<<実施形態1>>
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に係る遊技台(スロットマシン)について説明する。
<基本構成>
まず、図1を用いてスロットマシン100の基本構成を説明する。図1は、スロットマシン100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取り付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン(有効ライン)114を示すランプである(有効ラインについては、図6を用いて詳細に説明する)。告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
演出ボタン156は、遊技者による各種操作を受け付けるためのボタンである。メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応付けられている。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作といい、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。また、これらの停止操作に対応して停止されるリールを、順に第1停止リール、第2停止リール、第3停止リールという。さらに、回転中の各リール110乃至112を全て停止させるためにストップボタン137乃至139を停止操作する順序を、操作順序(または、押し順)という。さらに、第1停止操作を左リール110とし、その後、第2停止操作を中リール111の停止操作とする操作順序を、順押し操作順序(または、順押し)といい、第1停止操作を右リール112とし、その後、第2停止操作を中リール111の停止操作とする停止操作を、逆押し操作順序(または、逆押し)という。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。音孔181はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。
この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能な表示装置であればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<制御部>
次に、図2を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、WDT(ウォッチドックタイマ)314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。
この基本回路302のCPU304は、水晶発振器315bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器315bが出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
主制御部300は、水晶発振器315aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路316(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を備えており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号が入力された場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
乱数値生成回路316は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路316における乱数値の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数値として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。
乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数値の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数値として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数値として導出する。乱数値生成回路316では、各種センサ318からセンサ回路320に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路316は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数値の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
また、主制御部300には、センサ回路320を備えており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110の光学式センサ、リール111の光学式センサ、リール112の光学式センサ、等)の状態を監視している。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数値生成回路316に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110の光学式センサ、リール111の光学式センサ、および、リール112の光学式センサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール装置110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、各種ランプ336(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328を備えている。
また、基本回路302には、情報出力回路334(外部集中端子板248)を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、電源管理部(図示しない)から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路330を備えており、電圧監視回路330は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM406は、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等を記憶する。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第1副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)が接続されている。
また、第1副制御部400には、シャッタ163のモータを駆動する駆動回路424を設けており、駆動回路424には出力インタフェースを介してシャッタ163を設けている。この駆動回路424は、CPU404からの命令に応じてシャッタ163に設けたステッピングモータ(図示省略)に駆動信号を出力する。
また、第1副制御部400には、センサ回路426を設けており、センサ回路426には、入力インタフェースを介して、シャッタ163の位置を検知可能なシャッタセンサ428と、演出ボタン156の押下操作を検知可能な演出ボタンセンサ430と、を接続している。CPU404は、割り込み時間ごとにシャッタセンサ428と演出ボタンセンサ430の状態を監視している。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。第2副制御部500は、演出画像表示装置157の表示制御を含む演出装置160の各種制御を行う。なお、第2副制御部500は、例えば、液晶表示装置157の表示の制御を行う制御部、各種演出用駆動装置の制御を行う制御部(例えば、シャッタ163のモータ駆動を制御する制御部)とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。
第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM506は、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等を記憶する。
CPU504は、所定のタイミングでデータバスを介してROM506の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ512に送信する。カウンタタイマ512は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU504に送信する。CPU504は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第2副制御部500には、VDP516(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)を設けており、このVDP516には、バスを介してROM506、VRAM518が接続されている。VDP516は、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出し、VRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成し、演出画像表示装置157に画像を表示する。
<図柄配列>
次に、図3を用いて、上述の各リール110乃至112に施される図柄配列について説明する。なお、図3は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。
各リール110乃至112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では、10種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜20は、各リール110乃至112上の図柄の配置位置を示す番号(図柄位置番号)である。例えば、本実施形態では、左リール110の図柄位置番号2には「セブン1図柄」、中リール111の図柄位置番号0には「ベル図柄」、右リール112の図柄位置番号1には「チェリー1図柄」がそれぞれ配置されている。
<遊技状態の種類>
次に、図4を用いて、スロットマシン100の遊技状態の種類および変遷について説明する。図4は、スロットマシン100の遊技状態の遷移図である。
図4に示すように、スロットマシン100には、大別すると、通常遊技状態(RT0)、特別役内部当選状態(RT1)、特別役1又は2遊技状態(RT2)、特別役3遊技状態(RT3)の計4つの遊技状態がある。また、同図には各遊技状態の移行条件が記載されており、各矢印に記載された移行条件が成立すると、その矢印方向に向かって遊技状態が遷移する(詳細は後述)。
<通常遊技状態(RT0)>
通常遊技状態(RT0)は、他の遊技状態よりも遊技者に不利な遊技状態である。通常遊技状態では、図7に示す抽選テーブルの「RT0」の列にある抽選値を参照して内部当選する入賞役を抽選する。
通常遊技状態(RT0)では、特別役1、特別役2、または特別役3のいずれかに内部当選した場合に、後述する特別役内部当選状態(RT1)に移行し、当該特別役内部当選状態(RT1)において特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが表示された場合(特別役1または特別役2に入賞した場合)に、後述する特別役1又は2遊技状態(RT2)に移行し、特別役内部当選状態(RT1)において特別役3に対応する図柄組合せが表示された場合(特別役3に入賞した場合)に、後述する特別役3遊技状態(RT3)に移行する。
<特別役内部当選状態(RT1)>
特別役内部当選状態(RT1)は、特別役1、特別役2、または特別役3のいずれかに内部当選している遊技状態である。この特別役内部当選状態(RT1)では、図7に示す抽選テーブルの「RT1」の列にある抽選値を参照して内部当選する入賞役を抽選する。
特別役内部当選状態(RT1)では、特別役1または特別役2に対応する図柄組合せが表示された場合(特別役1または特別役2に入賞した場合)に、後述する特別役1又は2遊技状態(RT2)に移行し、特別役3に対応する図柄組合せが表示された場合(特別役3に入賞した場合)に、後述する特別役3遊技状態(RT3)に移行する。
<特別役1又は2遊技状態(RT2)>
特別役1又は2遊技状態(RT2)は、通常遊技状態(RT0)よりも遊技者にとって有利な遊技状態であり、以降、単に「BB(ビッグボーナス)」という場合がある。特別役1又は2遊技状態(RT2)では、図7に示す抽選テーブルの「RT2」の列にある抽選値を参照して内部当選する入賞役を抽選する。
特別役1又は2遊技状態(RT2)では、BB中特殊ベル、またはBB中技術介入役のみに内部当選可能である。また、特別役1又は2遊技状態(RT2)では、規定条件が成立した場合(本例では、284枚を超えるメダルの払出しが行われた場合)に、通常遊技状態(RT0)に移行する。
<特別役3遊技状態(RT3)>
特別役3遊技状態(RT3)は、通常遊技状態(RT0)よりも遊技者にとって有利な遊技状態であり、以降、単に「RB(レギュラーボーナス)」という場合がある。特別役3遊技状態(RT3)では、図7に示す抽選テーブルの「RT3」の列にある抽選値を参照して内部当選する入賞役を抽選する。
特別役3遊技状態(RT3)では、スイカB(後述するアシスト有りスイカ)、ベル、共通チェリー、またはRB中スイカ(後述するアシスト無しスイカ)のみに内部当選可能である。また、特別役3遊技状態(RT3)では、規定条件が成立した場合(本例では、8回の入賞または12回の遊技を消化した場合)に、通常遊技状態(RT0)に移行する。なお、特別役3遊技状態(RT2)は、本発明に係る「所定の遊技状態」の一つである(詳細は後述する)。
<入賞役の種類>
次に、図5を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、図5は、入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の払出数、備考を示す図である。
スロットマシン100の入賞役には、特別役1〜特別役3(以下、これらを「特別役」と総称する場合がある)と、再遊技役1〜再遊技役2(以下、これらを「再遊技役」と総称する場合がある)と、小役1〜小役11(以下、これらを「小役」と総称する場合がある)がある。
なお、入賞役の種類は、これらの役に限定されるものではなく、任意に採用することができる。本実施形態における入賞役のうち、特別役は、遊技者に所定の利益が付与される特別遊技状態に移行する役である。また、再遊技役は、新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役である。これらの入賞役は「作動役」と呼ばれる場合がある。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、特別役および再遊技役への入賞が含まれる。
本実施形態では、遊技状態が特別役1又は2遊技状態(RT2)の場合に、2枚のメダル投入で遊技の開始操作が可能となる2枚掛け遊技(2BET)のみが有効となり、遊技状態が特別役3遊技状態(RT3)の場合に、1枚のメダル投入で遊技の開始操作が可能となる1枚掛け遊技(1BET)のみが有効となり、その他の遊技状態(通常遊技状態(RT0)、特別役内部当選状態(RT1))の場合に、1枚掛け遊技(1BET)、または、3枚のメダル投入で遊技の開始操作が可能となる3枚掛け遊技(3BET)が有効となる。
そして、メダルの投入枚数によって払出数が異なる入賞役があり、例えば、小役2に入賞した場合、1枚掛け遊技(1BET)では13枚のメダルが払出しされ、2枚掛け遊技(2BET)では15枚のメダルが払出しされ、3枚掛け遊技(3BET)では7枚のメダルが払出しされる。
<入賞役の種類/特別役>
特別役1と特別役2は、入賞により特別役1又は2遊技状態(RT2)に移行する役(作動役)であり、特別役3は、入賞により特別役3遊技状態(RT3)に移行する役(作動役)である。ただし、この役自身に入賞したことよるメダルの払出は行われない。
本例では、特別役1に対応する図柄組合せは、「セブン1図柄−セブン1図柄−セブン1図柄」であり、特別役2に対応する図柄組合せは、「セブン2図柄−セブン2図柄−セブン2図柄」であり、特別役3に対応する図柄組合せは、「セブン1図柄−セブン1図柄−BAR図柄」である。
特別役に内部当選すると、この役に対応する特別役内部当選フラグがオンに設定される(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)。このフラグがオンに設定されていると、主制御部300は、遊技状態を特別役内部当選状態(RT1)に移行させる。このフラグは、その内部当選した役に入賞するまでオンの状態が維持され、次回以降の遊技においてもその内部当選した役に入賞しやすい状態となる。すなわち、特別役に内部当選した遊技においては当該特別役に入賞しなくとも、次回以降の遊技でその特別役に内部当選した状態となり、特別役に対応する図柄組合せが、有効ライン上に揃って入賞しやすい状態になる。
<入賞役の種類/再遊技役>
再遊技役(再遊技役1〜再遊技役2)は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。本例では、対応する図柄組合せは、図5に示す通りである。
ここで、再遊技役1に対応する図柄組合せ「リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)−リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)−リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)」、再遊技役2に対応する図柄組合せ「セブン2図柄−リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)−リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)」のうち、「リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)」で表す図柄は、停止表示される図柄が「リプレイ1図柄」または「リプレイ2図柄」のいずれかであればよいことを示している。
なお、再遊技役は、遊技者がメダルを投入することなく、次回の遊技を行うことができる役であればよい。したがって、例えば、再遊技役に入賞すると次回遊技でメダルの投入が自動的に投入されるものであってもよいし、再遊技役に入賞した遊技で投入されたメダルをそのまま次回の遊技に持ち越して使用できるものであってもよい。
<入賞役の種類/小役>
小役(小役1〜小役11)は、入賞により所定数のメダルが払出しされる入賞役であり、対応する図柄組合せや払出数は、図5に示す通りである。なお、小役7〜小役11(これらを「BB中特殊ベル」と総称する場合がある)は、BB中にのみ内部当選可能な入賞役である。
ここで、小役3に対応する図柄組合せ「チェリー1図柄−ANY−ANY」は、左リール110の図柄が「チェリー1図柄」であればよく、中リール111と右リール112の図柄は、どの図柄でもよいことを示している。また、小役4に対応する図柄組合せ「チェリー2−ANY−ANY」は、左リール110の図柄が「チェリー2図柄」であればよく、中リール111と右リール112の図柄は、どの図柄でもよいことを示している。
本例では、1枚掛け遊技(1BET)または2枚掛け遊技(2BET)で小役3に入賞した場合には、15枚のメダルが払出しされ、3枚掛け遊技(3BET)で小役3に入賞した場合には、2枚のメダルが払出しされる。また、小役4に入賞した場合には、メダルの投入枚数に関わらず、2枚のメダルが払出しされる。
また、小役7に対応する図柄組合せ「スイカ図柄(または、ブランク1図柄)−ベル図柄−セブン2図柄(または、スイカ図柄)」、小役8に対応する図柄組合せ「スイカ図柄(または、ブランク1図柄)−(※1)−(※2)」のうち、「スイカ図柄(または、ブランク1図柄)」で表す図柄は、停止表示される図柄が「スイカ図柄」または「ブランク1図柄」のいずれかであればよいことを示している。また、小役7に対応する図柄組合せ「スイカ図柄(または、ブランク1図柄)−ベル図柄−セブン2図柄(または、スイカ図柄)」のうち、「セブン2図柄(または、スイカ図柄)」で表す図柄は、停止表示される図柄が「セブン2図柄」または「スイカ図柄」のいずれかであればよいことを示している。
また、小役8に対応する図柄組合せ「スイカ図柄(または、ブランク1図柄)−(※1)−(※2)」のうち、「(※1)」で表す図柄は、停止表示される図柄が、図5の下欄において※1で示す「セブン1図柄」、「BAR図柄」、「チェリー1図柄」、「リプレイ1図柄」、または「チェリー2図柄」のいずれかであればよいことを示しており、「(※2)」で表す図柄は、停止表示される図柄が、図5の下欄において※2で示す「セブン1図柄」、「セブン2図柄」、「BAR図柄」、「スイカ図柄」、または「チェリー1図柄」のいずれかであればよいことを示している。
また、小役10に対応する図柄組合せ「セブン1図柄−リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)−リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)」、小役11に対応する図柄組合せ「セブン1図柄−チェリー2図柄−リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)」のうち、「リプレイ1図柄(または、リプレイ2図柄)」で表す図柄は、停止表示される図柄が「リプレイ1図柄」または「リプレイ2図柄」のいずれかであればよいことを示している。
また、本例では、複数種類の役に同時に内部当選することが可能な「重複役」を設けている。ここで、重複役とは、単一の役ではなく、複数の役をまとめたものであり、重複役に対応する条件装置(フラグ)が作動するわけではなく、重複役に含まれる複数の役に対応する条件装置の各々が作動するものである。また、本明細書における「同時に内部当選」とは、例えば、入賞役内部抽選によって特別役と小役が同時に重複して内部当選した場合と、前回以前の入賞役内部抽選で特別役に内部当選しており(特別役内部当選あり)、今回の入賞役内部抽選で小役が内部当選した場合の両方が含まれる。
なお、図5に示す再遊技役1、再遊技役2、小役7、小役8、小役10、小役11は、1種類の図柄組合せを1つの役に対応させることで複数の役で構成した場合に、これらの複数の役に同時に内部当選することが可能な重複役としてもよい。例えば、「再遊技役2」は、「セブン2図柄−リプレイ1図柄−リプレイ1図柄」の図柄組合せを再遊技役2−1に対応させ、それ以外の図柄組合せを再遊技役2−2に対応させることで2種類の役で構成した場合に、これらの2種類の役に同時に内部当選することが可能な重複役としてもよい。同様に、「再遊技役1」は、6種類(=2種類の図柄×2種類の図柄×2種類図柄)の図柄組合せに対応する6つの役に同時に内部当選することが可能な重複役としてもよい。
上述の通り、特別役1又は2遊技状態(RT2)では、規定条件が成立した場合(284枚を超えるメダルの払出しが行われた場合)に、通常遊技状態(RT0)に移行する。例えば、特別役1又は2遊技状態(RT2)の1G(ゲーム)〜19Gにおいて、15枚のメダルが払出しされる入賞役(例えば、小役2)のみに入賞した場合には、メダルの払出枚数が285枚(=15枚×19回)となって284枚を超えるため、19Gで、特別役1又は2遊技状態(RT2)は終了する。この場合、特別役1又は2遊技状態(RT2)におけるゲーム数は19G、最大払出枚数は285枚(純増247枚)となる。
一方、特別役1又は2遊技状態(RT2)の1G〜19Gにおいて、15枚のメダルが払出しされる入賞役(例えば、小役2)に19回入賞する前に、1回だけ14枚のメダルが払出しされる場合(例えば、7枚のメダルが払出しされる小役9と7枚のメダルが払出しされる小役10に同時に入賞した場合)には、メダルの払出枚数が284枚(=15枚×18回+14枚×1回)となって284枚を超えないため、19Gで、特別役1又は2遊技状態(RT2)は終了せずに、次の20G目を行うことができる。この場合、特別役1又は2遊技状態(RT2)におけるゲーム数は20G、最大払出枚数は299枚(純増259枚)となる。
このように、特別役1又は2遊技状態(RT2)の1G〜19Gにおいて、15枚のメダルが払出しされる入賞役に19回入賞する前に、14枚のメダルが払出しされる入賞役に1回入賞させること、すなわち、特別役1又は2遊技状態(RT2)におけるゲーム数が20G、最大払出枚数が299枚(純増259枚)となるように遊技を行うことを、本明細書においては、「枚数調整」という場合がある。また、「枚数調整」を行うための停止操作を、「枚数調整停止操作」という場合がある。
<有効ライン>
次に、図6を用いて、有効ラインについて詳細に説明する。なお、図6(a)は、3枚掛け遊技(3BET)と1枚掛け遊技(1BET)における有効ラインの一例を示す図であり、図6(b)は、2枚掛け遊技(2BET)における有効ラインの一例を示す図である。
ここで、有効ラインとは、図1に示す5本の入賞ライン114のうち、図5を用いて説明した入賞役に対応する図柄組合せが停止表示されたか否か(揃ったか否か)の判定に用いられるラインのことである。
3枚掛け遊技(3BET)においては、メダルが3枚ベットされた場合に、図6(a)に示す5本の有効ラインL1〜L5が有効になり、スタートレバー135を操作して遊技を開始することができるようになる。また、1枚掛け遊技(1BET)においては、メダルが1枚ベットされた場合に、図6(a)に示す5本の有効ラインL1〜L5が有効になり、スタートレバー135を操作して遊技を開始することができるようになる。
図1を用いて説明したように、左リール110、中リール111、右リール112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。ここで、左リール110上の3つの図柄を、縦方向に上から下に向かって、左リール上段図柄、左リール中段図柄、左リール下段図柄といい、中リール111上の3つの図柄を、縦方向に上から下に向かって、中リール上段図柄、中リール中段図柄、中リール下段図柄といい、右リール112上の3つの図柄を、縦方向に上から下に向かって、右リール上段図柄、右リール中段図柄、右リール下段図柄という。
5本の有効ラインL1〜L5は、左リール上段図柄、中リール上段図柄および右リール上段図柄で構成される上段有効ラインL1、左リール中段図柄、中リール中段図柄および右リール中段図柄で構成される中段有効ラインL2、左リール下段図柄、中リール下段図柄および右リール下段図柄で構成される下段有効ラインL3、左リール下段図柄、中リール中段図柄および右リール上段図柄で構成される右上がり有効ラインL4、左リール上段図柄、中リール中段図柄および右リール下段図柄で構成される右下がり有効ラインL5で構成される。
2枚掛け遊技(2BET)においては、メダルが2枚ベットされた場合に、図6(b)に示す2本の有効ラインL1,L5が有効になり、スタートレバー135を操作して遊技を開始することができるようになる。2本の有効ラインL1,L5は、左リール上段図柄、中リール上段図柄および右リール上段図柄で構成される上段有効ラインL1、左リール上段図柄、中リール中段図柄および右リール下段図柄で構成される右下がり有効ラインL5で構成される。
このように、有効ラインL1〜L5は、遊技媒体としてベットされたメダルの枚数によって予め定まっているが、本発明に係る遊技台における有効ラインの数は5ラインに限定されるものではなく、例えば、メダルの投入枚数に応じて、有効ラインの数や、有効にする入賞ラインの位置を設定してもよい。
<入賞役の抽選テーブル>
次に、図7を用いて、入賞役の抽選テーブルについて説明する。図7は、各遊技状態における入賞役の抽選テーブルを示す図である。横軸は設定値と遊技状態(RT0〜RT3)を表し、縦軸は各遊技状態における入賞役の抽選値を示している。
以降に説明する入賞役の内部当選確率は、各々の入賞役に対応付けされた抽選値を、内部抽選時に取得される乱数値の数値範囲(例えば、65536)で除することで算出可能である。抽選値は、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の入賞役(ハズレを含む)を対応付けしている。後述する入賞役内部抽選処理(図8参照)では、取得した乱数値が、いずれの入賞役に対応する抽選値であったか否かを判定し、内部抽選役を決定する処理を実行する。この抽選値は、少なくとも1つの入賞役の当選確率を異ならせた設定1,設定C1,設定5,設定C2の抽選値が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。なお、設定値の種類は、本例に限定されず、設定2,設定3、設定4,設定6等を加えてもよく、設定C1,設定C2等を減らしてもよい。また、各設定値に対応する各条件装置や各抽選値は一例であり、図7に示す条件装置や抽選値に限定されるものではない。
代表的な入賞役について説明すると、「小役1&5(スイカB(アシスト有り)」は、特別役内部当選状態(RT1)と特別役3遊技状態(RT3)においてのみ内部当選可能な役であって、小役1,5に同時に内部当選することが可能な重複役である。以降、本明細書においては、「小役1&5(スイカB(アシスト有り)」を「アシスト有りスイカ」という場合がある。
設定1の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト有りスイカの抽選値が24576であることから、その内部当選確率は24576/65536であり、設定C1の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト有りスイカの抽選値が21000であることから、その内部当選確率は21000/65536であり、設定5の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト有りスイカの抽選値が24576であることから、その内部当選確率は24576/65536であり、設定C2の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト有りスイカの抽選値が23000であることから、その内部当選確率は23000/65536である。すなわち、本例では、設定C1よりも設定C2の方が、特別役3遊技状態(RT3)におけるアシスト有りスイカの内部当選確率が高くなるように抽選値を設定している。
また、「小役1&6(RB中スイカ)」は、特別役3遊技状態(RT3)においてのみ内部当選可能な役であって、小役1,6に同時に内部当選することが可能な重複役である。以降、本明細書においては、「小役1&6(RB中スイカ」を「アシスト無しスイカ」という場合がある。
