JP2021051480A - コンクリート材料出荷管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリート材料を複数の打設場所の打設計画に合わせて製造し出荷する。【解決手段】コンクリート材料出荷管理システム100は、バッチャプラント3によるコンクリート材料の製造を制御するコントローラ10と、複数の打設場所毎に設定される打設計画情報をコントローラ10にそれぞれ送信する複数の端末20と、を備え、コントローラ10は、複数の端末20の各々から送信された打設計画情報に基づいて、コンクリート材料の製造順を決定する決定部11を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、コンクリート材料の出荷を管理するシステムに関する。
ダム建設工事等の土木工事においては、複数の場所で並行してコンクリート材料を打設するために、コンクリート材料をコンクリート材料製造設備から複数の打設場所に複数の運搬車を用いてバッチ運搬することがある。各打設場所で用いられるコンクリート材料の配合及び量は異なるため、コンクリート材料の出荷を管理することが求められており、特許文献1には、コンクリート材料の出荷を管理するシステムが開示されている。
特許文献1に開示されたシステムでは、各打設場所で用いられるコンクリート材料の配合及び量は、運搬車の識別情報と関連付けて記憶される。運搬車が所定位置に移動すると、システムは、当該運搬車の識別情報を読み取り、識別情報に対応するコンクリート材料の配合及び量を読み出し、コンクリート材料製造設備に製造指示を与える。コンクリート材料の製造が完了すると、コンクリート材料は、運搬車に積載され、運搬車毎に予め定められた打設場所に運搬される。
特開2000−132624号公報
特許文献1に開示されたシステムでは、コンクリート材料の運搬を管理することができるものの、コンクリート材料の製造順は、コンクリート製造設備の管理者が決定している。コンクリート材料は時間の経過により凝固するため、複数の打設場所の打設計画に合わせてコンクリート材料を順に製造し出荷することが好ましいが、管理者による製造順の決定は管理者の経験によるところが大きく、製造順を打設計画に合わせて決定することができない場合がある。この場合には、各打設場所の打設計画とは異なる配合及び量でコンクリート材料が各打設場所に出荷され、打設計画と打設実績とが一致しなくなるおそれがある。
本発明は、コンクリート材料を複数の打設場所の打設計画に合わせて出荷することを目的とする。
本発明は、コンクリート材料製造設備により製造され複数の打設場所にバッチ運搬されるコンクリート材料の出荷を管理するコンクリート材料出荷管理システムであって、コンクリート材料製造設備によるコンクリート材料の製造を制御するコントローラと、複数の打設場所毎に設定される打設計画情報をコントローラにそれぞれ送信する複数の端末と、を備え、コントローラは、複数の端末の各々から送信された打設計画情報に基づいて、コンクリート材料の製造順を決定する決定部を有する。
本発明によれば、コンクリート材料を複数の打設場所の打設計画に合わせて出荷することができる。
本発明の実施形態に係るコンクリート材料出荷管理システムの概略図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート材料出荷管理システムのブロック図である。 所定の打設場所における打設計画の一例を示す図である。 コンクリート材料の製造順の一例を示す図である。 製造実績及び打設計画を比較するためのグラフの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るコンクリート材料出荷管理システム100について説明する。ここでは、コンクリート材料出荷管理システム100をダム建設工事に適用した場合について説明する。
まず、ダム建設工事におけるコンクリート材料の製造、運搬及び打設について説明する。コンクリート材料は、例えばコンクリートやモルタルである。
ダム建設工事では、図1に示すように、複数の打設場所P1,P2,P3,P4で並行してコンクリート材料を打設する。複数の打設場所P1,P2,P3,P4は、例えば、右岸堤体、左岸堤体、右岸天端及び左岸天端である。各打設場所P1,P2,P3,P4の近傍にはバケット1を吊上げ可能なクレーン2が設置される。各打設場所P1,P2,P3,P4では、バケット1にコンクリート材料を投入する投入作業と、クレーン2を用いてバケット1を吊上げると共に移動させる移動作業と、バケット1からコンクリート材料を放出し打設する打設作業と、が繰返し行われる。以下において、投入作業、移動作業及び打設作業からなる一連の作業を「打設ステップ」と称する。
