JP2021044467A - 検知装置、および、検知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】検知結果の検知精度が低い場合であっても、装置の稼働率が低下することを抑制する。【解決手段】検知装置は、画像データに基づいて検知対象の正常または異常を検知するための検知部と、複数種の検知結果のうち、異常を検知された検知結果を表示可能である第1の表示部と、第1の表示部において、異常を検知された検知結果を表示させるか否かを制御するための表示制御部とを備え、表示制御部は、複数種の検知結果のうちで相対的に検知精度が低い、異常を検知された少なくとも1つの検知結果を、第1の表示部において表示させない。【選択図】図8

Description

本願明細書に開示される技術は、検知装置、および、検知方法に関するものである。
半導体デバイスなどの製造工程においては、基板に対して純水、フォトレジスト液またはエッチング液などの処理液を供給することによって、洗浄処理またはレジスト塗布処理などの基板処理が行われる。
これらの処理液を用いる液処理を行う装置として、基板を回転させつつ、その基板の上面にノズルからの処理液を吐出する基板処理装置が用いられる場合がある。
たとえば、特許文献1においては、処理位置に配置されたノズルから処理液が吐出されているか、または、ノズルが処理位置に正常に配置されているかなどを検知する技術が開示されている。
特開2015−173148号公報
処理液の吐出またはノズルの処理位置などの検知結果の精度が低いと、誤検知が生じる可能性が高まる。そうすると、基板処理装置が、たとえば、誤検知によって動作が停止するような装置設定である場合には、誤検知によって装置の稼動率が低下してしまうという問題がある。
本願明細書に開示される技術は、以上に記載されたような問題を鑑みてなされたものであり、検知結果の検知精度が低い場合であっても、装置の稼働率が低下することを抑制することができる技術を提供することを目的とするものである。
本願明細書に開示される技術の第1の態様は、少なくとも1つの検知対象を撮像し、かつ、前記検知対象の画像データを出力するための撮像部と、前記画像データに基づいて前記検知対象の正常または異常を検知し、かつ、対応する複数種の検知結果を出力するための検知部と、複数種の前記検知結果のうち、異常を検知された前記検知結果を表示可能である第1の表示部と、前記第1の表示部において、異常を検知された前記検知結果を表示させるか否かを制御するための表示制御部とを備え、前記表示制御部は、複数種の前記検知結果のうちで相対的に検知精度が低い、異常を検知された少なくとも1つの前記検知結果を、前記第1の表示部において表示させない。
本願明細書に開示される技術の第2の態様は、第1の態様に関連し、複数種の前記検知結果のうちの少なくとも1つの前記検知結果を表示するための第2の表示部をさらに備え、前記表示制御部は、前記第2の表示部において前記検知結果を表示させるか否かも制御し、前記表示制御部は、全ての前記検知結果を前記第2の表示部において表示させる第1のモードと、複数種の前記検知結果のうちで相対的に検知精度が低い少なくとも1つの前記検知結果を、前記第2の表示部において表示させない第2のモードとを切り替え可能である。
本願明細書に開示される技術の第3の態様は、第2の態様に関連し、前記第2の表示部は、それぞれの前記検知結果を前記第2のモードで表示するか否かの設定を、区別可能な態様で表示可能である。
本願明細書に開示される技術の第4の態様は、第2または3の態様に関連し、前記第2の表示部に前記第2のモードで表示されない前記検知結果を用いて、対応する前記検知対象の検知精度を機械学習によって向上させるための学習部をさらに備える。
本願明細書に開示される技術の第5の態様は、少なくとも1つの検知対象を撮像し、かつ、前記検知対象の画像データを出力する工程と、前記画像データに基づいて前記検知対象の正常または異常を検知し、かつ、対応する複数種の検知結果を出力する工程と、複数種の前記検知結果のうち、異常を検知された前記検知結果を表示部に表示する工程と、前記表示部において、異常を検知された前記検知結果を表示させるか否かを制御する工程とを備え、異常を検知された前記検知結果を表示させるか否かを制御する工程は、複数種の前記検知結果のうちで相対的に検知精度が低い、異常を検知された少なくとも1つの前記検知結果を、前記表示部において表示させないように制御する工程である。
本願明細書に開示される技術の第1から5の態様によれば、検知精度の低い検知結果の異常の過検知によって装置の稼働率が低下することを抑制することができる。
また、本願明細書に開示される技術に関連する目的と、特徴と、局面と、利点とは、以下に示される詳細な説明と添付図面とによって、さらに明白となる。
実施の形態に関する、基板処理装置の全体構成の例を示す図である。 実施の形態に関する、洗浄処理ユニットの平面図である。 実施の形態に関する、洗浄処理ユニットの断面図である。 カメラおよびノズルの位置関係を示す図である。 制御部を中心とする機能ブロック図である。 図5に例が示された制御部を実際に運用する場合のハードウェア構成と、制御部に接続される本体画面およびモニター画面を概略的に例示する図である。 実施の形態に関する、基板処理装置の動作を示すフローチャートである。 本体画面およびモニター画面における表示設定に関する設定画面の例を示す図である。 ユーザーモードにおける、モニター画面の検知結果の表示画面の例を示す図である。 メンテナンスモードにおける、モニター画面の検知結果の表示画面の例を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上方に設けられたカメラによって撮像される、基板の上面に吐出された後1秒後の、処理液の外縁の他の画像を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上面に吐出された処理液の外縁の例を示す図である。 基板の上方に設けられたカメラによって撮像される、基板の上面に吐出された後1秒後の、処理液の外縁の他の画像を示す図である。
以下、添付される図面を参照しながら実施の形態について説明する。以下の実施の形態では、技術の説明のために詳細な特徴なども示されるが、それらは例示であり、実施の形態が実施可能となるためにそれらすべてが必ずしも必須の特徴ではない。
なお、図面は概略的に示されるものであり、説明の便宜のため、適宜、構成の省略、または、構成の簡略化が図面においてなされるものである。また、異なる図面にそれぞれ示される構成などの大きさおよび位置の相互関係は、必ずしも正確に記載されるものではなく、適宜変更され得るものである。また、断面図ではない平面図などの図面においても、実施の形態の内容を理解することを容易にするために、ハッチングが付される場合がある。
また、以下に示される説明では、同様の構成要素には同じ符号を付して図示し、それらの名称と機能とについても同様のものとする。したがって、それらについての詳細な説明を、重複を避けるために省略する場合がある。
また、以下に記載される説明において、「第1の」または「第2の」などの序数が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、これらの序数によって生じ得る順序などに限定されるものではない。
