JP2021049377A - 流量プロファイルを生成するための装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸入器などの吸入デバイスの流量プロファイルを生成するための装置および方法を提供する。【解決手段】吸入デバイス12を通る吸入流によって誘発される音響放射を測定するステップを備え、測定された音響放射におけるピーク周波数を検出し、検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成するステップをさらに備える。対応するデバイスも説明される。【選択図】図3

Description

本発明は、流量プロファイルを生成するための装置および方法に関する。詳細には、本発明は、吸入器などの吸入デバイスの流量プロファイルを生成するための装置および方法に関する。
吸入器デバイスは医療産業において、たとえば粉末として、またはエアロゾルを用いて薬物を投与するために使用されている。薬物投与の有効性はデバイスの使用方法に依存し得、これは、吸入器のユーザによって達成される流速または流量プロファイルに関連し得る。したがって、吸入器デバイスを使用する患者について、時間に応じた吸入流速(すなわち、流量プロファイル)を測定することが望ましい。そのような測定値を用いて、たとえば、臨床試験を支援して、試験の参加者の呼吸様式を評価し、試験中の吸入器デバイスの使用を測定して、デバイス使用有効性の評価を支援することができる。また、測定値を用いて、たとえば、監督ありまたは監督なしの訓練中に、デバイスの有効な使用法に従って、吸入プロファイルに応じて吸入器を使用する方法についてユーザを訓練することもできる。吸入測定によって、ユーザに対して評価および是正措置を提示することができる。さらに、流量プロファイルを生成することによって順守監視を実現することもでき、その理由は、治療過程への順守を評価したい医師によって使用されるシステムの一部として吸入流測定値を使用することが有用な可能性があるためである。
オーディオスペクトル内の選択された周波数帯域に存在するオーディオパワーを測定することによって流速を推定することが知られている。次いで、この選択された周波数帯域において測定されたパワーは、予め決定された較正テーブルを用いて流速に変換され、このテーブルは、フィルタリングされた帯域幅内の測定されたオーディオパワーの値と知られている流速とを含む。
この知られている方法を上手く使用するためには、いくつかの制御すべき要因、たとえば、吸入器デバイスからマイクロフォンなどへの信号の伝搬経路などがあり、マイクロフォンおよび関連付けられたサウンドカードの利得および感度も変化し得る。これらの要因が組み合わさって、最終的な流速推定値の精度を制限し得る。これらの変動要因を緩和するために、マイクロフォンは典型的には高品質のリピート可能なデバイスであり得、これを吸入器に取り付けて、伝搬経路および結合の変動を低減する。
一般的には、極力ユーザを妨害せずに、最小量の修正/追加の装置で、流量測定を行うことが望ましい。したがって、吸入器デバイスから流速または流量プロファイルを得るこの方法を改善することが望まれている。
本開示は、以下に示された実施形態の説明を添付の図面と併せて参照することによって理解することができる。
吸入器デバイスの渦音のスペクトルピークと吸入器デバイスを通る空気流速との間の関係を示すグラフである。 スペクトルピーク周波数を得るために使用される4つの吸入器の音響パワー対流速のグラフである。 本発明の一態様によるモバイルデバイスを示す図である。 モバイルデバイスの概略図である。 吸入器デバイスについての流速に対するオーディオパワーの較正曲線を示す図である。 マイクロフォンからの測定データのグラフ(上のグラフ)および測定データから生成されたスペクトログラム(下のグラフ)である。 図8のフローチャートに示される方法を図式的に示した図である。 モバイルデバイスのプロセッサによって実行される方法を示すフローチャートである。 スマートフォンおよび汎用コンピュータを用いて実行される場合の図8のフローチャートに示された方法を説明するために使用される一連のグラフである。
本発明の第1の態様によれば、吸入デバイスの流量プロファイルを生成するための方法であって、吸入デバイスを通る吸入流によって誘発される音響放射を測定するステップと、測定された音響放射における2つ以上のピーク周波数を検出するステップと、検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成するステップとを備える、方法が提供される。したがって、吸入デバイスと測定デバイス(たとえば、マイクロフォン)との相対的近接性に広く依存しない、使用中の吸入デバイスについての流量プロファイルをより正確に決定することが可能である。
