JP2021043846A - 電子機器、システム、サーバ、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影された映像データのうちで、異常事象を撮影した可能性が高い異常映像データを、要求に応じて的確に保護できる電子機器、システム、サーバ、およびプログラムを提供する。【解決手段】電子機器は、所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部と、取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部と、取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、前記記憶部に記憶されている前記映像データのうちで、検出された前記異常映像データを上書きされないように、前記異常映像データのデータ保護を実行する保護処理部とを備える。【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器、システム、サーバ、およびプログラムに関する。
従来、撮影された映像データを用いる各種技術が知られている。例えば特許文献1に開示の発明では、事故発生が検出された対象車両から、データセンタに記録要求が送信される。記録要求を受信したデータセンタは、事故発生時に対象車両の周囲にいた周辺車両に対して記録指令を送信し、周辺車両にある複数の記憶領域のうちで記録指令が指定した許可領域に、周辺車両で撮影された他車事故状況データを記録させる。その後、データセンタは、対象車両で自車事故状況データの読み出しが行われると、周辺車両において他車事故状況データが記録された許可領域を、上書き不可の禁止領域に変更する。
特許文献1に開示の発明によれば、データセンタは、記録要求に含まれる事故発生時刻と対象車両位置に基づいて周辺車両を特定し、特定した全ての周辺車両に対して記録指令を送信する。このとき、例えば対象車両の事故を撮影していない周辺車両がある場合、この周辺車両にも記録指令が送信されて、対象車両の事故を撮影していない他車事故状況データが記録されるおそれがある。更に、対象車両の事故を撮影していない周辺車両では、他車事故状況データを記録した許可領域が禁止領域に変更されることで、上書き可能な記憶容量が制限されるおそれがある。
本発明の一態様は、撮影された映像データのうちで、異常事象を撮影した可能性が高い映像データを、要求に応じて的確に保護できる電子機器、システム、サーバ、およびプログラムを提供することである。
本発明の一態様に係る電子機器は、所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部と、取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部と、取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、前記記憶部に記憶されている前記映像データのうちで、検出された前記異常映像データが上書きされないように、前記異常映像データのデータ保護を実行する保護処理部とを備える。
本発明の一態様に係る電子機器は、所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部と、取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部と、取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、前記異常映像データが検出された場合、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器による前記異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を、サーバに送信する第一送信部と、前記サーバからデータ要求指示を受信した場合、前記データ要求指示によって要求された前記異常映像データを前記記憶部から読み出して、前記サーバに送信する第二送信部と、を備える。
本発明の一態様に係るシステムは、ネットワークを介して接続された電子機器とサーバとを含むシステムであって、前記電子機器に設けられて所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを記憶部に記憶する記憶制御部と、取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、前記異常映像データが検出された場合、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器による前記異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を、前記サーバに送信する第一送信部と、前記サーバに送信された前記異常通知情報が指定された検索条件に対応する場合、前記異常映像データを要求するデータ要求指示を前記電子機器に送信する第二送信部と、前記電子機器が前記データ要求指示を受信した場合、前記データ要求指示によって要求された前記異常映像データを前記記憶部から読み出して、前記サーバに送信する第三送信部と、を備える。
本発明の一態様に係るサーバは、複数の電子機器の何れかから、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器において異常事象を撮影したと推定される異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を受信する第一受信部と、前記異常事象の検索条件を、端末装置から受信する第二受信部と、受信された前記異常通知情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、前記記憶部に記憶されている複数の前記異常通知情報のうち、受信された前記検索条件に対応する前記異常通知情報の送信元である少なくとも一つの前記電子機器に、前記異常通知情報に対応する前記異常映像データを要求するデータ要求指示を送信する第一送信部と、受信された少なくとも一つの前記異常映像データを、前記端末装置に送信する第二送信部と、を備える。
本発明の一態様に係るプログラムは、電子機器を、所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部、取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部、取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部、および前記記憶部に記憶されている前記映像データのうちで、検出された前記異常映像データが上書きされないように、前記異常映像データのデータ保護を実行する保護処理部、として機能させる。
本発明の一態様に係るプログラムは、電子機器を、所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部、取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部、取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、前記異常映像データが検出された場合、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器による前記異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を、サーバに送信する第一送信部、および前記サーバからデータ要求指示を受信した場合、前記データ要求指示によって要求された前記異常映像データを前記記憶部から読み出して、前記サーバに送信する第二送信部、として機能させる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
