JP2021036608A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の変形を抑制することができる電子機器を提供する。【解決手段】筐体14と、筐体14内に収容される電子回路基板13と、を備える電子機器11であって、筐体14の電子回路基板13と対向する側の面に形成された被規制部74と、電子回路基板13の筐体14と対向する側の面に設けられ、被規制部74と係合する規制部44と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、筐体の内部に電子回路基板が収容された電子機器に関する。
下記特許文献1には、電子回路基板を収容する収容ケースが開示されている。
特開2001−237557号公報
上記特許文献1に記載の技術では、電子回路基板が発熱すると、筐体(収容ケース)内の温度が上昇し、筐体が変形し反りが発生することがある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、筐体の変形を抑制することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、筐体と、前記筐体内に収容される電子回路基板と、を備える電子機器であって、前記筐体の前記電子回路基板と対向する側の面に形成された被規制部と、前記電子回路基板の前記筐体と対向する側の面に設けられ、前記被規制部と係合する規制部と、を有する。
本発明の第2の態様は、筐体と、前記筐体内に収容される電子回路基板と、を備える電子機器であって、前記筐体の前記電子回路基板と対向する側の面に形成された磁性体からなる被規制部と、前記電子回路基板の前記筐体と対向する側の面に設けられ、前記被規制部を磁力により吸着する規制部と、を有する。
本発明によれば、筐体内に電子回路基板を収容するときに、電子部品と筐体との干渉を避けることができる。
CNCの分解斜視図である。 CNCの分解斜視図である。 メインボードが筐体内に収容された状態のCNCの側面図である。 メインボード、フェイスプレートおよびプロテクタを示す斜視図である。 プロテクタを、メインボードおよびフェイスプレートに取り付ける方法について示す図である。 図6Aおよび図6Bは、プロテクタの斜視図である。 図7Aは、プロテクタとメインボードとの接続部分を示す拡大図である。図7Bは、図7AにおけるVIIB線−VIIB線断面図である。 図8Aは、プロテクタとフェイスプレートとの接続部分を示す拡大図である。図8Bは、図8AにおけるVIIIB線−VIIIB線断面図である。 プロテクタの規制部と筐体の被規制部の拡大図である。 メインボード、フェイスプレートおよびプロテクタを示す斜視図である。 プロテクタを、メインボードに取り付ける方法について示す図である。 図12Aおよび図12Bは、プロテクタの斜視図である。 図13Aおよび図13Bは、プロテクタの斜視図である。 図14Aは、図11におけるXIVA線−XIVA線断面図である。図14Bは、図11におけるXIVB線−XIVB線断面図である。 メインボード、フェイスプレートおよびプロテクタを示す斜視図である。 図16Aおよび図16Bは、プロテクタの斜視図である。 図17Aおよび図17Bは、プロテクタの斜視図である。 プロテクタを、メインボードに取り付ける方法について示す図である。 プロテクタの斜視図である。 プロテクタの規制部と筐体の被規制部の拡大図である。
〔第1の実施の形態〕
[CNCの構成]
図1および図2は、CNC10の分解斜視図である。図3は、メインボード12が筐体14内に収容された状態のCNC10の側面図である。CNC10は、工作機械やワイヤ放電加工機等の制御を行う制御装置であって、筐体14内に各種の電子部品15が搭載された電子回路基板13が複数枚挿入されている。CNC10は電子機器11を構成する。CNC10の筐体14は樹脂材料を成形することで形成され、複数の部材によって略直方体の箱型形状に形成されている。
以下、説明のため、図1に示すように、筐体14の直交する各辺に沿ってX軸、Y軸およびZ軸を設定する。図1以降の図においても、図1のX軸、Y軸およびZ軸に対応するX軸、Y軸およびZ軸を記載している。図1〜図3では、図を見やすくするため、複数枚の電子回路基板13のうちの1枚であるメインボード12のみを記載している。
