JP2021028328A - 農薬組成物及び病害虫防除方法 - Google Patents

農薬組成物及び病害虫防除方法 Download PDF

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Abstract

【課題】病害虫に対する優れた防除効果を発揮する農薬組成物及び病害虫防除方法を提供すること。【解決手段】エタボキサム及び下記式(1)で示される化合物からなる化合物群Aより選択される1種以上の化合物と、プロピレングリコール、グリセロール、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、および1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンからなる化合物群Bより選択される1種以上の化合物とを含む、農薬組成物。【選択図】なし

Description

本発明は農薬組成物及び病害虫防除方法に関する。
従来、病害虫の防除を目的として殺虫剤、殺菌剤が用いられ、これらの有効成分として多くの化合物が知られている(特許文献1、特許文献2)。殺虫剤、殺菌剤、除草剤が製剤化される際、イソチアゾリノン系化合物等の防腐剤(特許文献3)や、プロピレングリコールやグリセロール等の凍結防止剤(特許文献4)が、製剤助剤として用いられている。
欧州特許第0639574号明細書 国際公開第2017/065228号 国際公開第2011/038316号 米国特許第9095137号明細書
本発明は、病害虫に対する優れた防除効果を発揮する農薬組成物及び病害虫防除方法を提供することを課題とする。
本発明者は、特定の化合物と、特定の製剤助剤の組み合わせで、製剤の優れた物理化学性が達成されるのみならず、優れた防除効果が発揮されることを見出した。
本発明は、以下の[1]〜[5]を含む。
[1] エタボキサムおよび下記式(1)
で示される化合物(以下、化合物Yと記す)からなる化合物群Aより選択される1種以上の化合物と、プロピレングリコール、グリセロール、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、および1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンからなる化合物群Bより選択される1種以上の化合物とを含む、農薬組成物。
[2] 前記化合物群Bより選択される1種以上の化合物が、プロピレングリコールである[1]に記載の農薬組成物。
[3] 前記化合物群Bより選択される1種以上の化合物が、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンである[1]に記載の農薬組成物。
[4] [1]に記載の農薬組成物を病害虫が発生しているまたは発生する場所に施用する工程を有する病害虫防除方法。
[5] 病害虫が発生しているまたは発生する場所が、作物の栽培地である[4]に記載の方法。
本発明により、病害虫を効果的に防除することが可能になる。
本発明の農薬組成物(以下、本発明組成物と記す)は、前記化合物群Aより選択される1種以上の化合物(以下、化合物Aと記す)と、前記化合物群Bより選択される1種以上の化合物(以下、化合物Bと記す)とを含む。
本発明の病害虫防除方法(以下、本発明方法と記す)は、本発明組成物を病害虫が発生しているまたは発生する場所に施用する。
病害虫が発生しているまたは発生する場所は、農耕地または非農耕地である。農耕地は作物の栽培地であり、非農耕地は作物が栽培されない場所である。
エタボキサムは市販のソースから入手できる。化合物Yは、国際公開第2017/065228号に記載される化合物であり、公知の方法により製造することができる。。
化合物Aを用い、水性液体懸濁剤、油性液体懸濁剤、水和剤、顆粒水和剤、および粒剤などの製剤に製剤化する場合、当該製剤に含まれる化合物A粒子の体積中位径は通常0.1〜10μm、好ましくは0.2〜5μm、より好ましくは1〜4μm、さらに好ましくは2〜3μmである。特に、結晶粒子の体積中位径が2〜3μmの水性液体懸濁剤が好ましい。結晶の粒度分布は、中位(50%)以外に任意の百分率を基準に表現することもでき、好ましい範囲を「体積40%径が2.5μm〜体積60%径が2.5μm」等と表現することもできる。また体積中位径を重量中位径で表現しても実質的に同じであり、さらにそれを任意の百分率で表現することもできる。
化合物群Bは、プロピレングリコール(以下、PGと記す)、グリセロール(以下、GLと記す)、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(以下、MITと記す)、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(以下、CMITと記す)、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン(以下、OITと記す)、および1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン(以下、BITと記す)からなり、市販のソースから入手することができる。
本発明組成物は、通常、化合物Aと化合物Bとが、固体担体、液体担体等の担体と混合され、必要に応じて界面活性剤等の製剤用補助剤が添加されて調製された製剤である。かかる製剤の好ましい剤型は水性液体懸濁剤、油性液体懸濁剤、水和剤、顆粒水和剤、粒剤、水系エマルション、油系エマルション、および乳剤である。本発明組成物においては、化合物Aが単独の有効成分であってもよいし、他の殺虫剤、殺菌剤または除草剤を有効成分とする製剤と混用してもよい。また、化合物Aと他の殺虫剤、殺菌剤または除草剤を有効成分として含有する製剤を用いてもよい。さらに、化合物Aと他の殺虫剤、殺菌剤または除草剤を有効成分として含有する製剤と、当該製剤に含有される殺虫剤、殺菌剤または除草剤とは異なる殺虫剤、殺菌剤または除草剤を有効成分として含有する製剤とを混用してもよい
本発明組成物における、化合物Aの含有量は、通常0.01〜99重量%、好ましくは1〜80重量%、より好ましくは、5〜50重量%の範囲である。具体的な含有量として、0.02重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.2重量%、0.5重量%、1重量%、2重量%、5重量%、10重量%、20重量%、60重量%、90重量%を挙げることができる。
本発明組成物における、化合物Bの含有量は、通常0.001〜99重量%、好ましくは0.01〜80重量%、より好ましくは、0.1〜50重量%の範囲である。具体的な含有量として、0.002重量%、0.005重量%、0.02重量%、0.05重量%、0.1重量%、0.2重量%、0.5重量%、1重量%、2重量%、5重量%、10重量%、20重量%、60重量%、90重量%を挙げることができる。
本発明組成物における化合物Aと化合物Bとの重量比は、1:0.0001〜1:100、好ましくは1:0.01〜1:80、より好ましくは1:0.1〜1:70、より好ましくは1:0.2〜1:50、より好ましくは1:0.3〜1:30、さらに好ましくは1:0.5〜1:20の範囲である。具体的な重量比として、1:0.0002、1:0.0003、1:0.0004、1:0.0005、1:0.0006、1:0.0007、1:0.0008、1:0.0009、1:0.001、1:0.002、1:0.003、1:0.004、1:0.005、1:0.006、1:0.007、1:0.008、1:0.009、1:0.02、1:0.03、1:0.04、1:0.05、1:0.06、1:0.07、1:0.08、1:0.09、1:0.2、1:0.3、1:0.4、1:0.5、1:0.6、1:0.7、1:0.9、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90を挙げることができる。以上の重量比はおよそと表現することもできる。およそとはプラスマイナス10%を意味し、たとえば「およそ1:2」とは1:1.8〜1:2.2である。
化合物Aと化合物Bとの組み合わせの例を以下に記す。括弧で示した数字は、重量比を意味する。以下の組み合わせにおいて、BITを、OIT、MITおよびCMITのいずれかまたはBIT、OIT、MITおよびCMITから選択される2種以上の混合物に置き換えることもできる。
エタボキサム+BIT(1:0.0001、1:0.0002、1:0.0003、1:0.0004、1:0.0005、1:0.0006、1:0.0007、1:0.0008、1:0.0009、1:0.001、1:0.002、1:0.003、1:0.004、1:0.005、1:0.006、1:0.007、1:0.008、1:0.009、1:0.01、1:0.02、1:0.03、1:0.04、1:0.05、1:0.06、1:0.07、1:0.08、1:0.09、1:0.1、1:0.2、1:0.3、1:0.4、1:0.5、1:0.6、1:0.7、1:0.8、1:0.9、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100)
エタボキサム+PG(1:0.0001、1:0.0002、1:0.0003、1:0.0004、1:0.0005、1:0.0006、1:0.0007、1:0.0008、1:0.0009、1:0.001、1:0.002、1:0.003、1:0.004、1:0.005、1:0.006、1:0.007、1:0.008、1:0.009、1:0.01、1:0.02、1:0.03、1:0.04、1:0.05、1:0.06、1:0.07、1:0.08、1:0.09、1:0.1、1:0.2、1:0.3、1:0.4、1:0.5、1:0.6、1:0.7、1:0.8、1:0.9、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100)
エタボキサム+GL(1:0.0001、1:0.0002、1:0.0003、1:0.0004、1:0.0005、1:0.0006、1:0.0007、1:0.0008、1:0.0009、1:0.001、1:0.002、1:0.003、1:0.004、1:0.005、1:0.006、1:0.007、1:0.008、1:0.009、1:0.01、1:0.02、1:0.03、1:0.04、1:0.05、1:0.06、1:0.07、1:0.08、1:0.09、1:0.1、1:0.2、1:0.3、1:0.4、1:0.5、1:0.6、1:0.7、1:0.8、1:0.9、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100)
化合物Y+BIT(1:0.0001、1:0.0002、1:0.0003、1:0.0004、1:0.0005、1:0.0006、1:0.0007、1:0.0008、1:0.0009、1:0.001、1:0.002、1:0.003、1:0.004、1:0.005、1:0.006、1:0.007、1:0.008、1:0.009、1:0.01、1:0.02、1:0.03、1:0.04、1:0.05、1:0.06、1:0.07、1:0.08、1:0.09、1:0.1、1:0.2、1:0.3、1:0.4、1:0.5、1:0.6、1:0.7、1:0.8、1:0.9、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100)
化合物Y+PG(1:0.0001、1:0.0002、1:0.0003、1:0.0004、1:0.0005、1:0.0006、1:0.0007、1:0.0008、1:0.0009、1:0.001、1:0.002、1:0.003、1:0.004、1:0.005、1:0.006、1:0.007、1:0.008、1:0.009、1:0.01、1:0.02、1:0.03、1:0.04、1:0.05、1:0.06、1:0.07、1:0.08、1:0.09、1:0.1、1:0.2、1:0.3、1:0.4、1:0.5、1:0.6、1:0.7、1:0.8、1:0.9、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100)
化合物Y+GL(1:0.0001、1:0.0002、1:0.0003、1:0.0004、1:0.0005、1:0.0006、1:0.0007、1:0.0008、1:0.0009、1:0.001、1:0.002、1:0.003、1:0.004、1:0.005、1:0.006、1:0.007、1:0.008、1:0.009、1:0.01、1:0.02、1:0.03、1:0.04、1:0.05、1:0.06、1:0.07、1:0.08、1:0.09、1:0.1、1:0.2、1:0.3、1:0.4、1:0.5、1:0.6、1:0.7、1:0.8、1:0.9、1:1、1:2、1:3、1:4、1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:20、1:30、1:40、1:50、1:60、1:70、1:80、1:90、1:100)
本発明組成物は、広範囲の病害虫に対し、化合物Aと、化合物Bとを各々単独で用いたときの防除効果から想定されるよりも相乗的な防除効果を発揮し、通常の耕起栽培、不耕起栽培が行われる農作物畑及び野菜畑、樹園地並びに非農耕地において、効果的に広範囲の病害虫を防除することができ、有用植物に対し問題となるような薬害を生じない。
本発明方法は、農作物畑、野菜畑、樹園地または非農耕地等において、本発明組成物を病害虫が発生しているまたは発生する場所に施用する工程を有する。農作物畑、野菜畑においては、農作物種子を播種する前、播種と同時、および/または播種した後に、本発明組成物を施用してもよい。
本発明方法は、本発明組成物を病害虫が発生しているまたは発生する場所に施用する工程有する。
殺虫剤化合物、殺線虫剤化合物および殺菌剤化合物等からなる群より選択される1種以上の化合物が処理されている農作物種子の、播種前に、播種と同時に、および/または播種後に、本発明組成物を、該農作物種子を播種した圃場または播種する予定の圃場に施用してもよい。
本発明における作物は、例えば、以下のものが挙げられる。
農作物;トウモロコシ(馬歯種、硬粒種、軟粒種、爆裂種、糯種、甘味種、フィールドコーン)、イネ(長粒種、短粒種、中粒種、ジャポニカ種、熱帯ジャポニカ種、インディカ種、ジャワニカ種、水稲、陸稲、浮稲、直播、移植、糯米)、コムギ(パンコムギ(硬質、軟質、中質、赤コムギ、白コムギ)、マカロニコムギ、スペルトコムギ、クラブコムギ、それぞれの秋播き型、春播き型)、オオムギ(二条オオムギ(=ビールムギ)、六条オオムギ、ハダカムギ、もち麦、それぞれの秋播き型、春播き型)、ライムギ(秋播き型、春播き型)、ライコムギ(秋播き型、春播き型)、エンバク(秋播き型、春播き型)、ソルガム、ワタ(アップランド種、ピマ種)、ダイズ(完熟種子収穫品種、枝豆品種、青刈り品種、それぞれの無限伸育型、有限伸育型、半有限伸育型)、ラッカセイ(ピーナッツ)、サイトウ(インゲンマメ)、ライマメ、アズキ、ササゲ、リョクトウ、ウラドマメ、ベニバナインゲン、タケアズキ、モスビーン、テパリービーン、ソラマメ、エンドウ、ヒヨコマメ、レンズマメ、ルーピン、キマメ、アルファルファ、ソバ、テンサイ(製糖用、飼料用、根菜、葉菜、燃料)、ナタネ、カノーラ(秋播き型、春播き型)、ヒマワリ(搾油用、食用、観賞用)、サトウキビ、タバコ、チャノキ、クワ等、
園芸作物(野菜);ナス科野菜(ナス、トマト、ピーマン、トウガラシ、ベルペッパー、ジャガイモ等)、ウリ科野菜(キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、スイカ、メロン、スカッシュ等)、アブラナ科野菜(ダイコン、カブ、セイヨウワサビ、コールラビ、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、ブロッコリー、カリフラワー等)、キク科野菜(ゴボウ、シュンギク、アーティチョーク、レタス等)、ユリ科野菜(ネギ、タマネギ、ニンニク、アスパラガス等)、セリ科野菜(ニンジン、パセリ、セロリ、アメリカボウフウ等)、アカザ科野菜(ホウレンソウ、フダンソウ等)、シソ科野菜(シソ、ミント、バジル、ラベンダー等)、イチゴ、サツマイモ、ヤマノイモ、サトイモ等、
園芸作物(果樹);仁果類(リンゴ、セイヨウナシ、ニホンナシ、チュウゴクナシ、カリン、マルメロ等)、核果類(モモ、スモモ、ネクタリン、ウメ、オウトウ、アンズ、プルーン等)、カンキツ類(ウンシュウミカン、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツ等)、堅果類(クリ、クルミ、ハシバミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、マカダミアナッツ等)、液果類(ブルーベリー、クランベリー、ブラックベリー、ラズベリー等)、ブドウ、カキ、オリーブ、ビワ、バナナ、コーヒー、ナツメヤシ、ココヤシ等、
園芸作物(鑑賞):花木、街路樹(トネリコ、カバノキ、ハナミズキ、ユーカリ、イチョウ、ライラック、カエデ、カシ、ポプラ、ハナズオウ、フウ、プラタナス、ケヤキ、クロベ、モミノキ、ツガ、ネズ、マツ、トウヒ、イチイ)、花卉、観葉植物、シバ類。
前記した作物の品種は、一般的に栽培される品種であれば特に限定はない。
前記した作物は、自然交配で作出しうる植物、突然変異により発生しうる植物、F1ハイブリッド植物、トランスジェニック植物(遺伝子組換え植物とも言う)であってもよい。これらの植物は、一般に、除草剤に対する耐性、有害生物に対する毒性物質の蓄積(害虫抵抗性とも言う)、病害に対する感性抑制(病害抵抗性とも言う)、収量ポテンシャルの増加、生物的及び非生物的ストレス因子に対する抵抗性の向上、生産物の品質改変(例えば、特定の成分の含有量増減、組成の変化、保存性又は加工性の向上)等の特性を有する。
F1ハイブリッド植物とは、2つの異なった系統の品種を交配して得られる一代雑種であり、一般に、両親のどちらよりも優れた形質を持つ雑種強勢の特性を有す植物である。トランスジェニック植物とは、微生物等の他の生物などから外来遺伝子を導入することにより、自然環境下における交雑育種、突然変異誘発又は自然組換えによっては容易に取得することが出来ないような特性を付与された植物である。
上記の植物を作出するための技術としては、例えば、従来型の品種改良技術;遺伝子組換え技術;ゲノム育種技術;新育種技術(new breeding techniques);ゲノム編集技術が挙げられる。従来型の品種改良技術とは、すなわち突然変異や交配により望ましい性質を有する植物を得る技術である。遺伝子組換え技術とは、ある生物(例えば、微生物)から目的とする遺伝子(DNA)を取り出し、別のターゲット生物のゲノムに導入することで、その生物に新しい性質を付与する技術、又は植物に存在する他の遺伝子をサイレントすることによって、新しい又は改良された特性を付与するアンチセンス技術又はRNA干渉技術である。ゲノム育種技術とは、ゲノム情報を用いて育種を効率化するための技術であり、DNAマーカー(ゲノムマーカー又は遺伝子マーカーとも呼ぶ)育種技術及びゲノミックセレクションを含む。例えば、DNAマーカー育種は、特定の有用形質遺伝子のゲノム上の存在位置の目印となるDNA配列であるDNAマーカーを用いて、多数の交配後代から目的の有用形質遺伝子を持つ後代を選抜する方法である。交配後代を幼植物の時にDNAマーカーを用いて解析することで、育種に要する時間を効果的に短縮することができる特徴を持つ。
また、ゲノミックセレクションは、事前に入手した表現型とゲノム情報から予測式を作成し、予測式とゲノム情報から表現型の評価を行わずに特性を予測する手法であり、育種の効率化に寄与しうる技術である。新育種技術(new breeding techniques)とは、分子生物学的な手法を組合せた品種改良(育種)技術の総称である。例えば、シスジェネシス/イントラジェネシス、オリゴヌクレオチド指向型突然変異導入、RNA依存性DNAメチル化、ゲノム編集、GM台木又は穂木への接ぎ木、逆育種、アグロインフィルトレーション、種子生産技術(Seed Production Technology, SPT)などの技術がある。ゲノム編集技術とは、配列特異的に遺伝情報を変換する技術であり、塩基配列の欠失、アミノ酸配列の置換、外来遺伝子の導入等が可能である。そのツールとして、例えば、配列特異的なDNA切断が可能なジンクフィンガーヌクレアーゼ(Zinc-Finger Nucleases、ZFN、ZFNs)、ターレン(TALEN)、クリスパー・キャスナイン(CRISPR/Cas9)、クリスパー・シーピーエフ1(CRISPER/Cpf1)及びメガヌクレアーゼ(Meganuclease)が挙げられる。また、前述のツールを改変して作成されたCAS9ニッカーゼ及びTarget-AID等の配列特異的なゲノム修飾技術がある。
前記した植物としては、例えば、国際アグリバイオ事業団(INTERNATINAL SERVICE for the ACQUISITION of AGRI−BIOTECH APPLICATIONS, ISAAA)の電子情報サイト中(http://www.isaaa.org/)の遺伝子組換え作物の登録データベース(GM APPROVAL DATABASE)に収載された植物が挙げられる。より具体的には、例えば、除草剤耐性植物、害虫抵抗性植物、病害抵抗性植物、生産物の品質改変(例えば、成分の含有量増減、組成の変化、保存性又は加工性の向上)植物、稔性形質改変植物、非生物的ストレス耐性植物、又は、成長や収量に関する形質の改変植物がある。
除草剤耐性を付与された植物の例を以下に挙げる。
除草剤に対する耐性の機構は、例えば、除草剤とその標的との親和性を低下させる;除草剤を不活性化する酵素の発現による除草剤の速やかな代謝(分解・修飾など);除草剤の植物体への取り込み阻害;及び除草剤の植物体中での移行の阻害が挙げられる。
遺伝子組換え技術により除草剤耐性を付与された植物は、例えば、フルミオキサジン等のプロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(以後PPOと略する)除草剤;イソキサフルトール、メソトリオン等の4-ヒドロキシフェニルピルビン酸ジオキシゲナーゼ(以後HPPDと略する)阻害剤;イマゼタピル等のイミダゾリノン系除草剤、チフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系除草剤等のアセト乳酸合成酵素(以後ALSと略する)阻害剤;グリホサート等の5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素(以後EPSPSと略する)阻害剤;グルホシネート等のグルタミン合成酵素阻害剤;2,4-D、ジカンバ等のオーキシン型除草剤;ブロモキシニル等のオキシニル系除草剤に対する耐性が付与された植物がある。好ましい除草剤耐性トランスジェニック植物は、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク等の麦類、カノーラ、ソルガム、ダイズ、トウモロコシ、ワタ、イネ、ナタネ、テンサイ、サトウキビ、ブドウ、レンズマネ、ヒマワリ、アルファルファ、仁果類、核果類、コーヒー、チャ、ストロベリー、シバ、トマト、ポテト、キュウリ、レタスなどの野菜類、より好ましくは、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク等の麦類、ダイズ、トウモロコシ、イネ、ブドウ、トマト、ポテト、仁果類である。
以下に、具体的な除草剤耐性植物について示す。
グリホサート除草剤耐性植物:アグロバクテリウム・トメファシエンスCP4株(Agrobacterium tumefaciens strain CP4)由来のグリホサート耐性型EPSPS遺伝子(CP4 epsps)、バチルス・リケニフォミス(Bacillus licheniformis)由来のグリホサートN−アセチルトランスフェラーゼ遺伝子を改変したグリホサートN−アセチルトランスフェラーゼ遺伝子(gat4601又はgat4621)、オクロバクテリウムアンスロピLBAA株(Ochrobacterum anthropi strain LBAA)由来のグリホサートオキシダーゼ遺伝子(goxv247)、又は、トウモロコシ(Zea mays)由来のグリホサート耐性変異を有するEPSPS遺伝子(mepsps又は2mepsps)のいずれか1つ以上を導入することにより得られる。主な植物は、例えば、アルファルファ(Medicago sativa)、アルゼンチンカノーラ(Brassica napus)、ワタ(Gossypium hirsutum L.)、クリーピングベントグラス(Agrostis stolonifera)、トウモロコシ(Zea mays L.)ポリッシュカノーラ(Brassica rapa)、ポテト(Solanum tuberosum L.)、ダイズ(Glycine max L.)、テンサイ(Beta vulgaris)及びコムギ(Triticum aestivum)が挙げられる。いくつかのグリホサート耐性植物が市販されている。例えば、CP4 epspsを導入した遺伝子組換え植物は「Roundup Ready(登録商標)」を含む商標名で、gat4601又はgat4621を導入した遺伝子組換え植物は「Optimum GAT(商標)」、「Optimum(登録商標)Gly canola」等の商標名で、mepsps又は2mepspsを導入した遺伝子組換え植物は「GlyTol(商標)」の商標名で販売されている。より具体的なグリホサート耐性植物としては、例えば、トウモロコシが「Roundup Ready (商標) Maize」、「Roundup Ready (商標) 2 Maize」、「Agrisure (商標) GT」、「Agrisure (商標) GT/CB/LL」、「Agrisure (商標) GT/RW」、「Agrisure (商標) 3000GT」、「YieldGard (商標) VT (商標) Rootworm (商標) RR2」及び「YieldGard (商標) VT Triple」;ダイズが「Roundup Ready (商標) Soybean」及び「Optimum GAT (商標)」;ワタが「Roundup Ready(商標) Cotton」、「Roundup Ready(商標 Flex Cotton」及び「GlyTol (商標)」;カノーラが「Roundup Ready(商標) Canola」及び「Optimum (登録商標) Gly canola」;アルファルファが「Roundup Ready(商標) Alfalfa」;イネが「Roundup Ready Rice」;サトウキビが「Roundup Ready (商標) sugarbeet」及び「InVigor (商標) sugarbeet」;コムギが(Triticum aestivum)「Roundup Ready (商標) wheat」の商標名で販売されている。
グリホシネート除草剤耐性植物:ストレプトマイセス・ヒグロスコピクス(Streptomyces hygroscopicus)由来のホスフィノスリシン N−アセチルトランスフェラーゼ(Phosphinothricin N-acetyltransferase、以後、PATと略する)の遺伝子(bar)、ストレプトマイセス・ビリドクロモゲネス(Streptomyces viridochromogenes)由来のPAT遺伝子(pat)、又は、ストレプトマイセス・ビリドクロモゲネスTu494株(Streptomyces viridochromogenes strain Tu494)由来の合成されたPAT遺伝子(pat syn)のいずれか1つ以上を導入することにより得られる。主な植物として、例えば、アルゼンチンカノーラ(Brassica napus)、チコリ(Cichorium intybus)ワタ(Gossypium hirsutum L.)、トウモロコシ(Zea mays L.)ポリッシュカノーラ(Brassica rapa)、イネ(Oryza sativa L.)、ダイズ(Glycine max L.)及びテンサイ(Beta vulgaris)が挙げられる。いくつかのグルホシネート耐性植物は市販されている。例えば、bar又はpatを導入した遺伝子組換え植物は「LibertyLink(商標)」、「InVigor(商標)」、又は「WideStrike(商標)」の商標名で販売されている。より具体的なグリホシネート耐性植物は、例えば、トウモロコシが「Roundup Ready(商標) 2」、「Liberty Link (商標)」、「Herculex(商標)I」、「Herculex RW」、「Herculex XTRA(商標)」、「Agrisure (商標) GT/CB/LL」、「Agrisure (商標) CB/LL/RW」及び「Bt10」;ワタが「FiberMax(商標) Liberty Link(商標)」;イネが「Liberty Link (商標) Rice」;カノーラが「inVigor (商標) Canola」;ダイズが「Liberty Link (商標) Soybean」;サトウキビが「Liberty Link (商標) sugarbeet」の商標名で販売されている。
オキシニル系除草剤(例えばブロモキシニル)耐性植物:クレブシエラ・ニューモニエ亜種オゼネ(Klebsiella pneumoniae subsp. Ozaenae)由来のニトリラーゼ遺伝子(bxn)を導入することにより得られる。主な植物として、例えば、アルゼンチンカノーラ(Brassica napus)、ワタ(Gossypium hirsutum L.)及びタバコ(Nicotiana tabacum L.)が挙げられる。いくつかのオキシニル系除草剤耐性植物が市販されている。例えば、「Navigator(商標)」又は、「BXN(商標)」を含む商標名で販売されている。より具体的なオキシニル系除草剤耐性植物としては、例えば、ワタが「BXN (商標) Cotton」;アルゼンチンカノーラが「Navigator (商標) Cotton」の商標名で販売されている。
ALS除草剤耐性植物:選抜マーカーとしてタバコ(Nicotiana tabacum)由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(surB)を導入したカーネーション(Dianthus caryophyllus)が、例えば、「Moondust(商標)」、「Moonshadow(商標)」、「Moonshade(商標)」、「Moonlite(商標)」、「Moonaqua (商標)」、「Moonvista (商標)」、「Moonique (商標)」、「Moonpearl (商標)」、「Moonberry (商標)」又は「Moonvelvet (商標)」の商標名で販売されている。シロイズナズナ(Arabidopsis thaliana)由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(als)を導入したアマ(Linum usitatissumum L.)が、例えば、「CDC Triffid Flax」の商標名で販売されている。トウモロコシ由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(zm-hra)を導入したスルホニルウレア系及びイミダゾリノン系除草剤に耐性を有するトウモロコシ(Zea mays L.)が、例えば、「Optimum GAT (商標)」の商標名で販売されている。シロイヌナズナ由来のALS除草剤耐性型ALS遺伝子(csr1-2)を導入したイミダゾリノン系除草剤に耐性を有するダイズが、例えば、「Cultivance」の商標名で販売されている。ダイズ(Glycine max)由来のALS除草剤耐性型ALS遺伝子(gm-hra)を導入したダイズが、例えば、「Treus (商標)」、「Plenish (商標)」及び「Optimum GAT(商標)」の商標名で販売されている。また、タバコ(Nicotiana tabacum cv. Xanthi)由来のALS除草剤耐性のALS遺伝子(S4-HrA)を導入したワタがある。
HPPD除草剤耐性植物:エンバク(Avena sativa)由来のHPPD遺伝子(avhppd-03)を導入することにより得られる。例えば、上記の遺伝子と同時に、ストレプトマイセス・ビリドクロモゲネス(Streptomyces viridochromogenes)由来のPAT遺伝子(pat)を導入したダイズが、メソトリオン及びグルホシネートに耐性を有するダイズとして「Herbicide-tolerant Soybean line」の商標名で販売されている。
2,4-D耐性植物又はACCase除草剤耐性植物:スフィンゴビウム・ハービシドボランス(Sphingobium herbicidovorans)由来のアリルオキシアルカノエートジオキゲナーゼ(aryloxyalkanoate dioxygenase)遺伝子(aad-1)を導入した2,4-D又はACCase除草剤に耐性を有するトウモロコシが、例えば「Enlist(商標) Maize」の商標名で販売されている。デルフチア・アシドボランス(Delftia acidovorans)由来のアリルオキシアルカノエートジオキゲナーゼ遺伝子(aad-12)を導入した2,4-D又はACCase除草剤に耐性を有するダイズ及びワタが知られており、例えば、「Enlist(商標) Soybean」の商標名で販売されている。
ジカンバ除草剤耐性植物:ステノトロホモナス・マルトフィリアDI-6株(Stenotrophomonas maltophilia strain DI-6)由来のジカンバモノオキシゲナーゼ(dicamba monooxygenase)遺伝子(dmo)を導入することにより得られる。上記遺伝子を導入したダイズ及びワタが知られている。上記遺伝子と同時に、アグロバクテリウム・トメファシエンス菌CP4株(Agrobacterium tumefaciens strain CP4)由来のグリホサート耐性型EPSPS遺伝子(CP4 epsps)を導入したダイズ(Glycine max L.)が、例えば「Genuity (登録商標) Roundup Ready (商標) 2 Xtend (商標)」の商標名で販売されている。
除草剤に対する耐性が改変されたさらなる植物が広く知られており、例えば、グリホサートに対して耐性を有するアルファルファ、リンゴ、オオムギ、ユーカリ、アマ、ブドウ、ヒラマメ、ナタネ、エンドウマメ、ジャガイモ、イネ、テンサイ、ヒマワリ、タバコ、トマト、シバクサ及びコムギ(例えば、US5188642、US4940835、US5633435、US5804425、US5627061を参照);ジカンバに対して耐性を有するマメ、ワタ、ダイズ、エンドウマメ、ジャガイモ、ヒマワリ、トマト、タバコ、トウモロコシ、ソルガム及びサトウキビ(例えば、WO2008/051633、US7105724及びUS5670454を参照);グルホシネートに対して耐性を有するダイズ、テンサイ、ジャガイモ、トマト及びタバコ(例えば、US6376754、US5646024、US5561236を参照);2,4-Dに対して耐性を有するワタ、ペッパー類、リンゴ、トマト、ヒマワリ、タバコ、ジャガイモ、トウモロコシ、キュウリ、コムギ、ダイズ、ソルガム及び雑穀類(例えば、US6153401, US6100446、WO2005/107437、US5608147及び US5670454を参照); ALS阻害除草剤(例えば、スルホニルウレア系除草剤、又はイミダゾリノン系除草剤)に対して耐性を有するカノーラ、トウモロコシ、ヒエ(millet)、オオムギ、ワタ、カラシナ、レタス、レンズマメ、メロン、アワ、オートムギ、ナタ、ジャガイモ、イネ、ライムギ、ソルガム、ダイズ、テンサイ、ヒマワリ、タバコ、トマト及びコムギ(例えば、US5013659、WO2006/060634、US4761373、US5304732、 US6211438、 US6211439及び US6222100を参照)、特にイミダゾリノン系除草剤に耐性を有するイネが知られており、アセト乳酸合成遺伝子(acetohydroxyacid synthase gene)に特定の変異(例えば、S653N、S654K、A122T、S653(At)N, S654(At)K, A122(At)Tを有するイネ(例えば、US2003/0217381、WO2005/020673参照);HPPD阻害除草剤(例えば、イソキサフルトール等のイソキサゾール系除草剤;スルコトリオン、メソトリオン等のトリケトン系除草剤;及びピラゾリネート等のピラゾール系除草剤)又はイソキサフルトールの分解産物のジケトニトリルに対して耐性を有するオオムギ、サトウキビ、イネ、トウモロコシ、タバコ、ダイズ、ワタ、ナタネ、テンサイ、コムギ及びジャガイモ(例えば、WO2004/055191、WO1996/38567、WO1997/049816及びUS6791014を参照);並びにPPO阻害除草剤に対して耐性を有するコムギ、ダイズ、ワタ、テンサイ、ナタネ、イネ、トウモロコシ、ソルガム、サトウキビ及びテンサイ(例えば、US2002/0073443、US2008/0052798、Pest Management Science, 61, 2005, 277-285を参照)が挙げられる。
従来型の品種改良技術、又は、ゲノム育種技術により除草剤耐性が付与された植物として、例えば、イマゼタピル、イマザモックス等のイミダゾリノン系ALS阻害型除草剤に耐性を有するイネ「Clearfield(登録商標) Rice」、コムギ「Clearfield(登録商標) Wheat」、ヒマワリ「Clearfield(登録商標) Sunflower」、レンズマメ「Clearfield(登録商標) lentils」及びカノーラ「Clearfield(登録商標) canola」(BASF社製品);チフェンスルフロンメチル等のスルホニルウレア系ALS阻害型除草剤に耐性を有するダイズ「STS soybean」;トリオンオキシム系除草剤、アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性を有するトウモロコシ「SR corn」(「Poast Protected (登録商標) corn」としても知られている);トリベヌロン等のスルホニルウレア系除草剤に耐性を有するヒマワリ「ExpressSun (登録商標)」;キザロホップ等のアセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤に耐性を有するイネ「Provisia (商標) Rice」;及び光化学系II阻害剤に耐性を有するカノーラ「Triazine Tolerant Canola」;イミダゾリノン系除草剤に耐性を有するソルガム「Igrowth (商標)」が挙げられる。
ゲノム編集技術により除草剤耐性が付与された植物として、迅速な品種開発技術(Rapid Trait Development System、RTDS(登録商標))を用いたスルホニルウレア系除草剤耐性を有するカノーラ「SU Canola(登録商標)」が挙げられる。RTDS(登録商標)とは、ゲノム編集技術のオリゴヌクレオチド指向型突然変異導入に該当し、Gene Repair Oligonucleotide(GRON)すなわち、DNAとRNAのキメラオリゴヌクレオチドを介して、植物中のDNAを切断することなく変異を導入することが出来る技術である。その他の例としては、ジンクフィンガーヌクレアーゼを用いて内因性遺伝子IPK1を欠失させることで除草剤耐性及びフィチン酸含有量が低減したトウモロコシ(例えば、Nature 459, 437-441 2009年参照);クリスパー・キャスナインを用いて除草剤耐性を付与されたイネ(例えば、Rice, 7, 5 2014年参照)が挙げられる。
新育種技術により除草剤耐性が付与された植物として、例えば、接ぎ木を利用した品種改良技術を用いて、GM台木が有する性質を穂木に付与されたダイズが挙げられる。具体的には、グリホサート耐性を有するRoundup Ready(登録商標)ダイズを台木として用いて、非トランスジェニックダイズ穂木にグリホサート耐性を付与したダイズ(Weed Technology 2013, 27, 412. 参照)が挙げられる。
害虫抵抗性を付与された植物の例を以下に挙げる。
遺伝子組換え技術により鱗翅目害虫に対する抵抗性を付与された植物としては、例えば、土壌細菌であるBacillus thuringiensis(以後Bt菌と略す)由来の殺虫性タンパク質であるデルタ−エンドトキシン(δ-endotoxin)をコードする遺伝子を導入したトウモロコシ(Zea mays L.)、ダイズ(Glycine max L.)、ワタ(Gossypium hirsutum L.)、イネ(Oryza sativa L.)、ポプラ(Populus sp.)、トマト(Lycopersicon esculentum)、ナス(Solanum melongena)及びサトウキビ(Saccharum sp.)が挙げられる。鱗翅目害虫に対する抵抗性を付与するデルタ−エンドトキシンとして、例えば、Cry1A、Cry1Ab、改変されたCry1Ab(一部を欠損したCry1Ab)、Cry1Ac、Cry1Ab-Ac(Cry1AbとCry1Acが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry1C、Cry1F、Cry1Fa2(改変されたcry1F)、moCry1F(改変されたCry1F)、Cry1A.105(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry2Ab2、Cry2Ae、Cry9C、Vip3A及びVip3Aa20が挙げられる。
遺伝子組換え技術により鞘翅目害虫に対する抵抗性を付与された植物としては、例えば、土壌細菌であるBt菌由来の殺虫性タンパク質であるデルタ−エンドトキシンをコードする遺伝子を導入したトウモロコシ及びバレイショが挙げられる。鞘翅目害虫に対する抵抗性を付与するデルタ−エンドトキシンとして、例えば、Cry3A、mCry3A(改変されたCry3A)、Cry3Bb1、Cry34Ab1 、Cry35Ab1、Cry6A、Cry6Aa及びmCry6Aa(改変されたCry6Aa)が挙げられる。
遺伝子組換え技術により双翅目害虫に対する抵抗性を付与された植物としては、例えば、土壌細菌であるBt菌由来のCry3AとCry1Abを融合したハイブリッドタンパク質eCry3.1Abをコードする合成遺伝子を導入したトウモロコシ(Zea mays L.)及びササゲ(Vigna unguiculata)由来のトリプシン阻害剤CpTIをコードする遺伝子を導入したワタ(Gossypium hirsutum L.)が挙げられる。さらに、クワイ(Sagittaria sagittifolia)由来のプロテアーゼ阻害剤タンパク質AであるAPIをコードする遺伝子を導入したポプラ等があり、広範囲の害虫に対する抵抗性を示す。
植物に害虫抵抗性を付与する殺虫性タンパク質は、上記殺虫性タンパク質のハイブリッドタンパク質、一部を欠損したタンパク質、改変されたタンパク質も含まれる。ハイブリッドタンパク質は遺伝子組換え技術を用いて、複数の殺虫性タンパク質の異なるドメインの組合せによって作製され、Cry1Ab-Ac及びCry1A.105等が知られている。一部を欠損したタンパク質としては、アミノ酸配列の一部を欠損したCry1Ab等が知られている。改変されたタンパク質としては、天然型デルタ−エンドトキシンのアミノ酸の1つ又は複数が置換されたタンパク質で、Cry1Fa2、moCry1F及びmCry3A等が知られている。また、改変されたタンパク質とは、天然には存在しないタンパク分解酵素認識配列がトキシンに挿入された場合も含み、例えば、カテプシンG-認識配列がCry3Aトキシンに挿入されているCry3A055(WO2003/018810を参照)が挙げられる。
遺伝子組み換え技術により、改変されたBTタンパクCry51Aa2(Cry51Aa2.834_16)を導入したワタ(event MON88702)がMonsanto社にて開発されており、Lygus lineolarisなどのlygus属種やアブラムシなどの半翅目及びFrankliniella属種などのアザミウマ目に抵抗性を示す。
その他に遺伝子組換え技術により植物に害虫抵抗性を付与する殺虫性タンパク質として、例えば、バチルス・セレウス(Bacillus cereus)又はバチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク質;植物性殺虫タンパク質Vip1、Vip2、Vip3(サブクラスとして、Vip3Aa〜Vip3Aj、Vip3Ba、Vip3B及びVip3Caが知られており、具体的には、例えば、Vip3Aa20及びVip3Aa61が知られている)及びVip4;フォトラブダスルミネッセンス(Photorhabdus luminescens)などのフォトラブダス属(Photorhabdus spp.)又はゼノラブダス・ネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)等のゼノラブダス属(Xenorhabdus spp.)といった線虫共生(線虫にコロニーを作る)バクテリア由来の殺虫性タンパク質;サソリ毒素、クモ毒素、ハチ毒素等の昆虫特異的神経毒素を含む動物によって産生される毒素;ストレプトマイセス(Streptomycetes)毒等の糸状菌類によって産生される毒素;エンドウレクチン、オオムギレクチン、スノードロップレクチン等の植物レクチン;アグルチニン;トリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチン、パパイン阻害剤等のプロテアーゼ阻害剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリン、ブリオジン(bryodin)等のリボゾーム不活性化タンパク(RIP);3−ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グルコシルトランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ等のステロイド代謝酵素;エクダイソン阻害剤;HMG−CoA−リダクターゼ;ナトリウムチャネル阻害剤、カルシウムチャネル阻害剤等のイオンチャネル阻害剤;幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;及びグルカナーゼが挙げられる。
また、1つ又は2つ以上の殺虫性タンパク質遺伝子を導入することで害虫抵抗性を付与された植物が既に知られており、いくつかの植物は市販されている。
害虫抵抗性を付与されたワタの例として、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現する「Bollgard (商標 ) cotton」、「BXN (商標) Plus Bollgard (商標) Cotton」、「BXN (商標) Plus Bollgard (商標) Cotton」、「JK 1」、「Roundup Ready (商標) Bollgard (商標) Cotton」及び「Ingard (商標)」; Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F(Cry1Fa2)を発現する「Herculex (商標) I」及び「Herculex (商標) CB」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aを発現する「VIPCOT (商標) Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1AcとCry2Abを発現する「Bollgard II (商標) cotton」、「Roundup Ready (商標) Bollgard II (商標) Cotton」、「Roundup Ready (商標) Flex (商標) Bollgard II (商標 ) Cotton」及び「Fivermax (商標 ) Liberty Link (商標 ) Bollgard II (商標 )」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ac、Cry2Ab及びVip3Aを発現する「Bollgard III (登録商標)」及び「Bollgard (登録商標) III x Roundup Ready (商標) Flex (商標)」; Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3A及びCry1Abを発現する「VIPCOT (商標) Roundup Ready Flex (商標) Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3A及びCry1Acを発現する「VIPCOT (登録商標) Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ac及びCry1Fを発現する「WideStrike (商標) Cotton」、「WideStrike (商標) Roundup Ready (商標) Cotton」および「Widestrike (商標) Roundup Ready Flex (商標) Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab及びCry2Aeを発現する「TwinLink (商標) Cotton」及び「Glytol (商標) x Twinlink (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ac、Cry1F及びVip3Aを発現する「Widestrike (登録商標) 3」及び「Widestrike (商標) x Roundup Ready Flex (商標) x VIPCOT (商標) Cotton」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab、Cry2Ae及びVip3Aを発現する「Glytol (商標) x Twinlink(商標) x VIPCOT (商標) Cotton」が挙げられ、これらは市販されている。
