JP2021052498A - 判断装置、判断方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

判断装置、判断方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自立型電力設備に対して負荷の追加または削減が可能かをユーザが判断することのできる判断装置を提供する。【解決手段】蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否を判断する判断装置であって、前記電力機器の出力の変更可能量を取得する出力変更可能量取得部と、所定の負荷の消費電力を取得する消費電力取得部と、前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する判断部と、前記判断部による判断結果を示す情報を出力する出力部とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、判断装置、判断方法およびコンピュータプログラムに関する。
商用の電力系統から切り離された自立型の電力設備においては、停電などの商用の電力系統の影響を受けずに、重要負荷に対して長時間に亘り、継続して電力供給を行うことが可能である。その一方、電力需給のアンバランスに対する電力供給や、電圧または周波数などの電力品質の維持に関する補助を受けることができない。このため、自立型電力設備においては電力需給のバランスの調整が重要になる。
自立型電力設備には、電圧および周波数の維持を主に蓄電池が担う蓄電池型と、主に発電機が担う発電機型とがある。蓄電池型の電力設備では、パワーエレクトロニクス技術の発展に伴う高速なスイッチング技術により、負荷の必要とする電力に応じて極めて高速かつ精度良く蓄電池の出力を切り替えることができる。
特許文献1には、重要負荷の負荷量を調整する総合監視制御システムについて開示されている。
特開2011−61931号公報
しかしながら、ユーザが、自立型電力設備に対して負荷の追加または削減が可能か否かを判断することは困難である。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであり、自立型電力設備に対して負荷の追加または削減が可能かをユーザが判断することのできる判断装置、判断方法およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る判断装置は、蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否を判断する判断装置であって、前記電力機器の出力の変更可能量を取得する出力変更可能量取得部と、所定の負荷の消費電力を取得する消費電力取得部と、前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する判断部と、前記判断部による判断結果を示す情報を出力する出力部とを備える。
本開示の一態様に係る判断方法は、蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否をコンピュータが判断する判断方法であって、前記電力機器の出力の変更可能量を取得するステップと、所定の負荷の消費電力を取得するステップと、前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断するステップと、前記判断部による判断結果を示す情報を出力するステップとを含む。
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否を判断する判断装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記電力機器の出力の変更可能量を取得する出力変更可能量取得部と、所定の負荷の消費電力を取得する消費電力取得部と、前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する判断部と、前記判断部による判断結果を示す情報を出力する出力部として機能させる。
なお、本開示のコンピュータプログラムを、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)等のコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体やインターネット等の通信ネットワークを介して流通させることができるのは、言うまでもない。また、本開示は、判断装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、判断装置を含むシステムとして実現したりすることもできる。
本開示によると、自立型電力設備に対して負荷の追加または削減が可能かをユーザが判断することができる。
