JP2021038745A - 真空ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】経済的に製造可能であるとともによりフレキシブルに使用可能な真空ポンプを提供する【解決手段】ポンプハウジングによって画定された真空室と、ボードと、を備え、ポンプハウジングは、接続開口を有し、接続開口は、ボードによって真空密に閉じられており、これにより、ボードは、真空室を圧力室から分離し、真空側でボードの手前に、ボードに対して離間されたガスバリアが設けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、ボードによって真空密に圧力室から分離された真空室を備える真空ポンプ、特にターボ分子ポンプ、および真空ポンプの製造方法に関する。
従来技術において、真空室から圧力室へ信号を導通するための、絶縁されたろう接部を有するガラスフィードスルーを有する真空ポンプが知られている。しかし、導通されるべき信号が多数のときには、ボードが、真空フィードスルーよりもはるかに安価である。そのようなボードを有する真空ポンプも同様に知られているが、腐食ガスをポンピングする場合には使用することができない。というのも、腐食性のプロセスガスがボードを損傷し得るからである。したがって、たとえば半導体産業において重要であるように、この種の用途には、ろう接部を有するより割高なガラスフィードスルーを用いなければならない。
この従来技術から出発して、本発明の課題は、経済的に製造可能であるとともによりフレキシブルに使用可能な真空ポンプを提供することである。
本発明によれば、この課題は、請求項1の特徴を有する真空ポンプおよび請求項13の特徴を有する真空ポンプの製造方法によって解決される。
本発明に係る真空ポンプ、特にターボ分子ポンプは、ポンプハウジングによって画定された真空室と、ボードと、を備え、ポンプハウジングは、接続開口を有し、接続開口は、ボードによって真空密に閉じられており、これにより、ボードは、真空室を圧力室から分離し、真空側でボードの手前に、ボードに対して離間されたガスバリアが設けられている。
本発明は、プロセスガスをボードから隔離するという一般的な思想を根底としている。その利点によれば、腐食性のプロセスガスを、これがボードと接触してボードを損傷することなく、ポンピングすることができる。これにより、本発明に係る真空ポンプは、よりフレキシブルな利用性を有する。本発明に係る真空ポンプでは、腐食性のプロセスガスをポンピングする際にもボードを真空フィードスルーとして使用することができ、このことは、ろう接部を有するガラスフィードスルーよりも簡単で安価な手段である。したがって、本発明に係る真空ポンプは、より経済的に製造可能である。
ガスバリアは、少なくともほぼガス密であり、少なくとも実質的に、ポンピングされたガスの通過を阻止する。ガスバリアは、真空ポンプの真空室内に、プロセスガスがボードから隔離されるように配置されている。ボードおよび場合によってはボードの電気的な接続結合部がガスバリアによって損なわれないようにするために、ガスバリアは、ボードおよび/または接続結合部と直接には接触していない。さらに、その利点によれば、ボードおよび接続結合部が、ガスバリアが存在しても、メンテナンス、変更および/または修理のためにアクセス可能であるので、たとえばボードを容易に交換することができる。
真空ポンプの動作状態で真空室内に少なくとも1つのポンプ段によって生成される真空が存在し得る一方、ボードは、真空フィードスルーとして、真空室を、たとえば大気圧が作用し得る圧力室から分離する。真空フィードスルーとしてのボードの漏れ率は、少なくとも実質的に無視することができる。
本発明の有利な構成は、従属請求項、明細書および図面から明らかである。
一実施形態によれば、真空ポンプのガスバリアが、封止材料を含む。封止材料は、好適には、任意の幾何学形状でかつ場合によってはその中に包囲される構成部材とともに、真空室の少なくとも一部に注入成形を行うために使用することができる。ガスバリアとしての封止材料は、真空室または真空室の一部を、付加的なシール手段を使用することなく、少なくともほぼガス密に充填することができる。
ガスバリアの形成は、材料に応じて様々な形態で行うことができる。たとえば、封止材料を、流動性の状態で、真空室の、ガスバリアを収容するために設けられた領域に流し込むことができ、そこで、封止材料は、これに続いて硬化する。別の形態で形成されるガスバリアは、それぞれ適切な形で真空ポンプの真空室に導入することができる。たとえば、真空ポンプのガスバリアは、自己膨張性の材料特性を有することができる。さらに、ガスバリアは、固体として、真空室の一部に導入して、そこで膨張させることができる。この場合、固体は、形状記憶特性を有し、そして真空室に導入するために圧縮することが可能であり、これにより、後の独自の受動的な膨張が可能となるだけではなく、補助手段または補助剤を使用して、これにより、強制的な膨張を行うこともできる。
好適には、真空ポンプは、少なくとも1つの接続導体を有し、接続導体は、ガスバリアを通って延びていて、そしてボードに、特にボードの、ガスバリアに面する側に接続されている。電気的な接続導体の他端は、真空ポンプのモータ、アクチュエータ系および/またはセンサ系に接続され得るので、信号を、ガスバリアを通して、ボードと真空ポンプのモータ、アクチュエータ系および/またはセンサ系との間で伝送することができる。
好適には、接続導体とボードとの接続は、差込接続である。このことは、特に接続導体が多数のときに安価であると同時に、その取扱いがろう接部よりも快適である。さらに、差込接続は、真空ポンプの組立て、修理および/またはメンテナンスに関して有利である。というのも、差込接続は、破壊されることなく解除可能であり、そして再び接続可能であり得るからである。代替的に、接続導体は、解除不能にボードに取り付けられ得、特に、接続導体は、ろう接され得る。
接続導体は、ガスバリアの領域に、少なくとも部分的に、特にガスバリアの端部領域に、少なくともほぼガス密な被覆体を有することができる。特に、接続導体は、部分的にその周に沿って、接続導体の絶縁体または接続導体の内部へのガスの進入を阻止する材料によって囲繞され得る。これにより、ガスバリアを通る、接続導体の表面または場合によっては接続導体の絶縁体の内側または外側を介するガス交換をさらに効果的に阻止することができる。被覆体として、たとえば、特に内側接着剤を有する収縮チューブや別のシール手段が適している。収縮チューブや別のシール手段は、特にガスバリアの端部領域に、つまり真空室の、ボード側またはポンピング領域側の領域と直接に接触していて、そして場合によってはその中に存在するガスと接触している、ガスバリアの領域に使用することができる。
