JP2021047588A - 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、その制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021047588A
JP2021047588A JP2019169244A JP2019169244A JP2021047588A JP 2021047588 A JP2021047588 A JP 2021047588A JP 2019169244 A JP2019169244 A JP 2019169244A JP 2019169244 A JP2019169244 A JP 2019169244A JP 2021047588 A JP2021047588 A JP 2021047588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
printing
information processing
information
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019169244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021047588A5 (ja
JP7362384B2 (ja
Inventor
賢太 松井
Kenta Matsui
賢太 松井
康頼 金井
Yasuyori Kanai
康頼 金井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019169244A priority Critical patent/JP7362384B2/ja
Priority to EP20151626.7A priority patent/EP3686730B1/en
Priority to CN202010065501.3A priority patent/CN111479027A/zh
Priority to US16/749,131 priority patent/US11087190B2/en
Publication of JP2021047588A publication Critical patent/JP2021047588A/ja
Priority to US17/366,384 priority patent/US20210334613A1/en
Publication of JP2021047588A5 publication Critical patent/JP2021047588A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7362384B2 publication Critical patent/JP7362384B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、印刷装置が任意の用紙で印刷を行うことができる場合に、情報処理装置で当該機能の使用が設定できるようにすることができる。【解決手段】 本情報処理装置は、情報処理装置であって、通信可能な印刷装置の能力情報を取得する取得手段と、前記能力情報に含まれる用紙の種類をユーザが指定せずとも印刷を行うことができることを示す情報に基づき、ユーザによる使用する用紙の指定なしに印刷をする指示を受け付ける画面を表示する表示手段と、前記画面を介して設定された前記指示を含む印刷ジョブを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された前記印刷ジョブを前記印刷装置へ送信する送信手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、情報処理装置、その制御方法、及びプログラムに関する。
従来から、ネットワークを介して情報処理装置から印刷データを受信し、当該受信した印刷データに基づき用紙に画像を形成する印刷装置が知られている。また、情報処理装置では、個々の印刷装置を使用するために設計されたプリンタドライバ(又はプリントアプリケーション)を使用して印刷装置に送信する印刷データを生成することも従来から知られている。
また、近年、個々の印刷装置を使用するために設計されたプリンタドライバ(又はプリントアプリケーション)を介さずに印刷データを生成することが知られている。特許文献1には、印刷装置に印刷を実行させるためのネットワークプロトコル(IPP:Internet Printing Protocol)に基づいて印刷を行うプリントクライアントが提案されている。当該プリントクライアントはIPPの通信手順に従って印刷装置と情報処理装置とが通信を行うことで印刷処理を実現している。
特開2017−113904号公報
しかしながら、上記従来技術には以下に記載する課題がある。上記従来技術において、情報処理装置がIPPなどの汎用プリントサービスによって印刷データを生成する場合、情報処理装置は印刷装置の能力情報に基づいて印刷設定画面を生成する。例えば、普通紙、薄紙及び厚紙のような用紙種類を選択して印刷可能な印刷装置の場合は、情報処理装置は印刷装置の能力情報に応じて、用紙種類の選択を行うための設定画面を表示させ、ユーザによる選択を可能にする。
一方、印刷するユースケースには、用紙種類を指定して印刷するケースだけでなく、用紙種類を指定せずに、印刷装置に予め補給された用紙で印刷させたいユースケースもある。
印刷装置には用紙種類に関わらず、給紙部に補給された用紙で印刷を行う機能を有する装置がある。しかしながら、従来の印刷装置は対応することのできる用紙種類のみを情報処理装置に通知していた。そのため、情報処理装置では、印刷装置が、用紙種類にかかわらず給紙部に補給された用紙で印刷を行う機能を有するか否かがわからず、当該機能を使用する設定をユーザにさせることができなかった。
本発明は、上述の問題の少なくとも一つに鑑みて成されたものであり、印刷装置が任意の用紙で印刷を行うことができる場合に、情報処理装置で当該機能の使用が設定できるようにすることを目的とする。
本発明は、情報処理装置であって、通信可能な印刷装置の能力情報を取得する取得手段と、前記能力情報に含まれる用紙の種類をユーザが指定せずとも印刷を行うことができることを示す情報に基づき、ユーザによる使用する用紙の指定なしに印刷をする指示を受け付ける画面を表示する表示手段と、前記画面を介して設定された前記指示を含む印刷ジョブを生成する生成手段と、前記生成手段によって生成された前記印刷ジョブを前記印刷装置へ送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置が任意の用紙で印刷を行うことができる場合に、情報処理装置で当該機能の使用が設定できるようにすることができる。
一実施形態に係る印刷システムの構成図。 一実施形態に係る印刷装置のハードウェア・ブロック図。 一実施形態に係る印刷装置のソフトウェア・ブロック図。 一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア・ブロック図。 一実施形態に係る情報処理装置のソフトェア・ブロック図。 一実施形態に係る印刷装置検索から印刷までのシーケンス図。 一実施形態に係る能力情報の通知の例を示す図。 一実施形態に係る印刷ジョブの例を示す図。 一実施形態に係る印刷画面の例を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置のフローチャート。 一実施形態に係る情報処理装置のフローチャート。 一実施形態に係る印刷装置のフローチャート。 一実施形態に係る用紙種類の表示項目とIPPの対応表。 一実施形態に係る印刷装置のデフォルト用紙タイプの設定画面を示す図。 一実施形態に係る情報処理装置のフローチャート。 一実施形態に係る印刷画面の例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
