JP2021043490A - 衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラム - Google Patents

衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021043490A
JP2021043490A JP2019162675A JP2019162675A JP2021043490A JP 2021043490 A JP2021043490 A JP 2021043490A JP 2019162675 A JP2019162675 A JP 2019162675A JP 2019162675 A JP2019162675 A JP 2019162675A JP 2021043490 A JP2021043490 A JP 2021043490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
customer
size
dimension
clothes
garment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019162675A
Other languages
English (en)
Inventor
隆司 小山
Takashi Koyama
隆司 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumi Yoshiaki
Original Assignee
Sumi Yoshiaki
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumi Yoshiaki filed Critical Sumi Yoshiaki
Priority to JP2019162675A priority Critical patent/JP2021043490A/ja
Publication of JP2021043490A publication Critical patent/JP2021043490A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 試着や採寸を行わなくても、体形にフィットする衣服の寸法を、簡便な方法で同定する。【解決手段】 顧客の識別情報と前記顧客の衣服の購入履歴が互いに対応付けられて記憶されている顧客データベース23と、衣服と前記衣服の型紙情報が互いに対応付けられて記憶されている型紙データベース22と、前記型紙データベースに基づいて、前記顧客の前記購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照し、当該顧客が着用する衣服の顧客サイズを推定する顧客サイズ推定部34と、各部寸法の調整を含む衣服の注文要請が受信されるとき、前記顧客サイズに基づいて、当該衣服における各部寸法の調整度合を提示する寸法提示部35と、を備える、衣服の寸法提示システム1。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラムに関する。
顧客の体形にフィットする衣服を提供するため、衣服の各部寸法が調整可能なパーソナルオーダーサービス又はカスタムオーダーサービスが知られている。
特許文献1には、顧客が、寸法があらかじめわかっている試着服を複数着用し、要望に合ったサイズの情報を集めて、最終的に承認された寸法を製造用寸法として注文服を製造する注文服製造装置が開示されている。特許文献2には、ユーザが所持している衣服の写真を読み込んで購入を検討している商品を比較するオンライン・ショッピング・システムが開示されている。特許文献3には、オーダーメイドスーツの調整に際し、調整対象項目の値をユーザ操作に応じて変更する衣服設計支援装置が開示されている。
特表平9−504636号公報 特表2011−511351号公報 特開2018−163658号公報
しかしながら、顧客の体形にフィットする衣服を作製するには、試着や採寸を行う必要があり煩雑であった。そこで、試着や採寸を行わなくても、体形にフィットする衣服の寸法を、簡便な方法で同定して提示する、衣服の寸法提示システムが必要とされている。
本発明は、試着や採寸を行わなくても、体形にフィットする衣服の寸法を、簡便な方法で同定することを目的の1つとする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る衣服の寸法提示システムは、顧客の識別情報と前記顧客の衣服の購入履歴が互いに対応付けられて記憶されている顧客データベースと、衣服と前記衣服の型紙情報が互いに対応付けられて記憶されている型紙データベースと、前記型紙データベースに基づいて、前記顧客の前記購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照し、当該顧客が着用する衣服の顧客サイズを推定する顧客サイズ推定部と、各部寸法の調整を含む衣服の注文要請が受信されるとき、前記顧客サイズに基づいて、当該衣服における各部寸法の調整度合を提示する寸法提示部と、を備える。