ガスバリアは、一実施形態によれば、ポンプの第1のポンプ部分に配置されていて、そしてポンプの、真空室のポンピング領域を規定する第2のポンプ部分とは接触していない。特に、ガスバリアは、本実施形態によれば、第2のポンプ部分のポンプハウジングの一部と接触しない。この場合、ポンプ部分は、特に、組み立てられた真空ポンプにおいて互いに結合された、たとえばねじ止めされた、真空ポンプの別個の構成部材であり得る。第1のポンプ部分は、たとえばポンプ下部分であり得、第2のポンプ部分は、ポンプ上部分であり得る。真空室のポンピング領域は、真空ポンプの1つまたは複数のポンプ段を含んでよく、また真空ポンプのモータ、アクチュエータ系および/またはセンサ系を少なくとも部分的に含んでもよい。
ガスバリアが、第2のポンプ部分と接触することなく、第1のポンプ部分のみに配置されていると、このことは、一方ではガスバリアの導入を容易にすることができ、他方では真空ポンプの組立ておよび/または分解、ひいてはポンプのメンテナンス、変更および/または修理を容易にすることができる。というのも、ポンプ部分の別個の取扱いや故障した構造群の容易にされた交換を行うことができるからである。
一実施形態によれば、ガスバリアが、ポンプハウジング内に形成されていて真空室に連通するチャネル内に配置されている。特に、チャネルは、真空ポンプの接続開口からポンプハウジングを通してポンピング領域まで延びることができる。チャネルは、これがガスバリアに対して付加的に、モータ、アクチュエータ系および/またはセンサ系にボードを接続するための1つまたは複数の接続導体を収容することができるように寸法付けられ得る。チャネルは、ボードに接続するための接続導体のコネクタの導通も可能にする寸法を有することができる。特に、チャネルは、必要とされる最大のボード−対応コネクタの対角寸法が導通可能である幅を有することができる。
チャネルは、屈曲したまたは湾曲した領域を有することができ、その領域は、ガスバリアによって充填されている。このようなチャネル配置構造体は、ガスバリアをボードおよび/または接続結合部から隔離するのに有利である。チャネルの、屈曲したまたは湾曲した領域は、ガスバリアが湾曲した領域または屈曲した領域だけを充填する一方、チャネルまたは真空室の、ガスバリアに隣接する領域は、ガスバリアの材料から解放されたままであることによって、サイホン状に作用することができる。たとえば、チャネルは、ガスバリアによって特定のレベルまで充填されていて、この場合、チャネルの、ガスバリアの前および/または後の領域が解放されたままであるV字形またはU字形の部分を有することができる。特に、封止材料が使用されると、注入の作業動作のために、チャネルを含むポンプ部分は、封止材料がサイホン状に屈曲したまたは湾曲した領域だけに至り、チャネルが全周にわたってガスバリアによって充填されるまで、注入方向に配向することができる。封入材料が硬化した後で、ガスバリアを有するポンプ部分は、ポンプの動作状態で任意に位置決めすることができる。
一実施形態によれば、チャネルの屈曲した領域は、少なくとも2つの交差する穿孔部、特に袋穴および/またはフライス加工部によって、ポンプの少なくとも一部に形成されている。このようにすると、屈曲したチャネルを容易にポンプ部分に形成することができる。様々な穿孔部、袋穴および/またはフライス加工部は、ポンプ部分の同一の表面からまたは異なる表面から出発してよく、この場合、結果として得られるチャネルは、圧力室に隣接する接続開口から真空ポンプのポンピング領域に向けて延びることができる。付加的な穿孔部、袋穴および/またはフライス加工部は、チャネルの延びを好適に補足することができるので、接続導体および/またはコネクタをチャネルに収容することができる。代替的にまたは追加的に、チャネルは、たとえばアングル部材または他の要素による別個の構成要素の導入によって成形することができる。
チャネルの、屈曲した領域は、ラビリンス状に複数回屈曲され得る。特に、通り抜けが想定されるとき、複数回方向を大幅に変更しなければならず、チャネルは、そのように延びることができる。この場合、たとえば方向は、それぞれ互いに直角であってよく、この場合、構造的な事情の枠内で別の角度も可能である。これにより、チャネルは、ここでもまた部分的に槽状にまたはサイホン状に形成され得、これにより、ボードから真空ポンプのポンピング領域への接続導体の導通が可能となり、そしてガスバリアによるチャネルまたはチャネル部分のガス密な充填が可能となる。
チャネルの屈曲した領域は、ポンプハウジングの表面と、ポンプハウジングに固定されたアングル部材とによって規定され得る。特に、アングル部材は、ポンプハウジングに取り付けられた別個の構成部材であり得、そして少なくとも2つの部分を有し、これらの部分の表面は、互いに角度を成して延びている。特に、表面は、互いに直角を形成することができるが、別の角度も可能である。
たとえば、開いたチャネルがポンプハウジング内に配置され得、このチャネルは、別個の構成部材、特にアングル部材を組み付けることによって、屈曲した幾何学形状を有するチャネルへと改変される。アングル部材の屈曲した表面を収容するために、開いたチャネルに対して付加的に、別の穿孔部、袋穴および/またはフライス加工部がポンプハウジング内に配置され得る。これにより、好適には、よりコンパクトなチャネルを使用することができる。というのも、開いたチャネルの寸法だけが、場合によっては接続導体のコネクタを導通するのに収容するのに十分な大きさを有すればよく、他方、チャネルの屈曲した領域が接続導体自体だけを収容すればよく、コネクタを収容しなくてよいからである。開いたチャネルは、さらに、製造時にチャネル内に形成される全ての縁部に対する容易なアクセスを提供するので、縁部に簡単にバリ取りおよび/または丸み付けを行うことができる。これにより、好適には、接続導体または接続導体の絶縁体の損傷を回避することができる。
好適には、アングル部材とポンプハウジングとの間にシールエレメントが配置されている。シールエレメントは、たとえばOリングまたはシールストリップであり得る。これにより、屈曲したチャネルを、別個に取り付けられたアングル部材の領域でもシールすることができるので、特にガスバリアとして封止材料を使用するとき、注入中の封止材料の流出が阻止される。シール要素は、別種のガスバリアを使用するときまたは高粘度の封止材料を使用するときには省略することができる。