本実施形態の印刷装置は、例えば、印刷装置(プリンタ)、複写機、複合機(MFP)、及びファクシミリ装置等の、電子写真方式でシートに画像を形成する画像形成装置、或いは、画像処理装置や、情報処理装置として適用可能である。なお、複合機とは、例えば、プリント(印刷)機能、スキャン機能、複写機能及びファクシミリ機能を含む複数種類の機能のうち、少なくとも2つ以上の複数の機能を有する装置である。ここでは、印刷装置が、複合機(MFP)である場合について説明する。また、本実施形態に係る情報処理装置は、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット、スマートフォン等、上記印刷装置と直接的に又は間接的に通信を行うことができる装置に適用することができる。
<第1の実施形態>
<システム構成>
以下では、本発明の第1の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る印刷システムの構成例を説明する。
LAN(Local Area ネットワーク)100上には、印刷装置101、AP(アクセスポイント)102が互いに通信可能に接続されている。また情報処理装置の一例として、タブレットやノートパソコンなどのモバイル端末(情報処理装置)103、104がAP102と互いに通信可能に接続される。なお、以下の説明では、タブレット103とノートPC104などを総称して情報処理装置と称する。この情報処理装置は、AP102を介してLAN100上の印刷装置101と互いに通信できる。なお、本実施形態では、印刷システムの一例として上記の構成例で説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも1つ以上の情報処理装置と印刷装置とがネットワークを介して通信可能に接続されていればよい。またネットワークは無線であっても有線であってもよい。
<印刷装置のハードウェア構成>
図2を参照して、印刷装置101のハードウェア構成について説明する。この印刷装置101は用紙(記録媒体)に画像を印刷する印刷機能を有し、ネットワークを介して受信した印刷データに基づく印刷処理を実行する。
印刷装置101は、制御部210、操作部216、印刷部218、及び用紙処理部220を備える。制御部210は、CPU211、ROM212、RAM213、ストレージ214、操作部I/F(インタフェース)215、画像処理部222、印刷部I/F217、用紙処理部I/F219、及び通信部I/F221を備える。
CPU(Central Processing Unit)211を含む制御部210は、印刷装置101全体の動作を統括的に制御する。CPU211は、ROM(Read Only Memory)212又はストレージ214に記憶されたプログラムをRAM213に展開し、それを実行して印刷制御を行う。ROM212は、CPU211で実行可能な制御プログラムやブートプログラム等を格納する。RAM(Random Access Memory)213は、CPU211の主記憶メモリであり、ワークエリア又は各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ214は、印刷データ、画像データ、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。本実施形態ではストレージ214としてHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置を想定しているが、SSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリを用いてもよい。
なお、本実施形態の印刷装置101では、1つのCPU211が1つのメモリ(RAM213)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて、後述するフローチャートに示す各処理を実行してもよい。またASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field−Programmable Gate Array)等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F215は、操作部216と制御部210とを接続するインタフェースである。操作部216は、タッチパネル機能を有する表示部や各種ハードウェアキーなどを備え、情報を表示する表示部や、ユーザの指示を受け付ける受付部として機能する。印刷部I/F217は、印刷部(プリンタエンジン)218と制御部210とを接続する。情報処理装置から受信した印刷ジョブを解析して生成された画像データは、印刷部I/F217を介して制御部210から印刷部218に転送される。印刷部218は制御部210を介して制御コマンド及び印刷すべき印刷ジョブを受信し、その印刷ジョブに基づいて給紙カセットから給紙された用紙に画像を印刷する。本実施形態に係る印刷部218は、給紙カセットから給紙可能な用紙種類として少なくとも1つ以上をサポートする。印刷部218が給紙可能な用紙種類の能力情報は、予め(例えば、印刷装置101の起動時など)印刷部I/F217を介して制御部210に通知され、ストレージ214又はRAM213に格納される。
なお、印刷部218の印刷方式は、電子写真方式であってもよいし、インクジェット方式であってもよい。また熱転写方式などその他の印刷方式を適用することもできる。また制御部210は、通信部I/F221を介してLAN100に接続される。通信部I/F221は、LAN100上の情報処理装置に画像データや情報を送信し、LAN100上の情報処理装置から印刷ジョブや情報を受信する。
画像処理部222は、LAN100を介して受信した印刷ジョブを展開して印刷に用いる画像データを生成するRIP(Raster Image Processor)機能を備えている。また、画像処理部222は、印刷ジョブを展開して得られた画像データの解像度変換や補正処理を行うこともできる。なお、本実施形態では、画像処理部222がハードウェア回路(ASIC又はFPGAなど)で実現されることを想定しているが、これに限定されるものではない。例えば、印刷装置101が画像処理用途向けのプロセッサを更に備え、そのプロセッサが画像処理プログラムを実行することにより、画像処理や、印刷データへの展開処理を実現してもよい。この場合、このプロセッサとCPU211とが協働して後述するフローチャートを実現するものとする。更には、画像処理を行うためのプログラムをCPU211が実行し、画像処理や印刷データの展開処理を行うように構成することもできる。また、これらのいずれかの組み合わせにより画像処理を行うようにしてもよい。
用紙処理部I/F219は、制御部210と用紙処理部220とを接続する。用紙処理部220は、制御部210から制御コマンドを受信し、その制御コマンドに従って印刷部218により印刷された用紙に後処理を施す。例えば、複数の用紙を揃える、用紙にパンチ穴を開ける、複数の用紙を綴じる、等の後処理を実行する。
<印刷装置のソフトウェア構成>
次に、図3を参照して、本実施形態に係る印刷装置101のソフトウェア構成を説明する。なお、この図3に示す各機能ブロックは、本実施形態では、CPU211がRAM213に展開したプログラムを実行することにより実現されるものとする。
IPPプリントサービス制御部301は、印刷制御部311を経由してエンジン制御部305から印刷装置の能力情報を取得する。本実施形態では、印刷装置101の給紙カセットから給紙が可能な用紙種類の能力情報を、エンジン制御部305から取得する。従って、エンジン制御部305は、製品出荷時において当該能力情報を予め保持しておくことが望ましい。なお、オプション装置の接続やソフトウェアアップデート等に合わせて、事後的に能力情報を更新するようにしてもよい。能力情報の詳細については後述する。
次に、印刷ジョブを外部装置から受信した際の処理について説明する。IPPプリントサービス制御部301は、ネットワークを介して情報処理装置(タブレット103やノートPC104)からIPP規格に基づく印刷ジョブを受信すると、その印刷ジョブを印刷ジョブ生成部302に渡す。
