JP2021042740A - 電動コンプレッサ - Google Patents

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Yoshikazu Hayashi
芳和 林
圭 西堀
Kei Nishibori
圭 西堀
真 岩佐
Makoto Iwasa
真 岩佐
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Abstract

【課題】製造工程を少なくすることができる電動コンプレッサを提供する。【解決手段】電動コンプレッサ1は、電動機10に接続されるシャフト30と、シャフト30の一端の端面31に設けられた有底孔32に圧入固定され、旋回スクロール21に接続されるピン35と、を備え、有底孔32は、シャフト30の回転中心からずれた位置に設けられ、有底孔32の内周面32aとシャフト30の外周面との間の厚みが最も薄い最薄部分30a、および、ピン35の間には空間S1が形成されている。【選択図】図4

Description

本開示は、電動コンプレッサに関する。
特許文献1には、スクロール圧縮機について開示されている。このスクロール圧縮機の電動モータの回転軸であるクランクシャフトには、スクロールを旋回させるためのピンが、クランクシャフトの回転中心から偏心させて設けられている。
特開2019−78211号公報
特許文献1のような電動コンプレッサにおいて、ピンは、圧入固定によりクランクシャフトに設けられる場合があり、この場合の電動コンプレッサでは、製造工程が多くなるという課題がある。このため、製造工程を少なくすることができる構成の電動コンプレッサが求められている。
そこで、本開示は、製造工程を少なくすることができる電動コンプレッサを提供する。
本開示の一態様に係る電動コンプレッサは、電動機に接続されるシャフトと、前記シャフトの一端の端面に設けられた有底孔に圧入固定され、旋回スクロールに接続されるピンと、を備え、前記有底孔は、前記シャフトの回転中心からずれた位置に設けられ、前記有底孔の内周面と前記シャフトの外周面との間の厚みが最も薄い最薄部分、および、前記ピンの間には空間が形成されている。
本開示の電動コンプレッサは、製造工程を少なくすることができる。
図1は、実施の形態に係る電動コンプレッサ1の概略構成を示す断面図である。 図2は、シャフトおよびピンの組立体の外観を示す斜視図である。 図3は、シャフトおよびピンの分解斜視図である。 図4は、図2におけるIV−IV断面図である。 図5は、シャフトを、その軸方向に沿って圧縮部側の端面から見た場合の平面図である。 図6は、変形例(2)に係るシャフトおよびピンの分解斜視図である。 図7は、変形例(2)に係るシャフトを、その軸方向に沿って圧縮部側の端面から見た場合の平面図である。
(本開示の基礎となった知見)
特許文献1のような電動コンプレッサにおいて、ピンが圧入固定によりクランクシャフトに設けられる場合、ピンに圧入されることによりクランクシャフトの外形が外側に膨らむことがある。クランクシャフトの外形が膨らんでしまうと、クランクシャフトは、ベアリングで軸受けされるため、ベアリングに挿入することが難しくなる。このため、ピンを圧入後のクランクシャフトの外形をベアリングに挿入しやすくするために、切削加工などのようなクランクシャフトの外形を調整する工程を別途する必要がある。
このような課題を解決するために、本開示の一態様に係る電動コンプレッサは、電動機に接続されるシャフトと、前記シャフトの一端の端面に設けられた有底孔に圧入固定され、旋回スクロールに接続されるピンと、を備え、前記有底孔は、前記シャフトの回転中心からずれた位置に設けられ、前記有底孔の内周面と前記シャフトの外周面との間の厚みが最も薄い最薄部分、および、前記ピンの間には空間が形成されている。
これによれば、シャフトの最薄部分、および、ピンの間には空間が形成されているため、ピンがシャフトの有底孔に圧入固定された際に、ピンによって最薄部分が外側に押し出されることを抑制することができる。このため、シャフトの外形が膨らむことを抑制することができる。よって、切削加工をしなくても、ピンが圧入固定された後のシャフトをベアリングに容易に挿入することができるため、切削加工などのようなシャフトの外形を調整するための工程を削減することができる。
また、前記ピンの、前記有底孔に圧入される圧入部分は、前記圧入部分の先端の第1部分と、前記シャフトの軸方向における位置が前記第1部分とは異なる第2部分とを有し、前記第1部分と前記最薄部分との間には、前記空間が形成され、前記第2部分は、前記最薄部分と接していてもよい。