図1は、自立型電力設備の構成の一例を示す図である。 図2は、判断装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、出力可能量情報および出力変更可能量について説明するための図である。 図4は、時間の経過とともに変化する発電機の最大出力の一例を示す図である。 図5は、第1発電機、第2発電機および蓄電池の組合せにより出力を調整する場合の負荷の追加可能量および削減可能量について説明するための図である。 図6は、表示装置の画面に表示される判断部の判断結果を示す情報の一例を示す図である。 図7は、本開示の実施形態に係る判断装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
[本開示の実施形態の概要]
最初に本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態に係る判断装置は、蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否を判断する判断装置であって、前記電力機器の出力の変更可能量を取得する出力変更可能量取得部と、所定の負荷の消費電力を取得する消費電力取得部と、前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する判断部と、前記判断部による判断結果を示す情報を出力する出力部とを備える。
この構成によると、自立型電力設備に備えられる電力機器の出力の変更可能量と、所定の負荷の消費電力とを比較することにより、自立型電力設備に対して所定の負荷を追加または削減することができるかが判断される。また、判断結果を示す情報が出力される。このため、ユーザは、出力された情報を見ることにより、自立型電力設備に対して負荷の追加または削減が可能かを判断することができる。
(2)好ましくは、前記出力変更可能量取得部は、時間の経過とともに変化する前記変更可能量を取得し、前記判断部は、さらに、前記変更可能量と、前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加または削減が可能となるまでの時間を算出し、前記出力部は、さらに、前記判断部が算出した前記時間を示す情報を出力する。
この構成によると、ユーザは、出力部が出力する情報を見ることにより、負荷の追加または削減が可能となるまでの時間を知ることができる。
(3)さらに好ましくは、前記判断結果を示す情報は、前記所定の負荷の識別情報を含む。
この構成によると、例えば、負荷の識別情報を負荷の名称とすることにより、ユーザは、自立型電力設備に対して追加または削減が可能な負荷を容易に判断することができる。また、ユーザは、上記電力設備に対して追加または削減が不可能な負荷を容易に判断することができる。
(4)本開示の他の実施形態に係る判断方法は、蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否をコンピュータが判断する判断方法であって、前記電力機器の出力の変更可能量を取得するステップと、所定の負荷の消費電力を取得するステップと、前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断するステップと、前記判断部による判断結果を示す情報を出力するステップとを含む。
この構成は、上述の判断装置が備える特徴的な処理部に対応するステップを含む。このため、この構成によると、上述の判断装置と同様の作用および効果を奏することができる。
(5)本開示の他の実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否を判断する判断装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、前記電力機器の出力の変更可能量を取得する出力変更可能量取得部と、所定の負荷の消費電力を取得する消費電力取得部と、前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する判断部と、前記判断部による判断結果を示す情報を出力する出力部として機能させる。
この構成によると、コンピュータを、上述の判断装置として機能させることができる。このため、上述の判断装置と同様の作用および効果を奏することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定するものではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意に付加可能な構成要素である。また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。
〔自立型電力設備について〕
