JP2021061454A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信効率が低下すること。【解決手段】本発明の情報処理装置は、インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出する検出手段と、インターフェース装置全体のパケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いてインターフェース装置が送信元となる通信経路毎に通信制御を行う通信制御手段と、を備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、情報処理方法に関する。
通信の効率低下の要因として、通信量増大やアクセス集中がもたらす輻輳がある。そして、輻輳によりパケットロスが生じうるが、かかる輻輳以外にも、例えばビット誤り等によってランダムにパケットロスが生じることがある。このような輻輳によるパケットロスとランダムロスとが生じるような状況において通信帯域を有効に活用する技術として、特許文献1に開示のものがある。
一方で、近年では、仮想移動体通信事業者(MVNO(Mobile Virtual Network Operator)事業者)のように契約に基づいて帯域を利用する事業形態や、経路上に存在する装置のリソース制限から、一定量以上の通信量に到達した場合にのみ一定比率でパケットを破棄すると言う特性を持つ通信路が増えている。同様に、国際通信や通信事業者間における相互乗り入れ通信やローミングトラフィック等の精算においても、一定量以上の通信量を制限するため、通信の効率とは無関係な作為的ロスが誘発されることがある。
そして、上述したような状況では、契約帯域を超過すると高額な追加料金が発生する場合が通常である。このため、契約する事業者は、追加料金の発生を避けるため、シェーパー装置等を用いて接続先帯域に帯域制限を加えることで、帯域超過を回避することを行っている。
特開2014−90367号公報
ここで、帯域制限装置における制限超え判定は困難である。例えば、バーストトラフィックのように瞬間的な流速の山(棘トラフィック)の重なり合いによる衝突波において、どう制限を掛けるか、結果、どうパケット破棄が起きるかを予測することは、近い距離に配置される装置においても厳密に推測する事ができない。各々のデータ転送装置においては、帯域/流速は平均化して監視されており、直近の一定時間内の送信総量が規定帯域内であると判断しても、今から送信しようとするデータパケットが帯域制限装置に到着した際に他の異なる遅延時間にて到着したデータパケット群と共にバッファに蓄積される。そして、その積算値で帯域制限範囲内か否かの判定が行われるため、送信時に厳密な帯域内に収まるか否かの推定を行う事は困難である。各データパケットの帯域制限装置への到着遅延差を考慮して流速抑制設計を行った場合には、突発隆起分を考慮すると平均帯域幅に対して大幅に余裕を持たせた帯域超過予測を立てる事となる。すると、無駄な流速制御を誘発してしまう上、余裕幅分の余剰設備や帯域を確保して置く事に繋がり、網の使用効率を著しく低下させ、費用対効果を大きく悪化させる要因となる。
また、帯域制限装置が同一事業者内に存在し、その動作を観測監視する事が可能である場合を考える。この場合、帯域制限装置が契約帯域を超過し、パケット破棄を実施した事実は検知できても、その帯域制限装置を経由する全ての通信に闇雲に制限を掛けてしまうと、配信元(オリジンサーバー)の輻輳制御を悪戯に喚起し、大幅な効率低下を誘引してしまう。また、大容量広帯域化の進むネットワークにおいて、帯域抑制を全ての通信に実施しようとすると、莫大なリソースを必要とし、費用対効果的に現実的な解決策と成り得ない。
以上のように、帯域制限のあるネットワークにおいては、帯域制限によってランダムに発生するパケット破棄を予測することは困難であるが、デバイスの高機能化等により通信量の増加が著しく、これらランダムロスを放置すると、ロスによる再送パケットが更に帯域を押し上げ、更なるロスを誘発する。これに加え、再送パケットですらランダムにロスの対象とされ、再送の再送等の重度の通信効率低下に至るケースが多発しうる。
このような通信効率低下の悪循環を断ち切り、限られた契約帯域/使用上限付帯域を最大限活用できるよう通信効率を効率化するためには、これまでの監視技術では予測不可能なランダムロス発生を如何に確実に抑制できるかが鍵となる。
例えば、図1に示すようなネットワークにおいて、伝送路A−3,B−3,D−3の特定のトランザクションで伝送制限装置SPによって総量規制によるパケットロス(パケット破棄)が発生しており、伝送路E−2で輻輳によるパケットロスが発生していることとする。この場合、データの送信元となる送信装置であるOTTは、対象となる全ての伝送路に対して、輻輳制御を発動する。すると、パケットロスが発生しているセッションの他のトランザクション全ての伝送効率が大幅に下がってしまう。つまり、実際に輻輳が発生している伝送路E−2とは無関係に、通信効率が低下する、という問題が生じる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、通信効率の低下、という問題を解決することにある。
本発明の一形態である情報処理装置は、
インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出する検出手段と、