メインボード12は、略長方形状の板部材であって、電子部品15と、図示しない外部機器とCNC10とを接続するための複数の第1コネクタ16と、筐体14内において図示しないバックボードとメインボード12とを接続するための複数の第2コネクタ18が搭載されている。メインボード12のY軸負方向側の辺には、フェイスプレート20が取り付けられている。メインボード12のY軸負方向側には、複数の第1コネクタ16がX軸方向に並んで搭載されている。メインボード12のY軸正方向側には、第2コネクタ18がX軸方向に並んで搭載されている。なお、図1〜図3では、メインボード12以外の電子回路基板13は記載していないが、メインボード12は、筐体14に収容される電子回路基板13の中で、最も面積が大きい。
筐体14は、Y軸負方向側の側面は全体的に開口しており開口部22を形成している。メインボード12は、開口部22のZ軸負方向側寄りの位置において、Y軸正方向に向かって筐体14内に挿入されて、筐体14内に収容される。フェイスプレート20は、メインボード12が筐体14内に収容された状態で、筐体14の開口部22を閉塞している。フェイスプレート20には、Y軸方向に貫通する貫通孔24(図4)が複数形成されており、この貫通孔24から第1コネクタ16が外部に露出している。
図4は、メインボード12、フェイスプレート20およびプロテクタ30を示す斜視図である。図5は、プロテクタ30を、メインボード12およびフェイスプレート20に取り付ける方法について示す図である。図6Aおよび図6Bは、プロテクタ30の斜視図である。図7Aは、プロテクタ30とメインボード12との接続部分を示す拡大図である。図7Bは、図7AにおけるVIIB線−VIIB線断面図である。図8Aは、プロテクタ30とフェイスプレート20との接続部分を示す拡大図である。図8Bは、図8AにおけるVIIIB線−VIIIB線断面図である。ここで、メインボード12のZ軸正方向側の面を表面50とし、Z軸負方向側の面を裏面52とする。メインボード12の裏面52と対向する筐体14の面を内側側面26とする。
メインボード12の裏面52には、プロテクタ30が設けられている。プロテクタ30は、メインボード12に取り付けられた状態で、Y軸方向に延びる棒形状の部材として形成されている。プロテクタ30は、X軸方向に離間して2本設けられている。プロテクタ30のZ軸方向の高さは、メインボード12の裏面52に搭載された電子部品15のZ軸方向の高さよりも高く形成されている。また、プロテクタ30のZ軸方向の高さは、プロテクタ30が取り付けられたメインボード12が、筐体14内に収容された状態で、プロテクタ30のZ軸負方向側の側面が、筐体14の内側側面26に当接するように形成されている。
プロテクタ30は、裏面52に搭載された電子部品15のうち、Y軸方向に対してフェイスプレート20から最も遠い位置に搭載された電子部品15と、フェイスプレート20との距離よりも、プロテクタ30のY軸方向長さが長くなるように形成されている。
筐体14の内側側面26は、筐体14の成形時の残応力によって、筐体14の内側に向かって変形する反りが発生することがある。メインボード12が筐体14に挿入されるときに、プロテクタ30のZ軸負方向側の側面が、筐体14の内側側面26に当接しながら移動するため、内側側面26の反りを、平面状となるように矯正する。
図5に示すように、プロテクタ30はメインボード12に対してY軸正方向側から取り付けられる。プロテクタ30のY軸正方向側の端部はメインボード12に係合され、プロテクタ30のY軸負方向側の端部はフェイスプレート20に係合される。これにより、図4のように、プロテクタ30はフェイスプレート20とメインボード12に固定される。
プロテクタ30のY軸正方向側端部には、図7Aおよび図7Bに示すように、Z軸正方向に向かって延びる係合部32が形成されている。係合部32のY軸負方向側の側面には溝部34が形成されている。メインボード12のY軸正方向側の辺には、一部が切り欠かれた切欠部54が形成されている。切欠部54のY軸負方向側の端部には、切欠部54よりもX軸方向の幅が短い小切欠部56が形成されている。プロテクタ30の溝部34が、メインボード12の小切欠部56に、Y軸負方向に向かって挿入されて、溝部34が小切欠部56に係合する。
