JP2021027756A - 高周波絶縁電力変換器 - Google Patents

高周波絶縁電力変換器 Download PDF

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正太 漆畑
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【課題】電力変換器の半導体モジュール10上にコンデンサを配置するスペースを不要とし、絶縁性を確保し、強度を向上させたコンデンサを構成する。【解決手段】一端が半導体モジュール10の正極側モジュール端子に接続され、他端が交流側モジュール端子側に延設された他端部55a,55bを有した銅バー1−1,1−2と、一端が負極側モジュール端子に接続され、他端が交流側モジュール端子側に延設され、且つ前記他端部55a,55bとは所定間隔を隔てて対向配設された他端部55c,55dを有した銅バー2−1,2−2と、一端が交流側モジュール端子に接続され、他端が正極、負極側モジュール端子側に延設され、且つ前記他端部55a〜55dの間に所定間隔を隔てて対向配設された他端部55e,55fを有した銅バー3−1,3−2と、を備え、それら他端部55a〜55fの間に絶縁部材を挿入してコンデンサを構成した。【選択図】 図6

Description

本発明は、電力変換器の主回路構成に関し、特に高周波絶縁電力変換器の部分共振コンデンサの構成法に関する。
直流電圧を変圧したり、電力を制御したりする目的でDC−DC変換器が用いられる。DC−DC変換器に用いられる電力変換回路としては、非絶縁のチョッパ回路の他、絶縁型のDC−DC変換回路などがある。
後者の絶縁型DC−DC変換回路は、直流をインバータによって交流に変圧し、次にその交流を変圧器によって変圧および絶縁し、その変圧器の出力を整流器もしくはインバータによって再び直流に変換する構成を持つ。チョッパ回路と比較し、一般にスイッチング素子や変圧器などの受動素子の数が増え、構成・制御は複雑になるが、変圧器によって絶縁ができる。
特に、インバータによって生成する交流の周波数を高くすることによって、変圧器の体積を小さくすることができるため、絶縁を商用周波数の交流と変圧器によって実現するシステムにこの回路を適用すると、大きく小型化が可能になるというメリットがある。
一方で、インバータの高周波化は、インバータに用いられる半導体スイッチング素子(IGBTやMOSFETなど)のスイッチング周波数を高くする必要があり、スイッチング損失が増大することで、システムの効率が悪化したり、冷却装置が大型化したりするデメリットがある。
このような回路方式の例としては、図12に示すデュアルアクティブブリッジ回路(Dual Active Bridge回路;以下DAB回路と称する)や、その他にアクティブクランプ方式1石フォーワード型DC−DCコンバータ、位相シフトブルブリッジ方式DC−DCコンバータ回路、LLC方式DC−DCコンバータなどが挙げられる。
図12において、一次側電源VDC1の正、負極端間には半導体スイッチング素子S11〜S14がブリッジ接続され、一次側単相インバータ101を構成している。二次側電源VDC2の正、負極端間には半導体スイッチング素子S21〜S24がブリッジ接続され、二次側単相インバータ102を構成している。
半導体スイッチング素子S11およびS12の共通接続点はリアクトルL1およびトランスTrの一次巻線l1を介して半導体スイッチング素子S13およびS14の共通接続点に接続されている。
半導体スイッチング素子S21およびS22の共通接続点はリアクトルL2およびトランスTrの二次巻線l2を介して半導体スイッチング素子S23およびS24の共通接続点に接続されている。
図中のiDC1は一次側の直流電流、iDC2は二次側の直流電流、iL1,iL2はリアクトルL1,L2に各々流れる電流、v1は一次側の交流電圧、v2は二次側の交流電圧を示している。
これら回路において、スイッチング損失を低減する手法として、部分共振手法を用いたDC−DC変換回路が提案されている。例えばDAB回路においては、各スイッチング素子に並列にコンデンサを接続し、ターンオフ時の電圧変化を緩やかにすることで、ソフトスイッチングを実現しスイッチング損失を低減する。
