JP2021047810A - 購買行動データ収集システム、及び購買行動データ収集プログラム - Google Patents

購買行動データ収集システム、及び購買行動データ収集プログラム Download PDF

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【課題】客が商品に関する何の情報に関心を示しているかを示すデータを収集可能とする購買行動データ収集システム、及び購買行動データ収集プログラムを提供すること。【解決手段】実施形態によれば、購買行動データ収集システムは、視線認識部、商品認識部、商品姿勢認識部、商品情報検索部、視認情報判別部、情報記録部を有する。視線認識部は、客の視線を認識する。商品認識部は、客による視認対象とする商品を特定する。商品姿勢認識部は、商品の姿勢を認識する。商品情報検索部は、特定された商品の外装に付された複数の情報を含むパッケージ情報を検索する。視認情報判別部は、客の視線、商品の姿勢、及びパッケージ情報をもとに、客が視認している商品の外装に付された情報を判別する。情報記録部は、客が視認していると判別された情報を含む商品視認情報を記録させる。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、購買行動データ収集システム、及びコンピュータに実行させる購買行動データ収集プログラムに関する。
従来より、客の購買行動を分析して、店舗側の販売促進策に結び付けが可能なデータとして提供するシステムが知られている。従来のシステムでは、例えば、客の手の動きをもとに客が把持している商品を認識したり、客の視線をもとに何れの商品を見ているかを認識したりすることでデータを収集している。従って、従来のシステムでは、客が興味を示している商品についてのデータを収集可能である。
しかしながら、客が興味を示している商品についてのデータを収集するだけでは、客の購買行動が、商品に関する何の情報に基づいて行われているか推定することが困難である。
国際公開第2015/033577号
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、客が商品に関する何の情報に関心を示しているかを示すデータを収集可能な購買行動データ収集システム、及び購買行動データ収集プログラムを提供することである。
実施形態によれば、購買行動データ収集システムは、視線認識部、商品認識部、商品姿勢認識部、商品情報検索部、視認情報判別部、情報記録部を有する。視線認識部は、客の視線を認識する。商品認識部は、客による視認対象とする商品を特定する。商品姿勢認識部は、商品の姿勢を認識する。商品情報検索部は、特定された商品の外装に付された複数の情報を含むパッケージ情報を検索する。視認情報判別部は、客の視線、商品の姿勢、及びパッケージ情報をもとに、客が視認している商品の外装に付された情報を判別する。情報記録部は、客が視認していると判別された情報を含む商品視認情報を記録させる。
本実施形態の購買行動データ収集システムの構成を示すブロック図。 本実施形態におけるサーバの要部回路構成を示すブロック図。 本実施形態におけるカメラ設置データベースに記録されたデータの一例を示す図。 本実施形態におけるカメラによる撮影範囲の一例を説明するための図。 本実施形態におけるカメラによって撮影される画像の一例を示す図。 本実施形態における商品視認情報データベースに記録される商品視認情報のデータ構成の一例を示す図。 本実施形態における購買行動データ収集プログラムに従って実行する主要な処理の手順を示すフローチャート。 パッケージ情報が示す商品に付された複数の情報にそれぞれ対応する領域範囲を示す図。 客による商品に対する視認の状況を示す図。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態の購買行動データ収集システムの構成を示すブロック図である。本実施形態の購買行動データ収集システムは、例えば量販店、大型電気店、ホームセンターなどの店舗10に設置される。購買行動データ収集システムは、客が商品の購入などのために商品を手に取るなどした場合に、その商品の外装に付された複数の情報の何れに注目しているかを判別し、その注目している情報を収集する。
図1に示すように、店舗10は、売場11とそれ以外のバックヤード12とからなる。売場11には、複数の商品棚13が配置されており、商品棚13の間及び商品棚13と壁との間が客の通路となっている。入店した客は、売場11の通路を回り、商品棚13から購入したい商品を取ってショッピングカート等に入れる。客は、商品の外装(パッケージ)に記載された各種の情報を確認した上で、商品を購入するか否かを判断する場合がある。買物を終えた客は、売場11の一部に設けられた会計場で会計(決済処理)を行う。