設定1の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト無しスイカの抽選値が24576であることから、その内部当選確率は24576/65536であり、設定C1の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト無しスイカの抽選値が28152であることから、その内部当選確率は28152/65536であり、設定5の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト無しスイカの抽選値が24576であることから、その内部当選確率は24576/65536であり、設定C2の特別役3遊技状態(RT3)においては、アシスト無しスイカの抽選値が26152であることから、その内部当選確率は26152/65536である。すなわち、本例では、設定C1よりも設定C2の方が、特別役3遊技状態(RT3)におけるアシスト無しスイカの内部当選確率が低くなるように抽選値を設定している。
また、「特別役1+小役1(BB1スイカA重複)」は、特別役1と小役1に同時に内部当選することが可能な重複役であり、「特別役3+小役1(RBスイカA重複)」は、特別役3と小役1に同時に内部当選することが可能な重複役であり、「特別役1+小役1&5(BB1スイカB重複)」は、特別役1と小役1,5に同時に内部当選することが可能な重複役であり、「特別役1+小役3&4(BB1共通チェリー重複)」は、特別役1と小役3,4に同時に内部当選することが可能な重複役であり、「特別役3+小役3&4(RB共通チェリー重複)」は、特別役3と小役3,4に同時に内部当選することが可能な重複役である。
また、「特別役1+小役5(BB1確定役A)」は、特別役1と小役5に同時に内部当選することが可能な重複役であり、「特別役2+小役5(BB2確定役A)」は、特別役2と小役5に同時に内部当選することが可能な重複役であり、「特別役1+小役6(BB1確定役B)」は、特別役1と小役6に同時に内部当選することが可能な重複役であり、「特別役2+小役6(BB2確定役B)」は、特別役2と小役6に同時に内部当選することが可能な重複役である。
また、「小役5&6(1枚役)」は、特別役内部当選状態(RT1)においてのみ内部当選可能な役であって、小役5,6に同時に内部当選することが可能な重複役である。また、「小役2&9&10&11(BB中特殊ベル)」は、特別役1又は2遊技状態(RT2)においてのみ内部当選可能な役であって、小役2,9,10,11に同時に内部当選することが可能な重複役である。また、「小役5&6&7&8(BB中技術介入役)」は、特別役1又は2遊技状態(RT2)においてのみ内部当選可能な役であって、小役5,6,7,8に同時に内部当選することが可能な重複役である。本例では、「小役5&6(1枚役)」、「小役5&6&7&8(BB中技術介入役)」、および「小役5&6(1枚役)」の内部当選確率を、それぞれ、全ての設定値で同一にしている。
<主制御部メイン処理>
次に、図8を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、図8は、主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って、この主制御部メイン処理を実行する。
電源投入が行われると、まず、ステップS101で初期設定処理を行う。この初期設定処理では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。
また、この初期設定処理では、設定キー(図示省略)のON操作を受け付けた場合に設定変更操作に関する処理を行う。ここで、設定変更操作は、次の(1)〜(5)の手順で行われる。(1)設定キーをONにした状態で、電源を投入。(2)現在の設定値が設定値表示器(図示省略)に表示される。(3)設定スイッチ(図示省略)を操作するごとに、設定値表示が1→C1→5→C2→1…(C2の次は1に戻る)のように変化する。(4)スタートレバー135の操作により設定値が確定する。(5)設定キーをOFFにすると、設定値表示器は消灯し、設定値変更処理は終了する。主制御部300は、(1)において設定キーのON操作を受け付けた場合に、設定キーONの情報を含む設定変更中コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行い、(5)において設定キーのOFF操作を受け付けた場合に、確定後の設定値(設定1、C1、5、C2)の情報と設定キーOFFの情報を含む設定変更終了コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。
ステップS102では、遊技開始処理を実行する。この遊技開始処理では、スタートレバー135による操作やベットボタン130乃至132による操作(賭け数設定操作)を受け付けたか否かのチェックや、賭け数が規定数になったか否かのチェックなどの処理を行う。また、ベットボタン130乃至132による操作(賭け数設定操作)や再遊技の開始に基づいて、賭け数に関する情報等を含むメダル投入コマンドを第1副制御部400に送信する準備や、スタートレバー135による操作を受け付けた場合に、スタートレバー受付コマンドを第1副制御部400に送信する準備等を行う。
ステップS103では、投入されたメダル枚数に基づいて、図6を用いて説明した有効ラインを確定し、次のステップS104では、乱数発生回路316で発生させた乱数値を取得する。ステップS105では、入賞役内部抽選処理を行う。この入賞役内部抽選処理では、図7に示した入賞役の抽選テーブルと上記ステップS104で取得した乱数値を用いた抽選(入賞役内部抽選)に関する処理や、内部当選役に関する情報を含む内部抽選処理コマンドを第1副制御部400に送信する準備等を行う。
ステップS106のリール停止データ準備処理では、上記ステップS105の入賞役内部抽選処理の結果(内部抽選結果)に基づき、リール停止データを選択する。ステップS107では、リール回転開始処理を行う。このリール回転開始処理では、リール110乃至112を回転させる処理等を行う。ステップS108では、全てのリール110〜112が停止されていない場合(第3停止操作が行われていない場合)には、全てのリール110〜112が停止されるのを待ち、全てのリールが110〜112が停止された場合(第3停止操作が行われた場合)にはステップS109に進む。
ステップS109では、入賞判定処理を行う。この入賞判定処理では、図6(a),(b)を用いて説明した有効ライン上に、何らかの入賞役に対応する図柄組合せが表示された場合に、その入賞役に入賞したと判定する処理や、入賞役に関する情報を含む入賞判定処理コマンドを第1副制御部400に送信する準備等を行う。ステップS110では、メダル払出し処理を行う。このメダル払出し処理では、払出しのある何らかの入賞役に入賞している場合に、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す処理等を行う。
ステップS111では、遊技状態更新処理を行う。この遊技状態更新処理では、遊技状態の移行に関する処理を行い、それらの開始条件、終了条件の成立により、遊技状態を移行する処理や、遊技状態(RT)に関する情報を含む遊技状態更新コマンドを第1副制御部400に送信する準備等を行う。以上により1ゲームが終了する。以降ステップS102へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図9を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図9は、主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS401では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。次のステップS402では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートさせる。
ステップS403では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)のセンサ回路320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。
ステップS404では、各種遊技処理を行う。この各種遊技処理では、基本処理状態、メダルセレクタ処理状態、メダル払出受付処理状態、リール制御状態(加速制御状態、定速制御状態、ブレーキ制御状態、停止制御状態)等の各状態に応じた処理等を実行する。ステップS405では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、各種タイマをそれぞれの時間単位により更新する処理等を行う。
ステップS406では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、まずはステップS403において信号状態記憶領域に記憶した各種センサ318の信号状態を読み出して、メダル投入異常及びメダル払出異常等に関するエラーの有無を監視し、エラーを検出した場合には(図示省略)エラー処理を実行させる。さらに、現在の遊技状態に応じて、メダルセレクタ170(メダルセレクタ170内に設けたソレノイドが動作するメダルブロッカ)、各種ランプ336、各種の7セグメント(SEG)表示器の設定を行う。ステップS407では、リール回転制御処理を行う。詳細は後述するが、このリール回転制御処理では、各リール110〜112の引込み制御、停止制御、加速制御、定速制御、ブレーキ制御等を行う。
ステップS408では、コマンド設定送信処理を行い、送信準備が完了している各種のコマンドが第1副制御部400に対して送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は、本例では16ビットで構成しており、ビット15は、ストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14は、コマンド種別、ビット0〜10は、コマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)によって構成されている。
ここで、コマンド種別としては、例えば、基本コマンド、スタートレバー受付コマンド、内部抽選処理コマンド、演出抽選処理に伴う演出コマンド、リール110乃至112の回転の開始に伴う第1〜第3リール回転開始コマンド、ストップボタン137乃至139の操作の受け付けに伴う第1〜第3停止操作コマンド(以下、総称して「停止操作コマンド」という場合がある。)、リール110乃至112の停止処理に伴う停止位置情報コマンド、入賞判定処理コマンド、メダル払出処理に伴う払出処理開始コマンド及び払出処理終了コマンド、遊技状態に関する情報を含む遊技状態更新コマンド、設定変更中コマンド、設定変更終了コマンド等が挙げられる。
また、例えば、コマンド種別が停止操作コマンドの場合には、対応するコマンドデータとして、停止操作情報(停止操作が行われたリールの情報、各リールの図柄位置番号(中段基準)の情報、滑りコマ数(引き込みコマ数)の情報、停止操作時の図柄位置、停止位置等)が送信される。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。ステップS409では、外部信号設定処理を行う。この外部信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してスロットマシン100とは別体の情報入力回路652に出力する。
ステップS410では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS412に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS411に進む。ステップS411では、タイマ割込終了処理を終了する各種処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS401で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定等行う。その後、主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS412では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。
<リール回転制御処理>
次に、図10を用いて、主制御部タイマ割込処理におけるリール回転制御処理(ステップS407)について説明する。なお、図10は、リール回転制御処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS501では、図9を用いて説明した入力ポート状態更新処理(ステップS403)によって更新される信号状態記憶領域(ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサごとに区画して設けた信号状態記憶領域)を参照し、ストップボタン137〜139による操作が有効か否かを判定する。判定の結果、有効の場合にはステップS502に進み、そうでない場合にはステップS503に進む。
ステップS502では、ストップボタン受付処理を行う。このストップボタン受付処理では、操作を受け付けたストップボタンが、停止可能なリールに対応するストップボタンか否かを判定し、該当する場合には、操作を受け付けたストップボタンに対応するリールの引込みカウンタ設定処理を行い、該当しない場合には、リールの引込みカウンタ設定処理を行うことなく、その他の処理を行う。引込みカウンタ設定処理では、汎用のカウンタを用いて引き込みコマ数をカウントする処理等を行う。また、操作を受け付けたストップボタンが、停止可能なリールに対応するストップボタンであった場合には、ストップボタンの操作順序に応じて第1〜第3停止操作コマンド(以下、総称して「停止操作コマンド」という場合がある。)を第1副制御部400に送信する準備等を行う。
ステップS503では、インデックス処理を行う。このインデックス処理では、図9を用いて説明した入力ポート状態更新処理(ステップS403)によって更新される信号状態記憶領域(リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサごとに区画して設けた信号状態記憶領域)を参照し、各リールの図柄位置番号等を取得する処理等を行う。ステップS504では、リール制御情報展開処理を行う。このリール制御情報展開処理では、各リールの図柄位置番号等に基づいて、リールの回転制御に用いる各種情報をROM306からRAM308に展開する処理等を行う。
ステップS505では、リール制御判定処理を行う。このリール制御判定処理は、リールの回転制御を遊技の進行に応じて順次切り替え制御する処理であり、遊技者の遊技開始操作に伴い、リールの回転を開始してリールを加速させる加速処理及び一定回転速度(一定速)までリールを加速させた後、その速度を維持する定速処理が行われる。また、その後の遊技者の停止操作に伴い、停止操作が行われた時のリールの図柄位置から遊技結果として図柄表示窓113に表示させる図柄停止位置までリールの回転を維持する引込み制御処理、及び図柄停止位置で停止状態を一定時間維持するブレーキ制御処理を行う。
ステップS506では、回転制御データ設定処理を行う。この回転制御データ設定処理では、リール制御判定処理の結果に応じて回転制御データを設定する処理や、リールの停止処理に伴う停止位置情報コマンドを第1副制御部400に送信する準備等を行う。以降、ステップS503〜S506の処理を全てのリール110〜112に対して繰り返すことによりリール回転制御を行う。
<第1副制御部400の処理>
次に、図11を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。図11(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートであり、同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートであり、同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。
電源投入が行われると、まずステップS1001で初期設定処理が実行される。この初期設定処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS1002では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS1003の処理に移行する。ステップS1003では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS1004では、コマンド処理を行う。詳細は後述するが、このコマンド処理では、第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信した場合に、当該コマンドに対応する各種処理を実行する。ステップS1005では、演出ボタン受付処理を行う。詳細は後述するが、この演出ボタン受付処理では、演出ボタン156の押下操作を受け付けた場合の各種処理を行う。
ステップS1006では、演出制御処理を行う。この演出制御処理では、例えば、ステップS1004で新たなコマンドがあった場合に、ステップS1004にて当該コマンドに対応する各種処理が実行され、該各種処理において設定された演出指示(キャラクタ追加等)に対応する処理を行う。この処理には、例えば、後述する設定示唆演出等の演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップS1007では、ステップS1006の処理結果に基づいて音制御処理を行う。例えば、ステップS1006で読み出した演出データの中に音源IC418への命令がある場合には、この命令を音源IC418に出力する。ステップS1008では、ステップS1006の処理結果に基づいてランプ制御処理を行う。例えば、ステップS1006で読み出した演出データの中に各種ランプ420への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS1009では、ステップS1006の処理結果に基づいてシャッタ制御処理を行う。例えば、ステップS1006で読み出した演出データの中にシャッタ163への命令がある場合には、この命令を駆動回路424に出力する。ステップS1010では、ステップS1006の処理結果に基づいて第2副制御部500に制御コマンドを送信する設定を行う情報出力処理を行う。例えば、ステップS1006で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS1002へ戻る。
次に、図11(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS1101では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図11(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS1201では、第1副制御部メイン処理におけるステップS1002において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS1002において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1202では、各種更新処理を行う。この各種更新処理では、ステップS1010で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理や、前回ゲームの終了後から次ゲームのメダル投入前までの期間(待機中)において(再遊技中、連動状態中、確定告知状態中を除く)、ランプ(図示省略)を点灯する制御等を行う。
<コマンド処理>
次に、図12を用いて、上述の第1副制御部400のメイン処理におけるコマンド処理(ステップS1004)について説明する。図12は、コマンド処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1301では、主制御部300からメダル投入コマンドを受信したか否かを判定し、該当しない場合には、ステップS1303に進み、該当する場合には、ステップS1302に進んで、メダル投入コマンド受付時処理を行った後に処理を終了する。このメダル投入受付時処理では、例えば、後述する演出モードのデフォルト画像の表示の開始や切り替えを行う処理や、メダル投入や再遊技の開始に基づいてBET音を出力するための設定や、ベットボタン130の操作に基づいて或る演出(例えば、復活演出等)を開始するための設定等を行う。
ステップS1303では、主制御部300から内部抽選処理コマンドを受信したか否かを判定し、該当しない場合には、ステップS1305に進み、該当する場合には、ステップS1304に進んで、内部抽選処理コマンド受付時処理を行った後に処理を終了する。詳細は後述するが、この内部抽選処理コマンド受付時処理では、内部抽選処理コマンドに含まれる内部当選役に関する情報に基づいて、実行する演出の種類を決定する処理等を行う。
ステップS1305では、主制御部300から停止操作コマンドを受信したか否かを判定し、該当しない場合には、ステップS1307に進み、該当する場合には、ステップS1306に進んで、停止操作コマンド受付時処理を行った後に処理を終了する。
この停止操作コマンド受付時処理では、リールの停止に基づいて停止音を出力するための設定や、ストップボタンの操作に基づいて、或る演出を開始するための設定や、停止操作コマンドに含まれる停止操作情報(停止操作が行われたリールの情報、各リールの図柄位置番号(中段基準)の情報、滑りコマ数(引き込みコマ数)の情報、停止操作時の図柄位置、停止位置等)をRAM408に記憶する処理等を行う。
また、停止操作コマンド受付時処理では、アシスト無しスイカに内部当選した状態での目押しチャレンジ(詳細は後述)においては、小役1が重複入賞(小役1重複入賞)したときは、小役1重複入賞に対応する演出を行うための設定等を行い、小役1が単独入賞(小役1単独入賞)したときは、小役1単独入賞に対応する演出を行うための設定等を行う。
同様に、アシスト有りスイカに内部当選した状態での目押しチャレンジ(詳細は後述)においては、小役1が重複入賞(小役1重複入賞)したとき、小役1重複入賞に対応する演出を行うための設定等を行い、小役1が単独入賞(小役1単独入賞)したときは、小役1単独入賞に対応する演出を行うための設定等を行う。
なお、本実施形態においては、アシスト無しスイカで小役1が重複入賞(小役1重複入賞)したときの演出と、アシスト有りスイカで小役1が重複入賞(小役1重複入賞)したときの演出を同一(共通)としており、また、アシスト無しスイカで小役1が単独入賞(小役1単独入賞)したときの演出と、アシスト有りスイカで小役1が単独入賞(小役1単独入賞)したときの演出を同一(共通)としている。これは、アシスト有りスイカによる入賞か、またはアシスト無しスイカによる入賞かを、発生した演出の態様から遊技者に察知させないようにし、後述する目押しチェック(BITAチェックメーター)の演出にて、遊技者が目押し技量の答え合わせを行う楽しみを阻害しないようにするためである。
ステップS1307では、主制御部300から遊技状態更新コマンドを受信したか否かを判定し、該当しない場合には、ステップS1309に進み、該当する場合には、ステップS1308に進んで、遊技状態更新コマンド受付時処理を行った後に処理を終了する。この遊技状態更新コマンド受付時処理では、遊技状態更新コマンドに含まれる遊技状態(RT)に関する情報をRAM408に記憶する処理等を行う。
ステップS1309では、その他のコマンド受付時処理を行った後にコマンド処理を終了する。このステップS1309における、その他のコマンド受付時処理では、スタートレバー135による操作を受け付けたタイミングで主制御部300から送信されるスタートレバー受付コマンドを受信し、かつ、RB中にアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選している場合に、液晶表示装置157の表示領域に、「スイカのクロス入賞を狙え演出」を表示するための設定等を行う。
図38(a)は、「スイカのクロス入賞を狙え演出」の一例を示した図である。この「スイカのクロス入賞を狙え演出」は、RB中に、右上がり有効ラインL4と右下がり有効ラインL5に、小役1に対応する図柄組合せ「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」が停止表示されるように(小役1が2つの斜めの有効ライン上でクロス(交差)して入賞するように)、遊技者に目押しによる停止操作を促す演出である。なお、「スイカのクロス入賞を狙え演出」が行われる遊技を、本明細書では「目押しチャレンジ」という場合がある。
詳細は図30等を用いて後述するが、目押しチャレンジにおいて、遊技者が「スイカのクロス入賞を狙え演出」に従って停止操作を行い、右上がり有効ラインL4と右下がり有効ラインL5に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せを停止表示することができた場合には、小役1が重複入賞する(小役1重複入賞となる)。
なお、本例では、スタートレバー受付コマンドを受信し、かつ、RB中にアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選している場合には、「スイカのクロス入賞を狙え演出」を必ず(100%の確率で)行うように構成しているが、本発明はこれに限定されず、例えば、乱数値を用いた演出抽選を行い、当該演出抽選に当選した場合にのみ、「スイカのクロス入賞を狙え演出」を行うように構成してもよい。
また、ステップS1309における、その他のコマンド受付時処理では、設定変更操作が完了したタイミングで主制御部300から送信される設定変更終了コマンドを受信した場合に、当該コマンドに含まれる設定値(例えば、設定1、設定C1、設定5、設定C2)の情報に基づいて、第1副制御部400で管理している設定値の情報を書き換える処理等を行う。
<演出状態の種類>
次に、図13に示す内部抽選コマンド受付時処理の説明に先立って、スロットマシン100の演出状態の種類および変遷について説明する。
上述の通り、スロットマシン100の主制御部300は、大別すると、通常遊技状態(RT0)、特別役内部当選状態(RT1)、特別役1又は2遊技状態(RT2)、特別役3遊技状態(RT3)の計4つの遊技状態(RT状態)を有する。本実施形態では、主制御部300が決定した遊技状態(RT状態)や、シナリオ抽選(詳細は後述)で決定したシナリオに従って、第1副制御部400が演出状態を設定する。スロットマシン100の第1副制御部400は、大別すると、通常状態、連動状態、確定告知状態、BB状態、RB状態の計5つの演出状態を有する。
<通常状態>
通常状態は、後述する連動状態、確定告知状態、BB状態、およびRB状態以外の演出状態であって、前兆演出や連動発展が行われるゲームの開始時の演出状態である。第1副制御部400は、演出状態がBB状態、またはRB状態において、主制御部300が遊技状態(RT状態)を特別役1又は2遊技状態(RT2)(または特別役3遊技状態(RT3))から通常遊技状態(RT0)に移行した場合に、演出状態を通常状態に設定する。
<連動状態>
連動状態は、連動演出(ジャッジ)が行われるゲームの開始時の演出状態である。第1副制御部400は、演出状態が通常状態において、シナリオ抽選(詳細は後述)で連動演出が含まれるシナリオに当選し、当該連動演出を開始する場合に、演出状態を連動状態に設定する。
<確定告知状態>
確定告知状態は、確定告知演出が行われたゲームからボーナスに入賞するまでの演出状態である。第1副制御部400は、演出状態が通常状態において、次ゲームから確定告知状態に移行する場合(例えば、図14を用いて後述する通常状態中処理の強制確定告知処理(ステップS1514)において確定告知を行うことが決定した場合)や、シナリオ抽選(詳細は後述)で確定告知演出が含まれるシナリオに当選し、当該確定告知演出を開始する場合(例えば、図14を用いて後述する通常状態中処理のシナリオ抽選(ステップS1508)において前兆ありのシナリオが選択されなかった場合)に、演出状態を確定告知状態に設定する。
<BB状態>
BB状態は、BB中に用いられる演出状態である。第1副制御部400は、演出状態が通常状態、連動状態、または確定告知状態において、主制御部300が遊技状態(RT状態)を特別役内部当選状態(RT1)(または通常遊技状態(RT0))から特別役1又は2遊技状態(RT2)に移行した場合に、演出状態をBB状態に設定する。
<RB状態>
RB状態は、RB中に用いられる演出状態である。第1副制御部400は、演出状態が通常状態、連動状態、または確定告知状態において、主制御部300が遊技状態(RT状態)を特別役内部当選状態(RT1)(または通常遊技状態(RT0))から特別役3遊技状態(RT3)に移行した場合に、演出状態をRB状態に設定する。
ここで、「前兆」とは、遊技者にとって有利な特典(例えば、ボーナス、AT)が付与される可能性を、当該特典の付与が確定する前に、複数の遊技に亘って1ゲーム完結の通常演出の発生頻度を高めて示唆することをいい、「前兆演出」とは、前兆において発生する演出をいい、特典を付与しない偽(ガセ)の告知を行う演出も含まれる。また、「確定告知演出」とは、特典の付与が確定したことを告知する演出をいい、「連動演出」は、複数の遊技に亘ってストーリーのある演出を行い、遊技者にとって有利な特典が付与される可能性を示唆する演出をいい、特典を付与しない偽(ガセ)の告知を行う演出も含まれる。
また、「シナリオ」とは、演出を構成する演出態様の情報のことであり、本実施形態では、前兆演出、連動演出、確定告知演出の計3種類の演出態様のうちの一つ、複数、または、全ての演出態様の組み合わせで構成される。なお、シナリオを構成する演出態様の種類や数は、図20や図21に示す例に限定されず、他の演出態様を加えてもよいし、4G以上に亘って実行される演出で構成したシナリオであってもよい。
本実施形態では、前兆演出として、前兆演出(弱)、前兆演出(中)、および前兆演出(強)の3種類があり、演出態様によって演出に強弱を設けている。具体的には、前兆演出(弱)は、遊技者にとって有利な特典が付与される可能性を示す度合いが低い演出であり、例えば、図21(a)に示す前兆_B1弱が該当し、出現頻度が高いキャラクタ(舎弟)を用いた演出を行う。また、前兆演出(中)は、遊技者にとって有利な特典が付与される可能性を示す度合いが、前兆演出(弱)よりも高い演出であり、例えば、図21(a)に示す前兆_B1中が該当し、キャラクタ(舎弟)よりも出現頻度が低いキャラクタ(牡丹)を用いた演出を行う。また、前兆演出(強)は、遊技者にとって有利な特典が付与される可能性を示す度合いが、前兆演出(中)よりも高い演出であり、例えば、図21(a)に示す前兆_B1強が該当し、キャラクタ(牡丹)よりも出現頻度が低いキャラクタ(マチコ)を用いた演出を行う。
