JP2021065432A - 多段用引出しおよび多段引出しキャビネット - Google Patents

多段用引出しおよび多段引出しキャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP2021065432A
JP2021065432A JP2019193000A JP2019193000A JP2021065432A JP 2021065432 A JP2021065432 A JP 2021065432A JP 2019193000 A JP2019193000 A JP 2019193000A JP 2019193000 A JP2019193000 A JP 2019193000A JP 2021065432 A JP2021065432 A JP 2021065432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drawer
main body
front plate
stage
plate main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019193000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7288836B2 (ja
Inventor
延忠 ▲高▼橋
延忠 ▲高▼橋
Nobutada Takahashi
裕生 小倉
Yuki Ogura
裕生 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2019193000A priority Critical patent/JP7288836B2/ja
Publication of JP2021065432A publication Critical patent/JP2021065432A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7288836B2 publication Critical patent/JP7288836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Drawers Of Furniture (AREA)

Abstract

【課題】引出し内への液体の流入を防止可能な多段用引出しおよび多段引出しキャビネットを提供する。【解決手段】本発明の多段用引出し(1)は、上下に複数並べて使用される多段用引出しであって、引出し本体(4)と、前記引出し本体(4)の前方を覆う前板本体(2)と、前記前板本体(2)の下端部に前記前板本体の幅方向に沿って設けられた防水片(3)と、を備え、前後方向において、前記防水片(3)の下端(31)が前記前板本体(2)の上面(21)の後端(22)よりも前に位置する。【選択図】図3