コンクリート材料は、バッチャプラント(コンクリート材料製造設備)3により打設ステップ1回分の量で製造される。製造されたコンクリート材料は、ダンプトラック4に積載され各打設場所P1,P2,P3,P4にバッチ運搬される。ダンプトラック4が予め指定された打設場所P1,P2,P3,P4に到着すると、ダンプトラック4からバケット1にコンクリート材料が投入される。ダンプトラック4がバッチャプラント3と打設場所P1,P2,P3,P4との間を往復することにより、ダム(図示省略)の建設に必要な量のコンクリート材料が打設場所P1,P2,P3,P4に運搬される。
このように、ダム建設工事では、コンクリート材料の製造、運搬及び打設を繰返し行うことによりダムが建設される。
コンクリート材料の配合及び量は、打設場所P1,P2,P3,P4及び打設ステップで異なる。例えば、打設場所P1では、コンクリートを打設する打設ステップを3回行った後にモルタルを打設する打設ステップを1回行うように打設計画が設定される。この場合、打設場所P1では、コンクリートが打設ステップ3回分要求された後に、モルタルが打設ステップ1回分要求される。また、コンクリートを打設する場合においても、セメント含有量の異なるコンクリートが打設ステップ毎に使い分けられる。
このように、打設ステップ毎に要求されるコンクリート材料の配合及び量は、打設場所P1,P2,P3,P4毎の打設計画によって異なる。打設場所P1,P2,P3,P4の打設計画とは異なる配合及び量でコンクリート材料が打設場所P1,P2,P3,P4に出荷された場合には、打設計画と打設実績とが一致しなくなる。そのため、コンクリート材料を複数の打設場所P1,P2,P3,P4の打設計画に合わせて出荷することが求められる。
本実施形態に係るコンクリート材料出荷管理システム100では、以下に示す構成により、バッチャプラント3は、複数の打設場所P1,P2,P3,P4毎に設定される打設計画に合わせてコンクリート材料を順に製造する。したがって、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4の打設計画に合わせて出荷することができる。
以下、コンクリート材料出荷管理システム100の構成を詳述する。
図1及び図2に示すように、コンクリート材料出荷管理システム100は、バッチャプラント3によるコンクリート材料の製造を制御するコントローラ10と、コンピュータ−ネットワークを介してコントローラ10に接続される複数の端末20と、を備えている。複数の端末20からは、打設場所P1,P2,P3,P4毎に設定される打設計画情報がコントローラ10にそれぞれ送信される。
コントローラ10は、制御プログラム等を実行するCPU(Central Processing Unit)と、CPUにより実行される制御プログラムを記憶するROM(Read−Only Memory)と、CPUの演算結果等を記憶するRAM(Random Access Memory)と、を備えるマイクロコンピュータである。コントローラ10は、1つのマイクロコンピュータによって構成されていてもよいし、複数のマイクロコンピュータによって構成されていてもよい。
端末20は、CPU、ROM及びRAMを備えた可搬型コンピュータである。端末20は、作業者が持ち運び可能であり、各打設場所P1,P2,P3,P4における作業者によって操作される。
打設場所P1,P2,P3,P4における作業者は、打設計画を設定し、端末20に打設計画情報として入力する。入力された打設計画は、端末20に表示可能である。図3は、端末20に表示される打設計画の一例を示す図である。図3において、「M」、「A」、「B」は、コンクリート材料の配合を示す記号であり、コンクリート材料の配合毎に予め定められている。
図3に示すように、打設計画は、打設ステップ毎に要求されるコンクリート材料の配合及び量である。つまり、打設計画情報には、打設ステップ毎に要求されるコンクリート材料の配合及び量の情報が含まれる。以下において、打設ステップ毎に要求されるコンクリート材料の配合及び量の情報を「打設ステップ情報」と称する。
なお、図3に示すように、端末20は、コンクリート材料の配合及び量に加えて、打設ステップ毎に要求したコンクリート材料の製造、運搬等の状況及び当該状況の更新時刻を表示可能である。
端末20は、打設計画情報を打設場所情報と共に記憶し、コントローラ10に送信する。なお、端末20は、各打設場所P1,P2,P3,P4(図1参照)において作業者により操作されるので、コントローラ10には、端末20の各々から打設計画情報が送信されることになる。
図2に示すように、コントローラ10は、コンクリート材料の製造順を決定する決定部11と、バッチャプラント3を制御するための制御信号を制御信号出力部12と、を有している。決定部11及び制御信号出力部12は、コントローラ10の機能を仮想的なユニットとしたものである。