店舗10では、売場11にいる客が注目している商品の情報を収集するために、画像入力システム20が備えられている。画像入力システム20は、店舗10にいる客を撮影した画像の画像データを入力するため、例えば天井などに設置された複数台のカメラ21(天井カメラと称する場合がある)、例えば商品棚13などに設置された複数台のカメラ22(棚前カメラと称する場合がある)、カメラ21,22を制御するカメラコントローラ23とを含む。
カメラ21(天井カメラ)は、例えば、売場11の通路全域を撮影領域としてカバーできるように、通路毎に設置されている。カメラ21は、購買行動をしている客の画像を上方から撮影する。カメラ21により撮影される画像をもとに、客の位置(特に頭あるいは顔の位置)、客による商品を取り出す動作(腕、手の動きなど)、客が手に取っている商品の位置などを検出することができる。カメラ21の台数及び取付場所は、特に制限されるものではない。要は、通路全域を撮影領域とし、通路に居る客の状況を撮影できればよい。図1では、1つの通路に1台のカメラ21が設置されていることを示している。
カメラ22(棚前カメラ)は、例えば、商品棚13の前方を撮影領域としてカバーできるように、商品棚13の上部から通路側に向けて設置されている。カメラ22は、商品棚13の前にいる商品を見ている客の画像を撮影する。カメラ22により撮影される画像をもとに、客の顔(顔位置、目、鼻、口などパーツの位置、向きなど)、眼球の位置及び瞳の位置(視線方向)、客が手に取っている商品の位置などを検出することができる。カメラ22の台数及び取付場所は、特に制限されるものではない。カメラ22は、例えば、商品棚13の区切り毎に設置され、区切りに置かれる商品と対応付けられる。図1では、1つの商品棚13にのみカメラ22を示しているが、他の商品棚13にも同様にしてカメラ22が設置されているものとする。
こうして、複数のカメラ21,22により客が商品を見ている状況の画像を撮影することで、画像をもとに客が商品を商品棚13から取り出したこと、また客が持っている商品を検出することができる。さらに画像中における客の位置(顔、頭、目、瞳)と商品の位置関係、画像を撮影したカメラ21,22の設置位置をもとにして、商品と客の位置関係を特定し、客の視線方向から商品の外装(パッケージ)の何れの情報を客が視認しているかを特定することができる。
なお、本実施形態では、カメラ21,22により撮影された画像をもとにして、客が商品を商品棚13から取り出したこと、客が持っている商品を検出するとしているが、各種のセンサを設けて検出することもできる。例えば、商品棚13に赤外線センサ、重量センサなどを設けて、商品棚13から商品が取り出されたことを検出するようにしても良い。例えば、重量センサは、商品棚13に置かれた商品の重量変化を検出することができる。すなわち、重量センサによって重量が軽くなったことが検出された場合に、客が商品を商品棚13から取るという行動をしたこと判別し、また重量センサの設置位置に置かれた商品を客が持っていることを判別できる。
なお、前述した説明では、客の状況を判別するための情報を取得するために、カメラ21,22とセンサ(重量センサなど)とを設けた構成例について説明したが、その他の入力デバイスを用いて各種の情報を取得できるようにしても良い。
カメラコントローラ23は、有線通信又は無線通信を介してカメラ21,22を接続して動作を制御する。カメラコントローラ23は、各カメラ21,22で撮影された画像信号を受信する。
顧客認識装置31は、来店した客を認識するための装置であり、例えば店舗10の入り口近くに設置される。顧客認識装置31は、例えば、顔認証技術を利用し、来店した客の顔画像を撮影して、予め登録された客の顔画像の特徴データと照合することで客を特定する。あるいは、顧客認識装置31は、会員カードやスマートフォンなどの携帯機器に記憶された、客固有の識別データ(顧客ID)を読み取る装置とすることもできる。顧客認識装置31は、認識された顧客のデータをサーバ40に送信する。
サーバ40は、カメラコントローラ23を通じて入力される画像データをもとに、客の視線を認識する視線認識部と、客が手に持つなどしている客による視認対象とする商品を特定する商品認識部と、客が商品を視認している時の商品の姿勢を認識する商品姿勢認識部と、特定された商品の外装に付された複数の見かけ上の情報を含むパッケージ情報を後述するパッケージ情報データベース43Bから検索する商品情報検索部と、客の視線、商品の姿勢、及びパッケージ情報をもとに、客が視認している商品の外装に付された情報を判別する視認情報判別部と、客が視認していると判別された情報を含む商品視認情報を後述する商品視認情報データベース43Aに記録させる記録部としての機能を有する。サーバ40は、これらの機能を実現するために、後述する購買行動データ収集プログラムを実装している。
