JP2021056461A - 投影光学系、走査露光装置および物品製造方法 - Google Patents

投影光学系、走査露光装置および物品製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの非球面の間の偏心精度に対する要求が厳しくない投影光学系を提供する。【解決手段】投影光学系は、物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系、凹反射面、凸反射面、前記凹反射面、第2屈折光学系を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる等倍の光学系である。前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、2つのレンズを含み、前記2つのレンズは、非球面を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、投影光学系、走査露光装置および物品製造方法に関する。
露光装置は、半導体素子等が集積された物品を製造するためのリソグラフィ工程において、基板に塗布されたフォトレジスト膜に対して原版のパターンを転写するために使用されうる。露光装置は、原版のパターンをフォトレジスト膜に投影する投影光学系を有する。特許文献1には、物体面からの光を凹面鏡、凸面鏡、該凹面鏡の順に反射させて該物体の像を等倍で像面に結像させる光学系が記載されている。該光学系は、該物体面と該凹面鏡との間に配置された第1のレンズと、該凹面鏡と該像面との間に配置された第2のレンズとを更に有する。該第1のレンズは、その1つの面または2つの面に非球面を有し、該第2のレンズは、その1つの面または2つの面に非球面を有する。
特公平5−33369号公報
特許文献1に記載された光学系のように、物体面と凹面鏡との間に配置されたレンズがその2つの面に非球面を有し、該凹面鏡と像面との間に配置されたレンズがその2つの面に非球面を有する光学系は、収差の補正に有利である。しかしながら、ある観点において、1つのレンズの2つの面に非球面を形成する構成では、2つの非球面の間の偏心精度に対する要求が厳しく、そのためレンズの加工が難しいという課題がある。
また、他の観点において、特許文献1では、走査露光に注目して、転写結果においてツェルニケ多項式のC17項の成分の影響を低減しようとする思想はない。
本発明は、2つの非球面の間の偏心精度に対する要求が厳しくない投影光学系、または、ツェルニケ多項式のC17項の成分の影響を低減するため有利な投影光学系を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系、凹反射面、凸反射面、前記凹反射面、第2屈折光学系を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる等倍の投影光学系に係り、前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、2つのレンズを含み、前記2つのレンズは、非球面を有する。
本発明の第2の側面は、物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系、凹反射面、凸反射面、前記凹反射面、第2屈折光学系を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる等倍の投影光学系に係り、前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、複数の非球面を有し、前記像面における前記円弧状良像域において像高を一方向に変化させたときに前記投影光学系の収差を表すツェルニケ多項式のC17項の符号が反転する。
本発明の第3の側面は、物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系、凹反射面、凸反射面、前記凹反射面、第2屈折光学系を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる等倍の投影光学系に係り、前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、複数の非球面を有し、前記複数の非球面のうち第1非球面が前記投影光学系に与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分と、前記複数の非球面のうち前記第1非球面以外の非球面が前記投影光学系に与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分と、の差分が0である像高が、前記像面の前記円弧状良像域の中にある。
本発明の第1の側面によれば、2つの非球面の間の偏心精度に対する要求が厳しくない投影光学系が提供される。
本発明の第2の側面によれば、ツェルニケ多項式のC17項の成分の影響を低減するため有利な投影光学系が提供される。
本発明の第3の側面によれば、ツェルニケ多項式のC17項の成分の影響を低減するため有利な投影光学系が提供される。