(第一実施形態)
第一実施形態に係るシステム100の全体構成について説明する。図1は、システム100の一例を示す図である。図1に例示するシステム100は、電子機器1、サーバ2、端末装置3を含む。本実施形態のシステム100は、複数の電子機器1を含むが、少なくとも一つの電子機器1を含めばよい。
第一実施形態に係るシステム100の全体構成について説明する。図1は、システム100の一例を示す図である。図1に例示するシステム100は、電子機器1、サーバ2、端末装置3を含む。本実施形態のシステム100は、複数の電子機器1を含むが、少なくとも一つの電子機器1を含めばよい。
電子機器1は、映像の撮影および記録が可能な機器である。本実施形態の電子機器1は、例えば自動車事故の発生時の状況記録を目的として車両に設置される車載機器(所謂、ドライブレコーダ)である。サーバ2は、後述の異常映像データを収集するためのコンピュータである。端末装置3は、ユーザが後述の異常映像データを検索および閲覧するためのコンピュータである。
電子機器1とサーバ2とは、移動体通信に用いられる無線通信ネットワークを介して接続されている。無線通信ネットワークは、例えばLong Term Evolution(LTE)のような無線通信規格に準拠する。サーバ2と端末装置3とは、例えばWANまたはLANのようなネットワークを介して接続されている。
本実施形態では、電子機器1は車両91に設置されている。電子機器1は、車両91の車外を撮影して、その撮影データを記録可能である。車両91とは異なる他の車両92,93には、電子機器1が設置されていない。図1に示す例では、車両92と車両93とが互いに接触する自動車事故が発生している。この自動車事故の発生時に、車両91が事故現場の近くを偶然走行していたため、電子機器1が自動車事故の発生状況を撮影および記録していたものとする。なお、自動車事故は、車両同士の接触事故に限定されず、車両による物損事故、人身事故等を含んでもよい。
図2は、電子機器1のハードウェア構成の一例を示す図である。電子機器1は、例えば、演算処理部11、撮影部12、GPS受信部14、加速度センサ15、ジャイロセンサ16、タイマ17、無線通信部18、内蔵メモリ19、インターフェース部20を含む。演算処理部11は、例えばCPUで構成され、電子機器1の全体的な制御を司る。演算処理部11は、例えば内蔵メモリ19に格納される各種プログラムを実行することで、様々な演算処理を実行する。演算処理部11は、MCU、MPU等でもよい。
撮影部12は、電子機器1が設置される車両91の外部を継続的に撮影するための撮像ユニットである。本実施形態の撮影部12は、車両91のフロントガラス越しに前方(進行方向)を撮影する小型カメラである。撮影部12によって撮影された映像データは、例えば演算処理部11を介して記憶部5に記録される。なお撮影部12は、電子機器1本体と分離して設けられてもよい。
GPS受信部14は、電子機器1が設置された車両91の位置および方位を測定するためのGPS信号を受信する機器である。加速度センサ15およびジャイロセンサ16は、位置および方位の測定精度を向上させるための補助的な情報として加速度および角加速度を取得する機器である。タイマ17は、現在日時を取得する機器である。
演算処理部11は、GPS受信部14、加速度センサ15、およびジャイロセンサ16で取得される各種データを用いて、現在の位置情報および方位情報を測定するための演算処理を実行する。例えば演算処理部11は、測定された位置情報および方位情報と、タイマ17で取得される日時情報とを、映像データの参照情報として記憶部5に記録する。なお方位情報は、車両91の進行方向(即ち映像データの撮影方位)に対応し、映像データの撮影前後における電子機器1の変位から特定されればよい。
無線通信部18は、無線通信ネットワークを介して外部機器(例えばサーバ2)と通信するための機器である。内蔵メモリ19は、各種データを記憶可能な非一過性の記憶媒体であり、例えばHDDまたはSSDによって構成される不揮発性メモリであり、先述のプログラム等を記憶する。
インターフェース部20は、記憶部5を着脱可能な機器であり、且つ装着された記憶部5に対してデータの書き込みが可能である。例えばインターフェース部20は、撮影部12によって撮影された映像データを、先述の参照情報と対応付けて、記憶部5に書き込んで記録する。記憶部5は、各種データを記憶可能な非一過性の記憶媒体であり、一例としてUSBメモリまたはSDカードである。
図1を参照して、サーバ2および端末装置3のハードウェア構成の一例を説明する。サーバ2は、例えば、制御部21、記憶部22、通信部23を含む。制御部21は、例えばCPU、RAM、ROM等を含み、サーバ2の制御を司る。記憶部22は、各種データを記憶可能な非一過性の記憶媒体であり、例えばHDDまたはSSDによって構成される不揮発性メモリである。制御部21は、記憶部22に格納されるプログラムおよびデータに従って、各種処理を実行する。通信部23は、無線または有線の通信ネットワークを介して外部機器(例えば、サーバ2および端末装置3)と通信するための機器である。
端末装置3は、例えば、制御部31、記憶部32、通信部33、表示部34、操作部35を含む。制御部31は、例えばCPU、RAM、ROM等を含み、端末装置3の制御を司る。記憶部32は、記憶部22と同様の記憶媒体である。制御部31は、記憶部32に格納されるプログラムおよびデータに従って、各種処理を実行する。通信部33は、無線または有線の通信ネットワークを介して外部機器(例えばサーバ2)と通信するための機器である。表示部34は、映像データを含む各種画像を表示可能なディスプレイである。操作部35は、ユーザが入力操作を行うための機器であり、マウス、キーボード、タッチパネルなどが例示される。
図3は、電子機器1の演算処理部11の機能的構成の一例を示す図である。本実施形態では、演算処理部11においてプログラムが実行されることで、図3に例示する各機能ブロックが実現される。本実施形態の演算処理部11は、例えば、映像取得部301、記憶制御部302、検出部303、保護処理部304、通知送信部305、映像送信部306、第一解除部307、第二解除部308として機能する。
映像取得部301は、所定範囲を撮影可能な撮影部12から、撮影された映像データを取得する。記憶制御部302は、取得された映像データを記憶部5に記憶する。検出部303は、取得された映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する。保護処理部304は、記憶部5に記憶されている映像データのうちで、検出された異常映像データを上書きされないように、異常映像データのデータ保護を実行する。
異常事象は、例えば事故、災害、犯罪等に例示される、非日常的で望ましくない事象である。本実施形態では、異常事象の一例として、第三者に発生した自動車事故である第三者事故を例示する。第三者事故は、電子機器1が設置されている第一車両とは異なる第二車両が、第一車両とは異なる他の物体に接触した事故である。図1に示す例では、車両91が第一車両であり、車両92,93が夫々第二車両であり、車両92,93の接触事故が第三者事故である。検出部303は、取得された映像データ内に第二車両が他の物体と接触したと推定される映像があるかに基づいて、第三者事故を検出する。保護処理部304は、検出された第三者事故の異常映像データのデータ保護を実行できる。