ピーク周波数のそれぞれは、所定の流速で吸入デバイスを通る、回転するまたは回転性の空気流と記載され得る空気流のスペクトルピークを表すことができる。
音響放射は所定の期間にわたって測定することができ、2つ以上のピーク周波数は所定の期間にわたって規則的な間隔で検出される。
流量プロファイルは、2つ以上のピーク周波数と、吸入デバイスを通るそれぞれの流速との間の所定の関係を用いて生成することができ、所定の関係はルックアップテーブルによって表すことができる。
この方法は、測定された音響放射の音響パワーを検出することと、検出された音響パワーおよび検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成することとをさらに備えることができる。
本発明の第2の態様によれば、吸入デバイスの流量プロファイルを生成するための方法であって、吸入デバイスを通る吸入流によって誘発される音響放射を測定するステップと、測定された音響放射における1つまたは複数のピーク周波数を検出するステップと、測定された音響放射の音響パワーを検出するステップと、検出された音響パワーおよび検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成するステップとを備える、方法が提供される。したがって、吸入デバイスと測定デバイス(たとえば、マイクロフォン)との相対的近接性に広く依存しない、使用中の吸入デバイスについての測定された音響パワーに基づく流量プロファイルをより正確に決定することが可能である。
ピーク周波数のそれぞれは、所定の流速で吸入デバイスを通る、回転するまたは回転性の空気流と記載され得る空気流のスペクトルピークを表すことができる。
音響放射は所定の期間にわたって測定することができ、1つまたは複数のピーク周波数および音響パワーが所定の期間にわたって規則的な間隔で検出される。
流量プロファイルは、1つまたは複数のピーク周波数と、吸入デバイスを通るそれぞれの流速との間、および音響パワーと、吸入デバイスを通るそれぞれの流速との間の所定の関係を用いて生成することができる。所定の関係は、ルックアップテーブルによって表すことができる。
音響パワーは、所定の周波数帯域内で検出することができる。
検出された音響パワーに基づいて決定される流量プロファイルの1つまたは複数の流速は、検出されたピーク周波数に基づいて決定される1つまたは複数の流速に対して較正される。したがって、検出された音響パワーに基づいて流速を決定または検出することが可能であり、これは続いて、検出されたピーク周波数に基づいて決定または検出された流速に従って較正または調整される。
本発明の第3の態様によれば、プロセッサ上で実行された場合に、上述の方法を実行する命令が格納された、コンピュータプログラム製品が提供される。
本発明の第4の態様によれば、吸入デバイスの使用を監視する方法であって、吸入デバイスを介して空気を吸入するようにユーザに指示するステップと、ユーザが吸入デバイスを介して空気を吸入するときに、上述の方法のいずれか1つを実行するステップと、流量プロファイルを格納するステップとを備える、方法が提供される。
本発明の第5の態様によれば、吸入デバイスの使用を訓練する方法であって、吸入デバイスを介して空気を吸入するようにユーザに指示するステップと、ユーザが吸入デバイスを介して空気を吸入するときに、上述の方法のいずれか1つを実行するステップと、流量プロファイルを表示するステップと、改善を必要とする流量プロファイルの任意の部分を決定するステップと、任意の改善をユーザに伝えるステップとを備える、方法が提供される。
本発明の第6の態様によれば、マイクロフォンと通信するプロセッサであって、マイクロフォンが音響放射を検出するように構成される、プロセッサを備え、プロセッサが、測定された音響放射における2つ以上のピーク周波数を検出し、検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成するように構成される、デバイスが提供される。
本発明の第7の態様によれば、マイクロフォンと通信するプロセッサであって、マイクロフォンが音響放射を検出するように構成される、プロセッサを備え、プロセッサが、測定された音響放射における1つまたは複数のピーク周波数を検出し、測定された音響放射の音響パワーを検出し、検出された音響パワーおよび検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成するように構成される、デバイスが提供される。
このデバイスは、マイクロフォンを備えることができ、携帯ハンドセットまたは電話など、モバイルデバイスの一部を形成することができる。さらに、マイクロフォンは、デバイス内に統合することができる。
