JP2021052933A - 保護管、医療器具組立体、及びガイドワイヤの取り付け方法 - Google Patents

保護管、医療器具組立体、及びガイドワイヤの取り付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ガイドワイヤの移動を操作するための移動部材が設置された医療デバイスの筐体にガイドワイヤをセットした状態において、ガイドワイヤに撓みが生じることを抑制する保護管、医療器具組立体、及びガイドワイヤの取り付け方法を提供する。
【解決手段】保護管500は、第1開口部512と、第2開口部513と、第1開口部と第2開口部との間に設けられ、ガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部を挿通可能な内腔511と、を備えており、保護管は、ガイドワイヤ200の撓みを抑制する湾曲部510a、510bを有し、保護管は、2つのポート431、432の間に配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、保護管、医療器具組立体、及びガイドワイヤの取り付け方法に関する。
近年、冠動脈等の血管に疾患を有する患者を治療・診断する際に、術者がカテーテルデバイスやガイドワイヤ等の医療器具を患者の身体から離れた位置で遠隔操作することを可能にするカテーテル操作用ロボットの開発が進められている(例えば、下記特許文献1を参照)。術者は、カテーテル操作用ロボットを使用して手技を行うことにより、患者へのX線照射に伴う被ばく量の低減を図ることができる。
特許文献1に記載されたカテーテル操作用ロボットには複数の関節を備えるロボットハンドが組み込まれている。ロボットハンドは、医療器具の直進移動(生体内への挿入方向に沿う進退移動)を実現するとともに、多関節による多自由度の回転動作を実現する。ロボットハンドの先端には医療器具を取り付け可能なカセットが装着される。
特開2017−205546号公報
特許文献1に記載されたカセットの筐体には、ガイドワイヤ及びカテーテルデバイスを移動させるための移動部材(回転ローラー)が設置されている。また、カセットの筐体には、筐体にガイドワイヤ及びカテーテルデバイスをセットする際に使用される複数のポートが設けられている。術者は、ポートを介してガイドワイヤ及びカテーテルデバイスを筐体に配置し、さらにガイドワイヤ及びカテーテルデバイスを移動部材にセットすることにより、ガイドワイヤとカテーテルデバイスを独立して進退移動させることができる。
上記のカテーテル操作用ロボットを使用した手技において、カセットにセットするカテーテルデバイスの種類によっては、次のような課題が生じる。
カテーテルデバイスが、当該カテーテルデバイスのシャフト部の途中にガイドワイヤを導入及び導出させるガイドワイヤポートが形成された、いわゆる「ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルデバイス」である場合、術者は、カテーテルデバイスを移動部材にセットし、さらにシャフト部のガイドワイヤポートから導出されたガイドワイヤの基端部を移動部材にセットすることにより、ガイドワイヤとカテーテルデバイスを独立して移動させることができる。
一方で、カテーテルデバイスが、当該カテーテルデバイスのシャフト部の基端にガイドワイヤを導入及び導出させるガイドワイヤポートが形成されており、かつ、ガイドワイヤがシャフト部の略全長に沿って挿入される、いわゆる「オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス」である場合、手技の最中、ガイドワイヤはカテーテルデバイスによって覆われた状態となる。そのため、術者は、カテーテルデバイスを移動部材にセットした際、ガイドワイヤがカテーテルデバイスによって覆われているため、移動部材からガイドワイヤへ移動に必要な駆動力を直接伝達させることができない。したがって、術者は、ガイドワイヤをカテーテルデバイスから独立して移動させることができない。
上記のような課題への対策として、例えば、筐体に設けられた複数のポートを利用しつつ筐体へのカテーテルデバイス及びガイドワイヤの配置手順等に工夫を凝らせば、カテーテルデバイス及びガイドワイヤの各々を独立して移動させることが可能な状態で移動部材へのセットを行うことが可能になるとも考えられる。しかしながら、ガイドワイヤのような細径かつ長尺な部材をカセットに設けられた各ポートの位置等に応じて湾曲させると、ガイドワイヤには撓みが生じてしまう。そのため、術者は、移動部材によってガイドワイヤを移動させる際、ガイドワイヤの基端部側から先端部側へ操作力を十分に伝達させることができず、生体内でガイドワイヤを円滑に移動させることが難しくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、ガイドワイヤの移動を操作するための移動部材が設置された医療デバイスの筐体にガイドワイヤをセットした状態において、ガイドワイヤに撓みが生じることを抑制する保護管、医療器具組立体、及びガイドワイヤの取り付け方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る保護管は、オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイスと前記カテーテルデバイスのガイドワイヤルーメンに挿通可能なガイドワイヤを移動可能に操作するための移動部材と、前記カテーテルデバイス及び/又は前記ガイドワイヤが挿通可能な少なくとも2つのポートと、を有する医療デバイスに用いられる保護管であって、第1開口部と、第2開口部と、前記第1開口部と前記第2開口部との間に設けられ、前記ガイドワイヤの基端部の少なくとも一部を挿通可能な内腔と、を備え、前記保護管は、前記ガイドワイヤの撓みを抑制する湾曲部を有し、前記保護管は、2つの前記ポートの間に配置される。
