JP2021033715A - 情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム Download PDF

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拓也 長谷川
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一茂 内山
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逸巳 平田
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直樹 新保
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コックキオング ソウ アンドリュー
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Abstract

【課題】出品価格の決定に有用なレポートに提示することができ、情報処理装置の処理の負荷を軽減することのできる情報処理方法、情報処理装置、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。【解決手段】メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含む情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記1又は複数のプロセッサが、第1商品の第1画像情報を取得すること、前記メモリに格納され、電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、前記第1画像情報とを用いて、前記第1商品に類似する第2商品を抽出すること、前記第2商品に関連付けられる出品情報を用いて、前記第1商品を前記電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成すること、前記レポート情報を、前記第1商品を保有するユーザが利用する他の情報処理装置に出力すること、を実行する、情報処理方法。【選択図】図5

Description

本開示は、情報処理方法、情報処理装置、及びプログラムに関する。
近年、インターネットや通信回線を利用した個人間の電子商取引が行われている。例えば、販売者は所定の電子商取引プラットフォームに物品を登録して出品を行い、購入者もまた、所定の電子商取引プラットフォームに出品されている物品に対して購入申請を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−167163号公報
このような個人間の電子商取引では、出品者は商品写真や商品説明を用意し、出品価格を設定して、電子商取引プラットフォームに物品を登録して出品を行う。この出品作業において、適切な出品価格を設定するために、出品する商品と類似する商品の取引価格を知りたいというニーズがある。また、適切ではない価格で出品をしてしまった場合に、出品者が度重なる価格変更をすることはコンピュータの処理の負荷ともなる。
本開示は、出品価格の決定に有用なレポートを提示することができ、情報処理装置の処理の負荷を軽減することのできる情報処理方法、情報処理装置、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含む情報処理装置が実行する情報処理方法であって、1又は複数のプロセッサが、第1商品の第1画像情報を取得すること、メモリに格納され、電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、第1画像情報とを用いて、第1商品に類似する第2商品を抽出すること、第2商品に関連付けられ出品情報を用いて、第1商品を電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成すること、レポート情報を、第1商品を保有するユーザが利用する他の情報処理装置に出力すること、を実行する。
開示の技術によれば、出品価格の決定に有用なレポートに提示することができ、情報処理装置の処理の負荷を軽減することが可能となる。
図1は、第1実施形態に係る取引システムの構成に示す。 図2は、第1実施形態に係るサーバの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図3は、第1実施形態に係るクライアントシステムの機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図4は、取引に関する商品のデータベースの一例を示す。 図5は、第1実施形態に係る取引システムが行う処理手順のシーケンスの一例を示す。 図6は、第1実施形態に係る端末に表示される、商品の画像情報を取得する画面から出品画面等へ画面遷移の一例を示す。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
第1実施形態では、電子商取引プラットフォームにおける取引中又は取引済商品に基づいて、ユーザが保有する第1商品を電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成する取引システムについて説明する。この取引システムでは、第1商品の画像情報(以下、「第1画像情報」という)と、電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報との類似性に基づいて、第2商品を抽出する。そして、取引システムは、第2商品に関連付けられる出品情報に基づいて、レポート情報を作成する。
<システムの適用例>
この第1実施形態では、例えば、情報処理装置であるサーバ200によって、出品価格の決定に有用なレポート情報を提示可能な取引システム1が構築される。図1に、取引システム1の構成の一例を示す。
この取引システム1では、例えば、サーバ200と、端末300と、がネットワークNを介して接続される。ここで、サーバ200は、電子商取引プラットフォームを管理する情報処理装置である。さらに、端末300は、サーバ200に対して、第1商品の画像情報を送信し、レポート情報を受信する端末である。取引システム1は、電子商取引システムの一部を構成するシステムであっても、電子商取引システムとは独立したシステムであってもよい。
<第1実施形態のハードウェア構成>
図2に、第1実施形態の取引システム1に含まれるサーバ200を示すブロック図を示す。サーバ200は、典型的には、1つ又は複数の処理装置(CPU)210、1つ又は複数のネットワーク又は他の通信インタフェース220、メモリ230、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス240を含む。
サーバ200は場合によりユーザインタフェース250を含んでもよい。ユーザインタフェース250としては、ディスプレイ装置(図示せず)、及びキーボード及び/又はマウス(図示せず)を挙げることができる。なお、サーバ200は、外付けのユーザインタフェース250を接続することで、所定の入力を受け付けてもよい。
メモリ230は、例えば、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよい。