出願人は、薬剤を投与するために使用される吸入器のチャンバを通過する空気の内部渦運動および急速回転が、関連するスペクトルピークを発生させることを明らかにした。この空気の渦運動は、渦音と呼ばれ得る音響放射を引き起こす。これに関して、図1は、渦音のスペクトルピークと粉末型吸入器を通る空気流速との間の関係を示すグラフである。本明細書に記載の方法が、任意の形態の吸入デバイスに、より具体的には、吸入空気の動き、すなわち空気流を利用して薬剤をユーザに投与する吸入デバイスに適用され得ることは理解されよう。より具体的には、この方法は、吸気時に空気が通過する様々な通路を含むパワー型(power−type)の吸入デバイスに適用することができる。図1のグラフは、吸入器に適用された既知の流速に対するスペクトルピークの測定周波数を示す。4つの吸入器が試験され、グラフは同一タイプのこれら4つの異なる吸入器からの結果を示し、スペクトルピーク測定値が10から25リットル毎分(約0.000167から0.000417m/s)の範囲で一致することを示している。これは、周波数が典型的には測定が容易であり、吸入器からマイクロフォンへの音響伝搬経路内での損失、ならびに内部の変換および変形処理に依存しないと考えられるので有利である。さらに、定義された帯域幅における音響パワーを同時に推定することが可能である。たとえば、図2は、スペクトルピーク周波数を得るために使用される4つの吸入器の音響パワー対流速のグラフを示す。バンドパスフィルタを用いて、マイクロフォンから受信された音響放射信号がフィルタリングされ、フィルタリングされた信号は、20リットル毎分(約0.0003m/s)において0dBのオーディオパワーに正規化されている。使用されたバンドパスフィルタは5kHzを中心とし、8kHzの通過帯域を有する。
吸入流量プロファイルのある段階において、流速が10から25リットル毎分の流量範囲内にあると仮定される場合、スペクトルピークを利用して、音響パワーとは無関係に流速測定値を正確に決定し、音響パワーのパワーレベルを較正して、10から25リットル毎分の流速範囲外の流量プロファイルを得ることが可能である。さらに、音響フィルタリングのための蓄積時間が十分に低い値(たとえば、80ミリ秒)に設定される場合、複数のスペクトルピークが検出される確率が高い。
図3は、本発明の一態様によるモバイルデバイス10を示す。モバイルデバイス10は、好ましくは、携帯電話またはハンドセットであり、これはスマートフォンと呼ばれ得る。デバイス10は、吸入器デバイス12の近位にあるものとして図示されている。図では、デバイス10は吸入器12から0.1m以内にあるが、デバイス10および吸入器12は互いに接触することができ、または1mまで離れることができることは理解されよう。しかしながら、デバイス10と吸入器12との間の距離は、デバイス10内のトランスデューサ(たとえば、マイクロフォン)の感度に依存する。
図4は、モバイルデバイス10を概略的に示す。デバイス10は、ディスプレイ16に結合されたプロセッサ14、メモリ(たとえば、RAMおよび/またはROM)18、無線通信システム20、入力/出力インタフェース22およびトランスデューサ24を備える。プロセッサ14は、デバイス10のメモリ18に記憶されるソフトウェアプログラム(たとえば、アプリケーション)を起動し実行することができる。プロセッサ14は、ユーザ入力を受信するためのディスプレイ16上のタッチ感応オーバレイ、および/またはトランスデューサ24などの様々なソースからのデータ入力を受信することができる。この例のトランスデューサ24はマイクロフォンであり、典型的には、ユーザが音声通話を発信および受信する場合にモバイルデバイス10で使用されるマイクロフォンである。無線通信システム20は、短距離通信システムであり、無線バスプロトコル準拠の通信メカニズム、たとえば同様に対応したシステムおよびデバイスとの通信を提供するBluetooth(登録商標)通信モジュール、またはIEEE802.11無線規格、より典型的にはWiFiとして知られているものを含む。無線通信システムはまた、当技術分野でよく知られているように、デバイスが無線ネットワークと通信してデータおよび音声機能を提供することを可能にする。メモリ18上に記憶されたデータは、プロセッサ14によって使用することができ、プロセッサ14は、たとえば、分析の結果、または入力デバイスから受信された生データなどのデータをメモリ18上に記憶することができる。デバイス10がスマートフォンである場合、当業者に知られているように、様々な他のハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを含むが、本明細書では簡単のために説明されないことは理解されよう。
