JP2021043896A - 車両制御システム - Google Patents

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スワラン シンガ ラトル
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祐 石郷岡
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敏史 大塚
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Abstract

【課題】車両を取り巻く環境の変化によってセンサの検知能力が制限されても、車両の安全性を維持することが可能な車両制御システムを提供する。【解決手段】外界情報EIを取得する複数の外界センサと、車両情報VIを取得する複数の車両センサと、地図情報MIと、を備えた車両を制御する、車両制御システムSConSertである。車両制御システムSConSertは、車両情報VIおよび地図情報MIに基づく静的ODDならびに外界情報EIに基づく動的ODDを規定する規定モジュール10と、静的ODDおよび動的ODDに基づいて車両の動作を制御する制御モジュール20と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、車両制御システムに関する。
従来から車両の自動運転に用いる推論認識動作計画(inference-aware motion planning)のためのシステムおよび方法が知られている(下記特許文献1を参照)。この従来のシステムは、車両と、認識システムと、計画システムと、を含む(同文献、請求項1等を参照)。
前記車両は、少なくとも一つの車両駆動システムおよび少なくとも一つの車両センサを有する。前記車両駆動システムは、ステアリングシステム、ブレーキシステム、およびスロットルシステムの少なくとも一つを含む。前記車両センサは、車両速度センサ、車両加速度センサ、画像センサ、Lidarセンサ、レーダーセンサ、ステレオセンサ、超音波センサ、全地球測位システム、慣性測定ユニットの少なくとも一つを含む。
前記認識システムは、前記車両センサから受信した情報に基づいて動的障害物データを生成する。この動的障害物データは、対象の現在の位置、大きさ、現在の推定軌跡、現在の推定速度、および現在の推定加速度/減速度の少なくとも一つを含む。
前記計画システムは、少なくとも一つの処理装置と、コンピュータで実行可能な指示が保存された記憶装置とを有する。前記指示は、前記処理装置によって実行されたときに、前記処理装置が、グローバル経路計画モジュール、推論モジュール、動作計画モジュール、および軌道追従モジュールの少なくとも一つを実行するように構成されている。前記グローバル経路計画モジュールは、入力された目的地を受信し、入力された目的地への経路を生成する。
前記推論モジュールは、前記グローバル経路計画モジュールから前記経路を受信し、前記認識システムから前記動的障害物データを受信し、受信した前記経路に沿って移動するための異なる軌道に関連付けられた複数の動作セットのそれぞれの動作セットについて合計コストを決定する。前記合計コストは、少なくとも一つの関連コストと、動作の関連セットのための推定コストを含む。前記推定コストは、前記動的障害物データに基づいて増加または減少したコストを持つ動作の関連セットの確率に基づいている。
前記動作計画モジュールは、複数の動作セットの各動作セットの合計コストを受け取り、各動作セットの合計コストに基づいて複数の動作セットから特定の動作セットを選択し、前記車両の滑らかな軌道を生成する。前記軌道追従モジュールは、前記滑らかな軌道に基づいて前記車両駆動システムを制御する。
米国特許出願公開第2018/0261093号明細書
前記従来のシステムでは、前記認識システムは前記車両センサから受信した情報に基づいて動的障害物データを生成し、前記推論モジュールは前記動的障害物データに基づいて各動作セットの合計コストを決定する。さらに、前記動作計画モジュールは、前記推論モジュールで決定された合計コストに基づいて前記車両の滑らかな軌道を生成する。そのため、この前記従来のシステムでは、前記車両を取り巻く環境が変化して前記車両センサの検知能力が制限された場合に、前記動作計画モジュールによって生成された前記滑らかな軌道に沿って走行する前記車両が危険に晒されるおそれがある。
本開示は、車両を取り巻く環境の変化によってセンサの検知能力が制限されても、車両の安全性を維持することが可能な車両制御システムを提供する。
本開示の一態様は、外界情報を取得する複数の外界センサと、車両情報を取得する複数の車両センサと、地図情報と、を備えた車両を制御する、車両制御システムであって、前記車両情報および前記地図情報に基づく静的ODDならびに前記外界情報に基づく動的ODDを規定する規定モジュールと、前記静的ODDおよび前記動的ODDに基づいて前記車両の動作を制御する制御モジュールと、を備えることを特徴とする車両制御システムである。
本開示によれば、車両を取り巻く環境の変化によってセンサの検知能力が制限されても、車両の安全性を維持することが可能な車両制御システムを提供することができる。
