JP2021033440A - サービス提供サーバ、サービス提供システムおよびサービス提供方法 - Google Patents

Abstract

【課題】ユーザにとって満足度の高いサブスクリプションサービスを提供する。【解決手段】サービス提供サーバ１０は、予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両の中から、ユーザが利用可能な貸出車両を提案するサービスを提供する。サービス提供サーバ１０は、所定期間に至るまでの残期間とユーザが所有するポイント数とを含み、ユーザがポイントを消費する度に更新されるユーザ情報を記憶する記憶部１４と、記憶部１４に記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザに提案する貸出車両を決定する提案車両決定部１３２と、提案車両決定部１３２により決定された貸出車両の情報を出力する情報出力部１３４とを備える。【選択図】図４

Description

本発明は、カーシェアリング事業などに用いられる貸出車両のユーザにサービスを提供するサービス提供サーバ、サービス提供システムおよびサービス提供方法に関する。

従来、自動車のリース契約を締結しようとするユーザに対し、簡易な操作でリース料を提示するようにした装置が知られている（例えば特許文献１参照）。特許文献１記載の装置では、ユーザが車種や装備等の各種条件を入力すると、条件に応じたリース料が提示される。

特開２００２−０４１８７６号公報

ところで、近年、特定の車種に対しリース料を支払って利用するリース契約とは異なり、定額料金で一定期間、複数の車種から任意の車種を選択して利用可能なサブスクリプションサービスが普及している。しかしながら、このようなサービスでは、選択可能な車種が定額料金に対応した価格帯の車種に限定されるため、ユーザにとって満足度の高いサブスクリプションサービスを提供することが難しい。

本発明の一態様は、予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両の中から、ユーザが利用可能な貸出車両を提案するサービスを提供するサービス提供サーバであって、所定期間に至るまでの残期間とユーザが所有するポイント数とを含み、ユーザがポイントを消費する度に更新されるユーザ情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザに提案する貸出車両を決定する提案車両決定部と、提案車両決定部により決定された貸出車両の情報を出力する情報出力部と、を備える。

本発明の別の態様は、予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両の中から、ユーザが利用可能な貸出車両を提案するサービスを提供するサービス提供システムであって、サービス提供サーバと、情報を表示する表示部を有するユーザ端末と、を備える。情報出力部は、提案車両決定部により決定された貸出車両の情報をユーザ端末に出力する。

本発明のさらなる別の態様は、予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両の中から、ユーザが利用可能な貸出車両を提案するサービスを提供するサービス提供方法であって、コンピュータによりそれぞれ実行される、所定期間に至るまでの残期間とユーザが所有するポイント数とを含み、ユーザがポイントを消費する度に更新されるユーザ情報を記憶する記憶ステップと、記憶ステップで記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザに提案する貸出車両を決定する提案車両決定ステップと、提案車両決定ステップで決定された貸出車両の情報を出力する情報出力ステップと、を含む。

本発明によれば、ユーザにとって満足度の高いサブスクリプションサービスを提供することができる。

本発明の実施形態に係るサービス提供サーバが適用される車両のサブスクリプションサービスについて説明するための概念図。 図１のサービスで利用可能な車種の一例を示す図。 図１のサービスのユーザが所有するポイント数について説明するための図。 本発明の実施形態に係るサービス提供サーバを有するサービス提供システムの全体構成を示すブロック図。 図４のユーザ端末に表示される提案情報の一例を示す図。 図４のユーザ端末に表示される提案情報の別の例を示す図。 本発明の実施形態に係るサービス提供サーバによる処理の一例を示すフローチャート。

以下、図１〜図６を参照して本発明の一実施形態について説明する。本発明の実施形態に係るサービス提供サーバは、車両のサブスクリプションサービスに適用される。

サブスクリプションサービスでは、ユーザが定額料金で商品やサービスを利用することができるが、このようなサービスでは、通常、選択可能な商品やサービスが定額料金に対応した価格帯のものに限定される。車両のサブスクリプションサービスでは、車両を乗り換えるときに各種手続きや荷物の載せ換え等の手間が発生するため、選択可能な車種が価格帯の近いものに限定されると、ユーザが乗り換えを負担に感じ、複数の車種を選択できる利点を感じ難い。

