JP2021048554A - 撮像装置、撮像制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、撮像制御方法、プログラム Download PDF

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篤親 丹羽
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Abstract

【課題】イベントの検出ができない不感帯を無くすことができる撮像装置、撮像制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】撮像装置1は、固体撮像素子20と制御部40を有する。固体撮像素子20は複数の画素で構成する。それぞれの画素は受光部221と、受光部221が生成する電気信号の変化量と所定の閾値とを比較してイベント信号を検出を実行する検出回路300を有する。制御部40は検出回路に対してイベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素毎に異なるタイミングとなるように制御する。【選択図】図7

Description

本技術は撮像装置、撮像制御方法、プログラムに関し、特に入射光の光量の変化を検出する技術に関する。
画素ごとに、その画素の光量が閾値を超えた旨をイベント信号としてリアルタイムに検出する検出回路を設けた非同期型の固体撮像素子が提案されている。このような画素ごとにイベント信号を検出する固体撮像素子は、DVS(Dynamic Vision Sensor)と呼ばれる。
WO2018/122798号公報
上述の非同期型の固体撮像素子では、イベント信号を検出するイベント検出期間、記録されたイベント信号を読み出すイベント読み出し期間、イベント信号の検出のための閾値をリセットするリセット期間などを一周期とする検出周期が繰り返し実行されている。
このとき、イベント検出期間の終了直後にイベント信号が発生した場合などに、次のイベント検出期間となるまで、その発生したイベント信号が検出されないため、イベント信号の検出が遅延したり、検出のできない不感帯が生じてしまうことがある。
本技術はこのような状況に鑑みて創作されたものであり、イベント信号を検出する固体撮像素子を有する撮像装置において、イベント信号の検出を行うことができない不感帯の期間を短くすることを目的とする。
本技術に係る撮像装置は、入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子と、前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御する制御部と、を備える。
イベント信号検出とは、例えば受光部が生成する電気信号の変化量が、所定の閾値を上回った、又は下回ったことを示すイベント信号を検出することをいう。
これにより、固体撮像素子の各画素群について、異なるタイミングでイベント信号検出が行われることで、或る画素群でイベント信号検出が行われていない場合であっても、他の画素群でイベント信号検出が行われることがある。
ここで画素群とは、制御部が動作制御を共通のタイミングで実行する複数の画素をいう。画素群の画素は必ずしも互いに隣接しているとは限らない。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記検出回路は、前記イベント信号検出として、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と第1の閾値を比較して検出結果を得るオンイベント信号検出と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と第2の閾値を比較して検出結果を得るオフイベント信号検出と、を実行し、前記制御部は、各画素の前記検出回路に対して、前記オンイベント信号検出を実行させるオンイベント検出期間と、前記オフイベント信号検出を実行させるオフイベント検出期間と、リセット期間と、イベント読み出し期間を含む検出周期で動作制御を行うことが考えられる。
オンイベント信号検出とは、例えば受光部が生成する電気信号の変化量が、プラス側の閾値を上回ったことを示すオンイベント信号を検出することをいう。また、オフイベント信号検出とは、例えば受光部が生成する電気信号の変化量が、マイナス側の閾値を下回ったことを示すオフイベント信号を検出することをいう。
オンイベント検出期間やオフイベント検出期間といったイベント検出期間を画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することで、或る画素群がイベント信号検出を行っていないリセット期間、イベント読み出し期間の各期間においても、他の画素群によりイベント信号検出が実行される。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記制御部は、画素群毎に前記オンイベント検出期間が異なるタイミングとなるように制御することが考えられる。
オンイベント検出期間を画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することで、或る画素群がオンイベント信号検出を行っていないオフイベント検出期間、リセット期間、イベント読み出し期間の各期間においても、他の画素群によりオンイベント信号検出が実行される。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記制御部は、画素群毎に前記オフイベント検出期間が異なるタイミングとなるように制御することが考えられる。
オフイベント検出期間を画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することで、或る画素群がオフイベント信号検出を行っていないオンイベント検出期間、リセット期間、イベント読み出し期間の各期間においても、他の画素群によりオフイベント信号検出が実行される。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記制御部は、第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記オフイベント検出期間となるように制御することが考えられる。
これにより、固体撮像素子において或る期間にオンイベント信号検出とオフイベント信号検出が並行して行われる。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記制御部は、第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間又は前記オフイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記イベント読み出し期間となるように制御することが考えられる。
第2の画素群がイベント信号検出を行わないイベント読み出し期間であっても、第1の画素群では何れかのイベント信号検出が行われるため、固体撮像素子全体としては、少なくとも何れかのイベント信号検出が行われる。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記制御部は、第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間又は前記オフイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記リセット期間となるように制御することが考えられる。
第2の画素群がイベント信号検出を行わないリセット期間であっても、第1の画素群では何れかのイベント信号検出が行われるため、固体撮像素子全体としては、少なくとも何れかのイベント信号検出が行われる。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記制御部は、第1の画素群の画素の前記検出回路における前記オンイベント検出期間の一部が、第2の画素群の画素の前記検出回路における前記オンイベント検出期間の一部と重なるように制御することが考えられる。
第1の画素群と第2の画素群のそれぞれについてオンイベント検出期間の開始タイミングをずらすことで、互いのオンイベント検出期間の一部が重なる状態となる。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記制御部は、第1の画素群の画素の前記検出回路における前記オフイベント検出期間の一部が、第2の画素群の画素の前記検出回路における前記オフイベント検出期間の一部と重なるように制御することが考えられる。
第1の画素群と第2の画素群のそれぞれについてオフイベント検出期間の開始タイミングをずらすことで、互いのオフイベント検出期間の一部が重なる状態となる。
上記した本技術に係る撮像装置において、第1の画素群の画素と第2の画素群の画素とが互いに隣接することが考えられる。そのため、固体撮像素子の画素配置領域において、位置によってイベント信号検出に偏りが生じることが防止できる。
上記した本技術に係る撮像装置において、前記固体撮像素子は、前記受光部が設けられた受光チップと、前記検出回路が設けられた検出チップと、を有する積層構造であることが考えられる。これにより、受光チップと検出チップにおける回路の配置効率が向上する。
本技術に係る撮像制御方法は、入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子に対して、前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することを、撮像装置が実行するものである。これにより、固体撮像素子の各画素群について、異なるタイミングでイベント信号検出が行われるようになる。