なお、図1では、カメラコントローラ23及びサーバ40がいずれもバックヤード12に設けられているものとして図示されているが、必ずしもバックヤード12に設けられていなくてもよい。例えばカメラコントローラ23は、各カメラ21,22との間で信号を送受信できるのであれば、売場11に設けられていてもよい。サーバ40は、インターネット等のネットワークを介してコンピュータ資源を提供するクラウドコンピューティングの環境下に置かれていてもよい。
図2は、本実施形態におけるサーバ40の要部回路構成を示すブロック図である。サーバ40は、プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶デバイス43、通信装置44、第1のI/O(Input / Output)インターフェース46、第2のI/Oインターフェース47及びシステム伝送路48を備える。システム伝送路48は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。サーバ40は、システム伝送路48に、プロセッサ41、メインメモリ42、補助記憶デバイス43、通信装置44、及び第1,第2のI/Oインターフェース46、47を接続する。サーバ40では、プロセッサ41、メインメモリ42及び補助記憶デバイス43と、これらを接続するシステム伝送路48とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ41は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ41は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、サーバ40としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ41は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ42は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ42は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ42は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。アプリケーションプログラムは、後述する購買行動データ収集プログラムを含む。メインメモリ42は、プロセッサ41が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ42は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ41によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス43は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス43となり得る。補助記憶デバイス43は、プロセッサ41が各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはプロセッサ41での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス43は、後述する購買行動データ収集プログラムを含むアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
通信装置44は、プロセッサ41からの指令により、外部のネットワーク(インターネットを含む)を通じて外部の機器と通信し、各種の情報を受信する。通信装置44は、例えば環境情報とする天気、温度、湿度などの情報をWebサイトから取得する、あるいは測定機器から入力する場合に用いられる。
第1のI/Oインターフェース46は、カメラコントローラ23との間でデータ信号の送信および受信を行う。第2のI/Oインターフェース47は、顧客認識装置31との間でデータ信号の送信および受信を行う。
サーバ40は、メインメモリ42又は補助記憶デバイス43において、商品視認情報データベース43A、パッケージ情報データベース43B、購買データベース43C、カメラ設置データベース43Dが記憶される。
商品視認情報データベース43Aは、客が視認していると判別された、外装(パッケージ)に付された情報及び同情報に関係する各種情報(図6参照)を含む商品視認情報が記録される。パッケージ情報データベース43Bは、店舗10において販売される商品のパッケージ情報が記録される。パッケージ情報は、例えば商品の外装に付された複数の情報などを含む。商品の外装に付された情報には、例えば商品名、商品画像、原材料表示、アレルギー物質、注意書き、商品説明、栄養成分、保管方法、賞味(消費)期限などがある。パッケージ情報には、各情報がパッケージに掲載されている面(外装面)を示す面情報、面上の情報が記載された領域範囲を示す領域情報などを含む。例えば、商品が箱形である場合には、6面のそれぞれについて、何れの領域範囲に何れの情報が掲載されているかを示す情報がパッケージ情報に設定されている。
