンオイル、イソステアリルアルコール、ラウロイルグルタミン酸フィトステリル/オクチルドデシル、ポリアミド樹脂、アミノ酸誘導体、ジブチルエチルヘキサノイルグルタミド、スチレンおよびオレフィン共重合体を主成分にしたゲル化剤、エチレン/プロピレン/スチレンまたはブチレン/エチレン/スチレン共重合体、などが挙げられる。
(容器の断面構成)
以上、図1を参照して、本発明の一実施形態による容器1の外観構成を説明した。続いて、図2および図3を参照して、本発明の一実施形態による容器1の断面構成を説明する。
図2は、容器本体10の図1に示したI−I線断面を示す説明図である。図2に示したように、容器胴部12の開口側には、容器胴部12の他の部分よりも厚みが薄い肉薄部13が形成される。肉薄部13は、外周面に凸部13aを有する。当該肉薄部13の凸部13aに口栓部14の内周に設けられた凹部14aが嵌合することにより、容器胴部12に口栓部14が装着される。
口栓部14は、外周に螺合面16を有する。当該口栓部14の螺合面16にキャップ40の螺合面42が螺合することにより、キャップ40が容器本体10の口栓部14に着脱可能に取り付けられる。
また、口栓部14の開口の内側には、環状のしごき部材30が固定される。しごき部材30は、図2に示したように、内周側に突出するヘラ部31を有する。使用者がキャップ40を容器本体10から取り外す際、挿入体60の外周がヘラ部31と当接しながら挿入体が容器本体10から抜き出されることにより、挿入体の外周に付着していた化粧料がヘラ部31によりしごき落とされる。なお、本明細書において、環状は、ある領域を取り囲う形状であり、当該形状は円形であってもよいし、角形であってもよく、また、全体に亘って連続していてもよいし、断続的であってもよい。
図3は、キャップ40および挿入体60などの図1に示したI−I線断面を示す説明図である。図3に示したように、キャップ40は、容器本体10側の内周に螺合面42を有する。上述したように、当該キャップ40の螺合面42が口栓部14の螺合面16に螺合することにより、キャップ40が容器本体10の口栓部14に着脱可能に取り付けられる。
挿入体60は、軸部62および塗布部64を有する。軸部62は、挿入体の挿入方向に沿って形成されており、先端部に中空の環領域62aを有する。環領域62aの外周面の断面形状、および軸部62の環領域62aの上方に位置する領域の外周面の断面形状は、しごき部材30による化粧料のしごき落としやすさの観点から円形状であることが望ましいが、円形状に限定されず、角形状であってもよい。すなわち、軸部62は、円柱形状を有してもよいし、角柱形状を有してもよい。
塗布部64は、嵌合領域64aおよび塗布領域64bを有する。塗布部64は、嵌合領域64aが環領域62aの中空に嵌合することにより軸部62に装着される嵌合部材の一例である。当該塗布部64は、透明であってもよいし、透明でなくてもよい。嵌合領域64aは、径が異なる円柱体が2段に重ねて構成されている。上段の円柱体は、下段の円柱体の径よりも小さく、組み立ての容易性のために設けられている。環領域62aの中空に嵌合した嵌合領域64a(特に、下段の円柱体)は、例えば環領域62aの外周側からの圧接により環領域62aに固定される。塗布領域64bは、環領域62aから露出している領域であり、化粧料が付着し、化粧料を塗布するために使用者の目的の部位に当てられる領域である。
なお、図3に示した軸部62の径d2は、図2に示したヘラ部31の内径d1以上であり、例えば内径d1に等しくてもよい。このため、使用者がキャップ40を容器本体10から取り外す際、軸部62の外周がヘラ部31と当接し、軸部62に付着した化粧料をしごき落とすことが可能である。
軸部62のキャップ40側には、図3に示したように、押圧部50が取り付けられる。押圧部50は、軸部62の形成方向に直交する面に沿って形成された基部52と、基部52から軸部62の先端側に向けて延出した延出部54と、を有する。延出部54は、挿入体60が容器本体10に挿入される際に、しごき部材30の上部に溜まった化粧料を容器本体10内の収容空間に押し戻す機能を有する。
(比較例)
本発明の一実施形態は、上述した容器1に関し、特に、挿入体60の創意工夫に関する。本発明の一実施形態による挿入体60の創意工夫をより明らかにするために、本発明の一実施形態による挿入体60の詳細な説明に先立ち、比較例による容器の挿入体の構成を説明する。