本技術に係るプログラムは、上記の撮像制御方法に相当する各処理を撮像装置に実行させるプログラムである。これにより、情報処理装置、マイクロコンピュータ等により上述の制御部を容易に実現することができる。また当該制御部を備える撮像装置により、上述の動作を実現することができる。
本技術の実施の形態における撮像装置のブロック図である。 実施の形態の固体撮像素子の積層構造を示す図である。 実施の形態の受光チップの平面図である。 実施の形態の画素アレイ部の平面図である。 実施の形態の検出チップの平面図である。 実施の形態の検出部の平面図である。 実施の形態の検出回路の構成を示すブロック図である。 実施の形態の検出回路の構成を示す回路図である。 実施の形態の検出周期を構成する各期間を示す図である。 実施の形態の各画素の配置の一例を示す図である。 比較例における各期間の動作制御のタイミングチャートである。 第1の実施の形態の画素を複数の画素群に区分した状態を示す図である。 第1の実施の形態の各画素に対する動作制御の概要を示す図である。 第1の実施の形態の各期間の動作制御のタイミングチャートである。 第1の実施の形態の各画素群のそれぞれの検出周期を示す図である。 第1の実施の形態の画素を複数の画素群に区分した状態を示す図である。 第1の実施の形態の画素を複数の画素群に区分した状態を示す図である。 第2の実施の形態の各画素群のそれぞれの検出周期を示す図である。 第2の実施の形態の各期間の動作制御のタイミングチャートである。 第3の実施の形態の各画素に対する動作制御の概要を示す図である。 第3の実施の形態の各画素群のそれぞれの検出周期を示す図である。 第3の実施の形態の各期間の動作制御のタイミングチャートである。 第3の実施の形態の各期間の動作制御タイミングの変型例である。 第4の実施の形態の検出回路の構成を示す回路図である。 第4の実施の形態の各画素群のそれぞれの検出周期を示す図である。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.撮像装置の構成例>
<2.固体撮像素子の積層構造>
<3.イベント検出回路の構成例>
<4.画素の配置>
<5.比較例>
<6.第1の実施の形態>
<7.第2の実施の形態>
<8.第3の実施の形態>
<9.第4の実施の形態>
<10.まとめ>
なお、一度説明した内容、構造は、その説明以降は同一符号を付し、説明を省略するものとする。
<1.撮像装置の構成例>
図1は、実施の形態の撮像装置1の一構成例を示すブロック図である。撮像装置1はDVSの機能を有している。
撮像装置1は、撮像レンズ10、固体撮像素子20、記録部30、制御部40を有する。撮像装置1としては、例えば、産業用ロボットに搭載されるカメラや、車載カメラ、監視カメラなどが想定される。
撮像レンズ10は、入射光を集光して固体撮像素子20に導く。固体撮像素子20は、入射光を光電変換して受光量に応じた電圧信号を得ると共に、電圧信号の変化量に基づいて受光量の変化をイベント信号として検出するイベント信号検出を行う。検出されたイベント信号は記録部30に出力される。
記録部30は、固体撮像素子20からのイベント信号を記録する。
制御部40は、例えばCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピュータを有して構成され、CPUがプログラムに従った処理を実行することで撮像装置1の動作を制御する。特に、制御部40は、固体撮像素子20を制御して上記したイベント信号の検出動作を実行させたり、記録部30を制御してイベント信号を記録させたり、記録部30からイベント信号を読み出す処理を実行する。
<2.固体撮像素子の積層構造>
図2は、実施の形態の固体撮像素子20の積層構造の一例を示す図である。この固体撮像素子20は、検出チップ202と、その検出チップ202に積層された受光チップ201とを備える。このような積層構造における受光チップ201と検出チップ202は、ビアなどの接続部を介して電気的に接続される。なお、ビアの他、Cu−Cu接合やバンプにより接続することもできる。
図3は、受光チップ201の平面図の一例である。受光チップ201には、画素アレイ部220と、ビア配置部211,212,213が設けられている。ビア配置部211,212,213には、検出チップ202と接続されるビアが配置される。
図4は、画素アレイ部220の平面図の一例である。画素アレイ部220には、二次元格子状に複数の受光部221が配列される。受光部221は、例えばフォトダイオードである。受光部221は、入射光を光電変換して光電流を生成するものである。受光部221のそれぞれには、行アドレスおよび列アドレスからなる画素アドレスが割り当てられる。
図5は、検出チップ202の平面図の一例である。検出チップ202には、ビア配置部231,232,233と、信号処理回路240と、行駆動回路251と、列駆動回路252と、検出部260とが設けられている。ビア配置部231,232,233には、受光チップ201と接続されるビアが配置されている。
行駆動回路251は、画素アレイ部220の行アドレスを選択して、その行アドレスに対応する光電流を検出部260に出力させる。列駆動回路252は、画素アレイ部220の列アドレスを選択して、その列アドレスに対応する光電流を検出部260に出力させる。
検出部260は、入力された光電流を対数変換した電圧信号を量子化することでイベント信号を検出し、検出したイベント信号を信号処理回路240に出力する。イベント信号は、光電流を対数変換した電圧信号の変化量が、所定の閾値を上回った、又は下回ったことにより検出される。イベント信号は、後述する量子化器330によって量子化(二値化)された信号である。
信号処理回路240は、検出部260から出力されたイベント信号に対して所定の信号処理を施し、記録部30に出力する。
図6は、検出部260の平面図の一例である。検出部260には、二次元格子状に複数のイベント検出回路300が配列される。各イベント検出回路300には画素アドレスが割り当てられ、同一アドレスの受光部221と接続されている。
イベント検出回路300は、対応する受光部221からの光電流に応じた電圧信号を量子化してイベント信号として出力するものである。
<3.イベント検出回路の構成例>
図7は、実施の形態のイベント検出回路300の構成の一例を示すブロック図である。イベント検出回路300は、対数変換回路310、バッファ320、量子化器330を有している。
対数変換回路310は、対応する受光部221からの光電流を対数変換された電圧信号に変換するものである。対数変換回路310は、変換した電圧信号をバッファ320に供給する。
バッファ320は、対数変換回路310からの電圧信号を補正するものである。このバッファ320は、補正後の電圧信号を量子化器330に出力する。
量子化器330は、入力された電圧信号の変化量を所定の閾値と比較し、当該閾値を上回った、又は下回ったことを示すイベント信号を検出するイベント信号検出を行う。量子化器330は、低下後の電圧信号をデジタル信号に量子化して検出信号として記録部30に出力する。
制御部40は、量子化器330に対して動作制御を行ったり、記憶部30に対して記録された検出信号の読み出しを行う。
図8は、イベント検出回路300の構成の一例を示す回路図である。対数変換回路310は、N型トランジスタ311,313とP型トランジスタ312とを備える。これらのトランジスタとして、例えば、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタが用いられる。
N型トランジスタ311のソースは受光部221のカソードに接続され、ドレインは電源ラインに接続される。P型トランジスタ312とN型トランジスタ313は、電源ラインとグランドとの間において、直列に接続される。また、P型トランジスタ312およびN型トランジスタ313の接続点は、N型トランジスタ311のゲートとバッファ320の入力端子とに接続される。また、P型トランジスタ312のゲートには、所定のバイアス電圧Vbias1が印加される。
N型トランジスタ311および313のドレインは電源側に接続されており、このような回路はソースフォロワと呼ばれる。これらのループ状に接続された2つのソースフォロワにより、受光部221からの光電流は対数変換された電圧信号に変換される。また、P型トランジスタ312は、一定の電流をN型トランジスタ313に供給する。
上記した対数変換回路310により、受光部221が受け取る光強度が、対数変換された電圧信号に変換される。
なお、受光チップ201のグランドと検出チップ202のグランドとは、干渉対策のために互いに分離されている。また、受光チップ201には受光部221及びイベント検出回路300のN型トランジスタ311,313が配置され、検出チップ202にはN型トランジスタ311,313以外のイベント検出回路300が配置されている。
量子化器330は、コンデンサ331と、スイッチング素子332,333,334,335と、コンパレータ336とを備える。各スイッチング素子は、制御部40の動作制御信号に応じて導通される。スイッチング素子332,333,334,335には、例えばMOSトランジスタが用いられる。
コンデンサ331の一端は、バッファ320の出力端子に接続され、他端は、コンパレータ336の反転入力端子に接続されている。従ってバッファ320からの電圧信号についての変化量としての電圧がコンパレータ336に入力される電圧信号となる。つまり光電変換による検知される輝度の変化量に相当する電圧信号が、コンパレータ336の反転入力端子に入力される。
コンパレータ336の非反転入力端子には、比較基準電圧(Vref+、又はVref、又はVref−)が入力される。
スイッチング素子332は、コンパレータ336の出力端子と反転入力端子の間を制御部40からの動作制御信号に応じてオン/オフする。スイッチング素子332とスイッチング素子334を導通することでリセット動作が行われる。