また、パッケージ情報には、パッケージ(商品の外装)の形状(箱型、袋型、トレー型など)を示す形状情報、あるいはパッケージの外見上の特徴を示す特徴データが含まれている。形状情報あるいは特徴データをもとにして、カメラ21,22によって撮影された商品の画像をもとに、商品の姿勢を検出することができる。
特徴データは、撮影された商品の画像との照合に用いられるデータであり、商品の外装に付された情報(印刷物や文字など)や形状(箱形、袋型など)をもとに作成される。特徴データは、1つの商品について様々な姿勢に応じたデータが用意されている。例えば、何れかの姿勢に対応する特徴データと、撮影された商品の画像との照合率(類似度)が高い場合に、該当する特徴データに対応する姿勢が現在の商品の姿勢状態であると判別することができる。
購買データベース43Cは、客により購入された(決済処理が完了した)商品の決済情報が客毎に記録される。カメラ設置データベース43Dは、店舗10に設置された複数のカメラ21,22と、カメラ21,22の設置位置に対応する場所に並べられた商品との対応関係を示すデータが記憶される。
図3は、本実施形態におけるカメラ設置データベース43Dに記録されたデータの一例を示す図である。図3に示すように、カメラ設置データベース43Dは、複数のカメラ21(天井カメラ)の識別情報(天井カメラID)、カメラ21の撮影範囲に設置されたカメラ22(棚前カメラ)の識別情報(棚前カメラID)、カメラ22(棚前カメラ)が設置された位置近くの商品棚13の置かれた商品の識別情報(商品コード)が、それぞれ関連付けて記録される。
天井カメラID及び棚前カメラIDは、売場11に配置された各カメラ21,22に対して個々に割り当てられた一意のコードである。各カメラ21,22で撮影され、カメラコントローラ23へと送信される画像データには、当該カメラ21,22に設定されたカメラIDが付与される。従って、例えばカメラ21,22によって撮影された画像に含まれる商品は、棚前カメラIDと対応づけられた商品コードが示す商品の何れかであることが特定できる。
図3に示すカメラ設置データベース43Dでは、1つのカメラ21(天井カメラ)に対して、複数のカメラ22(棚前カメラ)が関連づけられていることを示している。すなわち、1台の天井カメラによる撮影範囲に複数の商品棚13が含まれていることを示している。
なお、1台のカメラ22(棚前カメラ)に対して複数のカメラ21(天井カメラ)が関連づけられていても良いし、カメラ21(天井カメラ)とカメラ22(棚前カメラ)とが1対1で関連づけられていても良い。店舗10に設置されるカメラ21,22の設置台数とし設置位置に応じて、カメラ設置データベース43Dに各データが記録される。
図4は、本実施形態におけるカメラ21とカメラ22による撮影範囲の一例を説明するための図である。
図4に示すように、カメラ21(天井カメラ)は、購買行動をしている客の画像を上方から撮影する。従って、カメラ21により撮影される画像をもとに、客の位置(特に頭あるいは顔の位置)、客による商品を取り出す動作(腕、手の動きなど)、客が手に取っている商品の位置などを検出することができる。
また、図4に示すように、カメラ22(棚前カメラ)は、例えば商品棚13の上部に取り付けられ、通路側に向けて撮影することで、商品棚13の前にいる商品を見ている客の画像を撮影する。カメラ22により撮影される画像をもとに、客の顔(顔位置、目、鼻、口などパーツの位置、向きなど)、眼球の位置及び瞳の位置(視線方向)、客が手に取っている商品の位置などを検出することができる。
図5は、本実施形態におけるカメラ22によって撮影される画像の一例を示す図である。
図5に示すように、カメラ22により撮影される画像から、客の顔に相当するエリアAR1、眼球の位置に相当するエリアAR2、商品に相当するエリアSなどを検出することができる。
図6は、本実施形態における商品視認情報データベース43Aに記録される商品視認情報のデータ構成の一例を示す図ある。
商品視認情報は、例えば、店舗10において買い物をする客毎に生成される。
商品視認情報には、客が買い物している間に手に取るなどして視認した商品に付された情報に関するデータが記録される。例えば、商品視認情報には、視認対象となった商品の商品コード、商品に付された視認の対象となった情報を示す視認対象情報、視認対象情報に対する視認時間と視認回数の情報が含まれる。
