JP2021060442A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サブフィールド駆動において、走査速度を高める。【解決手段】第1走査線および第2走査線を駆動する走査線駆動回路と、データ線を駆動するデータ線駆動回路と、第1走査線とデータ線との交差に対応して設けられる第1画素回路と、第2走査線と前記データ線との交差に対応して設けられる画素回路と、走査線駆動回路およびデータ線駆動回路を制御する走査制御回路と、を含み、走査制御回路は、データ線駆動回路に対し、フレーム期間が分割された第1単位期間および第2単位期間の各々において、第1画素回路に含まれる第1電気光学素子または第2画素回路に含まれる第2電気光学素子をオンまたはオフさせるコードに対応したデータ信号を出力させ、走査線駆動回路に対し、第1単位期間において、第1走査線および第2走査線を同時に選択させ、第2単位期間において、第1走査線または第2走査線の一方を選択させる。【選択図】図4

Description

本発明は、電気光学装置および電子機器に関する。
液晶素子や有機EL(Electro-Luminescence)素子などの電気光学素子によって画素を表現して画像を表示する電気光学装置では、フレーム期間を分割した複数のサブフィールド毎に、電気光学素子をオンまたはオフのいずれかに駆動する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。この技術において、中間階調は、各サブフィールドにおいて電気光学素子をオンまたはオフに駆動し、フレーム期間においてオンまたはオフで駆動する時間が占める割合を変化させることによって表現される。なお、フレーム期間とは、電気光学素子による1つの画素が上位装置からの映像データで指定される階調レベルを表現するのに要する期間をいう。
特開2001−337643号公報
表示可能な階調数を増加させるには、フレーム期間を分割したサブフィールド数を増やして、電気光学素子をオンまたはオフのいずれか一方で駆動する時間の割合を細かく制御すればよい。サブフィールド数を増やすには、単純には、サブフィールドの時間長を短くして、オンまたはオフ状態に駆動する走査速度を高めれば良い。
しかしながら、高精細化が要求される電気光学装置においては、走査速度を高めることができない、という問題がある。
上記課題の一つを解決するために、本開示の一態様に係る電気光学装置は、第1走査線および第2走査線を駆動する走査線駆動回路と、データ線を駆動するデータ線駆動回路と、前記第1走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた第1電気光学素子と、前記第2走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた第2電気光学素子と、前記走査線駆動回路および前記データ線駆動回路を制御する走査制御回路と、を含み、フレーム期間が第1単位期間および第2単位期間を含み、前記第1単位期間および前記第2単位期間のそれぞれにおいて、前記第1電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第1電気光学素子に割り当てられ、前記第2電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第2電気光学素子に割り当てられ、前記走査制御回路は、前記第1単位期間において、前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線および前記第2走査線を同時に選択させ、前記データ線駆動回路に対し、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の一方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させ、前記第2単位期間において、前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線または前記第2走査線のうち、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に対応する走査線を選択させ、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させる。
電気光学装置における液晶パネルの構成を示す図である。 液晶パネルを示す斜視図である。 液晶パネルの構造を示す断面図である。 電気光学装置の構成を示すブロック図である。 液晶パネルにおける画素回路の等価回路を示す図である。 第1実施形態に係る電気光学装置のサブフィールドを示す図である。 第1実施形態に係る電気光学装置の動作を説明するための図である。 第1実施形態に係る電気光学装置の書込内容を示す図である。 第2実施形態に係る電気光学装置の動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る電気光学装置の書込内容を示す図である。 第3実施形態に係る電気光学装置のサブフィールドを示す図である。 第3実施形態に係る電気光学装置の動作を説明するための図である。 電気光学装置を適用した液晶プロジェクターを示す図である。 比較例に係る電気光学装置の動作を説明するための図である。 別の比較例に係る電気光学装置の動作を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る電気光学装置の液晶パネル100の構成を示す図である。この液晶パネル100は、例えば液晶プロジェクターのライトバルブとして用いられる透過型である。液晶パネル100は、矩形状の表示領域で開口する枠状のケース72に収納される、液晶パネル100にはFPC基板74の一端が接続されている。なお、FPCとは、Flexible Printed Circuitsの略語である。FPC基板74の他端には、複数の端子76が設けられて、図1では省略された表示制御回路に接続される。FPC基板74には、当該表示制御回路から複数の端子76を介してデータ信号や制御信号が供給される。