また、以下に記載される説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「側」、「底」、「表」または「裏」などの特定の位置または方向を意味する用語が用いられる場合があっても、これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられるものであり、実際に実施される際の位置または方向とは関係しないものである。
<実施の形態>
以下、本実施の形態に関する検知装置、および、検知方法について説明する。以下では、検知装置として機能する主な構成である検知部および表示制御部を備える基板処理装置について説明する。
<検知装置の構成について>
図1は、本実施の形態に関する基板処理装置100の全体構成の例を示す図である。図1に例が示されるように、基板処理装置100は、処理対象である基板Wを1枚ずつ処理する枚葉式の処理装置である。なお、処理対象となる基板には、たとえば、半導体基板、液晶表示装置用基板、有機EL(electroluminescence)表示装置などのflat panel display(FPD)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、または、太陽電池用基板などが含まれる。
本実施の形態に関する基板処理装置100は、円形薄板状であるシリコン基板である基板Wに対して、薬液および純水などのリンス液を用いて洗浄処理を行った後、乾燥処理を行う。
上記の薬液としては、たとえば、アンモニアと過酸化水素水との混合液(SC1)、塩酸と過酸化水素水との混合水溶液(SC2)、または、DHF液(希フッ酸)などが用いられる。
以下の説明では、薬液とリンス液とを総称して「処理液」とする。なお、洗浄処理のみならず、成膜処理のためのフォトレジスト液などの塗布液、不要な膜を除去するための薬液、または、エッチングのための薬液なども「処理液」に含まれるものとする。
基板処理装置100は、複数の洗浄処理ユニット1と、インデクサ102と、主搬送ロボット103とを備える。
インデクサ102は、装置外から受け取る処理対象である基板Wを装置内に搬送するとともに、基板処理(処理カップの昇降、洗浄処理および乾燥処理を含む)が完了している処理済みの基板Wを装置外に搬出する。インデクサ102は、複数のキャリア(図示省略)を配置するとともに、移送ロボット(図示省略)を備える。
キャリアとしては、基板Wを密閉空間に収納するfront opening unified pod(FOUP)、standard mechanical inter face(SMIF)ポッド、または、基板Wを外気にさらすopen cassette(OC)が採用されてもよい。また、移送ロボットは、キャリアと主搬送ロボット103との間で基板Wを移送する。
洗浄処理ユニット1は、1枚の基板Wに対して液処理および乾燥処理を行う。本実施の形態に関する基板処理装置100には、12個の洗浄処理ユニット1が配置されている。
具体的には、各々が鉛直方向に積層された3個の洗浄処理ユニット1を含む4つのタワーが、主搬送ロボット103の周囲を取り囲むようにして配置されている。
図1では、3段に重ねられた洗浄処理ユニット1の1つが概略的に示されている。なお、基板処理装置100における洗浄処理ユニット1の数量は、12個に限定されるものではなく、適宜変更されてもよい。
主搬送ロボット103は、洗浄処理ユニット1が積層された4個のタワーの中央に設置されている。主搬送ロボット103は、インデクサ102から受け取る処理対象の基板Wを各洗浄処理ユニット1に搬入する。また、主搬送ロボット103は、各洗浄処理ユニット1から処理済みの基板Wを搬出してインデクサ102に渡す。
以下、基板処理装置100に搭載された12個の洗浄処理ユニット1のうちの1つについて説明するが、他の洗浄処理ユニット1についても、ノズルの配置関係が異なること以外は、同一の構成を有する。
図2は、本実施の形態に関する洗浄処理ユニット1の平面図である。また、図3は、本実施の形態に関する洗浄処理ユニット1の断面図である。
図2は、スピンチャック20に基板Wが保持されていない状態を示しており、図3は、スピンチャック20に基板Wが保持されている状態を示している。
洗浄処理ユニット1は、チャンバー10内に、基板Wを水平姿勢(すなわち、基板Wの上面の法線が鉛直方向に沿う姿勢)に保持するスピンチャック20と、スピンチャック20に保持された基板Wの上面に処理液を供給するための3つのノズル30、ノズル60およびノズル65と、スピンチャック20の周囲を取り囲む処理カップ40と、スピンチャック20の上方の空間を撮像するカメラ70とを備える。
また、チャンバー10内における処理カップ40の周囲には、チャンバー10の内側空間を上下に仕切る仕切板15が設けられている。
チャンバー10は、鉛直方向に沿うとともに四方を取り囲む側壁11と、側壁11の上側を閉塞する天井壁12、側壁11の下側を閉塞する床壁13とを備える。側壁11、天井壁12および床壁13によって囲まれた空間が基板Wの処理空間となる。
また、チャンバー10の側壁11の一部には、チャンバー10に対して主搬送ロボット103が基板Wを搬出入するための搬出入口、および、その搬出入口を開閉するシャッターが設けられている(いずれも図示省略)。
チャンバー10の天井壁12には、基板処理装置100が設置されているクリーンルーム内の空気をさらに清浄化してチャンバー10内の処理空間に供給するためのファンフィルタユニット(FFU)14が取り付けられている。FFU14は、クリーンルーム内の空気を取り込んでチャンバー10内に送り出すためのファンおよびフィルタ(たとえば、high efficiency particulate air filter(HEPA)フィルタ)を備えている。
FFU14は、チャンバー10内の処理空間に清浄空気のダウンフローを形成する。FFU14から供給された清浄空気を均一に分散させるために、多数の吹出し孔が形成されたパンチングプレートを天井壁12の直下に設けてもよい。
スピンチャック20は、スピンベース21、スピンモータ22、カバー部材23および回転軸24を備える。スピンベース21は、円板形状を有しており、鉛直方向に沿って延びる回転軸24の上端に水平姿勢で固定されている。スピンモータ22は、スピンベース21の下方に設けられており、回転軸24を回転させる。スピンモータ22は、回転軸24を介してスピンベース21を水平面内において回転させる。カバー部材23は、スピンモータ22および回転軸24の周囲を取り囲む筒状形状を有する。
円板形状のスピンベース21の外径は、スピンチャック20に保持される円形の基板Wの径よりも若干大きい。よって、スピンベース21は、保持すべき基板Wの下面の全面と対向する保持面21aを有する。
スピンベース21の保持面21aの周縁部には複数(本実施の形態では4本)のチャックピン26が設けられている。複数のチャックピン26は、円形の基板Wの外周円の外径に対応する円周上に沿って、均等な間隔をあけて配置されている。本実施の形態では、4個のチャックピン26が90°間隔で設けられている。
