JP2021058839A - 膜濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】気体ラインに設けたバルブの異常を検知することができる膜濾過装置を提供する。【解決手段】容器1と、該容器1内に設置された中空糸膜2と、容器1内に圧気源からの空気を供給するための配管L2,L8,L9と、各配管に設けられたバルブV2,V8,V9とを有する膜濾過装置において、該配管の該バルブよりも前記圧気源側に圧力センサ23又は流量センサ24を設け、該バルブを開又は閉としたときの該圧力センサ23又は流量センサ24の検出値の経時変化パターンに基づいて該バルブの異常を判定装置30で判定する。【選択図】図1
Description
本発明は膜濾過装置に関し、特に、空気ラインに設けたバルブの異常を検知する機構を備えた膜濾過装置に関する。
膜モジュールは、濁質成分や有機物を除去する手段として、純水製造や排水回収分野などで広く用いられている。中空糸膜モジュールの膜には、精密濾過膜(MF膜)や限外濾過膜(UF膜)などが分離対象に応じて使い分けられており、前者は0.1μm前後、後者は0.005〜0.05μmの細孔が一般的である。
膜モジュールに供給する懸濁水中に濁質や有機物が大量に含まれている場合、膜の目詰まりが発生する。膜の汚染を低減するために、膜をバブリングしたり、空気逆洗することがあり、そのために、膜モジュールに空気ラインが接続されている。
本発明は、空気等の気体ラインに設けたバルブの異常を検知することができる膜濾過装置を提供することを目的とする。
本発明の膜濾過装置は、容器と、該容器内に設置された分離膜と、該容器に被処理水を通水する被処理水通水手段と、該容器内に圧気源からの気体を供給するための気体供給用配管と、該配管に設けられたバルブとを有する膜濾過装置において、該配管の該バルブよりも前記圧気源側に設けられた圧力センサ及び流量センサの少なくとも一方よりなるセンサと、該バルブを開又は閉としたときの該センサの検出値の経時変化パターンに基づいて該バルブの異常を判定する判定装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の一態様では、前記判定装置は、バルブ正常作動時の前記検出値の経時変化パターンの記憶部と、前記センサの前記検出値の経時変化パターンと該記憶部から読み出した正常時の経時変化パターンとを対比して異常判定を行う判定部とを有する。
本発明の一態様では、前記分離膜として中空糸膜が設置されており、該中空糸膜の外側に前記被処理水が供給される。
本発明の一態様では、前記気体供給用配管として、該中空糸膜の内部に気体を供給する第1気体供給用配管が設置されている。
本発明の一態様では、前記気体供給用配管として、前記中空糸膜の外側に気体を供給する第2気体供給用配管が設置されている。
本発明の一態様では、前記分離膜を水逆洗するための逆洗水通水手段を有する。
本発明の膜濾過装置では、気体供給配管に設けたバルブを開又は閉としたときのバルブの一次側(気体供給側)の圧力又は流量の変化パターンに基づいて、バルブの異常を迅速かつ的確に検知することができる。
以下、図1〜図4を参照して実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る中空糸膜モジュールを備えた中空糸膜濾過装置の濾過工程を示す模式図である。図1に示すように、中空糸膜モジュールは、円筒の軸心線方向を上下方向(この実施形態では鉛直方向)にして配置された容器1を備えている。この容器1内に、複数の中空糸膜2が配置されている。
中空糸膜2は、容器1の上部側において、固定部としての合成樹脂製ポッティング部3で固定され、容器1の下部側では固定されていない。ポッティング部3の合成樹脂としては例えばエポキシ樹脂を用いることができる。
例えば、中空糸膜2をU字型に組み込み、中空糸膜の両端をポッティング部3で固定する。この場合、中空糸膜2の中間部が容器1の下部に位置する。
また、一端が開口し、他端が封止された中空糸膜2を用いる場合は、開口している中空糸膜2の一端側をポッティング部3で固定し、封止された他端側を容器1の下部に配置する。