害虫抵抗性を付与されたトウモロコシの例として、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Bb1を発現する「YieldGard (登録商標) Rootworm RW」、「YieldGard (商標) RW + RR」、「YieldGard (商標) VT (商標) Rootworm (商標) RR2」および「MaxGard (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Bb1及びCry1Abを発現する「YieldGard (登録商標 ) VT Triple」及び「YieldGard (商標) Plus with RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現する「Bt Xtra (商標 ) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab及びCry3Bb1を発現する「YieldGard Plus (登録商標) 」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Abを発現する「Bt10」、「Liberty Link (商標) Yieldgard (商標) Maize」、「Agrisure (商標 ) GT/CB/LL」及び「YieldGard (商標 ) CB + RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1A.105及びCry2Ab2を発現する「YieldGard (商標) VT Pro (商標) 」および「Genuity (登録商標) VT Double Pro (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質mCry3Aを発現する「Agrisure (登録商標) RW」および「Agrisure (商標) GT/RW」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry9Cを発現する「Starlink (商標) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Abを発現する「YieldGard (商標)」、「MaizeGard (商標)」、「NaturGard KnockOut (商標)」、「Maximizer (商標)」、「Roundup Ready (商標) YieldGard (商標) maize」、「Agrisure (商標) CB/LL」および「Mavera (商標) YieldGard (商標) Maize」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab、Cry1F、改変Cry3A、Cyr34Ab1及びCyr35Ab1を発現する「Agrisure (登録商標) 3122」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20を発現する「Agrisure (登録商標) Viptera」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20及びCry1Abを発現する「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 2100」及び「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3110」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20、Cry1Ab及び、改変Cry3Aを発現する「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3100」、「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3111 ) および「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 4」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Vip3Aa20、Cry1Ab及び改変Cry1Fを発現する「Agrisure (登録商標) Viptera (商標) 3220」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab (Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質 ) を発現する「Agrisure (登録商標) Duracade (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab (Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質)、改変Cry3A、Cry1Ab及び改変Cry1Fを発現する「Agrisure (登録商標) Duracade (商標) 5122」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質eCry3.1Ab (Cry3A-Cry1Abのキメラタンパク質)、改変Cry3A、改変Cry1Ab及びVip3A変異形を発現する「Agrisure (登録商標) Duracade (商標) 5222」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cyr34Ab1及びCyr35Ab1を発現する「Herculex (商標) RW」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cyr34Ab1、Cyr35Ab1及びCry1Fを発現する「Herculex XTRA (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1A.105、Cry2Ab2及びCry3Bb1を発現する「Genuity (登録商標) VT Triple Pro (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1F、Cry2Ab、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1、Cry3Bb1及びCry1A.105を発現する「Genuity (登録商標) SmartStax (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cry2Ab及びCry1A.105を発現する「Power Core (商標)」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1及びCyr35Ab1を発現する「Herculex XTRA (商標) RR」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1、Cry1Ab及び改変Cry3Aを発現する「Optimum (登録商標) Intrasect Xtreme」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F、Cyr34Ab1、Cyr35Ab1及びCry1Abを発現する「Optimum (登録商標) Intrasect XTRA」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質改変Cry1F及び改変Cyr3Aを発現する「Optimum (登録商標) TRIsect」が挙げられ、これらは市販されている。
その他の害虫抵抗性を付与された植物の例として、Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry3Aを発現するバレイショ「Atlantic NewLeaf (商標) potato」、「NewLeaf (商標) Russet Burbank potato」、「Lugovskoi plus」、「Elizaveta plus」、「Hi-Lite NewLeaf (商標) Y potato、Superior NewLeaf (商標) potato」及び「Shepody NewLeaf (商標) Y potato」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Ab及びCry1Acを発現するイネ「hanyou 63」及び「Huahui-1」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現するダイズ「Intacta (商標) Roundup Ready (商標) 2 Pro」;Bt菌由来の殺虫性タンパク質Cry1Acを発現するナス「BARI Bt Begun-1, -2, -3 and -4」が挙げられ、これらは市販されている。
また、コーンルートワームに対する抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard corn rootworm」、「YieldGard VT」、「Herculex RW」、「Herculex Rootworm」及び「Agrisure CRW」;コーンボーラーに対する抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard corn borer」、「YieldGard plus」、「YieldGard VT Pro」、「Agrisure CB/LL」、「Agrisure 3000GT」、「Hercules I」、「Hercules II」、「KnockOut」、「NatureGard」および「StarLink」;ウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワーム及びフォールアーミーワームに対する抵抗性を有するトウモロコシ「Herculex I」、「Herculex Xtra」、「NewLeaf」、「NewLeaf Y」および「NewLeaf Plus」;コーンボーラー及びコーンルートワームに対する抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard Plus」;ニセアメリカタバコガに対する抵抗性を有するワタ「Bollgard I」及び「Bollgard II」;ニセアメリカタバコガ、ワタボールワーム、フォールアーミーワーム、ビートアーミーワーム、キャベツルーパー、ダイズルーパー及びピンクボールワームに対する抵抗性を有するワタ「Bollgard II」、「WideStrike (商標)」および「VipCot」;タバコスズメガ抵抗性を有するジャガイモ「NewLeaf」、「NewLeaf Y」および「NewLeaf Plus」;ナスノメイガ、フルーツボーラー及びワタボールワームに対する抵抗性を有するナス「Bt brinjal」、「Dumaguete Long Purple」及び「Mara」(例えば、US5128130参照)が知られている。
害虫抵抗性を有するさらなる植物が一般的に知られており、例えば、サンカメイガ抵抗性イネ(例えば、Molecular Breeding, 第18巻(2006年)、No. 1参照)、鱗翅目抵抗性レタス(例えば、US5349124参照)、鱗翅目(例えばニカメイガ、イチモンジセセリ、イネヨトウ、コブノメイガ、ライスケースワーム、及びライスアーミーワーム)に対する抵抗性を有するイネ(例えば、WO2001/021821参照)が挙げられる。このような植物の作製方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。
RNA干渉技術により害虫抵抗性を付与された植物として、鱗翅目害虫(例えば、コーンボーラー類、コーンイヤワーム、ブラックカットワームなどのカットワーム類及びフォールアーミーワーム)及び鞘翅目害虫(コーンルートワーム類)に抵抗性を有するトウモロコシが、「SmartStax(登録商標)」、「SmartStax(登録商標) Pro」又は「Genuity(登録商標) SmartStax Pro」の商標名で市販あるいは開発されている。
従来型の品種改良技術、又は、ゲノム育種技術により害虫抵抗性を付与された植物として、例えば、アブラムシ抵抗性遺伝子である「Rag1(Resistance to Aphis glycines 1)」遺伝子又は「Rag2(Resistance to Aphis glycines 2)」遺伝子を有するダイズアブラムシ(Aphis glycines)に抵抗性を示すダイズ(J. Econ. Entomol., 2015, 108, 326.参照);ダイズシストセンチュウ( Heterodera glycines)に抵抗性を示すダイズ(Phytopathology, 2016, 106, 1444. 参照);ネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)に抵抗性を示すワタ(J. Nematol., 2009, 41, 140);トビイロウンカに抵抗性を示すイネ「関東BPH1号」;及びハスモンヨトウに抵抗性を示すダイズ「フクミノリ」が挙げられる。
これらの害虫抵抗性を付与された植物には、任意の有害昆虫(特に、鱗翅目昆虫、鞘翅目昆虫、双翅目昆虫、甲虫目昆虫)、有害クモ類及び有害センチュウ類に対する抵抗性が付与されている。害虫抵抗性を付与された植物は、好ましくは、麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク)、トウモロコシ、カノーラ、ソルガム、ダイズ、イネ、ナタネ、テンサイ、サトウキビ、ブドウ、レンチル、ヒマワリ、アルファルファ、仁果類、核果類、ピーナッツ類、コーヒー、茶、イチゴ類、芝、野菜(例えばトマト、ジャガイモ、ウリ科植物及びレタス)から選択され、より好ましくは、ダイズ、トウモロコシ、トマト類、イネ及び麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択され、最も好ましくはダイズ、イネ、トウモロコシ及び麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択される。
病害抵抗性を付与された植物の例を以下に挙げる。
遺伝子組換え技術により病害抵抗性を付与された植物は、例えば、いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP、例えばEP0392225を参照)又はいわゆる「抗真菌タンパク質」(AFP、例えば、US6864068を参照)を発現する植物である。植物病原性真菌に対する活性を有する様々な抗真菌タンパク質が特定の植物種から単離され、常識となっている。このような抗病原性物質及びこのような抗病原性物質を合成することができる植物の例は、例えば、EP0392225、WO1993/05153、WO1995/33818、及びEP0353191から公知である。殺真菌病原体(fungicidal pathogen)、ウイルス性病原体及び細菌性病原体に対して抵抗性を有する植物は、病害抵抗性遺伝子を導入することによって作製される。多数の抵抗性遺伝子が同定され、単離されて病害抵抗性を改善するために使用されたが、このような抵抗性遺伝子としては、例えば、タバコモザイクウイルス(TMV)抵抗性タバコ植物を作製するためにTMVに感受性のタバコ系統に導入されたN遺伝子(例えば、US 5571706を参照)、増強された病原抵抗性を得るために植物に導入されたPrf遺伝子(例えば、WO1998/02545を参照)、及びシュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae)などの細菌性病原体に対する抵抗性を作り出すために使用されたシロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)に由来するRps2遺伝子(例えばWO1995/028423を参照)が挙げられる。全身獲得抵抗性応答を示す植物は、N遺伝子のTIRドメインをコードする核酸分子を導入することによって得られた(例えば、US 6630618を参照)。公知の抵抗性遺伝子のさらなる例としては、多数のイネ品種に導入されているXa21遺伝子(例えば、US5952485、US5977434、WO1999/009151、WO1996/022375を参照)、コレトトリカム属(colletotrichum)抵抗性のためのRcg1遺伝子(例えば、US2006/225152を参照)、prp1遺伝子(例えば、US5859332、WO2008/017706を参照)、プラムポックスウイルスに対する抵抗性を導入するppv-cp遺伝子(例えば、US PP15,154Psを参照)、P1遺伝子(例えば、US5968828を参照)、ジャガイモにおけるジャガイモ疫病菌(phytophthora infestans)に対する抵抗性を導入するためのBlb1、Blb2、Blb3、RB2及びRpi-vnt1などの遺伝子(例えば、US7148397を参照)、LRPKml遺伝子(例えば、WO1999/064600を参照)、ジャガイモウイルスY抵抗性のためのP1遺伝子(例えば、US5968828を参照)、HA5-1遺伝子(例えば、US5877403及びUS6046384を参照)、ジャガイモウイルスX(PVX)、ジャガイモウイルスY(PVY)、ジャガイモ葉巻ウイルス(PLRV)などのウイルスに対する広範な抵抗性を導入するためのPIP遺伝子(例えば、EP0707069を参照)、ならびに真菌抵抗性を得るためのシロイヌナズナ(Arabidopsis)のNI16遺伝子、ScaM4遺伝子及びScaM5遺伝子などの遺伝子(例えば、US6706952及びEP1018553を参照)が挙げられる。また、ビーン・ゴールデン・モザイク・ウイルス(Bean golden mosaic virus、以下BGMVと称す)に抵抗性を有するインゲンは、RNA干渉技術により抵抗性が付与された植物であり、複製タンパク質の二重鎖RNA遺伝子(sense and antisense ac1遺伝子)を導入し、BGMVの複製タンパクの合成が阻害されることによりBGMVに抵抗性を示す。このような植物の作製方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物に記載されている。
このような植物によって発現され得る抗病原性物質としては、例えば、イオンチャネル遮断薬(ナトリウムチャネル遮断薬、カルシウムチャネル遮断薬等);ウイルス性KP1、KP4及びKP6毒素;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRP;例えば、EP0392225を参照);微生物によって産生される抗病原性物質(例えばペプチド抗生物質、複素環式抗生物質(例えば、WO1995/033818を参照)及び植物病原体防御に関与するタンパク質因子あるいはポリペプチド因子(WO2003/000906に記載されるいわゆる「植物疾患抵抗性遺伝子」))が挙げられる。
植物によって産生される抗病原性物質は、真菌、ウイルス及び細菌などの様々な病原性微生物から植物を保護することができる。本発明に関連して関心が高まっている有用植物は、麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)、ダイズ、トウモロコシ、イネ、ナタネ、仁果類、核果類、ピーナッツ、コーヒー、茶、イチゴ、芝;つる植物及び野菜(例えばトマト、ジャガイモ)、ウリ科植物、パパイヤ、メロン、ヒラマメ属植物(lenses)及びレタスであり、より好ましくはダイズ、トマト、イネ及び麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択され、最も好ましくはダイズ、イネ及び麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択される。
真菌病原体(fungal pathogen)に対する抵抗性を有する植物としては、例えば、ダイズさび病菌(Phakopsora pachyrhizi及びPhakopsora meibomiae)に対する抵抗性を有するダイズ(例えば、WO2008/017706を参照);ジャガイモ疫病菌(phytophthora infestans)に対する抵抗性を有するワタ、トマト、ジャガイモ等のナス科植物(例えば、US5859332、US7148397、EP1334979を参照);コレトトリカム グラミノコラ(Colletotrichum graminicola)などのコレトトリクム属(Colletotrichum)に抵抗性を有するトウモロコシ(例えば、US2006/225152を参照);リンゴ黒星病菌(venturia inaequalis)に対する抵抗性を有するリンゴ(例えばWO1999/064600を参照);フザリウム属菌(例えば、fusarium graminearum、 fusarium sporotrichioides、 fusarium lateritium、 fusarium pseudograminearum、 fusarium sambucinum、 fusarium culmorum、 fusarium poae、 fusarium acuminatum、 fusarium equiseti)に対する抵抗性を有する植物(例えば、イネ、コムギ、オオムギ、ライムギ、トウモロコシ、エンバク、ジャガイモ、メロン、ダイズ及びソルガム)(例えば、US6646184、EP1477557を参照);広範な殺真菌抵抗性を有するトウモロコシ、ダイズ、麦類(特にコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)イネ、タバコ、ソルガム、サトウキビ、ジャガイモ等の植物(例えば、US5859332、US5689046、US6706952、EP1018553及びUS6020129を参照)が挙げられる。
細菌性病原体に対する抵抗性を有する植物としては、例えば、キシレラ・ファスティディオーサ(xylella fastidiosa)に対する抵抗性を有するイネ(例えばUS6232528を参照);細菌性胴枯病菌に対する抵抗性を有するイネ、ワタ、ダイズ、ジャガイモ、ソルガム、トウモロコシ、コムギ、オオムギ、サトウキビ、トマト及びペッパーなどの植物(例えば、WO2006/42145、US5952485、US5977434、WO1999/09151、WO1996/22375を参照);シュードモナス・シリンガエ(pseudomonas syringae)に対する抵抗性を有するトマト(例えば、Can. J. Plant Path., 1983, 5:251-255を参照)が挙げられる。
ウイルス性病原体に対する抵抗性を有する植物としては、例えば、プラムポックスウイルス(plum pox virus) に対する抵抗性を有する核果類(例えば、プラム、アーモンド、アンズ、サクランボ、モモ、ネクタリン) (例えば、US PP15154Ps、EP0626449を参照);ジャガイモウイルスY(potato virus Y)に対する抵抗性を有するジャガイモ(例えば、US5968828を参照);トマト黄化えそウイルス(tomato spotted wilt virus )に対して抵抗性のジャガイモ、トマト、キュウリ及びマメ科植物などの植物(例えば、EP0626449、US5973135を参照);トウモロコシ条斑病ウイルス(maize streak virus )に対する抵抗性を有するトウモロコシ(例えば、US6040496を参照);パパイヤ輪紋病ウイルス(papaya ring spot virus )に対する抵抗性を有するパパイヤ(例えば、S5877403、US6046384を参照);キュウリモザイクウイルス(cucumber mosaic virus)に対する抵抗性を有するウリ科植物(例えば、キュウリ、メロン、スイカ及びパンプキン)ならびにナス科植物(例えばジャガイモ、タバコ、トマト、ナス, パプリカ、トウガラシ及びペッパー) (例えば、US6849780を参照);スイカモザイクウイルス(watermelon mosaic virus 2)及びズッキーニ黄色モザイクウイルス(zucchini yellow mosaic virus)に対する抵抗性を有するウリ科植物(例えばキュウリ、メロン、スイカ及びパンプキン)(例えば、US6015942を参照);ジャガイモ葉巻ウイルス(potato leafroll virus に対する抵抗性を有するジャガイモ(例えば、US5576202を参照);ジャガイモウイルスX(potato virus X)、ジャガイモウイルスY(potato virus Y)、ジャガイモ葉巻ウイルス(potato leafroll virus)などのウイルスに対する広範な抵抗性を有するジャガイモ(例えば、EP0707069を参照);ビーン・ゴールデン・モザイク・ウイルス(Bean golden mosaic virus)に抵抗性を有するインゲンマメ(例えば、Mol Plant Microbe Interact. 2007 Jun;20(6):717-26.を参照)が挙げられる。
抗生物質(例えば、カナマイシン、ネオマイシン及びアンピシリン)に抵抗性を有する植物がある。天然起源の細菌nptII遺伝子は、抗生物質カナマイシン及びネオマイシンの作用を遮断する酵素を発現する。アンピシリン抵抗性遺伝子であるampR(blaTEM1としても知られる)は、細菌サルモネラ・パラティフィ(Salmonella paratyphi)に由来し、微生物及び植物の形質転換においてマーカー遺伝子として使用される。ampRは、アンピシリンを含むペニシリン群の抗生物質を中和する酵素であるベータラクタマーゼの合成に関与する。抗生物質に対する抵抗性を有する植物は、例えば、ジャガイモ、トマト、アマ、カノーラ、ナタネ、アブラナ種子及びトウモロコシが挙げられる(例えば、Plant Cell Reports, 20, 2001年, 610-615、Trends in Plant Science, 11, 2006年, 317-319、Plant Molecular Biology, 37, 1998年, 287-296、Mol Gen Genet., 257, 1998年, 606-13。Plant Cell Reports, 6, 1987年, 333-336、Federal Register (USA), 第60巻, No.113, 1995年, 31139頁。Federal Register (USA), 第67巻, No.226, 2002, 70392頁、Federal Register (USA), 第63巻, No.88, 1998年, 25194頁、Federal Register (USA), 第60巻, No.141, 1995年, 37870頁、Canadian Food Inspection Agency, FD/OFB-095-264-A, 1999年10月, FD/OFB-099-127-A, 1999年10月を参照)。好ましくは、上記の植物は、ダイズ、トマト類及び麦類(例えば、コムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択され、最も好ましくはダイズ及び麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択される。
入手可能な植物ウイルス病に耐性を付与された植物としては、例えば、パパイヤ・リングスポット・ウイルス(Papaya ringspot virus)に抵抗性を付与されたパパイヤ「Rainbow」、「SunUp」及び「Huanong No. 1」;ジャガイモ疫病菌(phytophthora infestans)に対する抵抗性を示すジャガイモ「Innate(登録商標) Hibernate」、「Innate(登録商標) Glaciate」及び「Innate(登録商標) Acclimate」;ジャガイモウイルスY及び/又はジャガイモ葉巻ウイルス(PLRV) に対する抵抗性を示すジャガイモ「Newleaf(商標)」が挙げられる。
従来型の品種改良技術、又は、ゲノム育種技術により病害抵抗性を付与された植物として、いもち病(blast)に対する抵抗性を付与されたイネ;紋枯病(sheath blight)に対する抵抗性を付与されたイネ;赤さび病(leaf rust)に対する抵抗性を付与されたコムギ;黄さび病(stripe rust)に対する抵抗性を付与されたコムギ;黒さび病(stem rust)に対する抵抗性を付与されたコムギ;うどんこ病(powdery mildew)に対する抵抗性を付与されたコムギ;葉枯病(leaf blotch)に対する抵抗性を付与されたコムギ;ふ枯病(glume blotch)に対する抵抗性を付与されたコムギ;黄斑病(tan spot)に対する抵抗性を付与されたコムギ;うどんこ病(powdery mildew)に対する抵抗性を付与されたオオムギ;小さび病(dwarf leaf rust)に対する抵抗性を付与されたオオムギ;網斑病(net blotch)に対する抵抗性を付与されたオオムギ;雲形病(scald)に対する抵抗性を付与されたオオムギ;ラムラリアリーフスポット病(Ramularia disease)に対する抵抗性を付与されたオオムギ;炭疽病(Anthracnose)に対する抵抗性を付与されたトウモロコシ;グレイ・リーフ・スポット病(gray leaf spot)に対する抵抗性が付与されたトウモロコシ;Goss's wilt病(Goss's wilt)に対する抵抗性を付与されたトウモロコシ;フザリウム茎腐病(Fusarium stalk rot)に対する抵抗性を付与されたトウモロコシ;アジア・ダイズさび病(Asian soybean rust)に抵抗性を付与されたダイズ;茎疫病(phytophthora stem and root rot)に対する抵抗性を付与されたダイズ;突然死症候群(sudden death syndrome)に対する抵抗性を付与されたダイズ;疫病(Phytophthora rot)に対する抵抗性を付与されたペッパー;うどんこ病(powdery mildew)に抵抗性を付与されたレタス;青枯れ病(bacterial wilt)に抵抗性を付与されたトマト;ジェミニウイルス(Gemini virus)に抵抗性を付与されたトマト;べと病(downy mildew)に対する抵抗性が付与されたレタス;根こぶ病(clubroot)に対する抵抗性を付与されたナタネ、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワー、カラードグリーン(Borekale)、ブロッコリ等のアブラナ科植物;根朽病(black leg)に対する抵抗性を付与されたナタネ、キャベツ、芽キャベツ、カリフラワー、カラードグリーン(Borekale)、ブロッコリ等のアブラナ科植物;Fusarium oxysporum f.sp. melonisが引き起こすメロンのつる割病(Fusarimu wilt)に対する抵抗性を付与されたメロン(例えば、WO2009/000736参照)が挙げられる。
ゲノム編集技術により病害抵抗性を付与された植物として、ターレン及びクリスパー・キャスナインを用いて、うどんこ病耐性遺伝子(MILDEW RESISTACE LOCUS O、以後、MLOと略す)を欠失させることにより、うどんこ病(powdery mildew)に抵抗性を示すパンコムギ(例えば、Nat.Biotech.,32,947-951 2014年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、MLOの一つであるSlMLO1遺伝子を欠失させることにより、うどんこ病(powdery mildew)に耐性を示すslmlo1トマト(Tomelo)(例えば、Scientific Reports 7, Article number: 482 2017年参照);ターレンを用いて、イネ中のOsSWEET14遺伝子の編集により、白葉枯病(bacterial leaf blight)を引き起こすキサントモナス・オリザエ(Xanthomonas oryzae pv. Oryzae)に耐性を示すイネ(Nat.Biotechnol. 30, 390-392 2012年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、イネ中のOsERF922遺伝子を改変することで、いもち病(blast)を引き起こすマグナポルテ・オリザエ(Magnaporthe oryzae)に耐性を示すイネ(PLoS ONE 11:e0154027. doi: 10.1371/journal.pone.0154027 2016年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、劣性eIF4E(真核生物翻訳開始因子4E)遺伝子の破壊により、cucumber vein yellow ingvirus(CVYV)、zucchini yellow mosaic virus(ZYMV)、papaya ringspot virus-typeW(PRSV-W)に耐性を示すキュウリ(Mol. PlantPathol. 17, 7 1140-1153 2016年参照);クリスパー・キャスナインを用いて、RXLR エフェクター遺伝子(Avr4/6)を破壊することにより、Phytophthora sojaeによって引き起こされる茎疫病(phytophthora stem and root rot)に耐性を示すダイズ(Mol Plant Pathol 17(1)127-139 2016年参照)が挙げられる。
新育種技術により病害抵抗性を付与された植物として、シスジェネシスを用いて、Venturia inaequalisが引き起こすリンゴかび病(Apple scab)に耐性を有するRvi6(以前は、HcrVf2と呼ばれていた)遺伝子を導入したリンゴかび病に耐性を示すリンゴ(例えば、Plant Biotech.J., 12, 2-9, 2014年参照);接ぎ木を利用した品種改良技術であるGM台木が有する性質を穂木に与える例として、プルヌスえそ輪点ウイルス(Prunus necrotic ringspot virus)の感染耐性を有するトランスジェニック台木から、非トランスジェニック穂木に、その性質を移行したスウィートチェリー(Plant Biotech. J., 12, 1319-1328 2014年参照)が挙げられる。
生産物の品質が改変された植物の例を以下に挙げる。
生産物の品質改変とは、対応する野生型植物と比較して、改変された成分の合成又は成分の合成量の増減を意味する。生産物の品質が改変された植物としては、例えば、ビタミン、アミノ酸、タンパク質及びデンプン、様々な油の含有量が増加あるいは低下した改変植物、ならびにニコチン含有量が低下した改変植物が挙げられる。
遺伝子組換え技術により生産物の品質が改変された植物は、例えば、リグニン生産に関わるアルファルファ由来のS−アデノシル−L−メチオニン:トランス−カフェオイルCoA 3−メチルトランスフェラーゼ(ccomt)遺伝子の二重鎖RNAを生成する遺伝子を導入しRNA干渉作用によってリグニン含量を低下させたアルファルファ;脂肪酸合成に関わるローリエ(Umbellularia californica)由来の12:0 ACPチオエステラーゼ遺伝子を導入することによってラウリン酸を含むトリアシルグリセリド含量が増加したカノーラ「Laurical(商標)Canola」;脂肪酸の不飽和化酵素であるダイズ由来のω−6デサチュラーゼの部分遺伝子(gm-fad2-1)を導入することによって同遺伝子発現を抑制し、オレイン酸含量が増加したダイズ「Plenish(商標)」及び「Treus(商標)」;ダイズ由来のアシル−アシル キャリア・プロテイン・チオエステラーゼ遺伝子(fatb1-A)の二重鎖RNAを生成する遺伝子と、ダイズ由来のδ−12デサチュラーゼ遺伝子(fad2-1A)の二重鎖RNAを生成する遺伝子を導入することによって飽和脂肪酸含量が低下したダイズ「Vistive Gold(商標)」;サクラソウ由来のδ−6デサチュラーゼ遺伝子(Pj.D6D)と、アカパンカビ由来のδ−12デサチュラーゼ遺伝子(Nc.Fad3)を導入することによってω3脂肪酸の1つであるステアリドン酸が産生された遺伝子組換えダイズ;デンプン分解に関するサーモコッカス菌(Thermococcales sp.)の耐熱性のアルファ−アミラーゼ遺伝子(amy797E)を導入することによってバイオエタノールの生産を強化したトウモロコシ「Enogen(登録商標)」;アミノ酸であるリジンの生産に関するコリネバクテリウム菌(Corynebacterium glutamicum)由来のジヒドロジピコリネート合成酵素遺伝子(cordapA)を導入することによってリジン生産を増加したトウモロコシ「Mavera(商標)Maize」及び「Mavera(商標)YieldGard (商標)Maize」;バレイショ由来のデンプン合成酵素(granule-bound starch synthase enzyme, GBSS)のアンチセンス遺伝子gbssを導入することで、デンプン粒中のアミロース含量が低下及びアミロペクチン含量が増加されたバレイショ「Amflora(商標)」、「Starch Potato」;バレイショ由来のデンプン分解を促進する転写因子遺伝子PhL及びR1の二重鎖RNAを生成する遺伝子pPhL及びpR1を導入することでデンプンの分解抑制、アスパラギン生成に関わる遺伝子Asn1の二重鎖RNAを生成する遺伝子asn1を導入することでアスパラギンの合成抑制(加熱による発癌性物質であるアクリルアミドの生成に関わるアスパラギン及び還元糖の蓄積抑制が目的)及びバレイショ由来のポリフェノールオキシダーゼ遺伝子Ppo5の二重鎖RNAを生成する遺伝子ppo5を導入することで黒斑形成が抑制されたバレイショ「Innate(登録商標)Cultivate」、「Innate(登録商標) Generate」、「Innate(登録商標) Accelerate」、「Innate(登録商標) Invigorate」、「Innate(登録商標) Glaciate」、「Innate(登録商標) Acclimate」及び「Innate(登録商標) Hibernate」;タバコ(Nicotiana tabacum)由来のキノリン酸フォスホリボシルトランスフェラーゼ遺伝子QpTaseのアンチセンス遺伝子(NtQPT1)を導入することによってニコチン含量を低下させたタバコ;ラッパズイセン(Narcissus pseudonarcissus)由来のフィトエン合成酵素遺伝子(psy)とカロテノイドを合成する土壌細菌(Erwinia uredovora)由来のカロテン・デサチュラーゼ遺伝子(crt1)を導入し胚乳特異的に発現させることで、胚乳組織でβ−カロテンが生産されビタミンAを含むコメを収穫できるイネであるゴールデンライス(Golden rice)が挙げられる。その他に、例えば、アミロペクチン含有量が改変されたジャガイモ及びトウモロコシ(例えば、US6784338、US2007/0261136、WO1997/04471を参照);油含有量が改変されたカノーラ、トウモロコシ、ワタ、ブドウ、ガマ(cattail)、ササゲ(catalpa)、イネ、ダイズ、ナタネ、コムギ、ヒマワリ、ニガウリ、ベニバナ(safflower)及びベルノニア属(vernonia)の植物(例えば、US7294759、US7157621、US5850026、US6441278、US5723761、US6380462、US6365802、US6974898、WO2001/079499、US2006/0075515及びUS7294759を参照);脂肪酸含有量が増加したヒマワリ(例えば、US6084164を参照);アレルゲン含有量が低下したダイズ(例えば、US6864362を参照);ニコチン含有量が低下したタバコ(例えば、US2006/0185684、WO2005/000352及びWO2007/064636を参照);リジン含有量が増加したカノーラ及びダイズ(例えば、Bio/Technology 13,1995年, 577-582を参照);メチオニン、ロイシン、イソロイシン及び/又はバリンの組成が改変されたトウモロコシ及びダイズ(例えば、US6946589、US6905877を参照);硫黄アミノ酸含有量が増加したダイズ(例えば、EP0929685、WO1997/041239を参照);大腸菌(Escherichia coli)由来の3'-ホスホアデノシン-5'-ホスホ硫酸還元酵素(3'-Phosphoadenosine-5'-phosphosulfate reductase)を葉面特異的に発現させることで、メチオニン含有量が増加したトウモロコシ(PNAS, 2017, 114(43), 11386.参照);遊離アミノ酸(例えばアスパラギン、アスパラギン酸、セリン、トレオニン、アラニン、ヒスチジン及びグルタミン酸)含有量が増加したトマト(例えば、US6727411を参照);アミノ酸含有量が増加したトウモロコシ(例えば、WO05/077117を参照);デンプン含有量が改変されたジャガイモ、トウモロコシ及びイネ(例えば、WO1997/044471及びUS7317146を参照);フラボノイド含有量が改変されたトマト、トウモロコシ、ブドウ、アルファルファ、リンゴ、マメ類及びエンドウマメ(例えば、WO00/04175を参照);フェノール性化合物含有量が改変されたトウモロコシ、イネ、ソルガム、ワタ及びダイズ(例えば、US2008/0235829を参照);ビタミンAの含有量が増加したトマト及びカノーラ(例えば、US6797498、US7348167を参照);ビタミンEの含有量が増加したトマト、カノーラ、ダイズ、コムギ、ヒマワリ、イネ、トウモロコシ、オオムギ及びライムギ(例えば、US7348167、WO2004/058934を参照);フラボノイドの含有量が改変されたアルファルファ、リンゴ、マメ、トウモロコシ、グレープ、トマト及びエンドウマメ(例えば、WO00/04175参照)が挙げられる。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、ダイズ、カノーラ、トマト類、イネ及び麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択され、最も好ましくは、ダイズ、カノーラ、イネ、コムギ及びオオムギから選択される。
従来型の品種改良技術、又は、ゲノム育種技術により生産物の品質が改変された植物として、不飽和オメガ-9脂肪酸を産生するナタネ「Nexera(登録商標)Canola」;アレルゲン含有量が低下したダイズ「ゆめみのり」;良食味への改変を目的としたイネ、例えばアミロース含有量が低下したイネ「ゆめぴりか」などが市販されている。また、ゲノミックセレクションによる果実の特性(例えば、果実の重量、香りの多少、多汁性及び糖度)を改変したカンキツが知られている(Scientific Reports 7, 4721 2017年参照)。
植物の栄養利用を改変した植物としては、例えば、窒素もしくはリンの同化又は代謝が増強された植物が挙げられる。遺伝子組換え技術により増強された窒素同化能及び窒素利用能を有する植物は、例えば、カノーラ、トウモロコシ、コムギ、ヒマワリ、イネ、タバコ、ダイズ、ワタ、アルファルファ、トマト、コムギ、ジャガイモ、テンサイ、サトウキビ及びナタネ が挙げられる(例えば、WO1995/009911、WO1997/030163、US6084153、US5955651及びUS6864405を参照)。遺伝子組換え技術によりリンの取り込みが改善した植物としては、例えば、アルファルファ、オオムギ、カノーラ、トウモロコシ、ワタ、トマト、ナタネ、イネ、ダイズ、テンサイ、サトウキビ、ヒマワリ、コムギ及びジャガイモが挙げられる(例えば、US7417181、US2005/0137386を参照)。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、ダイズ、トマト及び麦類(例えばコムギ、オオムギ、ライムギ及びエンバク)から選択され、最も好ましくはダイズ、イネ、トウモロコシ及びコムギから選択される。
遺伝子組換え技術により稔性形質等を改変された植物には、植物に雄性不稔と稔性回復形質を付与された植物が挙げられる。例えば、葯のタペータム細胞においてバチルス菌(Bacillus amyloliquefaciens)由来のリボヌクレアーゼ遺伝子(barnase)を発現させることによって雄性不稔形質を付与されたトウモロコシ及びチコリ;大腸菌由来のDNAアデニンメチル化酵素遺伝子(dam)を導入することによって雄性不稔形質を付与されたトウモロコシ;雄性不稔形質を与えるトウモロコシ由来のアルファ−アミラーゼ遺伝子(zm-aa1)と稔性回復形質を与えるトウモロコシ由来のms45蛋白質遺伝子(ms45)を導入することによって稔性形質を制御されたトウモロコシ;葯のタペータム細胞においてバチルス菌由来のリボヌクレアーゼ阻害蛋白質遺伝子(barstar)を発現させることによって稔性回復機能を付与されたカノーラ;雄性不稔形質を与えるバチルス菌由来のリボヌクレアーゼ遺伝子(barnase)及び稔性回復形質を与えるバチルス菌由来のリボヌクレアーゼ阻害蛋白質遺伝子(barstar)を発現させることによって稔性形質を制御されたカノーラが挙げられる。その他に遺伝子組換え技術により稔性形質を付与された植物は、トマト、イネ、カラシナ、コムギ、ダイズ及びヒマワリがある(例えば、US6720481、US6281348、US5659124、US6399856、US7345222、US7230168、US6072102、EP1135982、WO2001/092544及びWO1996/040949を参照)。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、トウモロコシ、カノーラ、ダイズ、イネ、トマト類及び麦穀類(例えばコムギ)から選択され、最も好ましくはトウモロコシ、カノーラ、ダイズ、イネ、コムギから選択される。
非生物的ストレス耐性を付与された植物は、乾燥(drought)、高塩分、高光強度、高UV照射、化学汚染(例えば高重金属濃度)、低温又は高温、栄養素(すなわち窒素、リン)の限られた供給及び集団ストレスなどの非生物的ストレス状態に対する耐性の増加を示す植物である(例えば、WO 2000/004173、WO2007/131699、CA2521729及びUS2008/0229448を参照)。
遺伝子組換え技術により非生物的ストレス耐性を付与された植物としては、例えば、乾燥に耐性を有するイネ、トウモロコシ、ダイズ、サトウキビ、アルファルファ、コムギ、トマト、ジャガイモ、オオムギ、ナタネ、マメ、カラスムギ、ソルガム及びワタ(例えば、WO2005/048693、WO2008/002480及びWO 2007/030001を参照);低温に耐性を有するトウモロコシ、ダイズ、コムギ、ワタ、イネ、ナタネ及びアルファルファ(例えば、US4731499及びWO2007/112122を参照);高塩分に耐性を有するイネ、ワタ、ジャガイモ、ダイズ、コムギ、オオムギ、ライムギ、ソルガム、アルファルファ、ブドウ、トマト、ヒマワリ及びタバコ(例えば、US7256326、US7034139、WO/2001/030990を参照)が挙げられる。また、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis)のコールドショックプロテイン遺伝子cspBを導入したトウモロコシ「DroughtGard(登録商標)」(Monsanto製品)がある。
従来型の品種改良技術、又は、ゲノム育種技術により非生物的ストレス耐性を付与された植物としては、例えば、乾燥耐性(drought tolerance)を有するトウモロコシが「Agrisure Artesian(登録商標)」及び「Optimum(登録商標) AQUAmax(登録商標)」の商品名で開発されている。
その他の特性が付与された植物として、成熟特性が改変された植物がある。成熟特性の改変とは、例えば、熟成の遅延、軟化の遅延及び早期成熟が挙げられる。遺伝子組換え技術により成熟特性が改変され植物としては、例えば、植物ホルモンのエチレン生成に関する大腸菌バクテリオファージT3由来のS−アデノシルメチオン・ヒドロラーゼ遺伝子(sam-K)を導入することによって棚持ちが改善されたメロン及びトマト;植物ホルモンのエチレン生成に関わるトマト由来のACC合成酵素遺伝子の一部を欠損した遺伝子、エチレン前駆体であるACCを分解するシュードモナス菌(Pseudomonas chlororaphis)由来のACCデアミナーゼ遺伝子、細胞壁のペクチンを分解するトマト由来のポリガラクチュロナーゼ遺伝子の二重鎖RNAを生成する遺伝子、又は、エチレンの生成に関わるトマト由来のACC酸化酵素遺伝子のいずれか1つ以上を導入することによって棚持ちが改善されたトマト;トマト由来のポリガラクチュロナーゼ遺伝子の二重鎖RNAを生成する遺伝子pgを導入することによって棚持ちが改善されたトマト「FLAVR SAVR(商標)」が挙げられる。その他に遺伝子組換え技術により成熟特性が改変された植物としては、例えば、熟成が遅延されたトマト、メロン、ラズベリー、イチゴ、マスクメロン、コショウ及びパパイヤが挙げられる(例えば、US 5767376、US7084321、US6107548、US5981831、WO1995/035387、US 5952546、US 5512466、WO1997/001952、WO1992/008798及びPlant Cell. 1989, 53-63。Plant Molecular Biology, 50, 2002を参照)。このような植物を作製する方法は当業者に一般的に公知であり、例えば、上記の刊行物中に記載されている。好ましくは、植物は、果実類(例えば、トマト、つる植物、メロン、パパイヤ、バナナ、コショウ、ラズベリー及びイチゴ);核果類(例えば、サクランボ、アンズ及びモモ);仁果類(例えば、リンゴ及びセイヨウナシ);ならびに柑橘果実類(例えば、シトロン、ライム、オレンジ、ザボン、グレープフルーツ、及びマンダリン)から選択され、より好ましくはトマト、メロン、パパイヤ、つる植物、リンゴ、バナナ、オレンジ及びイチゴから選択され、最も好ましくはトマト、メロン、パパイヤである。
遺伝子組換え技術により、その他の品質改変が付与された植物としては、例えば、植物のフィチン酸の分解酵素であるクロカビ(Aspergillus niger)由来の3−フィターゼ遺伝子(phyA)を導入することによって内生フィチン酸の分解を強化したカノーラ「Phytaseed(登録商標)Canola」;青色色素のデルフィニジン及びその誘導体を生産する酵素であるペチュニア(Petunia hybrida)由来のジヒロドフラボノール−4−レダクターゼ遺伝子と、ペチュニア、パンジー(Viola wittrockiana)、サルビア(Salvia splendens)、又は、カーネーション由来のフラボノイド−3’、5’−ヒドロキシラーゼ遺伝子とを導入することによって花色を青色に制御したカーネーション「Moondust(商標)」、「Moonshadow(商標)」、「Moonshade(商標)」、「Moonlite(商標)」、「Moonaqua(商標)」、「Moonvista(商標)」、「Moonique(商標)」、「Moonpearl(商標)」、「Moonberry(商標)」及び「Moonvelvet(商標)」;青色色素のデルフィニジン及びその誘導体を生産する酵素であるトレニア(Torenia sp.)由来のアントシアニン−5−アシルトランスフェラーゼ遺伝子と、パンジー由来のフラボノイド−3,5’−ヒドロキシラーゼ遺伝子とを導入することによって花色を青色に制御したバラ;改変されたスギ花粉の抗原タンパク質遺伝子(7crp)を導入することによって免疫寛容作用で花粉症緩和効果のあるイネ;クロカビ由来の3−フィターゼ遺伝子(phyA)を導入することによって内生フィチン酸の分解を強化したトウモロコシ;繊維のマイクロネア、繊維の強度増加、長さの均一性及び色などが改善された高品質な繊維を生産するワタ(例えば、WO1996/26639、US7329802、US6472588及びWO2001/17333を参照)が挙げられる。