複数のチャックピン26は、スピンベース21内に収容された図示省略のリンク機構によって連動して駆動される。スピンチャック20は、複数のチャックピン26のそれぞれを基板Wの外周端に当接させて基板Wを把持することにより、当該基板Wをスピンベース21の上方で保持面21aに近接する水平姿勢で保持する(図3を参照)。また、スピンチャック20は、複数のチャックピン26のそれぞれを基板Wの外周端から離間させることによって、基板Wの把持を解除する。なお、基板Wを保持する方法は、本実施の形態に示されたチャックピンを用いる方法に限られるものではなく、たとえば、基板Wを真空吸着する真空チャック、または、気体を噴出してベルヌーイの原理によって基板Wを吸引するベルヌーイチャックなどであってもよい。
スピンモータ22を覆うカバー部材23は、その下端がチャンバー10の床壁13に固定され、上端がスピンベース21の直下にまで到達している。カバー部材23の上端部には、カバー部材23から外方へほぼ水平に張り出し、さらに下方に屈曲して延びる鍔状部材25が設けられている。
複数のチャックピン26による把持によってスピンチャック20が基板Wを保持している状態で、スピンモータ22が回転軸24を回転させることにより、基板Wの中心を通る鉛直方向に沿った回転軸線CXまわりに基板Wを回転させることができる。なお、スピンモータ22の駆動は制御部9によって制御される。
ノズル30は、ノズルアーム32の先端に吐出ヘッド31を取り付けて構成されている。ノズルアーム32の基端側はノズル基台33に固定して連結されている。ノズル基台33に設けられたモータ332(ノズル移動部)によって鉛直方向に沿った軸のまわりで回動可能とされている。
ノズル基台33が回動することにより、図2中の矢印AR34にて示すように、ノズル30は、スピンチャック20の上方の位置と処理カップ40よりも外側の待機位置との間で水平方向に沿って円弧状に移動させる。ノズル基台33の回動によって、ノズル30はスピンベース21の保持面21aの上方において揺動する。詳細には、スピンベース21よりも上方において、水平方向に延びる既定の処理区間PS1(後述)を移動する。なお、ノズル30を処理区間PS1内で移動させることは、先端の吐出ヘッド31を処理区間PS1内で移動させることと同意である。
ノズル30には、複数種の処理液(少なくとも純水を含む)が供給されるように構成されており、吐出ヘッド31から複数種の処理液が吐出可能である。なお、ノズル30の先端に複数の吐出ヘッド31を設けて、それぞれから個別に同一または異なる処理液が吐出されてもよい。ノズル30(詳細には吐出ヘッド31)は、水平方向に円弧状に延びる処理区間PS1を移動しながら、処理液を吐出する。ノズル30から吐出された処理液は、スピンチャック20に保持された基板Wの上面に着液する。
本実施の形態の洗浄処理ユニット1には、上記のノズル30に加えてさらに2つのノズル60およびノズル65が設けられている。本実施の形態のノズル60およびノズル65は、上記のノズル30と同一の構成を備える。
すなわち、ノズル60は、ノズルアーム62の先端に吐出ヘッドを取り付けて構成され、ノズルアーム62の基端側に連結されたノズル基台63によって、矢印AR64によって示されるように、スピンチャック20の上方の処理位置と処理カップ40よりも外側の待機位置との間で円弧状に移動する。
同様に、ノズル65は、ノズルアーム67の先端に吐出ヘッドを取り付けて構成され、ノズルアーム67の基端側に連結されたノズル基台68によって、矢印AR69によって示されるように、スピンチャック20の上方の処理位置と処理カップ40よりも外側の待機位置との間で円弧状に移動する。
ノズル60およびノズル65にも、少なくとも純水を含む複数種の処理液が供給されるように構成されており、処理位置にてスピンチャック20に保持された基板Wの上面に処理液を吐出する。なお、ノズル60およびノズル65の少なくとも一方は、純水などの洗浄液と加圧した気体とを混合して液滴を生成し、その液滴と気体との混合流体を基板Wに噴射する二流体ノズルであってもよい。また、洗浄処理ユニット1に設けられるノズル数は3本に限定されるものではなく、1本以上であればよい。
ノズル30、ノズル60およびノズル65各々を、円弧状に移動させることは必須ではない。たとえば、直道駆動部を設けることによって、ノズルを直線移動させてもよいし、周回してもよい。
回転軸24の内側を挿通するようにして鉛直方向に沿って、下面処理液ノズル28が設けられている。下面処理液ノズル28の上端開口は、スピンチャック20に保持された基板Wの下面中央に対向する位置に形成されている。下面処理液ノズル28にも複数種の処理液が供給されるように構成されている。下面処理液ノズル28から吐出された処理液は、スピンチャック20に保持された基板Wの下面に着液する。
スピンチャック20を取り囲む処理カップ40は、互いに独立して昇降可能な内カップ41、中カップ42および外カップ43を備えている。内カップ41は、スピンチャック20の周囲を取り囲み、スピンチャック20に保持された基板Wの中心を通る回転軸線CXに対してほぼ回転対称となる形状を有する。この内カップ41は、平面視円環状の底部44と、底部44の内周縁から上方に立ち上がる円筒状の内壁部45と、底部44の外周縁から上方に立ち上がる円筒状の外壁部46と、内壁部45と外壁部46との間から立ち上がり、上端部が滑らかな円弧を描きつつ中心側(スピンチャック20に保持される基板Wの回転軸線CXに近づく方向)斜め上方に延びる第1案内部47と、第1案内部47と外壁部46との間から上方に立ち上がる円筒状の中壁部48とを一体的に備えている。
内壁部45は、内カップ41が最も上昇された状態で、カバー部材23と鍔状部材25との間に適当な隙間を保って収容されるような長さに形成されている。中壁部48は、内カップ41と中カップ42とが最も近接した状態で、中カップ42の後述する第2案内部52と処理液分離壁53との間に適当な隙間を保って収容されるような長さに形成されている。
第1案内部47は、滑らかな円弧を描きつつ中心側(基板Wの回転軸線CXに近づく方向)斜め上方に延びる上端部47bを有する。また、内壁部45と第1案内部47との間は、使用済みの処理液を集めて廃棄するための廃棄溝49とされている。第1案内部47と中壁部48との間は、使用済みの処理液を集めて回収するための円環状の内側回収溝50とされている。さらに、中壁部48と外壁部46との間は、内側回収溝50とは種類の異なる処理液を集めて回収するための円環状の外側回収溝51とされている。
廃棄溝49には、この廃棄溝49に集められた処理液を排出するとともに、廃棄溝49内を強制的に排気するための図示省略の排気液機構が接続されている。排気液機構は、たとえば、廃棄溝49の周方向に沿って等間隔で4つ設けられている。また、内側回収溝50および外側回収溝51には、内側回収溝50および外側回収溝51にそれぞれ集められた処理液を基板処理装置100の外部に設けられた回収タンクに回収するための回収機構(いずれも図示省略)が接続されている。
なお、内側回収溝50および外側回収溝51の底部は、水平方向に対して微少角度だけ傾斜しており、その最も低くなる位置に回収機構が接続されている。これにより、内側回収溝50および外側回収溝51に流れ込んだ処理液が円滑に回収される。
中カップ42は、スピンチャック20の周囲を取り囲み、スピンチャック20に保持された基板Wの中心を通る回転軸線CXに対してほぼ回転対称となる形状を有する。この中カップ42は、第2案内部52と、この第2案内部52に連結された円筒状の処理液分離壁53とを有する。