印刷ジョブ生成部302は、情報処理装置から受信した印刷ジョブをIPPプリントサービス制御部301経由で受信し、データ受信制御部303に書き込むとともに、ジョブ制御部306に新規ジョブとして登録して印刷処理の開始を要求する。続いて、印刷ジョブ生成部302は、その印刷ジョブに適用する印刷設定情報をジョブ属性保存部307に渡す。
データ受信制御部303は、印刷ジョブ生成部302が受信した印刷ジョブのバッファ領域であり、印刷ジョブ毎にストレージ214に一時保存する。ジョブ制御部306が、PDL解析部304に印刷ジョブのPDL解析処理を指示すると、PDL解析部304が、その印刷ジョブをデータ受信制御部303に要求する。これによりデータ受信制御部303は、その印刷ジョブのデータをPDL解析部304に渡す。PDL解析部304はPDL言語仕様に従って中間描画データとページ属性を生成し、ページ保存部309とページ属性保存部310に処理結果を保存する。PDL解析部304が作成したページデータは、ページ毎にページ保存部309とページ属性保存部310に保存される。
ジョブ属性保存部307に保存される属性には、IPPのジョブ属性として設定される「用紙種類」、「部数」、「Nup(集約印刷)」、「印刷面(片面/両面)設定」、「カラー/モノクロモード」、及び「フィニッシング設定」などが含まれる。これらは、いずれもジョブ属性保存部307でジョブIDと紐付けて管理される。
ページ制御部308は、PDL解析部304のページ解析処理、RIP制御部312のRIP処理、及び印刷制御部311の印刷制御処理を制御する。印刷制御部311は、ページ保存部309からRIP済みの画像データを取得し、CMYKに色分解してエンジン制御部305に転送する。エンジン制御部305は、印刷制御部311からページ単位でCMYK別の画像データを受け取り、印刷部218を制御して各ページの印刷処理を実行する。
<情報処理装置のハードウェア構成>
次に、図4を参照して、本実施形態に係る情報処理装置(タブレット103やノートPC104)のハードウェア構成を説明する。本実施形態に係る情報処理装置は、制御部400、マウス・キーボード409、及びタッチパネル408を備える。制御部400は、CPU401、ROM402、RAM403、ストレージ404、Bluetooth(登録商標)405、ネットワークI/F406、及び操作部I/F407を備える。
CPU(Central Processing Unit)401を含む制御部400は、情報処理装置全体の動作を統括的に制御する。CPU401は、ROM(Read Only Memory)402又はストレージ404に記憶されたプログラムをRAM403に展開し、それを実行して演算処理を行う。ROM402は、CPU401で実行可能な制御プログラムやブートプログラム等を格納する。RAM(Random Access Memory)403は、CPU401の主記憶メモリであり、ワークエリア又は各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ404は、アプリケーションデータ、印刷データ、各種プログラム、及び各種設定情報を記憶する。本実施形態ではストレージ404としてSSD(Solid State Drive)を想定しているがHDDなどを用いてもよい。
Bluetooth405はマウス・キーボード409を接続して利用するためにあり、ネットワークI/F406は無線LAN等に接続するものである。操作部I/F407を介して接続されたタッチパネル408は液晶画面への描画とユーザのタッチ入力の検知を行う。なお、本実施形態の情報処理装置103、104では、1つのCPU401が1つのメモリ(RAM403)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて、後述するフローチャートに示す各処理を実行してもよい。操作部I/F407は、タッチパネル408と制御部400とを接続する。タッチパネル408には、タッチ機能を有する表示部が備えられ、情報を表示する表示部や、ユーザの指示を受け付ける受付部として機能する。また制御部400は、ネットワークI/F406を介してAP102に接続する。
<情報処理装置のソフトウェア構成>
次に、図5を参照して、本実施形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成を説明する。なお、この図5に示す各機能ブロックは、CPU401がRAM403に展開したプログラムを実行することにより実現されるものとする。
印刷アプリケーション501は、情報処理装置上で動作するアプリケーションであり、ワープロや表計算などの一般的なアプリケーション機能をユーザに提供する。また、各アプリケーションは情報処理装置上のオペレーティングシステムが提供するOS描画エンジン514を通じて、ユーザ操作用のGUIを描画するだけでなく、印刷用のデータ生成を行う。
ユーザがアプリケーション上で印刷機能を呼び出すと、アプリケーションは印刷画面制御部511を呼び出す。印刷アプリケーション501はOS描画エンジン514を通じて印刷用のページデータを生成し、OS描画エンジン514が生成した各ページデータは、印刷開始前はプレビュー表示部513に、印刷開始後はページ生成部507に渡される。印刷画面制御部511は印刷設定管理部512とプレビュー表示部513から構成される。印刷設定管理部512はプリンタ情報管理部515から各印刷装置の能力情報を取得し、各印刷装置の能力に合わせた印刷設定用のUI画面を生成する。ここで取得する能力情報には印刷装置101が給紙可能な用紙種類に関する能力情報も含まれる。印刷装置101が印刷設定に用紙種類をサポートする場合は、用紙種類設定用のUI画面を表示する(8200、8300、8400)。
OS印刷フレームワーク502はIPPクライアント制御部503と、プリントスプーラ509とから構成される。IPPクライアント制御部503は印刷画面制御部511からの指示に従って印刷ジョブの印刷データを生成する印刷ジョブ生成部504と、印刷装置101から取得した印刷装置101の能力情報を保持するプリンタ情報管理部515とから構成される。プリントスプーラ509はIPPクライアント制御部503が生成した印刷ジョブを順番にデータ通信制御部510を経由して印刷装置101へ転送する。プリンタ情報管理部515はデータ通信制御部を通して、印刷装置101からプリンタの能力情報を取得する。また取得した情報は印刷画面制御部511や基準方式変換部505に提供される。
ジョブ属性生成部506とページ生成部507とは、印刷画面制御部511から印刷データの生成指示を受けて処理を開始する。ジョブ属性生成部506は印刷設定管理部512の指示に従い、IPPジョブのジョブ設定情報を生成する。ページ生成部507はOS描画エンジン514が生成したページデータをページ順に取得し、PDL生成部508と連携して印刷装置101が処理可能なPDL言語に変換して送信する。印刷装置101が理解可能なPDLフォーマットはプリンタ情報管理部515から取得する。
<印刷シーケンス>
次に、図6を参照して、本実施形態における、情報処理装置と印刷装置101の検索・登録から印刷完了までの印刷シーケンスを説明する。なお、以下で説明する情報処理装置の処理については、上述したように、タブレット103及びノートPC104の何れによるものであってもよく、他の情報処理装置によって行われるものであってもよい。
S601で、情報処理装置は、印刷装置101の検索と印刷装置の能力(能力情報)の問い合わせを行う。続いて、S602で、印刷装置101は、給紙可能な用紙種類を確認し、S603で用紙種類に関する情報を含む能力情報を通知する。なお、本実施形態では、所定の印刷項目として「用紙種類」の制御について主に説明する。しかし、本発明を限定する意図はなく、他の印刷項目に以下で説明する制御を適用してもよい。
