JP2004112092A - データ処理装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】インタリーブ処理に要する一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができるデータ処理装置及び方法を提供すること。
【解決手段】本発明のデータ処理装置は、データを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化装置101と、誤り訂正符号化装置101からのデータの単位長分を一時的に格納し格納したデータを出力した後にデータをクリアする一時記憶装置102と、一時記憶装置102から出力されるデータを格納するデータ記憶装置103と、制御装置104と、を具備する。制御装置104は、一時記憶装置102にデータ格納する時にデータのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のデータ処理装置は、データを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化装置101と、誤り訂正符号化装置101からのデータの単位長分を一時的に格納し格納したデータを出力した後にデータをクリアする一時記憶装置102と、一時記憶装置102から出力されるデータを格納するデータ記憶装置103と、制御装置104と、を具備する。制御装置104は、一時記憶装置102にデータ格納する時にデータのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データのインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理等のを実施するデータ処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信システムのデータ処理装置においては、雑音対策のため、誤り訂正符号化インタリーブを行うのが一般的であり、特に3GPPでは誤り訂正符号化処理、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理が順次に実施されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、従来のデータ処理装置の構成を示すブロック図である。図5は、従来のデータ処理装置の動作を説明するための図である。
【0004】
図4に示すように、従来のデータ処理装置400は、誤り訂正符号化装置401、一時記憶装置402、フレーム分割及びフレーム長等化装置403、データ記憶装置404及び制御装置405を具備している。
【0005】
誤り訂正符号化装置401は、入力されるデータに対し誤り訂正符号化処理を行ってデータを一時記憶装置402に与える。一時記憶装置402は、誤り訂正符号化装置401からのデータを一時的に記憶するものである。制御装置405は、誤り訂正符号化装置401からのデータを一時記憶装置402に格納する時にデータのインタリーブ処理を行う。
【0006】
フレーム分割及びフレーム長等化装置403は、インタリーブ処理を行ったデータに対してフレームを分割するフレーム分割処理及びフレームの長さを均等にするフレーム長等化処理を実施する。データ記憶装置404は、フレーム分割及びフレーム長等化装置403からのデータを記憶する。制御装置405は、一時記憶装置402、フレーム分割及びフレーム長等化装置403及びデータ記憶装置404の動作も制御する。
【0007】
次に、従来のデータ処理装置の動作の具体的例について、図5を参照して説明する。
【0008】
図5に示すように、誤り訂正符号化装置401によって誤り訂正符号化されたデータが4フレーム分であり、誤り訂正符号化後のデータ数が39個であり、データ処理を8ビット単位で行う場合の誤り訂正符号化装置401からの出力が0、1、2、3、…、38とする。この例の場合に、データが4フレームであるから、データにインタリーブ処理を行うために、横方向の4ビットの記憶素子を有し縦方向の10ビットの記憶素子を有する一時記憶装置402に制御装置405により図の▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼・・・の順に書き込む。この時、一時記憶装置402に格納されるデータの40個目にはこの一連の処理と関係のない値“X”が格納される。
【0009】
次に、制御装置405は、一時記憶装置402からデータを読み出す時に、3GPP特有のインタリーブ方式によりブロックインタリーブ処理を行った後に、列の入れ替えを行う処理を行うためフレーム毎に図5のように縦方向から▲1▼’、▲2▼’、▲3▼’、▲4▼’の順番に読み出す。フレーム分割及びフレーム長等化装置403は、一時記憶装置102から読み出されたデータのフレーム分割処理及びフレーム長等化処理を行う。この時に、制御装置405は、フレーム分割及びフレーム長等化装置403から出力されるデータ38の以降にフレーム長等化処理により0を加える。また、この時に、制御装置405は、一時記憶装置402に格納されたこの一連の処理と関係のない値“X”をも0とする。次に、制御装置405は、フレーム分割及びフレーム長等化装置403からのデータをデータ記憶装置404に8ビットずつフレーム毎に格納する。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−353965号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ処理装置においては、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を行うには、インタリーブ処理のための複数フレーム分のデータを記憶するための一時記憶装置402の記憶容量を確保する必要があるから、必要とされる一時記憶装置402の記憶容量(回路規模)が大きくなり、また、インタリーブ処理と、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理とを個別に実施しているから、回路規模が大きくなると共にデータの処理量が多くなるという問題がある。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、インタリーブ処理に要する一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができるデータ処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ処理装置は、入力されるデータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号化された前記データの単位長分を一時的に格納し格納した前記データを出力した後に前記データをクリアする一時記憶手段と、前記一時記憶手段から出力される前記データを格納するデータ記憶手段と、前記一時記憶手段及び前記データ記憶手段に前記データを格納するための制御を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段が、前記一時記憶手段に前記データを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータのインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施しながら一時記憶手段にデータを格納するため、インタリーブのための一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【0015】
