JP2021042842A - メカニカルシール - Google Patents

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Abstract

【目的】密封環の接触による摩耗粉が機内領域の流体を汚染させないようにする。【構成】上下方向に延びる回転軸2に設けた上位の第1密封環3と回転軸2が貫通するシールケース1に設けた下位の第2密封環4とが接触状態で相対回転することにより、当該接触部分3a,4aにおいて機内領域Aと機外大気領域Bとを区画して機内領域Aのガスをシールするように構成されたメカニカルシールにおいて、第1密封環3が第2密封環4の構成材より摩耗し易い磁性材料で構成されており、機内領域Aの適所であって第2密封環4の基端部分42の近傍部位に、シールケース1の内周面1aから回転軸2の外周面2aの近傍へと軸方向に直交して延びる円環状の摩耗粉回収皿9を設けると共に、当該摩耗粉回収皿9に永久磁石10を取り付けてある。【選択図】図1

Description

本発明は、医薬、食品、化学品、半導体等の各種分野で使用される攪拌機、ブロワー、乾燥機等の回転機器に軸封手段として装備されるメカニカルシールに関するものである。
従来のメカニカルシールとして、例えば、特許文献1に開示されるように、ケーシングに固定した密封環とケーシングを貫通する回転軸に軸方向移動可能に且つ相対回転不能に保持された密封環とが接触状態で相対回転することにより、被密封流体領域である機内領域と非密封流体領域である機外大気領域とを区画して被密封流体領域の流体(被密封流体)をシールするように構成された端面接触形のものがある。
実開平5−27433号公報
このような接触形のメカニカルシールにあっては、両密封環が接触状態で相対回転することから、その接触部分において密封環が摩耗して、その摩耗粉が被密封流体領域に侵入し、被密封流体が汚染される虞れがある。特に、特許文献1に開示されるようなドライコンタクトシールにあっては、被密封流体がガスであるため両密封環が液体潤滑されないドライ条件下で接触することから、当該摩耗粉の発生量が多くなり、被密封流体の汚染度が高くなる。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、両密封環が接触状態で相対回転することにより発生する摩耗粉を回収して、被密封流体領域の流体の汚染を可及的に防止しうるメカニカルシールを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の目的を達成すべく、シールケース及びこれを貫通する回転軸の一方に設けた第1密封環とその他方に設けた第2密封環とが接触状態で相対回転することにより、被密封流体領域と非密封流体領域とを区画して当該被密封流体領域の流体をシールするように構成されたメカニカルシールであって、前記第2密封環が前記第1密封環の被密封流体領域側に位置しており、 前記両密封環の少なくとも一方が磁性材料で構成されており、前記被密封流体領域であって、第2密封環の基端部分側に、前記シールケースの内周面から前記回転軸の外周面近傍へと或いは前記回転軸の外周面から前記シールケースの内周面近傍へと延びる円環状の摩耗粉回収皿を設けると共に、当該摩耗粉回収皿に磁石を取り付けてある メカニカルシールを提案する。
かかるメカニカルシールの好ましい実施の形態にあっては、前記被密封流体領域の流体がガスであり、相対回転する前記両密封環がドライ条件下で接触する。また、前記回転軸が上下方向に延びており、前記第2密封環が第1密封環の下位に位置している。また、前記摩耗粉回収皿が、回転軸の外周面に近接する状態で、シールケースの内周面に設けられているか、或いはシールケースの内周面に近接する状態で、回転軸の外周面に設けられている。また、前記磁性材料が、ポリテトラフルオロエチレン又はカーボンを基材としてフェライトを配合してなる複合材料である。
本発明のメカニカルシールにあっては、両密封環の少なくとも一方が磁性材料で構成されていることから、両密封環が接触状態で相対回転することにより生じる摩耗粉はその大半又は全てが磁性粉となり、かかる磁性粉は被密封流体側に位置する第2密封環の近傍領域において磁石に引き寄せられて摩耗粉回収皿に回収されることになる。したがって、被密封流体領域の流体への摩耗粉の混入及びこれによる当該流体の汚染を防止される。
本発明に係るメカニカルシールの一例を示す断面図である。 本発明に係るメカニカルシールの変形例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明に係るメカニカルシールの一例を示す断面図であり、図1に示すメカニカルシールは、医薬、食品、化学、半導体等の分野において使用される攪拌機、ブロワー、乾燥機等の回転機器に使用する軸封手段である。このメカニカルシールは、例えばガスを扱う竪型回転機器の軸封手段として使用される。メカニカルシールは、回転機器の機内領域である被密封流体領域Aと当該回転機器の機外大気領域である非密封流体領域Bとを区画して、被密封流体領域Aの流体(被密封流体であるガス)をシールするように構成されている。