第2案内部52は、内カップ41の第1案内部47の外側において、第1案内部47の下端部と同軸円筒状である下端部52aと、下端部52aの上端から滑らかな円弧を描きつつ中心側(基板Wの回転軸線CXに近づく方向)斜め上方に延びる上端部52bと、上端部52bの先端部を下方に折り返して形成される折り返し部52cとを有する。下端部52aは、内カップ41と中カップ42とが最も近接した状態で、第1案内部47と中壁部48との間に適当な隙間を保って内側回収溝50内に収容される。また、上端部52bは、内カップ41の第1案内部47の上端部47bと上下方向に重なるように設けられ、内カップ41と中カップ42とが最も近接した状態で、第1案内部47の上端部47bに対してごく微小な間隔を保って近接する。折り返し部52cは、内カップ41と中カップ42とが最も近接した状態で、折り返し部52cが第1案内部47の上端部47bの先端と水平方向に重なる。
第2案内部52の上端部52bは、下方ほど肉厚が厚くなるように形成されている。処理液分離壁53は、上端部52bの下端外周縁部から下方に延びるように設けられた円筒形状を有する。処理液分離壁53は、内カップ41と中カップ42とが最も近接した状態で、中壁部48と外カップ43との間に適当な隙間を保って外側回収溝51内に収容される。
外カップ43は、スピンチャック20に保持された基板Wの中心を通る回転軸線CXに対してほぼ回転対称となる形状を有する。外カップ43は、中カップ42の第2案内部52の外側において、スピンチャック20を取り囲む。この外カップ43は、第3案内部としての機能を有する。外カップ43は、第2案内部52の下端部52aと同軸円筒状をなす下端部43aと、下端部43aの上端から滑らかな円弧を描きつつ中心側(基板Wの回転軸線CXに近づく方向)斜め上方に延びる上端部43bと、上端部43bの先端部を下方に折り返して形成される折り返し部43cとを有する。
下端部43aは、内カップ41と外カップ43とが最も近接した状態で、中カップ42の処理液分離壁53と内カップ41の外壁部46との間に適当な隙間を保って外側回収溝51内に収容される。上端部43bは、中カップ42の第2案内部52と上下方向に重なるように設けられ、中カップ42と外カップ43とが最も近接した状態で、第2案内部52の上端部52bに対してごく微小な間隔を保って近接する。中カップ42と外カップ43とが最も近接した状態で、折り返し部43cが第2案内部52の折り返し部52cと水平方向に重なる。
内カップ41、中カップ42および外カップ43は互いに独立して昇降可能とされている。すなわち、内カップ41、中カップ42および外カップ43各々には個別に昇降機構(図示省略)が設けられており、それによって別個独立して昇降される。このような昇降機構としては、たとえば、ボールネジ機構またはエアシリンダなどの公知の種々の機構を採用することができる。
仕切板15は、処理カップ40の周囲においてチャンバー10の内側空間を上下に仕切るように設けられている。仕切板15は、処理カップ40を取り囲む1枚の板状部材であってもよいし、複数の板状部材をつなぎ合わせたものであってもよい。また、仕切板15には、厚さ方向に貫通する貫通孔や切り欠きが形成されていても良く、本実施の形態ではノズル30、ノズル60およびノズル65のノズル基台33、ノズル基台63およびノズル基台68を支持するための支持軸を通すための貫通穴が形成されている。
仕切板15の外周端は、チャンバー10の側壁11に連結されている。また、仕切板15の処理カップ40を取り囲む外縁部は、外カップ43の外径よりも大きな径の円形状となるように形成されている。よって、仕切板15が外カップ43の昇降の障害となることはない。
また、チャンバー10の側壁11の一部であり、かつ、床壁13の近傍には、排気ダクト18が設けられている。排気ダクト18は、図示省略の排気機構に連通接続されている。FFU14から供給されてチャンバー10内を流下した清浄空気のうち、処理カップ40と仕切板15との間を通過した空気は、排気ダクト18から装置外に排出される。
図4は、カメラ70およびノズル30の位置関係を示す図である。カメラ70は、チャンバー10内であって仕切板15(図3を参照)よりも上方に設置されている。また、カメラ70は、たとえば固体撮像素子のひとつであるCCDと、電子シャッター、レンズなどの光学系とを備える。
ノズル30は、ノズル基台33の駆動によって、スピンチャック20に保持された基板Wの上方の処理区間PS1(図4の点線位置)と処理カップ40よりも外側の待機位置(図4の実線位置)との間で往復移動される。
処理区間PS1は、ノズル30からスピンチャック20に保持された基板Wの上面に処理液を吐出して洗浄処理を行う区間である。ここでは、処理区間PS1は、スピンチャック20に保持された基板Wにおける一方側の縁部付近の第1端TE1と、その反対側の縁部付近の第2端TE2との間で、水平方向に延びる区間である。
待機位置は、ノズル30が洗浄処理を行わないときに処理液の吐出を停止して待機する位置である。待機位置には、ノズル30の吐出ヘッド31(図3を参照)を収容する待機ポッドが設けられていてもよい。
カメラ70は、その撮像視野にノズル30の先端が含まれるように、つまり吐出ヘッド31(図3を参照)の近傍が含まれる位置に設置されている。
本実施の形態では、カメラ70は、ノズル30の先端を含む撮像領域を撮像できる。同様に、カメラ70は、ノズル60およびノズル65の先端を含む撮像領域を撮像できる。
なお、カメラ70が図2および図4に示す位置に設置されている場合には、ノズル30およびノズル60については、カメラ70の撮像視野内で横方向に移動するため、各処理区間の近傍での動きを適切に撮像できるが、ノズル65についてはカメラ70の撮像視野内で奥行き方向に移動するため、処理区間の近傍での移動量を適切に撮像できないおそれもある。この場合、カメラ70とは別にノズル65を撮像するカメラを設けてもよい。
図3に示すように、チャンバー10内であって仕切板15よりも上方の位置に、照明部71が設けられている。チャンバー10内が暗室である場合、カメラ70が撮像を行う際に照明部71が光を照射するように、制御部9が照明部71を制御してもよい。
図5は、制御部9を中心とする機能ブロック図である。基板処理装置100に設けられた制御部9、および、制御部9に接続される基板処理装置100の内部または外部に設けられた学習部94のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同一である。すなわち、制御部9および学習部94は、後述するように、各種演算処理を行うCPUと、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるリードオンリーメモリ(read only memory、すなわち、ROM)、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるランダムアクセスメモリ(random access memory、すなわち、RAM)および制御用ソフトウェアまたはデータなどを記憶しておく磁気ディスクなどである記憶部とを備えて構成される。制御部9のCPUが所定の処理プログラムを実行することによって、基板処理装置100の各動作機構が制御部9に制御され、基板処理装置100における処理が進行する。また、学習部94のCPUが所定の処理プログラムを実行することによって、後述する検知精度が低い検知結果を教師データとして、当該検知結果の検知精度の向上などを目的とする機械学習が行われる。なお、学習部94は、備えられていなくてもよい。