吸入器内の渦音のスペクトルピークを用いて流量プロファイルを生成する方法が、図3、図4および図5に関連してここで説明される。この方法は、モバイルデバイス10を用いて吸入器デバイス12を較正して、吸入器デバイス12のオーディオ特性を特徴づけることを含む。この初期較正を試験デバイスに一度行って、その結果の曲線、式、ルックアップテーブルおよび/またはグラフが、同様のプロセスに従って製造された他の生産吸入器デバイスと共に使用できるようにする。初期較正は、モバイルデバイス10上で利用可能なアプリケーションを使用するモバイルデバイス10に関連して説明される。しかしながら、この初期較正が汎用コンピュータ上で実行できることは理解されよう。
初期較正では、吸入器12を吸引ポンプ(図示せず)に結合して、吸入器12を通る制御可能な空気流を提供することによって、通常の使用中のシミュレーションを行う。吸入器デバイス12を通る空気流は、0から60リットル毎分(約0.001m/s)まで、5リットル毎分の増分(約0.00008m/s)で変化させる。吸入器デバイス12を通る空気流が吸引ポンプによって提供されている間に、マイクロフォン24を用いて、吸入器12によって生成された音響放射(または音響音放射)が検出され、これがプロセッサ14によってサンプリングされメモリ18に記憶される。モバイルデバイス10上で動作するアプリケーションがユーザに、空気流を開始させ、空気流速が較正用の最大値まで増加したら、プロセッサ14によるサンプリングを終了するように促すことができることは理解されよう。プロセッサ14は、任意選択により、知られている技法を用いてパワースペクトルを平均化する。
各流速(すなわち、5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55および60リットル毎分)について、音響パワーがプロセッサ14によって、中心周波数5kHzのスペクトル幅8kHzで推定される(すなわち、各流速についてのサンプリングされたデータは、バンドパスフィルタを用いてフィルタリングされる)。マイクロフォンによって測定された信号の振幅が、知られている技法およびマイクロフォンの特性を用いて音響パワーに変換できることは理解されよう。プロセッサ14は続いて、音響パワー測定値に回帰を行って、流速に対するdBでのパワーの式を得る。たとえばプロセッサ14は、任意選択により、流速に対する音響パワー測定値をディスプレイ16などに表示させることができる。プロセッサ14はまた、得られた音響パワー測定値をルックアップテーブルに格納し、続いて必要であればルックアップテーブルのデータに基づいて線形補間を使用することができる。図5は、吸入器デバイス12についての流速に対するオーディオパワーの較正曲線を示す。
プロセッサ14は続いて、低流速と呼ばれ得る0から25リットル毎分の範囲内の誘発される流速のそれぞれ(すなわち、5、10、15、20、25リットル毎分)における音響音放射のスペクトルピークを検出する。上述のように、特定のタイプの吸入デバイスについて、10から25リットル毎分(約0.000167から0.000417m/s)の範囲にわたってスペクトルピークが観察されることが見出されている。しかしながら、これらよりも高いまたは低い流速においてスペクトルピークが観察され得ることは理解されよう。さらに、スペクトルピークは、おそらく吸入デバイスのチャンバを通過する空気の内部渦運動および急速回転の結果であることが理解される。しかしながら、これは全ての吸入デバイスには当てはまらず、他の吸入デバイスが、そのチャンバを通過する空気の内部渦運動および急速回転によって引き起こされないスペクトルピークを示す場合がある。
スペクトルピーク検出は、メディアンフィルタを使用し、プロセッサ14によってサンプリングされた信号を閾値処理して、信号がデシベル単位の設定量による閾値を超えたときの渦特徴を識別する2次元背景推定によって得られる。具体的には、時間の高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)がサンプリングされた信号に適用されて、スペクトログラムが得られる。次いで、メディアンフィルタが、典型的には29サンプルのスライディングウィンドウを用いてスペクトログラムの列に適用されて、各時間サンプルおよび周波数点における頑健な背景平均が推定される。デシベル単位の特定の閾値(たとえば、20dB)より大きい任意の信号点であって、その点における局所的な中央値を上回る信号点が、閾値を上回るものと指定される。次いで、ピーク周波数は、閾値を上回る点の連続した範囲において閾値より大きい点の最大のものとなるように取得される。較正段階中に、吸引ポンプによって流速が一定に保たれるので、単一のピーク周波数のみが検出されることが典型的である。