JP2021064472A - 燃料電池システム - Google Patents

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直樹 登美
茂樹 長谷川
Shigeki Hasegawa
茂樹 長谷川
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Nobukazu Mizuno
伸和 水野
祐輔 宮本
Yusuke Miyamoto
祐輔 宮本
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Abstract

【課題】エアー供給部の不安定な動作を抑制する。【解決手段】燃料電池流量及び燃料電池圧力の目標値で定まるエアー供給部の要求動作点が、コンプレッサ流量及びエアー供給部の圧力損失から定まる燃料電池圧力の下限値を示す下限ラインよりも上側の領域にある場合には、コンプレッサ流量、燃料電池流量、及び燃料電池圧力の現在値が、それぞれの目標値となるように、フィードバック制御を行なう。要求動作点が、下限ライン上あるいは下限ラインよりも下側の領域にある場合には、燃料電池圧力の現在値を燃料電池圧力の目標値に固定して、コンプレッサ流量及び燃料電池流量の現在値が、それぞれの目標値となるように、フィードバック制御を行なう。【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
特許文献1では、燃料電池へエアーを供給するコンプレッサとしてルーツ型コンプレッサを使用した燃料電池システムが記載されている。
特開2008−91257号公報
ここで、燃料電池システム全体の小型化等を目的として、ルーツ型コンプレッサでなくターボ型コンプレッサを使用することが検討されている。しかしながら、エアー供給部を構成するターボ型コンプレッサ及びバルブは、いずれも、入出力特性が強い非線形特性を示すアクチュエータである。このため、単純にアクチュエータごとにそれぞれフィードバック制御を行なった場合、各アクチュエータの操作量と制御量との関係が互いに干渉しあって、互いに反する制御方向で動作し、各アクチュエータの動作が発振して不安定となる可能性がある。この不安定な動作を回避するためには、例えば、フィードバック制御のゲインを小さく設定することが考えられるが、この場合、制御の応答速度が遅くなり、定常的に安定な制御状態となるまでの時間を要してしまう。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、燃料電池システムが提供される。この燃料電池システムは、燃料電池と、ターボ型コンプレッサ、及び、前記ターボ型コンプレッサから送り出されたエアーから、前記燃料電池へ供給するエアーの流量及び圧力を調節するバルブ、を有するエアー供給部と、前記ターボ型コンプレッサへ流入するエアーの流量であるコンプレッサ流量、前記燃料電池へ流入するエアーの流量である燃料電池流量、及び前記燃料電池へ流入するエアーの圧力である燃料電池圧力を制御量として、前記ターボ型コンプレッサ及び前記バルブの動作をフィードバック制御する制御部と、を備える。前記制御部は、(a)前記燃料電池流量及び前記燃料電池圧力の目標値で定まる前記エアー供給部の要求動作点が、前記コンプレッサ流量及び前記エアー供給部の圧力損失から定まる前記燃料電池圧力の下限値を示す下限ラインよりも上側の領域にある場合には、前記コンプレッサ流量、前記燃料電池流量、及び前記燃料電池圧力の現在値が、それぞれの目標値となるように、前記フィードバック制御を行ない、(b)前記要求動作点が、前記下限ライン上あるいは前記下限ラインよりも下側の領域にある場合には、前記燃料電池圧力の現在値を前記燃料電池圧力の目標値に固定して、前記コンプレッサ流量及び前記燃料電池流量の現在値が、それぞれの目標値となるように、前記フィードバック制御を行なう。
この形態の燃料電池システムによれば、ターボ型コンプレッサ及びバルブのそれぞれが操作量と制御量の非線形特性を有することによって、エアー供給部の動作が不安定となってしまうことを抑制するとともに、エアー供給部に対する要求動作点に対応する動作点とは異なる動作点で、ターボ型コンプレッサの動作が収束してしまうことを抑制することが可能である。
本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、燃料電池システムの制御方法などの形態で実現することができる。
