JP2021030939A - 電子制御装置及び故障コード管理方法 - Google Patents

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Hiroo Futamata
大央 二股
椋 山川
Muku Yamakawa
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Abstract

【課題】法規対応故障コードとメーカー対応故障コードとの組み合わせの設定を容易に行うことができる。【解決手段】車両の故障を診断する故障診断機能を備える車両に搭載される電子制御装置であって、第1故障コードと第2故障コードとの複数の組み合わせが規定された故障コード管理テーブルを格納する記憶装置と、前記故障診断機能の故障診断部で診断した故障に対応する前記第1故障コード及び前記第2故障コードとの組み合わせを、前記故障コード管理テーブルから取得し、取得した前記組み合わせに係る前記第1故障コード及び前記第2故障コードを前記記憶装置に格納する情報処理部と、を備える電子制御装置である。【選択図】図1

Description

本発明は、電子制御装置及び故障コード管理方法に関する。
下記特許文献1には、車両に搭載されており、前記車両の故障を診断する電子制御装置が開示されている。前記電子制御装置は、診断した故障に対応した故障コードを記録する。そして、前記電子制御装置は、外部の診断機と通信した場合には、記録した故障コードを診断機に送信することで前記診断機に故障個所や故障内容を表示させることができる。
故障コードには、各国の法規や規格により共通定義されている故障コード(以下、「法規対応故障コード」という。)と、自動車メーカーが独自に定義している故障コード(以下、「メーカー対応故障コード」という。)と、がある。法規対応故障コードは、診断した故障内容や故障箇所ごとに割り振られている。メーカー対応故障コードは、法規対応故障コードが示す故障内容や故障箇所をより詳細に特定するためのものであって、法規対応故障コードと組み合わせて診断機に送信される。法規対応故障コードは汎用の診断機で認識することができるのに対し、メーカー対応故障コードは各自動車メーカー独自の診断機で認識することができる。
そのため、上記電子制御装置において故障に対応した故障コードを記録するソフトウェアには、各法規対応故障コードとその法規対応故障コードに対応するメーカー対応故障コードとのすべての組み合わせがプログラミングされている。換言すれば、各法規対応故障コードとその法規対応故障コードに対応するメーカー対応故障コードとのすべての組み合わせがプログラム上で固定化されている。これにより詳細な故障内容を特定するメーカー対応故障コードからそれに対応する法規対応故障コードを生成することができる。
特開平5−172701号公報
しかしながら、法規対応故障コードとメーカー対応故障コードとの組み合わせは、車両や車両に搭載される部品の仕様に応じて頻繁に変更されることがあり、その都度、ソフトウェアを書き換える必要があり、煩雑であった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、法規対応故障コードとメーカー対応故障コードとの組み合わせの設定を容易に行うことができることである。
(1)本発明の一態様は、車両の故障を診断する故障診断機能を備える車両に搭載される電子制御装置であって、第1故障コードと第2故障コードとの複数の組み合わせが規定された故障コード管理テーブルを格納する記憶装置と、前記故障診断機能の故障診断部で診断した故障に対応する前記第1故障コード及び前記第2故障コードとの組み合わせを、前記故障コード管理テーブルから取得し、取得した前記組み合わせに係る前記第1故障コード及び前記第2故障コードを前記記憶装置に格納する情報処理部と、を備える電子制御装置である。
(2)上記(1)の電子制御装置であって、前記故障コード管理テーブルは、第1故障コードの識別情報である第1識別情報と、前記第2故障コードの識別情報である第2識別情報と、が紐づけられており、前記情報処理部は、前記故障に対応する前記第2故障コードの第2識別情報に紐づけられている前記第1識別情報を前記故障コード管理テーブルから取得し、当該第2故障コードと当該第1識別情報の前記第1故障コードと、を前記記憶装置に格納してもよい。
(3)上記(2)の電子制御装置であって、前記情報処理部は、前記故障診断部の診断結果に基づいて、前記故障に対応する前記第2識別情報を確定する確定する確定処理部と、前記確定処理部により確定した前記第2識別情報に紐づけられている前記第1識別情報を前記故障コード管理テーブルから取得し、当該第2故障コードと当該第1識別情報の前記第1故障コードと、を前記記憶装置に格納してもよい。
