JP2021048957A - 生体情報検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耳への装着中における不快感を適切に抑制することができる生体情報検出装置を提供する。【解決手段】本発明の生体情報検出装置は、耳に装着された状態で耳の少なくとも一部に接触する本体部20と、本体部20に突出した状態で設けられ、外耳道に挿入される挿入部2と、本体部20及び挿入部2に設けられた、装着者の生体情報を検出する脈波センサ1及び温度センサ3と、本体部20及び挿入部2を互いに連結し、変形することによって、本体部20に対する挿入部2の角度を変更可能な連結部22と、を備えている。【選択図】図7

Description

本発明は、例えば、耳に装着して体温や脈拍などを検出する生体情報検出装置に関する。
従来、鼓膜温度計として、例えば下記の特許文献1に開示されたものが知られている。この鼓膜温度計では、人の外耳道の形状が概ねS字状であることに着目し、外耳道に挿入されるプローブが、外耳道に沿うような第1カーブ及び第2カーブを有している。そして、このプローブの先端には、鼓膜に臨むようにセンサ素子が設けられている。
特開2002−340681号公報
しかし、人の外耳道の形状は、その個人差が大きいことから、上記の第1及び第2カーブが外耳道に必ずしも合うとは限らない。このため、従来の鼓膜温度計のプローブを外耳道に挿入した場合に、人が不快感を強く覚えたり、痛みを感じたりするおそれがある。特に、外耳道における第2カーブに相当する部分は、骨部外耳道といわれ、外耳道の入り口側の部分と比較して、圧迫による痛みを強く感じる。
本発明の目的は、耳への装着中における不快感を適切に抑制することができる生体情報検出装置を提供することである。
本発明の一態様として、生体情報検出装置は、耳に装着された状態で耳の少なくとも一部に接触する本体部と、本体部に突出した状態で設けられ、外耳道に挿入される挿入部と、本体部及び挿入部の少なくとも一方に設けられた、装着者の生体情報を検出する検出部と、本体部及び挿入部を互いに連結し、変形することによって、本体部に対する挿入部の角度を変更可能な連結部と、を備える。
本発明の一態様によれば、耳への装着中における不快感を適切に抑制することができる生体情報検出装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る生体情報検出装置を示す斜視図。 図1の生体情報検出装置を矢印F2方向から見た斜視図。 図1の生体情報検出装置をF3−F3に沿って切断した部分の拡大断面図。 左耳の一例を左側方から見た外観図。 図4の左耳をF5−F5に沿って切断した部分の断面図。 図4の左耳に図1の生体情報検出装置を装着した状態を示す外観図。 図1の生体情報検出装置の左耳への装着状態について説明するための図。 挿入部の外耳道への挿入深さと挿入部の径との関係を複数の被験者について調べた結果を示すグラフ。 本体部に対する挿入部の角度と挿入部の外耳道への挿入状態との関係を説明するための図。 本体部に対する挿入部の角度と挿入部の外耳道への挿入状態との関係を説明するための図。 生体情報検出装置の耳への装着感及び測定の安定性を評価した結果を示す図。 図1の生体情報検出装置の変形例を示す概略図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る生体情報検出装置10(以下、単に装置10と称する)は、挿入部2、押圧部4(凸部)、係合部6、及び位置決め部8を備えている。また、装置10は、脈波センサ1(検出部)を備えた本体12、及び温度センサ3(検出部)を支持した略円柱状の支持部材13を有する。さらに、装置10は、本体12及び支持部材13を覆うとともに、挿入部2、押圧部4、係合部6、及び位置決め部8を一体に構成したカバー14を有する。
支持部材13と温度センサ3は、カバー14の挿入部2の内部に設けられている。つまり、支持部材13は、挿入部2を構成する構成要素の一つである。本体12、本体12を覆っているカバー14の部分と、押圧部4とは、本発明の本体部20として機能する。また、挿入部2、係合部6、及び位置決め部8は、この本体部20から外方へ突出するように設けられている。
カバー14は、エラストマーなどの弾性部材により形成されている。このため、カバー14と一体に形成した押圧部4、係合部6、及び位置決め部8も、弾性変形可能である。これに対し、本体12と支持部材13は、樹脂や金属などの剛体により形成されており、弾性変形しにくい。つまり、支持部材13を内部に有する挿入部2は、表面が僅かに弾性変形可能であるが、折り曲げるように弾性変形させることはできない。なお、本実施形態では、本体12と支持部材13を別体に設け、互いに離間させてカバー14内に配置した。
