JP2021032915A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】像保持体の表層である電荷輸送層がPTFEを含有し、そのPTFEが深さ方向に密度分布を持っていても、画像欠陥が経時によらず抑制される画像形成装置を提供する。【解決手段】像保持体51と、イレーズランプ55と、クリーニングブレード56を備え、像保持体51が、クリーニングブレード56との間の摩擦を調整するPTFEを含む表層である電荷輸送層におけるPTFEの密度が電荷輸送層内の深さ方向で異なり表面寄りの密度が高い電荷輸送層であって、経時的に変化する変量、たとえば摩擦力や膜厚、あるいはプリント枚数等に応じ、経時が進むに従ってイレーズランプ55による除電の強さを強める。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
像保持部上にトナー像を形成してそのトナー像を用紙等の被転写体に転写する方式の画像形成装置が知られている。
近年、従来よりも更なる長寿命化等を狙って、摩擦抵抗の低い表層を持った像保持部が開発されてきている。摩擦抵抗の低い表層を形成するにあたり、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE;Poly Tetra Fluoro Ethylene)等の摩擦調整剤の密度を高めた表層を形成する。こうすることにより、摩擦抵抗を下げることができる。
ただし、像保持部の摩擦抵抗を下げると、像保持部と、その像保持部に接してその表面を清掃するクリーニングブレード等の清掃部との間を、トナーの外添剤がすり抜けやすくなり、そのすり抜けに伴う、ゴーストと呼ばれる画像欠陥が発生しやすくなる。
事情はさらに複雑である。像保持体の表層中のPTFE等の密度を高めようとして添加量を増やすと、そのPTFEは、表層内で均一には分布せず、表層内の深さ方向で密度が異なり、表面寄りの密度が高い表層が形成される。このため、その像保持部を使用し表層が摩耗していくにしたがって摩擦抵抗や画像欠陥の発生しやすさが変化する。
ここで、特許文献1には、外添剤に起因するゴースト画像が発生するか否かを検知する検知手段が開示されている。
また、特許文献2には、PTFE等の不均一分布とは無関係であるが、膜厚に応じて除電手段からの光量を段階的に下げることが提案されている。
特開2010−134337号公報 特開2015−203759号公報
本発明は、像保持部の表層が例えばPTFE等の摩擦調整剤を含有し、その摩擦調整剤が深さ方向に密度分布を持っていても、画像欠陥が経時によらず抑制される画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、
トナー像が形成されてトナー像を被転写体に転写する像保持部と、
前記像保持部の、転写後の領域を除電する除電部と、
前記像保持部の、前記除電部による除電後の部分に接して該像保持部を清掃する清掃部と、
前記除電部による除電を制御する制御部とを備え、
前記像保持部が、前記清掃部との間の摩擦を調整する摩擦調整剤を含む表層であって該摩擦調整剤の密度が該表層内の深さ方向で異なり表面寄りの密度が高い表層を有し、
前記制御部が、経時的に変化する変量に応じ経時が進むに従って前記除電部による除電の強さを強めることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、
前記制御部が、前記除電部による除電の強さを強める制御を、前記変量に従う予め定められた経時の基準時点まで実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、
前記制御部が、前記除電部による除電の強さを、前記基準時点までは該変量に従って直線的に強め、該基準時点以降は固定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に係る発明は、
前記表層の膜厚を測定する膜厚測定部を備え、
前記制御部は、前記膜厚測定部により測定された膜厚を前記変量として前記除電部による除電の強さを制御することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項5に係る発明は、
前記像保持部の、前記清掃部による清掃後の部分に接触して該像保持部を帯電させる帯電部を備え、
前記膜厚測定部が、前記表層の膜厚を、前記帯電部と前記像保持部との間に印加される電圧および該帯電部と該像保持部との間に流れる電流に基づいて測定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に係る発明は、
前記像保持部と前記清掃部との間の摩擦力を測定する摩擦測定部を備え、
