JP2021052002A - 電気導体を終端させるための工具 - Google Patents

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匡人 内藤
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Abstract

【課題】導体を終端させた後、ユーザが、コネクタを工具から取り外し、端子をコネクタハウジング内に手で挿入することを容易に行える電気コネクタに使用される手工具を提供する。【解決手段】複数の絶縁導体を、コネクタの対応する複数のピアシングコンタクトに終端させるための工具は、下部40及び上部60を含み、上部及び下部は、第1の方向及び第2の方向に沿って互いに対して摺動し、絶縁導体をピアシングコンタクトに終端させるように構成されている。摺動部は、上部及び下部のうちの一方に摺動可能に組み付けられるように提供することができ、摺動部は、上部及び下部のうちの一方に対して摺動して、ピアシングコンタクトをコネクタのハウジングに組み付けるように構成されている。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に、電気導体を終端させるための工具に関し、特に、複数の導体を電気コネクタ内に終端させ及び固定するための工具に関する。
絶縁変位コネクタ(IDC)などのコネクタを使用して、ワイヤ又は電気導体をIDCブロックに電気的に接続することができる。IDC端子は、電気導体の一部から絶縁体を変位させ又は絶縁体を貫通して、IDC端子と電気導体との電気的接続を可能にする。IDC端子は、コネクタハウジング内に部分的に予め装填されており、ワイヤを終端させると、例えば手によってハウジング内に完全に挿入される。
本開示のいくつかの態様では、複数の絶縁導体を、コネクタの対応する複数のピアシングコンタクトに終端させるための工具が提供される。各絶縁導体は、絶縁体によって取り囲まれた中心導体を含む。工具は、下部を含み、下部は、収容空間と、第1の方向に沿って延び、第2の方向に沿って配置された、実質的に平行な離間したチャネルと、を有する。各チャネルは、収容空間に第1の開放端を含む。工具は、下部上に配設された上部を含む。上部及び下部は、第1の相対位置と第2の相対位置との間で、第1の方向に沿って互いに対して移動するように構成されている。第1の相対位置にあるとき、収容空間は、コネクタのハウジングを受け入れるように構成されており、各チャネルは、対応するピアシングコンタクト及び絶縁導体の少なくとも一部を受け入れるように構成されている。上部及び下部は、第1及び第2の方向に実質的に直交する第3の方向に沿って互いに対して移動するように構成されている。コネクタとピアシングコンタクト及び絶縁導体の少なくとも一部とがそれぞれの収容空間及びチャネルに受け入れられ、上部及び下部とが第2の相対位置にあるときに、上部及び下部が第3の方向に沿って互いに対して移動することで、ピアシングコンタクトが絶縁導体の絶縁体に貫通し、中心導体と接触することによって、各絶縁導体が対応するピアシングコンタクトに終端する。
本開示の他の態様では、複数の絶縁導体を、コネクタの対応する複数のピアシングコンタクトに終端させるための工具が提供される。工具は、下部、上部、及び摺動部を含む。上部及び下部は、第1の方向に沿って互いに対して摺動して、コネクタのハウジング、ピアシングコンタクト、及び絶縁導体を、上部及び下部のうちの少なくとも一方で受け入れることができるように構成されている。上部及び下部は、第1の方向とは異なる第2の方向に沿って互いに対して移動して、絶縁導体をピアシングコンタクトに終端させるように構成されている。摺動部は、上部及び下部のうちの一方に摺動可能に組み付けられており、上部及び下部のうちの一方に対して摺動して、コネクタのハウジングにピアシングコンタクトを組み付けるように構成されている。
本開示の様々な態様は、添付の図面を参照してより詳細に論じられる。
