JP2021064159A - 障害物検出装置 - Google Patents

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JP2021064159A JP2019188277A JP2019188277A JP2021064159A JP 2021064159 A JP2021064159 A JP 2021064159A JP 2019188277 A JP2019188277 A JP 2019188277A JP 2019188277 A JP2019188277 A JP 2019188277A JP 2021064159 A JP2021064159 A JP 2021064159A
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佑太 榊原
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敦 三野
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邦泰 杉原
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Akihiro Takada
明宏 貴田
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Abstract

【課題】存在信頼度を精度良く求める障害物検出装置30を提供する。【解決手段】障害物検出装置30では、処理部40は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出したと判定したとき、存在信頼度を障害物毎に求めるためのカウント値をインクリメントする。処理部40は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、カウント値をデクリメントする。処理部40は、上述のカウント値のインクリメントやデクリメントによって求められるカウント値に基づいて、存在信頼度を障害物毎に求める。【選択図】図1

Description

本発明は、障害物検出装置に関するものである。
近年、自動運転への市場の期待が高まっており、自動で駐車するアプリケーションなども市場で求められている。自動で駐車を行うには、車両の周辺の状況を把握する必要があるため、車体の周辺にカメラを設けている。
ステレオカメラや単眼カメラ等いくつかカメラの搭載の種類があるが、周辺を監視する場合にはカメラ数が増えるため魚眼の単眼カメラを4方に設置することを前提にした障害物検知システムが開発されている。
例えば、カメラの画像を用いて静止立体物としての障害物の検知した検出結果から、車両制御、例えば、ブレーキ等を行なう場合、検出結果の中には、正検知・誤検知が混在した状態である。このため、車両制御に特に指標がないまま検出結果を使用すると、不要作動、例えば、誤ブレーキ等を誘発する可能性がある。
そこで、例えば、特許文献1では、カメラの画像を用いて障害物の検知した検出結果に対して信頼度を付与し、信頼度によって車両制御のパターンを変える障害物検出装置が提案されている。
このものにおいて、信頼度の算出には、例えば、同一の障害物を検出した検出時間が使用されている。検出時間が長くなるほど、検出結果に対する信頼度が高くなる一方、検出時間が短くなるほど、検出結果に対する信頼度が低くなる。
特開2012−183868号公報
上記特許文献1の障害物検出装置では、上述の如く、検出時間が信頼度の算出に用いている。
しかし、この場合、一度検出した物体が移動してカメラの視野範囲内に存在しなくなった場合や、そもそも最初からカメラの視野範囲内存在しないものを障害物として誤検知した場合に、それらの場合を信頼度に反映することができない。よって、不要にブレーキ等の車両制御を誘発する可能性がある。
このため、画像から検出される立体静止物が障害物として存在していることの確からしさを示す信頼度(以下、存在信頼度という)が求められている。
本発明は上記点に鑑みて、存在信頼度を求める障害物検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、車両の周囲を撮像するカメラ(11〜14)が搭載されている車両に適用されて、カメラによって撮像される画像に基づいて障害物を検出する障害物検出装置であって、
カメラによって繰り返し撮像される画像を順次取得する画像取得部(S100)と、
画像取得部によって取得された画像から立体静止物としての障害物を検出する障害物検出部(S110)と、
障害物検出部の検出結果に基づいて、画像取得部によって過去に取得された画像から検出された障害物を画像取得部によって今回取得された画像から検出したか否かを障害物毎に繰り返し判定する障害物判定部(S200)と、
画像から検出される立体静止物が障害物として存在していることの確からしさを示す情報を存在信頼度とした場合において、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出したと障害物判定部が判定したとき、障害物毎に存在信頼度を求めるためのカウント値をインクリメントするインクリメント部(S210)と、
過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、カウント値をデクリメントするデクリメント部(S230)と、
インクリメント部、およびデクリメント部によって設定されるカウント値に基づいて、カウント値が大きくなるほど存在信頼度が高くなるように存在信頼度を障害物毎に求める信頼度算出部(S250)と、を備える。
したがって、同一障害物の検知の更新頻度を存在信頼度の算出に用いることで、存在信頼度を正しく変化させることができる。よって、高精度な存在信頼度を求める障害物検出装置を提供することができる。
さらに、請求項4に記載の発明では、車両の周囲を撮像するカメラ(11〜14)が搭載されている車両に適用されて、カメラによって撮像される画像に基づいて障害物を検出する障害物検出装置であって、