真空領域の、ガスバリアとボードとの間に残っている空間ボリュームは、たとえば少なくとも大体において、真空室のポンピング領域および圧力室の両方に、ガスを導くように接続され得ず、したがって、以下デッドスペースとも称される。これに応じて、デッドスペースと、真空室の、ガスバリアによって分離されるとともにこれに隣接するポンピング領域との間の圧力差、および/またはデッドスペースと、ボードによって分離されるとともにこれに隣接する圧力室との間の圧力差が、デッドスペースと真空室のポンピング領域および/または圧力室との間の直接の圧力適合をもたらさすことはない。場合によっては、真空室のポンピング領域とデッドスペースとの間、または圧力室とデッドスペースとの間の漏れ率に基づいて特定可能である、残っている漏れガス流によって、ゆっくりと進行する圧力適合がもたらされ得るが、しかしこの圧力適合は、低い漏れ率の場合には、たとえば数時間または数ヶ月も経過して行われ得るものである。
一実施形態によれば、真空ポンプの、ガスバリアとボードとによって画定される領域が、二次的なガス源に接続されている。
好適には、二次的なガス源は、たとえばシールガス、保護ガス、不活性ガスまたは通気ガスを提供し、これにより、デッドスペース内に、腐食性成分を有しない所定の雰囲気が形成される。そのような保護ガス雰囲気によって、たとえガスバリアが無視できない程度の漏れ率を有するはずであっても、真空室のポンピング領域からガスバリアを通してデッドスペースへ向かう所望されないガス拡散を効果的に阻止することができる。
この場合、真空ポンプの動作中のデッドスペース内の圧力は、真空室のポンピング領域の圧力に適合され得、この場合、たとえば、デッドスペース内でより高い圧力下にあるガスが、ゆっくりと真空室のポンピング領域に拡散し得る。これに続いて真空ポンプがスイッチオフされ、真空室のポンピング領域が通気されると、たとえば、再びガスが、ガスバリアの漏れ率に応じて、真空室のポンピング領域からデッドスペースへと戻って拡散し得る。デッドスペースに拡散するガスが依然として微量の腐食性のプロセスガスを含むとき、腐食性のプロセスガスによって、真空フィードスルーとしてのボードの損傷が引き起こされ得る。二次的なガス源によって生成される保護ガス雰囲気は、このような事態を好適に阻止することができる。
ガスバリアがなければ、ケーブル接続部に沿って、大量の保護ガスを、ボードの十分な保護を保証するために、真空ポンプの動作中および動作後に、真空室のポンピング領域の方向へ流さなければならない。少なくともほぼガス密なガスバリアと組み合わせると、デッドスペースおける所定の雰囲気を生成するための保護ガスの消費量の増加は、極めて小さく、無視できるまでの量である。
二次的なガス源は、様々な形態でデッドスペースに接続され得、たとえば、二次的なガス源の、真空ポンプ内にすでに存在する別のガスインレットに向かう穿孔部またはカバーされたチャネルの形態の横接続部によって、かつ/または二次的なガス源によって通気可能な別の領域に向かう横接続部によって、かつ/または、二次的なガス源へのデッドスペースの別個の接続部によって接続され得る。
本発明の別の対象は、真空ポンプの製造方法である。この製造方法では、ポンプハウジングによって画定された真空室およびボードが用意され、ポンプハウジングに接続開口が形成され、接続開口は、ボードによって真空密に閉じられ、これにより、ボードが、真空室を圧力室から分離し、真空側でボードの手前に設けられたガスバリアが形成され、ガスバリアは、ボードに対して離間していることが想定される。そのように製造される真空ポンプによって、前述された利点を相応に達成することができる。
一実施形態によれば、ポンプハウジング内に、屈曲したまたは湾曲した領域を有するチャネルが形成され得、チャネルを通して少なくとも1つの接続導体が敷設され得、チャネルの屈曲したまたは湾曲した領域にガスバリアが形成され得、接続導体が、ボードに接続され得、ボードが、真空密にポンプハウジングに取り付けられ得る。
この場合、チャネルは、ポンプハウジングによってワンピースに、またはポンプハウジングおよび/または付加的な構成要素、たとえばアングル部材、被覆要素またはこれに類するものによってマルチピースに形成され得る。
チャネルおよび別のコンポーネントの具体的な構成に応じて、方法ステップの順序を変更することができる。アングル部材が付けられた開いたチャネルが使用されるとき、たとえば、アングル部材を組み付けることによって屈曲したチャネルが形成される前に、初めに、開いたチャネルを通して接続導体を敷設することができる。代替的にまたは付加的に他の方法ステップについても然りである。
以下、添付の図を参照して、例示的に、好適な実施形態に基づいて本発明を説明する。図面、図面の説明および特許請求の範囲には、多数の特徴が組み合わされて開示されている。当業者であれば、これらの特徴を好ましくは個別に見なして、これらを統合されて有意義な別の組み合わせを成すであろう。
ターボ分子ポンプの斜視図を示す。 図1のターボ分子ポンプの下面図を示す。 図2に示した切断線A−Aに沿ったターボ分子ポンプの断面図を示す。 図2に示した切断線B−Bに沿ったターボ分子ポンプの断面図を示す。 図2に示した切断線C−Cに沿ったターボ分子ポンプの断面図を示す。 第1の実施形態による、屈曲したチャネルとガスバリアと真空フィードスルーとしてのボードとを有するポンプ下部分の断面図を示す。 図6のチャネルを形成するための製造概略図を示す。 図6の屈曲したチャネルの断面図を示す。 注入方向にある図6のポンプ下部分の断面図を示す。 第2の実施形態による、屈曲したチャネルとガスバリアと真空フィードスルーとしてのボードとを有するポンプ下部分の断面図を示す。 図8のチャネルを形成するための製造概略図を示す。 図8の屈曲したチャネルの断面図を示す。 注入方向にある図8のポンプ下部分の断面図を示す。 第3の実施形態による、アングル部材が付けられた屈曲したチャネルとガスバリアと真空フィードスルーとしてのボードとを有するポンプ下部分の断面図を示す。 ポンプ下部分の平面図および図10のアングル部材を示す。 図10の開いたチャネルを形成するための製造概略図を示す。 図10のアングル部材が付けられた屈曲したチャネルの断面図を示す。 注入方向にある図10のポンプ下部分の断面図を示す。 第3の実施形態のポンプ下部分を有する真空ポンプの断面図を示す。
図1に示されたターボ分子ポンプ111は、インレットフランジ113に取り囲まれたポンプインレット115を有する。このポンプインレット115には、自体公知の手段で、図示されていない真空容器を接続することができる。真空容器から到来するガスは、ポンプインレット115を介して真空容器から吸引され、そしてポンプを通してポンプアウトレット117へと圧送することができる。ポンプアウトレット117には、予真空ポンプ(たとえばロータリーベーンポンプ)が接続され得る。
