JP2021048584A - アンテナ素子及びそれを含むディスプレイ装置 - Google Patents
アンテナ素子及びそれを含むディスプレイ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021048584A JP2021048584A JP2020156876A JP2020156876A JP2021048584A JP 2021048584 A JP2021048584 A JP 2021048584A JP 2020156876 A JP2020156876 A JP 2020156876A JP 2020156876 A JP2020156876 A JP 2020156876A JP 2021048584 A JP2021048584 A JP 2021048584A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation pattern
- antenna element
- pattern
- element according
- radiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/24—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
- H01Q1/241—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
- H01Q1/242—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/24—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set
- H01Q1/241—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM
- H01Q1/242—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use
- H01Q1/243—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles with receiving set used in mobile communications, e.g. GSM specially adapted for hand-held use with built-in antennas
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/36—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
- H01Q1/38—Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/44—Details of, or arrangements associated with, antennas using equipment having another main function to serve additionally as an antenna, e.g. means for giving an antenna an aesthetic aspect
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/44—Details of, or arrangements associated with, antennas using equipment having another main function to serve additionally as an antenna, e.g. means for giving an antenna an aesthetic aspect
- H01Q1/46—Electric supply lines or communication lines
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/48—Earthing means; Earth screens; Counterpoises
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q15/00—Devices for reflection, refraction, diffraction or polarisation of waves radiated from an antenna, e.g. quasi-optical devices
- H01Q15/14—Reflecting surfaces; Equivalent structures
- H01Q15/16—Reflecting surfaces; Equivalent structures curved in two dimensions, e.g. paraboloidal
- H01Q15/168—Mesh reflectors mounted on a non-collapsible frame
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q5/00—Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
- H01Q5/40—Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q9/00—Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