本発明の一実施形態である燃料電池システムを示す概略図。 制御部によって実行されるエアー供給部のフィードバック制御のフローチャート。 ターボ型コンプレッサの座変換モデルの実施例を示す説明図。 NCマップの一例を示すグラフ。 調圧バルブの座標変換モデルの実施例を示す説明図。 θarvマップの一例を示すグラフ。 調圧バルブの座標変換モデルの実施例を示す説明図。 Qfcマップの一例を示すグラフ。 制御部によるフィードバック制御を機能的に示す第1のブロック図。 制御部によるフィードバック制御を機能的に示す第2のブロック図。 エアー供給部の動作領域を示すグラフ。
A.実施形態:
図1は、本発明の一実施形態である燃料電池システム10を示す概略図である。燃料電池システム10は、例えば、燃料電池車両に搭載され、燃料電池車両の駆動用モータを駆動させるための発電装置として用いられる。燃料電池システム10は、燃料電池100と、エアー供給部200と、制御部300と、を備える。
燃料電池100は、固体高分子形燃料電池である。燃料電池100は、複数のセル(図示せず)が積層されたスタック構造を有する。各セルは、電解質膜の両面に電極触媒層を有する膜電極接合体と、膜電極接合体を挟持する一対のセパレータとを備えている。各セルは、膜電極接合体のアノード側に燃料ガスである水素ガスが供給され、カソード側に酸化ガスであるエアーが供給されることにより、電気化学反応により起電力を発生する。各セル同士は、直列に接続されている。
エアー供給部200は、エアー流路210と、ターボ型コンプレッサ220と、を備える。エアー流路210は、燃料電池100のカソード側に対してエアーの供給及び排出を行う流路である。エアー流路210は、燃料電池100のカソード側へエアーを供給するエアー供給流路212と、燃料電池100からエアーを排出するエアー排出流路214と、エアー供給流路212とエアー排出流路214とを連通するバイパス流路216と、を備える。
エアー供給流路212には、上流側から順に、流量計250と、ターボ型コンプレッサ220と、圧力計260と、が設けられている。流量計250は、エアー供給流路212に取り込んだエアーの流量を測定する機器である。圧力計260は、ターボ型コンプレッサ220の下流側の圧力を測定する機器である。
ターボ型コンプレッサ220は、燃料電池100へエアーを圧縮して送り出すターボ式のコンプレッサである。ターボ型エアコンプレッサの特徴としては、ルーツ型ポンプに比べて小型であり、エアーを送り出す流量を広範囲に変更できる点が挙げられる。
エアー流路210には、複数のバルブが設けられている。本明細書において、「バルブ」とは、流路の断面積を変更するものを言う。本実施形態では、エアー流路210には、調圧バルブ230と、バイパスバルブ240とが設けられている。調圧バルブ230は、燃料電池100内を流れるエアーの圧力を調節するためのバルブである。調圧バルブ230は、エアー排出流路214に設けられており、バイパス流路216と連結する部分よりも上流側であって、燃料電池100よりも下流側に設けられている。バイパスバルブ240は、バイパス流路216を通るエアーの量を調節するするバルブであり、バイパス流路216に設けられている。
エアー供給部200は、ターボ型コンプレッサ220、調圧バルブ230、およびバイパスバルブ240に設定された操作量に従って設定された流量および圧力で燃料電池100へエアーを供給する。
なお、燃料電池100には、アノード側に燃料ガスを供給する燃料供給部、および、燃料電池100を冷却するための冷媒を循環させる冷媒供給部、を備えるが、本実施形態において、発明の説明上特に必要がないので、図示および説明を省略する。
制御部300は、CPUとメモリと、上述した各部品が接続されるインタフェース回路とを備えたコンピュータとして構成されている。制御部300は、CPUがメモリに記憶された制御プログラムを実行することにより、上位の不図示のECU(Electronic Control Unit)からの指示に応じて、エアー供給部200の動作を制御する。具体的には、制御部300は、ECUから与えられるターボ型コンプレッサ220を流れるエアーの流量であるコンプレッサ流量、燃料電池100へ供給するエアーの流量である燃料電池流量及びエアーの圧力である燃料電池圧力を制御量として、ターボ型コンプレッサ220、調圧バルブ230、及びバイパスバルブ240の動作をフィードバック制御する。このフィードバック制御については、さらに後述する。なお、上位のECUは、燃料電池システム10を含む装置全体の制御を行う制御部である。例えば、燃料電池車両では、アクセルペダルの踏み込み量やブレーキペダルの踏み込み量、車速等の複数の入力値に応じてECUが車両の制御を実行する。なお、ECUは、制御部300の機能の一部に含まれていてもよい。