まず、本実施形態が対象とする自立型電力設備について説明する。なお、本開示では、蓄電池型の自立型電力設備を想定する。
図1は、自立型電力設備の構成の一例を示す図である。
自立型電力設備1は、蓄電池11と、第1発電機12Aと、第2発電機12Bと、重要負荷13と、保安負荷14と、通常負荷15と、太陽光発電機16と、風力発電機17とを含む。なお、第1発電機12Aおよび第2発電機12Bを区別しない場合には、発電機12と言う。また、発電機12の台数は2台に限定されるものではなく、1台であってもよいし、3台以上であってもよい。
自立型電力設備1に設置された各電力機器11〜17は、電力線20に接続される。電力線20は、電力系統21に接続される。
電力系統21と自立型電力設備1との経路中には、連系用遮断器22が設けられている。連系用遮断器22は、例えば、真空遮断器であり、自立型電力設備1の電力系統21への連系(並列)と、自立型電力設備1の電力系統21からの遮断(解列)とを切り替える。つまり、連系用遮断器22をクローズすることにより、自立型電力設備1は電力系統21に並列し、連系用遮断器22をオープンにすることにより、自立型電力設備1は、電力系統21から解列する。
蓄電池11は、例えば、レドックスフロー(RF)電池、リチウムイオン電池、溶融塩電池、鉛蓄電池などの二次電池を含む。蓄電池11は、パワーコンディショナーまたはバッテリーマネジメントシステムなどを介して電力線20に接続される。
発電機12は、例えば、都市ガスなどのガスを燃焼させることにより発電を行うガス発電機である。なお、発電機12は、水素等の燃料の化学エネルギーから電力を取り出す燃料電池であってもよい。
重要負荷13は、停電等により電力系統21から電力が供給されない場合であっても一定の期間動作させることを保証しなければならない負荷である。長時間に亘って実験を行わなければならない場合の実験装置や、病院で用いられる医療機器などはその一例である。
保安負荷14は、停電等により電力系統21から電力が供給されない場合に保安のために動作する負荷である。非常灯などはその一例である。
通常負荷15は、重要負荷のように動作時間の保証の必要のない一般的な負荷である。エアコンなどはその一例である。
太陽光発電機16は、再生可能エネルギーを利用して発電する再生可能エネルギー発電機の一例であり、太陽光エネルギーを直流の電力に変換する。なお、太陽光発電機16は、パワーコンディショナーを介して電力線20に接続される。また、太陽光発電機16は、負の出力を有する負荷とみなされる。
風力発電機17は、再生可能エネルギーを利用して発電する再生可能エネルギー発電機の一例であり、風力エネルギーを直流の電力に変換する。なお、風力発電機17は、パワーコンディショナーを介して電力線20に接続される。また、風力発電機17は、負の出力を有する負荷とみなされる。
〔判断装置について〕
判断装置3は、通信線23を介して自立型電力設備1に設置された各電力機器11〜17に接続される。判断装置3は、各電力機器11〜17より現在の出力の情報を受信し、受信した現在出力に基づいて、自立型電力設備1に対して追加または削減が可能な負荷を判断する。
図2は、判断装置3の機能的構成を示すブロック図である。
判断装置3は、図1に示した自立型電力設備1が電力系統21から解列して自立運転する場合に、自立型電力設備1に対して追加することのできる負荷または自立型電力設備1から削減することのできる負荷を判断する。ここで、負荷とは、重要負荷13、保安負荷14および通常負荷15を指す。なお、負荷に太陽光発電機16および風力発電機17が含まれていてもよい。
判断装置3は、記憶部31と、通信部32と、現在出力取得部33と、出力変更可能量決定部34と、消費電力取得部35と、判断部36と、出力部37とを備える。
判断装置3は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などから構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。例えば、判断装置3は、HDDに記憶されているコンピュータプログラムをRAMにロードし、マイクロプロセッサ上でコンピュータプログラムを実行する。これにより、各処理部32〜37は機能的に実現される。コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体、例えば、HDD、CD−ROM、半導体メモリなどに記録して流通させることができる。
なお、各処理部32〜37の全部または一部がシステムLSIなどの半導体装置により構成されていてもよい。
記憶部31は、出力可能量情報41と、負荷消費電力情報42とを記憶しており、例えば、HDDまたはROMなどにより構成される。
出力可能量情報41は、蓄電池11、第1発電機12Aおよび第2発電機12Bからの電力の出力可能量を示す情報である。