Description

本発明は、多段用引出しおよび多段引出しキャビネットに関する。
上下に複数の引出しを設けた多段引出しキャビネットが用いられている(例えば、特許文献1)。このような多段引出しキャビネットは、書類、衣類、雑貨等、多様な物品が収納される。
例えば、医療施設、介護施設等においては、医療用や看護用の物品を収納するために多段引出しキャビネットが用いられている。多段引出しキャビネットを医療施設、介護施設等において使用する際、例えば、患者や被介護者毎に引出しを割り当て、個別の医療用品や介護用品を引出し内に収納して保管する場合がある。
特許第3961047号公報
例えば、医療施設、介護施設では、輸液、消毒液や水等の液体を使用する機会が多く、これらの液体が誤ってキャビネットに掛かることが想定される。多段引出しキャビネットに液体が掛かり下段の引出し内に液体が流入すると、引出し内に収納された物品が濡れる。引き出し内に収納された物品が濡れると、清掃や濡れた収納物品の交換作業が必要となり、作業が煩雑となる。そのため、医療施設や介護施設では、液体を扱う作業時に作業者が注意を払う必要がある。特に、医療施設、介護施設では、業務上の負荷の軽減が求められており、利便性に優れた多段引出しキャビネットが望まれていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、引出し内への液体の流入を防止可能な多段用引出しおよび多段引出しキャビネットを提供することを目的とする。
本発明に係る多段用引出しは、上下に複数並べて使用される多段用引出しであって、引出し本体と、前記引出し本体の前方を覆う前板本体と、前記前板本体の下端部に前記前板本体の幅方向に沿って設けられた防水片と、を備え、前後方向において、前記防水片の下端が前記前板本体の上面の後端よりも前に位置する。
このような多段用引出しによれば、前板本体の下端部に防水片を備えるため、引出しの前板に液体が掛かった場合に、液体が前板本体の下端部から防水片を伝って、前板本体の前側に流れるように誘導される。したがって、下方の引出しの内側へ液体が流入することを防止できる。
本発明に係る多段用引出しでは、前記防水片は、前記前板本体の下端部から下方に向かうにしたがって前方に傾斜する傾斜面を有してもよい。
このような多段用引出しによれば、引出しの前板に液体が掛かった場合に、液体が傾斜面を伝って前側に誘導される。したがって、下方の引出し内に液体が流入することを防止できる。
上記多段用引出しにおいて、前後方向における前記防水片の下端の位置が、前記前板本体の上面の前端と同じ位置、または、前記前板本体の上面の前端よりも前側に位置してもよい。
このような多段用引出しによれば、多段用引出しが上下に複数段並べて配置される場合に、前後方向において、防水片の下端が、前板本体の上面の前端と同じ位置または、前板本体の上面の前端よりも前側に位置するため、前板本体に掛かった液体は防水片の下端を伝って、下段の引出しの前板本体の前端側に流れる。したがって、下段の引出し内に液体が流入することを防止できる。
本実施形態に係る多段引出しキャビネットは、筐体と、上述の複数の多段用引出しと、を備え、前記複数の多段用引出しは、前記筐体内に上下に並んで設けられ、前後方向において、上方に設けられる前記多段用引出しの前記防水片の下端の位置が、下方に設けられた前記前板本体の上面の後端よりも前に位置する。
このような多段引出しキャビネットによれば、上記前板本体を設けた複数の引出しが上下に複数設けられているため、筐体の上部に設けられた多段用引出しに液体が掛かった場合に、液体が防水片を伝って、下方の多段用引出しの前板本体の前方に流れる。したがって、上段の前板本体に掛かった液体が下段の引き出し内に流入することを防止できる。この結果、液体が使用される場所での使用に耐え得る多段引出しキャビネットを提供できる。
本実施形態に係る多段引出しキャビネットでは、前後方向における前記防水片の下端の位置が、下方に設けられた前記引出しの前記前板本体の上面の前端と同じ位置または前記前板本体の上面の前端よりも前側に位置してもよい。
このような多段引出しキャビネットによれば、防水片の下端が、下方の多段用引出しの前板本体の上面の前端と同じ位置または上面の前端よりも前側に位置するため、上段の前板本体に掛かった液体は、防水片の下端を伝って、下方の前板本体の前方に流れる。したがって、上方の前板本体に掛かった液体が下方の引き出し本体内に流入することを防止できる。
上記多段用引出しおよび多段引出しキャビネットによれば、引出し内への液体の流入を防止可能であり、使用時の利便性に優れた多段引出しキャビネットを提供できる。
本発明の一実施形態に係る多段引出しキャビネットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る多段引出しキャビネットの側面図であり、側板を省略した図である。 本発明の一実施形態に係る多段用引出し部分断面図である。 本発明の一実施形態の第一変形例を示す側面図である。 本発明の一実施形態の第二変形例を示す側面図である。 本発明の一実施形態の第三変形例を示す側面図である。
本発明の一実施形態に係る多段用引出しおよび多段引出しキャビネットについて、図1から図3を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る多段用引出し1を備える多段引出しキャビネット100の斜視図である。図2は、多段引出しキャビネット100の側面図であり、側壁106を省略した図である。図3は、多段用引出し1の部分断面図である。
多段引出しキャビネット100(以下、「キャビネット」と称する。)は、筐体101内に上下に複数の多段用引出し1(以下、「引出し」と称する。)を並べて収容した什器である。本実施形態では、一例として、上部が作業台として使用可能なキャビネット100を示す。
以下の説明において、縦方向Vに直交し、引出し1が筐体101から進退する方向(前後方向)を奥行方向Dと称し、縦方向Vおよび奥行方向Dに直交する方向を幅方向Wと称する。引出し1の説明において、引出し1が筐体101から引き出される方向を前方と称し、引き出された引出し1が筐体101に押し込まれる方向を後方と称する。