プロテクタ30のY軸負方向側の端部には、スナップフィット36が形成されている。スナップフィット36は、図8Aに示すように略Y字状に延びる第1腕部38が形成されている。第1腕部38の先端には、内側に突出する第1鉤部40が形成されている。フェイスプレート20のY軸正方向側の側面には、Y軸正方向に向かって突出する突出部70が形成されている。突出部70の根元部分には、他の部分よりも幅が狭いくびれ部72が形成されている。プロテクタ30の第1鉤部40が、フェイスプレート20の突出部70に形成されたくびれ部72に係合することにより、プロテクタ30のフェイスプレート20に対するY軸方向の動きが規制される。
プロテクタ30の第1腕部38の股部分には、図8Bに示すように、Y軸負方向側に延出して形成される延出部42が、Z軸方向に離間して2か所に形成されている。2か所の延出部42の間に、フェイスプレート20の突出部70の先端が挿入される。これによって、プロテクタ30のY軸負方向側端部のZ軸方向の動きが規制される。
図6Aおよび図6Bに示すように、プロテクタ30のY軸方向の中間部の2か所に、規制部44が形成されている。規制部44は、X軸方向の幅がプロテクタ30の他の部分よりも広く形成され、Z軸方向の高さがプロテクタ30の他の部分よりも低く形成されている。
図9は、プロテクタ30の規制部44と筐体14の被規制部74の拡大図である。被規制部74は、筐体14の内側側面26に形成されている。被規制部74をY軸方向から見ると、被規制部74は、X軸方向に離間して2か所に形成され、内側側面26からZ軸正方向に延びる縦壁部76と、縦壁部76の先端から、2つの縦壁部76の内側に向かって延びる横壁部78とから構成されている。2つの横壁部78の先端はX軸方向に離間して設けられている。
メインボード12が筐体14内に挿入されると、内側側面26の被規制部74に、プロテクタ30の規制部44が挿入される。このとき、プロテクタ30の棒形状部分が、被規制部74の2つの横壁部78の間に挿入されている。筐体14の内側側面26は、筐体14の温度上昇によって、筐体14の外側に向かって変形する反りが発生することがある。筐体14の外側に向かって変形する内側側面26の反りが発生すると、被規制部74にプロテクタ30の規制部44が当接して、内側側面26の反りを抑制する。
[作用効果]
筐体14は樹脂材料を成形することで形成されているため、成形時の残応力によって筐体14の側面に、内側に向かって変形する反りが発生することがある。他の電子回路基板13に比べて面積が大きいメインボード12が挿入される筐体14の開口部22のZ軸負方向側部分は、X軸方向において両端部にのみ壁部が設けられるため、内側側面26はX軸方向両端部のみが壁部によって支持されている。そのため、特に内側側面26に、他の筐体14の側面に比べて、筐体14の内側に変形する反りが発生しやすかった。内側側面26に内側に変形する反りが発生すると、筐体14に対するメインボード12の挿抜時に、電子回路基板13に搭載された電子部品15と筐体14の側面とが干渉して、電子部品15が損傷するおそれがある。
そこで、本実施の形態のCNC10では、メインボード12の裏面52にプロテクタ30を設け、このプロテクタ30のZ軸方向の高さを、メインボード12に搭載される電子部品15の高さよりも高く形成した。さらに、メインボード12が筐体14内に収容された状態で、プロテクタ30が筐体14の内側側面26と当接するようにした。これにより、筐体14に対してメインボード12が挿入されるときに、プロテクタ30が内側に変形した内側側面26の反りを矯正することができるため、筐体14に対するメインボード12の挿抜時に、メインボード12に搭載された電子部品15と筐体14の側面とが干渉することを抑制することができる。
また、本実施の形態のCNC10では、プロテクタ30は、Y軸方向に延びる棒形状に形成されている。これにより、筐体14に対してメインボード12が挿入されるにしたがって、プロテクタ30は、筐体14の内側に変形した内側側面26の反りを全体的に矯正することができる。
また、本実施の形態のCNC10では、プロテクタ30は、裏面52に搭載された電子部品15のうち、Y軸方向に対してフェイスプレート20から最も遠い位置に搭載された電子部品15と、フェイスプレート20との距離よりも、プロテクタ30のY軸方向長さが長くなるように形成されている。これにより、メインボード12に搭載された電子部品15と筐体14との干渉を抑制することができる。
また、本実施の形態のCNC10では、プロテクタ30は、内側側面26に形成された被規制部74と係合する規制部44を有する。電子部品15が発熱すると、筐体14内の温度が上昇し、内側側面26に筐体14の外側に変形する反りが発生することがある。内側側面26に反りが発生すると、内側側面26の被規制部74にプロテクタ30の規制部44が当接して、内側側面26の反りを抑制することができる。