スイッチング素子333,334,335は、コンパレータ336の非反転入力端子に接続されている3つの各経路を制御部40からの動作制御信号Son,Srs,Soffに応じて導通する。制御部40による動作制御信号(ON制御信号Son,リセット制御信号Srs,OFF制御信号Soff)により、各動作制御信号に対応するスイッチング素子333,334,335の何れかが導通され、これにより、動作制御信号に応じた比較基準電圧(Vref+、又はVref、又はVref−)が、コンパレータ336の非反転入力端子に選択的に入力される。
コンパレータ336では、反転入力端子に入力された電圧信号と、非反転入力端子に入力された比較基準電圧とを比較して、検出結果に応じてイベント信号を出力するイベント信号検出が行われる。イベント信号はコンパレータ336から出力され、記録部30に記録される。
制御部40は、ON制御信号Son,リセット制御信号Srs,OFF制御信号Soffにより、イベント検出回路300の動作制御を時分割で行う。
制御部40は、ON制御信号Sonによりスイッチング素子333を導通させる。これにより、コンパレータ336の非反転入力端子にプラス側の比較基準電圧Vref+が入力される。コンパレータ336では、入力された電圧信号の変化量と比較基準電圧Vref+とを比較し、当該電圧信号が比較基準電圧Vref+を上回ることでオンイベント信号を出力するオンイベント信号検出が行われる。コンパレータ336から出力されたオンイベント信号は記録部30に記録される。
以下、オンイベント信号検出が行われる期間をオンイベント検出期間DET1として説明する。
また制御部40は、記録されたオンイベント信号を記憶部30から読み出す処理を実行する。以下、オンイベント信号の読み出しが行われる期間をオンイベント読み出し期間Ronとして説明する。
制御部40は、OFF制御信号Soffによりスイッチング素子335を導通させる。これにより、コンパレータ336の非反転入力端子にマイナス側の比較基準電圧Vref−が入力される。コンパレータ336では、入力された電圧信号の変化量と比較基準電圧Vref−とを比較し、当該電圧信号が比較基準電圧Vref−を下回ることでオフイベント信号を出力するオフイベント信号検出が行われる。コンパレータ336から出力されたオフイベント信号は記録部30に記録される。
以下、オフイベント信号検出が行われる期間をオフイベント検出期間DET2として説明する。
また制御部40は、記録されたオフイベント信号を記憶部30から読み出す処理を実行する。以下、オフイベント信号の読み出しが行われる期間をオフイベント読み出し期間Roffとして説明する。
制御部40は、リセット制御信号Srsによりスイッチング素子332,334を導通させる。これにより、イベント検出回路300においてON制御信号SonやOFF制御信号Soffにより変動した比較基準電圧がリセットされる。
以下、比較基準電圧のリセットが行われる期間をリセット期間RSTとして説明する。
図9は、検出周期の一周期を構成する各期間を示す図である。なお、以下の説明においては、説明の便宜上、リセット期間RST、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roffの各期間は、すべて同じ期間長で示しているが、これは一例である。例えばリセット期間RSTの期間長は他の期間より短くてもよいし、オンイベント検出期間DET1とオンイベント読み出し期間Ronが異なる期間長でもよい。
例えば図9Aに示すように、検出周期の一周期が、リセット期間RST、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roffの順となるように、制御部40はそれぞれの期間に応じた動作制御を実行する。
なお、検出周期における各期間の順番は上記に限られることはなく、様々な順番で設定することができる。例えば図9Bに示すように、検出周期の一周期が、リセット期間RST、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roff、の順となるように、制御部40は動作制御を実行することができる。
また、例えば図9Cに示すように、検出周期が、リセット期間RST、オンイベント検出期間DET1、オフイベント検出期間DET2、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント読み出し期間Roff、の順となるように、制御部40は動作制御を実行することもできる。
<4.画素の配置>
図10は、各画素Pxの配置の一例を示す図である。固体撮像素子20には複数の画素Pxが設けられている。
ここで本開示では、画素Pxとは、1つの受光部221(光電変換素子)と、それに対応するイベント検出回路300の組を指すものとする。
固体撮像素子20には、複数の画素Pxが二次元格子状に配置されている。
説明の便宜上、図10では4画素単位で画素Px1,Px2,Px3,Px4に分けて示している。なお、画素Px1,Px2,Px3,Px4は、それぞれ物理的構造や特性が異なるものではなく、同じ構造で形成される画素である。
画素アレイ部220には、画素Px1,Px3が列方向に交互に配置されている第1の列C1と、画素Px2,Px4が列方向に交互に配置されている第2の列C2が設けられており、第1の列C1と第2の列C2が行方向に交互に隣り合うように配置されている。
また画素アレイ部220には、画素Px1,Px2が行方向に交互に配置されている第1の行L1と、画素Px3,Px4が行方向に交互に配置されている第2の行L2が設けられており、第1の行L1と第2の行L2が交互に隣り合うように配置されている。
このとき、画素Px1と画素Px2、画素Px1と画素Px3、画素Px2と画素Px4、画素Px3と画素Px4は、それぞれ互いに隣り合うように配置されている。
本実施の形態では、上記の画素アレイ部220配置されている各画素Pxは、例えば後述の図12のように、複数の画素群PxGに区分される。
例えば画素Px1と画素Px4として示した複数の画素を第1の画素群PxG1、画素Px2と画素Px3として示した複数の画素を第2の画素群PxG2とするなどである。
ここで画素群とは、制御部40によるイベント検出回路300の動作制御のタイミングが共通する複数の画素から構成されるものをいう。
例えば制御部40は、画素群PxG1に含まれる全ての画素Px1と全ての画素Px4については、共通のタイミングでイベント検出回路300に対する動作制御を実行し、また画素群PxG2に含まれる全ての画素Px2と全ての画素Px3について共通のタイミングで各画素Pxのイベント検出回路300に対する動作制御を実行する。
そして詳しくは後述するが、実施の形態における制御部40は、画素群PxG1のイベント検出回路300の動作タイミングが、画素群PxG2のイベント検出回路300の動作タイミングと異なるタイミングとなるよう動作制御を実行する。
<5.比較例>
ここで実施の形態の動作に先立って、画素アレイ部220に設けられた全ての画素Px(画素Px1から画素Px4)を共通のタイミングで制御した場合を比較例として、図11を参照して説明する。図11は、制御部40による各動作制御のタイミングチャートである。
時点Ta1から時点Ta2までの間、制御部40はリセット制御信号SrsをHレベルとし、イベント検出回路300の検出動作をリセットさせる。
その後、時点Ta2において制御部40はリセット制御信号SrsをLレベルとしリセット期間RSTを終了させる。
時点Ta2から時点Ta3までの間、制御部40はON制御信号SonをHレベルとする。これにより全ての画素Pxについてコンパレータ336の非反転入力端子にプラス側の比較基準電圧Vref+が入力される。従って、反転入力端子に入力された電圧信号の変化量が比較基準電圧Vref+を上回ることでオンイベント信号を出力するオンイベント信号検出が行われる。コンパレータ336から出力されたオンイベント信号は記録部30に記録される。
その後、時点Ta3から時点Ta4までの間、制御部40は、オンイベント読み出し期間Ronとして示すように、記録部30に記録されたオンイベント信号の読み出しを実行する。時点Ta4において制御部40は、ON制御信号SonをLレベルとする。
続いて時点Ta4から時点Ta5までの間、制御部40はOFF制御信号SoffをHレベルとする。これにより全ての画素Pxについてコンパレータ336の非反転入力端子にマイナス側の比較基準電圧Vref−が入力される。従って、反転入力端子に入力された電圧信号の変化量が比較基準電圧Vref−を下回ることでオフイベント信号を出力するオフイベント信号検出が行われる。コンパレータ336から出力されたオフイベント信号は記録部30に記録される。
その後、時点Ta5から時点Ta6までの間、制御部40は、オフイベント読み出し期間Roffとして示すように、記録部30に記録されたオフイベント信号の読み出しを実行する。時点Ta6において制御部40は、OFF制御信号SoffをLレベルとする。
以上の時点Ta1から時点Ta6までを検出期間の一周期(検出周期)として、時点Ta6以降、同様の動作が行われる。
比較例では、固体撮像素子20に設けられている全ての画素Pxに対して、共通のタイミングで動作制御が行われる。そのため、例えば或る検出周期においてオンイベント検出期間DET1が経過すると、次の検出周期におけるオンイベント検出期間DET1まで、オンイベント信号検出が行われない。すると、オンイベント検出期間DET1が終了してから次のオンイベント検出期間DET1になるまでの間、オンイベント信号検出が行われない不感帯DZonが生じることになる。
そのため、不感帯DZonの間で起きた電圧信号の変化についてオンイベント信号を検出することができないおそれや、実際のオンイベントが生じてから検出するまでの遅延時間が生じるおそれがあった。これは、オフイベント検出期間DET2が終了してから次のオフイベント検出期間DET2になるまでの間に生じるオフイベント信号検出が行われない期間である不感帯DZoffについても同様のことがいえる。