本開示のいくつかの態様による、絶縁導体を終端させるための工具の概略図である。 本開示のいくつかの態様による、導体を終端させるための工具の下面と上面との間に絶縁導体が配設されたコネクタの概略図である。 本開示のいくつかの態様による、IDCタイプのコネクタ内に終端される絶縁導体の概略図である。 本開示のいくつかの態様による、導体を終端させるための工具の下部の概略図である。 工具の上部及び下部の第1の相対位置を示す概略図である。 上部及び下部の第1の相対位置における工具断面の概略図である。 工具の上部及び下部の第2の相対位置を示す概略図である。 上部及び下部の第2の相対位置における工具断面の概略図である。 コネクタの端子内に終端させられた導体の概略図である。 本開示のいくつかの態様による、摺動部を有する終端工具の異なる概略図である。 本開示のいくつかの態様による、摺動部を有する終端工具の異なる概略図である。 本開示のいくつかの態様による、摺動部を含む工具断面の概略図である。 本開示のいくつかの実施形態による、摺動部の異なる概略図である。 本開示のいくつかの実施形態による、摺動部の異なる概略図である。 いくつかの態様による、端子をコネクタ内に挿入するための摺動部の摺動動作の概略図である。 図13のA−Aに沿った概略断面図である。
これらの図は、必ずしも一定の比率の縮尺ではない。図面で使用されている同様の番号は同様の構成要素を示す。しかし、特定の図中のある構成要素を示す数字の使用は、同じ数字を付した別の図中の構成要素を限定することを意図するものではないことが理解されよう。
以下の説明では、本明細書の一部を構成し、様々な実施形態が実例として示される、添付図面が参照される。本開示の範囲又は趣旨から逸脱することなく、他の実施形態が想到され、実施可能である点を理解されたい。したがって、以下の発明を実施するための形態は、限定的な意味では解釈されないものとする。
電気コネクタに使用される手工具は、電気導体をコネクタの端子内に終端させる機能を有する。導体を終端させた後、ユーザは、コネクタを工具から取り外し、端子をコネクタハウジング内に手で挿入する。端子の不適切な取り扱いは、挿入中の導体及び/又は端子の変形をもたらし得る。薄い又は軟らかいワイヤの端子を挿入することも困難なタスクである。本明細書に記載される実施形態は、これら及び他の課題に対処する。
図1及び図2は、いくつかの態様による終端工具(200)の3次元図である。複数の絶縁導体を電気コネクタの対応する複数の端子に終端させるための工具(200)が提供される。図3は、複数の絶縁導体(10)と、複数の絶縁導体(10)が終端する複数の端子(20)を有するコネクタ(30)と、を示す。複数の端子(20)はピアシングコンタクト(20)であってもよく、工具(200)は、複数の絶縁導体(10)をコネクタ(30)の対応する複数のピアシングコンタクト(20)に終端させることができる。各絶縁導体は、絶縁体によって囲まれた中心導体を含む。
いくつかの実施形態では、コネクタ(30)のピアシングコンタクト(20)は、絶縁変位端子(IDC)であってもよい。いくつかの他の実施形態では、コネクタ(30)は、絶縁変位コネクタ(IDC)であってもよい。絶縁変位端子(IDC)などのピアシングコンタクト(20)は、導体がコネクタ(30)の対応する端子(20)内に挿入されると、各導体(10)の一部から絶縁体を変位させる、又は絶縁体を貫通する。絶縁体が変位した状態で電気導体(10)が端子(20)に挿入されると、IDCの導電面と中心導体との間に電気接点が形成される。
図1を参照すると、工具(200)は、下部(40)及び上部(60)を含む。上部(60)は下部(40)上に配置されて、上部及び下部が互いに対して移動するように構成されている。いくつかの態様では、工具(200)は、上部(60)を支持する上部支持体(110)を含んでもよい。いくつかの態様では、上部支持体(110)は、上部(60)に固定的に取り付けてもよい。工具(200)は、下部(40)を支持する下部支持体(120)を更に含んでもよい。いくつかの態様では、下部支持体(120)は、下部(40)に摺動可能に取り付けてもよい。場合によっては、下部支持体(120)は下部(40)と共に、第1の方向(x軸)に摺動可能であってもよい。