本開示の車両制御システムの実施形態を説明するブロック図。 図1に示す本実施形態の車両制御システムの詳細なブロック図。 車両に搭載される外界センサの例を示す平面図。 各種の外界センサの特性を示す表。 外界センサに含まれる撮像装置によって取得される画像の一例。 本実施形態の車両制御システムの処理の流れを示すフロー図。 検知統制モジュールによって算出される関心領域の一例。 Y字路を有する道路形状の一例。 道路形状および車両状態と関心領域との関係を説明する図。 車両の運転モードの遷移図。 図10に示す各運転モードの時間的な推移の一例を示すグラフ。 車両の状態を示す概念図。 環境を認識するためのアルゴリズムを選択する概念図。 車両の速度と反応距離および制動距離との関係の一例を示すグラフ。 車両の速度と停止距離との関係の一例を示す概念図。
以下、図面を参照して本開示の車両制御システムの実施形態を説明する。
図1は、本開示の車両制御システムの実施形態を説明するブロック図である。図2は、図1に示す本実施形態の車両制御システムSConSertの一例をより詳細に示すブロック図である。図3は、車両制御システムSConSertの制御対象である車両SVに搭載される外界センサESの例を示す平面図である。
本実施形態の車両制御システムSConSertは、車両SVに搭載され、車両SVを安全な状態に維持するためにランタイム動的リスクアセスメントを実行する。車両制御システムSConSertは、たとえば、自動運転システム(ADS)または先進運転支援システム(ADAS)を含んでもよく、ADS/ADASの一部であってもよい。
ADS/ADASは、たとえば、車両SVの自動運転または運転支援を実現するための検知モジュールSM、計画モジュールPM、および動作モジュールAMによって構成される。公知のADS/ADASの機能は、概して検知、計画、動作の各機能に分類されるため、ここでは、ADS/ADASの機能を表す検知、計画、動作の各アーキテクチャが選択されている。図1に示す例において、車両制御システムSConSertは、ADS/ADASのアーキテクチャから独立している。
車両制御システムSConSertは、たとえば、CPU、MPUなどの処理装置と、半導体メモリ、RAM、HDDなどの記憶装置と、記憶装置に記憶された各種のデータおよび各種のコンピュータプログラムと、信号の入出力を行うI/Oポートと、によって構成されている。車両制御システムSConSertは、たとえば、マイクロコントローラやファームウェアであってもよい。
本実施形態の車両制御システムSConSertは、車両SVの運行設計領域(Operational Design Domain:ODD)を規定する規定モジュール10と、そのODDに基づいて車両SVの動作を制御する制御モジュール20とを備える。ここで、ODDとは、たとえば、車両SVの走行環境条件、すなわち、車両制御システムSConSertが搭載された車両SVの状態の各種の条件と、その車両SVを取り巻く環境の各種の条件である。ODDは、たとえば、経時的変化を伴わない静的ODDと、経時的変化を伴う動的ODDとを含む。これらのODDについては、後述する。
より詳細には、本実施形態の車両制御システムSConSertは、外界情報EIを取得する複数の外界センサESと、車両情報VIを取得する複数の車両センサVSと、地図情報MIと、を備えた車両SVを制御するためのシステムである。車両制御システムSConSertは、車両情報VIおよび地図情報MIに基づく静的ODDならびに外界情報EIに基づく動的ODDを規定する規定モジュール10と、静的ODDおよび動的ODDに基づいて車両SVの動作を制御する制御モジュール20と、を備えることを主な特徴としている。
図1および図2に示す本実施形態の車両制御システムSConSertにおいて、規定モジュール10は、たとえば検知統制モジュール11と計画統制モジュール12を含み、制御モジュール20は、動作統制モジュール21を含む。なお、検知統制モジュール11、計画統制モジュール12、および動作統制モジュール21は、それぞれ、検知契約(Sensing Contract)、計画契約(Planning Contract)、および動作契約(Action Contract)と言い換えることができる。
また、図2に示す例において、ADS/ADASの計画モジュールPMは、たとえば、地図情報データベースP1と外界情報モジュールP2と、V2XモジュールP3とを備える。また、ADS/ADASの動作モジュールAMは、たとえば、経路計画モジュールA1と、動作計画モジュールA2とを備える。
また、検知モジュールSMを統制する検知統制モジュール11は、たとえば、検知統制データベース111と、関心領域モジュール112と、センサ構成モジュール113と、を備える。計画モジュールPMを統制する計画統制モジュール12は、たとえば、計画統制データベース121と、可用センサモジュール122と、環境認識モジュール123と、計画モジュール124と、を備える。動作モジュールAMを統制する動作統制モジュール21は、たとえば、動作統制データベース211と、確認モジュール212と、修正モジュール213と、を備える。
図3に示す例において、車両SVに搭載される複数の外界センサESは、長距離レーダーES1、赤外線レーザセンサES2、撮像装置ES3、短距離レーダーES4、LIDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)ES5、超音波センサ(図示せず)などの各種のセンサを含む。車両SVは、これらの外界センサESのうち、少なくとも二種以上のセンサを含むことができる。
