JP2021045332A - 配電盤の製造方法 - Google Patents

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Masaru Igarashi
賢 五十嵐
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Abstract

【課題】盤内火災時の熱で消火剤を放出する消火剤放出部材が筐体の内壁面に取り付けられた配電盤を製造するにあたり、消火剤放出部材の消火機能の喪失を回避しながら効率良く配電盤を製造する技術を提供する。【解決手段】火災時の熱により消火剤を放出する消火剤放出部材Sが筐体2の内壁面に取り付けられた配電盤1の製造方法であって、筐体2を構成する鋼板部材3〜6の内面に消火剤放出部材Sを取り付ける消火剤放出部材取付工程(ステップ#01)を実行した後に、当該鋼板部材3〜6を無火気状態で組み立てて筐体2を製作する筐体組立工程(ステップ#02)を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、火災時の熱により消火剤を放出する消火剤放出部材が筐体の内壁面に取り付けられた配電盤の製造方法に関する。
直接停電につながる筐体内の火災(盤内火災)を簡単且つ自動的に消火できる配電盤として、盤内火災時の熱で不燃性ガス等の消火剤を放出するシート状やテープ状の消火剤放出部材が筐体の内壁面に取り付けられたものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平09−140821号公報
このような配電盤では、完成した筐体の内壁面にシート状やテープ状の消火剤放出部材を取り付けることが考えられる。しかし、盤内火災を確実且つ瞬時に消火するためには、筐体の内壁面において電力機器に近い箇所で且つ極力広い面積に消火剤放出部材を取り付ける必要がある。そのため、比較的狭い筐体内で消火剤放出部材の取付作業を行うと、作業効率が非常に悪いという問題がある。
また、配電盤の筐体は、一般的に鋼板部材同士を溶接により接合して製作される。よって、前記筐体を構成する鋼板部材の内面に予め消火剤放出部材を貼り付けておくと、溶接の熱により消火剤放出部材から消火剤が放出されてしまい、当該消火剤放出部材の消火機能が喪失されてしまうことが懸念される。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、盤内火災時の熱で消火剤を放出する消火剤放出部材が筐体の内壁面に取り付けられた配電盤を製造するにあたり、消火剤放出部材の消火機能の喪失を回避しながら効率良く配電盤を製造する技術を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、火災時の熱により消火剤を放出する消火剤放出部材が筐体の内壁面に取り付けられた配電盤の製造方法であって、
前記筐体を構成する鋼板部材の内面に前記消火剤放出部材を取り付ける消火剤放出部材取付工程を実行した後に、当該鋼板部材を無火気状態で組み立てて前記筐体を製作する筐体組立工程を実行する点にある。
本構成によれば、上記消火剤放出部材取付工程を実行して前記筐体を構成する鋼板部材の内面に消火剤放出部材を取り付けた後に、上記筐体組立工程を実行してその鋼板部材を組み立てて配電盤の筐体を製作するので、筐体内の狭い空間での消火剤放出部材の取付作業が不要となる。更に、上記筐体組立工程において、鋼板部材の組み立てが、溶接等を施さないボルト接合等の無火気状態で行われるので、溶接等の熱による消火剤放出部材からの消火剤の放出を防止することができる。
従って、本発明により、火災時の熱で消火剤を放出する消火剤放出部材が筐体の内壁面に取り付けられた配電盤を製造するにあたり、消火剤放出部材の消火機能の喪失を回避しながら効率良く配電盤を製造する技術を提供することができる。
本発明の第2特徴構成は、前記消火剤放出部材が、ガス系消火剤が熱可塑性のシート材の内部に封入されたガス系消火剤封入シートであり、