(4)上記(1)から(3)のいずれかの電子制御装置であって、前記記憶装置は、前記故障コード管理テーブルを格納し、読み書き可能な第1格納部と、前記第1故障コード及び前記第2故障コードを格納する第2格納部と、を備えてもよい。
(5)車両の故障を診断する故障診断機能を備える車両に搭載される電子制御装置の故障コード管理方法であって、前記故障診断機能の故障診断部で診断した故障に対応する第1故障コード及び第2故障コードとの組み合わせを、前記電子制御装置内の読み書き可能な記憶装置に格納されている、前記第1故障コードと前記第2故障コードとの複数の組み合わせが規定された故障コード管理テーブルから取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得した前記組み合わせに係る前記第1故障コード及び前記第2故障コードを前記記憶装置に格納する格納ステップと、を含む、故障コード管理方法である。
以上説明したように、本発明によれば、法規対応故障コードとメーカー対応故障コードとの組み合わせの設定を容易に行うことができる。
本実施形態に係る電子制御装置を備える故障診断システム1の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る記憶装置6の記憶領域を説明する図である。 本実施形態に係る故障コード管理テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセッサの故障検知処理及び故障コード格納処理を実行するための機能部を説明する図である。 本実施形態に係る故障診断機能の動作のフロー図である。
以下、本実施形態に係る電子制御装置を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る電子制御装置を備える故障診断システム1の概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、故障診断システム1は、電子制御装置(Electronic Control Unit)2及び診断装置3を備える。
電子制御装置2は、いわゆる故障診断機能を有し、車両100(例えば、自動車)に搭載されている。電子制御装置2は、車両100のエンジンや自動変速機等を制御する。電子制御装置2は、診断装置3と有線で接続可能であって、情報を送受可能である。
電子制御装置2は、車両100内に配設された通信線L1を介して、電子制御装置2以外の車載装置と通信可能に接続されている。
電子制御装置2は、車両100の故障(以下、単に「故障」という。)を診断する故障診断処理を実行し、診断した故障に対応した故障コード(DTC:Diagnostic Trouble Code)Dを記録する故障コード格納処理を実行する。なお、この故障診断処理及び故障コード格納処理が上記故障診断機能に相当する。そして、電子制御装置2は、診断装置3と通信線L2を介して通信接続した場合には、記録した故障コードDを診断装置3に送信する。なお、通信線L2は、ユーザ(例えば、自動車メーカ)により通信線L1に電気的に接続される。
故障コードDは、法規対応故障コードDh及びメーカー対応故障コードDmを含む。法規対応故障コードDhは、各国の法規や規格により共通定義されている故障コードである。法規対応故障コードDhは、診断した故障内容や故障箇所ごとに割り振られている。メーカー対応故障コードDmは、自動車メーカーが独自に定義している故障コードである。メーカー対応故障コードDmは、法規対応故障コードDhが示す故障内容や故障箇所をより詳細に特定するためのものである。したがって、電子制御装置2は、診断した故障に対応する法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとを含む故障コードDを診断装置3に送信する。なお、法規対応故障コードDhは、本発明の「第1故障コード」の一例である。メーカー対応故障コードDmは、本発明の「第2故障コード」の一例である。
診断装置3は、電子制御装置2と通信して故障コードDを受信する。すなわち、診断装置3は、電子制御装置2に記録されている故障コードDを、通信線L2を介して読み取る。そして、診断装置3は、故障コードDが示す故障個所や故障内容を表示する。
次に、本実施形態に係る電子制御装置2の構成について、説明する。
電子制御装置2は、通信回路4、入出力回路5、記憶装置6及びプロセッサ7を備える。
通信回路4は、通信線L1に接続された他の装置と通信を行う。すなわち、通信回路4は、通信線L1を介して車載装置との間でデータの送受信を行う。また、通信回路4は、通信線L1及び通信線L2を介して診断装置3との間でデータの送受信を行う。通信回路4は、各種データ(例えば、故障コードD)をプロセッサ7からの命令に従って、診断装置3に送信する。