また、図3は、各種の外界センサESの測定範囲の一例を示している。図3において、測定範囲RM1は、長距離レーダーES1の測定範囲であり、測定範囲RM2は、赤外線レーザセンサES2の測定範囲であり、測定範囲RM3は、撮像装置ES3の測定範囲の一例である。また、測定範囲RM4は、短距離レーダーES4の測定範囲、測定範囲RM5は、LIDAR(ES5)の測定範囲の一例を示している。複数の外界センサESによって取得される外界情報EIは、たとえば、車両SVの周囲の気象条件、明るさ、歩行者や他の車両などの移動体、路面状況などの情報を含み、外界情報モジュールP2に入力される。
図4は、各種の外界センサESの特性を示す表である。より具体的には、図4に示すように、外界センサESの種別ごとに、測定範囲、視野角、気象条件、速度計測能力などの条件があらかじめ規定され、検知統制データベース111に記憶されている。このような外界センサESの各種の条件や制約は、たとえば、前述の静的ODDに含まれる。すなわち、前述の静的ODDは、たとえば、外界センサESの条件および制約、ならびに、道路形状、および移動しない静的な障害物などの静的特徴を含み、検知統制モジュール11の検知統制データベース111に記憶されている。
図5は、外界センサESに含まれる撮像装置ES3によって取得される画像Gの一例を示す画像図である。撮像装置ES3によって撮影された画像Gのデータは、たとえば、図2に示す外界情報モジュールP2に入力され、外界情報モジュールP2において各種の演算が実行される。これにより、車両SVが走行可能な運行可能領域DA、車線境界線LLなどの道路標示、道路標識RS、信号SGN、ならびに、歩行者PEおよび自車である車両SVの前方の他の車両OVを含む移動体が認識される。画像Gでは、認識された物体の周囲に境界ボックスが表示されている。また、撮像装置ES3により、運行可能領域DAの周囲のガードレール、街路樹、建造物などを含む障害物も認識される。
以下の表1に、外界センサESの制約に基づく動的ODDの一例を示す。動的ODDは、たとえば、事前に予測できない動的な気象条件や、車両SVの周囲の歩行者PEおよび他の車両OVなどの移動体を含む。表1では、アルゴリズムALG1からアルゴリズムAL4までの4つの動的ODDそれぞれの挙動を支配する、部分的に既知または完全に既知の動的制約すなわち環境条件が例示されている。
Figure 2021043896
表1に示す例において、アルゴリズムALG2,ALG4は、複数の都市(場所)での使用が可能であるのに対し、アルゴリズムALG1,ALG3は、一つの都市のみでの使用が想定されている。また、アルゴリズムALG1,ALG3,ALG4は、いくつかの気象条件で使用が可能であるのに対し、アルゴリズムALG2は、ある一つの特定の気象条件のみでの使用が想定されている。時刻や走行シーンについても同様に、各アルゴリズムにおいて条件が設定されている。
なお、アルゴリズムALG1は、外界センサESとして、たとえば、カメラのみを用いることを条件とし、アルゴリズムALG2は、外界センサESとして、たとえば、ステレオカメラのみを用いることを条件とする。また、アルゴリズムALG3は、外界センサESとして、たとえば、レーダーとカメラを用いることを条件とし、アルゴリズムALG4は、外界センサESとして、たとえば、レーダー、LIDAR、およびカメラを用いることを条件とする。
以下の表2に、各アルゴリズムALG1,ALG2,ALG3,ALG4について、検知した物体の種別ごとの信頼度の一例を示す。
Figure 2021043896
表2に示す例において、アルゴリズムALG1は、たとえば、障害物検知の信頼度が低く、それ以外の物体検知の信頼度は、障害物検知の信頼度よりも高い。アルゴリズムALG2は、たとえば、車線検知の信頼度が低いが、それ以外の物体検知の信頼度は、車線検知の信頼度よりも高い。アルゴリズムALG3は、たとえば、障害物検知と運行可能領域の検知の信頼度が低いが、それ以外の物体検知の信頼度は、障害物検知および運行可能領域検知の信頼度よりも高い。アルゴリズムALG4は、たとえば、表2に示すすべての物体検知についての信頼度が、他のアルゴリズムの信頼度よりも高い。
検知統制モジュール11は、たとえば、静的ODDや動的ODDに基づく信頼度のデータ114を、動作統制モジュール21の確認モジュール212に出力する。より具体的には、検知統制モジュール11は、たとえば、図4に示すような外界センサESの制約や、図7に示すような外界センサESの視界を遮る障害物OB、表2に示すような動的ODDに基づく信頼度のデータ114を算出して、確認モジュール212に出力する。
また、車両SVに搭載される複数の車両センサVSは、たとえば、衛星測位システムなどの位置センサ、速度センサ、加速度センサ、角速度センサ、ジャイロセンサ、ブレーキセンサ、アクセルセンサ、操舵角センサ、シフトセンサ、トルクセンサなどの各種のセンサのうち、二種以上のセンサを含む。本実施形態において、車両センサVSは、位置センサ、速度センサ、および加速度センサを含み、車両情報VIは、車両SVの位置、速度および方位の情報を含む。
また、地図情報MIは、たとえば、車両制御システムSConSertを構成する記憶装置に記憶され、地図情報データベースP1に格納される。地図情報MIは、たとえば、カーブ、直線、勾配、交差点などの道路形状情報、建造物などの障害物情報、直進車線や右左折車線などの車線情報、道路標示情報、道路標識情報、信号位置情報、および住所情報などを含むデータベースである。