図2は、制御部300によって実行されるエアー供給部200のフィードバック制御のフローチャートである。制御部300は、ECUから燃料電池システム10の動作が指示されると、図2に示したフィードバック制御処理を周期的に繰り返し実行する。これにより、制御部300は、以下で説明するように、ターボ型コンプレッサ(「ACP」とも呼ぶ)220、調圧バルブ(「ARV」とも呼ぶ)230、及びバイパスバルブ(「ABV]とも呼ぶ)240の動作をフィードバック制御して、エアー供給部200の動作を制御する。
ステップS22では、エアー供給部200の制御量Qacp,Qfc,Pfcの目標値Qtacp,Qtfc,Ptfcが、各アクチュエータの状態量としての目標値Qtacp,Prtacp,Qtarv,Prtarv,Qtabv,Prtabvに逐次変換される。
ここで、エアー供給部200の制御量Qacp,Qfc,Pfcの各アクチュエータの状態量Qacp,Pracp,Qarv,Prarv,Qabv,Prabvへの変換は、図1に示すエアー供給部200の流路構成に対して構築された座標変換モデルFpipeを示す下式(1)で表される。なお、エアー供給部200の制御量の目標値Qtacp,Qtfc,Ptfcの各アクチュエータの状態量の目標値Qtacp,Prtacp,Qtarv,Prtarv,Qtabv,Prtabvへの変換は、下式(1)の制御量及び状態量を制御量の目標値及び状態量の目標値に置き換えて表すことができる。
Figure 2021064472
ここで、上式(1)のFpipe(Qacp,Qfc,Pfc)は、エアー供給部200の制御量Qacp,Qfc,Pfcを、ターボ型コンプレッサ220の状態量Qacp,Pracpと、調圧バルブ230の状態量Qarv,Prarvと、バイパスバルブ240の状態量Qabv,Prabvと、に変換する座標変換モデルを示している。なお、Qacpはターボ型コンプレッサ220を流れる流量であり、Pracpは入力側圧力Pacpinに対する出力側の圧力Pacpoutの圧力比である。Qarvは調圧バルブ230を流れる流量、すなわち、燃料電池100を流れる流量Qfcであり、Prarvは出力側圧力Parvoutに対する入力側圧力Parvinの圧力比である。Qabvはバイパスバルブ240を流れる流量、すなわち、流量(Qacp−Qfc)であり、Prabvは出力側圧力Pabvoutに対する入力側圧力Pabvinの圧力比である。
具体的には、図1に示すエアー供給部200においては、ターボ型コンプレッサ220の状態量Qacp,Pracpは下式(2)で表される。また、調圧バルブ230の状態量Qarv,Prarvは下式(3)で表される。さらにまた、バイパスバルブ240の状態量Qabv,Prabvは下式(4)で表される。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
Figure 2021064472
ΔP1(Qacp)はエアー供給流路212の上流端とターボ型コンプレッサ220の入力端との間(図1参照)の圧力損失であり、そこを流れるエアーの流量Qacpの関数である。ΔP2(Qacp)はターボ型コンプレッサ220の出力端とエアー供給流路212におけるバイパス流路216の上流端との間(図1参照)の圧力損失であり、そこを流れるエアーの流量Qacpの関数である。ΔP3(Qfc)はエアー供給流路212におけるバイパス流路216の上流端とエアー排出流路214における調圧バルブ230の入力端との間(図1参照)の圧力損失であり、そこを流れるエアーの流量Qfcの関数である。ΔP4(Qarv)はエアー排出流路214における調圧バルブ230の出力端とバイパス流路216の下流端との間(図1参照)の圧力損失であり、そこを流れるエアーの流量Qarvの関数である。ΔP5(Qabv)はバイパス流路216におけるバイパスバルブ240の出力端とバイパス流路の下流端との間(図1参照)の圧力損失であり、そこを流れる流量Qabvの関数である。ΔP6(Qacp)はエアー排出流路214におけるバイパス流路216の下流端とエアー排出流路214の下流端との間(図1参照)の圧力損失であり、そこを流れる流量Qacpの関数である。
ここで、ある流路において、流路入口の圧力をPin[Pa]、流量出口の圧力をPout[Pa]、流路の圧力損失係数をKd[kg/s/Pa]とすると、その流路を流れる流量Q[kg/s]は、下式(5)で表すことができる。
Figure 2021064472
上式(5)の(Pin−Pout)は圧力損失ΔP[Pa]に相当するので、圧力損失ΔPは、上式(5)に基づいて、下式(6)に示すように、その流路を流れる流量Qの関数ΔP(Q)で表すことができる。
Figure 2021064472
従って、上式(2)〜(4)のΔP1(Qacp),ΔP2(Qacp),ΔP3(Qfc),ΔP4(Qarv),ΔP5(Qabv),ΔP6(Qacp)は、上式(6)を用いて求めることができる。