カバー14は、支持部材13と一体に設けられるとともに本体12に対して着脱可能に設けられるか、或いは、本体12及び支持部材13に対して着脱可能に設けられている。このため、装置10は、異なるサイズ及び形状の別のカバー14に交換可能となっている。言い換えると、挿入部2、押圧部4、係合部6、及び位置決め部8の形状や大きさは、カバー14を交換することにより変更可能である。
支持部材13は、挿入部2より小径な略円柱形状を有し、その軸方向の一端(本体12から離間した側の端部)に温度センサ3を固設している。支持部材13は円柱形状に限らず直線状であればいかなる断面形状であってもよい。支持部材13とともに挿入部2を構成するカバー14の部分は、その内周面が支持部材13の外面に接触して配置された略円筒形状に形成されており、温度センサ3の後述する受光面を挿入部2の先端に向けて露出させるための略円形の開口部15(図2)を有する。
挿入部2の支持部材13を設けた部分は、支持部材13を設けていない部分と比較して剛性が高い。支持部材13が直線状に延びているため、支持部材13が設けられた挿入部2の部分も直線状に構成されており、挿入部2の略全長にわたって折り曲げることができない。これに対し、本体12と支持部材13の間のカバー14だけの部分は、挿入部2よりも柔らかく折り曲げが可能である。つまり、このカバー14だけの部分は、本体部20と挿入部2の間を折り曲げ可能に連結した連結部22として機能する。
ここで言う「柔らかい」とは、外耳道31に挿入部2を挿入した状態で、連結部22を中心にして、生体情報検出装置10の装着者が本体部20を容易に傾けることができる硬さを意味する。言い換えると、挿入部2を外耳道31に挿入した状態で本体部20を抉るような応力を加えた場合に、連結部22がこの応力を吸収して挿入部2に応力が伝わることを抑制する。これにより、装置10のサイズや大きさが耳に合いにくい場合であっても、その形状の違いにより発生する不所望な応力を、連結部22において吸収することができ、挿入部2に不所望な応力を伝えないことで、耳が痛くなるような不快感が生じるのを抑制することができる。
さらに、挿入部2に剛性を与えている支持部材13を、金属や樹脂などの剛体ではなくゴムやバネなどの弾性部材により形成してもよく、挿入部2に可撓性を持たせてもよい。この場合、挿入部2を装着者の外耳道31の形状に合わせて変形させることができ、装置10を耳に装着した際に外耳道31の内面を挿入部2が圧迫する不具合をより抑制することができ、装着感をより良くすることができる。なお、この場合であっても、挿入部2よりも連結部22を柔らかくすることが望ましい。
本実施形態では、連結部22を挿入部2よりも柔らかくしているために、本体12と支持部材13の間に隙間を設けてカバー14だけの部分を設けたが、これに限らず、本体12と支持部材13の間を、弾性変形可能な部材によって連結してもよい。或いは、図12に示す変形例のように、本体12と支持部材13を、ボールジョイント30などの自在継手により連結してもよい。図12に示すように、ボールジョイント30を介して本体12と支持部材13を連結することにより、本体部20に対する挿入部2の角度を所望する角度に調節することができる。自在継手として、この他に、カルダンジョイントやツェッパジョイントなどがある。この変形例のように、本体部20と挿入部2を機械的な折り曲げ機構を介して連結すると、本体部20に対する挿入部2の角度を装着者の外耳道31の角度に合わせて調節することができ、耳の形の異なる全ての装着者に対応させることができる。
いずれにしても、本体部20に対して挿入部2を折り曲げ可能にするための連結部22を設けることで、支持部材13の先端に固設した温度センサ3と本体12との間の配線(図示せず)に圧縮及び伸長方向のストレスがかかる。また、挿入部2に可撓性を持たせた場合も、配線にストレスがかかる。特に、伸長方向のストレスが配線にかかると断線するおそれがある。よって、本実施形態では、配線自体を伸び縮み可能な素材により形成した。或いは、配線を支持部材13の外周面に沿って螺旋状に設けたり、ギザギザのバネ状に設けたりしてもよい。
また、図1及び図3に示すように、本体12は、脈波センサ1を埋設している。脈波センサ1は、本体12の表面12aに設けた凹所12b内に収容配置されている。本体12の表面12a側の凹所12bの開口部は、透明な板状部材11により塞がれている。ここで言う板状部材11は、例えば、透明なガラス板やアクリル板などである。板状部材11は、これに限らず、例えば、緑色光や赤色光や赤外光を良好に透過可能な素材により形成すればよい。なお、図3では、カバー14の図示を省略してある。
