JP2021040250A - 画像処理装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶容量が少ない記憶装置を使用した場合、定期的にサーバに送信するより前に、記憶容量が確保できない状態に陥り、ユーザが使用したいときにすぐに使用できなくなるという課題がある。【解決手段】ネットワークに接続される画像処理装置であって、ジョブを受け付ける受け付け手段を有し、ジョブの実行を開始する前に、ジョブの履歴を示すジョブログを記憶する第1記憶手段に前記ジョブログを記憶できる空き記憶領域があるかどうか判定し、空き記憶領域がないと判定すると前記ジョブの実行を中止し、空き記憶領域があると判定すると前記ジョブの実行を開始するように制御する。【選択図】図6

Description

本発明は、画像処理装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
コピー機能や、原稿を読み取って送信する送信機能を備えた画像処理装置の普及に伴い、誰でも原稿のコピーや送信を容易に行うことが可能となった。その一方で、機密原稿などのコピーや送信が、情報漏洩の観点から非常に問題となっている。
このような問題への対策として、コピーや送信などの際に、読み取った原稿の画像データや、印刷又は受信した画像データを全て記憶装置に記憶しておくようにする。そして、何時、何処で、誰が、どのような処理をしたかを履歴情報として記憶し、その履歴情報と、対応する画像データとを、サーバ等の外部の記録装置に定期的に送信する画像処理装置が存在する。
例えば、特許文献1には、記憶装置に履歴情報を記録する際、必要となる記憶容量が確保できなかった場合には、実行中のジョブをキャンセルすることで、記録漏れを防ぎ、ジョブのキャンセル要因をユーザに伝える画像処理装置が提案されている。
特開2013−115703号公報
しかしながら、上述したような画像処理装置では、コスト削減のために記憶容量が少ない記憶装置を使用した場合、履歴情報を定期的にサーバに送信するより前に、その記憶装置の記憶容量が確保できない状態に陥るおそれがある。具体的を挙げて説明する。
例えば、記憶装置の記憶容量が200MBの場合、1ページ画像あたり平均5MBのJBIG圧縮画像データであれば40ページまで蓄積できる。しかしながらこの記憶容量では、10ページの原稿を印刷し、その画像データの送信を2回行うだけで200MBを超えてしまうため記憶領域の容量が足りなくなる。よって、このような場合には、履歴情報を定期的にサーバに送信する前に、記憶容量が足りなくなってジョブの実行が中止されることが容易に想定できる。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、例え記憶容量が少ない記憶装置を搭載した画像処理装置であっても、ジョブの実行中に、ジョブログを記憶する記憶容量が不足することによりジョブの実行が中止されるのを防止できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
ネットワークに接続される画像処理装置であって、
ジョブを受け付ける受け付け手段と、
前記ジョブの履歴を示すジョブログを記憶する第1記憶手段と、
前記ジョブの実行を開始する前に、前記第1記憶手段に前記ジョブログを記憶できる空き記憶領域があるかどうか判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段が前記空き記憶領域がないと判定すると前記ジョブの実行を中止し、前記第1判定手段が前記空き記憶領域があると判定すると前記ジョブの実行を開始するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、例え記憶容量が少ない記憶装置を搭載した画像処理装置であっても、ジョブの実行中に、ジョブログを記憶する記憶容量が不足することによりジョブの実行が中止されるのを防止できるという効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムの概略構成を示す図。 実施形態に係る画像処理装置の概略ハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係る画像処理装置において、原稿のスキャン処理時に記憶されたスキャンジョブに関するジョブアーカイブログの一例を示す図。 実施形態に係る画像処理装置において、ファックス送信処理時に記憶されたファックス送信ジョブに関するジョブアーカイブログの一例を示す図。 実施形態に係る画像処理装置により実行されるジョブアーカイブログの記憶処理の手順を説明するフローチャート。 実施形態に係る画像処理装置による、図5のS501のスキャンジョブの手順を説明するフローチャート。 図5のS502のファックス送信ジョブの手順を説明するフローチャート。 図6のS615と図7のS704のジョブアーカイブログの送信の処理を説明するフローチャート。 実施形態に係る画像処理装置において、ユーザからのファックス送信指示を受け付ける前に実行する処理を説明するフローチャート。 図6のS609で画像ログを記憶する際の別の実施形態に関する処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これら複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置101を含む画像処理システム100の概略構成を示す図である。