なお、ステップS22における、エアー供給部200の制御量の目標値Qtacp,Qtfc,Ptfcの各アクチュエータの状態量の目標値Qtacp,Prtacp,Qtarv,Prtarv,Qtabv,Prtabvへの変換は、上式(2)〜式(4),式(6)の制御量および状態量を制御量の目標値および状態量の目標値に置き換えて表すことができる。
ステップS24では、各アクチュエータの状態量の目標値Qtacp,Prtacp,Qtarv,Prtarv,Qtabv,Prtabvが、各アクチュエータの操作量の目標値Ntacp,θtarv,θtabvに逐次変換される。
ここで、ターボ型コンプレッサ220の状態量Qacp,Pracpの操作量Nacpへの変換には、下式(7)で表される座標変換モデルFacpが利用される。
Figure 2021064472
図3は、ターボ型コンプレッサ220の座標変換モデルFacpの実施例を示す説明図である。この座標変換モデルFacpは、図3に示す構成により実施可能である。すなわち、ターボ型コンプレッサ220の流量Qacpを下式(8)に従って変換した修正流量Qc、及び、ターボ型コンプレッサ220の圧力比Pracpを2次元の入力とし、これら2次元の入力に対応する修正回転数Ncを出力とするNcマップを用いる。Ncマップから、修正流量Qc及び圧力比Pracpに対応する修正回転数Ncを求める。そして、求めた修正回転数Ncを下式(9)に従って変換することにより、ターボ型コンプレッサ220の実回転数である回転数Nacpを求める。これにより、ターボ型コンプレッサ220の状態量Qacp,Pracpの操作量Nacpへの変換を実施することができる。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
ここで、Tinはコンプレッサ入口ガス温度[K]、Tstdはコンプレッサ入口ガス温度の基準値[K](「基準温度」と呼ぶ)である。Pinはコンプレッサ入口圧力[Pa]、Pstdはコンプレッサ入口圧力の基準値[Pa](「基準圧力」とも呼ぶ)である。上式(8)の修正流量Qc[kg/s]は、温度Tinで圧力Pinにおける流量Qacp[kg/s]を、基準温度Tstdで基準圧力Pstdにおける状態に変換して規格化した値を示している。また、上式(9)の修正回転数Nc[rad/s]は、温度Tinにおける回転数Nacp[rad/s]を、基準温度Tstdにおける状態に変換して規格化した値を示している。なお、温度Tinとしては、例えば、外気温センサやコンプレッサ入口に設けられた温度センサのセンサ値が利用される。圧力Pinとしては、例えば、大気圧センサやコンプレッサ入口に設けられた圧力センサのセンサ値が利用される。
Ncマップは、例えば、以下で説明するようにあらかじめ求めて、制御部300(図1参照)に実装しておくことができる。
ターボコンプレッサの物理式は、例えば、下式(10)〜下式(14)で表される。
Figure 2021064472
Ψはコンプレッサ無次元化ヘッドパラメータ、Ucはコンプレッサ翼端速度[m/s]、Cpは熱容量[J/(kg・K)]、γは比熱比[/100%]である。
Figure 2021064472
dcはインペラ径[m]である。
Figure 2021064472
Φはコンプレッサ標準化流量、ρは気体密度[kg/m]である。
Figure 2021064472
Mはマッハ数、Rは気体定数[J/(kg・K)]である。
Figure 2021064472
k11,k12,k21,k22,k31,k32は物理モデル式のフィッティングパラメータである。
上式(10)〜(14)を変形することで得られる四次方程式を、各(修正流量Qc,圧力比Pr)について、それぞれ解くことで、基準温度Tstd(本例では、15℃、すなわち、288.15K)におけるNcマップを作成することができる。図4は、NCマップの一例を示すグラフである。
調圧バルブ230の状態量Qarv,Prarvの操作量θarvへの変換には、下式(15)で表される座標変換モデルFarvが利用される。また、バイパスバルブ240の状態量Qabv,Prabvの操作量である開度θabvへの変換には、下式(16)で表される座標変換モデルFabvが利用される。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
図5は、調圧バルブ230の座標変換モデルFarvの実施例を示す説明図である。この座標変換モデルFarvは、図5に示す構成により実施可能である。すなわち、調圧バルブ230の流量Qarv及び圧力比Prarvを2次元の入力とし、これら2次元の入力に対応する開度θarvを出力とするθarvマップを用いる。そして、θarvマップから流量Qarv及び圧力比Prarvに対応する開度θarvを求める。これにより、調圧バルブ230の状態量Qarv,Prarvの操作量θarvへの変換を実施することができる。