すなわち、メカニカルシールは、当該回転機器のハウジング(図示せず)の上部に取り付けた上下方向に延びる円筒状のシールケース1と、シールケース1を上下方向に同心状に貫通する当該回転機器の回転軸2に設けた第1密封環3と、第1密封環3の被密封流体領域A側(第1密封環3の下位)に配して、シールケース1に設けた第2密封環4とを具備する。メカニカルシールは、第1密封環3,第2密封環4の対向端面である密封端面3a,密封端面4aがドライ条件下で接触しつつ相対回転することにより、被密封流体(ガス)をシールするように構成されたドライコンタクトシールである。
シールケース1は、前記回転機器のハウジングに取り付けられた第1ケース体11と、その上端部に取り付けられた第2ケース体12とからなる円筒構造体である。
第1密封環3は、シールケース1の上方に配して、回転軸2にOリング5を介して嵌合された状態で軸方向(上下方向)に移動可能に保持された円環状体であり、その先端面(下端面)は軸方向に直交する平滑な環状平面である密封端面3aとされている。第1密封環3は、その基端部(上端部)に固定された断面L字状の保護環6と回転軸2に固定されたスプリングリテーナ7との間に装填されたスプリング8により、後述する第2密封環4へと押圧、附勢されている。
また、第1密封環3は、保護環6に設けたドライブピン6aをスプリングリテーナ7に形成した貫通孔7aに貫通させることにより、所定範囲での軸方向移動を許容された状態で回転軸2に対する相対回転が阻止されている。
第2密封環4は、内周面41aを回転軸2に近接する円柱面とする先端部分41と、内周面42aを内周面41aから下方に漸次広がる円錐面とする基端部分42とからなる円環状体である。第2密封環4は、基端部分42をシールケース1の第2ケース体12にOリング43,Oリング44を介して嵌合させた状態で、シールケース1に固定されている。第2密封環4の先端部分41の先端面(上端面)は軸方向に直交する平滑な環状平面である密封端面4aとされている。
上記両密封環3,4のうち、少なくとも第1密封環3は磁性材料を含んでおり、第2密封環4は非磁性材料である一般的な密封環材料で構成されている。第1密封環3に含まれる磁性材料としては、両密封環3,4の接触部分である密封端面3a,4aにおいて第1密封環3の密封端面3aが第2密封環4の密封端面4aよりも早く優先的に摩耗するように、第2密封環4の構成材料より軟質のものが使用される。第1密封環3は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)又はカーボンを基材として、例えば磁性材料としてフェライトが配合された耐食性及び摺動特性に優れた複合材料である。具体的に混合するフェライトとしては、マグネタイト、マンガンフェライト、マグネシウムフェライト、ストロンチウムフェライト等であり、PTFE又はカーボンとフェライトとの配合比率は、90〜30:10〜70の間で適宜設定されるが、好ましいPTFE又はカーボンとフェライトとの配合比率は、50:50である。
また、第2密封環4の構成材料としては、第1密封環3を構成する材料よりも硬質であり、第1密封環3と接触状態で相対回転することによって第1密封環3よりも摩耗することが少ない一般的な密封環材料(例えば、酸化アルミニウム、炭化珪素等のセラミックスや超硬合金等)が使用されており、この例ではセラミックスが使用されている。
而して、前記被密封流体領域(前記両密封環3,4の接触部分3a,4aの内周側領域)Aの適所であって第2密封環4の基端部分42の近傍部位には、前記シールケース1の内周面1aと回転軸2の外周面2aの一方から内周面1a,外周面2aの他方の近傍へと延びる円環状の摩耗粉回収皿9が設けられている。
この例では、摩耗粉回収皿9が、シールケース1の内周面1aに回転軸2の外周面1aに近接する状態で設けられており、シールケース1の内周面1aに設けられた円環状盤の本体部9aとその内周縁部に一体形成された円筒状の縁部9bとからなる。本体部9aは、第2密封環4の基端部分42の下方近傍部位において軸方向に直交し且つ回転軸2の外周面2aにこれと同心をなして近接する状態で、シールケース1の内周面(第1ケース体11の内周面)1aに一体形成されている。縁部9bは、本体部9aの上面から上方に僅かに突出する円筒状突起である。なお、この例では、摩耗粉回収皿9をシールケース1の内周面1aに一体形成したが、摩耗粉回収皿9はシールケース1(第1及び第2ケース体11,12)と別体に構成して、溶接手段やボルト等の取付手段によりシールケース1の内周面1aに取り付けるようにしてもよい。