インレットフランジ113は、図1の真空ポンプの方向では、真空ポンプ111のハウジング119の上端部を形成する。ポンプハウジング119は、下部分121を有する。下部分121には、側方にエレクトロニクスハウジング123が配置されている。エレクトロニクスハウジング123内には、真空ポンプ111の電気的なかつ/または電子的なコンポーネントが収容されている。これらのコンポーネントは、たとえば、真空ポンプ内に配置された電動モータ125を動作させるためのものである。エレクトロニクスハウジング123には、アクセサリに対する複数の接続部127が設けられている。さらに、データインタフェース129(たとえばRS485規格に準拠するもの)および電流供給接続部131が、エレクトロニクスハウジング123に配置されている。
ターボ分子ポンプ111のハウジング119には、通気インレット133が、特に通気バルブの形態で設けられている。この通気インレット133を介して、真空ポンプ111に通気を行うことができる。ポンプ下部分121の領域には、さらにシールガス接続部135(パージガス接続部とも称される)が配置されている。このシールガス接続部135を介して、パージガスを、ポンプによって圧送されるガスに対して電動モータ125(たとえば図3参照)を保護するため、モータ室137内に送り込むことができる。モータ室137内で、真空ポンプ111に、電動モータ125が収容されている。ポンプ下部分121には、その上さらに2つの冷却剤接続部139が配置されている。この場合、一方の冷却剤接続部は、冷却剤用のインレットとして、そして他方の冷却剤接続部は、アウトレットとして設けられている。冷却剤は、冷却目的で真空ポンプ内に導入可能である。
真空ポンプの下面141は、ベースとして使用することができるので、真空ポンプ111は、下面141にて縦置きで動作させることができる。しかし、真空ポンプ111は、インレットフランジ113を介して真空容器に固定することも可能であり、これにより、いわば懸架した状態で動作させることができる。さらに、真空ポンプ111は、図1に示された向きとは別の形で方向付けられているときにも動作させることができるように構成され得る。下面141を下向きではなく、横向きに、または上向きに配置することが可能である真空ポンプの形態も実現可能である。
図2に示された下面141には、さらに種々のねじ143が配置されている。これらのねじによって、ここでは詳細には特定されない真空ポンプの構成部材が互いに固定されている。たとえば、軸受カバー145が下面141に固定されている。
下面141には、さらに固定孔147が配置されている。固定孔147を介して、ポンプ111を、たとえば設置面に固定することができる。
図2〜図5には、冷却剤配管148が示されている。この冷却剤配管148において、冷却剤接続部139を介して導入または導出される冷却剤が循環可能である。
図3〜図5の断面図に示されているように、真空ポンプは、複数のプロセスガスポンプ段を有する。これらのプロセスガスポンプ段は、ポンプインレット115に作用するプロセスガスをポンプアウトレット117へと圧送するためのものである。
ポンプハウジング119内には、ロータ149が配置されている。このロータ149は、回転軸線151を中心として回転可能なロータ軸153を有する。
ターボ分子ポンプ111は、ポンピング作用を及ぼすように互いに直列に接続された複数のターボ分子ポンプ段を有する。これらのターボ分子ポンプ段は、ロータ軸153に固定された複数の半径方向のロータディスク155と、ロータディスク155の間に配置され、そしてハウジング119内に固定されたステータディスク157とを有する。この場合、1つのロータディスク155とこれに隣り合う1つのステータディスク157とが、それぞれ1つのターボ分子ポンプ段を形成する。ステータディスク157は、スペーサリング159によって、互いに所望の軸方向間隔を置いて保持されている。
真空ポンプは、さらに、半径方向で互いに内外に配置され、そしてポンピング作用を及ぼすように互いに直列に接続されたホルベックポンプ段を有する。ホルベックポンプ段のロータは、ロータ軸153に配置されたロータハブ161と、ロータハブ161に固定され、そしてこのロータハブ161によって支持される円筒側面状の2つのホルベックロータスリーブ163,165を有する。これらのホルベックロータスリーブ163,165は、回転軸線151に対して同軸に配向されていて、そして半径方向で互いに内外に接続されている。さらに、円筒側面状の2つのホルベックステータスリーブ167,169が設けられている。これらのホルベックステータスリーブ167,169は同様に、回転軸線151に対して同軸に配向されていて、そして半径方向で見て互いに内外に接続されている。
ホルベックポンプ段の、ポンピング作用を奏する表面は、側面によって、つまりホルベックロータスリーブ163,165およびホルベックステータスリーブ167,169の半径方向の内側面および/または外側面によって形成されている。外側のホルベックステータスリーブ167の半径方向の内側面は、半径方向のホルベック間隙171を形成しつつ、外側のホルベックロータスリーブ163の半径方向の外側面と対向していて、そしてこのホルベック間隙171とともに、ターボ分子ポンプに後続する第1のホルベックポンプ段を形成する。外側のホルベックロータスリーブ163の半径方向の内側面は、半径方向のホルベック間隙173を形成しつつ、内側のホルベックステータスリーブ169の半径方向の外側面と対向していて、そしてこのホルベック間隙173とともに、第2のホルベックポンプ段を形成する。内側のホルベックステータスリーブ169の半径方向の内側面は、半径方向のホルベック間隙175を形成しつつ、内側のホルベックロータスリーブ165の半径方向の外側面と対向していて、そしてこのホルベック間隙175とともに、第3のホルベックポンプ段を形成する。
ホルベックロータスリーブ163の下側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられ得る。このチャネルを介して、半径方向外側に位置するホルベック間隙171が、中央のホルベック間隙173に接続されている。さらに、内側のホルベックステータスリーブ169の上側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられ得る。このチャネルを介して、中央のホルベック間隙173が、半径方向内側に位置するホルベック間隙175と接続されている。これにより、互いに内外に接続される複数のホルベックポンプ段が、互いに直列で接続される。半径方向内側に位置するホルベックロータスリーブ165の下側端部には、さらに、アウトレット117に通じる接続チャネル179が設けられ得る。
