JP2021030258A - 連続鋳造用水冷鋳型及び鋼の連続鋳造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[1]冷却水路が形成されている銅合金製の鋳型プレートと、
前記冷却水路を覆うように前記鋳型プレートに取り付けられているバックアッププレートと、を有する連続鋳造用水冷鋳型であって、
前記鋳型プレートの下部での冷却水路は、鋳型幅方向に配列された複数の溝形水路(冷却スリット)で構成され、該複数の溝形水路の各々は、鋳造方向に延びた縦長形状であり、
前記鋳型プレートの上部での冷却水路は、鋳造方向に延び且つ鋳型幅方向に広がった箱形水路で構成され、該箱形水路は、前記鋳型プレートの下部の複数の冷却水路に連通し、
前記鋳型プレートの上部の箱形水路を構成する鋳型プレートの内壁面に、複数の凹部が設けられていることを特徴とする連続鋳造用水冷鋳型。
[2]前記凹部は、一定間隔で周期的に設けられていることを特徴とする、上記[1]に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[3]前記凹部は、半球状、円錐状、円錐台状、円筒状、尖塔状、角錐状のなかから選ばれる1種類の同一形状であることを特徴とする、上記[1]または上記[2]に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[4]前記凹部は、千鳥状に設けられていることを特徴とする、上記[1]から上記[3]のいずれかに記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[5]前記凹部の深さは、0.1〜2.0mmであることを特徴とする、上記[1]から上記[4]のいずれかに記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[6]前記複数の凹部の一部は、前記鋳型プレートの熱伝導率とは異なる熱伝導率を有する材料で埋め込まれていることを特徴とする、上記[1]から上記[5]のいずれかに記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[7]鋳型プレートの熱伝導率とは異なる熱伝導率を有する材料で埋め込まれている前記凹部は、周囲に対して平滑面とされていることを特徴とする、上記[6]に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[8]前記材料の熱伝導率は、前記鋳型プレートの熱伝導率よりも低いことを特徴とする、上記[6]または上記[7]に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[9]前記材料が埋め込まれていない凹部が鋳型幅方向に一列に設置され、前記材料が埋め込まれた凹部が鋳型幅方向に一列に設置され、且つ、前記材料が埋め込まれていない凹部が鋳型幅方向に一列に設置された群と、前記材料が埋め込まれた凹部が鋳型幅方向に一列に設置された群とが、鋳造方向に交互に設置されていることを特徴とする、上記[6]から上記[8]のいずれかに記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[10]前記鋳型プレートの下部の冷却水路と前記鋳型プレートの上部の冷却水路との接続位置が、鋳型上端から150〜500mmの範囲内であることを特徴とする、上記[1]から上記[9]のいずれかに記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[11]前記鋳型プレートの下部での冷却水路における冷却水の流速は7.0〜13.0m/sの範囲内であることを特徴とする、上記[1]から上記[10]のいずれかに記載の連続鋳造用水冷鋳型。
[12]上記[1]から上記[11]のいずれかに記載の連続鋳造用水冷鋳型を用いて溶鋼を連続鋳造する鋼の連続鋳造方法であって、鋳造開始から鋳造終了までの少なくとも一部の期間で、鋳片引き抜き速度を2.0m/min以上として連続鋳造することを特徴とする、鋼の連続鋳造方法。
2 鋳型長辺
3 鋳型短辺
4 浸漬ノズル
5 溶鋼
6 鋳型プレート
7 バックアッププレート
8 溝形水路
9 箱形水路
10 接続位置
11 凹部
12 異種材料充填部
13 冷却水供給路
14 給水口
15 冷却水排水路
16 排水口
Claims (12)
- 冷却水路が形成されている銅合金製の鋳型プレートと、
前記冷却水路を覆うように前記鋳型プレートに取り付けられているバックアッププレートと、を有する連続鋳造用水冷鋳型であって、
前記鋳型プレートの下部での冷却水路は、鋳型幅方向に配列された複数の溝形水路(冷却スリット)で構成され、該複数の溝形水路の各々は、鋳造方向に延びた縦長形状であり、
前記鋳型プレートの上部での冷却水路は、鋳造方向に延び且つ鋳型幅方向に広がった箱形水路で構成され、該箱形水路は、前記鋳型プレートの下部の複数の冷却水路に連通し、
前記鋳型プレートの上部の箱形水路を構成する鋳型プレートの内壁面に、複数の凹部が設けられていることを特徴とする連続鋳造用水冷鋳型。 - 前記凹部は、一定間隔で周期的に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記凹部は、半球状、円錐状、円錐台状、円筒状、尖塔状、角錐状のなかから選ばれる1種類の同一形状であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記凹部は、千鳥状に設けられていることを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記凹部の深さは、0.1〜2.0mmであることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記複数の凹部の一部は、前記鋳型プレートの熱伝導率とは異なる熱伝導率を有する材料で埋め込まれていることを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 鋳型プレートの熱伝導率とは異なる熱伝導率を有する材料で埋め込まれている前記凹部は、周囲に対して平滑面とされていることを特徴とする、請求項6に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記材料の熱伝導率は、前記鋳型プレートの熱伝導率よりも低いことを特徴とする、請求項6または請求項7に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記材料が埋め込まれていない凹部が鋳型幅方向に一列に設置され、前記材料が埋め込まれた凹部が鋳型幅方向に一列に設置され、且つ、前記材料が埋め込まれていない凹部が鋳型幅方向に一列に設置された群と、前記材料が埋め込まれた凹部が鋳型幅方向に一列に設置された群とが、鋳造方向に交互に設置されていることを特徴とする、請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記鋳型プレートの下部の冷却水路と前記鋳型プレートの上部の冷却水路との接続位置が、鋳型上端から150〜500mmの範囲内であることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 前記鋳型プレートの下部での冷却水路における冷却水の流速は7.0〜13.0m/sの範囲内であることを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の連続鋳造用水冷鋳型。
- 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の連続鋳造用水冷鋳型を用いて溶鋼を連続鋳造する鋼の連続鋳造方法であって、鋳造開始から鋳造終了までの少なくとも一部の期間で、鋳片引き抜き速度を2.0m/min以上として連続鋳造することを特徴とする、鋼の連続鋳造方法。
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JP2020121329A (ja) * | 2019-01-31 | 2020-08-13 | Jfeスチール株式会社 | 鋼の連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法 |
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JP6947192B2 (ja) * | 2019-01-31 | 2021-10-13 | Jfeスチール株式会社 | 鋼の連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法 |
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