カメラによって繰り返し撮像される画像を順次取得する画像取得部(S100)と、
画像取得部によって取得された画像から立体静止物としての障害物を検出する障害物検出部(S110)と、
障害物検出部の検出結果に基づいて、画像取得部によって過去に取得された画像から検出された障害物を画像取得部によって今回取得された画像から検出したか否かを障害物毎に繰り返し判定する障害物判定部(S200)と、
画像から検出される立体静止物が障害物として存在していることの確からしさを示す情報を存在信頼度とした場合において、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出したと障害物判定部が判定したとき、障害物毎に存在信頼度を求めるためのカウント値をデリメントするデクリメント部(S210A)と、
過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、カウント値をインリメントするインクリメント部(S230A)と、
インクリメント部、およびデクリメント部によって設定されるカウント値に基づいて、カウント値が大きくなるほど存在信頼度が低くなるように存在信頼度を障害物毎に求める信頼度算出部(S250A)と、を備える。
したがって、同一障害物の検知の更新頻度を存在信頼度の算出に用いることで、存在信頼度を正しく変化させることができる。よって、高精度な存在信頼度を求める障害物検出装置を提供することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態の障害物識別装置が適用される車両用の障害物識別システムの全体構成を示す図である。 図1の障害物識別装置における障害物識別処理の全体を示すフローチャートである。 図2中の存在信頼度計算処理の詳細を示すフローチャートである。 追跡カウンタと制御レベルとの対応関係を示す図である。 制御レベルの説明を補助するための図である。 第2実施形態の存在信頼度計算処理の詳細を示すフローチャートであり、図2に相当する。 第2実施形態の制御レベルの説明を補助するための図であり、図4に相当する図である。 第2実施形態の制御レベルの説明を補助するための図であり、図5に相当する図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本第1実施形態の障害物検出装置30は、車両に搭載される障害物識別システム10に用いられる。この障害物識別システム10は、車両の周辺の障害物を検出する。まず、この障害物識別システム10について説明する。
図1に示すように、障害物識別システム10は、フロントカメラ11、リアカメラ12、左側カメラ13、右側カメラ14、障害物検出装置30、および表示装置50を備えている。
フロントカメラ11、リアカメラ12、左側カメラ13、および右側カメラ14は、それぞれ単眼のデジタルカメラである。なお、以下、フロントカメラ11、リアカメラ12、左側カメラ13、および右側カメラ14を簡略化してカメラ11、12、13、14ともいう。
本実施形態のカメラ11、12、13、14には、それぞれの視野角がそれぞれ180度に設定されている広角レンズ(具体的には、魚眼レンズ)が採用されている。
フロントカメラ11は、例えば、車両の進行方向前端(例えば、ラジエータグリル)に取り付けられており、車両の進行方向前方を撮像する。リアカメラ12は、車両の進行方向後端に取り付けられており、車両の後方を撮像する。
左側カメラ13は、例えば、車両の左ドアミラーに取り付けられており、車両の車両幅方向左側を撮像する。右側カメラ14は、例えば、車両の右ドアミラーに取り付けられており、車両幅方向右側を撮像する。
カメラ11、12、13、14は、それぞれ、車両周囲を撮像してこの撮像した画像を示す画像データを障害物検出装置30の入力部32出力する。
障害物検出装置30は、マイクロコンピュータ等を主体として構成されており、CPU、ROM、RAM、I/Oおよびこれらの構成を接続するバスライン等を備えている。具体的には、障害物検出装置30は、通信部31、入力部32、記憶部34、電源部35、出力部36および処理部40を有する。
通信部31は、車内LAN60を介して車速センサ15、舵角センサ16、ソナー17、シフトレンジ18に接続されている。車速センサ15は、車両90の速度である自車速度Vcに応じた信号を車内LAN60に出力する。
舵角センサ16は、車両90の乗員によるステアリング操作に基づく車両90の操舵角θsに応じた信号を車内LAN60に出力する。ソナー17は、超音波を探査波として車両周辺の障害物の探査した探査結果を示す信号を車内LAN60に出力する。
シフトレンジ18は、オートマチックトランスミッションのレンジ情報を車内LAN60に出力する。このことにより、自車速度Vc、操舵角θs、探査波による車両周囲の探査結果、およびシフトレンジ情報が車内LAN60を介して通信部31に与えられることになる。
入力部32は、カメラ11、12、13、14のそれぞれから出力される画像データを取得して、これら取得した画像データを処理部40に出力する。
記憶部34は、RAM、ROM、書き込み可能な不揮発性記憶媒体等を含んでおり、後述の処理部40によって実行されるコンピュータプログラムを記憶している。
電源部35は、車両90の電源スイッチがオンされたときに、後述の処理部40がプログラムを実行するための電力を処理部40に供給する。出力部36は、後述する処理部40によって処理された画像データを表示装置50に出力する。
処理部40は、画像取得部、障害物検出部、障害物判定部、インクリメント部、デクリメント部、信頼度算出部、制御許可部、エリア判定部、およびカウント維持部を構成している。処理部40は、記憶部34に予め記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、障害物識別処理を実行する。