また、本実施形態では、前兆演出、連動演出、確定告知演出の組み合わせによって、シナリオの内容(演出の系統)を異ならせている。演出の系統については、図33〜図37を用いて詳細に説明するが、前兆演出と連動演出のみを含むシナリオや、前兆演出が含まれず連動演出と確定告知演出を含むシナリオ等があり、シナリオの内容(演出の系統)によっても、遊技者に与える期待感を異ならせている。
<内部抽選コマンド受付時処理>
次に、図13を用いて、上述のコマンド処理における内部抽選コマンド受付時処理(ステップS1304)について説明する。図13は、内部抽選コマンド受付時処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1401では、内部抽選処理コマンドに含まれる内部当選役に関する情報に基づいて、RAM408に記憶している内部抽選情報を更新した後に、ステップS1402に進む。ステップS1402では、現在の演出状態が通常状態であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1403に進み、該当しない場合にはステップS1404に進む。ステップS1403では、通常状態中処理を行った後に内部抽選コマンド受付時処理を終了する。詳細は後述するが、この通常状態中処理では、ステップS1401で更新した内部抽選情報に基づいて、実行する演出の種類を決定する処理等を行う。
ステップS1404では、現在の演出状態が連動状態であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1405に進み、該当しない場合にはステップS1406に進む。ステップS1405では、連動状態中処理を行った後に内部抽選コマンド受付時処理を終了する。この連動状態処理では、シナリオの連動演出の2G目の演出情報を設定する処理や、次ゲームを確定告知状態にする場合に演出状態を連動状態から確定告知状態に移行する処理や、連動演出中の小役告知演出等を行う。
ステップS1406では、現在の演出状態が確定告知状態であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1407に進み、該当しない場合にはステップS1408に進む。ステップS1407では、確定告知状態中処理を行った後に内部抽選コマンド受付時処理を終了する。この確定告知状態処理では、確定告知演出中の小役告知演出等を行う。
ステップS1408では、現在の演出状態がBB状態であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1409に進み、該当しない場合にはステップS1410に進む。ステップS1409では、BB状態中処理を行った後に内部抽選コマンド受付時処理を終了する。このBB状態中処理では、BB演出中の小役告知等を行う。
ステップS1410では、現在の演出状態がRB状態であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1411に進み、該当しない場合には内部抽選コマンド受付時処理を終了する。ステップS1411では、RB状態中処理を行った後に内部抽選コマンド受付時処理を終了する。このRB状態中処理では、RB演出中の小役告知等を行う。
<通常状態中処理>
次に、図14を用いて、上述の内部抽選コマンド受付時処理における通常状態中処理(ステップS1403)について説明する。図14は、通常状態中処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1501では、前兆演出の実行ゲーム数を示す前兆ゲーム数が0より大きいか否かを判定し、該当する場合(前兆演出の実行中の場合)にはステップS1502に進み、該当しない場合(前兆演出の実行中では無い場合)にはステップS1503に進む。ステップS1502では、前兆ゲーム数から1を減算してステップS1503に進む。なお、後述する演出モードの切り替え(変更操作)によって前兆ゲーム数が0にリセットされた場合には、ステップS1501の判定でNoと判定されてステップS1506に進み、演出状態移行抽選が行われる。
ステップS1503では、前兆ゲーム数が0であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1504に進み、該当しない場合にはステップS1514に進む。ステップS1504では、設定されているシナリオに連動演出が含まれるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1505に進み、該当しない場合にはステップ1514に進む。ステップS1505では、連動状態移行処理を行う。この連動状態移行処理では、演出状態を通常状態から連動状態に移行するための設定等を行った後にステップS1515に進む。
ステップS1506では、演出状態移行抽選を行う。詳細は後述するが、この演出状態移行抽選では、図18と図19に示す演出状態移行抽選テーブルを参照し、内部抽選情報(内当状態、条件装置)、乱数値(本例では0〜255の数値)等に基づいて、演出種別を決定するための抽選を行う。ステップS1507では、ステップS1506の演出状態移行抽選で、演出モードAであれば演出種別1または2に当選したか否か、演出モードBであれば演出種別3または4に当選したか否か、を判定し、いずれかの演出種別に当選した場合にはステップS1508に進み、当選しなかった場合にはステップS1513に進む。
ステップS1508では、シナリオ抽選を行う。詳細は後述するが、このシナリオ抽選では、図20や図21に示すシナリオ抽選テーブルを参照し、演出状態移行抽選で決定した演出種別、内部抽選情報(内当状態)、乱数値(本例では0〜255の数値)に基づいて、シナリオ(本例では、演出の系統、強弱、ゲーム数)を決定するための抽選を行う。ステップS1509では、ステップS1508のシナリオ抽選で決定したシナリオに前兆演出が含まれているか否かを判定し、該当する場合にはステップS1510に進み、該当しない場合にはステップS1512に進む。ステップS1510では、ステップS1508のシナリオ抽選で決定したシナリオを示す情報(シナリオ情報)をセットするとともに、ステップS1508のシナリオ抽選で決定したシナリオに含まれる前兆演出の実行ゲーム数を示す情報(前兆ゲーム数)をセットした後に、ステップS1511に進む。ステップS1511では、前兆ゲーム数から1を減算した後にステップS1508に進む。
ステップS1512では、連動状態移行処理を行う。この連動状態移行処理では、演出状態を通常状態から連動状態に移行するための設定等を行った後にステップS1515に進む。ステップS1514では、シナリオ情報、前兆ゲーム数、内部抽選情報等に基づいて、該当する前兆演出を選定した後、ステップS1515に進む。
ステップS1513では、通常演出抽選を行った後に、ステップS1515に進む。この通常演出抽選では、乱数値等に基づいて、複数種類の演出の中から通常演出で実行する演出を決定するための抽選を行う。次のステップS1515では、強制確定告知処理を行う。この強制確定告知処理では、特別役1〜3のいずれかの内部当選から10Gが経過した場合に、演出状態を強制的に通常状態から確定告知状態に移行させるとともに、特別役1〜3のいずれかに内部当選してボーナス(BBまたはRB)が確定したことを示唆する確定告知演出を行うための処理を行う。
ステップS1516では、前兆演出、連動演出、通常演出、確定告知の各演出の演出情報をセットした後にステップS1517に進む。このステップS1516では、通常演出の場合は、抽選に基づく演出の演出情報をセットし、前兆演出の場合は、選定結果に基づく前兆演出の演出情報をセットし、連動演出の場合は、シナリオに基づく連動発展の演出情報をセットし、確定告知の場合は、確定告知演出の演出情報をセットする。ステップS1517では、その他の処理を実行した後に通常状態中処理を終了する。
本例に係るスロットマシンでは、ステップS1515において強制確定告知処理を行うことで、遊技者が演出モードの切り替えによって前兆演出の期間(前兆ゲーム数)を延長しても、前兆ゲーム数は最大で10Gとなるように構成しているため、意図せずに演出モードを切り替えてしまった遊技者(不慣れな遊技者)に必要以上の不利益を与えることがない。
<演出ボタン受付処理>
次に、図15を用いて、上述の第1副制御部メイン処理における演出ボタン受付処理(ステップS1005)について説明する。図15は、演出ボタン受付処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1601では、演出ボタンセンサ430の状態を参照して演出ボタン156の押下操作があったか否かを判定し、押下操作があった場合にはステップS1602に進み、押下操作が無かった場合には演出ボタン受付処理を終了する。ステップS1602では、待機中の有効期間(本例では、非再遊技中、非連動演出中、非確定告知中のいずれにも該当しない待機中の期間)であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1603に進み、該当しない場合にはステップS1604に進む。ステップS1603では、待機中処理を行う。詳細は後述するが、この待機中処理では、演出モード画面の切り替え処理等を行う。
ステップS1604では、ボタン演出中であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1605に進み、該当しない場合には演出ボタン受付処理を終了する。ステップS1605では、ボタン演出中処理を行う。このボタン演出中処理では、ボタン演出(演出ボタン156の押下操作を促す演出等)の演出情報をセットする処理等を行う。
<待機中処理>
次に、図16を用いて、上述の演出ボタン受付処理における待機中処理(ステップS1603)について説明する。図16は、待機中処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1701では、現在の遊技状態が通常状態(通常遊技状態(RT0))であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1702に進み、該当しない場合にはステップS1706に進む。ステップS1702では、演出モード画面の表示設定を行う。ここでは、演出モード画面を表示している状態では、表示中の演出モード画面(例えば、演出モードAの画面)を他の演出モード画面(例えば、演出モードBの画面)に切り替える処理等を行い、演出モード画面を表示していない状態では、初期設定(デフォルト)の演出モード画面(例えば、演出モードAの画面)の表示を開始する処理等を行う。
なお、図示は省略するが、設定変更を行った後、精算後、または電源投入後においては、演出モードに、初期設定(デフォルト)の演出モード(本例では、演出モードA)を設定し、シナリオ情報と前兆ゲーム数をリセットする(初期値(本例では0)を設定する)ように構成している。
ステップS1703では、現在表示中の演出モードに関する情報をセットした後にステップS1704に進む。ステップS1704では、シナリオ情報をリセットし(初期値(本例ではシナリオ1)を設定し)、次のステップS1705では、前兆ゲーム数のリセットをした後(初期値(本例では0)を設定した後)に、待機中処理を終了する。
図14を用いて説明した通常状態中処理においては、ボーナスに内部当選している状態では、演出状態移行抽選が行われ、前兆状態または連動状態のいずれかに必ず(100%の確率で)移行するため、この待機中処理において、演出ボタン156の押下操作に基づいてシナリオ情報と前兆ゲーム数をリセットすることで、シナリオ情報と前兆ゲーム数を変更することが可能である。
本例に係るスロットマシン100によれば、既に決定されている前兆演出のゲーム数を、遊技者による演出ボタン156の押下操作に基づいて、異なるゲーム数に変更することが可能となるため、前兆ゲーム数に対する遊技者の要望を反映可能な前兆演出を提供でき、遊技者の満足度を高めることができる上に、他の機種の前兆演出との差別化を図ることができる。
なお、前兆状態で演出モードが変更された場合には、ボーナスに内部当選しているか否かに関わらず、必ず(100%の確率で)、前兆状態に移行(当選)するように構成してもよいし、シナリオ情報を変えることなく前兆ゲーム数のみを再設定してもよいし、前兆状態で演出モードが変更された場合には、ボーナスに内部当選しているか否かに関わらず、必ず(100%の確率で)、前兆状態または連動状態に移行(当選)するように構成してもよい。
また、ボーナスに内部当選している状態では、演出状態移行抽選が行われ、前兆状態または連動状態のいずれかに必ず(100%の確率で)移行するように構成したが、演出状態移行抽選において前兆状態または連動状態に当選しない場合があってもよい。
また、図13を用いて説明した内部抽選コマンド受付時処理では、現在の演出状態が連動状態または確定告知状態の場合には、ステップS1403の通常状態中処理に対応する処理を実行せず、演出モードの切り替え(変更操作)ができないように構成しているが、連動状態または確定告知状態の場合であっても演出モードの切り替え(変更操作)ができるように構成してもよい。また、この場合には、演出モードの切り替え(変更操作)によって、連動演出のみを再選択できるようにしてもよいし、前兆演出または連動演出のいずれかを再選択できるようにしてもよい。
ステップS1706では、現在の遊技状態がRB状態(特別役3遊技状態(RT3))であるか否かを判定し、該当する場合にはステップS1707に進み、該当しない場合には待機中処理を終了する。ステップS1707では、小役1に入賞したか否かを判定し、該当する場合にはステップS1708に進み、該当しない場合には待機中処理を終了する。ステップS1708では、目押しチェック処理を実行した後に待機中処理を終了する。
この目押しチェック処理では、停止操作コマンド受付時処理でRAM408に記憶した停止操作情報(停止操作が行われたリールの情報、各リールの図柄位置番号(中段基準)の情報、滑りコマ数(引き込みコマ数)の情報、停止操作時の図柄位置、停止位置等)に基づいて、小役1の入賞時における中リール111の滑りコマ数を表示(示唆)する処理等を行う。
図38(b)は、小役1の入賞時における中リール111の滑りコマ数の表示例を示した図である。本例では、演出ボタン156の押下操作があった場合に、演出画像表示装置157の表示領域の一部に、図36(b)に示すBITAチェックメーターを表示し、このBITAチェックメーターによって、中リール111の滑りコマ数に応じた5段階のメーター表示を行うように構成している。
例えば、目押しのタイミングが、目標図柄よりも2〜4コマ早かった(目標図柄を停止対象リールの中段に停止させたい場合において、当該目標図柄が、停止対象のリールの上段に到達する前に、当該リールに対応するストップボタンを押下した)場合には、一番左のメーターを点灯させる。また、目標図柄よりも1コマ早かった(目標図柄を停止対象リールの中段に停止させたい場合において、当該目標図柄が、停止対象リールの上段に到達した際に、対象リールに対応するストップボタンを押下した)場合には、左から2番目のメーターを点灯させる。
また、目標図柄と一致した(目標図柄を停止対象リールの中段に停止させたい場合において、当該目標図柄が、停止対象リールの中段に到達したときに、当該リールに対応するストップボタンを押下した)場合、すなわち、0コマ滑り(ビタ押し)の場合には、中央のメーターを点灯させる。
また、目標図柄よりも1コマ遅かった(目標図柄を停止対象リールの中段に停止させたい場合において、当該目標図柄が、停止対象のリールの下段に到達した際に、当該リールに対応するストップボタンを押下した)場合には、右から2番目のメーターを点灯させる。また、目標図柄よりも2〜4コマ遅かった(目標図柄を停止対象リールの中段に停止させたい場合において、当該目標図柄が、停止対象のリールの下段を過ぎた後に、当該リールに対応するストップボタンを押下した)場合には、一番右のメーターを点灯させる。
ここで、遊技者の目押しのレベルについて説明すると、素人、初心者、中級者、上級者、に大別することができる。素人は、まったく目標図柄の4コマ以内の目押しができないレベルであり、初心者は、いずれのリールも目標図柄の4コマ以内の目押しができるレベルであり、偶然にビタ押しが可能なレベルである。また、中級者は、ビタ押しができるレベルであり、ビタ押しに失敗したとしても目標図柄に対して1コマ早い(または遅い)レベルである。また、上級者は、ビタ押しと1コマ目押しの使い分けができるレベルであり、ビタ押しか1コマ滑りを自身で把握できるレベルである。
本例に係るBITAチェックメーターによれば、例えば、目標図柄である図柄位置3の「スイカ図柄」を中リール111の中段に狙って目押しを行い、中リール111の上段に、図柄位置3の「スイカ図柄」が停止表示された場合に、左から2番目のメーターが点灯したときは、目押しのタイミングが、目標図柄よりも1コマ早かった(目標図柄が中リール111の上段に到達した際に、中リール111に対応するストップボタン138を押下した)こと、すなわち、ビタ押しの技量が中級者レベルであることを知ることができる。
一方、同状態において一番左のメーターが点灯したときは、目押しのタイミングが、目標図柄よりも2〜4コマ早かった(目標図柄が中リール111の上段に到達する前に、中リール111に対応するストップボタン138を押下した)こと、すなわち、ビタ押しの技量が初心者レベルであることを知ることができる。
また、例えば、目標図柄である図柄位置3の「スイカ図柄」を中リール111の中段に狙って目押しを行い、中リール111の中段に、目標図柄である図柄位置3の「スイカ図柄」が停止表示された場合に、中央のメーターが点灯したときは、目押しのタイミングが、目標図柄と一致した(目標図柄が中リール111の中段に到達したときに、中リールに対応するストップボタン138を押下した)こと、すなわち、ビタ押しの技量が中級レベル以上であることを知ることができる。
一方、同状態において一番左のメーターが点灯したときは、目押しのタイミングが、目標図柄よりも2〜4コマ早かった(目標図柄が中リール111の上段に到達する前に、中リールに対応するストップボタン138を押下した)こと、すなわち、ビタ押しの技量が初心者レベルである(目標図柄が中リール111の中段に停止表示しているがビタ押しは失敗していた)ことを知ることができることに加えて、引き込み制御(アシスト)によって「スイカ図柄」が停止表示されたこと(アシスト有りスイカに内部当選したこと)を知ることができ、遊技者の利便性を高めることができる。
<第2副制御部500の処理>
次に、図17を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、図17(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートであり、同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。また、同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートであり、同図(d)は、第2副制御部500の画像制御処理のフローチャートである。
まず、第2副制御部メイン処理のステップS2001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS2001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポート初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS2002では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS2003の処理に移行する。ステップS2003では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS2004では、コマンド処理を行う。コマンド処理では第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。ステップS2005では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS2004で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する処理を行う。この処理には、例えば、演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップS2006では、ステップS1505の処理結果に基づいて画像制御処理を行う。例えば、ステップS2005で読み出した演出データの中に画像制御の命令がある場合には、この命令に対応する画像制御を行い、ステップS2002へ戻る。
次に、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS2101では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS2201では、第2副制御部メイン処理におけるステップS2002において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS2002において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS2202では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500のメイン処理におけるステップS2005の画像制御処理について説明する。ステップS2301では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が演出画像表示装置157に表示される。
次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS2302では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS1803に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS2303では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS2301でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS2304では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。ステップS2305では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS2306に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS2306では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<演出状態移行抽選テーブル>
次に、図18と図19を用いて、上述の演出状態移行抽選に用いる演出状態移行抽選テーブルについて説明する。図18は、演出モードA(通常モード)用の演出状態移行抽選テーブルの一例を示した図であり、図19は、演出モードB(小役告知モード)用の演出状態移行抽選テーブルの一例を示した図である。
第1副制御部400は、図14を用いて説明した通常状態中処理の演出状態移行抽選において、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)である場合には、図18に示す演出モードA(通常モード)用の演出状態移行抽選テーブルを参照し、また、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)である場合には、図19に示す演出モードB(小役告知モード)用の演出状態移行抽選テーブルを参照し、内部抽選情報(内当状態、条件装置)、乱数値(本例では0〜255の数値)等に基づいて、演出種別を決定するための抽選を行う。
以下、本例に係る演出状態移行抽選テーブルの特徴点について説明する。
@
<演出状態移行抽選テーブル/演出モードA(通常モード)用>
図18に示すように、本例では、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)、演出状態が通常状態(通常中)、特別役1〜3の内当状態が非内当中の状態において、特別役1〜3(NO1〜NO3)のいずれかに内部当選した場合には、224/256の確率で演出種別1を選択し、32/256の確率で演出種別2を選択するため、256/256(=100%)の確率で演出種別1または演出種別2のいずれかを選択する。また、同状態において、特別役1〜3のいずれかと小役が重複当選する重複役(NO12〜NO20)に内部当選した場合や、小役3&4(NO10)に内部当選した場合も同様に、256/256(=100%)の確率で演出種別1または演出種別2のいずれかを選択する。
また、同状態において、小役1に内部当選した場合には、128/256の確率でハズレを選択し、64/256の確率で演出種別1を選択し、64/256の確率で演出種別2を選択するため、128/256(=50%)の確率で演出種別1または演出種別2のいずれかを選択する。
一方、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)、演出状態が通常状態(通常中)、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態においては、内当中に内部当選可能なすべての役(本例では、再遊技役1&2、小役1、小役1&5、小役2、小役3、小役4、小役3&4、小役5&6)について、256/256(=100%)の確率で演出種別1または演出種別2のいずれかを選択する。
<演出状態移行抽選テーブル/演出モードB(小役告知モード)用>
図19に示すように、本例では、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)、演出状態が通常状態(通常中)、特別役1〜3の内当状態が非内当中の状態において、特別役1〜3(NO1〜NO3)のいずれかに内部当選した場合や、小役3&4(NO10)に内部当選した場合には、256/256(=100%)の確率で演出種別3を選択する。また、同状態において、特別役1〜3のいずれかと小役が重複当選する重複役(NO12〜NO20(NO14の特別役1+小役1&5を除く))に内部当選した場合には、高確率で演出種別3を選択し、低確率で演出種別4を選択する。
また、同状態において、特別役1〜3のいずれかと小役が重複当選する重複役(NO14の特別役1+小役1&5)に内部当選した場合には、256/256(=100%)の確率で演出種別4を選択する。
一方、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)、演出状態が通常状態(通常中)、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態においては、内当中に内部当選可能なすべての役(本例では、再遊技役1&2、小役1、小役1&5、小役2、小役3、小役4、小役3&4、小役5&6)について、256/256(=100%)の確率で演出種別3を選択する。
以上説明したように、本例では、演出モードA(通常モード)および演出モードB(小役告知モード)の両方で、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態においては、内当中に内部当選可能なすべての役について、100%の確率で演出種別1または3を選択するため、遊技者が演出モードを変更して演出状態移行抽選を実行させることで、前兆ゲーム数を変更することが可能である。
<シナリオ抽選テーブル>
次に、図20と図21を用いて、上述のシナリオ抽選や連動演出抽選に用いるシナリオ抽選テーブルについて説明する。図20は、演出モードA(通常モード)用のシナリオ抽選テーブルの一例を示した図であり、図21は、演出モードB(小役告知モード)用のシナリオ抽選テーブルの一例を示した図である。
ここで、本例の演出モードA(通常モード)用のシナリオ抽選テーブルは、図20(a)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオ種別テーブルと、図20(b)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオテーブルと、図20(c)に示す、演出モードA(通常モード)用の抽選値テーブルで構成される。また、本例の演出モードB(小役告知モード)用のシナリオ抽選テーブルは、図21(a)に示す、演出モードB(小役告知モード)用のシナリオ種別テーブルと、図21(b)に示す、演出モードB(小役告知モード)用のシナリオテーブルと、図21(c)に示す、演出モードB(小役告知モード)用の抽選値テーブルで構成されている。
第1副制御部400は、図14を用いて説明した通常状態中処理のシナリオ抽選において、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)である場合には、図20(c)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオ抽選値テーブルを参照し、また、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)である場合には、図21(c)に示す、演出モードB(小役告知モード)用のシナリオ抽選値テーブルを参照し、演出状態移行抽選で決定した演出種別、内部抽選情報(内当状態)、乱数値(本例では0〜255の数値)に基づいて、シナリオを決定するためのシナリオ抽選を行う。
以下、本例に係るシナリオ抽選テーブルの特徴点について説明する。
@
<シナリオ抽選テーブル/演出モードA(通常モード)用>
図20(c)に示すように、本例では、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)、演出種別が演出種別1、特別役1〜3の内当状態が非内当中の状態においては、76/256の確率でシナリオ1を選択し、32/256の確率でシナリオ2を選択し、16/256の確率でシナリオ3を選択し、4/256の確率でシナリオ4を選択し、76/256の確率でシナリオ12を選択し、32/256の確率でシナリオ13を選択し、16/256の確率でシナリオ14を選択し、4/256の確率でシナリオ15を選択する。
一方、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)、演出種別が演出種別1、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態においては、2/256の確率でシナリオ1を選択し、2/256の確率でシナリオ2を選択し、2/256の確率でシナリオ3を選択し、32/256の確率でシナリオ4を選択し、180/256の確率でシナリオ5を選択し、2/256の確率でシナリオ12を選択し、2/256の確率でシナリオ13を選択し、2/256の確率でシナリオ14を選択し、32/256の確率でシナリオ15を選択する。