植物の成長や収量に関する形質を改変された植物としては、例えば、成長能力を強化された植物等が挙げられる。遺伝子組換え技術により成長や収量に関する形質を改変された植物は、例えば、シロイヌナズナ由来の日周性を制御する転写因子をコードする遺伝子(bbx32)を導入することで植物の成長が強化され、結果として高収量が見込めるダイズ;シロイヌナズナ由来のホメオドメイン−ロイシン14 ジッパー (HD-Zip) ファミリーのクラスII HD-Zip II) に属する転写因子遺伝子(athb17)を導入することで雌穂重が増加し、結果として高収量を見込めるトウモロコシが開発されている。
ゲノム編集技術により品質が改変された植物として、ジンクフィンガーヌクレアーゼを用いて、フィチン酸生合成の酵素であるinositol-1,3,4,5,6-pentakisphosphate 2-kinaseをコードするIPK1遺伝子を欠失させることで、フィチン酸含量を低減されたトウモロコシ「ZFN-12 maize」;クリスパー・キャスナインを用いて、ポリフェノール酸化酵素(polyphenol oxidase)をコードする遺伝子を欠失させることにより褐変耐性が付与されたマッシュルーム(例えば、Nature.,Vol 532, 21 APRIL 2016年参照)が挙げられる。
新育種技術により品質が改変された植物としては、例えば、シスジェネシスを用いて、リンゴから単離した低polyphenol oxidase(褐変を引き起こす酵素)生産遺伝子配列GEN-03を新たなリンゴ品種に導入することで、polyphenol oxidase発現量が低減し、褐変しないリンゴ「Arctic(登録商標)」;接ぎ木を利用した品種改良技術であるGM台木が有する性質を穂木に与える例として、耐塩性を有するトマト台木を用いて非トランスジェニック穂木のトマトに耐塩性を付与したトマト(Physiol Plantarum, 124,465-475 2005年参照)が挙げられる。
イネでは、多数の病害、害虫及び非生物的ストレスに対する抵抗性を示す遺伝子が知られており、それらを導入した抵抗性品種の作出が盛んである。イネにおける病害、及び非生物的ストレスに対する抵抗性を示す遺伝子として、例えば、BPH1、BPH2、BPH3、BPH4、BPH5、BPH6、BPH7、BPH8、BPH9、BPH10、BPH11、BPH12、BPH13、BPH14、BPH15、BPH17、BPH18、BPH19、BPH20、BPH21、BPH22、BPH23、BPH24、BPH25、BPH26、BPH27、BPH28、BPH29、BPH32、qBPH-12、qBPHR-1、qBPHR-3、qBPHR-8、qBPHR-5-1qBPHR-5-2qBPHR-11-1、qBPHR-11-2等のトビイロウンカ抵抗性遺伝子;WBPH1、WBPH2、WBPH3、WBPH4、WBPH5、WBPH6、OVC、qOVA-5-2、qOVA1-3、qOVA5-1等のセジロウンカ抵抗性遺伝子;Qsbph2b、Qsbph3、Qsbph3b、Qsbph3c、Qsbph3d、Qsbph4、Qsbph8、Qsbph11、Qsbph11d、Qsbph11e、Qsbph11f、Qsbph11g、Qsbph12a等のヒメトビウンカ抵抗性遺伝子;GLH、GLH1、GLH3、GLH4、GLH5、GLH6、GLH7、GLH8、GLH9、GLH10、GLH11、GLH12、GLH13、GRH1、GRH2、GRH3、GRH4、GRH5、Zlh1、Zlh2、Zlh3、qGRH-4、qGRH-2、qGRH-5、qGRH-6、qGRH-11、qGRH-3等のヨコバイ抵抗性遺伝子;SB等のニカメイチュウ抵抗性遺伝子;Pii、PI65、PIZT、PI24、PI29、PI25、Pi-jnw1、PB1、PIQ6、PID3、PI67、PITQ5、PITP、PITQ6、PLM2、PISE3、IPI、PISE1、PI157、PIQ4、PI21、PIA、PIB、PIK、PIKUR1、PIKUR2、PI3、PIF、PIZH、PIR4、PIR7、PI30、PI、PIGD2、PIG、PIGD3、PIGD1、PIZ、PI(、PI18、PIM、PI17、PI20、PI1、PI19、PI5、PISH、PI10、PI9、PI21、PI22、PI44、PI22、PI13、PII、PIB1、PIQ1、PIQ2、PIQ3、PIIS1、PII2、PI62、PI12、IPI3、PI14、PI15、PI16、PIT、PI11、PI6、PI23、PI14、PI11、PIIS2、PIB2、PI12、PI39、PI40、PITA、PIR2-3、PIR9-2、PIR12-2、PIRF2-1、qRBR-2、qRBR-3、PI27、PI28、PI26、PIGM、PI47、PI48、PI7、PI56、PI49、PI34、PIKG、PI38、PI32、PI31、PI46、PIX、PIXY、Pita3、PI41、PI42、PI2、PI36、PI37、PIKH、PIKM、PIKP、PI35、PIZ5、PIB2、PI43、PI50、PI51、PID1、PIY1、PIY2、PI55-2、PICO39、PI55-1、PIBH8、PIR7A、PIR7B、PID2、PI33、qBFR4-1、qBFR4-2、qRBR-2、qRBR-3、qRBR-8、qRBR-1-1、qRBR-1-3、qRBR-7-1、qRBR-7-2、qRBR-9-1、qRBR-9-2、qRBR-9-3、qRBR-1-2、qRBR-1-4等のいもち病抵抗性遺伝子;STVA、STVB、Stvb-i等の縞葉枯れ病抵抗性遺伝子;XA21D、XA、XA40、XA NM、XA8、XA33、XA34、XA35、XA36、XA37、XA7、XA3、XA25、XA28、XA29、XA30、XA31、XA32、XA38、XA39、XA11、XA16、XA17、XA18、XA19、XA20、XA14、XA2、XA12、XA1、XA K、XA A、XA H、XA10、XA23、XA22、XA24、XA21、SERRT13、XA4、XA5、XA13等の白葉枯病抵抗性遺伝子;qSB-2、qSB-3、qSB-7、qSB-11、qSB-9-1等の紋枯れ病抵抗性遺伝子;CE等のごま葉枯病抵抗性遺伝子;YDV等の黄色萎縮病抵抗性遺伝子;BSV等の黒すじ萎縮病抵抗性遺伝子;Amy1A、Amy1C、Amy3A、Amy3B等の高温登熟耐性遺伝子;dul3、qAC9.3、rsr1、Wx及びWx1-1等の低アミロース性遺伝子;AP01、SCM2、Sd1等の耐倒伏性遺伝子;Sdr4等の穂発芽耐性遺伝子;CTB1、CTB2、qLTG3-1等の低温耐性遺伝子;Dro1等の乾燥耐性遺伝子;DEP1、Cn1a、GPS,SPIKE、PTB1、TAWAWA1、WFP,IPA1、GS3、GS5、GS6、GL3.1、GW2、GW8、qGL3、qSS7、qSW5等の籾数あるいは種子形に関わる遺伝子;Hd1、Ghd8、DTH8等の日長反応性を調節する遺伝子;FLO4、PDIL1等の胚乳粉質性遺伝子;LOX3等のリポキシゲナーゼ欠失(古米臭を低減させる)遺伝子;Alk等のアミロペクチン鎖長に関わる遺伝子などが知られている。これらの遺伝子を1つあるいは複数が同時に組み込まれたイネ品種が、開発又は市販されている。
前記した植物には、遺伝子組換え技術、従来型の品種改良技術、ゲノム育種技術、新育種技術又はゲノム編集技術等を用い、先に述べたような非生物的ストレス耐性、病害抵抗性、除草剤耐性、害虫抵抗性、成長や収量形質、栄養利用の改変、生産物の品質改変、稔性形質等を2種以上付与された系統、及び同類又は異なる性質を有する植物同士を掛け合わせることにより親系統が有する2種以上の性質が付与された植物も含まれる。
2つ以上の除草剤に対する耐性を付与された市販の植物としては、例えば、グリホサート及びグルホシネートに耐性を有するワタ「GlyTol(商標)LibertyLink(商標)」及び「GlyTol(商標) LibertyLink(商標)」;グリホサート耐性及びグルホシネート耐性を有するトウモロコシ「Roundup Ready(商標)LibertyLink(商標)Maize」;グルホシネート耐性及び2,4-D耐性を有するダイズ「Enlist(商標)Soybean」; グリホサート耐性及びジカンバ耐性を有するダイズ「Genuity(登録商標)Roundup Ready(商標)2 Xtend(商標)」;グリホサート耐性及びALS阻害剤耐性を有するトウモロコシ及びダイズ「OptimumGAT(商標)」;グリホサート、グルホシネート及び2,4-Dの3つの除草剤に耐性である遺伝子組換えダイズ「Enlist E3(商標)」及び「Enlist(商標)Roundup Ready 2 Yield(登録商標)」;グリホサート、2,4-D及びアリルオキシフェノキシプロピオン酸系(FOPs)除草剤に耐性であるトウモロコシ「Enlist (商標) Roundup Ready (登録商標) Corn 2」;グリホサート、2,4-D及びアリルオキシフェノキシプロピオン酸系(FOPs)除草剤に耐性であるトウモロコシ「Enlist (商標) Roundup Ready (登録商標) Corn 2」;ジカンバ、グリホサート及びグルホシネートに耐性であるワタ「Bollgard II (登録商標) XtendFlex (商標) Cotton」;グリホサート、グルホシネート及び2,4-Dの3つの除草剤に耐性であるワタ「Enlist (商標) Cotton」;グリホサート、グルホシネート及びHPPD除草剤(例えば、イソキサフルトール)の3つの除草剤に耐性であるダイズ「Liberty Link(登録商標) GT27(商標)」が挙げられる。その他に、グルホシネート及び2,4-Dの両方に耐性を有するワタ;グルホシネート及びジカンバの両方に耐性を有するワタ;グリホサート及び2,4-Dの両方に耐性を有するトウモロコシ;グリホサート及びHPPD除草剤の両方に耐性を示すダイズ;グリホサート、グルホシネート、2,4-D、アリルオキシフェノキシプロピオン酸系(FOPs)除草剤及びシクロヘキサジオン系(DIMs)系除草剤に耐性を有するトウモロコシも開発されている。
除草剤耐性及び及び害虫抵抗性を付与された市販の植物としては、例えば、グリホサート耐性とコーンボーラーに対する抵抗性とを有するトウモロコシ「YieldGard Roundup Ready(商標)」及び「YieldGard Roundup Ready 2(商標)」;グルホシネート耐性とコーンボーラー抵抗性とを有するトウモロコシ「Agrisure CB/LL(商標)」;グリホサート耐性とコーンルートワーム抵抗性とを有するトウモロコシ「Yield Gard VT Root worm/RR2(商標)」;グリホサート耐性とコーンルートワーム及びコーンボーラーに対する抵抗性とを有するトウモロコシ「Yield Gard VT Triple(商標)」;グルホシネート耐性と鱗翅目害虫抵抗性(Cry1F)(例えば、ウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワーム及びフォールアーミーワームに対する抵抗性)とを有するトウモロコシ「Herculex I(商標)」;グリホサート耐性とコーンルートワーム抵抗性とを有するトウモロコシ「YieldGard Corn Rootworm/Roundup Ready 2(商標)」;グルホシネート耐性とトウモロコシの鞘翅目害虫抵抗性(Cry3A)(例えば、ウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワーム及びメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)とを有するトウモロコシ「Agrisure GT/RW(商標)」;グルホシネート耐性と鞘翅目害虫抵抗性(Cry34/35Ab1)(例えば、ウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワーム及びメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)とを有するトウモロコシ「Herculex RW(商標)」;グリホサート耐性とコーンルートワーム抵抗性とを有するトウモロコシ「Yield Gard VT Root worm/RR2(商標)」;ジカンバ耐性、グリホサート耐性、グリホシネート耐性及びワタの鱗翅目害虫抵抗性(例えば、ボールワーム類及びタバコバッドワーム、アーミーワーム類などに対する抵抗性)を有するワタ「Bollgard(登録商標) 3 XtendFlex(登録商標)」がある。
病害抵抗性と害虫抵抗性とを付与された市販の植物としては、例えば、ポテト・ウイルスY(Potato virus Y)抵抗性と害虫抵抗性とを付与されたバレイショ「Hi-Lite NewLeaf(商標)Y Potato」、「NewLeaf(商標)Y Russet Burbank Potato」及び「Shepody NewLeaf(商標)Y Potato」;ジャガイモ葉巻ウイルス(Potato leafroll virus)抵抗性と害虫抵抗性とを付与されたバレイショ「NewLeaf(商標)Plus Russet Burbank Potato」が挙げられる。
除草剤耐性及び生産物の品質改変の特性を付与された市販の植物としては、例えば、グルホシネート耐性及び稔性形質を付与されたカノーラ「InVigor(商標)Canola」;グルホシネート耐性及び稔性形質を付与されたトウモロコシ「InVigor(商標)Maize」;グリホサート耐性を付与され油含有量が改変されたダイズ「Vistive Gold(商標)」が挙げられる。
3つ以上の特性(traits)を有する市販の植物の例としては、グリホサート耐性、グルホシネート耐性及び鱗翅目害虫抵抗性(Cry1F)(すなわちウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワーム及びフォールアーミーワームに対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Herculex I/Roundup Ready 2(商標)」;グリホサート耐性、コーンルートワーム抵抗性及びコーンボーラー抵抗性を有するトウモロコシ「YieldGard Plus/Roundup Ready 2(商標)」;グリホサート耐性、グルホシネート耐性及びコーンボーラー抵抗性を有するトウモロコシ「Agrisure GT/CB/LL(商標)」;グルホシネート耐性、鱗翅目害虫抵抗性(Cry1F)及び鞘翅目害虫抵抗性(Cry34/35Ab1)(すなわちウエスタンビーンカットワーム、コーンボーラー、ブラックカットワーム及びフォールアーミーワームなどの鱗翅目害虫及びウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワーム、メキシカンコーンルートワームなどの鞘翅目害虫に対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Herculex Xtra(商標)」;グルホシネート耐性、コーンボーラー抵抗性(Cry1Ab)及び鞘翅目害虫抵抗性(Cry3A)(すなわちウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワーム及びメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Agrisure CB/LL/RW(商標)」;グリホサート耐性、コーンボーラー抵抗性(Cry1Ab)及び鞘翅目害虫抵抗性(Cry3A)(すなわちウエスタンコーンルートワーム、ノーザンコーンルートワーム及びメキシカンコーンルートワームに対する抵抗性)を有するトウモロコシ「Agrisure(商標)3000GT」;グリホサート耐性、コーンルートワーム及びヨーロピアンコーンボーラーに対する抵抗性ならびに高リジン形質を有するトウモロコシ「Mavera high-value corn」;ヨーロピアンコーンボーラー、サウスウェスタンコーンボーラー、コーンイヤーワーム、フォールアーミーワーム、ブラックカットワーム及び/又はウェスタンビーンワームなどの植物の地上部を加害する害虫に対する抵抗性を有するトウモロコシ「Optimum (登録商標) Leptra(商標)」;グリホサート耐性、グルホシネート耐性、ダイズ斑点病(frogeye leaf spot)抵抗性、突然死症候群(sudden death Syndrome)抵抗性、茎かいよう病(southern stem canker)抵抗性、茎疫病( phytophthora stem and root rot)抵抗性、サツマイモネコブセンチュウ(southern root-knot nematode)抵抗性、白絹病(stem rot)抵抗性、落葉病(brown stem rot)抵抗性、ダイズシストセンチュウ(soybean cyst nematode)抵抗性を有し、鉄欠乏クロロシス(iron chlorosis)の改善、及びクロライド感受性(chloride sensitivity)の改変がなされたダイズ「Credenz(登録商標)soybean」;複数の除草剤耐性及び害虫抵抗性を付与されたワタ「Stoneville(登録商標)Cotton」(各地域でのフィールドでの雑草及び害虫の発生状況に対応するために、ST5517GLTP、ST4848GLT、ST4949GLT、ST5020GLT、ST5115GLT、ST6182GLT、ST4747GLB2、ST4946GLB2、ST6448GLB2の9つの品種がある)が挙げられる。
本発明方法としては、本発明組成物を、病害虫が発生している場所の土壌または病害虫が発生する虞のある場所の土壌に散布する方法(土壌処理)、本発明組成物を病害虫が発生している作物または病害虫が発生する虞のある作物に散布する方法(作物への茎葉処理)、発生した雑草に散布する方法(雑草への茎葉処理)、作物の種子に処理する方法(種子処理)が挙げられる。土壌処理は、作物の栽植場所との位置関係から、側条処理、植穴処理、植溝処理、全面処理、などに細分することもできる。さらには、前記の処理は、病害虫の発生状況に応じたスポット処理(特開2020-105226)であってもよい。なお、本発明方法を実施するに際し、アジュバントを混用してもよい。アジュバントの種類は、特に限定されないが、Agri-Dex、Nimbus、MSO等のオイル系アジュバント(パラフィン系炭化水素、ナフテン系炭化水素、芳香族炭化水素などの鉱物油、または植物油(ダイズ油やナタネ油)をエステル化したMethylate Seed Oil)であれば散布液中に0.25%、0.5%、1%、2%、3%、4%、5%または6%(volume / volume)、Induce等のノニオン系アジュバント(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、アルキルアリールアルコキシレート、またはアルキルアリールポリオキシアルキレングリコール)であれば、散布液中に0.05%、0.1%、0.25%、または0.5%(volume / volume)を混用することが望ましい。それ以外に、グラミンS等のアニオン系(置換スルホン酸塩)、Genamin T 200BM等のカチオン系(ポリオキシチレンアミン)、Silwett L77等の有機シリコーン系が挙げられる。さらには、Intact(ポリエチレングリコール)等のドリフト軽減剤を混用してもよい。
前記散布液のpHや硬度は特に限定されないが、pHは通常5〜9の範囲であり、硬度は通常0〜500の範囲である。
本発明方法を実施する時間帯は特に限定されないが、通常午前5時−午後9時の範囲であり、本発明方法を実施する場所における草冠レベルでの光量子束度は通常10〜2500マイクロモル/m2/秒である。一方、本発明方法はマップ情報と位置情報を用い夜間に実施することもできる。本発明方法を実施する際の気温及び地温はそれぞれ独立に通常0〜30℃、好ましくは10〜20℃であり、相対湿度は、50〜90%、好ましくは40〜80%であり、風速は0〜2MPHである。
本発明方法を実施する際の散布圧は特に限定されないが、通常30〜120PSI、好ましくは40〜80PSIである。ここで散布圧とはノズルへの導入前の設定である。
本発明方法において、農作物の種子は、通常の方法で栽培地に播種される。本発明方法は、播種前に実施してもよく、播種と同時、および/または播種後に実施してもよい。すなわち、本発明方法の実施回数としては、作物の栽培中に1〜3回が挙げられる。1回の場合は、播種前に1回、播種と同時に1回、または播種後に1回本発明組成物を施用することができる。2回の場合は、播種前を除く2回、播種と同時を除く2回、または播種後を除く2回本発明組成物を施用することができる。3回の場合は、播種前、播種と同時、および播種後にそれぞれ1回ずつ本発明組成物を施用することができる。
播種前に本発明方法を実施する場合は、通常播種50日前〜播種直前、好ましくは播種30日前〜播種直前、より好ましくは播種20日前〜播種直前、さらに好ましくは播種10日前〜播種直前に実施する。
播種後に本発明方法を実施する場合は、通常播種直後〜開花前、より好ましくは、播種直後〜出芽前の間と、作物の本葉1〜6葉期の間である。
また、播種と同時に本発明方法を実施する場合とは、播種機と散布機が一体化している場合である。
本発明方法の防除対象の病害虫は、植物病原菌および害虫の総称であり、例えば次のものが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明の害虫には、有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫が含まれる。具体的には、例えば、以下のものが挙げられる。
半翅目(Hemiptera):ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)、キタウンカ(Javesella pellucida)、クロフツノウンカ(Perkinsiella saccharicida)、Tagosodes orizicolus等のウンカ科(Delphacidae);ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ジャガイモヒメヨコバイ(Empoasca fabae)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、Amrasca biguttula biguttula等のヨコバイ科(Cicadellidae);ヨーロピアンスピトルバグ(Philaenus spumarius)等のアワフキムシ科(Aphrophoridae); Mahanarva posticata、Mahanarva fimbriolata等のコガシラアワフキムシ科(Cercopidae);マメクロアブラムシ(Aphis fabae)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ヨーロッパリンゴアブラムシ(Aphis pomi)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ムギワラギクオマルアブラムシ(Brachycaudus helichrysi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、rosy apple aphid(Dysaphis plantaginea)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、レタスヒゲナガアブラムシ(Nasonovia ribisnigri)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricida)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ヒエノアブラムシ(Melanaphis sacchari)、オカボノクロアブラムシ(Tetraneura nigriabdominalis)、カンシャワタアブラムシ(Ceratovacuna lanigera)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、イングリッシュグレインエイフィッド(Sitobion avenae)等のアブラムシ科(Aphididae);ブドウネアブラムシ(Daktulosphaira vitifoliae)、ピーカンフィロキセラ(Phylloxera devastatrix)、ピーカンリーフフィロキセラ (Phylloxera notabilis)、サウザンピーカンリーフフィロキセラ(Phylloxera russelae)等のネアブラムシ科(Phylloxeridae);ツガカサアブラムシ(Adelges tsugae)、バルサムウーリーアフィッド(Adelges piceae)、ヒメカサアブラムシ(Aphrastasia pectinatae)等のカサアブラムシ科(Adelgidae);イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、ブラックパディーバグ(Scotinophara coarctata)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris aeneus)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、シラホシカメムシ(Eysarcoris ventralis)、ムラサキシラホシカメムシ(Eysarcoris annamita)、クサギカメムシ(Halyomorpha halys)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、ブラウンスティンクバグ(Euschistus heros)、レッドバンデッドスティンクバグ(Piezodorus guildinii)、Oebalus pugnax、Dichelops melacanthus等のカメムシ科(Pentatomidae); Scaptocoris castanea等のツチカメムシ科(Cydnidae);ホソヘリカメムシ(Riptortus clavatus)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)等のホソヘリカメムシ科(Alydidae);ホソハリカメムシ(Cletus punctiger)、アシビロヘリカメムシ(Leptoglossus australis)等のヘリカメムシ科(Coreidae);カンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharivorus)、コバネヒョウタンナガカメムシ(Togo hemipterus)、アメリカコバネナガカメムシ(Blissus leucopterus)等のナガカメムシ科(Lygaeidae);アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、フタトゲムギカスミカメ(Stenodema calcarata)、サビイロカスミカメ(Lygus lineolaris)等のカスミカメムシ科(Miridae);オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、チャトゲコナジラミ(Aleurocanthus camelliae)、ヒサカキワタフキコナジラミ(Pealius euryae)等のコナジラミ科(Aleyrodidae);シュロマルカイガラムシ(Abgrallaspis cyanophylli)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus perniciosus)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、ニセヤノネカイガラムシ(Unaspis citri)等のマルカイガラムシ科(Diaspididae);ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)等のカタカイガラムシ科(Coccidae);イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)、キイロワタフキカイガラムシ(Icerya seychellarum)等のワタフキカイガラムシ科(Margarodidae);ナスコナガイガラムシ(Phenacoccus solani)、クロテンコナカイガラムシ(Phenacoccus solenopsis)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、ガハニコナカイガラムシ(Pseudococcus calceolariae)、ナガオコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinus)、タトルミーリーバグ(Brevennia rehi)等のコナカイガラムシ科(Pseudococcidae);ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ミカントガリキジラミ(Trioza erytreae)、ナシキジラミ(Cacopsylla pyrisuga)、チュウゴクナシキジラミ(Cacopsylla chinensis)、ジャガイモトガリキジラミ(Bactericera cockerelli)、ピアプシラ(Cacopsylla pyricola)等のキジラミ科(Psyllidae);プラタナスグンバイ(Corythucha ciliata)、アワダチソウグンバイ(Corythucha marmorata)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)、ツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)等のグンバイムシ科(Tingidae);トコジラミ(Cimex lectularius)、ネッタイトコジラミ(Cimex hemipterus)等のトコジラミ科(Cimicidae); Quesada gigas等のセミ科(Cicadidae);ブラジルサシガメ(Triatoma infestans)、オオサシガメ(Triatoma rubrofasciata)、Triatoma dimidiata、ベネズエラサシガメ(Rhodonius prolixus)等のサシガメ科(Reduviidae)。
鱗翅目(Lepidoptera):ニカメイガ(Chilo suppressalis)、ダークヘディドステムボーラー(Chilo polychrysus)、ホワイトステムボーラー(Scirpophaga innotata)、イッテンオオメイガ(Scirpophaga incertulas)、Rupela albina、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、Marasmia patnalis、イネハカジノメイガ(Marasmia exigua)、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostrinia nubilalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、モンキクロノメイガ(Herpetogramma luctuosale)、シバツトガ(Parapediasia teterrellus)、ライスケースワーム(Nymphula depunctalis)、シュガーケーンボーラー(Diatraea saccharalis)、エッグプラントフルーツボーラー(Leucinodes orbonalis)等のツトガ科(Crambidae);モロコシマダラメイガ(Elasmopalpus lignosellus)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、フタモンマダラノメイガ(Euzophera batangensis)、スジマダラメイガ(Cadra cautella)等のメイガ科(Pyralidae);ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Mythimna separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、シロナヨトウ(Spodoptera mauritia)、フタオビコヤガ(Naranga aenescens)、Spodoptera frugiperda、アフリカシロナヨトウ(Spodoptera exempta)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、イネキンウワバ(Plusia festucae)、Soybean looper(Chrysodeixis includens)、トリコプルシア属(Trichoplusia spp.)、ニセアメリカタバコガ(Heliothis virescens)等のヘリオティス属(Heliothis spp.)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、コーンイヤワーム(Helicoverpa zea)等のヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.)、ベルベットビーンキャタピラー(Anticarsia gemmatalis)、コットンリーフワーム(Alabama argillacea)、ホップワインボーラー(Hydraecia immanis)等のヤガ科(Noctuidae);モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ科(Pieridae);ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、スモモヒメシンクイ(Grapholita dimorpha)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリングモス(Cydia pomonella)、カンシャシンクイハマキ(Tetramoera schistaceana)、ビーンシュートボーラ (Epinotia aporema)、シトラスフルーツボーラー(Citripestis sagittiferella)、ヨーロピアングレープワインモス(Lobesia botrana)等のハマキガ科(Tortricidae);チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)等のホソガ科(Gracillariidae);モモシンクイガ(Carposina sasakii)等のシンクイガ科(Carposinidae);コーヒーリーフマイナー(Leucoptera coffeella)、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetia prunifoliella)等のハモグリガ科(Lyonetiidae);マイマイガ(Lymantria dispar)等のリマントリア属(Lymantria spp.)、チャドクガ(Euproctis pseudoconspersa)等のユープロクティス属(Euproctis spp.)等のドクガ科(Lymantriidae);コナガ(Plutella xylostella)等のコナガ科(Plutellidae);モモキバガ(Anarsia lineatella)、イモキバガ(Helcystogramma triannulella)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella)、ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、Tuta absoluta等のキバガ科(Gelechiidae);アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ科(Arctiidae);ジャイアントシュガーケーンボーラー(Telchin licus)等のカストニアガ科(Castniidae);ヒメボクトウ(Cossus insularis)等のボクトウガ科(Cossidae);ヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)等のシャクガ科(Geometridae);ヒロヘリアオイラガ(Parasa lepida)等のイラガ科(Limacodidae);カキノヘタムシガ(Stathmopoda masinissa)等のニセマイコガ科(Stathmopodidae);クロメンガタスズメ(Acherontia lachesis)等のスズメガ科(Sphingidae);キクビスカシバ(Nokona feralis)、コスカシバ(Synanthedon hector)、ヒメコスカシバ(Synanthedon tenuis)等のスカシバガ科(Sesiidae);イネツトムシ(Parnara guttata)等のセセリチョウ科(Hesperiidae);イガ(Tinea translucens)、コイガ(Tineola bisselliella)等のヒロズコガ科(Tineidae)。
総翅目(Thysanoptera):ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)、モトジロアザミウマ (Echinothrips americanus)、アボカドスリプス(Scirtothrips perseae)等のアザミウマ科(Thripidae);イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)等のクダアザミウマ科(Phlaeothripidae)。
双翅目(Diptera):タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)、テンサイモグリハナバエ(Pegomya cunicularia)等のハナバエ科(Anthomyiidae);シュガービートルートマゴット(Tetanops myopaeformis)等のハネフリバエ科(Ulidiidae);イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ科(Agromyzidae);イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ科(Chloropidae);ウリミバエ(Bactrocera cucurbitae)、ミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、ナスミバエ(Bactrocera latifrons)、オリーブミバエ(Bactrocera oleae)、クインスランドミバエ(Bactrocera tryoni)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)、アップルマゴット(Rhagoletis pomonella)、オウトウハマダラミバエ(Rhacochlaena japonica)等のミバエ科(Tephritidae);イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、トウヨウイネクキミギワバエ(Hydrellia philippina)、イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)等のミギワバエ科(Ephydridae);オウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)等のショウジョウバエ科(Drosophilidae);オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ科(Phoridae);オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ科(Psychodidae);チビクロバネキノコバエ(Bradysia difformis)等のクロバネキノコバエ科(Sciaridae);ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、イネノシントメタマバエ(Orseolia oryzae)等のタマバエ科(Cecidomyiidae);Diopsis macrophthalma等のシュモクバエ科(Diopsidae);Glossina palpalis、Glossina morsitans等のツェツェバエ科(Glossinidae);アシマダラブユ(Simulium japonicum)、Simulium damnosum等のブユ科(Simuliidae);サシチョウバエ亜科 (Phlebotominae);キリウジガガンボ(Tipula aino)、コモンクレーンフライ(Tipula oleracea)、ヨーロピアンクレーンフライ(Tipula paludosa)等のガガンボ科(Tipulidae);アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、チカイエカ(Culex pipiens f. molestus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)、トビイロイエカ(Culex pipiens pipiens)、ニセシロハシイエカ(Culex vishnui)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)、ガンビエハマダラカ(Anopheles gambiae)、ステフェンスハマダラカ(Anopheles stephensi)、Anopheles coluzzii、Anopheles albimanus、Anopheles sundaicus、Anopheles arabiensis、Anopheles funestus、Anopheles darlingi、Anopheles farauti、Anopheles minimus等のカ科(Culicidae);キアシオオブユ(Prosimulium yezoensis)、ツメ卜ゲブユ(Simulium ornatum)等のブユ科(Simulidae);ウシアブ(Tabanus trigonus)等のアブ科(Tabanidae);イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)、ノサシバエ(Haematobia irritans)等のイエバエ科(Muscidae);クロバエ科(Calliphoridae);ニクバエ科(Sarcophagidae);オオユスリカ(Chironomus plumosus)、セスジユスリカ(Chironomus yoshimatsui)、ハイイロユスリカ(Glyptotendipes tokunagai)等のユスリカ科(Chironomidae);ヒメイエバエ科(Fannidae)。
鞘翅目(Coleoptera):ダイアブロティカ属(Diabrotica spp.、例えば、ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ノーザンコーンルートワーム(Diabrotica barberi)、メキシカンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera zeae))、バンデッドキューカンバービートル(Diabrotica balteata)、キューカビットビートル(Diabrotica speciosa)等のビーンリーフビートル(Cerotoma trifurcata)、クビアカクビホソハムシ(Oulema melanopus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、キャベッジフリービートル(Phyllotreta cruciferae)、ウエスタンブラックフリービートル(Phyllotreta pusilla)、キャベッジステムフリービートル(Psylliodes chrysocephala)、ホップフリービートル(Psylliodes punctulata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、グレープコラスピス(Colaspis brunnea)、コーンフリービートル(Chaetocnema pulicaria)、サツマイモヒサゴトビハムシ(Chaetocnema confinis)、ポテトフリービートル(Epitrix cucumeris)、イネトゲハムシ(Dicladispa armigera)、サザンコーンリーフビートル(Myochrous denticollis)、ヨツモンカメノコハムシ(Laccoptera quadrimaculata)、タバコノミハムシ(Epitrix hirtipennis)等のハムシ科(Chrysomelidae);シードコーンビートル(Stenolophus lecontei)、スレンダーシードコーンビートル(Clivina impressifrons)等のオサムシ科(Carabidae);ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、アオドウガネ(Anomala albopilosa)、マメコガネ(Popillia japonica)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、ヨーロピアンチェーファー(Rhizotrogus majalis)、クロマルコガネ(Tomarus gibbosus)、クロコガネ属(Holotrichia spp.)、ジューン・ビートル(Phyllophaga crinita)等のフィロファガ属(Phyllophaga spp.)、(Diloboderus abderus)等のディロボデルス属(Diloboderus spp.)等のコガネムシ科(Scarabaeidae);ワタミヒゲナガゾウムシ(Araecerus coffeae)等のヒゲナガゾウムシ科(Anthriibidae); アリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)等のホソクチゾウムシ科(Aponidae);ブラジルマメゾウムシ(Zabrotes subfasciatus)等のマメゾウムシ科(Bruchidae);マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)、コーヒーベリーボーラー(Hypothenemus hampei) 等のキクイムシ科(Scolytidae);イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、アルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、ココクゾウムシ(Sitophilus oryzae)、グラナリアコクゾウムシ(Sitophilus granarius)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、シロスジオサゾウムシ(Rhabdoscelus lineaticollis)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、サザンコーンビルバグ(Sphenophorus callosus)、ソイビーンストークウィービル(Sternechus subsignatus)、シュガーケーンウィービル(Sphenophorus levis)、サビヒョウタンゾウムシ(Scepticus griseus)、トビイロヒョウタンゾウムシ(Scepticus uniformis)、Aracanthus mourei等のAracanthus属(Aracanthus spp.)、コットンルートボーラー (Eutinobothrus brasiliensis)等のゾウムシ科(Curculionidae);コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)、ヒラタコクヌストモドキ(Tribolium confusum)、ガイマイゴミムシダマシ(Alphitobius diaperinus)等のゴミムシダマシ科(Tenebrionidae);ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のテントウムシ科(Coccinellidae);ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、コナナガシンクイ(Rhizopertha dominica)等のナガシンクイムシ科(Bostrychidae);ヒョウホンムシ科(Ptinidae);ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、Migdolus fryanus、クビアカツヤカミキリ(Aromia bungii)等のカミキリムシ科(Cerambycidae);オキナワカンシャクシコメツキ(Melanotus okinawensis)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes fuscicollis)、クシコメツキ(Melanotus legatus)、アシブトコメツキ属(Anchastus spp.)、コノデルス属(Conoderus spp.)、クテニセラ属(Ctenicera spp.)、リモニウス属(Limonius spp.)、アエオルス属(Aeolus spp.)等のコメツキムシ科(Elateridae);アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等のハネカクシ科(Staphylinidae);ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)、ハラジロカツオブシムシ(Dermestes maculates)、ヒメアカカツオブシムシ(Trogoderma granarium)等のカツオブシムシ科(Dermestidae);タバコシバンムシ(Lasioderma serricorne)、ジンサンシバンムシ(Stegobium paniceum)等のシバンムシ科(Anobiidae);アカチビヒラタムシ(Cryptolestes ferrugineus)等のチビヒラタムシ科(Laemophloeidae);ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)等のホソヒラタムシ科(Silvanidae)、ブロッサムビートル(Brassicogethes aeneus)等のケシキスイムシ科(Nitidulidae)。