図5に示す検知部90、表示制御部91およびコマンド送信部92は、制御部9のCPUが所定の処理プログラムを実行することによって制御部9内に実現される機能処理部である。
検知部90は、カメラ70から入力されるノズル30の画像データに基づいてノズル30の位置を特定し、さらに、当該位置が基板Wを処理するための各種条件が記述されたレシピに対応している場合には正常を検知し、対応していない場合には異常を検知する。また、検知部90は、カメラ70から入力される画像データに基づいて、ノズル30から処理液が吐出されているか否かを特定し、さらに、当該吐出の有無が、基板Wを処理するための各種条件が記述されたレシピに対応している場合には正常を検知し、対応していない場合には異常を検知する。そして、検知部90は、対応する複数種の検知結果に関するデータを出力する。
検知部90は、ノズル30の位置を特定するために、たとえば、カメラ70から入力される画像データに対して、基準画像データを用いるマッチング処理を行い、マッチングされた画像に基づいてノズル30の座標位置(たとえば、XYZ軸座標)を特定する。
また、検知部90は、ノズル30から処理液が吐出されているか否かを特定するために、たとえば、上記のように特定されたノズル30の座標位置の直下に判定領域を設け、当該判定領域内の輝度差の大きさがしきい値を超える場合に、ノズル30から処理液が吐出されているものと特定する。
表示制御部91は、検知部90によって検知されたノズル30の位置、または、処理液の吐出の有無の検知結果を、本体画面95Aおよびモニター画面95Bに表示させるか否かを制御する。
コマンド送信部92は、基板Wを処理するための各種条件が記述されたレシピに従って、コマンド(制御情報)を出力することによって、洗浄処理ユニット1の各要素を動作させる。具体的には、コマンド送信部92は、ノズル30、ノズル60およびノズル65にコマンドを出力して、ノズル基台33、ノズル基台63およびノズル基台68に内蔵された駆動源(モータ)を動作させる。たとえば、コマンド送信部92がノズル30に対して処理区間PS1の第1端TE1に移動させるコマンドを送信すると、ノズル30が待機位置から第1端TE1に移動する。さらに、コマンド送信部92がノズル30に対して処理区間PS1の第2端TE2に移動させるコマンドを送信すると、ノズル30が第1端TE1から第2端TE2に移動する。ノズル30からの処理液の吐出も、コマンド送信部92からのコマンド送信に応じて行われるようにしてもよい。
また、制御部9には、本体画面95A、モニター画面95B、入力部96および複数の洗浄処理ユニット1が接続されている。本体画面95Aおよびモニター画面95Bは、制御部9からの画像信号に応じて各種情報を表示する。入力部96は、制御部9に接続されたキーボードおよびマウスなどの入力デバイスで構成されており、操作者が制御部9に対して行う入力操作を受け付ける。複数の洗浄処理ユニット1は、コマンド送信部92から送信される各種コマンド(制御情報)に基づいて、それぞれの洗浄処理ユニット1における各要素を動作させる。
図6は、図5に例が示された制御部9を実際に運用する場合のハードウェア構成と、制御部9に接続される本体画面95Aおよびモニター画面95Bを概略的に例示する図である。
図6では、図5中の検知部90、表示制御部91およびコマンド送信部92を実現するためのハードウェア構成として、演算を行う処理回路1102Aと、情報を記憶することができる記憶装置1103とが示される。
処理回路1102Aは、たとえば、CPUなどである。記憶装置1103は、たとえば、ハードディスクドライブ(Hard disk drive、すなわち、HDD)、RAM、ROM、フラッシュメモリなどのメモリ(記憶媒体)である。
<基板処理装置の動作について>
基板処理装置100における基板Wの通常の処理は、順に、主搬送ロボット103がインデクサ102から受け取った処理対象の基板Wを各洗浄処理ユニット1に搬入する工程、当該洗浄処理ユニット1が基板Wに基板処理を行う工程、および、主搬送ロボット103が当該洗浄処理ユニット1から処理済みの基板Wを搬出してインデクサ102に戻す工程を含む。
次に、図7を参照しつつ、各洗浄処理ユニット1における典型的な基板Wの基板処理のうちの洗浄処理および乾燥処理の手順について説明する。なお、図7は、本実施の形態に関する基板処理装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、基板Wの表面に薬液を供給して所定の薬液処理を行う(ステップST01)。その後、純水を供給して純水リンス処理を行う(ステップST02)。
さらに、基板Wを高速回転させることによって純水を振り切り、それによって基板Wを乾燥させる(ステップST03)。
洗浄処理ユニット1が基板処理を行う際、スピンチャック20が基板Wを保持するとともに、処理カップ40が昇降動作を行う。
洗浄処理ユニット1が薬液処理を行う場合、たとえば外カップ43のみが上昇し、外カップ43の上端部43bと中カップ42の第2案内部52の上端部52bとの間に、スピンチャック20に保持された基板Wの周囲を取り囲む開口が形成される。この状態で基板Wがスピンチャック20とともに回転され、ノズル30および下面処理液ノズル28から基板Wの上面および下面に薬液が供給される。供給された薬液は、基板Wの回転による遠心力によって基板Wの上面および下面に沿って流れ、やがて基板Wの外縁部から側方に向けて飛散される。これにより、基板Wの薬液処理が進行する。回転する基板Wの外縁部から飛散した薬液は外カップ43の上端部43bによって受け止められ、外カップ43の内面を伝って流下し、外側回収溝51に回収される。
洗浄処理ユニット1が純水リンス処理を行う場合、たとえば、内カップ41、中カップ42および外カップ43の全てが上昇し、スピンチャック20に保持された基板Wの周囲が内カップ41の第1案内部47によって取り囲まれる。この状態で基板Wがスピンチャック20とともに回転され、ノズル30および下面処理液ノズル28から基板Wの上面および下面に純水が供給される。供給された純水は基板Wの回転による遠心力によって基板Wの上面および下面に沿って流れ、やがて基板Wの外縁部から側方に向けて飛散される。これにより、基板Wの純水リンス処理が進行する。回転する基板Wの外縁部から飛散した純水は第1案内部47の内壁を伝って流下し、廃棄溝49から排出される。なお、純水を薬液とは別経路にて回収する場合には、中カップ42および外カップ43を上昇させ、中カップ42の第2案内部52の上端部52bと内カップ41の第1案内部47の上端部47bとの間に、スピンチャック20に保持された基板Wの周囲を取り囲む開口を形成するようにしてもよい。
洗浄処理ユニット1が振り切り乾燥処理を行う場合、内カップ41、中カップ42および外カップ43の全てが下降し、内カップ41の第1案内部47の上端部47b、中カップ42の第2案内部52の上端部52bおよび外カップ43の上端部43bのいずれもがスピンチャック20に保持された基板Wよりも下方に位置する。この状態で基板Wがスピンチャック20とともに高速回転され、基板Wに付着していた水滴が遠心力によって振り切られ、乾燥処理が行われる。
<表示制御について>