また、図6に示すように、商品視認情報には、客を識別する顧客ID、顧客IDに対応する客に関する各種の情報を含む顧客属性情報、客が購買行動をした時(客による商品の視認がされる時)の環境情報、視認対象となった商品が客により購入されたか否かを示す購買情報が含まれる。客に関する情報としては、例えば、年齢、性別、購買履歴などを含む。環境情報には、例えば天気、温度、湿度、日時などを含む。なお、その他の情報を含んでいても良い。
なお、商品視認情報は、顧客属性情報と購買情報を含めない場合には、客毎に生成する必要はなく、顧客IDを記録する必要もない。
次に、本実施形態のサーバ40による動作について説明する。
図7は、本実施形態におけるサーバ40のプロセッサ41が購買行動データ収集プログラムに従って実行する主要な処理の手順を示すフローチャートである。以下、図7を用いて、サーバ40が有する機能について具体的に説明する。図7では、例えば来店した1人の客に対する処理の手順を示しており、複数の客に対してそれぞれ並行して同様の処理を実行する。なお、以下に説明する内容は一例である。同様な機能を得ることが可能であればその手順及び内容は特に限定されるものではない。
顧客認識装置31は、来店した客を認識するための処理を実行し、認識された顧客のデータをサーバ40に送信する。プロセッサ41は、第2のI/Oインターフェース47を通じて、顧客認識装置31からのデータを受信し、客認識処理を実行する(Act1)。客認識処理では、例えば商品視認情報データベース43Aに来店した客用の顧客IDを記録し、来店した客に対応する商品視認情報の記録を開始する。
プロセッサ41は、第1のI/Oインターフェース46を介してカメラコントローラ23から各カメラ21,22で撮影されている画像の画像データを時分割で順次取り込む。プロセッサ41は、画像データを取り込む毎に、画像データを解析して、客が商品を商品棚13から取り出す動作をしているかを判定する。
プロセッサ41は、画像データをもとに、客が商品を商品棚13から取り出す動作をしていると判定された場合(Act2、Yes)、この動作が検出された画像を撮影したカメラ21,22をもとに撮影された商品を認識する(Act3)。すなわち、プロセッサ41は、客が商品を取り出す動作を撮影した画像に対応する天井カメラID及び棚前カメラIDをもとにカメラ設置データベース43Dを検索して、対応する商品コードを判別する。
カメラ設置データベース43Dにおいて、1つの棚前カメラIDに対して複数の商品コードが対応づけられている場合には、複数の商品コードを判別する。なお、商品棚13の各棚位置に赤外線センサ、重量センサなどのセンサを設け、商品棚13の何れの棚位置から商品が取り出されたか検出できるようにすることで、商品を特定して1つの商品コードを判別するようにしても良い。
次に、プロセッサ41は、カメラ設置データベース43Dをもとに判別された商品コードをもとにパッケージ情報データベース43Bを検索し、商品コードが示す商品のパッケージ情報を取得する(Act4)。
プロセッサ41は、カメラ21,22によって撮影された商品の画像をもとに、客に所持されている商品の姿勢を認識する(Act5)。例えば、プロセッサ41は、パッケージ情報に含まれる商品の特徴データと、撮影された画像中の商品の画像とを照合して、何れの姿勢に対応する特徴データとの照合率(類似度)が高いかを判別する。
なお、プロセッサ41は、複数の商品コードに対応するパッケージ情報を取得している場合には、各パッケージ情報の商品の特徴データとの照合を実行する。この結果、照合率(類似度)が高い特徴データに対応する商品を、客に所持されている商品として特定することができる。
プロセッサ41は、照合結果をもとにして判定される商品の姿勢と、画像を撮影したカメラ21,22の設置位置の位置関係に基づいて、商品の姿勢を認識する。商品の姿勢を認識することで、商品の何れの面が客の方を向いているか、すなわち客が視認している商品の外装面を特定することができる。
なお、プロセッサ41は、カメラ21とカメラ22のそれぞれにより撮影された画像に対して、同様にして姿勢を認識するための処理を実行しても良いし、何れか一方の画像を対象として処理を実行しても良い。
また、プロセッサ41は、特徴データを用いた認識ではなく、パッケージ(商品の外装)の形状を示す形状情報を用いて商品の姿勢を認識するようにしても良い。
次に、プロセッサ41は、カメラ21,22によって撮影された画像をもとに、客の視線を認識する(Act6)。例えば、プロセッサ41は、図5に示すように、カメラ22によって撮影された客の画像から、客の顔に相当するエリアAR1、眼球の位置に相当するエリアAR2を検出する。さらに、プロセッサ41は、エリアAR1の画像から、例えば客の目、鼻、口、眉などパーツの位置を検出し、画像を撮影したカメラ22の設置位置との位置関係から客の顔の向きを推定する。さらに、プロセッサ41は、エリアAR2の画像から、眼球の瞳の位置を検出して、顔の向き、カメラ22の設置位置をもとに視線方向を推定する。