出力可能量情報41は、例えば、蓄電池11の最大出力(最大放電電力)および最小出力(最大充電電力)の情報を含む。具体的には、出力可能量情報41は、蓄電池11の定格出力情報を含む。
また、出力可能量情報41は、第1発電機12Aの暖気運転状態における最大出力および最小出力の情報を含む。また、出力可能量情報41は、第1発電機12Aの定常運転状態における最大出力および最小出力の情報を含む。具体的には、出力可能量情報41は、第1発電機12Aの定格出力情報を含む。なお、定常運転状態とは、発電機を起動して暖気運転を経た後の状態である。出力可能量情報41は、第2発電機12Bについても第1発電機12Aと同様の情報を含む。
なお、出力可能量情報41は、負荷の最大出力(最小消費電力の符号を反転した値)および最小出力(最大消費電力の符号を反転した値)の情報を含んでいてもよい。具体的には、出力可能量情報41は、負荷の定格消費電力情報または定格出力情報を含んでいてもよい。
図3は、出力可能量情報41および後述する出力変更可能量について説明するための図である。
図3の(a)は、発電機12の出力可能量情報41として、定常運転状態における最大出力Pmax_aおよび最小出力Pmin_aを示している。図3の(b)は、蓄電池11の出力可能量情報41として、最大出力Pmax_bおよび最小出力Pmin_bを示している。図3の(c)は、負荷の出力可能量情報41として、最大出力Pmax_cおよび最小出力Pmin_cを示している。
なお、発電機12は、起動状態(状態s=0)、起動状態から暖気運転状態への遷移状態(s=1)、暖気運転状態(s=2)、暖気運転状態から定常運転状態への遷移状態(s=3)、定常運転状態(s=4)の順に状態が変化する。このため、発電機12の最大出力および最小出力も時間の経過とともに変化する。
図4は、時間の経過とともに変化する発電機12の最大出力の一例を示す図である。
時間0に発電機12を起動させた場合に、発電機12は、時間t=0〜t1において起動状態(s=0)を取り、時間t=t1〜t2において遷移状態(s=1)を取り、時間t=t2〜t3において暖気運転状態(s=2)を取り、時間t=t3〜t4において遷移状態(s=3)を取り、時間t=t4以降において定常運転状態(s=4)を取る。このため、発電機12の最大出力P(s,t)は、発電機12の状態sおよび発電機12を起動してからの時間tの関数として定義することができる。
なお、発電機12の最小出力も同様に、発電機12の状態sおよび時間tの関数として定義することができる。
出力可能量情報41は、第1発電機12Aおよび第2発電機12Bのそれぞれについて、最大出力Pmax_aおよび最小出力Pmin_aの各々を、状態sおよび時間tの関数P(s,t)で示した情報を含んでいてもよい。
なお、蓄電池11の出力が時間の経過とともに変化する場合には、出力可能量情報41は、蓄電池11の最大出力Pmax_bおよび最小出力Pmin_bの各々を、状態sおよび時間tの関数P(s,t)で示した情報を含んでいてもよい。
また、負荷の出力が時間の経過とともに変化する場合には、出力可能量情報41は、負荷の最大出力Pmax_cおよび最小出力Pmin_cの各々を、状態sおよび時間tの関数P(s,t)で示した情報を含んでいてもよい。
再び図2を参照して、負荷消費電力情報42は、自立型電力設備1に対して追加する対象の負荷の消費電力、または自立型電力設備1から削減する対象の負荷の消費電力の情報を含む。具体的には、負荷消費電力情報42は、自立型電力設備1に対する追加または削減の対象の負荷の識別情報(負荷名称)および負荷の定格消費電力情報を含む。例えば、負荷消費電力情報42は、負荷名称「テレビ」および定格消費電力「10kW」の組と、負荷名称「電灯A」および定格消費電力「50kW」の組と、負荷名称「電灯B」および定格消費電力「80kW」の組と、負荷名称「トイレ」および定格消費電力「20kW」の組と、負荷名称「実験装置」および定格消費電力「120kW」の組との情報を含む。
なお、対象の負荷は、実際に自立型電力設備1に追加する予定の実在の負荷または自立型電力設備1に含まれている実在の負荷であってもよいし、自立型電力設備1への追加を検討している負荷であってもよい。
通信部32は、通信線23を介して、自立型電力設備1の各電力機器11〜17との間でデータの送受信を行う。
現在出力取得部33は、通信部32を介して、各電力機器11〜17から、各電力機器11〜17の現在出力の情報を受信する。現在出力取得部33は、受信した各電力機器の現在出力の情報を出力変更可能量決定部34に出力する。
出力変更可能量決定部34は、出力変更可能量取得部として機能し、現在出力取得部33から、各電力機器の現在出力の情報を受ける。また、出力変更可能量決定部34は、記憶部31から出力可能量情報41を読み出す。出力変更可能量決定部34は、各電力機器の現在出力と出力可能量情報41とに基づいて、各電力機器の出力の変更可能量を決定する。