図2は、液晶パネル100を示す斜視図であり、図3は、図2におけるH−h線で破断した断面図である。
これらの図に示されるように、液晶パネル100は、画素電極118が設けられた素子基板100aと、コモン電極108が設けられた対向基板100bとが、図示省略のスペーサーを含むシール材90によって一定の間隙を保ちつつ、互いに電極形成面が対向するように貼り合わせられ、この間隙に液晶105が封入された構造である。
素子基板100aおよび対向基板100bとしては、それぞれガラスや石英などの光透過性を有する基板が用いられる。図2に示されるように、素子基板100aにおける一辺は、対向基板100bから張り出している。この張り出した領域に、上記一辺に沿って複数の端子106が設けられている。複数の端子106には、FPC基板74の一端が接続される。FPC基板74の他端は、表示制御回路に接続されて、上述した各種の信号が供給される。
素子基板100aにおいて対向基板100bに向かう面には、画素電極118が、例えばITOなどの透明性を有する導電層のパターニングによって形成される。なお、ITOは、Indium Tin Oxideの略語である。
なお、対向基板100bに設けられるコモン電極108は、銀ペースト等などの導通材(図示省略)によって、素子基板100aに形成された複数の端子106のいずれかに電気的に接続されて、時間的にほぼ一定の電圧Vcomが印加される。
また、素子基板100aの対向面および対向基板100bの対向面には、電極以外にも様々な要素が設けられるが、図では省略されている。
図4は、電気光学装置1の電気的な構成を示すブロック図であり、図5は、液晶パネル100における画素回路Pの等価回路を示す図である。図4に示されるように、電気光学装置1は、表示制御回路3と液晶パネル100とを含む。このうち、表示制御回路3は、処理回路30と走査制御回路35とを含む。また、液晶パネル100は、X方向に延在して形成されたm行の走査線112と、Y方向に延在して形成されたn列のデータ線114と、m行の走査線112およびn列のデータ線114との各交差に対応して形成された画素回路Pと、走査線駆動回路130と、データ線駆動回路140と、を含む。なお、m、nはいずれも2以上の整数である。
表示制御回路3には、上位装置から映像データVid-inおよび同期信号Syncが供給される。映像データVid-inは、液晶パネル100で表示させる画像の階調レベルを画素毎にデジタルで指定する。また、同期信号Syncには、画素の配列領域における走査開始を指示する垂直同期信号や、上記配列領域の水平走査の開始を指示する水平同期信号、および、映像データVid-inの1画素分のタイミングを示すドットクロック信号が含まれる。
表示制御回路3において、走査制御回路35は、同期信号Syncに基づいて、走査線駆動回路130、データ線駆動回路140および処理回路30を制御する。具体的には、走査制御回路35は、同期信号Syncに基づいて制御信号Xctr、Yctr、情報SfnよびSlnを生成し、このうち、情報SfnおよびSlnを処理回路30に供給して、当該処理回路30を制御する。また、走査制御回路35は、制御信号Yctrおよび情報Slnによって走査線駆動回路130を制御し、制御信号Xctrによってデータ線駆動回路140を制御する。
なお、情報SfnよびSlnについては詳述するが、情報Slnは、走査線駆動回路130に選択させる走査線112を示す情報である。情報Sfnは、情報Slnにしたがって走査線112が選択される場合に、どのサブフィールドに対応するコードを読み出すべきを示す情報である。ここで、サブフィールドに対応するコードとは、サブフィールド毎に、画素回路Pに含まれる液晶素子をオンまたはオフのいずれかで駆動すべきことを示す“1”または“0”の2値的な情報である。
処理回路30は、映像データVid-inで指定される階調レベルを、サブフィールドのコードに変換して、一旦記憶し、情報SfnよびSlnに基づいてコードを読み出し、当該コードをデータ信号Vsfに変換して、データ線駆動回路140に供給する。
走査線駆動回路130は、走査制御回路35から供給される制御信号Yctrおよび情報Slnにしたがって走査線112を1行または2行選択して、選択した走査線112にHレベルの走査信号を供給し、選択していない走査線112にLレベルの走査信号を供給する。なお、図4では、上から順に1行目、2行目、3行目、…、m行目の走査線112に供給される走査信号をY1、Y2、Y3、…、Ymと表記している。
データ線駆動回路140は、処理回路30から出力されたデータ信号Vsfを、走査制御回路35から供給される制御信号Xctrにしたがって1行分ラッチし、走査線駆動回路130による1行または2行の走査線112の選択に合わせてデータ線114に出力する。なお、図4では、左から順に1列目、2列目、3列目、…、n列目のデータ線114に供給されるデータ信号をX1、X2、X3、…、Xnと表記している。
画素回路Pは、走査線112とデータ線114との交差に対応して設けられ、トランジスター116と液晶素子5とを含む。トランジスター116は、例えばNチャネル型の薄膜トランジスターであり、ゲート電極が走査線112に接続され、ソース電極がデータ線114に接続され、ドレイン電極が画素電極118に接続される。
上述したように画素電極118は、電圧Vcomが印加されたコモン電極108と対向し、さらに、両電極間に液晶105が封入されるので、液晶素子5は、一端を画素電極118とし、他端をコモン電極108として液晶105を挟持した容量となる。
このような構成において、ある1行の走査線112と、ある1列のデータ線114との交差に対応する画素回路Pにおいて、当該走査線112に供給される走査信号がHレベルになると、当該画素回路Pでは、トランジスター116がオンする。このため、当該画素回路Pにおいて液晶素子5の画素電極118には、当該データ線114に供給されたデータ信号の電圧が印加される。
