JP2021040859A - モニタースタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】手術中にモニターだけを前後に移動させても状態が安定するモニタースタンドを提供する。【解決手段】駆動機構によりモニター15をモニターアーム14ごと前後へ移動させると、底板5上のウェイト32も連動して反対方向へ移動する。すなわちモニターアーム14を前方へ移動させるとウェイト32は後方へ移動し、後方へ移動させると前方へ移動する。従って、モニターアーム14を前後へ移動させてもモニタースタンドの状態は安定する。ウェイト32の前後移動はモニターアーム14を移動させるための駆動機構の駆動力を利用するため、ウェイト32のための専用の駆動機構を設ける必要がない。【選択図】 図2
Description
本発明はモニタースタンドに関するものである。
脳神経外科等においてドクターが術部を拡大観察しながら手術をする場合、最近では手術顕微鏡に代わり、カメラにより術部の立体映像を撮影し、それをモニターに表示し、その表示をドクターが3D用の専用メガネで立体的に観察する手術システムが採用されている。カメラは専用のスタンド又はアームにより術部を撮影しやすい位置に支持され、モニターは専用のモニタースタンドによりドクターが見やすい位置に支持される。
この手術システムでは、モニターは単なる術部の状況を参照するためのツールではなく、そのモニターの表示に基づいて手術の執行が司られる重要なツールであり、モニターの見え方が大変に重要となる。
従ってモニターはモニタースタンドによりドクターが見やすい最適位置に設置され、また手術中においても必要ならばモニターの上下位置を変更できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながらこのような関連技術にあっては、手術中にモニターの位置を上下に移動させることはできるものの、モニターをドクターに対して接近させたり或いは離反させたりする方向(以下、前後方向と言う)へ移動させることはできなかった。
ドクターの目の特性には個人差があり、モニターの表示を明瞭に確認するために必要なモニターとの距離も、ドクターによりそれぞれ異なる。またその距離も手術内容やドクターの姿勢変更等に応じて変化する。従来手術中にモニターの位置を前後に変更するためには、モニターをモニタースタンドごと前後に移動させなければならず、作業が大変に困難であった。
そこで手術中にモニターだけを前後に移動させることができ且つモニターを前後に移動させてもモニターを支持した状態が不安定にならないモニタースタンドの提案が待たれている。
本発明は、このような要請に応じてなされたものであり、手術中にモニターを前後に移動させても全体の安定した状態が維持されるモニタースタンドを提供することを目的としている。
本発明の第1の技術的側面によれば、フロアに設置されるベースと、ベースの上部に設けられる底板と、底板から立設される支柱と、支柱に対して前後移動自在に設けられ且つ前端にモニターが取付けられたモニターアームと、駆動力によりモニターアームを支柱に対して前後移動させる駆動機構とを備えたモニタースタンドであって、前記底板上に、駆動機構がモニターアームを前後へ移動させる際の駆動力を利用して、モニターアームの前後移動と連動して反対方向へ移動するウェイトが設けられていることを特徴とする。
本発明の第2の技術的側面によれば、支柱が、底板に固定された第1支柱と、第1支柱に対して上下動自在な第2支柱とから構成され、モニターアームが第2支柱に対して前後移動自在に設けられていることを特徴とする。
本発明の第1の技術的側面によれば、駆動機構によりモニターをモニターアームごと前後へ移動させると、底板上のウェイトも連動して反対方向へ移動する。すなわちモニターアームを前方へ移動させるとウェイトは後方へ移動し、後方へ移動させると前方へ移動する。従って、モニターアームを前後へ移動させてもモニタースタンドの状態は安定する。ウェイトの前後移動はモニターアームを移動させるための駆動機構の駆動力を利用するため、ウェイトのための専用の駆動機構を設ける必要がない。
本発明の第2の技術的側面によれば、モニターアームが第1支柱に対して上下動自在な第2支柱に設けられるため、モニターを前後方向だけでなく上下方向にも移動させることができる。
図1〜図10は本発明の好適な実施形態を示す図である。以上及び以下において「前後方向」は図1に示された通りで、前方とはドクターに近づく方向であり、後方とはドクターから離れる方向である。
モニタースタンドはベース1により手術室のフロアに設置される。ベース1はキャスター2とストッパー3を四隅に有している。ストッパー3を踏むとベース1がフロアにロックされ、再度踏むとロックが解除される。
ベース1の上部には垂直軸aを中心に図示せぬモーターにより水平方向で回転自在な底板5が設けられている。底板5上には、底板5に立設された第1支柱6と、第1支柱6に対して上下動自在な第2支柱7とから構成される支柱4が設けられている。第1支柱6は基本的に縦長のボックス形状をしており、底板5に固定される下部だけ前後の面がなく、前後に貫通した空間が形成されている。また第1支柱6は底板5上で、垂直軸aよりも後方へオフセットした位置に立設されている。