なお、プロテクタ30の本数は2本に限らない。また、プロテクタ30がメインボード12上に配置される位置は適宜変更すればよい。また、プロテクタ30は、メインボード12の他の電子回路基板13にも取り付けられていてもよい。
〔第2の実施の形態〕
図10は、メインボード12、フェイスプレート20およびプロテクタ30を示す斜視図である。図11は、プロテクタ30を、メインボード12に取り付ける方法について示す図である。図12Aおよび図12Bは、プロテクタ30(第1プロテクタ30a)の斜視図である。図13Aおよび図13Bは、プロテクタ30(第2プロテクタ30b)の斜視図である。図14Aは、図11におけるXIVA線−XIVA線断面図である。図14Bは、図11におけるXIVB線−XIVB線断面図である。
メインボード12の裏面52には、プロテクタ30が設けられている。プロテクタ30は、メインボード12に取り付けられた状態で、X軸方向に延びる棒形状の部材として形成されている。プロテクタ30は、Y軸方向に離間して3本設けられている。プロテクタ30のZ軸方向の高さは、メインボード12の裏面52に搭載された電子部品15のZ軸方向の高さよりも高く形成されている。また、プロテクタ30のZ軸方向の高さは、プロテクタ30が取り付けられたメインボード12が、筐体14内に収容された状態で、プロテクタ30のZ軸負方向側の側面が、筐体14の内側側面26に当接するように形成されている。
最もY軸正方向側に設けられたプロテクタ30は、最もY軸正方向側に搭載されている電子部品15よりも、Y軸正方向側に位置するように設けられている。メインボード12が筐体14に挿入されるときに、プロテクタ30のZ軸負方向側の側面が、筐体14の内側側面26に当接しながら移動するため、筐体14の内側に向かって変形した内側側面26の反りを、平面状となるように矯正する。
図11に示すように、プロテクタ30はメインボード12に対してX軸正方向側から取り付けられる。プロテクタ30のX軸正方向側の端部およびX軸負方向側の端部はそれぞれメインボード12に係合される。これにより、図10のように、プロテクタ30はメインボード12に固定される。
プロテクタ30のX軸正方向側の端部には、図14Aに示すように、Z軸正方向に向かって延びる係合部32が形成されている。係合部32のX軸負方向側の側面には溝部34が形成されている。メインボード12のX軸正方向側の辺には、一部が切り欠かれた切欠部54が形成されている。切欠部54のX軸負方向側の端部には、切欠部54よりもY軸方向の幅が短い小切欠部56が形成されている。なお、小切欠部56は、図11および図12Aおよび図12Bには記載されていないが、形成されている位置は異なるものの、第1の実施の形態の図5に示す小切欠部56と同形状のものが形成されている。プロテクタ30の溝部34が、メインボード12の小切欠部56に、X軸負方向に向かって挿入されて、溝部34が小切欠部56に係合する。
プロテクタ30のX軸負方向側の端部には、スナップフィット46が形成されている。スナップフィット46は、図14Bに示すように、Z軸正方向に向かって延びる第2腕部48が形成されている。第2腕部48の先端には、Z軸正方向に向かって突出する第2鉤部58が形成されている。プロテクタ30の係合部32をメインボード12に係合させた状態で、プロテクタ30のスナップフィット46部分がZ軸正方向側に押圧されることによって、第2鉤部58はメインボード12の表面50と係合される。
プロテクタ30は、形状が異なる2種類の第1プロテクタ30aと第2プロテクタ30bを有する。メインボード12に取り付けられた3本のプロテクタ30のうち、Y軸負方向側の1本が第1プロテクタ30aであり、その他の2本が第2プロテクタ30bである。
図12Aおよび図12Bに示すように、第1プロテクタ30aは、第1プロテクタ30aのX軸方向の中間部の2か所に、規制部44が形成されている。規制部44は、X軸方向の幅が第1プロテクタ30aの他の部分よりも広く形成され、Z軸方向の高さがプロテクタ30の他の部分よりも低く形成されている。第1の実施の形態と同様に、筐体14の内側側面26には被規制部74が形成されている。メインボード12が筐体14内に挿入されると、内側側面26の被規制部74に、第1プロテクタ30aの規制部44が挿入される。筐体14の外側に向かって変形する内側側面26の反りが発生すると、被規制部74にプロテクタ30の規制部44が当接して、反りを抑制する。