図4は、比較例による容器の挿入体90を示す説明図である。図4の下段には挿入体90の側面図を示しており、図4の上段には挿入体90のII−II線断面を示している。比較例による挿入体90の環領域92aおよび塗布部94は透光性を有する。比較例による挿入体90の環領域92aの断面形状は、図4に示したように、内周面および外周面のいずれにおいても円形状である。このため、環領域92aに入射した光線が図5に示したように屈折を伴いながら透過し易く、結果、図4の下段に実線で示したように挿入体90の外部から塗布部94の嵌合領域94aが環領域92aに透けて視認される。しかし、挿入体90の外部から視認可能な嵌合領域94aは、容器および挿入体90の外観を損ない得る。
本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の一実施形態を創作するに至った。本発明の一実施形態によれば、嵌合領域64aの視認性を低下させることにより外観が改善された挿入体60および容器1が提供される。以下、このような本発明の一実施形態による容器1の挿入体60の詳細な構成を説明する。
(挿入体の構成)
本発明の一実施形態による挿入体60では、環領域62aの内周部または外周部が複数の面で構成される。図6を参照して、環領域62aの構成例を説明する。
図6は、本発明の一実施形態による挿入体60を示す説明図である。図6の下段には挿入体60の側面図を示しており、図6の上段には挿入体60のIII−III線断面を示している。図6に示した例では、環領域62aの内周部の断面形状(軸部62の形成方向に直交する面での断面形状)は8角形である。すなわち、環領域62aの内周部は8つの平面で構成され、環領域62aの周方向に沿って当該8つの平面が並べて配置されている。当該8つの平面のうちの互いに隣接する平面の法線方向は異なり、このため、容器1の外部から容器1を見る使用者の視線方向と平面とのなす角度も隣接する平面で異なる。なお、隣接する平面間での法線方向の差分は一定(すなわち、断面形状が正多角形)であってもよいし、不均一(すなわち、断面形状が非正多角形)であってもよい。一方、環領域62aの外周部は、断面形状が円形状となる曲面で構成されている。
かかる構成によれば、図7に示したように、環領域62aに到来した光線が、透過、反射および散乱などを起こし易くなる。結果、図6において嵌合領域64aを破線で表現したように、環領域62aの外部から嵌合領域64aを視認し難くなると考えられる。このため、環領域62aの外部から嵌合領域64aが見える場合と比較して、挿入体60および容器1の外観が改善される。
他の観点から説明すると、図4を参照して説明した比較例において嵌合領域94aのうちで環領域92aの外部から見え易い部分は、軸部の方向に沿う外形線である。ここで、本発明の一実施形態のように環領域62aの周方向に沿って複数の面が並べて配置されることで、環領域62aの各面の間で軸部62の方向に沿う境界が生じる。このため、嵌合領域64aの外形線が各面の間の境界に紛れることで、嵌合領域64aの外形線を一層目立ち難くすることが可能である。
また、環領域62aの外周部は、断面形状が円形状となる曲面で構成されている。このため、使用者がキャップ40を容器本体10から取り外す際、環領域62aの外周部に付着している化粧料をしごき部材30が満遍なくしごき落とすことが可能である。
なお、図6においては環領域62aの内周部の断面形状の一例として8角形を示したが、環領域62aの内周部の断面形状は8角形に限定されず、3角形、4角形または6角形などの他の多角形であってもよい。環領域62aの内周部の断面形状を多角形とすることで、環領域62aに到来した光線を反射および散乱させ易くすることが可能である。
(変形例)
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、本発明の一実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本発明の一実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本発明の一実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本発明の第1の実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本発明の第1の実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
−第1の変形例
上記では、環領域62aの内周部が複数の面で構成される例を説明した。第1の変形例による環領域62−1aでは、外周部が複数の面で構成される。図8を参照して、第1の変形例による環領域62−1aの具体例を説明する。