他の画像処理技法を用いて、2次元画像処理の線発見(line finding)または他の特徴抽出方法を用いることによって、またはカルマンフィルタリングにより時間のスペクトルピークの進展を追跡することによって、渦音のスペクトルピークを識別し推定できることは理解されよう。プロセッサ14が低流速のそれぞれにおけるスペクトルピーク周波数を取得すると、回帰を用いて、流速に対するスペクトル周波数の式を得る。プロセッサ14は、任意選択により、流速に対するスペクトルパワー測定値を表示することができる。プロセッサ14はまた、得られたスペクトルパワー測定値をルックアップテーブルに格納し、続いて必要に応じてルックアップテーブルのデータに基づいて線形補間を使用することもできる。
吸入器12の初期較正は、オーディオパワーおよびスペクトル周波数に関連するデータ、ならびにそれらのそれぞれの流速を、オーディオパワーまたはスペクトル周波数の値を入力し、流速の値を出力することが可能なルックアップテーブルまたは数式として、メモリに記憶することによって完了する。
使用中の吸入器12のための流量プロファイルを得るための方法が、図6および図7を参照してここで説明される。
モバイルデバイス10は、吸入器デバイス12に近接して(たとえば、約0.5m離れて)配置される。ユーザは吸入器12を通常の方法で、吸入器デバイス12を介して空気を吸入することによって、使用するように求められる。ユーザがデバイスを介して空気を吸入する間、デバイス10のプロセッサ14は、吸入器12によって生成された音響音放射を検出およびサンプリングし、これはメモリ18に記憶される。プロセッサ14は、任意選択により、知られている技法を用いてパワースペクトルを平均化する。
図6(上のグラフ)は、ユーザが吸入器デバイス12を介して通常の方法で6秒の時間にわたって空気を吸入したときの、時間に対するマイクロフォンを用いて測定された信号の振幅の時系列トレースである。図6の上のグラフにおいて、y軸は、プロセッサ14によってサンプリングされた場合の任意の単位の信号振幅であり、定数にマイクロフォン電圧を乗じたものを表す。図6の下側のグラフは、上述の技法(すなわち、時間のFFT)を用いて図6の上のグラフに示された時系列トレースから得られたスペクトログラムである。渦特徴は、図6の下のグラフに示されている。図6の下側のグラフにおいて、y軸は2.67msのサンプル周期での0から5秒の吸入の記録中の時間であり、x軸は187.5Hzのサンプル周期での0から48kHzの周波数である。
プロセッサ14は続いて、5kHzの中心周波数の8kHzのスペクトル幅を有する通過帯域内の音響パワーを推定する。フィルタリングされた信号は続いて、50%の重なりを有する80msのブロックにわたってサンプリングされて、25Hzの更新レートが得られる。プロセッサ14は続いて、25Hzの間隔で信号の渦音のスペクトル周波数(すなわち、スペクトルピーク)を検出し、これらを流速についての所定の式またはルックアップテーブルを用いて流速に変換する。この例では、25リットル毎分未満の流速(すなわち、低流速)がスペクトルピークを用いて決定されることは理解されよう。スペクトルピークは、較正処理について上述されたように、メディアンフィルタリングおよび閾値処理を用いて推定される。すなわち、たとえば5kHzから20kHzの周波数範囲内の最大のスペクトルピークが識別される。サンプリングされた期間においてスペクトルピークを識別することは可能でない場合があるが、これが当てはまる場合、時系列データの範囲にわたって少なくとも1つのスペクトルピークを識別することが可能でなければならないことは理解されよう。
プロセッサ14は続いて、音響パワー値の式またはルックアップテーブルを用いて、検出された音響パワーを流速に変換する。音響パワー測定値を用いて得られた流速は続いて、渦音のスペクトル周波数を用いて得られた流速を用いて適宜調節または較正される。たとえば、プロセッサ14は、選択された時間に得られた特定のサンプルの流速を決定する。同じ選択された時間における音響パワーおよびそれに関連する流速が、音響パワー値のルックアップテーブルから得られる。音響パワー流速が所定の許容差(たとえば5%)内でスペクトルピーク流速と等しくない場合、音響パワー流速の調整係数が決定され、以前に変換された音響パワー流速の全てに適用される。調整は、加算、減算、乗算もしくは除算、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。調整値は、典型的にはdB単位の音響パワー値であり、音響パワー値に対して減算または加算される。この処理は、検出されたスペクトルピーク流速の全てについて反復することができ、各スペクトルピーク流速について得られた調整係数を組み合わせることができる。音響パワー流速が調整(すなわち、較正)されると、時間に対する流速のレポートを、たとえばグラフの形式で生成することができる。これは流量プロファイルと呼ばれる。