第2支柱7も基本的に第1支柱6と同じく縦長のボックス形状で、下面だけ省略され、第1支柱6に対して上から被せた状態で取付けられている。第1支柱6と第2支柱7との間には上下方向に図示せぬレールが設けられており、第2支柱7は第1支柱6に対して円滑に上下移動することができる。
第2支柱7の頂部にはモーターM1の駆動ギア8と係合して回転するギア9が設けられており、そのギア9からは下方へ延びるネジ棒10が一体的に形成されている。このネジ棒10は第1支柱6の頂部に設けられたナット11に螺合しており、モーターM1でギア9を回転させることにより、第2支柱7を第1支柱6に対して上下動させることができる。
第2支柱7の左右側面には前後一対のリンクアーム12、13の下端部がそれぞれ軸支されている。そしてこのリンクアーム12、13の上端部は第2支柱7の上方で前後方向に延びるモニターアーム14の後側部分に軸支されている。モニターアーム14の前端にはモニター15が取付けられている。モニターアーム14の前端には図示せぬ小型モーターによりそれぞれ回転する垂直軸bと水平軸cが設けられ、モニター15の傾きを上下及び左右へ変化させることができる。
第2支柱7とモニターアーム14をリンクアーム12、13により連結することで、一種の平行リンク機構が形成され、モニターアーム14を第2支柱7の上方で円弧状に前後動させることができる。
左右のリンクアーム12、13のうち、後側のリンクアーム13の下端部には後方へ突出するレバー部16が形成されている。レバー部16の後端は第2支柱7よりも後方へ突出しており、その後端間には円柱状のナット部17が設けられている。ナット部17は軸心を中心に回転自在で、その中央にネジ棒18が螺合されている。
第2支柱7の後面には台座35が形成され、そこに第1ギア19と第2ギア20が互いに係合した状態で且つそれぞれ軸部がベアリング21により回転自在な状態で組み付けられている。第2ギア20の軸部は前記ネジ棒18の下端にユニバーサルジョイント22を介して連結されている。第1ギア19の軸部は筒状で、そこにシャフト23が挿通されている。シャフト23の断面は対向位置に突起を有する非円形状で、第1ギア19の軸部の挿入孔もそれに相応する形状をしている。従って、第1ギア19はシャフト23に対してその長手方向で移動自在だが、回転方向では互いに断面形状が係合して回転できない。そのため、第1ギア19とシャフト23とは一体的に回転し、シャフト23の回転力が第1ギア19に伝達される。
シャフト23の下端にはベベルギア24が設けられている。底板5の左右中心には前後方向に延びる駆動軸25が設けられ、この駆動軸25の後端には前記シャフト23のベベルギア24に係合する別のベベルギア26が設けられている。駆動軸25の後側には更にギア27が設けられ、このギア27がモーターM2の駆動ギア28と係合することにより、駆動軸25は回転する。
駆動軸25のギア27よりも前側部分はネジ部29となっており、そこにスライダー30が螺合した状態で設けられている。底板5における左右両側にはそれぞれ前後方向に沿うレール31が形成され、そこにウェイト32が前後スライド自在に設けられている。スライダー30とウェイト32はほぼ同じ前後位置で、それらは支柱本体6の下部の左右両壁を迂回するためのブラケット33にて連結されている。
底板5の構造には操作部34が設けられている。操作部34はドクターやアシスタントが操作することができ、前述のモーターM1、M2など全てを操作することができる。
この実施形態では、モーターM2から駆動軸25、シャフト23、ネジ棒18等を介してリンクアーム12、13に至るまでの駆動力伝達構造が「駆動機構」である。
次にこの操作部34の操作によりモニター15が上下に移動する場合と、前後に移動する場合の作用を説明する。
モニター15を上下に移動させる場合は、操作部34を操作して第2支柱7の頂部のモーターM1を回転させる。するとギア9が回転して、第1支柱6のナット11に螺合しているネジ棒10が回転するため、そのネジ棒10の回転方向に応じて、第2支柱7が第1支柱6に対して上下動する。第2支柱7が上下に移動すると、第2支柱7にリンクアーム12、13を介して取付けられているモニターアーム14もモニター15ごと上下に移動する。このように、ドクター等は操作部34の操作により、モニター15を希望する高さ位置にすることができる。
第2支柱7が第1支柱6に対して上下動すると、第2支柱7の台座35に取付けられている第1ギア19もシャフト23に対して相対的に上下動するが、第1ギア19はシャフト23に対してその長手方向で移動自在なため問題ない。
モニター15を前後に移動させる場合は、操作部34を操作して第1支柱6の底板5に設けられモーターM2を回転させる。するとギア27が回転して、駆動軸25が回転するため、その回転力が一対のベベルギア24、26を介してシャフト23に伝達され、シャフト23が回転する。