- H01Q9/04—Resonant antennas
- H01Q9/0407—Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Abstract
【課題】複数の帯域の放射駆動を効率的に実現できるアンテナ素子を提供する。【解決手段】本発明の実施形態のアンテナ素子は、誘電層100と、誘電層100上に配置された第1放射パターン120と、第1放射パターン120内に配置され、第1放射パターン120と部分的に分離された第2放射パターン130と、第1放射パターン120および第2放射パターン130と共通に接続された伝送線路とを含む。第1及び第2放射パターン120,130を単一の部材で形成し、複数の帯域の放射駆動を効率的に実現することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、アンテナ素子及びそれを含むディスプレイ装置に関する。より詳細には、電極及び誘電層を含むアンテナ素子、並びにそれを含むディスプレイ装置に関する。
近年、情報化社会が進展するにつれて、ワイファイ(Wi−Fi)、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)などの無線通信技術がディスプレイ装置と結合され、例えばスマートフォンの形で実現されている。この場合には、アンテナが前記ディスプレイ装置に結合され、通信機能を実行することができる。
また、最近では、透明ディスプレイ、フレキシブルディスプレイなどの薄型、高透明、高解像度のディスプレイ装置が開発され、前記アンテナもまた、限られた厚さの中で向上した送受信感度を有するように開発される必要がある。
しかし、アンテナが搭載されるディスプレイ装置がより薄型、軽量化されることによって、前記アンテナが占めるスペースも減少し得る。このため、広帯域帯で様々な種類の信号に感度を有するようにアンテナを設計することが困難になることがある。
さらに、限られたスペースの中に互いに異なる周波数帯域のアンテナが共に配置される場合には、相互の信号干渉により放射信頼性が低下することがある。
また、アンテナが前記ディスプレイ装置の前面に配置される場合には、画像の品質が劣化することもある。
本発明の課題は、向上した放射特性及びスペース効率を有するフィルムアンテナを提供することである。
本発明の課題は、向上した放射特性及びスペース効率を有するフィルムアンテナを含むディスプレイ装置を提供することである。
1.誘電層と、前記誘電層上に配置された第1放射パターンと、前記第1放射パターン内に配置され、前記第1放射パターンと部分的に分離された第2放射パターンと、前記第1放射パターン及び前記第2放射パターンと共通に接続された伝送線路とを含む、アンテナ素子。
2.前記項目1において、前記第1放射パターンと前記第2放射パターンは、不連続ループ状の第1分離領域によって区画される、アンテナ素子。
3.前記項目2において、前記第1放射パターン及び前記第2放射パターンは、前記第1分離領域の不連続部分で互いに一体に併合される、アンテナ素子。
4.前記項目2において、前記第1放射パターンの周辺に形成され、メッシュ構造を有する第1ダミーパターンをさらに含む、アンテナ素子。
5.前記項目4において、前記第1ダミーパターンと前記第1放射パターンは、前記第1放射パターンの周辺に沿って形成された第2分離領域によって分離される、アンテナ素子。
6.前記項目4において、前記第1放射パターンと前記第2放射パターンとの間に形成された第2ダミーパターンをさらに含む、アンテナ素子。
7.前記項目6において、前記第2ダミーパターンは、前記第1分離領域と、前記第1分離領域の外郭に沿って延長し、前記第1分離領域と併合される第3分離領域との間に配置される、アンテナ素子。
8.前記項目6において、前記第2ダミーパターンは、メッシュ構造を有する、アンテナ素子。
9.前記項目8において、前記第2ダミーパターンの前記メッシュ構造は、複数の分節領域を含む、アンテナ素子。
10.前記項目1において、前記第1放射パターンと前記第2放射パターンは、互いに異なる共振周波数を有する、アンテナ素子。
11.前記項目10において、前記第1放射パターンは低周波放射パターンに、前記第2放射パターンは高周波放射パターンに相当する、アンテナ素子。
12.前記項目1において、前記誘電層の下に配置されたグランド層をさらに含む、アンテナ素子。
13.前記項目1において、前記伝送線路の末端に接続された信号パッドをさらに含む、アンテナ素子。
14.前記項目13において、前記信号パッドと電気的に接続され、前記伝送線路を介して前記第1放射パターン及び前記第2放射パターンに共通に給電を行うアンテナ駆動集積回路チップをさらに含む、アンテナ素子。
15.前述の実施形態に係るアンテナ素子を含む、ディスプレイ装置。
16.前記項目15において、前記第1放射パターン及び前記第2放射パターンは、前記ディスプレイ装置の表示領域上に配置される、ディスプレイ装置。
本発明の実施形態によるアンテナ素子では、互いに異なる周波数帯域の放射パターンを実質的に一つのパターンに一体化することができる。これにより、限られたスペースの中で複数の異なる種類の周波数に感度を有する広帯域アンテナを実現することができる。
前記放射パターンは、一つの給電線路を介して駆動回路部に接続することができる。これにより、異なる周波数帯域の各放射パターンを一括して制御し、同時給電またはスイッチング給電を選択的に実現することができる。
いくつかの実施形態では、前記放射パターンの間には、例えばメッシュ構造のダミーパターンが形成される。これにより、前記放射パターン間の相互の信号干渉を遮蔽することができ、電極の視認を低減することができる。