キャビネット100は、筐体101の上方に作業用天板102および縦フレーム140が設けられ、筐体101の下部に移動用の複数のキャスター110が設けられている。
図1および図2に示すように、作業用天板102は、平面視略長方形状を有し、角部が面取りされた湾曲形状を有する。作業用天板102は、長辺が幅方向Wに沿って配置されている。幅方向Wの両端に位置する作業用天板102の端部は筐体101よりも外側に突出している。図2に示すように、作業用天板102の奥行方向Dの長さは、筐体101の奥行方向Dの長さと略等しい。
縦フレーム140は、作業用天板102の中央部に上方に突出して設けられている。縦フレーム140は、幅方向Wに離間配置された一対の縦枠141と、一対の縦枠141間に架設された一対の横枠142とにより、正面視矩形の枠が形成されている。縦フレーム140は、使用者が作業用天板102上で作業する際に、物品を吊るしたり、係止させたりするホルダとして機能する。
図1および図2に示すように、筐体101は、下枠105、一対の側壁106、および上枠107(図2参照)により略直方体形状に組み立てられて構成されている。筐体101は、平面視矩形の下枠105の幅方向Wの両端部に一対の側壁106が縦方向Vに沿って設けられ、一対の側壁106の上部に上枠107が取り付けられている。一対の側壁106の間には、中間壁103が縦方向Vに沿って設けられている。筐体101は奥行方向Dの両側が開口している。各側壁106が中間壁103と対向する面、および中間壁103の両面に、壁レール104(図3参照)が取り付けられている。壁レール104は、奥行方向Dに沿って各側壁106および中間壁103に取り付けられている。
各側壁106と中間壁103との間に、複数の引出し1が縦方向Vに複数段設けられている。図1に示すように、本実施形態では、一例として、4段の引出し1が幅方向Wに2列並んで設けられているキャビネット100を示す。図2に示すように、引出し1は、奥行方向Dの両側にそれぞれ設けられている。
引出し1は、引出し本体4と、前板本体2と、防水片3とを備える。本実施形態では、さらに、前板本体2に固定される支持枠7を備え、支持枠7に引出し本体4が着脱可能に載置される例を示す。
引出し本体4は、収納物を収納する箱体である。引出し本体4は、例えば、樹脂製、金属製等のバスケットである。引出し本体4は、箱部41と、上縁部42とを備える。箱部41は、立体形状を有し、内部に収納物の収容可能に構成されている。上縁部42は、箱部41の上端開口部から外方に延びて形成されている。
前板本体2は、引出し本体4の前方を覆う部材である。図3に示すように、前板本体2は、縦方向Vに沿う平板部20と、平板部20の上端から略水平に延びる上面21と、平板部20の上部に形成された把手24とを有する。把手24は、上面21の前端23から下方に延びて形成されている。
防水片3は、前板本体2の下端に連続して設けられている。防水片3は、平板形状を有する。防水片3は、前板本体2の下端部から下方に向かうにしたがって前方に傾斜する傾斜面32を有する。本実施形態では、前板本体2と防水片3とは一体に形成されており、前板本体2の下端から前方に曲折して斜め下方に延びる部分が防水片3を構成している。
図3に示すように、奥行方向Dにおいて、防水片3の下端31は、前板本体2の上面21の後端22よりも前に位置する。
引出し1の幅方向Wの両側には、壁レール104にスライド可能に係止される引出しレール9が設けられている。引出しレール9が壁レール104に係止されることにより、引出し1は、筐体101に対して奥行方向Dに出し入れ可能に構成されている。
具体的には、前板本体2の裏面25に立体形状の保持部5が固定されている。保持部5の側面54は、側壁106と略平行な面である。引出しレール9の前端部91が保持部5の側面54に固定されている。引出しレール9の後端は、後端保持部材8(図2参照)に固定されている。後端保持部材8は、幅方向Wに延びる部材であり、一対の引出しレール9の後端が固定されている。保持部5の上面51は、前板本体2の裏面25から後方に水平方向に延びる面である。
保持部5の裏面52、下面53、および上面51を覆うように支持補助具6が取り付けられている。支持補助具6は、着脱式の引出し本体4の上縁部42を所望の高さに調整する部材である。支持補助具6の縦壁61が保持部5の裏面52に当接されてネジ90で固定されている。縦壁61の上端から前方に向かって載置面62が延設されている。載置面62の前端から下方に延び、奥行方向Dに沿う縦断面形状がL字型の当接部63が形成されている。支持補助具6の当接部63は、前板本体2の裏面25および保持部5の上面51に当接している。
縦壁61の上端から奥行方向Dに沿って支持枠7が設けられている。支持枠7は平面視略矩形の枠体である。支持枠7の後端は後端保持部材に固定されている。支持枠7は、枠内に引出し本体4の箱部41が挿入可能であり、上縁部42が当接可能な寸法を有する。
引出し本体4の箱部41が、支持枠7内に挿入され、上縁部42が支持枠7上に載置されて引出し1が構成されている。引出し1の前面は前板本体2に覆われる。引出し本体4は、支持枠7から容易に取り外すことができる。箱部41の下面は略平面状であり、引出し本体4は、支持枠から取り外された場合に、作業用天板102等、作業台上に安定的に載置可能に構成されている。
キャビネット100は、複数の引出し1が縦方向Vに並んで設けられている。図2および図3に示すように、複数の引出し1は、奥行方向Dにおいて、前板本体2が同じ位置となるように配置されている。奥行方向Dにおいて、防水片3は、前板本体2の上面21の後端22よりも前に位置し、かつ、各引出し1が縦方向Vに整列しているため、下段の引出し1の前板本体2の上面21の後端22よりも前に位置する。
次に、キャビネット100の使用態様を説明する。キャビネット100は、使用者が作業用天板102を用いて例えば、医療、介護、実験、調理、清掃等の各種作業が可能な高さを有する。使用者は、作業時に引出し1内に収納された収納物を適宜取出し、あるいは収納する。したがって、引出し1を引き出す動作を行い易くするため、および、引出し1を使用者が容易に視認できるようにするため、作業用天板102の奥行方向D側の端部は、側壁106から突出しないように配置されている。