また、メモリ230の他の例は、CPU210から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置を挙げることができる。ある実施形態において、メモリ230は次のプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
オペレーティングシステム231は、例えば、様々な基本的なシステムサービスを処理するとともにハードウェアを用いてタスクを実行するためのプロシージャを含む。
ネットワーク通信モジュール232は、例えば、サーバ200を他のコンピュータに、1つ又は複数の通信インタフェース220及びインターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つ又は複数の通信ネットワークを介して接続するために使用される。
取引情報データ233は、例えば、電子商取引プラットフォームにおける商品のデータを含み、取引に関するユーザのデータやその他取引に関するデータを含んでいてもよい。
図4に、電子商取引プラットフォームにおける商品のデータの一例を示す。「商品ID」には、取引に係る商品をサーバ200が一意に識別するための商品識別情報が格納される。
「取引状態」には、購入済や出品中など商品の取引の状態に関する情報が格納される。また、この他に、「取引状態」は、商品の出品日時、商品の発送日時、商品の到着日時、支払の完了日時など取引のトラッキングに関する情報を含んでもよい。
「出品ユーザID」及び「購入ユーザ」には、所定の商品IDに係る取引の出品者及び購入者であるユーザをサーバ200が一意に識別するためのユーザ識別情報が格納される。ユーザ識別情報は、ユーザ情報を管理する他のデータと関連付けられていてもよい。この場合、他のデータは、各ユーザの氏名、住所、及び電話番号などの、所定のユーザIDに係るユーザの個人情報を含む。また、この他に、他のデータは、ユーザプリファレンスに関する情報や、取引におけるユーザの評価に関する情報等を含んでいてもよい。
「写真データ」には、所定の商品IDに係る商品の写真データが格納される。「販売価格」には、所定の商品IDに係る商品の販売価格についての情報が格納される。「商品名」、「商品カテゴリー」、「商品説明」、「商品状態」には、所定の商品IDに係る商品についての情報が格納される。ここで、商品説明には、商品のサイズなどの情報が含まれていてもよい。また、商品状態には、新品未開封や中古など商品の状態に関する情報が含まれていてもよい。
図2に戻り、取引情報管理モジュール234は、電子商取引プラットフォームにおける取引に関する情報を取引情報データ233へ記録し、また、取引情報データ233から要求された情報を出力する。例えば、取引情報管理モジュール234は、電子商取引プラットフォームにおける商品のデータ、ユーザ間の取引に関するデータ、及び取引に関するユーザのデータ等を取引情報データ233へ記録する。
抽出モジュール235は、取引情報データ233の各商品の各画像情報を参照し、第1画像情報に類似する画像情報を有する第2商品を抽出する。例えば、抽出モジュール235は、第1画像情報の特徴量と、取引情報データ233の各商品の各画像情報の特徴量と、を比較することで、類似の判定を行い、第2商品を抽出することができる。この際、抽出モジュール235は、例えば、この特徴量の差分が所定の閾値以下である場合に、2つの画像情報が類似するものと判定することができる。
なお、抽出モジュール235は、特定の期間内の取引情報データ233を参照し、第2商品を抽出してもよい。例えば、抽出モジュール235は、過去3月分の取引情報データ233を参照し、第2商品を抽出することができる。これにより、過去の全期間の取引情報データ233を参照する場合と比較して、サーバ200の処理負担を軽減することができる。また、このように特定の期間内の取引情報データ233を参照する場合には、得られるレポート情報も、直近の商品の値動きが反映されたものとなり、販売価格の参考情報としてより有用となる傾向にある。
レポート作成モジュール236は、第2商品に関連付けられる出品情報を用いて、第1商品を電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成する。例えば、レポート作成モジュール236は、取引情報データ233を参照して、抽出した第2商品のリストをレポート情報として作成することができる。
レポート情報は、各第2商品の価格のほか、販売状況、カテゴリーなど、商品IDに関連付けられた情報を含んでもよいし、類似度に関する情報を含んでもよい。また、レポート情報は、第2商品全体の平均価格や、第2商品のうち販売済の商品の平均価格、第2商品のうち出品中の商品の平均価格を含んでもよい。さらに、レポート情報は、第2商品全体における販売済の商品の割合や出品中の商品の割合を含んでもよい。
このように、レポート情報を作成する際に、画像情報の類似性に関する情報を利用することで、製品番号が付されてカタログ化されていないような商品についても、適切に販売価格の参考情報を取得し、この参考情報をレポート情報に含めることができる。これにより、例えば、子供の夏休みの課題で使用される牛乳パックの空き箱や、アクアリウムで使用される石や流木など、製品番号が付されてカタログ化されていないような商品についても、適切に価格設定を行うことができる。
レポート作成モジュール236は、レポート情報を、第1商品を保有するユーザが利用する端末300に出力するようネットワーク通信モジュール232に指示する。
出品モジュール237は、例えば、ユーザが利用する端末300から、第1商品の出品要求を受け付ける。この際、端末300は、ユーザにより入力された第1商品の出品用の画像情報、商品名、商品カテゴリー、商品説明、及び販売価格など出品に必要な情報を出品要求とともにサーバ200に送信する。
しかし、これに代えて、出品モジュール237は、既に取得した第1画像情報を、出品用の画像情報の一つとして流用してもよい。これにより、ユーザが入力する出品に必要な情報を削減することができる。これにより、ユーザが商品を出品する際に作成する出品情報を削減することができ、迅速な出品が可能となる。
以上により、サーバ200は、第1商品に類似する第2商品に基づいて、出品価格の決定に有用なレポート情報を出力することで、ユーザは適切な価格設定をすることが可能になる。また、適切な価格設定がされることで、出品後の価格変更に伴うサーバ200の負荷を低減させることができる。
また、抽出モジュール235は、2つの画像情報の類似性の指標として、類似度を出力してもよい。この際、抽出した第2商品に類似度に関する情報を関連付けることができる。これにより、サーバ200のレポート作成モジュール236により出力されるレポート情報において類似度を使用した分析を含めたり、端末300の表示制御モジュール334の表示制御において、類似度を使用した表示制御を行うことができる。
例えば、レポート作成モジュール236は、類似度が所定値以上の第2商品画像を用いて、レポートを作成してもよい。これにより、類似度の高い第2商品群を用いてレポートを作成することができるため、レポートの信頼性を向上させることができる。また、レポート作成に用いるデータ数を減らすことができ、サーバ200の処理負荷を軽減させることも可能になる。