直翅目(Orthoptera):トノサマバッタ(Locusta migratoria)、モロッコトビバッタ(Dociostaurus maroccanus)、オーストラリアトビバッタ(Chortoicetes terminifera)、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、ブラウンローカスト(Locustana pardalina)、ツリーローカスト(Anacridium melanorhodon)、イタリアンローカスト(Calliptamus italicus)、ディファレンシャルグラスホッパー(Melanoplus differentialis)、ツーストライプドグラスホッパー(Melanoplus bivittatus)、マイグレトリーグラスホッパー (Melanoplus sanguinipes)、レッドレッグドグラスホッパー(Melanoplus femurrubrum)、クリアウィングドグラスホッパー(Camnula pellucida)、サバクワタリバッタ(Schistocerca gregaria)、イエローウィングドローカスト(Gastrimargus musicus)、スパースローテッドローカスト(Austracris guttulosa)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、タイワンツチイナゴ(Patanga succincta)等のバッタ科(Acrididae);ケラ(Gryllotalpa orientalis)等のケラ科(Gryllotalpidae);ヨーロッパイエコオロギ(Acheta domestica)、エンマコオロギ(Teleogryllus emma)等のコオロギ科(Gryllidae);モルモンクリケット(Anabrus simplex)等のキリギリス科(Tettigoniidae)。
膜翅目(Hymenoptera):カブラハバチ(Athalia rosae)、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ科(Tenthredinidae);ヒアリ(Solenopsis invicta)、アカカミアリ(Solenopsis geminata)等のトフシアリ属(Solenopsis spp.)、ブラウンリーフカッティングアント(Atta capiguara)等のハキリアリ属(Atta spp.)、ヒメハキリアリ属(Acromyrmex spp.)、サシハリアリ(Paraponera clavata)、ルリアリ(Ochetellus glaber)、イエヒメアリ(Monomorium pharaonis)、アルゼンチンアリ(Linepithema humile)、クロヤマアリ(Formica japonica)、アミメアリ(Pristomyrmex punctutus)、オオズアリ(Pheidole noda)、ツヤオオズアリ(Pheidole megacephala)、クロオオアリ(Camponotus japonicus)、ムネアカオオアリ(Camponotus obscuripes)等のオオアリ属(Camponotus spp.)、オキシデンタリスシュウカクアリ(Pogonomyrmex occidentalis)等のシュウカクアリ属(Pogonomyrmex spp.)、コカミアリ(Wasmania auropunctata)等のコカミアリ属(Wasmania spp.)、アシナガキアリ(Anoplolepis gracilipes)等のアリ科(Formicidae);オオスズメバチ(Vespa mandarinia)、ケブカスズメバチ(Vespa simillima)、コガタスズメバチ(Vespa analis)、ツマアカスズメバチ(Vespa velutina)、セグロアシナガバチ(Polistes jokahamae)等のスズメバチ科(Vespidae);モミノオオキバチ(Urocerus gigas)等のキバチ科(Siricidae);アリガタバチ科(Bethylidae)。
ゴキブリ目(Blattodea):チャバネゴキブリ(Blattella germanica)等のチャバネゴキブリ科(Ectobiidae);クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、コワモンゴキブリ(Periplaneta australasiae)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)等のゴキブリ科(Blattidae);ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus)、オオシロアリ(Hodotermopsis sjostedti)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhouensis)、アマミシロアリ(Reticulitermes amamianus)、ミヤタケシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、カンモンシロアリ(Reticulitermes kanmonensis)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)、Cornitermes cumulans等のシロアリ科(Termitidae)。
ノミ目(Siphonaptera):ヒトノミ(Pulex irritans)等のプレックス属(Pulex spp.)、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)等のクテノセファリデス属(Ctenocephalides spp.)、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等のキセノプシラ属(Xenopsylla spp.)、スナノミ(Tunga penetrans)等のツンガ属(Tunga spp.)、ニワトリノミ(Echidnophaga gallinacea)等のエチドノファガ属(Echidnophaga spp.)、ヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)等のノソプシラス属(Nosopsyllus spp.)。
咀顎目(Psocodae):アタマジラミ(Pediculus humanus capitis)等のペジクルス属(Pediculus spp.);ケジラミ(Pthirus pubis)等のケジラミ属(Phtirus spp.);ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)等のヘマトピヌス属(Haematopinus spp.);ウシハジラミ(Bovicola bovis)、ヒツジジラミ(Bovicola ovis)、Bovicola breviceps 等のボビコラ属(Bovicola spp.); Damalinia forficula等のダマリニア属(Damalinia spp.);ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ヒツジ体幹寄生ホソジラミ(Linognathus ovillus)等のリノグナツス属(Linognathus spp.);ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)等のソレノポテス属(Solenopotes spp.);ニワトリハジラミ(Menopon gallinae)等のメノポン属(Menopon spp.);クミングシア属(Cummingsia spp.);トリノトン属(Trinoton spp.);イヌハジラミ(Trichodectes canis)等のトリコデクテス属(Trichodectes spp.);ネコハジラミ(Felicola subrostratus)等のフェリコラ属(Felicola spp.);ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)等のメナカンツス属(Menacanthus spp.);ウェルネッキエラ属(Werneckiella spp.);コナチャタテ(Trogium pulsatorium)等のコチャタテ科(Trogiidae);ウスグロチャタテ(Liposcelis corrodens)、ヒラタチャタテ(Liposcelis bostrychophila)、ソウメンチャタテ(Liposcelis pearmani)、カツブシチャタテ(Liposcelis entomophila)等のコナチャタテ科(Liposcelidae又はLiposcelididae)。
シミ目(Thysanura):ヤマトシミ(Ctenolepisma villosa)、セイヨウシミ(Lepisma saccharina)等のシミ科(Lepismatidae)。
ダニ目(Acari):ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミツユビナミハダニ(Tetranychus evansi)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属(Oligonychus spp.)等のハダニ科(Tetranychidae);ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)、カキサビダニ(Aceria diospyri)、Aceria tosichella、シソサビダニ(Shevtchenkella sp.)等のフシダニ科(Eriophyidae);チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ科(Tarsonemidae);ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等のヒメハダニ科(Tenuipalpidae);ケナガハダニ科(Tuckerellidae);マダニ科(Ixodidae)、例えば、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、キチマダニ(Haemaphysalis flava)、ヤマトマダニ(Haemaphysalis japonica)、ツリガネチマダニ(Haemaphysalis campanulata)等のチマダニ属(Haemaphysalis spp.)、アメリカイヌカクマダニ(Dermacentor variabilis)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanensis)、ロッキーマウンテンウッドチック(Dermacentor andersoni)、アミメカクマダニ(Dermacentor reticulatus)等の カクマダニ属(Dermacentor spp.)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、西部クロアシマダニ(Ixodes pacificus)、Ixodes holocyclus、Ixodes ricinus等のマダニ属(Ixodes spp.)、ローンスターチック(Amblyomma americanum)、ガルフコーストチック(Amblyomma maculatum)等のキララマダニ属(Amblyomma spp.)、オウシマダニ(Rhipicephalus microplus)、キャトルチック(Rhipicephalus annulatus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、Rhipicephalus appendiculatus、Rhipicephalus decoloratus等のコイタマダニ属(Rhipicephalus spp.);ナガヒメダニ(Argas persicus)、Ornithodoros hermsi、Ornithodoros turicata等のヒメダニ科(Argasidae)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ科(Acaridae);コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides pteronyssinus)等のチリダニ科(Pyroglyphidae);ホソツメダニ(Cheyletus eruditus)、クワガタツメダニ(Cheyletus malaccensis)、ミナミツメダニ(Chelacaropsis moorei)、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)等のツメダニ科(Cheyletidae);ヒツジキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes ovis)、ウマキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes equi)、Knemidocoptes mutans、ミミヒゼンダニ(Otodectes cynotis)、ショクヒヒゼンダニ属(Chorioptes spp.)等のキュウセン科(Psoroptidae);ネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)、ネズミショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres muris)、センコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等のヒゼンダニ科(Sarcoptidae);ウサギズツキダニ(Listrophorus gibbus)等のズツキダニ科(Listrophoridae);ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のサシダニ科(Dermanyssidae);トリサシダニ(Ornithonyssus sylviarum)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)等のオオサシダニ科(Macronyssidae)、ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)等のヘギイタダニ科(Varroidae)、イヌニキビダニ(Demodex canis)、ネコニキビダニ(Demodex cati)等のニキビダニ科(Demodicidae)、アカツツガムシ(Leptotrombidium akamushi)、フトゲツツガムシ(Leptotrombidium pallidum)、タテツツガムシ(Leptotrombidium scutellare)等のツツガムシ科(Trombiculidae)。
クモ目(Araneae):カバキコマチグモ(Cheiracanthium japonicum)等のコマチグモ科(Eutichuridae);セアカゴケグモ(Latrodectus hasseltii)等のヒメグモ科(Theridiidae)。
オビヤスデ目(Polydesmida):ヤケヤスデ(Oxidus gracilis)、アカヤスデ(Nedyopus tambanus)等のヤケヤスデ科(Paradoxosomatidae)。
等脚目(Isopoda):オカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等のオカダンゴムシ科(Armadillidiidae)。
唇脚綱(Chilopoda):ゲジ(Thereuonema hilgendorfi)等のゲジ科(Scutigeridae);トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等のオオムカデ科(Scolopendridae);イッスンムカデ(Bothropolys rugosus)等のイッスンムカデ科(Ethopolyidae)。
腹足綱(Gastropoda):チャコウラナメクジ(Limax marginatus)、キイロコウラナメクジ(Limax flavus)等のコウラナメクジ科(Limacidae);ナメクジ(Meghimatium bilineatum)等のナメクジ科(Philomycidae);スクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)等のリンゴガイ科(Ampullariidae);ヒメモノアラガイ(Austropeplea ollula)等のモノアラガイ科(Lymnaeidae)。
線虫類(Nematoda):イネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)等のアフェレンコイデス科(Aphelenchoididae);ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、Pratylenchus brachyurus、ムギネグサレセンチュウ(Pratylenchus neglectus)、Radopholus similis等のプラティレンクス科(Pratylenchidae);ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、guava root-knot nematodes (Meloidogyne enterolobii)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ジャガイモシロシストセンチュウ(Globodera pallida)等のヘテロデラ科(Heteroderidae);Rotylenchulus reniformis等のホプロライムス科(Hoplolaimidae);イチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、ナミクキセンチュウ(Ditylenchus dipsaci)等のアングイナ科(Anguinidae);ミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)等のティレンクルス科(Tylenchulidae);ブドウオオハリセン(Xiphinema index)等のロンギドルス科(Longidoridae);トリコドルス科(Trichodoridae);マツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)等のパラシタアフェレンクス科(Parasitaphelenchidae)。
上記の有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫について、種内の変異は限定されない。すなわち、特定の殺虫剤、殺ダニ剤、殺軟体動物剤及び殺線虫剤に対して感受性が低下(抵抗性を示す、とも言う)した有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫も含まれる。該殺虫剤、該殺ダニ剤、該殺軟体動物剤及び該殺線虫剤としては、例えば、群a1〜群a26が挙げられる。
群a1:アセチルコリンエステラーゼ阻害剤
IRACによる作用分類のグループ1Aカーバメート系及びグループ1B有機リン系化合物、例えば、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カルバリル(carbaryl:NAC)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb:BPMC)、ホルメタネート(formetanate)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb:MIPC)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロメカルブ(promecarb)、プロポキスル(propoxur:PHC)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、トリアザメート(triazamate)、トリメタカルブ(trimethacarb)、キシリルカルブ(xylylcarb);アセフェート(acephate)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos-ethyl)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、カズサホス(cadusafos)、クロレトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、クマホス(coumaphos)、シアノホス(cyanophos:CYAP)、デメトン(demeton)、デメトン−S−メチル(demeton-S-methyl)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos:DDVP)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、ファンフル(famphur)、フェナミホス(fenamiphos)、フェンクロルホス(fenchlorphos)、フェニトロチオン(fenitrothion:MEP)、フェンチオン(fenthion:MPP)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ヘプテノホス(heptenophos)、イミシアホス(imicyafos)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロピル−O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラート(isopropyl-O-(methoxyaminothiophosphoryl)salicylate)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion:DMTP)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled:BRP)、オメトエート(omethoate)、オキシジメトンメチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオンメチル(parathion-methyl)、フェントエート(phenthoate:PAP)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet:PMP)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホキシム(phoxim)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロペタムホス(propetamphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、キナルホス(quinalphos)、スルホテップ(sulfotep)、スルプロホス(sulprofos)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、チオメトン(thiometon)、トキサフェン(toxaphene)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon:DEP)及びバミドチオン(vamidothion)からなる群。
群a2:GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー
IRACによる作用分類のグループ2A環状ジエン有機塩素系及びグループ2Bフェニルピラゾール系化合物、例えば、クロルデン(chlordane)、エンドスルファン(endosulfan)、ディルドリン(dieldrin)、エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)及びフルフィプロール(flufiprole)、ピリプロール(pyriprole)からなる群。
群a3:ナトリウムチャネルモジュレーター
IRACによる作用分類のグループ3Aピレスロイド系及びグループ3B、例えば、アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、カッパビフェントリン(kappa-bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、べータシペルメトリン(beta-cypermethrin)、シータシペルメトリン(theta-cypermethrin)、ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シグマシペルメトリン(sigma-cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エンペントリン(empenthrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(etofenprox) 、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、カデスリン(kadethrin)、メペルフルトリン(meperfluthrin)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、カッパテフルトリン(kappa- tefluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、ベンフルトリン(benfluthrin)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルメスリン(flumethrin)、フラメトリン(furamethrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、プロフルトリン(profluthrin)及びジメフルトリン(dimefluthrin)、DDTからなる群。
群a4:ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター
IRACによる作用分類のグループ4Aネオニコチノイド系、4Bニコチン、4Cブテノライド系、4Dスルホキシイミン系及び4Eメソイオン系、例えば、アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、ジクロロメソチアズ(dicloromezotiaz)及びフルピリミンからなる群。
群a5:ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター
IRACによる作用分類のグループ5スピノシン系、例えば、スピノサド(spinosad)及びスピネトラム(spinetoram)からなる群。
群a6:グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター
IRACによる作用分類のグループ6アバメクチン系、ミルベマイシン系、例えば、アバメクチン(abamectin)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin-benzoate)、レピメクチン(lepimectin)、ミルベメクチン(milbemectin)、ジマデクチン(dimadectin)、ドラメクチン(doramectin)、エプリノメクチン(eprinomectin)、イベルメクチン(ivermectin)、ラチデクチン(latidectin)、セラメクチン(selamectin)、ミルベマイシン D(milbemycin D)、モキシデクチン(moxidectin)及びネマデクチン(nemadectin)からなる群。
群a7:幼若ホルモンミミック
IRACによる作用分類のグループ7A幼若ホルモン類縁体、グループ7Bフェノキシカルブ及び7Cピリプロキシフェン、例えば、ヒドロプレン(hydroprene)、キノプレン(kinoprene)、メトプレン(methoprene)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)及びピリプロキシフェン(pyriproxyfen)からなる群。
群a8:弦音器官TRPVチャンネルモジュレーター
IRACによる作用分類のグループ9ピリジンアゾメチン誘導体、例えば、ピメトロジン(Pymetrozine)及びピリフルキナゾン(Pyrifluquinazon)からなる群。
群a9:微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤
IRACによる作用分類のグループ11Aバチルス・チューリンゲンシス、グループ11Bバチルス・スファエリクス、例えば、バチルス・スファエリクス(Bacillus sphaericus)、バチルス・チューリンゲンシスBD#32株(Bacillus thuringiensis strain BD#32)、バチルス・チューリンゲンシスAQ52株(Bacillus thuringiensis strain AQ52)、バチルス・チューリンゲンシス・アイザワイ亜種ABTS-1857株(Bacillus thuringiensis subsp. aizawai strain ABTS-1857)、バチルス・チューリンゲンシス・クリスターキ亜種HD-1株(Bacillus thuringiensis subsp. kurstaki strain HD-1)、バチルス・チューリンゲンシス・クリスターキ亜種BMP123株(Bacillus thuringiensis subsp. kurstaki strain BMP123)、バチルス・チューリンゲンシス・テネブリオシス亜種NB176株 (Bacillus thuringiensis subsp. Tenebriosis strain NB176)、バチルス・チューリンゲンシス・イスラエレンシス変種 (Bacillus thuringiensis var. israelensis)、バチルス・チューリンゲンシス・アエジプチ変種((Bacillus thuringiensis var.aegypti)、バチルス・チューリンゲンシス・コルメリ変種(Bacillus thuringiensis var. colmeri)、バチルス・チューリンゲンシス・ダームスタディエンシス変種(Bacillus thuringiensis var. darmstadiensis)、バチルス・チューリンゲンシス・デンドロリムス変種(Bacillus thuringiensis var. dendrolimus)、バチルス・チューリンゲンシス・ガレリア変種(Bacillus thuringiensis var. galleriae)、バチルス・チューリンゲンシス・ジャポネンシス変種(Bacillus thuringiensis var. japonensis)、バチルス・チューリンゲンシス・モリソニ亜種(Bacillus thuringiensis subsp. morrisoni)、バチルス・チューリンゲンシス・サンディエゴ変種(Bacillus thuringiensis var. san diego)、バチルス・チューリンゲンシス・チューリンゲンシス亜種MPPL002株(Bacillus thuringiensis subsp. Thuringiensis strain MPPL002)、バチルス・チューリンゲンシス・7216変種(Bacillus thuringiensis var. 7216)、バチルス・チューリンゲンシス・T36変種(Bacillus thuringiensis var. T36)、鱗翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシン(例えば、Cry1A、Cry1Ab、改変されたCry1Ab(一部を欠損したCry1Ab)、Cry1Ac、Cry1Ab-Ac(Cry1AbとCry1Acが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry1C、Cry1F、Cry1Fa2(修飾されたcry1F)、moCry1F(修飾されたCry1F)、Cry1A.105(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1Fが融合されたハイブリッドタンパク質)、Cry2Ab2、Cry2Ae、Cry9C、Vip3A、Vip3Aa20)、鞘翅目昆虫に対する耐性を付与するデルタ−エンドトキシン(例えばCry3A、mCry3A(修飾されたCry3A)、Cry3Bb1、Cry34Ab1、Cry35Ab1)、及びカ科に対し殺虫活性を有するデルタ−エンドトキシン(例えばCry1A、Cry4A、Cry4B、Cry11A)からなる群。
群a10:プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤
IRACによる作用分類のグループ13、例えば、クロルフェナピル(chlorfenapyr)及びスルフルラミド(sulfluramid)からなる群。
群a11:ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類のグループ14ネライストキシン類縁体、例えば、ベンスルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap)、カルタップ塩酸塩(cartap hydrochloride)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ二ナトリウム塩(thiosultap-disodium)、及びチオスルタップ一ナトリウム塩(thiosultap-monosodium)からなる群。
群a12:キチン生合成阻害剤
IRACによる作用分類のグループ15ベンゾイル尿素系及びグループ16ブプロフェジン、例えば、ビストリフルロン(bistrifluron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)及びブプロフェジン(buprofezin)からなる群。
群a13:脱皮阻害剤
IRACによる作用分類のグループ17、例えば、シロマジン(Cyromazine)からなる群。
群a14:脱皮ホルモン(エクダイソン)受容体アゴニスト剤
IRACによる作用分類のグループ18ジアシルヒドラジン系、例えば、クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)及びテブフェノジド(tebufenozide)からなる群。
群a15:電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー剤
IRACによる作用分類においてグループ22Aオキサジアジン及びグループ22Bセミカルパゾン系、例えば、インドキサカルブ(indoxacarb)及びメタフルミゾン(metaflumizone)からなる群。
群a16:アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤
IRACによる作用分類のグループ23テトロン酸、テトラミン酸誘導体、例えば、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)及びスピロテトラマト(spirotetramat)からなる群。
群a17:リアノジン受容体モジュレーター剤
IRACによる作用分類のグループ28ジアミド系、例えば、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニルプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cycloniliprole)、フルベンジアミド(flubendiamide)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、シハロジアミド(cyhalodiamide)及びテトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)からなる群。
群a18:弦音器官モジュレーター剤
IRACによる作用分類のグループ29、例えば、フロニカミド(Flonicamid)からなる群。
群a19:ダニ成長阻害剤
IRACによる作用分類のグループ10、例えば、エトキサゾール(etoxozole)、クロフェンテジン(clofentezine)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)から成る群。
群a20:オクトパミンレセプターアゴニスト
IRACによる作用分類のグループ19、例えば、アミトラズ(amitraz)から成る群。
群a21:ミトコンドリア電子伝達系複合体IV阻害剤
IRACによる作用分類のグループ24、例えば、ホスフィン(phosphine)からなる群。
群a22:イソキサゾリン系化合物、例えばアフォキソラネル(afoxolaner)、フルララネル(fluralaner)、サロラネル(sarolaner)、ロチラネル(lotilaner)から成る群。
群a23:ミトコンドリアATP合成酵素阻害剤
IRACによる作用分類のグループ12、例えば、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)からなる群。
群a24:ミトコンドリア電子伝達系複合体III阻害剤
IRACによる作用分類のグループ20、例えば、アセキノシル(acequinocyl)、ビフェナゼート(bifenazate)からなる群。
群a25:ミトコンドリア電子伝達系複合体I阻害剤(METI)
IRACによる作用分類のグループ21、例えば、ピリダベン(pyridaben)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)からなる群。
群a26:アザジラクチン(azadiractin)、ピリダリル(pyridalyl)からなる群。
感受性の低下の要因としては、[1]標的タンパク質のアミノ酸置換、[2]標的タンパク質の減少、[3]代謝増強、[4]皮膚の透過性の低下、[5]膜輸送体による排出機能の亢進が挙げられる。[1]において、標的タンパク質は、一つ又は複数のアミノ酸置換を有していてもよい。[3]の代謝増強とは、例えば、チトクロームP450 (cytochrome P450)、カルボキシルエステラーゼ(carboxylesterase)及びグルタチオンSトランスフェラーゼ(glutathion-S-transferase)といった代謝酵素(解毒分解酵素とも言う)の活性増大を意味する。また、感受性低下の要因として、[1]標的タンパク質のアミノ酸置換、[2]標的タンパク質の減少、[3]代謝増強、[4]皮膚の透過性の低下、[5]膜輸送体による排出機能の亢進のいずれか一つ又は複数有していてもよい。
感受性が低下した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば、以下が挙げられる。
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a12から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目;
群a8から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a8から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、群a8から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、群a8から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下した半翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群a12から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8に属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8に属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8に属するピメトロジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a8に属するピメトロジン、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、群a8に属するピメトロジン、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、群a8に属するピメトロジン、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したウンカ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a12から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8に属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8に属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8に属するピメトロジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a8に属するピメトロジン、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、群a8に属するピメトロジン、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、群a8に属するピメトロジン、及び群a12に属するブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ、セジロウンカ、又はヒメトビウンカ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群a3から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群a3から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群a3から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアブラムシ科;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したモモアカアブラムシ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物、群a4から選ばれる1種以上の化合物、及び群a8から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ又はモモアカアブラムシ;群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したタバココナジラミ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したタバココナジラミ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したモモアカアブラムシ;
群a1から選ばれるカーバメート系化合物、及び/又は群a1から選ばれる有機リン系化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ;
マラチオン、クロルピリホス、ダイアジノン、フェノブカルブ、カルボフラン、エチプロール、フィプロニル、フルフィプロール、エトフェンプロックス、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、スルホキサフロル、チアクロプリド、チアメトキサム、ピメトロジン、及び/又はブプロフェジンに対する感受性の低下したトビイロウンカ;
イソプロカルブ、クロルピリホス、イミダクロプリド、及び/又はブプロフェジンに対する感受性の低下したセジロウンカ;
イミダクロプリド、チアメトキサム、アセタミプリド、チアクロプリド、クロチアニジン、及び/又はジノテフランに感受性の低下したAmrasca biguttula biguttula;
ピリミカーブ、及び/又は群a1から選ばれる有機リン系化合物に対する感受性の低下したワタアブラムシ;トリアザメート、ピリミカーブ、エンドスルファン、デルタメトリン、ラムダシハロトリン、DDT、及び/又はイミダクロプリドに対する感受性の低下したモモアカアブラムシ;
ピリミカーブ、メソミル、アセフェート、ディルドリン、及び/又はエンドスルファンに対する感受性の低下したレタスヒゲナガアブラムシ;
ラムダシハロスリンに対する感受性の低下したイングリッシュグレインエイフィッド;
群a4から選ばれる1種以上の化合物、ビフェントリン、及び/又はスピロメシフェンに対する感受性の低下したオンシツコナジラミ;
ピリミホスメチル、プロフェノホス、エンドスルファン、フィプロニル、ラムダシハロトリン、ビフェントリン、アルファシペルメトリン、カルタップ、ブプロフェジン、スピロメシフェン、クロラントラニリプロール、ジアフェンチウロン、及び/又はアザジラクチンに対する感受性の低下したタバココナジラミ;
クロルピリホス、ビフェントリン、シペルメトリン、アセタミプリド、イミダクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラム、及び/又はクロルフェナピルに対する感受性の低下したミカンキジラミ;
モノクロトホス、メタミドホス、アセフェート、エンドスルファン、ベータシフルトリン、及び/又はイミダクロプリドに対する感受性の低下したブラウンスティンクバグ;
群a14から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目;
群a15から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目;
群a14から選ばれる1種以上の化合物、及び群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鱗翅目;
群a15から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガ;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガ;
群a14から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群a14から選ばれる1種以上の化合物、及び群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコブノメイガ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したニセアメリカタバコガ;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオオタバコガ;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコーンイヤワーム;
群a14から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャハマキ;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャハマキ;
群a14から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;群a14から選ばれる1種以上の化合物、及び群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャノコカクモンハマキ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコナガ;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したTuta absoluta;
エンドスルファン、フィプロニル、及び/又はチオスルタップ一ナトリウム塩に対する感受性の低下したニカメイガ;
デルタメトリン、及び/又はラムダシハロトリンに対する感受性の低下したヨーロピアンコーンボーラー;
デルタ−エンドトキシンであるCry1Ab、及び/又はCry1Acに対する感受性の低下したシュガーケーンボーラー;
プロフェノホス、カルバリル、クロルピリホス、エンドスルファン、デルタメトリン、及び/又はフェンバレレートに対する感受性の低下したエッグプラントフルーツボーラー;
プロフェノホス、クロルピリホス、キナルホス、ホキシム、トリアゾホス、メソミル、チオジカルブ、エンドスルファン、フィプロニル、シペルメトリン、デルタメトリン、ベータ−シフルトリン、スピノサド、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、ルフェヌロン、ジフルベンズロン、メトキシフェノジド、及び/又はインドキサカルブに対する感受性の低下したハスモンヨトウ;クロルピリホス、デルタメトリン、シペルメトリン、スピノサド、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、ルフェヌロン、インドキサカルブ、及び/又はメトキシフェノジドに対する感受性の低下したシロイチモジヨトウ;
デルタ−エンドトキシンであるCry1Ab、Cry1Ac、Cry2Ab2、Cry2Ae、及び/又はCry1Fに対する感受性の低下したヨトウガ;
スルプロホス、プロフェノホス、モノクロトホス、パラチオンメチル、チオジカルブ、メソミル、トキサフェン、エンドスルファン、シペルメトリン、デルタメトリン、DDT、及び/又はスピノサドに対する感受性の低下したニセアメリカタバコガ;
モノクロトホス、クロルピリホス、プロフェノホス、メソミル、チオジカルブ、トキサフェン、エンドスルファン、フェンバレレート、デルタメトリン、シペルメトリン、DDT、インドキサカルブ、及び/又はクロラントラニリプロールに対する感受性の低下したオオタバコガ;
パラチオンメチル、シペルメトリン、エンドスルファン、及び/又はDDTに対する感受性の低下したコーンイヤワーム;
ラムダシハロトリン、チアクロプリド、及び/又はメトキシフェノジドに対する感受性の低下したコドリングモス;
デルタメトリン、及び/又はインドキサカルブに対する感受性の低下したヨーロピアングレープワインモス;
メソミル、ディルドリン、ペルメトリン、フィプロニル、スピノサド、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、デルタ−エンドトキシンであるCry1C、ルフェヌロン、インドキサカルブ、クロラントラニリプロール、フルベンジアミド、及び/又はジアフェンチウロンに対する感受性の低下したコナガ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した総翅目;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した総翅目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した総翅目;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した総翅目;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した総翅目;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネギアザミウマ;