例示的な実施形態によれば、前記アンテナ素子は、ディスプレイ装置の前面上に配置され、これにより、向上した透過率を有し、広帯域通信が可能なディスプレイ装置を実現することができる。
本発明の実施形態は、互いに異なる周波数帯域の複数の放射パターンが一つの単位のアンテナパターンで提供されるアンテナ素子を提供するものである。
前記アンテナ素子は、例えば、透明フィルムの形で製作されるマイクロストリップパッチアンテナ(microstrip patch antenna)であってもよい。前記フィルムアンテナは、例えば、3G、4G、5G若しくはそれ以上の高周波または超高周波帯域の移動通信のための通信機器に適用できる。例えば、前記アンテナ素子は、約1GHz以上、一実施形態では約20〜60GHzの範囲の高周波数帯域で駆動できる。また、前記アンテナ素子は、例えば1GHz以下の周波数帯域でも共に駆動できる。
また、本発明の実施形態は、前記アンテナ素子を含み、広帯域通信機能が実現可能なディスプレイ装置を提供するものである。しかし、前記アンテナ素子の適用例は、ディスプレイ装置に限定されるものではなく、乗り物、家電機器、建築物などの様々な対象体または構造物にも適用できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態をより具体的に説明する。ただし、本明細書に添付される図面は、本発明の好適な実施形態を例示するものであって、発明の詳細な説明とともに本発明の技術思想をさらに理解する一助となる役割を果たすものであるため、本発明は図面に記載された事項のみに限定されて解釈されるものではない。
図1及び図2は、それぞれ例示的な実施形態に係るアンテナ素子を示す概略的な平面図および断面図である。
図1及び図2を参照すると、前記アンテナ素子は、誘電層100と、誘電層100上に形成されたアンテナ電極層110とを含むことができる。アンテナ電極層110は、放射パターン120,130と、伝送線路140とを含むことができる。
誘電層100は、所定の誘電率を有する絶縁物質を含むことができる。一実施形態では、誘電層100は、例えば、ガラス、シリコン酸化物、シリコン窒化物、金属酸化物などの無機絶縁物質を含むことができる。
一実施形態では、誘電層100は、透明樹脂物質を含むこともできる。例えば、誘電層100は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂;ジアセチルセルロース、トリアセチルセルロースなどのセルロース系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレートなどのアクリル系樹脂;ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体などのスチレン系樹脂;ポリエチレン、ポリプロピレン、シクロ系またはノルボルネン構造を有するポリオレフィン、エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィン系樹脂;塩化ビニル系樹脂;ナイロン、芳香族ポリアミドなどのアミド系樹脂;イミド系樹脂;ポリエーテルスルホン系樹脂;スルホン系樹脂;ポリエーテルエーテルケトン系樹脂;硫化ポリフェニレン系樹脂;ビニルアルコール系樹脂;塩化ビニリデン系樹脂;ビニルブチラル系樹脂;アリレート系樹脂;ポリオキシメチレン系樹脂;エポキシ系樹脂;ウレタン系またはアクリルウレタン系樹脂;シリコン系樹脂などを含むことができる。これらは、単独で又は2以上を組み合わせて使用することができる。
いくつかの実施形態では、また、光学透明粘着剤(Optically clear Adhesive:OCA)、光学透明樹脂(Optically Clear Resin:OCR)などの粘接着フィルムが誘電層100に含まれ得る。
誘電層100によって静電容量(capacitance)又はインダクタンス(inductance)が形成され、前記アンテナ構造体が駆動又はセンシングすることができる周波数帯域を調節できる。いくつかの実施形態では、誘電層100の誘電率は、約1.5〜12の範囲、好ましくは約2〜12の範囲に調節できる。前記誘電率が約12を超えると、駆動周波数が減少しすぎて、所望の高周波帯域での駆動を実現できないことがある。
いくつかの実施形態では、前記アンテナ素子が適用されるディスプレイ装置の内部の絶縁層(例えば、ディスプレイパネルのエンキャプセレーション層、パッシベーション層など)を誘電層100で提供することもできる。
アンテナ電極層110は、互いに異なる共振周波数帯域の複数の放射パターンを含むことができる。例えば、アンテナ電極層110は、第1放射パターン120及び第2放射パターン130を含み、第2放射パターン130は、第1放射パターン120内に含むことができる。
図1では、各放射パターン120,130の形状は、四角形で示しているが、これに限定されるものではなく、前記アンテナ素子の面積、周波数などを考慮して適宜変更することができる。
例示的な実施形態によると、第1放射パターン120及び第2放射パターン130は、互いに接続され、実質的に単一のパターンで提供することができる。
例えば、第1放射パターン120内に第1分離領域115が形成され、第2放射パターン130の境界または枠が定義され得る。第1分離領域115は、部分的に開放された、又は不連続な輪状またはループ(loop)状を有することができる。
第1分離領域115の切断部分または不連続部分によって併合領域117が定義され、併合領域117を介して第1放射パターン120と第2放射パターン130が一体に接続され、実質的に単一の導電パターンで提供され得る。