次に、S604で、情報処理装置は、通知された印刷装置101の能力情報を受け取り、プリンタ情報管理部515に保存する。続いて、S605で、情報処理装置上でユーザがアプリケーションから印刷機能を呼び出すと、情報処理装置は、選択された印刷装置101の印刷画面を表示する。なお、複数の印刷装置に関する情報を取得した場合には、複数の印刷装置の中から選択するようにしてもよい。ここで、印刷装置101が用紙種類をサポートする場合は、情報処理装置は、用紙種類を選択する画面を表示する。S606で、情報処理装置は、ユーザからの印刷設定を受け付け、印刷ボタンが選択されると、S607に進み、IPPクライアント制御部503が印刷データと印刷ジョブ属性を生成し、印刷装置101へ印刷データを送信する。S608で、印刷装置101は、印刷データを解析し、S609で印刷処理を実行する。
<能力要求及び印刷ジョブ>
次に、図7A及び図7Bを参照して、本実施形態に係る情報処理装置による印刷装置101への能力要求と印刷ジョブについて説明する。700は、上記S601において、情報処理装置から印刷装置101に出される能力要求の一例を示す。それに対してS603で印刷装置101から情報処理装置への能力情報の一例を710に示す。また、720は、印刷装置101からの能力通知を踏まえて情報処理装置が生成したS607の印刷ジョブのジョブチケットの例を示す。本実施形態ではIPPプロトコルによるメッセージを例として記載するが、別のプロトコルであってもよい。
印刷装置101の能力情報710には、IPPの用紙種類サポート情報の一例である“media−type−supported”の情報が含まれている。711〜714にはサポートする用紙種類をCaseごとに記載している。Case1(711)は印刷装置101のサポート用紙種類が“auto(自動設定)”、“stationery”、“stationery−lightweight”、及び“stationery−heavyweight”の場合の例である。Case2(712)は、印刷装置101のサポート用紙種類が“stationery”、“stationery−lightweight”、及び“stationery−heavyweight”の場合の例である。Case3(713)は、印刷装置101のサポート用紙種類が“stationery”のみの場合の例である。Case4(714)は、印刷装置101が用紙種類をサポートしないの場合の例であり、“media−type−supported”自体が含まれない。715は印刷装置101の給紙カセットに補給された用紙情報である。給紙カセット“tray−1”の補給された用紙は、用紙サイズが210mmx297mmで、用紙種類が“stationery−lightweight”(薄紙)であることが分かる。印刷装置に給紙カセットが複数ある場合には、トレイごと(給紙カセットごと)の情報が含まれる。本実施例において用紙種類が“Auto”とは、情報処理装置103、104による用紙種類の指定を行わず、印刷装置101が印刷に使用する用紙の用紙種類を決める設定を示す。
ジョブチケット720の721〜723では印刷装置101からの能力通知を踏まえて情報処理装置が生成する印刷ジョブのジョブチケットをCase毎に記載している。CaseA(721)に示すのは、ジョブチケットに用紙種類の指定として“stationery”を指定した場合の例である。CaseB(722)に示すのは、ジョブチケットに用紙種類の指定として“auto”を指定した場合の例である。723のCaseCに示すのは、印刷ジョブのジョブチケットに用紙種類の指定を含めない場合の例である。これら能力情報の利用方法、及び印刷装置101の動作については後述する。
<画面例>
次に、図8を参照して、本実施形態における、情報処理装置103(タブレット)の印刷設定画面の一例を説明する。ノートPC104など他の情報処理装置においては、以下で説明する画面例に限定する意図はなく、そのディスプレイの表示領域に応じて、以下で説明する画面例を好適に変更して適用することができる。
印刷アプリケーション501が印刷機能を呼び出すと、OSによって印刷設定画面8000が表示される。印刷設定画面8000には、例えば、図8に示すように、印刷装置の選択項目、コピー部数の選択項目、オプション設定の選択項目及びプレビュー画面を含んで構成される。ユーザは印刷装置の選択項目における8001に示す部分を選択して、画面8100に遷移させて、印刷に用いる印刷装置を選択することができる。画面8100を表示すると情報処理装置はネットワークに対して印刷装置の検索を行い、応答した印刷装置のみが8100にリスト表示される。ここでユーザが選択した印刷装置101(“Printer(1)”)が印刷装置の選択項目欄に表示される。このとき、情報処理装置はユーザが選択した印刷装置101の能力情報を印刷装置101に問い合わせ、印刷装置101が応答した能力情報に合わせて印刷オプション8002の設定画面8200を生成する。なお、本発明はこれに限定されず、例えば、印刷設定画面8000を表示する際に、通信可能な1以上の印刷装置から能力情報を受信するようにしてもよい。これにより、前もって各選択項目の設定画面を生成しておくことができ、ユーザフレンドリな操作体系を実現することができる。
印刷オプション8002がユーザによって選択されると、情報処理装置は設定画面8200を表示する。当該設定画面8200では印刷装置101の能力情報に応じた印刷設定項目と現在の設定値が表示される。8301はカラーモードの設定項目で設定値はカラーに設定されており、8302は用紙種類の設定項目であり、“自動”に設定されている。8200に表示された設定値は変更可能であり、用紙種類8302の設定値を変更するためには、設定変更ボタン8303のボタンを選択することで、用紙種類の選択画面8300が表示される。なお、ここで表示される選択画面の内容は、情報処理装置が印刷装置101から受信した能力情報に応じて変化する。
選択画面8300は能力情報710にふくまれる“media−type−supported”が図7Aの711に示される場合に情報処理装置103または104のタッチパネル408に表示される画面である。711では、“auto”、”stationery”、”stationery−lightweight”、“stationery−heavyweight”がサポートされている。そのため、選択画面8300には、それぞれの属性情報に対応する“自動”、“普通紙”、“薄紙”、“厚紙”が表示されている。選択画面8300において、ユーザは表示された用紙種類のいずれかオブジェクトを選択することで、用紙種類の設定を変更することができる。選択画面8300は、用紙種類を一つ選択するものであり、複数の用紙種類を選択することはできない。もう一つの用紙種類の選択画面8400は、能力情報710に含まれる“media−type−supported”が図7Aに示す713である場合に情報処理装置103または104のタッチパネル408に表示される画面である。713では“stationery”のみがサポートされているため、選択画面8400には普通紙のみが表示されている。図12に印刷装置101の能力情報710で通知された用紙種類サポート情報と、それに応じて用紙種類の選択画面8300、8400に表示する用紙種類名のマッピングを示す。1201は能力情報710で通知される用紙種類の能力情報“media−type−supported”にリストされる値で、1202は通知された能力情報に応じて、用紙種類の選択画面8300に表示する用紙種類名称である。具体的には、情報処理装置は“auto”が能力情報として通知された場合は用紙種類の選択画面8300に“自動”を表示し、“stationery”が通知された場合は選択画面8300に“普通紙”を表示する。また、“stationery−lightweight”が通知された場合は選択画面8300に“薄紙”を表示し、“stationery−heavyweight”が通知された場合は選択画面8300に“厚紙”を表示する。
<情報処理装置の処理手順>
