JP2021031895A - 作業支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コソク作業の安全性を改善できると共に、作業効率を向上させることができる作業支援装置を提供する。【解決手段】トンネル掘削工事における切羽の撮像画像に関する第1情報を取得する第1情報取得部103と、支保工の建込み位置に関する第2情報を取得する第2情報取得部101と、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、コソク作業を行う作業箇所を検出する作業箇所検出部101と、前記作業箇所検出部101により検出された作業箇所を示す画像を出力する出力部105と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、作業支援装置に関する。
例えば特許文献1に記載されているように、トンネルの掘削工事では、支保工の建込みを行う前に、コソクと呼ばれる作業が行われる。コソク作業は、支保工を建て込むと、支保工が地山につかえると推測される箇所にある岩石を、ブレーカーを用いて削り取る作業である。つまり、トンネル掘削工事では、切羽の部分に火薬を挿薬して発破作業が行われる。このとき、発破作業により坑内に岩石が飛び散る。そのため、発破作業の後に、発破によって破砕された岩石を抗外に運び出す作業や、切羽付近の岩片を落下させる作業が行われる。発破によって破砕された岩石を抗外に運び出す作業はズリ出し作業と呼ばれ、切羽付近の岩片を落下させる作業はコソク作業と呼ばれている。
特開平8−86199号公報
コソク作業は、安全面においては、ブレーカーの作業員がブレーカーから降車して切羽に近づき、目視で作業状態を確認しなくてはならないので、崩落災害に巻き込まれてしまう危険があった。また、施工面においては、コソク作業のために何度も確認しては削るという作業を繰り返すので、この作業の繰り返しがサイクルタイムに影響を及ぼし、作業効率が低下する問題があった。
上述の課題を鑑み、本発明は、コソク作業の安全性を改善できると共に、作業効率を向上させることができる作業支援装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る作業支援装置は、トンネル掘削工事における切羽の撮像画像に関する第1情報を取得する第1情報取得部と、支保工の建込み位置に関する第2情報を取得する第2情報取得部と、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、コソク作業を行う作業箇所を検出する作業箇所検出部と、前記作業箇所検出部により検出された作業箇所を示す画像を出力する出力部と、を備える。
本発明によれば、コソク作業の安全性を改善できると共に、作業効率を向上させることができる。
実施形態に係る作業支援システム1の構成の説明図である。 実施形態に係る制御装置30の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る表示装置40の表示の例を示す図である。 実施形態に係る表示装置40の表示の例を示す図である。 実施形態に係る表示装置40の表示の例を示す図である。 実施形態に係る制御装置30が行う処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る作業支援システム1の構成の説明図である。作業支援システム1は、トンネル掘削工事におけるコソク作業を支援するシステムである。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る作業支援システム1は、撮像装置10と、測量器20と、制御装置30と、表示装置40とを備える。
撮像装置10は、ブレーカー50に搭載されたカメラであり、トンネル60の切羽61の部分の画像を撮像して、制御装置30に送信する。ブレーカー50は、切羽61の岩片や岩塊を打砕いて落下させるコソク作業に用いる工事用機械である。切羽61は、トンネル60における掘進方向の掘削面である。
撮像装置10は、切羽61を撮像する際に、切羽61と共に、実寸が既知の物体(既知物体)を撮像する。実寸が既知の物体は、少なくとも実寸が判っている物体であれば任意のものでよいが、例えば、ブレーカー50の先端部のドリルD、或いは測量用のプリズム51等である。
測量器20は、ブレーカー50の位置を計測して、計測した情報を制御装置30に送信する。測量器20は、例えばトータルステーションである。この場合、ブレーカー50には、プリズム51が取り付けられている。測量器20は、プリズム51に光を発射し、反射光を解析して、目標点となるブレーカー50の位置を計測する。
制御装置30は、コソク作業を支援する「作業支援装置」の一例である。制御装置30には、撮像装置10により撮像された撮像画像の情報(「第1情報」の一例)が入力される。制御装置30には、測量器20により計測された計測情報が入力される。制御装置30は、コソク作業が必要な作業箇所を示す画像を、表示装置40に出力する。コソク作業が必要な作業箇所を示す画像は、例えば、撮像装置10で撮像された切羽61のリアルタイム画像上に、コソク作業箇所を示すマークが合成された画像である。