このような不感帯は、イベント信号検出の時間精度や応答性に影響を与えるものである。そのため、イベント信号の時間軸方向における検出精度を向上させるために、不感帯の期間を短くすることが望まれている。
そこで、本実施の形態では画素Pxを複数の画素群PxGに区分し、制御部40が画素群PxGごとに異なるタイミングで動作制御を行うことで、不感帯の期間を短くすることとした。以下の実施の形態でその詳細について説明する。
<6.第1の実施の形態>
図12から図15を参照して、第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態は、画素アレイ部220に設けられた画素Pxが複数の画素群PxGに区分され、画素群PxGごとに異なるタイミングで制御部40による動作制御が行われるものである。
図12は、画素アレイ部220に配置された画素Pxを複数の画素群PxGに区分した状態を示す図である。ここでは、画素アレイ部220に配置された画素Px1から画素Px4として示した各画素Pxが、斜線を付した画素Px1と画素Px4からなる第1の画素群PxG1と、斜線を付していない画素Px2と画素Px3からなる第2の画素群PxG2とに区分されている。
第1の画素群PxG1の画素Px1と第2の画素群PxG2の画素Px2とは行方向において互いに隣り合うように配置されており、第1の画素群PxG1の画素Px1と第2の画素群PxG2の画素Px3とは列方向において互いに隣り合うように配置されている。また第2の画素群PxG2の画素Px3と第1の画素群PxG1の画素Px4とは行方向において互いに隣り合うように配置されており、第2の画素群PxG2の画素Px2と第1の画素群PxG1の画素Px4とは列方向において互いに隣り合うように配置されている。
図13に示すように、制御部40は、第1の画素群PxG1に含まれる全ての画素Px1と全ての画素Px4について、イベント検出回路300に対して動作制御信号(ON制御信号Son1,リセット制御信号Srs1,OFF制御信号Soff1)に基づく動作制御を実行する。
また制御部40は、第2の画素群PxG2に含まれる全ての画素Px2と全ての画素Px3について、動作制御信号(ON制御信号Son2,リセット制御信号Srs2,OFF制御信号Soff2)に基づくイベント検出回路300に対して動作制御を実行する。
これにより、制御部40は、第1の画素群PxG1と第2の画素群PxG2を異なるタイミングで動作制御することが可能となる。
図14は、制御部40による各画素群PxGに対する動作制御のタイミングチャートである。まず、制御部40による第1の画素群PxG1に対する動作制御について説明する。
時点Tb1から時点Tb2までの間、制御部40はリセット制御信号Srs1をHレベルとし、第1の画素群PxG1の画素Px1,Px4についてのイベント検出回路300の検出動作をリセットさせる。時点Ta2において制御部40はリセット制御信号Srs1をLレベルとしリセット期間RSTを終了させる。
時点Tb2から時点Tb3までの間、制御部40はON制御信号Son1をHレベルとする。これにより、第1の画素群PxG1の画素Px1,Px4におけるコンパレータ336の非反転入力端子にプラス側の比較基準電圧Vref+が入力される。従って、反転入力端子に入力された電圧信号の変化量が比較基準電圧Vref+を上回ることでオンイベント信号を出力するオンイベント信号検出が行われる。コンパレータ336から出力されたオンイベント信号は記録部30に記録される。
その後、時点Tb3から時点Tb4までの間、制御部40は、オンイベント読み出し期間Ronとして示すように、記録部30に記録された第1の画素群PxG1の画素Px1,Px4についてのオンイベント信号の読み出しを実行する。時点Tb4において制御部40は、ON制御信号SonをLレベルとする。
続いて時点Tb4から時点Tb5までの間、制御部40はOFF制御信号Soff1をHレベルとする。これにより、第1の画素群PxGの画素1Px1,Px4におけるコンパレータ336の非反転入力端子にマイナス側の比較基準電圧Vref−が入力される。従って、反転入力端子に入力された電圧信号の変化量が比較基準電圧Vref−を下回ることでオフイベント信号を出力するオフイベント信号検出が行われる。コンパレータ336から出力されたオフイベント信号は記録部30に記録される。
その後、時点Tb5から時点Tb6までの間、制御部40は、オフイベント読み出し期間Roffとして示すように、記録部30に記録された第1の画素群PxG1の画素Px1,Px4についてのオフイベント信号の読み出しを実行する。時点Tb6において制御部40は、OFF制御信号Soff1をLレベルとする。
以上の時点Tb1から時点Tb6までを検出期間の一周期(検出周期)として、時点Tb6以降、同様の動作が行われる。
これにより第1の画素群PxG1における検出周期は、図15に示すように、リセット期間RST、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roffの順となる。
次に、制御部40による第2の画素群PxG2に対する動作制御について説明する。
時点Tb1から時点Tb2までの間、制御部40はリセット制御信号Srs2をHレベルとし、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3におけるイベント検出回路300の検出動作をリセットさせる。時点Tb2において制御部40はリセット制御信号Srs2をLレベルとしリセット期間RSTを終了させる。
続いて時点Tb2から時点Tb3までの間、制御部40はOFF制御信号Soff2をHレベルとし、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3においてオフイベント信号検出が行われる。検出されたオフイベント信号は記録部30に記録される。
その後、点Tb3から時点Tb4までの間、制御部40は、オフイベント読み出し期間Roffとして示すように、記録部30に記録された第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3についてのオフイベント信号の読み出しを実行する。時点Tb4において制御部40は、OFF制御信号Soff2をLレベルとする。
時点Tb4から時点Tb5までの間、制御部40はON制御信号Son2をHレベルとし、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3におけるオンイベント信号検出が行われる。検出されたオンイベント信号は記録部30に記録される。
その後、点Tb5から時点Tb6までの間、制御部40は、オンイベント読み出し期間Ronとして示すように、記録部30に記録された第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3についてのオンイベント信号の読み出しを実行する。時点Tb6において制御部40は、ON制御信号Son2をLレベルとする。
以上の時点Tb1から時点Tb6までを検出期間の一周期(検出周期)として、時点Tb6以降、同様の動作が行われる。
これにより、第2の画素群PxG2における検出周期は、図15に示すように、リセット期間RST、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roff、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、の順となる。
以上の第1の実施の形態によれば、制御部40は、第1の画素群PxG1の画素Px1,Px4についてオンイベント検出期間DET1であるときに、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3についてオフイベント検出期間DET2となるように動作制御を実行する。また、制御部40は、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3についてオンイベント検出期間DET1であるときに、第1の画素群PxG1の画素Px1,Px4についてオフイベント検出期間DET2となるように動作制御を実行する。
被写体の動きによる受光部221へ入射する光量の変化は、隣接する画素Px(画素Px1と画素Px2,画素Px3と画素Px4)により、同様に検出できる可能性が極めて高い。そのため、或る画素Pxがイベント検出を行わない不感帯DZon,DZoffであっても、他の隣り合う画素Pxでイベント検出を行うことで、或る画素Pxの不感帯DZon,DZoffを補うことが可能となる。
ここでは、第1の画素群PxG1と第2の画素群PxG2では、オンイベント検出期間DET1とオフイベント検出期間DET2が互いに異なるタイミングとなるように検出周期が設定されている。そのため、第1の実施の形態では、比較例のようにオンイベント信号検出やオフイベント信号検出を全ての画素Pxにより行う場合よりも、オンイベント信号検出が行われない不感帯DZonやオフイベント信号検出が行われない不感帯DZoffの期間を短くすることができる。
なお、第1の実施の形態では、図12に示すように画素Px1,Px4を第1の画素群PxG1とし、画素Px2,Px3を第2の第2の画素群PxG2と設定する例について説明したが、各画素群PxGにおける画素Pxの組み合わせには、他にも様々な例が考えられる。
例えば図16に示すように、画素アレイ部220の各列ごとに第1の画素群PxG1と第2の画素群PxG2を設定することができる。この場合、画素Px1,Px3を第1の画素群PxG1とし、画素群Px2,Px4を第2の画素群PxG2と設定する。
また、図17に示すように、画素アレイ部220の各行ごとに第1の画素群PxG1と第2の画素群PxG2を設定することもできる。この場合、画素Px1,Px2を第1の画素群PxG1とし、画素群Px3,Px4を第2の画素群PxG2と設定する。