前記制御部は、前記摩擦測定部により測定された摩擦力を前記変量として前記除電部による除電の強さを制御することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項7に係る発明は、
前記像保持部を回転駆動する駆動部を備え、
前記前記摩擦測定部が、前記像保持部と前記清掃部との間の摩擦力を、前記駆動部による前記像保持部の駆動電流に基づいて測定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8に係る発明は、
当該画像形成装置の稼働時間もしくは画像形成枚数を計測する計測部を備え、
前記制御部は、前記計測部により計測された稼働時間もしくは画像形成枚数を前記変量として前記除電部による除電の強さを制御することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項9に係る発明は、
環境温湿度を測定する環境測定部を備え、
前記制御部が、前記変量に応じた除電の強さの制御を、予め定められた低温低湿環境下にあるときに実行することを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項10に係る発明は、
前記摩擦調整剤が、ポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項1から9ののうちのいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項1の画像形成装置によれば、経時変化によらず画像欠陥の発生が抑制される。
請求項2の画像形成装置によれば、除電の強さを強める制御を基準時点で終了することができる。
請求項3の画像形成装置によれば、外添剤のすり抜けやすさとほぼ比例した制御が行われる。
請求項4の画像形成装置によれば、膜厚の推定の基づく制御と比べ、正確な制御が可能である。
請求項5の画像形成装置によれば、膜厚測定のための新たな部材の追加は不要である。
請求項6の画像形成装置によれば、摩擦力の推定の基づく制御と比べ、正確な制御が可能である。
請求項7の画像形成装置によれば、摩擦力測定のための新たな部材の追加は不要である。
請求項8の画像形成装置によれば、膜厚や摩擦力の測定なしに制御を行うことができる。
請求項9の画像形成装置によれば、制御を行う温湿度環境が制限される。
請求項10の画像形成装置によれば、PTFEを含まない場合と比べ、本発明が好適に作用する。
本発明の一実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。 図1に外観を示した画像形成装置の内部構成を示した模式図である。 図2に示した4つの像形成部のうちの1つの像形成部の構成を示した模式図である。 像保持体の層構造を示した図である。 電荷輸送層中のPTFE含有量と、その電荷輸送層の深さごとのPTFE存在面積率との関係を示した図である。 PTFEの表面面積率に対するシリカすり抜け率を示した図である。 シリカすり抜け率に対するゴーストの濃度変化を示した図である。 ポジゴーストの発生メカニズムの説明図である。 イレーズランプに印加する電圧とゴーストのグレードGとの関係を示した図である。 ネガゴーストの発生メカニズムおよび図8を参照して説明したポジゴーストの相殺方法の説明図である。 図3と同様、1つの像形成部の構成を示した模式図である。 図3と同様、1つの像形成部の構成を示した模式図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。
この画像形成装置1は、スキャナ10とプリンタ20を備えている。
スキャナ10は、この画像形成装置1の骨組みである装置筐体90の上に載せられており、プリンタ20は、装置筐体90内に構成されている。
図2は、図1に外観を示した画像形成装置の内部構成を示した模式図である。
また、図3は、図2に示した4つの像形成部のうちの1つの像形成部の構成を示した模式図である。
プリンタ20は、ほぼ横に1列に配列された4つの像形成部50Y,50M,50C,50Kを有する。これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kでは、それぞれ、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色トナーによるトナー像が形成される。ここでは、これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kに共通の説明については、トナーの色の区別を表わす、Y,M,C,Kの符号を省略し、像形成部50と表記する。像形成部以外の他の構成要素についても同様である。
各像形成部50には、像保持体51が備えられている。この像保持体51は、駆動力を受けて矢印A方向に回転しながら、その表面に静電潜像が形成され、さらに現像によりトナー像が形成される。この像保持体51は、本発明にいう像保持部の一例に相当する。