画像処理装置101は、原稿を読み取って複写したり、印刷したり、さまざまな装置に画像データを送信したり、また画像データを受信できる複合機である。画像処理装置101は、画像処理装置101が記憶した画像データ(以下、「画像ログ」という)とジョブ履歴情報(以下、「ジョブログ」という)とを含むジョブアーカイブログを、所定のタイミングでサービスプロバイダ102へ送信する。
サービスプロバイダ102は、画像処理装置101から受け取ったジョブアーカイブログをデータサーバ103に記憶する。その際に、必要に応じてジョブアーカイブログに含まれる画像データの変換やOCR処理を行なう。
データサーバ103は、サービスプロバイダ102から送られてきたジョブアーカイブログを記憶する。データサーバ103は、そのジョブアーカイブログに記憶された属性の検索機能の提供も行なう。Webサーバ104では、データサーバ103に蓄積されたジョブアーカイブログを検索、閲覧するためのWebアプリケーションが動作している。
これら画像処理装置101、サービスプロバイダ102、データサーバ103、及びWebサーバ104は、ネットワーク105を介して接続されている。一方、ファクシミリ装置107は、公衆回線網106に接続されている。
図2は、実施形態に係る画像処理装置101の概略ハードウェア構成を説明するブロック図である。
CPU201は、ROM209に格納されたブートプログラムを実行してHDD203に格納されているプログラムをRAM208に展開し、その展開したプログラムを実行することにより画像処理装置101全体の動作を制御する。またCPU201は、バス202を介して画像処理装置101内の各構成要素と通信を行なう。操作部206は、ユーザが指示を行なうための複数のキー、ユーザに情報を表示する表示部等を含む。尚、表示部はタッチパネル機能を有している。スキャナ0205は、ユーザが原稿台にセットした原稿の画像をカラー画像として読み取り、これによって得た画像データをバス202に出力する。これによりCPU201は、その画像データをHDD203或いはRAM208等に記憶する。
HDD203はハードディスクドライブであり、入力された各種情報を記憶する。ジョブアーカイブログも、このHDD203に割り当てられた専用パーティションに一旦記憶される。このHDD203に記憶されたジョブアーカイブログは、所定のタイミングでサービスプロバイダ102へ送信され、送信後にHDD203から削除される。このように画像処理装置101は、画像処理に関する履歴情報をHDD203に記憶する。また、ハードディスクドライブの代わりに、別の不揮発記憶手段であるeMMC(embedded Multi Media Card)などを使用することも可能である。
画像処理部210は、RAM208に蓄積された画像データに対して、変倍、色変換などの画像処理を行なう。プリンタ204は、入力された画像データに基づく画像を用紙(シート)上にプリントする。ネットワークI/F207は、画像処理装置101をネットワーク105に接続し、ネットワーク105上の外部装置からのデータの受信、ネットワーク上の外部装置へのデータの送信を制御する。回線I/F211は、画像処理装置101を公衆回線網106に接続し、モデム、NCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)を介して外部装置との間でデータを送受信する。
図3は、実施形態に係る画像処理装置101において、原稿をスキャンするスキャンジョブの処理時に記憶されたジョブアーカイブログの一例を示す図である。
図3(A)は、3枚の原稿のスキャンに対応する画像ログ301,309,311を示している。図3(B)は各々の画像ログに対応する画像属性を示している。図3(C)は、ジョブログを示している。
図3に示すように、図3(A)の画像ログはページの処理単位ごとに記憶され、図3(C)のジョブログはジョブの処理単位ごとに記憶される。画像ログ301は、図3(B)の画像属性302に対応し、画像ログ309は、画像属性310に対応し、画像ログ311は、画像属性312に対応する。そして画像属性は、画像ログの一部である。画像属性は、ImageType(画像フォーマット)、Resolution(解像度(dpi))、ImageSize(画像サイズ(画素数))を有する。例えば、画像属性302において、ImageTypeは「JPEG」、Resolutionは、X,Yともに「100」、ImageSizeは「X=832、Y=1184」となっている。
