JP2021053565A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射効率を向上させる。【解決手段】実施形態の紫外線照射装置は、複数の基板と、冷却ブロックとを具備する。基板は、複数の発光素子が前面に配列する。冷却ブロックは、基板の背面に配置され、内部に流体が流通する流路を有する。複数の基板は、被照射体の被照射面と複数の発光素子の配列方向に交差する基板の幅方向とのなす角度θ1[°]が60[°]以下であり、かつ被照射体と複数の発光素子との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、紫外線照射装置に関する。
従来、複数の発光素子を点灯させて紫外線を照射する紫外線照射装置が知られている。紫外線照射装置は、液晶パネルの製造や、インクや接着材の硬化などさまざまな産業分野で使用される。
特開2009−61702号公報
上記のような紫外線照射装置においては、照射効率のさらなる向上が望まれていた。
本発明が解決しようとする課題は、照射効率を向上させることができる紫外線照射装置を提供することである。
実施形態の紫外線照射装置は、複数の基板と、冷却ブロックとを具備する。基板は、複数の発光素子が前面に配列する。冷却ブロックは、基板の背面に配置され、内部に流体が流通する流路を有する。複数の基板は、被照射体の被照射面と複数の発光素子の配列方向に交差する基板の幅方向とのなす角度θ1[°]が60[°]以下であり、かつ被照射体と複数の発光素子との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている。
本発明によれば、照射効率を向上させることができる。
第1の実施形態に係る紫外線照射装置を示す正面図である。 紫外線照射ユニットを示す正面図である。 図2に示す紫外線照射ユニットの側面図である。 発光素子の配列を説明するための図である。 設置半径r[mm]、照射距離d[mm]、幅W[mm]、角度θ1、θ2と設置角度θp[°]との関係を示す図である。 第2の実施形態に係る紫外線照射装置を示す正面図である。
以下に説明する実施形態に係る紫外線照射装置100,100Aは、複数の基板11,11Aと、冷却ブロック10,10Aとを具備する。基板11,11Aは、複数の発光素子12が前面11aに配列する。冷却ブロック10は、基板11,11Aの背面11bに配置され、内部に流体が流通する流路14,14Aを有する。複数の基板11,11Aは、被照射体60の被照射面60aと複数の発光素子12の配列方向に交差する基板11,11Aの幅方向とのなす角度θ1が60[°]以下であり、かつ被照射体60と複数の発光素子12との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている。
また、以下に説明する実施形態に係る紫外線照射装置100,100Aは、複数の基板11,11Aと、冷却ブロック10,10Aとを具備し、被照射体60に対して紫外線を照射する。基板11,11Aは、複数の発光素子12が前面11aに配列する。冷却ブロック10は、基板11,11Aの背面11bに配置され、内部に流体が流通する流路14,14Aを有する。紫外線照射装置100,100Aは、被照射体60の被照射面60aから垂直に紫外線照射装置100側に伸ばした垂線Hと、被照射体60の被照射面60aから最外の基板11,11Aに配列された発光素子12に伸ばした線とのなす角度θ2が60[°]以下であり、かつ被照射体60と複数の発光素子12との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている。
また、以下に説明する実施形態に係る冷却ブロック10,10Aは、冷却ブロック10,10Aの前面10aとは反対側の背面10dに連通する流入流路および排出流路を有する。
また、以下に説明する実施形態に係る基板11の端部に位置する発光素子12の端部から冷却ブロック10の端部10bまでの寸法B[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A/2≦B≦6である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明が開示する技術を限定するものではない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る紫外線照射装置を示す正面図である。図1に示す紫外線照射装置100は、複数の照射ユニット1−1〜1−6を備える。照射ユニット1−1〜1−6は、紫外線照射ユニットであり、点灯により紫外線を発する複数の発光素子12をそれぞれ有する。このように複数の照射ユニット1−1〜1−6を用いることにより、被照射体60に照射される紫外線の光量を高めることができる。