通知送信部305は、異常映像データが検出された場合、異常通知情報をサーバ2に送信する。異常通知情報は、少なくとも電子機器1の識別情報と、電子機器1による異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む。映像送信部306は、サーバ2からデータ要求指示を受けた場合、データ要求指示が要求する異常映像データを、記憶部5から読み出してサーバ2に送信する。第一解除部307は、サーバ2から保護解除指示を受けた場合、保護解除指示によって特定される異常映像データのデータ保護を解除する。第二解除部308は、異常映像データのデータ保護が開始された時点から所定時間が経過した場合、異常映像データのデータ保護を解除する。
図4は、サーバ2の制御部21の機能的構成の一例を示す図である。本実施形態では、制御部21においてプログラムが実行されることで、図4に例示する各機能ブロックが実現される。本実施形態の制御部21は、例えば、通知受信部401、記憶制御部402、検索条件受信部403、映像要求送信部404、情報送信部405、解除要求送信部406として機能する。
通知受信部401は、複数の電子機器1の何れかから、先述の異常通知情報を受信する。記憶制御部402は、受信された異常通知情報を記憶部22に記憶する。検索条件受信部403は、異常事象の検索条件を端末装置3から受信する。映像要求送信部404は、記憶部22に記憶されている複数の異常通知情報のうち、受信された検索条件に対応する異常通知情報の送信元である少なくとも一つの電子機器1に、先述の異常映像データを要求するデータ要求指示を送信する。
情報送信部405は、受信された少なくとも一つの異常映像データを、端末装置3に送信する。解除要求送信部406は、受信された異常映像データの送信元である少なくとも一つの電子機器1に、先述したデータ保護の解除を要求する保護解除指示を送信する。
第一実施形態のシステム100で実行されるメイン処理フローの一例について説明する。図5および図6は、第一実施形態の電子機器1で実行されるメイン処理フローの一例である。一例として、電子機器1は車両91から電源供給を受けており、車両91のエンジンが起動されると電子機器1の電源がオンとなる。電子機器1の演算処理部11は、電子機器1の電源がオンされると、メイン処理フローを開始する。
図5に示すように、演算処理部11は、異常映像データの記録時間を定める異常映像記録時間A,Bを設定する(S101)。異常映像記録時間Aは、異常事象の発生時を基準として、その発生時よりも前に異常映像データの記録を開始する時間を示す。異常映像記録時間Bは、異常事象の発生時を基準として、その発生時よりも後に異常映像データの記録を終了する時間を示す。
例えば内蔵メモリ19には、工場出荷時等に設定された異常映像記録時間A,Bが予め記憶されている。演算処理部11は、以降の処理で用いる異常映像記録時間A,Bを、内蔵メモリ19から読み出して設定する。異常映像記録時間Aは、異常事象の発生前の状況を記録できる長さであればよい。異常映像記録時間Bは、異常事象の発生後の状況を記録できる長さであればよい。一例として、異常映像記録時間A,Bは何れも5分である。なお、異常映像記録時間A,Bは、互いに異なる時間でもよいし、ユーザが電子機器1の操作部を用いて変更してもよい。
演算処理部11はデータ保護期間Pを設定する(S102)。データ保護期間Pは、異常映像データのデータ保護を行う期間の上限を、データ保護が開始された時点から起算した経過時間で表す。例えば内蔵メモリ19には、例えば工場出荷時点において任意に設定されたデータ保護期間Pが予め記憶されている。演算処理部11は、以降の処理で用いるデータ保護期間Pを、内蔵メモリ19から読み出して設定する。データ保護期間Pは、当事者、警察、損害保険会社等が、異常事象の発生後にある程度時間が経過しても異常映像データを取得できる程度の期間であればよい。一例として、データ保護期間Pは10日である。なお、データ保護期間Pは、ユーザが電子機器1の操作部を用いて変更してもよい。
演算処理部11は録画開始する(S103)。具体的には、映像取得部301は、車両91の前方を撮影する撮影部12から、撮影された映像データを継続的に取得する。記憶制御部302は、継続的に取得される映像データを記憶部5に記憶する。演算処理部11は映像データを解析する(S104)。具体的には、検出部303は、映像取得部301によって取得された映像データを、公知の画像認識技術によって解析する。検出部303は、映像データの解析結果に基づいて、映像データ内に映し出されたと推定される異常事象を検出する。本実施形態の検出部303は、取得された映像データ内に第二車両が他の物体と接触したと推定される映像があるかに基づいて、先述の第三者事故を検出する。
検出部303が異常事象ありと判断した場合(S105:YES)、S106〜S108の処理が行われる。本実施形態では、検出部303が映像データ内に第三者事故と推定される映像を検出した場合、異常事象ありと判断される。検出部303は、記憶部5において異常映像データを、元の映像データから切り出して設定する(S106)。異常映像データは、記憶部5に記憶されている映像データの一部であって、検出された異常事象を撮影したと推定される映像を含む(図8、図9参照)。
詳細には、異常映像データは、異常事象が検出された時点を中心として、異常映像記録時間Aだけ早い時点から、異常映像記録時間Bだけ遅い時点まで、連続して撮影された映像データを元の映像データから切り出すことで生成される。従って、記憶部5に記憶されている元の映像データは、S106により、異常映像データと、それ以外の映像データとで分割される。このように検出部303は、S104〜S106の処理によって、取得された映像データから異常映像データを切り出すことで生成する。
図7は、電子機器1の内蔵メモリ19に記憶されている異常映像テーブル500のデータ構成の一例を示す図である。記憶制御部402は異常映像テーブル500を参照して、記憶部5に設定されている異常映像データを管理する。記憶制御部402は、設定した異常映像データ毎の管理レコードを、異常映像テーブル500に記憶させる。各管理レコードは、データID、異常事象が検出された撮影日時、撮影位置、撮影方位等を含む。
データIDは、異常映像データに固有の識別情報であり、一意に割り振られる。撮影日時は、電子機器1が異常映像データを撮影した日時である。撮影位置は、電子機器1が異常映像データを撮影した位置である。撮影方位は、電子機器1が異常映像データを撮影した方位である。例えば、撮影日時、撮影日時、および撮影方位は、記憶部5に記憶されている異常映像データの参照情報(即ち、先述の位置情報、日時情報、方位情報)に基づいて設定されればよい。
保護処理部304は、異常映像テーブル500において、S106で新たに設定された異常映像データの管理レコードに、上書禁止フラグを設定する(S107)。記憶部5に記憶されている映像データのうち、上書禁止フラグが設定されている異常映像データを、上書禁止データという。記憶部5の記憶容量が不足しており、且つ上書禁止データが記憶されている場合、記憶制御部302は上書禁止データを上書きすることなく、取得された映像データを上書禁止データ以外の映像データに上書きして記憶する。