制御信号出力部12は、決定部11にて決定された製造順に基づいて制御信号をバッチャプラント3へ出力する。バッチャプラント3は、図示を省略するが、セメント、骨材(粗骨材及び細骨材)及び水を混練するミキサと、ミキサにセメント、骨材及び水をそれぞれ投入するセメント投入装置、骨材投入装置及び水投入装置と、を備えている。制御信号出力部12は、ミキサ、セメント投入装置、骨材投入装置及び水投入装置の動作を制御するための信号を出力する。
決定部11は、複数の端末20の各々から送信された打設計画情報に基づいて、コンクリート材料の製造順を決定する。そのため、バッチャプラント3は、打設場所P1,P2,P3,P4毎に要求される配合及び量で、コンクリート材料を製造する。したがって、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4の打設計画に合わせて出荷することができる。
決定部11により決定された製造順は、コントローラ10に接続されたモニタ30に表示可能である。図4は、コンクリート材料の製造順の一例を示す図である。
図4に示す例では、製造No.1〜8は、打設場所P1,P2,P3,P4のバッチ運搬の回数が同数になるように決定されている。具体的には、製造No.1〜4は、各打設場所P1,P2,P3,P4の打設ステップNo.1で要求されたコンクリート材料を製造するように決定されている。製造No.5〜8は、各打設場所P1,P2,P3,P4の打設ステップNo.2で要求されたコンクリート材料を製造するように決定されている。
打設場所P1,P2,P3,P4のバッチ運搬の回数が同数になるようにコンクリート材料の製造順が決定される場合には、コンクリート材料は、打設場所P1,P2,P3,P4に順に出荷される。したがって、各打設場所P1,P2,P3,P4での打設ステップの進捗を合わせることができる。
複数のダンプトラック4は、1回のバッチ運搬に要するおおよその時間に基づいて打設場所P1,P2,P3,P4に割り振られるが、1回のバッチ運搬に要する時間は変動することがある。そのため、バッチャプラント3によるコンクリート材料の製造が完了しているにも関わらずダンプトラック4がバッチャプラント3に到着していなかったり、バケット1が空になっていないにも関わらずコンクリート材料が運搬されたりすることがある。これらの場合には、コンクリート材料の製造が完了してから打設場所P1,P2,P3,P4のバケット1に投入されるまでの時間が長くなり、コンクリート材料が凝固するおそれがある。
また、1回の打設ステップに要する時間が打設場所P1,P2,P3,P4で異なることがある。例えば、モルタルを打設する作業には、コンクリートを打設する作業よりも長い時間が必要とされる。そのため、打設場所P1ではモルタルが打設されており他の打設場所P2,P3,P4ではコンクリートが打設されている場合に打設場所P1,P2,P3,P4にコンクリート材料を順に出荷してしまうと、打設場所P1ではモルタルの打設が終わっていないにも関わらず次の打設ステップのためのコンクリート材料が運搬されたり、他の打設場所P2,P3,P4ではコンクリートの打設が終わっているにも関わらず次の打設ステップのためのコンクリート材料が運搬されていなかったりするおそれがある。
このような理由から、バッチ運搬の状況及び打設ステップの内容に合わせてコンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4に出荷することが好ましい。そこで、コントローラ10は、バッチ運搬の状況及び打設ステップの内容に基づいて打設計画に優先度を付与し、打設計画情報と優先度とに基づいて、コンクリート材料の製造順を決定するように構成されている。
具体的には、図2に示すように、コントローラ10は、バッチ運搬の状況を取得するバッチ運搬状況取得部13と、打設ステップの内容を判断する打設ステップ内容判断部14と、バッチ運搬の状況及び打設ステップの内容に基づいて打設計画情報に優先度を付与する優先度付与部15と、を更に有している。バッチ運搬状況取得部13、打設ステップ内容判断部14及び優先度付与部15は、決定部11及び制御信号出力部12と同様に、コントローラ10の機能を仮想的なユニットとしたものである。
バッチ運搬状況取得部13は、バッチ運搬の状況として、バケット1が空であるか否かの情報、ダンプトラック4の荷台が空であるか否かの情報、ダンプトラック4の稼働台数の情報、及びダンプトラック4の位置情報を取得する。
バケット1が空であるか否かの情報は、各バケット1にコンクリート材料の表面位置を検出するレベルセンサを設けておき、レベルセンサから出力される信号を受信することにより取得することができる。ダンプトラック4の荷台が空であるか否かの情報は、各ダンプトラック4に荷台の重さを検出する荷重センサを設けておき、荷重センサから出力される信号を受信することにより取得することができる。ダンプトラック4の稼働台数の情報は、作業者が端末20に稼働台数を入力することにより取得することができる。ダンプトラック4の位置は、GPS(Global Positioning System)を用いることにより取得することができる。また、ダンプトラック4の位置は、ダンプトラック4の経路に予めゲートを設けておき、ゲートをダンプトラック4が通過したときに当該ゲートから出力される信号を受信することにより取得することができる。