脈波センサ1は、2つの発光素子16a、16bと1つの受光素子17を備えている。発光素子16a、16bは、例えばLED素子であり、受光素子17を間に挟んで凹所12bの底に配置されている。発光素子16a、16bから出射された光は、耳で拡散されて、その戻り光が受光素子17により受光される。この脈波センサ1は、例えば、血流に関する生体情報を検出する反射型の光電式容積脈波(PPG;photoplethysmography)センサであり、単位時間当たりの心拍数などを検出する。図1に示すように、カバー14は、脈波センサ1の板状部材11を外部に露出するための開口部14aを備えている。
以下、装置10の外形及び各部の詳細な構造や機能について、図4乃至図7を参照しながら説明する。装置10は、人の耳に装着可能であるとともに猿やチンパンジーなどの類人猿の耳に装着可能である。以下の説明では、装置10を装着した装着者から見て上下左右、前後、内側、外側などを規定する。
挿入部2は、耳の外耳道31に挿入される。挿入部2は、上述した略円柱状の支持部材13と、支持部材13の外側を覆うカバー14部分により形成されている。支持部材13の先端に設けた温度センサ3は、例えばサーモパイルやボロメータ素子などであり、検出対象(例えば、鼓膜やその周辺の皮膚など)から放射されて開口部15を通って導光された赤外線を、その受光面を介して非接触で受光して、電圧に変換する。装置10は、温度センサ3を介して検出した赤外線の強度に基づいて検出対象の温度を測定する。
本体12に対する支持部材13の角度、すなわち本体部20に対する挿入部2の角度は、理想的には、挿入部2を所定の深さで外耳道31に挿入配置した状態(図6及び図7に示す状態)で、本体12に固設した脈波センサ1の板状部材11の表面が耳珠32の外耳道31側の部分33(以下、この部分を耳珠裏33と称する)に面で接触する角度に設定されている。本実施形態の装置10は、フレキシブルに折り曲げ可能な可撓性を有する連結部22を介して本体部20と挿入部2を連結しているため、平均的な耳の形と異なる形状の耳に装置10を装着した場合であっても、脈波センサ1の表面を耳珠裏33に良好に接触させることができる。なお、耳の形には個体差があるが、ここでは平均的な耳の形を図4及び図5に例示して説明する。
挿入部2は、カバー14と一体に形成した2つの略円環状の保持片2a、2bを略同軸に備えている。2つの保持片2a、2bは、挿入部2の長手方向に沿って互いに離間して設けられている。2つの保持片2a、2bは、挿入部2を外耳道31に挿入した状態で、弾性変形を伴って外耳道31の内面に接触し、挿入部2の外耳道31に対する装着状態を安定させる。つまり、2つの保持片2a、2bは、挿入部2を外耳道31に対してしっかりと保持せしめて、挿入部2の外耳道31からの抜けを抑制する。
押圧部4は、挿入部2を外耳道31に挿入した状態で、耳甲介腔34に接触する位置に設けられている。押圧部4は、耳甲介腔34に向けてカバー14をドーム状に膨出させた形状を有する。押圧部4の表面は、挿入部2を外耳道31に挿入して装置10を耳に装着した状態で耳甲介腔34に接触する接触面4aを含む。接触面4aは、押圧部4を耳甲介腔34に押し付けた状態で、耳甲介腔34の表面の形状にならって変形する。押圧部4は、弾性部材を中実にした構造、或いは、内部を空洞にした構造を有する。押圧部4は、カバー14と同じ材料により一体に形成されているため、連結部22と同様に、可撓性を有し、挿入部2より柔らかい。
押圧部4は、挿入部2の外耳道31への挿入により、耳甲介腔34へ押し付けられ、接触して弾性変形し、この耳甲介腔34への押圧部4の接触により発生した耳甲介腔34の反力は、脈波センサ1を耳珠裏33へ押し付けるように作用する。より詳細には、押圧部4が受ける耳甲介腔34の反力は、挿入部2と本体部20を連結した連結部22を支点にして本体部20を耳珠32側に回動させるように作用し、それにより、脈波センサ1は耳珠裏33に押し付けられる。このとき、挿入部2が外耳道31に挿入されて固定されているために、連結部22が本体部20の回動の支点となる。
つまり、脈波センサ1は、耳甲介腔34の反力により、耳珠裏33に押し付けられる。なお、このとき、本体部20と挿入部2を連結した連結部22が可撓性を有するため、本体部20の回動により生じた応力が挿入部2を介して外耳道31に伝わることが抑制され、外耳道31の内面を挿入部2が圧迫して装着者に不快感を与える不具合を防止することができる。