なお、バイパスバルブ240の座標変換モデルFabvは、調圧バルブ230の座標変換モデルFarvと同様であるので、図示および説明を省略する。
θarvマップ及びθabvマップは、例えば、以下で説明するようにあらかじめ求めて、制御部300(図1参照)に実装しておくことができる。
バルブの物理式は、例えば、下式(17),(18)で表される。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
上式(17)は1/Pr≧(2/(γ+1))(γ/(γー1))の非チョーク時のバルブの流量Qを表し、上式(18)は1/Pr<(2/(γ+1))(γ/(γー1))のチョーク時のバルブの流量Qを表している。Aeはバルブ有効断面積[m]であり、下式(19)で表される。
Figure 2021064472
Aはバルブ幾何面積[m]であり、下式(20)で表される。
Figure 2021064472
上式(17),(18)は、出力側圧力Poutを大気圧Pambと近似し、Pr=(Pin/Pout)とすることで、下式(21),(22)に変形可能である。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
また、上式(19)は上式(20)から下式(23)で表される。
Figure 2021064472
(θ)は上式(20)を示す関数である。
上式(23)から、開度θは、下式(24)で表される。
Figure 2021064472
−1(θ)はF(θ)の逆関数である。
上式(21),(22),(24)を用いて、各(流量Q,圧力比Pr)について、開度θを計算することで、開度θを求めるθマップを作成することができる。これにより、調圧バルブ230の開度θarvを求めるθarvマップ及びバイパスバルブ240の開度θabvを求めるθabvマップを作成することができる。なお、温度Tinは固定値とする。図6は、θarvマップの一例を示すグラフである。図示は省略するが、θabvマップも図6に示したθarvマップと同様である。なお、温度Tinを可変として温度Tinに応じて変化するθarvマップ及びθabvマップを用いることも可能である。
なお、ステップS24(図2参照)における、各アクチュエータの状態量の目標値Qtacp,Prtacp,Qtarv,Prtarv,Qtabv,Prtabvの各アクチュエータの操作量の目標値Ntacp,θtarv,θtabvへの変換は、上式(7),(15),(16)の状態量および操作量を状態量の目標値および操作量の目標値に置き換えて表すことができる。
ステップS30では、調圧バルブ230の状態量である圧力比Prarvの前回値Prarv_old及びフィードバック制御における指令値である制御開度θcarvの前回値θcarv_oldから燃料電池流量(「FC流量」とも呼ぶ)Qfcの現在値を推定する。
調圧バルブ230の圧力比Prarvの前回値Prarv_old及び制御開度θcarvの前回値θcarv_oldからの燃料電池流量Qfcの現在値の推定には、下式(25)で表される座標変換モデルFarv_2が利用される。
Figure 2021064472
図7は、調圧バルブ230の座標変換モデルFarv_2の実施例を示す説明図である。この座標変換モデルFarv_2は、図7に示す構成により実施可能である。すなわち、調圧バルブ230の圧力比Prarvの前回値Prarv_old及び制御開度θcarvの前回値θcarv_oldを2次元の入力とし、これら2次元の入力に対応する燃料電池流量Qfcを出力とするQfcマップを用いる。そして、Qfcマップから前回値Prarv_old及び前回値θcarv_oldに対応する燃料電池流量Qfcを求める。これにより、調圧バルブ230の状態量である圧力比Prarvの前回値Prarv_old及び制御開度θcarvの前回値θcarv_oldからの燃料電池流量Qfcの現在値の推定を実施することができる。
Qfcマップは、例えば、以下で説明するようにあらかじ求めて、制御部300(図1)に実装しておくことができる。
上式(17),(18)は、Pr=(Pin/Pout)とすることで、下式(26),(27)に変形可能である。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
そして、上式(26),(27)は、上式(23)を用いるとともに、出力側圧力Poutを大気圧Pambと近似し、Pr=Pr_old、θ=θ_oldを代入すると、下式(28),(29)で表される。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