詳細には、電子機器1で撮影された映像データのうち、切り出された異常映像データ以外のデータを、非異常映像データという。この非異常映像データには上書禁止フラグが設定されないため、取得された映像データを非異常映像データに上書きして記憶することで、記憶部5のデータ保存領域における映像データの占有率を抑制できる。また、上書禁止フラグが設定されていない異常映像データ(即ち、上書禁止データでない異常映像データ)にも、取得された映像データを上書きして記憶可能であるため、映像データの占有率を更に抑制できる。
通知送信部305は、異常通知情報をサーバ2に送信する(S108)。異常通知情報は、異常映像データの検出ありをサーバ2に通知するための情報である。本実施形態の異常通知情報(図11参照)は、機器ID、データID、撮影日時、撮影位置、撮影方位等を含む。機器IDは、電子機器1に固有の識別情報である。例えば、機器IDは内蔵メモリ19から取得される。データID、撮影日時、撮影位置、および撮影方位は、異常映像テーブル500を参照して、検出した異常映像データの管理レコードから取得される。
検出部303が異常事象を検出しない場合(S105:NO)、またはS108の実行後、処理はS109に移行する。データ保護期間Pを経過した上書禁止データがあれば(S109:YES)、次の処理が行われる。
図8は、電子機器1における映像データと上書禁止フラグの関係を示すチャート図である。図8に示す例では、記憶部5に記憶されている上書禁止データについて、異常事象である第三者事故の発生(フラグオン)からデータ保護期間Pが経過している。この場合、第二解除部308は異常映像テーブル500を参照して、上書禁止データに対応する管理レコードの上書禁止フラグを解除する(S110)。これにより記憶制御部302は、上書禁止フラグが解除(フラグオフ)された異常映像データに、取得された映像データを上書きして記録できる。
データ保護期間Pを経過した上書禁止データがない場合(S109:NO)、またはS110の実行後、図6に示すように、処理はS111に移行する。データ要求指示を受信している場合(S111:YES)、次の処理が行われる。映像送信部306は、記憶部5に記憶されている映像データから、要求対象データを検索する(S112)。要求対象データは、受信されたデータ要求指示によって、サーバ2への提供が要求された異常映像データである。データ要求指示は、少なくとも要求対象データのデータIDを含む。映像送信部306は異常映像テーブル500を参照し、データ要求指示に含まれるデータIDに対応する異常映像データを、要求対象データとして特定する。映像送信部306は、特定した要求対象データを記憶部5から検索する。
映像送信部306は、要求対象データが記憶部5にある場合(S113:YES)、要求対象データを記憶部5から読み出して、サーバ2に送信する(S114)。映像送信部306は、要求対象データが記憶部5にない場合(S113:NO)、要求対象データなしを示す応答コマンドを、サーバ2に返信する(S115)。S114またはS115の実行後、処理はS116に移行する。また、データ要求指示を受信していない場合(S111:NO)、処理はS116に移行する。
保護解除指示を受信している場合(S116:YES)、次の処理が行われる。第一解除部307は、記憶部5に記憶されている映像データから、解除対象データを検索する(S117)。解除対象データは、受信された保護解除指示によって、上書禁止の解除が要求された異常映像データである。保護解除指示は、少なくとも解除対象データのデータIDを含む。なお、図5、図6で示したフローチャートは一例であり、本発明はこれだけに限定されない。図5に示されたフローチャートと図6に示されたフローチャートは続けて実行されず、夫々に設定された所定のイベントを検出することによって、夫々のフローチャートが独立に実行されるものであっても良い。
図9は、電子機器1における映像データと上書禁止フラグの関係を示すチャート図である。図9に示す例では、記憶部5に記憶されている上書禁止データについて、異常事象である第三者事故の発生(フラグオン)からデータ保護期間Pが経過する前に、保護解除指示が受信されている。この場合、第一解除部307は異常映像テーブル500を参照して、解除対象データに対応する管理レコードの上書禁止フラグを解除する(S119)。これにより記憶制御部302は、上書禁止フラグが解除(フラグオフ)された解除対象データに、取得された映像データを上書きして記録できる。
S119の実行後、処理はS104に移行する。また、保護解除指示を受信していない場合(S116:NO)、または解除対象データが記憶部5にない場合(S118:NO)、処理はS104に移行する。
図10は、第一実施形態のサーバ2で実行されるメイン処理フローの一例である。サーバ2の制御部21は、サーバ2の電源がオンされると、メイン処理フローを開始する。
図10に示すように、電子機器1からサーバ2に異常通知情報が送信されると、通知受信部401が異常通知情報を受信する(S201:YES)。この場合、記憶制御部402は、受信された異常通知情報を、記憶部22に設けられた異常通知テーブル510(図11参照)に記憶する。
図11は、サーバ2の記憶部22に記憶されている異常通知テーブル510のデータ構成の一例を示す図である。図11に例示する異常通知テーブル510では、サーバ2が複数の電子機器1から受信した複数の異常通知情報が、時系列に記憶されている。複数の異常通知情報の各々は、一つの電子機器1で検出された一つの異常事象に対応する。
通知受信部401が異常通知情報を受信していない場合(S201:NO)、またはS202の実行後、処理はS203に移行する。端末装置3からサーバ2に検索指示が送信されると、検索条件受信部403が検索指示を受信する(S203:YES)。検索指示は、少なくとも異常事象の検索条件を含み、その検索条件に合う異常映像データを要求するコマンドである。例えば、異常事象の検索条件は、端末装置3において操作部35を用いて入力指定され、検索したい異常事象の発生位置および発生日時を含む。
検索条件受信部403は、受信した検索指示に該当する異常通知情報を検索する(S204)。具体的には、検索条件受信部403は、異常通知テーブル510に記憶されている複数の異常通知情報のうち、受信した検索指示に含まれる検索条件に合う全ての異常通知情報を検索する。
異常通知情報の検索手法は、各種パターンを適用できる。第一例として、検索条件において発生位置の検索範囲(例えば、ユーザが指定した地図上の矩形領域)が指定されている場合、その検索範囲に含まれる撮影位置の異常通知情報が特定される。検索条件において発生日時の検索範囲(例えば、ユーザが指定した開始日時から終了日時)が指定されている場合、その検索範囲に含まれる撮影日時の異常通知情報が特定される。検索条件受信部403は、上述した発生位置および発生日時の各検索範囲を何れも満たす全ての異常通知情報を検索する。
第二例として、検索条件に含まれる発生位置が特定位置で指定されている場合、その特定位置を基準とした許容範囲(例えば、ユーザが指定した座標位置から100m以内の円形領域)に含まれる撮影位置の異常通知情報が特定される。検索条件に含まれる発生日時が特定日時で指定されている場合、その特定日時を基準とした許容範囲(例えば、ユーザが指定した日時の30分前から30分後までの1時間)に含まれる撮影日時の異常通知情報が特定される。検索条件受信部403は、上述した発生位置および発生日時の各許容範囲を何れも満たす全ての異常通知情報を検索する。