挿入部2を外耳道31に挿入した状態(図6に示す状態)では、係合部6は、弾性変形を伴って、その突出方向の先端にある湾曲部分6aが、対輪35と耳甲介艇36の間に嵌め込まれ、両者25、26に接触する。この状態では、係合部6の湾曲部分6aが対輪35の内側に配置され、湾曲部分6aに対輪35が少なくとも部分的に覆い被さった状態となる。
係合部6は、棒状の弾性部材をU字状に折り曲げたような形状を有する。係合部6の両端は、本体部20のカバー14に接続している。つまり、係合部6は、U字状に折り曲げた湾曲部分6aが本体12から離間した位置に配置される向きでカバー14と一体に設けられている。
また、図6に示す状態では、湾曲部分6aが対輪35と耳甲介艇36の間に嵌め込まれ、両者に接触することで、係合部6が弾性変形し、この対輪35及び耳甲介艇36への係合部6の接触により発生した対輪35及び耳甲介艇36の反力は、脈波センサ1を耳珠裏33へ押し付けるように作用する。このとき、対輪35が係合部6を頭部に向けて内側に押え付ける方向の係合部6が受ける対輪35の反力は、連結部22を支点にして梃子の原理により本体部20を揺動させて、脈波センサ1を耳珠裏33へ押し付ける方向(耳から外側へ離れる方向)に作用する。つまり、この対輪35の反力によっても、脈波センサ1は、耳珠裏33に押し付けられる。
耳の形状や大きさには個体差があり、係合部6の湾曲部分6aが耳甲介艇36に奥まで嵌らない場合もある。例えば、比較的大きな耳に装置10を装着し、挿入部2を外耳道21に挿入した状態では、湾曲部分6aに対輪35がわずかに引っ掛かった状態となり、湾曲部分6aが耳甲介艇36に届かない場合も考えられる。このような場合、係合部6は、対輪35に接触することで弾性変形し、この対輪35への係合部6の接触により発生した対輪35の反力は、上述した場合と同様に、連結部22を支点として装置10を回動させるように作用し、それにより、脈波センサ1は被検出部分23に押し付けられる。
いずれにしても、本実施形態によると、係合部6は、対輪35及び耳甲介艇36に、又は、対輪35のみに、接触し、それにより発生した対輪35及び耳甲介艇36の反力は、本体12を介して、脈波センサ1を被検出部分33に押し付けるように作用する。
係合部6は、本実施形態のように棒状の弾性部材をU字状に折り曲げた形状に限らず、棒状の弾性部材を「く」の字に折り曲げた形状などであってもよく、弾性変形した際の反力により脈波センサ1を耳珠裏33へ押し付ける方向の力を発生することができる形状であればよい。
上述したように、押圧部4及び係合部6は、脈波センサ1を耳珠裏33へ押し付けるための接触部として機能する。よって、押圧部4及び係合部6のいずれか一方のみを設けた場合であっても脈波センサ1を耳珠裏33へ良好に押し付けることができるが、押圧部4及び係合部6の両方を設けた場合には、押圧部4及び係合部6の一方を設けた場合と比較して、脈波センサ1を耳珠裏33へより確実に押し付けることができる。
位置決め部8は、挿入部2を外耳道31に挿入した状態で、耳珠32と対珠37の間の珠間切痕38に接触する位置に設けられている。言い換えると、位置決め部8は、本体部20に対し、挿入部2を外耳道31に挿入した状態で、位置決め部8が珠間切痕38に嵌め込まれる位置及び角度で設けられている。位置決め部8は、本体部20から所定方向に真っ直ぐに延びたカバー14と一体の突起である。
位置決め部8は、挿入部2の外耳道31への挿入により、珠間切痕38に嵌め込まれ、接触して弾性変形し、この珠間切痕38への位置決め部8の接触により発生した珠間切痕38の反力は、脈波センサ1を耳珠裏33に押し付けるように作用する。より詳細には、珠間切痕38の反力は、本体12を左耳に装着した場合には、本体12を装着者の頭から左に離す方向に作用し、換言すれば、前述した耳甲介腔34の反力と同様、連結部22を支点として本体12を回動させるように作用し、それにより、脈波センサ1は被検出部分33に押し付けられる。また、位置決め部8は、珠間切痕38に嵌め込まれることで、装置10を耳に対して位置決めする機能を有する。さらに、位置決め部8は、挿入部2の外耳道31への挿入深さを規制し、ある程度の深さ以上に挿入部2が外耳道31へ挿入されることを防止する。
上述した押圧部4及び係合部6に加えて位置決め部8を備えることにより、装置10を耳に対してよりフィットさせて装着することができ、脈波センサ1をさらに確実に耳珠裏33へ押し付けることができる。しかし、位置決め部8は、本発明に必須の構成ではなく、位置決め部8を省略してもよい。また、上述したように、押圧部4及び係合部6は、少なくとも一方を備えていればよく、必ずしも両方を備えている必要はない。