中空糸膜2は、UF膜やMF膜などのいずれでもよい。中空糸膜2は特に制限はないが、通常、内径0.2〜1.0mm、外径0.5〜2.0mm、有効長さ300〜2500mm程度のものが用いられる。このような中空糸膜2が容器1内に500〜70,000本装填された全膜面積5〜100m2程度のものが適当である。中空糸膜2の膜素材についても特に制限はないが、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)、ポリエチレン、ポリプロピレン等を用いることができる。本実施形態では、中空糸膜2を有する中空糸膜モジュールについて説明するが、管状膜を用いた膜モジュールであればよい。
ポッティング部3の上側には処理水室7が区画形成されている。中空糸膜2の上端側はポッティング部3を貫通しており、その上端の開口は処理水室7に臨み、中空糸膜2の内部は処理水室7に連通している。中空糸膜2をU字型に組み込む場合は、中空糸膜2の両端がポッティング部3を貫通する。
ポッティング部3は例えば円盤状であり、その外周面又は外周縁部が容器1の内面に水密的に接している。
容器1内の下部には、中空糸膜2の下方に、散気部材として散気管10が設けられている。該散気管10に、バルブV9を有した配管L9の一端が接続されている。配管L9の他端は、コンプレッサ及び加圧空気を貯留するアキュムレータ等を備えてなる空気圧源21からの配管22に接続されている。配管22に圧力センサ23及び流量センサ24が設置されている。
容器1の内部には、導水管4が略鉛直方向(容器1の軸方向)に延びている。導水管4は、例えば容器1の中心軸に沿って配置されている。導水管4は先端(上端)が閉じた円管であり、側周面には上下にわたって、かつ周方向に、間隔を空けて複数の噴出孔4aが全体的に設けられている。噴出孔4aの数は特に限定されないが、例えば5〜50個程度である。
導水管4の高さ(上下方向の長さ)は特に限定されないが、導水管4の上端がポッティング部3の下面近傍に位置していることが好ましい。噴出孔4aの大きさや形状は特に限定されないが、例えば口径5〜50mmの円形である。導水管4の内径は例えば10〜100mm程度である。また、導水管の上端がポッティング部3に埋設されていてもよい。
導水管4の下部は、容器1の底面を貫通して延設し、容器1の外部にまで延びている。導水管4には原水配管L1が接続され、原水配管L1にはポンプP1及びバルブV1が設けられている。原水配管L1には空気導入用配管L2の一端が接続されており、空気導入用配管L2にはバルブV2が設けられている。該配管L2の他端は、空気圧源21からの配管22に接続されている。
バルブV1とバルブV2の開閉を切り替えることで、容器1への原水/空気の供給を切り替えることができる。バルブV1を開、バルブV2を閉とし、ポンプP1により原水配管L1を介して原水を送り出すことで、導水管4の噴出孔4aから放射方向に原水を噴出させ、容器1内に原水を供給することができる。
バルブV1を閉、バルブV2を開とし、空気導入用配管L2から空気を供給することで、導水管4の噴出孔4aから放射方向に気泡を噴出させ、バブリング洗浄を行うことができる。バルブV1及びV2を開とし、噴出孔4aから気液混合流を噴出させることもできる。
容器1の頂部には処理水(濾過水)の出口5が設けられている。また、容器1の側面の上部には濃縮水出口8が設けられている。濃縮水出口8はポッティング部3の下面近傍に設けられている。ポッティング部3から濃縮水出口8の上縁までの距離は0〜30mm、特に0〜10mm程度が好ましい。濃縮水出口8には配管L5が接続され、配管L5にはバルブV5が設けられている。
容器1の側面の下部には排水口6が設けられている。排水口6は、容器1の底面近傍に設けられている。排水口6には配管L6が接続され、配管L6にはバルブV6が設けられている。
処理水出口5には処理水取出配管L3が接続されており、処理水取出配管L3を介して処理水(濾過水)が排出される。処理水は処理水タンク9に貯留される。