以下、図6から図11までを参照して、本実施形態の車両制御システムSConSertの動作を説明する。図6は、車両制御システムSConSertの処理の流れを示すフロー図である。車両制御システムSConSertは、まず、車両状態および道路形状などの情報を取得する処理S1を実行する。より具体的には、車両制御システムSConSertは、たとえば計画統制モジュール12の環境認識モジュール123に入力された車両センサVSの出力に基づいて、車両状態に関する情報、すなわち車両情報VIを算出する。車両情報VIは、たとえば、車両SVの位置、角速度、直線速度、加速度などの情報を含む。車両制御システムSConSertは、関心領域モジュール112により、環境認識モジュール123から出力された車両情報VIを取得する。
また、車両制御システムSConSertは、たとえば関心領域モジュール112により、地図情報データベースP1から地図情報MIを取得する。また、関心領域モジュール112は、車両SVが走行する経路、速度、加速度などを含む運転シナリオに関する情報を、たとえば、検知統制データベース111から取得する。運転シナリオは、たとえば、目的地DSTおよび地図情報MIに基づいて経路計画モジュールA1が算出した経路ならびに車両SVの速度および加速度の目標値を含む情報であり、車両SVを目的地まで安全にナビゲートするための各種の制御目標値を含む。
図7は、検知統制モジュール11によって算出する理想的な関心領域ROIの一例を示す図である。処理S1の終了後、車両制御システムSConSertは、理想的な関心領域ROIを算出する処理S2を実行する。理想的な関心領域ROIは、たとえば、車両SVを安全にナビゲートするために、走行中の車両SVが情報の取得および外界認識を必要とする領域であり、処理S1で取得した車両状態および道路形状ならびに運転シナリオなどに基づいて算出することができる。より具体的には、車両制御システムSConSertは、たとえば、関心領域モジュール112において、地図情報データベースP1から地図情報MIおよび道路形状を取得し、環境認識モジュール123から車両情報VIを取得し、検知統制データベース111から運転シナリオを取得して、関心領域ROIを算出する。
たとえば、図7の下図のように、車両SVが十字路の交差点に進入しようとしている場合を例に挙げて説明する。この場合、たとえば、車両SVの前方を撮影するステレオカメラなどの外界センサESによって、図7の上図のような画像Gが取得される。関心領域モジュール112は、処理S1で入力された情報に基づいて、図7の下図に示すような関心領域ROIを算出する。関心領域ROIは、たとえば、車両SVの周囲の対向車を含む他の車両OVや歩行者PEなどの移動体または障害物が、自車である車両SVの走行に影響を及ぼす可能性のある領域である。
図7に示す例では、車両SVは、たとえば、予め設定された運転シナリオにしたがって、交差点を左折しようとしているため、関心領域ROIは、交差点の左折方向において、直進方向および右折方向よりも拡張されている。また、関心領域ROIの広さは、車両SVの経路の他、たとえば、車両SVの速度などの車両情報VIに応じて変化する。たとえば、車両SVの速度が高くなるほど、関心領域ROIはより拡張される。関心領域モジュール112で算出された関心領域ROIは、たとえば、センサ構成モジュール113に出力され、センサ構成モジュール113において車両SVの理想的な外界センサESの選択に用いられる。
図8は、Y字路を有する道路形状の一例を示す図である。図8に示すように、たとえば、車両SVが前方で二手に分岐するカーブしたY字路のような道路形状の道路を走行する場合を例に挙げて説明する。この場合、運転シナリオの地点Aから地点Bまでの間の経路に複数の中間地点WPを設定することができる。運転シナリオは、たとえば、各々の中間地点WPにおける車両SVの理想的な車両情報VI、たとえば、線形位置および角位置、線形速度、角速度、線形加速度および角加速度などの目標値を含むことができる。関心領域モジュール112は、たとえば、これらの中間地点WPにおける車両情報VIの目標値に基づいて、関心領域ROIを算出する。
図9は、道路形状および車両状態と関心領域ROIとの関係を説明する図である。図9に示すように、関心領域ROIは、たとえばT字路、十字路、環状路など、様々な道路形状に応じて算出することができる。すなわち、関心領域ROIは、運転シナリオの経路に含まれる車両SVの経路の直進、右左折、中間地点WPなどの様々な属性に対して算出される。また、図9に示すように、車両SVの前、横、および後の関心領域ROIの広さは、車両SVの速度に応じて変化する。
たとえば、図9の左下に示すように、車両SVの速度が低速V1、中速V2、高速V3の三段階に変化する場合、低速V1のときの関心領域ROI1よりも、中速V2のときの関心領域ROI2の方が、車両SVの前方に拡張されている。また、車両SVの速度が中速V2のときの関心領域ROI2よりも、高速V3のときの関心領域ROI3の方が、車両SVの前方に拡張されている。すなわち、ADS/ADASにより車両SVを所定の運転シナリオで走行させる場合、理想的な関心領域ROIにおける車両SVの前の領域、横の領域、および後の領域は、車両SVの経路およびその中間地点WPの車両情報VIに応じて拡張または縮小される。