なお、説明を分かりやすくするために、図1には、照射方向(図1に示す矢印方向)を正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標系を図示している。かかる直交座標系は、後出の説明に用いる図5、図6でも同様に図示している。
また、照射ユニット1−1〜1−6がそれぞれ有する発光素子12は、被照射体60の被照射面60aを中心とする仮想上の円弧(二点鎖線で図示)と一致している。すなわち、照射ユニット1−1〜1−6は、照射対象である被照射体60の被照射面60aと発光素子12との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている。これにより、被照射体60の全体にわたり、照射される紫外線の光量を均等にすることができる。なお、ここでいう「被照射体の被照射面と複数の発光素子との距離」とは、X軸が伸びる方向に垂直な断面で見たときに、被照射体60の被照射面60a上で複数の照射ユニット1−1〜1−6の光軸、より具体的には、照射ユニット1−1〜1−6に搭載された発光素子12の中心から被照射体60に向かって設けられる複数の仮想線が被照射面60a上で交わる箇所を中心とした点を基準に、複数の発光素子12、具体的には複数の発光素子12が搭載された基板11の複数の発光素子12が実装される側の面(前面)までの距離のことである。また、「被照射体と複数の発光素子との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置」とは、被照射体60と複数の発光素子12との距離が完全に一致して等しいもののみでなく、被照射体60と複数の発光素子12との距離の平均値を基準に±5[mm]まで許容される。また、「被照射体の被照射面から垂直に紫外線照射装置側に伸ばした垂線」とは、被照射体60の被照射面60a上で複数の照射ユニット1−1〜1−6の光軸、より具体的には、照射ユニット1−1〜1−6に搭載された発光素子12の中心から被照射体60に向かって設けられる複数の仮想線が被照射面60a上で交わる箇所から被照射面60aに垂直に、紫外線照射装置100側に伸ばした垂線である。また、「最外の照射ユニットの発光素子に伸ばした線」とは、複数の照射ユニット1−1〜1−6のうち、最も外側に位置する照射ユニット1−1、1−6の光軸、より具体的には、照射ユニット1−1、1−6に搭載された発光素子12の中心に伸ばした線のことである。
ここで、紫外線照射装置100を構成する照射ユニット1−1〜1−6について、図2、図3を用いてさらに説明する。図2は、紫外線照射ユニットを示す正面図である。図3は、図2に示す紫外線照射ユニットの側面図である。
図2、図3に示す紫外線照射ユニット1は、光源部13と、冷却ブロック10とを有する。紫外線照射ユニット1は、図1に示す照射ユニット1−1〜1−6として使用することができる。なお、図2、図3では、図1に示す一部の部材の図示を省略している。
光源部13は、基板11と、複数の発光素子12とを有する。基板11は、例えば、セラミックスによって形成された長尺状の基材に、例えば銀等によって所望のパターン状に形成された図示しないプリント配線が設けられたものである。基板11の前面11aには、複数の発光素子12が、プリント配線と電気的に接続されて設けられている。複数の発光素子12は、基板11の長手方向(図1のX軸方向)に沿って一列に配列されている。
また、図示しないが、基板11は、発光素子12が接続される接続端子と、電源装置から電力が供給される電源端子とを除く領域が、絶縁性を確保し、腐食を防ぐために、被覆膜によって覆われている。被覆膜は、例えば、ガラス材等を主成分とする無機材料によって形成されている。なお、必要に応じて、基板11は、発光素子12が発する光を反射する反射性を高めるために、比較的高い反射率を有する白色のアルミナによって形成されてもよい。また、基板11は、熱伝導性を高く確保するために、比較的高い熱伝導性を有する窒化アルミニウムによって形成されてもよい。
発光素子12には、紫外線を発する発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や半導体レーザ(LD:Laser Diode)が用いられる。発光素子12は、例えば、波長300nm〜400nm程度を主波長とし、かつ、ピーク波長が365nmの紫外線を発する。