前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う通信制御手段と、
を備えた、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出する検出手段と、
前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う通信制御手段と、
を実現させる、
という構成をとる。
また、本発明の他の形態である情報処理方法は、
インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出し、
前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定し、
前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、通信効率の低下を抑制することができる。
本発明に関連する通信システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態1における通信システムの全体構成を示す図である。 図1に開示した伝送制限装置の構成を示すブロック図である。 図1に開示した通信システムの動作を示すフローチャートである。 図1に開示した通信システムの動作を示すフローチャートである。 図1に開示した通信システムの動作を示すフローチャートである。 図1に開示した通信システムの動作を示すフローチャートである。 図1に開示した通信システムの動作を示すフローチャートである。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図2乃至図8を参照して説明する。図2乃至図3は、通信システムの構成を説明するための図であり、図4乃至図8は、通信システムの動作を説明するための図である。
本発明における通信システムは、図2に示すように、インターフェース装置であるOTT(Over The Top)が送信データの送信元となり、各伝送路A〜E及び伝送制限装置SPを介して各クライアント端末CLに、送信データであるパケットを送信するよう構成されている。そして、本発明の通信システムは、さらに、伝送路A〜E上に、帯域制御装置100を備えている。
ここで、上記伝送制限装置SPは、例えば総量規制によって意図的にパケットロス(パケット破棄)を行う装置である。また、OTTは、パケットロスが生じると、かかるパケットを再送信する機能を有する。
また、図2の例では、OTTと各クライアント端末CLとのセッションを各伝送路A〜Eとして図示し、各伝送路A〜E上にそれぞれ帯域制御装置100を備えている場合を例示している。但し、帯域制御装置100は、いかなる定義の通信経路上に設けられていてもよく、その数はいかなる数であってもよい。また、クライアント端末、伝送制御装置SP、OTTの数も、図示した数に限定されない。
上記帯域制限装置100は、演算装置及び記憶装置を備えた情報処理装置であり、OTTから送信されるパケットを中継する通信装置として機能する。具体的に、帯域制限装置100は、図3に示すように、装備された演算装置がプログラムを実行することで構築された、パケットロス検出部101、抑制判定部102、通信制御部103、を備えている。なお、これら各部101,102,103つまり帯域制御装置100により実現される機能の一部または全部は、OTTが装備してもよく、複数の他の装置によって実現されてもよい。
上記パケットロス検出部101(検出手段)は、OTTと伝送制限装置SPとの間の伝送路におけるパケットロス率を検出する(図4のステップS1)。このとき、パケットロス検出部101は、OTTにより検出された各伝送路におけるパケットロス率を、当該OTTから取得してもよく、自装置である帯域制御装置100で検出したり、他の帯域制御装置100から取得してもよい。いずれにしても、パケットロス検出部101は、OTTに接続された全ての伝送路のパケットロス率を検出する。
但し、このとき、パケットロス検出部101は、図2の伝送路E−2に示すような輻輳状態によってパケットロスが生じている伝送路のパケットロス率を排除する。例えば、閑散時間帯の伝送路における安定継続伝送状態(状態K)のパケットロス率(所定基準値)を用いて、伝送路の滞留パケット(Inflight)量がK時の最大値max(IF(K))を上回る(所定基準値以上)通信のパケットロス率は、判定基準値sum(L)となるOTT全体のパケットロス率への積算対象外とする。つまり、パケットロス検出部101は、滞留パケット量が所定基準値以上の伝送路におけるパケットロス率を除いた、OTT全体のパケットロス率を検出する。
このようにすることで、ネットワーク(特に帯域制限装置よりも先の網/装置)の混雑状態/性能上限等に起因する真の伝送品質低下によるパケット破棄の場合を除き、契約制限などから来る自前の帯域制限装置による意図的パケット破棄によるOTT全体のパケットロス率を検出することができる。
そして、上記抑制判定部102(判定手段)は、上述したように検出したOTT全体のパケットロス率が、予め設定された閾値を超えているか否かを判定する(図4のステップS2)。つまり、ここでは、伝送制限装置SPによる意図的な強制パケットロスが多く行われているか否かを判定する。