これによれば、第2部分が最薄部分と接しているため、圧入固定の強度を所定の強度とすることが容易にできる。
また、前記軸方向において前記第1部分に対応する第1の位置における前記シャフトの第1の外径は、前記軸方向において前記第2部分に対応する第2の位置における前記シャフトの第2の外径よりも大きくてもよい。
これによれば、第2の外形は第1の外形よりも小さいため、第2部分が有底孔に圧入された際に、第2部分によって最薄部分が外側に押し出されたとしても、第2の位置における外径がベアリングの内径より大きくなることを抑制することができる。よって、ピンが圧入固定された後のシャフトをベアリングに容易に挿入することができる。
また、さらに、前記シャフトの前記第1の位置で固定されているベアリングを備えてもよい。
また、前記有底孔は、円柱形状の空間であり、前記ピンは、前記第1部分において切り欠かれている円柱形状を有し、前記空間は、前記ピンの切り欠かれている部分と、前記最薄部分との間に形成されていてもよい。
このため、有底孔およびピン形状を、有底孔およびピンの間に空間が形成される形状とすることが容易できる。
また、前記有底孔は、前記シャフトの軸方向に沿って延びる溝を有し、前記ピンは、前記溝に対応する形状の突起部を有してもよい。
このため、ピンをシャフトに圧入固定する際に、ピンがシャフトに対して回転することを抑制することができ、切り欠かれている部分が最薄部分に対向する向きで配置することが容易にできる。
また、前記ピンは、前記シャフトの軸方向に沿って延びる溝を有し、前記有底孔は、前記溝に対応する形状の突起部を有してもよい。
このため、ピンをシャフトに圧入固定する際に、ピンがシャフトに対して回転することを抑制することができ、切り欠かれている部分が最薄部分に対向する向きで配置することが容易にできる。
以下、本開示の一態様に係る電動コンプレッサについて、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
[1.構成]
図1は、実施の形態に係る電動コンプレッサ1の概略構成を示す断面図である。
電動コンプレッサ1は、電動機10と、圧縮部20と、電動機10の動力を圧縮部20に伝達するシャフト30と、電動機10、圧縮部20およびシャフト30を内部に収容する筐体40とを備える。電動コンプレッサ1は、例えば、車両に搭載され、車両の空調システムに用いられる。
電動機10は、圧縮部20を駆動する。電動機10は、ステータ11と、ロータ12とを有する。ロータ12は、複数枚積層された円板状の磁性体により構成され、円板の中心がシャフト30に貫通され、シャフト30に固定されている。ステータ11は、シャフト30の軸方向に見た場合に、ロータ12を取り囲むように円環状に並んで配置される複数のコイルにより構成される。ステータ11は、筐体40の内壁に固定されている。ステータ11は、図示しない回路基板から電力を供給されることで磁界を発生し、ロータ12に磁気作用を与える。これにより、ステータ11は、ロータ12を回転させる。
圧縮部20は、例えば、スクロール式の圧縮部である。圧縮部20は、シャフト30を介して電動機10により旋回される旋回スクロール21と、筐体40に固定されている固定スクロール22とを有する。旋回スクロール21および固定スクロール22は、それぞれ、互いに噛み合うように配置されている渦巻き状の壁部を有する。
旋回スクロール21は、シャフト30に偏心した位置に配置されたピン35と、ピン35に対して回転可能な状態で接続されている。具体的には、旋回スクロール21は、シャフト30のピン35と、ベアリング53およびブッシュ54を介して接続されている。この構成により、旋回スクロール21は、電動機10の回転によりシャフト30が回転することで、自転しないように、固定スクロール22に対して相対的に旋回する。これにより、旋回スクロール21の壁部と、固定スクロール22の壁部とにより囲まれた空間(圧縮室)の容積が小さくなり、圧縮室内の冷媒が圧縮される。このように、圧縮部20は、吸入された冷媒を圧縮し、圧縮された冷媒を吐出する。
シャフト30は、電動機10に接続され、筐体40に対して回転可能に支持されている。具体的には、シャフト30は、電動機10に対して圧縮部20とは反対側の一部がベアリング51を介して回転可能に筐体40に対して支持されており、電動機10に対して圧縮部20側の一部がベアリング52を介して回転可能に筐体40に対して支持されている。ベアリング51、52は、同一の回転軸でシャフト30を支持している。