以上のように、車両制御システムSConSertは、図6に示す処理S2において、所定の運転シナリオに対する関心領域ROIを算出した後に、理想的なセンサ構成を導出する処理S3を実行する。より具体的には、前述の処理S2で関心領域モジュール112によって算出された関心領域ROIは、たとえば、センサ構成モジュール113に入力される。車両制御システムSConSertは、処理S3において、たとえば、センサ構成モジュール113により、運転シナリオの経路に設定された各々の関心領域ROIに基づいて、車両SVを安全に走行させるための理想的なセンサ構成を算出する。
より具体的には、センサ構成モジュール113は、たとえば、図2に示す検知統制データベース111に記憶された静的ODDを読み出し、各々の関心領域ROIを認識するのに最適な外界センサESを選択する。センサ構成モジュール113は、たとえば、図4に示すような外界センサESの静的な既知の制約条件を含む静的ODDと、各々の関心領域ROIに応じて、複数種の外界センサESの中から関心領域ROIを認識するのに最適な特定の種類の外界センサESを選択する。
また、センサ構成モジュール113は、たとえば、処理S3において、複数種の車両センサVSの中から、各々の関心領域ROIに応じて、たとえば、全地球衛星測位システム(GNSS)や慣性計測装置(IMU)などの特定の種類の車両センサVSを選択する。なお、関心領域モジュール112において、車両情報VI等に基づいて理想的な関心領域ROIを算出できない場合、センサ構成モジュール113は、V2X(P3)すなわち、車両SVと外部との通信により得られた情報を利用して、センサ構成を決定してもよい。処理S3の終了後、車両制御システムSConSertは、車両SVを取り巻く環境に応じて、車両SVの周囲の環境すなわち外界を認識するための特定のアルゴリズムを選択する処理S4を実行する。
処理S4において、車両制御システムSConSertは、たとえば、可用センサモジュール122により、車両SVを取り巻く環境に応じて、計画統制データベース121に格納された表1および表2に示すような複数のアルゴリズムALG1−ALG4の中から、特定のアルゴリズムを選択する。具体的には、可用センサモジュール122は、たとえば、センサ構成モジュール113を介して取得した外界情報EIに基づいて、センサ構成モジュール113が選択した特定の外界センサESの中から、最適な外界センサESおよびアルゴリズムを選択する。
具体的には、可用センサモジュール122は、たとえば、外界情報EIに含まれる霧、降雪、降雨、夜間など環境条件と、図4に示すような各種の外界センサESの特性に基づいて、センサ構成モジュール113が選択した外界センサESの中から、特定の外界センサESを抽出する。そして、可用センサモジュール122は、たとえば、複数のアルゴリズムALG1−ALG4の中から、抽出した外界センサESを使用する特定のアルゴリズムを選択する。
次に、車両制御システムSConSertは、たとえば、処理S4で抽出された外界センサESおよび選択されたアルゴリズムを用いて、環境認識モジュール123により、車両SVの車両状態および周囲の環境を認識する処理S5を実行する。次に、車両制御システムSConSertは、たとえば、可用センサモジュール122で選択された外界センサESおよびアルゴリズム、および、環境認識モジュール123の出力に基づいて、車両SVの動作を計画する処理S6を実行する。処理S6では、たとえば、計画モジュール124によって、車両SVの運転モードが選択される。
図10は、処理S6で選択される運転モードの状態遷移図である。処理S6では、たとえば、計画モジュール124により、停止操作モードMA、手動操作モードMB、制限操作モードMC、完全自律モードMDの四つの運転モードから、一つの運転モードが選択される。すなわち、条件が満たされた程度によって、各モード間の切り替えが行われる。
具体的には、選択された外界センサESおよび車両センサVSがすべて利用できる場合には、計画モジュール124により、完全自律モードMDが選択される。一方、選択された外界センサESおよび車両センサVSのうち、何らかの制約によって一部のセンサが利用できないが、車両SVを安全に走行させることができる場合、制限操作モードMCが選択される。また、選択された外界センサESおよび車両センサVSのうち、何らかの制約によって一部または全部のセンサが利用できず、車両SVを安全に走行させることができない場合、手動操作モードMBが選択される。また、過酷な環境条件や故障、その他の理由により車両SVが安全に走行できない場合は、停止操作モードMAに遷移する。また、車両SVが安全に走行できるようになると、停止操作モードMAから、条件に応じた他の三つのモードのいずれかに遷移する。
各モードは、さらにサブモードを含んでもよい。制限操作モードMCは、たとえば、車両SVの運転者の監視下で車両制御システムSConSertによる車両SVの操作を行うサブモードを含むことができる。また、制限操作モードMCは、たとえば、車両制御システムSConSertが、車両SVの車線維持や、アダプティブクルーズコントロール(ACC)などの限定された操作のみを行うサブモードを含むことができる。また、制限操作モードMCにおいて、運転者が車両制御システムSConSertから車両SVの操作を引き継ぐことができない場合、または、所定の時間内に操作に介入できない場合、車両SVと乗員の安全を確保するために、停止操作モードMAに遷移することができる。