上記保護管によれば、ポートから導出されたガイドワイヤの基端部に撓みが生じることを抑制できる。そのため、ガイドワイヤを移動させる際、ガイドワイヤの基端部から先端部側へ向けて操作力を十分に伝達させることができ、生体内でガイドワイヤを円滑に移動させることができる。
実施形態に係るロボットカテーテルシステムを示す概略斜視図である。 実施形態に係るロボットカテーテルシステムに装着されるカセット(医療デバイス)及び医療器具組立体を示す外観斜視図である。 実施形態に係るカセット及び医療器具組立体の平面図である。 図3に示す破線部4Aを拡大して示す断面図である。 実施形態に係るガイドワイヤの取り付け方法を示すフローチャートである。 変形例1に係る医療器具組立体を示す平面図である。 図7に示す破線部7Aを拡大して示す断面図である。 変形例1に係るガイドワイヤの取り付け方法を示すフローチャートである。 変形例2に係る医療器具組立体を示す平面図である。 変形例2に係るガイドワイヤの取り付け方法を示すフローチャートである。
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
本実施形態に係るロボットカテーテルシステム1は、冠動脈の疾患を有する患者の治療を行う際に使用される経皮的冠動脈インターベンション(Percutaneous Coronary Intervention:PCI)において利用することができる。
図1は、本実施形態に係るロボットカテーテルシステム1の全体構成を示す概略斜視図であり、図2、図3はロボットカテーテルシステム1のカセット(「医療デバイス」に相当する)400を示す図である。
図1に示すように、ロボットカテーテルシステム1は、ロボットハンド300と、カセット400と、患者Pが載置されるベッド600と、X線照射装置700と、術者等からの動作入力を受け付ける操作部800と、を有する。
ロボットハンド300は、第1軸310と、第2軸320と、第3軸330と、を備える垂直多関節ロボットとして構成している。第1軸310と第2軸320は互いに回転可能に接続されており、第2軸320と第3軸330も同様に互いに回転可能に接続されている。第1軸310、第2軸320、及び第3軸330は、サーボモータ等によって回転駆動するように構成している。ロボットハンド300は、先端に取り付けたカセット400を6自由度にて並進移動及び回転移動可能に構成している。なお、ロボットハンド300の具体的な構成は特に限定されない。
X線照射装置700は、X線造影画像を取得するためのX線を放射する装置である。X線照射装置700は医療分野において公知のものを使用することができる。
操作部800は、ロボットカテーテルシステム1の各部の動作制御を行うための入力部及び制御部としての機能を持つ。操作部800は、ロボットハンド300、カセット400、X線照射装置700の各々と電気通信可能に接続されており、所定の指令等を送受信する。操作部800は、例えば、術者等からの入力を受け付けるためのジョイスティック等を備えることができる。
(カセット)
図2、図3にはカセット400の構成を簡略的に示している。図2は、カセット400の概観斜視図であり、図3はカセット400の平面図である。図2、図3には、カセット400にカテーテルデバイス100を装着した際の様子を示している。
カセット400は、図2、図3を参照して概説すると、オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス100とカテーテルデバイス100のガイドワイヤルーメン111に挿通可能なガイドワイヤ200を移動可能に操作する移動部材461、462、463と、カテーテルデバイス100及び/又はガイドワイヤ200が挿通可能な3つのポート431、432、433と、を有する。
カセット400は、図2、図3に示すように、筐体410を備える。筐体410には、筐体410の内部空間を外部から遮蔽する蓋部471、472が取り付けられている。蓋部471は筐体410の第2部位412を開閉可能に構成されており、蓋部472は筐体410の第3部位413を開閉可能に構成されている。図2、図3では、各蓋部471、472が開いた状態を示している。
筐体410は、カセット400の先端側(図中の矢印X1で示す方向)に配置された第1部位411と、第1部位411よりもカセット400の基端側(図中の矢印X2で示す方向)に配置された第2部位412と、第2部位412よりもカセット400の基端側に配置された第3部位413と、を有する。
図3に示すように、第1部位411には、カセット400に装着したカテーテルデバイス100のシャフト部110がセットされるY型コネクタ490を設置している。Y型コネクタ490は医療分野において公知のものを使用することができる。カテーテルデバイス100をカセット400にセットした状態において、カテーテルデバイス100のシャフト部110は、Y型コネクタ490を挿通して第1部位411側に配置され、さらに第1部位411の先端側へ所定の長さだけ導出される。シャフト部110において第1部位411よりも先端側に導出された部分のうち先端側の任意の部分が患者Pの生体内へ導入される。