図8は、第1の変形例による環領域62−1aを示す説明図である。図8に示したように、環領域62aの内周部は断面形状が円形状となる曲面で構成され、環領域62−1aの外周部は断面形状が8角形となる複数の面で構成されてもよい。かかる構成によっても、環領域62−1aに到来した光線が、環領域62−1aの外周部において透過、反射および散乱などを起こすことにより、嵌合領域64aの視認性を低下させることが可能である。
−第2の変形例
上記では、環領域62aの内周部または外周部が複数の面で構成される例を説明した。第2の変形例による環領域62−2aでは、内周部および外周部の双方が複数の面で構成される。図9を参照して、第2の変形例による環領域62−2aの具体例を説明する。
図9は、第2の変形例による環領域62−2aを示す説明図である。図9に示したように、環領域62−2aの内周部および外周部の双方は、双方とも断面形状が多角形となる複数の面で構成されてもよい。かかる構成によれば、環領域62−2aに到来した光線が反射および散乱などを一層起こし易くなると考えられるので、嵌合領域64aの視認性を一段と低下させることが可能である。
なお、図9に示した例では、環領域62−2aの中心線から見た内周部の頂点の角度位置と外周部の頂点の角度位置が同一であるが、環領域62−2aの中心線から見た内周部の頂点の角度位置と外周部の頂点の角度位置は異なってもよい。また、図9に示した例では、環領域62−2aの内周部および外周部の双方が8つの面で構成されるが、環領域62−2aの内周部を構成する面の数と、環領域62−2aの外周部を構成する面の数は異なってもよい。
−第3の変形例
第3の変形例による環領域62−3aは、内周部または外周部において凸となる凸面、または凹となる凹面を含む。図10を参照して、第3の変形例による環領域62−3aの具体例を説明する。
図10は、第3の変形例による環領域62−3aを示す説明図である。具体的には、図10Aは環領域62−3aの側面を示す説明図であり、図10Bは環領域62−3aのIV−IV線断面を示す説明図である。図10に示したように、環領域62−3aの外周部は、螺旋形に形成された凸面67および凹面68を有する。かかる構成によれば、凸面67および凹面68の段差により、環領域62−3aに到来した光が反射および散乱などを起こすと考えられるので、嵌合領域64aの視認性を低下させることが可能である。なお、図10においては、環領域62−3aの外周部が凸面67および凹面68を有する例を示しているが、環領域62−3aの外周部に代えて、または加えて、環領域62−3aの内周部が螺旋形に形成された凸面67および凹面68を有してもよい。
−第4の変形例〜第6の変形例
続いて、図11〜図13を参照して、第4の変形例〜第6の変形例を説明する。第4の変形例〜第6の変形例は、第3の変形例と同様に、内周部または外周部において凸となる凸面、または凹となる凹面を含む例である。
図11は、第4の変形例による環領域62−4aを示す説明図である。具体的には、図11Aは環領域62−4aの側面を示す説明図であり、図11Bは環領域62−4aのV−V線断面を示す説明図であり、図11Cは環領域62−4aのVI−VI線断面を示す説明図である。図11に示したように、環領域62−4aの外周部は、各面が軸部62の形成方向に対して傾斜している複数の傾斜面で構成されてもよい。
図12は、第5の変形例による環領域62−5aを示す説明図である。具体的には、図12Aは環領域62−5aの側面を示す説明図であり、図12Bは環領域62−5aのVII−VII線断面を示す説明図である。図12に示したように、環領域62−5aの外周部は、凹面および凸面が周方向および軸方向において交互に配置されて市松模様を形成する複数の面で構成されてもよい。
図13は、第6の変形例による環領域62−6aを示す説明図である。具体的には、図13Aは環領域62−6aの側面を示す説明図であり、図13Bは環領域62−6aのVIII−VIII線断面を示す説明図である。図13Aに示したように、環領域62−6aの外周部は、雫模様を形成する複数の凸面を有してもよい。当該凸面は、図13Bに示したように曲面で構成される。
上述した第4の変形例〜第6の変形例のいずれにおいても、光の反射および散乱などに基づき、嵌合領域64aの視認性を低下させることが可能である。なお、上記では各環領域62の外周部が複数の複数の面で構成される例を説明したが、各環領域62の外周部に代えて、または加えて、各環領域62の内周部が同様の複数の面で構成されてもよい。
(補足)