ホルベックステータスリーブ163,165の、上述したポンプピング作用を奏する表面は、それぞれ、螺旋状に回転軸線151の周りを周回しつつ軸方向に延びる複数のホルベック溝を有する。他方、ホルベックロータスリーブ163,165の、これに対向する側面は、滑らかに形成されていて、そして真空ポンプ111の動作のためのガスをホルベック溝内にて前方へ送り出す。
ロータ軸153の回転可能な軸支のため、ポンプアウトレット117の領域に転がり軸受181が設けられており、ポンプインレット115の領域に永久磁石式の磁気軸受183が設けられている。
転がり軸受181の領域には、ロータ軸153に円錐形のスプラッシュナット185が設けられている。これは、転がり軸受181の方へ増大する外径を有する。スプラッシュナット185は、作動媒体貯蔵部の少なくとも1つの掻落とし部材と滑り接触している。作動媒体貯蔵部は、上下にスタックされた吸収性の複数のディスク187を有する。これらディスク187には、転がり軸受181のための作動媒体、たとえば潤滑剤が含浸されている。
真空ポンプ111の動作時、作動媒体は、毛細管現象によって、作動媒体貯蔵部から掻落とし部材を介して、回転するスプラッシュナット185へと伝達され、そして、遠心力に基づいてスプラッシュナット185に沿って、スプラッシュナット185の、増大していく外径の方へと、転がり軸受181に向かって送られる。そこではたとえば、潤滑機能が発揮される。転がり軸受181および作動媒体貯蔵部は、真空ポンプ内にて槽状のインサート189と軸受カバー145とによって囲繞されている。
永久磁石式の磁気軸受183は、ロータ側の軸受半部191と、ステータ側の軸受半部193を有する。これらは、それぞれ1つのリングスタックを有し、リングスタックは、軸方向に上下にスタックされた永久磁石の複数のリング195,197から成っている。リング磁石195,197は、互いに半径方向の軸受間隙199を形成しつつ、対向しており、この場合、ロータ側のリング磁石195は、半径方向外側に、そしてステータ側のリング磁石197は、半径方向内側に配置されている。軸受間隙199内に存在する磁界は、リング磁石195,197の間に磁気的反発力を引き起こす。その反発力は、ロータ軸153の半径方向の支持を実現する。ロータ側のリング磁石195は、ロータ軸153の支持部分201によって支持されている。この支持部分201は、リング磁石195を半径方向外側で取り囲んでいる。ステータ側のリング磁石197は、ステータ側の支持部分203によって支持されている。この支持部分203は、リング磁石197を通って延びていて、そしてハウジング119の半径方向の支材205に懸架されている。回転軸線151に対して平行に、ロータ側のリング磁石195が、支持部分203と連結されたカバー要素207によって固定されている。ステータ側のリング磁石197は、回転軸線151に対して平行に1つの方向で、支持部分203に結合された固定リング209と支持部分203に結合された固定リング211とによって固定されている。さらに、固定リング211とリング磁石197との間には、皿ばね213が設けられ得る。
磁気軸受内に、非常軸受または安全軸受215が設けられている。この非常軸受または安全軸受215は、真空ポンプの通常の動作時には、非接触で空転し、そしてロータ149がステータに対して相対的に半径方向に過剰に変位するとようやく係合し、これにより、ロータ側の構造とステータ側の構造との衝突が阻止されるので、ロータ149に対する半径方向のストッパが形成される。安全軸受215は、非潤滑式の転がり軸受として構成されていて、そしてロータ149および/またはステータとともに半径方向の間隙を形成する。この間隙によって、安全軸受215は、通常のポンプ動作時には係合しないようになる。安全軸受が係合する半径方向の変位は、十分に大きく寸法付けられているので、安全軸受215は、真空ポンプの通常の動作中は係合せず、そして同時に十分に小さいので、ロータ側の構造とステータ側の構造との衝突があらゆる状況で阻止される。
真空ポンプ111は、ロータ149を回転駆動する電動モータ125を有する。電動モータ125の電機子は、ロータ149によって形成されている。ロータ149のロータ軸153は、モータステータ217を通って延びている。ロータ軸153の、モータステータ217を通って延びる部分には、半径方向外側にまたは埋入して、永久磁石アセンブリが配置され得る。モータステータ217と、ロータ149の、モータステータ217を通って延びる部分との間には、中間室219が配置されている。この中空室219は、半径方向のモータ間隙を有する。このモータ間隙を介して、モータステータ217と永久磁石アセンブリとは、駆動トルクを伝達するため、磁気的に影響し合うことが可能である。
モータステータ217は、ポンプハウジング内で、電動モータ125に対して設けられたモータ室137内に固定されている。シールガス接続部135を介して、シールガス(パージガスとも称され、これはたとえば空気や窒素であってよい)が、モータ室137内へと至ることが可能である。シールガスを介して、電動モータ125は、プロセスガス、たとえばプロセスガスの腐食性の部分に対して保護することができる。モータ室137は、ポンプアウトレット117を介して真空化することもできる。つまりモータ室137に、少なくとも近似的に、ポンプアウトレット117に接続された予真空ポンプによって実現される真空圧が作用する。
ロータハブ161と、モータ室137を画成する壁部221との間には、さらに、それ自体公知のいわゆるラビリンスシール223が設けられ得る。これにより、特に、半径方向外側に位置するホルベックポンプ段に対するモータ室217のより良好なシールが達成される。
図6は、ターボ分子ポンプ111のポンプ下部分121の第1の実施形態を、組み立てられた動作状態で示している。ターボ分子ポンプ111は、ポンプハウジング119によって画定された真空室Vを有し、真空室Vは、真空フィードスルーとしてのボード241によって、圧力室Dから分離されている。ボード241は、接続開口225の領域で、Oリング243を用いて真空密にポンプハウジング119に取り付けられている。
真空室Vは、屈曲したチャネル224を有し、チャネル224内には、ガスバリア231が配置されており、ガスバリア231は、真空側でボード241の手前に設けられていて、そしてプロセスガスを、ボード241およびボード241の接続結合部から隔離する。図示された実施形態では、ガスバリア231は、チャネル224の、サイホン状に屈曲した領域229(図7B)をガス密に充填する封止材料である。