第2部位412には、カテーテルデバイス100の移動を駆動するための補助移動部材441と、ガイドワイヤ200の移動を駆動するための補助移動部材442が設置されている。また、第2部位412には、カテーテルデバイス100を筐体410にセットする際に用いられる第1ポート431と、ガイドワイヤ200を筐体410にセットする際に用いられる第3ポート(サブルーメンポート)433が設けられている。
第2部位412の基端側には、ガイドワイヤ200を軸周り方向に回転駆動する回転操作部450が設置されている。ガイドワイヤ200は、回転操作部450を挿通するようにセットされる。ガイドワイヤ200は、回転操作部450が軸周り方向に回転駆動するのに連動して、軸周り方向に回転する。
第3部位413には、ガイドワイヤ200の移動を駆動するための複数の移動部材461、462、463が設置されている。また、第3部位413には、ガイドワイヤ200を筐体410にセットする際に用いられる第2ポート432が設けられている。
本実施形態に係るカセット400では、補助移動部材441、442、443及び移動部材461、462、463の各々は、移動対象となるカテーテルデバイス100及びガイドワイヤ200を挟持しつつ回転する一対の回転ローラーによって構成している。補助移動部材441、442、443及び移動部材461、462、463の各々は、カテーテルデバイス100及びガイドワイヤ200へ回転力を伝達させて、カテーテルデバイス100及びガイドワイヤ200を移動させる。上記の「移動」は、筐体410の第1部位411の先端側へ向けてカテーテルデバイス100及びガイドワイヤ200を移動させる前進(図6の矢印f1で示す移動)、及び筐体410の第1部位411の基端側へ向けてカテーテルデバイス100及びガイドワイヤ200を移動させる後退(図6の矢印b1で示す移動)を含む動作を意味する。
各補助移動部材441、442、443及び各移動部材461、462、463の設置数や具体的な構成等は、カテーテルデバイス100及びガイドワイヤ200を移動させることが可能な限り、特に限定されない。
カセット400には、各補助移動部材441、442、443及び各移動部材461、462、463とカテーテルデバイス100のシャフト部110及びガイドワイヤ200との間の近接離間を調整可能にする調整部材(図示省略)を設置することができる。調整部材は、例えば、各補助移動部材441、442、443及び各移動部材461、462、463をカテーテルデバイス100のシャフト部110の外表面及びガイドワイヤ200の外表面に押し付ける付勢力を付与するコイルスプリングで構成することができる。カセット400は、調整部材が各補助移動部材441、442、443及び各移動部材461、462、463をシャフト部110側及びガイドワイヤ200側へ接近離間させるための付勢力を、操作部800を通じた術者からの指令等に基づいて自動的に調整するように構成することができる。
(カテーテルデバイス)
図2、図3に示すように、本実施形態に係るカテーテルデバイス100は、可撓性を有する長尺状のシャフト部110を備えるオーバーザワイヤ型のカテーテルデバイスとして構成している。カテーテルデバイス100は、バルーンカテーテルやステントデリバリー用のカテーテルを患者Pの血管内の所望の位置へ送達する際に使用されるガイドカテーテル(マイクロカテーテル)として使用することができる。
カテーテルデバイス100のシャフト部110は、図4に示すように、ガイドワイヤ200を挿通可能なガイドワイヤルーメン111を有する。シャフト部110の基端部にはハブ120が配置されている。ガイドワイヤ200は、ハブ120の基端開口部(図示省略)を介してシャフト部110のガイドワイヤルーメン111内に挿入することができる。
ハブ120の内部にはガイドワイヤ200の外周面との間にシール部を形成する弁体125が配置されている。後述するように、ハブ120は保護管500と接続可能に構成されている(図4を参照)。なお、本明細書内においてカテーテルデバイス100について説明のない構造については、医療分野において公知のオーバーザワイヤ型のカテーテルデバイスと同様の構造を採用することができる。
(ガイドワイヤ)
ガイドワイヤ200は、生体管腔内に挿入可能な長尺状の部材で構成している。ガイドワイヤの構成材料や外径、基本的な構造は、医療分野において公知のガイドワイヤと同様ものとすることができる。
本実施形態では、ガイドワイヤ200は、図2、図3に示すように、カセット400の第1ポート431(「一のポート」に相当する)から導出させることができ、かつ、第1ポート431とは異なる箇所に設けられた第2ポート432(「他のポート」に相当する)を介して筐体410に設置された移動部材461、462、463まで配設することが可能な長さを有する。ガイドワイヤ200は、図3に示すように筐体410にセットした際、各移動部材461、462、463よりもカセット400の先端側に位置する補助移動部材442、443にセットすることが可能な長さで形成してもよい。なお、ガイドワイヤ200の具体的な長さは特に限定されない。ただし、ガイドワイヤ200が冠動脈を処置対象とする手技に使用される場合、ガイドワイヤ200の長さは、例えば、2100mm以上であることが好ましい。
図3の部分拡大図には、ガイドワイヤ200の基端部201の一部を拡大して示している。ガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部には、ガイドワイヤ200の先端部へのトルク伝達性を向上させる第1部位220を設けている。本実施形態では、第1部位220は、ガイドワイヤ200のコアワイヤ(芯線)210に巻き付けられたコイルで構成している。本実施形態において「ガイドワイヤ200の基端部201」は、ガイドワイヤ200において患者Pの生体内に導入されることのない任意の箇所で定義することができる。