ここで、障害物識別処理は、車両周囲における静止立体物としての障害物に対する存在信頼度を障害物毎に求め、この障害物毎の存在信頼度に応じて車両が障害物に接触することを避けるために車両の駆動源、ブレーキ装置を制御する処理である。存在信頼度は、画像から検出される立体静止物がどの程度障害物として存在していることが確からしいかを示す情報である。
表示装置50は、車室内に配置されて、処理部40から出力部36通して入力される画像データに基づいて画像を乗員に対して表示する。これにより、障害物識別システム10では、処理部40によって処理された画像が視認可能になっている。
以上のように、障害物識別システム10は構成されている。この障害物識別システム10では、障害物検出装置30の処理部40がコンピュータプログラムを実行することにより、車両の周辺の障害物を識別して車両を制御する。
次に、本実施形態において車両の移動中において、障害物検出装置30における作動の具体例について図2〜図4を参照して説明する。
最初に、カメラ11、12、13、14は、それぞれ、車両周囲を、一定周期T毎に、繰り返し、撮像して、画像データを順次入力部32に出力する。処理部40は、図2、図3のフローチャートにしたがって、障害物識別処理を実行する。本実施形態の障害物識別処理は、カメラ11、12、13、14から撮像毎に出力される画像データに基づいて実行される。
以下、カメラ11、12、13、14のうち例えば、フロントカメラ11によって撮像される画像に基づいて障害物識別処理を実行する具体例について説明する。
まず、図2のステップS100において、処理部40は、画像取得部として、フロントカメラ11から入力部32を通して画像データを撮像毎に繰り返し取得する。
次に、ステップS110において、処理部40は、障害物検出部として、フロントカメラ11から入力部32を通して取得した撮像毎の画像データに基づいて、画像中の特徴点毎のオプティカルフローを用いて、車両周囲の静止立体物としての障害物を検知する周知の、移動ステレオによる検知処理を実行する。
この検知処理は、フロントカメラ11のレンズの特性、一定周期T、自車速度Vc、操舵角θs等に基づいて、障害物を画像から撮像毎に検知し、過去に撮像された画像から検出した障害物を今回撮像した画像から検出した否かを判定する。つまり、過去に取得した画像から障害物を検知すると、この検知した障害物をその後の撮像毎に画像にて追跡することになる。
これに伴い、処理部40は、この検知処理の処理結果を示す検知情報を生成する。すなわち、処理部40は、立体静止物の検出結果、立体静止物の探索結果、および立体静止物の位置情報を含む検知情報を生成することになる。
次に、図2のステップS120において、処理部40は、検知情報に基づいて、障害物毎の存在信頼度を計算する存在信頼度計算処理を実行する。以下、存在信頼度計算処理の詳細について説明する。
まず、ステップS200において、処理部40は、障害物判定部として、検知情報に基づいて、過去に撮像された画像から検出された障害物を今回撮像された画像から検出したか否かを撮像毎に判定する。
このとき、過去に撮像された画像から検出された障害物を今回の画像から検出したとき、処理部40は、同一障害物の検知の更新があるとして、YESと判定する。
これに伴い、ステップS210において、処理部40は、追跡カウンタのカウント値をカウントアップする。追跡カウンタは、障害物毎の存在信頼度を求めるためのカウント値である。
このことにより、処理部40は、インクメント部として、過去に撮像された画像から検出された障害物を今回に撮像された画像から検出する毎に、追跡カウンタのカウント値をインクメントすることになる。
一方、処理部40は、過去に撮像された画像から検出された障害物を今回の画像から検出しなったとき、同一障害物検知の更新がないとして、NOと判定する。
この場合、ステップS220において、処理部40は、過去に撮像された画像から検出された障害物が、フロントカメラ11を中心とする所定エリア内に入っているか否かを判定する。所定エリアは、フロントカメラ11が安定して撮像できる範囲である。
このとき、処理部40は、過去に撮像された画像から検出された障害物が、フロントカメラ11を中心とする所定エリア内に入っているときには、ステップS220においてYESと判定する。
これに伴い、ステップS230において、処理部40は、デクメント部として、追跡カウンタのカウント値をカウントダウンする。
すなわち、処理部40は、過去に撮像された画像から検出された障害物が、所定エリアから外れているときには、過去に撮像された画像から検出された障害物が今回撮像された画像から検出しなくなると、追跡カウンタのカウント値をデクメントする。
一方、処理部40は、過去に撮像された画像から検出された障害物は、フロントカメラ11を中心とする所定エリア内から外れているときには、ステップS220においてNOと判定する。
これに伴い、ステップS240において、処理部40は、カウント維持部として、追跡カウンタのカウント値を維持する。このことにより、画像による障害物の認識が困難である領域に存在する静止立体物に対しては、ステップS200でNOと判定しても、存在信頼度を維持する。
すなわち、画像による障害物の認識が困難である領域に存在する静止立体物に対しては、過剰にカウンタ値をダウンさせることを抑制することになる。
このように、ステップS200、S220の判定に応じて、追跡カウンタのカウント値をカウントアップ、カウントダウン、維持のいずれかを実施してカウント値を設定する。
次に、ステップS250において、処理部40は、制御許可部として、追跡カウンタのカウント値に基づいて存在信頼度を障害物毎に計算する。
例えば、図4に示すように、追跡カウンタのカウント値が8以下であるときには、存在信頼度をレベル1(すなわち、LEV1)とする。追跡カウンタのカウント値が9以上12以下であるときには、存在信頼度をレベル2(すなわち、LEV2)とする。追跡カウンタのカウント値が13以上であるときには、存在信頼度をレベル3(すなわち、LEV3)とする。
本実施形態では、レベル1→レベル2→レベル3の順に存在信頼度が上がる。すなわち、追跡カウンタのカウント値が上がるほど、存在信頼度が上がる。一方、レベル3→レベル2→レベル1の順に下がるほど存在信頼度が下がる。すなわち、追跡カウンタのカウント値が下がるほど、存在信頼度が下がる。