打設ステップ内容判断部14は、端末20から送信される打設計画情報に基づいて、打設ステップの内容を判断する。例えば、打設計画においてモルタルが要求されている場合には、打設ステップ内容判断部14は、モルタルを打設する打設ステップが行われると判断する。打設計画においてコンクリートが要求されている場合には、打設ステップ内容判断部14は、コンクリートを打設する打設ステップが行われると判断する。
優先度付与部15は、バケット1が空であるか否かの情報、ダンプトラック4の荷台が空であるか否かの情報、ダンプトラック4の稼働台数の情報、及びダンプトラック4の位置情報に基づいて、打設計画情報に優先度を付与する。
例えば、優先度付与部15は、打設場所P1でのバケット1が空であり他の打設場所P2,P3,P4でのバケット1が空でないと判断した場合には、打設場所P1の打設計画情報に、他の打設場所P2,P3,P4の打設計画情報の優先度よりも高い優先度を付与する。優先度付与部15は、打設場所P1に割り振られたダンプトラック4の荷台が空であり他の打設場所P2,P3,P4に割り振られたダンプトラック4の荷台が空でないと判断した場合には、打設場所P1の打設計画情報に、他の打設場所P2,P3,P4の打設計画情報の優先度よりも高い優先度を付与する。優先度付与部15は、打設場所P1に割り振られたダンプトラック4の稼働台数が他の打設場所P2,P3,P4に割り振られたダンプトラック4の稼働台数よりも多いと判断した場合には、打設場所P1の打設計画情報に、他の打設場所P2,P3,P4の打設計画情報の優先度よりも高い優先度を付与する。優先度付与部15は、打設場所P1に割り振られ荷台が空のダンプトラック4が他の打設場所P2,P3,P4に割り振られ荷台が空のダンプトラック4よりもバッチャプラント3の近くに位置していると判断した場合には、優先度付与部15は、打設場所P1の打設計画情報に、他の打設場所P2,P3,P4の打設計画情報の優先度よりも高い優先度を付与する。
また、優先度付与部15は、打設ステップの内容に基づいて、打設計画情報に優先度を付与する。例えば、打設場所P1ではモルタルを打設する打設ステップが行なわれ他の打設場所P2,P3,P4ではコンクリートを打設する打設ステップが行われている場合には、打設場所P2,P3,P4での打設ステップが打設場所P1での打設ステップよりも先に完了することになる。そのため、優先度付与部15は、打設場所P1の打設計画情報に、他の打設場所P2,P3,P4の打設計画情報の優先度よりも低い優先度を付与する。
決定部11は、複数の端末20の各々から送信された打設計画情報と、優先度付与部15により付与された優先度と、に基づいて、コンクリート材料の製造順を決定する。図4に示すコンクリート材料の製造順の一例では、製造No.9以降の製造順が、打設計画情報と優先度とに基づいて決定されている。具体的には、製造No.12は、打設場所P4の打設ステップNo.3で要求されたコンクリート材料ではなく、打設場所P1の打設ステップNo.4で要求されたコンクリート材料を製造するように決定されている。
このように、コンクリート材料出荷管理システム100では、コンクリート材料の製造順は、打設計画情報と優先度とに基づいて決定される。そのため、打設計画に加え、バッチ運搬の状況及び打設ステップの内容に合わせてコンクリート材料を製造することができ、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4により適切に出荷することができる。
上記の例では、優先度付与部15は、バッチ運搬の状況と打設計画情報との両方に基づいて優先度を付与しているが、バッチ運搬の状況のみ、又は打設計画情報のみに基づいて優先度を付与してもよい。つまり、優先度付与部15は、バッチ運搬の状況と打設計画情報との少なくとも一方に基づいて優先度を付与するように構成されていればよい。
図2に示すように、コントローラ10は、バッチャプラント3によるコンクリート材料の製造実績を記憶する記憶部16と、記憶された製造実績に基づいて打設終了時刻を予測する予測部17と、を更に有している。記憶部16及び予測部17は、コントローラ10の機能を仮想的なユニットとしたものである。
記憶部16は、バッチャプラント3から出力されるコンクリート材料の配合及び量の情報を取得し、製造実績を記憶する。そのため、打設場所P1,P2,P3,P4の打設の進捗を管理することができる。