図1に示すように、併合領域117は、伝送線路140と隣接するように形成することができる。例えば、併合領域117は、第2放射パターン130の下辺と接続され、伝送線路140と一直線上に位置するように形成することができる。
しかし、併合領域117の位置は、自由に変更することができ、特に制限されるものではない。例えば、併合領域117は、第2放射パターン130の側辺または上辺と接続してもよく、2以上の併合領域117を形成してもよい。
第1放射パターン120及び第2放射パターン130は、互いに異なる周波数帯域で放射または駆動することができる。いくつかの実施形態では、第1放射パターン120の内部に形成された第2放射パターン130は、相対的に高周波に相当する共振周波数を有し、第1放射パターン120は、相対的に低周波に相当する共振周波数を有することができる。
例えば、第2放射パターン130は、5G通信(例えば、約28〜30GHz)に相当する共振周波数を有し、第1放射パターン120は、ワイファイ(Wi−Fi)(例えば、約2.5〜5GHz)、または4G通信(例えば、約1.7〜2GHz)に相当する共振周波数を有することができる。
伝送線路140は、第1放射パターン120の一端部と接続することができる。一実施形態では、伝送線路140は、第1放射パターン120から分岐されて延長する一体の部材で形成することができる。
前述したように、第1放射パターン120及び第2放射パターン130は、互いに接続された単一のパターン形状を有するので、伝送線路140は、第1放射パターン120及び第2放射パターン130への共通給電ラインで提供することができる。
伝送線路140の末端には、信号パッド150を接続することができる。信号パッド150は、伝送線路140と同一層または同一レベルで直接接続することができる。一実施形態では、信号パッド150は、伝送線路140の上層レベルでコンタクト又はビア(via)を介して信号パッド150と電気的に接続することもできる。
アンテナ駆動集積回路(IC)チップ180は、信号パッド150を介して伝送線路140と電気的に接続することができる。これにより、アンテナ駆動ICチップ180によって、放射パターン120,130に対する給電および放射駆動を制御することができる。
前述したように、互いに異なる共振周波数に相当する複数の放射パターンを実質的に一つのパターン単位(パターンユニット)に一体化することによって、単一の伝送線路140及びアンテナ駆動ICチップ180により、複数の周波数帯域の通信を実現することができる。
例えば、アンテナ駆動ICチップ180により、第1放射パターン120又は第2放射パターン130に該当する給電信号が選択的に伝送され、第1放射パターン120又は第2放射パターン130のスイッチングを実現することができる。また、アンテナ駆動ICチップ180により、第1放射パターン120又は第2放射パターン130の同時放射が駆動されるように制御することができる。
例えば、第1放射パターン120及び第2放射パターン130のそれぞれの面積を調節し、各放射パターンで動作する周波数帯域を調節することができる。また、第1分離領域115の幅によって、第1放射パターン120及び第2放射パターン130の離隔距離を調節することができる。前記離隔距離により、第1放射パターン120及び第2放射パターン130のインピーダンスマッチングを実現することができる。
アンテナ電極層110は、銀(Ag)、金(Au)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、タングステン(W)、ニオブ(Nb)、タンタル(Ta)、バナジウム(V)、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、亜鉛(Zn)、スズ(Sn)、モリブデン(Mo)、カルシウム(Ca)などの金属又はこれらのうちの少なくとも一つを含有する合金を含むことができる。
例えば、アンテナ電極層110の低抵抗および微細線幅を実現するために、銀(Ag)または銀合金(例えば、銀−パラジウム−銅(APC)合金)、若しくは銅(Cu)または銅合金(例えば、銅−カルシウム(Cu−Ca)合金)を含むことができる。
アンテナ電極層110は、例えば、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、亜鉛酸化物(ZnO)、インジウム亜鉛スズ酸化物(IZTO)、カドミウムスズ酸化物(CTO)などの透明導電性酸化物を含むこともできる。
いくつかの実施形態では、アンテナ電極層110は、透明導電性酸化物および金属の積層構造を含むことができ、例えば、透明導電性酸化物層−金属層−透明導電性酸化物層の3層構造を有することもできる。この場合には、前記金属層によってフレキシブル特性が向上し、抵抗を下げて信号伝達速度を向上することができる。また、前記透明導電性酸化物層によって耐腐食性、透明性を向上することができる。
いくつかの実施形態では、誘電層100の底面上にグランド層90を形成することができる。例えば、誘電層100によって、アンテナ電極層110とグランド層90との間で静電容量(capacitance)又はインダクタンス(inductance)が形成され、前記アンテナ素子が駆動又はセンシングすることができる周波数帯域を調節できる。例えば、前記アンテナ素子は、垂直放射アンテナで提供することができる。
グランド層90は、前述した金属、合金または透明導電性酸化物を含むことができる。一実施形態では、前記アンテナ素子が適用されるディスプレイ装置の導電性部材をグランド層90で提供することもできる。
前記導電性部材は、ディスプレイパネルに含まれる各種配線または電極、若しくはSUSプレート、防熱シート、デジタイザなどのディスプレイパネルの下に配置される各種金属性構造物を含むことができる。