各像形成部50に備えられている各像保持体51の周りには、帯電器52、露光器53、現像器54、1次転写器62、イレーズランプ55、およびクリーニングブレード56が備えられている。ここで、1次転写器62は、像保持体51との間に、後述する中間転写ベルト61を挟んだ位置に置かれている。この1次転写器62は、像形成部50ではなく、後述する中間転写部60に備えられている要素である。
帯電器52は、像保持体51に接触して回転し像保持体51の表面を一様に帯電する。
露光器53は、一様に帯電された像保持体51に、画像信号に基づいて変調された露光光を照射して、像保持体51上に静電潜像を形成する。
現像器54内には、キャリアと各像形成部50に応じた色のトナーとを含む現像剤が収容されている。この現像器54内には、像保持体51上に形成された静電潜像を、各像形成部50に応じた色のトナーで現像して、像保持体51上にトナー像を形成する。
1次転写器62は、像保持体51上に一時的に保持されたトナー像を、後述する中間転写ベルト61上に転写する。
イレーズランプ55は、像保持体51に光を照射して像保持体51を除電する。このイレーズランプ55は、本発明にいう除電部の一例に相当する。
クリーニングブレード56は、像保持体51に押し当てられて、転写後の像保持体51上の残留トナー等を像保持体51上から取り除く。このクリーニングブレード56は、本発明にいう清掃部の一例に相当する。
4つの像形成部50の上部には、中間転写部60が配置されている。そして、この中間転写部60には、中間転写ベルト61が備えられている。この中間転写ベルト61は、駆動ロール63a、従動ロール63b、張架ロール63c等の複数のロールに支持されている。そして、この中間転写ベルト61は、駆動ロール63aに駆動されて、4つの像形成部50に備えられている4つの像保持体51に沿う経路を含む循環経路上を、矢印B方向に循環移動する。
各像保持体51上のトナー像は1次転写器62の作用により、中間転写ベルト61上に順次重なるように転写される。そして、中間転写ベルト61上に転写されたトナー像は、その中間転写ベルト61により、2次転写位置T2に搬送される。この2次転写位置T2には2次転写器71が備えられており、中間転写ベルト61上のトナー像は、その2次転写器71の作用により、その2次転写位置T2に搬送されてきた用紙P上に転写される。用紙Pの搬送については後述する。用紙Pへのトナー像の転写後の中間転写ベルト61上に残存するトナー等は、クリーナ64により、その中間転写ベルト61から取り除かれる。
中間転写部60の上部には、各色のトナーが収容されたトナーカートリッジ100が備えられている。現像器54内のトナーが現像により消費されると、対応する色のトナーを収容したトナーカートリッジ100から、トナーが、不図示のトナー補給路を通って現像器54に補給される。トナーカートリッジ100は装置筐体90に対し着脱自在に構成されており、空になると取り出されて、新たなトナーカートリッジ100が装着される。
用紙トレイ21からは、ピックアップロール24により用紙Pが1枚取り出され、搬送ロール25により、搬送路99上を矢印C方向に、タイミング調整ロール26まで搬送される。このタイミング調整ロール26まで搬送されてきた用紙Pは、そのタイミング調整ロール26により、中間転写ベルト61上のトナー像が2次転写位置T2に到達するタイミングに合わせて2次転写位置T2に到達するように、その2次転写位置に向かって送り出される。タイミング調整ロール26により送り出された用紙Pは、2次転写位置T2において、2次転写器71の作用により、中間転写ベルト61からトナー像の転写を受ける。トナー像の転写を受けた用紙Pは、2次転写器71の上方に配置されている定着器74に向かって用紙Pガイド73に案内されながらさらに矢印D方向に搬送される。
矢印D方向に搬送されて定着器74に到達した用紙P上のトナー像は、この定着器74により加熱および加圧を受けて、その用紙P上に定着される。これにより、用紙P上には、定着されたトナー像からなる画像がプリントされる。定着器74によりトナー像の定着を受けた用紙Pは、搬送ロール27によりさらに搬送され、排紙ロール28により、排紙口29から排紙トレイ22上に送り出される。
また、この画像形成装置1には、制御部80が備えられている。この制御部80内では制御用プログラムが実行されて、この画像形成装置1の各部を制御する。本実施形態の特徴の1つはイレーズランプ55の光量制御にあり、この制御部80による制御には、イレーズランプ55の光量制御が含まれている。また、この制御部80には、計測部81が備えられている。この計測部81では、この画像形成装置1の稼働時間や画像形成枚数が計数される。この計測部81における計数値は、像保持体51が交換されるとリセットされる。