例えば、フロントカメラ11の視野範囲内に一時的に入るももの、その後、視野範囲から外れた障害物は、カウント値が小さくなり、存在信頼度がレベル1になる。そもそも車両周囲に存在していないにも関わらず、誤検知で画像から障害物を検知した場合に、その後、画像から障害物を検知しないことが繰り返されると、存在信頼度がレベル1になる。
一方、フロントカメラ11の視野範囲内に定常的に入る障害物は、カウント値が大きくなり、存在信頼度がレベル2或いはレベル3になる。
存在信頼度がレベル1であるときには、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるための車両制御を実施しないとする。存在信頼度がレベル2であるときには、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、車両の走行用モータを停止させることを許可する。
存在信頼度がレベル3であるときには、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、車両のブレーキ装置を作動させて車輪を制動させることを許可する。
このように、存在信頼度がレベル2以上になると、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために車両を制御することを許可する。すなわち、存在信頼度がレベル2以上、すなわち所定値以上になると、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために車両を制御することを許可する。
次に、ステップS250において、処理部40は、このように決まる存在信頼度に基づいて、車両が障害物に接触することを避けるために、車両を制御する。
具体的には、処理部40は、存在信頼度がレベル1であるときには、障害物と車両との間の距離に関係なく、車両の制御を実施しない。
処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値未満であり、かつ存在信頼度がレベル2であるときには、走行用電動機を制御して走行用電動機から駆動輪に走行用駆動力が出力されることを停止させる。処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値以上であり、かつ存在信頼度がレベル2であるときには、車両の走行用動力を停止させない。
処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値未満であり、かつ存在信頼度がレベル3であるときには、車両のブレーキ装置を制御して車輪を制動させる。処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値以上であり、かつ存在信頼度がレベル2であるときには、車両のブレーキ装置を作動させない。
このようなステップS250における車両制御処理が実施されると、ステップS100に戻る。
このため、処理部40は、画像の取得処理(ステップS100)、障害物認識処理(ステップS110)、存在信頼度計算処理(ステップS120)、および車両制御処理(ステップS130)を繰り返し実行する。
処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値以上である場合には、存在信頼度に関係なく、ブレーキ装置も作動させなく、走行用動力の停止も実施しない。
次に、処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値未満となり、かつ存在信頼度がレベル2になると、車両の走行用電動機を制御して走行用電動機から駆動輪に走行用動力が出力されることを停止させる。
その後、処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値未満で、かつ存在信頼度がレベル3になると、車両のブレーキ装置を制御して車輪を制動させる。
以上説明した本実施形態によれば、障害物検出装置30は、車両周囲を撮像するカメラ11、12、13、14が搭載されている車両に適用されている。障害物検出装置30は、カメラ11、12、13、14によって撮像される画像を示す画像データに基づいて立体静止物としての障害物を検出する。
障害物検出装置30の処理部40は、ステップS100、S110において、カメラ11、12、13、14によって繰り返し撮像される画像を示す画像データを順次取得して、この取得された立体静止物としての障害物を検出する。
処理部40は、ステップS200において、この障害物の検出結果に基づいて、過去に取得された画像から検出された障害物を今回取得された画像から検出したか否かを障害物毎に繰り返し判定する。
処理部40は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出したと判定したとき、存在信頼度を障害物毎に求めるためのカウント値をインクリメントする。存在信頼度とは、画像から検出される立体静止物が障害物として存在していることの確からしさを示す情報である。
処理部40は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないとしてステップS200でNOと判定し、かつ過去に撮像された画像から検出された障害物が、所定エリア内に入っているとしてステップS220でYESと判定する。
この場合、処理部40は、追跡カウンタのカウント値をデクリメントする。
処理部40は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないとしてステップS200でNOと判定し、かつ過去に撮像された画像から検出された障害物が、所定エリア内に入っていないとしてステップS220でNOと判定する。
この場合、処理部40は、追跡カウンタのカウント値を維持する。