非限定的な例として、5G共振周波数の確保のために、伝送線路140の長さは約0.5〜7mmであってもよく、誘電層100の厚さは約40〜1000μmであってもよい。
図1では、1つのアンテナ構造内に第1及び第2放射パターン120,130が含まれている例を示しているが、3つ以上の放射パターンが一体化されて含まれていてもよい。
図3は、いくつかの例示的な実施形態に係るアンテナ素子を示す概略平面図である。図1及び図2と実質的に同一または類似の構成及び/又は構造については詳細な説明を省略する。
図3を参照すると、アンテナ電極層110は、内部に複数の電極ラインが互いに交差するメッシュ構造を含むことができる。これにより、放射パターン125,135及び伝送線路145は、前記メッシュ構造を含むことができる。
例えば、誘電層100上に導電膜が形成された後、前記導電膜をエッチングしてメッシュ構造を形成することができる。前記メッシュ構造の形成と共に分離領域を形成することにより、放射パターン125,135及び伝送線路145を定義することができる。
一実施形態では、第2分離領域116によって、第1放射パターン125及び伝送線路145の境界を形成することができる。また、第1分離領域115を第2分離領域116の内部に形成し、第2放射パターン135を定義することができる。
前述したように、第1分離領域115は、開放または切断された輪状を有し、第1分離領域115が開放された併合領域117を介して第1及び第2放射パターン125,135を一体に接続することができる。
第2分離領域116の外部の前記メッシュ導電膜部分によって、第1ダミーパターン160を定義することができる。第1ダミーパターン160は、第1放射パターン125及び伝送線路145を取り囲むことができる。
いくつかの実施形態では、信号パッド150は、給電抵抗の低減のために中身が詰まった(solid)パターン構造を有することができる。例えば、信号パッド150は、前述した金属または合金を含む中身が詰まったパターンで形成することができる。
一実施形態では、信号パッド150の周辺にグランドパッド155を配置することもできる。例えば、信号パッド150を間に置いて一対のグランドパッド155が向かい合い、信号パッド150および伝送線路145と離隔して配置され得る。
前述したように、放射パターン125,135が前記メッシュ構造を含むことによって、アンテナ素子の透過率を向上することができる。また、放射パターン125,135の周辺に前記メッシュ構造を含む第1ダミーパターン160が分布することにより、電極パターンの構造および形状を均一化することができる。これにより、電極形状のばらつきによって電極の視認が増加することを抑制することができる。
図4は、いくつかの例示的な実施形態に係るアンテナ素子を示す概略平面図である。図3と実質的に同一または類似の構成及び/又は構造については詳細な説明を省略する。
図4を参照すると、第1放射パターン125と第2放射パターン135との間には、第2ダミーパターン165を配置することができる。
例えば、第1放射パターン125と第2放射パターン135との間には、第3分離領域119を追加することができる。第3分離領域119は、第1分離領域115の周辺に沿って延長し、第1分離領域115と併合され得る。
併合された第1及び第3分離領域115,119によってダミー領域が定義され、前記ダミー領域内に、第1放射パターン125及び第2放射パターン135と電気的、物理的に分離された第2ダミーパターン165を形成することができる。
いくつかの実施形態では、第2ダミーパターン165は、放射パターン125,135及び第1ダミーパターン160と実質的に同一の形状のメッシュ構造を含むことができる。これにより、電極パターンの均一性がより向上し、電極の視認を効果的に防止することができる。
また、第2ダミーパターン165は、第1放射パターン125と第2放射パターン135との間のノイズ、信号干渉を吸収または遮断するバリアとして提供することができる。これにより、一体に接続された第1放射パターン125及び第2放射パターン135の放射独立性を、第2ダミーパターン165によって更に効果的に確保することができる。
図5は、アンテナ素子のダミーパターンの構造を示す部分拡大平面図である。例えば、図5は、第1分離領域115の周辺の第2放射パターン135及び第2ダミーパターン165のメッシュ構造を拡大して示す図である。
図5を参照すると、前述したように、前記メッシュ構造を切断して第1分離領域115を形成することにより、例えば点線で示すように、第2放射パターン135の境界または枠を形成することができる。
第2ダミーパターン165内には、前記メッシュ構造に含まれた電極ラインが切断されて形成された分節領域167が分布し得る。例えば、分節領域167が第2ダミーパターン165内に不規則に分布し、パターン形状の規則的な繰り返しによる電極の視認またはモアレ現象を低減または緩和することができる。
また、分節領域167を第2ダミーパターン165内に形成することにより、第2放射パターン135と第1放射パターン125との間の放射干渉の遮断及びノイズの遮蔽をより効果的に実現することができる。
図6は、例示的な実施形態に係るディスプレイ装置を示す概略平面図である。例えば、図6は、ディスプレイ装置のウインドウを含む外部形状を示している。
図6を参照すると、ディスプレイ装置200は、表示領域210および周辺領域220を含むことができる。周辺領域220は、例えば、表示領域210の両側部及び/又は両端部に配置することができる。