第1実施例の投影光学系を構成する各光学部材の仕様を示す図。 第1実施例の投影光学系における非球面の形状を示す図。 第2実施例の投影光学系を構成する各光学部材の仕様を示す図。 第2実施例の投影光学系における非球面の形状を示す図。 第3実施例の投影光学系を構成する各光学部材の仕様を示す図。 第3実施例の投影光学系における非球面の形状を示す図。 第4実施例の投影光学系を構成する各光学部材の仕様を示す図。 第4実施例の投影光学系における非球面の形状を示す図。 一実施形態の走査露光装置の構成を模式的に示す図。 一実施形態の投影光学系の像面における円弧状良像域を示す図。 第1実施形態の投影光学系の構成を示す図。 第1実施形態の投影光学系の横収差を示す図。 第1実施形態の投影光学系のC17項の円弧状良像域内の分布を示す図。 第2実施形態の投影光学系の構成を示す図。 第2実施形態の投影光学系の横収差を示す図。 第2実施形態の投影光学系のC17項の円弧状良像域内の分布を示す図。 第3実施形態の投影光学系の構成を示す図。 第3実施形態の投影光学系の横収差を示す図。 第3実施形態の投影光学系のC17項の円弧状良像域内の分布を示す図。 第3実施形態の投影光学系における凹反射面上での有効光束分布を示す図。 第4実施形態の投影光学系の構成を示す図。 第4実施形態の投影光学系の横収差を示す図。 第4実施形態の投影光学系のC17項の円弧状良像域内の分布を示す図。 第4実施形態の投影光学系における凹反射面上での有効光束分布を示す図。 ツェルニケ多項式のC17項を明度分布によって模式的に示す図。 比較例の投影光学系の構成を示す図。 比較例の投影光学系の横収差を示す図。 比較例の投影光学系のC17項の円弧状良像域内の分布を示す図。 第1実施形態の投影光学系におけるC17項の非球面の分担度を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図9には、一実施形態の走査露光装置EXの構成が模式的に示されている。走査露光装置EXは、物体面に配置された原版Mを照明する照明光学系ILOと、原版Mのパターンを像面に配置された基板(プレート)Pに投影する投影光学系POとを備えている。走査露光装置EXは、原版Mおよび基板Pを走査しながら照明光学系ILOによって照明された原版Mのパターンを投影光学系POによって基板Pに投影し、これにより基板Pを走査露光するように構成される。照明光学系ILOは、物体面(原版M)における円弧状良像域を照明領域として照明し、これにより、図10に例示されるように、像面(基板P)における円弧状良像域IRを露光領域として露光光が照射される。
本明細書および図面では、複数の像高を例示的に示すために、図10に示されるように、像高F3〜F10を考える。走査露光において、原版Mおよび基板Pは、走査方向SDに平行な方向に、互いに同期して走査され、これにより基板Pの露光領域の全域が走査露光される。また、以下の説明において、物体面とそこに配置される原版Mとは等価であり、像面とそこに配置される基板Pとは等価である。
図11には、第1実施形態の投影光学系POの構成が示されている。投影光学系POは、物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系D1、凹反射面(凹面鏡)Mo1、凸反射面(凸面鏡)Mt、凹反射面Mo1、第2屈折光学系D2を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる。投影光学系POは、等倍の投影光学系である。投影光学系POは、物体面および像面においてテレセントリックでありうる。1つの観点において、第1屈折光学系D1は2つのレンズG1、Gmを含む。ここで、2つのレンズG1、Gmは非球面(例えば、回転対称非球面)を有し、第2屈折光学系D2は2つのレンズGp、G3を含み、2つのレンズGp、G3は非球面(例えば、回転対称非球面)を有する。他の観点において、第1屈折光学系D1は複数の非球面(例えば、回転対称非球面)を有し、第2屈折光学系D2は複数の非球面(例えば、回転対称非球面)を有する。
投影光学系POは、第1反射面(第1平面鏡)T1と、第2反射面(第2平面鏡)T2と、を更に備えうる。第1反射面(第1平面鏡)T1は、第1屈折光学系D1と凹反射面Mo1との間に配置され、光路(光軸)を折り曲げる。第2反射面(第2平面鏡)T2は、凹反射面Mo1と第2屈折光学系D2との間に配置され、光路(光軸)を折り曲げる。また、投影光学系POは、凸反射面Mtと凹反射面Mo1との間であって、凹反射面Mo1よりも凸反射面Mtに近い位置に配置された屈折光学部材G2を更に備えてもよい。屈折光学部材G2は、球面または非球面を含みうる。