シャフト23が回転すると、第1ギア19と第2ギア20を介してネジ棒18が回転し、そのネジ棒18に螺合しているナット部17がネジ棒18の長手方向に沿って移動する。その移動方向に応じて、ナット部17が押されたり、引かれたりするため、ナット部17が取付けられているレバー部16に駆動力が伝達され、リンクアーム13が下端部を中心に前後に回転する。リンクアーム13が前方へ回転すれば、リンクアーム12、13にて支持されているモニターアーム14も前方へ移動し(図2)、後方へ回転すればモニターアーム14も後方へ移動する(図3)。
リンクアーム13が下端部を中心に回転することにより、レバー部16の後端に設けられたナット部17が円弧状に移動するが、ネジ棒18がユニバーサルジョイント22により傾くことができるため、ナット部17がどのような位置でもネジ棒18との螺合状態は維持される。
更に、駆動軸25が回転すると、その駆動力(回転力)を利用して、ネジ部29に螺合しているスライダー30も前後方向に移動する。このスライダー30は、駆動軸25がモニターアーム14を前方へ移動させる方向へ回転する場合はウェイト32ごと後方へ移動し、後方へ移動させる方向へ回転する場合はウェイト32ごと前方へ移動し、中立位置の場合は前後方向の中央に位置する。
このように上方位置にあるモニター15が前方へ移動した場合は、下方位置にあるウェイト32が後方へ移動するため、モニタースタンドが安定し、モニター15に不測の外力が加わっても倒れにくい。モニター15が後方へ移動する場合は、その逆にウェイト32が前方へ移動するため、同様に、モニタースタンドが倒れにくい。
また、第1支柱6の位置が底板5上においてベース1の垂直軸aよりも後方へ(モニター15とは逆方向)へオフセットしていることも、モニタースタンドの安定に寄与している。
この実施形態によれば、一対のリンクアーム12、13を介してモニターアーム14を円弧状に前後移動させる例を示したが、別の構造を用いて、モニターアーム14を直線状に前後移動させても良い。
1 ベース
4 支柱
5 底板
6 第1支柱
7 第2支柱
12、13 リンクアーム(駆動機構)
14 モニターアーム
15 モニター
16 レバー部(駆動機構)
17 ナット部(駆動機構)
18 ネジ棒(駆動機構)
19 第1ギア(駆動機構)
20 第2ギア(駆動機構)
22 ユニバーサルジョイント(駆動機構)
23 シャフト(駆動機構)
25 駆動軸
34 操作部
M1 モーター
M2 モーター(駆動機構)
4 支柱
5 底板
6 第1支柱
7 第2支柱
12、13 リンクアーム(駆動機構)
14 モニターアーム
15 モニター
16 レバー部(駆動機構)
17 ナット部(駆動機構)
18 ネジ棒(駆動機構)
19 第1ギア(駆動機構)
20 第2ギア(駆動機構)
22 ユニバーサルジョイント(駆動機構)
23 シャフト(駆動機構)
25 駆動軸
34 操作部
M1 モーター
M2 モーター(駆動機構)
Claims (2)
- フロアに設置されるベースと、ベースの上部に設けられる底板と、底板から立設される支柱と、支柱に対して前後移動自在に設けられ且つ前端にモニターが取付けられたモニターアームと、駆動力によりモニターアームを支柱に対して前後移動させる駆動機構とを備えたモニタースタンドであって、
前記底板上に、駆動機構がモニターアームを前後へ移動させる際の駆動力を利用して、モニターアームの前後移動と連動して反対方向へ移動するウェイトが設けられていることを特徴とするモニタースタンド。 - 支柱が、底板に固定された第1支柱と、第1支柱に対して上下動自在な第2支柱とから構成され、モニターアームが第2支柱に対して前後移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載のモニタースタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019164293A JP2021040859A (ja) | 2019-09-10 | 2019-09-10 | モニタースタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019164293A JP2021040859A (ja) | 2019-09-10 | 2019-09-10 | モニタースタンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021040859A true JP2021040859A (ja) | 2021-03-18 |
Family
ID=74863363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019164293A Pending JP2021040859A (ja) | 2019-09-10 | 2019-09-10 | モニタースタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021040859A (ja) |
-
2019
- 2019-09-10 JP JP2019164293A patent/JP2021040859A/ja active Pending
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