使用者は、作業時に使用する物品を、適宜縦フレーム140に吊り下げあるいは不図示の係止具を用いて係止させる。この結果、作業用天板102の使用領域を広く確保でき、かつ、液体がこぼれて作業用天板102上に流れた場合にも、縦フレーム140に係止しておけば物品を濡らすことを防止できる。
奥行方向Dにおいて、防水片3は、前板本体2の上面21の後端22よりも前に位置し、かつ、各引出し1が縦方向Vに整列しているため、下段の引出し1の前板本体2の上面21の後端22よりも前に位置する。この結果、例えば、作業用天板102上で液体がこぼれた場合や上段の引出し1の前板本体2に液体が掛かった場合、図3に矢印Fで示すように、液体は、前板本体2の前面および防水片3の前面を伝って下方に流れる。上段の引出し1の防水片3の下端31は、下段の引出し1の前板本体2の上面21の後端22よりも前に位置するため、下段の引出し1の引出し本体4内へ液体が流入することを防止できる。
本実施形態に係る引出し1によれば、前板本体2の下端部に防水片3を備えるため、前板本体2に液体が掛かった場合に、液体が前板本体2の下端部から防水片3を伝って、前板本体2の前側に流れるように誘導される。したがって、下方の引出し1内部へ液体が流入することを防止できる。また、防水片3が平板形状の片であるため、下端31から下方に垂れ、かつ水切れがよい。その結果、前板本体2に掛かった水が下端31から水平方向に伝わり難いため、水が広範囲に広がらないという効果を奏する。
本実施形態に係る引出し1によれば、引出し1の前板本体2に液体が掛かった場合に、液体が傾斜面32を伝って前側に誘導される。したがって、下方の引出し1内に液体が流入することを防止できる。
本実施形態に係る引出し1によれば、引出し1が上下に複数並べて配置される場合に、奥行方向Dにおいて、防水片3の下端31が、前板本体2の上面21の前端23よりも前側に位置するため、前板本体に掛かった液体は防水片3の下端31を伝って、下段の前板本体2の前端23側に流れる。したがって、下段の引出し1内に液体が流入することを防止できる。
本実施形態に係る引出し1は、引出し1の近傍で液体が使用される作業が行われる場合に、前板本体2に掛かった液体が引出し本体4内に流入することを防止できる。そのため、引出し1を上下に複数備えたキャビネット100は、医療、介護、実験、調理、清掃等、液体を使用する各種作業スペースで使用する収納用のキャビネットとして好適に使用できる。
(変形例)
本発明に係る多段用引出しおよび多段引出しキャビネットは、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
図4および図5に上記実施形態の変形例の多段用引出しの側面図を示す。上記実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。図4に示す第一変形例の引出し1Aは、防水片3Aおよび、引出し本体4Aの構成が上記実施形態と異なる。
引出し1Aは、図4に示すように、防水片3Aの下端31が、前板本体2Aの上面21の前端23と奥行方向Dの位置が略等しくなる位置まで延出する構成であってもよい。このように、防水片3の下端31が前方に延出すると、液体が下方の引出し1の引出し本体4A内に流入することをより効果的に防止できる。
引出し本体4の構成は上記実施形態の態様に限定されない。例えば、図4に示す変形例のように、引出し本体4が前板本体2の裏面に箱体41Aが固定される構成であってもよい。
本変形例の引出し1Aによれば、防水片3Aの下端31が、前板本体2Aの上面21の前端23と同じ位置に位置するため、前板本体2に掛かった液体は防水片3Aの下端31を伝って、下段の引出し1Aの前板本体2Aの前端側に流れる。したがって、下段の引出し本体4A内に液体が流入することを防止できる。
防水片3Bの傾斜面32は、前板本体2の下端と、防水片3Bの下端31との間の一部に形成されていてもよい。例えば、図5に示す第二変形例の防水片3Bのように、傾斜面32Bの前端321が、前板本体2Bの上面21の前端23と奥行方向Dの位置が同じ位置まで設けられており、傾斜面32Bの前端321から下端31まで縦方向Vに沿って下方に延びる下垂面33を備える構成であってもよい。
本実施形態に係る引出し1Bによれば、上記実施形態と同様に、前板本体2Bに液体が掛かった場合に、液体が前板本体2Bの下端部から防水片3Bを伝って、下段の前板本体2Bの前側に流れるように誘導される。したがって、下方の引出し1内部へ液体が流入することを防止できる。
上記実施形態では、筐体101の上方に作業用天板102および縦フレーム140が設けられ、筐体101の下部に複数のキャスター110が設けられた例を示したが、多段引出しキャビネットは、この形態に限定されない。多段引出しキャビネットは、筐体101に複数の多段用引出しが上下に並んで設けられていればよく、作業用天板102、縦フレーム140、およびキャスター110は必須の構成ではない。例えば、作業用天板102や縦フレーム140を備えず、部屋の壁に近接配置され、引出しを備える固定式の什器であってもよい。
上記実施形態および変形例では、防水片が薄板状の例を示したが、防水片は、下端が前板本体の上面の後端よりも前側に位置すればよく、防水片の態様は上述の例に限定されない。例えば、奥行方向Dにおける前板本体の前面が上面の前端と等しく、防水片も前板本体の前面と同じ位置で下垂する構成であってもよい。例えば、図6に示す第三変形例の多段用引出し1Cのように、奥行方向Dにおいて、防水片3の下端31Cが前板本体2Cの上面21の前端23よりも前側に位置していてもよい。
上記実施形態では、防水片のみ傾斜面が形成され、前板本体の前面に対して傾斜している例を示したが、防水片の傾斜面の態様はこの例に限定されない。例えば、前板本体が、上部から下端に向かって傾斜して形成され、防水片が前板本体と前面に沿って傾斜する態様であってもよい。また、傾斜面は湾曲した傾斜面であってもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1 多段用引出し
4,4A,4B,4C 引出し本体
2,2A,2B,2C 前板本体
3,3A,3B 防水片
21 上面
22 後端
23 前端
31,31C 下端
32,32B 傾斜面
100 多段引出しキャビネット
101 筐体