図１は、本発明の実施形態に係るサービス提供サーバが適用される車両のサブスクリプションサービス（以下、本サービスと称する）について説明するための概念図であり、図２は、本サービスで利用可能な車種の一例を示す図である。

図１に示すように、ユーザＰには、予め所定期間（図１の例では、１年間）有効なポイント数（図１の例では、１００ポイント）が付与される。図１および図２に示すように、本サービスで利用可能な貸出車両１には、価格帯が異なる様々な車種Ａ〜Ｊが含まれ、車種毎に消費ポイント数が定められている。ユーザＰは、例えば１か月単位で、貸出車両１を選択することができる。

図３は、ユーザＰが所有するポイント数について説明するための図である。図３の例では、１か月目に、ユーザＰが予め付与された１００ポイントのうち５０ポイントを消費して車種Ａを選択すると、所有するポイント数が５０ポイントになる。このように本サービスでは、所定期間中、ユーザＰが所有するポイント数に応じて幅広い価格帯の車種Ａ〜Ｊから貸出車両１を選択することができる。

この場合、車種が多いため、ユーザＰにとって選択が煩雑になることがある。また、所定期間の前半に高価格帯の車種を選択すると、所定期間の後半には低価格帯の車種しか選択できなくなることがある。そこで、本実施形態では、所定期間に至るまでの残期間とユーザＰが所有するポイント数とに応じて、多数の車種Ａ〜Ｊの中から適当な車種を提案するよう、以下のようにサービス提供サーバを構成する。

図４は、本発明の実施形態に係るサービス提供サーバ１０を有するサービス提供システム１００の全体構成を示すブロック図である。図４に示すように、サービス提供システム１００は、本サービスを行う事業体が有するサービス提供サーバ１０と、ユーザＰが貸出車両１の利用予約に使用するユーザ端末２０とを有する。

サービス提供サーバ１０とユーザ端末２０とは、無線通信網、インターネット網、電話回線網などの通信ネットワーク３に接続される。図４には便宜上、単一のユーザ端末２０が示されるが、複数のユーザＰのそれぞれのユーザ端末２０を含んでサービス提供システム１００が構成されてもよい。また、図４では単一のサービス提供サーバ１０が示されるが、図４のサービス提供サーバ１０に示す機能を、複数のサーバ装置に分散させてもよい。

図４に示すように、ユーザ端末２０は、各ユーザＰが個人で所有するスマートフォンやタブレット端末等により構成され、通信ネットワーク３を介してサービス提供サーバ１０と無線通信可能に構成された通信部２１と、タッチパネル式のディスプレイ等の入出力部２２と、演算部２３と、記憶部２４とを有する。

ユーザＰは、タッチパネル（入出力部）２２を介して、自身の住所、氏名、連絡先、免許証番号等の個人情報、貸出車両１の利用予約等の本サービスに関連したユーザ情報を入力することができる。また、ディスプレイ（入出力部）２２を介して、貸出車両１の予約状況や所有するポイントの数、有効期間等のユーザ情報を確認することができる。入出力部２２を介して入力されたユーザ情報は、ユーザＰを識別するユーザＩＤとともに、通信部２１を介してサービス提供サーバ１０に送信される。

演算部２３はＣＰＵを有し、タッチパネル（入出力部）２２を介して入力された信号、通信部２１を介してユーザ端末２０の外部から受信した信号、および記憶部２４に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、ディスプレイ（入出力部）２２および記憶部２４に制御信号を出力する。演算部２３は、さらに通信部２１に制御信号を出力し、ユーザ端末２０とサービス提供サーバ１０との間の信号の送受信を制御する。

記憶部２４は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部２４には、演算部２３が実行する各種のプログラムや、各種のデータが記憶される。例えば、タッチパネル（入出力部）２２を介して入力されたユーザ情報が一時的に記憶される。記憶されたユーザ情報は、演算部２３での処理により、通信部２１を介してサービス提供サーバ１０に送信される。