また、例えば、後述する端末300の表示制御モジュール334は、類似度が昇順又は降順となるように第2商品の表示制御をすることができる。そのほか、端末300の表示制御モジュール334は、ユーザの操作に応じて、所定の類似度を有する第2商品のみを表示させたり、非表示にさせたりすることもできる。さらに、類似度に応じて、第2商品の価格ごとに信頼度を表示してもよい。信頼度は、第1商品がその第2商品の価格で売れる可能性を示す指標として用いることができる。
さらに、抽出モジュール235は、第2商品の抽出において、絞り込み条件を考慮してもよい。例えば、第1商品のサイズ情報が、ユーザにより入力されたり、第1画像情報に基づき、拡張現実技術等の技術を用いて第1商品のサイズが計測(例えば、Apple(登録商標)社が提供するMeasure機能により計測)されて取得されたりする場合、抽出モジュール235は、そのサイズ情報と取引情報データ233の各商品のサイズ情報に基づいて、より類似性の高い第2商品を絞り込んでもよい。具体的には、抽出モジュール235は、第1商品のサイズ情報により近い商品を、より類似性が高いものとして抽出することができる。これにより、商品のサイズ情報を考慮したより適切なレポート情報を出力することができる。
抽出モジュール235は、第1画像情報から第1商品に関する商品カテゴリーを特定し、第1商品の商品カテゴリー情報と、取引情報データ233の各商品の商品カテゴリー情報とにさらに基づいて、第2商品を抽出してもよい。例えば、抽出モジュール235は、第1画像情報に基づいて、物体検出、認識等により第1商品を認識し、認識された第1商品のカテゴリーを、物体とカテゴリーとの対応テーブル等を用いて特定する。また、各商品カテゴリーと第1商品との関連性を評価し、関連性の最も高い商品カテゴリーを第1商品に関する商品カテゴリーとして特定することができる。これにより、商品のカテゴリーを考慮したより適切なレポート情報を出力することができる。なお、ユーザにカテゴリーを選択させた後、第2商品を抽出してもよい。また、なお、本実施形態では、抽出モジュール235は第1画像情報から第1商品に関する商品カテゴリーを特定しているが、ブランドの特定や商品状態を特定してもよく、特定されたブランドまたは商品状態に基づいて第2商品を抽出しても良い。
また、抽出モジュール235は、第1画像情報から第1商品以外の背景情報を除外し、背景情報が除外された第1画像情報と、第2商品の第2画像情報とに基づいて、第2商品を抽出してもよい。これにより、例えば、第1画像情報の特徴量の算出において、背景情報に基づくノイズを排除することができ、より適切なレポート情報を出力することができる。
さらに、抽出モジュール235は、第1画像情報が複数の第1商品を含む場合、この複数の第1商品毎に、第2商品を抽出してもよいし、複数の第1商品をひとつのセットとして捉えて、第2商品を抽出してもよい。これにより、複数の第1商品毎に第2商品を抽出する場合には、例えば、抽出モジュール235が第1画像情報に含まれる第1商品毎に第2商品を抽出し、レポート作成モジュール236が第1画像情報に含まれる第1商品毎にレポート情報を出力することができる。そのため、ユーザは、複数の第1商品のレポート情報を一括して取得することが可能となる。また、複数の第1商品をひとつのセットとして捉える場合には、ユーザは、複数の商品をセット売りした場合のレポート情報を取得することが可能となる。
また、レポート作成モジュール236は、第1商品の価格設定の参考情報となるような第2商品の価格の分析情報をレポート情報に含めてもよい。例えば、レポート情報は、出品中の商品とその販売価格に関する情報、及び、販売済の商品とその販売価格に関する情報を含むことができる。特に制限されないが、例えば、出品中の商品とその販売価格に関する情報は、売れにくい価格設定の参考情報となり、販売済の商品とその販売価格に関する情報は、売れやすい価格設定の参考情報となる。これにより、ユーザは、売れにくい価格設定の参考情報や売れやすい価格設定の参考情報を知得できるため、より適切な価格設定を行うことができる。
出品中の商品とその販売価格に関する情報において、レポート作成モジュール236は、高価格で売れている商品に関する分析情報をレポート情報に含めてもよいし、低価格で売れている商品に関する分析情報をレポート情報に含めてもよい。例えば、高価格で売れている商品に関する分析情報においては、上位の数商品を分析し、高価格で売れている理由として、商品画像の共通点や商品情報の共通点を出力することができる。また、低価格で売れている商品に関する分析情報においても、下位の数商品を分析し、低価格で売れている理由として、商品画像の共通点や商品情報の共通点を出力することができる。これにより、ユーザは、高価格で販売するために抑えるべきポイントや、低価格で販売しないために避けるべきポイントを知得することが可能となる。
また、上記分析情報は、例えば、第1商品の撮影角度や、商品中の撮影すべき箇所、第1商品の背景の選び方など、出品用の画像情報を取得する際に参考となる情報を含んでいてもよい。また、これら出品用の画像情報を取得する際に参考となる情報は、第1商品のカテゴリーに応じて異なってもよい。
上記に示した要素の各々は先述される記憶装置の1つ又は複数に格納され得る。上記に示したモジュールの各々は、上述される機能を実行するための命令のセットに対応する。上記に示したモジュール又はプログラム(すなわち、命令のセット)は別個のソフトウェアプログラム、プロシージャ又はモジュールとして実装される必要はないとともに、従ってこれらのモジュールの様々なサブセットが様々な実施形態で組み合わされるか、或いは再構成され得る。ある実施形態において、メモリ230は上記に示されるモジュール及びデータ構造のサブセットを格納し得る。さらには、メモリ230は上述されない追加的なモジュール及びデータ構造を格納し得る。
図2は「サーバコンピュータ」を示すが、図2は、本明細書に記載される実施形態の構造的な概略としてよりも、サーバのセットに存在し得る様々な特徴についての説明が意図されている。実際には、及び当業者により認識されるとおり、別個に示される項目が組み合わされ得るであろうとともに、ある項目が別個にされ得るであろう。例えば、図2において別個に示される項目は単一サーバ上に実装され得るであろうとともに、単一の項目が1台又は複数のサーバにより実装され得るであろう。
1つ又は複数の処理装置(CPU)210は、メモリ230から、必要に応じて各モジュールを読み出して実行する。例えば、1つ又は複数の処理装置(CPU)210は、メモリ230に格納されているネットワーク通信モジュール232を実行することで、通信部を構成してもよい。また、1つ又は複数の処理装置(CPU)210は、メモリ230に格納されているネットワーク通信モジュール232を実行することで送受信部を構成してもよく、取引情報管理モジュール234を実行することで取引情報管理部を構成してもよく、抽出モジュール235を実行することで抽出部を構成してもよく、レポート作成モジュール236を実行することでレポート作成部を構成してもよく、出品モジュール237を実行することで出品部を構成してもよい。