以上により、処理部40は、上述のカウント値のインクリメント、デクリメント、カウント値の維持によって設定されるカウント値に基づいて、存在信頼度を障害物毎に求めることになる。
本実施形態では、カウント値が大きくなるほど、障害物毎の存在信頼度が高くなる一方、カウント値が小さくなるほど、障害物毎の存在信頼度が低くなるように障害物毎の存在信頼度が求められる。
すなわち、同一障害物の検知の更新頻度を存在信頼度の算出に用いることで、障害物の検知に応じて、存在信頼度を正しく変化させることができる。よって、存在信頼度を精度良く求める障害物検出装置30を提供することができる。
このようにカウント値のインクリメントやデクリメントによって求められる存在信頼度がレベル2以上になると、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、車両の走行用モータ(或いは、ブレーク装置)を制御することを許可する。このため、車両が障害物に接触することを避けるために車両の制御を許可するべきか否かを精度良く判定することができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、処理部40は、追跡カウンタのカウント値が大きくなるほど存在信頼度が高くなり、かつ追跡カウンタのカウント値が小さくなるほど存在信頼度が低くなるようにした例について説明した。
これに代えて、本第2実施形態では、処理部40は、追跡カウンタのカウント値が大きくなるほど存在信頼度が低くなり、かつ追跡カウンタのカウント値が小さくなるほど存在信頼度が高くなるようにした例にについて説明する。
本実施形態と上記第1実施形態とは、図2の存在信頼度計算処理が主に相違するだけで、その他の処理は、同一であるため、以下、本実施形態の存在信頼度計算処理について説明する。
処理部40は、図3のフローチャートに代わる図6のフローチャートにしたがって、存在信頼度計算処理を実行する。
図3のフローチャート中のステップS200、S220、S240は、図6のフローチャート中のステップS200、S220、S240と同一である。本実施形態の存在信頼度計算処理は、図6に示すように、追跡カウンタのカウントアップ処理(ステップS210)に代えて、追跡カウンタのカウントダウン処理(ステップS210A)を備える。
さらに、本実施形態の存在信頼度計算処理は、追跡カウンタのカウントダウン処理(ステップS230)に代えて、追跡カウンタのカウントアップ処理(ステップS230A)を備える。
さらに、本実施形態の存在信頼度計算処理は、存在信頼度テーブル計算処理(ステップS250)に代えて、存在信頼度テーブル計算処理(ステップS250A)を備える。
本実施形態では、処理部40は、ステップS200において、過去に撮像された画像から検出された障害物を今回撮像された画像から検出したとき、YESと判定する。これに伴い、処理部40は、次のステップS210Aにおいて、デクリメント部として、追跡カウンタのカウント値をカウントダウンする。
すなわち、処理部40は、ステップS200において、過去に撮像された画像から検出された障害物を今回の画像から検出したとしてYESと判定する毎に、ステップ210Aにて、追跡カウンタのカウント値をデクメントする。
本実施形態では、処理部40は、ステップS200において、過去に撮像された画像から検出された障害物を今回撮像された画像から検出しないとき、NOと判定する。
これに伴い、処理部40は、ステップS220において、過去に撮像された画像から検出された障害物が、フロントカメラ11を中心とする所定エリア内に入っているときには、YESと判定する。これに伴い、ステップS230Aにおいて、処理部40は、インクメント部として、追跡カウンタのカウント値をカウントアップする。
すなわち、処理部40は、過去に撮像された画像から検出された障害物が、所定エリアから入っているときには、過去に撮像された画像から検出された障害物が今回撮像された画像から検出しなくなると、追跡カウンタのカウント値をインクメントする。
一方、処理部40は、ステップS220において、過去に撮像された画像から検出された障害物が、フロントカメラ11を中心とする所定エリアから外れているときには、NOと判定する。これに伴い、ステップS240において、処理部40は、追跡カウンタのカウント値を維持する。
すなわち、処理部40は、過去に撮像された画像から検出された障害物が、所定エリアから外れているときには、過去に撮像された画像から検出された障害物が今回撮像された画像から検出しなくなると、追跡カウンタのカウント値を維持する。
次に、ステップS250において、処理部40は、ステップS210A、S230A、S240によって求められる追跡カウンタのカウント値に基づいて、存在信頼度を障害物毎に計算する。
例えば、追跡カウンタのカウント値が8以下であるときには、存在信頼度をレベル3(すなわち、LEV3)とする。追跡カウンタのカウント値が9以上12以下であるときには、存在信頼度をレベル2(すなわち、LEV2)とする。追跡カウンタのカウント値が13以上であるときには、存在信頼度をレベル1(すなわち、LEV1)とする。
本実施形態では、レベル1→レベル2→レベル3の順に上がるほど、存在信頼度が下がる。すなわち、追跡カウンタのカウント値が大きくなるほど、存在信頼度が下がる。一方、レベル3→レベル2→レベル1の順に下がるほど存在信頼度が上がる。すなわち、追跡カウンタのカウント値が小さくなるほど、存在信頼度が上がる。
存在信頼度がレベル3であるときには、処理部40は、車両制御を実施しないとする。 存在信頼度がレベル2であるときには、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、車両の走行用電動機を制御して走行用電動機から走行用動力が駆動輪に出力されることを停止させることを許可する。
存在信頼度がレベル1であるときには、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、車両のブレーキ装置を制御して車輪を制動させることを許可する。