入出力回路5は、車両100に搭載されたセンサ群101に接続されており、センサ群101で計測された計測値を示すセンサ信号が入力される。なお、センサ群101は、車両100の内部状態を取得するための複数のセンサを含む。センサ群101は、例えば、水温センサ、油温センサ、車速センサ、クランク角センサ、吸気圧センサ、スロットル開度センサ、電気自動車およびハイブリッド自動車のバッテリ温度センサ、バッテリ電圧センサ等を含む。入出力回路5は、入力されたセンサ信号をプロセッサ7に送信する。また、入出力回路5は、車両100に搭載された各種アクチュエータを駆動するための信号を出力する。
記憶装置6は、不揮発性メモリであって、例えばフラッシュメモリである。記憶装置6は、図2に示すように、第1の格納領域6a、第2の格納領域6b及び第3の格納領域6cを有する。第1の格納領域6aは、本発明の「第1格納部」の一例である。第2の格納領域6bは、本発明の「第2格納部」の一例である。
第1の格納領域6aは、ユーザにより変更可能な領域、すなわち読み書き可能な記憶領域であって、法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとの複数の組み合わせが規定された故障コード管理テーブルを格納している。したがって、故障コード管理テーブルにおける法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとの組み合わせの自由に変更することができ、法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとの組み合わせの設定を容易に行うことができる。
ここで、本実施形態に係るユーザは、自動車メーカーの者であることを示し、自動車の所有者を意味するものではない。
図3は、本実施形態に係る故障コード管理テーブルの一例を示す図である。
図3に示すように、故障コード管理テーブルは、複数の代表コードと、各代表コードに対応する詳細コードと、当該詳細コードの個数の各情報を格納している。
代表コードとは、複数の法規対応故障コードDhのそれぞれを特定するための法規対応故障コードDh固有の識別情報である。代表コードは、本発明の「第1識別情報」の一例である。
詳細コードは、複数のメーカー対応故障コードDmのそれぞれを特定するためのメーカー対応故障コードDm固有の識別情報である。詳細コードは、本発明の「第2識別情報」の一例である。
詳細コードの個数(以下、「詳細コード個数」という。)は、一つの代表コードに対して紐づいている詳細コードの数であり、一つの代表コードに対して複数の詳細コードが紐づいている場合や一つの詳細コードが紐づいている場合もある。例えば、代表コード「0」に対して詳細コード「0」及び詳細コード「1」の2つの詳細コードが紐づいている。また、例えば、代表コード「1」に対して詳細コード「3」の1つの詳細コードが紐づいている。また、例えば、代表コード「2」に対して詳細コード「8」の1つの詳細コードが紐づいている。また、例えば、代表コード「3」に対して詳細コード「15」及び詳細コード「220」の2つの詳細コードが紐づいている。
このように、故障コード管理テーブルにおいて、代表コードと詳細コードとを組み合わせを規定することで、法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとの組み合わせを規定することができる。なお、複数の代表コードと、各代表コードが示す法規対応故障コードDhとの関係を示す情報は、記憶装置6内の法規対応故障コードテーブルに格納されている。さらに、複数の詳細コードと、各詳細コードが示すメーカー対応故障コードDmとの関係を示す情報は、記憶装置6内のメーカー対応故障コードテーブルに格納されている。
第2の格納領域6bは、読み書き可能な記憶領域であって、故障診断機能によって診断された故障に対応する故障コードDを格納する。
第3の格納領域6cは、故障診断機能を実行するためのプログラムを格納する。
プロセッサ7は、電子制御装置2の全体を制御する。プロセッサ7は、記憶装置6の第3の格納領域6cに格納されている故障検知処理プログラムを実行することにより、故障検知処理を実行する。また、プロセッサ7は、記憶装置6の第3の格納領域6cに格納されている故障コード格納処理プログラムを実行することにより、故障コード格納処理を実行する。
プロセッサ7は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって故障検知処理及び故障コード格納処理を実現してもよい。また、プロセッサ7は、複数のCPUにより構成されてもよい。
次に、本実施形態に係るプロセッサ7の故障検知処理及び故障コード格納処理を実行するための機能部について、図4を用いて説明する。図4は、本実施形態に係るプロセッサの故障検知処理及び故障コード格納処理を実行するための機能部を説明する図である。
プロセッサ7は、故障診断部10、情報処理部11及び出力部12を備える。