制御装置30として、例えばPC(Personal Computer)が用いられる。制御装置30は、表示装置40と共に、ブレーカー50の車内に搭載されてもよい。また、制御装置30は、撮像装置10、測量器20、及び表示装置40とネットワークを介して通信可能に接続されていてもよい。また、制御装置30は、掘削作業中のトンネルの外部等の遠方に設けられてもよい。
表示装置40は、制御装置30から出力に基づいて、コソク作業が必要な作業箇所を示す画像を表示する。表示装置40としては、例えば液晶ディスプレイが用いられる。表示装置40は、例えば、ブレーカー50のキャビンに搭載される。これにより、ブレーカー50の作業員が、ブレーカー50から降車することなく、車内にいながら、表示装置40の画面を見てコソク作業を行うことができる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る作業支援システムにおける制御装置30の構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御装置30は、中央処理部101と、記憶部102と、インターフェース部103と、入力部104と、画像処理部105とを備える。
中央処理部101は、CPU(Central Processing Unit)等からなり、記憶部102に記憶されているプログラムに基づいて、各種の処理を行う。
中央処理部101は、「第2情報取得部」として機能する。
具体的に、中央処理部101は、切羽61の位置(絶対座標)を検出する。中央処理部101は、例えば、インターフェース部103を介して、測量器20により測定された切羽61の位置の情報を取得する。この場合、切羽61にはプリズム51が取り付けられ、測量器20は、プリズム51に光を発射することにより切羽61の位置を計測する。
中央処理部101は、切羽61の位置に基づいて記憶部102を参照する。記憶部102には、支保工の建込み位置を示す情報(「第2情報」の一例)が記憶されている。支保工の建込み位置を示す情報は、例えば、トンネルの掘削位置に対応する支保工ナンバーと、その位置に建て込む支保工の建込み位置、及び建て込む支保工のサイズ(実寸)とが対応づけられた情報である。中央処理部101は、切羽61の位置に基づいて記憶部102を参照することにより、切羽61の位置に建て込む支保工の建込み位置、及び建て込む支保工のサイズ(実寸)を取得する。
中央処理部101は、「作業箇所検出部」として機能する。具体的に、中央処理部101は、インターフェース部103を介して、撮像装置10により撮像された切羽61の撮像画像の情報を取得する。中央処理部101は、切羽61の撮像画像の情報と、記憶部102から取得した支保工の建込み位置を示す情報とを用いて、コソク作業を行う作業箇所を検出する。
例えば、中央処理部101は、撮像画像にソーベルフィルタをかける等して画像処理を行い、輝度値の変化や色の変化を検出する。これにより、中央処理部101は、撮像画像における切羽61の輪郭(外周)を検出する。
中央処理部101は、撮像画像に切羽61と共に撮像された、実寸が既知の物体の撮像領域の大きさに基づいて、撮像画像の画素を実寸と対応づける。これにより、中央処理部101は、撮像された切羽61の大きさを実寸と対応づけ、或いは切羽61の撮像画像における切羽61の外周の大きさを実寸と対応付けて検出する。
中央処理部101は、例えば、切羽61の撮像画像から取得された情報から切羽の外周の画面上の座標を検出する。また、中央処理部101は、切羽61の撮像画像上の大きさと実際の切羽61の大きさ(実寸)との対応関係を、支保工の建込み位置、及び支保工のサイズ(実寸)に適用することにより、撮像画像における支保工の建込み位置、及び建て込んだ場合の支保工の外周の座標を算出する。
中央処理部101は、撮像画像における切羽61の外周の画面上の座標と、支保工の外周の座標とを比較する。中央処理部101は、切羽61の外周の座標が、支保工の外周の座標より内側に位置する箇所を抽出する。
例えば、撮像画像における座標が、水平方向をx軸方向、鉛直方向をy軸方向として規定される場合を考える。中央処理部101は、撮像画像における切羽61の外周の座標(x、y)をx軸方向に、x座標が小さいほうから順に取得する。中央処理部101は、取得した切羽61の外周の座標(x、yk)と、x座標が等しい支保工の外周の座標(x、ys)とのy座標を比較する。中央処理部101は、切羽61のy座標(yk)が、支保工のy座標(ys)よりも所定のマージンαだけ大きい場合、すなわち、yk≧ys+αが成立する場合、その座標に対応する切羽61にコソク作業をしないと判定する。一方、中央処理部101は、yk<ys+αが成立する場合、その座標に対応する切羽61にコソク作業をすると判定する。なお、マージンαは、掘削するトンネルの土質や、支保工のサイズなどに応じて任意に設定されてよい。