前記顧客データベースには、前記購入履歴に含まれる衣服の、前記顧客の寸法に関する感想が記憶されていて、 前記顧客サイズ推定部は、前記感想に基づいて前記顧客サイズを推定するものとしてもよい。
前記衣服の購入要請が受信されるとき、前記衣服における各部寸法の調整度合の入力を受け付けるものとしてもよい。
前記顧客の体重の入力を受け付け、前記顧客サイズ推定部は、前記体重に基づいて前記顧客サイズを推定するものとしてもよい。
前記顧客データベースには、前記顧客の体重の履歴が記憶されていて、前記寸法提示部は、前記顧客の体重が所定以上変化しているとき、当該変化に基づいて前記各部寸法の調整度合を提示するものとしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の別の観点に係る衣服の寸法提示方法は、顧客の識別情報と前記顧客の衣服の購入履歴が互いに対応付けられて記憶されている顧客データベースと、衣服と前記衣服の型紙情報が互いに対応付けられて記憶されている型紙データベースと、を備える寸法提示システムの寸法提示方法であって、前記型紙データベースに基づいて、前記顧客の前記購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照し、当該顧客が着用する衣服の顧客サイズを推定する顧客サイズ推定ステップと、各部寸法の調整を含む衣服の注文要請が受信されるとき、前記顧客サイズに基づいて、当該衣服における各部寸法の調整度合を提示する寸法提示ステップと、を含む。
上記目的を達成するため、本発明のさらに別の観点に係る衣服の寸法提示プログラムは、顧客の識別情報と前記顧客の衣服の購入履歴が互いに対応付けられて記憶されている顧客データベースと、衣服と前記衣服の型紙情報が互いに対応付けられて記憶されている型紙データベースと、を備える寸法提示システムで実行される寸法提示プログラムであって、前記型紙データベースに基づいて、前記顧客の前記購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照し、当該顧客が着用する衣服の顧客サイズを推定する顧客サイズ推定命令と、各部寸法の調整を含む衣服の注文要請が受信されるとき、前記顧客サイズに基づいて、当該衣服における各部寸法の調整度合を提示する寸法提示命令と、をコンピュータに実行させる。
なお、コンピュータプログラムは、インターネット等のネットワークを介したダウンロードによって提供したり、CD−ROMなどのコンピュータ読取可能な各種の記録媒体に記録して提供したりすることができる。
本発明によれば、体形にフィットする衣服の寸法を簡便な方法で同定することができる。
本発明にかかる衣服の寸法提示システムの機能ブロック図である。 上記寸法提示システムが備える寸法提示装置に表示される、商品管理画面の一例である。 上記寸法提示装置に表示される、型紙管理画面の一例である。 上記寸法提示装置に表示される、顧客管理画面の一例である。 上記寸法提示装置に入力される衣服の感想と、調整される顧客サイズの調整量の対応関係を示す概念図である。 上記寸法提示システムに接続される顧客端末に表示される、寸法調整画面の一例である。 上記顧客端末に表示される、寸法調整画面の別の例である。 上記寸法提示システムが、既製服の購入処理を行うシーケンス図である。 上記寸法提示システムが、顧客の感想の登録処理を行うシーケンス図である。 上記寸法提示システムが、カスタム服の寸法提示処理を行うシーケンス図である。
以下、本発明にかかる衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。衣服の寸法提示システムは、衣服に関する顧客の購入履歴、特に顧客が購入した衣服の型紙の情報を蓄積し、カスタムオーダーの衣服の購入意向を受信した際に、当該型紙の情報に基づいて顧客に最適な衣服の寸法を提示するシステムである。
●寸法提示システムの概要
図1に示すように、本発明にかかる寸法提示システム1(以下、「本システム1」ともいう。)は、DBサーバ20と、寸法提示装置30と、がネットワークNWを介して接続されて構成されている。寸法提示システム1は、顧客が有する顧客端末10とネットワークNWで接続され、相互に情報の送受信が可能である。また、寸法提示システム1は、顧客からの注文に応じて商品の引き当てや梱包、配送を管理する、配送管理装置50が接続されていてもよい。この構成により、顧客は、顧客端末10を通じて商品を注文し、自宅など所望の配送先で商品を受け取る。なお、本発明の技術的思想はこのような通信販売の形態に限られず、店頭で本システム1を利用してもよい。
DBサーバ20と寸法提示装置30との接続は無線であっても有線であってもよい。なお、DBサーバ20と寸法提示装置30は、1個の装置で構成されていてもよい。また、DBサーバ20および寸法提示装置30の機能の一部又は全部がクラウド上に実現されていてもよい。
