JP2021065124A - センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置 - Google Patents

センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置 Download PDF

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Abstract

【課題】センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置を小型化することを目的とする。【解決手段】センサユニット9は、センサ16と、センサ16に接続された配線19と、配線19を介してセンサ16に接続された接続部20a,20bと、センサ16を下方に折り曲げる折り曲げ部17と、を有する基板13を備えている。センサ16は、折り曲げ部17を基板13に残した状態で、基板13から切り抜かれるようにして形成されている。【選択図】図8

Description

本発明は、細胞培養の分析に使用されるセンサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置に関する。
従来の細胞培養分析装置の構成は、基体に設けられた貫通孔部分にセンサを固定するとともに、このセンサには、信号を取り出すためのリード線が接続されていた。
具体的には、培地の状態をモニタリングするセンサが細胞培養容器内に挿入され、そのセンサに電気的な接続端子が設けられている。その接続端子に繋がったリード配線が外部の制御部に接続されていた(例えば、特許文献1)。
また、複数の細胞培養容器が設けられたプレートと嵌合するカートリッジを有する細胞培養分析装置も開示されている。この分析装置は、それぞれの培養容器内を計測するセンサを有しており、これらのセンサを挿入する複数の開口が、カートリッジに設けられている。それぞれの開口内でセンサとファイバーケーブルとが接続されている。これら複数のファイバーケーブルが、外部の制御部に接続されていた(例えば、特許文献2)。
特開2004−112092号公報 米国特許第9170255号明細書
上記従来例において、センサは、例えば、培養容器内の培地に浸漬され、この培地内環境を検出していた。
細胞培養装置では、細胞培養の分析に、複数個の培養容器が配置されることが多く、それに伴って、これらの容器に対応するセンサの個数も多くなるため、細胞培養分析装置の小型化が求められている。
そこで、本発明は、細胞培養分析装置を小型化することを目的とするものである。
そしてこの目的を達成するために、本発明のセンサユニットは、センサと、センサに接続された配線と、配線を介してセンサと接続された接続部と、センサを下方に折り曲げる折り曲げ部と、を有する基板を備えている。センサは、折り曲げ部を基板に残した状態で、基板から切り抜かれて形成されている。
本発明のセンサユニットは、センサが、センサを下方に折り曲げる折り曲げ部を基板に残して、基板から切り抜かれて形成されているため、センサを基板に固定する構成が不要となり、小型化することができる。
本発明の一実施形態に係るセンサユニットを備えた細胞培養分析装置を搭載した細胞培養装置の正面図。 図1の細胞培養装置の斜視図。 図1の細胞培養分析装置の斜視図。 図1の細胞培養分析装置の斜視図。 図1の細胞培養分析装置の分解斜視図。 図1のセンサユニットの拡大斜視図。 図1のセンサユニットの分解斜視図。 図1のセンサユニットの一部切欠斜視図。 図1のセンサユニットの一部拡大断面図。 図1のセンサユニットの一部平面図。 図1のセンサユニットの一部拡大斜視図。 図1のセンサユニットの一部拡大平面図。 図12のA−A断面図。 図12のB−B断面図。 図12のC−C断面図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1のセンサユニットの製造方法を示す斜視図。 図1の細胞培養分析装置の制御ブロック図。 本発明の他の実施形態に係るセンサユニットの平面図。 図25のセンサユニットの斜視図。 本発明のさらに他の実施形態に係るセンサユニットの平面図。 図27のセンサユニットの斜視図。
(実施の形態1)
以下、本発明の一実施形態に係るセンサユニット9およびこれを備えた細胞培養分析装置3について、添付図面を用いて説明する。
<細胞培養装置の概要説明>