Claims (5)

  1. 上下に複数並べて使用される多段用引出しであって、
    引出し本体と、
    前記引出し本体の前方を覆う前板本体と、
    前記前板本体の下端部に前記前板本体の幅方向に沿って設けられた防水片と、を備え、
    前後方向において、前記防水片の下端が前記前板本体の上面の後端よりも前に位置する
    多段用引出し。
  2. 前記防水片は、前記前板本体の下端部から下方に向かうにしたがって前方に傾斜する傾斜面を有する
    請求項1に記載の多段用引出し。
  3. 前後方向における前記防水片の下端の位置が、前記前板本体の上面の前端と同じ位置または、前記前板本体の上面の前端よりも前側に位置する
    請求項1または請求項2に記載の多段用引出し。
  4. 筐体と、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の複数の多段用引出しと、
    を備え、
    前記複数の多段用引出しは、前記筐体内に上下に並んで設けられ、
    前後方向において、上方に設けられる前記多段用引出しの前記防水片の下端の位置が、下方に設けられた前記前板本体の上面の後端よりも前に位置する多段引出しキャビネット。
  5. 前後方向における前記防水片の下端の位置が、下方に設けられた前記引出しの前記前板本体の上面の前端と同じ位置または前記前板本体の上面の前端よりも前側に位置する請求項4に記載の多段引出しキャビネット。
JP2019193000A 2019-10-23 2019-10-23 多段用引出しおよび多段引出しキャビネット Active JP7288836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019193000A JP7288836B2 (ja) 2019-10-23 2019-10-23 多段用引出しおよび多段引出しキャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019193000A JP7288836B2 (ja) 2019-10-23 2019-10-23 多段用引出しおよび多段引出しキャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021065432A true JP2021065432A (ja) 2021-04-30
JP7288836B2 JP7288836B2 (ja) 2023-06-08