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明の技術的範囲はかかる例に限定されない。本発明の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では挿入体60が塗布部64を有する例を説明したが、化粧料の使用方法は塗布に限定されない。例えば、挿入体60は、塗布部64に代えて、化粧料を例えば毛管現象により取り上げる滴下部を有してもよい。使用者は、滴下部から化粧料を目的の部位に滴下させることにより、化粧料を使用する。この場合、本発明の一実施形態により、滴下部のうちで軸部に嵌合する嵌合領域の視認性を低下させることが可能である。
また、環領域62aの内周部または外周部は、軸部62の他の領域よりも表面粗さが大きい粗面を有してもよい。かかる構成によれば、環領域62aに到来した光線がさらに反射、散乱などし易くなると考えられるので、嵌合領域64aの視認性を一段と低下させることが可能である。
また、上記では軸部62が環領域62aを有し、当該環領域62aに塗布部64の嵌合領域64aが挿入される例を説明したが、環領域を有する塗布部、および当該環領域に挿入される嵌合領域が形成された軸部が構成されてもよい。この場合、塗布部が有する環領域の内周部または外周部、もしくは内周部および外周部の双方を上述してきたように複数の面で構成することにより、軸部に形成された嵌合領域の視認性を低下させることが可能である。
1 容器
10 容器本体
12 容器胴部
13 肉薄部
14 口栓部
30 しごき部材
40 キャップ
50 押圧部
60 挿入体
62 軸部
62a 環領域
64 塗布部
64a 嵌合領域
64b 塗布領域

Claims (9)

  1. 化粧料の収容空間を形成する容器本体と、
    前記収容空間に繋がる前記容器本体の開口を介して前記収容空間に挿入されており、軸部、および前記軸部の先端部への嵌合により前記軸部に装着される嵌合部材を含む挿入体と、
    を備え、
    前記先端部の少なくとも一部、および前記嵌合部材の少なくとも一部は透光性を有し、
    前記先端部または前記嵌合部材の一方は、内周部または外周部、もしくは内周部および外周部の双方が複数の面で構成される環領域を有する、容器。
  2. 前記複数の面は、前記環領域の周方向に沿って並べて配置されている、請求項1に記載の容器。
  3. 前記複数の面の各々は平面であり、前記複数の面の前記軸部の形成方向に直交する面での断面形状は多角形となる、請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記複数の面は曲面を含む、請求項1または2に記載の容器。
  5. 前記複数の面は、前記内周部または前記外周部、もしくは前記内周部および前記外周部の双方において凸となる凸面、または凹となる凹面を含む、請求項1または2に記載の容器。
  6. 前記環領域の内周部が前記複数の面で構成され、前記環領域の外周部は、前記環領域の軸方向に直交する面での断面形状が円形状となる曲面で構成される、請求項1〜5までのいずれか一項に記載の容器。
  7. 前記環領域の外周部が前記複数の面で構成され、前記環領域の内周部は、前記環領域の軸方向に直交する面での断面形状が円形状となる曲面で構成される、請求項1〜5までのいずれか一項に記載の容器。
  8. 前記環領域の内周部または外周部は、前記挿入体の他の領域よりも表面粗さが大きい粗面を有する、請求項1〜7までのいずれか一項に記載の容器。
  9. 前記容器本体は透光性を有する、請求項1〜8までのいずれか一項に記載の容器。




JP2019194198A 2019-10-25 2019-10-25 容器 Pending JP2021065508A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194198A JP2021065508A (ja) 2019-10-25 2019-10-25 容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019194198A JP2021065508A (ja) 2019-10-25 2019-10-25 容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021065508A true JP2021065508A (ja) 2021-04-30

Family

ID=75636103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019194198A Pending JP2021065508A (ja) 2019-10-25 2019-10-25 容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021065508A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11503345A (ja) * 1995-04-14 1999-03-26 エル・ヴェ・エム・アッシュ・ルシェルシュ マスカラ用ブラシ付き容器