次に、図9のフローチャートを参照して、本実施形態における情報処理装置の処理手順を説明する。本フローチャートは情報処理装置が印刷設定画面8000を表示し、印刷ジョブを送信するまでの処理を示す。なお、本フローチャートに記載した印刷設定項目の変更は用紙種類に限定して説明しているが、実際はそれ以外の印刷設定項目があってもよい。以下で説明する処理は、例えば、情報処理装置のCPU401がROM402やストレージ404に記憶されている制御プログラムをRAM403に読み出して実行することにより実現される。
S901で、情報処理装置のCPU401は、印刷装置を選択する上記8001の部分が選択されたか否かを判断する。選択された場合はS902に進み、そうでない場合はS907に進む。S902で、CPU401は、印刷装置を選択する画面8100を介してユーザに選択された印刷装置101に対して、印刷装置101の能力を問い合わせする。能力の問い合わせは、図7の700に示したIPPの“Get−Printer−Attributes”のRequestコマンドによって行われる。その後、情報処理装置は印刷装置101から、S902の問い合わせの応答として能力情報を受信する。具体的には図7の710に示したIPPの“Get−Printer−Attributes”のResponseコマンドとなる。その後、S903に進む。
S903で、CPU401は、受信した印刷装置101の能力情報を解析する。続いて、S904で、CPU401は、解析した能力情報から、印刷装置101が用紙種類をサポートしているかどうかを判断する。ここで、用紙種類のサポート有無の判断は、印刷装置101の能力情報に“media−type−supported”が含まれているかどうかで判断する。図7に示したCase1(711)からCase3(713)を受信した場合は“media−type−supported”が含まれているため、対象の印刷装置101が用紙種類をサポートしていると判断できる。一方、Case4(714)を受信した場合は“media−type−supported”が含まれないため、対象の印刷装置101は用紙種類をサポートしていないと判断できる。S904にて、印刷装置101が用紙種類をサポートしていると判断した場合はS905に進み、サポートしていないと判断した場合はS907に進む。
S905で、CPU401は、設定画面8200に用紙種類の設定項目3802を追加表示し、S906に進む。S906で、CPU401は、用紙種類の設定変更ボタン8303が選択された場合に表示する用紙種類の選択画面(8300、8400)の用紙種類リストを生成し、S907に進む。用紙種類リストは印刷装置101の能力情報に応じて表示項目が変わる。ここで、S906の詳細な処理について図10のフローチャートを用いて説明する。以下で説明する処理は、例えば、情報処理装置のCPU401がROM402やストレージ404に記憶されている制御プログラムをRAM403に読み出して実行することにより実現される。
S1000で、CPU401は、印刷装置101の能力情報710に含まれる“media−type−supported”の中に“auto”が含まれるかを判定する。能力情報に“auto”が含まれる場合、S1001の処理が実行され、そうでない場合、S1002の処理が実行される。S1001で、CPU401は、選択画面8300に“自動”を追加し、S1002に進む。このように、印刷装置101が用紙種類として自動を許容する場合には、選択画面300に自動を表示する。S1002で、CPU401は、印刷装置101の能力情報710に含まれる“media−type−supported”の中に“stationery”が含まれるかを判定する。含まれる場合はS1003に進み、そうでない場合はS1004に進み、S1003で、CPU401は、選択画面8300に“普通紙”を追加し、S1004に進む。
S1004で、CPU401は、印刷装置101の能力情報710に含まれる“media−type−supported”の中に“stationery−lightweight”が含まれるか否かを判定する。含まれる場合はS1005に進み、そうでない場合はS1006に進む。S1005で、CPU401は、選択画面8300に“薄紙”を追加し、S1006に進む。
S1006で、CPU401は、印刷装置101の能力情報710に含まれる“media−type−supported”の中に“stationery−heavyweight”が含まれるか否かを判断する。含まれる場合はS1007に進み、そうでない場合は処理を終了する。S1007で、CPU401は、選択画面8300に“厚紙”を追加し、処理を終了する。
このように、選択画面8300には、印刷装置101の能力情報でサポートする用紙種類がリストされる。例えば、図7Aに示す印刷装置101の能力情報711(Case1)及び712(Case2)はautoが含まれるかどうかの差である。autoが含まれる能力情報711(Case1)を受信したときに情報処理装置に表示される用紙種類の選択項目は、自動を含む8300である。autoが含まれない能力情報712(Case2)を受信したとき、情報処理装置に表示される用紙種類の選択項目には自動が含まれない。また、印刷装置101の能力情報713(Case3)を受信したときに、情報処理装置に表示される用紙種類の選択項目は、普通紙が表示された8400となる。なお、Case4(714)の場合は、“media−type−supported”が無いため、用紙種類設定項目8302自体が表示されない。このように印刷装置101の能力情報を解釈し、印刷設定画面を表示すると、S907に処理を戻す。
図9の説明に戻る。S907で、CPU401は、印刷設定項目が選択されたかどうか判断する。選択された場合は、S908に進み、そうでない場合はS909に進む。S908で、CPU401は、選択された印刷設定項目(例えば、8301、8302)に基づく設定変更画面を表示し、入力された設定項目に変更し、S909に進む。
S909で、CPU401は、印刷ボタン8004が選択されたかどうかを判断する。選択されていない場合は、S917に進み、選択された場合は、S910に進む。S910で、CPU401は、印刷設定で用紙種類設定項目8302がサポートされているかどうかを判断する。印刷装置101が用紙種類をサポートしていない場合には、用紙種類設定項目8302を表示することなくS915に進む。用紙種類の設定がサポートされている場合は、S911に進む。
S911で、CPU401は、設定された用紙種類が“自動”かどうかを判断する。自動である場合はS913に進み、自動でない場合は、S914に進む。S914で、CPU401は、選択された用紙種類に該当する用紙種類のコマンドをジョブチケットに設定し、S915に進む。用紙種類とコマンドのマッピングは前述した図12に示すとおりである。例えば、“普通紙”が選択された場合は、図7BのCaseA(721)のように、“stationery”をジョブチケットに設定する。
一方で、S911で自動が選択されている場合、S913で、CPU401は、ジョブチケットに“auto”を指定し(CaseB(722))、S915に進む。
次に、S915で、CPU401は、該当する用紙種類以外の設定をジョブチケットに反映する。続いて、S916で、CPU401は、印刷装置101に印刷ジョブを送信し、処理を終了する。一方、S917で、CPU401は、キャンセルボタン8003が選択されたかどうかを調べ、選択されていない場合はS901に処理を戻し、選択された場合は本フローチャートを終了する。
<印刷装置の処理手順>
次に、図11のフローチャートを参照して、本実施形態における印刷装置101の処理手順を説明する。本フローチャートは印刷装置101が印刷ジョブを受け付ける際の処理を示す。なお、本フローチャートの印刷設定は用紙種類に限定して記載しているが、実際はそれ以外の処理を含まれてもよい。以下で説明する処理は、例えば、印刷装置101のCPU211がROM212やストレージ214に記憶されている制御プログラムをRAM213に読み出して実行することにより実現される。
