JP2021036954A - 頭部冷却装置及び頭部冷却方法 - Google Patents

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多章 前田
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俊昭 杉森
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進 坂本
悠太 齋藤
Yuta Saito
悠太 齋藤
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Abstract

【課題】、就寝者の頭部を冷やし過ぎることなく、睡眠の質を向上できる頭部冷却装置を提供する。【解決手段】頭部冷却装置1は、装置本体3から送り出された液体を枕体7との間で連結体5を介して循環する頭部冷却装置において、装置本体3は、液体の温度を調整する温度調整部31と、液体を枕体7に向けて送り出すポンプ部32と、冷却開始からの経過時間が200分〜250分の目標時間に達するまで枕体を22〜24度の第1目標温度に温度調整するように、温度調整部31及びポンプ部32を制御する制御部35とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、就床者又は就寝者の頭部を冷却する冷却装置等に関する。
就床者又は就寝者の頭部を冷却する冷却装置として、例えば、「頭部冷却装置1は、たとえば、病院や介護施設等のベッドに設置されて使用される。この頭部冷却装置1は、図1に示すように、使用者の頭部が載る液体保持具としての頭部冷却用枕2(以下、「枕2」とする)と、可撓性を有するチューブ3、4を介して、枕2に接続される機械部5とを備えている。枕2と機械部5との間では、冷却用の液体が循環する」ようにしたものが開示されている(例えば特許文献1)。
特開2013−126523号公報の第27段落
上記装置では、就寝者の頭部を冷やし過ぎてしまうことがあった。就寝者の頭部を冷やし続けると、就寝者による過剰冷感の主訴がある場合がある。また、頸部や上半身の長時間筋緊張を誘発し血行不全を誘発するなどの問題が起こることがある。
つまり、これらのことにより睡眠の質を低下させるという課題があった。
本発明は、就寝者の頭部を冷やし過ぎることなく、睡眠の質を向上できる頭部冷却装置及び頭部冷却方法を提供することを目的とする。
本発明に係る頭部冷却装置は、装置本体から送り出された液体を枕体との間で連結体を介して循環する頭部冷却装置において、前記装置本体は、前記液体の温度を調整する温度調整部と、前記液体を前記枕体に向けて送り出すポンプ部と、冷却開始からの経過時間が200分〜250分の目標時間に達するまで前記枕体を22〜24度の第1目標温度に温度調整するように、前記温度調整部及び前記ポンプ部を制御する制御部とを備える。
本発明に係る頭部冷却方法は、装置本体から送り出された液体を枕体との間で連結体を介して循環させて、就床者又は就寝者の頭部を冷却する頭部冷却方法において、冷却開始からの経過時間が200分〜250分の目標時間に達するまで前記枕体を22〜24度に温度調整する。
上記構成によれば、就寝者の頭部を冷やし過ぎることなく、睡眠の質を向上できる。
第1実施形態に係る頭部冷却装置の概略図である。 制御部のフローチャートである。 睡眠時の人の体温変化(生体リズム)を説明する図である。 第2実施形態のフローチャートの一部である。
<概要>
実施形態の一態様に係る頭部冷却装置は、冷却開始からの経過時間が200分〜250分の目標時間に達するまで枕体を22〜24度の第1目標温度に温度調整するように、温度調整部及びポンプ部を制御する制御部を備える。循環時間が200〜250分で停止するため、長時間にわたって頭部を冷却することがなくなる。枕体の温度を22〜24度に調整するようにしている。これは、24度を基準とし、寒冷環境の希望者では、睡眠の質に差がない範囲で主観的睡眠感が得られる温度に近い22度の選択が可能となる。
また、枕体の温度を22〜24度に調整するようにしているため、睡眠潜時が短縮され、速やかに深い眠りが得られる。また、冷却開始から200〜250分の時間が経過するまで、枕体を22〜24度に温度調整しているため、睡眠効率を向上できる。
実施形態の他の態様に係る頭部冷却装置において、制御部は、目標時間の経過後に、枕体を第1目標温度より高い第2目標温度に温度調整する。これにより、睡眠の質を高めることができる。
実施形態の他の態様に係る頭部冷却装置において、制御部は、通常の就床時刻を受け付けることにより前記就床時刻に前記第1目標温度になるように制御する。これにより、就床時に就床者の頭部を第1目標温度で冷却することができる。