本発明のデータ処理装置は、前記構成において、前記一時記憶手段が、前記データの単位長分を一時的に格納する複数の一時記憶部を具備し、前記制御手段が、前記データを所定順序で前記複数の一時記憶部に格納することにより前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、前記効果に加えて、簡単な構成によりデータのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施することができる。
【0017】
本発明の通信端末装置は、前記データ処理装置を有する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、前記効果を有する通信端末装置を得ることができる。
【0019】
本発明のデータ処理方法は、入力されるデータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号化された前記データの単位長分を一時的に格納し格納した前記データを出力した後に前記データをクリアする一時記憶手段と、前記一時記憶手段から出力される前記データを格納するデータ記憶手段と、前記一時記憶手段及び前記データ記憶手段に前記データを格納するための制御を行う制御手段と、を具備するデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、前記制御手段が前記一時記憶手段に前記データを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施するステップを具備するようにした。
【0020】
この方法によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータのインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施しながら一時記憶手段にデータを格納するため、インタリーブのための一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、一時記憶手段にデータを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施することである。
【0022】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
【0024】
図1に示すように、データ処理装置100は、誤り訂正符号化装置101、一時記憶装置102、データ記憶装置103及び制御装置104を具備している。一時記憶装置102は、複数の一時記憶部102−1〜102−Nを具備している。
【0025】
一時記憶装置102の入力端子は、誤り訂正符号化装置101に出力端子に接続されている。データ記憶装置103の入力端子は、一時記憶装置102の出力端子に接続されている。制御装置104の出力端子は、一時記憶装置102及びデータ記憶装置103の制御端子に接続されている。
【0026】
誤り訂正符号化装置101は、入力されるデータを誤り訂正符号化して一時記憶装置102に与える。一時記憶装置102は、誤り訂正符号化装置101からの誤り訂正符号化されたデータの単位長分を一時的に格納し格納したデータを出力した後に前記データをクリアする。一時記憶装置102の一時記憶部102−1〜102−Nの各々は、誤り訂正符号化装置101からの誤り訂正符号化されたデータの単位長分を記憶するための一列状の複数の記憶素子からなる。制御装置104は、一時記憶装置102にデータを格納する時にデータのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する。データ記憶装置103は、一時記憶装置102から出力されるデータを格納する。制御104は、データ記憶装置103にデータを格納するための制御を行う。
【0027】
次に、本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置100の動作の具体的例について、図2及び図3を参照して詳細に説明する。この例では、誤り訂正符号化装置101に入力されるデータが4フレームであり、誤り訂正符号化後のデータ数が39個であり、データの処理単位が8ビットの場合について説明する。
【0028】
図2に示すように、誤り訂正符号化装置101は、入力されるデータの誤り訂正符号化を行う。制御装置104は、誤り訂正符号化装置101で誤り訂正符号化された39個のデータ0〜38を3GPP特有のインタリーブ方式によりブロックインタリーブ処理を行った後に、図2の▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の順に一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に格納することにより、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施する。
【0029】
一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に0〜31までのデータでそれぞれ8個のデータが格納されると、制御装置104は図2の▲1▼’、▲2▼’、▲3▼’、▲4▼’の順にデータ記憶装置103にデータを転送して格納する。
【0030】
図3は、一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に格納された0〜31までの32個のデータをデータ記憶装置103に格納する処理(図2参照)の後の処理を示している。
【0031】
一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4は、データを転送した後に常にすべての記憶素子のデータを0にクリアする。その後に、制御装置104は、誤り訂正符号化装置101で誤り訂正符号化された残り7個のデータ32〜38に対し3GPP特有のインタリーブ方式によりブロックインタリーブ処理を行った後にデータを▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の順に一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に格納する。
【0032】
この時に、制御装置104は、予め一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4のデータを0にクリアする処理を行っているので、データの格納されていない25個のデータが0となっており、データ長の調整を行うフレーム長等化処理を行ったことになる。