顧客端末10は、衣服の購入を行う顧客が使用するコンピュータであり、例えばパーソナルコンピュータである。顧客端末10は、スマートホンやタブレットであってもよく、腕時計型や眼鏡型、VR画像を表示又は投影する装置等、情報の送受信が可能な適宜の装置であってよい。寸法提示システム1に同時に接続される顧客端末10は、単数であっても複数であってもよい。
顧客端末10は、表示・操作部11および通信処理部12を備える。表示・操作部11は、例えば液晶画面およびキーボード、タッチパネルディスプレイ、投光部等、顧客端末の形態に応じた適宜の構成である。通信処理部12は、ネットワークNWを介して寸法提示システム1と情報の授受を行う機能部であり、通信の形式は任意である。
顧客は、顧客端末10を通じて既製服を発注したり、カスタムオーダーの服の寸法調整を入力したりすることができる。また、顧客は、寸法提示システム1に対し、顧客端末10を通じて、既に注文した衣服のサイズに関する感想を送信可能である。さらに、顧客は、顧客端末10を通じて、顧客の衣服の購入履歴を参照したり、オーダーに適した寸法の提示を受けたりすることができる。顧客端末10の表示・操作部11には、図6および図7に示す寸法調整画面G4、G5が表示される。寸法調整画面G4、G5の詳細については、後述する。
●DBサーバの構成
DBサーバ20は、商品DB21、型紙DB22、および顧客DB23を有する。なお、本明細書において「DB」は「データベース」の略である。なお、DBサーバ20が有する機能ブロックの一部又は全部が、寸法提示装置30に設けられていてもよい。
商品DB21は、商品の情報が記憶されている記憶部である。商品は、本実施形態においては衣服である。商品DB21に格納されている情報は、図2に示すような商品管理画面G1を寸法提示装置30の表示・操作部40に表示させることで、管理者により閲覧および編集することができる。商品の情報は、例えば、品番、品名、カラー、在庫数、上代、サイズ、生地名、混率等の情報である。また、商品の情報には、例えば、ジャケット、ズボン、及びシャツといった商品の種類が含まれていてもよい。また、商品の情報には、ジャケットについて長袖と半袖の別、ズボンについて7分丈と10分丈の別など、想定される着用丈の種類が含まれていてもよい。
型紙DB22は、商品の型紙に関する情報(以下、「型紙情報」ともいう。)が、商品の識別情報と対応付けられて記憶されている記憶部である。型紙DB22に格納されている情報は、図3に示すような型紙管理画面G2を寸法提示装置30の表示・操作部40に表示させることで、管理者により閲覧および編集することができる。型紙管理画面G2には、寸法表示欄G21および型紙画像G22が表示されている。
型紙情報は、型紙の画像情報に加えて、又は画像情報に代えて、型紙の各部寸法の情報も含んでもよい。型紙の各部寸法は、型紙の外形を規定する寸法であり、例えば、着丈、身幅、肩幅、裾巾、袖丈、ウエスト巾、もも巾、股上丈、股下丈、および襟幅等の項目がある。型紙の各部寸法は、その衣服の身に着ける部位に応じて一部が規定されており、規定のない寸法は、空欄、Null値等のデータのない状態になっている。例えば、上半身に身に着ける衣服、例えばジャケットである場合、肩幅や袖丈など、上半身の寸法に関しては値を有し、もも巾、股上丈、股下丈等の下半身の寸法の値は有していない。
型紙DB22には、既製品の型紙、および寸法を修正した衣服、すなわち「お直し品」の型紙が記憶されていてもよい。この場合、型紙に関する情報には、当該商品が既製品であるか、お直し品であるかの情報も紐づけられて記憶されている。また、型紙DB22には、既製品の寸法を修正するのではなく、各寸法を設定して作製したカスタムオーダー服の型紙に関する情報が含まれていてもよい。
顧客DB23は、顧客の識別情報、顧客の衣服の購入履歴、および顧客サイズが互いに対応付けられて記憶されている記憶部である。顧客DB23に格納されている情報は、図4に示すような顧客管理画面G3を寸法提示装置30の表示・操作部40に表示させることで、管理者により閲覧および編集することができる。顧客管理画面G3には、例えば顧客の個人情報欄G31、購入履歴欄G32、および顧客サイズ欄G33が表示される。
顧客の識別情報は、顧客の個人情報であって、顧客が購入した衣服を配送するために必要な情報を含み、顧客氏名、電話番号、生年月日および住所等の情報を含む。また、顧客の個人情報は、顧客の体重や、定期的に計測した体重の履歴を含んでいてもよい。
顧客の衣服の購入履歴には、購入日、購入された品番、お直しがあった場合の寸法データが含まれている。また、顧客がその衣服の感想を登録した場合には、当該感想が合わせて記憶されている。衣服の感想とは、着用したときのサイズに関する感想であり、例えば、後述する図5に示すように、「1サイズ分細い」「1/2サイズ分細い」「少し細い」「ちょうど良い」「少し太い」「1/2サイズ分太い」「1サイズ分太い」といった感想が記憶されている。衣服の感想は、あらかじめ用意された例えば上述のような選択肢から、顧客が選択するようになっていてもよい。また、サイズに関する感想は、数値入力や、GUIによる無段階の入力により登録されてもよい。また、衣服の感想は、顧客が自由に記載可能とした上で、言語処理技術により具体的なサイズの調整量を特定するようになっていてもよい。