サービス提供サーバ１０は、例えば本サービスを行う事業体に設けられる。クラウド上で仮想サーバ機能を利用して、サービス提供サーバ１０を構成することもできる。サービス提供サーバ１０は、通信部１１と、入出力部１２と、演算部１３と、記憶部１４と、を有する。

通信部１１は、通信ネットワーク３を介してユーザ端末２０と無線通信可能に構成される。入出力部１２は、例えばキーボード、マウス、モニタ、タッチパネル等を有する。演算部１３はＣＰＵを有し、入出力部１２を介して入力された信号、通信部１１を介してサービス提供サーバ１０の外部から受信した信号、および記憶部１４に記憶されたデータに基づいて所定の処理を実行し、入出力部１２や記憶部１４に制御信号を出力する。

記憶部１４は、図示しない揮発性または不揮発性メモリを有する。記憶部１４には、演算部１３が実行する各種プログラムの他、車両ＩＤに対応付けられた各貸出車両１の車種Ａ〜Ｊ、貸出時の消費ポイント数、利用計画等の車両情報、ユーザＩＤに対応付けられた各ユーザＰのユーザ情報等の各種データが記憶される。記憶部１４に記憶されるユーザ情報には各ユーザＰが所有するポイントの数および有効期間の情報が含まれ、これらの情報は、各ユーザＰがポイントを消費あるいは追加購入する度に更新される。

演算部１３は、プロセッサが担う機能的構成、特にユーザＰに対する貸出車両１の提案に関する構成として、情報取得部１３１と、提案車両決定部１３２と、休止判定部１３３と、情報出力部１３４とを有する。

情報取得部１３１は、通信ネットワーク３を介して、各ユーザＰのユーザ端末２０から送信されたユーザ情報を、対応するユーザＩＤとともに取得するように構成される。情報出力部１３４により取得された各ユーザＰのユーザ情報は、記憶部１４に記憶され、随時更新される。

提案車両決定部１３２は、記憶部１４に記憶されたユーザ情報に基づいて、各ユーザＰに提案する貸出車両１を決定する。例えば、ユーザＰがユーザ端末２０を使用してインターネット上の本サービスのウェブサイトにアクセスし、ユーザＩＤを入力してログインすると、その時点でユーザＰが所有しているポイントの数および有効期間に基づいて提案する貸出車両１を決定する。

提案車両決定部１３２により決定された貸出車両１の提案情報は、情報出力部１３４を介して各ユーザＰのユーザ端末２０に送信される。ユーザ端末２０に送信された提案情報は、ユーザ端末２０のディスプレイ（入出力部）２２に表示される。

図５Ａおよび図５Ｂは、ユーザ端末２０のディスプレイ（入出力部）２２に表示される提案情報の一例を示す図であり、貸出車両１の利用予約をする各ユーザＰ専用の予約画面ＤＰの一例を示す。図５Ａは、３か月目の予約画面ＤＰの一例であり、ユーザＰが所有しているポイントの数が４３ポイント、ポイントの有効期間、すなわち所定期間（１２か月）に至るまでの残期間が１０か月であることが表示される（ＤＰ１，ＤＰ２）。また、ユーザＰに提案する貸出車両１として、車種Ｆ，Ｈ，Ｉ，Ｊが表示される（ＤＰ３）。

提案車両決定部１３２は、具体的には、ユーザＰが所有しているポイント数の範囲内で残期間にわたって継続的に利用できる車種を提案車種として決定する。図５Ａの例では、ユーザＰが所有している４３ポイントで残期間の１０か月間にわたって継続的に利用できる車種として、所有ポイント数を残期間で除算した４．３ポイント以下の消費ポイント数の車種Ｆ，Ｈ，Ｉ，Ｊが決定される。このように、ユーザ情報に応じて継続的に利用できる車種が提案車種として決定されるため、ユーザＰが安心して貸出車両１を選択して利用予約を行うことができる。