プロセッサ41は、商品の姿勢、客の位置と視線方向、及びパッケージ情報をもとに、客が視認している外装の情報(視認対象情報)を判別する(Act7)。
図8は、パッケージ情報が示す、ある商品のある面(例えば箱形状のパッケージの裏面)に付された複数の情報にそれぞれ対応する領域範囲OJ1〜OJ7を示す図である。パッケージの裏面には、例えば商品名(OJ1)、原材料表示(OJ2)、アレルギー物質(OJ3)、注意書き(OJ4)、商品説明(OJ5)、栄養成分(OJ6)、保管方法(OJ7)などの情報が記載されている。パッケージ情報には、各情報に対応する領域範囲を示す領域情報が定義されている。
プロセッサ41は、客の視線方向が、領域情報が示す領域範囲OJ1〜OJ7の何れに含まれるかを特定し、領域範囲(視認対象情報)毎に視認している時間を計測し、その時間を累積して記録する(Act8)。すなわち、プロセッサ41は、視認対象情報を示す面情報及び領域情報と対応づけて視認時間を記録していく。なお、予め設定された時間(例えば1秒)以上、継続して視線が領域に含まれている場合に視認していると判定しても良いし、単純に視線が領域内に含まれている時間を累積するようにしても良い。
プロセッサ41は、商品に対する視認が終了すると判別されるまで、前述したように、商品の姿勢の認識、視線の認識、視認対象情報の判別、視認時間の記録を繰り返して実行する(Act9,No→Act5〜8)。
図9は、客による商品に対する視認の状況を示している。客は、商品を手にして情報を確認する場合には、視認対象とする面を顔側に向けて、その面に記載された関心のある情報に視線方向を向けて内容の確認を行う。複数の情報について関心があれば、対象とする情報に視線方向を変えて内容の確認を行う。また、客は、特定の面だけでなく、表面、裏面、側面など、視認対象とする面を代えるように商品の姿勢を代えて、それぞれ面に記載された情報の確認を行う。プロセッサ41は、こうした客による視認対象情報の変更に対応した処理を実行して、それぞれの視認対象情報についての視認時間を記録する。
なお、前述した説明では、視認対象情報に対する視認時間の記録について説明しているが、視認対象情報に対する視認回数を同様にして記録することができる。例えば、プロセッサ41は、何れかの視認対象情報に対した視認をした後、一定時間が経過した後に、再び、同じ商品視認情報が視認対象となった場合に視認回数をカウントする。すなわち、同じ情報を何度も見直す場合には、客が特に興味を持つ情報である可能性が高いため、視認時間と共に視認回数を記録しておく。
プロセッサ41は、客による商品に対する視認が終了したと判別された場合(Act9、No)、視認の対象としていた商品の対応する商品視認情報を商品視認情報データベース43Aに記録する。商品に対する視認の終了は、例えば客がカメラ22による撮影範囲から外れた、商品を商品棚13に戻した、商品に対する視認がない状態が一定時間以上続く、などの状況が検出された場合とする。
プロセッサ41は、図6に示すように、視認対象としていた対象商品の商品コードと対応づけて、視認対象となった商品視認情報、視認時間、視認回数を対応づけて記録する(Act10)。客が商品に付された複数の情報について注目していた場合には、それぞれの商品視認情報に対応する視認時間、視認回数を対応づけて記録する。
プロセッサ41は、客が他の商品棚13に移動するなどして、他の商品について同様に手にとって(Act2、Yes)、外装に記録された情報の確認をしていることが検出される場合には(Act3〜9)、前述と同様にして、対象商品の商品視認情報を商品視認情報データベース43Aに記録する(Act10)。
こうして、商品の外装に付された情報毎の視認時間と視認回数を商品視認情報に含めることで、客による情報毎の興味の度合いを推定できるデータを収集することができる。
客による店舗10での購買行動が終了し、会計場で会計(決済処理)がされると、この客が購入した商品についての決済情報が購買データベース43Cに記録される(Act11、Yes)。
プロセッサ41は、購買データベース43Cに記録された決済情報が示す客が購入された商品と、商品視認情報データベース43Aに記録された商品視認情報が示す客が興味を示した商品とを突合し、商品視認情報が記録された商品のうち何れの商品が実際に購入されているかを判別する。プロセッサ41は、突合することで判別された、例えば購入された商品に対応する商品コードが記録された商品視認情報に、購入されたことを示す購買情報を追加する(Act12)。
こうして、購買情報を商品視認情報に追加することで、客が外装に記録された情報を視認した商品と実際に購入された商品との関連を推定することができるデータを収集することができる。