顧客サイズは、型紙データベースから顧客の購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照して推定される、顧客が着用する衣服の各部寸法のセットである。すなわち、顧客サイズには、型紙DB22に含まれる項目に対応する情報であって、着丈、身幅、肩幅、裾巾、袖丈、ウエスト巾、もも巾、股上丈、股下丈、および襟幅等の情報が含まれている。顧客サイズは、当該顧客にとってサイズ感のよい衣服の寸法を表している。
顧客サイズは、服のテイストによって1人の顧客に対し複数記憶されていてもよい。例えば、体に対して標準的な余剰を有しているストレート基本型や、ストレート基本型よりも体に対する余剰の少ないスリム基本型、といった基本型の種類があらかじめ用意されていて、顧客サイズは基本型ごとに規定されていてもよい。顧客サイズは、後述する顧客サイズ推定部34により推定される。
●寸法提示装置の構成
寸法提示装置30は、情報処理を実行するためのCPU(Central Processing Unit)などの演算装置、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの記憶装置を備え、これにより記憶装置においてソフトウェア資源として少なくとも、通信処理部31、注文情報取得部32、型紙情報取得部33、顧客サイズ推定部34、寸法提示部35、寸法調整部36、DB更新部37、および表示・操作部40を備える。
通信処理部31は、顧客端末10およびDBサーバ20と情報の授受を行う機能部であり、通信の形式は任意である。
注文情報取得部32は、通信処理部31を介して、顧客端末10からの衣服の注文情報を取得する機能部である。衣服の注文情報には、顧客の識別情報および衣服の識別情報が含まれている。
型紙情報取得部33は、顧客端末10から取得した衣服の注文情報に基づいて、当該衣服の型紙情報をDBサーバ20から取得する機能部である。型紙情報は、型紙の画像であってもよいし、型紙に紐づいて記憶されている各部寸法のセットであってもよい。
顧客サイズ推定部34は、当該顧客が注文した衣服の型紙情報に基づいて、顧客サイズを推定する機能部である。顧客サイズ推定部34は、顧客が本システム1を通じて注文した衣服が1着であれば、当該衣服の型紙に紐づく各種寸法を顧客サイズとして推定してもよい。また、顧客サイズ推定部34は、顧客が本システム1を通じて注文した衣服が複数ある場合は、当該複数の衣服の各種寸法の平均値を顧客サイズとして推定してもよい。
顧客サイズ推定部34は、注文された衣服の種類ごとに、顧客サイズを推定する。衣服の種類とは、身に着ける部位が上半身であるか下半身であるか、袖丈に関して長袖の服であるか半袖の服であるか、といった種類を指す。すなわち、注文された衣服が上半身に身に着ける衣服、例えばジャケットである場合、肩幅や袖丈など、上半身の寸法に関して顧客サイズを推定する。ジャケットの場合、下半身の寸法のデータは有していないためである。また、顧客サイズ推定部34は、注文された衣服に規定される着用丈に応じて推定する丈が異なる。すなわち、ジャケットが長袖である場合、顧客サイズ推定部34は、長袖における袖丈を推定する。
顧客サイズ推定部34は、顧客により入力される、顧客の体形に関する情報に基づいて顧客サイズを推定してもよい。体形に関する情報は、例えば、体重、身長又はウエスト周囲長である。体形に関する情報は、特に、計測が簡便で、衣服の寸法検討とは無関係に計測され得る情報である。顧客が把握している情報に基づいて顧客サイズを推定することで、顧客サイズをより正確に推定することができる。また、体形に関する情報は、体重、身長又はウエスト周囲長のいずれに関しても、顧客は定期的に入力することが可能であってよい。特に、身長やウエスト周囲長が定期的に入力され、当該情報に基づいて顧客サイズが推定される構成によれば、身長やウエスト周囲長の変化が大きい子供の服であっても、顧客サイズをより正確に推定することができる。
顧客サイズ推定部34は、衣服の寸法に関する感想が顧客から送信された場合に、当該感想に基づいて顧客サイズを推定してもよい。例えば、「袖丈がやや短い」との感想が送信された衣服の袖丈に、所定長さを足して顧客サイズとしてもよい。所定長さはあらかじめ設定されている。また、感想に応じて加減する長さは、着丈と袖丈等の寸法部位に応じて異なる長さが設定されていてもよい。
図5に示すように、感想に応じて加減する長さは、図6に後述する入力欄G41の各目盛に対応していてもよい。すなわち、例えば「少し細い」との感想が送信された場合には、入力欄G41における目盛を図中上方に1個移動させたサイズを顧客サイズとする。衣服の感想が「ちょうどよい」と送信された場合、当該衣服の寸法を顧客サイズとしてよい。
顧客サイズ推定部34により推定される顧客サイズは、DBサーバ20に送信され、顧客の識別情報と紐づけられて顧客DB23に記憶される。なお、顧客サイズは、顧客サイズとして記憶される各部寸法のセットに基づいて、顧客サイズを表す型紙を生成し、型紙の画像情報として顧客DB23に記憶されてもよい。