すなわち、演出種別1においてシナリオ5が選択されるのは、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態のみであり、当該状態ではシナリオ5が高確率(本例では、180/256の確率)で実行され、シナリオ5が実行された場合には、ボーナス(BBまたはRB)が確定する。
ここで、図20(a)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオ種別テーブルと図20(b)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオテーブルについて説明する。
図20(b)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオテーブルには、シナリオ1〜22の22種類のシナリオが設定されており、各々のシナリオには、図20(a)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオ種別テーブルのシナリオ種別が対応付けされている。
例えば、シナリオ1は、1G目と2G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行するシナリオであり、シナリオ2は、1G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、2G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行するシナリオであり、シナリオ3は、1G目と2G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、3G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行するシナリオであり、シナリオ4は、1G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、2G目と3G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行するシナリオである。
また、シナリオ5は、1G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、2G目と3G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行し、4G目に前兆_確定(引っ張り演出_二人_操登場)を実行するシナリオであり、上述の通り、ボーナス(BBまたはRB)が確定するシナリオである。
また、シナリオ12は、1G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、2G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行するシナリオであり、シナリオ13は、1G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、2G目に前兆_A2強(ボート演出_二人)を実行するシナリオであり、シナリオ14は、1G目と2G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、3G目に前兆_A2強(ボート演出_二人)を実行するシナリオであり、シナリオ15は、1G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、2G目と3G目に前兆_A2強(ボート演出_二人)を実行するシナリオである。
次に、演出種別2について説明すると、本例では、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)、演出種別が演出種別2、特別役1〜3の内当状態が非内当中の状態においては、104/256の確率でシナリオ6を選択し、16/256の確率でシナリオ8を選択し、8/256の確率でシナリオ10を選択し、104/256の確率でシナリオ16を選択し、16/256の確率でシナリオ18を選択し、8/256の確率でシナリオ20を選択する。
ここで、シナリオ6は、1G目と2G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、3G目にA1連動発展(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_敗北(連動_敗北)を実行するシナリオであり、シナリオ8は、1G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、2G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行し、3G目にA1連動発展(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_敗北(連動_敗北)を実行するシナリオであり、シナリオ10は、1G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行し、2G目にA1連動発展(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)を実行し、3G目に連動_敗北(連動_敗北)を実行するシナリオである。
また、シナリオ16は、1G目と2G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、3G目にA2連動発展(ボート演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_敗北(連動_敗北)を実行するシナリオであり、シナリオ18は、1G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、2G目に前兆_A2強(ボート演出_二人)を実行し、3G目にA2連動発展(ボート演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_敗北(連動_敗北)を実行するシナリオであり、シナリオ20は、1G目に前兆_A2強(ボート演出_二人)を実行し、2G目にA2連動発展(ボート演出_二人_ノリオ出現)を実行し、3G目に連動_敗北(連動_敗北)を実行するシナリオである。
一方、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)、演出種別が演出種別2、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態においては、2/256の確率でシナリオ7を選択し、86/256の確率でシナリオ9を選択し、32/256の確率でシナリオ11を選択し、2/256の確率でシナリオ17を選択し、86/256の確率でシナリオ19を選択し、32/256の確率でシナリオ21を選択し、16/256の確率でシナリオ22を選択する。
すなわち、演出種別2においてシナリオ7、9、11、17、19、21、22が選択されるのは、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態のみであり、これらのシナリオ7、9、11、17、19、21、22が実行された場合には、ボーナス(BBまたはRB)が確定する。
ここで、シナリオ7は、1G目と2G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、3G目にA1連動発展(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオであり、シナリオ9は、1G目に前兆_A1弱(引っ張り演出_一人)を実行し、2G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行し、3G目にA1連動発展(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオであり、シナリオ11は、1G目に前兆_A1強(引っ張り演出_二人)を実行し、2G目にA1連動発展(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)を実行し、3G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオである。
また、シナリオ17は、1G目と2G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、3G目にA2連動発展(ボート演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオであり、シナリオ19は、1G目に前兆_A2弱(ボート演出_一人)を実行し、2G目に前兆_A2強(ボート演出_二人)を実行し、3G目にA2連動発展(ボート演出_二人_ノリオ出現)を実行し、4G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオであり、シナリオ21は、1G目に前兆_A2強(ボート演出_二人)を実行し、2G目にA2連動発展(ボート演出_二人_ノリオ出現)を実行し、3G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオであり、シナリオ22は、1G目にA2連動発展(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)を実行し、2G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオである。
<シナリオ抽選テーブル/演出モードB(小役告知モード)用>
図21に示すように、本例では、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)、演出種別が演出種別3、特別役1〜3の内当状態が非内当中の状態においては、96/256の確率でシナリオ1を選択し、78/256の確率でシナリオ2を選択し、32/256の確率でシナリオ3を選択し、16/256の確率でシナリオ4を選択し、16/256の確率でシナリオ5を選択し、8/256の確率でシナリオ6を選択し、8/256の確率でシナリオ7を選択し、2/256の確率でシナリオ8を選択する。
一方、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)、演出種別が演出種別3、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態においては、4/256の確率でシナリオ9を選択し、8/256の確率でシナリオ10を選択し、8/256の確率でシナリオ11を選択し、68/256の確率でシナリオ12を選択し、68/256の確率でシナリオ13を選択し、68/256の確率でシナリオ14を選択し、32/256の確率でシナリオ15を選択する。
すなわち、演出種別3においてシナリオ9〜15が選択されるのは、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態のみであり、シナリオ9〜15が実行された場合には、ボーナス(BBまたはRB)が確定する。
ここで、シナリオ1は、1G目と2G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行するシナリオであり、シナリオ2は、1G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行し、2G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行するシナリオであり、シナリオ3は、1G目と2G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行し、3G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行するシナリオであり、シナリオ4は、1G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行し、2G目と3G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行するシナリオである。
また、シナリオ5は、1G目と2G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、3G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行するシナリオであり、シナリオ6は、1G目と2G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、3G目に前兆_B1強(シャッタ演出_マチコ)を実行するシナリオであり、シナリオ7は、1G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、2G目に3G目に前兆_B1強(シャッタ演出_マチコ)を実行するシナリオであり、シナリオ8は、1G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、2G目に前兆_B1強(シャッタ演出_マチコ)を実行し、3G目に前兆_B2(仁王像演出)を実行するシナリオである。
また、シナリオ9は、1G目と2G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行し、3G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、4G目に前兆_確定(シャッタ演出_操登場)を実行するシナリオであり、シナリオ10は、1G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行し、2G目と3G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、4G目に前兆_確定(シャッタ演出_操登場)を実行するシナリオであり、シナリオ11は、1G目と2G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、3G目に前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行し、4G目に前兆_確定(シャッタ演出_操登場)を実行するシナリオであり、シナリオ12は、1G目と前兆_B1弱(シャッタ演出_舎弟)を実行し、2G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、3G目に前兆_B1強(シャッタ演出_マチコ)を実行し、4G目に前兆_確定(シャッタ演出_操登場)を実行するシナリオである。
また、シナリオ13は、1G目と2G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、3G目に前兆_B1強(シャッタ演出_マチコ)を実行し、4G目に前兆_確定(シャッタ演出_操登場)を実行するシナリオであり、シナリオ14は、1G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、2G目と3G目に前兆_B1強(シャッタ演出_マチコ)を実行し、4G目に前兆_確定(シャッタ演出_操登場)を実行するシナリオであり、シナリオ15は、1G目に前兆_B1中(シャッタ演出_牡丹)を実行し、2G目に前兆_B1強(シャッタ演出_マチコ)を実行し、3G目に前兆_B2(仁王像演出)を実行し、4G目に前兆_確定(シャッタ演出_操登場)を実行するシナリオであり、シナリオ16は、1G目にB1連動発展(シャッタ演出_ノリオ出現)を実行し、2G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオである。
次に、演出種別4について説明すると、本例では、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)、演出種別が演出種別4、特別役1〜3の内当状態が非内当中の状態においては、演出を実行しない一方で、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態においては、256/256(=100%)の確率でシナリオ16を選択する。
すなわち、演出が実行されるのは、特別役1〜3の内当状態が内当中の状態のみであり、演出(本例では、シナリオ16)が実行された場合には、ボーナス(BBまたはRB)が確定する。ここで、シナリオ16は、1G目にB1連動発展(シャッタ演出_ノリオ出現)を実行し、2G目に連動_勝利(連動_勝利)を実行するシナリオである。
<リール停止制御>
次に、図22〜図31を用いて、スロットマシン100のリール停止制御について詳細に説明する。スロットマシン100は、上述のリール停止データ準備処理(ステップS106)において、停止テーブルのリール停止データを取得し、リール回転制御処理(ステップS407)において、このリール停止データに基づいてリールの停止制御を行う。
ここで、リール停止制御の説明に先立って、停止テーブルの一例について説明する。
<停止テーブル>
図22〜図28は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカに内部当選した場合に使用される停止テーブルの一例を模式的に示した図である。
各図には、各リール110〜112の図柄位置番号0〜20と、この図柄位置番号に配置される図柄と、各リール110〜112に対応するストップボタン137〜139が停止操作された時の図柄位置(中段基準)と実際に停止される停止位置(中段基準)との関係と、停止操作時の図柄位置(中段基準)から停止位置(中段基準)までの引き込みコマ数(滑りコマ数)を示している。
<停止テーブル/第1停止操作(左リール)>
図22は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカに内部当選し、かつ左リール110が第1停止操作された場合に使用される停止テーブル(第1停止左)の一例を模式的に示した図である。
図22に示す停止テーブルに基づいたリールの停止制御では、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17〜20、0のいずれかであった場合には、左リール110の図柄位置(中段基準)の上段および下段に、アシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカの左リール110に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
また、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17〜20、0以外であった場合には、左リール110の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカの左リール110に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
具体的には、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号1であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号0の「スイカ図柄」が停止表示され、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2〜5のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号1まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号0の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号6であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号5の「スイカ図柄」が停止表示され、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号7〜10のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号6まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号5の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号11であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段には、「ベル図柄」が停止表示され、上段には、図柄位置番号10の「ブランク1図柄」が、下段には、図柄位置番号12の「リプレイ1図柄」が停止表示される。
また、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号13の「スイカ図柄」が停止表示され、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号13〜14のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜2に従って図柄位置番号12まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号13の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号15であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示され、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号16であった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号15まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、左リール110が第1停止操作された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が、また、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号18の「スイカ図柄」が停止表示され(左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示され)、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号18〜20、0のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号17まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が、また、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号18の「スイカ図柄」が停止表示される(左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示される)。
<停止テーブル/第2停止操作(中リール)/L1、L3、L4、L5(L4およびL5含む)、L1またはL5>
図23(a)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、上段有効ラインL1、下段有効ラインL3、右上がり有効ラインL4、右下がり有効ラインL5(右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5を含む)、上段有効ラインL1または右下がり有効ラインL5のいずれかで小役1の入賞が可能な状態で中リール111が第2停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止中・L1、L3、L4、L5(L4およびL5含む)、L1またはL5)の一例を模式的に示した図である。
図23(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中・L1、L3、L4、L5(L4およびL5含む)、L1またはL5)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、7,12のいずれかであった場合(ビタ押しに成功した場合)には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第2停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)となる。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2、4〜6、8〜11、13〜17のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第2停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
具体的には、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜6のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜2に従って図柄位置番号4まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号7であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号8であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号9〜11のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号8まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号13であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号14〜17のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号13まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号18であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号18の「リプレイ1図柄」が、上段には、図柄位置番号17の「セブン1図柄」が、下段には、図柄位置番号19の「ベル図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号19であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号18まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号18の「リプレイ1図柄」が、上段には、図柄位置番号17の「セブン1図柄」が、下段には、図柄位置番号19の「ベル図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号20であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号20の「チェリー2図柄」が、上段には、図柄位置番号19の「ベル図柄」が、下段には、図柄位置番号0の「ベル図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号0〜1のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜2に従って図柄位置番号20まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号20の「チェリー2図柄」が、上段には、図柄位置番号19の「ベル図柄」が、下段には、図柄位置番号0の「ベル図柄」が停止表示される。
<停止テーブル/第2停止操作(中リール)/L3またはL4>
図23(b)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、下段有効ラインL3または右上がり有効ラインL4のいずれかで小役1の入賞が可能な状態で中リール111が第2停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止中・L3またはL4)の一例を模式的に示した図である。
図23(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中・L3またはL4)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第2停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)となる。
具体的には、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4〜6のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号3まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号7であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号8〜11のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号7まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号13〜16のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号12まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
なお、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17〜20、0〜2のいずれかであった場合の停止データは、図23(a)に示す停止データと同一であるため、その説明は省略する。
<停止テーブル/第3停止操作(右リール)/L4およびL5、L1のみ、L4のみ>
図24(a)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5、上段有効ラインL1のみ、右上がり有効ラインL4のみのいずれかで小役1の入賞が可能な状態で右リール112が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止中第3停止右・L4およびL5、L1のみ、L4のみ)の一例を模式的に示した図である。