物体面(原版M)の円弧状良像域からの光束は、第1屈折光学系D1を通過した後、第1反射面T1で光路を直角に曲げられ、凹反射面Mo1に入射し、凹反射面Mo1で反射される。反射面Mo1で反射された光束は、凹反射面Mo1と凸反射面Mtとの間における投影光学系POの光軸O−O'近傍にある屈折光学部材G2を通過した後、凸反射面Mtに入射する。凸反射面Mtは、投影光学系POの絞り面である。凸反射面Mtで反射された光束は、再び屈折光学部材G2を通過した後、再び凹反射面Mo1に入射し、凹反射面Mo1で反射される。凹反射面Mo1で反射された光束は、第2反射面T2で光路を直角に曲げられ、第2屈折光学系D2を通過して、像面(基板P面P)の円弧状良像域IRに入射する。これにより、物体面に配置された原版Mのパターンの像が像面に配置された基板S上に形成される。物体面における円弧状良像域は、物体面における光軸から外れた位置に配置され、像面における円弧状良像域は、像面における光軸から外れた位置に配置される。走査露光において、原版Mおよび基板Sは、図11における横方向に走査される。
前述のように、1つの観点において、第1屈折光学系D1は2つのレンズG1、Gmを含み、2つのレンズG1、Gmは非球面を有し、第2屈折光学系D2は2つのレンズGp、G3を含み、2つのレンズGp、G3は非球面を有する。このような構成は、2つのレンズの相互の偏心位置を調整することで高精度に収差を補正することを可能にするので、収差補正のための自由度を向上するために有利である。一方、1つのレンズの2つ面を非球面とすることも可能であるが、その場合、2つの面の間の偏心精度に対する要求が厳しく、そのため、レンズの加工が難しいという課題がある。
図25には、ツェルニケ多項式のC17項が明度分布によって模式的に示されている。C17項は、図25に示されるように、投影光学系POの瞳面内で±45度方向に発生する収差である。この収差分布は、4θ成分、あるいは、Tetrafoil成分と呼ばれている。物体面上のパターン(ライン・アンド・スペース)からの回折光はそのパターンの長手方向と直交方向に飛ぶので、物体面上の±45度方向のパターン(斜め方向の線)からの回折光は瞳面上で±45度方向に発生し、C17項の影響を受ける。一方、縦方向の線および横方向の線は、殆どC17項の影響を受けない。その結果、露光時に、斜め方向の線と縦/横方向の線との間で、フォーカス差および線幅差が引き起こされ、画面内の線幅均一性が劣化しうる。
図26には、比較例の投影光学系の構成が示されている。図26に示された比較例は、レンズGm、Gpを有しない点で図11に示された第1実施形態と異なる。以下、図11に示された第1実施形態と図26に示された比較例とを対比しながら第1実施形態の有利な点を説明する。
図12には、図11に示された第1実施形態の投影光学系POの横収差が示され、図27には、図26に示された比較例の投影光学系の横収差が示されている。両者は、横収差が適切に補正されていることを示している。図13には、図11に示された第1実施形態の投影光学系POの収差を表すツェルニケ多項式のC17項の像面(基板P)の円弧状良像域IRにおける分布が示されている。図28には、図26に示された比較例の投影光学系POの収差を表すツェルニケ多項式のC17項の像面(基板P)の円弧状良像域IRにおける分布が示されている。図13、図28において、横軸の@Z17_F3〜@Z17_F10は、円弧状良像域IR内の8点の像高F3〜F10であり、縦軸はC17項の値である。また、図13、図28において、@Z17_AVEは、円弧状良像域IR内の8点の像高F3〜F10におけるC17項の値の平均値である。
図28に示されるように、図26に示された比較例では、C17項が像高F7において最大値86mλを示し、像高F3において最小値40mλを示し、平均値として74mλを示している。走査露光においては、像面の各点に対する投影光学系POの収差の影響は、露光領域としての円弧状良像域IRにおける収差を走査方向(像高の変化方向)に関して平均化した値(つまり、前述の平均値)で決まる。したがって、図26に示された比較例では、基板Pの露光結果にC17項の影響が大きく現れる。
一方、図13に示されるように、図11示された第1実施形態では、円弧状良像域IR内の8点の像高F3〜F10においてC17項が相応の値を有するが、それらの値が正のものと負のものとを含む。したがって、第1実施形態では、8点の像高F3〜F10におけるC17項の平均値はほぼ0mλであり、そのため、第1実施形態では、基板Pの露光結果にC17項の影響がほとんど現れない。このような効果は、追加されたレンズGm、Gpによって提供される。
図29は、第1実施形態の投影光学系POにおけるC17項の非球面の分担度を示している。図29において、横軸は円弧状良像域IRにおける像高である。図29において、実線(Gmによる発生量)は、レンズGmの非球面が投影光学系POの収差のうちツェルニケ多項式のC17項に与える影響を示している。これは、レンズG1の非球面成分を取り去ったときの投影光学系POの収差のうちツェルニケ多項式のC17項であると考えることもできる。図29において、点線(G1による発生量)は、レンズG1の非球面が投影光学系POの収差のうちツェルニケ多項式のC17項に与える影響を示している。これは、レンズGmの非球面成分を取り去ったときの投影光学系POの収差のうちツェルニケ多項式のC17項であると考えることもできる。図29において、実線(Gmによる発生量)と点線(G1による発生量)との交点が存在する。また、図29において、縦軸の絶対値は、投影光学系POの全体の収差の最適化によって上下させることができる。したがって、交点の位置は、図29において移動させることができる。