図3に、第1実施形態の取引システム1に含まれる端末300を示すブロック図を示す。端末300は典型的には、1つ又は複数の処理装置(CPU)310、1つ又は複数のネットワーク又は他の通信インタフェース320、メモリ330、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ又は複数の通信バス340を含む。
端末300はまた、ディスプレイ装置351及びキーボード及び/又はマウス(又は他の何らかのポインティングデバイス)352を備えるユーザインタフェース350も含み得る。また、ユーザインタフェース350は、タッチパネルでもよい。
メモリ330は、例えば、DRAM、SRAM、DDR RAM又は他のランダムアクセス固体記憶装置などの高速ランダムアクセスメモリであり、また、1つ又は複数の磁気ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性固体記憶装置などの不揮発性メモリでもよい。
また、メモリ330の他の例として、CPU310から遠隔に設置される1つ又は複数の記憶装置でもよい。ある実施形態において、メモリ330は次のプログラム、モジュール及びデータ構造、又はそれらのサブセットを格納する。
オペレーティングシステム331は、例えば、様々な基本的なシステムサービスを処理するとともにハードウェアを用いてタスクを実行するためのプロシージャを含む。
ネットワーク通信モジュール332は、例えば、端末300を他のコンピュータに、1つ又は複数の通信インタフェース320及び、インターネット、他の広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワークなどの1つ又は複数の通信ネットワークを介して接続するために使用される。
レポート要求モジュール333は、例えば、ユーザの操作に応じて、ユーザが保有する一又は複数の商品について、レポート情報を作成することをサーバ200に要求する。具体的には、レポート要求モジュール333は、第1商品の第1画像情報を、電子商取引プラットフォームを管理する他の情報処理装置に送信する。この際に用いる第1画像情報は、端末300が有するカメラ等により撮影されるものであってもよいし、端末300のメモリ330に含まれる画像データに保存されたものであってもよい。
表示制御モジュール334は、例えば、サーバ200のレポート作成モジュール236が出力するレポート情報を、端末300のディスプレイ装置351に表示するよう制御する。また、表示制御モジュール334は、例えば、第1商品を出品するための表示画面等を、端末300のディスプレイ装置351に表示するよう制御する。
出品要求モジュール335は、例えば、ユーザからの所定の操作に応答して、サーバ200に、第1商品の出品要求を送信する。この際、サーバ200の出品モジュール237は、第1画像情報を出品用の画像情報として流用することができる。
以上により、端末300は、出力されたレポート情報を適切に表示制御することにより、ユーザは適切な価格設定をすることが可能になる。また、適切な価格設定がされることで、出品後の価格変更に伴うサーバ200の負荷を低減させることができる。
上記に示した要素の各々は、先述の記憶装置の1つ又は複数に格納され得る。上記に示したモジュールの各々は、上述される機能を実行するための命令のセットに対応する。上記に示したモジュール又はプログラム(すなわち、命令のセット)は別個のソフトウェアプログラム、プロシージャ又はモジュールとして実装される必要はないとともに、従ってこれらのモジュールの様々なサブセットは様々な実施形態で組み合わされるか、或いは再構成されてもよい。ある実施形態において、メモリ330は上記に示されるモジュール及びデータ構造のサブセットを格納し得る。さらには、メモリ330は上述されない追加的なモジュール及びデータ構造を格納し得る。
1つ又は複数の処理装置(CPU)310は、メモリ330から、必要に応じて各モジュールを読み出して実行する。例えば、1つ又は複数の処理装置(CPU)310は、メモリ330に格納されているネットワーク通信モジュールを実行することで、通信部を構成してもよい。また、1つ又は複数の処理装置(CPU)310は、メモリ330に格納されているネットワーク通信モジュール332を実行することで送受信部を構成してもよく、レポート要求モジュール333を実行することでレポート要求部を構成してもよく、表示制御モジュール334を実行することで表示制御部を構成してもよく、出品要求モジュール335を実行することで出品要求部を構成してもよい。
他の実施形態において、レポート要求モジュール333、表示制御モジュール334、出品要求モジュール335は、端末300のメモリ330に格納されるスタンドアロンアプリケーションであってもよい。スタンドアロンアプリケーションとしては、限定はされないが、第1商品のレポート情報を表示するアプリケーションが挙げられる。さらに他の実施形態において、レポート要求モジュール333、表示制御モジュール334、出品要求モジュール335は別のアプリケーションへのアドオン又はプラグインであってもよい。
<動作説明>
次に、第1実施形態に係る取引システム1の動作について説明する。図5は、第1実施形態に係る取引システム1の処理の一例を示すシーケンス図である。
(ステップS501〜S512:レポート要求例)
ステップS501において、端末300のレポート要求モジュール333は、第1商品の第1画像情報について、サーバ200に対してレポート要求をする。この際、第1画像情報は、端末300が有するカメラ等により撮影されるものであってもよいし、端末300のメモリ330に含まれる画像データに保存されたものであってもよい。
また、ステップS501において、レポート要求モジュール333は、第1画像情報を画像処理してからサーバ200に送信してもよい。例えば、レポート要求モジュール333は、画像処理として、第1画像情報から第1商品以外の背景を除去する処理や、第1画像情報に複数の商品が含まれる場合に、レポート作成の対象となる第1商品を特定する処理をすることができる。これら処理は、ユーザの操作に応じて行ってもよいし、予め設定されたプロトコルに従ってレポート要求モジュール333が行ってもよい。
さらに、ステップS501において、第1画像情報に複数の商品が含まれる場合、レポート要求モジュール333は、その複数の商品をそれぞれ第1商品とみなして、複数の第1商品を一括してレポート要求をしてもよい。
ステップS502において、サーバ200の抽出モジュール235は、取引情報データ233に含まれる各商品の各画像情報と、第1画像情報とを用いて、第1商品に類似する第2商品を抽出する。例えば、サーバ200の抽出モジュール235は、第1画像情報の特徴量と、取引情報データ233の各商品の各画像情報の特徴量と、に基づいて、第2商品を抽出することができる。また、抽出モジュール235は、抽出した第2商品に特徴量に基づく類似度に関する情報を関連付けて抽出することができる。
また、ステップS502において、抽出モジュール235は、第2商品の抽出において、絞り込み条件を考慮してもよい。例えば、第1画像情報が拡張現実技術等により第1商品のサイズ情報を含む場合、抽出モジュール235は、そのサイズ情報と取引情報データ233の各商品の商品説明の情報等を対比して、より類似性の高い第2商品を絞り込んでもよい。さらに、第1画像情報に、第1商品のカテゴリーに関する情報が含まれる場合、抽出モジュール235は、取引情報データ233の特定のカテゴリーに含まれる商品の画像情報と第1画像情報とに基づいて、第2商品を抽出してもよい。