上式(28),(29)を用いて、各(圧力比Pr_old,開度θ_old)、すなわち、各(圧力比Prarv_old,制御開度θcarv_old)について、調圧バルブ230の流量Qarvを計算することで、燃料電池流量Qfcを求めるQfcマップを作成することができる。なお、温度Tinは固定値とする。図8は、Qfcマップの一例を示すグラフである。なお、温度Tinを可変として温度Tinに応じて変化するQfcマップを用いることも可能である。
ステップS42(図2参照)では、ステップS22と同様に、エアー供給部の制御量Qacp,Qfc,Pfcの現在値が各アクチュエータの状態量Qacp,Pracp,Qarv,Prarv,Qabv,Prabvの現在値に逐次変換される。なお、現在値としてのコンプレッサ流量Qacpは流量計250によって測定され、現在値としての燃料電池圧力Pfcは圧力計260によって測定される。現在値としての燃料電池流量Qfcは、ステップS30で推定された値である。なお、流量計によって燃料電池流量Qfcを測定する構成としてもよい。この場合には、ステップS30による燃料電池流量Qfcの推定処理は省略可能である。
ステップS43では、燃料電池圧力Pfcの目標値Ptfcが、下限ラインLpl_lm上の値Pmin(Qtacp)よりも大きいか否か判断する。
Ptfc>Pmin(Qtacp)の場合にはステップS44aの処理を行い、Ptfc≦Pmin(Qtacp)の場合にはステップS44bの処理を行なう。
ステップS44aでは、各アクチュエータの状態量の現在値Qacp,Pracp,Qarv,Prarv,Qabv,Prabvが、各アクチュエータの操作量の現在値Nacp,θarv,θabvに逐次変換される。この変換は、ステップS24と同様に実行される。
これに対して、ステップS44bにおいても、ステップS44aと同様に、各アクチュエータの状態量の現在値Qacp,Pracp,Qarv,Prarv,Qabv,Prabvが、各アクチュエータの操作量の現在値Nacp,θarv,θabvに逐次変換される。但し、この場合には、ターボ型コンプレッサ220の圧力比Pracp、及びバイパスバルブ240の圧力比Prabvとしては、ステップS42において取得される現在値ではなく、ステップS22で取得されるそれぞれの目標値Prtacp,Prtabvが用いられる。なお、調圧バルブ230の圧力比Prarvも目標値Ptarvが用いられるようにしてもよい。
ステップS50では、各アクチュエータの操作量偏差である回転数偏差ΔNacp、開度偏差Δθarv、及び開度偏差Δθabvが下式(30)に従って逐次演算される。
Figure 2021064472
そして、ステップS60では、下式(31)の積分処理に従って、各アクチュエータの操作量偏差がなくなるように、フィードバック制御の指令値として制御回転数Ncacp、制御開度θcarv、及び制御開度θcabvが求められ、制御対象としての各アクチュエータの動作がフィードバック制御される。なお、各アクチュエータそれぞれについて、操作量が最大値(最大回転数あるいは最大開度である)に到達時には、下式(31)の積分処理は停止される。
Figure 2021064472
kacp,karv,kabvは制御利得である。
そして、以上説明した処理が周期的に繰り返し実行されることにより、制御量としてのコンプレッサ流量Qacp、燃料電池流量Qfc、及び燃料電池圧力Pfcがそれぞれの目標値Qtacp,Qtfc,Ptfcとなるようにエアー供給部200のターボ型コンプレッサ220、調圧バルブ230、及びバイパスバルブ240の動作をフィードバック制御している。なお、具体的には、制御量Qacp,Qfc,Pfcを、ターボ型コンプレッサ200の操作量である回転数Nacp、調圧バルブ230の操作量である開度θarv及びバイパスバルブ240の操作量である開度θabvに変換して扱い、操作量Nacp,θarv,θabvが目標値Ntacp,θtarv,θabvとなるようにフィードバック制御している。
なお、図9は、制御部300によるフィードバック制御を機能的に示す第1のブロック図である。図10は、制御部300によるフィードバック制御を機能的に示す第2のブロック図である。第1のブロック図はPtfc>Pmin(Qtacp)の場合(図2のステップS43:YES)を示し、第2のブロック図はPtfc≦Pmin(Qtacp)の場合(図2のステップS43:NO)を示している。
ここで、図11は、エアー供給部200の動作領域を示すグラフである。横軸は流量Qで縦軸は圧力Pである。下限ラインLpl_lmは、上記したように、エアー供給部200の動作領域として、コンプレッサ流量Qacpが目標値Qtacpにおいて燃料電池圧力Pfcが取り得る下限値Pmin(Qtacp)の特性を示しており、エアー供給部200の流路の圧力損失によって定まる。
