JP2021036166A5 - - Google Patents
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Description
本発明に係る軸継手は、先端にねじ軸を備え、回転駆動源の駆動を受けて回転する入力軸と、前記入力軸のねじ軸が螺合可能な螺合部材を備える出力軸と、前記出力軸を入力軸から離反する方向に付勢する圧縮ばねとを備え、前記入力軸に回転力が付与されていないときは、圧縮ばねの付勢力によって入力軸のねじ軸と出力軸の螺合部材が緩み、入力軸と出力軸が離反する一方、前記入力軸に回転力が付与されたときは、圧縮ばねの付勢力に逆らって入力軸のねじ軸が出力軸の螺合部材に螺入し、入力軸と出力軸とが一体になって回転するように構成されている軸継手において、前記圧縮ばねは、前記出力軸と前記入力軸が所定の距離だけ離れると出力軸への付勢力を解除することを特徴とする。なお、前記圧縮ばねと出力軸との間には、軸受部材が設けられているとともに、前記圧縮ばねを内包する本体には、前記出力軸が前記入力軸に対して所定の距離離れた際に前記軸受部材と当接する段付き部が形成されていることが好ましい。また、前記出力軸は、前記ねじ軸の一端を回転自在に軸支する軸支部材を具備して成り、前記軸支部材は、ほぼ同一の面粗度に仕上げられた面同士を重ねた3枚以上の焼入れワッシャであることが好ましい。さらに、本発明に係るねじ締め装置は、前記軸継手と、前記出力軸の先端に取り付けられねじ部品に係合する係合部を備えたビットと、前記回転駆動源を予め設定した設定トルクおよび設定回転数に基づいて駆動制御するコントローラとを備えて成ることを特徴とする。
本発明に係る軸継手およびねじ締め装置は、ワークへねじ部品を締結し終えた直後など出力軸および入力軸が回転規制された状態かつ前記付勢移動範囲に螺合部材が位置した状態において、前記入力軸のみ回転規制を解除し回転フリーにすることで、圧縮ばねを伸長できるようにして当該圧縮ばねの付勢力により螺合部材を出力軸側へ復帰させる。この螺合部材の復帰当初、当該螺合部材は、圧縮ばねの付勢力を受けて出力軸側へ向かい移動するので高い押付力を発揮するものの、出力軸に当接する直前では圧縮ばねの付勢力が解除される。これにより、螺合部材は、惰性で移動し弱い移動力となっている状態で出力軸と当接するため、当接直後に生じる出力軸の回転力を低く抑えることができる。つまり、本発明に係る軸継手およびねじ締め装置は、螺合部材の復帰時に出力軸へ高い回転力を生じさせ難いので、一旦締結したねじ部品を緩め難いという利点がある。なお、螺合部材に圧縮ばねの付勢力を伝達していた軸受部材が本体に形成された段付き部に当接して停止することで軸受部材と螺合部材が離れるため、圧縮ばねの付勢力が螺合部材へ伝達されないようになる等の利点がある。
Claims (4)
- 先端にねじ軸を備え、回転駆動源の駆動を受けて回転する入力軸と、
前記入力軸のねじ軸が螺合可能な螺合部材を備える出力軸と、
前記出力軸を入力軸から離反する方向に付勢する圧縮ばねとを備え、
前記入力軸に回転力が付与されていないときは、圧縮ばねの付勢力によって入力軸のねじ軸と出力軸の螺合部材が緩み、入力軸と出力軸が離反する一方、前記入力軸に回転力が付与されたときは、圧縮ばねの付勢力に逆らって入力軸のねじ軸が出力軸の螺合部材に螺入し、入力軸と出力軸とが一体になって回転するように構成されている軸継手において、
前記圧縮ばねは、前記出力軸と前記入力軸が所定の距離だけ離れると出力軸への付勢力を解除することを特徴とする軸継手。 - 前記圧縮ばねと出力軸との間には、軸受部材が設けられているとともに、
前記圧縮ばねを内包する本体には、前記出力軸が前記入力軸に対して所定の距離離れた際に前記軸受部材と当接する段付き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軸継手。 - 前記出力軸は、前記ねじ軸の一端を回転自在に軸支する軸支部材を具備して成り、
前記軸支部材は、ほぼ同一の面粗度に仕上げられた面同士を重ねた3枚以上の焼入れワッシャであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軸継手。 - 請求項1ないし請求項3の何れかに記載の軸継手と、前記出力軸の先端に取り付けられねじ部品に係合する係合部を備えたビットと、前記回転駆動源を予め設定した設定トルクおよび設定回転数に基づいて駆動制御するコントローラとを備えて成ることを特徴とするねじ締め装置。
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JP2019158209A JP7261127B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | 軸継手およびこれを備えたねじ締め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (3)
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JP2021036166A5 true JP2021036166A5 (ja) | 2022-08-09 |
JP7261127B2 JP7261127B2 (ja) | 2023-04-19 |
Family
ID=74716725
Family Applications (1)
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JP2019158209A Active JP7261127B2 (ja) | 2019-08-30 | 2019-08-30 | 軸継手およびこれを備えたねじ締め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7261127B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0639654A (ja) * | 1992-07-27 | 1994-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ねじ締め装置 |
JP7132802B2 (ja) * | 2017-09-20 | 2022-09-07 | 日東精工株式会社 | 軸継手およびこれを備えたねじ締め装置 |
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2019
- 2019-08-30 JP JP2019158209A patent/JP7261127B2/ja active Active
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