図3(C)に示すジョブログは、画像処理に関する履歴情報に対応する。このジョブログは、JobKind(ジョブ種)、UserID(ユーザID)、StartTime(ジョブ開始日時)、EndTime(ジョブ終了日時)、及びResult(ジョブ実行結果)を含む。更に、ジョブログは、PaperCount(原稿枚数)、DocumentID1(画像ログID1)、DocumentLog1(画像ログID1の有無)を含む。
図3(C)に示すジョブログの場合、JobKindはスキャンジョブ、UserIDは「0123456789」、StartTimeは「2011年4月26日10時5分40秒」を示している。更にこのジョブログの場合、EndTimeは「2011年4月26日10時5分50秒」、Resultは「正常終了」、PaperCountは、3枚、DocumentID1は「00000001」、DocumentLog1は、有りを示す「YES」となっている。図3に示した画像ログ及びジョブログがスキャンジョブに関するジョブアーカイブログである。
図4は、実施形態に係る画像処理装置101において、ファックス送信処理時に記憶されたファックス送信ジョブに関するジョブアーカイブログの一例を示す図である。
このジョブアーカイブログは、図3(C)に示したスキャンジョブに関するジョブアーカイブログと異なり、画像ログはなく(DocumentLog1は「NO」)、ジョブログだけとなっている。この図4に示すジョブアーカイブログも、画像処理に関する履歴情報に対応する。また図4のジョブアーカイブログが、図3に示したジョブログと異なる点は、上述のように、画像ログがないことに加えて、PhoneNo(ファックス送信番号)が追加され、PaperCountがない点である。
このようにファックスアーカイブ送信におけるファックス送信ジョブで画像ログを記憶しない理由は、ファックス送信した画像データ自体は、既にスキャン実行時に記憶済みであり、画像ログの記憶が重複しないようにするためである。
尚、図4に示されるジョブログと、図3に示した画像ログとの対応付けは、DocumentID1により行なう。この例では、DocumentID1は「00000001」となっており、このDocumentID1はスキャン時に記憶した図3に示されるジョブログにおけるDocumentID1と一致している。従って、画像ログ301,画像ログ309,画像ログ311は、SMB送信されたことが分かる。また図4で、DocumentLog1がNOとなっているのは、このジョブアーカイブログには画像ログが無いことを示している。
図5は、実施形態に係る画像処理装置101により実行されるジョブアーカイブログの記憶処理の手順を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM208に展開したプログラムを実行することにより実現される。この処理は、ユーザからのファックス送信指示を操作部206が受け付けることにより開始される。
先ずS501でCPU201は、図3で示したジョブアーカイブログの記憶処理を含むスキャン処理を実行する。そしてS502に進みCPU201は、図4に示したジョブアーカイブログの記憶処理を含むファックス送信処理を実行して、この処理を終了する。
ここでは、ファックスの送信指示により、原稿をスキャンするスキャンジョブと、そのスキャンにより得られた画像データを送信する送信ジョブの2つが実行されることになる。
図6は、実施形態に係る画像処理装置101による、図5のS501のスキャンジョブの手順を説明するフローチャートである。
まずS601でCPU201は、スキャンジョブ用の図3に示したジョブアーカイブログを記憶する領域を、HDD203のジョブアーカイブログ専用のパーティション上に確保する。このS601は、スキャンジョブでの画像処理を行う前に、履歴情報を記憶するための領域をHDD203に確保するものである。次にS602でCPU201は、S601で、所望する容量の記憶領域が確保できたか否か判定する。ここで、領域が確保できなかったと判定したときはS613に進みCPU201は、スキャンジョブを中止して、そのまま処理を終了する。またこのS613では、記憶領域を確保できなかったため、スキャンジョブを受け付けられなかった旨を示すスキャンジョブ中止画面を操作部206に表示する。尚、以下の説明で、記憶領域を確保できない状態を、ジョブアーカイブログフルと呼ぶことにする。
一方、S602でCPU201は、記憶領域が確保できたと判定したときはS604に進み、S601で確保した記憶領域に、スキャンジョブ開始時に決定しているスキャンジョブに関するジョブログを記憶する。このスキャンジョブ開始時に決定しているスキャンジョブに関するジョブログは、JobKind、UserID、StartTimeを含む。