筐体40は、電動機10、圧縮部20およびシャフト30を収容し、電動機10側に配置されている吸入口41から冷媒を吸入し、圧縮部20により圧縮された冷媒を、圧縮部20側に配置されている吐出口42から吐出する。
次に、シャフト30およびピン35の具体的な構成について、図2を用いて説明する。図2は、シャフトおよびピンの組立体の外観を示す斜視図である。図3は、シャフトおよびピンの分解斜視図である。図4は、図2におけるIV−IV断面図である。図5は、シャフトを、その軸方向AX1に沿って圧縮部側の端面から見た場合の平面図である。
シャフト30は、シャフト30の圧縮部20側の端面31に有底孔32を有する。有底孔32は、例えば円柱形状の空間であり、シャフト30の回転中心からずれた位置に設けられる。具体的には、有底孔32の円柱形状の軸は、シャフト30の回転軸に平行な方向に延びており、かつ、シャフト30の回転軸から離れた位置に配置されている。
また、シャフト30は、第1の外径D1を有する第1外径部分33と、第2の外径D2を有する第2外径部分34とを有する。第1外径部分33は、シャフト30の軸方向AX1において第1の位置P1に位置する。第2外径部分34は、軸方向AX1において第1の位置P1とは異なる第2の位置に位置する。第2外径部分34は、シャフト30の端面31を有する部分であり、第1外径部分33は、第2外径部分34に対して端面31とは反対側に隣接して配置されている部分である。第1の外径D1は、第2の外径D2よりも大きい。シャフト30の第1外径部分33には、ベアリング52が圧入固定される。つまり、ベアリング52の内径は、第1の外径D1よりも小さく、かつ、第2の外径D2よりも大きい。
このため、ベアリング52に対してシャフト30を圧入固定する際に、ベアリング52は、シャフト30の第2外径部分34まで容易に嵌まる。これにより、ベアリング52の向きは、第2外径部分34によりベアリング52の軸とシャフト30の軸とが一致するように規制される。向きが規制された状態でベアリング52を第1外径部分33まで移動させることができるため、シャフト30の第1外径部分33をベアリング52に容易に圧入することができる。
ピン35は、有底孔32に圧入固定されており、旋回スクロール21に接続される部材である。ピン35は、有底孔32に圧入される圧入部分36と、有底孔32から露出している露出部分37とを有する。圧入部分36は、圧入部分36の先端の第1部分38と、シャフト30の軸方向AX1における位置が第1部分38とは異なる第2部分39とを有する。
第1部分38は、ピン35の軸方向AX2の全体に亘って、円柱形状の側面の一部が切り欠かれている切り欠き部38aを有する。切り欠き部38aの表面は、例えば、ピン35の軸方向AX2に平行な平面である。このように、第1部分38は、切り欠き部38aを有するため、切り欠き部38aにおいて、有底孔32の内周面32aと接しない。また、第1部分38は、シャフト30の第1外径部分33に対向する位置に配置される。第1部分38は、その一部がシャフト30の第2外径部分34に対向する位置に配置されてもよい。
ピン35は、切り欠き部38aが、有底孔32の内周面32aとシャフト30の外周面との間の厚みが最も薄い最薄部分30aと対向する向きで、有底孔32に圧入されている。このため、最薄部分30aおよび切り欠き部38aの間には空間S1が形成されている。つまり、最薄部分30aおよび切り欠き部38aは、離れた位置にあり、互いに接していない。
第2部分39は、圧入部分36のうちで第1部分38を除く部分であり、円柱形状を有する。このように、第2部分39は、第1部分38とは異なり切り欠かれていないため、有底孔32の内周面32aと、全周に亘って接する。つまり、第2部分39は、最薄部分30aと接している。また、第2部分39は、シャフト30の第2外径部分34のみに対向する位置に配置される。つまり、第2部分39は、シャフト30の第1外径部分33に対向しない位置に配置される。
露出部分37は、第2部分39と略同一の円柱形状を有し、第2部分39と一体であり、かつ、連続している。
[2.効果など]
本実施の形態に係る電動コンプレッサ1によれば、シャフト30の最薄部分30a、および、ピン35の間には空間S1が形成されているため、ピン35がシャフト30の有底孔32に圧入固定された際に、ピン35によって最薄部分30aが外側に押し出されることを抑制することができる。このため、シャフト30の外形が膨らむことを抑制することができる。よって、切削加工をしなくても、ピン35が圧入固定された後のシャフト30をベアリング52に容易に挿入することができるため、切削加工を削減することができる。