工具は、下部支持体(120)から延びる上レバー(130)と、上部支持体(110)から延びる下レバー(140)と、を更に含んでもよい。下レバー(140)は、上レバー(130)に枢動可能に連結してもよい。いくつかの実施形態では、上レバー及び下レバー(130、140)を互いに向かって枢動させることにより、上部及び下部(60、40)が第3の方向(z軸)に沿って互いに対して移動する。上レバー及び下レバーを互いに引き寄せる枢動操作は、手動で行ってもよい。
上部及び下部(60、40)は、第1の方向(x軸)に沿って互いに対して摺動して、コネクタ(30)のハウジング(90)、ピアシングコンタクト(20)、及び絶縁導体(10)を、工具(200)の上部(60)及び下部(40)のうちの少なくとも一方で受け入れることができるように構成される。
例えば、いくつかの実施形態では、図3及び4で最もよく分かるように、下部(40)は、コネクタ(30)のハウジング(90)を受け入れるように構成された収容空間(41)を含む。下部(40)は、複数の実質的に平行な離間したチャネル(42)を更に含む。複数の実質的に平行な離間チャネル(42)は、第1の方向(x軸)に沿って延び、第2の方向(y軸)に沿って配置される。各チャネル(42)は、収容空間(41)において第1の開放端(43)を有する。更に、各チャネルは、第1の開放端(43)の反対側に第2の開放端(49)を含む。いくつかの態様では、第2の開放端(49)は、第1の開放端(43)よりも小さくてもよい。
チャネル(42)の幅は、導体及び/又は端子の直径に応じて選択してもよい。場合によっては、工具の下部(40)は、導体の終端に使用されるチャネル(42)の幅に応じて交換可能であってもよい。他の場合には、工具の下部(40)は、同時に終端させる導体の数に応じて交換可能であってもよい。例えば、工具(200)を使用して、約3〜6本又はそれ以上のワイヤを、特定のコネクタに同時に終端させてもよい。導体及び/又はコネクタの寸法を考慮して、複数の構成の下部が工具で利用可能であってもよい。
いくつかの実施形態では、図5A及び図6Aで最もよく分かるように、上部及び下部が、第1の方向(x軸)に沿って第1の相対位置(80)と第2の相対位置(81)との間で互いに対して移動するように構成される。図5Aに示されるように、第1の相対位置(80)では、収容空間(41)は、コネクタ(30)のハウジング(90)を受け入れるように構成される。いくつかの態様では、下部(40)は、コネクタ(30)を配置するために第1の方向(x軸)に摺動可能であってもよい。更に、図5Bで最もよく分かるように、第1の相対位置(80)では、各チャネル(42)は、対応するピアシングコンタクト(20)の少なくとも一部(21)及び絶縁導体(10)の少なくとも一部(11)を受け入れるように構成される。
コネクタハウジング(90)、ピアシングコンタクト(20)の少なくとも一部(21)及び絶縁導体(10)の少なくとも一部(11)は、対応する収容空間(41)及び下部(40)のチャネル(42)に受け入れられる。いくつかの態様では、図5Bで最もよく分かるように、ハウジング(90)は、複数の実質的に平行な離間したスロット(91)を内部に画定する。コネクタ(30)が収容空間(41)に受け入れられると、各スロット(91)は、下部(40)の対応するチャネル(42)に整列される。
いくつかの態様では、上部及び下部(60、40)は、第1の方向(x軸)とは異なり、第1の方向に実質的に直交する方向(z軸)に沿って互いに対して移動するように構成される。他の態様では、上部(60)及び下部(40)は、第1及び第2の方向に実質的に直交する第3の方向(z軸)に沿って互いに対して移動するように構成される。上部(60)及び下部(40)が、第1及び/又は第2の方向と異なり、第1及び/又は第2の方向に直交する方向(z軸)に互いに対して移動すると、以下説明するように、絶縁導体(10)がピアシングコンタクト(20)に終端する。