次にS605に進みCPU201は、ユーザによりスキャナ205にセットされた全ての原稿のスキャンを完了したか否か判定する。ここで全ての原稿のスキャンを完了したと判定したときはS614に進み、そうでないときはS606に進む。S606でCPU201は、スキャナ205により次の原稿をスキャンさせ、そのスキャンにより得られた画像データに対する画像処理を行う。この画像処理は、例えば、スキャンジョブに生成された画像データに対する解像度変換や2値化処理などを含み、画像処理部210により実行される。次にS608に進みCPU201は、S607で得られた画像データをHDD203に記憶する。ここでの画像データは、例えば図3(A)に示す画像ログである。この画像データはS609で、HDD203のジョブアーカイブログ専用のパーティションにも記憶され、S604で記憶されたジョブログには、S608で記憶された画像データへのリンク情報が含まれる。そしてS610に進みCPU201は、画像ログが正常に記憶できたか否か判定し、画像ログを、正常に記憶できたと判定したときはS605に戻る。
一方、S610で画像ログを記憶できなかった判定したときはS611に進み、S601で確保した領域に記憶されたジョブログを更新する。具体的には、S604で記憶していない残りの項目について更新される。残りの項目は、EndTime、Result、PaperCount、DocumentID1、DocumentLog1である。こうしてジョブログを更新した後、S612に進みCPU201は、ジョブアーカイブログをサービスプロバイダ102に送信する。そしてS613に進んでCPU201は、スキャンジョブを中止して、そのまま処理を終了する。またS613では、ジョブアーカイブログフルによりスキャンジョブを受け付けられなかった旨を示すスキャンジョブ中止画面を操作部206に表示する。
一方、S605でCPU201は、全ての原稿のスキャンを完了したと判定したときはS614に進み、S601で確保したスキャンジョブ用のジョブログ領域に対して、上述した残りの項目、即ち、EndTime、Result、PaperCount、DocumentID1、DocumentLog1を更新する。こうしてジョブログを更新した後、S615に進みCPU201は、ジョブアーカイブログをサービスプロバイダ102に送信する処理を実行する。
次にS616に進みCPU201は、次に実行するファックス送信ジョブ用の図4に示したジョブアーカイブログを記憶する領域を、HDD203のジョブアーカイブログ専用のパーティション上に確保する。そしてS617に進みCPU201は、S616でその記憶領域が確保できたか否か判定する。ここで、記憶領域が確保できなかった判定したときはS613に進み、ファックス送信ジョブを終了して、そのまま処理を終了する。このときS613では、ファックス送信ジョブを受け付けられなかった旨を示す画面を操作部206に表示する。一方、S617でCPU201は、S616で領域が確保できたと判定したときは、そのままこの処理を終了する。
以上説明したように、画像処理を行う前に履歴情報を記憶するための領域を確保するよう処理を行い、その記憶領域が確保できなかった場合は画像処理を中止する。この場合、画像処理が中止されたことを示す情報をユーザに表示する。これにより、履歴情報を記憶するための領域が確保できないまま画像処理を実行して、履歴情報をサーバに送信する前に、履歴情報を記憶できる記憶容量が足りなくなって処理が中止されるのを防止できる。また、履歴情報を記憶するための領域が確保できずに画像処理が中止されたことをユーザが直ちに知ることができる。
図7は、図5のS502のファックス送信ジョブの手順を説明するフローチャートである。
先ずS701でCPU201は、図6のS616で確保した領域に、ファックス送信ジョブ開始時に決定している情報を記憶する。具体的には、ファックス送信ジョブの開始時に決定している情報は、JobKind、UserID、PhoneNo、StartTimeである。次にS702に進みCPU201は、図6のS608でHDD203に記憶している画像データをRAM208に展開し、回線I/F0211を用いてファックス送信を行う。こうしてファックス送信が終了するとS703に進みCPU201は、図6のS616で確保した領域に対して、S701で記憶していない残りの項目についてジョブログを更新する。こうしてジョブログを更新した後、S704に進みCPU201は、ジョブアーカイブログをサービスプロバイダ102に送信する処理を実行して、この処理を終了する。
この図6及び図7を参照して説明したように、ジョブログを更新した後、ジョブアーカイブログの送信処理を実行して、そのジョブログを削除して、そのジョブログが記憶されていていた記憶領域を解放する。これにより、記憶容量の少ない記憶装置を使用した場合でも、ジョブアーカイブログの機能を実現することができる。
図8は、図6のS615と図7のS704のジョブアーカイブログの送信の処理を説明するフローチャートである。