ステップS503において、サーバ200のレポート作成モジュール236は、第2商品に関連付けられる出品情報を用いて、第1商品を電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成する。例えば、サーバ200のレポート作成モジュール236は、各第2商品の価格のほか、販売状況、カテゴリーなど、商品IDに関連付けられた情報をレポート情報として作成することができる。この際、抽出モジュール235は、第2商品に類似度などの情報を付帯することができる。
また、レポート作成モジュール236は、第2商品の価格に基づいて、第2商品全体の平均価格や、第2商品のうち販売済の商品の平均価格、第2商品のうち出品中の商品の平均価格を算出し、第2商品のうち売り切れた商品とまだ売れていない商品の比率を計算し、レポート情報に含めてもよい。
そのほか、レポート作成モジュール236は、レポート情報に、出品中の商品とその販売価格に関する情報、及び、販売済の商品とその販売価格に関する情報を含めてもよい。例えば、レポート作成モジュール236は、販売済の商品のうち高い価格又は低い価格で販売された商品について、高価格又は低価格で販売された理由を分析し、その理由をレポート情報に含めてもよい。また、レポート作成モジュール236は、出品中の商品のうち比較的出品期間が長い商品について、購入されない理由を分析し、その理由をレポート情報に含めてもよい。これにより、例えば、ユーザは、出品中の商品とその販売価格に関する情報を売れにくい価格設定の参考情報として使用することができ、販売済の商品とその販売価格に関する情報を売れやすい価格設定の参考情報として使用することができる。
ステップS504において、サーバ200のレポート作成モジュール236は、ネットワーク通信モジュール232を介して、端末300へ上記レポート情報を送信する。
ステップS505において、端末300の表示制御モジュール334は、サーバ200のレポート作成モジュール236が出力するレポート情報を、端末300のディスプレイ装置351に表示するよう制御する。
なお、サーバ200のレポート作成モジュール236に代わり端末300の表示制御モジュール334が、第2商品全体の平均価格や、第2商品のうち販売済の商品の平均価格、第2商品のうち出品中の商品の平均価格を算出し、それらを表示するよう制御してもよい。この場合、レポート作成モジュール236は、第2商品の商品IDに関連付けられる情報をレポート情報として、表示制御モジュール334がそのレポート情報に基づいて、第2商品のうち販売済の商品の平均価格などを算出し、それらを表示制御する。また、同様に、出品中の商品とその販売価格に関する情報、及び、販売済の商品とその販売価格に関する情報についても、表示制御モジュール334がそのレポート情報に基づいて、作成しディスプレイ装置351に表示するよう制御することができる。これにより、サーバの負荷を低減させることができる。
(ステップS506〜S507:出品要求)
ステップS506において、端末300の出品要求モジュール335は、ユーザの操作に応じて、第1商品の出品要求をサーバ200に対して送信する。この際、端末300の出品要求モジュール335は、出品要求に係る商品の商品名、出品用の画像情報、商品カテゴリー、商品説明、及び状態など出品に必要な情報もサーバ200に対して送信する。
ステップS507において、サーバ200の出品モジュール237は、上記のようにして受け付けた商品を、電子商取引プラットフォームに出品する。
以上により、第1実施形態に係る取引システム1は、出品価格の決定に有用なレポート情報をユーザに提示することができ、それにより、ユーザは、出品する商品と類似する商品の取引価格を知ることができる。また、このように適切な価格設定のされた商品については、出品者が度重なる価格変更をすることが少ないため、コンピュータの処理の負荷を軽減することができる。
<<第1実施形態の表示態様>>
図6を参照し、第1実施形態に係る端末300の表示画面における表示態様について説明する。図6は、第1実施形態に係る端末300に表示される画面の一例を示し、また、本開示に係る情報処理方法における一部の処理の一例を示す図でもある。
図6のD1及びD2に示す画面は、例えば、ステップS501においてユーザの端末300に表示される画面であり、ユーザの端末300のカメラによって第1商品を撮影し、第1が負う情報を取得する際の画面である。
D1に示す画面では、例えば、表示制御モジュール334が、撮影中の第1商品を表示する表示領域OB11と、撮影ボタンOB12と、第2商品の概算数を表示するオブジェクトOB13と、を表示する。ユーザが撮影ボタンOB12をタップ操作すると、そのタップ操作に応じて、表示制御モジュール334は第1商品を含む画像情報を取得する。
撮影ボタンOB12タップ操作した際に得られる画像情報をそのまま第1画像情報として使用することもできるが、表示制御モジュール334は、撮影ボタンOB12タップ操作した際に得られる画像情報から、D2に示す画面により第1画像情報を特定することもできる。
また、オブジェクトOB13は、撮影中の第1商品に類似する第2商品の概算数を表示することができる。具体的には、表示制御モジュール334が、撮影中の第1商品のフレーム画像を取得し、レポート要求モジュール333がそのフレーム画像をサーバ200に送信する。そして、サーバ200の抽出モジュール235が、フレーム画像に基づいて、電子商取引プラットフォームに登録されている各商品から第2商品を抽出する。そして、サーバ200の抽出モジュール235は、抽出した第2商品の概算数を端末300に送信し、端末300の表示制御モジュール334が、受信した第2商品の概算数をオブジェクトOB13に表示するよう制御する。この概算数を表示するプロセスは、撮影中に所定の間隔で得られる各フレーム画像について行うことができる。
これにより、例えば、第1商品を撮影する角度を変更することで、靴を上から撮影した時の第2商品の概算数や、斜め上から撮影した時の第2商品の概算数など、オブジェクトOB13に表示される第2商品の概算数を確認することができる。そのため、ユーザは、第1商品の撮影をしながら第2商品の概算数が多くなるような撮影方向を知得することができ、より多くの第2商品が抽出される第1画像情報を取得することができる。このようにして得られる第1画像情報に基づいて出力されるレポート情報は、第1商品の販売価格の決定により有用な情報となる。
例えば、D2に示す画面では、表示制御モジュール334が、第1画像情報の領域を指定するための枠オブジェクトOB21と、枠オブジェクトOB21の位置及び大きさを確定し第1画像情報を特定するための完了ボタンOB22と、を表示する。表示制御モジュール334は、ユーザが枠オブジェクトOB21をピンチアウト操作すると、表示画面内の大きさを大きく、ピンチイン操作すると表示画面内の大きさを小さくするよう表示制御することができる。また、表示制御モジュール334は、ユーザのタップ操作に応じて枠オブジェクトOB21の表示画面内の位置を変更するよう表示制御することができる。また、ユーザが完了ボタンOB22をタップ操作すると、そのタップ操作に応じて、表示制御モジュール334は第1画像情報を取得する。