さらに、この画像形成装置1には、環境センサ91が備えられている。この環境センサ91は画像形成装置1の内部環境の温湿度を測定する。この環境センサ91による測定結果は制御部80に伝えられ、制御部80では、その測定結果に基づいて制御内容を調整あるいは変更する。なお、環境センサ91は環境測定部の一例である。
図4は、像保持体の層構造を示した図である。
像保持体51は、円筒形に基体511の上に、下敷層512、電荷発生層513、および電荷輸送層514がこの順に積層された層構造を有する。電荷輸送層514が像保持体51の表層である。この表層を成す電荷輸送層514には、クリーニングブレード56が押し当てられている。このため、電荷輸送層514とクリーニングブレード56との間の摩擦力が問題となる。すなわち、この摩擦力が大きすぎると、像保持体51を回転させるのにパワーの大きなモータが必要となり消費電力の増大化を招くとともに、像保持体51(電荷輸送層514)やクリーニングブレード56の摩耗が激しく寿命の短命化を招く。一方、この摩擦力が小さすぎると、クリーニングブレード56をすり抜けるトナーやそのトナーの外添剤が増え、後述する、ゴーストと呼ばれる画像欠陥の原因となる。
そこで、本実施形態における像保持体51の電荷輸送層514には、バインダにPTFE(ポリテトラフルオロエチレン;Poly Tetra Fluoro Ethylene)を含有させている。電荷輸送層514にPTFEが存在すると、電荷輸送層514とクリーニングブレード56との間の摩擦力が低減する。そこで、電荷輸送層514へのPTFEの含有量を調整することで、電荷輸送層514とクリーニングブレード56との間の摩擦力を調整することができる。このPTFEは、本発明にいう摩擦調整剤の一例に相当する。
図5は、電荷輸送層中のPTFE含有量と、その電荷輸送層の深さごとのPTFE存在面積率との関係を示した図である。この図5の横軸は電荷輸送層の深さ(μm)、縦軸はPTFE存在面積率(%)である。ここには、電荷輸送層中のPTFE含有率として、7wt%、11wt%、14wt%の3例が示されている。ここで、縦軸のPTFE存在面積率(%)は、クリーニングブレード56との摩擦により電荷輸送層154が摩耗していったときにその電荷輸送層154の表面にPTFEがどの程度現れるかを示している。例えば含有量の多い14wt%のグラフをみると、摩耗のない新品の状態では電荷輸送層154の表面の40%がPTFEで覆われていて、摩耗が進むに従い、8μm程度の摩耗までは直線Sに沿うようにほぼ直線的にPTFE存在面積率(%)が低下し、摩耗が8μm程度になると電荷輸送層154の表面を覆うPTFEは20%程度に低下している。その後さらに摩耗が進むとPTFE存在面積率(%)も少しずつは低下するが、ほぼ一定とみなしても差し支えない程度となる。一方、含有量の少ない7wt%のグラフをみると、摩耗の初期ではPTFE存在面積率(%)が若干低下するが、その後はほぼ一定となる。
このように、摩耗に従って電荷輸送層154表面のPTFEの存在面積率(%)が変化するということは、それに伴ってクリーニングブレード56との摩擦力が変化することを意味している。
図6は、PTFEの表面面積率に対するシリカすり抜け率を示した図である。横軸はPTFEの表面面積率(%)である。これは、電荷輸送層154の表面に存在するPTFEの面積率である。また、縦軸はシリカすり抜け率(%)である。シリカはトナーの主要な外添剤の1つである。そして、このシリカすり抜け率(%)は、像保持体51に保持されてクリーニングブレード56にまで到達したシリカの何%が像保持体51とクリーニングブレード56との接触部を通り抜けるかを表している。
横軸のPTFEの表面面積率(%)が高いことは、像保持体51とクリーニングブレード56との間の摩擦力が小さいことを意味する。そして、その摩擦力が小さいとシリカのすり抜け率が高まる。
図7は、シリカすり抜け率に対するゴーストの濃度変化を示した図である。この図6の横軸はシリカすり抜け率(%)、縦軸はΔL*である。ここで、シリカすり抜け率(%)は、図6の場合と同じく、像保持体51とクリーニングブレード56との接触部をすり抜けるシリカのすり抜け率を表している。また、縦軸のΔL*は、L***色度図における明度Lの変化量を表している。ここでは、ΔL*=0.0はゴーストが現れないこと、また、例えばΔL*=0.5は、明度が0.5、すなわちそれだけの濃度のゴーストが現れることを意味している。ここで、ゴーストの明度をL*ではなく差分の明度ΔL*で表しているのは、そのゴーストが現れる画像部分の本来の明度(濃度)に重畳される明度(濃度)を表現しているからである。シリカのすり抜けにより現れるゴーストは、そのゴーストが現れる画像部分の明度を下げる(濃度を上げる)ゴーストであり、ここではこれをポジゴーストと称する。