S801でCPU201は、HDD203の記憶可能な空き領域が、所定量のN以上か否か判定する。この所定量Nは、ジョブでの記憶する最大のデータ量に応じて設定する。例えば、HDD203のジョブアーカイブログ記憶用の容量が200MBの場合、1ジョブあたり100MBを必要とすると、N=100MBとなる。S801でCPU201は、記憶可能な空き容量がN以上ではないと判定した場合はS803に進みCPU201はジョブアーカイブログをサービスプロバイダ102に送信する。このとき、その送信したジョブアーカイブログをHDD203から消去して、この処理を終了する。
一方、S801でCPU201が、記憶領域の空き容量がN以上であると判定した場合はS802に進み、後続ジョブが実行中、或いは実行準備状態か否か判定する。S803でCPU201は、後続のジョブがないと判定した場合はS803に進み、ジョブアーカイブログをサービスプロバイダ102に送信する処理を実行し、その送信したジョブアーカイブログをHDD203から消去してこの処理を終了する。一方、S802でCPU201は、後続のジョブがあると判定した場合は、ジョブアーカイブログを送信せずに、このまま処理を終了する。
この処理により、記憶装置の記憶容量が十分にある場合は、次のジョブの速度が出るように、即座に次ジョブの処理へ移行することができる。また、記憶装置の空きの記憶容量が十分にない場合は、ジョブアーカイブログを送信して、その送信したジョブアーカイブログを削除する。これにより、記憶装置の空きの容量を増やすことができ、少ない容量の記憶装置でもユーザの利便性を損なうことなく、ジョブアーカイブログの機能を実現できる。
図9は、実施形態に係る画像処理装置101において、ユーザからのファックス送信指示を受け付ける前に実行する処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM208に展開したプログラムを実行することにより実現される。
先ずS901でCPU201は、HDD203の空き記憶容量が、所定量のN以上か否か判定する。この所定量Nの決め方は、前述のS801と同じである。CPU201は、空き記憶容量がN以上ではないと判定したときはS902に進みCPU201は、ジョブの実行手段を無効にして、再びS901に戻り、空き記憶容量がN以上になるまで待機する。このジョブの実行手段とは、例えば、スキャンジョブ、ファックスジョブなど、操作部206よりジョブを開始することを可能とするハードキー、或いはソフトキーの入力手段を示す。従って、ジョブの実行手段を無効にするとは、例えばこれら機能を指示するボタンをグレーアウト、非表示、無効LED点灯などにより、その機能が無効であることを表現することに該当する。
また操作部203の操作を伴わない印刷ジョブなどの場合は、画像処理装置101へのデータ入力の手段であるネットワークI/F0207がジョブの実行手段に該当する。従って、この場合、ジョブの実行手段を無効にするとは、ネットワークI/F207を制御して、データを受信できなくする等に相当する。
一方、S901で、HDD203の空き記憶容量がN以上であると判定したときはS903に進みCPU201は、ジョブの実行手段を有効にして、ユーザがジョブを実行できる状態にして、この処理を終了する。
これにより、ジョブアーカイブログが記憶できない状態でジョブが実行されるのを防止できる。また、ユーザがジョブを実行した後に、記憶領域が不足したためにジョブの実行が中止されたり、或いはジョブアーカイブログが記憶できない等の不具合の発生を防止できる。こうして、ユーザの時間を無駄にすることなく、ジョブアーカイブログ機能を実現することができる。
図10は、図6のS609で画像ログを記憶する際の別の実施形態に関する処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201がRAM208に展開したプログラムを実行することにより実現される。
S1001でCPU201は、HDD203に、画像データ、画像ログを記憶可能な空き記憶容量があるか否か判定する。ここで、これら画像データ、画像ログを記憶可能な空き記憶容量がないと判定したときはS1002に進みCPU201は、ジョブアーカイブログをサービスプロバイダ102に送信する。そして送信済のデータを削除することにより、記憶領域の空き容量を増やしてS1001に進む。
一方、S1001でCPU201は、画像データ、画像ログを記憶可能な空き記憶容量があると判定したときはS1003に進みCPU201は、S607で得られた画像データをHDD203の空き領域に記憶して、この処理を終了する。ここでの画像データは、図3(A)に示す画像ログであり、S609で、HDD203のジョブアーカイブログ専用のパーティションにも記憶される。
以上図10を参照して説明した処理により、ページ単位でのジョブアーカイブログの送信を可能にすることで、少ない容量のHDD203でもユーザの利便性を損なうことなく、ジョブアーカイブログの機能を実施することができる。またこの場合は、図6のS610の画像ログを記憶できたかどうかの判定処理と、後続のS611,S612の処理は不要になり、S605で全ての原稿のスキャンが終了するとS614に進むことになる。