当該走査線112に供給される走査信号がLレベルになると、トランジスター116がオフするが、液晶素子5は、トランジスター116がオンのときに画素電極118に印加された電圧とコモン電極108に印加された電圧Vcomとの差電圧が、その容量性により保持される。
さて、素子基板100aおよび対向基板100bの各対向面には、それぞれ液晶105における分子方向が所定方向に配向させる配向膜が設けられる一方、その各背面側には、吸収軸が配向方向に応じた方向になるように、偏光子がそれぞれ設けられている。
このため、画素回路Pでは、液晶素子5の保持電圧がゼロであれば、透過率が最小となる一方、保持電圧が高くなるにつれて、透過率が徐々に増加し、ついには透過率が最大となるノーマリーブラックモードとなっている。配向膜や偏光子などについては、本件とは直接関係しないので、その図示について省略されている。
なお、ここでは液晶パネルを透過型としているので、透過率としているが、反射型であれば、透過率を反射率として読み替えればよい。また、電気光学素子としてOLEDのような自発光型を用いるのであれば、明るさを示す比率に読み替えればよい。
ノーマリーブラックモードにおいて、最も暗い状態の透過率を0%とし、最も明るい状態の透過率を100%として正規化したとき、液晶素子への印加電圧のうち、相対透過率が10%となる電圧を光学的しきい値電圧といい、相対透過率が90%となる電圧を光学的飽和電圧という。
電圧変調方式において、画素回路Pを中間階調とさせる場合であれば、液晶素子5には、光学的しきい値以上であって光学的飽和電圧以下の電圧が印加されるように設計される。このように設計されると、画素回路Pの透過率は、液晶素子への印加電圧に反映した値となる。
電圧変調方式に対して、本実施形態では、サブフィールド駆動方式であるから、液晶素子5への印加電圧を飽和電圧以上とするオン、または、しきい値電圧以下のオフのいずれか一方で駆動する構成となっている。この構成において、画素回路Pにおいて中間階調を表現するために、フレーム期間を複数に分割したサブフィールドを単位として液晶素子5をオンまたはオフで駆動して、フレーム期間にわたったオンまたはオフで駆動する期間の配分を制御する構成となっている。
図6は、第1実施形態におけるサブフィールドを示す図である。この図に示されるように、フレーム期間1Fは、時間的な順序でみて、サブフィールドSf1〜Sf4に分割される。第1実施形態においてサブフィールドSf1〜Sf4の期間長は、互いにほぼ同じである。
なお、処理回路30は、例えば映像データVid-inで指定される画素の階調レベル毎に、サブフィールドSf1〜Sf4のコードが予め対応付けられたテーブルを有する。このテーブルを参照して、処理回路30は、画素の階調レベルを、サブフィールドのコードに変換する。
ここで、フレーム期間1Fが等期間長のサブフィールドSf1〜Sf4に分割される場合、1フレーム期間にわたってオンとなる期間の比率としては、単純には、0回オンの「0」から、1回オンの「0.25」、2回オンの「0.50」、3回オンの「0.75」、4回オンの「1.0」までの5段階である。ただし、液晶素子5の透過率は積分応答性を有するので、例えば、2回オンする場合であっても、連続的にオンするときの透過率と、離散的にオンするときの透過率とは異なる。具体的には、例えばサブフィールドSf1およびSf2で連続してオンとする場合の透過率は、例えばサブフィールドSf1およびSf3で離散的にオンする場合の透過率よりも高くなる(明るくなる)。
本実施形態の特徴部分ではないが、液晶素子5における透過率の積分応答性を利用して、実際には5以上の階調表現が可能となっている。
ある画素回路Pについて、あるサブフィールドの期間長は、実質的には、当該画素回路Pに対応する走査信号がHレベルとなって、当該サブフィールドにおいてオンまたはオフさせるデータ信号が画素電極118に印加されてから、再び当該画素回路Pに対応する走査信号がHレベルとなって、次のサブフィールドにおいてオンまたはオフさせる信号が画素電極118に印加されるまでの期間長、すなわち保持期間の長さで決まる。
本実施形態において、走査線112は1行単独で、または、2行同時に選択される。選択の順序は、後述するように定まっている。走査線112が1行単独で選択される場合、当該走査線112に対応する画素回路Pに、データ線114を介して当該画素回路Pに対応するデータ信号が書き込まれる。一方、走査線112が2行同時に選択される場合、当該2行において列を同じくする2つ画素回路Pには、同じデータ信号が書き込まれるが、このときのデータ信号を、2つの画素回路Pのうち、どちらの画素に対応させるのかについても、後述するように定まっている。
走査制御回路35は、選択する1行または2行の走査線112を示す情報Slnを、処理回路30および走査線駆動回路130に供給する。走査線駆動回路130は、情報Slnで示される1行または2行の走査線112への走査信号をHレベルにすることよって、当該1行または2行の走査線112を選択する。なお、走査制御回路35は、2行の走査線112を選択する場合、当該2行のうち、どちらの行のコードに対応したデータ信号を出力すべきかを示す情報についても情報Slnに含ませて、処理回路30に供給する。
また、走査制御回路35は、1行または2行の走査線112を選択する場合、どのサブフィールドに対応するコードを、データ信号Vsfとして出力すべきかを示す情報Sfnを、処理回路30に出力する。
処理回路30は、情報Slnで示される走査線112が1行である場合、当該走査線112に対応する1行分の画素のコードであって、情報Sfnで示されるサブフィールドのコードを読み出し、当該コードをデータ信号Vsfに変換して、データ線駆動回路140に出力する。
また、処理回路30は、情報Slnで示される走査線112が2行である場合、当該2行のうち、当該情報Slnで指定された行の画素のコードであって、情報Sfnで示されるサブフィールドのコードを読み出し、当該コードをデータ信号Vsfに変換して、データ線駆動回路140に出力する。
次に、本実施形態の具体的な動作について説明する。なお、以下においては簡略化のために、走査線112の行数mを「18」として説明する。