プロフェノホス、クロルピリホス、デルタメトリン及び/又はラムダシハロトリンに対する感受性の低下したネギアザミウマ;
メチオカルブ、メソミル、ベンダイオカルブ、ホルメタネート、カルボフラン、マラチオン、クロルピリホス、ダイアジノン、メタミドホス、ジメトエート、ジクロルボス、アセフェート、メチダチオン、トキサフェン、エンドスルファン、フィプロニル、アクリナトリン、アルファシペルメトリン、ビフェントリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、ペルメトリン、タウフルバリネート、シペルメトリン、フェンバレレート、シフルトリン、イミダクロプリド、スピノサド、スピネトラム、アバメクチン、ピリプロキシフェン、及び/又はシアントラニルプロールに対する感受性の低下したミカンキイロアザミウマ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した双翅目;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した双翅目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した双翅目;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した双翅目;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した双翅目;
ペルメトリン、及び/又はフェンバレレートに対する感受性の低下したトマトハモグリバエ;
メタミドホス、パラチオンメチル、ピラゾホス、デメトン, クロルピリホス,トリアゾホス、ペルメトリン、シペルメトリン、DDT、スピノサド、アバメクチン、及び/又はシロマジンに対する感受性の低下したマメハモグリバエ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下した鞘翅目;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したハムシ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネドロオイムシ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダイアブロティカ属;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダイアブロティカ属;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダイアブロティカ属;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダイアブロティカ属;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダイアブロティカ属;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワーム;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワーム;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワーム;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワーム;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワーム;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワーム;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンコーンルートワーム;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したサザンコーンルートワーム;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したサザンコーンルートワーム;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したサザンコーンルートワーム;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したノーザンコーンルートワーム;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したノーザンコーンルートワーム;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したノーザンコーンルートワーム;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したノーザンコーンルートワーム;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したノーザンコーンルートワーム;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキューカビットビートル;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキューカビットビートル;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキューカビットビートル;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキューカビットビートル;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキューカビットビートル;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群a11から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコロラドハムシ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキスジノミハムシ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキスジノミハムシ;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキスジノミハムシ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキャベッジフリービートル;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキャベッジフリービートル;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキャベッジフリービートル;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンブラックフリービートル;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンブラックフリービートル;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したウエスタンブラックフリービートル;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキャベッジステムフリービートル;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキャベッジステムフリービートル;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したキャベッジステムフリービートル;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したホップフリービートル;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したホップフリービートル;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したホップフリービートル;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したゾウムシ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物、及び群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイネミズゾウムシ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコメツキムシ科;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコメツキムシ科;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコメツキムシ科;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオキナワカンシャクシコメツキ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオキナワカンシャクシコメツキ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオキナワカンシャクシコメツキ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロムナボソコメツキ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロムナボソコメツキ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトビイロムナボソコメツキ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクシコメツキ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクシコメツキ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクシコメツキ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアシブトコメツキ属;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアシブトコメツキ属;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアシブトコメツキ属;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコノデルス属;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコノデルス属;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコノデルス属;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクテニセラ属;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクテニセラ属;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクテニセラ属;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したリモニウス属;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したリモニウス属;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したリモニウス属;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアエオルス属;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアエオルス属;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアエオルス属;
ラムダシハロトリンに対する感受性の低下したキャベッジステムフリービートル;
カルボスルファン、カルボフラン、ホサロン、クロルピリホス、アジンホスメチル、シハロトリン、ラムダシハロトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、イミダクロプリド、ジノテフラン、クロチアニジン、チアクロプリド、チアメトキサム、及び/又はニテンピラムに対する感受性の低下したコロラドハムシ;
ホサロン、ラムダシハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータシペルメトリン、ビフェントリン、ベータ−シフルトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、タウフルバリネート、及び/又はアセタミプリドに対する感受性の低下したブロッサムビートル;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダニ目;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダニ目;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダニ目;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダニ目;
群a17から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したダニ目;
群a19から選ばれる1種以上の化合物、ビフェントリン、アバメクチン、ミルベメクチン、アセキノシル及び/又はビフェナセートに対する感受性の低下したナミハダニ;
フェンプロパトリン、スピロジクロフェン、クロフェンテジン、ヘキシチアゾクス、ピリダベン、及び/又はフェンピロキシメートに対する感受性の低下したリンゴハダニ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトコジラミ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトコジラミ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトコジラミ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトコジラミ;
群a5から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトコジラミ;
群a10から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したトコジラミ;
ベンダイオカルブ、ダイアジノン、ジクロルボス、フェニトロチオン、フェノブカルブ、マラチオン、プロポキスル、ディルドリン、フィプロニル、アレスリン、ビフェントリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、ラムダシハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、ペルメトリン、フェノトリン、ピレトリン、テトラメトリン、DDT、アセタミプリド、ジノテフラン、イミダクロプリド、チアメトキサム、スピノサド、及び/又はクロルフェナピルに対する感受性の低下したトコジラミ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイトコジラミ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイトコジラミ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイトコジラミ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイトコジラミ;
群a10から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイトコジラミ;
ベンダイオカルブ、ダイアジノン、フェニトロチオン、フェノブカルブ、マラチオン、プロポキスル、ディルドリン、フィプロニル、アレスリン、ビフェントリン、シフルトリン、ラムダシハロトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、エトフェンプロックス、ペルメトリン、DDT、イミダクロプリド、及び/又はクロルフェナピルに対する感受性の低下したネッタイトコジラミ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a5から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a6から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a7から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a11から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a12から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a13から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a14から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
群a15から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したイエバエ;
アザメチホス、アジンホスメチル、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、ダイアジノン、ジクロルボス、ジメトエート、フェンクロルホス、フェニトロチオン、メソミル、メトキシクロル、ナレッド、パラチオンメチル、ホキシム、プロフェノホス、プロポキスル、テトラクロルビンホス、トリアゾホス、トリクロルホン、ディルドリン、エンドスルファン、フィプロニル、ビフェントリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、ラムダシハロスリン、シペルメトリン、べータシペルメトリン、シフェノトリン、デルタメトリン、エスフェンバレレート、フェノトリン、ピレトリン、レスメトリン、DDT、アセタミプリド、ジノテフラン、イミダクロプリド、ニテンピラム、チアメトキサム、スピノサド、アバメクチン、エマメクチン安息香酸塩、メトプレン、ピリプロキシフェン、カルタップ、ジフルベンズロン、ルフェヌロン、トリフルムロン、シロマジン、メトキシフェノジド、及び/又はインドキサカルブに対する感受性の低下したイエバエ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したSimulium damnosum;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したSimulium damnosum;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアカイエカ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアカイエカ;
ビフェントリン、ベータ−シフルトリン、ラムダシハロスリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、及び/又はレスメトリンに対する感受性の低下したアカイエカ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチカイエカ;
デルタメトリン、エトフェンプロックス、ペルメトリン、及び/又はフェノトリンに対する感受性の低下したチカイエカ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイイエカ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイイエカ;
テメホス、ビフェントリン、ベータ−シフルトリン、ラムダシハロスリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、及び/又はレスメトリンに対する感受性の低下したネッタイイエカ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイシマカ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイシマカ;
群a7から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイシマカ;
群a9から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネッタイシマカ;
クロルピリホス、ジクロルボス、フェニトロチオン、フェンチオン、マラチオン、ピリミホスメチル、プロポキスル、テメホス、アレスリン、ビフェントリン、シフルトリン、ラムダシハロスリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、デルタメトリン、エトフェンプロックス、ペルメトリン、フェノトリン、DDT、及び/又はメトプレンに対する感受性の低下したネッタイシマカ;
デルタ−エンドトキシンであるCry4A、Cry4Bに対する感受性の低下したネッタイシマカ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したガンビエハマダラカ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したガンビエハマダラカ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したガンビエハマダラカ;
ベンダイオカルブ、フェニトロチオン、ピリミホスメチル、ディルドリン、ラムダシハロトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、及び/又はDDTに対する感受性の低下したガンビエハマダラカ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles coluzzii;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles coluzzii;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles coluzzii;
ベンダイオカルブ、フェニトロチオン、ディルドリン、ラムダシハロトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、及び/又はDDTに対する感受性の低下したAnopheles coluzzii;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles arabiensis;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles arabiensis;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles arabiensis;
ベンダイオカルブ、マラチオン、ディルドリン、ラムダシハロトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、及び/又はDDTに対する感受性の低下したAnopheles arabiensis;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles funestus;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したAnopheles funestus;
ディルドリン、ラムダシハロトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、及び/又はDDTに対する感受性の低下したAnopheles funestus;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコクヌストモドキ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコクヌストモドキ;
群a5から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコクヌストモドキ;
群a21から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したコクヌストモドキ;
カルバリル、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、シアノホス、ダイアジノン、ジクロルボス、フェニトロチオン、マラチオン、ホキシム、ピリミホスメチル、プロメカルブ、プロポキスル、テメホス、テトラクロルビンホス、ビオレスメトリン、シフルトリン、シハロスリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、フェノトリン、ピレトリン、DDT、スピノサド、及び/又はホスフィンに対する感受性の低下したコクヌストモドキ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャバネゴキブリ;群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャバネゴキブリ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャバネゴキブリ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャバネゴキブリ;
群a6から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したチャバネゴキブリ;
クロルピリホス、マラチオン、プロポキスル、フィプロニル、ベータ−シフルトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ペルメトリン、ピレトリン、DDT、イミダクロプリド、及び/又はアバメクチンに対する感受性の低下したチャバネゴキブリ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネコノミ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネコノミ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネコノミ;
群a4から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネコノミ;
群a5から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したネコノミ;
ベンダイオカルブ、カルバリル、クロルフェンビンホス、クロルピリホス、ダイアジノン、フェンチオン、イソフェンホス、プロペタムホス、プロポキスル、マラチオン、フィプロニル、シフルトリン、シペルメトリン、フルバリネート、ペルメトリン、ピレトリン、イミダクロプリド、及び/又はスピノサドに対する感受性の低下したネコノミ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したアメリカイヌカクマダニ;
DDTに対する感受性の低下したアメリカイヌカクマダニ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオウシマダニ;
群a2から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオウシマダニ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオウシマダニ;
群a6から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオウシマダニ;
群a20から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したオウシマダニ;
カルバリル、クロルピリホス、クマホス、フィプロニル、ピリプロール、シペルメトリン、デルタメトリン、フルメトリン、ペルメトリン、イベルメクチン、及び/又はアミトラズに対する感受性の低下したオウシマダニ;
群a1から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクリイロコイタマダニ;
群a3から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクリイロコイタマダニ;
群a20から選ばれる1種以上の化合物に対する感受性の低下したクリイロコイタマダニ;
ペルメトリン、及び/又はアミトラズに対する感受性の低下したクリイロコイタマダニ;
標的タンパク質のアミノ酸置換により、感受性が低下した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば以下のものが挙げられる。
ニコチン性アセチルコリン受容体のβサブユニットにR81Tのアミノ酸置換を有するワタアブラムシ;
ニコチン性アセチルコリン受容体のβサブユニットにR81Tのアミノ酸置換を有するモモアカアブラムシ;
リアノジン受容体にG4946Eのアミノ酸置換を有するコナガ;
ナトリウムチャネルにF1845Y又はV1848Iのアミノ酸置換を有するコナガ;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA2′Nのアミノ酸置換を有するセジロウンカ;
アセチルコリンエステラーゼにS431F、及び/又はA302Sのアミノ酸置換を有するワタアブラムシ;
電位依存性ナトリウムチャネルに L925I、及び/又はT929Vのアミノ酸置換を有するタバココナジラミ;アセチルコリンエステラーゼにS431Fのアミノ酸置換を有するモモアカアブラムシ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014F、M918T、及び/又はTL932Fのアミノ酸置換を有するモモアカアブラムシ;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA302S、及び/又は A302Gのアミノ酸置換を有するモモアカアブラムシ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014F、及び/又はM918Tのアミノ酸置換を有するミカンキイロアザミウマ;
ニコチン性アセチルコリン受容体のα6 サブユニットにG275Eのアミノ酸置換を有するミカンキイロアザミウマ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1029H、V421M、V421A、V421G及び/又はI951Vのアミノ酸置換を有するコーンイヤワーム;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1029H、D1561V、E1565G、及び/又はV421Mのアミノ酸置換を有するニセアメリカタバコガ;
アセチルコリンエステラーゼにR30K、S291G、及び/又はI392Tのアミノ酸置換を有するコロラドハムシ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014Fのアミノ酸置換を有するコロラドハムシ;
アセチルコリンエステラーゼ type 1 にS298Pのアミノ酸置換を有するセジロウンカ;
グルタミン酸受容体のGluCl1サブユニットにG323Dのアミノ酸置換を有するナミハダニ;
グルタミン酸受容体のGluCl3サブユニットにG326Eのアミノ酸置換を有するナミハダニ;
電位依存性ナトリウムチャネルにM918T、M918L、T929I、V1010A、及び/又はL1014Fのアミノ酸置換を有するネギアザミウマ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL925I、及び/又はT929Iのアミノ酸置換を有するオンシツコナジラミ;
リアノジン受容体にG4903V、G4903E、I4746T、及び/又はI4746Mのアミノ酸置換を有するTuta absoluta;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA301Sのアミノ酸置換を有するトビイロウンカ;
ニコチン性アセチルコリン受容体のα1及びα3サブユニットにY151Sのアミノ酸置換を有するトビイロウンカ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014Fのアミノ酸置換を有するヨーロピアンコーンボーラー;
電位依存性ナトリウムチャネルにF1538Iのアミノ酸置換を有するリンゴハダニ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014Fのアミノ酸置換を有するキャベッジステムフリービートル;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014Fのアミノ酸置換を有するイングリッシュグレインエイフィッド;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA282S、A282G、及び/又はA302Sのアミノ酸置換を有するコナガ;
電位依存性ナトリウムチャネルにM918I、T929I、及び/又はL1014Fのアミノ酸置換を有するコナガ;
電位依存性ナトリウムチャネルのαサブユニットにV419L、L925I、及び/又はI936Fのアミノ酸置換を有するトコジラミ;
アセチルコリンエステラーゼにV180L、V260L、G262A、G262V、G342A、G342V、G365A、F327Y、F407Y、及び/又はG445Aのアミノ酸置換を有するイエバエ;
電位依存性ナトリウムチャネルのαサブユニットにM918T、L1014F及び/又はL1014Hのアミノ酸置換を有するイエバエ;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA302Sのアミノ酸置換を有するイエバエ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014F、及び/又はL1014Sのアミノ酸置換を有するアカイエカ;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA302Sのアミノ酸置換を有するアカイエカ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014F、及び/又はL1014Sのアミノ酸置換を有するチカイエカ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014F、及び/又はL1014Sのアミノ酸置換を有するネッタイイエカ;
アセチルコリンエステラーゼにG119Sのアミノ酸置換を有するネッタイイエカ;
電位依存性ナトリウムチャネルにV410L、G923V、L982W、S989P、I1011M、I1011V、V1016I、V1016G、T1520I、F1534C、及び/又はD1763Yのアミノ酸置換を有するネッタイシマカ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014S、及び/又はN1575Yのアミノ酸置換を有するガンビエハマダラカ;
アセチルコリンエステラーゼにG119Sのアミノ酸置換を有するガンビエハマダラカ;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014F、及び/又はN1575Yのアミノ酸置換を有するAnopheles coluzzii;
電位依存性ナトリウムチャネルにL1014Fのアミノ酸置換を有するAnopheles arabiensis;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA296S、V327Iのアミノ酸置換を有するAnopheles funestus;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA302Sのアミノ酸置換を有するコクヌストモドキ;
電位依存性ナトリウムチャネルにD58G、E434K、C764R、L933F、及び/又はP1880Lのアミノ酸置換を有するチャバネゴキブリ;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA302Sのアミノ酸置換を有するチャバネゴキブリ;
電位依存性ナトリウムチャネルにT929V、及び/又はL1014Fのアミノ酸置換を有するネコノミ;
GABA作動性塩素イオンチャネルにA302Sのアミノ酸置換を有するネコノミ;
電位依存性ナトリウムチャネルにC190A、及び/又はF1550Iのアミノ酸置換を有するオウシマダニ。
標的タンパク質の減少により、感受性が低下した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば以下のものが挙げられる。
ニコチン性アセチルコリン受容体のα2サブユニットの発現量が減少したイエバエ。
代謝酵素の活性増大の要因としては、例えば、代謝酵素遺伝子の過剰発現(量的変異とも言う)、及び代謝酵素のアミノ酸置換による薬剤との親和性向上(質的変異とも言う)が挙げられる。これらの代謝酵素の活性増大の要因を1つ又は複数有していてもよい。
代謝酵素遺伝子の過剰発現により、代謝酵素の活性が増大した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば、以下が挙げられる。
CYP6ER1(cytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したトビイロウンカ;
glutathione-S-transferase遺伝子が過剰発現したAmrasca biguttula biguttula;
cytochrome P450 monooxygenase遺伝子が過剰発現したワタアブラムシ;
CYP6CM1 (cytochrome P450-dependent monooxygenase遺伝子の1種)が過剰発現したタバココナジラミ;
cytochrome P450-dependent monoxygenase遺伝子が過剰発現したタバココナジラミ;
carboxylesterase遺伝子、及び/又はmicrosomal-O-demethylase遺伝子が過剰発現したニカメイガ;
glutathion-S-transferase遺伝子、及び/又はcytochrome P450 monooxygenase遺伝子が過剰発現したコドリングモス;
3種のaminopeptidases N遺伝子(DsAPN1、DsAPN2、及びDsAPN3)及び/又はDsCAD1(cadherin遺伝子の1種)の発現が減ったシュガーケーンボーラー;
cytochrome P450遺伝子が過剰発現したマメハモグリバエ;
cytochrome P450遺伝子が過剰発現したブロッサムビートル;
CYP6CY3(cytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したモモアカアブラムシ;
carboxylesterasesの1種であるE4の遺伝子、及び/又は carboxylesterasesの1種であるFE4遺伝子が過剰発現したモモアカアブラムシ;
esterase遺伝子が過剰発現したレタスヒゲナガアブラムシ;
glutathione S-transferases遺伝子が過剰発現したレタスヒゲナガアブラムシ;
esterase遺伝子が過剰発現したブラウンスティンクバグ;
cholinesteraseの1種であるEST-2の遺伝子、及び/又はcholinesteraseの1種であるEST-4の遺伝子が過剰発現したブラウンスティンクバグ;
esterase遺伝子が過剰発現したミカンキイロアザミウマ;
cytochrome P450 monooxygenase遺伝子が過剰発現したミカンキイロアザミウマ;
glutathione S-transferases遺伝子が過剰発現したミカンキイロアザミウマ;
CYP337B3(cytochrome P450遺伝子の1種)が発現したオオタバコガ;
cytochrome P450 monooxygenases遺伝子が過剰発現したオオタバコガ;
glutathione S-transferases遺伝子が過剰発現したオオタバコガ;
esterase遺伝子が過剰発現したオオタバコガ;
glutathione-S-transferase遺伝子が過剰発現したニセアメリカタバコガ;
esterase遺伝子が過剰発現したニセアメリカタバコガ;
cytochrome P450遺伝子が過剰発現したニセアメリカタバコガ;
glutathione-S-transferase遺伝子が過剰発現したコロラドハムシ;
esterase遺伝子が過剰発現したコロラドハムシ;
cytochrome P450遺伝子が過剰発現したコロラドハムシ;
TuGSTd14(glutathione-S-transferase遺伝子の1種)が過剰発現したナミハダニ;
CYP6CM1(cytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したオンシツコナジラミ;
cytochrome P450遺伝子が過剰発現したコクヌストモドキ;
CYP6AY1(cytochrome P450遺伝子の1種)の発現が減ったトビイロウンカ;
carboxylesterases遺伝子が過剰発現したトビイロウンカ;
carboxylesterasesの1種であるNl-EST1の遺伝子が過剰発現したトビイロウンカ;
CYP6ER1、CYP6AY1、及び/又はCYP6FU1(cytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したトビイロウンカ;
cytochrome P450 monooxygenase遺伝子が過剰発現したヨーロピアンコーンボーラー;
glutathion-S-transferase遺伝子が過剰発現したヨーロピアンコーンボーラー;
cytochrome P450-dependent monoxygenase遺伝子が過剰発現したリンゴハダニ;
cytochrome P450遺伝子が過剰発現したキャベッジステムフリービートル;
CYP397A1、CYP398A1、CYP6DN1、CYP4CM1、及び/又はCYP400A1(いずれもcytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したトコジラミ;
CE3959、及び/又はCE21331(いずれもcarboxylesterases遺伝子の1種)が過剰発現したトコジラミ;
S1(glutathione-S-transferase遺伝子の1種)が過剰発現したトコジラミ;
CYP6A1、CYP6A5v1、CYP6A5v2、CYP6A36、CYP6A40、CYP6D1、CYP6D1v1、CYP6D3、CYP6D8、CYP6G2、及び/又はCYP6G4(いずれもcytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したイエバエ;
CYP9M10、CYP6AA7及び/又はCYP4H34(いずれもcytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したネッタイイエカ;
esterase遺伝子が過剰発現したネッタイシマカ;
glutathione-S-transferase遺伝子が過剰発現したネッタイシマカ;
CYP4D24、CYP6BB2、CYP6F3、CYP6M11、CYP6N12、及び/又はCYP9M6(いずれもcytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したネッタイシマカ;
carboxylesterase遺伝子が過剰発現したネッタイシマカ;
CYP4P16、CYP4P17、CYP6P3、CYP6Z1、CYP12F1、及び/又はCYP325A3(いずれもcytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したガンビエハマダラカ;
GSTE2(glutathione-S-transferase遺伝子の1種)が過剰発現したガンビエハマダラカ;
PX13A、及び/又はPX13B(いずれもperoxidase遺伝子の1種)が過剰発現したガンビエハマダラカ;
esterase遺伝子が過剰発現したガンビエハマダラカ;
CYP6P4(cytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したAnopheles arabiensis;
carboxylesterase遺伝子が過剰発現したAnopheles arabiensis;
beta-esterases遺伝子が過剰発現したAnopheles arabiensis;
CYP6P4、及び/又はCYP6P9(いずれもcytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したAnopheles funestus;
CYP6BQ9(cytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したコクヌストモドキ;
glutathione-S-transferase遺伝子が過剰発現したコクヌストモドキ;
Epsilon(glutathione-S-transferase遺伝子の1種)が過剰発現したコクヌストモドキ;
CYP4G19(cytochrome P450遺伝子の1種)が過剰発現したチャバネゴキブリ。
代謝酵素のアミノ酸置換による薬剤との親和性向上により、代謝酵素の活性が増大した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば、以下が挙げられる。
T318S、A375Δ及びA376Gのアミノ酸置換を有するCYP6ER1vA(CYP6ER1の変異型の1種)を有するトビイロウンカ;
T318S及びA377Δのアミノ酸置換を有するCYP6ER1vB(CYP6ER1の変異型の1種)を有するトビイロウンカ;
W251L、及び/又はW251Sのアミノ酸置換を有するcarboxyesteraseを有するイエバエ;
P45S、及び又はG131Sのアミノ酸置換を有するdihydrolipoamide dehydrogenaseを有するコクヌストモドキ。
代謝酵素の活性増大の要因を複数有する有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば、CYP6ER1の過剰発現に加えて、CYP6ER1vA及びCYP6ER1vBを有することによりイミダクロプリドに対して感受性が低下したトビイロウンカが挙げられる。
皮膚の透過性の低下により、感受性が低下した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば以下のものが挙げられる。
クチクラでの薬剤の浸透性が低下(reduced cuticular penetration)したことによるピレスロイド系(例えば、シペルメトリン、エスフェンバレレートなど)に感受性が低下したオオタバコガ;
C2、C10、及び/又はC13(いずれも推定表皮タンパク遺伝子の1種)が過剰発現したことによるピレスロイド系(ベータ−シフルトリンなど)に感受性が低下したトコジラミ。
膜輸送体による排出機能の亢進により、感受性が低下した有害昆虫、有害ダニ類等の有害節足動物、有害軟体動物及び有害線虫としては、例えば以下のものが挙げられる。
ABC輸送体の遺伝子であるAbc8, Abc9, Abc10 及び/又はAbc11が過剰発現したトコジラミ。
本発明組成物は、昆虫媒介性ウイルス又は昆虫媒介性細菌による植物病害から植物を保護するためにも用いることができる。
昆虫媒介性ウイルスとしては、例えば次のものが挙げられる。