図6Aは、第2の相対位置(81)における上部(60)及び下部(40)を示す。図6A及び6Bに示されるように、上部(60)及び下部(40)が第2の相対位置(81)にあるとき、上部(60)及び下部(40)が第3の方向(z軸)に沿って互いに対して移動すると、各絶縁導体(10)が対応するピアシングコンタクト(20)に終端する。導体(10)が対応するピアシングコンタクト(20)に終端すると、ピアシングコンタクト(20)が絶縁導体(10)の絶縁体(12)を貫通し、中心導体(13)と接触する。例えば、上部(60)は、各絶縁導体(10)を対応するピアシングコンタクト(20)に押圧し終端させるために、複数のクリンパ(61)を含んでもよい。場合によっては、クリンパ(61)は、複数のチャネル(42)内に配設された複数の絶縁導体(10)を対応する端子(20)に同時に押圧し終端させるための複数列クリンパであってもよい。
いくつかの態様では、図1及び図6Aで最もよく分かるように、下部(40)は、少なくとも1つの下部整列特徴部(150)を含み、上部は、少なくとも1つの上部整列特徴部(151)を含む。上部及び下部(60、40)が第3の方向(z軸)に沿って互いに対して移動すると、少なくとも1つの下部整列特徴部(150)及び少なくとも1つの上部整列特徴部(151)が互いに係合して、上部と下部とを整列させる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの上部整列特徴部は、位置決めピン(151)であってもよく、少なくとも1つの下部整列特徴部は、上部及び下部(60、40)が第3の方向(z軸)に沿って互いに対して移動するときに、対応する位置決めピン(151)を受け入れるように設計されたスロット(150)であってもよい。
図5Bに最もよく示されるように、各チャネル(42)は、第1の底面(46a)を有する第1のチャネル部(46)と、第2の底面(47a)を有する第2のチャネル部(47)と、を含んでもよい。いくつかの態様では、第2の底面(47a)は、第1の底面(46a)に対して傾斜していてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、図6Bに示されるように、上方(60)及び下部(40)が第3の方向(z軸)に沿って互いに対して移動すると、各チャネル(42)内の絶縁導体(10)において、各チャネル(42)の第1チャネル部(46)と第2チャネル部(47)との間の領域に屈曲部(14)が生じる。いくつかの態様では、第3の方向(z軸)に沿った上部(60)及び下部(40)の移動によって生じる屈曲部は、絶縁導体(10)内のS字形屈曲部(15)であってもよい。
いくつかの実施形態では、図5Bに示されるように、各チャネル(42)は、第3のチャネル部(48)を含む。第3のチャネル部(48)は、第1の底面(46a)に実質的に平行な第3の底面(48a)を含む。第2のチャネル部(47)は、第1のチャネル部と第3のチャネル部との間に配設される。このような構成では、図6Bに示すように、上部及び下部が第3の方向(z軸)に沿って互いに対して移動すると、各チャネル(42)内の絶縁導体(10)が対応するピアシングコンタクト(20)に終端し、絶縁導体(10)内にS字形屈曲部(15)が形成される。絶縁導体(10)のS字形屈曲部(15)は、第2のチャネル部(47)に近接して形成してもよい。絶縁導体(10)のS字形屈曲部(15)は、第2の底面(47a)が第1及び第3の底面(46a、48a)に対して傾斜していることと、第3の底面(48a)が第1の底面(46a)に実質的に平行であることと、に起因して形成される。
図7は、コネクタ(30)のピアシングコンタクト(20)内に終端した導体(10)を概略的に示す。終端した導体(10)は、コネクタ(30)の実質的に平行な離間スロット(91)に組み付けられて、コネクタ(30)のハウジング(90)内に導体(10)及び端子(20)を固定する。終端し電気導体及び端子のコネクタハウジング(90)への組付けについて、以下に説明する。