いくつかの実施形態では、前述したアンテナ素子は、ディスプレイ装置200の前面に配置することができる。この場合、アンテナ素子の放射パターン120,125,130,135及びダミーパターン160,165は、ディスプレイ装置200の表示領域210上に配置することができる。前述のように、メッシュ構造を利用して透過率を向上させ、電極の視認を抑制することができる。
アンテナ駆動ICチップ180は、ディスプレイ装置200の周辺領域220に対応するように配置することができる。周辺領域220は、例えば、ディスプレイ装置の遮光部又はベゼル部に相当し得る。周辺領域220には、信号パッド150を配置することができる。これにより、周辺領域220でアンテナ駆動ICチップ180と信号パッド150が互いに電気的に接続され、伝送線路140,145を介して給電を行うことができる。
例示的な実施形態によると、異なる共振周波数の放射パターン120,125,130,135を一体化し、高周波帯域および低周波帯域を共に包括し、スペース効率が向上した通信機能をディスプレイ装置200に実現させることができる。
100:誘電層
110:アンテナ電極層
115:第1分離領域
116:第2分離領域
117:併合領域
119:第3分離領域
120,125:第1放射パターン
130,135:第2放射パターン
140,145:伝送線路
150:信号パッド
160:第1ダミーパターン
165:第2ダミーパターン
110:アンテナ電極層
115:第1分離領域
116:第2分離領域
117:併合領域
119:第3分離領域
120,125:第1放射パターン
130,135:第2放射パターン
140,145:伝送線路
150:信号パッド
160:第1ダミーパターン
165:第2ダミーパターン
Claims (16)
- 誘電層と、
前記誘電層上に配置された第1放射パターンと、
前記第1放射パターン内に配置され、前記第1放射パターンと部分的に分離された第2放射パターンと、
前記第1放射パターン及び前記第2放射パターンと共通に接続された伝送線路とを含む、アンテナ素子。 - 前記第1放射パターンと前記第2放射パターンは、不連続ループ状の第1分離領域によって区画される、請求項1に記載のアンテナ素子。
- 前記第1放射パターンと前記第2放射パターンは、前記第1分離領域の不連続部分で互いに一体に併合される、請求項2に記載のアンテナ素子。
- 前記第1放射パターンの周辺に形成され、メッシュ構造を有する第1ダミーパターンをさらに含む、請求項2に記載のアンテナ素子。
- 前記第1ダミーパターンと前記第1放射パターンは、前記第1放射パターンの周辺に沿って形成された第2分離領域によって分離される、請求項4に記載のアンテナ素子。
- 前記第1放射パターンと前記第2放射パターンとの間に形成された第2ダミーパターンをさらに含む、請求項4に記載のアンテナ素子。
- 前記第2ダミーパターンは、前記第1分離領域と、前記第1分離領域の外郭に沿って延長し、前記第1分離領域と併合される第3分離領域との間に配置される、請求項6に記載のアンテナ素子。
- 前記第2ダミーパターンは、メッシュ構造を有する、請求項6に記載のアンテナ素子。
- 前記第2ダミーパターンの前記メッシュ構造は、複数の分節領域を含む、請求項8に記載のアンテナ素子。
- 前記第1放射パターンと前記第2放射パターンは、互いに異なる共振周波数を有する、請求項1に記載のアンテナ素子。
- 前記第1放射パターンは低周波放射パターンに、前記第2放射パターンは高周波放射パターンに相当する、請求項10に記載のアンテナ素子。
- 前記誘電層の下に配置されたグランド層をさらに含む、請求項1に記載のアンテナ素子。
- 前記伝送線路の末端に接続された信号パッドをさらに含む、請求項1に記載のアンテナ素子。
- 前記信号パッドと電気的に接続され、前記伝送線路を介して前記第1放射パターンおよび前記第2放射パターンに共通に給電を行うアンテナ駆動集積回路チップをさらに含む、請求項13に記載のアンテナ素子。
- 請求項1に記載のアンテナ素子を含む、ディスプレイ装置。
- 前記第1放射パターンおよび前記第2放射パターンは、前記ディスプレイ装置の表示領域上に配置される、請求項15に記載のディスプレイ装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR10-2019-0114587 | 2019-09-18 | ||
KR1020190114587A KR102655697B1 (ko) | 2019-09-18 | 2019-09-18 | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021048584A true JP2021048584A (ja) | 2021-03-25 |
Family
ID=74868737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020156876A Pending JP2021048584A (ja) | 2019-09-18 | 2020-09-18 | アンテナ素子及びそれを含むディスプレイ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11322846B2 (ja) |
JP (1) | JP2021048584A (ja) |
KR (1) | KR102655697B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101962821B1 (ko) * | 2018-01-18 | 2019-07-31 | 동우 화인켐 주식회사 | 필름 안테나 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 |
JP2022029727A (ja) * | 2020-08-05 | 2022-02-18 | 三菱電機株式会社 | アンテナ内蔵タッチスクリーンおよび表示装置 |