故障診断部10は、入出力回路5を介してセンサ群101からセンサ信号を取得し、そのセンサ信号に基づいて故障を診断する故障診断処理を実行する。そして、故障診断部10は、診断した故障の情報(以下、「故障情報」という。)を情報処理部11に出力する。故障情報には、故障個所や故障内容等の診断結果に関する情報が含まれる。
情報処理部11は、故障診断部10で診断された故障に対応する法規対応故障コードDh及びメーカー対応故障コードDmとの組み合わせを、故障コード管理テーブルから取得し、取得した組み合わせに係る法規対応故障コードDh及びメーカー対応故障コードDmを第2の格納領域6bに格納する。
以下に、本実施形態に係る情報処理部11の機能部について説明する。
情報処理部11は、確定処理部20及びコード格納処理部21を備える。
確定処理部20は、故障診断部10が診断した故障を確定させる。具体的には、確定処理部20は、故障診断部10で診断された故障に対応する一つ以上のメーカー対応故障コードDmを特定し、特定したメーカー対応故障コードDmの詳細コードをメーカー対応故障コードテーブルから取得することで、故障診断部10で診断された故障の詳細コードを確定する確定処理を実行する。この確定処理により、故障診断部10が診断した故障が確定する。このように、確定処理部20は、故障診断部10が診断した故障がどの詳細コードに対応するかを確定する確定処理を実行することにより故障を確定させる。
コード格納処理部21は、確定処理部20により詳細コードが確定したか否かを判定する判定処理を実行し、詳細コードが確定していると判定した場合には当該詳細コードに対応する代表コードを故障コード管理テーブルから取得する代表コード取得処理を実行する。そして、コード格納処理部21は、取得する代表コードに対応する法規対応故障コードDhを法規対応故障コードテーブルから取得し、その取得した法規対応故障コードDhと、確定処理で確定した詳細コードのメーカー対応故障コードDmと、を紐づけて第2の格納領域6bに格納するコード格納処理を実行する。
ここで、故障コード管理テーブルには、詳細コード個数が格納されており、詳細コード個数は、法規対応故障コードDhに紐づけられるメーカー対応故障コードDmの数の上限を示すものである。したがって、本実施形態では、コード格納処理部21は、詳細コード個数分だけ判定処理を実行する。
第1の例として、図3に示す故障コード管理テーブルが第1の格納領域6aに格納されている場合において、確定処理によって、詳細コード「0」が確定し、詳細コード「1」が確定していないとする。この場合には、コード格納処理部21は、1回目の判定処理の実行によって詳細コード「0」が確定していると判定し、詳細コード「0」に対応する代表コード「0」を故障コード管理テーブルから取得する。これにより、コード格納処理部21は、詳細コード「0」のメーカー対応故障コードDm0と代表コード「0」の法規対応故障コードDh0とを紐づけて第2の格納領域6bに格納する格納処理を実行する。
ここで、コード格納処理部21は、詳細コード「0」に対応する詳細コード個数「2」を故障コード管理テーブルから取得し、その詳細コード個数を判定処理の回数とする。したがって、コード格納処理部21は、2回目の判定処理を実行して、故障コード管理テーブルで代表コード「0」に紐づいている詳細コード「1」が確定しているか否かを判定する。ただし、詳細コード「1」が確定していないため、コード格納処理部21は、2回目の判定処理を実行によって詳細コード「1」が確定していないと判定する。その結果、詳細コード「1」のメーカー対応故障コードDm1と代表コード「0」の法規対応故障コードDh0とが第2の格納領域6bに格納される格納処理が実行されることはなく、第2の格納領域6bには、メーカー対応故障コードDm1と法規対応故障コードDh0とが紐づけられた故障コードDのみが格納される。
第2の例として、図3に示す故障コード管理テーブルが第1の格納領域6aに格納されている場合において、確定処理によって、詳細コード「15」及び詳細コード「220」が確定しているとする。この場合には、コード格納処理部21は、1回目の判定処理の実行によって詳細コード「15」が確定していると判定し、詳細コード「15」に対応する代表コード「3」を故障コード管理テーブルから取得する。これにより、コード格納処理部21は、詳細コード「15」のメーカー対応故障コードDm15と代表コード「3」の法規対応故障コードDh3とを紐づけて第2の格納領域6bに格納する格納処理を実行する。
ここで、コード格納処理部21は、詳細コード「15」に対応する詳細コード個数「2」を故障コード管理テーブルから取得しているため、2回目の判定処理を実行する。コード格納処理部21は、2回目の判定処理の実行によって、故障コード管理テーブルで代表コード「3」に紐づいている詳細コード「220」が確定しているか否かを判定し、詳細コード「220」が確定していると判定する。その結果、詳細コード「220」のメーカー対応故障コードDm220と代表コード「3」の法規対応故障コードDh3とが第2の格納領域6bに格納される格納処理が実行される。これにより、第2の格納領域6bには、法規対応故障コードDh3に対して、メーカー対応故障コードDm15及びメーカー対応故障コードDm220が紐づけられた故障コードDが格納される。