処理水取出配管L3にバルブV3が設けられている。処理水取出配管L3には、バルブV3と処理水出口5との間の位置に逆洗水配管L4の一端が接続されている。逆洗水配管L4の他端側はバルブV4及びポンプP2を介して処理水タンク9に接続されている。バルブV3を閉、バルブV4を開とし、ポンプP2を作動させることにより逆洗水配管L4を介して処理水出口5から容器1に濾過水を流し、中空糸膜2の水逆洗を行うことができる。図1は、逆洗水配管L4を処理水タンク9に接続し、逆洗水に濾過水を用いる構成を示しているが、逆洗水は原水であってもよい。
逆洗水配管L4を流れる逆洗水に薬液を添加するように、配管L7及びバルブV7を有した薬液添加手段(図示略)が配管L4のポンプP2の上流側に接続されている。添加する薬液は、次亜塩素酸ナトリウム、強アルカリ性剤、強酸性剤等を含むものであり、膜付着物によって選択される。例えば、膜付着物が有機物、有機物を含む濁質等の場合、次亜塩素酸ナトリウムが0.05〜0.3mgCl2/L残留するように添加することが好ましい。
バルブV3と処理水出口5との間の配管L3に空気を供給するように、バルブV8を有した配管L8の一端が配管L3に接続されている。配管L8の他端は空気圧源21からの配管22に接続されている。
[濾過処理]
この中空糸膜濾過装置による濾過処理では、図1に示すように、バルブV1、V3、V5を開、バルブV2、V4、V6、V7、V8、V9を閉とし、ポンプP1を作動させ、導水管4へ原水を供給する。導水管4から孔4aを介して容器1内に供給された原水のうち、中空糸膜2を透過した透過水が処理水として処理水出口5から取り出され、処理水取出配管L3を介して処理水タンク9に送水される。
この中空糸膜濾過装置による濾過処理では、図1に示すように、バルブV1、V3、V5を開、バルブV2、V4、V6、V7、V8、V9を閉とし、ポンプP1を作動させ、導水管4へ原水を供給する。導水管4から孔4aを介して容器1内に供給された原水のうち、中空糸膜2を透過した透過水が処理水として処理水出口5から取り出され、処理水取出配管L3を介して処理水タンク9に送水される。
中空糸膜2を透過しなかった濃縮水は、濃縮水出口8から配管L5を介して排出される。排出された濃縮水を原水と混合して容器1に供給するように循環させてもよい。
このように、図1に示す中空糸膜濾過装置は、中空糸膜2の外側に原水をクロスフロー方式で通水する外圧式で濾過処理する。
この濾過処理を継続して行うと、中空糸膜2に濁質が蓄積してくる。そこで、濾過処理を所定時間行った後、又は処理水量が減少してきた場合、中空糸膜2に捕捉された濁質を洗浄する洗浄処理を次の通り行う。
[洗浄処理]
中空糸膜濾過装置の洗浄処理では、まず、図2に示すように、空気逆洗を行う。即ち、バルブV1、V2、V3、V4、V6、V7、V9を閉、バルブV5、V8を開とし、配管L8を介して空気を処理水室7から中空糸膜2内に供給し、中空糸膜2内の透過水を原水側に押し出す空気逆洗を行う。中空糸膜2は水を透過させるが、空気は全く又は殆ど透過させない性質を有する。そのため、配管L8からの空気が中空糸膜2内に供給されると、中空糸膜2内の水が中空糸膜2外(原水側)に透過する(押し出される)。中空糸膜2内の水のすべてが中空糸膜2外に押し出されると、中空糸膜2内は空気のみとなる。この空気は中空糸膜2外へ全く又は殆ど流出しない。
中空糸膜濾過装置の洗浄処理では、まず、図2に示すように、空気逆洗を行う。即ち、バルブV1、V2、V3、V4、V6、V7、V9を閉、バルブV5、V8を開とし、配管L8を介して空気を処理水室7から中空糸膜2内に供給し、中空糸膜2内の透過水を原水側に押し出す空気逆洗を行う。中空糸膜2は水を透過させるが、空気は全く又は殆ど透過させない性質を有する。そのため、配管L8からの空気が中空糸膜2内に供給されると、中空糸膜2内の水が中空糸膜2外(原水側)に透過する(押し出される)。中空糸膜2内の水のすべてが中空糸膜2外に押し出されると、中空糸膜2内は空気のみとなる。この空気は中空糸膜2外へ全く又は殆ど流出しない。
その後、バルブV8を閉とし、バルブV3を開とする等して中空糸膜2内及び処理水室7内を大気に開放させ、圧力を解放する。