なお、実施形態でいう「紫外線」とは、波長450nm以下の波長の光であり、具体的には発光素子12が発する波長365nmの光であるが、その他の波長の光も許容される。また、発光素子12は、波長450nm以下の光を放射するLEDやLDに限定されるものではなく、例えば波長450nm以下の光を放射するのみでなく、波長450nmよりも長波長側の光を放射するLEDやLDであってもよい。すなわち、波長450nm以下の光を放射するLEDやLDであれば、その発光様式は限定されない。
冷却ブロック10は、略直方体状に形成されており、基板11の背面11bに配置されている。冷却ブロック10には、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等が用いられる。
冷却ブロック10は、流路14〜16を有する。冷却ブロック10は、流路14〜16に流体を流通させることにより、いわゆる液冷ブロックとして機能し、基板11を介して発光素子12から伝わった熱を速やかに放熱させることができる。なお、流体は、例えば水である。また、流体として、例えば液体窒素や不凍液などの液体や、乾燥空気や窒素などの気体を使用してもよい。
流路14は、冷却ブロック10を図1のX軸方向に貫通する貫通孔である。流路14は、基板11の背面11b側に配置されており、平面視で発光素子12の配列と重なるように位置する。また、流路15、16は、一端が冷却ブロック10の前面10aとは反対側の背面10dに開口し、他端が流路14に連通するように形成されている。流路15は、冷却ブロック10の図1のX軸負方向寄りに配置され、流路16は、冷却ブロック10の図1のX軸正方向寄りに配置されている。
また、流路14の両端には封止部材18、19が挿入されており、流路14の両端への流体の漏出を封止する。これにより、流路15、16のうち、一方が流路14に流体を流入させる流入流路、他方が流路14を流通した流体を冷却ブロック10の外部に排出する排出流路として、流路15、14、16が順に連通する一連の流路が形成される。このように流路14〜16を配設することにより、複数の紫外線照射ユニット1を近接させて配置することが容易となる。なお、冷却ブロック10の背面10dに開口する流路15、16に、ここでは図示しない配管と流路15、16との接続を容易にするための接続部材17a、17bを設けてもよい。また、流路14、15、16を設ける際の形態は、例えば冷却ブロック10の流路14の両端から切削加工により冷却ブロック10を貫通するように流路14を設けたあと、封止部材18、19で封止するように構成されるが、これに限定されない。例えば、切削加工により流路14、15、16が連続して一体の配管で構成された流路ブロックの半体を合体させて構成してもよいし、流路14、15、16が連続して一体の配管としても流路14を構成する配管に基板11が配置できるような構成であってもよい。
なお、図示しないが、紫外線照射装置100は、被照射体60側に、窓材を有していてもよい。窓材は、紫外線照射装置100が被照射体60に紫外線を照射したときに、被照射体60が発する不純ガスや汚染物質などの副生成物が照射ユニット1−1〜1−6の光学部材30や発光素子12に付着することを抑制する。窓材は、例えば、照射ユニット1−1〜1−6の発光素子12が発する紫外線を透過する物質である。窓材は、例えば、石英ガラスである。なお、窓材は石英ガラスに限定されず、例えば硬質ガラスや紫外線透過樹脂など、発光素子12が発する紫外線を透過するものであればいかなるものであってもよい。
次に、図3に示す紫外線照射ユニット1を部分的に拡大した図4を用いて、冷却ブロック10に対する発光素子12の配列について説明する。図4は、発光素子の配列を説明するための図である。基板11の端部に位置する発光素子12の端部から冷却ブロック10の端部10bまでの寸法B[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A/2≦B≦6である。このように発光素子12を配列させることにより、例えば紫外線照射ユニット1の隣に別の紫外線照射ユニット1を並べて配置した際の各紫外線照射ユニット1間の照度低下を最低限に抑えることができ、長手方向の光量均斉度を所定値以下、例えば15[%]以下に抑えることができる。