<7.第2の実施の形態>
図18及び図19を参照して、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の例では、画素群PxGごとに異なる検出周期を設定したうえで、画素群PxGごとに検出周期の位相をずらした例について説明する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、画素アレイ部220に配置された画素Pxを、斜線を付した画素Px1と画素Px4からなる第1の画素群PxG1と、斜線を付していない画素Px2と画素Px3からなる第2の画素群PxG2とに区分されている(図12参照)。
図18は、各画素群PxGのそれぞれの検出周期を示す図である。第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、第1の画素群PxG1と第2の画素群PxG2にはそれぞれ異なる検出周期が設定されている。
例えば、第1の画素群PxG1の検出周期は、リセット期間RST、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roff、の順に設定されている。また、第2の画素群PxG2の検出周期は、リセット期間RST、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roff、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、の順に設定されている。
図19は、制御部40による各画素群PxGに対する動作制御のタイミングチャートである。図19の各時点Tcにおける制御部40の第1の画素群PxG1に対する動作制御については、第1の実施の形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
制御部40による第2の画素群PxG2に対する動作制御について説明する。第2の画素群PxG2の検出周期は、第1の画素群PxG1の検出周期よりも1期間だけ位相がずれているため、ここでは、第2の画素群PxG2に対する動作制御の検出周期の始めとなる時点Tc2から説明する。
時点Tc2から時点Tc3までの間、制御部40はリセット制御信号Srs2をHレベルとし、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3におけるイベント検出回路300の検出動作をリセットさせる。時点Tb2において制御部40はリセット制御信号Srs2をLレベルとしリセット期間RSTを終了させる。
続いて時点Tc3から時点Tc4までの間、制御部40はOFF制御信号Soff2をHレベルとし、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3においてオフイベント信号検出が行われる。検出されたオフイベント信号は記録部30に記録される。
その後、時点Tc4から時点Tc5までの間、制御部40は、オフイベント読み出し期間Roffとして示すように、記録部30に記録された第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3についてのオフイベント信号の読み出しを実行する。時点Tb4において制御部40は、OFF制御信号Soff2をLレベルとする。
時点Tc5から時点Tc6までの間、制御部40はON制御信号Son2をHレベルとし、第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3におけるオンイベント信号検出が行われる。検出されたオンイベント信号は記録部30に記録される。
その後、時点Tc6から時点Tc7までの間、制御部40は、オンイベント読み出し期間Ronとして示すように、記録部30に記録された第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3についてのオンイベント信号の読み出しを実行する。時点Tb6において制御部40は、ON制御信号Son2をLレベルとする。
第2の画素群PxG2の画素Px2,Px3においては、時点Tc2から時点Tc7までを検出期間の一周期(検出周期)として、時点Tc7以降、同様の動作が行われる。
以上の第2の実施の形態によれば、制御部40が検出周期を制御するにあたり、第1の画素群PxG1のオンイベント読み出し期間Ronにおいて第2の画素群PxG2ではオフイベント検出期間DET2となり、第1の画素群PxG1のオフイベント読み出し期間Roffにおいて第2の画素群PxG2ではオンイベント検出期間DET1となる。また、制御部40が検出周期を制御するにあたり、第2の画素群PxG2がリセット期間RSTであるときに、第1の画素群PxG1はオンイベント検出期間DET1となる(図18参照)。
このように、第2の実施の形態では、一方の画素群PxGで各イベント信号検出が行われない不感帯DZon,DZoffとしての期間(イベント読み出し期間RSL,リセット期間RST)を、他方の画素群PxGのイベント検出期間DETで隠すように検出周期が設定されている。これにより、固体撮像素子20におけるオンイベント信号検出の不感帯DZon及びオフイベント信号検出の不感帯DZoffの期間を短くすることができる。
なお、第2の実施の形態では、図14に示すように画素Px1,Px4を第1の画素群PxG1とし、画素Px2,Px3を第2の画素群PxG2と設定する例について説明したが、各画素群PxGの画素Pxは、第1の実施の形態で説明したように、例えば図16や図17に示すような様々な組み合わせが考えられる。
<8.第3の実施の形態>
図20から図22を参照して、第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、図10に示すような画素アレイ部220に配置された画素Pxが、全ての画素Px1からなる第1の画素群PxG1と、全ての画素Px2からなる第2の画素群PxG2と、全ての画素Px3からなる第3の画素群PxG3と、全ての画素Px4からなる第4の画素群PxG4と、に区分される。
図20に示すように、制御部40は、第1の画素群PxG1に含まれる全ての画素Px1について動作制御信号(ON制御信号Son1,リセット制御信号Srs1,OFF制御信号Soff1)に基づく動作制御を実行する。また制御部40は、第2の画素群PxG2に含まれる全ての画素Px2について、動作制御信号(ON制御信号Son2,リセット制御信号Srs2,OFF制御信号Soff2)に基づく動作制御を実行する。
同様に、制御部40は、第3の画素群PxG3に含まれる全ての画素Px3について、イベント検出回路300に対して動作制御信号(ON制御信号Son3,リセット制御信号Srs3,OFF制御信号Soff3)に基づく動作制御を実行し、第4の画素群PxG4に含まれる全ての画素Px4について動作制御信号(ON制御信号Son4,リセット制御信号Srs4,OFF制御信号Soff4)に基づく動作制御を実行する。
これにより、制御部40は、第1の画素群PxG1、第2の画素群PxG2、第3の画素群Px3、第4の画素群Px4を異なるタイミングで動作制御することが可能となる。
図21は、第1の画素群PxG1から第4の画素群PxG4の各画素群PxGの検出周期を示す図である。例えば各画素群PxGの検出周期は、リセット期間RST、オンイベント検出期間DET1、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roff、の順とされている。
第3の実施の形態では、共通の検出周期とされる各画素群PxGのそれぞれが、制御部40により互いに異なるタイミングに制御される。ここでは、第1の画素群PxG1の検出周期よりも位相を1期間だけずらして第2の画素群PxG2の検出周期が開始され、第2の画素群PxG2よりも検出周期の位相を1期間だけずらして第3の画素群PxG3の検出周期が開始され、第3の画素群PxG3よりも検出周期の位相を1期間だけずらして第4の画素群PxG4の検出周期が開始される。
図22は、制御部40による各画素群PxGに対する動作制御のタイミングチャートである。まず、制御部40による第1の画素群PxG1に対する動作制御について説明する。
時点Td1から時点Td2までの間、制御部40はリセット制御信号Srs1をHレベルとし、第1の画素群PxG1の全ての画素Px1におけるイベント検出回路300の検出動作をリセットさせる。時点Td2において制御部40はリセット制御信号Srs1をLレベルとしリセット期間RSTを終了させる。
時点Td2から時点Tb3までの間、制御部40はON制御信号Son1をHレベルとし、第1の画素群PxG1の画素Px1においてオンイベント信号検出が行われる。検出されたオンイベント信号は記録部30に記録される。
その後、点Td3から時点Td4までの間、制御部40は、オンイベント読み出し期間Ronとして示すように、記録部30に記録された第1の画素群PxG1の画素Px1についてのオンイベント信号の読み出しを実行する。時点Td4において制御部40は、ON制御信号Son1をLレベルとする。
続いて時点Td4から時点Td5までの間、御部40はOFF制御信号Soff1をHレベルとし、第1の画素群PxG1の画素Px1においてオフイベント信号検出が行われる。検出されたオフイベント信号は記録部30に記録される。
その後、時点Td5から時点Td6までの間、制御部40は、オフイベント読み出し期間Roffとして示すように、記録部30に記録された第1の画素群PxG1の画素Px1についてのオフイベント信号の読み出しを実行する。時点Td6において制御部40は、OFF制御信号Soff1をLレベルとする。
以上の時点Td1から時点Td6までを検出期間の一周期(検出周期)として、時点Td6以降、同様の動作が行われる。