(挿入部2の形状)
ここで、挿入部2の形状について考察する。
上述したように、挿入部2を挿入配置する外耳道31の形状には個体差がある。このため、理想的には、挿入部2の形状は、装着者の耳の外耳道31の形状に合わせることが望ましい。しかし、これでは、装着者の耳型をとって、装置10を耳型に合わせて個別に製造する必要があり、現実的ではない。よって、装着者の耳の形状に関係なく略全ての装着者の耳に違和感無く装着が可能な装置10の開発が望まれている。
本願発明者等は、耳の形状の個体差を吸収して全ての耳への装着が可能な装置10を開発するため、複数の被験者の外耳道31の形状を調べた。すると、外耳道31は、概ねS字状に湾曲していることがわかった。このため、本願発明者等は、まず、全ての被験者の外耳道31に違和感無く挿通配置することができるS字の共通形状が無いか調べた。しかし、外耳道31の外径、向き、カーブ、外耳道31と耳甲介腔34との角度が被験者によって大きく異なり、共通で使用可能な挿入部2のS字形状を見出すことはできなかった。
一方、複数の被験者に対して、外耳道31に真っ直ぐな棒を挿入して調べたところ、直径3mmの真っ直ぐな棒であれば、全ての被験者の外耳道31の奥の方まで挿入可能であることがわかった。つまり、本願発明者等は、挿入部2をS字状にするより直線状にした方が外耳道31の形状の個体差を吸収できて挿入部2を外耳道31の奥まで挿入可能であることを見出した。
また、本願発明者等は、外耳道31への挿入部2の挿入深さと挿入部2の直径との関係を調べるため、軸径5.5mm、6mm、7mm、8mm、9mmの円柱状の真っ直ぐな棒を用意し、10名(男性4名、女性6名)の被験者の外耳道31に挿入して挿入可能な深さを測定した。なお、この際の挿入深さは、耳甲介腔34を基準に測定した。その結果を図8に示す。これによると、比較的耳の大きな男性の被験者の方が女性の被験者より概ね挿入深さが深いことがわかる。
実際に装置10を製造する場合、挿入部2内に配置する温度センサ3の径や支持部材13の径を考えると、挿入部2の外径は、約5mm程度の太さになる。また、図8の結果から、挿入部2は、その径が小さいほど外耳道31への挿入深さが深くなることがわかる。このため、仮に、挿入部2の径を、挿入深さをできるだけ長くすることができる5mm程度であると仮定した場合、図8のグラフから、最も挿入深さの短い女性02の10mm(5.5mm径)を全ての被験者に対する挿入可能な深さと考えることができる。つまり、直径5mm程度の挿入部2であれば、ほとんど全ての被験者の外耳道31に10mm程度の深さで挿入部2を挿入可能であることがわかった。
実際に、直径5.5mmのプローブの先端にカメラを取り付けて、10名の被験者の外耳道31に挿入し、深さ10mmのところで鼓膜を観察したところ、全ての被験者の鼓膜を見ることができた。つまり、挿入部2を直線状に形成して挿入部2の挿入深さを10mm程度にすることで、温度センサ3を鼓膜に向かわせることができることがわかった。よって、本実施形態の装置10の挿入部2は、直径5.5mm以内の直線状に形成し、装置10を耳に装着した状態(耳甲介腔34に押圧部4の接触面4aを接触させた状態)で外耳道31に10mmほど挿入される長さに形成した。
(本体部20に対する挿入部2の角度)
以下、装置10を違和感なく耳にフィットさせることができる本体部20と挿入部2との間の角度について、主に図7を参照して考察する。なお、図7は、装置10を耳に装着した状態を示しているが、この状態において装置10は変形することなく耳にフィットしているものとする。つまり、図7に図示した装置10は、耳に装着していない状態と同じ形状であるものとする。
本実施形態の装置10は、上述したように、本体部20から直線状に突出した挿入部2を有する。よって、図7に示すように、挿入部2の先端の開口部15の中心を通る支持部材13の中心軸Oを挿入部2の突出方向(挿入部2が伸びる方向)として規定する。また、装置10の押圧部4の湾曲した表面に接触する平らな接触面のうち、挿入部2に最も近い押圧部4の表面部分に接する接触面4aを、平らな架空の面Pとして規定する。面Pは、装置10を耳に装着した状態で、耳甲介腔34の表面と略一致する面である。よって、ここでは、面Pに対する中心軸Oの角度について考える。