この図7から、シリカのすり抜け率が高まるとポジゴーストの濃度が高まることが分かる。すなわち、図6と図7を総合すると、電荷輸送層154の表面のPTFEの面積率(%)が高まって像保持体51とクリーニングブレード56との間の摩擦力が低下すると、ポジゴーストの濃度が高まることを意味している。そしてさらに、図5を総合すると、特に何も対策を取らない場合、電荷輸送層154の表面のPTFEの面積率(%)が高い初期状態では濃度の高いポジゴーストが現れ、電荷輸送層154の摩耗が進むにしたがって現れるポジゴーストの濃度が下がることを意味している。
このポジゴーストの発生メカニズムについて考察する。
図8は、ポジゴーストの発生メカニズムの説明図である。図8(A)〜(G)の縦軸は像保持体51の帯電電位であって上側ほどマイナス帯電が強いことを表している。ここでは、マイナス帯電であっても、強度の強い電位を電位が高い、強度の弱い電位を電位が低いと表現する。また、図8(A)〜(G)に示す横軸は、像保持体の、回転方向に交わる幅方向の位置を表している。そして、図8(A)に示す領域Dは、その幅方向のうちの画像が形成される画像形成領域を表している。なお、ここでは、トナーはマイナスに帯電している。
図8(A)は、転写後の電位分布の模式図である。この電位分布では中央の領域dの電位が高くなっている。像保持体51から用紙上へのトナー像の転写にあたり、2次転写器71にはプラスの電位が印加され、それによってトナー像が用紙側に引き寄せられる。その際、像保持体51の電位は、2次転写器71に印加されているプラスの電位の影響を受けてマイナス電位が下がる。ここで、転写前のトナー像に濃度分布があり、用紙と像保持体51との間に存在するトナーの層が厚いと、そのトナーの厚み分だけ像保持体51と2次転写器71との間の距離が広がり、あるいはトナーのマイナス電位と相殺されてマイナス電位の下がり方が弱まる。領域dはこのようにして、その周囲よりもマイナス電位の弱まり方が弱く、高めの電位となっていることを表している。すなわち、図8(A)は、転写後の像保持体51には、転写前のトナー像の濃度分布に応じた電位分布が現れている。この電位分布が強く現れてその電位分布が次のトナー像の現像まで強く引き継がれると、電位が高かった領域dの濃度が下がるという、ネガゴーストの発生の原因ともなる。ネガゴーストについては、後で触れる。
図8(B)は、除電後の電位分布の模式図である。ここでは、イレーズランプ55により十分に強い光が照射され、図8(A)に示す転写後の電位分布にかかわらず一様な電位にまで除電されている。
図8(C)は、クリーニングブレード通過後の電位分布の模式図である。この図8(C)以降図8(G)までは、電位分布のグラフに加え、像保持体の表面の状態を表す模式図も示されている。ここに示す像保持体51も幅方向の広がりを表している。
この図8(C)に示すように、クリーニングブレード56を通過しても電位分布はイレーズランプ55による照射後の電位分布のまま維持されている。ただし、像保持体51の表面には、クリーニングブレード56をすり抜けたシリカ等の外添剤eが付着している。この外添剤xは、像保持体51とクリーニングブレード56との接触が弱い箇所をすり抜け易いため、すり抜けた外添剤xは、像保持体51の回転方向に延びた筋状となることも多い。ここに示した外添剤xの幅wは、その筋の幅を表している。
図8(D)は、帯電後の電位分布の模式図である。ここには、一様に帯電されていることが示されている。ここで、像保持体の模式図上には、すり抜けた外添剤eに加え、一様に帯電されたマイナス電荷cが示されている。ただし、外添剤eと重ねて示されているマイナス電荷cはその全てが像保持体51の帯電には使われずに、外添剤eの帯電にも使われる。
図8(E)は、露光後の電位分布の模式図である。像保持体51の画像形成領域(図8(A)に示す領域D)には露光光が照射されて、その画像形成領域の電位が低下している。ここでは、一様な濃度の画像を形成するために画像形成領域に一様な光量の露光光を照射したものとする。この図8(E)に示す像保持体の模式図上には、図8(D)に続き外添剤eがそのまま示されているとともに、露光により図8(D)よりも減少した一様なマイナス電荷cが示されている。
図8(F)は、現像時の、ただしトナーの影響がないとしたときの電位分布の模式図である。現像により外添剤eが現像器54に移りそれに伴って現像剤の帯電に使われたマイナス電荷cも失われ、外添剤eが付着していた領域の電位が下がり、電位分布が生じることになる。
図8(G)は、トナーによる現像後の電位分布の模式図である。ここでは、トナーの付着により画像形成領域の電位が上昇し、像保持体51の表面にトナーtが付着している。像保持体51の表面に付着しているトナーtは、一様ではなく分布を持ち、外添剤eが付着していた領域のトナーの量が多い。このトナーtの分布は、図8(F)に示した電位分布に起因するものであり、その電位分布が相殺される分だけトナーtの分布が発生する。トナーtの分布により電位分布が相殺され、像保持体51の電位分布は、一様な分布となっている。