制御部40による第2の画素群PxG2の画素Px2に対する動作制御においては、第1の画素群PxG1と検出周期の位相が1期間だけずれるため、時点Td2から第2の画素群PxG2の検出周期が開始される。
このとき、制御部40の動作制御信号(Son2,Srs2,Soff2)に基づく動作制御により、時点Td2から時点Td3までの間にイベント検出回路300の検出動作がリセットされ、時点Td3から時点Td4までの間にオンイベント信号検出が行なわれ、時点Td4から時点Tb5までの間にオンイベント信号の読み出しが行われ、時点Td5から時点Td6までの間にオフイベント信号検出が行われ、時点Td6から時点Td7までの間にオフイベント信号の読み出しが行われる。
制御部40による第3の画素群PxG3の画素Px3に対する動作制御においては、第2の画素群PxG2と検出周期の位相が1期間だけずれるため、時点Td3から第3の画素群PxG3の検出周期が開始される。
このとき、制御部40の動作制御信号(Son3,Srs3,Soff3)に基づく動作制御により、時点Td3から時点Td4までの間にイベント検出回路300の検出動作がリセットされ、時点Td4から時点Td5までの間にオンイベント信号検出が行われ、時点Td5から時点Td6までの間にオンイベント信号の読み出しが行われ、時点Td6から時点Td7までの間にオフイベント信号検出が行われ、時点Td7から時点Td8までの間にオフイベント信号の読み出しが行われる。
制御部40による第4の画素群PxG4の画素Px4に対する動作制御においては、第3の画素群PxG3と検出周期の位相が1期間だけずれるため、時点Tb4から第4の画素群PxG4の検出周期が開始される。
このとき、制御部40の動作制御信号(Son4,Srs4,Soff4)に基づく動作制御により、時点Td4から時点Td5までの間にイベント検出回路300の検出動作がリセットされ、時点Td5から時点Td6までの間にオンイベント信号検出が行われ、時点Td6から時点Td7までの間にオンイベント信号の読み出しが行われ、時点Td7から時点Td8までの間にオフイベント信号検出が行われ、時点Td8から時点Td9までの間にオフイベント信号の読み出しが行われる。
第3の実施の形態によれば、各画素群PxGの検出周期を互いに異なるように設定することで、或る画素群PxGでイベント信号検出をすることができない不感帯DZon,DZoffを、近傍に配置された他の画素群PxGでイベント信号検出をすることで補うことができる。これにより、固体撮像素子20全体として、オンイベント信号検出の不感帯DZonとされる期間やオフイベント信号検出の不感帯DZoffを大幅に短くすることができる。
例えば第1の画素群PxG1の検出周期のうち、オンイベント読み出し期間Ronでは第2の画素群PxG2が、オフイベント検出期間DET2では第3の画素群PxG3が、オフイベント読み出し期間Roffでは第4の画素群PxG4が、オンイベント検出期間DET1となる。即ち、比較例に示すように全ての画素Pxについて同じタイミングで動作制御を行った場合に比べて、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント検出期間DET2、オフイベント読み出し期間Roffの3期間分のオンイベント信号検出の不感帯DZonを短くすることができる。これは、オフイベント信号検出の不感帯DZoffについても同様である。
また例えばタイミングTd2からタイミングTd3までの期間では、第1の画素群PxG1がオンイベント検出期間DET1と、第4の画素群PxG4がオフイベント検出期間DET2となっている。タイミングTd4からタイミングTd5、タイミングTd5からタイミングTd6についても同様に、或る画素群PxGがオンイベント検出期間DET1であるときに、他の画素群PxGがオフイベント検出期間DET2となっている。
このように第3の実施の形態によれば、各画素群PxGの検出周期をずらすことで、制御部40の各画素群PxGへの動作制御により、オンイベント信号検出とオフイベント信号検出を並行して実行させることができる。
なお、第3の実施の形態では、共通する検出周期が設定された各画素群PxGについて、各検出周期をそれぞれ1期間ずつずらす例について説明したが、検出周期のずらす期間については他にも様々な例が考えられる。
例えば図23Aに示すように、第1の画素群PxG1と第2の画素群PxG2の検出周期を実施の形態で設定された期間の2分の1の期間Tfだけずらすようにしてもよいし、図23Bに示すように検出期間を実施の形態で設定された期間の4分の1の期間Tgだけずらすようにしてもよい。
即ち、検出周期をずらすことで隣接する画素Pxのいずれかにおいてイベント検出が行われている期間を延ばすことができ、イベント検出における不感帯を短くすることができる。
<9.第4の実施の形態>
以下、図24及び図25を参照して、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、画素Pxに対応するイベント検出回路300に量子化器330が複数設けられている。
図24は、第4の実施の形態におけるイベント検出回路300の構成の変型例を示す回路図である。イベント検出回路300は、対数変換回路310、バッファ320、第1の量子化器330A、第2の量子化器330Bを有している。
第1の量子化器330Aは、コンデンサ331Aと、スイッチング素子332A,333A,334Aと、コンパレータ336Aとを備えている。
コンデンサ331Aの一端は、バッファ320の出力端子に接続され、他端は、コンパレータ336Aの反転入力端子に接続されている。従って、コンデンサ331Aの一端に出力された対数変換した電圧信号の変化に応じて、コンパレータ336Aに印加される電圧が変化する。
スイッチング素子332Aは、コンパレータ336Aの出力端子と反転入力端子の間を制御部40からの動作制御信号に応じてオン/オフする。
スイッチング素子333A,334Aは、コンパレータ336Aの非反転入力端子に接続されている2つの各経路を制御部40からの動作制御信号(Son、Srs)に応じて導通する。
制御部40は、ON制御信号Son,リセット制御信号Srsにより、イベント検出回路300の動作制御を時分割で行う。
制御部40は、ON制御信号Sonによりスイッチング素子333Aを導通させる。これにより、コンパレータ336Aの非反転入力端子にプラス側の比較基準電圧Vref+が入力される。コンパレータ336Aでは、入力された電圧信号の変化量と比較基準電圧Vref+とを比較し、当該電圧信号が比較基準電圧Vref+を上回ることでオンイベント信号を出力するオンイベント信号検出が行われる。コンパレータ336Aから出力されたオンイベント信号は記録部30に記録される。スイッチング素子332Aとスイッチング素子334Aを導通することでリセット動作が行われる。
一方で、第2の量子化器330Bは、コンデンサ331Bと、スイッチング素子332B,334B,335Bと、コンパレータ336Bとを備えている。
コンデンサ331Bの一端は、バッファ320の出力端子に接続され、他端は、コンパレータ336Bの反転入力端子に接続されている。従って、コンデンサ331Bの一端に出力された対数変換した電圧信号の変化に応じて、コンパレータ336Bに印加される電圧が変化する。
スイッチング素子332Bは、コンパレータ336Bの出力端子と反転入力端子の間を制御部40からの動作制御信号に応じてオン/オフする。
スイッチング素子334B,335Bは、コンパレータ336Bの非反転入力端子に接続されている2つの各経路を制御部40からの動作制御信号(Srs、Soff)に応じて導通する。
制御部40は、OFF制御信号Soff,リセット制御信号Srsにより、イベント検出回路300の動作制御を時分割で行う。
制御部40は、OFF制御信号Soffによりスイッチング素子335Bを導通させる。これにより、コンパレータ336Bの非反転入力端子にマイナス側の比較基準電圧Vref−が入力される。コンパレータ336Bでは、入力された電圧信号の変化量と比較基準電圧Vref−とを比較し、当該電圧信号が比較基準電圧Vref−を下回ることでオフイベント信号を出力するオフイベント信号検出が行われる。コンパレータ336Bから出力されたオフイベント信号は記録部30に記録される。スイッチング素子334Bとスイッチング素子335Bを導通することでリセット動作が行われる。
第4の実施の形態によれば、制御部40が動作制御信号により、スイッチング素子334Aを導通させるタイミングで、スイッチング素子335Bを導通させることができる。これにより、一の画素Pxに対応するイベント検出回路300により、オンイベント信号検出とオフイベント信号検出の両方を同じタイミングで行うことができる。
図25は、第4の実施の形態における各画素群PxGの検出周期を示す図である。第4の実施の形態の例では、画素群PxGごとに異なる検出周期を設定したうえで、画素群PxGごとに検出周期の位相をずらした例について説明する。
第4の実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、画素アレイ部220に配置された画素Pxを、斜線を付した画素Px1と画素Px4からなる第1の画素群PxG1と、斜線を付していない画素Px2と画素Px3からなる第2の画素群PxG2とに区分されている(図12参照)。
各画素群PxGの検出周期は、リセット期間RST、イベント検出期間DET、オンイベント読み出し期間Ron、オフイベント読み出し期間Roff、の順に設定されている。
制御部40による第2の画素群PxG2に対する動作制御において、第1の画素群PxG1と検出周期の位相が1期間だけずらすことで、或る画素群PxGでイベント信号検出をすることができない不感帯DZon,DZoffを、近傍に配置された他の画素群PxGでイベント信号検出をすることで補うことができる。
これにより、イベント信号検出が行われない不感帯DZon,DZoffを短くすることができる。