その後、図示は省略するが、バルブV5、V6を開とし、容器1内の水を配管L6を介して排水する。その後、バルブV6を閉とし、バルブV1、V5を開とし、配管L1、導水管4及び孔4aを介して容器1内に原水を供給し、容器1内に水張りする。
次いで、バルブV1を閉とし、バルブV5、V9を開とし、散気管10から空気を容器1に吹き込み散気管バブリングを行う。洗浄排水は、濃縮水出口8から配管L5を介して系外に排出される。
次いで、バルブV1を閉とした後、バルブV2を開とし、配管L2から空気を導水管4に供給し、噴出孔4aから気泡を噴出させ、中空糸膜2を洗浄する。
その後、バルブV1、V2を閉とし、バルブV6を開とすることにより、容器1内の水を配管L6から排水する。
次いで、バルブV4を開とし、ポンプP2を作動させ、処理水タンク9内の処理水(濾過水)を処理水室7を介して中空糸膜2内に供給し、中空糸膜2を水逆洗する。本実施形態では、この際、バルブV7を開とし、処理水タンク9からの濾過水に対し薬剤を添加し、薬液にて中空糸膜2を逆洗するようにしているが、この薬剤添加は行わなくてもよい。
その後、バルブV4、V7を閉とし、バルブV2、V6を開とし、導水管4内に空気を供給し、噴出孔4aから気泡を噴出させて中空糸膜2を洗浄すると共に、容器1内の水を配管L6から排水する。
その後、バルブV2、V6を閉、バルブV1、V3、V5を開とし、容器1内に原水の水張りを行い、次いで、図1の通り濾過工程を再開する。
[空気バルブの異常検知機構]
上記のバルブV2,V8,V9の一次側(アキュムレータ側)の配管L2,L8,L9が連なる配管22には、空気圧検知用圧力センサ23と流量検知用流量センサ24とが設けられている。
上記のバルブV2,V8,V9の一次側(アキュムレータ側)の配管L2,L8,L9が連なる配管22には、空気圧検知用圧力センサ23と流量検知用流量センサ24とが設けられている。
配管L2,L8,L9の一次側には、アキュムレータからの空気圧が作用しているので、バルブが閉のときには、各バルブの一次側は所定圧力(アキュムレータ内の空気圧力)となっている。バルブV2,V9の場合、バルブを開とすると、空気がバルブを通って流出することにより、バルブ一次側の空気圧は低下し、その後該バルブが閉となると上昇し、元圧力に復帰する。
バルブV8の場合は、バルブを開とすると、空気がバルブV8を通って流出することにより、バルブV8の一次側の空気圧は低下する。その後、各中空糸膜2内の水がすべて原水側に押し出されると、空気は中空糸膜2を全く又は殆ど透過しないので、バルブV8の一次側の空気圧は上昇し、元圧力に復帰する。
この圧力の経時変化パターンは、上記のように各バルブV2,V8,V9において固有のものである。
本発明の一態様では、この圧力の変化パターンに基づいてバルブの異常を検知する。即ち、バルブ開信号を受けてもバルブが開にならない場合には、圧力センサの検知圧力は低下しないので、異常が生じたことが検知される。バルブが開いても全開にならない場合には、検知圧力が規定の低圧力にまで低下しないので、異常が生じたことが検知される。
バルブV2,V9の場合、バルブ閉信号を受けてもバルブが全閉にならないときには、圧力センサ23の検知圧力が元圧力まで上昇(復帰)しないので、異常が生じたことが検知される。
圧力センサ23の代りに流量センサ24の検出値を用いても、バルブV2,V8,V9の異常検出を行うことができる。即ち、バルブに故障がない場合、バルブが閉のときには、流量センサ24の検出流量はゼロである。バルブを開とすると、該センサ24によって所定の空気流量が検出される。
バルブV8の場合は、バルブ開の後、各中空糸膜2内の水が原水側に押し出されると、検出空気流量は実質的にゼロとなる。
バルブV2,V9の場合は、バルブが閉とされると、センサ24の検出空気流量はゼロとなる。
このように、空気流量の経時変化パターンは、各バルブV2,V8,V9において固有のものである。