図7は、第1実施形態に係る電気光学装置1の動作を説明するための図である。詳細には、1行目から18行目までの走査線112において、どの順番で選択されて、どのサブフィールドに対応してオンまたはオフさせる信号が書き込まれるかを、時間経過とともに示す図である。
なお、図7において、1行目から18行目までの走査線112のうち、横方向の太線区間が対応する走査線が選択される期間を示し、当該太線の右に示される符号は、オンまたはオフさせるデータ信号が書き込まれるサブフィールドを示す。
図7に示されるように、本実施形態では、隣り合う奇数行の走査線112と偶数行の走査線112とがペアとなって駆動される場合がある。
図8は、電気光学装置1の書込内容を示す図であり、サブフィールドSf1〜Sf4のコードが、どのような走査方式で書き込まれるのかを示す。
なお、図8において走査方式の「Mo」は、走査線112が2行ずつ同時に選択され、当該2行において列を同じくする2つの画素のうち、奇数行の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf1のコードに対応したデータ信号が、2つの画素回路Pに書き込まれることを意味する。
また、走査方式の「Te」は、偶数行の走査線112のみが1行ずつ選択され、当該偶数行の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf2のコードが、偶数行の画素回路Pに書き込まれることを意味する。
走査方式の「Me」は、走査線112が2行ずつ同時に選択され、当該2行において列を同じくする2つの画素のうち、偶数行の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf3のコードに対応したデータ信号が、2つの画素回路Pに書き込まれることを意味する。
走査方式の「To」は、奇数行の走査線112のみが1行ずつ選択され、当該奇数行の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf4のコードが、偶数行の画素回路Pに書き込まれることを意味する。
なお、偶数行の走査線112のみの選択は、奇数行の走査線112が選択されないことから、また、奇数行の走査線112のみの選択は、偶数行の走査線112が選択されないことから、飛び越し選択または飛び越し走査と呼ばれる。
この書込内容にしたがった具体的な走査は、図7において太線区間で示される通りである。すなわち、1・2行目、3・4行目、5・6行目、…、17・18行目の走査線112が順に2行ずつ同時に選択されて、サブフィールドSf1のコードに対応したデータ信号が順に書き込まれる。
ここで、奇数のk行目の走査線112と、k行目と隣り合う偶数の(k+1)行目の走査線112との2行が選択される場合、j列目のデータ線114に供給されるデータ信号Xjは、奇数のk行j列の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf1のコードに対応した信号である。このデータ信号Xjが、k行目の走査線112と(k+1)行目の走査線112とが選択される場合に、k行j列の画素回路Pと(k+1)行j列の画素回路Pとに書き込まれる。
逆にいえば、偶数の(k+1)行の画素回路Pには、自身の画素回路Pに対応したデータ信号ではなく、奇数のk行の画素回路Pに対応したデータ信号が書き込まれる。
なお、kは、1から18までの整数のうち、任意の奇数である。またここでは、j列について説明しているが、j列以外でも同様な書き込みが実行される。
17・18行目の走査線112の選択後において、サブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号が、2行目、4行目、6行目、…、18行目の走査線112の飛び越し選択によって順に書き込まれる。なお、偶数の(k+1)行目の走査線112が選択される場合、データ信号Xjは、(k+1)行j列の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf2のコードに対応した信号である。このデータ信号Xjが、(k+1)行目の走査線112が選択される場合に、(k+1)行j列の画素回路Pに書き込まれる。
また、奇数行の走査線112が選択されないので、奇数行に対応する画素回路Pには、サブフィールドSf2に対応した信号が書き込まれない。このため、奇数行に対応する画素回路Pは、サブフィールドSf1に対応したデータ信号を保持することになる。
18行目の走査線112の選択後において、1・2行目、3・4行目、5・6行目、…、17・18行目の走査線112が順に2行ずつ同時に選択されて、サブフィールドSf3のコードに対応したデータ信号が順に書き込まれる。
ここで、k行目の走査線112と偶数の(k+1)行目の走査線112との2行が選択される場合、j列目のデータ線114に供給されるデータ信号Xjは、偶数の(k+1)行j列の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf3のコードに対応した信号である。このデータ信号Xjが、k行目の走査線112と(k+1)行目の走査線112とが選択される場合に、k行j列の画素回路Pと(k+1)行j列の画素回路Pと書き込まれる。
逆にいえば、奇数のk行の画素回路Pには、自身の画素回路Pに対応したデータ信号ではなく、偶数の(k+1)行の画素回路Pに対応したデータ信号が書き込まれる。
17・18行目の走査線112の選択後において、サブフィールドSf4のコードに対応したデータ信号が、1行目、3行目、5行目、…、17行目の走査線112の飛び越し選択によって順に書き込まれる。なお、奇数のk行目の走査線112が選択される場合、データ信号Xjは、k行j列の画素に対応したコードであって、サブフィールドSf4のコードに対応した信号である。このデータ信号Xjが、k行目の走査線112が選択される場合に、k行j列の画素回路Pに書き込まれる。