映像要求送信部404は、異常通知テーブル510に該当情報がある場合(S205:YES)、該当情報の送信元である電子機器1にデータ要求指示を送信する。該当情報は、S204の検索処理でヒットした異常通知情報である。S205では、S204で検索された全ての該当情報の送信元に、データ要求指示が夫々送信される。例えば映像要求送信部404は、該当情報の送信元である電子機器1を、該当情報に含まれる機器IDで特定する。データ要求指示は、該当情報に含まれるデータIDを、先述した要求対象データのデータIDとして含む。
映像要求送信部404は、異常通知テーブル510に該当情報がない場合(S205:NO)、検索指示の送信元である端末装置3に該当データなしを返信する。S206またはS207の実行後、処理はS208に移行する。検索条件受信部403が検索指示を受信していない場合(S203:NO)、処理はS208に移行する。
情報送信部405は、電子機器1から異常映像データを受信した場合(S208:YES)、検索指示の送信元である端末装置3に、受信した異常映像データを送信する(S209)。これにより端末装置3では、サーバ2から受信した異常映像データを閲覧できる。この異常映像データは、電子機器1で検出された異常事象(本実施形態では、第三者事故)を撮影した可能性が高い映像データであり、且つ端末装置3で入力された検索条件に合う映像データである。従ってユーザは、サーバ2から受信した異常映像データを閲覧することで、異常事象の発生状況を的確に把握できる。
なお、S209で送信される異常映像データは、対応する異常情報通知に含まれる機器ID、撮影日時、撮影位置、撮影方位等の関連情報を含んでもよい。ユーザは、これらの関連情報を参照することで、異常事象の詳細な発生場所および発生日時、異常事象を撮影した車両および方向等を特定できる。
次いで解除要求送信部406は、異常映像データの送信元である電子機器1に、保護解除指示を送信する(S210)。なお、保護解除指示は、S209で受信された異常映像データのデータIDを、先述した解除対象データのデータIDとして含む。電子機器1から異常映像データを受信しなかった場合(S208:NO)、またはS210の実行後、処理はS201に移行する。
上記のシステム100で実行される処理に基づくデータ遷移の一例を説明する。例えば、車両91(図1参照)には、機器ID「D158113」の電子機器1が設置されている。図7に例示する異常映像テーブル500は、機器ID「D158113」の電子機器1に記憶されており、二つの異常映像データに対応する二つの管理レコードが図示されている(S106)。
一例として、データID「V0054fe」の異常映像データは、上書禁止フラグがオン(即ち、上書禁止)である。データID「G10qp25」の異常映像データは、上書禁止フラグがオフ(即ち、上書可能)である。なお本例では、異常映像データが他のデータで上書き消去された場合、この異常映像データに対応する管理レコードは、異常映像テーブル500から削除される。
例えば、機器ID「D158113」の電子機器1において、データID「V0054fe」の異常映像データが設定されると、対応する異常通知情報がサーバ2に送信される(S108)。その結果、図11に例示する異常通知テーブル510では、複数の異常通知情報の一つとして、データID「V0054fe」の異常通知情報が登録されている(S202)。
図11に例示する異常通知テーブル510では、五つの異常通知情報が記憶されている。本例では、データID「gesvU41」、「V0054fe」、「RP1faws」の異常通知情報は、何れも、異なる電子機器1が撮影した同一の第三者事故(以下、特定事故)に対応する異常通知情報である。そのため、これら三つの異常通知情報は、各々の撮影日時および撮影位置が近似している。
一方、データID「feW539」の異常通知情報は、上記の特定事故とは異なる第三者事故に対応するため、上記三つの異常通知情報とは撮影日時が大きく異なっている。データID「P7I876f」の異常通知情報は、上記の特定事故とは異なる第三者事故に対応するため、上記三つの異常通知情報とは撮影位置が大きく異なっている。
この例において、ユーザが端末装置3において、上述の特定事故の発生日時および発生場所を、検索条件として入力指定したとする。この場合、端末装置3からサーバ2に検索指示が送信され、サーバ2にてデータID「gesvU41」、「V0054fe」、「RP1faws」の異常通知情報が検索される(S204、S205)。サーバ2から機器ID「D074157」、「D158113」、「D009987」の各電子機器1に、データ要求指示が送信される(S206)。
データ要求指示を受信した各電子機器1では、データ要求指示で指定されたデータIDの異常映像データが記憶部5から検索され、サーバ2に送信される(S112、S114)。例えば「D158113」の電子機器1では、データID「V0054fe」に対応する異常映像データ「V0054fe.avi」が検索されて、サーバ2に送信される。
サーバ2は、各電子機器1から受信した異常映像データを端末装置3に送信する(S209)。図12は、端末装置3の記憶部32に記憶されている検索映像リスト520のデータ構成の一例を示す図である。図12に例示するように、ユーザが使用する端末装置3では、検索対象の特定事故に関する全ての異常映像データが収集され、検索映像リスト520として提供される。端末装置3のユーザは、本例の検索映像リスト520を参照することで、機器ID「D074157」、「D158113」、「D009987」の各電子機器1で撮影された異常映像データに加えて、各異常映像データに対応する機器ID、撮影日時、撮影位置、撮影方位を閲覧可能である。
更にサーバ2は、異常映像データの提供元である各電子機器1に、保護解除指示を送信する(S210)。図9に例示したように、これらの電子機器1では、保護解除指示を受けて、サーバ2に送信した異常映像データの上書禁止フラグが解除される(S119)。なお、異常映像データに上書禁止フラグが設定されてからデータ保護期間Pを経過した場合も、その上書禁止フラグが解除される(S110)。
以上説明した第一実施形態によれば、電子機器1において検出部303が異常事象である第三者事故を検出する毎に、異常映像データに上書禁止フラグが設定されるため、異常映像データは上書きされないように保護される。異常映像データは、画像認識で検出された異常事象の映像を含むため、実際に異常事象を撮影している可能性が高い映像データである。従って、撮影された映像データのうちで、異常事象を撮影した可能性が高い異常映像データを、上書きされないように的確に保護できる。
また、電子機器1において、上書禁止フラグが設定されてからデータ保護期間Pを経過するか、またはサーバ2から保護解除指示を受信すると、上書禁止フラグが解除されて、異常映像データに対して上書可能となる。他の機器に提供済みの異常映像データ、または他の機器から長期間要求されない異常映像データは、電子機器1に保存しておく価値が相対的に低い。従って、これらの異常映像データは上書き可能にすることで、上書禁止データが記憶部5の記憶容量を圧迫することを抑制できる。
また、電子機器1では、異常事象が検出された場合に、データ量が相対的に大きい異常映像データではなく、データ量が相対的に小さい異常通知情報がサーバ2に送信される。サーバ2では、端末装置3から検索指示を受けた場合に、検索条件に合う異常映像データが電子機器1に対して要求される。サーバ2から要求された異常映像データが、電子機器1からサーバ2を介して端末装置3に提供される。これにより、ユーザに必要な異常映像データのみがシステム100内で送受信されるため、異常映像データの送信に起因するトラフィック負荷を大幅に抑制できる。