(保護管)
次に、本実施形態に係る保護管500について説明する。
保護管500は、図2、図3に示すように、第1開口部512(図4を参照)と、第2開口部513と、第1開口部512と第2開口部513との間に設けられ、ガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部を挿通可能な内腔511と、を有する。
第1開口部512は、保護管500の先端部(第1ポート431側に配置される端部)に形成している。第2開口部513は、保護管500の基端部(第2ポート432側に配置される端部)に形成している。内腔511は、略円形の軸直交断面を有する。
図2、図3に示すように、保護管500は、ガイドワイヤ200の撓みを抑制する湾曲部510a、510bを有する。保護管500は、例えば、保護管500にガイドワイヤ200が挿通された状態において、ガイドワイヤ200の弾性等によって容易に変形しないようにガイドワイヤ200よりも大きな硬度を有する部材で構成することができる。このように保護管500を構成することにより、保護管500に形成された各湾曲部510a、510bは、ガイドワイヤ200の挿通に関わらず、湾曲した形状を維持する。保護管500に形成された湾曲部510a、510bが湾曲した形状を維持することにより、術者は、保護管500に挿通したガイドワイヤ200が内腔511の内部で撓むことを抑制できる。
保護管500の外形形状、断面形状、長さ、材質等は特に限定されない。また、湾曲部510a、510bの形状や湾曲部510a、510bが保護管500に設けられる位置等も特に限定されない。ただし、湾曲部510a、510bは、ガイドワイヤ200が内腔511の内部でキンクや破断することを防止するために、緩やかな角度(例えば、鈍角)や緩やかな曲率で湾曲していることが好ましい。また、湾曲部510a、510bは、本実施形態のように、第1ポート431から第2ポート432へガイドワイヤ200を取り廻す場合、例えば、図2に示すように、筐体410の基端部側の任意の二か所の位置に配置することができる。
本実施形態では、図2、図3に示すように、保護管500は、カセット400の第1ポート431と第2ポート432の間に配置している。
図4に示すように、保護管500の先端部は、カテーテルデバイス100の基端部に設けられたハブ120に対して接続可能に構成している。本実施形態では、ハブ120の基端部に形成された溝部121a内に保護管500の先端部を挿入することにより、ハブ120に対して保護管500を篏合させる構造を採用している。ただし、ハブ120と保護管500の接続構造は特に限定されず、例えば、ネジ留め、他の部材を利用した固定構造、ハブ120を保護管500の内腔511に挿入して固定する構造等を採用することもできる。
本実施形態では、保護管500がカテーテルデバイス100のハブ120に接続可能であるため、ガイドワイヤ200を保護管500及びカテーテルデバイス100に挿通した状態でガイドワイヤ200を移動させる際、保護管500とカテーテルデバイス100の相対的な位置がずれにくくなる。そのため、各移動部材461、462、463からガイドワイヤ200に対して伝達された力がガイドワイヤ200から保護管500及びカテーテルデバイス100へ分散されることを抑制できる。
保護管500の基端部は、図2、図3に示すように、筐体410に設けられた第2ポート432に接続することができる。保護管500の基端部は、例えば、篏合により第2ポート432に接続することができる。ただし、第2ポート432に対する保護管500の接続形態について特に制限はない。
上記のように、保護管500の基端部が第2ポート432又は第3ポート433に接続され、同時に、保護管500の先端部がハブ120と接続された状態において(図3、図6、図9を参照)、第1ポート431から第2ポート432との間又は第1ポート431から第3ポート433との間には、カテーテルデバイス100と保護管500とによってループLが形成される。その状態において、ガイドワイヤ200は、カテーテルデバイス100及び保護管500によって全体が覆われた状態となるため、カテーテルデバイス100及び保護管500の外部に露出しない。
図4に示すように、保護管500の内腔511を形成する内表面の少なくとも一部には、潤滑性コーティング520を施すことができる。ガイドワイヤ200は、潤滑性コーティング520により保護管500の内腔511を円滑に移動することができる。潤滑性コーティング520は、ガイドワイヤ200の円滑な移動を実現する観点より、少なくとも湾曲部510a、510bの内表面に設けることが好ましい。なお、潤滑性コーティングの材質、形成方法、厚み等について特に制限はない。
本実施形態では、保護管500とガイドワイヤ200は、カセット400を利用した手技において、ガイドワイヤ200に撓みが生じることを防止しつつ、手技の円滑な進行を可能にする医療器具組立体10を構成している。
医療器具組立体10は、カセット400に接続可能に構成されるとともに保護管500をカセット400に対して支持する支持部材480を有する。
支持部材480は、筐体410の長手方向に沿って配置された第1支持フレーム481、及び筐体410の基端側に向けて第1支持フレーム481から延びる第2支持フレーム482を介して筐体410に接続している。支持部材480は、例えば、保護管500を支持する内面が外部に対して露出した半割れ構造の管体により構成することができる。図2に示すように、支持部材480に保護管500をセットすることにより、保護管500がカセット400から垂れ下がって配置されたり、意図しない方向に突出した状態で配置されたりすることを防止できる。これにより、保護管500の内腔511に挿通されたガイドワイヤ200が撓んだり、キンクしたりすることを防止できる。なお、支持部材480の形状、材質、設置位置等について特に制限はない。