ボード241は、接続導体223に接続されており、接続導体223は、ガスバリア231を通して開口239まで、ターボ分子ポンプ111のポンピング領域240(図8)に向けて延びている。接続導体233は、コネクタ235を有し、コネクタ235は、ボード241に接続されている。コネクタ235と、接続導体233の、コネクタ235に接続する部分とが、屈曲したチャネル224の収容室226に収容されている。接続導体223は、そのポンピング領域240に寄りの端部で、ターボ分子ポンプ111のモータ、アクチュエータ系および/またはセンサ系に接続され得る。
封止材料231は、ボード241またはコネクタ235と接触していないので、ガスバリア231による、特に封止材料による接触の障害が生じ得ない。したがって、ガスバリア231およびボード241は、真空室Vの、デッドスペースTと称される領域を規定し、この領域は、少なくとも実質的に、ガスを導くようには、ポンピング領域240および圧力室Dに接続されていない。デッドスペースTには、二次的なガス源(図示されていない)を接続することが可能であり、二次的なガス源は、保護ガスによるデッドスペースTの通気を可能にし、これにより、腐食性のプロセスガスがボード241からさらに効果的に離隔される。ポンプ下部分121は、動作状態で必要に応じて方向付けられている、または必要に応じて任意の配向で配置することができる。というのも、硬化した封止材料231が、全ての配向の下でガスバリアとしてその作用が保持されるからである。
封止材料231は、図示された実施形態では、専らポンプ下部分121に配置されていて、そして真空室のポンピング領域240を規定するポンプ上部分249(図8)とは接触していない。したがって、ポンプ下部分121を、好適にはサービス、メンテナンスおよび修理目的で簡単に分解して、別個に取り扱うことができる。ターボ分子ポンプ111の組立ておよび分解時の付加的なフレキシビリティは、ボード241の接続結合部が差込み可能に構成されていることによって得られ、これにより、たとえばボード241の容易な交換が可能となる。
図7A〜図7Cは、図6におけるポンプ下部分121の第1の実施形態の製造を略示している。分かりやすくするために、ポンプ下部分121内に配置された、ターボ分子ポンプ111の他のコンポーネントは、図示されていない。
図7Aは、チャネル224の、ガスバリア231を収容するために設けられた部分が、互いに交差する2つの袋穴227a,227bから作製されていて、袋穴227a,227bが、ポンプ下部121の、互いに反対の側から出発して、図示された実施形態では90°の角度を成して交差することを示している。もちろん、構造的な周辺条件に応じて、原則的に、別の角度も考えられる。第1の袋穴227aは、ポンプハウジング119内で、所定の圧力室Dの側から出発して、そして接続開口225を規定する。第2の袋穴227bは、ターボ分子ポンプ111のポンピング領域240に向かう開口239を規定する。ポンプハウジング119は、接続開口225の領域に、第3の袋穴227cを有し、第3の袋穴227cは、チャネル224を、電気的なまたは電子的な接続コンポーネントを収容するための収容室226の分だけ拡張する。図示された実施形態では、第3の袋穴227と第1の袋穴227aとが、45°の角度を成して交差し、この場合、ここでも別の角度が可能である。
図7Bは、結果として得られるチャネル224の全断面を示している。第1の袋穴227aと第2の袋穴227bとが交差する領域では、チャネル224は、屈曲した輪郭229を有する領域を有し、この輪郭229は、ポンプ下部分121の図示された配向では、右向きに配向されている。
図7Cは、図示された実施形態では図6における動作状態に対して90°右向きにポンプ下部分121を回動させた状態に対応する注入方向でのガスバリア231の導入中のポンプ下部分121を示している。チャネル224を通して、まずは接続導体233が敷設され、接続導体233は、接続開口225の側で、ボード241に接続するためのコネクタ235を有する。この場合、チャネル224の寸法は、接続導体233およびコネクタ235を導通することができるように選択されている。シール溝237が、ボード241を真空密に組み付けるためのOリング243を収容するために設けられている。
図示された実施形態では、ガスバリア231は、封止材料として構成されており、封止材料は、最初は、注入によってチャネル224に導入するのに十分な流動性を有し、これに続いて、そこで硬化する。注入のために、ポンプ下部分121は、図示されたように、屈曲した領域229がサイホンの形態でチャネル224の最も下側の点を形成するように位置決めされている。接続開口225および/またはポンプ領域240に向かう開口239を通して、封止材料231が、チャネル224がガス密に閉じられるまで、チャネル224のサイホン状の領域229に導入される。その際、接続導体233は、封止材料231に埋め込まれる。封止材料の前後の領域は、ガスバリア231から解放されたままであるので、封止材料は、ボード241またはボード241の接続結合部と接触しない。封止材料231が硬化するまで、ポンプ下部分121は、図示された配向で保持される。
図8は、ターボ分子ポンプ111のポンプ下部分121の第2の実施形態を、組み立てられた動作状態で示しており、図9A〜図9Cは、第2の実施形態の製造を略示している。第2の実施形態は、図6に示され第1の実施形態と大体において類似しており、したがって、以下、特にこれらの実施形態の間の相違点について言及する。
図8は、ポンプ下部分121を示しており、ポンプ下部分121は、真空フィードスルーとしてのボード241と屈曲したチャネル224とを有し、チャネル224内には、ガスバリア231が配置されている。別のポンプ部分、ここではターボ分子ポンプ111のポンピング領域240を規定するポンプ上部分249は、ポンプ下部分121上に組み付けられていて、そしてシール溝247内に配置されたOリングによってシールされている。
図9Aが示しているように、チャネル224は、2つの袋穴227a,227bから作製されており、袋穴227a,227bは、90°の角度を成して交差し、この場合、構造的な事情を考慮すると別の角度を選択することもできる。両方の袋穴227a,227bは、ポンプ下部分121の同一の側、ここではポンピング領域240の側から形成されているので、穿孔部が、ポンピング領域240に向かう開口239と、ポンプハウジング119に設けられた別の穿孔開口251とを規定する。ポンプ下部分121の、これとは反対の側に設けられたフライス加工部245が、接続開口225の側への屈曲したチャネル224の導通を完成させる。図6のチャネル224と比べて、ここでは、真空フィードスルーとしてのボード241に対する接続開口225をより小さく構成することができる。というのも、フライス加工部245が、ポンプハウジング119の表面に対して直角を成しているからである。