次に、表示制御部91による本体画面95Aおよびモニター画面95Bにおける検知結果の表示制御について説明する。
表示制御部91は、検知部90から入力される検知結果を本体画面95Aおよびモニター画面95Bに表示させる際に、いずれの検知結果を表示させるかを制御する。
その際、表示制御部91は、複数種の検知結果(正常および異常の検知結果の双方を含む)のうち、相対的に検知精度が低い少なくとも1つの検知結果について、本体画面95Aおよびモニター画面95Bに表示させないように制御する。なお、相対的に検知精度が低い検知結果は1種であっても複数種であってもよい。また、非表示となる検知結果は、検知精度の低い方から順に決定されてもよいし、あらかじめ定められたしきい値よりも検知精度が低い検知結果すべてを非表示としてもよい。
ここで、検知部90から入力される検知結果は複数種であることが想定されるが、複数種の検知結果は、本実施の形態におけるノズル30の位置の検知結果、および、処理液の吐出の有無の検知結果に限定されるものではない。たとえば、後述する吐出された処理液の外縁の形状など、他の検知対象に関する検知結果であってもよいし、他のノズルの位置の検知結果を含む複数種のノズルに関する検知結果であってもよい。
図8は、本体画面95Aおよびモニター画面95Bにおける表示設定に関する設定画面の例を示す図である。なお、当該設定画面自体は、たとえば、モニター画面95Bに表示することができる。
図8に例が示されるように、表示制御部91は、それぞれの工程におけるノズルの位置および処理液の吐出の有無を、本体画面95Aおよびモニター画面95Bに表示させるか否かを個別に設定することができる。図8に示された例では、工程「7」(レシピにしたがうノズルの配置に相当)におけるノズル30の位置、および、ノズル30からの処理液の吐出の有無について、レシピに対応しているか否かの検知結果について他の部分とは異なる色づけ(図8においては斜線)がなされており、これは、当該検知結果を、本体画面95Aおよびモニター画面95Bに表示させない設定であることを示している。
なお、本体画面95Aは、操作者の便宜のために、検知結果が異常を検知している場合のみ表示を行うものとする。そのため、上記の「表示させない」設定(非表示設定)がなされた場合には、異常を検知している検知結果について、本体画面95Aに表示させないこととなる。
一方で、モニター画面95Bは、正常を検知している検知結果および異常を検知している検知結果を表示するが、上記の非表示設定がなされた場合には、正常を検知している検知結果および異常を検知している検知結果の双方について、モニター画面95Bに表示させないこととなる(ただし、後述のように、上記の非表示設定に関わらず、全ての検知結果を表示させることも可能である)。
なお、ノズルの位置および処理液の吐出の有無について、どちらか一方を上記の非表示設定とすることも可能である。
また、上記の非表示設定とされている検知結果の表示方法は、上記の色分けに限られるものではなく、他の区別可能な態様(たとえば、点滅または太字などの強調表示)であってもよい。
また、上記の非表示設定とされている場合を含めて、検知部90による検知結果に関するデータは、たとえば、上記の記憶装置1103に蓄積される。
次に、モニター画面95Bの表示モードについて説明する。モニター画面95Bは、上記の非表示設定にしたがって検知結果を非表示とするユーザーモードと、上記の非表示設定に関わらず、全ての検知結果を表示させるメンテナンスモードとが切り替え可能である。当該切り替え制御は、表示制御部91によって行われる。
図9は、ユーザーモードにおける、モニター画面95Bの検知結果の表示画面の例を示す図である。
図9に例が示されるように、それぞれの検知結果について、検知日時、検知対象(ノズル、工程、位置、吐出)および検知結果が表示されている。
一方で、図10は、メンテナンスモードにおける、モニター画面95Bの検知結果の表示画面の例を示す図である。
図10においては、図9と同様に、それぞれの検知結果について、検知日時、検知対象および検知結果が表示されているが、図9においては非表示であった検知結果(11時23分36秒における2つの検知結果)についても表示されている。図9において非表示であった2つの検知結果は検知精度が低い検知結果であり、図9のユーザーモードでは非表示であったが、図10のメンテナンスモードでは、非表示設定に関わらず表示されている。
<他の検知対象について>
図11、図12、図13および図14は、基板Wの上面に吐出された処理液400(たとえば、IPA(イソプロピルアルコール)など)の徐々に広がっていく外縁の例を示す図である。
図11は、基板Wの上方に設けられたカメラ(たとえば、カメラ70)によって撮像される、基板Wの上面に吐出された後0.5秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図11においては、吐出された処理液400の外縁は、円形を維持している。
同様に、図12は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後1秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図12においては、広がっていく処理液400の外縁は、円形を維持していない。
同様に、図13は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後2秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図13においては、さらに広がっていく処理液400の外縁は、円形を維持していない。
同様に、図14は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後3秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図14においては、処理液400の外縁は、円形を維持していない。
検知部90は、上記の画像に対して画像解析を行うことによって、処理液400の外縁が円形を維持しているか否かを検知結果として出力する。
ここで、基板Wの上面に吐出された処理液400は、望ましくは外縁が円形を維持したまま広がるが、吐出後の経過時間が長くなるほど外縁の円形は崩れやすくなる。一方で、基板Wの上面における処理液400の外縁の形状が円形から崩れるほど、基板Wの上面において均一に処理液400が広がることが妨げられるため、基板処理に不具合を生じさせる可能性が高まる。
そして、処理液400の外縁が、吐出後の経過時間が短いうちに円形から崩れるほど、基板処理に不具合を生じさせる可能性が高まる。言い換えれば、処理液400の外縁が円形から崩れるタイミングが遅い場合には、基板処理に不具合を生じさせる可能性が低くなる。
以上を踏まえ、表示制御部91は、たとえば、吐出後1.5秒未満の画像に基づく検知結果については、検知精度が相対的に高い検知結果であるとして表示対象とし、吐出後1.5秒以後の画像に基づく検知結果については、検知精度が相対的に低い検知結果であるとして非表示とする。
上記の例では、図12において吐出後1秒後の処理液400の外縁が示されており、吐出後1.5秒未満の時点で処理液400の外縁は円形を維持していない。