複数の被験者の耳甲介腔34に対する外耳道31の角度を測定したところ、概ね70°から110°の角度範囲内の角度であった。例えば、耳甲介腔34に対する外耳道31の角度が70°の耳の形(図10)を有する被験者Aに合わせて、押圧部4の接触面4aである面Pに対する挿入部2の中心軸Oの角度Aを70°に配置した装置10Aを、図9に示すように、耳甲介腔34に対する外耳道31の角度が110°の耳の形を有する被験者Bに装着すると、挿入部2の外耳道31に対する挿入深さが浅くなってしまう。よって、耳甲介腔34に対する外耳道31の角度が比較的大きい被験者の耳には装置10Aをフィットさせることができない。
一方、耳甲介腔34に対する外耳道31の角度が110°の耳の形(図9)を有する被験者Bに合わせて、押圧部4の接触面4aである面Pに対する挿入部2の中心軸Oの角度Aを110°に配置した装置10Bを、図10に示すように、耳甲介腔34に対する外耳道31の角度が70°の耳の形を有する被験者Bに装着すると、本体部20が耳甲介腔34から離れてしまい、装置10Bが耳にフィットしない。しかし、本実施形態の装置10は、実際には、図10に破線で示すように、本体部20が耳甲介腔34に向けて突出した押圧部4を有する。このため、面Pに対する中心軸Oの角度Aが110°の装置Bであっても、被験者Bの耳にフィットさせることができる。
よって、本実施形態では、装置10を耳に装着した状態で、耳甲介腔34の面Pに対する挿入部2の角度Aを直角よりも大きくなるように挿入部2の本体部20に対する角度を設定した。本実施形態のように、上述した機能を有する押圧部4を備えた装置10の面Pに対する中心軸Oの角度Aを直角より大きくすることにより、耳甲介腔34に対する挿入部2の角度が比較的大きい耳に対して装置10を良好にフィットさせることができることに加え、耳甲介腔34に対する挿入部2の角度が比較的小さい耳に対しても装置10を良好にフィットさせることができる。
(挿入部2の材質)
上述した実施形態のように、装置10の挿入部2、押圧部4、係合部6、及び位置決め部8を一体に有するカバー14をエラストマーにより形成すると、装置10が耳に接触する部位を耳の形に合わせて変形させることができ、装置10を耳にフィットさせることができる。しかし、この装置10を耳に長時間装着すると、装置10が接触する耳の部分が圧迫されて血流が悪くなり、痛みなどの不快感を装着者に与える可能性がある。耳の形が異なる複数の装着者の耳に同じ形状の装置10を装着する場合、このような不具合を生じる可能性を排除することは難しい。このため、上述した不快感を無くすため、カバー14の素材をより柔らかい素材に変更することも考えられるが、挿入部2も同時に柔らかくなってしまうため、挿入部2を外耳道31に挿入することが難しくなる可能性がある。
このような不具合を無くすため、装置10のカバー14を、「1.6Hzの周波数で動的粘弾性を測定して得られる損失正接tanδのピーク温度が20℃以上45℃以下であるα−オレフィン共重合体を含む材料」により形成する方法が考えられる。このような材料として、例えば、三井化学社製のアブソートマー(登録商標)がある。この他に、上述したtanδのピーク温度が特定の樹脂に対して、目的の機能を損なわない範囲で、他の熱可塑性エラストマーを添加した材料を用いてカバー14を形成してもよい。熱可塑性エラストマーとしては、オレフィン系、スチレン系、ウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系のものなどがある。
上記材料は、常温(15℃〜25℃程度)である程度の硬さを有し、加熱することで柔らかくなる特性を有する。よって、このような材料を用いてカバー14を形成すると、挿入部2を外耳道31に挿入する際に、挿入部2の硬さをある程度保つことができ、挿入部2の外耳道31に対する挿入作業を容易にすることができる。また、挿入部2を外耳道31に挿入してしばらく時間が経つと、挿入部2が体温によって温められて柔らかくなり、外耳道31にフィットする。このため、挿入部2が外耳道31の内壁を圧迫する不具合を抑制することができ、装置10を長時間使用した場合であっても、耳が痛くなる不快感を装着者に与える心配がない。
(実施例)
挿入部2の材質及び連結部22の構造を変えた4種類の装置10−1〜10−4を用意し、4人の被験者1〜4の耳にそれぞれ装着して6時間以上の睡眠を行い、体温を測定した。そして、各被験者から装着感の評価を取得し、温度測定の安定性を評価した。その結果を図11に示す。被験者1は、標準的な大きさの耳を有する一般男性であり、被験者2は、比較的耳の大きい男性であり、被験者3は、耳甲介腔34と外耳道31のなす角度が比較的小さい男性であり、被験者4は、比較的耳の小さい女性である。