実線(Gmによる発生量)と点線(G1におyる発生量)との差分の符号は、円弧状良像域IRにおいて反転している。これは、円弧状良像域IRにおけるC17項の平均値を最小化することができることを示唆している。つまり、第1屈折光学系D1が2つのレンズG1、Gmを含み、2つのレンズG1、Gmが非球面を有する構成とし、円弧状良像域IRの像高範囲におけるC17項の平均値を小さくするように該非球面を規定すればよい。これにより、走査露光の結果におけるC17項成分を低減することができる。あるいは、第1屈折光学系D1が複数の非球面を有する構成とし、円弧状良像域IRの像高範囲におけるC17項の平均値を小さくするように該複数の非球面を規定すればよい。これにより、走査露光の結果におけるC17項成分を低減することができる。
ここまでは、第1屈折光学系D1について説明したが、第2屈折光学系D2も、第1屈折光学系D1と同一の構成を有するように設計されうる。これにより、走査露光の結果におけるC17項成分を低減することができる。つまり、第2屈折光学系D2が2つのレンズG3、Gpを含み、2つのレンズG3、Gpが非球面を有する構成とし、円弧状良像域IRの像高範囲におけるC17項の平均値を小さくするように該非球面を規定すればよい。これにより、走査露光の結果におけるC17項成分を低減することができる。あるいは、第2屈折光学系D2が複数の非球面を有する構成とし、円弧状良像域IRの像高範囲におけるC17項の平均値を小さくするように該複数の非球面を規定すればよい。これにより、走査露光の結果におけるC17項成分を低減することができる。
他の観点で説明すれば、像面における円弧状良像域IRにおいて像高を一方向に変化させたときに投影光学系OPの収差を表すツェルニケ多項式のC17項の符号が反転するように第1屈折光学系D1および第2屈折光学系D2を規定することが好ましい。
更に他の観点では、第1屈折光学系D1および第2屈折光学系D2の各々が複数の非球面を有するように構成されうる。そして、複数の非球面のうち第1非球面が投影光学系POに与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分と、該複数の非球面のうち該第1非球面以外の非球面が投影光学系POに与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分との差分が定義されうる。該複数の非球面は、該差分が0である像高が像面の円弧状良像域IRの中にあるように規定されうる。
以下に、第1実施形態をより具体化した第1実施例の投影光学系POの設計例を挙げる。第1実施例の投影光学系POは、等倍結像系であり、開口数(NA)が0.11、使用波長がi、h、g線である。円弧状良像域IRの最大半径は570mmである。第1実施例の投影光学系POを構成する各光学部材の曲率半径R、間隔D、光学屈折率Nが図1に示されている。光学部材の面は、面番号で特定される。屈折率として記載された「’SiO2’」は、材料がSiOであることを示す。また、屈折率として記載された「反射」は、当該面が反射面であることを示す。投影光学系POを構成するいくつかの光学部材は、非球面を有し、非球面の形状は、以下の(1)式で定義される。(1)式における係数は、図2に示されている。(1)式におけるrは、図1に記載された曲率半径Rの逆数である。すなわち、r=1/Rである。
z=rh/(1+(1−(1+k)r1/2)+Ah+Bh+Ch+Dh10+Eh12+Fh14+Gh16+Hh18+Jh20 ・・・(1)式
以下、図14、図15、図16を参照しながら本発明の第2実施形態の露光装置EXにおける投影光学系POについて説明する。第2実施形態として言及しない事項は、第1実施形態に従う。第1屈折光学系D1は、第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束の主光線が凹反射面Mo1と凸反射面Mtとの間の光軸O−O’に近づくように、正の屈折力を有する。他の観点では、第1屈折光学系D1は、第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束の主光線が光軸O−O’に近づき、かつ、凹反射面Mo1で反射され第2反射面T2に向かう光束の主光線が光軸O−O’から遠ざかるように、正の屈折力を有する。
第2実施形態では、第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束のテレセントリシティが30mradであり、凹反射面Mo1で反射され第2反射面T2に向かう光束のテレセントリシティが30mradである。しかし、これは一例であり、第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束のテレセントリシティが15mrad以上であり、凹反射面Mo1で反射され第2反射面T2に向かう光束のテレセントリシティが15mrad以上でありうる。