ここでは、図8(E)に示すように一様な濃度の画像を形成すべく一様な光量で露光をしたにもかかわらず、外添剤eがすり抜けたことに起因して、図8(G)に示すような分布をもったトナー像が形成される。このトナー像が用紙上に転写されると、例えば筋状の濃度の濃い画像が形成されることになる。これがすなわち、ポジゴーストである。
図9は、イレーズランプに印加する電圧とゴーストのグレードGとの関係を示した図である。図9の横軸はイレーズランプの印加電圧(V)、縦軸はゴーストのグレードGを表している。縦軸のマイナスはネガゴーストを表し、プラスはポジゴーストを表している。イレーズランプ55に高い電圧を印加するとイレーズランプ55から強い光が発せられ、その分、像保持体51が強く除電される。
この図9は、イレーズランプの印加電圧が低く像保持体51の除電が不十分だとネガゴーストが強く現れることを意味している。イレーズランプの印加電圧を高めて十分な除電をおこなうとグレードがゼロに近づく。すなわち、これはネガゴーストが現れにくいことを意味している。ただし、除電が十分すぎると、図8を参照して説明した通り、ポジゴーストが発生しやすい環境となる。
図10は、ネガゴーストの発生メカニズムおよび図8を参照して説明したポジゴーストの相殺方法の説明図である。図10の横軸および縦軸は、図8と同様、それぞれ、像保持体の幅方向の位置、および像保持体の帯電電位を表している。
図10(A)は、転写後の電位分布の模式図であって、図8(A)と同一の図である。転写前のトナー像を構成しているトナーの分布に応じた電位分布となっている。
図10(B)は、除電後の電位分布の模式図である。ここでは、図8(B)とは異なり、イレーズランプ55により不十分な除電が行われ、その結果、全体として電位は低下しているものの、図10(A)に示した転写時の電位分布を少し弱めた電位分布となっている。
図10(C)は、クリーニングブレード通過後の電位分布の模式図である。電位分布は、図10(B)に示した電位分布と同一である。ここでは外添剤の影響は考えない。
図10(D)は、帯電後の電位分布の模式図である。帯電器52では一様な帯電が行われるが、帯電以前に電位分布を載っていたため、その帯電前の電位分布がある程度踏襲されている。
図10(E)は、露光後の電位分布の模式図である。ここでは、図8(E)の場合と同じく、画像形成領域に一様な光量の露光光を照射されたとする。位は全体としては低下しているが、図10(D)に示した帯電後の電位分布が残っている。
ネガゴーストについての図示および説明はここで終了するが、図10(E)に示す露光後の電位分布には、電位の高い領域dが存在する。ネガゴーストについての図示はここで終了するが、この図10(E)の電位分布は、図8(F)の電位分布とは逆の分布であることから、ネガゴーストが現れるおそれがあることが分かる。
図10(F)は、ポジゴーストが発生するときの現像前の電位分布(図8(F))とネガゴーストが発生するときの現像前の電位分布(図10(E))とを重ね合わせて示した電位分布の模式図である。ポジゴーストとネガゴーストとが仮に同じレベルで重なると一様な露光に対応した一様な電位分布が現れる。
図10(G)は、現像後の電位分布の模式図である。図8(F)と同様、ここでは、トナーの付着により画像形成領域の電位が上昇している。ここで、図8(G)の場合、図8(F)の段階における電位分布を相殺するためにトナーの濃度分布が発生し、その濃度分布が電位分布を相殺することにより、一様な電位分布となっている。これに対し、図10(G)の場合、現像前の段階で一様な電位分布が実現しており、したがって、図10(G)の一様な電位分布は、一様な濃度のトナー像が形成されていることを意味している。
ここでは、ポジゴーストとネガゴーストとが相殺されるかのように説明したが、ポジゴーストは外添剤のすり抜けを原因とし、ネガゴーストは、転写前のトナー像を形成しているトナーの濃度分布に起因するものであり、それらが像保持体51上の同じ位置に形成されない限り相殺されない。ただし、ポジゴーストが発生しそうな環境下にあるときにイレーズランプの光量を調整してネガゴーストが多少発生しやすい環境に向かって少しシフトさせると、ネガゴーストが発生をまだ抑えつつ、ポジゴーストの発生を抑え、あるいはポジゴーストが発生した時のそのグレードを許容範囲内に下げることが可能である。
以上の考察にしたがって、像保持体51の表層をなす電荷輸送層514(図4参照)内のPFTEが深さ方向に密度分布を持っていても、経時によらず常にポジゴーストを抑制する手段について、以下に説明する。ここでは、いずれの手段においても、経時的に変化する変量に応じ経時が進むに従ってイレーズランプ55による除電の強さを強めるという制御が行われる。
(ポジゴースト抑制手段1)