実施形態の一態様に係る頭部冷却方法は、冷却開始からの経過時間が200分〜250分の目標時間に達するまで枕体を22〜24度に温度調整する。循環時間が200〜250分で停止するため、長時間にわたって頭部を冷却することがなくなる。枕体の温度を22〜24度の調整するようにしているため、睡眠潜時が短縮され、速やかに深い眠りが得られる。また、冷却開始から200〜250分の時間が経過するまで、枕体を22〜24度に温度調整しているため、睡眠効率を向上できる。
なお、頭部冷却方法において、目標時間の経過後に、枕体を第1目標温度より高い第2目標温度に温度調整してもよいし、通常の就床時刻を受け付けることにより就床時刻に第1目標温度になるようにしてもよい。
<第1実施形態>
1.頭部冷却装置
頭部冷却装置1は、図1に示すように、装置本体3、連結体5及び枕体7を備える。頭部冷却装置1は、装置本体3と枕体7との間で連結体5を介して、装置本体3で温度調整された液体を循環させて、就床者又は就寝者の頭部を冷却する。
(1)装置本体
装置本体3は、図1に示すように、温度調整部31、ポンプ部32、操作部33、表示部34、制御部35、記憶部36、温度センサ37、タイマ38を備えている。装置本体3は、温度調整部31等を、1つの筐体に備えてもよいし、複数の筐体に備えてもよく、例えば、温度調整部31とポンプ部32とを別体で備えてもよい。
温度調整部31は、ポンプ部32から送り出す液体及び/又はポンプ部32に受け入れる液体を一定温度又は一定領域内の温度で調整する。装置本体3から送り出される液体は枕体7で就床者又は就寝者の頭部により温められるため、主に温度調整部31は液体を冷却する。温度調整部31は、例えば、ペルチェ素子が利用され、電圧印加により液体を冷却する。
ポンプ部32は、循環用の液体を枕体7側から受け入れて、受け入れた液体を再び枕体7側へと送り出すポンプを備え、連結体5に接続されている。
操作部33は、装置の電源のON・OFF用の電源スイッチ、就床者又は就寝者の頭部を冷却するモード(本モードを、以下、「冷却モード」とする)を開始させる開始スイッチや、冷却モードを途中で停止させる停止スイッチ等を有する。
表示部34は、冷却モードの開始からの経過時間や枕体7(液体)の温度等を表示する。
制御部35は、例えばCPUで構成され、記憶部36に記憶されているコンピュータプログラムや各種の設定データに基づき、頭部冷却装置1(装置本体3)の全体を制御する。
制御部101は、冷却モードの開始スイッチが操作されると、温度センサ37により検出された温度を用いて温度調整部31を制御し、タイマ38により計測された時間を用いて温度調整部31やポンプ部32を制御する。具体的には、制御部101は、冷却モードが開始すると、200〜250分にわたって枕体7の内部に流れる液体(水)の温度を22〜24度の温度(例えば、24度である)に調整及び維持するように、温度調整部31及びポンプ部を制御する。
制御部35は、操作部133を介して操作者から受け付けた操作に応じた処理を行ったり、冷却モード中の経過時間を表示部34に表示したりする。
記憶部102は、具体的には、制御部35の作業用のRAM、ROMまたはフラッシュメモリで構成され、本実施形態に係る頭部冷却方法のコンピュータプログラムをはじめ、各種の設定データを記憶している。なお、設定データとしては、冷却モードの枕体7の温度や冷却モードの時間等がある。
温度センサ37は、枕体7の温度や枕体7の温度に対応する温度(液体の温度又は液体の温度に対応する温度)を検知する。タイマ38は、制御部35の指示によって、測定を開始したり、経過時間を制御部35に出力したりする。
(2)連結体及び枕体
連結体5は、チューブ部と、チューブ部の両端の接続部とを有する。連結体5は、装置本体3から枕体7に向かう上流路と、枕体7から装置本体3に向かう下流路とを有する。上流路の上流端と下流路の下流端は装置本体3に接続され、上流路の下流端と下流路の上流端は枕体7に接続される。
枕体7は、内部に流路を有し、流路の上流端である給水口が連結体5の上流路の下流側の接続部に、流路の下流端である排水口が連結体5の下流路の上流側の接続部にそれぞれ接続される。
2.冷却モードの制御
制御部35の冷却モードの制御内容について、図2を用いて説明する。
制御部35は、操作者が操作部33の開始スイッチを操作すると、冷却モードのプログラムを記憶部36から読み出してスタートし、ポンプの駆動をONし(S1)、タイマ38をスタートさせて(S2)、ペルチェ素子へ電圧を印加する(S3)。
これにより、装置本体3と枕体7との間で液体の循環が開始する。
制御部35は、温度センサ37が測定した温度Teを取得し(S4)、温度Teが目標温度(第1目標温度)Te1より高いと(ステップS5で「Yes」である)、ステップS3に戻って、温度センサ37が測定した温度Teが目標温度Te1以下になるまで、ステップS3〜S5を繰り返す。なお、目標温度Te1は記憶部36に記憶されており、例えば24度(℃)である。