図24(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中第3停止右・L4およびL5、L1のみ、L4のみ)に基づいたリールの停止制御では、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であった場合(ビタ押しに成功した場合)には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段と下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4または右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能となる。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号が5以外であった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
また、第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となる。
具体的には、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号0であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号20の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号1〜4のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号0まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号20の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が、また、下段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号6であった場合には、対応する引き込みコマ数3に従って図柄位置番号3まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号7であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号8〜11のいずれかであった場合には、対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号7まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号11まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号13であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号14〜16のいずれかであった場合には、対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号13まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号18〜20のいずれかであった場合には、対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号17まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示される。
<停止テーブル/第3停止操作(右リール)/L3またはL5>
図24(b)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、下段有効ラインL3または右下がり有効ラインL5のいずれかで小役1の入賞が可能な状態で右リール112が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止中第3停止右・L3またはL5)の一例を模式的に示した図である。なお、重複した説明を回避するために、ここでは、図24(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中第3停止右・L4およびL5、L1のみ、L4のみ)と異なる内容についてのみ説明する。
図24(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中第3停止右・L3またはL5)に基づいたリールの停止制御では、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜9のいずれかであった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段と下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能となる。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号が5〜9、10以外であった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
具体的には、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号3まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が、また、下段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号6〜9であった場合には、対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号5まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が、また、下段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号10であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号10の「BAR図柄」が、上段には、図柄位置番号9の「リプレイ1図柄」が、下段には、図柄位置番号11の「ベル図柄」が停止表示され、小役1には入賞しない(小役1の取りこぼしとなる)。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号11であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12〜14であった場合には、対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号11まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号15であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号16〜18であった場合には、対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号15まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号19であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号20の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号20、0〜2のいずれかであった場合には、対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号19まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号20の「スイカ図柄」が停止表示される。
<停止テーブル/第2停止操作(右リール)/アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカ>
図25は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ右リール112が第2停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止右)の一例を模式的に示した図である。
図25に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右)に基づいたリールの停止制御では、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜9のいずれかであった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段と下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第2停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能となる。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号が5〜9以外であった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段のみに「スイカ図柄」が停止表示されている状態においては、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、右リール112の図柄位置(中段基準)の下段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となる。
また、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段のみに「スイカ図柄」が停止表示されている状態においては、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となり、右リール112の図柄位置(中段基準)の下段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
また、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態においては、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、上段有効ラインL1または右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となり、右リール112の図柄位置(中段基準)の下段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、下段有効ラインL3または右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となる。
具体的には、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号0であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号20の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号1〜2のいずれかであった場合には、対応する引き込みコマ数1〜2に従って図柄位置番号0まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号0の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号3まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が、また、下段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号6〜9であった場合には、対応する引き込みコマ数1〜4に従って図柄位置番号5まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号4の「スイカ図柄」が、また、下段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号10であった場合には、対応する引き込みコマ数3に従って図柄位置番号7まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号6の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号11であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号11まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号13であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号14〜16であった場合には、対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号13まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号18であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号17まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号16の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号19であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号20の「スイカ図柄」が停止表示され、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号20であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号19まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号20の「スイカ図柄」が停止表示される。
<停止テーブル/第3停止操作(中リール)/アシスト無しスイカ>
図26(a)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカに内部当選し、かつ中リール111が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)の一例を模式的に示した図である。
図26(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、7、12のいずれかであった場合(ビタ押しに成功した場合)には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能となる。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号が2、4、6、8、11、13のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
具体的には、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であった場合には、対応する引き込みコマ数1に従って図柄位置番号4まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号6であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号7であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号8であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号9〜10のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜2に従って図柄位置番号8まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号11であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の下段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号13であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号14〜16のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜3に従って図柄位置番号13まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号17の「セブン1図柄」が、上段には、図柄位置番号16の「チェリー2図柄」が、下段には、図柄位置番号18の「リプレイ1図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号18〜19のいずれかであった場合には、対応する引き込みコマ数1〜2に従って図柄位置番号17まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号17の「セブン1図柄」が、上段には、図柄位置番号16の「チェリー2図柄」が、下段には、図柄位置番号18の「リプレイ1図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号20であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号20の「チェリー2図柄」が、上段には、図柄位置番号19の「ベル図柄」が、下段には、図柄位置番号0の「ベル図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号0〜1のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数1〜2に従って図柄位置番号20まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段には、図柄位置番号20の「チェリー2図柄」が、上段には、図柄位置番号19の「ベル図柄」が、下段には、図柄位置番号0の「ベル図柄」が停止表示される。
<停止テーブル/第3停止操作(中リール)/アシスト有りスイカ>
図26(b)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト有りスイカに内部当選し、かつ中リール111が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)の一例を模式的に示した図である。
図26(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、5〜7、9〜12、14〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能となる。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号が2、4、6、8、13のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
具体的には、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜6のいずれかであった場合には、対応する引き込みコマ数2〜3に従って図柄位置番号3まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号3の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号7であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号8であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号9〜11のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数2〜4に従って図柄位置番号7まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号7の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号12であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示され、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号13であった場合には、対応する引き込みコマ数が0であることから引き込み制御は行われず、図柄位置(中段基準)の上段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号14〜16のいずれかであった場合には、各々に対応する引き込みコマ数2〜4に従って図柄位置番号12まで引き込み制御が行われ、図柄位置(中段基準)の中段に、図柄位置番号12の「スイカ図柄」が停止表示される。
なお、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17〜20、0〜2のいずれかであった場合の停止データは、図26(a)に示す停止データと同一であるため、その説明は省略する。
<停止テーブル/第3停止操作(中リール)/L1またはL4、L1またはL5、L4のみ、L5のみ>
図27(a)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、上段有効ラインL1または右上がり有効ラインL4、上段有効ラインL1または右下がり有効ラインL5、右上がり有効ラインL4のみ、右下がり有効ラインL5のみのいずれかで小役1の入賞が可能な状態で中リール111が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L1またはL4、L1またはL5、L4のみ、L5のみ)の一例を模式的に示した図である。
図27(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L1またはL4、L1またはL5、L4のみ、L5のみ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となる。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17であった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の上段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となる。
<停止テーブル/第3停止操作(中リール)/L3またはL4、L3またはL5>
図27(b)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、下段有効ラインL3または右上がり有効ラインL4、下段有効ラインL3または右下がり有効ラインL5のいずれかで小役1の入賞が可能な状態で中リール111が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L3またはL4、L3またはL5)の一例を模式的に示した図である。
図27(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L3またはL4、L3またはL5)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となる。
また、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2であった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となる。
<停止テーブル/第3停止操作(中リール)/L1のみ>
図28(a)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、上段有効ラインL1のみで小役1の入賞が可能な状態で中リール111が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L1のみ)の一例を模式的に示した図である。
図28(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L1のみ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3〜17のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の上段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となる。
<停止テーブル/第3停止操作(中リール)/L3のみ>
図28(b)は、特別役3遊技状態(RT3)においてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ、上段有効ラインL3のみで小役1の入賞が可能な状態で中リール111が第3停止された場合に使用される停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L3のみ)の一例を模式的に示した図である。
図28(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・L3のみ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(中リール111)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
<小役1の重複入賞が可能な押下順と押下位置>
図29は、小役1の重複入賞が可能な押下順と押下位置を示した図である。
<押下順がLCR(左リール110→中リール111→右リール112)の場合>
図22を用いて説明したように、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17〜20、0のいずれかであった場合には、左リール110の図柄位置(中段基準)の上段および下段に、アシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカの左リール110に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われ、小役1の重複入賞が可能となる。
また、図23(a)を用いて説明したように、中リール111が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、7,12のいずれかであった場合(ビタ押しに成功した場合)には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われ、小役1の重複入賞が可能となる。
さらに、図24(a)を用いて説明したように、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であった場合(ビタ押しに成功した場合)には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段と下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われ、小役1の重複入賞が可能となる。
すなわち、アシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカのいずれかに内部当選している状態において、停止操作の押下順がLCR(左リール110→中リール111→右リール112)であった場合には、左リール110の図柄位置番号が17〜20、0のいずれかであり、中リール111の図柄位置番号が3、7,12のいずれかであり、右リール112の図柄位置番号5であった場合に、小役1の重複入賞が可能となる。
<押下順がLRC(左リール110→右リール112→中リール111)の場合>
図25を用いて説明したように、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜9のいずれかであった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段と下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われれ、小役1の重複入賞が可能となる。
また、図26(a)を用いて説明したように、アシスト無しスイカに内部当選し、かつ中リール111が第3停止された場合には、図柄位置番号3、7、12のいずれかであった場合(ビタ押しに成功した場合)には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われ、小役1の重複入賞が可能となる。
すなわち、アシスト無しスイカに内部当選している状態において、停止操作の押下順がLRC(左リール110→右リール112→中リール111)であった場合には、左リール110の図柄位置番号が17〜20、0のいずれかであり、右リール112の図柄位置番号が5〜9のいずれかであり、中リール111の図柄位置番号3、7、12のいずれかであった場合に、小役1の重複入賞が可能となる。
一方、図26(b)を用いて説明したように、アシスト有りスイカに内部当選し、かつ中リール111が第3停止された場合には、図柄位置番号3、5〜7、9〜12、14〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われ、小役1の重複入賞が可能となる。
すなわち、アシスト有りスイカに内部当選している状態において、停止操作の押下順がLRC(左リール110→右リール112→中リール111)であった場合には、左リール110の図柄位置番号が17〜20、0のいずれかであり、右リール112の図柄位置番号が5〜9のいずれかであり、中リール111の図柄位置番号3、5〜7、9〜12、14〜16のいずれかであった場合に、小役1の重複入賞が可能となる。
なお、本例では、目押しの上手い上級者や中級者に対しては目押しの難易度を維持しつつ、初心者の目押しをアシスト(援護)するため、停止操作の押下順がLRC(左リール110→右リール112→中リール111)である場合に、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4であった場合(図柄位置番号3よりも1コマ停止操作が早かった場合)、図柄位置番号8であった場合(図柄位置番号7よりも1コマ停止操作が早かった場合)、または、図柄位置番号13であった場合(図柄位置番号12よりも1コマ停止操作が早かった場合)には、小役1重複入賞しないように構成しているが、1コマ停止操作が早かった場合であっても小役1重複入賞可能に構成してもよい。