図1の説明に戻り、さらに説明する。照射ユニット1−1〜1−6は、被照射体60と基板11の幅方向とのなす角度θ1が60[°]以下となるようにそれぞれ配置されている。ここで、「被照射体60と基板11の幅方向とのなす角度」とは、基板11の前面11aに沿う方向が、被照射体60の被照射面60aに対してどの程度傾斜しているかを示すものである。被照射面60aと前面11aとが平行になるように被照射体60と複数の発光素子12とが対向している場合、角度θ1は0[°]となる。なお、被照射体60と基板11の幅方向とのなす角度θ1が60[°]超となるように配置すると好ましくない理由は、以下のとおりである。すなわち、光量は角度θに依存し、角度θ=0[°]のときの被照射体60の被照射面60aに照射される紫外線の光量を1とすると、ある角度θにおける光量はランベルトの余弦則によりcosθで表される。このことから、角度θが60[°]のとき、被照射体60の被照射面60aに対して照射される紫外線の光量は、cos60°=0.5となり、角度θが0[°]のときの光量に比べて半分となる。よって、角度θが60[°]超となると、角度θが0[°]のときの光量に比べて半分未満となるため、照射ユニットを数多く設けても、被照射体60に対する光量は増加しにくくなるため、好ましくない。以上のことから、照射ユニット1−1〜1−6は、被照射体60と基板11の幅方向とのなす角度θ1が60[°]以下となるようにすることが好ましい。
また、被照射体60の被照射面60aから垂直に紫外線照射装置100側に伸ばした垂線Hと、被照射体60の被照射面60aから照射ユニット1−6の発光素子12に伸ばした線とのなす角度を示す角度θ2[°]に関しても、角度θ1[°]と同様の理由により、60[°]以下となるようにすることが望ましい。
複数の照射ユニット1−1〜1−6が配置された紫外線照射装置100を用いることにより、被照射体60に照射される紫外線の光量を高めることができる。また、被照射体60に対する複数の照射ユニット1−1〜1−6の角度θ1を60[°]以下とした紫外線照射装置100を用いることにより、最外の照射ユニット1−1、1−6から照射される紫外線を効率よく被照射体60の被照射面60aに対して照射することができる。なお、紫外線照射装置100が有する紫外線照射ユニット1の数は、図示したものに限らず、2〜5、または7以上であってもよい。
また、照射ユニット1−1〜1−6は、保持部材31に保持された光学部材30をさらに有してもよい。光学部材30は、照射ユニット1−1〜1−6が有する複数の発光素子12に対して間隔を設けて基板11の前面11a(図2、図3参照)側に配置される。光学部材30には、例えばアクリル樹脂やシリコーン樹脂、石英ガラス等の紫外線透過性材料が用いられる。光学部材30は、例えば入射側および出射側がともに凸の両凸のシリンドリカルレンズであり、発光素子12から放射された紫外線を集光して被照射体60に向けて出射する。なお、光学部材30の数は複数であってもよい。また、光学部材30の形状は、出射される紫外線の用途に応じたものとすることができ、例えば平凸レンズであってもよい。また、光学部材30は、シリンドリカルレンズに限定されず、例えば、照射ユニット1−1〜1−6がそれぞれ有する複数の発光素子12の個々の光軸に対応して形成されたフライアイレンズであってもよい。
図5は、設置半径r[mm]、照射距離d[mm]、幅W[mm]、角度θ1[°]、角度θ2[°]と設置角度θp[°]との関係を示す図である。図5では、照射ユニット1−1〜1−6として、冷却ブロック10と、基板11および発光素子12を有する光源部13のみを図示し、その他の構成は省略している。ここで、設置半径r[mm]とは、複数の照射ユニット1−1〜1−6の光軸、より具体的には、照射ユニット1−1〜1−6に搭載された発光素子12の中心から被照射体60に向かって設けられる複数の仮想線が被照射面60a上で交わる箇所を中心とした点を基準に、被照射体60の被照射面60aと発光素子12とが実装される側の面(前面)までの距離であり、本実施形態ではr=100[mm]である。また、照射距離d[mm]は紫外線照射装置100の発光素子12が設けられる側と被照射体60の被照射面60aとが向かい合う位置に設けられる窓材110との距離であり、本実施形態ではd=30[mm]である。また、幅W[mm]は、照射ユニット1−1〜1−6が有する冷却ブロック10の、図1におけるX軸方向に垂直な断面における幅のことであり、本実施形態ではW=40[mm]である。なお、幅W[mm]は、光源部13が有する基板11の、図1におけるX軸方向に垂直な断面における幅とほぼ一致する。また、設置角度θp[°]は、照射ユニット1−1〜1−6のうち、隣り合う照射ユニット同士がなす角度のことであり、本実施形態ではθp=24[°]である。なお、被照射体60の被照射面60aから垂直に紫外線照射装置100側に伸ばした垂線Hと、被照射体60の被照射面60aから照射ユニット1−6の発光素子12に伸ばした線とのなす角度が、θ2[°]となる。