また、制限操作モードMCにおいて、運転者が所定の時間内に車両制御システムSConSertから操作を引き継ぐことができる場合、車両制御システムSConSertは、運転シナリオに基づく車両SVの動作を監視する監視システムとしても機能する。この場合、車両制御システムSConSertは、運転者が認識することができない安全上の重要な情報を、運転者に通知することができる。したがって、手動操作モードMBは、たとえば、二つのサブモード、すなわち、車両制御システムSConSertによる監視がない完全手動操作モードと、車両制御システムSConSertによる監視がある監視付き手動操作モードとを有する。
図11は、図10に示す各運転モードの時間的な推移の一例を示すグラフである。計画モジュール124によって選択される運転モードは、たとえば、外界センサES、計算プラットフォーム、アルゴリズム、および運転シナリオの条件および利用可能性が、時間の経過にともなって変化することで、随時、停止操作モードMA、手動操作モードMB、制限操作モードMC、完全自律モードMDの四つの運転モードの間で切り替わる。すなわち、車両制御システムSConSertは、車両SVのランタイム動的リスクアセスメントを行って、車両SVの運転モードを選択することができる。また、計画モジュール124は、たとえば、外界センサESの外界情報EIおよび車両センサVSの車両情報VIに基づいて、静的ODDおよび動的ODDを規定し、運転モードの信頼度のデータ125を確認モジュール212に出力する。
ここで、動作モジュールAMは、経路計画モジュールA1により、目的地DST、車両SVの位置、および地図情報MIに基づいて、車両SVの経路を算出する。動作計画モジュールA2は、経路計画モジュールA1から、車両SVの目的地までの経路を取得し、車両SVの動作を算出する。
次に、車両制御システムSConSertは、図6に示すように、車両SVの安全性および円滑な動作を確認する処理S7を実行する。処理S7において、確認モジュール212は、たとえば、動作計画モジュールA2の出力と、検知統制モジュール11の出力である信頼度のデータ114と、運転モードの信頼度のデータ125を含む計画モジュール124の出力とを入力とする。そして、確認モジュール212は、これらの入力に基づいて、車両SVの衝突回避と円滑な動作の実現可能性を算出する。次に、車両制御システムSConSertは、図6に示すように、車両SVの動作を修正する処理S8を実行する。
処理S8では、たとえば、処理S7で確認モジュール212から出力された衝突回避および円滑な動作の実現可能性、信頼度などに基づいて、車両SVの動作を補正する。具体的には、静的ODDや動的ODDに基づく信頼度が低く衝突回避が完全ではない場合や、車両SVの動作が円滑ではなく所定の加速度を超えるような場合には、車両SVの速度を低下させるなどの動作の補正を行う。修正モジュール213は、補正後の動作の指令を車両SVのアクチュエータVAに出力する。
図12は、車両SVの状態を示す概念図である。車両SVの状態は、たとえば、安全状態と、警告状態と、危険状態と、災害状態に分類される。安全状態は、車両SVが設計されたODD内で動作していることを表している。警告状態は、ODDの範囲を超えているが、依然としてODDの近傍にあることを表している。したがって、警告状態では、車両の動作を修正することで、安全状態に戻すことができる。危険状態は、たとえば車両SVに搭載されたセンサの故障や過酷な気象条件によって、車両SVの周囲の環境を認識できず、車両が危険に晒されている状態である。車両SVは、他の理由によって危険状態に入る場合もある。
車両SVが危険状態にある場合、車両SVの運転者が車両制御システムSConSertから制御を引き継ぐこと、または、車両SVが制限された安全な動作を実行することで、車両SVが安全状態に戻る可能性がある。災害状態は、最も危険な最終的な状態であり、車両SVは、いかなるコストを払ってもこの状態に入らないようにすべきである。災害状態では、被害を最小限にするために車両SVを停止させる必要がある。
高度な自律走行を行う車両が高い注目を集めている主な理由の一つは、車両の挙動を修正して警告状態や危険状態から安全状態に戻す機能が周知されたことである。人為的な事故をなくすために、車両の操作から運転者を排除することは、高度な自律走行を行う車両を機械的な監視システムにする。したがって、高度な自律走行を行う車両が社会に受け入れられるためには、ADS/ADASを備え、運転者が監視を行う車両よりも信頼性が高く安全でなければならない。ISO 26262やSOTIFなどのような現在の工業規格は、機能的な安全面をカバーしているが、機能的な推論の安全面をカバーしていない。したがって、現在、高度な自律走行を行う車両に対して、熟練した運転者の監視能力を保証することができるような、確立された理論的および技術的枠組みは確立されていない。
前述のように、本実施形態の車両制御システムSConSertは、外界情報EIを取得する複数の外界センサESと、車両情報VIを取得する複数の車両センサVSと、地図情報MIと、を備えた車両SVを制御するシステムである。本実施形態の車両制御システムSConSertは、車両情報VIおよび地図情報MIに基づく静的ODDならびに外界情報EIに基づく動的ODDを規定する規定モジュール10と、静的ODDおよび動的ODDに基づいて車両センサVSの動作を制御する制御モジュール20と、を備える。