制御部35は、ステップS5において、温度Teが目標温度Te1以下になると(「No」である)、ペルチェ素子への電圧印加を停止し(S6)、タイマ38が測定した経過時間Tiを取得し(S7)、経過時間Tiが目標時間(第1目標時間)Ti1に達していないと(ステップS8で「No」である)、ステップS4に戻り、経過時間Tiが目標時間Ti1に達していると(ステップS8で「Yes」である)、ポンプの駆動をOFFして(S9)、処理をエンドする。なお、目標時間Ti1は記憶部36に記憶されており、例えば240分(4時間)である。
3.睡眠効率
図3は、入眠からの時間経過に伴う眠りの深さと深部体温を示す図である。
なお、図3では、眠りの深さと深部体温とを便宜上まとめて示しているが、眠りの深さ及び深部体温(睡眠リズム)は、人、性別、年齢等によって異なり、その一例を示すものである。
(1)眠りの深さ
一般に、夜間睡眠は、nonREM睡眠とREM睡眠とのペアが、入眠後、起床まで数回繰り返され構成されている。このnonREM睡眠とREM睡眠とのペアを睡眠サイクルといい、90分から120分の周期性を持つ。
入眠して約3.5時間までは、深度が深程度(図中左側の縦軸の下部)のnonREM睡眠とREM睡眠とを2回ほど繰り返す深い眠りとなり、その後、深度が中程度(図中の左側の縦軸の中間部)のnonREM睡眠もしくは深度が浅程度(図中の左側の縦軸の上間部)のnonREM睡眠とREM睡眠とを繰り返す比較的浅い眠りとなり、起床となる。なお、これを睡眠リズムという。
入眠後約3.5時間では、脳の休息、老廃物除去、身体の成長・回復、記憶の固定等がなされる。約3.5時間以降から起床まででは、脳の休息、記憶の整理、身体の休息等がなされ、深部体温の最低時から起床前では起床後の活動の準備等がなされる。
(2)深部体温
深部温度は、習慣的就床時間の約1時間前から皮膚温(体表温度)が上昇し始め、皮膚温の上昇に伴って深部体温が低下する。
深部温度は、入眠から約5.5時間まで低下し、その後、習慣的起床時刻に向けて上昇する。性差や年齢差はあるものの、人では、通常、早朝4時から5時に最低となる。
深部体温は、脳、つまり、頭部を冷却することで効率的に低下する。
(3)眠りの深さと深部体温
図3に示すように、入眠すると、深部体温が低下し、眠りの深度が深くなっている。つまり、入眠後に、深部体温の低下を速やかに進めることで、深度の深い眠りが得られる。
入眠後の深部体温低下の終盤(入眠から約4.5時間後)から浅い眠りへと移行し、深部体温が上昇した後に起床となる。つまり、深部体温の上昇を妨げないことで、心地よい目覚めが得られる。
(4)頭部冷却装置
本発明に係る頭部冷却装置1は、上記の眠りの深さと深部体温との関係から、最適な睡眠が得られるように頭部を冷却する装置である。
頭部冷却装置1は、枕体7の温度が22度から24度になるように液体を循環させている。これにより、就床者は、枕体7が冷たすぎると感じさせないで、心地よい感触で入眠できる。
また、発明者らの検討によると、枕体7の温度が22度〜24度の場合、就寝者の眠りの深度を他の温度帯で冷却する場合の深度よりも深くなることが判明している。
なお、頭部冷却装置は、就寝者の就床時間や就床から入眠までの時間等を管理できないため、目標温度Te1まで冷却するのに30分程度要しているが、睡眠導入の観点からは、就床した際に枕体7が冷却されているのが好ましい。
<第2実施形態>
第1実施形態では、冷却モードの制御内容において、開始スイッチを操作からの経過時間Tiが第1目標時間Ti1になると、液体の循環を停止させていたが、第1目標時間Ti1の経過後に、第1目標時間Ti1で冷却していた第1目標温度Te1よりも高い第2目標温度Te2に調整した液体を循環させてもよいし、印加を停止した状態で液体を循環させてもよい。
なお、第2目標温度Te2は、第1目標時間Ti1の経過後に液体の冷却と循環とを停止させて温度上昇した枕体の温度よりも低い温度に設定されており、枕体の温度が上昇しすぎるのを防止できる。
以下、冷却モードが終了するまで(終了する経過時間を第2目標時間Ti2とする)、枕体7の温度が第2目標温度Te2となるように制御する制御部について、図4を用いて説明する。
第2実施形態に係る制御部135(図示しないが、第1実施形態の制御部35と区別するために「135」としている)は、第1実施形態で説明した、ステップS1〜S8の処理(図2参照)を行った後、第2実施形態に係る処理を行う。このため、図4ではステップS8以降を示し、ここでは、ステップS8以降の処理について説明する。