このように、存在信頼度がレベル2以下になると、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、車両を制御することを許可する。すなわち、存在信頼度がレベル2以下、すなわち所定値以下になると、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、車両を制御することを許可する。
次に、ステップS250において、処理部40は、このように決まる存在信頼度に基づいて、車両が障害物に接触することを避けるために、車両を制御する。
具体的には、処理部40は、存在信頼度がレベル3であるときには、障害物と車両との間の距離に関係なく、車両の制御を実施しない。
処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値未満であり、かつ存在信頼度がレベル2であるときには、車両の走行用電動機を制御して走行用電動機から走行用動力が駆動輪に出力されることを停止させる。処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値以上であり、かつ存在信頼度がレベル2であるときには、車両の走行用動力を停止させない。
処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値未満であり、かつ存在信頼度がレベル1であるときには、車両のブレーキ装置を制御して車輪を制動させる。処理部40は、障害物と車両との間の距離が閾値以上であり、かつ存在信頼度がレベル1であるときには、車両のブレーキ装置を作動させない。
このようなステップS250における車両制御処理が実施されると、ステップS100に戻る。
このため、処理部40は、画像の取得処理(ステップS100)、障害物認識処理(ステップS110)、存在信頼度計算処理(ステップS120)、および車両制御処理(ステップS130)を繰り返し実行する。
このように、追跡カウンタのカウント値のインクリメント、或いはデクリメントによって障害物毎の存在信頼度が求められる。障害物と車両との間の距離が所定距離未満で、かつ障害物毎の存在信頼度がレベル2以下になると、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、走行用電動機、或いは、ブレーク装置を制御することになる。
以上説明した本実施形態によれば、処理部40は、上述のカウント値のインクリメントやデクリメントによって求められるカウント値に基づいて、存在信頼度を障害物毎に求める。よって、存在信頼度を精度良く求める障害物検出装置30を提供することができる。
このように、存在信頼度がレベル2以下になると、処理部40は、車両が障害物に接触することを避けるために、走行用モータ、或いはブレーク装置を制御することを許可する。このため、車両が障害物に接触することを避けるために走行用モータやブレーク装置の制御を許可するべきか否かを精度良く判定することができる。
(他の実施形態)
(1)上記第1、第2実施形態では、処理部40は、カメラ11、12、13、14のうちフロントカメラ11から出力される撮影データを用いて障害物識別処理を実行した例について説明した。
これに限らず、カメラ11、12、13、14のうちフロントカメラ11以外の、リアカメラ12、左側カメラ13、右側カメラ14からから出力される撮影データを用いて障害物識別処理を実行してもよい。
(2)
上記第1実施形態では、処理部40は、図4におけるレベルと追跡カウンタのカウント値と関係を示すテーブルを用いて障害物毎の存在信頼度を求めた例について説明した。これに限らず、図4のテーブル以外で、レベルと追跡カウンタのカウント値と関係を示すテーブルを用いて障害物毎の存在信頼度を求めてもよい。
(3)
上記第2実施形態では、処理部40は、図7におけるレベルと追跡カウンタのカウント値と関係を示すテーブルを用いて障害物毎の存在信頼度を求めた例について説明した。これに限らず、図7のテーブル以外で、レベルと追跡カウンタのカウント値と関係を示すテーブルを用いて障害物毎の存在信頼度を求めてもよい。
(4)上記第1実施形態では、図3中のステップS200、S230の間にステップ220を配置した例について説明した。
これに限らず、図3中のステップS200、S230の間のステップ220を廃止してもよい。この場合、ステップS200でNOと判定されると、ステップS230に移行されることになる。
(5)上記第2実施形態では、図6中のステップS200、S230Aの間にステップ220を配置した例について説明した。
これに限らず、図3中のステップS200、S230Aの間のステップ220を廃止してもよい。この場合、ステップS200でNOと判定されると、ステップS230Aに移行されることになる。
(6)上記第1、第2実施形態では、車両の移動中において、障害物検出装置30によって障害物毎の存在信頼度を求める例について説明したが、これに代えて、車両の停止時において、障害物検出装置30によって障害物毎の存在信頼度を求めてもよい。
(7)上記第1、第2実施形態では、障害物検出装置30によって、静止立体物としての障害物に対する存在信頼度を求める例について説明したが、これに代えて、障害物検出装置30によって、移動物としての障害物に対する存在信頼度を求めてもよい。
(8)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、センサから車両の外部環境情報(例えば車外の湿度)を取得することが記載されている場合、そのセンサを廃し、車両の外部のサーバまたはクラウドからその外部環境情報を受信することも可能である。あるいは、そのセンサを廃し、車両の外部のサーバまたはクラウドからその外部環境情報に関連する関連情報を取得し、取得した関連情報からその外部環境情報を推定することも可能である。
(まとめ)
上記第1実施形態、第2実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、障害物検出装置は、車両の周囲を撮像するカメラが搭載されている車両に適用されて、カメラによって撮像される画像に基づいて障害物を検出する。