また、上級者や中級者が目押しを失敗するのは、1コマ停止操作が早い場合が大半であるため、1コマ停止操作が早かった場合に小役1重複入賞しないように構成すれば、上級者や中級者については、遊技性を損ねることなく、失敗は失敗として目押しの結果を提供することができる一方で、目押しが苦手な初心者については、目押しをアシスト(援護)することで、救済することができ、遊技意欲の低下を防止することができる。
また、本例では、中リール111の引き込み制御について、アシスト無しスイカとアシスト有りスイカで差異を設けたが、これに加えて(または代えて)、左リール110や右リール112についても同じ制御を適用してもよい。また、複数のリールの一つ、複数、または、全てについて、中リール111の引き込み制御と同じ制御を適用してもよい。また、停止操作の押下順がLRCの場合とLCRの場合で引き込み制御を異ならせているが、停止操作の押下順に関わらず同じ制御を適用してもよい。
また、重複入賞しない場合には単独入賞可能に構成したが、アシスト有りとアシスト無しで差異があればよく、例えば、アシスト有りが重複入賞でアシスト無しがハズレ、アシスト有りが単独入賞でアシスト無しがハズレ等であってもよい。また、重複入賞の有効ラインは、右上がり有効ラインL4と右下がり有効ラインL5に限定されず(クロス入賞に限定されず)、他の有効ライン(例えば、上段有効ラインL1と下段有効ラインL3)であってもよい。また、重複入賞は同じ種類の小役(本例では小役1)の組み合わせとしたが、異なる種類の入賞役(例えば、小役1と小役3)の組み合わせであってもよい。
<目押しチャレンジにおける入賞例>
次に、図30と図31を用いて、目押しチャレンジにおける入賞例について詳細に説明する。
<目押しチャレンジにおける入賞例1>
図30は、目押しチャレンジにおける入賞例1を時系列で示した図である。
@
本例では、目押しチャレンジにおいて、遊技者が「スイカのクロス入賞を狙え演出」に従って、LRC(左リール110→右リール112→中リール111)の押下順で停止操作を行い、小役1重複入賞または小役単独入賞になる場合について説明する。
<目押しチャレンジにおける入賞例1/左リール110が第1停止>
左リール110が第1停止された場合には、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカのいずれに内部当選していても、図22を用いて説明した停止テーブル(第1停止左)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図22に示す停止テーブル(第1停止左)に基づいたリールの停止制御では、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17〜20、0のいずれかであった場合には、図30(b)に示すように、左リール110の図柄位置(中段基準)の上段および下段に、アシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカの左リール110に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
<目押しチャレンジにおける入賞例1/右リール112が第2停止>
左リール110の第1停止に続き、右リール112が第2停止された場合には、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカのいずれに内部当選していても、図25を用いて説明した停止テーブル(第1停止左第2停止右)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図25に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右)に基づいたリールの停止制御では、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜9のいずれかであった場合には、図30(c)に示すように、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段と下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
これにより、右上がり有効ラインL4の左リール下段図柄と右リール上段図柄に「スイカ図柄」が停止表示されるとともに、右下がり有効ラインL5の左リール上段図柄と右リール下段図柄に「スイカ図柄」が停止表示され、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)となる。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ左リール110の図柄位置(中段基準)の上段および下段にスイカ図柄が停止表示された状態で、右リール112が第2停止された場合には、ビタ押しで図柄位置番号5の図柄を右リール112の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができた場合のほか、右リール112の第2停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号6〜9であった場合(図柄位置番号5よりも1〜4コマ停止操作が早かった場合)であっても、小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)となる。
<目押しチャレンジにおける入賞例1/中リール111が第3停止/アシスト無しスイカに内部当選>
左リール110の第1停止、右リール112の第2停止に続き、中リール111が第3停止された場合であって、アシスト無しスイカに内部当選している場合には、図26(a)を用いて説明した停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図26(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、7、12のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
図30(d)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示され、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であったことから、右上がり有効ラインL4に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示されるとともに、右下がり有効ラインL5に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1が重複入賞し(小役1重複入賞となり)、本例では、15枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカに内部当選し、かつ小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)で中リール111が第3停止された場合には、ビタ押しで図柄位置番号3、7、12のいずれかのスイカ図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができた場合(ビタ押しが成功した場合)にのみ、小役1重複入賞となる。
また、図26(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4、5、8〜10、13〜16のいずれかであった場合には、図30(e)に示すように、中リール111の図柄位置(中段基準)の上段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
これにより、上段有効ラインL1に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、上段有効ラインL1において、小役1が単独入賞し(小役1単独入賞となり)、本例では、8枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカに内部当選し、かつ小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)で中リール111が第3停止され、ビタ押しで図柄位置番号3、7、12のいずれかのスイカ図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができず(ビタ押しに失敗し)、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4、5であった場合(図柄位置番号3よりも1〜2コマ停止操作が早かった場合)、図柄位置番号8〜10であった場合(図柄位置番号7よりも1〜3コマ停止操作が早かった場合)、または、図柄位置番号13〜16であった場合(図柄位置番号12よりも1〜3コマ停止操作が早かった場合)には、小役1単独入賞となる。
また、図26(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2、6、11のいずれかであった場合には、図30(f)に示すように、中リール111の図柄位置(中段基準)の下段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
これにより、下段有効ラインL3に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、下段有効ラインL3において、小役1が単独入賞し(小役1単独入賞となり)、本例では、8枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカに内部当選し、かつ小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)で中リール111が第3停止され、ビタ押しで図柄位置番号3、7、12のいずれかのスイカ図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができず(ビタ押しに失敗し)、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2であった場合(図柄位置番号3よりも1コマ停止操作が遅かった場合)、図柄位置番号6であった場合(図柄位置番号7よりも1コマ停止操作が遅かった場合)、または、図柄位置番号11であった場合(図柄位置番号12よりも1コマ停止操作が遅かった場合)には、小役1単独入賞となる。
なお、図示は省略するが、本例では、アシスト無しスイカに内部当選した状態では、小役1が重複入賞(小役1重複入賞)したときは、小役1重複入賞に対応する演出を行い、小役1が単独入賞(小役1単独入賞)したときは、小役1単独入賞に対応する演出を行うように構成している。
<目押しチャレンジにおける入賞例1/中リール111が第3停止/アシスト有りスイカに内部当選>
左リール110の第1停止、右リール112の第2停止に続き、中リール111が第3停止された場合であって、アシスト有りスイカに内部当選している場合には、図26(b)を用いて説明した停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図26(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、5〜7、9〜12、14〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
図30(d)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示され、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、5〜6のいずれかであったことから、右上がり有効ラインL4に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示されるとともに、右下がり有効ラインL5に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1が重複入賞し(小役1重複入賞となり)、本例では、15枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト有りスイカに内部当選し、かつ小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)で中リール111が第3停止された場合には、ビタ押しで図柄位置番号3、7、12のいずれかの図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができた場合のほか、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜6であった場合(図柄位置番号3よりも2〜3コマ停止操作が早かった場合)、図柄位置番号9〜11であった場合(図柄位置番号7よりも2〜4コマ停止操作が早かった場合)、または、図柄位置番号14〜16であった場合(図柄位置番号12よりも2〜4コマ停止操作が早かった場合)であっても、小役1重複入賞となる。
本例に係るスロットマシン100によれば、第一の抽選結果(本例では、アシスト無しスイカ)が決定された所定の遊技状態(本例では、RB)の遊技において、特定図柄(本例では、スイカ図柄)が第一の引き込み範囲(本例では、0コマ)にある場合には、該特定図柄を前記所定の表示位置に引き込む停止制御を行い、第二の抽選結果(本例では、アシスト有りスイカ)が決定された所定の遊技状態の遊技において、特定図柄が第一の引き込み範囲よりも範囲が広い第二の引き込み範囲(本例では、2〜4コマ)にある場合には、該特定図柄を所定の表示位置に引き込む停止制御を行い、特定図柄が所定の表示位置に停止した場合には、第一の特典(本例では、15枚のメダルの払い出し)を付与可能なため、特定図柄を所定の表示位置に停止表示できるような、目押しの上手い上級者や中級者に対しては目押しの難易度を維持しつつ、特定図柄を所定の表示位置に停止表示できないような、目押し技術の低い遊技者であっても、自身の目押しが成功しているかのように見せることができ、目押し技術の低い遊技者の遊技意欲を向上することができる。
また、図26(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4、8、13のいずれかであった場合には、図30(e)に示すように、中リール111の図柄位置(中段基準)の上段に、アシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
これにより、上段有効ラインL1に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、上段有効ラインL1において、小役1が単独入賞し(小役1単独入賞となり)、本例では、8枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト有りスイカに内部当選し、かつ小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)で中リール111が第3停止され、図柄位置番号3、5〜7、9〜12、14〜16のいずれかのスイカ図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができず(ビタ押しと2〜4コマの目押しに失敗し)、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号4であった場合(図柄位置番号3よりも1コマ停止操作が早かった場合)、図柄位置番号8であった場合(図柄位置番号7よりも1コマ停止操作が早かった場合)、または、図柄位置番号13であった場合(図柄位置番号12よりも1コマ停止操作が早かった場合)には、小役1単独入賞となる。
また、図26(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2であった場合には、図30(f)に示すように、中リール111の図柄位置(中段基準)の下段に、アシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
これにより、下段有効ラインL3に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、下段有効ラインL3において、小役1が単独入賞し(小役1単独入賞となり)、本例では、8枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト有りスイカに内部当選し、かつ小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)で中リール111が第3停止され、図柄位置番号3、5〜7、9〜12、14〜16のいずれかのスイカ図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができず(ビタ押しと2〜4コマの目押しに失敗し)、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号2であった場合(図柄位置番号3よりも1コマ停止操作が遅かった場合)には、小役1単独入賞となる。
なお、図示は省略するが、本例では、アシスト有りスイカに内部当選した状態では、小役1が重複入賞(小役1重複入賞)したとき、および、小役1が単独入賞(小役1単独入賞)したときで、同一(共通)の演出を行うように構成している。
<目押しチャレンジにおける入賞例2>
図31は、目押しチャレンジにおける入賞例2を時系列で示した図である。
@
本例では、目押しチャレンジにおいて、遊技者が「スイカのクロス入賞を狙え演出」に従って、LRC(左リール110→右リール112→中リール111)の押下順で停止操作を行い、小役単独入賞になる場合と、LCR(左リール110→中リール111→右リール112)の押下順で停止操作を行い、小役1重複入賞または小役単独入賞になる場合について説明する。
<目押しチャレンジにおける入賞例2/左リール110が第1停止>
左リール110が第1停止された場合には、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカのいずれに内部当選していても、図22を用いて説明した停止テーブル(第1停止左)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図22に示す停止テーブル(第1停止左)に基づいたリールの停止制御では、左リール110が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号17〜20、0のいずれかであった場合には、図31(b)に示すように、左リール110の図柄位置(中段基準)の上段および下段に、アシスト有りスイカまたはアシスト無しスイカの左リール110に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
<目押しチャレンジにおける入賞例2/右リール112が第2停止>
左リール110の第1停止に続き、右リール112が第2停止された場合には、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカのいずれに内部当選していても、図25を用いて説明した停止テーブル(第1停止左第2停止右)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図25に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右)に基づいたリールの停止制御では、右リール112が第2停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜9以外のいずれかであった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段のみに「スイカ図柄」が停止表示されている状態においては、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、右リール112の図柄位置(中段基準)の下段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となる。
また、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段のみに「スイカ図柄」が停止表示されている状態においては、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となり、右リール112の図柄位置(中段基準)の下段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
また、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態においては、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、上段有効ラインL1または右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となり、右リール112の図柄位置(中段基準)の下段に「スイカ図柄」が停止表示された場合には、下段有効ラインL3または右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となる。
図31(c)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、右リール112の第2停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3または4であった(ビタ押しや1〜4コマの目押しに失敗し、図柄位置番号5よりも1〜2コマ停止操作が遅かった)ことから、右リール112の図柄位置(中段基準)の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、下段有効ラインL3または右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となっている。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ左リール110の図柄位置(中段基準)の上段および下段にスイカ図柄が停止表示された状態で、右リール112が第2停止された場合には、右リール112の第2停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜9以外であっても(ビタ押しや1〜4コマの目押しに失敗した場合であっても)、小役1の入賞が可能となる。
<目押しチャレンジにおける入賞例2/中リール111が第3停止/アシスト無しスイカに内部当選>
左リール110の第1停止、右リール112の第2停止に続き、中リール111が第3停止された場合であって、アシスト無しスイカに内部当選している場合には、図26(a)を用いて説明した停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図26(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト無しスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、7、12のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
図31(d)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示され、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であったことから、右下がり有効ラインL5に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、右下がり有効ラインL5において、小役1が単独入賞し(小役1単独入賞となり)、本例では、8枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカに内部当選した状態で、遊技者が「スイカのクロス入賞を狙え演出」に従って第1、第2停止操作を行ったが、小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)にすることができなかった場合には、ビタ押しで図柄位置番号3、7、12のいずれかのスイカ図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができた場合にのみ、小役1単独入賞となる。
<目押しチャレンジにおける入賞例2/中リール111が第3停止/アシスト有りスイカに内部当選>
左リール110の第1停止、右リール112の第2停止に続き、中リール111が第3停止された場合であって、アシスト有りスイカに内部当選している場合には、図26(b)を用いて説明した停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図26(b)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止右第3停止中・アシスト有りスイカ)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、5〜7、9〜12、14〜16のいずれかであった場合には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
図31(d)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示され、第2停止操作(右リール112)によって右リール112の下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、5〜6のいずれかであったことから、右下がり有効ラインL5に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、右下がり有効ラインL5において、小役1が単独入賞し(小役1単独入賞となり)、本例では、8枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト有りスイカに内部当選した状態で、遊技者が「スイカのクロス入賞を狙え演出」に従って第1、第2停止操作を行ったが、小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)にすることができなかった場合には、ビタ押しで図柄位置番号3、7、12のいずれかの図柄を中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができた場合のほか、中リール111の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5〜6であった場合(図柄位置番号3よりも2〜3コマ停止操作が早かった場合)、図柄位置番号9〜11であった場合(図柄位置番号7よりも2〜4コマ停止操作が早かった場合)、または、図柄位置番号14〜16であった場合(図柄位置番号12よりも2〜4コマ停止操作が早かった場合)であっても、小役1単独入賞となる。
<目押しチャレンジにおける入賞例2/中リール111が第2停止/小役1重複入賞可>
左リール110の第1停止に続き、小役1重複入賞が可能な状態で中リール111が第2停止された場合には、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカのいずれに内部当選していても、図23(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中・L1、L3、L4、L5(L4およびL5含む)、L1またはL5)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図23(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中・L1、L3、L4、L5(L4およびL5含む)、L1またはL5)に基づいたリールの停止制御では、中リール111が第1停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3、7、12のいずれかであった場合(ビタ押しに成功した場合)には、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの中リール111に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
図31(e)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、中リール111の第2停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であったことから、中リール111の図柄位置(中段基準)の中段に「スイカ図柄」が停止表示され、右上がり有効ラインL4または右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となっている。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ左リール110の図柄位置(中段基準)の上段および下段にスイカ図柄が停止表示された状態で、中リール111が第2停止された場合には、中リール111の第2停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3の場合(ビタ押しに成功した場合)にのみ、小役1の入賞が可能となり、図31(a)〜同図(c)を用いて説明した、左リール110→右リール112の順番でリールが停止された場合よりも目押しの難易度が高くなっている。
<目押しチャレンジにおける入賞例2/右リール112が第3停止/小役1重複入賞可>
左リール110の第1停止、中リール111の第2停止に続き、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5、上段有効ラインL1のみ、右上がり有効ラインL4のみのいずれかで小役1の入賞が可能な状態で右リール112が第3停止された場合には、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカのいずれに内部当選していても、図24(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中・L4およびL5、L1のみ、L4のみ)に基づいてリールの停止制御が行われる。