寸法提示部35は、注文情報に含まれる衣服の寸法と顧客サイズとを比較し、寸法の調整度合を提示する機能部である。寸法提示部35は、顧客サイズ推定部34により推定され、記憶されている顧客サイズがある場合、顧客が別の注文要請を行う際、当該顧客サイズを取得する。寸法提示部35は、注文情報に含まれる衣服の型紙情報に含まれる各部寸法と、顧客サイズに含まれている対応する各部寸法とを部位ごとに比較する。寸法提示部35は、比較した結果を、顧客端末10を介して顧客に提示する。なお、寸法提示部35により提示される内容は、具体的な各部寸法の数値であってもよいし、調整度合を定性的に表す文言であってもよい。
寸法提示部35は、顧客の体重の履歴を参照し、顧客の体重が所定以上変化しているとき、各部寸法の調整度合を提示してもよい。体重は、計測が簡便で、衣服の寸法検討とは無関係に計測されるものであり、顧客が自身の体重を把握している場合も多い。そこで、顧客に体重を入力させ、体重の変化に基づいて寸法の調整を推奨することで、より顧客の体形にあった寸法を提示することができる。
図6に示すように、顧客端末10の表示・操作部11には、寸法調整画面G4が表示される。寸法調整画面G4は、顧客が寸法の調整度合を入力するための入力欄G41と、寸法提示部35により提示されるメッセージ欄G42を有する。
入力欄G41は、衣服の各部寸法ごとに顧客が調整度合を入力可能である。本実施形態では、衣服の寸法を示すスライドバーの目盛の横に、「XLサイズ」、「Lサイズ」、「Mサイズ」といった一般的に認識されている衣服の大きさが表示されている他、各大きさの間にセンチメートル単位で寸法の調整幅が表示されている。また、これらの大きさの違いを定性的に表現した「少し太くする」「少し細くする」といった記載が併記されている。スライドバーは顧客がタップ又はスワイプ等により操作可能であり、目盛に合わせて段階的に調整可能であってもよいし、無段階に調整可能でもよい。
入力欄G41において寸法調整を行う寸法は適宜のGUIにより切替可能である。寸法調整可能な寸法は、カスタム可能なすべての寸法であってもよいし、アンケート等により多くの人が調整したいと考える寸法部位をあらかじめ調査し、当該寸法部位についてのみ調整可能になっていてもよい。
メッセージ欄G42は、顧客が寸法を決定する際に参考になる情報や、操作に関するガイドが提示される。第1メッセージG421では、寸法調整を行う部位と度合が入力できる旨の表示がなされている。第2メッセージG422では、顧客サイズに基づき、現在の体形が相当する衣服の大きさが提示されている。第3メッセージG423では、入力欄G41に表示されている寸法部位が表示されている。
図7は、顧客端末10の表示・操作部11に表示される寸法調整画面G5の別の例を示している。寸法調整画面G5には、顧客が寸法の調整度合を入力するための入力欄G51と、寸法提示部35により提示されるメッセージ欄G52が表示されている。
図7に示す例において、入力欄G51は、横向きのスライドバーG511、現在の注文において指定している寸法を示す現在値指示部G512、および前回の注文における衣服の寸法を示す前回寸法指示部G513を有している。スライドバーG511には、衣服の大きさを示すM、L、XLの表示がされている他、寸法の具体的な数値が併記されている。この寸法の数値は、現在値指示部G512が指し示している数値が強調表示されていてもよい。
メッセージ欄G52における第1メッセージG521では、顧客の体重が3kg増加したことが表示されている。また、第2メッセージG522では、寸法提示部35により提示される顧客サイズの寸法が、おすすめの寸法として表示されている。寸法提示部35によりおすすめの寸法が表示される構成によれば、試着や採寸を行わなくても、過去に購入した衣服の寸法に基づいて、体形にフィットした寸法に調整することができる。
寸法調整部36は、顧客端末10から送信される所望の寸法を取得して、寸法調整情報として注文情報に付加し、注文される衣服の寸法に反映する機能部である。
寸法調整部36は、顧客端末10から送信される寸法を、寸法調整情報として注文情報に付加する。なお、既製服の寸法調整、すなわちお直しを行う場合、寸法調整部36は、既製服の寸法と寸法調整後の寸法との差分を、寸法調整情報として注文情報に付加してもよい。寸法調整情報が付加された注文情報は、配送管理装置50(図1参照)に送信され、お直し又はカスタムオーダーの衣服の作製工程において作業者へ伝達される。
DB更新部37は、DBサーバ20に記憶されている情報を更新する機能部である。DB更新部37は、注文情報に基づいて商品DB21の在庫数を更新する。また、DB更新部37は、顧客サイズ推定部34により推定された顧客サイズを、顧客DB23に記憶する。DB更新部37は、注文された衣服を顧客DB23における顧客の注文履歴に追加する。
表示・操作部40は、管理者により参照される情報が表示され、管理者からの操作を受け付ける機能部であり、ハードウェア構成としてのパーソナルコンピュータやタブレット端末等で実現される。表示・操作部40には、例えば図2乃至4で示した商品管理画面G1、型紙管理画面G2、および顧客管理画面G3が表示される。
●既製服の購入処理の流れ