前記消火剤放出部材取付工程において、前記鋼板部材の内面に前記ガス系消火剤封入シートを貼り付ける点にある。
本構成によれば、火災時にガス系消火剤封入シートから配電盤の筐体内に放出される消化剤がガス系消火剤であるので、配電盤内部に配置された電力機器の水損を回避して、復旧を迅速且つ容易に行うことができる。更に、粘着や塗布といった簡単な方法で、筐体を構成する鋼板部材の内面にガス系消火剤封入シートを貼り付けることができる。また、筐体内の内壁面ではガス系消火剤封入シートの貼り付けにより筐体内に突出する箇所が生じないため、筐体内の空間を有効利用して電力機器を効率良く配置することができる。
配電盤の製造方法の流れを示す図 組立前の配電盤の分解斜視図 組立後の配電盤の斜視図
本発明に係る配電盤の製造方法の実施形態について図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る配電盤の製造方法(以下「本配電盤製造方法」という。)は、図2及び図3に示すように、電力機器(図示省略)を収納した筐体2内の内壁面2aに、筐体2内で発生する盤内火災時の熱で消火剤を放出する消火剤放出部材としてのガス系消火剤封入シートSを取り付けた配電盤1を製造する方法である。
そして、本配電盤製造方法は、筐体2内の内壁面2aに取り付けたガス系消火剤封入シートSの消火機能の喪失を回避しながら効率良く配電盤1を製造する方法として構成されており、以下、その詳細について説明する。
本配電盤製造方法は、図1に示すように、消火剤放出部材取付工程(ステップ#01)を実行した後に筐体組立工程(ステップ#02)を実行するように構成されている。
消火剤放出部材取付工程(図1のステップ#01)は、図2にも示すように、筐体2を構成する鋼板部材3〜6の内面(筐体2の内壁面2aなる面)にガス系消火剤封入シートSを取り付ける工程である。
即ち、配電盤1の筐体2は、底面パネル7上に構成されたフレーム10と、当該フレーム10に組付けられる天面パネル3、左右一対の側面パネル4、背面パネル5、及び、左右一対の扉パネル6とからなる鋼板部材3〜6で構成されている。尚、天面パネル3の上面には、揚重用ワイヤーロープを掛止するためのアイボルトや丸環などの掛止部3aが複数個所に設けられている。
そして、この消火剤放出部材取付工程では、これら鋼板部材3〜6をフレーム10に組み付ける前の段階で、こられの鋼板部材3〜6の内面にガス系消火剤封入シートSを貼り付けておく。尚、このガス系消火剤封入シートSの貼り付け箇所及び範囲については、筐体2内部で発生する火災を想定して適宜設定することができ、例えば鋼板部材である床面パネル7の内面(上面)にもガス系消火剤封入シートSを貼り付けても構わない。
上記鋼板部材3〜6の内面に貼り付けられるガス系消火剤封入シートSは、火災時の熱により消火剤を放出する消火剤放出部材であり、熱可塑性のシート材の内部にガス系消火剤が封入されたものとして構成されている。このように消火剤としてガス系消火剤が用いられているので、火災時にガス系消火剤を配電盤1内部に放出した場合、その放出による電力機器の水損を回避して、復旧を迅速且つ容易に行うことができるようになる。
また、このようなガス系消火剤封入シートSは、粘着や塗布といった簡単な方法で、鋼板部材3〜6の内面に貼り付けることができる。
尚、ガス系消火剤としては、一般的な不活性ガスやハロゲン化物からなる消化剤を利用できる。しかし、不活性ガスについては、ハロゲン化合物と比較して十分な量が必要となるため、一般的には、ガスタンクとガス配管とが必要となり、シート材の内部に封入するものとして不向きである。よって、本実施形態では、ガス系消火剤封入シートSを構成するシート材の内部に封入されるガス系消火剤をハロゲン化合物からなる消火剤としている。更に、ガス系消化剤は、比較的融点が高いアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂製の微小なカプセルに封入された状態で、ガス系消火剤封入シートSを構成するシート材の内部に封入して、当該シート材内部全体に分散させることができる。