休止判定部１３３は、記憶部１４に記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザＰにサービスの利用休止を提案するか否かを判定する。すなわち、図３の例に示すように、ユーザＰが所定期間の前半に高価格帯の車種Ａを選択すると所有するポイント数が急激に減少し、図５Ａの例に示すように、継続的に利用可能な貸出車両１が低価格帯の車種Ｆ，Ｈ，Ｉ，Ｊに限定される。このような場合は、サービスの利用休止も含めて提案することで、所定期間の後半まで幅広い価格帯の車種を選択できるようにする。

具体的には、休止判定部１３３は、ユーザＰの所有ポイント数を残期間で除算したポイント数が所定値（例えば、１０ポイント）を下回る場合に、サービスの利用休止を提案すると決定する。この場合の所定値は、ユーザＰが利用を希望する車種等のユーザ情報に応じて設定されてもよい。休止判定部１３３により決定された提案情報も、情報出力部１３４を介して各ユーザＰのユーザ端末２０に送信される。

ユーザＰに対してサービスの利用休止が提案される場合、図５Ａに示すように、予約画面ＤＰにサービスの利用休止を申し込むための利用休止ボタンＢＴ１が表示される。ユーザＰが、例えば３〜４か月目の２か月間についてサービスの利用休止を申し込むと、３〜４か月目はポイントが消費されずに維持される。

この場合、図５Ｂの例に示すように、５か月目の利用予約時点でユーザＰが所有しているポイント数は４３ポイントのままとなり、所有ポイント数を残期間で除算した５．４ポイント以下の消費ポイント数の車種Ｅ，Ｆ，Ｈ，Ｉ，Ｊが提案車種として決定される。このようにサービスの利用休止も含めて提案することで、ユーザＰが必要に応じてサービスの利用を休止し、幅広い価格帯の貸出車両１を選択することができる。

図５Ａおよび図５Ｂに示すように、予約画面ＤＰには、さらに、追加ポイントを購入するための追加購入ボタンＢＴ２および、サービスの利用休止やポイントの追加購入が必要となる可能性を認識した上で提案車種以外の車種を選択するための同意ボタンＢＴ３が表示される。これによりユーザＰは、必要に応じてサービスの利用を休止、あるいは追加ポイントを購入し、提案車種以外の車種を含む幅広い価格帯の貸出車両１を選択することができる。

なお、追加購入ボタンＢＴ２や同意ボタンＢＴ３は、ユーザＰによる設定に応じて、表示するか否かを切り換えるようにしてもよい。このような非表示設定の情報は、ユーザ情報としてユーザ端末２０を介して入力され、記憶部１４に記憶、更新される。ユーザＰは、予め追加購入ボタンＢＴ２や同意ボタンＢＴ３が表示されないように設定することで、ポイントの使い過ぎを防止することができる。記憶部１４に記憶された非表示設定の情報は、提案情報とともに、情報出力部１３４を介して各ユーザＰのユーザ端末２０に送信される。

図６は、予め記憶されたプログラムに従いサービス提供サーバ１０の演算部１３で実行される処理の一例、特にユーザＰに対する貸出車両１の提案に係る処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えば、ユーザＰがユーザ端末２０を使用してインターネット上の本サービスのウェブサイトにアクセスし、ユーザＩＤを入力してログインすると開始される。

まずステップＳ１で、情報取得部１３１での処理により取得され、記憶部１４に記憶された、ユーザＰのユーザ情報を読み込む。次いでステップＳ２で、提案車両決定部１３２での処理により、ステップＳ１で読み込まれたユーザ情報に基づいて、ユーザＰに提案する車種を決定する。次いでステップＳ３で、休止判定部１３３での処理により、ユーザＰにサービスの利用休止を提案するか否かを判定する。ステップＳ３で肯定されるとステップＳ４に進んで、サービスの利用休止を提案すると決定し、否定されるとステップＳ４に進んで、サービスの利用休止を提案しないと決定する。次いでステップＳ６で、情報出力部１３４での処理により、ステップＳ２，Ｓ４，Ｓ５で決定された提案情報をユーザＰのユーザ端末２０に送信する。