図8を用いて、寸法調整を行わない衣服の購入フローを説明する。同図に示すように、まず、顧客端末10から、既製服を、寸法調整を行わずに購入する旨の指令が入力され、寸法提示装置30に送信される(ステップS101)。次いで、寸法提示装置30は、顧客の識別情報および購入された既製服の識別情報を、注文情報としてDBサーバ20および配送管理装置50に送信する(ステップS102)。配送管理装置50は、注文情報に基づいて、当該顧客宛に配送処理を行う(ステップS103)。また、配送管理装置50は、DBサーバ20に格納されている商品の在庫数を更新する(ステップS104)。なお、ステップS104は、寸法提示装置30のDB更新部37により行われてもよい。
注文情報取得部32が注文情報を取得すると、DB更新部37は、顧客DB23を更新し、注文した顧客の注文履歴に、注文情報に含まれる衣服の情報を追加する(ステップS105)。型紙情報取得部33は、DBサーバ20に、当該衣服の型紙情報、および顧客の顧客サイズを要求し(ステップS106)、DBサーバ20は型紙情報および顧客サイズを送信する(ステップS107)。顧客DB23に顧客サイズの格納がない場合は、顧客サイズの送信は行わない。
次いで、顧客サイズ推定部34は、型紙情報および顧客サイズに基づいて、今回注文された衣服の型紙情報を考慮した顧客サイズの推定を行う(ステップS108)。DB更新部37は、推定された顧客サイズを顧客DB23に格納する(ステップS109)。
●感想の登録処理の流れ
図9に示すように、顧客端末10から、衣服の寸法に関する感想が登録されると(ステップS201)、寸法提示装置30の顧客サイズ推定部34は、感想に基づいて顧客サイズの推定を行う(ステップS202)。DB更新部37は、推定された顧客サイズを顧客DB23の顧客に紐づけて格納すると共に、入力された感想を、顧客DB23における注文履歴に格納されている衣服の情報に紐づけて格納する(ステップS203)。
●寸法調整可能な服における寸法提示処理の流れ
図10に示すように、まず、顧客端末10から寸法提示装置30に、寸法調整可能な服の注文要請が、顧客の識別情報と共に注文情報として送信される(ステップS301)。寸法調整可能な服は、一部の寸法に関しお直しが可能な服でもよいし、カスタムオーダーの衣服であってもよい。注文情報には、衣服の種類および寸法調整前の各部寸法又はカスタムオーダーの衣服における基準寸法が含まれている。寸法提示装置30は、顧客端末10から注文情報を受信すると、顧客サイズをDBサーバ20に要求し(ステップS302)、DBサーバ20の顧客DB23は、注文要請を送信した顧客の顧客サイズを寸法提示装置30に送信する(ステップS303)。
寸法調整部36は、顧客端末10の表示・操作部11に、寸法調整画面を表示させる(ステップS304)。また、寸法提示部35は、寸法調整画面に、顧客サイズに基づく寸法を提示する(ステップS305)。顧客が衣服の各部寸法を決定し、顧客端末10を介して寸法が送信されると(S306)、寸法提示装置30は、顧客の識別情報と決定された寸法の情報を、注文情報としてDBサーバ20および配送管理装置50に送信する(ステップS307)。配送管理装置50は、注文情報に基づいて、当該顧客宛に配送処理を行う(ステップS308)。また、配送管理装置50は、DBサーバ20に格納されている商品の在庫数を更新する(ステップS309)。
顧客サイズ推定部34は、決定された寸法に基づいて顧客サイズを推定し、DBサーバ20に記憶されている顧客サイズを更新する(ステップS310)。なお、ステップS309は、寸法提示装置30のDB更新部37により行われてもよい。また、ステップS309およびステップS310は、順不同であり、同時に行われてもよい。
このように、本発明にかかる衣服の寸法提示システムによれば、試着や採寸を行わなくても、体形にフィットする衣服の寸法を、簡便な方法で同定して提示することができる。
1 寸法提示システム
20 DBサーバ
21 商品DB
22 型紙DB
23 顧客DB
30 寸法提示装置
34 顧客サイズ推定部
35 寸法提示部

Claims (7)

  1. 顧客の識別情報と前記顧客の衣服の購入履歴が互いに対応付けられて記憶されている顧客データベースと、
    衣服と前記衣服の型紙情報が互いに対応付けられて記憶されている型紙データベースと、
    前記型紙データベースに基づいて、前記顧客の前記購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照し、当該顧客が着用する衣服の顧客サイズを推定する顧客サイズ推定部と、
    各部寸法の調整を含む衣服の注文要請が受信されるとき、前記顧客サイズに基づいて、当該衣服における各部寸法の調整度合を提示する寸法提示部と、
    を備える、
    衣服の寸法提示システム。
  2. 前記顧客データベースには、前記購入履歴に含まれる衣服の、前記顧客の寸法に関する感想が記憶されていて、
    前記顧客サイズ推定部は、前記感想に基づいて前記顧客サイズを推定する、
    請求項1記載の衣服の寸法提示システム。