また、ガス系消火剤封入シートSのシート材としては、比較的融点が高いアクリル樹脂等の熱可塑性樹脂製のシート材を好適に利用することができる。
消火剤放出部材取付工程(図1のステップ#01)の後に実行される筐体組立工程(図1のステップ#02)は、上記消火剤放出部材取付工程(図1のステップ#01)において適宜内面にガス系消火剤封入シートSが貼り付けられた天面パネル3、側面パネル4、背面パネル5、及び、扉パネル6からなる鋼板部材3〜6を、無火気状態でフレーム10に組み付ける形態で組み立てて、筐体2を製作する工程である。
尚、無火気状態とは、溶接等の火気を生じる手段を施すことなく、金物やボルト・ナットやビス等を用いた無火気接合手段(図示省略)で、鋼板部材3〜6同士及びそれらとフレーム10とを接合する状態を示す。
以上のように配電盤1(図3参照)を構成する筐体2を製作することにより、製作後の筐体2内の狭い空間でのガス系消火剤封入シートSの取付作業を行わなくても、製作後の筐体2の内壁面2aには、ガス系消火剤封入シートSが貼り付けられた状態となる。そして、上記筐体組立工程において鋼板部材3〜6の組み立てが、溶接等を施さない無火気状態で行われる。このことで、溶接等の熱によるガス系消火剤封入シートSからの消火剤の放出が防止されて、ガス系消火剤封入シートSの消火機能の喪失が回避されている。
更に、本配電盤製造方法では、無火気状態で鋼板部材3〜6を組み立てて筐体2を製作するので、当該鋼板部材3〜6の材質は、溶接品質の確保が難しい高耐食性めっき鋼板を利用することができる。
また、筐体2内の内壁面2aではガス系消火剤封入シートSの貼り付けにより筐体2内に突出する箇所が生じないため、筐体2内の空間を有効利用して電力機器を効率良く配置することができる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、筐体2内で発生する盤内火災時の熱で消火剤を放出する消火剤放出部材としてガス系消火剤が熱可塑性のシート材の内部に封入されたガス系消火剤封入シートSを用いたが、消火剤放出部材の形態については、筐体2を構成する鋼板部材3〜6の内面に取り付け可能なものであればよい。
また、消火剤やそれが封入されるシート材の材質等についても、適宜改変可能である。
(2)上記実施形態では、天面パネル3、側面パネル4、背面パネル5、及び、扉パネル6等の鋼板部材3〜6をフレーム10に組み付けて、配電盤1を構成する筐体2を製作したが、当該筐体2の詳細構成については、鋼板部材を用いたものであれば、適宜改変可能である。
また、鋼板部材3〜6の材質についても、高耐食性めっき鋼板とは別の鋼板材料を用いても構わない。
1 配電盤
2 筐体
2a 内壁面
3 天面パネル(鋼板部材)
4 側面パネル(鋼板部材)
5 背面パネル(鋼板部材)
6 扉パネル(鋼板部材)
S ガス系消火剤封入シート

Claims (2)

  1. 火災時の熱により消火剤を放出する消火剤放出部材が筐体の内壁面に取り付けられた配電盤の製造方法であって、
    前記筐体を構成する鋼板部材の内面に前記消火剤放出部材を取り付ける消火剤放出部材取付工程を実行した後に、当該鋼板部材を無火気状態で組み立てて前記筐体を製作する筐体組立工程を実行する配電盤の製造方法。
  2. 前記消火剤放出部材が、ガス系消火剤が熱可塑性のシート材の内部に封入されたガス系消火剤封入シートであり、
    前記消火剤放出部材取付工程において、前記鋼板部材の内面に前記ガス系消火剤封入シートを貼り付ける請求項1に記載の配電盤の製造方法。
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DE112022001586T5 (de) 2021-03-19 2024-01-11 Kyb Corporation Ventil und stossdämpfer

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