そして、レポート要求モジュール333は、得られた第1画像情報をサーバ200に送信する。
図6のD3に示す画面は、例えば、ステップS505においてユーザの端末300に表示されるレポート情報を表示する画面であり、サーバ200のレポート作成モジュール236が出力するレポート情報を、端末300の表示制御モジュール334がディスプレイ装置351に表示するよう制御した時に表示される画面である。
D3に示す画面では、例えば、表示制御モジュール334が、レポート情報を示す表示領域OB31、OB32,OB33,OB34を表示する。また、表示制御モジュール334は、出品ボタンOB35と、キャンセルボタンOB36を表示する。
表示領域OB31は、第2商品の平均価格を示す領域である。表示領域OB31に表示される平均価格は、第2商品全体の平均価格であってもよいし、第2商品全体における販売済の商品の平均価格であってもよいし、第2商品のうち出品中の商品の平均価格であってもよいし、または、これらを組み合わせて表示してもよい。これにより、ユーザは、出品中や出品済などの第2商品の平均価格を把握することが可能となり、このような平均価格を考慮したより適切な価格設定をすることができる。
表示領域OB32は、第2商品全体における販売済の商品の割合や出品中の商品の割合を示す領域である。表示制御モジュール334は、表示領域OB32において、上記割合を数値で表示制御してもよいし、円グラフ等のオブジェクトで表示制御してもよいし、これらを組み合わせて表示制御してもよい。これにより、ユーザは、商品の売れやすさ又は売れにくさを知得することができ、商品の売れやすさ又は売れにくさを考慮したより適切な価格設定をすることができる。
表示領域OB33は、販売済の商品の販売価格に関する情報を示すオブジェクトOB331と、販売済の商品のサムネイルOB332を示す領域である。表示制御モジュール334は、オブジェクトOB331において、販売済の商品の価格幅など販売価格に関する情報を示すよう表示制御する。また、表示制御モジュール334は、サムネイルOB332において販売済の商品の一部を表示するよう表示制御する。ユーザが表示領域OB33をタップ操作した場合には、表示制御モジュール334は、販売済の商品の一覧を示す画面D4をディスプレイ装置351に表示制御することができる。
表示領域OB34は、出品中の商品の販売価格に関する情報を示すオブジェクトOB341と、出品中の商品のサムネイルOB342を示す領域である。表示制御モジュール334は、オブジェクトOB341において、出品中の商品の価格幅など販売価格に関する情報を示すよう表示制御する。また、表示制御モジュール334は、サムネイルOB342において出品の商品の一部を表示するよう表示制御する。また、ユーザが表示領域OB33をタップ操作した場合には、表示制御モジュール334は、出品中の商品の一覧を示す画面D5をディスプレイ装置351に表示制御することができる。
ユーザが出品ボタンOB35をタップ操作すると、そのタップ操作に応じて、表示制御モジュール334は、出品中の商品の一覧を示す画面D6をディスプレイ装置351に表示制御することができる。また、ユーザがキャンセルボタンOB36をタップ操作すると、そのタップ操作に応じて、表示制御モジュール334は、例えば、画面D1などレポート情報を表示する画面を閉じるように表示制御することができる。
図6のD4に示す画面は、D3に示す画面におけるオブジェクトOB33をタップ操作したときに表示される、第2商品を販売済の商品に絞り込んで示す画面である。また、D4に示す画面は、販売済の商品の表示順を変更したり、表示する販売済の商品を絞り込んで表示できる画面でもある。
図6のD4に示す画面では、例えば、表示制御モジュール334が、販売済の商品が表示されていることを示すオブジェクトOB41と、出品中の商品の表示へ切り替えるためのオブジェクトOB42と、表示された販売済の商品の表示順条件や絞り込み条件を変更できるオブジェクトOB43と、販売済の商品を表示する表示領域OB44と、を表示する。
オブジェクトOB41及びOB42は、例えば、表示する第2商品を販売済の商品から出品中の商品へ相互に切り替えるためのボタンである。表示制御モジュール334は、オブジェクトOB41のタップ操作に応じて、販売済の商品を表示し、オブジェクトOB42のタップ操作に応じて、出品中の商品を表示することができる。また、表示制御モジュール334は、販売済の商品が表示されているときには、「販売済」の表示に下線をつけたり色を変えたりするなどしてオブジェクトOB41の表示をオブジェクトOB42の表示と異ならせることができる。同様に、表示制御モジュール334は、出品中の商品が表示されているときにも、オブジェクトOB42の表示をオブジェクトOB41の表示と異ならせることができる。
オブジェクトOB43は、表示された販売済の商品の表示順条件や絞り込み条件を変更するためのオブジェクトであり、表示領域OB44に表示されている販売済の商品の表示順条件や絞り込み条件を表示する。例えば、表示制御モジュール334は、オブジェクトOB43のタップ操作に応じて、表示順条件や絞り込み条件を変更するための画面を表示し、ユーザの操作に応じて設定された任意の表示順条件や絞り込み条件を表示領域OB44に反映させることができる。
例えば、オブジェクトOB43は、価格の降順又は昇順や、類似度の降順又は昇順により販売済の商品を表示制御することができる。また、オブジェクトOB43は、例えば、価格帯又は商品カテゴリー、ブランド、商品の状態などを絞り込んで、販売済の商品を表示することなどが挙げられる。これにより、ユーザの第2商品の閲覧性がより向上する。
表示領域OB44は、第2商品を販売済の商品を表示する領域である。特に制限されないが、表示制御モジュール334は、表示領域OB44において、第2商品を販売済の商品を一定方向に並べて表示し、ユーザのスクロール操作などに応じて、販売済の商品をスクロール表示することができる。
図6のD5に示す画面は、D3に示す画面におけるオブジェクトOB34をタップ操作したときに表示される、第2商品を出品中の商品に絞り込んで示す画面であり、出品中の商品の表示順を変更したり、表示する出品中の商品を絞り込んで表示したりできる画面である。
図6のD5に示す画面では、例えば、表示制御モジュール334が、出品中の商品が表示されていることを示すオブジェクトOB52と、出品中の商品の表示へ切り替えるためのオブジェクトOB51と、表示された出品中の商品の表示順条件や絞り込み条件を変更できるオブジェクトOB53と、出品中の商品を表示する表示領域OB54と、を表示する。
オブジェクトOB51及びOB52は、例えば、表示する第2商品を出品中の商品から販売済の商品へ相互に切り替えるためのボタンである。表示制御モジュール334は、オブジェクトOB52のタップ操作に応じて、出品中の商品を表示し、オブジェクトOB51のタップ操作に応じて、販売済の商品を表示することができる。また、表示制御モジュール334は、出品中の商品が表示されているときには、「出品中」の表示に下線をつけたり色を変えたりするなどしてオブジェクトOB52の表示をオブジェクトOB51の表示と異ならせることができる。同様に、表示制御モジュール334は、出品中の商品が表示されているときにも、オブジェクトOB51の表示をオブジェクトOB52の表示と異ならせることができる。