また、記憶部16は、端末20から送信される打設計画情報を記憶可能である。記憶部16に記憶された製造実績及び打設計画情報は、モニタ30及び各端末20に表示可能である。図5は、モニタ30及び端末20に表示される製造実績及び打設計画の一例を示す図である。図5において、実線は製造実績を示しており、破線は打設計画を示している。製造実績は、打設実績と略一致するため、製造実績と打設計画とを比較することにより、打設実績と打設計画とを比較することができる。したがって、打設実績と打設計画との差を次工程の計画へ反映することができ、次工程の打設計画を無理なく設定することができる。
更に、記憶部16は、製造されたコンクリート材料の品質検査結果を記憶可能である。品質検査結果は、例えば、コンクリート材料製造時の外気温、バッチャプラント3のミキサに投入された水の温度、スランプ値、空気量、運搬前のコンクリート材料の温度である。
また、記憶部16に記憶された配合、量及び品質検査結果は、端末20に表示可能である。したがって、各打設場所P1,P2,P3,P4の作業者は、運搬されたコンクリート材料の配合、量及び品質審査結果を確認することができる。また、端末20は、打設場所P1,P2,P3,P4に運搬されたコンクリート材料の温度を入力可能である。コンクリート材料の温度は、作業者によって計測される。したがって、運搬前のコンクリート材料の温度と運搬後のコンクリート材料の温度とを管理することができ、ダムの品質を管理することができる。
予測部17は、記憶部16に記憶されたコンクリート材料の出荷量と出荷時刻に基づいて、各打設ステップの実際の打設速度を算出し、算出した打設速度に基づいて、今後の打設ステップの終了時刻を予測する。打設ステップの終了時刻を予測することにより、バケット1が空になる時刻を予測することができ、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4により適切に出荷することができる。
端末20は、入力された打設ステップ情報の全てを記憶可能である。端末20は、記憶した打設ステップ情報の全てをコントローラ10に送信可能であるが、記憶した打設ステップ情報のうちの一部のみをコントローラ10に送信してもよい。一部の打設ステップ情報は、具体的には、実際に打設ステップが行われている回から複数回後までの打設ステップ情報である。図3に示す例では、打設ステップNo.1〜4の打設ステップ情報はコントローラ10に送信され、打設ステップNo.5以降の打設ステップ情報はコントローラ10に送信されない。つまり、端末20は、打設ステップNo.5に先行して行われる打設ステップNo.1〜4の打設ステップ情報のみをコントローラ10に送信している。
端末20が、先行して行われる打設ステップの打設ステップ情報のみをコントローラ10に送信する場合には、コントローラ10に送信されていない打設ステップ情報は、決定部11により決定される製造順に組み込まれない。したがって、残りの打設ステップ情報を、コンクリート材料の打設の進捗に合わせて端末20の操作によって変更することができ、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4に打設の進捗に合わせて製造し出荷することができる。
端末20は、コントローラ10に送信された打設ステップと、コントローラ10に送信されていない打設ステップと、を作業者が認識できるように打設計画を表示可能である。例えば、端末20は、コントローラ10に送信された打設ステップを所定の色で表示し、コントローラ10に送信されていない打設ステップを別の色で表示する。
また、端末20は、決定部11により決定されたコンクリート材料の製造順を表示可能である。そのため、打設場所P1,P2,P3,P4の作業者は、要求したコンクリート材料がいつ製造され出荷されるかを予測又は把握することができる。
端末20は、コンクリート材料の製造順に加え、バッチ運搬の状況を表示可能であってもよい。具体的には、端末20は、ダンプトラック4に積載されたコンクリート材料の配合及び量、ダンプトラック4の位置を表示可能であってもよい。この場合には、コンクリート材料の運搬状況を把握することができる。
以上の実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
コンクリート材料出荷管理システム100では、コントローラ10は、複数の端末20の各々から送信された打設計画情報に基づいて、コンクリート材料の製造順を決定する決定部11を有する。そのため、バッチャプラント3は、打設場所P1,P2,P3,P4毎に要求される配合及び量で、コンクリート材料を製造する。したがって、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4の打設計画に合わせて出荷することができる。
また、端末20は、先行して行われる打設ステップの打設ステップ情報のみをコントローラ10に送信する。そのため、残りの打設ステップ情報は、コントローラ10に送信されず、決定部11により決定される製造順に組み込まれない。したがって、残りの打設ステップ情報を、コンクリート材料の打設の進捗に合わせて端末20の操作によって変更することができ、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4に打設の進捗に合わせて製造し出荷することができる。