中央処理部101は、x軸方向に、順に、切羽61にコソク作業をするか否かを判定し、コソク作業をすると判定した切羽61の座標を、コソク作業を行う作業箇所として決定する。中央処理部101は、作業箇所として決定した座標を示す情報を、画像処理部105に出力する。
また、中央処理部101は、ブレーカー50の移動を検知する。中央処理部101は、例えば、インターフェース部103を介して、測量器20により測定されたブレーカー50の位置の情報を取得し、前回取得したブレーカー50の位置と相違するか否かを判定することにより、ブレーカー50の移動を検知する。
中央処理部101は、ブレーカー50が移動したと判定した場合、移動後に撮像装置10により撮像された切羽61の撮像画像を用いて、コソク作業を行う作業箇所を検出する。中央処理部101が作業箇所を検出する方法は、上述した方法と同様の方法を適用することが可能である。中央処理部101は、ブレーカー50が移動した後に撮像された切羽61の撮像画像におけるコソク作業を行う作業箇所を検出する。
中央処理部101は、今回検出した作業箇所と、前回検出した作業箇所とを比較する。中央処理部101は、例えば、前回検出した作業箇所と、ブレーカー50の移動量とに基づいて、今回検出した作業箇所と前回検出した作業箇所とを対応付ける。中央処理部101は、今回検出した作業箇所と前回検出した作業箇所とを対応付けを示す情報を、画像処理部105に出力する。これにより、ブレーカー50の作業員は、ブレーカー50が移動した場合であっても、移動後の位置から見える切羽61における作業箇所を、リアルタイムに表示装置40のモニタで確認することができる。
また、中央処理部101は、前回検出した作業箇所のうち、今回検出した作業箇所に対応付けがない箇所が有る場合、その対応付けがない箇所を、コソク作業が完了した箇所と判定する。中央処理部101は、コソク作業が完了した箇所を示す情報を、画像処理部105に出力する。これにより、ブレーカー50の作業員は、ブレーカー50によりコソク作業を行った場合において、作業が完了したか、まだ岩盤を削る必要があるのかを表示装置40のモニタで確認することができる。
記憶部102は、ROM、RAM、HDDやSSD等、各種のメモリからなる。記憶部102は、記憶媒体、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、RAM(Random Access read/write Memory)、ROM(Read Only Memory)、又はこれらの記憶媒体の任意の組み合わせによって構成される。本実施形態では、記憶部102には、支保工ナンバー毎に、支保工の建込み位置、及び建て込む支保工のサイズ(実寸)を示す情報が記憶される。
インターフェース部103は、撮像装置10からの撮像信号を入力するとともに、測量器20からの計測情報を入力する。インターフェース部103としては、無線LAN(Local Area Network)等のワイヤレス通信のインターフェースを用いてもよい。
入力部104は、ユーザの入力操作を受け付ける。入力部104としては、キーボード、操作パネル、マウス等のポインティングデバイス、タッチパネル等、各種のものを用いてよい。インターフェース部103及び入力部104は、切羽61の撮像画像から第1情報を取得する第1情報取得部と、支保工の建込み位置を示す第2情報を取得する第2情報取得部として機能できる。
画像処理部105は、撮像装置10により撮像された切羽61の撮像画像に、中央処理部101により検出された作業箇所を示すマークの画像を合成して、表示装置40に出力する。すなわち、画像処理部105は、切羽61の撮像画像に、「作業箇所検出部」で検出された作業箇所の情報を合成して出力する「出力部」として機能する。
画像処理部105は、ブレーカー50が移動した場合において、中央処理部101により検出された、今回検出された作業箇所と、前回検出された作業箇所との対応づけを示す情報に基づいて、移動後に撮像された切羽61の撮像画像に、中央処理部101により検出された作業箇所を示すマークの画像を合成して表示装置40に出力する。
例えば、画像処理部105は、複数の作業箇所がある場合、それぞれを異なる表示態様にて(マークの形状やマークの色を互いに異なるようにして)表示させる。画像処理部105は、ブレーカー50が移動した場合、前回検出された作業箇所との対応づけを示す情報に基づいて、同じ作業箇所を同じ表示態様にて表示させる。これにより、作業員は、ブレーカー50の移動の前後において、ブレーカー50からみた切羽61の方向や画角が変化した場合であっても、作業箇所の対応を確認することができる。
上記では、ブレーカー50が移動したと判定された場合に作業箇所を検出し直す構成を例示して説明したが、これに限定されない。制御装置30は、ブレーカー50に搭載されている撮像装置10の撮像条件(撮像方向や、撮像する画像の画角等)が変化した場合に、作業箇所を検出し直す構成としてもよい。