このような場合、表示制御部91は、図12に基づく検知結果は検知精度が相対的に高い検知結果(異常を検知)であるとして表示対象とする。
図15は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後1秒後の、処理液400の外縁の他の画像を示す図である。図15においては、処理液400の外縁は、円形を維持している。
図15が図12の代わりに得られた場合、図15においては吐出後1秒後の処理液400の外縁が示されており、吐出後1.5秒未満の時点で処理液400の外縁は円形を維持している。さらに、図13においては吐出後2秒後の処理液400の外縁が示されており、その時点で処理液400の外縁は円形を維持していない。
このような場合、表示制御部91は、図13に基づく検知結果は検知精度が相対的に低い検知結果(異常を検知)であるとして非表示とする。
また、図16、図17、図18および図19は、基板Wの上面に吐出された処理液400の外縁の例を示す図である。
図16は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後0.5秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図16においては、吐出された処理液400の外縁は検知範囲410の内側にあり、かつ、円形を維持している。
同様に、図17は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後1秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図17においては、広がっていく処理液400の外縁は検知範囲410の内側にあり、かつ、円形を維持していない。
同様に、図18は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後2秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図18においては、さらに広がっていく処理液400の外縁は検知範囲410の外側にあり、かつ、円形を維持していない。
同様に、図19は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後3秒後の、処理液400の外縁の画像を示す図である。図19においては、処理液400の外縁は検知範囲410の外側にあり、かつ、円形を維持していない。
ここで、基板Wの上面に吐出された処理液400は、望ましくは外縁が円形を維持したまま広がるが、処理液400の範囲が大きくなるほど外縁の円形は崩れやすくなる。一方で、基板Wの上面における処理液400の外縁の形状が円形から崩れるほど、基板Wの上面において均一に処理液400が広がることが妨げられるため、基板処理に不具合を生じさせる可能性が高まる。
そして、処理液400の外縁が、処理液400の範囲が小さいうちに円形から崩れるほど、基板処理に不具合を生じさせる可能性が高まる。言い換えれば、処理液400の範囲が大きくなってから処理液400の外縁が円形から崩れる場合には、基板処理に不具合を生じさせる可能性が低くなる。
以上を踏まえ、表示制御部91は、たとえば、処理液400の外縁が検知範囲410の内側にある画像に基づく検知結果については、検知精度が相対的に高い検知結果であるとして表示対象とし、処理液400の外縁が検知範囲410の外側にある画像に基づく検知結果については、検知精度が相対的に低い検知結果であるとして非表示とする。
上記の例では、図17において吐出後1秒後の処理液400の外縁が示されており、処理液400の外縁が検知範囲410の内側にある時点で処理液400の外縁は円形を維持していない。
このような場合、表示制御部91は、図17に基づく検知結果は検知精度が相対的に高い検知結果(異常を検知)であるとして表示対象とする。
図20は、基板Wの上方に設けられたカメラによって撮像される、基板Wの上面に吐出された後1秒後の、処理液400の外縁の他の画像を示す図である。図20においては、処理液400の外縁は、円形を維持している。
図20が図17の代わりに得られた場合、図20においては検知範囲410の内側にある処理液400の外縁が示されており、検知範囲410の内側にある時点で処理液400の外縁は円形を維持している。さらに、図18においては検知範囲410の外側にある処理液400の外縁が示されており、その時点で処理液400の外縁は円形を維持していない。
このような場合、表示制御部91は、図18に基づく検知結果は検知精度が相対的に低い検知結果(異常を検知)であるとして非表示とする。
<以上に記載された実施の形態によって生じる効果について>
次に、以上に記載された実施の形態によって生じる効果の例を示す。なお、以下の説明においては、以上に記載された実施の形態に例が示された具体的な構成に基づいて当該効果が記載されるが、同様の効果が生じる範囲で、本願明細書に例が示される他の具体的な構成と置き換えられてもよい。
以上に記載された実施の形態によれば、検知装置は、撮像部と、検知部90と、第1の表示部と、表示制御部91とを備える。ここで、撮像部は、たとえば、カメラ70などに対応するものである。また、第1の表示部は、たとえば、本体画面95Aなどに対応するものである。カメラ70は、少なくとも1つの検知対象(たとえば、ノズル30の位置)を撮像する。そして、カメラ70は、検知対象の画像データを出力する。検知部90は、カメラ70から出力された画像データに基づいて、検知対象の正常または異常を検知する。そして、検知部90は、対応する複数種の検知結果を出力する。本体画面95Aは、検知部90から出力される複数種の検知結果のうち、異常を検知された検知結果を表示可能である。表示制御部91は、本体画面95Aにおいて、異常を検知された検知結果を表示させるか否かを制御する。具体的には、表示制御部91は、複数種の検知結果のうちで相対的に検知精度が低い、異常を検知された少なくとも1つの検知結果を、本体画面95Aにおいて表示させない。
また、以上に記載された実施の形態によれば、検知装置は、カメラ70と、本体画面95Aとを備える。また、検知装置は、プログラムを実行する処理回路1102Aと、実行されるプログラムを記憶する記憶装置1103とを備える。そして、処理回路1102Aがプログラムを実行することによって、以下の動作が実現される。
すなわち、カメラ70から出力された画像データに基づいて、検知対象の正常または異常が検知され、かつ、対応する複数種の検知結果が出力される。そして、検知部90から出力される複数種の検知結果のうち、異常を検知された検知結果を表示可能である本体画面95Aにおいて、異常を検知された検知結果を表示させるか否かが制御される。具体的には、複数種の検知結果のうちで相対的に検知精度が低い、異常を検知された少なくとも1つの検知結果を、本体画面95Aにおいて表示させないように制御される。
このような構成によれば、検知精度の低い検知結果(たとえば、試作機能などの検知結果など)の異常の過検知によって装置の稼働率が低下することを抑制することができる。また、検知精度の低い検知結果についてもデータを集積し、当該データを異常の過検知の原因究明および検知精度の向上(たとえば、マッチングしきい値の更新など)に役立てることができる。