【0033】
このように、本発明の一実施の形態によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータを所定順序で一時記憶部102−1〜102−4に格納することにより、結果的にインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施して一時記憶装置102にデータを格納することができるため、インタリーブのための一時記憶装置102の記憶容量(回路規模)を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【0034】
なお、本発明の一実施の形態は、4フレーム以外の複数のフレームのデータに適用することができる。また、本発明の一実施の形態においては、データを転送した後の一時記憶部102−1〜102−Nの記憶素子をクリアした状態は1でもよい。
【0035】
なお、本発明は、無線通信システムにおける通信端末装置又は基地局等に適用することができる。また、本発明は、有線伝送に用いられる各種のデータ処理装置に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータをインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施しながら一時記憶手段にデータを格納するため、インタリーブ処理のための一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の動作の1例を説明するための図
【図3】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の動作の他の例を説明するための図
【図4】従来のデータ処理装置の構成を示すブロック図
【図5】従来のデータ処理装置の動作を説明するための図
【符号の説明】
100 データ処理装置
101 誤り訂正符号化装置
102 一時記憶装置
103 データ記憶装置
104 制御装置
102−1〜102−N 一時記憶部
【発明の属する技術分野】
本発明は、データのインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理等のを実施するデータ処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信システムのデータ処理装置においては、雑音対策のため、誤り訂正符号化インタリーブを行うのが一般的であり、特に3GPPでは誤り訂正符号化処理、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理が順次に実施されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、従来のデータ処理装置の構成を示すブロック図である。図5は、従来のデータ処理装置の動作を説明するための図である。
【0004】
図4に示すように、従来のデータ処理装置400は、誤り訂正符号化装置401、一時記憶装置402、フレーム分割及びフレーム長等化装置403、データ記憶装置404及び制御装置405を具備している。
【0005】
誤り訂正符号化装置401は、入力されるデータに対し誤り訂正符号化処理を行ってデータを一時記憶装置402に与える。一時記憶装置402は、誤り訂正符号化装置401からのデータを一時的に記憶するものである。制御装置405は、誤り訂正符号化装置401からのデータを一時記憶装置402に格納する時にデータのインタリーブ処理を行う。
【0006】
フレーム分割及びフレーム長等化装置403は、インタリーブ処理を行ったデータに対してフレームを分割するフレーム分割処理及びフレームの長さを均等にするフレーム長等化処理を実施する。データ記憶装置404は、フレーム分割及びフレーム長等化装置403からのデータを記憶する。制御装置405は、一時記憶装置402、フレーム分割及びフレーム長等化装置403及びデータ記憶装置404の動作も制御する。
【0007】
次に、従来のデータ処理装置の動作の具体的例について、図5を参照して説明する。
【0008】
図5に示すように、誤り訂正符号化装置401によって誤り訂正符号化されたデータが4フレーム分であり、誤り訂正符号化後のデータ数が39個であり、データ処理を8ビット単位で行う場合の誤り訂正符号化装置401からの出力が0、1、2、3、…、38とする。この例の場合に、データが4フレームであるから、データにインタリーブ処理を行うために、横方向の4ビットの記憶素子を有し縦方向の10ビットの記憶素子を有する一時記憶装置402に制御装置405により図の▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼・・・の順に書き込む。この時、一時記憶装置402に格納されるデータの40個目にはこの一連の処理と関係のない値“X”が格納される。
【0009】
次に、制御装置405は、一時記憶装置402からデータを読み出す時に、3GPP特有のインタリーブ方式によりブロックインタリーブ処理を行った後に、列の入れ替えを行う処理を行うためフレーム毎に図5のように縦方向から▲1▼’、▲2▼’、▲3▼’、▲4▼’の順番に読み出す。フレーム分割及びフレーム長等化装置403は、一時記憶装置102から読み出されたデータのフレーム分割処理及びフレーム長等化処理を行う。この時に、制御装置405は、フレーム分割及びフレーム長等化装置403から出力されるデータ38の以降にフレーム長等化処理により0を加える。また、この時に、制御装置405は、一時記憶装置402に格納されたこの一連の処理と関係のない値“X”をも0とする。次に、制御装置405は、フレーム分割及びフレーム長等化装置403からのデータをデータ記憶装置404に8ビットずつフレーム毎に格納する。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−353965号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のデータ処理装置においては、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を行うには、インタリーブ処理のための複数フレーム分のデータを記憶するための一時記憶装置402の記憶容量を確保する必要があるから、必要とされる一時記憶装置402の記憶容量(回路規模)が大きくなり、また、インタリーブ処理と、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理とを個別に実施しているから、回路規模が大きくなると共にデータの処理量が多くなるという問題がある。