図2に示す計測部81では、この画像形成装置1の稼働時間や画像形成枚数が計測される。そこで、制御部80では、この計測部により計測された稼働時間もしくは画像形成枚数を上記の経時的に変化する変量として捉えて、その変量に応じてイレーズランプ55に印加する電圧を制御することにより除電の強さを制御する。この場合、後述するような膜厚や摩擦力の測定を行うことなしに除電の強さを制御することができる。ただし、この方式の場合は、稼働時間もしくは画像形成枚数と電荷輸送層514の摩耗とは必ずしも高精度に一致するとは限らず、したがって、この方式を採用すると、膜厚や摩擦力の測定を行なう方式と比べ、誤差が大きくなるおそれがある。
(ポジゴースト抑制手段2)
図11は、図3と同様、1つの像形成部の構成を示した模式図である。ただし、この図11では、像保持体51を回転駆動するモータ82、そのモータ82に電力を供給する電源83、および、電源83からモータ82への供給電流を測定する電流計84が示されている。なお、電流計84は摩擦測定部の一例である。
像保持体51は回転負荷にかかわらず一定の速度で回転させる必要がある。ここで、像保持体51とクリーニングブレード56との間の摩擦が像保持体51の回転の大きな負荷の1つとなっていて、この摩擦力は、像保持体51を一定速度で回転しているときの、電流計84により測定される電流値に反映される。前述の通り、像保持体51の電荷輸送層514が摩耗すると、その表面に存在するPTFEの面積率が低下し、このため、像保持体51とクリーニングブレード56との間の摩擦力が増大する。そこで、この電流値を測定し、この電流値を上記の経時的に変化する変量として捉えて、その変量に応じてイレーズランプ55に印加する電圧を制御し、これにより除電の強さを制御する。こうすることにより、像保持体51の電荷輸送層514の摩耗の進度の如何にかかわらず、常にポジゴーストを抑えることができる。
(ポジゴースト抑制手段3)
図12は、図3と同様、1つの像形成部の構成を示した模式図である。ただし、この図12では、帯電器52に電力を供給する電源85、およびその電源85から帯電器52に供給される電力の電流Aと電圧Vを測定する電流電圧センサ86が示されている。ここで、帯電器52は接触式の帯電ロール52である。また、像保持体51の基体511(図4参照)は接地されている。なお、帯電ロール52は帯電部の一例であり、電流電圧センサ86は膜厚測定部の一例である。
ここでは、電荷輸送層514等の像保持体51を構成している層を帯電ロール52と像保持体51の基体511とで挟んだ構造のコンデンサとみなす。そして、電流電圧センサ86で測定される電圧と電流の測定値からそのコンデンサの容量を算出する。その測定された容量は膜厚を反映した値となる。ただし、このコンデンサにはリーク電流が発生する。そこで、そのコンデンサを電荷で飽和させた状態におけるリーク電流を測定してそのリーク電流分を補正し、高精度な容量を算出する。このようにして算出された容量は、膜厚を反映してる。そこで、電流電圧センサ86で測定される電流値および電圧値から最終的に膜厚を知り、その膜厚を上述の経時的に変化する変量として捉えて、その変量に応じてイレーズランプ55に印加する電圧を制御し、これにより除電の強さを制御する。こうすることにより、像保持体51の電荷輸送層514の摩耗の進度の如何にかかわらず、常にポジゴーストを抑えることができる。
(共通事項)
上記のポジゴースト抑制手段1〜3は、いずれも、イレーズランプ55から照射される除電光の強さを、経時的に変化するどのような変量に基づいて制御するかという観点について言及したものである。そこで、ここでは、除電光の強さの制御に関し、どのような変量に基づいて制御を行うかという観点とは異なる観点について説明する。
制御部80は、イレーズランプ55の光量制御による除電の強さを強める制御を、予め定められた経時の基準時点まで実行し、その後は光量を一定に保つこととしてもよい。
図5に示すように、PTFE存在面積率は、例えば8μm程度の深さまでは深くなるにつれて減少するが、それよりも深くなるとPTFE存在面積率はほぼ一定であるとみなしてもよい。そこで、例えば8μm程度を基準の深さとし、電荷輸送層514(図4参照)の摩耗が未だ基準の深さよりも浅いことを上記の変量が示しているときは、イレーズランプ55の光量制御による除電の強さの変更をその変量に応じて制御し、その変量が、摩耗が基準の深さまで到達したことを示した基準時点以降は、イレーズランプ55の光量を一定に保つこととしてもよい。
また、図5は、PTFEの含有率が14wt%のときは、PTFE存在面積率が、深さ8μmまでは直線Sにほぼ沿って直線的に減少している。また、14wt%以外のケースであっても、ある程度の誤差はあっても適宜の基準の深さまでは直線的に減少するとみなしても外添剤のすり抜けやすさとほぼ比例した制御を行うことができる。そこで、上記の変量が、摩耗が基準の深さまで到達したことを示す基準時点まで、イレーズランプ55の光量制御による除電の強さの変更を変量を変数とした直線を表す式等に基づいて制御してもよい。