燃料電池流量Qfcの目標値Qtfc及び燃料電池圧力Pfcの目標値Ptfcで定まるエアー供給部200の要求動作点Pot(Qtfc,Ptfc)が、下限ラインLpl_lm上を含む下限ラインLpl_lmから下側の領域(図11にハッチングで示された領域)にある場合には、エアー供給部200は下限ラインLpl_lmよりも下側の領域で動作することはできない。この場合、ターボ型コンプレッサ220のフィードバック制御によって、実際の動作点Por(Qfc,Pfc)は、下限ラインLpl_lm上であって、要求動作点Potと実際の動作点Porとの間の、圧力偏差ΔPを無くすために要するコンプレッサの回転数修正量と、流量偏差ΔQを無くすなめに要するコンプレッサの回転数修正量と、が釣り合う動作点に収束する。
そこで、本実施形態では、Ptfc>Pmin(Qtacp)の場合(図2のステップS43:YES)には、図9に示すフィードバック制御を行なっている。具体的には、各アクチュエータの操作量Nacp,θarv,θabvの偏差ΔNacp,Δθarv,Δθabvを、それぞれの流量Qacp,Qarv,Qabv及び圧力比Pracp,Prarv,Prabvに基づく偏差としてフィードバック制御を行なっている。
一方、上記のように、Ptfc≦Pmin(Qtacp)の場合(図2のステップS43:NO)には、図10に示すフィードバック制御を行なっている。具体的には、各アクチュエータの操作量Nacp,θarv,θabvの偏差ΔNacp,Δθarv,Δθabvを、それぞれの流量Qacp,Qarv,Qabv及び圧力比の目標値Prtacp,Prtarv,Prtabvに基づく偏差としてフィードバック制御を行なっている。すなわち、それぞれの圧力比は目標値に固定し、それぞれの流量に基づく偏差としてフードバック制御を行なっている。これにより、エアー供給部200の要求動作点Potが、下限ラインLpl_lm上を含む下限ラインLpl_lmから下側の領域(図11にハッチングで示された領域)にあっても、実際の動作点Porが要求動作点Potとなるようにフィードバック制御することが可能である。この結果、エアー供給部200の動作が不安定となってしまうことを抑制するとともに、エアー供給部200に対する要求動作点に対応する動作点とは異なる動作点で、ターボ型コンプレッサ220の動作が収束してしまうことを抑制することが可能である。
なお、上記のフィードバック制御(図2のステップS60)は、上式(31)に示した積分制御を例に説明したが、これに限定されるものではなく、比例制御や、微分制御、比例制御及び微分制御を追加してもよい。また、下式(32)に示すように、ターボ型コンプレッサ220、調圧バルブ230、及びバイパスバルブ240の制御の指令値Ncacp,θcarv,θcabvとして、上式(31)によるフィードバック制御の指令値Nfbcacp,θfbcarv,θfbcabvに、ステップS24で求められる目標値Ntacp,θtarv,θtabvをフィードフォワード制御の指令値として加算した値を用いてもよい。
Figure 2021064472
上記の調圧バルブ230の状態量Qarv,Prarvの操作量θarvへの変換には、予め作成されたθarvマップが利用されている。また、バイパスバルブ240の状態量Qabv,Prabvの操作量θabvへの変換には、予め作成されたθabvマップが利用されている。しかしながら、θarvマップを利用するのではなく、θarvマップの作成に利用された上式(21),(22),(24)を用いた計算により、調圧バルブ230の状態量Qarv,Prarvの操作量θarvへの変換を実行するようにしてもよい。同様に、バイパスバルブ240の状態量Qabv,Prabvの操作量θabvへの変換も同様である。
また、上式(30)のターボ型コンプレッサ220の回転数偏差ΔNacpは、上式(7)を用いて下式(33)のように表すことができ、下式(33)を偏微分した近似式である下式(34)で表すことができる。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
また、回転数Nacpは、上式(9)に従って修正回転数Ncに変換することができるので、上式(34)は、回転数偏差ΔNacpを修正回転数偏差ΔNc、第1項の(∂Facp/∂Q)を修正回転数Ncの偏微分(∂Nc/∂Q)、第2項の(∂Facp/∂Pr)を修正回転数Ncの偏微分(∂Nc/∂Pr)で表すことができる。
そこで、Ncマップ(図4参照)を利用して、修正流量Qc及び圧力比Pracpを入力とする2つの(∂Nc/∂Q)マップ及び(∂Nc/∂Pr)マップを用意しておく。そして、(∂Nc/∂Q)マップ及び(∂Nc/∂Pr)マップから、修正流量Qc及び圧力比Pracpに対応する偏微分(∂Nc/∂Q)の値及び偏微分(∂Nc/∂Pr)の値を取得して、上式(34)から修正回転数偏差ΔNcを求める。そして、求めた修正回転数偏差ΔNcを上式(9)に従って変換することにより、回転数偏差ΔNacpを求めるようにしても良い。