出力部12は、診断装置3と通信線L2を介して通信接続した場合には、第2の格納領域6bに格納されている故障コードDを診断装置3に送信する。
診断装置3は、通信回路31、プロセッサ32、表示装置33及びメモリ34を備える。
通信回路31は、通信線L2を介して電子制御装置2との間でデータの送受信を行う。
プロセッサ32は、診断装置3の全体を制御する。プロセッサ32は、メモリ34に格納されている第3のプログラムを実行することにより、故障コードDを電子制御装置2から受信し、その受信した故障コードDが示す故障個所や故障内容を表示装置33に表示する表示処理を実行する。
プロセッサ32は、CPU、MPU、GPU、マイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGA等を含み、集積回路チップ、LSI等に形成された論理回路や専用回路によって表示処理を実現してもよい。また、プロセッサ7は、複数のCPUにより構成されてもよい。
表示装置33は、情報を表示するものであって、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや液晶ディスプレイ等である。
メモリ34は、第3のプログラム及び表示処理を実行するにあたって必要な各種情報を格納している。
次に、本実施形態に係る電子制御装置2の故障診断機能の動作について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態に係る故障診断機能の動作のフロー図である。
図5に示すように、故障診断部10は、センサ群101からセンサ信号を取得し、そのセンサ信号に基づいて故障を診断する(ステップS101)。確定処理部20は、故障情報に基づいて、故障診断部10で診断された故障に対応する一つ以上のメーカー対応故障コードDmを特定し、特定したメーカー対応故障コードDmの詳細コードをメーカー対応故障コードテーブルから取得することで、故障診断部10で診断された故障の詳細コードを確定させる(ステップS102)。
次に、コード格納処理部21は、確定処理部20により確定した詳細コードに対応する代表コードを故障コード管理テーブルから読み取る。そして、コード格納処理部21は、読み取った代表コードに対応する法規対応故障コードDhを法規対応故障コードテーブルから取得し(ステップS103)、その取得した法規対応故障コードDhと、確定処理部20により確定したすべての詳細コードのメーカー対応故障コードDmと、を紐づけて故障コードDとして第2の格納領域6bに格納する(ステップS104)。このように、電子制御装置2は、故障コード管理テーブルの詳細コードに紐付く故障検出の結果を確認し、その詳細コードが示す故障が確定している(詳細コードが確定している)ならば、確定している詳細コードに紐づけられた法規対応故障コードDhと、その詳細コードのメーカー対応故障コードDmと、を紐づけて故障コードDとして第2の格納領域6bに格納する。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
(変形例1)
上記実施形態において、情報処理部11は、故障診断部10が診断した故障の代表コードを取得するが、その取得するタイミングには特に限定されない。例えば、情報処理部11は、確定処理が終了する前に故障情報に基づいて故障の代表コードを取得してもよいし、確定処理が終了した後に取得してもよい。
すなわち、コード格納処理は、確定した詳細コードのメーカー対応故障コードDmと、その詳細コードに紐づけられた法規対応故障コードDhと、を故障コード管理テーブルを用いて取得し、取得したメーカー対応故障コードDmと法規対応故障コードDhとを故障コードDとして第2の格納領域6bに格納すればよく、代表コードの取得タイミングには特に限定されない。
例えば、以下のように、代表コード取得処理及びコード格納処理を実行してもよい。
コード格納処理部21は、故障診断部10が診断した故障に対応する代表コードを故障情報に基づいて取得し(代表コード取得処理)、取得した代表コードに紐づけられた詳細コードを故障コード管理テーブルから取得する。そして、コード格納処理部21は、取得した詳細コードが確定しているか否かを詳細コードごとに判定する判定処理を実行し、判定処理によって確定していると判定した詳細コードのメーカー対応故障コードDmと、特定した代表コードの法規対応故障コードDhとを紐づけて第2の格納領域6bに格納するコード格納処理を実行する。
(変形例2)