図3を参照して、出力変更可能量決定部34による出力変更可能量の決定処理の一例について説明する。
発電機12の現在出力をP0_aとする。出力変更可能量決定部34は、発電機12の出力の増加による変更可能量の最大値(以下、「最大増加変更可能量」という)Pup_aを以下の式1aに基づいて算出し、発電機12の出力の減少による変更可能量の最大値(以下、「最大減少変更可能量」という)Pdown_aを以下の式1bに基づいて算出する。
Figure 2021052498
つまり、発電機12の現在出力をP0_aとした場合に、発電機12は、0からPup_aの範囲内で出力を増加させることができ、0からPdown_aの範囲内で出力を減少させることができる。なお、発電機12を自立型電力設備1から解列させる場合には、発電機12の出力はP0_aだけ減少する。
蓄電池11の現在出力をP0_bとする。出力変更可能量決定部34は、蓄電池11の最大増加変更可能量Pup_bを以下の式2aに基づいて算出し、蓄電池11の最大減少変更可能量Pdown_bを以下の式2bに基づいて算出する。
Pup_b=Pmax_b−P0_b …(式2a)
Pdown_b=P0_b−Pmin_b …(式2b)
つまり、蓄電池11の現在出力をP0_bとした場合に、蓄電池11は、0からPup_bの範囲内で出力を増加させることができ、0からPdown_bの範囲内で出力を減少させることができる。
負荷の現在出力(消費電力の符号を反転させた値)をP0_cとする。出力変更可能量決定部34は、負荷の最大増加変更可能量Pup_cを以下の式3aに基づいて算出し、負荷の最大減少変更可能量Pdown_cを以下の式3bに基づいて算出する。
Figure 2021052498
つまり、負荷の現在出力をP0_cとした場合に、蓄電池11は、0からPup_cの範囲内で出力を増加させることができ、0からPdown_cの範囲内で出力を減少させることができる。なお、負荷を自立型電力設備1から解列させる場合には、負荷の出力は−P0_cだけ上昇する。
出力変更可能量決定部34は、決定した最大増加変更可能量Pup_a、Pup_b、Pup_cおよび最大減少変更可能量Pdown_a、Pdown_b、Pdown_cを、判断部36に出力する。
再び図2を参照して、消費電力取得部35は、記憶部31から負荷消費電力情報42を読み出し、読み出した負荷消費電力情報42を判断部36に出力する。負荷消費電力情報42の一例については上述した通りである。
判断部36は、出力変更可能量決定部34から受けた最大増加変更可能量および最大減少変更可能量に基づいて、自立型電力設備1に対する負荷の追加可能量および削減可能量を算出する。判断部36は、算出した負荷の追加可能量および削減可能量と、消費電力取得部35から受けた負荷消費電力情報42とに基づいて、自立型電力設備1に対する負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する。
まず、自立型電力設備1に対する負荷の追加可能量および削減可能量の算出方法について説明する。
図3を参照して、発電機12、蓄電池11および負荷の少なくとも1つ以上を組み合わせて出力の調整を行う場合の負荷の追加可能量をPupとし、負荷の削減可能量をPdownとする。
判断部36は、例えば、発電機12および蓄電池11の組合せにより出力を調整する場合の負荷の追加可能量Pupを、以下の式4aにより算出する。
0≦Pup≦Pup_a+Pup_b …(式4a)
つまり、発電機12および蓄電池11を組み合わせた場合には、消費電力が0からPup_a+Pup_bの範囲内の負荷を自立型電力設備1に追加することができる。
また、判断部36は、発電機12および蓄電池11の組合せにより出力を調整する場合の負荷の削減可能量Pdownを、以下の式4bおよび式4cにより算出する。ここで、式4bは、発電機12を自立型電力設備1から解列しない場合の削減可能量Pdownを示し、式4cは、発電機12を自立型電力設備1から解列する場合の削減可能量Pdownを示す。
0≦Pdown≦Pdown_a+Pdown_b …(式4b)
P0_a≦Pdown≦P0_a+Pdown_b …(式4c)
つまり、発電機12を解列しない場合には、消費電力が0からPdown_a+Pdown_bの範囲内の負荷を自立型電力設備1から削減することができる。また、発電機12を解列する場合には、消費電力がP0_aからP0_a+Pdown_bの範囲内の負荷を自立型電力設備1から削減することができる。
なお、判断部36は、発電機12、蓄電池11および負荷の他の組合せにより出力調整する場合の負荷の追加可能量および削減可能量についても、式4a〜式4cと同様の式により算出することができる。
次に、第1発電機12Aの最大出力が時間の経過ともに変化する場合に、第1発電機12A、第2発電機12Bおよび蓄電池11の組合せにより出力を調整した場合の負荷の追加可能量および削減可能量の算出方法について説明する。