抑制設定部102によりOTT全体のパケットロス率が閾値を超えていると判定された場合には(図4のステップS2でYes)、通信制御部103(通信制御手段)は、OTTが送信元となる伝送路毎に、送信制限を行うといった通信制御を行う(図4のステップS3)。このとき、通信制御部103は、OTT全体において一律に各伝送路の帯域制限をかけるような通常の輻輳制御ではなく、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて、伝送路毎に抑制送信を行う。なお、通信制御部103による抑制送信については、後に詳述する。
ここで、上記パケットロス検出部101は、上述したようにOTT全体におけるパケットロス率ではなく、パケットの送信先毎(要求元IPが同一の通信)のパケットロス率を検出してもよい。つまり、パケットロス検出部101は、各クライアント端末CL宛てのパケットのパケットロス率を検出する。これに応じて、抑制判定部102は、パケットの送信先毎のパケットロス率が閾値を超えているか否かを判定し、超えている場合には、その送信先に接続されている伝送路に対して、上記通信制御部103が通信制御ルールを用いて抑制送信を行う。
このようにすることで、単一セッションでは伝送路上の伝送効率の低下まで招かなくとも、複数同時に同一送信経路に送信を行った場合、個々のセッションでは品質低下しないがトラフィック(伝送波形)の山が複数重なる事で容易に品質低下を招き、パケットロスし易くなるが、このような起因のパケットロスを、上述したように閾値と比較する判定処理から排除することができる。
続いて、上述したように、パケットロス率から抑制送信を行うことを判定した後に、さらに、上記抑制判定部102にて通信制御を行う対象を判定する処理と、上記通信制御部103による抑制送信の処理と、を図5乃至図8を参照して説明する。
まず、抑制判定部102は、抑制送信の処理を行う対象を特定するための処理として、図5に示すように、伝送路上における送信データの送信時間T(TT)や送信量TW、伝送路上における残送信量Wなどから、スループットTPを算出する。このとき、スループットTPの算出に用いる送信データの送信時間や送信量は、送信時間Tが閾値(所定値)以下、送信量TWが閾値(所定値)以下であるものを除く。つまり、小さなサイズや送信時間が短いような送信量が小さい送信処理の影響を除いて、スループットの算出を行う。これにより、送信量が小さいことによるスループット算出の誤差を排除することができ、より正確なスループットを算出できる。
また、抑制判定部102は、抑制送信の処理を行う対象を特定するために、図6に示すように、送信データの容量Wが、設定された閾値(容量用閾値)以上である送信データを、抑制送信の対象とする。これにより、伝送路に与える影響が大きいと考えられる容量の大きい送信データを抑制送信の対象とできる。逆に言うと、容量の小さいデータを抑制送信しても効果が低いため、制御処理の無駄なリソースの消費となることを抑制でき、効率的な抑制送信を行うことができる。なお、このとき、容量の大きい送信データが存在する箇所に応じて、抑制送信の対象(セッション、送信先、インターフェース装置、全システム)を特定する。
さらに、抑制判定部102は、図7及び図8に示すように、上述したように算出したスループットTPや、検出した伝送路上の遅延RTTを用いて、抑制送信する対象を判定する。ここでは、遅延RTTが閾値(遅延用閾値)より小さく、スループットTPが閾値(スループット用閾値)よりも大きい場合に、抑制送信の対象とする。このように、遅延RTTが小さく、スループットTPが大きい通信を対象とすることで、単純なネットワークの輻輳ではなく、混雑とは無関係に強制的にパケットロスが生じる通信を、抑制送信する対象として特定することができる。
そして、通信制御部103は、図7及び図8に示すように、システム全体、OTT(送信元)単位、要求元IP単位(送信先単位)、セッション単位のそれぞれにおいて、パケットの再送信量、再送率、再送検出継続時間、などを元に、抑制レベルを選出する。例えば、再送信量が大きい場合や、再送率が高い場合、再送検出継続時間が長い場合には、抑制レベルを高く設定して、優先的に送信制限を行ったり、目標送信スループットを低く設定するなどの抑制送信を行う。
特に、通信制御部103は、上述したように、一定容量以上の通信のみを抑制送信の対象とし、容量の小さいパケット等の帯域圧迫因子の低い通信は抑制対象としないことで、帯域占有率の低い通信を早々に送信しきることとなり、通信効率を上げることができる。また、通信制御部103は、通信状態が長いセッション(滞留セッション)から抑制送信の対象とし、滞留型の継続セッションは確立されたコネクションを使って複数のデータ送信が行われる可能性高いため、突発的なバースト状態や帯域占有率の増大を抑制することができる。
さらに、通信制御部103は、抑制送信を発動した後は、発動実績、例えば、要求元IP、送信元となる接続先ドメイン、IPと抑制レベル、を記録保持し、抑制発動状態が継続する期間は同様の接続に関しては抑制送信を予め設定した上で、通信のセッションを確立する。これにより、通信開始直後から送信制限付きで送受信されるため、TCPのslowstart現象の様な初期の急速な帯域拡張を抑制回避する事が可能となる。