図24(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中第3停止右・L4およびL5、L1のみ、L4のみ)に基づいたリールの停止制御では、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であった場合(ビタ押しに成功した場合)には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段と下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段および下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4または右下がり有効ラインL5において、小役1の重複入賞が可能となる。
図31(f)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示され、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、右リール112の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5であったことから(ビタ押しに成功したことから)、右上がり有効ラインL4に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示されるとともに、右下がり有効ラインL5に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、右上がり有効ラインL4および右下がり有効ラインL5において、小役1が重複入賞し(小役1重複入賞となり)、本例では、15枚のメダルの払出しが行われる。
すなわち、RBにおいてアシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカに内部当選し、かつ小役1の重複入賞が可能な状態(小役1重複入賞リーチ状態)で右リール112が第3停止された場合には、ビタ押しで図柄位置番号5の図柄を右リール112の図柄位置(中段基準)の中段に停止表示させることができた場合にのみ、小役1重複入賞となり、図31(a)〜同図(d)を用いて説明した、左リール110→右リール112→中リール111の順番でリールが停止された場合よりも目押しの難易度が高くなっている。
また、図24(a)に示す停止テーブル(第1停止左第2停止中第3停止右・L4およびL5、L1のみ、L4のみ)に基づいたリールの停止制御では、右リール112が第3停止された時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号5以外であった場合には、右リール112の図柄位置(中段基準)の上段または下段に、アシスト無しスイカまたはアシスト有りスイカの右リール112に対応する図柄(本例ではスイカ図柄)が停止表示されるようにリールの停止制御が行われる。
よって、この第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の上段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、上段有効ラインL1において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の下段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、下段有効ラインL3において、小役1の入賞が可能となる。
また、第3停止操作(右リール112)の前に、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右下がり有効ラインL5において、小役1の入賞が可能となり、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の下段に「スイカ図柄」が停止表示され、かつ、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されていたときには、右上がり有効ラインL4において、小役1の入賞が可能となる。
図31(g)に示す例では、第1停止操作(左リール110)によって左リール110の上段と下段に「スイカ図柄」が停止表示され、第2停止操作(中リール111)によって中リール111の中段に「スイカ図柄」が停止表示されている状態において、右リール112の第3停止時の図柄位置(中段基準)が、図柄位置番号3であったことから(ビタ押しに失敗したことから)、右下がり有効ラインL5に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」の図柄組合せが停止表示され、右下がり有効ラインL5において、小役1が単独入賞し(小役1単独入賞となり)、本例では、8枚のメダルの払出しが行われる。
<各種演出>
次に、本実施形態に係るスロットマシン100が実行可能な各種演出について詳細に説明する。
本実施形態に係るスロットマシン100は、演出モードA(通常モード)と演出モードB(小役告知モード)を少なくとも含む複数種類の演出モードを備えており、各々の演出モードは、通常演出、前兆演出、および連動演出のうちの一つまたは複数の演出で構成される。本例の演出モードB(小役告知モード)は、主として、内部当選した入賞役を示唆(告知)する小役告知演出を行う演出モードである点で、演出モードA(通常モード)とは異なっている。
なお、演出モードの種類は、3種類以上であってもよいし、各々の演出モードを構成する演出は、通常演出、前兆演出、および連動演出に限定されず、他の演出を含んで構成してもよい。また、演出モードは、内部当選した入賞役を示唆(告知)する小役告知演出を行う演出モードに限定されるものではない。
上述の通り、スロットマシン100の第1副制御部400は、図14を用いて説明した通常状態中処理の演出状態移行抽選において、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)である場合には、図18に示す演出モードA(通常モード)用の演出状態移行抽選テーブルを参照し、また、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)である場合には、図19に示す演出モードB(小役告知モード)用の演出状態移行抽選テーブルを参照し、内部抽選情報(内当状態、条件装置)、乱数値(本例では0〜255の数値)等に基づいて、演出種別を決定するための演出状態移行抽選を行う。
そして、演出種別1〜4のいずれかが選択された場合には、第1副制御部400は、図14を用いて説明した通常状態中処理のシナリオ抽選において、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)である場合には、図20(c)に示す、演出モードA(通常モード)用のシナリオ抽選値テーブルを参照し、また、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)である場合には、図21(c)に示す、演出モードB(小役告知モード)用のシナリオ抽選値テーブルを参照し、演出種別、内部抽選情報(内当状態)、乱数値(本例では0〜255の数値)に基づいて、シナリオを決定するためのシナリオ抽選を行う。
<演出モード変更の一例>
図32(a)は、演出モードA(通常モード)における演出の流れの一例を示した図であり、図32(b)は、遊技者が演出モードA(通常モード)を演出モードB(小役告知モード)に変更した場合の演出の流れの一例を示した図である。
図32(a)に示す演出は、演出モードA(通常モード)の通常演出の実行中にボーナスに内部当選し、当該遊技における演出状態移行抽選で、演出種別2が選択され、その後のシナリオ抽選で、或るシナリオ(例えば、図20(b)に示すシナリオ6(前兆2G(前兆_A1弱→前兆_A1弱)→A1連動発展1G→連動演出(連動_敗北)1G)に当選した場合に開始される演出を示している。
図32(b)に示すように、演出モードA(通常モード)の連動発展演出の開始前に、演出ボタン156の押下操作(演出モードの変更操作)を受け付けた場合には、待機中の有効期間(非再遊技中、非連動演出中、および非確定告知中のいずれにも該当しない待機中の期間)ではないことから、当該遊技の待機中処理(図16参照)において、演出モードA(通常モード)が演出モードB(小役告知モード)に変更され、演出状態は通常状態に設定され、シナリオ情報と前兆ゲーム数はリセットされる。
次遊技以降の通常状態中処理(図14参照)では、ボーナスに内部当選していることから、当該遊技における演出状態移行抽選で、100%の確率で演出種別1〜4のいずれかに当選し、その後のシナリオ抽選で当選したシナリオに従って、演出モードB(小役告知モード)の演出が開始される。
なお、図32(b)に示す演出モードB(小役告知モード)の演出は、例えば、図21(b)に示すシナリオ9(前兆3G(前兆_B1弱→前兆_B1弱→前兆_B1中)→確定告知(前兆_確定)1G)に当選した場合に開始される演出であり、本例では、演出ボタン156の押下操作(演出モードの変更操作)により、演出モードが変更されていることに加えて、演出のシナリオ(演出の系統、強弱)が変更され、前兆演出のゲーム数も2Gから3Gに変更されている。
本例に係るスロットマシン100によれば、前兆演出のゲーム数を異なるゲーム数に変更することが可能となるため、前兆ゲーム数に対する遊技者の要望を反映可能な前兆演出を提供でき、遊技者の満足度を高めることができる上に、他の機種の前兆演出との差別化を図ることができる。
なお、演出モードA(通常モード)の前兆演出の残りの演出を次ゲーム以降にて実行しないように構成しても、前兆ゲーム数に対する遊技者の要望を反映可能な前兆演出を提供でき、遊技者の満足度を高めることができる上に、他の機種の前兆演出との差別化を図ることができる。
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次に、前兆演出、連動演出、確定告知演出の具体例について詳細に説明する。
<演出モードA(通常モード)>
シナリオ抽選において、抽選時の演出モードが演出モードA(通常モード)である場合には、図20(b)に示すシナリオ1〜22のうちのいずれかのシナリオが選択され、図20(a)に示す、各々のシナリオを構成するシナリオ種別に対応する演出内容に従って演出が実行される。
<演出モードA(通常モード)/シナリオ種別(前兆_A1弱)>
図33(a)〜同図(c)は、演出モードA(通常モード)のシナリオ種別(前兆_A1弱)に対応する演出内容(引っ張り演出_一人)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(前兆_A1弱)を含むシナリオ(本例では、シナリオ1〜9)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_A1弱)に対応する演出内容(引っ張り演出_一人)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図33(a)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図33(b)に示す引っ張り演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図33(c)に示す引っ張り演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図33(a)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)がボートで寝転んでいる画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図33(b)に示す引っ張り演出(本例では、扉に隠れた謎のキャラクタ1つがキャラクタ(舎弟)を引っ張る動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る引っ張り演出(引っ張り演出_一人および引っ張り演出_二人)では、キャラクタ(舎弟)を引っ張る謎のキャラクタの数が多ければ多いほど前兆演出が連動演出に発展する可能性が高いことを示しており、謎のキャラクタの数が1である引っ張り演出_一人よりも謎のキャラクタの数が2である引っ張り演出_二人の方が連動演出に発展する可能性が高い。すなわち、キャラクタ(舎弟)を引っ張る謎のキャラクタの数は、遊技者に有利な利益(例えば、ボーナス)が付与される可能性の高さ(期待度の高さ)を表している。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図33(c)に示す引っ張り演出(本例では、ジャージを着たキャラクタ(舎弟)が倒れ込む動画像を含む演出)の表示を開始する。なお、本例に係る引っ張り演出(引っ張り演出_一人および引っ張り演出_二人)では、キャラクタ(舎弟)が来ているジャージの色で内部当選役の告知を行うように構成しており、例えば、或る入賞役(例えば、小役2(ベル))に内部当選した場合には、キャラクタ(舎弟)が着ているジャージの色を或る色(例えば、黄色)にすることで内部当選を告知する。
なお、第一〜第三のタイミングの到来条件は、本例に限定されず、例えば、第三のタイミングとして、抽選を行い、当該抽選に当選したことを契機として、図33(c)に示す引っ張り演出を開始してもよいし、本例で示す演出に代えて(または、加えて)、第1停止操作や第2停止操作を受け付けたことを契機として、同一の演出(または異なる演出)を開始してもよい。
<演出モードA(通常モード)/シナリオ種別(前兆_A2弱)>
図33(d)〜同図(e)は、演出モードA(通常モード)のシナリオ種別(前兆_A2弱)に対応する演出内容(ボート演出_一人)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(前兆_A2弱)を含むシナリオ(本例では、シナリオ12〜19)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_A2弱)に対応する演出内容(ボート演出_一人)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図33(d)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図33(e)に示すボート演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図33(f)に示すボート演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図33(d)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)がボートで寝転んでいる画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図33(e)に示すボート演出(本例では、複数のキャラクタ(舎弟)がボートに乗っている動画像を含む演出)の表示を開始する。なお、本例に係るボード演出(ボート演出_一人およびボート演出_二人)では、キャラクタ(舎弟)の数が多ければ多いほど前兆演出が連動演出に発展する可能性が高いことを示している。すなわち、ボート上のキャラクタ(舎弟)の数は、遊技者に有利な利益(例えば、ボーナス)が付与される可能性の高さ(期待度の高さ)を表している。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図33(f)に示すボート演出(本例では、或るキャラクタが登場する動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、第一〜第三のタイミングの到来条件は、本例に限定されず、例えば、第三のタイミングとして、抽選を行い、当該抽選に当選したことを契機として、図33(f)に示すボート演出を開始してもよいし、本例で示す演出に代えて(または、加えて)、第1停止操作や第2停止操作を受け付けたことを契機として、同一の演出(または異なる演出)を開始してもよい。
<演出モードA(通常モード)/シナリオ種別(前兆_A1強、A1連動発展)>
図34(a)〜同図(c)は、演出モードA(通常モード)のシナリオ種別(前兆_A1強、A1連動発展)に対応する演出内容(引っ張り演出_二人、引っ張り演出_二人_ノリオ出現)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(前兆_A1強、A1連動発展)を含むシナリオ(本例では、シナリオ8〜11)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_A1強、A1連動発展)に対応する演出内容(引っ張り演出_二人、A1連動発展)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図34(a)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図34(b)に示す引っ張り演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図34(c)に示す連動発展演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図34(a)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)がボートで寝転んでいる画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図34(b)に示す引っ張り演出(本例では、扉に隠れた謎のキャラクタ2つがキャラクタ(舎弟)を引っ張る動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る引っ張り演出(引っ張り演出_一人および引っ張り演出_二人)では、キャラクタ(舎弟)を引っ張る謎のキャラクタの数が多ければ多いほど前兆演出が連動演出に発展する可能性が高いことを示しており、謎のキャラクタの数が1である引っ張り演出_一人よりも謎のキャラクタの数が2である引っ張り演出_二人の方が連動演出に発展する可能性が高い。すなわち、キャラクタ(舎弟)を引っ張る謎のキャラクタの数は、遊技者に有利な利益(例えば、ボーナス)が付与される可能性の高さ(期待度の高さ)を表している。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図34(c)に示す連動発展演出(本例では、連動演出に対応するキャラクタ(ノリオ)が出現する動画像を含む演出)の表示を開始する。なお、本例に係る連動発展演出(引っ張り演出_二人_ノリオ出現)では、キャラクタ(ノリオ)が出現することで前兆演出が連続演出に発展することを告知するように構成している。
なお、第一〜第三のタイミングの到来条件は、本例に限定されず、例えば、第三のタイミングとして、抽選を行い、当該抽選に当選したことを契機として、図34(c)に示す連動発展演出を開始してもよいし、本例で示す演出に代えて(または、加えて)、第1停止操作や第2停止操作を受け付けたことを契機として、同一の演出(または異なる演出)を開始してもよい。
<演出モードA(通常モード)/シナリオ種別(前兆_A2強、A2連動発展)>
図34(d)〜同図(f)は、演出モードA(通常モード)のシナリオ種別(前兆_A2弱、A2連動発展)に対応する演出内容(ボート演出_二人、ボート演出_二人_ノリオ出現)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(前兆_A2強、A2連動発展)を含むシナリオ(本例では、シナリオ18〜21)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_A2強)に対応する演出内容(ボート演出_二人)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図34(d)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図34(e)に示すボート演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図34(f)に示す連動発展演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図34(d)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)がボートで寝転んでいる画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図34(e)に示すボート演出(本例では、複数のキャラクタ(舎弟)がボートに乗っている動画像を含む演出)の表示を開始する。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図34(f)に示す連動発展演出(本例では、連動演出に対応するキャラクタ(ノリオ)が出現する動画像を含む演出)の表示を開始する。なお、本例に係る連動発展演出(ボート演出_二人_ノリオ出現)では、キャラクタ(ノリオ)が出現することで前兆演出が連続演出に発展することを告知するように構成している。
なお、第一〜第三のタイミングの到来条件は、本例に限定されず、例えば、第三のタイミングとして、抽選を行い、当該抽選に当選したことを契機として、図34(f)に示す連動発展演出を開始してもよいし、本例で示す演出に代えて(または、加えて)、第1停止操作や第2停止操作を受け付けたことを契機として、同一の演出(または異なる演出)を開始してもよい。
<演出モードA(通常モード)/シナリオ種別(連動_敗北)>
図35(a)〜同図(d)は、演出モードA(通常モード)のシナリオ種別(連動_敗北)に対応する演出内容(連動_敗北)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(連動_敗北)を含むシナリオ(本例では、シナリオ6、8、10、16、18、20)が選択され、当該シナリオ種別(連動_敗北)に対応する演出内容(連動_敗北)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図35(a)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図35(b)に示す連動演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図35(c)に示す連動演出の表示を開始し、第三のタイミングに続く第四のタイミングが到来したことを契機として、図35(d)に示す最終ゲームの表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第四のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図35(a)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)とキャラクタ(ノリオ)がバトミントンで対戦している動画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図35(b)に示す連動演出(本例では、バトミントンの羽根が飛んでいく動画像を含む演出)の表示を開始する。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第1停止操作〜第3停止操作のいずれかを受け付けたこと)を契機として、図35(c)に示す連動演出(本例では、キャラクタ(番長)がスマッシュを打つ動画像を含む演出)の表示を開始する。
また、第三のタイミングに続く第四のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図35(d)に示す最終ゲーム(本例では、キャラクタ(ノリオ)が勝利して喜ぶとともにキャラクタ(番長)が敗北して倒れる動画像を含む演出)の表示を開始する。
<演出モードA(通常モード)および演出モードB(小役告知モード)/シナリオ種別(連動_勝利)>
図35(a)〜同図(c)および同図(e)は、演出モードA(通常モード)および演出モードB(小役告知モード)のシナリオ種別(連動_勝利)に対応する演出内容(連動_勝利)の演出例を示した図である。
演出モードA(通常モード)においシナリオ種別(連動_勝利)を含むシナリオ(本例では、シナリオ7、9、11、17、19、21、22)が選択され、または、演出モードB(小役告知モード)においシナリオ種別(連動_勝利)を含むシナリオ(本例では、シナリオ16)が選択され、当該シナリオ種別(連動_勝利)に対応する演出内容(連動_勝利)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図35(a)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図35(b)に示す連動演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図35(c)に示す連動演出の表示を開始し、第三のタイミングに続く第四のタイミングが到来したことを契機として、図35(e)に示す最終ゲームの表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第四のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図35(a)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)とキャラクタ(ノリオ)がバトミントンで対戦している動画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図35(b)に示す連動演出(本例では、バトミントンの羽根が飛んでいく動画像を含む演出)の表示を開始する。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第1停止操作〜第3停止操作のいずれかを受け付けたこと)を契機として、図35(c)に示す連動演出(本例では、キャラクタ(番長)がスマッシュを打つ動画像を含む演出)の表示を開始する。
また、第三のタイミングに続く第四のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図35(e)に示す最終ゲーム(本例では、キャラクタ(番長)が勝利して喜ぶとともにキャラクタ(ノリオ)が敗北して倒れる動画像を含む演出)の表示を開始する。
<演出モードB(小役告知モード)>
シナリオ抽選において、抽選時の演出モードが演出モードB(小役告知モード)である場合には、図21(b)に示すシナリオ1〜16のうちのいずれかのシナリオが選択され、図21(a)に示す、各々のシナリオを構成するシナリオ種別に対応する演出内容に従って演出が実行される。
<演出モードB(小役告知モード)/シナリオ種別(前兆_B1中)>
図36(a)〜同図(c)は、演出モードB(小役告知モード)のシナリオ種別(前兆_B1中)に対応する演出内容(シャッタ演出_牡丹)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(前兆_B1中)を含むシナリオ(本例では、シナリオ2〜15)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_B1中)に対応する演出内容(シャッタ演出_牡丹)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図36(a)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図36(b)に示す扉小役告知演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図36(c)に示す扉小役告知演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図36(a)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)が特訓(腕立て伏せ)を行っている動画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図36(b)に示す扉小役告知演出(本例では、扉(シャッタ)が閉まり、扉の奥で謎のキャラクタがカメラのフラッシュが光らせている動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る扉小役告知演出(シャッタ演出_牡丹)では、カメラのフラッシュの色で内部当選役の告知を行うように構成しており、例えば、或る入賞役(例えば、小役2(ベル))に内部当選した場合には、カメラのフラッシュの色を或る色(例えば、黄色)にすることで内部当選を告知する。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図36(c)に示す扉小役告知演出(本例では、扉(シャッタ)が開き、カメラを持ったキャラクタ(牡丹)が出現する動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る扉小役告知演出では、扉(シャッタ)の奥から出現するキャラクタの種類に応じて前兆演出が連動演出に発展する可能性が高いことを示しており、キャラクタ(操)が出現する演出(シャッタ演出_操)、キャラクタ(マチコ)が出現する演出(シャッタ演出_マチコ)、キャラクタ(牡丹)が出現する演出(シャッタ演出_牡丹)、キャラクタ(舎弟)が出現する演出(シャッタ演出_舎弟)の順番で連動演出に発展する可能性が高い。すなわち、扉(シャッタ)の奥から出現するキャラクタの種類は、遊技者に有利な利益(例えば、ボーナス)が付与される可能性の高さ(期待度の高さ)を表している。
また、第一〜第三のタイミングの到来条件は、本例に限定されず、例えば、第三のタイミングとして、抽選を行い、当該抽選に当選したことを契機として、図36(c)に示す扉小役告知演出を開始してもよいし、本例で示す演出に代えて(または、加えて)、第1停止操作や第2停止操作を受け付けたことを契機として、同一の演出(または異なる演出)を開始してもよい。
<演出モードB(小役告知モード)/シナリオ種別(前兆_B2)>