また、本実施の形態に係る電動コンプレッサ1において、ピン35の、有底孔32に圧入される圧入部分36は、第1部分38と、第2部分39とを有する。第1部分38は、圧入部分36の先端の部分である。第2部分39は、シャフト30の軸方向AX1における位置が第1部分38とは異なる部分である。第1部分38と最薄部分30aとの間には、空間S1が形成される。第2部分39は、最薄部分30aと接している。このため、圧入固定の強度を所定の強度とすることが容易にできる。
また、本実施の形態に係る電動コンプレッサ1において、シャフト30の軸方向AX1において第1部分38に対応する第1の位置におけるシャフト30の第1の外径D1は、軸方向AX1において第2部分39に対応する第2の位置におけるシャフト30の第2の外径D2よりも大きい。
これによれば、第2の外径D2は、第1の外径D1よりも小さいため、第2部分39が有底孔32に圧入された際に、第2部分39によって最薄部分30aが外側に押し出されたとしても、第2外径部分34の外径がベアリング52の内径より大きくなることを抑制することができる。よって、ピン35が圧入固定された後のシャフト30を、ベアリング52に容易に挿入することができる。
また、本実施の形態に係る電動コンプレッサ1において、有底孔32は、円柱形状の空間である。ピン35は、第1部分38において切り欠かれている円柱形状を有する。空間S1は、ピン35の切り欠かれている部分である切り欠き部38aと、最薄部分30aとの間に形成されている。このため、有底孔32およびピン35の形状を、有底孔32およびピン35の間に空間S1が形成される形状とすることが容易にできる。
[3.変形例]
(1)
上記実施の形態に係る電動コンプレッサ1では、ピン35は、その一部である第1部分38のみが切り欠かれている構成としたがこれに限らずに、ピンは、ピンの軸方向AX2の全体に亘って切り欠かれている構成としてもよい。この場合であっても、シャフト30の最薄部分30a、および、ピンの間に空間を形成することができるため、実施の形態1の電動コンプレッサ1と同様の効果が奏される。
なお、軸方向AX2の全体に亘って切り欠かれている構成のピンが採用される場合、第1の位置P1における第1の外径と、第2の位置P2における第2の外径とが等しいシャフトが採用されてもよい。これは、ピンが、ピンの軸方向AX2の全体に亘って切り欠かれており、最薄部分30aは、どの位置においてもピンとの間に空間が形成されるため、ピンがシャフトの有底孔32に圧入固定された際に、ピンによって最薄部分が外側に押し出されることを抑制することができるからである。なお、ピンは、軸方向AX2の全体に亘って切り欠かれていなくてもよく、有底孔32に圧入される圧入部分において軸方向AX2の全体に亘って切り欠かれていてもよい。
(2)
次に、変形例(2)について図6および図7を用いて説明する。
図6は、変形例(2)に係るシャフトおよびピンの分解斜視図である。図7は、変形例(2)に係るシャフトを、その軸方向に沿って圧縮部側の端面から見た場合の平面図である。
変形例(2)では、シャフト30Aの有底孔32Aは、シャフト30Aの軸方向AX1に沿って延びる溝32Abを有する。溝32Abは、有底孔32Aの内周面32Aaの最薄部分30aの反対側の、最薄部分30aに対向する位置に、有底孔32Aの深さ全体に亘って形成されている。
ピン35Aは、ピン35Aの軸方向AX2の全体に亘って切り欠かれている切り欠き部38Aaと、切り欠き部38Aの反対側に、ピン35Aの軸方向AX2の全体に亘って突条に延び、溝32Abに対応する形状の突起部35Aaを有する。
なお、溝32Abは、有底孔32Aの全体に亘って形成されていなくてもよく、シャフト30Aの端面31から有底孔32Aの深さよりも短い長さに亘って形成されていてもよい。この場合、ピン35Aに形成される突起部35Aaは、有底孔32Aのうち溝32Abが形成されていない部分にもピン35Aが挿入されるように、ピン35Aの圧入される先端から、有底孔32Aのうち溝32Abが形成されていない部分の長さの位置までの間に、ピン35Aに形成されていない構成とする必要がある。
また、溝32Abが有底孔32Aの深さ全体に亘って形成されている場合であっても、ピン35Aの突起部35Aaは、ピン35Aの軸方向AX2の全体に亘って形成されていなくてもよく、一部に形成されていればよい。
また、ピン35Aの切り欠き部38Aaは、ピン35Aの軸方向AX2の全体に亘って切り欠かれているとしたが、これに限らずに、実施の形態のピン35に形成されている切り欠き部38aと同様の形状で切り欠かれていてもよい。