この構成により、車両制御システムSConSertは、車両SVのランタイム動的リスクアセスメントを実行することができる。すなわち、車両制御システムSConSertによれば、車両SVに搭載されたセンサや道路形状などの静的な制約である静的ODDや、外部環境の変化などによる動的な制約である動的ODDに対応して、車両SVを安全状態で走行させることができる。
換言すると、車両制御システムSConSertによれば、車両SVの周囲の環境で起きていること、たとえば歩行者PEや他の車両OVなどの移動体やそれらの経時的な挙動の変化、気象の変化などの動的な制約を検知し、それに対応した制御を行うことができる。したがって、本実施形態の車両制御システムSConSertによれば、車両SVが動作すべきODDを監視することによって、完全な自律走行または半自律走行を行う車両SVの安全性および信頼性を向上させることができる。その結果、高度な自律走行を行う車両が社会に受け入れられやすくすることができる。
また、本実施形態の車両制御システムSConSertにおいて、規定モジュール10は、検知統制モジュール11を含む。そして、検知統制モジュール11は、車両SVの経路および速度を含む運転シナリオに基づいて関心領域ROIを設定し、その関心領域ROIに基づいて複数の外界センサESから特定の外界センサESを選択し、静的ODDに基づいて外界情報EIの信頼度を算出する。この構成により、外界センサESの制約による外界情報EIの信頼度に応じて、車両SVの安全な動作を算出することができ、車両SVが安全状態から警告状態や危険状態へ移行するのを防止することができる。
また、本実施形態の車両制御システムSConSertにおいて、規定モジュール10は、計画統制モジュール12を含む。そして、計画統制モジュール12は、外界情報EIに基づいて静的ODDおよび動的ODDを規定し、外界情報EIおよび車両情報VIに基づいて算出された車両SVの動作の信頼度を静的ODDおよび動的ODDに基づいて算出する。この構成により、車両SVの動作の信頼度に応じて、車両SVの安全な動作を算出することができ、車両SVが安全状態から警告状態や危険状態へ移行するのを防止することができる。
また、本実施形態の車両制御システムSConSertにおいて、制御モジュール20は、動作統制モジュール21を含む。そして、動作統制モジュール21は、検知統制モジュール11または計画統制モジュール12による信頼度の少なくとも一方に基づいて車両SVの動作を修正する。この構成により、たとえば、外界情報EIの信頼度や、車両SVの動作の信頼度が低い場合に、車両SVの動作を修正して安全状態を維持することができる。また、車両SVの動作を修正しても安全状態を維持できない場合には、車両SVの停止操作を行うこともできる。また、外界情報EIの信頼度や、車両SVの動作の信頼度が低い場合に、車両SVの操作を運転者に引き継ぐことができる。
また、本実施形態の車両制御システムSConSertにおいて、静的ODDは、外界センサESの測定範囲、視野角、または昼夜の少なくとも一つを含む。この構成により、静的ODDに基づいて、外界センサESを選定することができ、外界情報EIの信頼度を算出することができる。
また、本実施形態の車両制御システムSConSertにおいて、動的ODDは、場所、気象、時刻、またはシーンの少なくとも一つを含む。この構成により、動的ODDに基づいて、外界センサESを選定することができ、外界情報EIまたは車両センサVSの動作の信頼度を算出することができる。
また、本実施形態の車両制御システムSConSertにおいて、関心領域ROIは、車両SVの速度および経路に応じて変化する。この構成により、関心領域ROIの変化に対応して、適切な外界センサESを選定することができる。
以上のように、本実施形態の車両制御システムSConSertは、外界情報を取得する複数の外界センサESと、車両情報VIを取得する複数の車両センサVSと、地図情報MIと、を備えた車両SVを制御するためのシステムである。車両制御システムSConSertは、検知統制モジュール11と、計画統制モジュール12と、動作統制モジュール21と、を備える。検知統制モジュール11は、車両SVの経路および速度を含む運転シナリオに基づいて関心領域ROIを設定し、その関心領域ROIに基づいて複数の外界センサESから特定の外界センサESセンサを選択する。計画統制モジュール12は、車両情報VIおよび地図情報MIに基づく静的ODDならびに外界情報EIに基づく動的ODDを、外界情報EIに基づいて規定する。動作統制モジュール21は、静的ODDおよび動的ODDに基づいて車両SVの動作を算出する。さらに、検知統制モジュール11は、静的ODDに基づいて外界情報EIの信頼度を算出し、計画統制モジュール12は、静的ODDおよび動的ODDに基づいて車両SVの動作の信頼度を算出し、動作統制モジュール21は、これら信頼度に基づいて車両SVの動作を修正する。
このような構成により、本実施形態によれば、前述のように、車両SVを取り巻く環境の変化によってセンサの検知能力が制限されても、車両SVの安全性を維持することが可能な車両制御システムSConSertを提供することができる。