(ガイドワイヤの取り付け方法)
次に、本実施形態に係るガイドワイヤ200の取り付け方法を説明する。
図5に示すように、本実施形態に係るガイドワイヤ200の取り付け方法は、概説すると、カセット400の第1ポート431からガイドワイヤ200の基端部201を導出すること(S10)と、ガイドワイヤ200をカテーテルデバイス100のガイドワイヤルーメン111に挿通させること(S20)と、ガイドワイヤ200の基端部201を保護管500に挿通させること(S30)と、カセット400の筐体410の第2ポート432を介して、ガイドワイヤ200の基端部201を移動部材461、462、463にセットすること(S40)と、を含む。以下、具体的に説明する。
術者は、ガイドワイヤ200を筐体410に設置された補助移動部材441にセットする。ガイドワイヤ200の基端部201は、第1ポート431を介して筐体410の外部に導出する。術者は、補助移動部材441を作動させてガイドワイヤ200を患者Pの生体内の所望の位置まで送達する。
次に、術者は、ガイドワイヤ200をカテーテルデバイス100のガイドワイヤルーメン111に挿通させる。ガイドワイヤ200はカテーテルデバイス100により覆われた状態となる。術者は、カテーテルデバイス100を第1ポート431を介して筐体410に配置する。この際、ガイドワイヤ200を覆うカテーテルデバイス100は補助移動部材441と直接的に接触可能な状態にセットされる。そのため、術者は、補助移動部材441を作動させることにより、カテーテルデバイス100を移動させることができる。
次に、術者は、ガイドワイヤ200の基端部201を保護管500に挿通させる。保護管500の先端部はハブ120に接続する。また、保護管500の基端部はカセット400に設けられた第2ポート432に接続する。術者は、第1ポート431と第2ポート432の間に延びるガイドワイヤ200のループLを形成する。また、術者は、ガイドワイヤLを覆う保護管500とカテーテルデバイス100とにより、第1ポート431と第2ポート432の間に延びるループを形成する。本実施形態では、ガイドワイヤ200のループLは保護管500とカテーテルデバイス100とにより覆われているが、ガイドワイヤ200のループLは保護管500の外部に一部が露出して配置されていてもよい。つまり、ガイドワイヤ200の基端部201は、保護管500から一部が導出されて第2ポート432(後述する変形例では第3ポート432)内に導入されてもよい。
次に、術者は、ガイドワイヤ200の基端部201を保護管500の第2開口部513から導出させる。そして、図2、図3に示すように、ガイドワイヤ200の基端部201を各移動部材461、462、463、及び各補助移動部材442、443にセットする。
術者は、以上の手順でカセット400にガイドワイヤ200を取り付ける作業を実施している間、筐体410の各蓋部471、472を開く必要がない。また、術者は、補助移動部材441を作動させてガイドワイヤ200を生体内の所望の位置まで送達した後、ガイドワイヤ200を補助移動部材441から取り外すことなく、ガイドワイヤ200を各移動部材461、462、463、及び各補助移動部材442、443にセットすることができる。したがって、術者は、カセット400及びオーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス100を使用した手技において、ガイドワイヤ200をカセット400にセットする作業を簡単に行うことができる。
術者は、カテーテルデバイス100を移動させる場合、補助移動部材442を作動させる。これにより、ガイドワイヤ200から独立してカテーテルデバイス100を移動させることができる。また、術者は、ガイドワイヤ200を移動させる場合、各移動部材461、462、463、及び各補助移動部材442、443を作動させる。これにより、カテーテルデバイス100から独立してガイドワイヤ200を移動させることができる。術者は、図2、図3に示す矢印b2方向に向けてガイドワイヤ200を移動させることにより、ガイドワイヤ200を生体の外部へ向けて移動させることができる。術者は、図2、図3に示す矢印f2方向に向けてガイドワイヤ200を移動させることにより、ガイドワイヤ200を生体内の奥側へ向けて移動させることができる。
本実施形態に係るガイドワイヤ200の取り付け方法を採用することにより、以下のような効果が得られる。
例えば、カセット400にラピッドエクスチェンジ型のカテーテルデバイスを取り付けて使用する場合、術者等は、第1ポート431を介して筐体410の外部に上記カテーテルデバイスのハブが配置されるように、上記カテーテルデバイスをカセット400にセットする。術者は、上記カテーテルデバイスのシャフト部の基端部を補助移動部材441にセットする。術者は、上記カテーテルデバイスを患者の血管内の所望の位置まで誘導するガイドワイヤを、Y型コネクタ490よりもカセット400の基端側に配置される上記カテーテルデバイスのガイドワイヤポートを介して、上記カテーテルデバイスのガイドワイヤルーメンに挿通する。ガイドワイヤポートから導出されたガイドワイヤの基端部は、各補助移動部材442、443、及び各移動部材461、462、463にセットする。術者は、上記のようにラピッドエクスチェンジ型のカテーテルデバイスとガイドワイヤをカセット400にセットすることにより、ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルデバイスとガイドワイヤを独立して移動させることができる。