なお、上記の構成に本願明細書に例が示された他の構成を適宜追加した場合、すなわち、上記の構成としては言及されなかった本願明細書中の他の構成が適宜追加された場合であっても、同様の効果を生じさせることができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、検知装置は、複数種の検知結果のうちの少なくとも1つの検知結果を表示するための第2の表示部を備える。ここで、第2の表示部は、たとえば、モニター画面95Bなどに対応するものである。そして、表示制御部91は、モニター画面95Bにおいて検知結果を表示させるか否かも制御する。また、表示制御部91は、全ての検知結果をモニター画面95Bにおいて表示させる第1のモードと、複数種の検知結果のうちで相対的に検知精度が低い少なくとも1つの検知結果を、モニター画面95Bにおいて表示させない第2のモードとを切り替え可能である。ここで、第1のモードは、たとえば、メンテナンスモードなどに対応するものである。また、第2のモードは、たとえば、ユーザーモードなどに対応するものである。このような構成によれば、ユーザーモードでは、検知精度の高い検知結果(正常および異常の検知結果の双方を含む)に限定して検知結果を確認することができるとともに、メンテナンスモードでは、検知精度の低い検知結果も含めて検知結果の検証が可能となる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、モニター画面95Bは、それぞれの検知結果をユーザーモードで表示するか否かの設定を、区別可能な態様(たとえば、色の違い、フォントの違い、または、点滅など)で表示可能である。このような構成によれば、設定画面で区別可能に表示するため、非表示となっている検知結果を容易に把握することができる。
また、以上に記載された実施の形態によれば、検知装置は、モニター画面95Bにユーザーモードで表示されない検知結果を用いて、対応する検知対象の検知精度を機械学習によって向上させるための学習部94を備える。このような構成によれば、検知精度が低い検知結果を教師データとして用いることによって、試作機能などの検知精度を効率的に向上させることができる。
<以上に記載された実施の形態の変形例について>
以上に記載された実施の形態では、それぞれの構成要素の材質、材料、寸法、形状、相対的配置関係または実施の条件などについても記載する場合があるが、これらはすべての局面においてひとつの例であって、本願明細書に記載されたものに限られることはないものとする。
したがって、例が示されていない無数の変形例、および、均等物が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。たとえば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
また、以上に記載された実施の形態で記載されたそれぞれの構成要素は、ソフトウェアまたはファームウェアとしても、それと対応するハードウェアとしても想定され、その双方の概念において、それぞれの構成要素は「部」または「処理回路」(circuitry)などと称される。
1 洗浄処理ユニット
9 制御部
10 チャンバー
11 側壁
12 天井壁
13 床壁
14 FFU
15 仕切板
18 排気ダクト
20 スピンチャック
21 スピンベース
21a 保持面
22 スピンモータ
23 カバー部材
24 回転軸
25 鍔状部材
26 チャックピン
28 下面処理液ノズル
30,60,65 ノズル
31 吐出ヘッド
32,62,67 ノズルアーム
33,63,68 ノズル基台
40 処理カップ
41 内カップ
42 中カップ
43 外カップ
43a 下端部
43b,47b,52b 上端部
43c,52c 折り返し部
44 底部
45 内壁部
46 外壁部
47 第1案内部
48 中壁部
49 廃棄溝
50 内側回収溝
51 外側回収溝
52 第2案内部
52a 下端部
53 処理液分離壁
70 カメラ
71 照明部
90 検知部
91 表示制御部
92 コマンド送信部
94 学習部
95A 本体画面
95B モニター画面
96 入力部
100 基板処理装置
102 インデクサ
103 主搬送ロボット
332 モータ
400 処理液
410 検知範囲
1102A 処理回路
1103 記憶装置

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの検知対象を撮像し、かつ、前記検知対象の画像データを出力するための撮像部と、
    前記画像データに基づいて前記検知対象の正常または異常を検知し、かつ、対応する複数種の検知結果を出力するための検知部と、
    複数種の前記検知結果のうち、異常を検知された前記検知結果を表示可能である第1の表示部と、
    前記第1の表示部において、異常を検知された前記検知結果を表示させるか否かを制御するための表示制御部とを備え、
    前記表示制御部は、複数種の前記検知結果のうちで相対的に検知精度が低い、異常を検知された少なくとも1つの前記検知結果を、前記第1の表示部において表示させない、
    検知装置。
  2. 請求項1に記載の検知装置であり、
    複数種の前記検知結果のうちの少なくとも1つの前記検知結果を表示するための第2の表示部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記第2の表示部において前記検知結果を表示させるか否かも制御し、
    前記表示制御部は、全ての前記検知結果を前記第2の表示部において表示させる第1のモードと、複数種の前記検知結果のうちで相対的に検知精度が低い少なくとも1つの前記検知結果を、前記第2の表示部において表示させない第2のモードとを切り替え可能である、
    検知装置。
  3. 請求項2に記載の検知装置であり、
    前記第2の表示部は、それぞれの前記検知結果を前記第2のモードで表示するか否かの設定を、区別可能な態様で表示可能である、
    検知装置。
  4. 請求項2または3に記載の検知装置であり、
    前記第2の表示部に前記第2のモードで表示されない前記検知結果を用いて、対応する前記検知対象の検知精度を機械学習によって向上させるための学習部をさらに備える、
    検知装置。
  5. 少なくとも1つの検知対象を撮像し、かつ、前記検知対象の画像データを出力する工程と、
    前記画像データに基づいて前記検知対象の正常または異常を検知し、かつ、対応する複数種の検知結果を出力する工程と、
    複数種の前記検知結果のうち、異常を検知された前記検知結果を表示部に表示する工程と、
    前記表示部において、異常を検知された前記検知結果を表示させるか否かを制御する工程とを備え、
    異常を検知された前記検知結果を表示させるか否かを制御する工程は、複数種の前記検知結果のうちで相対的に検知精度が低い、異常を検知された少なくとも1つの前記検知結果を、前記表示部において表示させないように制御する工程である、
    検知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176338A1 (ja) * 2022-03-14 2023-09-21 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法

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