【0012】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、インタリーブ処理に要する一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができるデータ処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ処理装置は、入力されるデータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号化された前記データの単位長分を一時的に格納し格納した前記データを出力した後に前記データをクリアする一時記憶手段と、前記一時記憶手段から出力される前記データを格納するデータ記憶手段と、前記一時記憶手段及び前記データ記憶手段に前記データを格納するための制御を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段が、前記一時記憶手段に前記データを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する構成を採る。
【0014】
この構成によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータのインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施しながら一時記憶手段にデータを格納するため、インタリーブのための一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【0015】
本発明のデータ処理装置は、前記構成において、前記一時記憶手段が、前記データの単位長分を一時的に格納する複数の一時記憶部を具備し、前記制御手段が、前記データを所定順序で前記複数の一時記憶部に格納することにより前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する構成を採る。
【0016】
この構成によれば、前記効果に加えて、簡単な構成によりデータのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施することができる。
【0017】
本発明の通信端末装置は、前記データ処理装置を有する構成を採る。
【0018】
この構成によれば、前記効果を有する通信端末装置を得ることができる。
【0019】
本発明のデータ処理方法は、入力されるデータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号化された前記データの単位長分を一時的に格納し格納した前記データを出力した後に前記データをクリアする一時記憶手段と、前記一時記憶手段から出力される前記データを格納するデータ記憶手段と、前記一時記憶手段及び前記データ記憶手段に前記データを格納するための制御を行う制御手段と、を具備するデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、前記制御手段が前記一時記憶手段に前記データを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施するステップを具備するようにした。
【0020】
この方法によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータのインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施しながら一時記憶手段にデータを格納するため、インタリーブのための一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、一時記憶手段にデータを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施することである。
【0022】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0023】
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
【0024】
図1に示すように、データ処理装置100は、誤り訂正符号化装置101、一時記憶装置102、データ記憶装置103及び制御装置104を具備している。一時記憶装置102は、複数の一時記憶部102−1〜102−Nを具備している。
【0025】
一時記憶装置102の入力端子は、誤り訂正符号化装置101に出力端子に接続されている。データ記憶装置103の入力端子は、一時記憶装置102の出力端子に接続されている。制御装置104の出力端子は、一時記憶装置102及びデータ記憶装置103の制御端子に接続されている。
【0026】
誤り訂正符号化装置101は、入力されるデータを誤り訂正符号化して一時記憶装置102に与える。一時記憶装置102は、誤り訂正符号化装置101からの誤り訂正符号化されたデータの単位長分を一時的に格納し格納したデータを出力した後に前記データをクリアする。一時記憶装置102の一時記憶部102−1〜102−Nの各々は、誤り訂正符号化装置101からの誤り訂正符号化されたデータの単位長分を記憶するための一列状の複数の記憶素子からなる。制御装置104は、一時記憶装置102にデータを格納する時にデータのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施する。データ記憶装置103は、一時記憶装置102から出力されるデータを格納する。制御104は、データ記憶装置103にデータを格納するための制御を行う。
【0027】
次に、本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置100の動作の具体的例について、図2及び図3を参照して詳細に説明する。この例では、誤り訂正符号化装置101に入力されるデータが4フレームであり、誤り訂正符号化後のデータ数が39個であり、データの処理単位が8ビットの場合について説明する。
【0028】
図2に示すように、誤り訂正符号化装置101は、入力されるデータの誤り訂正符号化を行う。制御装置104は、誤り訂正符号化装置101で誤り訂正符号化された39個のデータ0〜38を3GPP特有のインタリーブ方式によりブロックインタリーブ処理を行った後に、図2の▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の順に一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に格納することにより、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施する。
【0029】
一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に0〜31までのデータでそれぞれ8個のデータが格納されると、制御装置104は図2の▲1▼’、▲2▼’、▲3▼’、▲4▼’の順にデータ記憶装置103にデータを転送して格納する。
【0030】
図3は、一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に格納された0〜31までの32個のデータをデータ記憶装置103に格納する処理(図2参照)の後の処理を示している。
【0031】