一方で、術者は、オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス100を使用した手技を実施する場合、前述した手順にしたがって、図2、図3に示すようにカセット400にカテーテルデバイス100及びガイドワイヤ200をセットすることにより、オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス100とガイドワイヤ200を独立して移動させることができる。したがって、術者は、カテーテルデバイスがラピッドエクスチェンジ型であっても、オーバーザワイヤ型であっても、カセット400を共用することができるため、カセット400を汎用性の高い医療デバイスとして取り扱うことができる。
以上、本実施形態に係る保護管500は、オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス100とカテーテルデバイス100のガイドワイヤルーメン111に挿通可能なガイドワイヤ200を移動可能に操作する移動部材461、462、463と、カテーテルデバイス100及び/又はガイドワイヤ200が挿通可能な少なくとも2つのポート431、432と、を有するカセット400に用いられる保護管である。当該保護管500は、第1開口部512と、第2開口部513と、第1開口部512と第2開口部513との間に設けられ、ガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部を挿通可能な内腔511と、を備える。保護管500は、ガイドワイヤ200の撓みを抑制する湾曲部510a、510bを有する。保護管500は、2つのポート431、432の間に配置される。
本実施形態に係る保護管500によれば、第1ポート431から導出されたガイドワイヤ200の基端部201に撓みが生じることを抑制できる。そのため、ガイドワイヤ200を移動させる際、ガイドワイヤ200の基端部201から先端部側へ向けて操作力を十分に伝達させることができ、生体内でのガイドワイヤ200の円滑な移動を実現することができる。
また、本実施形態に係るガイドワイヤ200の取り付け方法は、オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイス100のガイドワイヤルーメン111に挿通されたガイドワイヤ200の移動を操作するための移動部材461、462、463と、移動部材461、462、463が設置された筐体410と、カテーテルデバイス100及び/又はガイドワイヤ200が挿通可能な少なくとも2つのポート431、432と、を有するカセット400にガイドワイヤ200を取り付ける取り付け方法である。当該方法は、筐体410に設けられた第1ポート431からガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部を導出させること、移動部材461、462、463よりも筐体410の基端側に形成された第2ポート432に、ガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部を導入し、ガイドワイヤ200によりループLを形成し、ガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部を移動部材461、462、463にセットすること、を含む。
本実施形態に係るガイドワイヤ200の取り付け方法によれば、術者は、カテーテルデバイスがラピッドエクスチェンジ型であっても、オーバーザワイヤ型であっても、カテーテルデバイスとガイドワイヤを独立して移動させることができる。そのため、カテーテルデバイスの構造に関わらず、カセット400を共用することができるため、カセット400を様々な手技に使用することができる。
<変形例1>
図6、図7には、変形例1に係る医療器具組立体10Aを示す。図8には、変形例1に係るガイドワイヤ200の取り付け方法のフローチャートを示す。
図6、図7に示すように、変形例1に係る医療器具組立体10Aは、ガイドワイヤ200と接続可能に構成された延長ワイヤ200Aを有する。
術者は、カセット400及びガイドワイヤ200を使用した手技において、例えば、ガイドワイヤ200の長さが第1ポート431から第2ポート432を通して各移動部材461、462、463まで配置するのに十分な長さを有していない場合、図7に示す延長ワイヤ200Aを使用することができる。延長ワイヤ200Aは、例えば、所定の接続部材550を使用してガイドワイヤ200の基端部201に接続することができる。なお、接続部材550の具体的な構造は、ガイドワイヤ200と延長ワイヤ200Aを接続可能な限り、特に限定されない。
延長ワイヤ200Aは、例えば、ガイドワイヤ200と同様の材質、形状、構造等のものを使用することができる。延長ワイヤ200Aには、ガイドワイヤ200と同様に第1部位220(図3を参照)を設けることができる。
術者は、延長ワイヤ200Aを使用することにより、ガイドワイヤ200が十分な長さを有していない場合においても、第1ポート431及び第2ポート432を介して、ガイドワイヤ200を各移動部材461、462、463にセットすることができる。そのため、術者は、様々な手技においてカセット400を使用してカテーテルデバイス100の移動を操作することが可能になる。よって、手技の選択肢を広げることができる。