上述の例では、本明細書に記載の方法を用いて流量プロファイルを生成する場合に、単一のスペクトルピークのみが検出されることが仮定されている。しかしながら、複数のスペクトルピークが検出され得る可能性がある。複数のスペクトルピークが検出された場合(すなわち、マイクロフォンからのサンプルデータ内の複数の期間がスペクトルピークを含むと決定された場合)、スペクトルピークのそれぞれについて伴われる(線形の)パワーが合計され、対応する測定されたオーディオパワーが合計され、そこから比率が取られる。取得された比率は続いてデシベルに変換されて、較正オフセットが与えられる。伴われるパワーは、渦周波数ピークに対応する流量を推定し、次いで較正段階のオーディオパワー対流速データ/ルックアップに基づいてオーディオパワーを推定することによって決定される。単一のスペクトルピークが検出された場合に同じ技法が使用されるが、あらゆる値を合計する必要はないことは理解されよう。
図8は、モバイルデバイス10のプロセッサ14によって実行される方法を示すフローチャート30であり、図7に関連してここで説明される。図7は、図8のフローチャートに示された方法を図式的に示す。これらのステップは、図示とは異なる順序で実行することができ、1つまたは複数のステップは任意選択とすることができる。
ブロック32において、デバイス10は、ユーザが吸入器12を介して空気を吸入する間に、吸入器12によって生成される音響音放射を検出しサンプリングする。
ブロック34において、デバイス10は、5kHzの中心周波数の8kHzのスペクトル幅を用いて音響パワーを推定する。これは図7において線50として示されている。デバイス10は、任意選択により、各サンプル点のパワースペクトルを平均化することができる。
ブロック36において、デバイス10は、50%の重なりを有する80msブロックにわたってフィルタ信号をサンプリングして、25Hzの更新レートを得る。これは図7に線52として示されている。
ブロック38において、デバイス10は、渦音のスペクトル周波数を検出し(たとえば、図7の十字54を参照)、これらを、たとえば25リットル毎分未満の流速(すなわち、低流速)についての所定の式またはルックアップテーブルを用いて流速に変換する。渦音のスペクトル周波数から得られた変換された流速は、図7に十字56として示されている。
ブロック40において、デバイス10は、音響パワー値の式またはルックアップテーブルを用いて、検出された音響パワーを流速に変換する。これは、図7に線58として示されている。
ブロック42において、デバイス10は、渦音のスペクトル周波数を用いて得られた流速に従って、音響パワー測定値を用いて得られた流速を較正する。
ブロック44において、デバイス10は、時間に対する流速の流量プロファイルを生成し出力する。これは図7に線60として示されている。
このようにして、本明細書に記載の方法は、正確な測定を行う能力を保持しながら、較正処理を単純化する。さらに、吸入器に対するあらゆる修正が削減または排除される。
上述の実施形態では、初期較正を含む処理の全てが単一のモバイルデバイス上で実行される。しかしながら、モバイルデバイス12は、吸入器12からの音響音放射をサンプリングするためにのみ使用することができ、これは続いてWiFiなどを用いて汎用コンピュータに送信され、処理が汎用コンピュータによって行われることは理解されよう。モバイルデバイス10は、流量プロファイルデータを受信して、そのディスプレイ16に表示することができる。汎用コンピュータは、たとえば、モバイルデバイス10のユーザと同じ場所にあってもよく、または他の場所などに遠隔に配置されてもよい。さらに、汎用コンピュータまたはモバイルデバイス10に接続された分離したマイクロフォンを用いて、吸入器12からの音響音放射をサンプリングすることができ、そのマイクロフォンは任意選択により、機械的固定具もしくは拘束具または適切な接着剤を用いて、吸入器12に固定することができる。吸入器12に固定されたマイクロフォンを使用する場合、無線対応(たとえば、WiFiまたはBluetooth)または有線マイクロフォンにして、処理デバイスと通信可能にすることができる。
図9は、通常の使用中に吸入器12によって生成された音響音放射をサンプリングするためにスマートフォンおよびその上で動作するアプリケーションを用いて上記の方法が実行される場合に得られ得る一連のグラフを示す。サンプリングされたデータは続いて、処理のために汎用コンピュータに送信された。上のグラフは、フィルタリングされサンプリングされた後の、スマートフォンから受信されたデータを表している。上のグラフにおいて、実線62はオーディオパワーであり、十字64は検出されたスペクトルピークである。中央のグラフは、スペクトルピークから得られた流速(十字66)と、音響パワーから得られ、スペクトルピークを用いて変換/較正された流速(実線68)を表す。最後に、下のグラフは、報告された流量プロファイル(実線70)である。