以上説明したように、第一実施形態によれば、異常映像データを要求に応じて的確に保護できる。以下、本発明の他の実施形態を説明する。以下の説明では、第一実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照して説明を省略し、第一実施形態と異なる点を説明する。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態を説明する。図13は、第二実施形態の電子機器1で実行されるメイン処理フローの一例である。第二実施形態では、記憶制御部302は、記憶部5に上書可能領域と上書禁止領域とを設定する。上書可能領域は、書き込んだデータの上書き消去が許容される記憶領域である。上書禁止領域は、書き込んだデータの上書き消去が禁止される記憶領域である。本実施形態では、異常映像データが上書禁止フラグで保護されるのに代えて、上書禁止領域に保存されて保護される。
本発明の第二実施形態を説明する。図13は、第二実施形態の電子機器1で実行されるメイン処理フローの一例である。第二実施形態では、記憶制御部302は、記憶部5に上書可能領域と上書禁止領域とを設定する。上書可能領域は、書き込んだデータの上書き消去が許容される記憶領域である。上書禁止領域は、書き込んだデータの上書き消去が禁止される記憶領域である。本実施形態では、異常映像データが上書禁止フラグで保護されるのに代えて、上書禁止領域に保存されて保護される。
図13に示すメイン処理フローにおいて、記憶制御部302は、継続的に取得される映像データを、記憶部5の上書可能領域に記憶する(S103)。S106の実行後、保護処理部304は、記憶部5の上書可能領域で設定された異常映像データを、記憶部5の上書禁止領域にコピーして保存する(S130)。本実施形態では、上書禁止領域に保存された異常映像データを、上書禁止データという。
検出部303が異常事象を検出しない場合(S105:NO)、またはS130の実行後、処理はS109に移行する。データ保護期間Pを経過した上書禁止データがあれば(S109:YES)、第二解除部308はS110に代えて、データ保護期間Pを経過した上書禁止データを、記憶部5の上書禁止領域から削除する(S131)。図示しないが、第一解除部307はS119に代えて、解除対象データに対応する上書禁止データを、記憶部5の上書禁止領域から削除する。その他の処理は、第一実施形態と同様である。
なお、本実施形態において、第一解除部307および第二解除部308は、記憶部5の上書禁止領域に書き込まれた異常映像データを削除せずに保存してもよい。この場合、サーバ2のメイン処理(図10参照)において、保護解除指示の送信(S210)は実行されなくてよい。
以上説明した第二実施形態によれば、第一実施形態と同様に、電子機器1において検出部303が異常事象を検出する毎に、異常映像データが上書禁止領域に保存されるため、異常映像データは上書きされないように保護される。なお、異常映像データが保存される上書禁止領域は、記憶部5の一部に限定されず、内蔵メモリ19の一部でもよいし、その他の記憶媒体(例えば、CD−ROM、DVD等)でもよい。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態を説明する。図14は、第三実施形態の電子機器1で実行されるメイン処理フローの一例である。第三実施形態では、第二実施形態と同様に、記憶制御部302は、記憶部5に上書可能領域と上書禁止領域とを設定する。
本発明の第三実施形態を説明する。図14は、第三実施形態の電子機器1で実行されるメイン処理フローの一例である。第三実施形態では、第二実施形態と同様に、記憶制御部302は、記憶部5に上書可能領域と上書禁止領域とを設定する。
図14に示すメイン処理フローにおいて、記憶制御部302は、継続的に取得される映像データを、記憶部5の上書可能領域に記憶する(S103)。S104の実行後、検出部303は、映像データの解析結果に基づいて自動車事故ありと判断した場合(S140:YES)、S106と同様に異常映像データを切り出して設定する(S141)。検出部303は、映像データの解析結果に基づいて、検出した自動車事故が第三者事故および自車事故の何れであるかを判断する。自車事故は、電子機器1が設置されている第一車両(図1の例では車両91)が、第一車両とは異なる他の物体に接触した事故である。
検出された自動車事故が第三者事故である可能性が高い場合(S142:YES)、保護処理部304はS107と同様に、上書禁止フラグを設定し(S143)。通知送信部305はS108と同様に、異常通知情報をサーバ2に送信する(S144)。検出された自動車事故が自車事故である可能性が高い場合(S142:NO)、保護処理部304はS130と同様に、異常映像データを記憶部5の上書禁止領域に保存する(S145)。S144またはS145の実行後、処理はS109に移行する。その他の処理は、第一実施形態と同様である。
以上説明した第三実施形態によれば、第一、第二実施形態と同様に、電子機器1において検出部303が異常事象を検出する毎に、異常映像データが上書きされないように保護される。また、自車事故の異常映像データは、第三者事故の異常映像データよりも第一車両のユーザにとって重要性が高いため、データの上書き消去を確実に防止する手法によって保護できる。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態を説明する。図15は、第四実施形態の電子機器1で実行されるメイン処理フローの一例である。本実施形態の演算処理部11(図3参照)は、第一解除部307に代えて、異常映像データがサーバ2に到達した際に、サーバ2に送信された異常映像データを記憶部5から直ちに削除する機能ブロックである削除部を有する。
本発明の第四実施形態を説明する。図15は、第四実施形態の電子機器1で実行されるメイン処理フローの一例である。本実施形態の演算処理部11(図3参照)は、第一解除部307に代えて、異常映像データがサーバ2に到達した際に、サーバ2に送信された異常映像データを記憶部5から直ちに削除する機能ブロックである削除部を有する。
図15に示すメイン処理フローにおいて、S114の実行後、要求対象データがサーバ2に到達すると、削除部は要求対象データを記憶部5から削除する(S150)。例えばサーバ2では、要求対象データが記憶部22に正常に記憶されたかが、制御部21によって検証される。制御部21は、要求対象データが正常に記憶されたと判断すると、所定の正常応答信号を電子機器1に送信する。電子機器1が正常応答信号を受信されると、削除部が送信済みの要求対象データを記憶部5から削除する。
S115またはS150の実行後、処理はS104に戻る。データ要求指示を受信していない場合も(S111:NO)、処理はS104に戻る。その他の処理は、第一実施形態と同様である。但し、サーバ2のメイン処理(図10参照)において、保護解除指示の送信(S210)は実行されなくてよい。
以上説明した第四実施形態によれば、第一〜第三実施形態と同様に、電子機器1において検出部303が異常事象を検出する毎に、異常映像データが上書きされないように保護される。また、第三者事故の異常映像データは、車両91のユーザにとって重要な情報ではないため、サーバ2へのアップロード完了後に直ちに削除することで記憶部5の空き容量が確保される。これにより、例えば車両91に自車事故が発生した場合に、その自車事故を撮影した映像データを記憶部5の容量不足で記録できないというユーザの不利益を抑制できる。
(備考)
本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。