次に、図8を参照して、延長ワイヤ200Aの使用時におけるガイドワイヤ200の取り付け方法を説明する。前述したガイドワイヤ200の取り付け方法(図5を参照)と実質的に同一の手順については説明を省略する。
本変形例に係るガイドワイヤ200の取り付け方法では、ガイドワイヤ200をカテーテルデバイスのガイドワイヤルーメン111に挿通させる作業(S120)を終えた後、ガイドワイヤ200の基端部201に延長ワイヤ200Aを接続させる作業(S121)を実施する。術者は、ガイドワイヤ200の基端部201に延長ワイヤ200Aを接続せた後、延長ワイヤ200Aの基端部を保護管500に挿通させる(S130)。次に、術者は、筐体410の第2ポート432を介して、延長ワイヤ200Aの基端部を筐体410に配置する(S140)。術者は、第1ポート431と第2ポート432の間に延びるガイドワイヤ200のループLを形成する。また、術者は、ガイドワイヤLを覆う保護管500とカテーテルデバイス100とにより、第1ポート431と第2ポート432の間に延びるループを形成する。次に、術者は延長ワイヤ200Aの基端部を各移動部材461、462、463にセットする(S150)。
以上の作業を実施することにより、術者は、カテーテルデバイス100から独立してガイドワイヤ200及び延長ワイヤ200Aを移動させることができるように、ガイドワイヤ200をカセット400にセットすることができる。
<変形例2>
図8には、変形例2に係るガイドワイヤ200の取り付け方法を適用した医療器具組立体10を示し、図9には、変形例2に係るガイドワイヤ200の取り付け方法のフローチャートを示す。
図9に示すように、本変形例に係るガイドワイヤ200の取り付け方法では、保護管500を第1ポート431と第3ポート433の間に配置する。そして、保護管500の第2開口部513から導出させたガイドワイヤ200の基端部201は、第3ポート433を介して筐体410に配置する。ガイドワイヤ200の基端部201は、筐体410の内部で筐体410の先端側から基端側へ向けて折り返すように曲げて配置される。そして、ガイドワイヤ200の基端部201は、筐体410の基端側へ延ばされて、各補助移動部材442、443及び各移動部材461、462、463にセットされる。ガイドワイヤ200を上記のようにセットした状態で補助移動部材442、443及び各移動部材461、462、463を作動させることにより、ガイドワイヤ200をカテーテルデバイス100から独立して移動させることが可能になる。なお、保護管500の第2開口部513側の端部は第3ポート433に接続してもよい。
本実施形態に係るガイドワイヤ200の取り付け方法を採用した場合、ガイドワイヤ200の前進する方向(矢印f2で示す方向)及び後退する方向(矢印b2で示す方向)は、カテーテルデバイス100の前進する方向(矢印f1で示す方向)及び後退する方向(矢印b1で示す方向)と同一になる。したがって、術者は、ガイドワイヤ200の移動を操作する際、ガイドワイヤ200が前進及び後退する方向を容易に把握することができる。
図9の部分拡大図に示すように、ガイドワイヤ200の基端部201の少なくとも一部には、当該ガイドワイヤ200の他の部位201aよりも外径が大きく形成された第2部位201bを設けることができる。これにより、ガイドワイヤ200の基端部201において筐体410の基端側へ折り返すように湾曲した部分にキンクが生じることを防止できる。
なお、ガイドワイヤ200の基端部201にはガイドワイヤ200と同様に第1部位220を設けることができる。また、本変形例においても、延長ワイヤ200Aを使用してガイドワイヤ200の長さを延長させることができる。延長ワイヤ200Aを使用する場合、延長ワイヤ200Aの基端部に他の部位よりも外径が大きく形成された部分を設けることができる。
次に、図10を参照して、本変形例に係るガイドワイヤ200の取り付け方法を説明する。前述したガイドワイヤ200の取り付け方法(図5を参照)と実質的に同一の手順については説明を省略する。
術者は、筐体410に設けられた第1ポート431からガイドワイヤ200の基端部201を導出させる作業(S210)を終えた後、カテーテルデバイス100にガイドワイヤ200を挿通させる作業(S220)及びガイドワイヤ200の基端部201を保護管500に挿通させる作業(S230)を実施する。次に、筐体410の第3ポート433を介して、ガイドワイヤ200の基端部201を筐体410に配置する(S240)。そして、ガイドワイヤ200の基端部201を筐体410の基端側に向けて折り返すように湾曲させて、ガイドワイヤ200の基端部201を各補助移動部材442、443及び各移動部材461、462、463にセットする(S250)。術者は、第1ポート431と第3ポート433の間に延びるガイドワイヤ200のループLを形成する。また、術者は、ガイドワイヤ200を覆う保護管500とカテーテルデバイス100とにより、第1ポート431と第3ポート433の間に延びるループLを形成する。
以上の手順を実施することにより、術者は、カテーテルデバイス100から独立してガイドワイヤ200を移動させることができるように、ガイドワイヤ200をカセット400にセットすることができる。
実施形態を通じて本発明に係るカテーテルデバイス及びガイドワイヤの取り付け方法を説明したが、本発明は明細書において説明した内容のみに限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載に基づいて適宜変更することが可能である。