そして、摩耗粉回収皿9の本体部9aの上面には、これを全面的又は略全面的に被覆する状態で円環状板の磁石10が接着剤等により取り付けられている。 この例では、磁石10として永久磁石が使用されている。なお、被密封流体が腐食性流体である等の場合にあって磁石10が腐食する虞れがある場合には、当該磁石10に耐食性プラスチック(例えば、ふっ素樹脂)によるコーティングを施しておくことが好ましい。また、コーティングを施さない場合には、磁石10として耐食性を有するプラスチック磁石を使用することも可能である。
以上のように構成されたメカニカルシールにあっては、両密封環3,4の接触部分である密封端面3a,4aがドライ条件で相対回転することにより、磁性材料で構成された第1密封環3の密封端面3aが優先的に摩耗して、摩耗粉Pが発生する。すなわち、両密封環3,4の接触部分である密封端面3a,4aでは、磁性材料の摩耗粉Pのみが発生する。
そして、この摩耗粉Pは、両密封環3,4の密封端面3a,4aから第2密封環4の内周面41aと回転軸2の外周面2aとの隙間C1、内周面42aと回転軸2の外周面2aとの隙間C2を通過して落下し、第2密封環4の基端部分42の下方近傍部位に設けられた摩耗粉回収皿9の磁石10側に引き寄せられ、摩耗粉回収皿9上に回収される。
このとき、摩耗粉Pは、第2密封環4の先端部分41の内周面41aと回転軸2の外周面2aとの間に形成される狭い円筒状の隙間C1を通過した後、第2密封環4の基端部分42の内周面42aと回転軸2の外周面2aとの間に形成される広い隙間であって円筒状の隙間C1から下方へと漸次広がる円錐状の隙間C2へと落下する。そして、摩耗粉Pは、隙間C2において拡散されつつ、且つ回転軸2の遠心力により第2密封環4の基端部分42の円錐状の内周面42aに沿って回転軸2から遠ざかる方向に誘導されつつ、摩耗粉回収皿9の本体部9a上に落下することになる。
したがって、摩耗粉回収皿9の本体部9aがシールケース1の内周面1aから軸方向に直交して回転軸2方向に延びて回転軸2の外周面2aに近接する円環状盤であり、且つ磁石10が当該本体部9aの上面を全面的又は略全面的に被覆する円環状板であることから、摩耗粉Pは、摩耗粉回収皿9と回転軸2との間をすり抜けて当該摩耗粉回収皿9の下方へと落下することなく磁石10により引き寄せられ、両密封環3,4の密封端面3a,4aで発生した摩耗粉Pが摩耗粉回収皿9によって確実に回収されることになる。
このように、両密封環3,4の密封端面3a,4aで発生した摩耗粉(磁性材料で構成された第1密封環3の密封端面3aが摩耗することによって発生する摩耗粉)Pは、摩耗粉回収皿9の上方領域、つまり被密封流体領域Aのシール側端部領域A1で確実に回収されることから、被密封流体(ガス)に混入して、これを汚染することがない。したがって、上記したメカニカルシールによれば、摩耗粉Pが発生し易いドライコンタクトシールであっても、被密封流体が摩耗粉によって汚染されることがなく、被密封流体を良好にシールすることができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,変更することができる。
図2は、メカニカルシールの変形例を示す断面図である。同図に示すように、本変形例では、摩耗粉回収皿109を回転軸2の外周面2aに設けた点で上記実施例と異なる。
すなわち、図2に示す如く、第2密封環4 の下方近傍部位において、摩耗粉回収皿109を回転軸2の外周面2aにシールケース1の内周面1aに近接する状態で設けておくことができる。
摩耗粉回収皿109は、回転軸2の外周面2aに取り付けられた本体部109aと、その内周部に一体形成された磁石取付部109bと、本体部109aの外周部に一体形成された縁部109cとからなる円環状体である。本体部109aは、第2密封環4の基端部分42の下方近傍部位において軸方向に直交し且つシールケース1の内周面1aにこれと同心をなして近接する状態で、回転軸2に対してスクリュー109dにより取り付けられた円環状盤である。磁石取付部109bは、回転軸2に取り付けられた状態で、本体部109aの上面から円錐状の隙間C2の上端近傍へと延びる長尺円筒体である。縁部109cは、本体部109aの上面から上方に僅かに突出する円筒状突起である。
摩耗粉回収皿109の磁石取付部109bには、これに嵌合した 状態で、本体部109aの上面から隙間C2の上端近傍まで延びる円筒状の磁石110が取り付けられている。磁石110としては前記磁石10と同様に永久磁石が使用されている。なお、磁石110が腐食する虞れがある場合には、前記した場合と同様に、耐食性プラスチック(ふっ素樹脂等)によるコーティングを施しておく等が好ましい。