障害物検出装置は、カメラによって繰り返し撮像される画像を順次取得する画像取得部と、画像取得部によって取得された画像から立体静止物としての障害物を検出する障害物検出部とを備える。
障害物検出装置は、障害物検出部の検出結果に基づいて、画像取得部によって過去に取得された画像から検出された障害物を画像取得部によって今回取得された画像から検出したか否かを障害物毎に繰り返し判定する障害物判定部を備える。
画像から検出される立体静止物が障害物として存在していることの確からしさを示す情報を存在信頼度とする。
障害物検出装置は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出したと障害物判定部が判定したとき、障害物毎に存在信頼度を求めるためのカウント値をインクリメントするインクリメント部を備える。
障害物検出装置は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、カウント値をデクリメントするデクリメント部を備える。
障害物検出装置は、インクリメント部、およびデクリメント部によって設定されるカウント値に基づいて、カウント値が大きくなるほど存在信頼度が高くなるように存在信頼度を障害物毎に求める信頼度算出部を備える。
第2の観点によれば、障害物検出装置は、過去に取得された画像から検出した障害物が所定エリア内に入っているか否かを判定するエリア判定部と、カウント値を維持するカウント維持部とを備える。
過去に取得された画像から検出した障害物が所定エリア内に入っているとエリア判定部が判定し、かつ過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、デクリメント部がカウント値をデクリメントする。
過去に取得された画像から検出した障害物が所定エリアから外れているとエリア判定部が判定し、かつ過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、カウント維持部が、カウント値を維持する。
信頼度算出部は、インクリメント部、デクリメント部、およびカウント維持部によって設定されるカウント値に基づいて、存在信頼度を障害物毎に求める。
これにより、画像による障害物の認識が困難である領域に存在する静止立体物に対しては、カウント値をデクリメントすることを避けることができる。
第3の観点によれば、信頼度算出部によって求められた障害物毎の存在信頼度が所定値以上であるとき、車両が障害物に接触することを避けるための車両制御を許可する制御許可部を備える。
したがって、制御許可部が車両制御を許可するべきか否かの判定を精度よく行うことができる。
第4の観点によれば、障害物検出装置は、車両の周囲を撮像するカメラが搭載されている車両に適用されて、カメラによって撮像される画像に基づいて障害物を検出する。障害物検出装置は、カメラによって繰り返し撮像される画像を順次取得する画像取得部と、画像取得部によって取得された画像から立体静止物としての障害物を検出する障害物検出部とを備える。
障害物検出装置は、障害物検出部の検出結果に基づいて、画像取得部によって過去に取得された画像から検出された障害物を画像取得部によって今回取得された画像から検出したか否かを障害物毎に繰り返し判定する障害物判定部を備える。
画像から検出される立体静止物が障害物として存在していることの確からしさを示す情報を存在信頼度とする。
障害物検出装置は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出したと障害物判定部が判定したとき、障害物毎に存在信頼度を求めるためのカウント値をデリメントするデクリメント部を備える。
障害物検出装置は、過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、カウント値をインリメントするインクリメント部を備える。
障害物検出装置は、インクリメント部、およびデクリメント部によって設定されるカウント値に基づいて、カウント値が大きくなるほど存在信頼度が低くなるように存在信頼度を障害物毎に求める信頼度算出部を備える。
第5の観点によれば、障害物検出装置は、過去に取得された画像から検出した障害物が所定エリア内に入っているか否かを判定するエリア判定部と、障害物検出装置は、カウント値を維持するカウント維持部と、を備える。
過去に取得された画像から検出した障害物が所定エリア内に入っているとエリア判定部が判定し、かつ過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定する。このとき、インクリメント部がカウント値をインクリメントする。
過去に取得された画像から検出した障害物が所定エリアから外れているとエリア判定部が判定し、かつ過去に取得された画像から検出した障害物を今回取得された画像から検出しないと障害物判定部が判定したとき、カウント維持部が、カウント値を維持する。
信頼度算出部は、インクリメント部、デクリメント部、およびカウント維持部によって設定されるカウント値に基づいて、存在信頼度を障害物毎に求める。
これにより、画像による障害物の認識が困難である領域に存在する静止立体物に対しては、カウント値をインクリメントすることを避けることができる。
第6の観点によれば、信頼度算出部によって求められた障害物毎の存在信頼度が所定値以上であるとき、車両が障害物に接触することを避けるための車両制御を許可する制御許可部を備える。
したがって、制御許可部が車両制御を許可するべきか否かの判定を精度よく行うことができる。
10 障害物識別システム
11 フロントカメラ
12 リアカメラ
13 左側カメラ
14 右側カメラ
30 障害物識別装置
40 処理部
50 表示装置

Claims (6)

  1. 車両の周囲を撮像するカメラ(11〜14)が搭載されている前記車両に適用されて、前記カメラによって撮像される画像に基づいて障害物を検出する障害物検出装置であって、
    前記カメラによって繰り返し撮像される画像を順次取得する画像取得部(S100)と、