図15には、図14に示された第2実施形態の投影光学系POの横収差が示され、図16には、図14に示された第2実施形態の投影光学系POの収差を表すツェルニケ多項式のC17項の像面(基板P)の円弧状良像域における分布が示されている。第2実施形態においても、8点の像高F3〜F10においてC17項の値が相応の値を有するが、それらの値が正のものと負のものとを含むので、8点の像高F3〜F10におけるC17項の平均値は、ほぼ0mλである。したがって、第2実施形態においても、基板Pの露光結果にC17項の影響がほとんど現れない。
以下に、第2実施形態をより具体化した第2実施例の投影光学系POの設計例を挙げる。第2実施例の投影光学系POは、等倍結像系であり、開口数(NA)が0.10、使用波長がi、h、g線である。円弧状良像域IRの最大半径は570mmである。第2実施例の投影光学系POを構成する各光学部材の曲率半径R、間隔D、光学屈折率Nが図3に示されている。図3における非球面の形状は、上記の(1)式で定義される。(1)式における係数は、図4に示されている。
第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束および凹反射面Mo1で反射され第2反射面T2に向かう光束を上記のように傾けることにより、凹反射面Mo1を小型化することができる。これは、第1屈折光学系D1(G1、Gm)および第2屈折光学系D2の屈折率を正の屈正率を強めることによって達成されうる。
露光装置EXが大型表示パネルを製造するために用いられる場合、凹反射面Mo1の直径は、例えば1000mm以上となりうる。その為、凹反射面Mo1を有するミラー部材を高い精度で支持する機構が複雑になるだけでなく、凹反射面Mo1が少なからず変形しうる。それに加えて、大口径で大重量のミラー部材は、その固有振動数が低く、露光中に床等の装置外部から、振幅が大きい低周波数の振動を拾いやすい傾向がある。その結果、光学コントラストが低下し、露光像がボケたり、像シフトが起きてしまうという問題がある。凹反射面Mo1の小径化は、このような問題の解決または低減に有利である。
以下、図17、図18、図19、図20を参照しながら本発明の第3実施形態の露光装置EXにおける投影光学系POについて説明する。第3実施形態として言及しない事項は、第2実施形態に従う。第3実施形態は、第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束のテレセントリシティ(傾き)、および、凹反射面Mo1で反射され第2反射面T2に向かう光束のテレセントリシティ(傾き)が第2実施形態と異なる。具体的には、第3実施形態では、第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束のテレセントリシティが約50mradであり、凹反射面Mo1で反射され第2反射面T2に向かう光束のテレセントリシティが約50mradである。第3実施形態では、投影光学系POを第2実施形態よりも小型化することができる。
図18には、図17に示された第3実施形態の投影光学系POの横収差が示され、図19には、図17に示された第3実施形態の投影光学系POの収差を表すツェルニケ多項式のC17項の像面(基板P)の円弧状良像域における分布が示されている。第3実施形態においても、8点の像高F3〜F10においてC17項の値が相応の値を有するが、それらの値が正のものと負のものとを含むので、8点の像高F3〜F10におけるC17項の平均値は、ほぼ−20mλである。
以下に、第3実施形態をより具体化した第3実施例の投影光学系POの設計例を挙げる。第3実施例の投影光学系POは、等倍結像系であり、開口数(NA)が0.11、使用波長がi、h、g線である。円弧状良像域IRの最大半径は570mmである。第3実施例の投影光学系POを構成する各光学部材の曲率半径R、間隔D、光学屈折率Nが図5に示されている。図5における非球面の形状は、上記の(1)式で定義される。(1)式における係数は、図6に示されている。
図20には、第3実施例における凹反射面Mo1上での有効光束分布が示されている。具体的には、図20には、物体(原版M)の円弧状良像領域における、走査方向(図20では、縦方向)に3つの位置、走査方向に直交する方向に7つの位置を設定し、それらによって特定される合計21点から発して凹反射面Mo1に入射する光束群が示されている。上側の光束群は、凹反射面Mo1に1回目に入射する光束群であり、下側の光束群は、凹反射面Mo1に2回目に入射する光束群を示している。1回目に凹反射面Mo1に入射する光束群の入射領域と2回目に凹反射面Mo1に入射する光束群の入射領域とが分離されていることが分かる。
以下、図21、図22、図23、図24を参照しながら本発明の第4実施形態の露光装置EXにおける投影光学系POについて説明する。第4実施形態として言及しない事項は、第3実施形態に従う。第4実施形態では、第3実施形態と同様に、第1反射面T1で反射され凹反射面Mo1に向かう光束のテレセントリシティが約50mradであり、凹反射面Mo1で反射され第2反射面T2に向かう光束のテレセントリシティが約50mradである。