カテーテルデバイスは、例えば、バルーンカテーテルやステントデリバリー用のカテーテルで構成することも可能である。また、カテーテルデバイスを使用した手技の内容、疾患、処置対象となる生体管腔等についても特に制限はない。
医療デバイス(カセット)に設けられるポートの個数や各ポートの位置、形状等は特に限定されない。また、保護管が配置される位置は2つのポートの間であれば特に限定されない。保護管は、例えば、第2ポートと第3ポートの間に配置することも可能である。
1 ロボットカテーテルシステム、
10、10A 医療器具組立体、
100 カテーテルデバイス、
110 シャフト部、
111 ガイドワイヤルーメン、
120 ハブ、
200 ガイドワイヤ、
201 ガイドワイヤの基端部、
201b 第2部位、
220 第1部位、
200A 延長ワイヤ、
400 カセット(医療デバイス)、
410 筐体、
431 第1ポート、
432 第2ポート、
433 第3ポート、
441、442 補助移動部材、
461、462、463 移動部材、
500 保護管、
512 第1開口部、
513 第2開口部、
510a、510b 湾曲部、
511 内腔、
520 潤滑性コーティング、
550 接続部材。

Claims (12)

  1. オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイスと前記カテーテルデバイスのガイドワイヤルーメンに挿通可能なガイドワイヤを移動可能に操作するための移動部材と、前記カテーテルデバイス及び/又は前記ガイドワイヤが挿通可能な少なくとも2つのポートと、を有する医療デバイスに用いられる保護管であって、
    第1開口部と、第2開口部と、前記第1開口部と前記第2開口部との間に設けられ、前記ガイドワイヤの基端部の少なくとも一部を挿通可能な内腔と、を備え、
    前記保護管は、前記ガイドワイヤの撓みを抑制する湾曲部を有し、
    前記保護管は、前記医療デバイスの2つの前記ポートの間に配置される、保護管。
  2. 前記保護管の先端部は、前記カテーテルデバイスの基端部に設けられたハブに対して接続分離可能である、請求項1に記載の保護管。
  3. 前記内腔を形成する内表面の少なくとも一部には、潤滑性コーティングが施されている、請求項1又は請求項2に記載の保護管。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の保護管と、
    前記ガイドワイヤと、を有する医療器具組立体。
  5. 前記ガイドワイヤは、
    前記少なくとも2つのポートの内のいずれか一のポートから導出させることができ、かつ、前記少なくとも2つのポートの内の前記一のポートと異なる他のポートを介して前記筐体に設置された前記移動部材まで配設することが可能な長さを有する、請求項4に記載の医療器具組立体。
  6. 前記ガイドワイヤの前記基端部の少なくとも一部には、前記ガイドワイヤの先端部へのトルク伝達性を向上させる第1部位が設けられている、請求項4又は請求項5に記載の医療器具組立体。
  7. 前記ガイドワイヤの前記基端部の少なくとも一部には、前記ガイドワイヤの他の部位よりも外径が大きく形成された第2部位が設けられている、請求項4〜6のいずれか1項に記載の医療器具組立体。
  8. 前記ガイドワイヤと接続可能に構成された延長ワイヤをさらに有する、請求項4〜7のいずれか1項に記載の医療器具組立体。
  9. 前記医療デバイスに接続可能に構成され、前記保護管を前記医療デバイスに対して支持する支持部材を有する、請求項4〜8のいずれか1項に記載の医療器具組立体。
  10. オーバーザワイヤ型のカテーテルデバイスのガイドワイヤルーメンに挿通されたガイドワイヤの移動を操作するための移動部材と、前記移動部材が設置された筐体と、前記カテーテルデバイス及び/又は前記ガイドワイヤが挿通可能な少なくとも2つのポートと、を有する医療デバイスに前記ガイドワイヤを取り付ける取り付け方法であって、
    前記筐体に設けられた第1ポートから前記ガイドワイヤの基端部の少なくとも一部を導出させ、
    前記移動部材よりも前記筐体の基端側に形成された第2ポートもしくは、前記移動部材よりも前記筐体の先端側に形成された第3ポートに、前記ガイドワイヤの基端部の少なくとも一部を導入し、前記ガイドワイヤによりループを形成し、
    前記ガイドワイヤの前記基端部の少なくとも一部を前記移動部材にセットする、ガイドワイヤの取り付け方法。
  11. 前記ガイドワイヤに、当該ガイドワイヤの長さを延長する延長ワイヤを取り付けることを含む、請求項10に記載のガイドワイヤの取り付け方法。
  12. 前記第1ポートから導出させた前記ガイドワイヤの基端部を、内腔を備える保護管に挿通させ、
    前記保護管から前記ガイドワイヤの基端部を導出させ、
    前記保護管から導出させた前記ガイドワイヤの基端部を前記第2ポート又は前記第3ポートを介して前記筐体の内部にセットし、前記ガイドワイヤを覆う前記保護管と前記カテーテルデバイスによりループを形成する、請求項10又は請求項11に記載のガイドワイヤの取り付け方法。
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US11998294B2 (en) 2021-07-05 2024-06-04 Shenzhen Institute Of Advanced Biomedical Robot Co., Ltd. Slave-end apparatus for interventional robot

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