本実施形態の動作をまとめると以下のようになる。ユーザＰが所定期間の１か月目にユーザ端末２０で本サービスのウェブサイトにログインすると、予約画面ＤＰにおいて年間を通じて利用可能な車種Ｄ〜Ｊが提案される（図６のステップＳ１，Ｓ２，Ｓ６）。ユーザＰが、サービスの利用休止やポイントの追加購入が必要になる可能性を認識した上で、タッチパネル２２を介して同意ボタンＢＴ３をタッチすると、全価格帯の車種Ａ〜Ｊが選択可能に表示される。

これによりユーザＰは、所有ポイントを所望のタイミングで消費することができ、幅広い価格帯の貸出車両１を選択することができる。また、ユーザＰの所有ポイント数と残期間とに応じて残期間を通じて利用可能な車種が提案されるため、期間を通じて貸出車両１を利用する必要があるユーザＰでも安心して車種を選択することができる。

ユーザＰが所定期間の３か月目に予約画面ＤＰを閲覧すると、現在の所有ポイント数で残期間を通じて利用可能な車種Ｆ，Ｈ，Ｉ，Ｊが提案されるとともに（ステップＳ１，Ｓ２，Ｓ６）、利用休止ボタンＢＴ１が表示される（ステップＳ３〜Ｓ６）。これによりユーザＰは、貸出車両１を利用する必要がない期間はサービスの利用を休止し、後の期間に選択可能な車種の価格帯を広げることができる。

ユーザＰは、予約画面ＤＰの追加購入ボタンＢＴ２により追加ポイントを購入することもできる。これによりユーザＰは、必要に応じて追加ポイントを購入し、高価格帯の車種を継続的に利用することもできる。

本実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
（１）本実施形態に係るサービス提供サーバ１０は、予めユーザＰに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両１の中から、ユーザＰが利用可能な貸出車両１を提案するサービスを提供する。

サービス提供サーバ１０は、所定期間に至るまでの残期間とユーザＰが所有するポイント数とを含み、ユーザＰがポイントを消費する度に更新されるユーザ情報を記憶する記憶部１４と、記憶部１４に記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザＰに提案する貸出車両１を決定する提案車両決定部１３２と、提案車両決定部１３２により決定された貸出車両１の情報を出力する情報出力部１３４と、を備える（図４）。

これによりユーザＰは、幅広い価格帯の車種から貸出車両１を選択できるとともに、例えば、所有ポイント数の範囲内で残期間にわたって継続的に利用可能な車種を提案することで、サービスの利用を休止することなく利用可能な車種を容易に把握することができる。

（２）サービス提供サーバ１０は、記憶部１４に記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザＰにサービスの利用休止を提案するか否かを判定する休止判定部１３３をさらに備える（図４）。情報出力部１３４は、さらに、休止判定部１３３による判定結果の情報を出力する。すなわち、所有ポイント数の範囲内で残期間にわたって継続的に利用可能な車種が低価格の車種に限定される場合には、サービスの利用休止も含めて提案する。これによりユーザＰは、必要に応じてサービスの利用を休止し、幅広い価格帯の貸出車両１を選択することができる。

（３）情報出力部１３４は、さらに、予めユーザＰに付与された所定期間有効なポイント数に追加して購入可能な追加ポイントの情報を出力する。これによりユーザＰは、必要に応じて追加ポイントを購入し、高価格帯の貸出車両１を継続的に選択することができる。

（４）情報出力部１３４は、さらに、複数の貸出車両１のうち、提案車両決定部１３２により決定された貸出車両１以外の貸出車両１の情報を出力する。これによりユーザＰは、必要に応じてサービスの利用を休止、あるいは追加ポイントを購入し、提案車種以外の車種を含む幅広い価格帯の貸出車両１を選択することができる。