図9Bは、結果として得られるチャネル224の全断面を示している。交差する袋穴227a,227bが、チャネル224の、サイホン状の屈曲した領域229を形成する。
図9Cは、注入方向でのガスバリア231としての封入材料の導入中の配向で、ポンプ下部分121を示している。図9Aにおける両方の袋穴227a,227bがポンプハウジング119の同一の側から形成されているので、ポンプ上部分249は、穿孔開口251を封止材料231によってシールするために、すでに注入時に組み付けられていなければならない。開口239は、チャネル224と、ターボ分子ポンプ111のポンピング領域240との連通を確立する。
ガスバリア231をチャネル224に注入成形するために、ポンプ下部分121およびポンプ上部分249は、導通された接続導体233とともに、サイホン状に屈曲した領域229に接続開口225から封入材料231を充填することができるように配置されている。その際、穿孔開口251にも同様に封入材料231が充填され、穿孔開口251は、ポンプ上部分249との接触によってシールされる。
封止材料231が硬化した後で、ボード241を、接続導体233のコネクタ235に接続し、そしてポンプ下部分121の接続開口225上に真空密に組み付けることができるので、ボードは、真空室Vを圧力室Dから分離する。この場合、ポンプ下部材121およびポンプ上部分249は、ターボ分子ポンプ111の動作のために規定通りに方向付けることができ、特に、ポンプ下部分121は下向きに、ポンプ上部分249は上向きに方向付けられてよい(図8)。
ポンプ下部分121の第3の実施形態が、図10に断面図で示されており、この種のポンプ下部分121を作製するためのステップが、図11A〜11Cに略示されている。図示された実施形態は、ラビリンス状に複数回屈曲したチャネル224を有する。この場合、屈曲した領域は、一部ではポンプハウジング119の表面によって画定され、一部ではポンプハウジング119に固定されたアングル部材259によって画定される。
図11Aは、ポンプ下部分121をターボ分子ポンプ111のポンピング領域240の側から見た平面図で示していて、そして組付け前のアングル部材259を示している。ポンプ下部分121には、開いたチャネル253が貫通穿孔されおり、ポンプ下部分121は、これに隣接して、付加的に、接続導体233を収容するための第1の凹部255aと第2の凹部255bとを有する。アングル部材259をポンプ下部分121に組み付けるために、固定領域260が設けられている。シール溝257が、開いたチャネル253と凹部255a,255bとを囲繞しているので、シール要素261を、アングル部材259とポンプハウジング119との間に配置することができる。
図11Bは、開いたチャネル253と凹部255a,255bとを有するポンプ下部分121の断面図を示している。開いた構造形態によって、全ての縁部262は、加工のために良好にアクセス可能である。特に、縁部262にバリ取りまたは丸み付けを行うことが可能であり、これにより、接続導体233または接続導体233の絶縁体が損傷されることはない。
図11Cに示されているように、開いたチャネル253と、凹部255a,255bと、組み付けられたアングル部材259とが、ラビリンス状のチャネル224を形成し、チャネル224の壁部は、ポンプハウジング119と、ポンプハウジング119に取り付けられたアングル部材259とによって形成される。チャネル224は、屈曲した領域229を有し、領域229は、ガスバリア231、たとえば封止材料を収容するために設けられている。図6または図8に示された、チャネル224の第1および第2の実施形態と比べて、開いて構成されたチャネル253は、その全体の延伸長さ部分にわたって、コネクタ235の導通を可能にする寸法を有しなくてよい。むしろ、屈曲した領域229は、接続導体233のためのスペースを提供するだけでよく、これにより、チャネルのコンパクトな寸法が可能となる。アングル部材259とポンプハウジング119との間でシール溝257内にガイドされるシールストリップ261が、チャネル224をシールする。
ガスバリア231としての封止材料を注入成形するために、ポンプ下部分121は、開いたチャネル253を通して接続導体233を導通して、ラビリンス状のチャネル224を形成するためにアングル部材259を組み付けた後に、注入成形方向に位置決めされるので、屈曲した領域229への注入を接続開口225から行うことができる(図11D)。シールストリップ261は、より低い粘度の封入材料を使用するときには領域229をシールするが、より高い粘度の封入材料においては省略することができる。
封止材料231が硬化した後、接続導体233を、コネクタ235を介して、ボード241に接続することができ、ボード241を、接続開口225上で真空密にポンプハウジング119に組み付けることができ、そしてポンプ下部121を、ターボ分子ポンプ111の動作のために規定通りに方向付けて、ポンプのポンプ上部249に結合することができる。
封止材料231を通る、接続導体233の絶縁体の内側および/または外側の表面を介する、ターボ分子ポンプ111のポンピング領域240とボード241との間のガス交換を回避するために、図12における接続導体233は、ガスバリア231の領域にて、少なくとも部分的に、少なくともほぼガス密な被覆体265を有する。特に、ポンピング領域240の側またはボード241の側で真空領域Vと直接に接触している、ガスバリア231の端部領域では、ガス密な被覆体265は、接続導体233の表面または絶縁体へのガスの進入を阻止し、ひいては接続導体233に沿った、封止材料231を通る、起こり得るガスの通過を阻止する。ここに示されているように、ガス密な被覆体265は、収縮チューブ、特に内側の接着剤を含む収縮チューブによって得ることができる。
接続導体233の内部を介するガス交換を阻止するために、図12に示されているように、接続導体233の、ボード241から離反する側の端部で、ターボ分子ポンプ111のモータ、アクチュエータ系および/またはセンサ系に通じる接続箇所267も同様に封入材料269に埋め込むことができる。
111 ターボ分子ポンプ
113 インレットフランジ
115 ポンプインレット
117 ポンプアウトレット
119 ポンプハウジング
121 ポンプ下部分
123 エレクトロニクスハウジング
125 電動モータ
127 アクセサリ接続部
129 データインタフェース
131 電流供給接続部
133 通気インレット
135 シールガス接続部
137 モータ室
139 冷却剤接続部
141 下面
143 ねじ
145 軸受カバー
147 固定孔
148 冷却剤配管
149 ロータ
151 回転軸線
153 ロータ軸
155 ロータディスク
157 ステータディスク