S1101で、印刷装置101のCPU211は、外部装置から印刷ジョブを受信したかどうかを判断する。受信した場合は、S1102に進む。S1102で、CPU211は、受信した印刷データを解析する。続いて、S1103で、CPU211は、用紙種類の設定があるかどうかを調べる。ある場合はS1104に進み、そうでない場合はS1107に進む。
S1104で、CPU211は、ジョブチケットに設定された用紙種類が“auto”かどうかを判断する。“auto”でない場合は、S1105に進み、CPU211は、指定された用紙種類で印刷することを決定し、S1108に進む。例えば、図7BのCaseA(721)に示したように、“stationery”が指定されていれば普通紙で印刷する。一方、S1104で、例えば、図7BのCaseA(722)に示したように、“auto”が指定された場合はS1106に進み、CPU211は、用紙種類に関わらずカセットに補給された用紙で印刷することを決定し、S1108に進む。S1106において、印刷に使われる用紙が補給されているカセットは、あらかじめ決められたカセットである。たとえば、あらかじめ決められたカセットは、ユーザにより設定されたカセットであってもよい。また、あらかじめ決められたカセットに用紙が補給されていない場合に、印刷装置があらかじめ決められたカセットと異なるカセットに補給された用紙を使って印刷を行うとしてもよい。
一方、S1103でジョブチケットに用紙種類の指定が無い場合は、S1107に進み、CPU211は、デフォルトの用紙種類で給紙を行うことを決定し、S1108に進む。デフォルトの用紙種類とは、ジョブチケットに用紙種類の設定が無い場合に参照される値であり、予め印刷装置101に設定される。デフォルト用紙種類は、印刷装置101の操作部216を介してユーザ入力により設定可能であり、その画面例を図13に示す。デフォルト用紙種類設定画面1300では、用紙種類設定のデフォルト値として、自動1301、普通紙1302、薄紙1303、及び厚紙1304が指定可能である。図13の例では、デフォルト用紙種類として“自動”が設定されているため、ジョブチケットに“auto”が指定された場合と同様に用紙カセットに補給された用紙で印刷される動作になる。
S1108で、CPU211は、給紙した用紙に対して印刷処理を実行し、本フローチャートを終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置は、通信可能な印刷装置の能力情報を取得する。その後、本情報処理装置は、取得した能力情報に基づき、対応する印刷装置に関する所定の印刷項目について、“自動”を選択するためのボタンを表示するか否かを変えることができる。このようにすることで、印刷装置が“自動”に対応する処理を実行することができ、用紙種類“自動”を許容する場合に、ユーザが“自動”を設定することができる。一方で、印刷装置101が“自動”に対応する処理を実行することができず、用紙種類“自動”を許容しない場合に、ユーザが“自動”を選択してしまってエラーが発生してしまうことを防ぐことができる。
また、本情報処理装置は、印刷設定画面を介して設定された設定内容を反映した印刷ジョブの印刷データを生成し、生成された印刷データを対応する印刷装置へ送信する。このように、本実施形態によれば、情報処理装置において、印刷装置101の能力情報に応じて用紙種類の選択項目を表示する。“自動”が選択された場合は、ジョブチケットに“auto”を指定し、印刷装置101に補給された用紙で印刷される。一方で、“auto(自動設定)”をサポートしない印刷装置101の場合であっても、ジョブチケットに用紙種類を指定しないことにより、印刷装置のデフォルト用紙サイズで印刷させることができる。よって、デフォルト用紙設定を予め“auto”に指定することで印刷装置101に補給された用紙で印刷が可能になる。
本発明は上記実施形態に限らず様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態は、印刷設定の項目として用紙種類に関する制御について説明した。しかし、本発明は、印刷設定の項目であれば、自動設定を含みうる、種々の設定項目に適用することができる。例えば、「用紙サイズ」、「集約印刷」、「印刷の向き」、「排紙先」、「印刷品質」や「仕上げ処理」など様々な印刷設定項目に適用することができる。なお、これらの適用については、後述する第2の実施形態についても同様である。
<第2の実施形態>
以下では、本発明の第2の実施形態について説明する。上記第1の実施形態では、用紙種類を選択する選択画面8300に用紙種類の選択肢を表示し、印刷装置101に補給された用紙で印刷する制御について説明した。
印刷装置101に対して、“自動”を選択して印刷した場合は、印刷装置101に設定されたデフォルト用紙種類に従って印刷されることになる。しかし、デフォルト用紙種類が“auto”以外が設定されている場合は、カセットに補給された用紙種類との不一致による印刷エラーが発生する可能性がある。例えば、デフォルト用紙種類は“普通紙”だが、カセットに補給された用紙種類は“薄紙”などの場合である。本実施形態では、このような問題にも対応すべく、情報処理装置による用紙選択画面の生成処理において、設定のデフォルト値を印刷装置101に補給された用紙種類に応じて切り替える処理を説明する。
<用紙選択画面の生成>
図14を参照して、本実施形態に係る、図9のS906に示した情報処理装置による用紙選択画面の生成処理の追加処理について説明する。本フローチャートは図10に示したフローチャートの後に実行される。なお、本実施形態の係る処理は、S906以外の処理は上記第1の実施形態で説明した処理と同様であるため説明を省略する。以下で説明する処理は、例えば、情報処理装置のCPU401がROM402やストレージ404に記憶されている制御プログラムをRAM403に読み出して実行することにより実現される。
S1401で、情報処理装置のCPU401は、印刷装置101が“auto”をサポートしているかどうか判断する。“auto”をサポートしている場合は、S1402に進み、CPU401は、用紙種類を選択する画面のデフォルト値を“自動”に設定し、処理を終了する。この場合の用紙種類の選択画面を図15の1501に示す。デフォルト値が“自動”になっていることが分かる。
一方、S1401で、“auto”をサポートしていないと判断した場合は、S1403に進む。S1403で、CPU401は、印刷装置101に補給された用紙種類が取得可能かどうかを調べる。調べ方は印刷装置がIPPにおける給紙カセットの能力情報である“media−col−ready”をサポートしているかどうかで判断する。サポートしている場合はS1404に進み、CPU401は、給紙カセットに補給された用紙種類を調べ、その用紙種類をデフォルト値に設定し、処理を終了する。図7Aの715で示した“media−col−ready”によって、給紙カセットには“stationery−lightweight”(薄紙)が補給されていることが分かるため、用紙種類の選択画面のデフォルト値を薄紙にする。この場合の用紙種類の選択画面を図15の1502に示す。
一方、S1403で印刷装置101に補給された用紙種類が取得不可能と判断した場合は、S1405に進む。S1405で、CPU401は、印刷装置101の能力情報で受け取る“media−type−supported”の先頭にリストされた用紙種類を用紙種類の選択画面のデフォルトにする。図7AのCase2(712)の能力情報を受信した場合は、リストの先頭が“stationery”のため、デフォルト値は普通紙に設定される(図15の1503)。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置は、印刷設定画面において、印刷装置から取得した能力情報に従って、所定の印刷項目のデフォルト値を切り替えて表示する。このように、情報処理装置は用紙選択画面のデフォルト値を印刷装置の能力情報によって切り替えるため、印刷ジョブと給紙カセットに補給された用紙種類が不一致になる可能性を下げることができる。よって、印刷装置の能力に依存することなく、所定の印刷設定項目を好適に設定し、印刷ジョブの印刷データを生成することができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100 LAN