また、プロセッサ41は、商品視認情報に記録された顧客IDに対応する客属性情報を、例えば会員データベースなどから取得して商品視認情報に追加する。さらに、プロセッサ41は、通信装置44を通じて外部の機器から取得される天気、温度、湿度などの情報、日時の情報などを含む環境情報を商品視認情報に追加する(Act13)。
こうして、客属性情報、環境情報を商品視認情報に追加することで、どのような環境下において、どのような客が、商品に関する何れの情報に注目するかを推定できるデータを収集することが可能となる。
なお、前述した説明では、客が商品を手に取った場合に、この商品を視認対象としているが、客が商品を手に取っていない商品を視認対象としても良い。例えば、商品棚13に置かれた商品の位置を、例えば商品棚13の各棚位置と商品の形状情報などをもとに特定することにより、前述したように客の視線方向を検出して、商品の何れの情報を視認しているかを判別することができる。
このようにして、本実施形態における購買行動データ収集システムでは、客が商品のどこをどれだけ見ているのかを認識し、客に関心があるパッケージ上の情報を特定して記録することで、客が商品に関する何の情報に関心を示しているかを示すデータを収集可能となる。これらのデータを収集することで、それぞれの商品が売れる、売れない理由をより具体的に推定可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、前述した実施の形態において記載した処理は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に提供することができる。また、通信媒体により伝送して各種装置に提供することも可能である。コンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラムを受信し、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
10…店舗、11…売場、12…バックヤード、13…商品棚、20…画像入力システム、21,22…カメラ、23…カメラコントローラ、31…顧客認識装置、40…サーバ、41…プロセッサ、42…メインメモリ、43…補助記憶デバイス、43A…商品視認情報データベース、43B…パッケージ情報データベース、43C…購買データベース、43D…カメラ設置データベース、44…通信装置、46,47…I/Oインターフェース。

Claims (6)

  1. 客の視線を認識する視線認識部と、
    客による視認対象とする商品を特定する商品認識部と、
    商品の姿勢を認識する商品姿勢認識部と、
    特定された商品の外装に付された複数の情報を含むパッケージ情報を検索する商品情報検索部と、
    客の視線、商品の姿勢、及びパッケージ情報をもとに、客が視認している商品の外装に付された情報を判別する視認情報判別部と
    客が視認していると判別された情報を含む商品視認情報を記録させる情報記録部と
    を有する購買行動データ収集システム。
  2. 前記視認情報判別部は、客が視認していると判別された情報毎に視認時間を判別し、
    前記情報記録部は、客が視認していると判別された情報と前記視認時間が関連づけられた前記商品視認情報を記録させる請求項1記載の購買行動データ収集システム。
  3. 前記客を識別する客識別手段をさらに有し、
    前記情報記録部は、前記客に関する客属性情報を含む前記商品視認情報を記録させる請求項1または請求項2記載の購買行動データ収集システム。
  4. 前記情報記録部は、客が購入した商品に関する購買情報を取得し、前記商品視認情報に含まれる前記情報に対応する商品に応じて、前記購買情報を含む前記商品視認情報を記録させる請求項1〜3の何れかに記載の購買行動データ収集システム。
  5. 客による商品の視認がされた状況における環境情報を取得する取得手段をさらに有し、
    前記情報記録部は、前記環境情報を含む前記商品視認情報を記録させる請求項1〜4の何れかに記載の購買行動データ収集システム。
  6. コンピュータを、
    客の視線を認識する視線認識部と、
    客による視認対象とする商品を特定する商品認識部と、
    商品の姿勢を認識する商品姿勢認識部と、
    特定された商品の外装に付された複数の情報を含むパッケージ情報を検索する商品情報検索部と、
    客の視線、商品の姿勢、及びパッケージ情報をもとに、客が視認している商品の外装に付された情報を判別する視認情報判別部と
    客が視認していると判別された情報を含む商品視認情報を記録させる情報記録部として機能させるための購買行動データ収集プログラム。
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