上記実施形態は、種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、本サービスの期間やユーザＰに付与されるポイント数や車種毎の消費ポイント数の具体例を示したが、これらは例示であって、所定期間や予めユーザに付与されるポイント数、車両毎に定められる消費ポイント数は、これらに限定されない。また、ポイントを貸出車両１の利用にのみ適用する例を示したが、貸出車両１に付随して利用可能な商品やサービスに適用してもよい。例えば、ポイントを利用してマニュアルトランスミッションの自動車やバイク等の運転の講習を受講できるようにしてもよい。この場合、ユーザＰが後の期間で利用可能な車種の幅を広げることができる。

以上では、本発明をサービス提供サーバ１０として説明したが、本発明は、予めユーザＰに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両１の中から、ユーザＰが利用可能な貸出車両１を提案するサービスを提供するサービス提供方法として用いることもできる。すなわち、サービス提供方法は、コンピュータによりそれぞれ実行される、所定期間に至るまでの残期間とユーザＰが所有するポイント数とを含み、ユーザＰがポイントを消費する度に更新されるユーザ情報を記憶する記憶ステップＳ１と、記憶ステップＳ１で記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザＰに提案する貸出車両１を決定する提案車両決定ステップＳ２と、提案車両決定ステップＳ２で決定された貸出車両１の情報を出力する情報出力ステップＳ６と、を含む（図６）。

以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の１つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。

１ 貸出車両、１０ サービス提供サーバ、１３ 演算部、１４ 記憶部、２０ ユーザ端末、２１ 通信部、２２ 入出力部、１００ サービス提供システム、１３１ 情報取得部、１３２ 提案車両決定部、１３３ 休止判定部、１３４ 情報出力部

Claims (6)

1. 予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で前記所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両の中から、ユーザが利用可能な貸出車両を提案するサービスを提供するサービス提供サーバであって、
   前記所定期間に至るまでの残期間とユーザが所有するポイント数とを含み、ユーザが前記ポイントを消費する度に更新されるユーザ情報を記憶する記憶部と、
   前記記憶部に記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザに提案する貸出車両を決定する提案車両決定部と、
   前記提案車両決定部により決定された貸出車両の情報を出力する情報出力部と、を備えることを特徴とするサービス提供サーバ。
2. 請求項１に記載のサービス提供サーバにおいて、
   前記記憶部に記憶されたユーザ情報に基づいて、前記ユーザに前記サービスの利用休止を提案するか否かを判定する休止判定部をさらに備え、
   前記情報出力部は、さらに、前記休止判定部による判定結果の情報を出力することを特徴とするサービス提供サーバ。
3. 請求項１または２に記載のサービス提供サーバにおいて、
   前記情報出力部は、さらに、前記予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に追加して購入可能な追加ポイントの情報を出力することを特徴とするサービス提供サーバ。
4. 請求項１〜３のいずれか１項に記載のサービス提供サーバにおいて、
   前記情報出力部は、さらに、前記複数の貸出車両のうち、前記提案車両決定部により決定された貸出車両以外の貸出車両の情報を出力することを特徴とするサービス提供サーバ。
5. 予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で前記所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両の中から、ユーザが利用可能な貸出車両を提案するサービスを提供するサービス提供システムであって、
   請求項１〜４のいずれか１項に記載のサービス提供サーバと、
   情報を表示する表示部を有するユーザ端末と、を備え、
   前記情報出力部は、前記提案車両決定部により決定された貸出車両の情報を前記ユーザ端末に出力することを特徴とするサービス提供システム。
6. 予めユーザに付与された所定期間有効なポイント数に応じて、定額料金で前記所定期間、車両毎に消費ポイント数が定められている車両価格が異なる複数の貸出車両の中から、ユーザが利用可能な貸出車両を提案するサービスを提供するサービス提供方法であって、
   コンピュータによりそれぞれ実行される、
   前記所定期間に至るまでの残期間とユーザが所有するポイント数とを含み、ユーザが前記ポイントを消費する度に更新されるユーザ情報を記憶する記憶ステップと、
   前記記憶ステップで記憶されたユーザ情報に基づいて、ユーザに提案する貸出車両を決定する提案車両決定ステップと、
   前記提案車両決定ステップで決定された貸出車両の情報を出力する情報出力ステップと、を含むことを特徴とするサービス提供方法。

Images