また、イベント検出期間DETにおいて、制御部40による動作制御に応じて一の画素Pxにより、オンイベント信号検出とオフイベント信号検出を並行して実行することができる。これにより、イベント検出期間から次のイベント検出期間までの期間が短くなり、イベント信号検出が行われない不感帯DZon,DZoffの期間を短くすることができる。
<10.まとめ>
実施の形態の撮像装置1は、入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部221と、受光部221が生成する電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行するイベント検出回路300と、を有する画素Pxを複数有する固体撮像素子20と、イベント検出回路300に対してイベント信号検出を実行させるイベント検出期間DETを、画素群PxG毎に異なるタイミングとなるように制御する制御部40と、を備える(図15,図16等参照)。
これにより、固体撮像素子20の各画素群PxGについて異なるタイミングでイベント信号検出が行われることで、或る画素群PxGでイベント信号検出が行われていない場合であっても、他の画素群PxGでイベント信号検出が行われる。従って、全ての画素群PxGによりイベント信号検出が行われない不感帯の期間を短くすることができ、撮像装置1の時間軸上におけるイベント信号検出の精度を向上させることができる。
なおこのとき、第1の画素群PxG1の画素(例えば画素Px1,Px4)と、制御部40による動作制御のタイミングが第1の画素群PxG1と異なる第2の画素群PxG2の画素(例えば画素Px2,Px3)とが互いに隣接していることが望ましい(図12,図16,図17参照)。
これにより、固体撮像素子20の画素アレイ部220の位置によってイベント信号検出の精度に偏りが生じることを防止することができる。従って、撮像装置1のイベント信号検出の精度をより向上させることができる。なお、第1の画素群PxG1の画素Pxと第2の画素群PxG2の画素Pxは、互いに隣接していなくとも各画素Pxの不感帯を補う位置関係であればよく、互いに近傍に配置されていればよい。
実施の形態の撮像装置1において、イベント検出回路300は、イベント信号検出として、受光部221が生成する電気信号の変化量と第1の閾値電圧Vref+を比較して検出結果を得るオンイベント信号検出と、受光部221が生成する電気信号の変化量と第2の閾値電圧Vref−を比較して検出結果を得るオフイベント信号検出と、を実行し、制御部40は、各画素Pxのイベント検出回路300に対して、オンイベント信号検出を実行させるオンイベント検出期間DET1と、オフイベント信号検出を実行させるオフイベント検出期間DET2と、リセット期間RSTと、イベント読み出し期間RSLを含む検出周期で動作制御を行う(図14,図15等参照)。
オンイベント検出期間DET1やオフイベント検出期間DET2といったイベント検出期間DETを画素群PxG毎に異なるタイミングとなるように制御部40が制御することで、或る画素群PxGがイベント信号検出を行っていないリセット期間RST、イベント読み出し期間RSLの各期間においても、他の画素群PxGによりイベント信号検出が実行される。これにより、全ての画素群PxGによりイベント信号検出が行われない不感帯の期間を短くすることができ、撮像装置1のイベント信号検出の精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、イベント検出期間DET、リセット期間RSL、イベント読み出し期間RSLの各期間を同じ長さであるとして説明したが、各期間の長さはそれぞれが異なる長さになるように設定してもよい。
第3の実施の形態の撮像装置1において、制御部40は、画素群PxG毎にオンイベント検出期間DET1が異なるタイミングとなるように制御する(図21,図22等参照)。オンイベント検出期間DET1を画素群PxG毎に異なるタイミングとなるように制御することで、或る画素群PxGがオンイベント信号検出を行っていないオフイベント検出期間DET1、リセット期間RST、イベント読み出し期間RSLの各期間においても、他の画素群PxGによりオンイベント信号検出が実行される。
従って、全ての画素群PxGによりオンイベント信号検出が行われない不感帯の期間を短くすることができ、撮像装置1のオンイベント信号検出の精度を向上させることができる。
第3の実施の形態の撮像装置1において、制御部40は、画素群PxG毎にオフイベント検出期間DET2が異なるタイミングとなるように制御する(図21,図22等参照)。オフイベント検出期間DET2を画素群PxG毎に異なるタイミングとなるように制御することで、或る画素群PxGがオフイベント信号検出を行っていないオンイベント検出期間DET1、リセット期間RST、イベント読み出し期間RSLの各期間においても、他の画素群PxGによりオフイベント信号検出が実行される。
従って、全ての画素群PxGによりオフイベント信号検出が行われない不感帯の期間を短くすることができ、撮像装置1のオフイベント信号検出の精度を向上させることができる。
第1の実施の形態の撮像装置1において、制御部40は、第1の画素群PxG1の画素(例えばPx1,Px4)におけるイベント検出回路300がオンイベント検出期間DET1であるときに、第2の画素群PxG2の画素(例えばPx2,Px3)におけるイベント検出回路300がオフイベント検出期間DET2となるように制御する(図15,図16等参照)。
これにより、固体撮像素子20において或る期間にオンイベント信号検出とオフイベント信号検出が並行して行われる。これにより、当該期間におけるイベント信号検出の精度を向上させることができる。
第2の実施の形態の撮像装置1において、制御部40は、第1の画素群PxG1の画素(例えば画素Px1,Px4)におけるイベント検出回路300がオンイベント検出期間DET1又はオフイベント検出期間DET2であるときに、第2の画素群PxG2の画素(例えばPx2,Px3)におけるイベント検出回路300がイベント読み出し期間RSLとなるように制御する(図18,図19等参照)。
第2の画素群PxG2がイベント信号検出の不感帯であるイベント読み出し期間RSLであっても、第1の画素群PxG1では何れかのイベント信号検出が行われるため、固体撮像素子20全体としては、少なくとも何れかのイベント信号検出が行われる。従って、イベント信号検出の不感帯の期間を短くすることができるため、撮像装置1のイベント信号検出の精度を向上させることができる。
第2の実施の形態の撮像装置1において、制御部40は、第1の画素群PxG1の画素(例えば画素Px1,Px4)におけるイベント検出回路300がオンイベント検出期間DET1又はオフイベント検出期間DET2であるときに、第2の画素群PxG2の画素(例えば画素Px2,Px3)におけるイベント検出回路300がリセット期間RSTとなるように制御する(図18,図19等参照)。
第2の画素群PxG2がイベント信号検出の不感帯であるリセット期間RSTであっても、第1の画素群PxG1では何れかのイベント信号検出が行われるため、固体撮像素子20全体としては、少なくとも何れかのイベント信号検出が行われる。従って、イベント信号検出の不感帯の期間を短くすることができるため、撮像装置1のイベント信号検出の精度を向上させることができる。
第3の実施の形態の撮像装置1において、制御部40は、例えば第1の画素群PxG1の画素Px1のイベント検出回路300におけるオンイベント検出期間DET1の一部が、第2の画素群PxG2の画素Px2のイベント検出回路300におけるオンイベント検出期間DET1の一部と重なるように制御する(図21から図23等参照)。
これにより、例えば第1の画素群PxG1の検出周期を基準としたときに、当該検出周期におけるオンイベント検出期間DET1が延長される。従って、当該検出周期においてオンイベント信号検出が行われない不感帯の期間を短くすることができ、撮像装置1のオンイベント信号検出の精度を向上させることができる。
第3の実施の形態の撮像装置1において、制御部40は、例えば第1の画素群PxG1の画素Px1のイベント検出回路300におけるオフイベント検出期間DET2の一部が、第2の画素群PxG2の画素Px2のイベント検出回路300におけるオフイベント検出期間DET2の一部と重なるように制御する(図23等参照)。
これにより、第1の画素群PxG1の検出周期を基準としたときに、当該検出周期あたりのオフイベント検出期間DET2が延長される。従って、当該検出周期においてオフイベント信号検出が行われない不感帯の期間を短くすることができ、撮像装置1のオフイベント信号検出の精度を向上させることができる。
実施の形態の撮像装置1において、固体撮像素子20は、受光部221が設けられた受光チップ201と、イベント検出回路300が設けられた検出チップ202と、を有する積層構造である(図2,図8等参照)。これにより、受光チップ201と検出チップ202を積層配置することで回路の配置効率が向上する。
非同期型の固体撮像素子20では、垂直同期信号に同期して撮像を行う同期型の場合より複雑な、受光部221及びイベント検出回路300からなる画素回路が画素Px毎に設けられている。例えば、固体撮像素子20では、受光部221とイベント検出回路300とを積層した受光チップ201および検出チップ202に分散して配置することにより、実装面積を削減することができる。
また、図8に示すように、例えばN型トランジスタ311,313を受光チップ201に配置することにより、それらのトランジスタの分、検出チップ202の回路規模を削減することができる。また、受光チップ201内のトランジスタをN型のみにすることにより、N型トランジスタおよびP型トランジスタを混在させる場合と比較して、トランジスタを形成する際の工程数を削減することができる。これにより、受光チップ201の製造コストを削減することができる。
実施の形態のプログラムは、下記の処理を、例えばCPU、DSP等、或いはこれらを含むデバイスに実行させるプログラムである。