図22には、図21に示された第4実施形態の投影光学系POの横収差が示され、図23には、図21に示された第4実施形態の投影光学系POの収差を表すツェルニケ多項式のC17項の像面(基板P)の円弧状良像域における分布が示されている。第4実施形態においても、8点の像高F3〜F10においてC17項の値が相応の値を有するが、それらの値が正のものと負のものとを含むので、8点の像高F3〜F10におけるC17項の平均値は、ほぼ0mλである。
以下に、第4実施形態をより具体化した第4実施例の投影光学系POの設計例を挙げる。第4実施例の投影光学系POは、等倍結像系であり、開口数(NA)が0.135、使用波長がi、h、g線である。円弧状良像域IRの最大半径は440mmである。第4実施例の投影光学系POを構成する各光学部材の曲率半径R、間隔D、光学屈折率Nが図7に示されている。図7における非球面の形状は、上記の(1)式で定義される。(1)式における係数は、図8に示されている。
図24には、第4実施例における凹反射面Mo1上での有効光束分布が示されている。具体的には、図24には、物体(原版M)の円弧状良像領域における、走査方向(図24では、縦方向)に3つの位置、走査方向に直交する方向に7つの位置を設定し、それらによって特定される合計21点から発して凹反射面Mo1に入射する光束群が示されている。上側の光束群は、凹反射面Mo1に1回目に入射する光束群であり、下側の光束群は、凹反射面Mo1に2回目に入射する光束群を示している。1回目に凹反射面Mo1に入射する光束群の入射領域と2回目に凹反射面Mo1に入射する光束群の入射領域とが凹反射面Mo1において部分的に重なっていることが分かる。等倍結像系の投影光学系POでは、凹反射面Mo1において光束が2回にわたって反射されるので、このような構成を採用することができる。このような構成は、投影光学系POの更なる小型化に有利である。
以上の各実施形態において、物体面および像面における主光線のテレセントリシティが50mrad以内であることが好ましい。このような範囲内であれば、大型の基板の面歪等によるフォーカス誤差の影響が回避されうる。
上記の各実施形態は、発明の適用範囲を制限するものではなく、本発明の趣旨の範囲で変更されうる。例えば、第1屈折光学系D1および第2屈折光学系D2の各々は、3以上の非球面を有してもよい。投影光学系POは、より多くの反射面を有してもよい。屈折光学部材G2は、非球面を有してもよい。凹反射面Mo1は、非球面を有してよい。凸反射面Mtは、非球面でもよい。
上記の走査露光装置EXは、物品製造方法において使用されうる。該物品製造方法は、露光工程、現像工程および処理工程を含みうる。該露光工程では、走査露光装置EXによって、フォトレジスト膜が塗布された基板Pを露光する。これにより該フォトレジスト膜に原版Mのパターンが転写され潜像が形成される。該現像工程では、該露光工程の後に該フォトレジスト膜を現像して該潜像に対応するレジストパターンを形成する。該処理工程では、該現像工程の後に該レジストパターンを利用して基板Pを処理する。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
M:原版(物体面)、P:基板(像面)、PO:投影光学系、D1:第1屈折光学系、D2:第2屈折光学系、Mo1:凹反射面、Mt:凸反射面、G1、G2、G3:レンズ、

Claims (17)

  1. 物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系、凹反射面、凸反射面、前記凹反射面、第2屈折光学系を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる等倍の投影光学系であって、
    前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、2つのレンズを含み、前記2つのレンズは、非球面を有する、
    ことを特徴とする投影光学系。
  2. 前記像面における前記円弧状良像域において像高を一方向に変化させたときに前記投影光学系の収差を表すツェルニケ多項式のC17項の符号が反転する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  3. 前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、前記2つのレンズが有する前記非球面を含む複数の非球面を有し、
    前記複数の非球面のうち第1非球面が前記投影光学系に与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分と、前記複数の非球面のうち前記第1非球面以外の非球面が前記投影光学系に与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分と、の差分が0である像高が、前記像面の前記円弧状良像域の中にある、
    ことを特徴とする請求項1に記載の投影光学系。
  4. 物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系、凹反射面、凸反射面、前記凹反射面、第2屈折光学系を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる等倍の投影光学系であって、