101 印刷装置
102 AP
103 情報処理装置(タブレット)
104 情報処理装置(ノートPC)
211 CPU
221 通信部I/F

Claims (14)

  1. 情報処理装置であって、
    通信可能な印刷装置の能力情報を取得する取得手段と、
    前記能力情報に含まれる用紙の種類をユーザが指定せずとも印刷を行うことができることを示す情報に基づき、ユーザによる使用する用紙の指定なしに印刷をする指示を受け付ける画面を表示する表示手段と、
    前記画面を介して設定された前記指示を含む印刷ジョブを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された前記印刷ジョブを前記印刷装置へ送信する送信手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記画面は、ユーザによる使用する用紙の指定なしに印刷をする指示として、印刷に用いる用紙の種類として自動を設定する指示を受けつけることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段により取得された前記用紙の種類をユーザが指定せずとも印刷を行うことができることを示す前記情報を含まない他の能力情報に基づき、ユーザによる使用する用紙の指定なしに印刷をする前記指示を受け付けない他の画面を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記能力情報は、前記印刷装置が印刷に使用することのできる用紙の種類を示した情報を含み、
    前記画面は、ユーザによる使用する用紙の指定なしに印刷をする指示を受け付けるためのオブジェクトと、前記能力情報に含まれる用紙の種類から印刷に用いる用紙を選択する指示を受け付けるためのオブジェクトとを表示し、
    前記他の画面は、前記能力情報に含まれる前記用紙の種類から印刷に用いる用紙を選択する指示を受け付けるためのオブジェクトを表示することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記生成手段は、前記画面において前記能力情報に含まれる前記用紙の種類から印刷に用いる用紙が選択された場合、選択された当該用紙の種類を示す情報を含む印刷ジョブを生成することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記他の画面は、前記印刷装置が印刷に使用することのできる用紙の種類として、普通紙、厚紙、薄紙の少なくともいずれかを表示することを特徴とする請求項4または5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示手段は、前記画面において、ユーザによる使用する用紙の指定なしの印刷を選択した画面をデフォルトとして表示すること特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記能力情報は、前記印刷装置に給紙されている用紙の種類を取得することができ、
    前記表示手段は、前記他の画面において、前記取得された用紙の種類をデフォルトとして表示することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記表示手段は、前記能力情報に給紙されている用紙の種類が含まれていない場合、前記他の画面において、前記能力情報に含まれる前記用紙の種類のうち先頭に記載されている用紙の種類をデフォルトとして表示することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記送信手段は、IPP(Internet Printing Protocol)に従って印刷データを印刷装置に送信することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置であって、
    通信可能な印刷装置の能力情報を取得する取得手段と、
    前記取得した能力情報が用紙の種類として自動を許容しているか判定する判定手段と、
    前記判定手段で自動を許容していると判定したことに基づき、用紙の種類として自動を許容する印刷設定画面を表示する表示手段と、
    前記印刷設定画面を介して用紙の種類が自動に設定された印刷ジョブを送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  12. 情報処理装置の制御方法であって、
    通信可能な印刷装置の能力情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記能力情報に含まれる用紙の種類をユーザが指定せずとも印刷を行うことができることを示す情報に基づき、ユーザによる使用する用紙の指定なしに印刷をする指示を受け付ける画面を表示する表示工程と、
    前記画面を介して設定された前記指示を含む印刷ジョブを生成する生成工程と、
    前記生成工程において生成された前記印刷ジョブを前記印刷装置へ送信する送信工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  13. 情報処理装置の制御工程であって、
    通信可能な印刷装置の能力情報を取得する取得工程と、
    前記取得した能力情報が用紙の種類として自動を許容しているか判定する判定工程と、
    前記判定工程において自動を許容していると判定したことに基づき、用紙の種類として自動を許容する印刷設定画面を表示する表示工程と、
    前記印刷設定画面を介して用紙の種類が自動に設定された印刷ジョブを送信する送信工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  14. 請求項12または13に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータが実行するためのプログラム。
JP2019169244A 2019-01-23 2019-09-18 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム Active JP7362384B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019169244A JP7362384B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
EP20151626.7A EP3686730B1 (en) 2019-01-23 2020-01-14 Information processing apparatus, control method thereof, and storage medium
CN202010065501.3A CN111479027A (zh) 2019-01-23 2020-01-20 信息处理装置、信息处理装置的控制方法和存储介质
US16/749,131 US11087190B2 (en) 2019-01-23 2020-01-22 Information processing apparatus, control method thereof, and storage medium for controlling an image forming apparatus