いくつかの実施形態では、摺動部(100)は、工具(200)の上部(60)及び下部(40)のうちの一方に摺動可能に組み付けてもよい。摺動部(100)は、導体の終端時に、上部(60)及び下部(40)部分のうちの一方に対して摺動して、ピアシングコンタクト(20)をコネクタ(30)のハウジング(90)に組み付けるように構成してもよい。場合によっては、図2及び8〜10に示されるように、摺動部(100)は、下部(40)のチャネル(42)に取り外し可能に組み付けられる。
図9及び11に示されるように、摺動部(100)は、第1の方向(x軸)に沿って延び、かつ第2の方向(y軸)に沿って配置される、複数の実質的に平行な離間したリッジ(142)を含む。図示される実施形態では、各リッジ(142)は、リッジ(142)の長手方向端(44)又はその近傍にアーム(50)を含む。図8及び図10に示されるように、摺動部(100)の各リッジ(142)は、下部(40)の対応するチャネル(42)に配置してもよい。アーム(50)は、リッジ(142)の側面(45)からリッジ(142)に対応するチャネル(42)内へ延びる。各チャネル(42)の幅は、端子(20)の幅程度で、チャネル(42)内へ延びるアーム(50)を収容するのに十分な導体(10)の外径よりもわずかに広い幅であってもよい。アーム(50)は、チャネル(42)内に配設された絶縁導体(10)に隣接して、チャネル(42)内に配設されたピアシングコンタクト(20)の少なくとも一部の長手方向端(22)に配置してもよい。
一実施形態によれば、各絶縁導体(10)の対応するピアシングコンタクト(20)への終端後、摺動部(100)をチャネル(42)に対して第1の方向(x軸)に沿って摺動させると、対応するチャネル(42)に受け入れられている各ピアシングコンタクト(20)の少なくとも一部(21)が、コネクタ(30)の内側(91)に移動する(図7及び8を参照)。例えば、図12に示されるように、スライドガイド(101)が摺動部(100)内に設けられて、摺動部(100)をコネクタ(30)に向かって第1の方向(x軸)に整列させ移動させることができる。図10、13、及び14に示す実施形態によれば、摺動部(100)がチャネル(42)に対して、コネクタ(30)に向かって第1方向(x軸)に沿って摺動すると、アーム(50)がピアシングコンタクト(20)の長手方向端(22)と接触し、該長手方向端をコネクタ(30)の内側に押し込む。前述したとおり、図14に明確に示されるように、各チャネル(42)の幅は、チャネル(42)内へ延びるアーム(50)を受け入れるために、導体(10)の外径よりわずかに広くてもよい。
図7に示される実質的に平行な離間スロット(91)の各スロット(91)は、工具の下部(40)の対応するチャネル(42)に整列させることができる。したがって、いくつかの実施形態では、摺動部(100)をチャネル(42)に対して第1の方向(x軸)に沿って摺動させると、対応するチャネル(42)内に受け入れられた各貫通接触部(20)の少なくとも一部(21)が、対応するスロット(91)へ移動する。
いくつかの実施形態では、工具(200)は、例えば、工具の下部(40)に組み込まれる摺動部(100)を含む。他の実施形態では、摺動部(100)は、工具(200)の別個の付属部として設けてもよい。
いくつかの実施形態では、工具は、導体が対応するチャネル(42)内の端子内に配置されたときに、導体を第2の方向(y軸)で互いに位置合わせし整列させるストッパ(図示せず)を含んでもよい。ストッパは、上部支持体(110)に調整可能かつ移動可能に設けてもよく、複数の導体が対応するチャネル(42)内で互いに整列するように、下部(40)の第1の開放端(43)まで延びてもよい。ストッパは、視認できるように透明材料で作製してもよく、手動で動作可能であってもよい。