装置10−1は、挿入部2をガラスファイバー入りのABSにより形成し、連結部22に可撓性を持たせていない。装置10−2は、挿入部2をガラスファイバー入りのABSにより形成し、連結部22に機械的な回動機構を設けた。装置10−3は、硬度がSHOREA30のシリコーン樹脂により挿入部2を形成し、連結部22に可撓性を持たせていない。装置10−4は、上述した三井化学社製のアブソートマー(登録商標)により挿入部2を形成した。全ての装置10−1〜10−4において、温度センサ3としてサーモパイルを使用し、挿入部2の本体部20に対する突出長さを10mmとし、挿入部2の先端の直径を5mmとした。
装着感の評価は、装着者が痛みを感じなかった場合を〇とし、我慢できる違和感を感じた場合を△とし、痛みありと感じた場合を×とた。耳内温度を測定する場合、装置10の耳に対する保持状態が安定しないことにより温度が変動したり、装着時の違和感による装置の着脱などにより耳内温度を正しく測定できなかったりすることがある。このため、温度測定の安定性の評価は、90%以上安定して耳内温度を測定できた場合を〇とし、70%以上安定して測定できた場合を△とし、安定して測定できたのが70%未満であった場合を×とした。
以上の結果から、全ての被験者において、装着時の痛みを感じた被験者はなく、70%以上安定して耳内温度を測定できていることがわかった。より詳細には、装置10−4の評価が最も高く、装置10−2、10−3の評価がほとんど同じであり、装置10−1の評価が全体の中では比較的低かった。
以上のように、本実施形態によると、挿入部2を直線状に形成したため、外耳道31の形状によらず、挿入部2を外耳道31に挿入することができるので、略全ての装着者の耳に装置10を違和感なく装着することができる。また、本実施形態によると、本体部20及び挿入部2を互いに連結する連結部22を、挿入部2よりも柔らかくしたため、挿入部2を外耳道31に挿通した状態で、本体部20を所望する角度に配置することができ、装置10を耳にフィットさせることができることに加え、外耳道31の内壁を挿入部2が強く押すことによる痛みや不快感を抑制することができる。
また、本実施形態によると、本体部20に対する挿入部2の角度が直角より大きい角度であるとともに、装置10を耳に装着した状態で耳甲介腔34に接触する押圧部4を装置10が有するため、耳甲介腔34に対する外耳道31の角度が比較的大きい装着者及び比較的小さい装着者のいずれであっても、その耳に装置10を良好にフィットさせることができる。
また、挿入部2を「1.6Hzの周波数で動的粘弾性を測定して得られる損失正接tanδのピーク温度が20℃以上45℃以下であるα−オレフィン共重合体を含む材料」により形成した場合、装置10を耳に装着する際に、挿入部2の硬さをある程度保つことができ、装置10の耳への装着を容易にできる。また、このような材料により挿入部2を形成することで、装置10を耳に装着した後、挿入部2を外耳道31の形に合わせて容易に変形させることができ、装置10の耳への装着感をより向上させることができる。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上述した実施形態では、装着者の生体情報を検出する検出部として、挿入部2に設けた温度センサ3と本体部20に設けた脈波センサ1を例示して説明したが、これに限らず、他の生体情報を検出するセンサを装置10のいずれの箇所に設けてもよい。また、脈波センサ1や温度センサ3を持たないイヤホンなどのヒアラブルデバイスに本願発明を適用することもできる。また、このような生体情報の検出手段を持ったイヤホンなどのヒアラブルデバイスに本願発明を適用することもできる。
また、上述した実施形態では、挿入部2を直線状に形成した場合について説明したが、これに限らず、挿入部2は湾曲していてもよい。また、上述した実施形態では、装置10を耳に装着した際に、本体部20の押圧部4が耳甲介腔34に接触する場合について説明したが、これに限らず、本体部20が耳に接触する箇所は、耳珠裏33、対輪35、耳甲介艇36などであってもよい。
また、上述した実施形態では、本体部20に対して挿入部2を連結した連結部の例として、カバー14だけで形成した連結部22やボールジョイント30について説明したが、これに限らず、連結部は挿入部2より少なくとも柔らかければよく、連結構造はいかなるものであってもよく、コイルスプリングのようなものであってもよい。
また、本実施形態では、挿入部2が伸びる方向と本体部20の面Pとがなす角度を直角より大きい角度にしたが、本体部20に対する挿入部2の角度は、あくまでも装着者の耳にフィットする範囲内の角度であり、この範囲を超えるものではない。挿入部2が伸びる方向と本体部20の面Pとがなす角度の上限値は、例えば、180未満である。