この場合、例えば、ブレーカー50の作業員は、撮像装置10の撮像条件を変更した場合に、入力部104に入力操作を行い、撮像装置10の撮像条件が変更されたことを示す情報を、中央処理部101に通知する。中央処理部101は、入力部104を介して撮像装置10の撮像条件が変化したことを示す情報を取得した場合、撮像条件が変化した後の撮像画像を用いて作業箇所を検出する。なお、撮像条件が変更されたか否かに関わらず、中央処理部101は、入力部104を介して、作業箇所を検出する旨の指令を示す信号が取得された場合に、作業箇所を検出する構成であってもよい。
図3A〜図3Cは、本発明の第1の実施形態に係る作業支援システムにおける表示装置40の表示画面の説明図である。図3A〜図3Cに示すように、表示装置40には、切羽61の撮像画像が表示される。また、切羽61の撮像画像に合成して、マークM1〜M4が表示される。マークM1〜M4は、コソク作業の作業箇所を示している。
作業員は、図2A〜図2Cに示すような表示装置40の画面を見ながら、ブレーカー50を使って作業箇所を示すマークM1〜M4にある岩石を落下させて、コソク作業を行う。図3Aに示すように、作業の開始時には、全ての作業箇所に、マークM1〜M4が表示されている。作業員がブレーカー50でマークM1〜M4に対応する箇所の作業を終了すると、その都度、このマークM1〜M4の表示が変化していく。図3Bでは、マークM1が消され、マークM1で示された作業箇所のコソク作業が終了したことが示されている。最終的には、図3Cに示すように、マークM1〜M4が全て消えれば、作業は完了となる。
なお、ここでは、作業が終了したマークM1〜M4を消去しているが、作業が終了したマークM1〜M4の色や形状を変化させるようにしてもよい。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る作業支援システム1における制御装置30の処理を示すフローチャートである。
(ステップS101)中央処理部101は、撮像装置10から切羽61の撮像画像を取得して、処理をステップS102に進める。
(ステップS102)作業員は、入力部104に支保工ナンバーを入力して支保工の選択を行い、処理をステップS103に進める。
(ステップS103)中央処理部101は、記憶部102から、選択された支保工ナンバーの支保工の建込み位置の情報を読み出して、処理をステップS104に進める。
(ステップS104)中央処理部101は、撮像装置10で撮像された切羽61の撮像画像から取得された情報と、記憶部102から読み出された支保工の建込み位置を示す情報とを用いて、選択された支保工ナンバーでの作業箇所を決定して、処理をステップS105に進める。
(ステップS105)中央処理部101は、撮像装置10により撮像された切羽画像に、ステップS104で決定した作業箇所をマークで示して合成し、表示装置40に表示させて、処理をステップS106に進める。
(ステップS106)中央処理部101は、測量器20の計測情報から、ブレーカー50が移動したか否かを判定する。中央処理部101は、ブレーカー50が移動していたら(ステップS106:Yes)、処理をステップS107に進め、ブレーカー50が移動していなければ(ステップS106:No)、処理をステップS108に進める。
(ステップS107)中央処理部101は、測量器20の計測情報から、ブレーカー50に搭載されている撮像装置10の動きを検出し、撮像装置10の動きによる画角の変化に追従させて作業箇所のマークを動かし、処理をステップS108に進める。すなわち、ブレーカー50が移動すると、これに伴って、ブレーカー50に搭載された撮像装置10が移動し、切羽61の撮像画像の撮像方向や画角が変化する。そこで、中央処理部101は、測量器20の情報から、ブレーカー50の移動に伴う撮像画像上の位置や大きさの変化を画角の変化として算出し、これに応じて、作業箇所を示すマークの表示位置を変更する。
(ステップS108)中央処理部101は、作業箇所を示すマーク位置の作業が終了したか否かを判定する。中央処理部101は、作業箇所を示すマーク位置の作業が終了していなければ(ステップS108:No)、処理をステップS106にリターンし、ステップS106からステップS108の処理を繰り返し実行する。中央処理部101は、作業箇所を示すマーク位置の作業が終了していれば(ステップS108:Yes)、処理をステップS109に進める。
(ステップS109)中央処理部101は、ステップS108で作業箇所を示すマーク位置の作業が終了していれば(ステップS108:Yes)、作業が終了したマーク表示を変化させて、すなわち、作業が終了したマークを消去し又は形状や色を変化させて、処理をステップS110に進める。
(ステップS110)中央処理部101は、全てのマークの作業箇所での作業が終了したか否かを判定する。中央処理部101は、全てのマークの作業箇所での作業が終了していなければ(ステップS110:No)、処理をステップS106にリターンし、前述と同様に、残りのマーク位置の作業を進める。中央処理部101は、全てのマークの作業箇所で作業が終了していたら(ステップS110:Yes)、処理をステップS111に進める。