159 スペーサリング
161 ロータハブ
163 ホルベックロータスリーブ
165 ホルベックロータスリーブ
167 ホルベックステータスリーブ
169 ホルベックステータスリーブ
171 ホルベック間隙
173 ホルベック間隙
175 ホルベック間隙
179 接続チャネル
181 転がり軸受
183 永久磁石式の磁気軸受
185 スプラッシュナット
187 ディスク
189 インサート
191 ロータ側の軸受半部
193 ステータ側の軸受半部
195 リング磁石
197 リング磁石
199 軸受間隙
201 支持部分
203 支持部分
205 半径方向の支柱
207 カバー要素
209 支持リング
211 固定リング
213 皿ばね
215 非常軸受または安全軸受
217 モータステータ
219 中間室
221 壁部
223 ラビリンスシール
224 チャネル
225 接続開口
226 収容室
227a 第1の袋穴
227b 第2の袋穴
227c 第3の袋穴
229 サイホン状に屈曲した領域
231 ガスバリア
233 接続導体
235 コネクタ
237 ボードに対するシール溝
239 ポンピング領域に向いた開口
240 ポンピング領域
241 ボード
243 Oリング
245 フライス加工部
247 ポンプ上部分に対するシール溝
249 ポンプ上部分
251 穿孔開口
253 開いたチャネル
255a 第1の凹部
255b 第2の凹部
257 アングル部材に対するシール溝
259 アングル部材
260 固定領域
261 シールストリップ
262 縁部
265 ガス密な被覆体
267 モータ、アクチュエータ系、センサ系との接続箇所
269 接続箇所の封止材料
V 真空室
D 圧力室
T デッドスペース

Claims (15)

  1. ポンプハウジング(119)によって画定された真空室(V)と、
    ボード(241)と、を備えた、真空ポンプ、特にターボ分子ポンプ(111)であって、
    前記ポンプハウジング(119)は、接続開口(225)を有し、該接続開口(225)は、前記ボード(241)によって真空密に閉じられており、これにより、前記ボード(241)は、真空室(V)を圧力室(D)から分離し、
    真空側で前記ボード(241)の手前に、該ボード(241)に対して離間されたガスバリア(231)が設けられている、
    真空ポンプ、特にターボ分子ポンプ(111)。
  2. 前記ガスバリア(231)が、封止材料を含むことを特徴とする、請求項1に記載の真空ポンプ(111)。
  3. 少なくとも1つの接続導体(233)が、前記ガスバリア(231)を通って延びていて、前記ボード(241)に接続されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の真空ポンプ(111)。
  4. 前記接続導体(233)と前記ボード(241)との接続が、差込接続であることを特徴とする、請求項3に記載の真空ポンプ(111)。
  5. 前記接続導体(233)は、前記ガスバリア(231)の領域に、少なくとも部分的に、特に前記ガスバリア(231)の端部領域に、少なくともほぼガス密な被覆体(265)を有することを特徴とする、請求項3または4に記載の真空ポンプ(111)。
  6. 前記ガスバリア(231)は、前記真空ポンプ(111)の第1のポンプ部分(121)内に配置されていて、前記真空ポンプ(111)の、前記真空室(V)のポンピング領域(240)を規定する第2のポンプ部分(249)とは接触していないことを特徴とする、請求項1から5までの少なくともいずれか1項に記載の真空ポンプ(111)。
  7. 前記ガスバリア(231)は、前記ポンプハウジング(119)内に形成されていて前記真空室(V)に連通するチャネル(224)内に配置されていることを特徴とする、請求項1から6までの少なくともいずれか1項に記載の真空ポンプ(111)。
  8. 前記チャネル(224)は、屈曲したまたは湾曲した領域(229)を有し、該領域(229)は、ガスバリア(231)によって充填されていることを特徴とする、請求項7に記載の真空ポンプ(111)。
  9. 前記チャネル(224)の屈曲した前記領域(229)は、少なくとも2つの交差する穿孔部、特に袋穴(227a,227b,227c)および/またはフライス加工部(245)によって形成されていることを特徴とする、請求項8に記載の真空ポンプ(111)。
  10. 前記チャネル(224)の湾曲した前記領域(229)は、ラビリンス状に複数屈曲されていることを特徴とする、請求項8または9に記載の真空ポンプ(111)。
  11. 前記チャネル(224)の湾曲した前記領域(229)は、前記ポンプハウジング(119)の表面と、前記ポンプハウジング(119)に固定されたアングル部材(259)とによって規定されていることを特徴とする、請求項10に記載の真空ポンプ(111)。
  12. 前記アングル部材(259)と前記ポンプハウジング(119)との間にシール要素(261)が配置されていることを特徴とする、請求項11に記載の真空ポンプ(111)。
  13. 前記真空室(V)の、前記ガスバリア(231)と前記ボード(241)とによって画定された領域が、二次的なガス源に接続されていることを特徴とする、請求項1から12までの少なくともいずれか1項に記載の真空ポンプ(111)。
  14. ポンプハウジング(119)によって画定された真空室(V)とボード(241)とが用意され、
    前記ポンプハウジング(119)に接続開口(225)が形成され、
    前記接続開口(225)は、前記ボード(241)によって真空密に閉じられ、これにより、前記ボード(241)は、前記真空室(V)を圧力室(D)から分離し、
    真空側で前記ボード(241)の手前に設けられたガスバリア(231)が形成され、該ガスバリア(231)は、前記ボード(241)に対して離間している、
    真空ポンプ(111)の製造方法。
  15. 前記ポンプハウジング(119)内に、屈曲したまたは湾曲した領域(249)を有するチャネル(224)が形成され、
    前記チャネル(224)を通して少なくとも1つの接続導体(233)が敷設され、
    前記チャネル(224)の屈曲したまたは湾曲した前記領域(229)にガスバリア(231)が形成され、
    前記接続導体(233)が、ボード(241)に接続され、
    前記ボード(241)が、真空密に前記ポンプハウジング(119)に取り付けられる
    ことを特徴とする、請求項14に記載の真空ポンプ(111)の製造方法。
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