図13Aおよび図13Bに示すように、第2プロテクタ30bは、第2プロテクタ30bのX軸方向の中間部の2か所に、Z軸負方向側側面を切り欠いた逃げ部60が形成されている。この逃げ部60により、メインボード12が筐体14内に挿入されるときの、第2プロテクタ30bと被規制部74との干渉を避けるようにしている。
[作用効果]
本実施の形態のCNC10では、メインボード12の裏面52にプロテクタ30を設け、このプロテクタ30のZ軸方向の高さを、メインボード12に搭載される電子部品15の高さよりも高く形成した。さらに、メインボード12が筐体14内に収容された状態で、プロテクタ30が筐体14の内側側面26と当接するようにした。これにより、筐体14に対してメインボード12が挿入されるときに、プロテクタ30が内側に変形した内側側面26の反りを矯正することができるため、筐体14に対するメインボード12の挿抜時に、メインボード12に搭載された電子部品15と筐体14の側面とが干渉することを抑制することができる。
また、本実施の形態のCNC10では、プロテクタ30は、X軸方向に延びる棒形状に形成されている。これにより、プロテクタ30は、内側に変形した内側側面26の反りをX軸方向の全域にわたって矯正することができる。
なお、プロテクタ30の本数は3本に限らない。また、プロテクタ30がメインボード12上に配置される位置は適宜変更すればよい。また、プロテクタ30は、メインボード12の他の電子回路基板13にも取り付けられていてもよい。
〔第3の実施の形態〕
図15は、メインボード12、フェイスプレート20およびプロテクタ30を示す斜視図である。図16Aおよび図16Bは、プロテクタ30(第3プロテクタ30c)の斜視図である。図17Aおよび図17Bは、プロテクタ30(第4プロテクタ30d)の斜視図である。図18は、プロテクタ30を、メインボード12に取り付ける方法について示す図である。
メインボード12の裏面52には、6個のプロテクタ30が設けられている。プロテクタ30のZ軸方向の高さは、メインボード12の裏面52に搭載された電子部品15のZ軸方向の高さよりも高く形成されている。また、プロテクタ30のZ軸方向の高さは、プロテクタ30が取り付けられたメインボード12が、筐体14内に収容された状態で、プロテクタ30のZ軸負方向側の側面が、筐体14の内側側面26に当接するように形成されている。
最もY軸正方向側に設けられたプロテクタ30は、最もY軸正方向側に搭載されている電子部品15よりも、Y軸正方向側に位置するように設けられている。メインボード12が筐体14に挿入されるときに、プロテクタ30のZ軸負方向側の側面が、筐体14の内側側面26に当接しながら移動するため、筐体14の内側に向かって変形した内側側面26の反りを、平面状となるように矯正する。
プロテクタ30は、形状が異なる2種類の第3プロテクタ30cと第4プロテクタ30dを有する。メインボード12に取り付けられた6個のプロテクタ30のうち、Y軸負方向側に取り付けられた2個が第3プロテクタ30cであり、その他の4個が第4プロテクタ30dである。
図16Aおよび図16Bに示すように、第3プロテクタ30cは、スナップフィット61、小径部62および規制部64を有している。スナップフィット61は、Z軸正方向に向かって延びる第3腕部66が形成されている。第3腕部66の先端には、外周側に向かって突出する第3鉤部68が形成されている。
スナップフィット61のZ軸負方向側には、小径部62が形成されている。第1の実施の形態と同様に、筐体14の内側側面26には被規制部74が形成されている。小径部62の径は、筐体14の内側側面26に形成された被規制部74の2つの横壁部78の間の距離よりも小さく形成されている。規制部64の径は、被規制部74の2つの横壁部78の間の距離よりも大きく形成されている。メインボード12が筐体14内に挿入されると、内側側面26の被規制部74に、第3プロテクタ30cの規制部64が挿入される。筐体14の外側に向かって変形する内側側面26の反りが発生すると、被規制部74に第3プロテクタ30cの規制部64が当接して、反りを抑制する。
図17Aおよび図17Bに示すように、第4プロテクタ30dは、スナップフィット61および円筒部71を有している。スナップフィット61は、第3プロテクタ30cのスナップフィット61と同形状に形成されている。円筒部71の径は、筐体14の内側側面26に形成された被規制部74の2つの横壁部78の間の距離よりも小さく形成されている。