吸入デバイスの流量プロファイルを生成する方法を用いて、たとえば、吸入デバイスの使用を監視することができる。これに関して、上記で論じられたように、ユーザは吸入デバイスを介して空気を吸入するように指示され、流量プロファイルが生成される。次いで、流量プロファイルは、他の場所に格納および/または送信されて、以前/将来の流量プロファイル、または好ましい(すなわち、「理想的な」)流量プロファイルによって評価または比較される。さらに、ユーザを、生成された流量プロファイルに基づいて吸入デバイスを使用するように訓練することができる。たとえば、ユーザは吸入デバイスを介して空気を吸入するように指示され、流量プロファイルが生成される。医師は続いて流量プロファイルを表示し、改善可能な流量プロファイルの任意の部分またはセクションを決定し、これらをユーザに伝えることができる。この形態の訓練または監視は、ユーザとは遠隔に位置する医師によって使用できることは理解されよう。
本明細書に記載の例は、特定の範囲および値に言及する。しかしながら、これらは例に過ぎず、本発明を限定するものとみなされるべきでないことは当業者には明らかであろう。たとえば、本明細書では、吸入器デバイスは、最大60リットル毎分(約0.001m/s)の流速で較正されているが、最大200リットル毎分(約0.0033m/s)のより大きい流速、たとえば具体的には120リットル毎分(約0.002m/s)で較正を実施できることは理解されよう。次いで、これらの較正された値を用いて、より大きい流速を有する流量プロファイルを生成することができる。
本発明に従って記載された実施形態は、コンピュータソフトウェア製品として提供することができる。コンピュータソフトウェア製品は、本質的に一時的な、たとえばインターネットなどを介して送信されるデータ伝送信号など、または本質的に非一時的な、たとえばデバイス10のメモリ18、もしくは他の不揮発性ストレージたとえばメモリなど、全ての可能な永久的および非永久的な形態のコンピュータ可読媒体として提供され得るコンピュータ可読媒体の中に、その上に、またはそれによってサポートされて提供され得る。他方、コンピュータ可読媒体は、全てのコンピュータ可読媒体を含む非一時的コンピュータ可読媒体とすることができる。
本明細書で使用される「コンピュータ可読媒体」(または非一時的コンピュータ可読媒体)という用語は、コンピュータまたは他のコンピューティングデバイスによって使用または実行するための命令を記憶可能な任意の媒体、たとえば、限定はされないが、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスクドライブ(HDD)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)またはフラッシュメモリ、光ディスクたとえばコンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)またはブルーレイ(TM)ディスク、およびソリッドステートメモリデバイス(たとえば、NANDフラッシュまたはシンクロナスダイナミックRAM(SDRAM))を意味する。
上記の議論が特定の実施形態に関することは理解されよう。しかしながら、他の実施形態では、様々な態様および例を組み合わせることができる。

Claims (20)

  1. 吸入デバイスの流量プロファイルを生成するための方法であって、
    吸入デバイスを通る吸入流によって誘発される音響放射を測定するステップと、
    測定された音響放射における2つ以上のピーク周波数を検出するステップと、
    検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成するステップと
    を備える、方法。
  2. ピーク周波数のそれぞれが、所定の流速で吸入デバイスを通る空気流のスペクトルピークを表す、請求項1に記載の方法。
  3. 音響放射が所定の期間にわたって測定され、2つ以上のピーク周波数が所定の期間にわたって規則的な間隔で検出される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 流量プロファイルが、2つ以上のピーク周波数と、吸入デバイスを通るそれぞれの流速との間の所定の関係を用いて生成される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 所定の関係がルックアップテーブルによって表される、請求項4に記載の方法。