また、偶数行の走査線112が選択されないので、偶数行に対応する画素回路Pには、サブフィールドSf4に対応した信号が書き込まれない。このため、偶数行に対応する画素回路Pは、サブフィールドSf3に対応したデータ信号を保持することになる。
第1実施形態において、走査線112の2行同時選択と、飛び越し選択とは、走査線112を1行ずつ選択する場合と比較して、走査速度が2倍となる。ここで、1行ずつ走査線112を選択する構成である場合、1行の走査線112を選択する期間を第1実施形態と同じとするのであれば、図14に示されるように、サブフィールドSf1およびSf2に対応するデータ信号のみの書き込みしかできない。これに対して第1実施形態では、サブフィールドSf1、Sf2、Sf3およびSf4に対応する信号の書き込みが可能となる。
また、単純に走査線112の2行同時選択と、走査線112を1行ずつ選択とを組み合わせた構成、具体的には図15に示されるような比較例では、選択後におけるデータ信号の保持期間が1行目と最終の18行目とで大きく異なってしまう。このため、比較例では、画素回路Pの配列領域において上端と下端とで、明るさが異なってしまう。
これに対して第1実施形態では、走査線112の2行同時選択と飛び越し選択とが組み合わされているので、保持期間がほぼ揃う。このため、画素回路Pの配列領域において上端と下端とで明るさが異なってしまうことを抑えることができる。
第1実施形態において、サブフィールドSf1のコードに対応して、偶数行の画素回路Pに書き込まれるデータ信号は、自身の画素回路Pに対応したデータ信号ではなく、奇数行の画素回路Pに対応したデータ信号である。同様に、サブフィールドSf3のコードに対応して、奇数行の画素回路Pに書き込まれるデータ信号は、自身の画素回路Pに対応したデータ信号ではなく、偶数行の画素回路Pに対応したデータ信号である。
このように、第1実施形態では、サブフィールドのコードに対応した信号が、画素回路Pに書き込まれない状態が発生するが、映像データVid-inによって指定される画像が、次のような画像である場合には問題になりにくい。
詳細には、映像データVid-inによって指定される画像が、例えば単一の階調レベルを背景として線図や文字、記号等を表示する場合、当該背景では、奇数行の画素と偶数行の画素とに対しては同じ階調レベルが指定される。階調レベルが同じであれば、サブフィールドSf1〜Sf4のコードも同じである。
第1実施形態では、偶数行の画素回路Pに、サブフィールドSf1のコードに対応して書き込まれるデータ信号は、列を同じくする奇数行の画素に指定されるコードのデータ信号であるが、このような背景画像を表示する場合には、結果的に自身の画素に指定されるコードと同じデータ信号になるためである。
同様に、奇数行の画素回路Pに、サブフィールドSf3のコードに対応して書き込まれるデータ信号は、列を同じくする偶数行の画素に指定されるコードのデータ信号であるが、上記のような背景画像を表示する場合には、結果的に自身の画素に指定されるコードと同じデータ信号になる。
第1実施形態では、奇数行の画素回路PにはサブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号が書き込まれず、当該奇数行の画素回路Pは、サブフィールドSf1のコードに対応したデータ信号を保持する。このため、奇数行の画素回路Pでは、サブフィールドSf1に対応して保持したデータ信号が、自身の画素に指定される階調レベルを変換したコードのうち、サブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号と異なってしまう場合がある。同様に、偶数行の画素回路Pでは、サブフィールドSf3に対応して保持したデータ信号が、自身の画素に指定される階調レベルを変換したコードのうち、サブフィールドSf4のコードに対応したデータ信号と異なってしまう場合がある。
例えば、上記のように背景に含まれる奇数行の画素と偶数行の画素とにおいて、ある階調レベルに対応したサブフィールドSf1〜Sf4のコードが順に“1100”である場合、画素回路Pに書き込まれる、または、保持されるデータ信号は、奇数行および偶数においていずれも順に“1100”に対応するので、正しく書き込まれる。しかしながら、別の階調レベルに対応したサブフィールドSf1〜Sf4のコードが順に“1010”である場合、画素回路Pに書き込まれるデータ信号、または、保持される信号は、奇数行では順に“1110”に対応し、偶数行では順に“1011”に対応してしまう。 そこで、この点を改善した第2実施形態について説明する。
図9は、第2実施形態に係る電気光学装置1の動作を説明するための図であり、図10は、当該電気光学装置1における書込内容を説明するための図である。図9に示されるように、第2実施形態における走査線112の選択順序は、図7に示される第1実施形態の選択順序と比較して複雑であるが、おおよそ期間Aと期間Bとに分類することができる。
図10において走査方式の「M」は、走査線112が2行ずつ同時に選択され、当該2行において列を同じくする2つの画素のうち、奇数行の画素に対応したコードに対応したデータ信号が、2つの画素回路Pに書き込まれることを意味する。
また、走査方式の「D」は、走査線112が1行ずつ選択され、当該行の画素に対応したコードが、当該行の画素回路Pに書き込まれることを意味する。
走査方式の「Z」は、走査線112が2行ずつ同時に選択され、当該2行において列を同じくする2つの画素のうち、偶数行の画素に対応したコードに対応したデータ信号が、2つの画素回路Pに書き込まれることを意味する。
まず、期間Aでは、順序(1)に示されるように、15・16行目の走査線112が同時に選択されることによって、当該2行のうち、奇数の15行目の画素に対応するコードであって、サブフィールドSf1のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。
次に、順序(2)に示されるように、11行目の走査線112が選択されることによって、当該11行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。この後、順序(3)に示されるように、12行目の走査線112が選択されることによって、当該12行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。