イネ矮化ウイルス(Rice tungro spherical virus)、イネツングロ桿菌状ウイルス(Rice tungro bacilliform virus)、イネグラッシースタントウイルス(Rice grassy stunt virus)、イネラギッドスタントウイルス(Rice ragged stunt virus)、イネ縞葉枯ウイルス(Rice stripe virus)、黒条萎縮ウイルス(Rice black streaked dwarf virus)、イネ南方黒すじ萎縮ウイルス(Southern rice black-streaked dwarf virus)、稲こぶ萎縮ウイルス(Rice gall dwarf virus)、イネ白葉病(Rice hoja blanca virus)、イネ黄葉ウイルス(Rice yellow stunt virus)、Rice yellow mottle virus、イネ萎縮ウイルス(Rice dwarf virus)、ムギ北地モザイクウイルス(Northern cereal mosaic virus)、オオムギ黄萎ウイルス(Barley yellow dwarf virus)、オオムギ微斑ウイルス(Barley mild mosaic virus)、オオムギ黄萎PAVウイルス(Barley yellow dwarf virus-PAV)、ムギ類黄萎RPSウイルス(Cereal yellow dwarf virus-RPS)、コムギ黄葉ウイルス(Wheat yellow leaf virus)、Oat sterile dwarf virus、Wheat streak mosaic virus、トウモロコシ萎縮モザイクウイルス(Maize dwarf mosaic virus)、Maize stripe virus、Maize chlorotic mottle virus、Maize chlorotic dwarf virus、Maize rayado fino virus、サトウキビモザイクウイルス(Sugarcane mosaic virus)、Fiji disease virus、Sugarcane yellow leaf virus、ダイズ微斑モザイクウイルス(Soybean mild mosaic virus)、ソテツえそ萎縮ウイルス(Cycas necrotic stunt virus)、ダイズ矮化ウイルス(Soybean dwarf virus)、レンゲ萎縮ウイルス(Milk vetch dwarf virus)、ダイズモザイクウイルス(Soybean mosaic virus)、アルファルファモザイクウイルス(Alfalfa mosaic virus)、インゲンマメ黄斑モザイクウイルス(Bean yellow mosaic virus)、インゲンマメモザイクウイルス(Bean common mosaic virus)、インゲンマメ南部モザイクウイルス(Southern bean mosaic virus)、ラッカセイ矮化ウイルス(Peanut stunt virus)、ソラマメウイルトウイルス1(Broad bean wilt virus 1)、ソラマメウイルトウイルス2(Broad bean wilt virus 2)、ソラマメえそモザイクウイルス(Broad bean necrosis virus)、ソラマメ葉脈黄化ウイルス(Broad bean yellow vein virus)、クローバ葉脈黄化ウイルス(Clover yellow vein virus)、ラッカセイ斑紋ウイルス(Peanut mottle virus)、タバコ条斑ウイルス(Tobacco streak virus)、Bean pod mottle virus、Cowpea chlorotic mottle virus、Mung bean yellow mosaic virus、Soybean crinkle leaf virus、トマト退緑ウイルス(Tomato chlorosis virus)、トマト黄化えそウイルス(Tomato spotted wilt virus)、トマト黄化葉巻ウイルス(Tomato yellow leaf curl virus)、トマトアスパーミィウイルス(Tomato aspermy virus)、トマトインフェクシャスクロロシスウイルス(Tomato infectious chlorosis virus)、ジャガイモ葉巻ウイルス(Potato leafroll virus)、ジャガイモYウイルス(Potato virus Y)、メロン黄化えそウイルス(Melon yellow spot virus)、メロンえそ斑点ウイルス(Melon necrotic spot virus)、スイカモザイクウイルス(Watermelon mosaic virus)、キュウリモザイクウイルス(Cucumber mosaic virus)、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(Zucchini yellow mosaic virus)、カブモザイクウイルス(Turnip mosaic virus)、カブ黄化モザイクウイルス(Turnip yellow mosaic virus)、カリフラワーモザイクウイルス(Cauliflower mosaic virus)、レタスモザイクウイルス(Lettuce mosaic virus)、セルリーモザイクウイルス(Celery mosaic virus)、ビートモザイクウイルス(Beet mosaic virus)、ウリ類退緑黄化ウイルス(Cucurbit chlorotic yellows virus)、トウガラシ退緑ウイルス(Capsicum chlorosis virus)、ビートシュードイエロースウイルス(Beet pseudo yellows virus)、リーキ黄色条斑ウイルス(Leak yellow stripe virus)、タマネギ萎縮ウイルス(Onion yellow dwarf virus)、サツマイモ斑紋モザイク病(Sweet potato feathery mottle virus)、サツマイモ縮葉モザイク病(Sweet potato shukuyo mosaic virus)、イチゴ斑紋ウイルス(Strawberry mottle virus)、イチゴマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry mild yellow edge virus)、イチゴシュードマイルドイエローエッジウイルス(Strawberry pseudo mild yellow edge virus)、イチゴクリンクルウイルス(Strawberry crinkle virus)、イチゴべインバンディングウイルス(Strawberry vein banding virus)、ウメ輪紋ウイルス(plum pox virus)、キク茎えそウイルス(Chrysanthemum stem necrosis virus)、インパチェンスえそ斑点ウイルス(Impatiens necrotic spot virus)、アイリス黄斑ウイルス(Iris yellow spot virus)、ユリ微斑ウイルス(Lily mottle virus)、ユリ潜在ウイルス(Lily symptomless virus)、チューリップモザイクウイルス(Tulip mosaic virus)等。
昆虫媒介性細菌としては、例えば以下のものが挙げられる。
イネ黄萎病ファイトプラズマ(Candidatus Phytoplasma oryzae)、Candidatus Phytoplasma asteris、Maize bushy stunt phytoplasma、カンキツグリーニング病菌アジア型(Candidatus Liberbacter asiaticus)、カンキツグリーニング病菌アフリカ型(Candidatus Liberbacter africanus)、カンキツグリーニング病菌アメリカ型(Candidatus Liberbacter americanus)、ピアス病菌(Xylella fastidiosa)等。
本発明の病原菌には、真菌(fungi)、卵菌(Oomycete)、ネコブカビ(Phytomyxea) 、細菌(bacteria)等の植物病原性微生物が含まれ、特に卵菌が首尾よく防除される。真菌(fungi)としては、例えば、子嚢菌門(Ascomycota)、担子菌門(Basidiomycota)、Blasocladiomycota、Chytridiomycota、Mucoromycota及びOlpidiomycotaが挙げられる。具体的には、例えば、以下のものが挙げられる。括弧内は、各病害を引き起こす植物病原性微生物の学名を示す。
イネの病害:いもち病(Pyricularia oryzae)、ごま葉枯病(Cochliobolus miyabeanus)、紋枯病(Rhizoctonia solani)、馬鹿苗病(Gibberella fujikuroi)、黄化萎縮病(Sclerophthora macrospora)、にせいもち病及び穂枯病(Epicoccum nigrum)、苗立枯病(Trichoderma viride、Rhizopus oryzae);
コムギの病害:うどんこ病(Blumeria graminis)、赤かび病(Fusarium graminearum、Fusarium avenaceum、Fusarium culmorum、Microdochium nivale)、黄さび病(Puccinia striiformis)、黒さび病(Puccinia graminis)、赤さび病(Puccinia recondita)、紅色雪腐病(Microdochium nivale、Microdochium majus)、雪腐小粒菌核病(Typhula incarnata、Typhula ishikariensis)、裸黒穂病(Ustilago tritici)、なまぐさ黒穂病(Tilletia caries、Tilletia controversa)、眼紋病(Pseudocercosporella herpotrichoides)、葉枯病(Septoria tritici)、ふ枯病(Stagonospora nodorum)、黄斑病(Pyrenophora tritici-repentis)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani)、立枯病(Gaeumannomyces graminis)、いもち病(Pyricularia graminis-tritici);
オオムギの病害:うどんこ病(Blumeria graminis)、赤かび病(Fusarium graminearum、Fusarium avenaceum、Fusarium culmorum、Microdochium nivale)、黄さび病(Puccinia striiformis)、黒さび病(Puccinia graminis)、小さび病(Puccinia hordei)、裸黒穂病(Ustilago nuda)、雲形病(Rhynchosporium secalis)、網斑病(Pyrenophora teres)、斑点病(Cochliobolus sativus)、斑葉病(Pyrenophora graminea)、ラムラリアリーフスポット病(Ramularia collo-cygni)、リゾクトニア属菌による苗立枯れ病(Rhizoctonia solani);
トウモロコシの病害:さび病(Puccinia sorghi)、南方さび病(Puccinia polysora)、すす紋病(Setosphaeria turcica)、熱帯性さび病(Physopella zeae)、ごま葉枯病(Cochliobolus heterostrophus)、炭疽病(Colletotrichum graminicola)、グレーリーフスポット病(Cercospora zeae-maydis)、褐斑病(Kabatiella zeae)、ファエオスファエリアリーフスポット病(Phaeosphaeria maydis)、Diplodia病(Stenocarpella maydis、Stenocarpella macrospora)、ストークロット病(Fusarium graminearum、Fusarium verticilioides、Colletotrichum graminicola)、黒穂病(Ustilago maydis)、フイソデルマ病(Physoderma maydis);
ワタの病害:炭疽病(Colletotrichum gossypii)、白かび病(Ramularia areola)、黒斑病(Alternaria macrospora、Alternaria gossypii)、Black root rot病 (Thielaviopsis basicola);
コーヒーの病害:さび病(Hemileia vastatrix)、リーフスポット病(Cercospora coffeicola);
ナタネの病害:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、黒斑病(Alternaria brassicae)、根朽病(Phoma lingam)、light leaf spot病(Pyrenopeziza brassicae);
サトウキビの病害:さび病(Puccinia melanocephela、Puccinia kuehnii)、黒穂病 (Ustilago scitaminea);
ヒマワリの病害:さび病(Puccinia helianthi)、べと病(Plasmopara halstedii);
カンキツ類の病害:黒点病(Diaporthe citri)、そうか病(Elsinoe fawcetti)、緑かび病(Penicillium digitatum)、青かび病(Penicillium italicum)、疫病(Phytophthora parasitica、Phytophthora citrophthora)、こうじかび病(Aspergillus niger);
リンゴの病害:モニリア病(Monilinia mali)、腐らん病(Valsa ceratosperma)、うどんこ病(Podosphaera leucotricha)、斑点落葉病(Alternaria alternata apple pathotype)、黒星病(Venturia inaequalis)、炭疽病(Glomerella cingulata、Colletotrichum acutatum)、褐斑病(Diplocarpon mali)、輪紋病(Botryosphaeria berengeriana)、疫病(Phytophtora cactorum)、赤星病(Gymnosporangium juniperi-virginianae、Gymnosporangium yamadae);
ナシの病害:黒星病(Venturia nashicola、Venturia pirina)、黒斑病(Alternaria alternata Japanese pear pathotype)、赤星病(Gymnosporangium haraeanum);
モモの病害:灰星病(Monilinia fructicola)、黒星病(Cladosporium carpophilum)、ホモプシス腐敗病(Phomopsis sp.)、縮葉病(Taphrina deformans);
ブドウの病害:黒とう病(Elsinoe ampelina)、晩腐病(Glomerella cingulata、Colletotrichum acutatum)、うどんこ病(Uncinula necator)、さび病(Phakopsora ampelopsidis)、ブラックロット病(Guignardia bidwellii)、べと病(Plasmopara viticola);
カキの病害:炭疽病(Gloeosporium kaki、Colletotrichum acutatum)、落葉病(Cercospora kaki、Mycosphaerella nawae);
ウリ類の病害:炭疽病(Colletotrichum lagenarium)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、つる枯病(Didymella bryoniae)、褐斑病(Corynespora cassiicola)、つる割病(Fusarium oxysporum)、べと病(Pseudoperonospora cubensis)、疫病(Phytophthora capsici)、苗立枯病(Pythium sp.);
トマトの病害:輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Cladosporium fulvum)、すすかび病(Pseudocercospora fuligena)、疫病(Phytophthora infestans)、うどんこ病(Leveillula taurica);
ナスの病害:褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum);
アブラナ科野菜の病害:黒斑病(Alternaria japonica)、白斑病(Cercosporella brassicae)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、べと病(Peronospora parasitica)、白さび病(Albugo candida);
ネギの病害:さび病(Puccinia allii);
ダイズの病害:紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum var. sojae)、さび病(Phakopsora pachyrhizi)、褐色輪紋病(Corynespora cassiicola)、炭疽病(Colletotrichum glycines、Colletotrichum truncatum)、葉腐病(Rhizoctonia solani)、褐紋病(Septoria glycines)、斑点病(Cercospora sojina)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、うどんこ病(Microsphaera diffusa)、茎疫病(Phytophthora sojae)、べと病(Peronospora manshurica)、突然死病(Fusarium virguliforme)、黒根腐病(Calonectria ilicicola)、Diaporthe/Phomopsis complex(Diaporthe longicolla);
インゲンの病害:菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、さび病(Uromyces appendiculatus)、角斑病(Phaeoisariopsis griseola)、炭疽病(Colletotrichum lindemuthianum)、根腐病(Fusarium solani);
ラッカセイの病害:黒渋病(Cercospora personata)、褐斑病(Cercospora arachidicola)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、黒根腐病(Calonectria ilicicola);
エンドウの病害:うどんこ病(Erysiphe pisi)、根腐病(Fusarium solani);
ジャガイモの病害:夏疫病(Alternaria solani)、疫病(Phytophthora infestans)、緋色腐敗病(Phytophthora erythroseptica)、粉状そうか病(Spongospora subterranea f. sp. subterranea)、半身萎凋病(Verticillium albo−atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens)、乾腐病(Fusarium solani)、がん腫病(Synchytrium endobioticum);
イチゴの病害:うどんこ病(Sphaerotheca humuli);
チャの病害:網もち病(Exobasidium reticulatum)、白星病(Elsinoe leucospila)、輪斑病(Pestalotiopsis sp.)、炭疽病(Colletotrichum theae−sinensis);
タバコの病害:赤星病(Alternaria longipes)、炭疽病(Colletotrichum tabacum)、べと病(Peronospora tabacina)、疫病(Phytophthora nicotianae);
テンサイの病害:褐斑病(Cercospora beticola)、葉腐病(Thanatephorus cucumeris)、根腐病(Thanatephorus cucumeris)、黒根病(Aphanomyces cochlioides)、さび病(Uromyces betae);
バラの病害:黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa);
キクの病害:褐斑病(Septoria chrysanthemi−indici)、白さび病(Puccinia horiana);
タマネギの病害:白斑葉枯病(Botrytis cinerea、Botrytis byssoidea、Botrytis squamosa)、灰色腐敗病(Botrytis allii)、小菌核性腐敗病(Botrytis squamosa);
種々の作物の病害:灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、苗立枯病(Pythium aphanidermatum、Pythium irregulare、Pythium ultimum);
ダイコンの病害:黒斑病(Alternaria brassicicola);
シバの病害:ダラースポット病(Sclerotinia homoeocarpa)、ブラウンパッチ病、ラージパッチ病(Rhizoctonia solani)、赤焼病(Pythium aphanidermatum);
バナナの病害:シガトカ病(Mycosphaerella fijiensis、Mycosphaerella musicola);
レンズマメの病害:Ascochyta病(Ascochyta lentis);
ヒヨコマメの病害:Ascochyta病(Ascochyta rabiei);
ピーマンの病害:炭疽病(Colletotrichum scovillei);
マンゴーの病害:炭疽病(Colletotrichum acutatum);
果樹の病害:白紋羽病(Rosellinia necatrix)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa);
収穫後のリンゴ、ナシ等の果実の病害:ムコールロット病(Mucor piriformis);
Aspergillus属、Penicillium属、Fusarium属、Gibberella属、Tricoderma属、Thielaviopsis属、Rhizopus属、Mucor属、Corticium属、Phoma属、Rhizoctonia属、Diplodia属等によって引き起こされる、種子病害又は生育初期の病害;
ウイルス病:Olpidium brassicaeによって媒介されるレタスのビッグベイン病、Polymyxa属(例えば、Polymyxa betae及びPolymyxa graminis)によって媒介される各種作物のウイルス病;
細菌(bacteria)が引き起こす病害:イネの苗立枯細菌病(Burkholderia plantarii)、キュウリの斑点細菌病(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)、ナスの青枯病(Ralstonia solanacearum)、カンキツのかいよう病(Xanthomonas citri)、ハクサイの軟腐病(Erwinia carotovora)、ジャガイモのそうか病(Streptomyces scabiei)、トウモロコシのGoss's wilt病(Clavibacter michiganensis)、ブドウ、オリーブ、モモ等のピアス病(Xylella fastidiosa)、リンゴ、モモ、サクランボ等のバラ科植物の根頭がんしゅ病(Agrobacterium tumefaciens)。
上記の植物病原性微生物について、種内の変異は特に限定されない。すなわち、特定の殺菌剤に対して感受性が低下(抵抗性を示す、とも言う)したものも含まれる。感受性の低下は、標的部位に突然変異を有するもの(作用点変異)であってもよいし、作用点変異でない要因によっていてもよい(非作用点変異)。作用点変異については、タンパク質のアミノ酸配列に対応する核酸配列部分(open reading frame)の変異により、標的部位であるタンパク質にアミノ酸置換が生じたもの、及びプロモーター領域におけるサプレッサー配列の欠失、あるいはエンハンサー配列の増幅、遺伝子のコピー数の増加等の変異により、標的部位のタンパク質が過剰発現しているものが含まれる。非作用点変異としては、例えば、ABCトランスポーター、MFSトランスポーター等による、細胞内に流入した殺菌剤を細胞外へ排出する排出機能の亢進が挙げられる。また、殺菌剤の代謝による解毒化も挙げられる。
上記の特定の殺菌剤としては、例えば、核酸合成阻害剤(例えば、フェニルアミド系殺菌剤、アシルアミノ酸系殺菌剤、DNA トポイソメラーゼ タイプII系殺菌剤)、有糸分裂及び細胞分裂阻害剤(例えば、MBC殺菌剤、N−フェニルカーバメート殺菌剤)、呼吸阻害剤(例えば、QoI殺菌剤、QiI殺菌剤、SDHI殺菌剤)、アミノ酸合成及びタンパク質合成の阻害剤(例えば、アニリノピリミジン系殺菌剤)、シグナル伝達阻害剤(例えば、フェニルピロール殺菌剤、ジカルボキシイミド殺菌剤)、脂質合成及び細胞膜合成の阻害剤(例えば、ホスホロチオレート系殺菌剤、ジチオラン殺菌剤、芳香族炭化水素系殺菌剤、複素芳香族系殺菌剤、カーバメート系殺菌剤)、ステロール生合成阻害剤(例えば、トリアゾール系等のDMI殺菌剤、ヒドロキシアニリド系殺菌剤、アミノピラゾリノン系殺菌剤)、細胞壁合成阻害剤(例えば、ポリオキシン系殺菌剤、カルボン酸アミド系殺菌剤)、メラニン合成阻害剤(例えば、MBI−R殺菌剤、MBI−D殺菌剤、MBI−P殺菌剤)、並びにその他の殺菌剤(例えば、シアノアセトアミドオキシム系殺菌剤、フェニルアセトアミド系殺菌剤)が挙げられる。
標的部位のアミノ酸置換としては、例えば以下のものが挙げられる。
チトクロームb:G143A、F129L、G137R、I147V、L275F、Y279C、Y279S、M295L、L299F、A126T、Y132C、C133Y、G137V、G137A、G137S、M139V、T145F、T145R、T145S、T145C、T145L、T145Y、T148M、T148V、T148L、T148I、T148T、N256Y、N256K、N256I、E272D、E272G、E272Q、W273L、W273F、Y274S、Y274F、L275S、L275T又はL295F;
Cyp51タンパク質にA311G、A379G、A381G、A410T、A61V、D107V、D134G、D282E、D411N、E297K、F120L、F219S、F449S、F489L、F495I、G138C/R/S、G312A、G412A、G432S、G434C、G448S、G460D/Δ、G462A、G464S、G484S、G510C、G54E/K/R/V/W、G54W、H147Y、H303Y、H399P、I145F、I330T、I381V/Δ、I471T、I475T、K142R、K143E、K147Q、K175N、K197N、L50S、L98H、M145L、M220K/I/T/V、M288L、N125I、N178S、N22D、N284H、N513K、P216L、P384S、P394L、Q141H、Q88H、R467K、S188N、S208T、S297T、S405F、S508T、S509T、S524T、S52T、S79T、T289A、T440A、T454P、T469S、V101F、V136A/C/G、V490L、Y121F、Y131F/H、Y132F/H/N、Y134F、Y134F、Y136F、Y137F、Y140F/H、Y145F、Y431C、Y459C/D/N/S/P/Δ、Y461D、Y461D/H/S、Y463D/H/N、Y491H又はY68N;
β−チューブリン:H6L/Y、Y50C/N/S、Q134K、A165V、E198A/D/G/K/L/Q/V、F200Y、M257L、F200Y、F167Y、Q73R又はL240F;
SdhB:H277R/Y、P225H/F/L/T、N230I、H272L/R/V/Y、H278Y/R、H249L/N/Y、H273Y、N225I/T、T268I/A、I269V、H242R、H257L又はT253I;
SdhC:H134R、P80H/L、A85V、S73P、T90I、I86F、N88S、H154Y/R、K49E、R64K、N75S、G79R、S135R、N87S、H153R、H146R、I29V、N33T、N34T、T79I/N、W80S、A84V、N86K/S/A、G90R、R151T/S、H152R、I161S、G169D又はH151R;
SdhD:H133R、H132R、S89P、G109V、D124E/N、H134R、G138V、D145G、I50F、M114V又はD129E;
OS-1(Shk1) :E753K、G420D、I365N/R/S、V368F、Q369H/P、N373S、T447S、F267L、L290S、T765R、Q777R、T489I、E599K又はG736Y;
ERG27:S9G、F26S、P57A、T63I、G170R、V192I、L195F、N196T、A210G、I232M、P238S/Δ、P250S、P269L、P298Δ、V309M、A314V、S336C、V365A、E368D、N369D、E375K、A378T、L400F/S、Y408S、F412I/S/V/C、A461S又はR496T。
また、Cyp51遺伝子が過剰発現することで、殺菌剤に対して感受性が低下した植物病原性微生物とその宿主植物として、以下のものが挙げられる。コムギのSeptoria tritici(参考文献:Pest Management Science. 2012. 68(7).1034-1040)、オオムギのRhynchosporium secalis(参考文献:Molecular Bilogy and Evolution. 2014. 31(7).1793-1802)ダイズのPhakopsora pachyrhizi(参考文献:Pest Management Science. 2014. 70(3).378-388)、リンゴのVenturia inaequalis(参考文献:Phytopathology. 2016. 106(6).562-571)、カンキツのPenicillium digitatum(参考文献:Applied and Environmental Microbiology. 2000. 66(8).3421-3426)。
本(発明)化合物が防除することが出来る植物病原性微生物は、上記のアミノ酸置換を複数有していてもよい。この場合、複数のアミノ酸置換は同一のタンパク質でも、異なったタンパク質でもよい。また、非作用点変異及び作用点変異を複数有していてもよい。例えば、チトクロームbにG143A、F129L及びG137Rのアミノ酸置換を引き起こす植物病原性微生物;チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有し、且つCyp51にA311Gのアミノ酸置換を有する植物病原性微生物;チトクロームbにG143A及びF129Lのアミノ酸置換を有し、且つCyp51にA311Gのアミノ酸置換を有する植物病原性微生物;チトクロームbにG143A及びF129Lのアミノ酸置換を引有し、且つβ−チューブリンにH6L/Yのアミノ酸置換を有し、さらにCyp51遺伝子が過剰発現している植物病原性微生物、が挙げられる。
作用点変異を有する植物病原性微生物としては、例えば、以下が挙げられる。
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するAlternaria arborescens;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するAlternaria solani;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するAlternaria tomato;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するGlomerella graminicola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCercospora beticola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCercospora sojina;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するCladsporium carpophilum;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するColletotrichum graminicola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するGlomerella cingulata;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. hordei;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. tritici;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するParastagonospora nodorum;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するMonographella nivalis;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するMicrodochium majus、nivale;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するMycosphaerella fijiensis;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するDidymella rabiei;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するPhakopsora pachyrhizi;
チトクロームbにF129L又はG143Aのアミノ酸置換を有するPlasmopara viticola;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPleospora allii;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPodosphaera fusca;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPodosphaera xanthii;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するPseudoperonospora cubensis;
チトクロームbにF129L又はG143Aのアミノ酸置換を有するMagnaporthe oryzae;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
チトクロームbにF129L、G137R又はG143Aのアミノ酸置換を有するPyrenophora tritici-repentis;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するPythium aphanidermatum;
チトクロームbにF129L又はG143Aのアミノ酸置換を有するThanatephorus cucumeris;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するRamularia collo-cygni;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するRhynchosporium secalis;
チトクロームbにF129Lのアミノ酸置換を有するRhizoctonia solani;
チトクロームbにF129L、G137R又はG143Aのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
チトクロームbにG143Aのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
チトクロームbにI147Vのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにL275Fのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにY279Cのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにY279Sのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにM295Lのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
チトクロームbにL299Fのアミノ酸置換を有するPuccinia horiana;
チトクロームbにL299Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにA126T のアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにY132Cのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにC133Yのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにG137Vのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにG137Aのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにG137Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにM139Vのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Rのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Cのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Lのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT145Yのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Mのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Vのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Lのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Iのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにT148Tのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにN256Yのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにN256Kのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにN256Iのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにE272Dのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにE272Gのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにE272Qのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにW273Lのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにW273Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにY274Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにY274Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにL275Sのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにL275Tのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
チトクロームbにL295Fのアミノ酸置換を有する真菌(fungi)及び卵菌(Oomycota);
Cyp51にY136Fのアミノ酸置換を有するAjellomyces capsulatus;
Cyp51にY132N、K197N、D282E、M288L、T469S、H399P、D411N又はT454Pのアミノ酸置換を有するAspergillus flavus;
Cyp51にN22D、S52T、G54E/K/R/V/W、Y68N、Q88H、L98H、V101F、Y121F、N125I、G138C/R/S、Q141H、H147Y、P216L、F219S、M220K/I/T/V、T289A、S297T、P394L、Y431C、G432S、G434C、T440A、G448S、Y491H又はF495Iのアミノ酸置換を有するAspergillus fumigatus;
Cyp51にG54Wのアミノ酸置換を有するAspergillus parasiticus;
Cyp51にA61V、Y132F/H、K143E、S405F、F449S、G464S、R467K又はI471Tのアミノ酸置換を有するCandida albicans;
Cyp51にE297K、I330T又はP384Sのアミノ酸置換を有するCercospora beticola;
Cyp51にY136F、K147Q又はS509Tのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. hordei;
Cyp51にS79T、Y136F、又はK175Nのアミノ酸置換を有するBlumeria graminis f. sp. tritici;
Cyp51にY145F又はG484Sのアミノ酸置換を有するFilobasidiella neoformans;
Cyp51にY136Fのアミノ酸置換を有するMonilinia fructicola、
Cyp51にY136F、A313G、A381G、Y461D、G462A又はY463D/H/Nのアミノ酸置換を有するMycosphaerella fijiensis;
Cyp51にF120L、Y131F/H、K142R、I145F又はI475Tのアミノ酸置換を有するPhakopsora pachyrhizi;
Cyp51にY134Fのアミノ酸置換を有するPuccinia triticina;
Cyp51にF489Lのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
Cyp51にS508Tのアミノ酸置換を有するPyrenopeziza brassicae;
Cyp51にY140F/Hのアミノ酸置換を有するSaccharomyces cerevisiae;
Cyp51にL50S、D107V、D134G、V136A/C/G、Y137F、M145L、N178S、S188N、S208T、N284H、H303Y、A311G、G312A、A379G、I381V/Δ、A410T、G412A、Y459C/D/N/S/P/Δ、G460D/Δ、Y461D/H/S、V490L、G510C、N513K又はS524Tのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
Cyp51にY136Fのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
β−チューブリンにH6L/Y、Y50N/S、Q134K、A165V、E198D/K/Q、F200Y又はM257Lのアミノ酸置換を有するEmericella nidulans;
β−チューブリンにE198A/G/K/V又はF200Yのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
β−チューブリンにF167Yのアミノ酸置換を有するCochliobolus heterostrophus;
β−チューブリンにF167Y又はE198Aのアミノ酸置換を有するCercospora beticola;
β−チューブリンにY50N、E198V又はF200Yのアミノ酸置換を有するGibberella fujikuroi;
β−チューブリンにY50C、Q73R、F167Y、E198K/L/Q又はF200Yのアミノ酸置換を有するGibberella zeae;
β−チューブリンにE198A/Qのアミノ酸置換を有するHelminthosporium solani;
β−チューブリンにY50Cのアミノ酸置換を有するHypomyces odoratus;
β−チューブリンにH6Yのアミノ酸置換を有するParastagonospora nodorum;
β−チューブリンにH6Y又はE198A/Kのアミノ酸置換を有するMonilinia fructicola;
β−チューブリンにL240Fのアミノ酸置換を有するMonilinia laxa;
β−チューブリンにE198Aのアミノ酸置換を有するMicrodochium majus、nivale;
β−チューブリンにE198Aのアミノ酸置換を有するMycosphaerella fijiensis;
β−チューブリンにF167Y又はE198Gのアミノ酸置換を有するNeurospora crassa;
β−チューブリンにE198A/K又はF200Yのアミノ酸置換を有するPenicillium aurantiogriseum;
β−チューブリンにF167Y又はE198A/K/Vのアミノ酸置換を有するPenicillium expansum;
β−チューブリンにE198K又はF200Yのアミノ酸置換を有するPenicillium italicum;
β−チューブリンにL240Fのアミノ酸置換を有するPyrenopeziza brassicae;
β−チューブリンにE198G/K又はF200Yのアミノ酸置換を有するRhynchosporium secalis;
β−チューブリンにE198A/Kのアミノ酸置換を有するSclerotinia homoeocarpa;
β−チューブリンにE198Aのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
β−チューブリンにE198A/Gのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
β−チューブリンにE198A/K、F200Y又はL240Fのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
SdhBにH277R/Yのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
SdhBにH277R/Yのアミノ酸置換を有するAlternaria solani、
SdhBにP225H/F/L/T、N230I又はH272L/R/V/Yのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
SdhBにH278Y/Rのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
SdhBにH277R/Yのアミノ酸置換を有するStagonosporopsis cucurbitacearum;
SdhBにH249L/N/Yのアミノ酸置換を有するEurotium oryzae;
SdhBにH277Yのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
SdhBにH273Yのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
SdhBにN225I/T、H273Y、T268I/A又はI269Vのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
SdhBにH242Rのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
SdhBにH257Lのアミノ酸置換を有するUstilago maydis;
SdhBにT253Iのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
SdhCにH134Rのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
SdhCにP80H/L又はA85Vのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
SdhCにS73Pのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
SdhCにT90Iのアミノ酸置換を有するEurotium oryzae;
SdhCにI86F、N88S又はH154Y/Rのアミノ酸置換を有するPhakopsora pachyrhizi;
SdhCにK49E、R64K、N75S、G79R、H134R又はS135Rのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
SdhCにN87S、H146R又はH153Rのアミノ酸置換を有するRamularia collo-cygni;
SdhCにH146Rのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
SdhCにI29V、N33T、N34T、T79I/N、W80S、A84V、N86K/S/A、G90R、R151T/S、H152R又はI161Sのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
SdhCにG169Dのアミノ酸置換を有するErysiphe necator;
SdhCにH151Rのアミノ酸置換を有するVenturia inaequalis;
SdhDにH133Rのアミノ酸置換を有するAlternaria alternata;
SdhDにH133Rのアミノ酸置換を有するAlternaria solani;
SdhDにH132Rのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
SdhDにS89P又はG109Vのアミノ酸置換を有するCorynespora cassiicola;
SdhDにD124Eのアミノ酸置換を有するEurotium oryzae;
SdhDにD124E/N、H134R、G138V又はD145Gのアミノ酸置換を有するPyrenophora teres;
SdhDにH132Rのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
SdhDにI50F、M114V又はD129Eのアミノ酸置換を有するZymoseptoria tritici;
CesA3にQ1077K又はV1109L/Mのアミノ酸置換を有するPhytophthora capsici;
CesA3にV1109Lのアミノ酸置換を有するPhytophthora drechsleri;
CesA3にG1105A/V又はV1109Lのアミノ酸置換を有するPhytophthora infestans;
CesA3にG1105S/Vのアミノ酸置換を有するPlasmopara viticola;
CesA3にG1105V/Wのアミノ酸置換を有するPseudoperonospora cubensis;