即ち実施の形態のプログラムは、入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子に対して、前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することを撮像装置に実行させるプログラムである。このようなプログラムにより、例えば産業用ロボットに搭載されるカメラや、車載カメラなどの機器において実現できる。
このようなプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magnet optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
なお、本開示に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
また、本開示に記載された実施の形態の説明はあくまでも一例であり、本技術が上述の実施の形態に限定されることはない。従って、上述した実施の形態以外であっても、本技術の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能なことはもちろんである。
本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子と、
前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御する制御部と、を備える
撮像装置。
(2)
前記検出回路は、前記イベント信号検出として、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と第1の閾値を比較して検出結果を得るオンイベント信号検出と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と第2の閾値を比較して検出結果を得るオフイベント信号検出と、を実行し、
前記制御部は、各画素の前記検出回路に対して、前記オンイベント信号検出を実行させるオンイベント検出期間と、前記オフイベント信号検出を実行させるオフイベント検出期間と、リセット期間と、イベント読み出し期間を含む検出周期で動作制御を行う
上記(1)に記載の撮像装置。
(3)
前記制御部は、画素群毎に前記オンイベント検出期間が異なるタイミングとなるように制御する
上記(2)に記載の撮像装置。
(4)
前記制御部は、画素群毎に前記オフイベント検出期間が異なるタイミングとなるように制御する
上記(2)に記載の撮像装置。
(5)
前記制御部は、
第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記オフイベント検出期間となるように制御する
上記(2)から(4)の何れかに記載の撮像装置。
(6)
前記制御部は、第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間又は前記オフイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記読み出し期間となるように制御する
上記(2)から(5)の何れかに記載の撮像装置。
(7)
前記制御部は、第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間又は前記オフイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記リセット期間となるように制御する
上記(2)から(6)の何れかに記載の撮像装置。
(8)
前記制御部は、第1の画素群の画素の前記検出回路における前記オンイベント検出期間の一部が、第2の画素群の画素の前記検出回路における前記オンイベント検出期間の一部と重なるように制御する
上記(3)に記載の撮像装置。
(9)
前記制御部は、第1の画素群の画素の前記検出回路における前記オフイベント検出期間の一部が、第2の画素群の画素の前記検出回路における前記オフイベント検出期間の一部と重なるように制御する
上記(4)に記載の撮像装置。
(10)
第1の画素群の画素と第2の画素群の画素とが互いに隣接する
上記(1)から(9)の何れかに記載の撮像装置。
(11)
前記固体撮像素子は、前記受光部が設けられた受光チップと、前記検出回路が設けられた検出チップと、を有する積層構造である
上記(1)から(10)の何れかに記載の撮像装置。
(12)
入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子に対して、
前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することを、
撮像装置が実行する撮像制御方法。
(13)
入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子に対して、
前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することを、
撮像装置に実行させるプログラム。
1 撮像装置
20 固体撮像素子
30 記録部
40 制御部
201 受光チップ
202 検出チップ
221 受光部
300 検出回路
Px 画素
PxG 画素群
RST リセット期間
DET1 オンイベント検出期間
Ron オンイベント読み出し期間
DET2 オフイベント検出期間
Roff オフイベント読み出し期間

Claims (13)

  1. 入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子と、
    前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御する制御部と、を備える
    撮像装置。
  2. 前記検出回路は、前記イベント信号検出として、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と第1の閾値を比較して検出結果を得るオンイベント信号検出と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と第2の閾値を比較して検出結果を得るオフイベント信号検出と、を実行し、
    前記制御部は、各画素の前記検出回路に対して、前記オンイベント信号検出を実行させるオンイベント検出期間と、前記オフイベント信号検出を実行させるオフイベント検出期間と、リセット期間と、イベント読み出し期間を含む検出周期で動作制御を行う
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、画素群毎に前記オンイベント検出期間が異なるタイミングとなるように制御する
    請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、画素群毎に前記オフイベント検出期間が異なるタイミングとなるように制御する
    請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記制御部は、
    第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記オフイベント検出期間となるように制御する
    請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記制御部は、第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間又は前記オフイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記イベント読み出し期間となるように制御する
    請求項2に記載の撮像装置。
  7. 前記制御部は、第1の画素群の画素における前記検出回路が前記オンイベント検出期間又は前記オフイベント検出期間であるときに、第2の画素群の画素における前記検出回路が前記リセット期間となるように制御する
    請求項2に記載の撮像装置。
  8. 前記制御部は、第1の画素群の画素の前記検出回路における前記オンイベント検出期間の一部が、第2の画素群の画素の前記検出回路における前記オンイベント検出期間の一部と重なるように制御する
    請求項3に記載の撮像装置。
  9. 前記制御部は、第1の画素群の画素の前記検出回路における前記オフイベント検出期間の一部が、第2の画素群の画素の前記検出回路における前記オフイベント検出期間の一部と重なるように制御する
    請求項4に記載の撮像装置。
  10. 第1の画素群の画素と第2の画素群の画素とが互いに隣接する
    請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記固体撮像素子は、前記受光部が設けられた受光チップと、前記検出回路が設けられた検出チップと、を有する積層構造である
    請求項1に記載の撮像装置。
  12. 入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子に対して、
    前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することを、
    撮像装置が実行する撮像制御方法。
  13. 入射光を光電変換して電気信号を生成する受光部と、前記受光部が生成する前記電気信号の変化量と所定の閾値とを比較して検出結果を得るイベント信号検出を実行する検出回路と、を有する画素を複数有する固体撮像素子に対して、
    前記検出回路に対して前記イベント信号検出を実行させるイベント検出期間を、画素群毎に異なるタイミングとなるように制御することを、
    撮像装置に実行させるプログラム。
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