図1および図2は、細胞培養装置1を示し、培養室2内には、細胞培養分析装置3が配置されている。なお、図1および図2においては、図示していないが、培養室2の前面には、扉が開閉自在に配置されている。つまり、培養室2内では、図3に示す細胞培養分析装置3を用いて細胞培養が行われるとともに、その培養状況を検出する。
細胞培養分析装置3は、図4から図6に示すように、前面側に扉4が設けられた本体ケース5内に、培養容器設置部6が配置されている。培養容器設置部6上には、培養容器7が載置されている。培養容器7は、例えば、24個のウェル8を備えている。
その状態で培養容器7上には、センサユニット9が配置される。センサユニット9は、その下面側に設けられた4本の脚(支持部)10が、培養容器設置部6に設けられた位置決め穴11内に挿入されることで、培養容器7上に所定間隔離した状態で設置される。つまり、センサユニット9には、培養容器設置部6上に、培養容器であるウェル8の収納空間を確保するための脚(支持部)10が設けられている。そして、脚(支持部)10によってセンサユニット9が培養容器設置部6上に配置されている。
なお、脚(支持部)10は、上述したように、培養容器設置部6上に、培養容器であるウェル8の収納空間を確保するために、培養容器設置部6に対してセンサユニット9を支持する。ここで、センサユニット9を支持する支持部としては、センサユニット9に設けられた脚に限定されるものではない。例えば、培養容器設置部6に対して、センサユニット9を下方から支持する支持体であってもよい。
また、センサユニット9上には、制御ユニット12が配置されている。
制御ユニット12は、接続部20a,20bを介してセンサユニット9に電圧を印加してセンサユニット9を制御する。そして、制御ユニット12は、培養状況を細胞培養装置1外のデータ処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)に伝達する。
センサユニット9は、図6から図8に示すように、樹脂材料であるPET(ポリエチレンテレフタレート)で形成された基板13と、基板13の下方に配置されたボトムカバー14と、基板13の上方に配置されたトップカバー15とを備えている。基板13は、ボトムカバー14と、トップカバー15とによって上下から挟まれている。
基板13には、図8から図11に示すように、複数のセンサ16が設けられている。具体的には、複数のセンサ16は、センサ16と基板13との接続部分を下方に折り曲げた折り曲げ部17を基板13に残して、基板13から切り抜かれるように形成されている。
本実施形態のセンサ16は、図8に示すように、略L字形状を有している。
図9に、図8の一部拡大断面図を示す。本実施形態のセンサ16では、図9に示すように、略L字状の縦辺上部を折り曲げ部17としている。
図10に示す基板13の略L字形状部18は、略L字状のセンサ16を切り抜いた後の開口部である。さらに詳細に説明すると、基板13は矩形状となっており、略L字状のセンサ16の縦辺を、この基板13の対向する2つの辺に対して傾斜させた状態で、基板13から切り抜かれて形成されている。
また、センサ16の折り曲げ部17に接続された基板13上の配線19は、図10に示すように、互いに隣接するセンサ16(第1のセンサ)の縦辺切り抜き部18aと、センサ16(第2のセンサ)の横辺切り抜き部18bとの間を介して基板13の外周部に引き出されている。
本実施形態では、図8、図11に示すように、センサ16を略L字状とし、その横辺部分をウェル8内に置いて水平状態に保持することで、ウェル8内の培養状態を検出する。
また、センサ16の下方の横辺部分には、ウェル8内の培養状態を検出する検出電極が形成されている。検出電極の電極面積を広くすることで、センサ16の感度を向上させることができる。そして、センサ16の下方の横辺部分の水平方向の幅は、上方の縦辺部分の水平方向の幅に対して広くなるように形成されている。この理由は、基板13の配線19の面積を確保するためである。この面積を広く取ることで、センサ16の感度を高めることができる。
このような理由から、センサ16を略L字状としたので、センサ16は、矩形状の基板13に対して、略L字状のセンサ16の縦辺を、この基板13の対向する2つの辺に対して傾斜させた状態で、基板13から切り抜かれて形成されている。
センサ16が基板13の対向する2つの辺に対して傾斜させた状態で基板13から切り抜かれている理由は、センサ16の縦辺部分(図12の縦向き部分)の長さを十分に確保するためである。これにより、センサ16の横辺部分(図12の横向き部分)に形成された検出電極を、ウェル8内の培地に対して浸漬することが調整可能となる。