TWI814207B (zh) | 2022-01-12 | 2023-09-01 | 友達光電股份有限公司 | 天線模組及顯示裝置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100447852B1 (ko) | 2002-06-12 | 2004-09-08 | 삼성전자주식회사 | 휴대용 무선기기의 내장형 안테나 |
JP5928188B2 (ja) * | 2012-06-22 | 2016-06-01 | 富士通株式会社 | アンテナおよびrfidタグ |
US10622703B2 (en) * | 2014-03-05 | 2020-04-14 | Samsung Electronics Co., Ltd | Antenna device and electronic device having the antenna device |
KR101940797B1 (ko) * | 2017-10-31 | 2019-01-21 | 동우 화인켐 주식회사 | 필름 안테나 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 |
KR101962821B1 (ko) * | 2018-01-18 | 2019-07-31 | 동우 화인켐 주식회사 | 필름 안테나 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 |
-
2019
- 2019-09-18 KR KR1020190114587A patent/KR102655697B1/ko active IP Right Grant
-
2020
- 2020-09-17 US US17/023,591 patent/US11322846B2/en active Active
- 2020-09-18 JP JP2020156876A patent/JP2021048584A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20210083387A1 (en) | 2021-03-18 |
KR102655697B1 (ko) | 2024-04-08 |
KR20210033190A (ko) | 2021-03-26 |
US11322846B2 (en) | 2022-05-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7030969B2 (ja) | フィルムアンテナ及びそれを含むディスプレイ装置 | |
CN111615774B (zh) | 薄膜天线和包括该薄膜天线的显示装置 | |
JP6999832B2 (ja) | フィルムアンテナ及びそれを含むディスプレイ装置 | |
CN111755813B (zh) | 一种天线结构 | |
JP2022504362A (ja) | アンテナ構造体及びそれを含むディスプレイ装置 | |
JP2021048584A (ja) | アンテナ素子及びそれを含むディスプレイ装置 | |
US11600911B2 (en) | Antenna device and display device including the same | |
JP6999831B2 (ja) | フィルムアンテナ及びそれを含むディスプレイ装置 | |
CN113661609B (zh) | 天线装置和包括其的显示装置 | |
JP2021516931A (ja) | アンテナ素子及びそれを含むディスプレイ装置 | |
KR102258794B1 (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 | |
JP6971406B2 (ja) | フィルムアンテナ−回路接続構造体及びそれを含むディスプレイ装置 | |
CN113646738A (zh) | 触摸传感器-天线模块以及包括其的显示装置 | |
CN215418600U (zh) | 天线装置和显示装置 | |
KR20220053861A (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 화상 표시 장치 | |
US20220285840A1 (en) | Antenna device and display device including the same | |
KR20210031237A (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 | |
CN215418586U (zh) | 天线装置和显示装置 | |
KR102581398B1 (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 | |
CN213584167U (zh) | 天线装置和包括该天线装置的显示装置 | |
KR102636399B1 (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 | |
KR102655700B1 (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 | |
CN113711436B (zh) | 天线封装和包括其的图像显示装置 | |
KR102655698B1 (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 | |
KR20220099840A (ko) | 안테나 소자 및 이를 포함하는 디스플레이 장치 |