    前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、複数の非球面を有し、
    前記像面における前記円弧状良像域において像高を一方向に変化させたときに前記投影光学系の収差を表すツェルニケ多項式のC17項の符号が反転する、
    ことを特徴とする投影光学系。
  5. 物体面における光軸外の円弧状良像域からの光束を第1屈折光学系、凹反射面、凸反射面、前記凹反射面、第2屈折光学系を順に経由させて像面における円弧状良像域に結像させる等倍の投影光学系であって、
    前記第1屈折光学系および前記第2屈折光学系の各々は、複数の非球面を有し、
    前記複数の非球面のうち第1非球面が前記投影光学系に与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分と、前記複数の非球面のうち前記第1非球面以外の非球面が前記投影光学系に与える収差のうちツェルニケ多項式のC17項の成分と、の差分が0である像高が、前記像面の前記円弧状良像域の中にある、
    ことを特徴とする投影光学系。
  6. 前記非球面は、回転対称非球面である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の投影光学系。
  7. 前記第1屈折光学系と前記凹反射面との間に配置され光路を曲げる第1反射面と、
    前記凹反射面と前記第2屈折光学系との間に配置され光路を曲げる第2反射面と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の投影光学系。
  8. 前記投影光学系は、前記物体面および前記像面においてテレセントリックであり、
    前記第1屈折光学系は、前記第1反射面で反射され前記凹反射面に向かう光束の主光線が前記凹反射面と前記凸反射面との間の光軸に近づくように、正の屈折力を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の投影光学系。
  9. 前記投影光学系は、前記物体面および前記像面においてテレセントリックであり、
    前記第1屈折光学系は、前記第1反射面で反射され前記凹反射面に向かう光束の主光線が前記凹反射面と前記凸反射面との間の光軸に近づき、かつ、前記凹反射面で反射され前記第2反射面に向かう光束の主光線が前記光軸から遠ざかるように、正の屈折力を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の投影光学系。
  10. 前記第1反射面で反射された後に前記凹反射面に1回目に入射する光束と前記凹反射面に2回目に入射する光束とが前記凹反射面において部分的に重なる、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の投影光学系。
  11. 前記第1反射面で反射され前記凹反射面に向かう光束のテレセントリシティが15mrad以上である、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の投影光学系。
  12. 前記第1反射面で反射され前記凹反射面に向かう光束のテレセントリシティが15mrad以上であり、前記凹反射面で反射され前記第2反射面に向かう光束のテレセントリシティが15mrad以上である、
    ことを特徴とする請求項9に記載の投影光学系。
  13. 前記第1屈折光学系は、前記物体面の近傍に配置され、前記第2屈折光学系は、前記像面の近傍に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の投影光学系。
  14. 前記凹反射面および前記凸反射面の少なくとも一方が非球面である、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の投影光学系。
  15. 前記凸反射面と前記凹反射面との間であって、前記凹反射面よりも前記凸反射面に近い位置に配置された屈折光学部材を更に備え、
    前記屈折光学部材は、非球面を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の投影光学系。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の投影光学系を備え、
    前記物体面に配置された原版および前記像面に配置された基板を走査しながら前記投影光学系によって前記原版のパターンを前記基板に投影し、これにより前記基板を走査露光する、
    ことを特徴とする走査露光装置。
  17. 請求項16に記載の走査露光装置によって、フォトレジスト膜が塗布された基板を露光する露光工程と、
    前記露光工程の後に前記フォトレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する現像工程と、
    前記現像工程の後に前記レジストパターンを利用して前記基板を処理する処理工程と、
    を含むことを特徴とする物品製造方法。
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