なお、センサ16の形状は、略L字形状に限定したものでは無く、例えば、略I字形状、略逆T字形状等であってもよく、折り曲げ部17を基板に13に残して切り抜かれた形状であればよい。また、センサ16の感度を向上させるためには、センサ16の横辺部分の水平方向の幅をより広く取ることが好ましい。
センサ16の横辺部分には、図12から図15に示すように、検出電極として、作用極21、対極22、参照極23が設けられている。
また、参照極23の表面には、銀層(銀層と塩化銀層の少なくとも一方)24が設けられている。また、作用極21の表面には、酵素とメディエータ等から形成される試薬層25が設けられている。そして、それらの検出電極部分は、保護膜29によって覆われている。
センサ16は、ウェル8内の培地に作用極21、対極22、参照極23を浸漬させて、電気化学的に培地の特定の成分の濃度を検出する。
例えば、培地のグルコース成分の濃度を検出する場合、作用極21の表面に固定化された試薬層25には、酵素(例えば、GOx)、レドックスメディエータが含まれる。
このグルコースの検出原理は、保護膜29を通して培地から透過してきたグルコースが試薬層25の酵素(例えば、GOx)との酵素反応で酸化され、グルコノラクトンとなり、同時に試薬層25のレドックスメディエータが還元されて還元体となる。この還元体が酸化体に戻る際に発生する電子を電流値として測定することで、培地のグルコース濃度を測定することができる。
そして、保護膜29の働きとしては、培地中のグルコースを透過制限しながらセンサ16の検出電極部分に浸透させるとともに、作用極21に固定化された試薬層25の成分である、酵素とメディエータとを保護膜の外側への流出を防止することである。
酵素とメディエータは、架橋されて電極に固定されている。そのため、試薬層25は、高分子化されるので、分子量は大きくなる。よって、グルコースは透過し、酵素とメディエータが保護膜29から流出することを防止することができる(より詳細には、国際公開第2019/146788号参照)。
基板13には、センサ16が形成されているが、その製造方法は、以下の通りである。
つまり、図16に示すように、樹脂材料であるPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム26の上面に、図17で示すように、スパッタリングにより金の電極層27が形成される。次に、図18に示すように、電極層27が、センサ16に合わせて略L字状に描画される。つまり、レーザによって電極層27を蒸散させ、これにより、略L字状の電極層27を形成する。さらに、図12に示すように、この略L字状の電極層27は、作用極21、対極22、参照極23用に分割される。分割された3本の導電路は折り曲げ部17上にまで、基板13に引き出され、それぞれが配線19へと繋がった状態となる。したがって、接続部20において、作用極21、対極22、参照極23の信号が引き出される。
なお、この略L字状の電極層27が、作用極21、対極22、参照極23用に分割された後には、図19に示すように、作用極21、対極22、参照極23部分がマスクされた状態で、レジスト膜28が設けられる。その後、図20に示すように、参照極23の表面に、銀層(銀層と塩化銀層の少なくとも一方)24が設けられ、また作用極21の表面に、試薬層25が設けられる。
次に、図21に示すように、略L字状のセンサ16部分を切り抜くために、基板13にレーザが照射される。この状態では、略L字状のセンサ16は、折り曲げ部17だけが基板13に連結されている。よって、図22に示すように、折り曲げ部17を介してセンサ16が下方へ折り曲げられる。そして、その状態で、図23に示すように作用極21、対極22、参照極23部分が保護膜29で覆われる。
その後、図8に示すように、上下のトップカバー15とボトムカバー14とで基板13を挟んだ状態とする。なお、ボトムカバー14には、図7で示すように、貫通孔30が設けられている。よって、センサ16の横辺部分(作用極21、対極22、参照極23が存在する部分)は、図8に示すように、貫通孔30を貫通し、ボトムカバー14の下方に配置される。
本実施形態においては、図9に示すように、ボトムカバー14の貫通孔30の開口縁には、センサ16の折り曲げ部17の下辺側を支える支持部31が設けられている。トップカバー15の支持部31に対向する部分には、センサ16の折り曲げ部17の上辺側を下方に押す押圧部32が設けられている。
これらの支持部31は、上面湾曲部形状を有している。また、押圧部32は、下面湾曲部形状を有している。