図36(d)〜同図(f)は、演出モードB(小役告知モード)のシナリオ種別(前兆_B2)に対応する演出内容(仁王像演出)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(仁王像演出)を含むシナリオ(本例では、シナリオ8、15)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_B2)に対応する演出内容(仁王像演出)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図36(d)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図36(e)に示す仁王像小役告知演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図36(f)に示す仁王像小役告知演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図36(f)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)が特訓(腕立て伏せ)を行っている動画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図36(e)に示す扉小役告知演出(本例では、両側から仁王像の手が出現する動画像を含む演出)の表示を開始する。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図36(f)に示す仁王像小役告知演出(本例では、出現した仁王像の手が光る動画像を含む演出))の表示を開始する。
なお、本例に係る仁王像小役告知演出では、出現した仁王像の手の色で内部当選役の告知を行うように構成しており、例えば、第一の入賞役(例えば、小役2(ベル))に内部当選した場合には、仁王像の手の色を第一の色(例えば、黄色)にすることで内部当選を告知し、第二の入賞役(例えば、再遊技役1、2(リプレイ))に内部当選した場合には、仁王像の手の色を第二の色(例えば、青色)にすることで内部当選を告知し、第三の入賞役(例えば、小役1(スイカ))に内部当選した場合には、仁王像の手の色を第三の色(例えば、緑色)にすることで内部当選を告知し、第四の入賞役(例えば、小役3、4(チェリーA、B))に内部当選した場合には、仁王像の手の色を第四の色(例えば、赤色)にすることで内部当選を告知し、ハズレを含む入賞役に内部当選した場合には、仁王像の手の色を第五の色(例えば、白色)にすることで内部当選を告知する。
また、第一〜第三のタイミングの到来条件は、本例に限定されず、例えば、第三のタイミングとして、抽選を行い、当該抽選に当選したことを契機として、図36(f)に示す仁王像小役告知演出を開始してもよいし、本例で示す演出に代えて(または、加えて)、第1停止操作や第2停止操作を受け付けたことを契機として、同一の演出(または異なる演出)を開始してもよい。
<演出モードB(小役告知モード)/シナリオ種別(前兆_B1強)>
図37(a)〜同図(c)は、演出モードB(小役告知モード)のシナリオ種別(前兆_B1強)に対応する演出内容(シャッタ演出_マチコ)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(前兆_B1強)を含むシナリオ(本例では、シナリオ6〜8、13〜15)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_B1強)に対応する演出内容(シャッタ演出_マチコ)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図37(a)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図37(b)に示す扉小役告知演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図37(c)に示す扉小役告知演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図37(a)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)が特訓(腕立て伏せ)を行っている動画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図37(b)に示す扉小役告知演出(本例では、扉(シャッタ)が閉まり、扉の奥で謎のキャラがカメラのフラッシュが光らせている動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る扉小役告知演出(シャッタ演出_マチコ)では、カメラのフラッシュの色で内部当選役の告知を行うように構成しており、例えば、或る入賞役(例えば、小役2(ベル))に内部当選した場合には、カメラのフラッシュの色を或る色(例えば、黄色)にすることで内部当選を告知する。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図37(c)に示す扉小役告知演出(本例では、扉(シャッタ)が開き、注射器を持ったキャラクタ(マチコ)が出現する動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る扉小役告知演出では、扉(シャッタ)の奥から出現するキャラクタの種類に応じて前兆演出が連動演出に発展する可能性が高いことを示しており、キャラクタ(操)が出現する演出(シャッタ演出_操)、キャラクタ(マチコ)が出現する演出(シャッタ演出_マチコ)、キャラクタ(牡丹)が出現する演出(シャッタ演出_牡丹)、キャラクタ(舎弟)が出現する演出(シャッタ演出_舎弟)の順番で連動演出に発展する可能性が高い。すなわち、扉(シャッタ)の奥から出現するキャラクタの種類は、遊技者に有利な利益(例えば、ボーナス)が付与される可能性の高さ(期待度の高さ)を表している。
また、第一〜第三のタイミングの到来条件は、本例に限定されず、例えば、第三のタイミングとして、抽選を行い、当該抽選に当選したことを契機として、図37(c)に示す扉小役告知演出を開始してもよいし、本例で示す演出に代えて(または、加えて)、第1停止操作や第2停止操作を受け付けたことを契機として、同一の演出(または異なる演出)を開始してもよい。
<演出モードB(小役告知モード)/シナリオ種別(前兆_確定)>
図37(d)〜同図(f)は、演出モードB(小役告知モード)のシナリオ種別(前兆_確定)に対応する演出内容(シャッタ演出_操)の演出例を示した図である。
シナリオ種別(前兆_確定)を含むシナリオ(本例では、シナリオ9〜15)が選択され、当該シナリオ種別(前兆_確定)に対応する演出内容(シャッタ演出_操)を実行する場合には、第一のタイミングが到来したことを契機として、図37(d)に示すデフォルト画像を表示し、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したことを契機として、図37(e)に示す扉小役告知演出の表示を開始し、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したことを契機として、図37(f)に示す確定告知演出の表示を開始する。なお、演出内容を変更するタイミングは第一〜第三のタイミングに限定されないことは言うまでもない。
具体的には、第一のタイミングが到来したこと(本例では、一遊技の開始条件が成立したこと(例えば、ベットボタン130の押下操作を受け付けたこと、規定枚数のメダルの投入があったこと、または、前回遊技において再遊技役に入賞しこと))を契機として、図37(d)に示すデフォルト画像(本例では、キャラクタ(番長)が特訓(腕立て伏せ)を行っている動画像を含む画像)を液晶表示装置157の表示領域に表示する。
また、第一のタイミングに続く第二のタイミングが到来したこと(本例では、スタートレバー135の操作を受け付けたこと)を契機として、図37(e)に示す扉小役告知演出(本例では、扉(シャッタ)が閉まり、扉の奥で謎のキャラがカメラのフラッシュが光らせている動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る扉小役告知演出(シャッタ演出_操)では、カメラのフラッシュの色で内部当選役の告知を行うように構成しており、例えば、或る入賞役(例えば、小役2(ベル))に内部当選した場合には、カメラのフラッシュの色を或る色(例えば、黄色)にすることで内部当選を告知する。
また、第二のタイミングに続く第三のタイミングが到来したこと(本例では、第3停止操作の終了)を契機として、図37(f)に示す確定告知演出(本例では、背景画像が変化し、微笑んだキャラクタ(操)が出現する動画像を含む演出)の表示を開始する。
なお、本例に係る確定告知演出では、背景画像を変化させるとともに、特別なキャラクタ(本例では、キャラクタ(操))が出現することで、遊技者に有利な利益(例えば、ボーナス)が付与されることが確定したことを告知している。
<本願発明1>
以上説明したように、本願発明1に係る遊技台(例えば、図1に示すスロットマシン)は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を導出する抽選手段(例えば、図8に示す入賞役内部抽選処理)と、受け付けた前記停止操作に基づいて、前記複数のリールのいずれかを停止させる停止制御手段(例えば、図10に示すリール回転制御処理)と、所定の遊技状態(例えば、図4に示す特別役3遊技状態(RT3)、すなわちRB中)を含む複数種類の遊技状態(例えば、図4に示す通常遊技状態(RT0)、特別役内部当選状態(RT1)、特別役1又は2遊技状態(RT2)、特別役3遊技状態(RT3))のいずれかを設定可能な遊技状態設定手段(例えば、図8に示す遊技状態更新処理)と、前記所定の遊技状態における前記停止操作の際の目押しによる技術介入に応じて、異なる特典(例えば、遊技媒体の払出しのほか、設定示唆演出による設定値の示唆や、ベルナビ権利や、パンク回避ナビ権利や、特別遊技状態(BB遊技,RB遊技,AT,CT等)への移行や、特別遊技状態のストック数や、ATのセット数や上乗せゲーム数や、低いモードから高いモード(遊技者にとって有利なモード)への移行や、特別遊技状態中の楽曲開放や、通常遊技中に表示させるキャラ開放や、目押しのランキング表示や、ポイントやアイテムの付与や、特別演出やレアキャラクタ画像の表示や、二次元コードの表示等)を付与可能な特典付与手段(例えば、図8に示すメダル払出し処理)と、を備えた遊技台であって、前記抽選結果には、第一の抽選結果(例えば、図7に示す小役1&6(RB中スイカ)(アシスト無しスイカ))と、該第一の抽選結果とは異なる第二の抽選結果(例えば、図7に示す小役1&5(スイカB)(アシスト有りスイカ))と、が含まれ、前記技術介入には、一のリールに施された特定図柄(例えば、図3,図30等に示すスイカ図柄)を所定の表示位置(例えば、図30(d)に示す中リール111の中段)に停止させるための目押しが含まれ、前記停止制御手段は、前記第一の抽選結果が決定された前記所定の遊技状態の遊技において、前記一のリールに対する停止操作を受け付けたときに前記特定図柄が第一の引き込み範囲(例えば、0コマ)にある場合には、該特定図柄を前記所定の表示位置に引き込む停止制御を行い、前記第二の抽選結果が決定された前記所定の遊技状態の遊技において、前記一のリールに対する停止操作を受け付けたときに前記特定図柄が前記第一の引き込み範囲よりも範囲が広い第二の引き込み範囲(例えば、(1)0〜4コマ、(2)0、2、3、4コマ、(3)2〜4コマ、のいずれか)にある場合には、該特定図柄を前記所定の表示位置に引き込む停止制御を行う手段であり、前記特典付与手段は、前記第一の抽選結果または前記第二の抽選結果のいずれかが決定された前記所定の遊技状態の遊技において、前記特定図柄が前記所定の表示位置に停止した場合には、第一の特典(例えば、15枚のメダルの払い出し)を付与可能で、前記第一の抽選結果または前記第二の抽選結果のいずれかが決定された前記所定の遊技状態の遊技において、前記特定図柄が前記所定の表示位置とは異なる表示位置に停止した場合には、前記第一の特典を付与しない手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明1に係る遊技台によれば、特定図柄を所定の表示位置に停止表示できるような、目押しの上手い上級者や中級者に対しては目押しの難易度を維持しつつ、特定図柄を所定の表示位置に停止表示できないような、目押し技術の低い遊技者であっても、自身の目押しが成功しているかのように見せることができ、目押し技術の低い遊技者の遊技意欲を向上することができる。従来の遊技台では、目押し技術の低い遊技者に目押しが成功したときの喜びを与える前に、遊技意欲を低下させてしまい、目押し技術の低い遊技者に飽きられてしまう恐れがあり、改善の余地があったが、本願発明1に係る遊技台によれば、遊技者の技術介入性に特徴を持った遊技台を提供することができる。
なお、本願発明1に係る遊技台の構成は、上記実施形態に係るスロットマシン100の構成に限定されるものではない。したがって、例えば、前記第二の引き込み範囲は、少なくとも前記第一の引き込み範囲(例えば、0コマ)を含み、かつ該第一の引き込み範囲よりも範囲が広い引き込み範囲(例えば、(1)0〜4コマ、(2)0、2、3、4コマ、のいずれか)であってもよい。
このような構成とすれば、第一の引き込み範囲と第二の引き込み範囲の差異を少なくすることができ、引き込み制御を行った場合であっても遊技者に違和感を与えることがない。
また、前記停止制御手段は、前記第一の抽選結果が決定され、前記一のリールに対する停止操作を受け付けたときに前記特定図柄が前記第一の引き込み範囲(例えば、0コマ)以外の引き込み範囲(例えば、1〜4コマ)にある場合には、該特定図柄を前記異なる表示位置(例えば、図30(e)に示す中リール111の上段)に引き込む停止制御を行い、前記第二の抽選結果が決定され、前記一のリールに対する停止操作を受け付けたときに前記特定図柄が前記第二の引き込み範囲(例えば、(1)0〜4コマ、(2)0、2、3、4コマ、のいずれか)以外の引き込み範囲(例えば、1コマ)にある場合には、該特定図柄を前記異なる表示位置と同じ表示位置に引き込む停止制御を行う手段であってもよい。
このような構成とすれば、所定の引き込み範囲以外の引き込み範囲にある場合には、抽選結果によらずに同じ表示位置に引き込むため、引き込み制御を行った場合であっても遊技者に違和感を与えることがない。
また、前記所定の遊技状態は、予め定められた遊技回数(例えば、12回)で終了する遊技状態であり、前記所定の遊技状態は、前記第一の抽選結果が最も多く導出される遊技状態であり、前記抽選手段は、前記所定の遊技状態において、前記第一の抽選結果を所定の確率(例えば、図7に示す、設定値C1における確率である28152/65536)で導出可能な手段であり、前記所定の遊技状態において、前記第二の抽選結果を前記所定の確率よりも低い確率(例えば、図7に示す、設定値C1における確率である21000/65536)で導出可能な手段であってもよい。
このような構成とすれば、遊技開始が限られた遊技状態において遊技者に適度な緊張感を与えることができ、メリハリのある遊技性を提供することができる。
また、前記所定の遊技状態において導出された抽選結果を示す報知を行う報知手段(例えば、演出画像表示装置157)を備え、前記報知手段は、前記第一の抽選結果が導出された場合は、前記報知を所定の報知態様で行い、前記第二の抽選結果が導出された場合は、前記報知を前記所定の報知態様と同じ報知態様で行う手段であってもよい。
このような構成とすれば、遊技者に適度な緊張感を与えつつ、違和感の少ない報知を行うことができる。
また、前記特典付与手段は、前記第一の抽選結果または前記第二の抽選結果のいずれかが決定された前記所定の遊技状態の遊技において、前記特定図柄が前記異なる表示位置に停止した場合には、前記第一の特典よりも遊技者に不利な第二の特典(例えば、8枚のメダルの払い出し)を付与可能な手段であってもよい。
このような構成とすれば、目押し技術を高めて第一の特典を得ようとする遊技意欲を向上させることができるとともに、第二の特典を付与することで、目押し技術の低い遊技者の遊技意欲の低下を防止することができる。
また、前記第一の特典は、所定数(例えば、15枚)の遊技媒体の付与であり、前記第二の特典は、前記所定数よりも少ない数(例えば、8枚)の遊技媒体の付与であってもよい。
このような構成とすれば、RTやARTが搭載されていないスロットマシン(ノーマルAタイプ)においても、遊技者の遊技意欲を高めることができる。
<本願発明2>
以上説明したように、本願発明2に係る遊技台(例えば、図1に示すスロットマシン)は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を導出する抽選手段(例えば、図8に示す入賞役内部抽選処理)と、前記抽選結果と受け付けた前記停止操作に基づいて、前記複数のリールのいずれかを停止させる停止制御手段(例えば、図10に示すリール回転制御処理)と、前記抽選結果に基づいて、所定の特典(例えば、遊技媒体の払出しのほか、設定示唆演出による設定値の示唆や、ベルナビ権利や、パンク回避ナビ権利や、特別遊技状態(BB遊技,RB遊技,AT,CT等)への移行や、特別遊技状態のストック数や、ATのセット数や上乗せゲーム数や、低いモードから高いモード(遊技者にとって有利なモード)への移行や、特別遊技状態中の楽曲開放や、通常遊技中に表示させるキャラ開放や、目押しのランキング表示や、ポイントやアイテムの付与や、特別演出やレアキャラクタ画像の表示や、二次元コードの表示等)を付与可能な特典付与手段(例えば、図8に示すメダル払出し処理)を付与可能な特典付与手段(例えば、図8に示すメダル払出し処理)と、ゲームに関する演出を実行可能な演出手段(例えば、第1副制御部400や第2副制御部500)と、を備えた遊技台であって、前記演出には、複数のゲームに亘って前記所定の特典が付与される可能性を示唆する前兆演出(例えば、図20、図21、図33等に示す前兆演出)が含まれ、遊技者から前記前兆演出のゲーム数を変更する(例えば、実行中の前兆演出が完了して次回の前兆演出が開始されてゲーム数が変更される、実行中の前兆演出が中断されて次回の前兆演出が開始されてゲーム数が変更される、実行中の前兆演出のゲーム数が延長されてゲーム数が変更される等)変更操作を受付可能な受付手段(例えば、図1に示す演出ボタン156)を備え、前記演出手段は、前記前兆演出を所定のゲーム数(例えば、図32(a)に示す2G)に亘って実行する予定である場合に、前記変更操作が受け付けられた場合には、該所定のゲーム数とは異なるゲーム数(例えば、図32(b)に示す3G)に亘って該前兆演出を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本願発明2に係る遊技台によれば、前兆演出のゲーム数を異なるゲーム数に変更することが可能となるため、前兆ゲーム数に対する遊技者の要望を反映可能な前兆演出を提供でき、遊技者の満足度を高めることができる上に、他の機種の前兆演出との差別化を図ることができる。従来の遊技台では、予め定められた演出パターン(前兆パターン)で演出が構成されているため、演出が単調になりやすく、遊技者に飽きられてしまう恐れがあり、改善の余地があったが、本願発明2に係る遊技台によれば、このような従来の課題を解決し、演出に特徴を持った遊技台を提供することができる。
なお、本願発明2に係る遊技台の構成は、上記実施形態に係るスロットマシン100の構成に限定されるものではない。したがって、例えば、前記変更操作には、一の演出モード(例えば、図20に示す演出モードA(通常モード)および図21に示す演出モードB(小役告知モード)の一方の演出モード)から該一の演出モードとは演出態様が異なる他の演出モード(例えば、図20に示す演出モードA(通常モード)および図21に示す演出モードB(小役告知モード)の他方の演出モード)へ変更する演出モード変更操作が含まれ、前記演出手段は、前記前兆演出を所定のゲーム数に亘って実行する予定である場合に、前記演出モード変更操作が受け付けられた場合には、該所定のゲーム数とは異なるゲーム数に亘って、変更された演出モードに対応する前記前兆演出を実行可能な手段であってもよい。
このような構成とすれば、異なるゲーム数の前兆演出とする場合に、他の演出モードの前兆演出に切り替えることができるため、前兆演出を多彩にすることができ、他の機種の前兆演出との差別化をさらに図ることができる。
また、前記変更操作は、今回の演出モード変更操作において、前回ゲームの演出モードと同じ演出モードを選択可能に構成され、前記演出手段は、前記前兆演出を所定のゲーム数に亘って実行する予定である場合に、前記演出モード変更操作にて前記前回ゲームの演出モードと同じ演出モードが選択された場合であっても、該所定のゲーム数とは異なるゲーム数に亘って該前兆演出を実行可能な手段であってもよい。
このような構成とすれば、ゲーム数を変更しながらも同じ演出モードを継続することができるため、演出態様は変えずにゲーム数のみを変更したい遊技者の満足度を高めることができる。
また、本実施形態に係る遊技台(例えば、図1に示すスロットマシン)は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を導出する抽選手段(例えば、図8に示す入賞役内部抽選処理)と、前記抽選結果と受け付けた前記停止操作に基づいて、前記複数のリールのいずれかを停止させる停止制御手段(例えば、図10に示すリール回転制御処理)と、前記抽選結果に基づいて、所定の特典(例えば、遊技媒体の払出しのほか、設定示唆演出による設定値の示唆や、ベルナビ権利や、パンク回避ナビ権利や、特別遊技状態(BB遊技,RB遊技,AT,CT等)への移行や、特別遊技状態のストック数や、ATのセット数や上乗せゲーム数や、低いモードから高いモード(遊技者にとって有利なモード)への移行や、特別遊技状態中の楽曲開放や、通常遊技中に表示させるキャラ開放や、目押しのランキング表示や、ポイントやアイテムの付与や、特別演出やレアキャラクタ画像の表示や、二次元コードの表示等)を付与可能な特典付与手段(例えば、図8に示すメダル払出し処理)を付与可能な特典付与手段(例えば、図8に示すメダル払出し処理)と、ゲームに関する演出を実行可能な演出手段(例えば、第1副制御部400や第2副制御部500)と、を備えた遊技台であって、前記演出には、複数のゲームに亘って前記所定の特典が付与される可能性を示唆する前兆演出(例えば、図20、図21、図33等に示す前兆演出)が含まれ、遊技者から前記前兆演出のゲーム数を変更する(例えば、実行中の前兆演出が完了して次回の前兆演出が開始されてゲーム数が変更される、実行中の前兆演出が中断されて次回の前兆演出が開始されてゲーム数が変更される、実行中の前兆演出のゲーム数が延長されてゲーム数が変更される等)変更操作を受付可能な受付手段(例えば、図1に示す演出ボタン156)を備え、前記演出手段は、前記前兆演出を所定のゲーム数に亘って実行している途中のゲームにおいて、前記変更操作が受け付けられた場合には、該所定のゲーム数の残りゲーム数よりも長いゲーム数に亘って該前兆演出を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本実施形態に係る遊技台によれば、所定のゲーム数の残りゲーム数よりも長いゲーム数に亘って前兆演出を実行することが可能となるため、前兆ゲーム数に対する遊技者の要望を反映可能な前兆演出を提供でき、遊技者の満足度を高めることができる上に、他の機種の前兆演出との差別化を図ることができる。従来の遊技台では、予め定められた演出パターン(前兆パターン)で演出が構成されているため、演出が単調になりやすく、遊技者に飽きられてしまう恐れがあり、改善の余地があったが、本実施形態2に係る遊技台によれば、このような従来の課題を解決し、演出に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、前記変更操作には、第一の演出モードから該第一の演出モードとは演出態様が異なる第二の演出モードへ変更する演出モード変更操作が含まれ、前記演出手段は、第一の演出モードに対応する前記前兆演出を所定のゲーム数に亘って実行している途中のゲームにおいて、前記演出モード変更操作が受け付けられた場合には、該所定のゲーム数の残りゲーム数よりも長いゲーム数に亘って、前記第二の演出モードに対応する前記前兆演出を実行可能な手段であってもよい。
このような構成とすれば、所定のゲーム数の残りゲーム数よりも長いゲーム数に亘って前兆演出を実行する場合に、他の演出モードの前兆演出に切り替えることができるため、前兆演出を多彩にすることができ、他の機種の前兆演出との差別化をさらに図ることができる。
また、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール(例えば、図1に示すリール110〜112)と、前記複数のリールの回転を個別に停止させるための停止操作を受け付ける停止操作受付手段(例えば、図1に示すストップボタン137〜139)と、役の内部当選に関する抽選処理を行い、抽選結果を導出する抽選手段(例えば、図8に示す入賞役内部抽選処理)と、前記抽選結果と受け付けた前記停止操作に基づいて、前記複数のリールのいずれかを停止させる停止制御手段例えば、図10に示すリール回転制御処理)と、前記抽選結果に基づいて、所定の特典(例えば、遊技媒体の払出しのほか、設定示唆演出による設定値の示唆や、ベルナビ権利や、パンク回避ナビ権利や、特別遊技状態(BB遊技,RB遊技,AT,CT等)への移行や、特別遊技状態のストック数や、ATのセット数や上乗せゲーム数や、低いモードから高いモード(遊技者にとって有利なモード)への移行や、特別遊技状態中の楽曲開放や、通常遊技中に表示させるキャラ開放や、目押しのランキング表示や、ポイントやアイテムの付与や、特別演出やレアキャラクタ画像の表示や、二次元コードの表示等)を付与可能な特典付与手段(例えば、図8に示すメダル払出し処理)と、ゲームに関する演出を実行可能な演出手段(例えば、第1副制御部400や第2副制御部500)と、を備えた遊技台であって、前記演出には、複数のゲームに亘って前記所定の特典が付与される可能性を示唆する前兆演出が含まれ、遊技者からの変更操作を受付可能な受付手段(例えば、図1に示す演出ボタン156)を備え、前記演出手段は、前記前兆演出を所定のゲーム数に亘って実行する予定である場合に、該所定のゲーム数に到達する前のゲームで前記変更操作が受け付けられた場合には、該前兆演出の残りの演出を次ゲーム以降にて実行しない手段である、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
このような構成とすれば、前兆演出の残りの演出を次ゲーム以降にて実行しないようにすることができるため、前兆ゲーム数に対する遊技者の要望を反映可能な前兆演出を提供でき、遊技者の満足度を高めることができる上に、他の機種の前兆演出との差別化を図ることができる。
また、前記演出手段は、前記残りの演出を前記次ゲーム以降で実行しない場合に、該次ゲーム以降にて新たな前記前兆演出を実行可能な手段であってもよい。
このような構成とすれば、次ゲーム以降にて新たな前兆演出が開始される場合があるため、前兆演出を多彩にすることができ、他の機種の前兆演出との差別化をさらに図ることができる。
<その他の実施形態>
なお、本願発明1,2に係る遊技台の構成は、上記各実施形態に係るスロットマシン100の構成に限定されるものではない。
したがって、例えば、本願発明に係る「目押し」は、狙った図柄(目標図柄)が狙った停止位置(例えば、有効ライン上の停止位置(例えば、中段位置)や、演出に用いる演出ライン上の停止位置)に停止するように好適な操作タイミングで停止操作するものであればよい。
このような「目押し」には、例えば、目標図柄を狙って目標図柄を停止位置で停止させる停止操作(ビタ押し)や、目標図柄を狙って1コマ滑りで目標図柄を停止位置で停止させる停止操作(1コマ滑り)や、目標図柄の手前の図柄を狙って0〜4コマ滑りで目標図柄を停止位置で停止させる停止操作や、押し順(例えば、順押しや、逆押し)と目押しを組み合わせた停止操作(例えば、順押しの第3停止操作でセブン2図柄を目押し)や、一つ、複数、または、全てのリールを対象とする停止操作(例えば、左リールのみ目押し)や、リール毎に目標図柄が異なる停止操作(例えば、左リールはセブン2図柄を目押し、右リールはリプレイ図柄を目押し)等が含まれる。
また、本発明に係る「所定の表示位置」は、図柄表示窓113の中段に限定されず、例えば、一のリールが図柄表示窓113の中段、他のリールが図柄表示窓113の下段などであってもよい。
また、本発明に係る「技術介入」は、技術を駆使することをいい、「停止操作の際の目押しによる技術介入」は、リールの停止操作において遊技者の技量が反映されるものであればよい。また、「目押しによる技術介入が行われるタイミング」は、RB(特別役3遊技状態(RT3))に限定されるものではなく、BB、MB等の他のボーナス遊技中(例えば、図4に示す特別役1又は2遊技状態(RT2))、通常遊技中(例えば、図4に示す通常遊技状態(RT0))、リプレイ高確率中、チャンスゾーン中等であってもよい。
また、獲得枚数に影響を与えない(所定期間での遊技媒体の純増数に変化を与えない)技術介入であってもよいし、獲得枚数に影響を与える(所定期間での遊技媒体の純増数に変化を与える)技術介入、すなわち、設定示唆と枚数調整の技術介入を兼ねているものであってもよい。
また、本発明に係る「(目押しによって付与される)特典」や「所定の特典」は、遊技媒体の払出しに限定されず、「停止操作の際の目押しによる技術介入に応じて付与可能な特典」であればよい。
このような「特典」としては、例えば、設定示唆演出による設定値の示唆や、ベルナビ権利や、パンク回避ナビ権利や、特別遊技状態(BB遊技,RB遊技,AT,CT等)への移行や、特別遊技状態のストック数や、ATのセット数や上乗せゲーム数や、低いモードから高いモード(遊技者にとって有利なモード)への移行や、特別遊技状態中の楽曲開放や、通常遊技中に表示させるキャラ開放や、目押しのランキング表示や、ポイントやアイテムの付与や、特別演出やレアキャラクタ画像の表示や、二次元コードの表示等が挙げられる。
また、「特典が付与されるタイミング」は、RB(特別役3遊技状態(RT3))に限定されるものではなく、BB、MB等の他のボーナス遊技中(例えば、図4に示す特別役1又は2遊技状態(RT2))、通常遊技中(例えば、図4に示す通常遊技状態(RT0))、リプレイ高確率中、チャンスゾーン中等であってもよい。
また、「特典」の一例である「設定示唆演出」を実行するタイミングは、停止操作のタイミングに限定されるものではなく、例えば、遊技者が遊技台や各種表示装置等で遊技情報の履歴を閲覧したタイミングや、遊技中以外のタイミング(例えば、デモ画面の表示中)や、設定示唆演出が終了したタイミング等であってもよいし、設定示唆の情報を時系列で記憶する履歴記憶手段を備え、この履歴記憶手段に記憶された情報を遊技者が表示させたタイミング等であってもよい。
また、演出モードA(通常モード)と演出モードB(小役告知モード)のいずれも、前兆演出から連動演出に発展するものだけで構成してもよいし、前兆演出から確定告知演出に発展するものだけで構成してもよいし、前兆演出から連動演出に発展するものと、前兆演出から確定告知演出に発展するものの両方で構成してもよい。
また、本発明に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。ここで、「封入式遊技機」は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用するものである。また、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。