図5は、第1発電機12A、第2発電機12Bおよび蓄電池11の組合せにより出力を調整する場合の負荷の追加可能量および削減可能量について説明するための図である。図5に示すグラフの横軸は時間t(分)を示し、縦軸は、負荷の追加可能量または削減可能量(kW)を示す。なお、縦軸が負の領域における絶対値が削減可能量に相当する。
現在時間tを0とし、時間t=0における第1発電機12Aの出力P0_aを0kWとし、時間t=0における第2発電機12Bの出力P0_aを150kWとする。また、時間t=0における蓄電池11の出力P0_bを50kWとする。
また、蓄電池11の最大出力Pmax_bを100kW、蓄電池11の最小出力Pmin_bを−100kWとする。
また、第1発電機12Aを時間t=0に起動させるものとし、その後、第1発電機12Aの上述した状態sがs=0からs=4まで変化しつつ、第1発電機12Aの最大出力P(s,t)が時間tの経過とともに変化する。
判断部36は、式2aに従って、蓄電池11の最大出力(上限定格出力)100kWから現在出力50kWを減算することにより、蓄電池11の最大増加変更可能量Pup_bを50kWと算出する。判断部36は、式4aに従って、蓄電池11の最大増加変更可能量Pup_bに、第1発電機12Aの最大増加変更可能量Pup_aと等しい最大出力P(s,t)を加算することにより、負荷の追加可能量Pupの上限値を算出する。
追加可能量61は、負荷の追加可能量Pupの上限値を示す。つまり、起動状態(s=0:第1発電機12Aの起動時間)においては、50kW以下の負荷を自立型電力設備1に追加可能である。遷移状態(s=1)においては、追加可能な負荷の消費電力が50kWから90kWまで徐々に増加する。暖気運転状態(s=2:第1発電機12Aの暖気時間)においては、90kW以下の負荷を追加可能である。遷移状態(s=3)においては、追加可能な負荷の消費電力が90kWから150kWまで徐々に増加する。定常運転状態(s=4)においては、150kW以下の負荷を追加可能である。例えば、現在時間t=0から70分後には80kW以下の負荷が追加可能となり、現在時間t=0から100分後には120kW以下の負荷が追加可能となる。
また、時間t=0に第2発電機12Bに対して停止指示を送信し、第2発電機12Bを停止させて自立型電力設備1から解列するものとする。
判断部36は、式2bに従って、蓄電池11の現在出力50kWから最小出力(下限定格出力)である−100kwを減算することにより、蓄電池11の最大減少変更可能量Pdown_bを150kWと算出する。判断部36は、式4cに従って、蓄電池11の最大減少変更可能量Pdown_b=150kWに、第2発電機12Bの現在出力P0_a=150kWを加算することにより、第2発電機12Bを解列した場合の負荷の削減可能量Pdownの上限値300kWを算出する。
削減可能量62は、負荷の削減可能量Pdownの上限値を、符号を反転して示している。第2発電機12Bの解列前においては、自立型電力設備1から150kW以下の負荷を削減可能である。第2発電機12Bの解列後においては、自立型電力設備1から300kW以下の負荷を削減可能である。
次に、判断部36は、算出した負荷の追加可能量Pupと負荷消費電力情報42とに基づいて、現在時間t=0に各負荷を自立型電力設備1に追加することができるかを判断する。また、判断部36は、現在時間t=0に追加することのできない負荷については、追加が可能となるまでの時間を算出する。
例えば、判断部36は、追加可能量61から、現在時間t=0においては50kW以下の負荷が追加可能であると判断する。このため、判断部36は、テレビ(定格消費電力10kW)と、電灯A(定格消費電力50kW)と、トイレ(定格消費電力20kW)とを、自立型電力設備1に追加可能であると判断する。
一方、判断部36は、電灯B(定格消費電力80kW)と、実験装置(定格消費電力120kW)とは、自立型電力設備1に追加不可能であると判断する。追加可能量61が80kWとなるのは70分後であり、追加可能量61が120kWとなるのは100分後である。このため、判断部36は、電灯Bを追加可能となるまでの時間tは70分であり、実験装置を追加可能となるまでの時間tは100分であると判断する。
次に、判断部36は、算出した負荷の削減可能量Pdownと負荷消費電力情報42とに基づいて、現在時間t=0に各負荷を自立型電力設備1から削減することができるかを判断する。また、判断部36は、現在時間t=0に削減することのできない負荷については、削減が可能となるまでの時間を算出する。