オブジェクトOB53は、表示された出品中の商品の表示順条件や絞り込み条件を変更するためのオブジェクトであり、表示領域OB54に表示されている出品中の商品の表示順条件や絞り込み条件を表示する。例えば、表示制御モジュール334は、オブジェクトOB53のタップ操作に応じて、表示順条件や絞り込み条件を変更するための画面を表示し、ユーザの操作に応じて設定された任意の表示順条件や絞り込み条件を表示領域OB54に反映させることができる。
例えば、オブジェクトOB53は、価格の降順又は昇順や、類似度の降順又は昇順により出品中の商品を表示することなどが挙げられる。また、オブジェクトOB53は、例えば、価格帯、商品カテゴリー、ブランド、商品の状態などを絞り込んで、出品中の商品を表示することなどが挙げられる。これにより、ユーザの第2商品の閲覧性がより向上する。
表示領域OB54は、第2商品を出品中の商品を表示する領域である。特に制限されないが、表示制御モジュール334は、表示領域OB44において、第2商品を出品中の商品を一定方向に並べて表示し、ユーザのスクロール操作などに応じて、出品中の商品をスクロール表示することができる。
図6のD6に示す画面は、D3に示す画面における出品ボタンOB35をタップ操作したときに表示される商品の出品画面である。
D6に示す画面では、例えば、表示制御モジュール334が、商品の写真のサムネイルを表示する表示領域OB61と、商品に関する情報を表示する表示領域OB62と、出品確定ボタンOB63と、を表示する。表示領域OB61は、端末300が有するカメラ機能などにより撮影した商品写真のサムネイル、端末300に保存された商品写真のサムネイルを表示する。表示制御モジュール334は、表示領域OB61に表示される出品用の画像情報の一つとして、オブジェクトOB21で表示された画像を、予め表示してもよい。
また、表示領域OB62は、商品名、商品のカテゴリー、商品説明、販売価格、及び配送方法などを表示する。ユーザは、レポート情報に基づく表示を参考にして、適切な販売価格を決定することができる。表示制御モジュール334は、表示領域OB62に、オブジェクトOB43又はOB53の絞り込み条件で使用された条件を予め表示してもよい。例えば、ユーザが商品カテゴリーを男性用のサンダルで絞り込んだ場合には、表示制御モジュール334は、表示領域OB62の商品カテゴリーに男性用のサンダルを表示することができる。また、ユーザがブランドや商品の状態などを絞り込んだ場合にも、同様に、表示制御モジュール334は、それら条件を表示領域OB62に表示することができる。これにより、出品情報の作成におけるユーザの負荷を軽減することができる。
また、表示制御モジュール334は、表示領域OB62に、第1画像情報に含まれる第1商品のサイズ情報を予め表示してもよい。
また、ユーザが出品ボタンOB63をタップ操作すると、このタップ操作に応じて、出品要求モジュール335が、端末300からサーバ200にその商品の出品指示を送信する(ステップS506)。
なお、上述したとおり、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において様々な変形が可能である。すなわち、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
なお、上記実施形態では、複数の第2商品を抽出し、平均価格等のレポート情報を作成したが、これに限らず、最も類似している画像一つを抽出してレポート情報を作成しても良い。
開示技術は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、開示技術の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記各実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
1…取引システム、200…サーバ、210…処理装置(CPU)、220…通信インタフェース、230…メモリ、231…オペレーティングシステム、232…ネットワーク通信モジュール、233…取引情報データ、234…取引情報管理モジュール、235…抽出モジュール、236…レポート作成モジュール、237…出品モジュール、240…通信バス、250…ユーザインタフェース、300…端末、310…処理装置(CPU)、320…通信インタフェース、330…メモリ、331…オペレーティングシステム、332…ネットワーク通信モジュール、333…レポート要求モジュール、334…表示制御モジュール、335…出品要求モジュール、340…通信バス、350…ユーザインタフェース、351…ディスプレイ装置、352…マウス。

Claims (18)

  1. メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含む情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記1又は複数のプロセッサが、
    第1商品の第1画像情報を取得すること、
    前記メモリに格納され、電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、前記第1画像情報とを用いて、前記第1商品に類似する第2商品を抽出すること、
    前記第2商品に関連付けられる出品情報を用いて、前記第1商品を前記電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成すること、
    前記レポート情報を、前記第1商品を保有するユーザが利用する他の情報処理装置に出力すること、を実行する、
    情報処理方法。
  2. 前記レポート情報を前記他の情報処理装置を出力することは、
    前記第2商品が、前記各画像情報と前記第1画像情報との類似度を用いて抽出される場合、前記類似度を、前記ユーザが利用する情報処理装置に出力することを含む、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記レポート情報を前記他の情報処理装置を出力することは、
    前記第2商品に含まれる、出品中の商品とその販売価格に関する情報、及び、販売済の商品とその販売価格に関する情報を、前記ユーザが利用する情報処理装置に出力することを含む、
    請求項1又は2に記載の情報処理方法。
  4. 前記第2商品を抽出することは、
    前記第1画像情報に含まれる前記第1商品のサイズ情報が取得される場合、前記前記第1商品のサイズ情報と、前記各商品のサイズ情報とにさらに基づいて、前記第2商品を抽出することを含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  5. 前記第2商品を抽出することは、
    前記第1画像情報から前記第1商品に関する商品カテゴリーを特定し、
    前記前記第1商品の商品カテゴリー情報と、前記各商品の商品カテゴリー情報とにさらに基づいて、前記第2商品を抽出することを含む、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  6. 前記第2商品を抽出することは、