また、溝32Abは、有底孔32Aの内周面32Aaの最薄部分30aの反対側の位置に形成されるとしたが、これに限らずに、有底孔32Aの内周面32Aaの最薄部分30aとは異なる位置に形成されていればよい。同様に、ピン35Aの突起部35Aaは、切り欠き部38Aaの反対側の位置に形成されていなくてもよく、切り欠き部38Aaとは異なる位置であり、かつ、溝32Abと嵌まり合った場合に、切り欠き部38Aaと最薄部分30aとが対向する位置に形成されていればよい。
このように、図6および図7で説明したシャフト30Aおよびピン35Aの構成では、有底孔32Aおよび突起部35Aaは、互いに嵌合する形状である。このため、ピン35Aをシャフト30Aに圧入固定する際に、ピン35Aがシャフト30Aに対して回転することを抑制することができ、切り欠き部38Aaが最薄部分30aに対向する向きで配置することが容易にできる。
(3)
変形例(2)では、シャフト30Aの有底孔32Aに溝32Abが形成され、ピン35Aに溝32Abに対応する形状の突起部35Aaが形成される構成としたが、この反対に、ピンに軸方向に沿って延びる溝が形成され、シャフトの有底孔にピンの溝に対応する形状の突起部が形成される構成としてもよい。この場合であっても、変形例(2)と同様の効果が奏される。
(4)
上記実施の形態では、有底孔32は円柱形状であるとしたが、円柱形状でなくてもよく柱状の形状の空間であれば角柱形状であってもよい。この場合、ピンは、圧入部分が有底孔の形状に対応する形状であり、露出部分が円柱形状であるとよい。
以上、本発明の一態様に係る電動コンプレッサについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、製造工程を少なくすることができる電動コンプレッサなどとして有用である。
1 電動コンプレッサ
10 電動機
11 ステータ
12 ロータ
20 圧縮部
21 旋回スクロール
22 固定スクロール
30、30A シャフト
30a 最薄部分
31 端面
32、32A 有底孔
32a、32Aa 内周面
32Ab 溝
33 第1外径部分
34 第2外径部分
35、35A ピン
35Aa 突起部
36 圧入部分
37 露出部分
38 第1部分
39 第2部分
38a、38Aa 切り欠き部
40 筐体
51〜53 ベアリング
54 ブッシュ
D1 第1の外径
D2 第2の外径
P1 第1の位置
P2 第2の位置
S1 空間

Claims (7)

  1. 電動機に接続されるシャフトと、
    前記シャフトの一端の端面に設けられた有底孔に圧入固定され、旋回スクロールに接続されるピンと、を備え、
    前記有底孔は、前記シャフトの回転中心からずれた位置に設けられ、
    前記有底孔の内周面と前記シャフトの外周面との間の厚みが最も薄い最薄部分、および、前記ピンの間には空間が形成されている
    電動コンプレッサ。
  2. 前記ピンの、前記有底孔に圧入される圧入部分は、前記圧入部分の先端の第1部分と、前記シャフトの軸方向における位置が前記第1部分とは異なる第2部分とを有し、
    前記第1部分と前記最薄部分との間には、前記空間が形成され、
    前記第2部分は、前記最薄部分と接している
    請求項1に記載の電動コンプレッサ。
  3. 前記軸方向において前記第1部分に対応する第1の位置における前記シャフトの第1の外径は、前記軸方向において前記第2部分に対応する第2の位置における前記シャフトの第2の外径よりも大きい
    請求項2に記載の電動コンプレッサ。
  4. さらに、
    前記シャフトの前記第1の位置で固定されているベアリングを備える
    請求項3に記載の電動コンプレッサ。
  5. 前記有底孔は、円柱形状の空間であり、
    前記ピンは、前記第1部分において切り欠かれている円柱形状を有し、
    前記空間は、前記ピンの切り欠かれている部分と、前記最薄部分との間に形成されている
    請求項2から4のいずれか1項に記載の電動コンプレッサ。
  6. 前記有底孔は、前記シャフトの軸方向に沿って延びる溝を有し、
    前記ピンは、前記溝に対応する形状の突起部を有する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電動コンプレッサ。
  7. 前記ピンは、前記シャフトの軸方向に沿って延びる溝を有し、
    前記有底孔は、前記溝に対応する形状の突起部を有する
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電動コンプレッサ。
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