OS-1(Shk1)にE753Kのアミノ酸置換を有するAlternaria brassicicola;
OS-1(Shk1)にG420Dのアミノ酸置換を有するAlternaria longipes;
OS-1(Shk1)にI365N/R/S、V368F、Q369H/P、N373S又はT447Sのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana;
OS-1(Shk1)にF267L、L290S、T765R又はQ777Rのアミノ酸置換を有するPleospora allii;
OS-1(Shk1)にT489I、E599 K又はG736Yのアミノ酸置換を有するSclerotinia sclerotiorum;
ERG27にS9G、F26S、P57A、T63I、G170R、V192I、L195F、N196T、A210G、I232M、P238S/Δ、P250S、P269L、P298Δ、V309M、A314V、S336C、V365A、E368D、N369D、E375K、A378T、L400F/S、Y408S、F412I/S/V/C、A461S又はR496Tのアミノ酸置換を有するBotryotinia fuckeliana。
Zymoseptoria triticiは、Septoria triticiと同じ種を意味する。また、Microsphaera diffusaはErysiphe diffusaと同じ種を意味する。
本発明方法において、本発明組成物は、1種以上の他の殺虫剤、殺菌剤または除草剤を併用することができる。ここで併用とは、混用(タンクミックス)、混合(プレミックス)、および順次処理を含み、順次処理の場合処理する順番は特に限定されない。
本発明組成物と併用し得る殺虫剤、殺菌剤、および除草剤としては、例えば、以下のものが挙げられる。
殺虫剤は、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤(例えばカーバメート系殺虫剤、有機リン系殺虫剤)、GABA作動性塩素イオンチャネルブロッカー(例えばフェニルピラゾール系殺虫剤)、ナトリウムチャネルモジュレーター(例えば、ピレスロイド系殺虫剤)、ニコチン性アセチルコリン受容体競合的モジュレーター(例えば、ネオニコチノイド系殺虫剤)、ニコチン性アセチルコリン受容体アロステリックモジュレーター、グルタミン酸作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター(例えば、マクロライド系殺虫剤)、幼若ホルモンミミック、マルチサイト阻害剤、弦音器官TRPVチャネルモジュレーター、ダニ類生育阻害剤、微生物由来昆虫中腸内膜破壊剤、ミトコンドリアATP合成酵素阻害剤、酸化的リン酸化脱共役剤、ニコチン性アセチルコリン受容体チャネルブロッカー(例えば、ネライストキシン系殺虫剤)、キチン合成阻害剤、脱皮阻害剤、エクダイソン受容体アゴニスト、オクトパミン受容体アゴニスト、ミトコンドリア電子伝達系複合体I,II,III及びIVの阻害剤、電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー、アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤、リアノジン受容体モジュレーター(例えば、ジアミド系殺虫剤)、弦音器官モジュレーター、微生物殺虫剤、及びその他の殺虫・殺ダニ・殺線虫剤が挙げられる。これらは、IRACの作用機構に基づく分類に記載されている。
以下に、具体的な化合物を例示する。これらの化合物は、公知の化合物であり、例えばThe Pesticide Manual、第17版、BCPC刊で見出すことができる。また、括弧内の数字はCAS RN(登録商標)を表す。
アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アクリナトリン(acrinathrin)、アシノナピル(acynonapyr)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アフォキソラネル(afoxolaner)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アレスリン(allethrin)、アルファシペルメトリン(alpha-cypermethrin)、アルファエンドスルファン(alpha-endosulfan)、リン化アルミニウム(aluminium phosphide)、アミトラズ(amitraz)、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos-ethyl)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、アゾシクロチン(azocyclotin)、Celastrus angulatus樹皮(bark of Celastrus angulatus)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフルトリン(benfluthrin)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)、ベータシフルトリン(beta-cyfluthrin)、べータシペルメトリン(beta-cypermethrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェントリン(bifenthrin)、ビロバリド(bilobalide)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ホウ砂(borax)、ホウ酸(boric acid)、ブロフラニリド(broflanilide)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カズサホス(cadusafos)、シアン化カルシウム(calcium cyanide)、リン化カルシウム(calcium phosphide)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ塩酸塩(cartap hydrochloride)、カルタップ(cartap)、セバジン(cevadine)、キノメチオナート(chinomethionat)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルデン(chlordane)、クロレトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロチアニジン(clothianidin)、コンカナマイシンA(concanamycin A)、クマホス(coumaphos)、クリオライト(cryolite)、シアノホス(cyanophos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、シクロブトリフルラム(cyclobutrifluram)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、cyetpyrafen + SX、シフルメトフェン(cyflumetofen)、シフルトリン(cyfluthrin)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シハロトリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、シロマジン(cyromazine)、ダゾメット(dazomet)、デルタメトリン(deltamethrin)、デメトン−S−メチル(demeton-S-methyl)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、ジコホル(dicofol)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジフロビダジン(diflovidazin)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメフルトリン(dimefluthrin)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、dimpropyridaz、ジノテフラン(dinotefuran)、八ホウ酸二ナトリウム(disodium octaborate)、ジスルホトン(disulfoton)、DNOC(2-methyl-4,6-dinitrophenol)、ドラメクチン(doramectin)、セイヨウオシダ乾燥葉(dried leaves of Dryopteris filix-mas)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin-benzoate)、エンペントリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、EPN(O-ethyl O-(4-nitrophenyl) phenylphosphonothioate)、イプシロン−メトフルトリン(epsilon-metofluthrin)、イプシロン−モンフルオロトリン(epsilon-momfluorothrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロール(ethiprole)、エトプロホス(ethoprophos)、エトフェンプロックス(etofenprox) 、エトキサゾール(etoxazole)、ニガヨモギ抽出物(extract of Artemisia absinthium)、Cassia nigricans抽出物(extract of Cassia nigricans)、クリトリア・テルナテアの抽出物(extract of clitoria ternatea)、ヒレハリソウ抽出物(extract of Symphytum officinale)、アリタソウ抽出物(extracts or simulated blend of Chenopodium ambrosioides)、タンジー抽出物(extract of Tanacetum vulgare)、セイヨウイラクサ抽出物(extract of Urtica dioica)、ヤドリギ抽出物(extract of Viscum album)、ファンフル(famphur)、フェナミホス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンチオン(fenthion)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フロメトキン(flometoquin)、フロニカミド(flonicamid)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)、フルアズロン(fluazuron)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルフィプロール(flufiprole)、フルメトリン(flumethrin)、フルペンチオフェノックス(flupentiofenox)、フルオピラム(fluopyram)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルピリミン(flupyrimin)、フルララネル(fluralaner)、フルバリネート(fluvalinate)、フルキサメタミド(fluxametamide)、ホルメタネート(formetanate)、ホスチアゼート(fosthiazate)、フラメトリン(furamethrin)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ガンマシハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ギンコライドA(ginkgolide A)、ギンコライドB(ginkgolide B)、ギンコライドC(ginkgolide C)、ギンコライドJ(ginkgolide J)、ギンコライドM(ginkgolide M)、GS-オメガ/カッパHXTX-Hv1aペプチド(GS-omega/kappa HXTX-Hv1a peptide)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、ヘプテノホス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、ホップベータ酸のカリウム塩(potassium salt of hop beta acid)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ヒドロプレン(hydroprene)、イミシアホス(imicyafos)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミダクロチズ(imidaclothiz)、イミプロトリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イソシクロセラム(isocycloseram)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラート(isopropyl-O-(methoxyaminothiophosphoryl)salicylate)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、カデスリン(kadethrin)、カッパテフルトリン(kappa- tefluthrin)、カッパビフェントリン(kappa-bifenthrin)、キノプレン(kinoprene)、ラムダシハロトリン(lambda-cyhalothrin)、レノレマイシン(lenoremycin)、レピメクチン(lepimectin)、石灰硫黄合剤(lime sulfur)、ロチラネル(lotilaner)、ルフェヌロン(lufenuron)、マシン油(machine oil)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メペルフルトリン(meperfluthrin)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタム(metam)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトプレン(methoprene)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、臭化メチル(methyl bromide)、メトフルトリン(metofluthrin)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンホス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、ミルベマイシンオキシム(milbemycin oxime)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、モノクロトホス(monocrotophos)、モキシデクチン(moxidectin)、ナレッド(naled)、ニーム油(neem oil)、ニコチン(nicotine)、硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)、ニテンピラム(nitenpyram)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、アメリカアリタソウ種子油(oil of the seeds of Chenopodium anthelminticum)、オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキサゾスルフィル(oxazosulfyl)、オキシジメトンメチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオンメチル(parathion-methyl)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、フェントエート(phenthoate)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスフィン(phosphine)、ホキシム(phoxim)、ピリミカーブ(pirimicarb)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、シアン化カリウム(potassium cyanide)、プラレトリン(prallethrin)、プロフェノホス(profenofos)、プロフルトリン(profluthrin)、プロパルギット(propargite)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポキスル(propoxur)、アルギニン酸プロピレングリコール(propylene glycol alginate)、プロチオホス(prothiofos)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピレトリン(pyrethrins)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazone)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、キナルホス(quinalphos)、レスメトリン(resmethrin)、ロテノン(rotenone)、リアノジン(ryanodine)、サロラネル(sarolaner)、サバディラ種子抽出成分(seed extract of Schoenocaulon spp.)、セラメクチン(selamectin)、シグマシペルメトリン(sigma-cypermethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、ホウ酸ナトリウム(sodium borate)、シアン化ナトリウム(sodium cyanide)、メタホウ酸ナトリウム(sodium metaborate)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロピジオン(spiropidion)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルホテップ(sulfotep)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、硫黄(sulfur)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、吐酒石(tartar emetic)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthrin)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、アリタソウから抽出したテルペン成分(terpene constituents of the extract of chenopodium ambrosioides near ambrosioides、Brand name:Terpenoid blend QRD 460)、テトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinpho
s)、テトラジホン(tetradifon)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、シータ−シペルメトリン(theta-cypermethrin)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオシクラム(thiocyclam)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、チオスルタップ二ナトリウム塩(thiosultap-disodium)、チオスルタップ一ナトリウム塩(thiosultap-monosodium)、チオキサザフェン(tioxazafen)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、トリフルムロン(triflumuron)、トリメタカルブ(trimethacarb)、チクロピラゾフロル(tyclopyrazoflor)、バミドチオン(vamidothion)、ベアトリジン(veratridine)、スリナムニガキ木材抽出成分(wood extract of Quassia amara)、XMC(3,5-dimethylphenyl N-methylcarbamate)、キシリルカルブ(xylylcarb)、ゼータシペルメトリン(zeta-cypermethrin)、リン化亜鉛(zinc phosphide)、
N−[3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−エチル−3−(3,3,3−トリフルオロプロパンスルフィニル)プロパンアミド(1477923-37-7)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−(1−オキソチエタン−3−イル)ベンズアミド(1241050-20-3)、3−メトキシ−N−(5−{5−(トリフルオロメチル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}インダン−1−イル)プロパンアミド(1118626-57-5)、{4−クロロ−5−[2,2−ジフルオロ−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルフェニル}(2,2,2−トリフルオロエチル)スルホキシド(1632218-00-8)、{4−フルオロ−5−[2,2−ジフルオロ−2−(3,4,5−トリフルオロフェニル)エトキシ]−2−メチルフェニル}(2,2,2−トリフルオロエチル)スルホキシド(1632217-98-1)、2−({2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}イミノ)−3−(2,2,2−トリフルエルエチル)−1,3−チアゾリジン−4−オン(1445683-71-5)、N−[(1S,2S)−2−(2,4−ジクロロフェニル)シクロブチル]−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−カルボキサミド、(3R)−3−(2−クロロチアゾール−5−イル)−8−メチル−7−オキソ−6−フェニル−2,3−ジヒドロチアゾロ[3,2−a]ピリミジン−4−イウム−5−オラート(2249718-27-0)、
BT作物のタンパク質Cry1Ab(BT crop protein Cry1Ab)、BT作物のタンパク質Cry1Ac(BT crop protein Cry1Ac)、BT作物のタンパク質Cry1Fa(BT crop protein Cry1Fa)、BT作物のタンパク質Cry1A.105(BT crop protein Cry1A.105)、BT作物のタンパク質Cry2Ab(BT crop protein Cry2Ab)、BT作物のタンパク質Vip3A(BT crop protein Vip3A)、BT作物のタンパク質mCry3A(BT crop protein Cry3A)、BT作物のタンパク質Cry3Ab(BT crop protein Cry3Ab)、BT作物のタンパク質Cry3Bb(BT crop protein Cry3Bb)、BT作物のタンパク質Cry34Ab1/Cry35Ab1(BT crop protein Cry34Ab1/Cry35Ab1)。
アルスロボトリス・ダクチロイデス(Arthrobotrys dactyloides)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus、(商標名:BioSafe、BioNem)、train:GB-126株、I-1582株(商標名:VOTIVO)等)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium、strain:YFM3.25(商標名:Bioarc)等)、バチルスsp.(Bacillus sp.、strain:AQ175、AQ177、AQ178等)、バチルス・スファエリクス2362株(Bacillus sphaericus、strain:2362、ABTS1743(商標名:VectoMax)、Serotype H5a5b)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis、strain:AQ52、BD#32、CR-371)バチルス・チューリンゲンシス・アイザワイ亜種(Bacillus thuringiensis subsp.Aizawai、strain:ABTS-1857(商標名:XenTari)、AM65-52、GC-91(商標名:Agree/Turex/Able)、Serotype H-7(商標名:Florbac WG)等)、バチルス・チューリンゲンシス・クリスターキ亜種(Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki、(商標名:Asututo,Turilav WP)、strain:ABTS351、BMP123(商標名:Baritone Bio-Insecticide)、EG234、EG7841(商標名:Crymax)、EVB113-19(商標名:Bioprotec-CAF)、F810、HD-1(商標名:Dipel ES)、PB54、SA-11(商標名:Javelin)、SA-12(商標名:Deliver/CoStar,Thuricide)等)、バチルス・チューリンゲンシス・モリソニ亜種(Bacillus thuringiensis subsp. morrisoni)、バチルス・チューリンゲンシス・テネブリオシス亜種(Bacillus thuringiensis subsp. Tenebriosis、strain:NB 176(商標名:Novodor)等)、バチルス・チューリンゲンシス・チューリンゲンシス亜種MPPL002株(Bacillus thuringiensis subsp. Thuringiensis、strain: MPPL002)、バチルス・チューリンゲンシス・コルメリ変種(Bacillus thuringiensis subsp. var. colmeri、商標名:TianBaoBtc)、バチルス・チューリンゲンシス・ダームスタディエンシス変種(Bacillus thuringiensis subsp. var. darmstadiensis、strain:24-91等)、バチルス・チューリンゲンシス・デンドロリムス変種(Bacillus thuringiensis subsp. var. dendrolimus)、バチルス・チューリンゲンシス・ガレリア変種(Bacillus thuringiensis subsp. var. galleriae)、バチルス・チューリンゲンシス・イスラエレンシス変種(Bacillus thuringiensis subsp. var. israelensis(商標名:BMP123、Aquabac、VectoBac)、strain:BMP144、serotypeH-14等)、バチルス・チューリンゲンシス・ジャポネンシス変種buibui株(Bacillus thuringiensis subsp. var. japonensis buibui)、バチルス・チューリンゲンシス・アエジプチ変種(Bacillus thuringiensis subsp. var.aegypti)、バチルス・チューリンゲンシス7216変種(Bacillus thuringiensis var. 7216)、バチルス・チューリンゲンシス・サンディエゴ変種(Bacillus thuringiensis var. sandiego、strain:M-7(商標名:M-Ome)等)、バチルス・チューリンゲンシスT36変種(Bacillus thuringiensis var. T36)、ボーベリア・バシアーナ(Beauveria bassiana(商標名:Beaugenic、Brocaril)、strain:ANT-03、ATCC74040(商標名:Naturalis)、GHA(商標名:Mycotrol ES、Mycotrol O、BotaniGuard)等)、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii(商標名:Engerlingspilz、Schweizer Beauveria、Melocont))、バークホルデリア・リノジェンシス(Burkholderia rinojensis、strain:A396等)、クロモバクテリウム・サブツガエ(Chromobacterium subtsugae、strain:PRAA4-1T(商標名:Grandevo)等)、ダクチレラ・エリプソスポラ(Dactyllela ellipsospora)、デクチラリア・サウマシア(Dectylaria thaumasia)、ヒルステラ・ミネソテンシス(Hirsutella minnesotensis)、ヒルステラ・ロッシリエンシス(Hirsutella rhossiliensis)、ヒルステラ・トンプソニ(Hirsutella thompsonii)、ラゲニジウム・ギガンテウム(Lagenidium giganteum、商標名:Laginex等)、レカニシリウム・レカニ(Lecanicillium lecanii、strain:KV01、conidia of strain DAOM198499、conidia of strain DAOM216596等)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metarhizium anisopliae、strain:F52(商標名:Met52)等)、メタリジウム・フラボビリデ(Metarhizium flavoviride)、メタリジウム・アニソプリアエ・アクリダム変種(Metarhizium anisopliae var. acridum)、モナクロスポリウム・フィマトパガム(Monacrosporium phymatopagum)、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus、strain:Apopka 97(商標名:PFR-97、PreFeral)等)、ペキロマイセス・リラシナス(Paecilomyces lilacinus、strain:251等)、ペキロマイセス・テヌイペス(Paecilomyces tenuipes、strain:T1等)、パエニバチルス・ポピリアエ(Paenibacillus popilliae)パスツーリア・ニシザワエPn1株(Pasteuria nishizawae、商標名:oyacyst LF/ST、strain;Pn1等)、パスツーリア・ペネトランス(Pasteuria penetrans、商標名:Pasteuria等)、パスツーリア・トイネイ(Pasteuria thoynei)、パスツーリア・ウスガエ(Pasteuria usgae、商標名:Econem等)、セラチア・エントモフィラ(Serratia entomophila、商標名:Invade等)、バーティシリウム・クラミドスポリウム(Verticillium chlamydosporium)、バーティシリウム・レカニ(Verticillium lecani、strain:NCIM1312(商標名:MEALIKIL)等)、
アドクソフィエス・オラナ顆粒病ウイルス(Adoxophyes orana granulosis virus) 、アンチカルシア・ゲマタリス核多角体病ウイルス(Anticarsia gemmatalis mNPV) 、オートグラファ・カリフォルニア核多角体病ウイルスFV#11 (Autographa californica mNPV FV#11) 、シジア・ポモネラ顆粒病ウイルス V15(Cydia pomonella GV V15)、シジア・ポモネラ顆粒病ウイルスV22 (Cydia pomonella GV V22) 、クリプトフレビア・ロイコトレタ顆粒病ウイルス(Cryptophlebia leucotreta GV) 、デンドロリムス・プンクタタス細胞質多面体ウイルス (Dendrolimus punctatus cypovirus) 、ヘリコベルパ・アルミゲラ核多角体病ウイルスBV-0003株(Helicoverpa armigera NPV BV-0003) 、ヘリコベルパ・ゼア核多角体病ウイルス(Helicoverpa zea NPV) 、リュマントリア・ディスパル核多角体病ウイルス(Lymantria dispar NPV) 、マメストラ・ブラシカエ核多角体病ウイルス(Mamestra configurata NPV)、マメストラ・コンフィグラタ核多角体病ウイルス(Mamestra brassicae NPV)、ネオディプリオン・アビエンティス核多角体病ウイルス(Neodiprion abietis NPV) 、ネオディプリオン・レコンテイ核多角体病ウイルス(Neodiprion lecontei NPV) 、ネオディプリオン・セルティファー核多角体病ウイルス(Neodiprion sertifer NPV) 、ノゼマ・ロクスタエ(Nosema locustae) 、オルギイア・プソイドツガタ核多角体病ウイルス(Orgyia pseudotsugata NPV)、ピエリス・ラパエ顆粒病ウイルス(Pieris rapae GV) 、プロジア・インテルプンクテラ顆粒病ウイルス(Plodia interpunctella GV)、スポドプテラ・エクシグア核多角体病ウイルス(Spodoptera exigua mNPV) 、スポドプテラ・リットラリス核多角体病ウイルス(Spodoptera littoralis mNPV) 、スポドプテラ・リツラ核多角体病ウイルス(Spodoptera litura NPV)。
殺菌剤は、核酸合成阻害剤(例えば、フェニルアミド系殺菌剤、アシルアミノ酸系殺菌剤)、細胞分裂および細胞骨格阻害剤(例えば、MBC殺菌剤)、呼吸阻害剤(例えば、QoI殺菌剤、QiI殺菌剤、SDHI殺菌剤)、アミノ酸合成およびタンパク質合成阻害剤(例えば、アニリノピリジン系殺菌剤)、シグナル伝達阻害剤、脂質合成および膜合成阻害剤、ステロール生合成阻害剤(例えば、トリアゾール系などのDMI殺菌剤)、細胞壁合成阻害剤、メラニン合成阻害剤、植物防御誘導剤、多作用点接触活性殺菌剤、微生物殺菌剤、及びその他の殺菌剤が挙げられる(殺菌活性成分からなる群である)。これらは、FRACの作用機構に基づく分類に記載されている。
以下に、具体的な化合物を例示する。これらの化合物は、公知の化合物であり、例えばThe Pesticide Manual、第17版、BCPC刊で見出すことができる。また、括弧内の数字はCAS RN(登録商標)を表す。
アシベンゾラルSメチル(acibenzolar-S-methyl)、アルジモルフ(aldimorph)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アミノピリフェン(aminopyrifen)、アミスルブロム(amisulbrom)、亜リン酸のアンモニウム塩(ammonium salts of phosphorous acid)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、塩基性硫酸銅(basic copper sulfate)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシルM(benalaxyl-M)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアバリカルブイソプロピル(benthiavalicarb-isopropyl)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ビテルタノール(bitertanol)、ビキサフェン(bixafen)、ブラストサイジンS(blasticidin-S)、ボルドー液(Bordeaux mixture)、ボスカリド(boscalid)、ブロモタロニル(bromothalonil)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、亜リン酸のカルシウム塩(calcium salts of phosphorous acid)、キャプタホール(captafol)、キャプタン(captan)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルプロパミド(carpropamid)、キノメチオナート(chinomethionat)、キチン(chitin)、クロロネブ(chloroneb)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、コレトクロリンB(colletochlorin B)、酢酸銅(II)(copper(II) acetate)、水酸化銅(II)(copper(II) hydroxide)、塩基性塩化銅(copper oxychloride)、硫酸銅(II)(copper(II) sulfate)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、シアゾファミド(cyazofamid)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、ジクロベンチアゾクス(dichlobentiazox)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリム(diflumetorim)、ジメタクロン(dimethachlone)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾールM(diniconazole−M)、ジノカップ(dinocap)、亜リン酸水素二カリウム(dipotassium hydrogenphosphite)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ジチアノン(dithianon)、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅(II)錯塩(dodecylbenzenesulphonic acid bisethylenediamine copper(II) salt)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、エジフェンホス(edifenphos)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エチリモール(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、ティーツリー抽出物(extract from Melaleuca alternifolia)、オオイタドリ抽出物(extract from Reynoutria sachalinensis)、ハウチワマメ苗木の子葉からの抽出物(extract from the cotyledons of lupine plantlets(“BLAD”))、ニンニク抽出成分(extract of Allium sativum)、スギナ抽出成分(extract of Equisetum arvense)、キンレンカ抽出成分(extract of Tropaeolum majus)、ファモキサドン(famoxadone)、フェンアミドン(fenamidone)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンピコキサミド(fenpicoxamid)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、酢酸トリフェニル錫(fentin acetate)、塩化トリフェニル錫(fentin chloride)、水酸化トリフェニル錫(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フロリルピコキサミド(florylpicoxamid)、フルアジナム(fluazinam)、フルベネテラム(flubeneteram) 、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルインダピル(fluindapyr)、フルモルフ(flumorph)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオピモミド(fluopimomide)、フルオピラム(fluopyram)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルオキサピプロリン(fluoxapiprolin) 、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、ホルペット(folpet)、ホセチル(fosetyl)、ホセチル アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、グアザチン(guazatine)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazole)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine triacetate)、インピルフルキサム(inpyrfluxam)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)、イプフルフェノキン(ipflufenoquin)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イソフェタミド(isofetamid)、イソフルシプラム(isoflucypram)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソピラザム(isopyrazam)、イソチアニル(isotianil)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、ラミナリン(laminarin)、オークの葉および樹皮(leaves and bark of Quercus)、マンコゼブ(mancozeb)、マンデストロビン(mandestrobin)、マンジプロパミド(mandipropamid)、マンネブ(maneb)、メフェントリフルコナゾール(mefentrifluconazole)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシルM(metalaxyl-M)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メチラム(metiram)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトラフェノン(metrafenone)、メチルテトラプロール(metyltetraprole)、マシン油(mineral oils)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ナフチフィン(naftifine)、ニーム油(neem oil)、ヌアリモール(nuarimol)、オクチリノン(octhilinone)、オフラセ(ofurace)、オリサストロビン(orysastrobin)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、oxine-copper、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オキスポコナゾール(oxpoconazole)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole fumarate)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、ペンフルフェン(penflufen)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、フェナマクリル(phenamacril)、亜リン酸(phosphorous acid)、フサライド(phthalide)、ピカルブトラゾクス(picarbutrazox)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxins)、炭酸水素カリウム(potassium hydrogencarbonate)、亜リン酸二水素カリウム(potassium dihydrogenphosphite)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロパミジン(propamidine)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、プロキナジド(proquinazid)、プロチオカルブ(prothiocarb)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピラプロポイン(pyrapropoyne)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリダクロメチル(pyridachlometyl)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピリモルフ(pyrimorph)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、ピロキロン(pyroquilon)、キラヤ科植物抽出成分(Quillaja extract)、キンコナゾール(quinconazole)、キノフメリン(quinofumelin)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キントゼン(quintozene)、キヌアのサポニン(Saponins of Chenopodium quinoa)、炭酸水素ナトリウム(sodium hydrogencarbonate)、セダキサン(sedaxane)、シルチオファム(silthiofam)、シメコナゾール(simeconazole)、亜リン酸のナトリウム塩(sodium salts of phosphorous acid)、スピロキサミン(spiroxamine)、ストレプトマイシン(streptomycin)、硫黄(sulfur)、テブコナゾール(tebuconazole)、テブフロキン(tebufloquin)、テクロフタラム(teclofthalam)、テクナゼン(tecnazene)、テルビナフィン(terbinafine)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート(thiophanate)、チオファネートメチル(thiophanate-methyl)、チウラム(thiram)、チモール(thymol)、チアジニル(tiadinil)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トルプロカルブ(tolprocarb)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリホリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナレート(valifenalate)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、マスタードパウダー(yellow mustard powder)、ジネブ(zineb)、zinc thiazole、ジラム(ziram)、ゾキサミド(zoxamide)、