    前記画像取得部によって取得された画像から立体静止物としての前記障害物を検出する障害物検出部(S110)と、
    前記障害物検出部の検出結果に基づいて、前記画像取得部によって過去に取得された画像から検出された前記障害物を前記画像取得部によって今回取得された画像から検出したか否かを前記障害物毎に繰り返し判定する障害物判定部(S200)と、
    前記画像から検出される前記立体静止物が前記障害物として存在していることの確からしさを示す情報を存在信頼度とした場合において、前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出したと前記障害物判定部が判定したとき、前記障害物毎に前記存在信頼度を求めるためのカウント値をインクリメントするインクリメント部(S210)と、
    前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出しないと前記障害物判定部が判定したとき、前記カウント値をデクリメントするデクリメント部(S230)と、
    前記インクリメント部、および前記デクリメント部によって設定されるカウント値に基づいて、前記カウント値が大きくなるほど前記存在信頼度が高くなるように前記存在信頼度を前記障害物毎に求める信頼度算出部(S250)と、を備える障害物検出装置。
  2. 前記過去に取得された画像から検出した前記障害物が所定エリア内に入っているか否かを判定するエリア判定部(S220)と、
    前記カウント値を維持するカウント維持部(S240)と、を備え、
    前記過去に取得された画像から検出した前記障害物が所定エリア内に入っていると前記エリア判定部が判定し、かつ前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出しないと前記障害物判定部が判定したとき、前記デクリメント部が前記カウント値をデクリメントし、
    前記過去に取得された画像から検出した前記障害物が前記所定エリアから外れていると前記エリア判定部が判定し、かつ前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出しないと前記障害物判定部が判定したとき、前記カウント維持部が、前記カウント値を維持し、
    前記信頼度算出部は、前記インクリメント部、前記デクリメント部、および前記カウント維持部によって設定されるカウント値に基づいて、前記存在信頼度を前記障害物毎に求める請求項1に記載の障害物検出装置。
  3. 前記信頼度算出部によって求められた前記障害物毎の前記存在信頼度が所定値以上であるとき、前記車両が前記障害物に接触することを避けるための車両制御を許可する制御許可部(S250)を備える請求項1または2に記載の障害物検出装置。
  4. 車両の周囲を撮像するカメラ(11〜14)が搭載されている前記車両に適用されて、前記カメラによって撮像される画像に基づいて障害物を検出する障害物検出装置であって、
    前記カメラによって繰り返し撮像される画像を順次取得する画像取得部(S100)と、
    前記画像取得部によって取得された画像から立体静止物としての前記障害物を検出する障害物検出部(S110)と、
    前記障害物検出部の検出結果に基づいて、前記画像取得部によって過去に取得された画像から検出された前記障害物を前記画像取得部によって今回取得された画像から検出したか否かを前記障害物毎に繰り返し判定する障害物判定部(S200)と、
    前記画像から検出される前記立体静止物が前記障害物として存在していることの確からしさを示す情報を存在信頼度とした場合において、前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出したと前記障害物判定部が判定したとき、前記障害物毎に前記存在信頼度を求めるためのカウント値をデリメントするデクリメント部(S210A)と、
    前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出しないと前記障害物判定部が判定したとき、前記カウント値をインリメントするインクリメント部(S230A)と、
    前記インクリメント部、および前記デクリメント部によって設定されるカウント値に基づいて、前記カウント値が大きくなるほど前記存在信頼度が低くなるように前記存在信頼度を前記障害物毎に求める信頼度算出部(S250A)と、を備える障害物検出装置。
  5. 前記過去に取得された画像から検出した前記障害物が所定エリア内に入っているか否かを判定するエリア判定部(S220)と、
    前記カウント値を維持するカウント維持部(S240)と、を備え、
    前記過去に取得された画像から検出した前記障害物が前記所定エリア内に入っていると前記エリア判定部が判定し、かつ前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出しないと前記障害物判定部が判定したとき、前記インクリメント部が前記カウント値をインクリメントし、
    前記過去に取得された画像から検出した前記障害物が前記所定エリアから外れていると前記エリア判定部が判定し、かつ前記過去に取得された画像から検出した前記障害物を前記今回取得された画像から検出しないと前記障害物判定部が判定したとき、前記カウント維持部が、前記カウント値を維持し、
    前記信頼度算出部は、前記インクリメント部、前記デクリメント部、および前記カウント維持部によって設定されるカウント値に基づいて、前記存在信頼度を前記障害物毎に求める請求項4に記載の障害物検出装置。
  6. 前記信頼度算出部によって求められた前記障害物毎の前記存在信頼度が所定値以上であるとき、前記車両が前記障害物に接触することを避けるための車両制御を許可する制御許可部(S250)を備える請求項4または5に記載の障害物検出装置。
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