例えば、判断部36は、削減可能量62から、現在時間t=0においては150kW以下の負荷を削減可能であると判断する。このため、判断部36は、テレビ(定格消費電力10kW)と、電灯A(定格消費電力50kW)と、電灯B(定格消費電力80kW)と、トイレ(定格消費電力20kW)と、実験装置(定格消費電力120kW)とを、自立型電力設備1から削除可能であると判断する。
判断部36は、判断結果を出力部37に出力する。
出力部37は、判断部36から判断結果を受け、判断結果を示す情報を出力する。例えば、出力部37は、判断結果を示す情報を表示装置52に出力し、表示装置52は、当該情報を画面に表示する。なお、出力部37は、判断結果を示す音声情報をスピーカーに出力するものであってもよいし、判断結果を示す情報を他の装置に送信するものであってもよい。
図6は、表示装置52の画面に表示される判断部36の判断結果を示す情報の一例を示す図である。
判断部36による判断結果を示す情報は、「負荷名称」と、負荷の「定格消費電力」と、自立型電力設備1への負荷の「追加可否」と、自立型電力設備1からの負荷の「削減可否」と、自立型電力設備1へ負荷が「追加可能となるまでの時間」と、自立型電力設備1から負荷が「削減可能となるまでの時間」とを含む。自立型電力設備1への負荷の「追加可否」において、○印は追加可能であることを示し、×印は追加不可能であることを示す。また、自立型電力設備1からの負荷の「削減可否」において、○印は削減可能であることを示し、×印は削減不可能であることを示す。例えば、負荷名称「テレビ」の負荷の定格消費電力は10kWであり、現在時間t=0において自立型電力設備1に対する追加および削減が可能であることが示されている。また、負荷名称「電灯B」の負荷の定格消費電力は80kWであり、現在時間t=0において自立型電力設備1への追加は不可能であり、自立型電力設備1からの削減が可能であることが示されている。さらに、70分後に「電灯B」を自立型電力設備1に追加可能であることが示されている。
〔判断装置の処理手順について〕
図7は、本開示の実施形態に係る判断装置3の処理手順の一例を示すフローチャートである。
現在出力取得部33は、通信部32を介して、各電力機器11〜17から、各電力機器11〜17の現在出力の情報を受信し、受信した情報を出力変更可能量決定部34に出力する(S1)。
出力変更可能量決定部34は、記憶部31から出力可能量情報41を読み出す(S2)。
出力変更可能量決定部34は、蓄電池11の現在出力P0_bと、出力可能量情報41に示される蓄電池11の最大出力Pmax_bおよび最小出力Pmin_bとに基づいて、式2aおよび式2bに従い、蓄電池11の最大増加変更可能量Pup_bと最大減少変更可能量Pdown_bとを算出する。出力変更可能量決定部34は、算出結果を判断部36に出力する(S3)。
出力変更可能量決定部34は、第1発電機12Aの現在出力P0_aと、出力可能量情報41に示される第1発電機12Aの最大出力Pmax_aおよび最小出力Pmin_aとに基づいて、式1aおよび式1bに従い、第1発電機12Aの最大増加変更可能量Pup_aと最大減少変更可能量Pdown_aとを算出する。出力変更可能量決定部34は、算出結果を判断部36に出力する(S4)。
出力変更可能量決定部34は、第2発電機12Bの現在出力P0_aと、出力可能量情報41に示される第2発電機12Bの最大出力Pmax_aおよび最小出力Pmin_aとに基づいて、式1aおよび式1bに従い、第2発電機12Bの最大増加変更可能量Pup_aと最大減少変更可能量Pdown_aとを算出する。出力変更可能量決定部34は、算出結果を判断部36に出力する(S5)。
消費電力取得部35は、記憶部31から負荷消費電力情報42を読み出し、負荷消費電力情報42を判断部36に出力する(S6)。
判断部36は、式4a〜式4cに従い、負荷の追加可能量および削減可能量を算出する(S7)。なお、式4aにおける最大増加変更可能量Pup_aは、第1発電機12Aおよび第2発電機12Bの最大増加変更可能量Pup_aの和である。また、式4bにおける最大減少変更可能量Pdown_aは、第1発電機12Aおよび第2発電機12Bの最大減少変更可能量Pdown_aの和である。さらに、式4cにおける現在出力P0_aは、第1発電機12Aおよび第2発電機12Bの現在出力P0_aの和である。
判断部36は、負荷消費電力情報42が示す各負荷の定格消費電力と、算出した負荷の追加可能量とに基づいて、負荷ごとに自立型電力設備1に負荷を追加可能か否かを判断し、判断結果を出力部37に出力する(S8)。
判断部36は、負荷ごとに自立型電力設備1に負荷を追加可能となるまでの時間を算出し、算出した時間を出力部37に出力する(S9)。
判断部36は、負荷消費電力情報42が示す各負荷の定格消費電力と、算出した負荷の削減可能量とに基づいて、負荷ごとに自立型電力設備1から負荷を削減可能か否かを判断し、判断結果を出力部37に出力する(S10)。
判断部36は、負荷ごとに自立型電力設備1から負荷を削減可能となるまでの時間を算出し、算出した時間を出力部37に出力する(S11)。