いくつかの実施形態による、複数の絶縁導体(10)を終端させ固定するための様々な工程を本明細書に以下記載する。コネクタ(30)は、コネクタ(30)の各端子(20)が下部(40)の対応するチャネル(42)に整列されるように、工具の下部(40)に配置される。絶縁導体(10)は、各導体をそれぞれのチャネル(42)に沿って整列させて、端子(20)上に配置される。工具の上レバー及び下方レバー(130、140)が、互いに向かって枢動し、導体(10)を端子(20)に押圧して終端させる。摺動部(100)は、レバーを解放すると、摺動部(100)の各アーム(50)がそれぞれのチャネル(42)内に挿入されるように位置付けてもよい。各チャネル(42)の幅が導体(10)の直径よりもわずかに大きいため、アーム(50)は、導体(10)を避けつつ、対応するチャネル(42)に挿入させることができる。摺動部(100)は、コネクタハウジング(90)に向かって第1の方向(x軸)に移動し、各アーム(50)を、導体(10)を有する対応する端子(20)の長手方向端(22)と係合させ、長手方向端をハウジング(90)のそれぞれのスロット(91)に押し込む。挿入後、摺動部は取り外されるか又は後方に摺動され、ハウジング(90)内に導体が終端させられた状態で、コネクタが工具の下部(40)から取り出される。
本明細書に記載の実施形態による工具(200)は、絶縁導体(10)をコネクタ(30)の対応する端子(20)内に終端させ、終端した導体をコネクタハウジング(90)内に挿入する。この工具(200)では、複数の導体がそれぞれの端子(20)内で同時に終端することができ、その後、上述したように摺動部を整列させることによって、ハウジング(90)に同時に挿入される。また、工具(200)では、ユーザが非常に薄くて軟らかいワイヤを手で取り扱う必要なく、ハウジング内で終端させてしっかりと挿入することができる。

Claims (15)

  1. 複数の絶縁導体を、コネクタの対応する複数のピアシングコンタクトに終端させるための工具であって、各絶縁導体は、絶縁体によって取り囲まれた中心導体を含み、前記工具は、
    下部であって、
    収容空間と、
    第1の方向に沿って延び、第2の方向に沿って配置された、実質的に平行な離間した複数のチャネルであって、各チャネルが、前記収容空間に第1の開放端を含む、複数のチャネルと、
    を含む下部と、
    前記下部上に配設された上部と、
    を含み、
    前記上部及び前記下部は、
    第1の相対位置と第2の相対位置との間の第1の方向であって、前記第1の相対位置にあるときに、前記収容空間は、前記コネクタのハウジングを受け入れるように構成されており、各チャネルは、前記対応するピアシングコンタクト及び前記絶縁導体の少なくとも一部を受け入れるように構成されている、第1の方向と、
    前記第1の方向及び第2の方向に実質的に直交する第3の方向であって、前記コネクタと前記ピアシングコンタクト及び前記絶縁導体の少なくとも一部とが前記それぞれの収容空間及び前記チャネルに受け入れられ、前記上部と下部とが前記第2の相対位置にあるときに、前記上部及び下部が前記第3の方向に沿って互いに対して移動することで、前記ピアシングコンタクトは前記絶縁導体の前記絶縁体に貫通し、前記中心導体と接触することによって、前記各絶縁導体は前記対応するピアシングコンタクトに終端する、第3の方向と、
    に沿って、互いに対して移動するように構成されている、工具。
  2. 各チャネルは、第1の底面を含む第1のチャネル部と、前記第1の底面に対して傾斜した第2の底面を含む第2のチャネル部と、を含み、前記上部及び前記下部が前記第3の方向に沿って互いに対して移動すると、各チャネル内の前記絶縁導体は前記対応するピアシングコンタクトに終端し、更に、前記絶縁導体は、前記第1のチャネル部と前記第2のチャネル部との間の領域に屈曲部を有する、請求項1に記載の工具。
  3. 各チャネルは、前記第1の底面に実質的に平行な第3の底面を含む第3のチャネル部を更に備え、前記第2のチャネル部は、前記第1のチャネル部と前記第3のチャネル部との間に配設されており、前記上部及び前記下部が前記第3の方向に沿って互いに対して移動すると、各チャネル内の前記絶縁導体は、前記対応するピアシングコンタクトに終端し、更に、この移動により前記第2のチャネル部に近接する前記絶縁導体にS字形屈曲部も形成される、請求項1に記載の工具。
  4. 前記上部及び前記下部が前記第3の方向に沿って互いに対して移動すると、各チャネル内の前記絶縁導体は、前記対応するピアシングコンタクトに終端し、更に、この移動により前記絶縁導体にS字形屈曲が形成される、請求項1に記載の工具。