この結果、図8および図9に示すように、トップカバー15とボトムカバー14とで基板13を上下から挟んだ状態にすると、センサ16の折り曲げ部17が支持部31と押圧部32とによって上下から挟まれる。これにより、センサ16の横辺部分(作用極21、対極22、参照極23が存在する部分)は、下方において安定した状態で略水平方向に沿って配置された状態を維持することができる。
この略水平状態となると、センサ16の横辺部分(作用極21、対極22、参照極23が存在する部分)は、培養容器7の各ウェル8内において、それぞれ安定した位置で保持され、各ウェル8内の培養状態を適切に検出することができる。
また、センサ16の折り曲げ部17の円弧部分のRが、ボトムカバー14とトップカバー15とによって規定され、折り曲げ部17に無理な応力がかからないため、クラックによる断線を防止することができる。
折り曲げ部17の折り曲げ方については、トップカバー15あるいはボトムカバー14のどちらか一方が基板13に取り付けられた状態で折り曲げられてもよい。また、折り曲げ部17に熱が加えられて曲げ加工が行われてもよい。その場合には、トップカバー15あるいはボトムカバー14は不要である。
このように、本実施形態では、センサ16は、折り曲げ部17を残した状態で基板13から切り抜かれて、基板13に対して下方に折り曲げられるように形成されている。これにより、センサ16を基板13に固定するための構成が不要となり、センサユニット9を小型化することができる。
また、センサ16の構成として、センサ16と基板13上の配線部分とを一体として形成することができるため、センサ16と配線19との間の接続コネクタが不要になる。よって、センサユニット9の小型化が可能となる。
また、基板13の配線19は、基板13上の配線パターンとして集約され、接続部20a,20bに集められている。そして、接続部20a,20bは、制御ユニット12の接続コネクタと接続されるため、センサユニット10と制御ユニット12との間をリード線等の配線で接続する必要がない。よって、細胞培養分析装置3自体の小型化が可能となる。
図24は、細胞培養分析装置3の制御ブロックを示している。上述のように検出されたウェル8内の情報は、制御ユニット12内に設けられた測定部33を介して、制御部34に伝達され、記憶部35に記憶されるとともに、通信部36を介して外部機器37(パーソナルコンピュータ)の通信部38に伝達される。外部機器37は、制御部39を介して表示部40に検出データを表示させることができる。なお、符号41は、外部機器37の入力部である。
以上のように、本実施形態においては、図5、図8のように多くのウェル8を用いた場合でも、極めて小型化されたセンサユニット9によって、培養状態の検出を一度に行うことができる。つまり、本実施形態の細胞培養分析装置3は、センサユニット9が小型化されたことが、最も大きな特徴である。
本実施形態では、折り曲げ部17を基板13に残した状態で、センサ16が基板13から切り抜かれて下方に折り曲げられている。これにより、センサ16を基板13に固定するための構成が不要となり、センサユニット9を小型化することができる。
(実施の形態2)
図25から図28は、本発明の他の実施形態のセンサユニット9の構成を示している。つまり、本実施形態では、センサ16を略I字形状とし、このセンサ16の縦辺上部を折り曲げ部17とした点で、上記実施形態1のセンサユニット9の構成とは異なっている。
また、図25および図26と図27および図28との差異は、センサ16が前者の方が後者よりも幅が広いということである。また、図25および図26に示す構成では、センサ16の縦辺を、矩形状の基板13の対向する2つの辺に対して傾斜させた状態で、基板13から切り抜かれて形成されている。
また、図25に示すように、複数のセンサ16が配置された複数列のセンサ群が設けられ、隣接する列のセンサ16は、図中左右方向における逆方向に傾斜するように配置されている。
これに対して、図27、図28に示すセンサユニット9では、基板13には、複数のセンサ16が縦方向に並べられるとともに、左右方向においてその一部が隣接するように複数列のセンサ群が設けられている。
また、各列において、隣接するセンサ16は、その列の中心線に対して左右交互に配置されている。
本発明のセンサユニットは、センサが、センサを下方に折り曲げる折り曲げ部を基板に残して、基板から切り抜かれて形成されているため、センサを基板に固定する構成が不要となり、小型化することができるという効果を奏することから、小型化が必要とされる細胞培養装置の分野に利用可能である。
1 細胞培養装置
2 培養室
3 細胞培養分析装置
4 扉
5 本体ケース
6 培養容器設置部
7 培養容器
8 ウェル
9 センサユニット