  3. 前記衣服の購入要請が受信されるとき、前記衣服における各部寸法の調整度合の入力を受け付ける、
    請求項1又は2記載の衣服の寸法提示システム。
  4. 前記顧客の体重の入力を受け付け、前記顧客サイズ推定部は、前記体重に基づいて前記顧客サイズを推定する、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の衣服の寸法提示システム。
  5. 前記顧客データベースには、前記顧客の体重の履歴が記憶されていて、前記寸法提示部は、前記顧客の体重が所定以上変化しているとき、当該変化に基づいて前記各部寸法の調整度合を提示する、
    請求項4記載の衣服の寸法提示システム。
  6. 顧客の識別情報と前記顧客の衣服の購入履歴が互いに対応付けられて記憶されている顧客データベースと、
    衣服と前記衣服の型紙情報が互いに対応付けられて記憶されている型紙データベースと、
    を備える寸法提示システムの寸法提示方法であって、
    前記型紙データベースに基づいて、前記顧客の前記購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照し、当該顧客が着用する衣服の顧客サイズを推定する顧客サイズ推定ステップと、
    各部寸法の調整を含む衣服の注文要請が受信されるとき、前記顧客サイズに基づいて、当該衣服における各部寸法の調整度合を提示する寸法提示ステップと、
    を含む、
    寸法提示方法。
  7. 顧客の識別情報と前記顧客の衣服の購入履歴が互いに対応付けられて記憶されている顧客データベースと、
    衣服と前記衣服の型紙情報が互いに対応付けられて記憶されている型紙データベースと、
    を備える寸法提示システムで実行される寸法提示プログラムであって、
    前記型紙データベースに基づいて、前記顧客の前記購入履歴に含まれる衣服の型紙情報を参照し、当該顧客が着用する衣服の顧客サイズを推定する顧客サイズ推定命令と、
    各部寸法の調整を含む衣服の注文要請が受信されるとき、前記顧客サイズに基づいて、当該衣服における各部寸法の調整度合を提示する寸法提示命令と、
    をコンピュータに実行させる、
    寸法提示プログラム。
JP2019162675A 2019-09-06 2019-09-06 衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラム Pending JP2021043490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019162675A JP2021043490A (ja) 2019-09-06 2019-09-06 衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019162675A JP2021043490A (ja) 2019-09-06 2019-09-06 衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021043490A true JP2021043490A (ja) 2021-03-18

Family

ID=74861739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019162675A Pending JP2021043490A (ja) 2019-09-06 2019-09-06 衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021043490A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022254419A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社Zozo 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2022186532A (ja) * 2021-06-04 2022-12-15 株式会社Zozo 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2023056990A (ja) * 2021-10-08 2023-04-20 直樹 鎌田 It技術を利用した、消費者自身がデザインする衣類の遠距離オーダーメイドシステム及びアプリケーション