上記のように、設置半径r=100[mm]、照射距離d=30[mm]、幅W=40[mm]の条件で紫外線照射ユニット1を複数配置すると、角度θ1=60[°]以下で照射ユニット1−1〜1−6を6つ配置することができる。また、設置半径r=100[mm]、照射距離d=30[mm]、幅W=40[mm]の条件で紫外線照射ユニット1を複数配置すると、角度θ2=60[°]で照射ユニット1−1〜1−6を6つ配置することができる。このような構成とすることで、照射距離d=30[mm]を確保することができる。照射距離d=30[mm]とすることで、紫外線照射装置100の被照射体60側の面で搬送移動させる被照射体60が搬送により変形して、窓材110と被照射体60とが接近したとしても、窓材110へ被照射体60に塗布された、紫外線照射対象であるインキなどの付着を抑制することができる。また、照射距離d=30[mm]とすることで、被照射体60が厚みのあるシートや、立体物の場合でも、紫外線照射装置100が被照射体60に対して紫外線を照射することができる。また、照射距離d=30[mm]とすることで、紫外線照射装置100が被照射体60に対して近接配置ができない、すなわち、被照射体60の被照射面60aの近傍に搬送機構などが設けられている場合でも、紫外線照射装置100を離間した場所へ設置することで被照射体60に対して紫外線を照射することができる。
[第2の実施形態]
図6は、第2の実施形態に係る紫外線照射装置を示す正面図である。図6に示す紫外線照射装置100Aは、図1に示す照射ユニット1−1〜1−6が一体化された構成を有している。
すなわち、紫外線照射装置100Aは、複数の発光素子12を実装する基板11Aの背面側に、図1に示す冷却ブロック10が一体化された構成に対応する冷却ブロック10Aを備える。冷却ブロック10Aは、複数の発光素子12が配列する位置に対応する複数の流路14Aを備える。また、流路14Aはそれぞれ、長さ方向の両端から発光素子12とは反対側の冷却ブロック10Aの背面側に延び、接続部材17Aa、17Abを介して外部と連通する図示しない流入流路および排出流路を有している。流路14Aおよび接続部材17Aa、17Abは、第1の実施形態に係る流路14および接続部材17a、17bにそれぞれ対応する。また、基板11Aの前面側には、図1に示す複数の光学部材30を一体化した構成を有する光学部材30Aが設けられている。
このように照射ユニット1−1〜1−6が一体化された紫外線照射装置100Aを有することにより、複数の照射ユニット1−1〜1−6を個別に配置する場合に比べて発光素子12の取り付け精度が向上し、被照射体60の被照射面60aの全体にわたり、照射される紫外線の光量を均等にすることができ、照度値や照度分布のばらつきを抑制することができる。
また、紫外線照射装置100Aでは、照射ユニット1−1〜1−6が一体化されているため、複数の照射ユニット1−1〜1−6を有する紫外線照射装置100を用いて規定した角度θ2は、次のように一般化することができる。すなわち、角度θ2[°]は、被照射体60の被照射面60aから垂直に紫外線照射装置100A側に伸ばした垂線Hと、被照射体60の被照射面60aから最外の基板11Aに配列された発光素子12に伸ばした線とのなす角度である。
上述したように、実施形態に係る紫外線照射装置100,100Aは、複数の基板11,11Aと、冷却ブロック10,10Aとを具備する。基板11,11Aは、複数の発光素子12が前面11aに配列する。冷却ブロック10は、基板11,11Aの背面11bに配置され、内部に流体が流通する流路14,14Aを有する。複数の基板11,11Aは、被照射体60の被照射面60aと複数の発光素子12の配列方向に交差する基板11,11Aの幅方向とのなす角度θ1が60[°]以下であり、かつ被照射体60と複数の発光素子12との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている。これにより、照射効率を向上させることができる。