本発明の別の一態様では、この流量の変化パターンに基づいてバルブの異常を検知する。即ち、バルブ開信号を受けてもバルブが開にならない場合には、流量センサの検知する空気流量はゼロであるので、異常が生じたことが検知される。バルブが開いても全開にならない場合には、検知流量が規定の流量にならないので、異常が生じたことが検知される。バルブV2,V9の場合、バルブ閉信号を受けてもバルブが全閉にならない場合には、流量センサ24の検知流量がゼロにならないので、異常が生じたことが検知される。
圧力の変化パターンから異常を判定するための判定装置を図3に示す。この判定装置30は、CPU,ROM,RAM等を有したコンピュータにて構成されており、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより、判定部32が構成される。記憶部31には、各バルブが正常に開閉したときの圧力変化パターンデータが記憶されている。判定部32へは、バルブ制御回路(図示略)からのバルブ開信号及びバルブ閉信号が入力されると共に、各圧力センサの検知圧力がA/D変換器40を介して入力される。判定結果は、送信部33を介して、管理センターや運転担当者の携帯端末に送信される。
図4の通り、バルブの開信号が入力されると、判定を開始し、センサの検知圧力の変化パターンと、記憶部から読み出した正常変化パターンとを対比し、正常時の変化パターンからの乖離率が許容範囲内である場合には、異常なしと判定し、正常信号を送信し、該許容範囲を逸脱する場合には、異常ありと判定し、アラームを送信する。
図3,4の説明では、バルブを開とした時点以降の検知圧力の経時変化パターンに基づいてバルブの異常を判定しているが、バルブを閉とした時点以降の検知圧力の経時変化パターンに基づいてバルブの異常を判定するようにしてもよい。
図3,4は圧力の変化パターンから異常を判定するものとなっているが、流量の場合も同様の判定装置によって判定、送信が行われる。
本発明では、空気以外の気体を用いてもよい。
上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。本発明は、バルブを開閉することにより空気等の気体が供給される図示以外の各種構成の膜濾過装置にも適用される。
1 容器
2 中空糸膜
3 ポッティング部
4 導水管
5 処理水出口
6 排水口
7 処理水室
8 濃縮水出口
9 処理水タンク
10 散気管
21 空気圧源
23 圧力センサ
24 流量センサ
30 判定装置
2 中空糸膜
3 ポッティング部
4 導水管
5 処理水出口
6 排水口
7 処理水室
8 濃縮水出口
9 処理水タンク
10 散気管
21 空気圧源
23 圧力センサ
24 流量センサ
30 判定装置
Claims (6)
- 容器と、該容器内に設置された分離膜と、該容器に被処理水を通水する被処理水通水手段と、該容器内に圧気源からの気体を供給するための気体供給用配管と、
該配管に設けられたバルブとを有する膜濾過装置において、
該配管の該バルブよりも前記圧気源側に設けられた圧力センサ及び流量センサの少なくとも一方よりなるセンサと、
該バルブを開又は閉としたときの該センサの検出値の経時変化パターンに基づいて該バルブの異常を判定する判定装置と
を備えたことを特徴とする膜濾過装置。 - 前記判定装置は、バルブ正常作動時の前記検出値の経時変化パターンの記憶部と、
前記センサの前記検出値の経時変化パターンと該記憶部から読み出した正常時の経時変化パターンとを対比して異常判定を行う判定部と
を有することを特徴とする請求項1の膜濾過装置。 - 前記分離膜として中空糸膜が設置されており、該中空糸膜の外側に前記被処理水が供給されることを特徴とする請求項1又は2の膜濾過装置。
- 前記気体供給用配管として、該中空糸膜の内部に気体を供給する第1気体供給用配管が設置されていることを特徴とする請求項3の膜濾過装置。
- 前記気体供給用配管として、前記中空糸膜の外側に気体を供給する第2気体供給用配管が設置されていることを特徴とする請求項3又は4の膜濾過装置。
- 前記分離膜を水逆洗するための逆洗水通水手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの膜濾過装置。
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