(ステップS111)中央処理部101は、次の支保工ナンバーでのコソク作業を行うか否かを判定する。中央処理部101は、次の支保工ナンバーでのコソク作業を行う場合には(ステップS111:Yes)、処理をステップS102にリターンし、次の支保工ナンバーで、同様の処理を繰り返し行う。次の支保工ナンバーでのコソク作業を行わない場合には(ステップS111:No)、中央処理部101は、処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態では、制御装置30は、撮像装置10からの切羽61の撮像画像から情報(第1情報)を取得する情報取得部(第1情報取得部)を有する。また、制御装置30は、記憶部に記憶されている支保工の建込み位置から情報(第2情報)を取得する情報取得部(第2情報取得部)を有する。そして、制御装置30は、切羽61の撮像画像から取得された情報(第1情報)と支保工の建込み位置から取得された情報(第2情報)とから作業箇所を検出する作業箇所検出部として機能する。また、制御装置30は、撮像装置10により撮像された切羽61の撮像画像に、検出された作業箇所の情報を合成して表示装置40に出力する出力部として機能する。また、制御装置30は、測量器20の計測情報から、ブレーカー50に搭載されている撮像装置10で撮像される切羽の撮像画像の画角の動きを示す情報(第3情報)を取得する第3情報取得部を有する。制御装置30は、この画角の動きに追従させて作業箇所の表示位置を変更させる機能を有する。
これにより、表示装置40には、リアルタイムの切羽61の撮像画像上に、コソク作業の作業箇所を示すマークが合成されて表示される。作業員は、この表示装置40に表示されるマークを参照しながらコソク作業を行うことで、ピンポイントで作業が行える。また、本実施形態では、表示装置40に示される切羽61の撮像画像とマークとを参照することで、作業の進捗状態が一目瞭然である。このため、作業員がブレーカー50から降りて切羽61に近づく必要がなく、コソク作業での作業員の安全性が確保できる。また、本実施形態では、コソク作業の作業箇所をマークによりピンポイントで示しながら作業が行えるため、余堀が低減され、また、材料ロスが低減される。また、コソク作業の作業箇所を示しながら作業を行うことで、作業効率が向上し、サイクルタイムの短縮が期待できる。
上述した実施形態における作業支援システム1の全部または一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…作業支援システム、10…撮像装置、20…測量器、30…制御装置(作業支援装置)、40…表示装置、50…ブレーカー、61…切羽、101…中央処理部(作業箇所検出部、第2情報取得部)、102…記憶部、103…インターフェース部(第1情報取得部、第3情報取得部)、104…入力部、105…画像処理部(出力部)

Claims (5)

  1. トンネル掘削工事における切羽の撮像画像に関する第1情報を取得する第1情報取得部と、
    支保工の建込み位置に関する第2情報を取得する第2情報取得部と、
    前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、コソク作業を行う作業箇所を検出する作業箇所検出部と、
    前記作業箇所検出部により検出された作業箇所を示す画像を出力する出力部と、
    を備える作業支援装置。
  2. 前記出力部は、前記作業箇所を示すマークを前記切羽の撮像画像に合成して出力する、
    請求項1に記載の作業支援装置。
  3. 前記作業箇所検出部は、検出した作業箇所の作業が完了したか否かを判定し、
    前記出力部は、前記作業箇所の作業が完了したと判定された場合、前記マークの表示態様を変更して出力する、
    請求項2に記載の作業支援装置。
  4. 前記撮像画像における撮像方向及び画角に関する第3情報を取得する第3情報取得部、
    を更に備え、
    前記作業箇所検出部は、前記第3情報の内容が変更される度に、前記作業箇所を検出する、
    請求項2又は請求項3に記載の作業支援装置。
  5. 前記撮像画像は、切羽と共に、実寸が既知の既知物体が撮像された画像であり、
    前記作業箇所検出部は、前記既知物体が撮像された撮像領域の大きさを用いて、前記撮像画像における切羽の大きさを実寸と対応づける、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の作業支援装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009216634A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ihi Corp 中心位置検出治具及び三次元位置計測方法
JP2017190597A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 シロキ工業株式会社 車両用開閉体駆動装置
JP2019015040A (ja) * 2017-07-04 2019-01-31 株式会社福田組 掘削支援システム

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