本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態で示した構成と実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成で置き換えてもよい。
例えば、システム100では、各電子機器1からサーバ2にアップロードされた異常映像データを、サーバ2の記憶部22に記録してもよい。本変形例では、サーバ2の記憶部22は、電子機器1から取得された異常通知情報を記憶する第一記憶部と、第一記憶部に記憶された異常通知情報に対応付けて、電子機器1から取得された異常映像データを記憶する第二記憶部とを含む。記憶制御部402は、異常通知情報を第一記憶部に記憶させ、異常映像データを第二記憶部に記憶させる。
上記変形例において、サーバ2の制御部21は、第一記憶部に記憶された異常通知情報と、第二記憶部に記憶された異常映像データとに基づき、異常事象の要因を推定する機能ブロックである要因推定部を有してもよい。この場合、サーバ2は、要因推定部によって推定された異常事象の要因を、端末装置3に提供してもよい。これにより、端末装置3のユーザは、異常映像データを閲覧して異常事象の発生状況を認識できるのみならず、その異常事象の客観的な発生要因を認識できる。
一具体例として、要因推定部は、異常映像データに対応付けられた異常通知情報(即ち、撮影位置、撮影日時、撮影方位等)から、同一の第三者事故を撮影したと推定される複数の異常映像データを特定する。要因推定部は、特定した複数の異常映像データに基づいて、第三者事故に関連する物体(車両または人物)の動作状態(例えば移動中または停止中)を検出する。要因推定部は、検出した物体の動作状態に基づいて、どの物体がどの物体のどの位置(例えば、進行方向の正面、側面、背面など)に接触したかを検出する。要因推定部は、上記の検出結果に基づいて、第三者事故に関連する各物体の過失責任を評価することで、事故の発生要因を推定および分析を実行できる。
上記実施形態では、保護処理部304は、異常映像データに上書禁止フラグを設定したり、異常映像データを上書禁止領域にて保存したりして、異常映像データが上書きされないようにデータ保護を行う場合を例示した。しかしながら、保護処理部304が異常映像データを保護する手法は、これらに限定されない。例えば保護処理部304は、データ保護期間Pに関係なく、異常映像データを無期限に上書禁止してもよい。保護処理部304は、異常映像データを電子機器1とは異なるデータ保存用の記録装置(例えば、クラウドサービス等)に転送してもよい。
上記実施形態では、検出部303は、取得された映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出した場合を例示したが、異常映像データの検出手法はこれに限定されない。例えば、検出部303は、映像データと合わせて、加速度センサ15または/およびジャイロセンサ16から出力されるセンサデータに基づいて、異常映像データを検出してもよい。この場合、検出部303は、映像データに基づいて自動車事故を検出した場合に、センサデータに基づいて電子機器1の振動が検出されれば自車事故であると推定でき、センサデータに基づいて電子機器1の振動が検出されなければ第三者事故であると推定できる。
撮影部12は、撮影対象物との距離を測定可能なステレオカメラであってもよい。この場合、検出部303は、電子機器1から異常事象の発生位置までの距離を、映像データに基づいて特定可能である。更に検出部303は、映像データに基づいて自動車事故を検出した場合に、事故発生位置までの距離に基づいて自車事故および第三者事故の何れであるかを推定できる。
上記実施形態では、システム100を構成するために車両91に設置される電子機器1としてドライブレコーダを例示したが、これに限定されない。電子機器1は、所定範囲を撮影可能であり、且つ撮影した映像を記録可能な機器であればよい。例えば、電子機器1は、車両の車外を撮影するカメラを備えた機器(例えば、カーナビゲーション装置など)でもよい。電子機器1は、車両に設置するものに限定されず、例えば防犯カメラのような据置型の撮影記録装置でもよいし、スマートフォンおよびビデオカメラのような携行型の撮影記録装置でもよい。
例えば電子機器1が防犯カメラである場合、店内または公共施設等に設置されたカメラ部で撮影された映像データは、管理室等に配置された制御部の記録装置に録画される。この記録装置に記録された映像データに基づいて、異常事象として万引き、暴行、痴漢等の犯罪行為が検出されると、その犯罪行為を撮影したと推定される異常映像データが上書きされないように保護される。これにより、犯罪行為および犯人を特定するのに重要な異常映像データが、記録装置の容量不足またはユーザの誤操作で上書き消去されることを抑制できる。
システム100で実行される各処理は、上記実施形態で例示した処理態様に限定されない。例えば、上記実施形態の電子機器1で実行される処理の一部は、電子機器1とは異なる機器で実行されてもよい。上記実施形態のサーバ2で実行される処理の一部は、サーバ2とは異なる機器で実行されてもよい。上記の第一〜第四実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよいことは言うまでもない。
電子機器1およびサーバ2の各制御ブロックは、集積回路等に形成された論理回路(ハードウェア)、またはCPUを用いたソフトウェアの何れを用いて実現してもよい。後者の場合、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROMまたは記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM等を備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路等を用いることができる。また、上記プログラムは、伝送可能な任意の伝送媒体を介して上記コンピュータに供給されてよい。
1 電子機器、2 サーバ、5 記憶部、11 演算処理部、12 撮影部、21 制御部、22 記憶部、91 車両、100、システム、301 映像取得部、302 記憶制御部、303 検出部、304 保護処理部、305 通知送信部、306 映像送信部、307 第一解除部、308 第二解除部、401 通知受信部、402 記憶制御部、403 検索条件受信部、404 映像要求送信部、405 情報送信部、406 解除要求送信部
Claims (16)
- 所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部と、
取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部と、
取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、
前記記憶部に記憶されている前記映像データのうちで、検出された前記異常映像データが上書きされないように、前記異常映像データのデータ保護を実行する保護処理部と、
を備えた電子機器。 - 前記電子機器は、第一車両に設置される車載機器であり、
前記撮影部は、前記第一車両の車外を撮影可能である、
請求項1に記載の電子機器。 - 前記異常事象は、前記第一車両とは異なる第二車両が、前記第一車両とは異なる他の物体に接触した自動車事故である第三者事故を含み、
前記検出部は、取得された前記映像データ内に前記第二車両が前記他の物体と接触したと推定される映像があるかに基づいて、前記第三者事故の前記異常映像データを検出する、