    前記第1画像情報から前記第1商品以外の背景情報を除外し、
    前記背景情報が除外された前記第1画像情報と、第2商品の第2画像情報とにさらに基づいて、前記第2商品を抽出することを含む
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  7. 前記第2商品を抽出することは、
    前記第1画像情報が複数の前記第1商品を含む場合、該複数の前記第1商品毎に、前記第2商品を抽出することを含む、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  8. 情報処理装置に含まれる、1つ又は複数のプロセッサに、
    第1商品の第1画像情報を取得すること、
    電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、前記第1画像情報とを用いて、前記第1商品に類似する第2商品を抽出すること、
    前記第2商品に関連付けられる出品情報を用いて、前記第1商品を前記電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成すること、
    前記レポート情報を、前記第1商品を保有するユーザが利用する他の情報処理装置に出力すること、実行させる、
    プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  9. 情報処理装置であって、
    メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含み、
    前記1又は複数のプロセッサが、
    第1商品の第1画像情報を取得すること、
    前記メモリに格納され、電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、前記第1画像情報とを用いて、前記第1商品に類似する第2商品を抽出すること、
    前記第2商品に関連付けられる出品情報を用いて、前記第1商品を前記電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を作成すること、
    前記レポート情報を、前記第1商品を保有するユーザが利用する他の情報処理装置に出力すること、を実行する、
    情報処理装置。
  10. 情報処理装置に含まれる、1つ又は複数のプロセッサに、
    第1商品の第1画像情報を、電子商取引プラットフォームを管理する他の情報処理装置に送信することと、
    前記電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、前記第1画像情報とを用いて、前記第1商品に類似する第2商品に関する情報を抽出し、該第2商品に関連付けられる出品情報を用いて作成された、前記第1商品を前記電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を、前記他の情報処理装置から受信することと、
    前記レポート情報を画面に表示制御すること、
    を実行させる、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  11. 前記レポート情報を前記画面へ表示制御することは、
    前記第2商品の価格の平均値を表示制御することを含む、
    請求項10に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  12. 前記レポート情報を前記画面へ表示制御することは、
    前記第2商品の総数に対する、前記第2商品に含まれる、出品中の商品又は販売済の商品の数の割合を表示制御することを含む、
    請求項10又は11に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  13. 前記レポート情報を前記画面へ表示制御することは、
    前記第2商品を、出品中の商品及び販売済の商品毎に絞り込んで表示制御することを含む、
    請求項10〜12のいずれか一項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  14. 前記レポート情報を前記画面へ表示制御することは、
    前記第2商品を、前記第2商品の価格及び/又は前記第1商品に対する類似度の降順又は昇順に、並べて表示制御することを含む、
    請求項10〜13のいずれか一項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  15. 前記レポート情報を前記画面へ表示制御することは、
    前記第2商品を、前記第2商品のカテゴリー及び/又は状態に応じて、絞り込んで表示制御することを含む、
    請求項10〜14のいずれか一項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  16. 前記第1商品の出品ボタンに対するユーザからの所定の操作を検知し、
    前記操作に応答して、前記他の情報処理装置に、前記第1商品の出品要求を送信すること、をさらに実行させる
    請求項10〜15のいずれか一項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体。
  17. メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含む情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記1又は複数のプロセッサが、
    第1商品の第1画像情報を、電子商取引プラットフォームを管理する他の情報処理装置に送信することと、
    前記電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、前記第1画像情報とを用いて、前記第1商品に類似する第2商品に関する情報を抽出し、該第2商品に関連付けられる出品情報を用いて作成された、前記第1商品を前記電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を、前記他の情報処理装置から受信することと、
    前記レポート情報を画面に表示制御すること、
    処理を実行する、情報処理方法。
  18. 情報処理装置であって、
    メモリと、1つ又は複数のプロセッサとを含み、
    前記1又は複数のプロセッサが、
    第1商品の第1画像情報を、電子商取引プラットフォームを管理する他の情報処理装置に送信することと、
    前記電子商取引プラットフォームに登録されている各商品の各画像情報と、前記第1画像情報とを用いて、前記第1商品に類似する第2商品に関する情報を抽出し、該第2商品に関連付けられる出品情報を用いて作成された、前記第1商品を前記電子商取引プラットフォームで出品した場合の売却に関するレポート情報を、前記他の情報処理装置から受信することと、
    前記レポート情報を画面に表示制御すること、
    を実行する、情報処理装置。
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