而して、図2に示すメカニカルシールでは、図1に示すメカニカルシールと同様に、両密封環3,4の密封端面3a,4aで発生した摩耗粉Pが摩耗粉回収皿109に確実に回収される。すなわち、摩耗粉Pは、円筒状の隙間C1及び円錐状の隙間C2を通過して摩耗粉回収皿109上へと落下するが、磁石110が本体部109aの上面から隙間C2の上端近傍まで延びているため、摩耗粉回収皿109とシールケース1の第1ケース体11との対向周面間をすり抜けて摩耗粉回収皿109の本体部109aより下方に落下するようなことなく、両密封環3,4の接触部分3a,4aで発生した摩耗粉Pが磁石110に引き寄せられて摩耗粉回収皿109に確実に回収されることになる。なお、図2に示すメカニカルシールは、上記した摩耗粉回収皿109を除いて図1に示すメカニカルシールと同一構造をなすものであるから、図2において図1と同一の符号を付することにより詳細な説明は省略する。
また、図2に示すメカニカルシールにあっては、図2に鎖線図示する如く、円環状板の磁石210を摩耗粉回収皿109の本体部109aの上面に取り付けることも可能である。
また、上記した各実施の形態にあっては、摩耗粉回収皿9,109に取り付ける磁石10,110,210として永久磁石を使用したが、摩耗粉回収皿9,109の設置場所やメカニカルシールの構造等によっては電磁石等、他の磁石を使用することも可能である。
また、上記した各実施の形態では、第1密封環3のみを磁性材料で構成したが、第2密封環4のみを磁性材料で構成することも可能であり、更には両密封環3,4を磁性材料で構成することも可能である。第2密封環4のみを磁性材料で構成する場合にあっては、当該磁性材料を第1密封環3の構成材料(上記した一般的な密封環材料等の非磁性材料)より軟質のものとして、両密封環3,4の密封端面3a,4aにおいて第1密封環3の密封端面3aのみが摩耗するようにしておくことが好ましい。
上記各実施の形態においては、ガスを扱う竪型の回転機器に装備されるメカニカルシール(ドライコンタクトシール)に適用したが、本発明は、液体を扱う竪型の回転機器やガス又は液体を扱う横型の回転機器に装備されるメカニカルシールにも適用することができる。また、上記各実施の形態にあっては、本発明を、第1密封環3を回転軸2に軸方向移動可能に保持すると共に第2密封環4をシールケース1に固定したメカニカルシールに適用したが、本発明は、第1密封環3を回転軸2に固定すると共に第2密封環4をシールケース1に軸方向移動可能に保持するメカニカルシール、第1密封環3をシールケース1に固定すると共に第2密封環4を回転軸2に軸方向移動可能に保持するメカニカルシール、第1密封環3をシールケース1に軸方向移動可能に保持すると共に第2密封環4を回転軸2に固定するメカニカルシールやこれらのメカニカルシールであってダブルシールやタンデムシールの一次シール(被密封流体領域側のメカニカルシール)として使用されるものにも、上記実施の形態と同様に適用することができる。
1 シールケース
1a シールケースの内周面
2 回転軸
2a 回転軸の外周面
3 第1密封環
4 第2密封環
9 摩耗粉回収皿
10 磁石
42 第2密封環の基端部分
109 摩耗粉回収皿
110 磁石
210 磁石
A 被密封流体領域(機内領域)
B 非密封流体領域(機外大気領域)

Claims (6)

  1. シールケース及びこれを貫通する回転軸の一方に設けた第1密封環とその他方に設けた第2密封環とが接触状態で相対回転することにより、被密封流体領域と非密封流体領域とを区画して当該被密封流体領域の流体をシールするように構成されたメカニカルシールであって、
    前記第2密封環が前記第1密封環の被密封流体領域側に位置しており、
    前記両密封環の少なくとも一方が磁性材料で構成されており、
    前記被密封流体領域であって、第2密封環の基端部分側に、前記シールケースの内周面から前記回転軸の外周面近傍へと或いは前記回転軸の外周面から前記シールケースの内周面近傍へと延びる円環状の摩耗粉回収皿を設けると共に、当該摩耗粉回収皿に磁石を取り付けてある メカニカルシール。
  2. 前記被密封流体領域の流体がガスであり、相対回転する前記両密封環がドライ条件下で接触する請求項1に記載するメカニカルシール。
  3. 前記回転軸が上下方向に延びており、前記第2密封環が第1密封環の下位に位置している請求項1又は請求項2に記載するメカニカルシール。
  4. 前記摩耗粉回収皿が、回転軸の外周面に近接する状態で、シールケースの内周面に設けられている請求項1〜請求項3の何れかに記載するメカニカルシール。
  5. 前記摩耗粉回収皿が、シールケースの内周面に近接する状態で、回転軸の外周面に設けられている請求項1〜請求項3の何れかに記載するメカニカルシール。
  6. 前記磁性材料が、ポリテトラフルオロエチレン又はカーボンを基材としてフェライトを配合してなる複合材料である請求項1〜請求項5の何れかに記載するメカニカルシール。
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