また、端末20は、決定部11により決定されたコンクリート材料の製造順を表示する。そのため、打設場所P1,P2,P3,P4の作業者は、要求したコンクリート材料の製造完了時刻及び出荷時刻を予測又は把握することができる。
また、決定部11は、打設場所P1,P2,P3,P4のバッチ運搬の回数が同数になるようにコンクリート材料の製造順を決定する。そのため、コンクリート材料は、打設場所P1,P2,P3,P4に順に出荷される。したがって、各打設場所P1,P2,P3,P4での打設ステップの進捗を合わせることができる。
また、決定部11は、コンクリート材料の製造順を、打設計画情報と優先度とに基づいて決定する。そのため、打設計画に加え、バッチ運搬の状況及び打設ステップの内容に合わせてコンクリート材料を製造することができ、コンクリート材料を打設場所P1,P2,P3,P4により適切に出荷することができる。
また、コントローラ10は、バッチャプラント3によるコンクリート材料の製造実績を記憶する記憶部16を更に有している。そのため、打設場所P1,P2,P3,P4の打設の進捗を管理することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
上記実施形態では、コンクリート材料出荷管理システム100をダム建設工事に用いた場合について説明したが、本発明はこれに限られず、コンクリート材料製造設備から複数の打設場所にコンクリート材料をバッチ運搬する場合に適用可能である。
また、上記実施形態では、打設場所が4箇所である場合について説明したが、打設場所は2箇所、3箇所、又は5箇所以上であってもよい。つまり、打設場所は複数箇所であればよい。
また、上記実施形態では、ダンプトラック4を用いてコンクリート材料を運搬しているが、ミキサ車を用いてコンクリート材料を運搬してもよい。
100・・・コンクリート材料出荷管理システム
3・・・バッチャプラント(コンクリート材料製造設備)
10・・・コントローラ
11・・・決定部
15・・・優先度付与部
16・・・記憶部
20・・・端末
P1,P2,P3,P4・・・打設場所

Claims (6)

  1. コンクリート材料製造設備により製造され複数の打設場所にバッチ運搬されるコンクリート材料の出荷を管理するコンクリート材料出荷管理システムであって、
    前記コンクリート材料製造設備によるコンクリート材料の製造を制御するコントローラと、
    前記複数の打設場所毎に設定される打設計画情報を前記コントローラにそれぞれ送信する複数の端末と、を備え、
    前記コントローラは、前記複数の端末の各々から送信された前記打設計画情報に基づいて、前記コンクリート材料の製造順を決定する決定部を有する、
    コンクリート材料出荷管理システム。
  2. 前記打設計画情報には、打設ステップ毎に要求される前記コンクリート材料の情報が設定された打設ステップ情報が複数含まれており、
    前記複数の端末の各々は、前記複数の打設ステップ情報を記憶し、記憶された前記複数の打設ステップ情報のうち先行して行われる前記打設ステップの打設ステップ情報のみを前記コントローラに送信可能である、
    請求項1に記載のコンクリート材料出荷管理システム。
  3. 前記複数の端末は、前記決定部により決定された前記コンクリート材料の製造順を表示可能である、
    請求項1又は2に記載のコンクリート材料出荷管理システム。
  4. 前記決定部は、前記複数の打設場所毎の前記バッチ運搬の回数が同数になるように前記コンクリート材料の製造順を決定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のコンクリート材料出荷管理システム。
  5. 前記コントローラは、前記バッチ運搬の状況と前記打設計画情報との少なくとも一方に基づいて前記打設計画情報に優先度を付与する優先度付与部を更に備え、
    前記決定部は、前記複数の端末の各々から送信された前記打設計画情報と、前記優先度付与部により付与された前記優先度と、に基づいて、前記コンクリート材料の製造順を決定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のコンクリート材料出荷管理システム。
  6. 前記コントローラは、前記コンクリート材料製造設備による前記コンクリート材料の製造実績を記憶する記憶部を更に備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のコンクリート材料出荷管理システム。
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