  6. 測定された音響放射の音響パワーを検出することと、検出された音響パワーおよび検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成することとを備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 吸入デバイスの流量プロファイルを生成するための方法であって、
    吸入デバイスを通る吸入流によって誘発される音響放射を測定するステップと、
    測定された音響放射における1つまたは複数のピーク周波数を検出するステップと、
    測定された音響放射の音響パワーを検出するステップと、
    検出された音響パワーおよび検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成するステップと
    を備える、方法。
  8. 音響放射が所定の期間にわたって測定され、1つまたは複数のピーク周波数および音響パワーが所定の期間にわたって規則的な間隔で検出される、請求項7に記載の方法。
  9. 流量プロファイルが、1つまたは複数のピーク周波数と、吸入デバイスを通るそれぞれの流速との間、および音響パワーと、吸入デバイスを通るそれぞれの流速との間の所定の関係を用いて生成される、請求項7または8に記載の方法。
  10. 所定の関係がルックアップテーブルによって表される、請求項9に記載の方法。
  11. 音響パワーが所定の周波数帯域内で検出される、請求項6から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 検出された音響パワーに基づいて決定される流量プロファイルの1つまたは複数の流速が、検出されたピーク周波数に基づいて決定される1つまたは複数の流速に対して較正される、請求項6から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. ピーク周波数のそれぞれが、所定の流速で吸入デバイスを通る空気流のスペクトルピークを表す、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. プロセッサ上で実行された場合に、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行する命令が格納された、コンピュータプログラム製品。
  15. マイクロフォンと通信するプロセッサであって、マイクロフォンが音響放射を検出するように構成される、プロセッサ
    を備え、プロセッサが、
    測定された音響放射における2つ以上のピーク周波数を検出し、
    検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成する
    ように構成される、デバイス。
  16. マイクロフォンと通信するプロセッサであって、マイクロフォンが音響放射を検出するように構成される、プロセッサ
    を備え、プロセッサが、
    測定された音響放射における1つまたは複数のピーク周波数を検出し、
    測定された音響放射の音響パワーを検出し、
    検出された音響パワーおよび検出されたピーク周波数に基づいて流量プロファイルを生成する
    ように構成される、デバイス。
  17. マイクロフォンを備える、請求項15または16に記載のデバイス。
  18. 請求項15から17のいずれか一項に記載のデバイスを備える、モバイルデバイス。
  19. 吸入デバイスの使用を監視する方法であって、
    吸入デバイスを介して空気を吸入するようにユーザに指示するステップと、
    ユーザが吸入デバイスを介して空気を吸入するときに、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行するステップと、
    流量プロファイルを格納するステップと
    を備える、方法。
  20. 吸入デバイスの使用を訓練する方法であって、
    吸入デバイスを介して空気を吸入するようにユーザに指示するステップと、
    ユーザが吸入デバイスを介して空気を吸入するときに、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法を実行するステップと、
    流量プロファイルを表示するステップと、
    改善を必要とする流量プロファイルの任意の部分を決定するステップと、
    任意の改善をユーザに伝えるステップと
    を備える、方法。
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