また、図2に示した画像形成装置1には、装置内の環境温湿度を測定する環境センサ91が備えられている。ここで、上記のポジゴーストは、低温低湿環境下にあるときに発生しやすいことが分かっている。そこで、上記のポジゴーストの発生を抑える制御を、環境センサ91により測定された環境温湿度が予め定められた低温低湿環境葉下にあるときのみに限定してもよい。
なお、ここでは、本発明にいう摩擦調整剤の一例としてPTFEを取り上げて説明したが、本発明は、PTFEには限られず、図5に示すような、電荷輸送層514の摩耗が進むにつれて存在面積率が減少する傾向を示す摩擦調整剤を用いた場合に広く採用することができる。
1 画像形成装置
20 プリンタ
50 像形成部
51 像保持体
514 電荷輸送層
52 帯電器
53 露光器
54 現像器
55 イレーズランプ
56 クリーニングブレード
61 中間転写ベルト
62 1次転写器
80 制御部
81 計測部
82 モータ
83 電源
84 電流計
85 電源
86 電流電圧センサ
90 環境センサ

Claims (10)

  1. トナー像が形成されてトナー像を被転写体に転写する像保持部と、
    前記像保持部の、転写後の領域を除電する除電部と、
    前記像保持部の、前記除電部による除電後の部分に接して該像保持部を清掃する清掃部と、
    前記除電部による除電を制御する制御部とを備え、
    前記像保持部が、前記清掃部との間の摩擦を調整する摩擦調整剤を含む表層であって該摩擦調整剤の密度が該表層内の深さ方向で異なり表面寄りの密度が高い表層を有し、
    前記制御部が、経時的に変化する変量に応じ経時が進むに従って前記除電部による除電の強さを強めることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部が、前記除電部による除電の強さを強める制御を、前記変量に従う予め定められた経時の基準時点まで実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部が、前記除電部による除電の強さを、前記基準時点までは該変量に従って直線的に強め、該基準時点以降は固定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記表層の膜厚を測定する膜厚測定部を備え、
    前記制御部は、前記膜厚測定部により測定された膜厚を前記変量として前記除電部による除電の強さを制御することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記像保持部の、前記清掃部による清掃後の部分に接触して該像保持部を帯電させる帯電部を備え、
    前記膜厚測定部が、前記表層の膜厚を、前記帯電部と前記像保持部との間に印加される電圧および該帯電部と該像保持部との間に流れる電流に基づいて測定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記像保持部と前記清掃部との間の摩擦力を測定する摩擦測定部を備え、
    前記制御部は、前記摩擦測定部により測定された摩擦力を前記変量として前記除電部による除電の強さを制御することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像保持部を回転駆動する駆動部を備え、
    前記前記摩擦測定部が、前記像保持部と前記清掃部との間の摩擦力を、前記駆動部による前記像保持部の駆動電流に基づいて測定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 当該画像形成装置の稼働時間もしくは画像形成枚数を計測する計測部を備え、
    前記制御部は、前記計測部により計測された稼働時間もしくは画像形成枚数を前記変量として前記除電部による除電の強さを制御することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 環境温湿度を測定する環境測定部を備え、
    前記制御部が、前記変量に応じた除電の強さの制御を、予め定められた低温低湿環境下にあるときに実行することを特徴とする請求項1から8のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記摩擦調整剤が、ポリテトラフルオロエチレンであることを特徴とする請求項1から9ののうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
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