請求項2に記載の電子機器。 - 前記異常映像データが検出された場合、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器による前記異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を、サーバに送信する第一送信部、
を備えた請求項1から3の何れか一項に記載の電子機器。 - 前記サーバからデータ要求指示を受けた場合、前記データ要求指示が要求する前記異常映像データを、前記記憶部から読み出して前記サーバに送信する第二送信部と、
前記サーバから禁止解除指示を受けた場合、前記禁止解除指示によって特定される前記異常映像データのデータ保護を解除する第一解除部と、
を備えた請求項4に記載の電子機器。 - 前記サーバからデータ要求指示を受けた場合、前記データ要求指示が要求する前記異常映像データを、前記記憶部から読み出して前記サーバに送信する第二送信部と、
前記異常映像データが前記サーバに到達した際に、前記サーバに送信された前記異常映像データを前記記憶部から直ちに削除する削除部と、
を備えた請求項4に記載の電子機器。 - 前記異常映像データのデータ保護が開始された時点から所定時間が経過した場合、前記異常映像データのデータ保護を解除する第二解除部、
を備えた請求項4から6の何れか一項に記載の電子機器。 - 請求項4から7の何れか一項に記載の電子機器と、
前記電子機器とネットワークを介して通信可能な前記サーバと、を備え、
前記サーバは、
前記電子機器から取得された前記異常通知情報を記憶する第一記憶部と、
前記第一記憶部に記憶された前記異常通知情報に対応付けて、前記電子機器から取得された前記異常映像データを記憶する第二記憶部と、
を有するシステム。 - 前記第一記憶部に記憶された前記異常通知情報と、前記第二記憶部に記憶された前記異常映像データとに基づき、前記異常事象の要因を推定する要因推定部、
を備えた請求項8に記載のシステム。 - 電子機器であって、
所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部と、
取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部と、
取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、
前記異常映像データが検出された場合、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器による前記異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を、サーバに送信する第一送信部と、
前記サーバからデータ要求指示を受信した場合、前記データ要求指示によって要求された前記異常映像データを前記記憶部から読み出して、前記サーバに送信する第二送信部と、
を備えた電子機器。 - ネットワークを介して接続された電子機器とサーバとを含むシステムであって、
前記電子機器に設けられて所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを記憶部に記憶する記憶制御部と、
取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、
前記異常映像データが検出された場合、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器による前記異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を、前記サーバに送信する第一送信部と、
前記サーバに送信された前記異常通知情報が指定された検索条件に対応する場合、前記異常映像データを要求するデータ要求指示を前記電子機器に送信する第二送信部と、
前記電子機器が前記データ要求指示を受信した場合、前記データ要求指示によって要求された前記異常映像データを前記記憶部から読み出して、前記サーバに送信する第三送信部と、
を備えたシステム。 - 前記記憶部に記憶されている前記映像データのうちで、検出された前記異常映像データが上書きされないように、前記異常映像データのデータ保護を実行する保護処理部と、
前記サーバが前記異常映像データを受信した場合、受信された前記異常映像データのデータ保護を解除する解除部と、
を備えた請求項11に記載のシステム。 - 複数の電子機器の何れかから、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器において異常事象を撮影したと推定される異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を受信する第一受信部と、
前記異常事象の検索条件を、端末装置から受信する第二受信部と、
受信された前記異常通知情報を記憶部に記憶する記憶制御部と、
前記記憶部に記憶されている複数の前記異常通知情報のうち、受信された前記検索条件に対応する前記異常通知情報の送信元である少なくとも一つの前記電子機器に、前記異常通知情報に対応する前記異常映像データを要求するデータ要求指示を送信する第一送信部と、
受信された少なくとも一つの前記異常映像データを、前記端末装置に送信する第二送信部と、
を備えたサーバ。 - 受信された前記異常映像データの送信元である少なくとも一つの前記電子機器に、前記異常映像データのデータ保護の解除を要求する禁止解除指示を送信する第三送信部、
を備えた請求項13に記載のサーバ。 - 電子機器を、
所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部、
取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部、
取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部、および
前記記憶部に記憶されている前記映像データのうちで、検出された前記異常映像データが上書きされないように、前記異常映像データのデータ保護を実行する保護処理部、
として機能させるプログラム。 - 電子機器を、
所定範囲を撮影可能な撮影部から、撮影された映像データを取得する映像取得部、
取得された前記映像データを記憶部に記憶する記憶制御部、
取得された前記映像データに基づいて、異常事象を撮影したと推定される異常映像データを検出する検出部と、
前記異常映像データが検出された場合、少なくとも前記電子機器の識別データと、前記電子機器による前記異常映像データの撮影日時および撮影位置とを含む異常通知情報を、サーバに送信する第一送信部、および
前記サーバからデータ要求指示を受信した場合、前記データ要求指示によって要求された前記異常映像データを前記記憶部から読み出して、前記サーバに送信する第二送信部、
として機能させるプログラム。
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2019
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2022190507A (ja) * | 2021-06-14 | 2022-12-26 | ソフトバンク株式会社 | 車載情報処理装置、車両、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム |
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