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022254419A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 株式会社Zozo 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2022186532A (ja) * 2021-06-04 2022-12-15 株式会社Zozo 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2022186533A (ja) * 2021-06-04 2022-12-15 株式会社Zozo 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7223060B2 (ja) 2021-06-04 2023-02-15 株式会社Zozo 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7223061B2 (ja) 2021-06-04 2023-02-15 株式会社Zozo 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
GB2621098A (en) * 2021-06-04 2024-01-31 Zozo Inc Information processing device, information processing method, and information processing program
JP2023056990A (ja) * 2021-10-08 2023-04-20 直樹 鎌田 It技術を利用した、消費者自身がデザインする衣類の遠距離オーダーメイドシステム及びアプリケーション

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021043490A (ja) 衣服の寸法提示システム、衣服の寸法提示方法、および衣服の寸法提示プログラム
JP5845363B2 (ja) 靴選択支援システム
EP1229478A2 (en) Electronic commerce system commodity fit judgement apparatus, and commodity fitness judgement method
KR101682769B1 (ko) 사용자맞춤형 온라인 패션 코디네이션 자동 매칭방법
JP2008504593A (ja) 人物の形態的データをコンピュータ・ネットワーク上で取得し管理する方法および前記方法を実行するためのデバイス
KR20130136090A (ko) 전자상거래 고객의 신체 사진을 이용한 맞춤 수선 및 대리점화 계획 장치 및 그 방법과 시스템
CN106940862B (zh) 网络实景逛店试衣定制系统
KR20190139545A (ko) 고객의 체형정보를 자동 수집하여 빅데이터를 구축하고 관리, 분류, 활용하는 자동시스템
US20020077922A1 (en) System, method, and article of manufacture for mass customization of products
US20140136560A1 (en) System and method for selecting the recommended size of an article of clothing
KR20190063742A (ko) 가상 피팅 서비스 장치 및 방법
KR101902982B1 (ko) 소비자의 신체 사이즈에 기초한 맞춤형 의류 수선 중개 서비스 시스템
JP2003082515A (ja) 製品販売システム
KR101427476B1 (ko) 하이브리드 맞춤형 의류 제공 방법 및 시스템
WO2015011678A1 (en) Method for determining a fitting index of a garment based on anthropometric data of a user, and device and system thereof
KR101324660B1 (ko) 체형 정보 제공 시스템 및 방법
KR20100023068A (ko) 온라인 쇼핑몰 시스템에서의 통계치수 제공 방법 및 장치
JP2021149244A (ja) リアルタイムでアパレル製品の修正のオーダを受けるシステム
JP2018163031A (ja) 体型情報解析システム
WO2024080939A2 (en) This algorithm system explains a dress that is sold online or in-store, whether this dress is fit a person's body based on body measurements captured from the 3d body scanner
CN113011936A (zh) 对象选购处理方法、装置、电子设备及可读存储介质
KR20190000130A (ko) 온라인 의류쇼핑시스템
KR20200061880A (ko) 맞춤 의류 제작을 위한 샘플복 및 이를 이용한 맞춤 의류 주문 시스템
KR20150090360A (ko) 구매자 중심의 모바일 맞춤 제품 입찰 시스템
US11980245B2 (en) Methods and systems for improved manufacturing of off-the-rack, tailored and/or customized clothing