また、上式(30)の調圧バルブ230の開度偏差Δθarvは、上式(15)を用いて下式(35)のように表すことができ、下式(35)を偏微分した近似式である下式(36)で表すことができる。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
そして、上式(36)の第1項の(∂Farv/∂Q)は調圧バルブ230の操作量θarvの偏微分(∂θarv/∂Q)で表すことができ、第2項の(∂Farv/∂Pr)は操作量θarvの偏微分(∂θarv/∂Pr)で表すことができる。
そこで、θarvマップ(図6参照)を利用して、流量Qarv及び圧力比Prarvを入力とする2つの(∂θarv/∂Q)マップ及び(∂θarv/∂Pr)マップを用意しておく。そして、(∂θarv/∂Q)マップ及び(∂θarv/∂Pr)マップから、流量Qarv及び圧力比Prarvに対応する偏微分(∂θarv/∂Q)の値及び偏微分(∂θarv/∂Pr)の値を取得し、上式(36)から開度偏差Δθarvを求めるようにしても良い。
また、上式(30)のバイパスバルブ240の開度偏差Δθabvは、上式(16)を用いて下式(37)のように表すことができ、下式(37)を偏微分した近似式である下式(38)で表すことができる。
Figure 2021064472
Figure 2021064472
そして、上式(37)の第1項の(∂Fabv/∂Q)はバイパスバルブ240の操作量θabvの偏微分(∂θabv/∂Q)で表すことができ、第2項の(∂Fabv/∂Pr)は操作量θabvの偏微分(∂θabv/∂Pr)で表すことができる。
そこで、θabvマップ(図6参照)を利用して、流量Qabv及び圧力比Prabvを入力とする2つの(∂θabv/∂Q)マップ及び(∂θabv/∂Pr)マップを用意しておく。そして、(∂θabv/∂Q)マップ及び(∂θabv/∂Pr)マップから、流量Qabv及び圧力比Prabvに対応する偏微分(∂θabv/∂Q)の値及び偏微分(∂θabv/∂Pr)の値を取得し、上式(38)から開度偏差Δθabvを求めるようにしても良い。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…燃料電池システム、100…燃料電池、200…エアー供給部、210…エアー流路、212…エアー供給流路、214…エアー排出流路、216…バイパス流路、220…ターボ型コンプレッサ、230…調圧バルブ、240…バイパスバルブ、250…流量計、260…圧力計、300…制御部

Claims (1)

  1. 燃料電池システムであって、
    燃料電池と、
    ターボ型コンプレッサ、及び、前記ターボ型コンプレッサから送り出され、前記燃料電池へ供給するエアーの流量及び圧力を調節するバルブ、を有するエアー供給部と、
    前記ターボ型コンプレッサへ流入するエアーの流量であるコンプレッサ流量、前記燃料電池へ流入するエアーの流量である燃料電池流量、及び前記燃料電池へ流入するエアーの圧力である燃料電池圧力を制御量として、前記ターボ型コンプレッサ及び前記バルブの動作をフィードバック制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    (a)前記燃料電池流量及び前記燃料電池圧力の目標値で定まる前記エアー供給部の要求動作点が、前記コンプレッサ流量及び前記エアー供給部の圧力損失から定まる前記燃料電池圧力の下限値を示す下限ラインよりも上側の領域にある場合には、前記コンプレッサ流量、前記燃料電池流量、及び前記燃料電池圧力の現在値が、それぞれの目標値となるように、前記フィードバック制御を行ない、
    (b)前記要求動作点が、前記下限ライン上あるいは前記下限ラインよりも下側の領域にある場合には、前記燃料電池圧力の現在値を前記燃料電池圧力の目標値に固定して、前記コンプレッサ流量及び前記燃料電池流量の現在値が、それぞれの目標値となるように、前記フィードバック制御を行なう、
    ことを特徴とする燃料電池システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116454328A (zh) * 2023-04-10 2023-07-18 武汉雄韬氢雄燃料电池科技有限公司 基于流量模型的燃料电池空气滤芯污染控制方法及系统

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