また、実施形態に係る紫外線照射装置100,100Aは、複数の基板11,11Aと、冷却ブロック10,10Aとを具備し、被照射体60に対して紫外線を照射する。基板11,11Aは、複数の発光素子12が前面11aに配列する。冷却ブロック10は、基板11,11Aの背面11bに配置され、内部に流体が流通する流路14,14Aを有する。紫外線照射装置100,100Aは、被照射体60の被照射面60aから垂直に紫外線照射装置100側に伸ばした垂線Hと、被照射体60の被照射面60aから最外の基板11,11Aに配列された発光素子12に伸ばした線とのなす角度θ2が60[°]以下であり、かつ被照射体60と複数の発光素子12との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている。これにより、照射効率を向上させることができる。
また、実施形態に係る冷却ブロック10,10Aは、冷却ブロック10,10Aの前面10aとは反対側の背面10dに連通する流入流路および排出流路を有する。これにより、複数の紫外線照射ユニット1を近接させて配置することが容易となる。
また、実施形態に係る基板11の端部に位置する発光素子12の端部から冷却ブロック10の端部10bまでの寸法B[mm]は、隣り合う発光素子12同士の間隔をA[mm]としたとき、A/2≦B≦6である。これにより、複数の紫外線照射ユニットを並べて配置した際の各紫外線照射ユニット間の照度低下を最低限に抑えることができる。これにより、複数の紫外線照射ユニット1を並べて配置した際の各紫外線照射ユニット1間の照度低下を最低限に抑えることができる。
なお、上記した各実施形態では、発光素子12は、基板11の長手方向に沿って一列に配列されるとして説明したが、これに限らず、例えば、配列方向に沿って、配列方向と交差する方向へ位置が交互にずらされた、いわゆる千鳥配列にされてもよい。
また、上記した第2の実施形態に係る紫外線照射装置100Aでは、基板11Aは、複数の発光素子12の列に対応するようにそれぞれ個別に配置されているが、これに限らず、複数の発光素子12の複数列に対応する1または複数の基板11Aを冷却ブロック10Aに配置させてもよい。かかる場合、角度θ1の基準となる基板11Aの幅方向は、複数の発光素子12が実装された位置において、発光素子12の配列方向に交差する基板11Aの前面に沿う方向として規定することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 紫外線照射ユニット
10、10A 冷却ブロック
11、11A 基板
12 発光素子
13 光源部
30 光学部材
100、100A 紫外線照射装置

Claims (4)

  1. 複数の発光素子が前面に配列する複数の基板と;
    前記基板の背面に配置され、内部に流体が流通する流路を有する冷却ブロックと;
    を具備し、
    前記複数の基板は、被照射体の被照射面と前記複数の発光素子の配列方向に交差する前記基板の幅方向とのなす角度θ1[°]が60[°]以下であり、かつ前記被照射体と前記複数の発光素子との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている、紫外線照射装置。
  2. 複数の発光素子が前面に配列する複数の基板と;
    前記基板の背面に配置され、内部に流体が流通する流路を有する冷却ブロックと;
    を具備し、被照射体に対して紫外線を照射する紫外線照射装置であって、
    前記被照射体の被照射面から垂直に前記紫外線照射装置側に伸ばした垂線と、前記被照射体の前記被照射面から最外の前記基板に配列された前記発光素子に伸ばした線とのなす角度θ2[°]が60[°]以下であり、かつ前記被照射体と前記複数の発光素子との距離が略等しくなるようにそれぞれ配置されている、紫外線照射装置。
  3. 前記冷却ブロックは、前記冷却ブロックの前面とは反対側の背面に連通する流入流路および排出流路を有する、請求項1または2に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記基板の端部に位置する前記発光素子の端部から前記冷却ブロックの端部までの前記複数の発光素子の配列方向の寸法B[mm]は、隣り合う発光素子同士の間隔をA[mm]としたとき、
    A/2≦B≦6である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の紫外線照射装置。
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