以上のように、本発明では、契約制限などによる意図的なパケット破棄の通信経路において、適切に送信抑制を行うことができる。このため、QoEの低下を最小限に留めつつ、再送やパケット破棄の主たる要因である帯域占有率の高い通信のみを効果的に抑制することができる。また、送信抑制を全トラフィックを対象に行わないことで、装置のリソースや処理能力抑制効果を高め、投資額抑制や費用対効果の改善も可能である。
そして、上述した帯域制限装置は、以下のような装置として利用することが適している。例えば、MVNO事業者の通信最適化装置として、帯域制限装置とInternet側ゲートウェイ装置との間でInternet側からの配信を最適化し、帯域制限装置によるパケット破棄を抑制するデータ中継最適化送信装置として使用することができる。
また、国際EXや通信事業者間通信やデータセンタ間通信等に於いて、接続Interface向けデータ送受信の内、特に送信量を接続先契約帯域幅に合わせて流量制御する帯域制御装置として利用することもできる。
また、経路に存在する伝送装置で、バッファメモリ量に制限があり、経由するトラフィックがそのリソース上限を超えてしまった場合に破棄が発生する(それ以外の性能は特段劣化する前兆を示さない、例えば、遅延が破棄発生に向かって増大する事が無い)ような性能制限のある装置が存在する伝送路に対して、ロス発生頻度を契機として転送制御を発動する事で、バースト的な性能上限越えを緩和させ、継続する通信を平滑化流量制御する帯域制御装置として利用することができる。
さらに、山間部、離島、もしくは伝送経路が複数存在し、その経路毎で伝送効率に差がある、又は中継する装置の性能制限に差があるような最終区間よりも、間の中継伝送路上で性能/リソース起因で輻輳予兆無いまま、その中継装置の性能が越えた場合に突発的なロスが起きるような伝送路特性のある通信に対して、既存の輻輳制御では効率低下が大き過ぎてしまう事を回避し、効率低下を最小限に留めて通信を継続させる為の流速制御装置として利用することができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における情報処理装置、プログラム、情報処理方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出する検出手段と、
前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う通信制御手段と、
を備えた情報処理装置。
(付記2)
付記1に記載の情報処理装置であって、
前記判定手段は、滞留パケット量が所定基準値以上の前記通信経路におけるパケットロス率を除いた前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する、
情報処理装置。
(付記3)
付記1又は2に記載の情報処理装置であって、
前記判定手段は、パケットの送信先毎における前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する、
情報処理装置。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記判定手段は、前記通信経路の遅延が遅延用閾値よりも小さく、前記通信経路のスループットがスループット用閾値よりも大きい場合に、当該通信経路を通信制御の対象と判定する、
情報処理装置。
(付記5)
付記4に記載の情報処理装置であって、
前記判定手段は、送信量が所定値以下、又は、送信時間が所定値以下、である送信データを除いて前記スループットを算出する、
情報処理装置。
(付記6)
付記1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、容量用閾値以上である容量の送信データに対して、設定された送信制限を行う、
情報処理装置。
(付記7)
付記1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記制御手段は、通信時間用閾値以上である通信時間の通信セッションに対して、設定された送信制限を行う、
情報処理装置。
(付記8)
情報処理装置に、
インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出する検出手段と、
前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う通信制御手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記8.1)
付記8に記載のプログラムであって、
前記判定手段は、滞留パケット量が所定基準値以上の前記通信経路におけるパケットロス率を除いた前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する、
プログラム。
(付記8.2)
付記8又は8.1に記載のプログラムであって、
前記判定手段は、前記通信経路の遅延が遅延用閾値よりも小さく、前記通信経路のスループットがスループット用閾値よりも大きい場合に、当該通信経路を通信制御の対象と判定する、
プログラム。
(付記8.3)
付記8乃至8.2のいずれかに記載のプログラムであって、
前記制御手段は、容量用閾値以上である容量の送信データに対して、設定された送信制限を行う、
プログラム。
(付記8.4)
付記8乃至8.3のいずれかに記載のプログラムであって、
前記制御手段は、通信時間用閾値以上である通信時間の通信セッションに対して、設定された送信制限を行う、
プログラム。
(付記9)
インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出し、
前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定し、
前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う、
情報処理方法。
(付記10)
付記9に記載の情報処理方法であって、
滞留パケット量が所定基準値以上の前記通信経路におけるパケットロス率を除いた前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する、
情報処理方法。
(付記10.1)
付記9又は10に記載の情報処理方法であって、
前記通信経路の遅延が遅延用閾値よりも小さく、前記通信経路のスループットがスループット用閾値よりも大きい場合に、当該通信経路を通信制御の対象と判定する、
情報処理方法。
(付記10.2)
付記9乃至10.1のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記制御手段は、容量用閾値以上である容量の送信データに対して、設定された送信制限を行う、
情報処理方法。
(付記10.3)
付記9乃至10.2のいずれかに記載の情報処理方法であって、
前記制御手段は、通信時間用閾値以上である通信時間の通信セッションに対して、設定された送信制限を行う、
情報処理方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
100 OTT
101 パケットロス検出部
102 抑制判定部
103 通信制御部

Claims (10)

  1. インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出する検出手段と、
    前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
    前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う通信制御手段と、
    を備えた情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記判定手段は、滞留パケット量が所定基準値以上の前記通信経路におけるパケットロス率を除いた前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する、
    情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置であって、
    前記判定手段は、パケットの送信先毎における前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する、
    情報処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記判定手段は、前記通信経路の遅延が遅延用閾値よりも小さく、前記通信経路のスループットがスループット用閾値よりも大きい場合に、当該通信経路を通信制御の対象と判定する、
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記判定手段は、送信量が所定値以下、又は、送信時間が所定値以下、である送信データを除いて前記スループットを算出する、
    情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記制御手段は、容量用閾値以上である容量の送信データに対して、設定された送信制限を行う、
    情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記制御手段は、通信時間用閾値以上である通信時間の通信セッションに対して、設定された送信制限を行う、
    情報処理装置。
  8. 情報処理装置に、
    インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出する検出手段と、
    前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
    前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う通信制御手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  9. インターフェース装置がパケットの送信元となる全ての通信経路のパケットロス率を検出し、
    前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定し、
    前記パケットロス率が閾値以上である場合に、強制パケットロス用に設定された通信制御ルールを用いて前記インターフェース装置が送信元となる前記通信経路毎に通信制御を行う、
    情報処理方法。
  10. 請求項9に記載の情報処理方法であって、
    滞留パケット量が所定基準値以上の前記通信経路におけるパケットロス率を除いた前記インターフェース装置全体の前記パケットロス率が閾値を超えているか否かを判定する、
    情報処理方法。
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