10 脚(支持部)
11 位置決め穴
12 制御ユニット
13 基板
14 ボトムカバー
15 トップカバー
16 センサ
17 折り曲げ部
18 L字形状部
18a 縦辺切り抜き部
18b 横辺切り抜き部
19 配線
20a,20b 接続部
21 作用極
22 対極
23 参照極
24 銀層
25 試薬層
26 PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム
27 電極層
28 レジスト膜
29 保護膜
30 貫通孔
31 支持部
32 押圧部
33 測定部
34 制御部
35 記憶部
36 通信部
37 外部機器
38 通信部
39 制御部
40 表示部
41 入力部

Claims (16)

  1. センサと、前記センサに接続された配線と、前記配線を介して前記センサと接続された接続部と、前記センサを下方に折り曲げる折り曲げ部と、を有する基板を備え、
    前記センサは、前記折り曲げ部を前記基板に残した状態で、前記基板から切り抜かれて形成されている、
    センサユニット。
  2. 前記基板には、複数の前記センサが設けられている、
    請求項1に記載のセンサユニット。
  3. 前記基板の下方に設けられたボトムカバーと、前記基板の上方に設けられたトップカバーと、をさらに備え、
    前記基板は、前記ボトムカバーと前記トップカバーとで上下から挟まれて構成されている、
    請求項1または2に記載のセンサユニット。
  4. 前記ボトムカバーには、前記センサを下方に貫通させる貫通孔が設けられている、
    請求項3に記載のセンサユニット。
  5. 前記ボトムカバーの前記貫通孔の開口縁には、前記センサの前記折り曲げ部の下辺側を支える支持部が設けられており、
    前記トップカバーの前記支持部に対向する部分には、前記センサの前記折り曲げ部の上辺側を下方に押す押圧部が設けられている、
    請求項4に記載のセンサユニット。
  6. 前記支持部には、上面湾曲形状を有しており、前記押圧部には、下面湾曲形状を有している、
    請求項5に記載のセンサユニット。
  7. 前記センサは、略L字形状を有し、前記センサの縦辺上部が前記折り曲げ部として用いられる、
    請求項1から6のいずれか1つに記載のセンサユニット。
  8. 前記基板を矩形状とし、前記センサの縦辺を、前記基板の対向する2つの辺に対して傾斜させた状態で、前記基板から切り抜かれて形成されている、
    請求項7に記載のセンサユニット。
  9. 前記基板には、第1のセンサと、前記第1のセンサに隣接配置された第2のセンサが切り抜かれて形成されており、
    前記第1のセンサと前記基板とを連結する前記折り曲げ部に接続された配線が、前記第1のセンサの縦辺切り抜き部と前記第2のセンサの横辺切り抜き部との間を介して、前記基板の外周部に引き出されている、
    請求項7に記載のセンサユニット。
  10. 前記センサは、略I字形状を有し、前記センサの縦辺上部が前記折り曲げ部として用いられる、
    請求項1から6のいずれか1つに記載のセンサユニット。
  11. 前記基板を矩形状とし、前記センサは、前記センサの縦辺を、前記基板の対向する2つの辺に対して傾斜させた状態で、前記基板から切り抜かれて形成されている、
    請求項10に記載のセンサユニット。
  12. 前記基板には、複数の前記センサを並べた複数列のセンサ群が設けられており、
    互いに隣接する列の前記センサは、逆方向に傾斜した状態で配置されている、
    請求項11に記載のセンサユニット。
  13. 前記基板には、複数の前記センサを並べた複数列のセンサ群が設けられており、各列において、互いに隣接する前記センサは、その列の中心線に対して左右交互に配置されている、
    請求項12に記載のセンサユニット。
  14. 請求項1から13のいずれか1つに記載のセンサユニットと、
    前記センサユニットが載置される培養容器設置部と、
    を備えた細胞培養分析装置。
  15. 前記センサユニットには、前記培養容器設置部上に、培養容器の収納空間を確保するための脚が設けられており、前記脚で前記センサユニットが前記培養容器設置部上に配置されている、
    請求項14に記載の細胞培養分析装置。
  16. 前記センサユニット上には、前記センサユニットの制御を行う制御ユニットが配置されている、
    請求項14または15に記載の細胞培養分析装置。
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