一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4は、データを転送した後に常にすべての記憶素子のデータを0にクリアする。その後に、制御装置104は、誤り訂正符号化装置101で誤り訂正符号化された残り7個のデータ32〜38に対し3GPP特有のインタリーブ方式によりブロックインタリーブ処理を行った後にデータを▲1▼、▲2▼、▲3▼、▲4▼の順に一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4に格納する。
【0032】
この時に、制御装置104は、予め一時記憶部102−1、一時記憶部102−2、一時記憶部102−3及び一時記憶部102−4のデータを0にクリアする処理を行っているので、データの格納されていない25個のデータが0となっており、データ長の調整を行うフレーム長等化処理を行ったことになる。
【0033】
このように、本発明の一実施の形態によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータを所定順序で一時記憶部102−1〜102−4に格納することにより、結果的にインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施して一時記憶装置102にデータを格納することができるため、インタリーブのための一時記憶装置102の記憶容量(回路規模)を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【0034】
なお、本発明の一実施の形態は、4フレーム以外の複数のフレームのデータに適用することができる。また、本発明の一実施の形態においては、データを転送した後の一時記憶部102−1〜102−Nの記憶素子をクリアした状態は1でもよい。
【0035】
なお、本発明は、無線通信システムにおける通信端末装置又は基地局等に適用することができる。また、本発明は、有線伝送に用いられる各種のデータ処理装置に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、誤り訂正符号化処理を行ったデータをインタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理を実施しながら一時記憶手段にデータを格納するため、インタリーブ処理のための一時記憶手段の記憶容量を大幅に削減することができ、かつ、インタリーブ処理、フレーム分割処理及びフレーム長等化処理に必要な回路規模及びデータの処理量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の動作の1例を説明するための図
【図3】本発明の一実施の形態に係るデータ処理装置の動作の他の例を説明するための図
【図4】従来のデータ処理装置の構成を示すブロック図
【図5】従来のデータ処理装置の動作を説明するための図
【符号の説明】
100 データ処理装置
101 誤り訂正符号化装置
102 一時記憶装置
103 データ記憶装置
104 制御装置
102−1〜102−N 一時記憶部
Claims (4)
- 入力されるデータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号化された前記データの単位長分を一時的に格納し格納した前記データを出力した後に前記データをクリアする一時記憶手段と、前記一時記憶手段から出力される前記データを格納するデータ記憶手段と、前記一時記憶手段及び前記データ記憶手段に前記データを格納するための制御を行う制御手段と、を具備し、前記制御手段は、前記一時記憶手段に前記データを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施することを特徴とするデータ処理装置。
- 前記一時記憶手段は、前記データの単位長分を一時的に格納する複数の一時記憶部を具備し、前記制御手段は、前記データを所定順序で前記複数の一時記憶部に格納することにより前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施することを特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
- 請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置を有することを特徴とする通信端末装置。
- 入力されるデータを誤り訂正符号化する誤り訂正符号化手段と、前記誤り訂正符号化された前記データの単位長分を一時的に格納し格納した前記データを出力した後に前記データをクリアする一時記憶手段と、前記一時記憶手段から出力される前記データを格納するデータ記憶手段と、前記一時記憶手段及び前記データ記憶手段に前記データを格納するための制御を行う制御手段と、を具備するデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、前記制御手段が前記一時記憶手段に前記データを格納する時に前記データのインタリーブ処理とフレーム分割処理とフレーム長等化処理とを実施するステップを具備することを特徴とするデータ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002268935A JP2004112092A (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | データ処理装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=32267018
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JP (1) | JP2004112092A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021079892A1 (ja) | 2019-10-21 | 2021-04-29 | Phcホールディングス株式会社 | センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置 |
WO2021193029A1 (ja) | 2020-03-25 | 2021-09-30 | Phcホールディングス株式会社 | 細胞培養分析装置およびこれを用いた細胞培養分析方法、添加剤供給部材およびこれを備えた細胞培養分析装置、センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置 |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002268935A patent/JP2004112092A/ja active Pending
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WO2021193029A1 (ja) | 2020-03-25 | 2021-09-30 | Phcホールディングス株式会社 | 細胞培養分析装置およびこれを用いた細胞培養分析方法、添加剤供給部材およびこれを備えた細胞培養分析装置、センサユニットおよびこれを備えた細胞培養分析装置 |
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