出力部37は判断部36の判断結果および算出結果を示す情報を表示装置52に出力し、表示装置52は当該情報を表示する(S12)。情報の表示例は図6に示した通りである。
〔実施形態の効果〕
以上説明したように、本開示の実施形態によると自立型電力設備1に備えられる蓄電池11、第1発電機12Aおよび第2発電機12Bの出力の変更可能量と、所定の負荷の消費電力とを比較することにより、自立型電力設備1に対して所定の負荷を追加または削減することができるかが判断される。また、判断結果を示す情報が出力される。このため、ユーザは、出力された情報を見ることにより、自立型電力設備1に対して負荷の追加または削減が可能かを判断することができる。
また、出力変更可能量決定部34は、時間の経過とともに変化する第1発電機12Aおよび第2発電機12Bの出力の変更可能量を取得する。判断部36は、上記変更可能量と、所定の負荷の消費電力とに基づいて、自立型電力設備1に対する所定の負荷の追加または削減が可能となるまでの時間を算出する。出力部37は、判断部36が算出した上記時間を示す情報を出力する。このため、ユーザは、出力部37が出力する情報を見ることにより、負荷の追加または削減が可能となるまでの時間を知ることができる。
また、判断結果を示す情報には、負荷名称が含まれる。このため、ユーザは、自立型電力設備1に対して追加または削減が可能な負荷を容易に判断することができる。また、ユーザは、自立型電力設備1に対して追加または削減が不可能な負荷を容易に判断することができる。
[付記]
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 自立型電力設備
3 判断装置
5 スライド
11 蓄電池
12 発電機
12A 第1発電機
12B 第2発電機
13 重要負荷
14 保安負荷
15 通常負荷
16 太陽光発電機
17 風力発電機
20 電力線
21 電力系統
22 連系用遮断器
23 通信線
31 記憶部
32 通信部
33 現在出力取得部
34 出力変更可能量決定部
35 消費電力取得部
36 判断部
37 出力部
41 出力可能量情報
42 負荷消費電力情報
52 表示装置
61 追加可能量
62 削減可能量

Claims (5)

  1. 蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否を判断する判断装置であって、
    前記電力機器の出力の変更可能量を取得する出力変更可能量取得部と、
    所定の負荷の消費電力を取得する消費電力取得部と、
    前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果を示す情報を出力する出力部とを備える、判断装置。
  2. 前記出力変更可能量取得部は、時間の経過とともに変化する前記変更可能量を取得し、
    前記判断部は、さらに、前記変更可能量と、前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加または削減が可能となるまでの時間を算出し、
    前記出力部は、さらに、前記判断部が算出した前記時間を示す情報を出力する、請求項1に記載の判断装置。
  3. 前記判断結果を示す情報は、前記所定の負荷の識別情報を含む、請求項1または請求項2に記載の判断装置。
  4. 蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否をコンピュータが判断する判断方法であって、
    前記電力機器の出力の変更可能量を取得するステップと、
    所定の負荷の消費電力を取得するステップと、
    前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断するステップと、
    前記判断部による判断結果を示す情報を出力するステップとを含む、判断方法。
  5. コンピュータを、蓄電池および発電機の少なくとも一方の電力機器を備える自立型の電力設備に対する負荷の追加または削減の可否を判断する判断装置として機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記電力機器の出力の変更可能量を取得する出力変更可能量取得部と、
    所定の負荷の消費電力を取得する消費電力取得部と、
    前記出力変更可能量取得部が取得した前記変更可能量と、前記消費電力取得部が取得した前記消費電力とに基づいて、前記電力設備に対する前記所定の負荷の追加および削減の少なくとも一方の可否を判断する判断部と、
    前記判断部による判断結果を示す情報を出力する出力部として機能させるための、コンピュータプログラム。
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