  5. 前記コネクタは絶縁変位コネクタ(IDC)である、請求項1に記載の工具。
  6. 前記上部を支持し、前記上部に固定して取り付けられる上部支持体と、前記下部を支持し、前記下部に摺動可能に取り付けられる下部支持体と、を更に備える、請求項1に記載の工具。
  7. 前記下部支持体から延びる上レバーと、前記上レバーに枢動可能に連結され、前記上部支持体から延びる下レバーと、を更に備え、前記上レバー及び前記下レバーが互いに向かって枢動すると、前記上部及び下部は前記第3の方向に沿って互いに対して移動する、請求項6に記載の工具。
  8. 前記ハウジングは、複数の実質的に平行な離間したスロットを内部に画定し、前記コネクタが前記収容空間内に受け入れられると、各スロットは前記下部の対応するチャネルに整列される、請求項1に記載の工具。
  9. 前記下部の前記チャネルに取り外し可能に組み付けられた摺動部を更に備え、前記上部及び前記下部が互いに対して移動すると、前記各絶縁導体は前記対応するピアシングコンタクトに終端し、その後、前記摺動部が前記第1の方向に沿って前記チャネルに対して摺動すると、前記対応するチャネルに受け入れられた前記ピアシングコンタクトの少なくとも一部が前記コネクタの内側へ移動する、請求項1に記載の工具。
  10. 前記摺動部は、前記第1の方向に沿って延びており、前記第2の方向に沿って配置された実質的に平行な離間した複数のリッジを含み、各リッジは、前記下部の対応するチャネル内に配設されている、請求項9に記載の工具。
  11. 前記各リッジは、前記リッジの長手方向端又はその近傍に、前記リッジの側面から前記リッジに対応する前記チャネル内へ延びるアームを含み、前記アームは、前記チャネル内に配設された前記絶縁導体に隣接して配設され、前記アームは、前記チャネル内に配設された前記ピアシングコンタクトの前記少なくとも一部の長手方向端に配設されており、前記摺動部が前記第1の方向に沿って前記チャネルに対して摺動すると、前記アームは、前記ピアシングコンタクトの前記少なくとも一部の前記長手方向端と接触し、前記長手方向端を前記コネクタの内側に押し込む、請求項10に記載のツール。
  12. 前記コネクタは、内部に実質的に平行な離間した複数のスロットを含み、各スロットは、前記下部の対応するチャネルに整列されており、前記摺動部が前記第1の方向に沿って前記チャネルに対して摺動すると、前記対応するチャネル内に受け入れられた前記各ピアシングコンタクトの少なくとも一部が前記対応するスロットへ移動する、請求項1に記載のツール。
  13. 前記下部は少なくとも1つの下部整列特徴部を含み、前記上部は少なくとも1つの上部整列特徴部を含み、前記上部及び前記下部が前記第3の方向に沿って互いに対して移動すると、前記少なくとも1つの下部整列特徴部と前記少なくとも1つの上部整列特徴部とが係合して、前記上部と前記下部とを整列させる、請求項1に記載のツール。
  14. 複数の絶縁導体を、コネクタの対応する複数のピアシングコンタクトに終端させるための工具であって、前記工具は、下部、上部、及び摺動部を備え、
    前記上部及び前記下部は、第1の方向に沿って互いに対して摺動して、前記コネクタのハウジング、前記ピアシングコンタクト、及び前記絶縁導体を、前記上部及び前記下部のうちの少なくとも一方で受け入れることができるように構成されており、
    前記上部及び前記下部は、前記第1の方向とは異なる第3の方向に沿って互いに対して移動して、前記絶縁導体を前記ピアシングコンタクトに終端させるように構成されており、
    前記摺動部は、前記上部及び前記下部のうちの一方に摺動可能に組み付けられており、前記上部及び前記下部のうちの一方に対して摺動して、前記コネクタの前記ハウジングに前記ピアシングコンタクトを組み付けるように構成されている、工具。
  15. 前記第1の方向及び前記第3の方向は、互いに実質的に直交する、請求項14に記載の工具。
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