上記実施形態では、第1の格納領域6a、第2の格納領域6b及び第3の格納領域6cは、すべて記憶装置6内の記憶領域である場合について、説明したが、これに限定されない。例えば、第1の格納領域6a、第2の格納領域6b及び第3の格納領域6cのそれぞれは互いに異なる記憶装置であってもよい。
以上、説明したように、本実施形態では、各法規対応故障コードDhとその法規対応故障コードDhに対応するメーカー対応故障コードDmとのすべての組み合わせをプログラム上で固定化せずに(プログラムコードに埋め込むことはせずに)、故障コード管理テーブルとしてデータベース化している。
このような構成によれば、法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとの組み合わせが車両や車両に搭載される部品の仕様に応じて頻繁に変更された場合であっても、故障コード管理テーブルの代表コードに紐づけられている詳細コードを変更するだけで法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとの組み合わせの設定を変更することができる。したがって、ソフトウェアを書き換える必要がなく、法規対応故障コードDhとメーカー対応故障コードDmとの組み合わせの設定を容易に行うことができる。
また、上記実施形態では、電子制御装置2に故障診断部10と情報処理部11が備わっているが、それに限らず故障診断部10と情報処理部11はそれぞれ別の電子制御装置に備えて通信機能で情報をやりとりしてもよい。
1 故障診断システム
2 電子制御装置
3 診断装置
6 記憶装置
6a 第1の格納領域(第1格納部)
6b 第2の格納領域(第2格納部)
7 プロセッサ
10 故障診断部
11 情報処理部
20 確定処理部
21 コード格納処理部

Claims (5)

  1. 車両の故障を診断する故障診断機能を備える車両に搭載される電子制御装置であって、
    第1故障コードと第2故障コードとの複数の組み合わせが規定された故障コード管理テーブルを格納する記憶装置と、
    前記故障診断機能の故障診断部で診断した故障に対応する前記第1故障コード及び前記第2故障コードとの組み合わせを、前記故障コード管理テーブルから取得し、取得した前記組み合わせに係る前記第1故障コード及び前記第2故障コードを前記記憶装置に格納する情報処理部と、
    を備える電子制御装置。
  2. 前記故障コード管理テーブルは、
    第1故障コードの識別情報である第1識別情報と、前記第2故障コードの識別情報である第2識別情報と、が紐づけられており、
    前記情報処理部は、
    前記故障に対応する前記第2故障コードの第2識別情報に紐づけられている前記第1識別情報を前記故障コード管理テーブルから取得し、当該第2故障コードと当該第1識別情報の前記第1故障コードと、を前記記憶装置に格納する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記情報処理部は、
    前記故障診断部の診断結果に基づいて、前記故障に対応する前記第2識別情報を確定する確定する確定処理部と、
    前記確定処理部により確定した前記第2識別情報に紐づけられている前記第1識別情報を前記故障コード管理テーブルから取得し、当該第2故障コードと当該第1識別情報の前記第1故障コードと、を前記記憶装置に格納する
    ことを特徴とする、請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記記憶装置は、
    前記故障コード管理テーブルを格納し、読み書き可能な第1格納部と、
    前記第1故障コード及び前記第2故障コードを格納する第2格納部と、
    を備えることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  5. 車両の故障を診断する故障診断機能を備える車両に搭載される電子制御装置の故障コード管理方法であって、
    前記故障診断機能の故障診断部で診断した故障に対応する第1故障コード及び第2故障コードとの組み合わせを、前記電子制御装置内の読み書き可能な記憶装置に格納されている、前記第1故障コードと前記第2故障コードとの複数の組み合わせが規定された故障コード管理テーブルから取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得した前記組み合わせに係る前記第1故障コード及び前記第2故障コードを前記記憶装置に格納する格納ステップと、
    を含む、故障コード管理方法。
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Citations (7)

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