JP3135131U (ja) * 2007-06-22 2007-09-06 洽興塑膠厰股▲分▼有限公司 マスカラブラシの改良構造
JP2010099226A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Nippon Shikizai Inc 化粧料構成体又は化粧品の装飾方法並びに装飾される化粧品
JP2011001303A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Mandom Corp リップグロス製品
JP2015006246A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 三菱鉛筆株式会社 液体容器
US20150093173A1 (en) * 2013-09-30 2015-04-02 L'oreal Packaging systems and methods

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11503345A (ja) * 1995-04-14 1999-03-26 エル・ヴェ・エム・アッシュ・ルシェルシュ マスカラ用ブラシ付き容器
JP3135131U (ja) * 2007-06-22 2007-09-06 洽興塑膠厰股▲分▼有限公司 マスカラブラシの改良構造
JP2010099226A (ja) * 2008-10-23 2010-05-06 Nippon Shikizai Inc 化粧料構成体又は化粧品の装飾方法並びに装飾される化粧品
JP2011001303A (ja) * 2009-06-19 2011-01-06 Mandom Corp リップグロス製品
JP2015006246A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 三菱鉛筆株式会社 液体容器
US20150093173A1 (en) * 2013-09-30 2015-04-02 L'oreal Packaging systems and methods

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009282461B2 (en) Dual sided cosmetic brush
JP2005500111A5 (ja)
JP5798233B1 (ja) 加飾プラスチック成形品およびその製造方法
US9675161B2 (en) Cosmetic product device comprising a transparent bottle and product
TW201330799A (zh) 化粧料塗布裝置
EP3051976B1 (en) Packaging systems and methods
EP2216257A1 (en) Compound container
EP2654488B1 (en) Consumer packaging
US2917766A (en) Non spillable bottle
FR3095116A1 (fr) Applicateur de cosmétique avec des portions flexibles et rigides
CN107635525A (zh) 涂抹和按摩装置
JP2021065508A (ja) 容器
US5132844A (en) Liquid filled kaleidoscope
KR102324556B1 (ko) 화장품 용기
JP2021065507A (ja) 容器
JPWO2019038799A1 (ja) 化粧用塗布具
JP6795991B2 (ja) 塗布容器
KR102088870B1 (ko) 화장품 용기
KR101906832B1 (ko) 화장품 용기 및 이를 제조하는 방법
JP7489900B2 (ja) 化粧料容器
US20180242709A1 (en) Roll-On Deodorant with Decorative Effect
JP3214566U (ja) コンパクト容器
CN105722762A (zh) 具有雪花球的盖子
JP3174060U (ja) 高粘性液状化粧料用塗布具およびこれを利用する高粘性液状化粧料用容器
JP6922525B2 (ja) 容器及び塗布製品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231010