Family

ID=75636086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019193000A Active JP7288836B2 (ja) 2019-10-23 2019-10-23 多段用引出しおよび多段引出しキャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7288836B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60178433U (ja) * 1984-05-09 1985-11-27 有限会社 海野工芸 引手なし抽斗
US20060158071A1 (en) * 2003-02-19 2006-07-20 Thomas Muller Gripping strip for a drawer, especially for a drawer of bearing devices and operating material devices
JP2007143778A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd キャビネット用前板

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60178433U (ja) * 1984-05-09 1985-11-27 有限会社 海野工芸 引手なし抽斗
US20060158071A1 (en) * 2003-02-19 2006-07-20 Thomas Muller Gripping strip for a drawer, especially for a drawer of bearing devices and operating material devices
JP2007143778A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Matsushita Electric Works Ltd キャビネット用前板

Also Published As

Publication number Publication date
JP7288836B2 (ja) 2023-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW201609022A (zh) 儲存系統
JP7288836B2 (ja) 多段用引出しおよび多段引出しキャビネット
KR200492419Y1 (ko) 수납장치
JP6391030B1 (ja) 収納バスケット
KR20160003847U (ko) 이동식 선반형 서랍
KR100752363B1 (ko) 청소용품 보관함
JP6193580B2 (ja) 間仕切り収納構造
JP4963236B2 (ja) キャビネット
JP3184534U (ja) 引出内着脱可能な複数の収納箱を持つ収納家具
KR200333874Y1 (ko) 캐비닛형의 청소용구 보관함
JP2007082950A (ja) キャビネット
JP2019115599A (ja) 収納ボックス及びキャビネット
KR20180043652A (ko) 공간 활용을 위한 틈새수납장
WO2021084966A1 (ja) 引き出し
JP2008061683A (ja) 厨房キャビネットの引出し収納構造、厨房キャビネット、厨房キャビネット用引出し、および厨房キャビネット用小物入れ
JP2011115402A (ja) 収納容器セット及びこれを備えた収納容器付引出
JP2000116446A (ja) 昇降式吊り戸棚
JP6306315B2 (ja) 浴室収納部材
JP2772634B2 (ja) 隙間配置収納ケース用スライドトレー
JP2016135706A (ja) 食器棚
JP2006296536A (ja) 収納キャビネット
JPH1176096A (ja) タオル収納用引き出し
JP2014087459A (ja) 吊下げ式収納具及びこれを備えたキャビネット
JP2009119008A (ja) キャビネット
KR200257990Y1 (ko) 싱크대의 보조선반

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220727

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7288836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150