本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
耳に装着された状態で耳の少なくとも一部に接触する本体部と、
前記本体部に突出した状態で設けられ、外耳道に挿入される挿入部と、
前記本体部及び前記挿入部の少なくとも一方に設けられた、装着者の生体情報を検出する検出部と、
前記本体部及び前記挿入部を互いに連結し、変形することによって、前記本体部に対する前記挿入部の角度を変更可能な連結部と、
を備える生体情報検出装置。
[付記2]
前記挿入部が延びる方向と、前記本体部が耳甲介腔に接触する接触面のうち挿入部側の部分の面とがなす角度は、90度よりも大きく、かつ、180度よりも小さく、
前記本体部の前記接触面を含む部分には、前記挿入部よりも柔らかく、耳甲介腔側に膨らむ凸部が設けられている、
[付記1]に記載の生体情報検出装置。
[付記3]
前記連結部は前記挿入部よりも柔らかい部材で構成されている、
[付記1]又は[付記2]に記載の生体情報検出装置。
[付記4]
前記連結部は、変形することによって、前記本体部に対する前記挿入部の角度を調節可能に構成されている、
[付記1]又は[付記2]に記載の生体情報検出装置。
[付記5]
前記連結部は、前記本体部に対する前記挿入部の角度を調節可能に連結した機械的な折り曲げ機構を含む、
[付記4]に記載の生体情報検出装置。
[付記6]
前記折り曲げ機構は、自在継手で構成されている、
[付記5]に記載の生体情報検出装置。
[付記7]
前記挿入部は、1.6Hzの周波数で動的粘弾性を測定して得られる損失正接tanδのピーク温度が20℃以上45℃以下であるα−オレフィン共重合体を含む材料により形成されている、
[付記1]乃至[付記6]のいずれかに記載の生体情報検出装置。
[付記8]
前記検出部は、装着者の生体情報として体温を検出する、
[付記1]乃至[付記7]のいずれかに記載の生体情報検出装置。
1…脈波センサ、2…挿入部、3…温度センサ、4…押圧部、4a…接触面、6…係合部、8…位置決め部、10…生体情報検出装置、12…本体、13…支持部材、14…カバー、20…本体部、22…連結部、30…ボールジョイント、31…外耳道、32…耳珠、33…耳珠裏、34…耳甲介腔、35…対輪、36…耳甲介艇、37…対珠、38…珠間切痕。

Claims (8)

  1. 耳に装着された状態で耳の少なくとも一部に接触する本体部と、
    前記本体部に突出した状態で設けられ、外耳道に挿入される挿入部と、
    前記本体部及び前記挿入部の少なくとも一方に設けられた、装着者の生体情報を検出する検出部と、
    前記本体部及び前記挿入部を互いに連結し、変形することによって、前記本体部に対する前記挿入部の角度を変更可能な連結部と、
    を備える生体情報検出装置。
  2. 前記挿入部が延びる方向と、前記本体部が耳甲介腔に接触する接触面のうち挿入部側の部分の面とがなす角度は、90度よりも大きく、かつ、180度よりも小さく、
    前記本体部の前記接触面を含む部分には、前記挿入部よりも柔らかく、耳甲介腔側に膨らむ凸部が設けられている、
    請求項1に記載の生体情報検出装置。
  3. 前記連結部は前記挿入部よりも柔らかい部材で構成されている、
    請求項1又は2に記載の生体情報検出装置。
  4. 前記連結部は、変形することによって、前記本体部に対する前記挿入部の角度を調節可能に構成されている、
    請求項1又は2に記載の生体情報検出装置。
  5. 前記連結部は、前記本体部に対する前記挿入部の角度を調節可能に連結した機械的な折り曲げ機構を含む、
    請求項4に記載の生体情報検出装置。
  6. 前記折り曲げ機構は、自在継手で構成されている、
    請求項5に記載の生体情報検出装置。
  7. 前記挿入部は、1.6Hzの周波数で動的粘弾性を測定して得られる損失正接tanδのピーク温度が20℃以上45℃以下であるα−オレフィン共重合体を含む材料により形成されている、
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の生体情報検出装置。
  8. 前記検出部は、装着者の生体情報として体温を検出する、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の生体情報検出装置。
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