以上説明したように実施形態によれば、ジョブを実行する前に、そのジョブログを記憶する領域を確保してからジョブの実行を開始することにより、ジョブの実行中にジョブログが記憶できなくなってジョブを中止するという事態の発生を防止できる。
また第1のジョブが終了したときに後続の第2のジョブが存在し、その後続の第2のジョブのジョブログを記憶できる領域が確保できると、第1のジョブのログを送信することなく後続の第2のジョブを実行する。これにより、複数のジョブが存在するときのジョブ全体の処理速度を速めることができる。
尚、上述の実施形態では、スキャンジョブ、ファックス送信を例として説明したが、本発明はファックス機能に限ったものではなく、e−mail、I−FAX、SMB、FTPといった各種送信機能においても適用可能である。また、スキャンジョブではなく、印刷を伴うコピージョブ、プリントジョブでも同様の処理を適用可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…画像処理装置、201…CPU、203…HDD、206…操作部、208…RAM、209…ROM

Claims (9)

  1. ネットワークに接続される画像処理装置であって、
    ジョブを受け付ける受け付け手段と、
    前記ジョブの履歴を示すジョブログを記憶する第1記憶手段と、
    前記ジョブの実行を開始する前に、前記第1記憶手段に前記ジョブログを記憶できる空き記憶領域があるかどうか判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段が前記空き記憶領域がないと判定すると前記ジョブの実行を中止し、前記第1判定手段が前記空き記憶領域があると判定すると前記ジョブの実行を開始するように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ジョブログは、前記ジョブの実行に伴って生成される画像データへのリンク情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像データを記憶する第2記憶手段を、更に有し、
    前記ジョブの実行中に、前記第2記憶手段に前記画像データを記憶できる空き記憶領域がなくなると、前記制御手段は、前記ジョブの実行を中止して、そのときに前記ジョブログ及び前記第2記憶手段に記憶されている画像データを外部装置に送信し、前記第1記憶手段に記憶されている前記ジョブログ、及び前記第2記憶手段に記憶されている画像データを消去することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 第1ジョブが完了したときに、前記第1記憶手段の空き容量が所定量か、それよりも多く、かつ後続の第2ジョブが存在する場合、前記制御手段は、前記第1ジョブのジョブログを前記外部装置に送信することなく前記第2ジョブの実行を開始することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1ジョブが完了したときに、前記第1記憶手段の空き容量が所定量よりも少ない場合、前記制御手段は、前記第2ジョブの実行を開始する前に、前記第1ジョブのジョブログを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1ジョブが完了したときに、前記第1記憶手段の空きの記憶容量が所定量か、それよりも多い場合であっても後続のジョブが存在しない場合、前記制御手段は、前記第1ジョブのジョブログを前記外部装置に送信することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1記憶手段の空きの記憶容量が所定量か、或いはそれ以上かどうか判定する第2判定手段を、更に有し、
    前記制御手段は、前記第2判定手段が前記第1記憶手段の空きの記憶容量が所定量よりも少ないと判定すると、前記受け付け手段による前記ジョブの受け付けを無効にすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. ネットワークに接続される画像処理装置を制御する制御方法であって、
    ジョブを受け付ける受け付け工程と、
    前記ジョブの履歴を示すジョブログを記憶する第1記憶工程と、
    前記ジョブの実行を開始する前に、前記第1記憶工程で前記ジョブログを記憶できる空き記憶領域があるかどうか判定する第1判定工程と、
    前記第1判定工程が前記空き記憶領域がないと判定すると前記ジョブの実行を中止し、前記第1判定工程が前記空き記憶領域があると判定すると前記ジョブの実行を開始するように制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  9. コンピュータを、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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