続いて、順序(4)に示されるように、7・8行目の走査線112が同時に選択されることによって、当該2行のうち、偶数の8行目の画素に対応するコードであって、サブフィールドSf3のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。
順序(5)に示されるように、3行目の走査線112が選択されることによって、当該3行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf4のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。この後、順序(6)に示されるように、4行目の走査線112が選択されることによって、当該4行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf4のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。
期間Bの順序(7)から順序(12)までは、期間Aの順序(1)から順序(6)までの動作が走査線112を2行分下方向にシフトして実行される。
詳細には、期間Bでは、順序(7)に示されるように、17・18行目の走査線112が同時に選択されることによって、当該2行のうち、奇数の17行目の画素に対応するコードであって、サブフィールドSf1のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。次に、順序(8)に示されるように、13行目の走査線112が選択されることによって、当該13行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。この後、順序(9)に示されるように、14行目の走査線112が選択されることによって、当該14行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。
続いて、順序(10)に示されるように、9・10行目の走査線112が同時に選択されることによって、当該2行のうち、偶数の10行目の画素に対応するコードであって、サブフィールドSf3のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。
順序(11)に示されるように、5行目の走査線112が選択されることによって、当該5行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf4のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。この後、順序(12)に示されるように、6行目の走査線112が選択されることによって、当該6行目の画素に対応するコードのうち、サブフィールドSf4のコードに対応したデータ信号が書き込まれる。
以降においては、期間Aおよび期間Bの動作が、走査線112を2行分下方向にシフトして実行される。
第2実施形態では、第1実施形態と比較して、走査速度が高く得られず、1/3ほど低下するが、第1実施形態のように、ある画素回路Pに、あるサブフィールドのコードに対応したデータ信号が書き込まれず、かつ、別のサブフィールドのコードに対応したデータ信号を保持する、という状況が発生しない。このため、第2実施形態では、単一の階調レベルを背景として線図や文字、記号等を表示する場合に、当該背景に含まれる奇数行の画素回路Pと偶数行の画素回路Pとでは、あるサブフィールドにおいて異なるコードに対応するデータ信号が書き込まれることがない。
例えば、第1実施形態で述べたように、ある階調レベルに対応したサブフィールドSf1〜Sf4のコードが順に“1010”である場合、画素回路Pに書き込まれるデータ信号、または、保持される信号は、奇数行では順に“1010”に対応し、偶数行でも順に“1010”に対応する。
第1実施形態および第2実施形態では、サブフィールドSf1〜Sf4をほぼ等期間としたが、サブフィールドSf1〜Sf4の期間は異なってもよい。サブフィールドの期間が異なる場合、期間が短いサブフィールドは、期間が長いサブフィールドと比較して重みが小さい。換言すれば、重みの小さいサブフィールドにおいて、異なるコードに対応したデータ信号が画素回路Pに書き込まれても、影響が小さいことになる。
一方、第1実施形態および第2実施形態では、奇数行の走査線112と偶数行の走査線112とが2行同時に選択することによって走査速度が改善されるが、奇数行または偶数行のうちの一方の行の画素回路Pには、他方の行の画素回路Pへのデータ信号が書き込まれる、という不都合がある。
そこで、走査線112を2行同時選択する場合に、期間長が短いサブフィールドのコードに対応したデータ信号を画素回路Pに書き込む構成として、異なるコードに対応したデータ信号が書き込まれても、影響を小さく抑えた第3実施形態について説明する。
図11は、第3実施形態におけるサブフィールドを示す図である。この図に示されるように、フレーム期間1Fは、時間的な順序でみて、サブフィールドSf1〜Sf4に分割される点は図6と共通であるが、サブフィールドSf1およびSf3の期間長がサブフィールドSf2およびSf4の期間長よりも短くなっている点において、第1実施形態と異なる。
図12は、第3実施形態に係る電気光学装置1の動作を説明するための図である。
この図に示されるように、1・2行目、3・4行目、5・6行目、…、17・18行目の走査線112が順に2行ずつ同時に選択されることによって、サブフィールドSf1のコードに対応したデータ信号が順に書き込まれる。なお、走査線112が2行同時に選択される期間は連続しておらず、間隔が置かれている。この間隔に1、2、3、4、…、17、18行目の走査線112が1行ずつ選択されることによって、サブフィールドSf2のコードに対応したデータ信号が順に書き込まれる。