3−(ジフルオロメチル)−N−メトキシ−1−メチル−N−[(1R)−1−メチル−2−(2,4,6−トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール−4−カルボキサミド(1639015-48-7)、3−(ジフルオロメチル)−N−メトキシ−1−メチル−N−[(1S)−1−メチル−2−(2,4,6−トリクロロフェニル)エチル]ピラゾール−4−カルボキサミド(1639015-49-8)、3−(ジフルオロメチル)−1−メチル−N−(1,1,3−トリメチルインダン−4−イル)ピラゾール−4−カルボキサミド(141573-94-6)、3−(ジフルオロメチル)−N−[(3R)−7−フルオロ−1,1,3−トリメチルインダン−4−イル]−1−メチルピラゾール−4−カルボキサミド(1513466-73-3)、N’−[4−({3−[(4−クロロフェニル)メチル]−1,2,4−チアジアゾール−5−イル}オキシ)−2,5−ジメチルフェニル]−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(1202781-91-6)、N’−{4−[(4,5−ジクロロチアゾール−2−イル)オキシ]−2,5−ジメチルフェニル}−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(929908-57-6)、N’−(2,5−ジメチル−4−フェノキシフェニル)−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(1052688-31-9)、N’−[5−クロロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−2−メチルフェニル]−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(2055589-28-9)、N’−[2−クロロ−4−(2−フルオロフェノキシ)−5−メチルフェニル]−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(2055756-21-1)、N’−[4−(1−ヒドロキシ−1−フェニル−2,2,2−トリフルオロエチル)−2−メチル−5−メトキシフェニル]−N−イソプロピル−N−メチルメタンイミドアミド(2101814-55-3)、N’−[5−ブロモ−6−(1−メチル−2−プロポキシエトキシ)−2−メチルピリジン−3−イル]−N−エチル−N−メチルメタンイミドアミド(1817828-69-5)、4−(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)−N−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−アミン(1362477-26-6)、2−[6−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−5−メチルピリジン−2−イル]キナゾリン(1257056-97-5)、5−フルオロ−4−イミノ−3−メチル−1−トシル−3,4−ジヒドロピリミジン−2(1H)−オン(1616664-98-2)、(2Z)−3−アミノ−2−シアノ−3−フェニルアクリル酸エチル(39491-78-6)、N−[(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル]−N−エチル−6−メトキシ−3−ニトロピリジン−2−アミン(1446247-98-8)、α−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール(1229605-96-2)、(αS)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール(1229606-46-5)、(αR)−[3−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソキサゾリル]−3−ピリジンメタノール(1229606-02-3)、5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1394057-11-4)、(1R,2S,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801930-06-2)、(1S,2R,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801930-07-3)、(1R,2R,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801919-53-8)、(1S,2S,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801919-54-9)、(1R,2R,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801919-55-0)、(1S,2S,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801919-56-1)、(1R,2S,5R)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801919-57-2)、(1S,2R,5S)−5−(4−クロロベンジル)−2−クロロメチル−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801919-58-3)、2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1394057-13-6)、(1R,2S,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801930-08-4)、(1S,2R,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1801930-09-5)、(1R,2R,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1638898-08-4)、(1S,2S,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1638898-10-8)、(1R,2R,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1638898-13-1)、(1S,2S,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1638898-16-4)、(1R,2S,5R)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1638898-20-0)、(1S,2R,5S)−2−クロロメチル−5−(4−フルオロベンジル)−2−メチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタノール(1638898-24-4)、メチル=3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(1791398-02-1)、メチル=(1R,2S,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-90-2)、メチル=(1S,2R,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-91-3)、メチル=(1R,2R,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-92-4)、メチル=(1S,2S,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-93-5)、メチル=(1R,2R,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-94-6)、メチル=(1S,2S,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2080743-95-7)、メチル=(1R,2S,3R)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2081061-22-3)、メチル=(1S,2R,3S)−3−[(4−クロロフェニル)メチル]−2−ヒドロキシ−1−メチル−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シクロペンタンカルボキシラート(2081061-23-4)、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−[1−(4−ブロモ−2,6−ジフルオロフェノキシ)シクロプロピル]エタノール(2019215-86-0)、1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−1−[1−(4−クロロ−2,6−ジフルオロフェノキシ)シクロプロピル]エタノール(2019215-84-8)、1−[2−(1−クロロシクロプロピル)−3−(2−フルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピル]−1H−イミダゾール−5−カルボニトリル(2018316-13-5)、1−[2−(1−クロロシクロプロピル)−3−(2,3−ジフルオロフェニル)−2−ヒドロキシプロピル]−1H−イミダゾール−5−カルボニトリル(2018317-25-2)、2−[6−(4−ブロモフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール(2082661-43-4)、2−[6−(4−クロロフェノキシ)−2−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)プロパン−2−オール(2082660-27-1)、メチル=({2−メチル−5−[1−(4−メトキシ−2−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]フェニル}メチル)カルバマート(1605879-98-8)、2−(ジフルオロメチル)−N−[1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(1616239-21-4)、2−(ジフルオロメチル)−N−[(3R)−1,1,3−トリメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(1616239-33-8)、2−(ジフルオロメチル)−N−[3−エチル−1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(1847460-02-9)、2−(ジフルオロメチル)−N−[(3R)−3−エチル−1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(1952305-97-3)、2−(ジフルオロメチル)−N−[3−プロピル−1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(1847460-05-2)、2−(ジフルオロメチル)−N−[(3R)−3−プロピル−1,1−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル]ピリジン−3−カルボキサミド(1952306-00-1) 、(2E,3Z)−5−{[1−(4−クロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシ}−2−(メトキシイミノ)−N,3−ジメチルペンタ−3−エンアミド(1445331-27-0)、(2E,3Z)−5−{[1−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−ピラゾール−3−イル]オキシ}−2−(メトキシイミノ)−N,3−ジメチルペンタ−3−エンアミド(1445331-54-3)、5−クロロ−4−({2−[6−(4−クロロフェノキシ)ピリジン−3−イル)エチル]アミノ}−6−メチルピリミジン(1605340-92-8)、N−[1−ベンジル−1,3−ジメチルブチル]−8−フルオロキノリン−3−カルボキサミド(2132414-04-9)、N−[(1S)−1−ベンジル−1,3−ジメチルブチル]−8−フルオロキノリン−3−カ
ルボキサミド、N−[1−ベンジル−3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル]−8−フルオロキノリン−3−カルボキサミド(2132414-00-5)、N−[(1S)−1−ベンジル−3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロピル]−8−フルオロキノリン−3−カルボキサミド(2132414-01-6)、N−[(1R)−1−ベンジル−1,3−ジメチルブチル]−8−フルオロキノリン−3−カルボキサミド(2132414-06-1)、4,4−ジメチル−2−({4−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}メチル)イソオキサゾリジン−3−オン(2098918-25-1)、5,5−ジメチル−2−({4−[5−(トリフルオロメチル)−1,2,4−オキサジアゾール−3−イル]フェニル}メチル)イソオキサゾリジン−3−オン(2098918-26-2)、
アグロバクテリウム・ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter、strain:K84(商標名 Galltrol-A)、K1026(商標名 Nogall)等)、バチルス・アミロリケファシエンス(Bacillus amyloliquefaciens、strain:AT332、B3、D747(商標名:Bacstar、Double Nickel)、DB101(商標名:Shelter)、DB102(商標名:Artemis)、FZB24、FZB42(商標名:RhizoVital)、GB03(商標名:Kodiak)、IN937a、MBI600(商標名:Subtilex)、QST713、isolate B246、F727(商標名:Stargus)等)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis、train:HB-2(商標名:Biostart、Rhizoboost)、SB3086(商標名:EcoGuard、Green Releaf)等)、バチルス・プミルス(Bacillus pumilus、strain:AQ717、BUF-33(商標名:Integral F-33)、GB34(商標名:Yield Shield)、QST2808(商標名:Sonata、Ballad Plus)等)、バチルス・シンプレクス(Bacillus simplex、strain:CGF2856等)、バチルス・スブチリス(Bacillus subtilis、strain:AQ153、AQ743、D747、DB101、FZB24、GB03、HAI0404、IAB/BS03、MBI600、QST30002/AQ30002、QST30004/AQ30004、QST713(商標名:CEASE、Serenade、Serenade-DPZ、 Rhapsody、MAX)、QST714(商標名:JAZZ)、Y1336、BU1814等)、バチルス・スブチリスvarアミロリクエファシエンス(Bacillus subtilis var. Amyloliquefaciens、strain:FZB24等)、バークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia(商標名:Deny、Intercept、Blue Circle))、バークホルデリア・セパシア・ウィスコンシン型(Burkholderia cepacia type Wisconsin、strain:M54、J82等)、カンジダ・オレオフィラ(Candida oleophila、strain:O等)、カンジダ・サイトアナ(Candida saitoana、商標名:Bio-Coat、Biocure等)、カンジダspp.(Candida spp.)、ケトミウム・クプレウム(Chaetomium cupreum)、クロノスタキス・ロゼア(Clonostachys rosea、商標名:EndoFine等)、コニオシリウム・ミニタンス(Coniothyrium minitans、strain:CGMCC8325、CON/M/91-08(商標名:Cotans)等)、クリプトコッカス・アルビダス(cryptococcus albidus、商標名:Yield plus等)、エルビニア・カロトボーラ subup.カルトボーラ(Erwinia carotovora sunsp.Cartovora、strain:CGE234M403(商標名:バイオキーパー)等)、フザリウム・オキシスポラム(Fusarium oxysporum、strain:Fo47(商標名:Fusaclean、BiofoxC)等)、グリオクラディウム・カテヌラタム(Gliocladium catenulatum、strain:J1446(商標名:primastop、Prestop)等)、パエニバチルス・ポリミキサ(Paenibacillus polymyxa、strain:AC-1(商標名:Topseed)、BS-0105等)、パントエア・アグロメランス(Pantoea agglomerans、atrain:E325等)、フレビオプシス・ギガンテア(phlebiopsis gigantea、商標名:Rotstop、strain:VRA1992等)、シュードモナス・オーレオファシエンス(Pseudomonas aureofaciens、strain:TX-1等)、シュードモナス・クロロラフィス(Pseudomonas chlororaphis、strain:63-28(商標名:ATEze)、MA342(商標名:Cedomon)、シュードモナス・フルオレッセンス(pseudomonas fluorescens、strain:1629RS(商標名:Frostban D)、A506(商標名:BlightBan、Frostban B)、CL145A(商標名:Zequanox)、G7090等)、シュードモナスsp.CAB-02株(Pseudomonas sp. CAB-02)、シュードモナス・シリンガエ(Pseudomonas syringae、strain:742RS(商標名:Frostaban C)、MA-4(商標名:Bio-Save)等)、シュードザイマ・フロキュローサ(Pseudozyma flocculosa、strain:PF-A22UL(商標名:Sporadex L)等)、ピシウム・オリガンドラム(Pythium oligandrum、strain:DV74(商標名:Polyversum)等)、ストレプトマイセス・グリセオビリジス(Streptomyces griseoviridis、strain:K61等)、ストレプトマイセス・リジカス(Streptomyces lydicus、strain:WYCD108US、WYEC108(商標名:Actinovate)等)、タラロマイセス・フラバスSAY-Y-94-01株(Talaromyces flavus、strain:SAY-Y-94-01(商標名:タフブロック)、V117b(商標名:Protus)等)、トリコデルマ・アスペレルム(Trichoderma asperellum、strain:ICC012、T34、SKT-1等)、トリコデルマ・アトロビリデCNCM 1-1237株(Trichoderma atroviride、商標名:Plantmate、strain:CNCM 1-1237、LC52(商標名:Sentinel)、SC1、SKT-1(商標名:エコホープ)等)、トリコデルマ・ガムシー(Trichoderma gamsii、strain:ICC080(商標名:BioDerma)等)、トリコデルマ・ハルジアナム(Trichoderma harzianum、strain:21、DB104、DSM 14944、ESALQ-1303、ESALQ-1306、IIHR-Th-2、ITEM908(商標名:Trianum-P)、kd(商標名:Trichoplus、Eco-T)、MO1、SF、T22、T39、TH35(商標名:Root-Pro等)、トリコデルマ・ハルジアナム・リファイ(Trichoderma harzianum rifai、strain:T39等)、トリコデルマ・ポリスポラム(Trichoderma polysporum、商標名:Binab T、strain:IMI206039等)、トリコデルマ・ストロマチカム(trichoderma stromaticum、商標名:Tricovab等)、トリコデルマ・ビレンス(Trichoderma virens、strain:G-41、GL-21(旧Gliocladium virens GL-21、商標名:SoilGgard)等)、トリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、バリオボラックス・パラドクス(Variovorax paradoxus、strain:GF4526等)、ハーピンタンパク(Harpin protein)。
除草剤は、ACCase阻害剤、ALS阻害剤、微小管重合阻害剤、オーキシン系除草剤、PSII阻害剤、EPSPS阻害剤、グルタミン合成酵素阻害剤、PDS阻害剤、DOXP合成酵素阻害剤、PPO阻害剤、VLCFAs阻害剤、DHP阻害剤、オーキシン輸送阻害剤、PSI阻害剤、微小管形成阻害剤、アンカップラー、HPPD阻害剤、セルロース合成阻害剤、FAT阻害剤、SPS阻害剤、HST阻害剤、DHODH阻害剤、及びその他の除草剤が挙げられる。これらは、HRACの作用機構に基づく分類に記載されている。
以下に、具体的な化合物を例示する。これらの化合物は、公知の化合物であり、例えばThe Pesticide Manual、第17版、BCPC刊で見出すことができる。また、括弧内の数字はCAS RN(登録商標)を表す。
グリホサート(glyphosate)およびその塩(イソプロピルアンモニウム塩、アンモニウム塩、カリウム塩、グアニジン塩、ジメチルアミン塩、モノエタノールアミン塩、コリン塩、BAPMA(N,N−ビス−(アミノプロピル)メチルアミン)塩、2,4−Dおよびその塩またはエステル(アンモニウム塩、ブトチルエステル、2−ブトキシプロピルエステル、ブチルエステル、ジエチルアンモニウム塩、ジメチルアンモニウム塩、ジオールアミン塩、ドデシルアンモニウム塩、エチルエステル、2−エチルヘキシルエステル、ヘプチルアンモニウム塩、イソブチルエステル、イソクチルエステル、イソプロピルエステル、イソプロピルアンモニウム塩、リチウム塩、メプチルエステル、メチルエステル、オクチルエステル、ペンチルエステル、プロピルエステル、ナトリウム塩、テフリルエステル、テトラデシルアンモニウム塩、トリエチルアンモニウム塩、トリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニウム塩、トロールアミン塩、コリン塩)、2,4-DBおよびその塩またはエステル(ジメチルアンモニウム塩、イソクチルエステル、コリン塩)、ピロキサスルホン、ジカンバおよびその塩またはエステル(ジグリコールアミン塩、ジメチルアンモニウム塩、ジオールアミン塩、イソプロピルアンモニウム塩、メチルエステル、オーラミン塩、カリウム塩、ナトリウム塩、トロールアミン塩、BAPMA(N,N−ビス−(アミノプロピル)メチルアミン)塩、コリン塩、TBA(テトラブチルアンモニウム)塩、TBP(テトラブチルホスホニウム)塩)、MCPAおよびその塩またはエステル(ジメチルアンモニウム塩、2−エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、ナトリウム塩、コリン塩)、MCPB、メコプロップ(mecoprop)およびその塩またはエステル(ジメチルアンモニウム塩、ジオールアミン塩、エタジルエステル、2−エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、メチルエステル、カリウム塩、ナトリウム塩、トロールアミン塩、コリン塩)、メコプロップP(mecoprop−P)およびその塩またはエステル(ジメチルアンモニウム塩、2−エチルヘキシルエステル、イソブチル塩、カリウム塩、コリン塩)、ジクロプロップ(dichlorprop)およびその塩またはエステル(ブトチルエステル、ジメチルアンモニウム塩、2−エチルヘキシルエステル、イソクチルエステル、メチルエステル、カリウム塩、ナトリウム塩、コリン塩)、ジクロプロップP(dichlorprop−P)、ジクロプロップPジメチルアンモニウム塩(dichlorprop−P−dimethylammonium)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、ブロモキシニル(bromoxynil)、ブロモキシニルオクタノエート(bromoxynil−octanoate)、ジクロベニル(dichlobenil)、メチオゾリン(methiozolin)、アイオキシニル(ioxynil)、アイオキシニルオクタノエート(ioxynil−octanoate)、ジアレート(di−allate)、ブチレート(butylate)、トリアレート(tri−allate)、フェンメディファム(phenmedipham)、クロロプロファム(chlorpropham)、デスメジファム(desmedipham)、アシュラム(asulam)、フェニソファム(phenisopham)、ベンチオカーブ(benthiocarb)、モリネート(molinate)、エスプロカルブ(esprocarb)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、オルベンカルブ(orbencarb)、EPTC、ジメピペレート(dimepiperate)、スエップ(swep)、プロパクロール(propachlor)、メタザクロール(metazachlor)、アラクロール(alachlor)、アセトクロール(acetochlor)、メトラクロール(metolachlor)、S−メトラクロール(S−metolachlor)、ブタクロール(butachlor)、プレチラクロール(pretilachlor)、テニルクロール(thenylchlor)、アミノシクロピラクロール(aminocyclopyrachlor)、アミノシクロピラクロールメチル(aminocyclopyrachlor−methyl)、アミノシクロピラクロールカリウム(aminocyclopyrachlor−potassium)、トリフルラリン(trifluralin)、ペンディメタリン(pendimethalin)、エタフルラリン(ethalfluralin)、ベンフルラリン(benfluralin)、プロジアミン(prodiamine)、シマジン(simazine)、アトラジン(atrazine)、プロパジン(propazine)、シアナジン(cyanazine)、アメトリン(ametryn)、シメトリン(simetryn)、ジメタメトリン(dimethametryn)、プロメトリン(prometryn)、インダジフラム(indaziflam)、トリアジフラム(triaziflam)、メトリブジン(metribuzin)、ヘキサジノン(hexazinone)、テルブメトン(terbumeton)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn)、トリエタジン(trietazine)、イソキサベン(isoxaben)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジウロン(diuron)、リニュロン(linuron)、メトブロムロン(metobromuron)、メトキスロン(metoxuron)、モノリニュロン(monolinuron)、シデュロン(siduron)、フルオメツロン(fluometuron)、ジフェノクスロン(difenoxuron)、メチルダイムロン(methyl−daimuron)、イソプロツロン(isoproturon)、イソウロン(isouron)、テブチウロン(tebuthiuron)、ベンズチアズロン(benzthiazuron)、メタベンズチアズウロン(methabenzthiazuron)、プロパニル(propanil)、メフェナセット(mefenacet)、クロメプロップ(clomeprop)、ナプロアニリド(naproanilide)、ブロモブチド(bromobutide)、ダイムロン(daimuron)、クミルロン(cumyluron)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、エトベンザニド(etobenzanid)、ベンタゾン(bentazon)、トリジファン(tridiphane)、インダノファン(indanofan)、アミトロール(amitrole)、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、クロマゾン(clomazone)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、ピリデート(pyridate)、クロリダゾン(chloridazon)、ノルフルラゾン(norflurazon)、ブロマシル(bromacil)、ターバシル(terbacil)、レナシル(lenacil)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、シンメチリン(cinmethylin)、ベンフレセート(benfuresate)、カフェンストロール(cafenstrole)、フルフェナセット(flufenacet)、ピリチオバック(pyrithiobac)、ピリチオバックナトリウム塩(pyrithiobac−sodium)、ピリミノバック(pyriminobac)、ピリミノバックメチル(pyriminobac−methyl)、ビスピリバック(bispyribac)、ビスピリバックナトリウム塩(bispyribac−sodium)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ピリフタリド(pyriftalid)、トリアファモン(triafamone)、フェントラザミド(fentrazamide)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミドP(dimethenamid−P)、ACN、ジチオピル(dithiopyr)、トリクロピル(triclopyr)およびその塩またはエステル(ブトチルエステル、トリエチルアンモニウム塩)、フルロキシピル(fluroxypyr)、フルロキシピルメプチル(fluroxypyr−meptyl)、チアゾピル(thiazopyr)、アミノピラリド(aminopyralid)およびその塩(カリウム塩、トリイソプロパノールアンモニウム塩、コリン塩)、クロピラリド(clopyralid)およびその塩(オラミン塩、カリウム塩、トリエチルアンモニウム塩、コリン塩)、ピクロラム(picloram)およびその塩(カリウム塩、トリイソプロパノールアンモニウム塩、コリン塩)、ダラポン(dalapon)、クロルチアミド(chlorthiamid)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、ベンスルフロン(bensulfuron)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron−methyl)、クロリムロン(chlorimuron)、クロリムロンエチル(chlorimuron−ethyl)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、フルピルスルフロンメチルナトリウム(flupyrsulfuron−methyl−sodium)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、ハロスルフロン(halosulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron−methyl)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メソスルフロンメチル(mesosulfuron−methyl)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、プリミスルフロン(primisulfuron)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron−methyl)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron−ethyl)、リムスルフロン(rimsulfuron)、スルホメツロン(sulfometuron)、スルホメツロンメチル(sulfometuron−methyl)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、トリフロキシスルフロンナトリウム塩(trifloxysulfuron−sodium)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、シノスルフロン(cinosulfuron)、エタメトスルフロン(ethametsulfuron)、エタメトスルフロンメチル(ethametsulfuron−methyl)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron−methyl−sodium)、イオフェンスルフロン(iofensulfuron)、イオフェンスルフロンナトリウム(iofensulfuron−sodium)、メトスルフロン(metsulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron−methyl)、プロスルフロン(prosulfuron)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron−methyl)、トリアスルフロン(t
riasulfuron)、トリベニュロン(tribenuron)、トリベニュロンメチル(tribenuron−methyl)、トリフルスルフロン(triflusulfuron)、トリフルスルフロンメチル(triflusulfuron−methyl)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、ピコリナフェン(picolinafen)、ベフルブタミド(beflubutamid)、ノルフルラゾン(norflurazon)、フルリドン(fluridone)、フルロクロリドン(flurochloridone)、フルルタモン(flurtamone)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、メソトリオン(mesotrione)、スルコトリオン(sulcotrione)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、テンボトリオン(tembotrione)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、トプラメゾン(topramezone)、トルピラレート(tolpyralate)、ランコトリオンナトリウム塩(lancotrione−sodium)、フルポキサム(flupoxam)、アミカルバゾン(amicarbazone)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、 フルカルバゾン(flucarbazone)、フルカルバゾンナトリウム塩(flucarbazone−sodium)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロポキシカルバゾンナトリウム塩(propoxycarbazone−sodium)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone−methyl)、クロランスラム(cloransulam)、クロランスラムメチル(cloransulam−methyl)、ジクロスラム(diclosulam)、フロラスラム(florasulam)、フルメトスラム(flumetsulam)、メトスラム(metosulam)、ペノキススラム(penoxsulam)、ピロキシスラム(pyroxsulam)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz−methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマザモックスアンモニウム塩(imazamox−ammonium)、イマザピック(imazapic)、イマザピックアンモニウム塩(imazapic−ammonium)、イマザピル(imazapyr)、イマザピルアンモニウム塩(imazapyr−ammonium)、イマザキン(imazaquin)、イマザキンアンモニウム塩(imazaquin−ammonium)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゼタピルアンモニウム塩(imazethapyr−ammonium)、クロジナホップ(clodinafop)、クロジナホッププロパルギル(clodinafop−propargyl)、シハロホップ(cyhalofop)、 シハロホップブチル(cyhalofop−butyl)、ジクロホップ(diclofop)、ジクロホップメチル(diclofop−methyl)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop−ethyl)、フェノキサプロップP(fenoxaprop−P)、フェノキサプロップPエチル(fenoxaprop−P−ethyl)、フルアジホップ(fluazifop)、フルアジホップブチル(fluazifop−butyl)、フルアジホップP(fluazifop−P)、フルアジホップPブチル(fluazifop−P−butyl)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップメチル(haloxyfop−methyl)、ハロキシホップP(haloxyfop−P)、ハロキシホップPメチル(haloxyfop−P−methyl)、メタミホップ(metamifop)、プロパキザホップ(propaquizafop)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップエチル(quizalofop−ethyl)、キザロホップP(quizalofop−P)、キザロホップPエチル(quizalofop−P−ethyl)、アロキシジム(alloxydim)、クレトジム(clethodim)、セトキシジム(sethoxydim)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、ピノキサデン(pinoxaden)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、グルホシネート(glufosinate)、グルホシネートアンモニウム塩(glufosinate−ammonium)、グルホシネートP(glufosinate−P)、グルホシネートPナトリウム塩(glufosinate−P−sodium)、ビアラホス(bialafos)、アニロホス(anilofos)、ベンスリド(bensulide)、ブタミホス(butamifos)、パラコート(paraquat)、パラコートジクロリド(paraquat−dichloride)、ジクワット(diquat)、ジクワットジブロミド(diquat−dibromide)、ハローキシフェン(halauxifen)、ハローキシフェンメチル(halauxifen−methyl)、フロルピローキシフェン(florpyrauxifen)、フロルピローキシフェンベンジル(florpyrauxifen−benzyl)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラックペンチル(flumiclorac−pentyl)、ホメサフェンナトリウム塩(fomesafen−sodium)、ラクトフェン(lactofen)、サフルフェナシル(saflufenacil)、チアフェナシル(tiafenacil)、トリフルジモキサジン(trifludimoxazin)、アシフルオルフェンナトリウム塩(acifluorfen−sodium)、アクロニフェン(aclonifen)、ビフェノックス(bifenox)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロルニトロフェン(chlornitrofen)、エトキシフェンエチル(ethoxyfen−ethyl)、フルオロジフェン(fluorodifen)、フルオログリコフェンエチル(fluoroglycofen−ethyl)、フルオロニトロフェン(fluoronitrofen)、ハロサフェン(halosafen)、ニトロフェン(nitrofen)、ニトロフルオルフェン(nitrofluorfen)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、シニドンエチル(cinidon−ethyl)、プロフルアゾル(profluazol)、ピラクロニル(pyraclonil)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジアゾン(oxadiazone)、ペントキサゾン(pentoxazone)、フルアゾレート(fluazolate)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen−ethyl)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ブタフェナシル(butafenacil)、フルチアセットメチル(fluthiacet−methyl)、チジアジミン(thidiazimin)、アザフェニジン(azafenidin)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone−ethyl)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、フルフェンピルエチル(flufenpyr−ethyl)、(3S,4S)−N−(2−フルオロフェニル)−1−メチル−2−オキソ−4−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]− 3−ピロリジンカルボキサミド、4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(7−フルオロ−1H−インドール−6−イル)−2−ピリジンカルボン酸およびその塩、ビクスロゾン(bixlozone)、シクロピラニル(cyclopyranil)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)、および、テトフルピロリメト。
本発明において、本発明組成物と併用することができる除草剤としては、特にグリホサートカリウム塩、グリホサートグアニジン塩、グリホサートジメチルアミン塩、グリホサートモノエタノールアミン塩、グルホシネートアンモニウム塩、グリホサートイソプロピルアンモニウム塩、2,4−Dコリン塩、ピロキサスルホン、ジカンバジグリコールアミン塩、ジカンバBAPMA塩、ジカンバTBA塩、ジカンバTBP塩、フルミオキサジン、フルミクロラックペンチル、クレトジム、ラクトフェン、Sメトラクロール、メトリブジン、フルフェナセット、ニコスルフロン、リムスルフロン、アセトクロール、メソトリオン、イソキサフルトール、クロリムロンエチル、チフェンスルフロンメチル、クロランスラムメチル、イマゼタピルアンモニウム塩が好ましい。
本発明組成物において化合物Aと上記の殺虫剤、殺菌剤および/または除草剤を併用する場合、または化合物Aどうしを併用順次処理する場合、その重量比は、通常、1:0.01〜1:1000の範囲であり、好ましくは、1:0.01〜1:100、より好ましくは、1:0.1〜1:10である。具体的な重量比として、1:0.02、1:0.04、1:0.06、1:0.08、1:0.2、1:0.4、1:0.6、1:0.8、1:1、1:1.5、1:2、1:4、1:6、1:8、1:20、1:40、1:60、1:80、1:200、1:400、1:600、1:800を挙げることができる。以上の重量比はおよそと表現することもできる。およそとはプラスマイナス10%を意味し、たとえば「およそ1:2」とは1:1.8〜1:2.2である。
本発明における作物の栽培では、一般的な農作物栽培における植物栄養学的管理を行うことができる。施肥体系は精密農業に基づくものであってもよいし、慣行の均一なものでもよい。また、窒素固定細菌や菌根菌を種子処理で接種することもできる。
本発明方法においては、本発明組成物を、病害虫が発生しているまたは発生するであろう場所に施用する。本発明組成物を施用する方法としては、例えば、本発明組成物を土壌に散布する方法および本発明組成物を病害虫に散布する方法が挙げられる。散布は通常、本発明組成物を水と混合して得られる散布液を散布することにより行われ、散布液量としては特に限定されないものの通常、5〜5000L/ha、好ましくは20〜1000L/ha、より好ましくは140 〜300L/haの範囲である。具体的な散布液量として、10L/ha、30L/ha、50L/ha、70L/ha、90L/ha、120L/ha、150L/ha、180L/ha、200L/ha、400L/ha、500L/ha、700L/ha、900L/ha、2000L/ha、4000L/haを挙げることができる。
化合物Aの施用量は、通常10000m2あたり1〜5000g、好ましくは10000m2あたり2〜2000g、より好ましくは10000m2あたり5〜1000gである。具体的な施用量として、10000m2あたり4g、6g、8g、10g、20g、40g、60g、80g、100g、200g、400g、600g、800g、2000g、4000gを挙げることができる。
本発明方法において施用に使用されるノズルは、フラットファンノズルであってもよいし、ドリフト軽減ノズルであってもよい。フラットファンノズルとしては、Teejet社のTeejt110シリーズ、XR Teejet110シリーズなどがある。これらは通常の散布圧、一般的には30〜120PSIで、ノズルから吐出される液滴の体積中位径が通常430ミクロン未満である。ドリフト軽減ノズルとは、フラットファンノズルと比較してドリフトが軽減されているノズルであり、エアインダクション(air induction)ノズルまたはプレオリフィス(pre−orifice)ノズルと呼ばれているノズルである。ドリフト軽減ノズルから吐出される液滴の体積中位径は通常430ミクロン以上である。
エアインダクションノズルは、ノズルの入口(散布液導入部)と出口(散布液吐出部)との間に空気導入部を有し、散布液に空気を混入させることにより空気で満たされた液滴を形成するノズルである。エアインダクションノズルとしては、Green Leaf Technology社のTDXL11003-D、TDXL11004-D1、TDXL11005-D1、TDXL11006-D、Teejet社のTTI110025、TTI11003、TTI11004、TTI11005、TTI11006、TTI11008、Pentair社のULD120-04、ULD120-05、ULD120-06などが挙げられる。特に望ましくは、TTI11004である。
プレオリフィスノズルは、ノズルの入口(散布液導入部)が、計量口(metering orifice)となっており、これがノズル内に流入する流量を制限し、ノズル内の圧力を低下させることによって大きな液滴を形成するノズルである。これによれば吐出時に導入前と比べおよそ圧力が半減する。プレオリフィスノズルとしては、Wilger社のDR110-10、UR110-05、UR110-06、UR110-08、UR110-10、Teejet社の1/4TTJ08 Turf Jet、1/4TTJ04 Turf Jetなどが挙げられる。
以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例1
エタボキサム35重量部、BIT0.05重量部(Proxel GXL(Lonza社製)として0.24重量部)、およびGL2.5重量部を含む殺菌剤組成物は、BITおよび/またはGLを除いた殺菌剤組成物に比して高い植物病害防除効果が確認される。
実施例2
エタボキサム42重量部、BIT0.05重量部(Proxel GXLとして0.24重量部)、およびPG10重量部を含む殺菌剤組成物は、BITおよび/またはPGを除いた殺菌剤組成物に比して高い植物病害防除効果が確認される。
実施例3(スポット処理(特開2020-105226)による植物病害防除)
圃場にキュウリの苗を移植し生育させる。開花期〜結実期に、圃場内にドローンを飛行させ圃場全体図とメッシュを、ハイパースペクトラムカメラで撮影する。人工知能による画像解析によって、べと病の初期病徴が見られる箇所をマッピングする。同日、実施例2の殺菌剤組成物を、アジュバントとしてInduceを0.25%(w/w)含む水で希釈し、散布液を調製する。当該散布液を、地上を走行するブームスプレイヤーによって散布する。当該散布においては、スプレイヤーにおいてブーム上に並ぶノズルを前記マップ情報に基づいて、走行中に開閉させながら、初期病徴が見られた箇所にのみ噴霧を実施する。噴霧される箇所においては、当該散布液が450リットル/ ヘクタールの液量で散布され、エタボキサムの処理量は280g/ ヘクタールとなる。ノズルの開閉の制御は、走行するスプレイヤーが自機の位置情報をGPSで把握し、当該マップ情報と照らし合わせながら、走行中にリアルタイムに自動的に行われる。その7日後、圃場全体にべと病の病徴は、無処理に対して極めて低く抑えられ防除価は達観で80-95%である。この防除効果は、圃場全体に当該散布液を450リットル/ ヘクタールの液量で一様に散布する場合とほとんど違いがないことが確認される。
実施例4
化合物Y35重量部、BIT0.05重量部(Proxel GXLとして0.25重量部)、およびPG6重量部を含む殺虫剤組成物は、BITおよび/またはPGを除いた殺虫剤組成物に比して高い害虫防除効果が確認される。
実施例5
化合物Y15重量部、BIT0.04重量部(Proxel GXLとして0.2重量部)、およびGL6重量部を含む殺虫剤組成物は、BITおよび/またはGLを除いた殺虫剤組成物に比して高い害虫防除効果が確認される。
実施例6
圃場にイネ(インディカ種、IR64)を播種し生育させる。イネのBBCH32において圃場内にドローンを飛行させ圃場全体図とメッシュを、ハイパースペクトラムカメラで撮影する。人工知能による画像解析によって、コブノメイガによる初期被害が見られる箇所をマッピングする。翌日、実施例4の殺虫剤組成物を、アジュバントとしてInduce 0.125%(v/v)を含む水で希釈し散布液を調製する。当該散布液を有人の航空機により空散する。当該空散においては、当該マップ情報に照らしGPSで散布計画箇所を特定し上空から噴霧する。噴霧される箇所においては、当該散布液が3ガロン/エーカーの散布液量で散布され、化合物Yの処理量は100g/ヘクタールとなる。その後、イネ植物体の自然枯凋の後にハーベスターで子実を収穫すると、防除を行わない場合と比べ高い収量が確認される。当該収量保護効果は、圃場全体に当該散布液を3ガロン/エーカーの散布液量で散布する場合とほとんど違いがないことも確認される。
本発明により病害虫を効果的に防除することができる。

Claims (5)

  1. エタボキサムおよび下記式(1)
    で示される化合物からなる化合物群Aより選択される1種以上の化合物と、プロピレングリコール、グリセロール、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、および1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンからなる化合物群Bより選択される1種以上の化合物とを含む、農薬組成物。
  2. 前記化合物群Bより選択される1種以上の化合物が、プロピレングリコールである請求項1に記載の農薬組成物。
  3. 前記化合物群Bより選択される1種以上の化合物が、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンである請求項1に記載の農薬組成物。
  4. 請求項1に記載の農薬組成物を病害虫が発生しているまたは発生する場所に施用する工程を有する病害虫防除方法。
  5. 病害虫が発生しているまたは発生する場所が、作物の栽培地である請求項4に記載の方法。
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