図18に示すように、メインボード12には、Z軸方向に貫通する貫通孔73が6箇所形成されている。各貫通孔73に第3プロテクタ30cおよび第4プロテクタ30dのスナップフィット61が挿入されて、第3プロテクタ30cおよび第4プロテクタ30dがZ軸正方向側に押圧されることによって、第3鉤部68はメインボード12の表面50と係合される。
なお、プロテクタ30の個数は6個に限らない。また、プロテクタ30は、保護すべき電子部品15の近傍に配置されていればよく、プロテクタ30がメインボード12上に配置される位置は適宜変更すればよい。また、プロテクタ30は、メインボード12の他の電子回路基板13にも取り付けられていてもよい。
[作用効果]
本実施の形態のCNC10では、メインボード12の裏面52にプロテクタ30を設け、このプロテクタ30のZ軸方向の高さを、メインボード12に搭載される電子部品15の高さよりも高く形成した。さらに、メインボード12が筐体14内に収容された状態で、プロテクタ30が筐体14の内側側面26と当接するようにした。これにより、筐体14に対してメインボード12が挿入されるときに、プロテクタ30が内側に変形した内側側面26の反りを矯正することができるため、筐体14に対するメインボード12の挿抜時に、メインボード12に搭載された電子部品15と筐体14の側面とが干渉することを抑制することができる。
〔第4の実施の形態〕
図19は、プロテクタ30の斜視図である。図20は、プロテクタ30の規制部44と筐体14の被規制部75の拡大図である。
本実施の形態のプロテクタ30自体の形状は、第1の実施の形態のプロテクタ30と同じであるが、規制部44のZ軸負方向側の側面に磁石80が設けられている。また、本実施の形態の被規制部75は、第1の実施の形態の筐体14の内側側面26に被規制部74が形成されていた箇所に被規制部75として磁石82が設けられている。
メインボード12が筐体14内に挿入されると、内側側面26の被規制部75の磁石82とプロテクタ30の規制部44の磁石80とが、磁力により互いに吸引し合う。これにより、筐体14の外側に向かって変形する内側側面26の反りを抑制する。
[作用効果]
本実施の形態のCNC10では、プロテクタ30の規制部64が、筐体14の内側側面26の被規制部75を磁力により吸着するようにした。これにより、プロテクタ30は規制部44が内側側面26の被規制部75を吸着し、筐体14の外側に向かって変形する内側側面26の反りを抑制することができる。
〔実施の形態から得られる技術的思想〕
上記実施の形態から把握しうる技術的思想について、以下に記載する。
筐体(14)と、前記筐体内に収容される電子回路基板(13)と、を備える電子機器(11)であって、前記筐体の前記電子回路基板と対向する側の面に形成された被規制部(74)と、前記電子回路基板の前記筐体と対向する側の面に設けられ、前記被規制部と係合する規制部(44)と、を有する。
筐体(14)と、前記筐体内に収容される電子回路基板(13)と、を備える電子機器(11)であって、前記筐体の前記電子回路基板と対向する側の面に形成された磁性体からなる被規制部(75)と、前記電子回路基板の前記筐体と対向する側の面に設けられ、前記被規制部を磁力により吸着する規制部(44)と、を有する。
11…電子機器 13…電子回路基板
14…筐体 15…電子部品
20…フェイスプレート 30…プロテクタ
44、64…規制部 74、75…被規制部

Claims (2)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に収容される電子回路基板と、
    を備える電子機器であって、
    前記筐体の前記電子回路基板と対向する側の面に形成された被規制部と、
    前記電子回路基板の前記筐体と対向する側の面に設けられ、前記被規制部と係合する規制部と、
    を有する、電子機器。
  2. 筐体と、
    前記筐体内に収容される電子回路基板と、
    を備える電子機器であって、
    前記筐体の前記電子回路基板と対向する側の面に形成された磁性体からなる被規制部と、
    前記電子回路基板の前記筐体と対向する側の面に設けられ、前記被規制部を磁力により吸着する規制部と、
    を有する、電子機器。
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