17・18行目の走査線112の同時選択後、1・2行目、3・4行目、5・6行目、…、17・18行目の走査線112が順に2行ずつ同時に、間隔を置いて選択されることによって、サブフィールドSf3のコードに対応したデータ信号が順に書き込まれる。また、当該間隔に、1、2、3、4、…、17、18行目の走査線112が1行ずつ選択されることによって、サブフィールドSf4のコードに対応したデータ信号が順に書き込まれる。
第3実施形態では、期間長が短いサブフィールドSf1およびSf3のコードに対応したデータ信号が画素回路Pに書き込まれる場合、走査線112の2行が同時に選択される。このため、異なるコードに対応したデータ信号が書き込まれても、影響が小さく抑えられる。
一方、第3実施形態では、期間が長いサブフィールドSf2およびSf4のコードに対応したデータ信号が画素回路Pに書き込まれる場合、走査線112の1行ずつ選択される。このため、異なるコードに対応したデータ信号が書き込まれることはない。
このように第3実施形態によれば、異なるコードに対応したデータ信号が書き込まれることによる表示品位の低下を抑えることができる。
上述した第1、第2および第3実施形態において、k行目の走査線112が第1走査線の一例であり、(k+1)行目の走査線112が第2走査線の一例である。また、k行j列の画素回路Pにおける液晶素子5が第1電気光学素子の一例であり、(k+1)行j列の画素回路Pにおける液晶素子が第2電気光学素子の一例である。
サブフィールドSf1は第1単位期間の一例であり、サブフィールドSf2は第2単位期間の一例であり、サブフィールドSf3は第3単位期間の一例であり、サブフィールドSf4は第4単位期間の一例である。なお、サブフィールドSf3を第1単位期間の一例とし、サブフィールドSf2を第2単位期間の一例とし、サブフィールドSf1を第3単位期間の一例とし、サブフィールドSf2を第4単位期間の一例として考えてもよい。
実施形態では、フレーム期間をサブフィールドSf1からSf4までに4つに分割したが、2以上であればよい。
また、実施形態では、走査線112を同時に選択する行数を「2」としたが、「3」以上としてもよい。走査線112を同時に選択する行数が多いほど、走査速度を高めることができるが、反面、異なるコードに対応したデータ信号が書き込まれる可能性は高くなる。
実施形態では、電気光学素子として液晶素子を一例として説明したが、保持期間において明るさが維持される素子、いわゆるホールド型素子であれば適用可能である。このようなホールド型素子の一例としては、液晶素子のほかに、アクティブマトリクス型で駆動される有機EL素子が挙げられる。
次に、実施形態等に係る電気光学装置1を適用した電子機器について説明する。
図13は、上述した電気光学装置1の液晶パネル100をライトバルブとして用いた3板式の液晶プロジェクターの構成を示す図である。図13に示されるように、液晶プロジェクター2100は、液晶パネル100R、100Gおよび100Bを備える。液晶パネル100R、100Gおよび100Bは、実施形態等における液晶パネル100と同様であり、上位装置(図示省略)から供給されるR、G、Bの各色に対応する映像データに基づいた透過像をそれぞれ生成する。
液晶プロジェクター2100の内部には、ハロゲンランプ等の白色光源からなるランプユニット2102が設けられている。このランプユニット2102から射出された投射光は、内部に配置された3枚のミラー2106および2枚のダイクロイックミラー2108によって、赤、緑および青の3原色に分離される。このうち、赤の光は液晶パネル100Rに、緑の光は液晶パネル100Gに、青の光は液晶パネル100Bに、それぞれ入射する。
なお、青の光路は、他の赤や緑と比較して長い。このため、青の光は、光路での損失を防ぐために、入射レンズ2122、リレーレンズ2123および出射レンズ2124からなるリレーレンズ系2121を介して液晶パネル100Bに導かれる。
液晶パネル100Rでは、赤色成分のデータ信号が、走査線駆動回路130およびデータ線駆動回路140によって画素回路P毎に書き込まれる。液晶パネル100Rにおいて、画素回路Pにデータ信号が書き込まれると、当該データ信号に応じた透過率となる。このため、液晶パネル100Rでは、入射した赤の光の透過率が画素毎に制御されるので、表示すべき画像のうち、赤の成分の透過像が生成されることになる。
同様に、液晶パネル100Gおよび100Bでは、緑色成分のデータ信号および青色成分のデータ信号が、駆動回路によって画素毎に書き込まれて、それぞれ表示すべき画像のうち、緑および青の成分の透過像が生成される。
液晶パネル100R、100Gおよび100Bによってそれぞれ生成された各色の透過像は、ダイクロイックプリズム2112に3方向から入射する。そして、このダイクロイックプリズム2112において、RおよびBの光は90度に屈折する一方、Gの光は直進する。したがって、各色の画像が合成された後、スクリーン2120には、投射レンズ2114によってカラー画像が投射される。
なお、液晶パネル100R、100Bによる各透過像は、ダイクロイックプリズム2112により反射した後に投射されるのに対し、液晶パネル100Gの透過像は直進して投射される。このため、液晶パネル100R、100Bによる各透過像は、液晶パネル100Gの透過像に対して左右反転した関係となっている。
1…電気光学装置、3…表示制御回路、5…液晶、30…処理回路、35…走査制御回路、100…液晶パネル、100a…素子基板、100b…対向基板、108…コモン電極、118…画素電極、130…走査線駆動回路、140…データ線駆動回路。

Claims (5)

  1. 第1走査線および第2走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    データ線を駆動するデータ線駆動回路と、
    前記第1走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた第1電気光学素子と、
    前記第2走査線と前記データ線との交差に対応して設けられた第2電気光学素子と、