US17/366,384 US20210334613A1 (en) 2019-01-23 2021-07-02 Information processing apparatus, control method thereof, and storage medium for controlling an image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019169244A JP7362384B2 (ja) 2019-09-18 2019-09-18 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021047588A true JP2021047588A (ja) 2021-03-25
JP2021047588A5 JP2021047588A5 (ja) 2022-09-27
JP7362384B2 JP7362384B2 (ja) 2023-10-17

Family

ID=74878484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019169244A Active JP7362384B2 (ja) 2019-01-23 2019-09-18 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7362384B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008186200A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Canon Inc 印刷制御装置及び方法と印刷システム
US20160077770A1 (en) * 2014-09-12 2016-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, control method, and storage medium
US20160117136A1 (en) * 2014-10-28 2016-04-28 Xerox Corporation System and method for achieving tap-to-print functionality on a mobile device
US20190130234A1 (en) * 2017-10-27 2019-05-02 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008186200A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Canon Inc 印刷制御装置及び方法と印刷システム
US20160077770A1 (en) * 2014-09-12 2016-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, control method, and storage medium
JP2016058041A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 キヤノン株式会社 情報処理装置、プログラム及び制御方法
US20160117136A1 (en) * 2014-10-28 2016-04-28 Xerox Corporation System and method for achieving tap-to-print functionality on a mobile device
US20190130234A1 (en) * 2017-10-27 2019-05-02 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium
JP2019082758A (ja) * 2017-10-27 2019-05-30 キヤノン株式会社 印刷制御装置とその制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7362384B2 (ja) 2023-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019006099A (ja) 印刷システム、印刷装置と情報処理装置とその制御方法、及びプログラム
US10956095B2 (en) Server system that improves availability of a plurality of printers, print controller, information processing apparatus, and print service system
US9477435B2 (en) Image processing apparatus, information terminal, and program
US20210334613A1 (en) Information processing apparatus, control method thereof, and storage medium for controlling an image forming apparatus
KR20140074826A (ko) 화상 처리 장치와 그 제어 방법, 및 기억 매체
US20240078057A1 (en) Printing system, printing apparatus, method of controlling printing apparatus and information processing apparatus, and storage medium
US20210157532A1 (en) Server system
JP5076877B2 (ja) 文書操作システムおよび文書操作装置および文書操作プログラム
US11252288B2 (en) Information processing apparatus for communicating with image forming apparatus and control method for controlling the same
WO2021220695A1 (ja) 画像形成装置と画像形成装置の制御方法、及びプログラム
WO2021166703A1 (ja) 用紙種類の情報を送信する印刷装置とその制御方法、及びプログラム
JP7362384B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム
JP7324009B2 (ja) 情報処理装置、印刷装置、それらの制御方法、及びプログラム
US10915283B2 (en) Communication device, control method, and non-transitory computer-readable storage medium for print job with post-processing
US11579815B1 (en) Methods and system for implementing print options for a printing device using visual information
JP2019101778A (ja) 印刷指示装置及びプログラム
JP7361875B2 (ja) 印刷システムとコンピュータプログラム
JP2024056616A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JP2024056615A (ja) 印刷装置、印刷サーバ及び情報処理装置並びにそれらの制御方法
CN113596275A (zh) 图像形成设备、图像形成设备的控制方法和存储介质
JP2018129611A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220906

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231004

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7362384

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151