また、本実施形態の車両制御システムSConSertを構成する検知統制モジュール11および計画統制モジュール12は、前述のような車両SVの運転モードの選択に使用することができる。また、車両制御システムSConSertは、運転者に安全上重要な通知を行う監視システムとして使用することも可能である。
図13は、物体/車線検知の場合に利用可能なセンサ構成に基づいて、環境を認識するためのアルゴリズムを選択する概念図を示す。また、図13は、環境を認識するためのアルゴリズムの正確性と精度の離散化を表現している。検出された物体とその信頼度(Quality Property Value:QPV)は、車両SVの衝突回避と車両SVの滑らかな動作の実現可能性を確認するために、動作統制モジュール21で使用される。
図14は、車両SVの速度と反応距離および制動距離との関係の一例を示すグラフである。図15は、車両の速度と停止距離との関係の一例を示す概念図である。車両SVの速度が増加すると、車両SVを滑らかに完全に停止させるために必要な距離が増加する。したがって、関心領域ROIに基づいて、所与の運転シナリオにおける車両SVの速度を制限する。なお、図15に示す例では、車両SVは異なる速度で同時に制動を開始している。すなわち、信頼度が低い場合でも、車両SVの動作を修正して速度を低下させることで、車両SVを安全状態に維持することができる。
以上、図面を用いて本開示に係る車両制御システムの実施形態を詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても、それらは本開示に含まれるものである。たとえば、本開示の車両制御システムは、建設機械、ロボット、航空機、ヘリコプター、船舶、農機具、列車、ゴルフカート、またはその他の車両にも適用可能である。
10 規定モジュール
11 検知統制モジュール
12 計画統制モジュール
20 制御モジュール
21 動作統制モジュール
EI 外界情報
ES 外界センサ
MI 地図情報
ROI 関心領域
SConSert 車両制御システム
SV 車両
VI 車両情報
VS 車両センサ

Claims (8)

  1. 外界情報を取得する複数の外界センサと、車両情報を取得する複数の車両センサと、地図情報と、を備えた車両を制御する、車両制御システムであって、
    前記車両情報および前記地図情報に基づく静的ODDならびに前記外界情報に基づく動的ODDを規定する規定モジュールと、
    前記静的ODDおよび前記動的ODDに基づいて前記車両の動作を制御する制御モジュールと、を備えることを特徴とする車両制御システム。
  2. 前記規定モジュールは、検知統制モジュールを含み、
    前記検知統制モジュールは、前記車両の経路および速度を含む運転シナリオに基づいて関心領域を設定し、前記関心領域に基づいて複数の前記外界センサから特定の前記外界センサを選択し、前記静的ODDに基づいて前記外界情報の信頼度を算出することを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記規定モジュールは、計画統制モジュールを含み、
    前記計画統制モジュールは、前記外界情報に基づいて前記静的ODDおよび前記動的ODDを規定し、前記外界情報および前記車両情報に基づいて算出された前記車両の動作の信頼度を前記静的ODDおよび前記動的ODDに基づいて算出することを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  4. 前記制御モジュールは、動作統制モジュールを含み、
    前記動作統制モジュールは、前記信頼度に基づいて前記車両の動作を修正することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の車両制御システム。
  5. 前記静的ODDは、前記外界センサの測定範囲、視野角、または昼夜の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  6. 前記動的ODDは、場所、気象、時刻、またはシーンの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  7. 前記関心領域は、前記車両の速度および経路に応じて変化することを特徴とする請求項2に記載の車両制御システム。
  8. 外界情報を取得する複数の外界センサと、車両情報を取得する複数の車両センサと、地図情報と、を備えた車両を制御する、車両制御システムであって、
    前記車両の経路および速度を含む運転シナリオに基づいて関心領域を設定し、前記関心領域に基づいて複数の前記外界センサから特定の前記外界センサを選択する検知統制モジュールと、
    前記車両情報および前記地図情報に基づく静的ODDならびに前記外界情報に基づく動的ODDを、前記外界情報に基づいて規定する計画統制モジュールと、
    前記静的ODDおよび前記動的ODDに基づいて前記車両の動作を算出する動作統制モジュールと、を備え、
    前記検知統制モジュールは、前記静的ODDに基づいて前記外界情報の信頼度を算出し、
    前記計画統制モジュールは、前記静的ODDおよび前記動的ODDに基づいて前記車両の前記動作の信頼度を算出し、
    前記動作統制モジュールは、前記信頼度に基づいて前記車両の前記動作を修正することを特徴とする車両制御システム。
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