    前記走査線駆動回路および前記データ線駆動回路を制御する走査制御回路と、
    を含み、
    フレーム期間が第1単位期間および第2単位期間を含み、前記第1単位期間および前記第2単位期間のそれぞれにおいて、前記第1電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第1電気光学素子に割り当てられ、前記第2電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第2電気光学素子に割り当てられ、
    前記走査制御回路は、
    前記第1単位期間において、
    前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線および前記第2走査線を同時に選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の一方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させ、
    前記第2単位期間において、
    前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線または前記第2走査線のうち、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に対応する走査線を選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させる
    電気光学装置。
  2. 前記フレーム期間は、さらに第3単位期間および第4単位期間を含み、
    前記第3単位期間および前記第4単位期間のそれぞれにおいて、前記第1電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第1電気光学素子に割り当てられ、前記第2電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第2電気光学素子に割り当てられ、
    前記走査制御回路は、
    前記第3単位期間において、
    前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線および前記第2走査線を同時に選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させ、
    前記第4単位期間において、
    前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線または前記第2走査線のうち、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の一方に対応する走査線を選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の一方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させる
    請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記フレーム期間は、さらに第3単位期間および第4単位期間を含み、
    前記第3単位期間および前記第4単位期間のそれぞれにおいて、前記第1電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第1電気光学素子に割り当てられ、前記第2電気光学素子をオンまたはオフさせるコードが当該第2電気光学素子に割り当てられ、
    前記走査制御回路は、
    前記第2単位期間において、
    前記走査線駆動回路に対し、
    前記第1走査線または前記第2走査線の一方を選択させた後に、前記第1走査線または前記第2走査線の他方を選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、
    前記第1走査線または前記第2走査線の他方が選択されたときに、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させ、
    前記第3単位期間において、
    前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線および前記第2走査線を同時に選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させ、
    前記第4単位期間において、
    前記走査線駆動回路に対し、前記第1走査線または前記第2走査線のうち、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の一方に対応する走査線を選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の一方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させ、
    前記走査線駆動回路に対し、
    前記第1走査線または前記第2走査線の一方を選択させた後に、前記第1走査線または前記第2走査線の他方を選択させ、
    前記データ線駆動回路に対し、
    前記第1走査線または前記第2走査線の他方が選択されたときに、前記第1電気光学素子または前記第2電気光学素子の他方に割り当てられたコードに対応したデータ信号を出力させる、
    請求項1に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1単位期間の長さは、前記第2単位期間の長さよりも短い
    請求項1乃至3のいずれかに記載の電気光学装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の電気光学装置を有する電子機器。
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