制御部135は、ステップ8において、経過時間Tiが第1目標時間Ti1に達していると(「Yes」である)、温度センサ37が測定した温度Teを取得し(S11)、温度Teが第2目標温度Te2より高いと(ステップS12で「Yes」である)、ペルチェ素子へ電圧を印加すると共に電圧を印加しているか否かを示すフラグをONにして(S13)、ステップS11に戻る。なお、第2目標温度Te2は記憶部36に記憶されており、例えば28度である。
制御部135は、ステップS12において、温度Teが第2目標温度Te2以下であると(「No」である)、フラグがONの場合(S14で「Yes」である)、つまり、電圧が印加されている場合であり、印加を停止すると共にフラグをOFF(印加していない状態)にして(S15)、ステップS16に進む。制御部は、ステップ14において、フラグがOFFの場合(「No」である)、ステップS16に進む。
制御部135は、ステップS16において、タイマ38が測定した経過時間Tiを取得し、経過時間Tiが第2目標時間Ti2に達していないと(ステップS17で「No」である)、ステップS11に戻り、経過時間Tiが第2目標時間Ti2に達していると(ステップS17で「Yes」である)、ポンプの駆動をOFFして(S18)、処理をエンドする。なお、第2目標時間Ti2は記憶部36に記憶されており、例えば480分(8時間)である。
上記のように制御することで、起床前に深部温度が上昇しすぎるのを防止でき、睡眠の質を高めることができ、気持ちよく目覚めることができる。
また、冷却開始から240分が経過するまで枕体7を冷却し、その後、28度で冷却している。これにより、就寝者が暑いと感じて覚醒するようなことを無くすることができ、睡眠の質を高め、気持ちよく目覚めることができる。
なお、頭部を朝まで(一昼夜)冷却し続けた場合、起床時の熟睡感を損ねることが報告されている。
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってもよい。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
(1)第1及び第2実施形態では、冷却モードの制御内容において、開始スイッチを操作からの経過時間Tiが240分で冷却を停止させている。つまり、経過時間Tiの起点は開始スイッチの操作時であり、枕体7の温度が22〜24度に冷却させるまでの冷却時間(例えば、20〜40分である)を含んでいる。
しかしながら、経過時間Tiは、枕体7の温度が22〜24度になった時点を計測開始としてもよく、この場合、経過時間Tiは200〜220分(例えば210分)となる。
つまり、制御部は、22〜24度の枕体の状態を200〜220分間維持するように温度調整部及びポンプ部を制御する。
(2)温度センサ37は、液体の流路を構成している部材の温度を測定し、予め枕体の温度が22〜24度となる際の前記部材の温度を把握しておき、当該温度を使って制御部は制御している。
しかしながら、液体の温度を直接する測定できる温度センサを用いてもよい。この場合も、枕体の表面温度と液体の温度との対応付けは必要となる。また、温度センサは枕体に設けられてもよく、例えば、測定結果を無線等で制御部に送信するようにしてもよい。
(3)第1及び第2実施形態では、操作者が操作部33の開始スイッチを操作すると、冷却モードが開始される。しかしながら、例えば、就寝者の通常の就床時刻を受け付けることにより、通常の就床時刻に第1目標温度になるように、つまり、就寝する前に液体の冷却を開始してもよい。
1 頭部冷却装置
3 装置本体
5 連結体
7 枕体
31 温度調整部
33 ポンプ部
35 制御部

Claims (4)

  1. 装置本体から送り出された液体を枕体との間で連結体を介して循環する頭部冷却装置において、
    前記装置本体は、
    前記液体の温度を調整する温度調整部と、
    前記液体を前記枕体に向けて送り出すポンプ部と、
    冷却開始からの経過時間が200分〜250分の目標時間に達するまで前記枕体を22〜24度の第1目標温度に温度調整するように、前記温度調整部及び前記ポンプ部を制御する制御部と
    を備える
    頭部冷却装置。
  2. 前記制御部は、前記目標時間の経過後に、前記枕体を前記第1目標温度より高い第2目標温度に温度調整する
    請求項1記載の頭部冷却装置。
  3. 前記制御部は、通常の就床時刻を受け付けることにより前記就床時刻に前記第1目標温度になるように制御する
    請求項1又は2に記載の頭部冷却装置。
  4. 装置本体から送り出された液体を枕体との間で連結体を介して循環させて、就床者又は就寝者の頭部を冷却する頭部冷却方法において、
    冷却開始からの経過時間が200分〜250分の目標時間に達するまで前記枕体を22〜24度に温度調整する
    頭部冷却方法。
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