一方ターンオン時には、コンデンサが充電されたままだとハードスイッチングになるため、ターンオン前に主回路中のインダクタンス(交流変圧器の漏れインダクタンスや、追加のリアクトル)に流れる主電流を用いてコンデンサを放電させ、並列ダイオード(半導体スイッチング素子に逆並列に接続されたフリーホイールダイオード)に電流を通電させた状態とした上でターンオンすることで、零電圧スイッチングによるソフトスイッチングを実現する。
ソフトスイッチング動作の例を図13、図14を用いて説明する。図13(a)の構成を基に、ターンオフ時のソフトスイッチング動作及び、ターンオン時のソフトスイッチング動作を順を追って示す。
この図13(a)において、Sは例えば図12で用いられる半導体スイッチング素子、Dは半導体スイッチング素子Sに逆並列接続されたフリーホイールダイオード、Cは部分共振用コンデンサ、LはDC−DC変換用のリアクトルである。
また半導体スイッチング素子Sに流れる電流iは、矢印の方向を正として規定する。また同様に半導体スイッチング素子Sにかかる電圧vは、矢印の方向を正として規定する。
まず、ターンオフ時のソフトスイッチング動作について示す。図13(b)の状態を初期状態とする。Sはオンとなっており、正の方向に電流iが流れている。ここで、図13(c)に示すようにSをオフすると、電流はCに転流し、それによって充電され電圧vが上昇する。充電が完了すると、図13(d)のように、Lに流れる電流はS,Dを流れることが出来ず、別の経路(例えば反対アームの半導体スイッチング素子のフリーホイールダイオードなど)に転流する。このときの電圧vと電流iの変化の様子を図14に示す。
図14(a)はCの容量が小さい(もしくは0≒半導体スイッチング素子の寄生容量成分のみ)場合を示し、図14(b)はCの容量が大きい場合を示している。
Cの容量が小さい場合(図14(a))、電圧の立ち上りが早く、電流×電圧で示されるスイッチング損失が大きくなる。一方Cの容量が大きい場合(図14(b))、Sに流れる電流iは急峻な傾きを持って零に向かうが、電圧はゆっくりと上昇する。その結果、スイッチング損失が小さく(即ちソフトスイッチング動作に)なる。
次に、ターンオン時のソフトスイッチング動作について示す。図13(e)の状態を初期状態とする。このとき半導体スイッチング素子Sの両端電圧vは正に充電されている(一般的にインバータの直流電圧に充電されている)。
この状態で、半導体スイッチング素子Sをオンすると、コンデンサCを短絡することになり、ハードスイッチング動作となる。従って、Cに充電された電荷を、Sをオンする前に引き抜いてvをゼロにしておく必要がある。
まず、図13(f)のように、何らかの手法(例えば、対向アームに流れる電流を遮断するなど)により、Lに流れる電流をコンデンサCに転流させる。これによってCの電荷を放電させる。
放電が完了すると、図13(g)に示すようにダイオードDが導通しLの電流はDに転流する。この状態において図13(h)に示すようにSをオンすると、Sは電流零、電圧約零の状態でオンすることができ、ソフトスイッチング動作を実現できる。その後Lに流れる電流の向きが変われば、Sに電流を流すことができる。
以上のように、半導体スイッチング素子に並列に接続されるコンデンサと、変換器が備えるリアクトル(絶縁用変圧器の漏れインダクタンスでも良い)によって、ソフトスイッチングを実現する手法が一部で用いられている。
尚、本発明に関連する電力変換装置としては、従来、例えば特許文献1、2に記載のものが提案されていた。
特許第6318563号公報 特開2003−319665号公報
部分共振方式によるスイッチング損失低減を実現するために必要な、半導体スイッチング素子それぞれに接続するコンデンサは、半導体モジュールの端子間に配線する必要がある。例えば、リード線を用いて配線したり、プリント基板上にコンデンサを配置して固定したりするなどの方法をとることが求められる。
しかし、一般に半導体モジュールの端子間周辺は、主回路の配線(ケーブルやバスバーなど)や、制御用の基板などが配置され、追加のコンデンサを設置するスペースを十分確保することが困難である場合がある。特に高周波スイッチングを行う変換器では、配線の寄生インピーダンスを小さく抑えるため、半導体モジュール端子と、周辺の受動素子をなるべく近接して配線する必要があり、結果として追加のコンデンサを配置するスペースが限られる事が考えられる。
リード線や基板による固定方法は、振動が発生する環境において、物理的な強度が不足しがちであり、故障を引き起こす可能性が高くなる。狭いスペースに配線を行う場合、絶縁の確保が困難になり、追加の絶縁を施すことが必要になる可能性がある。
コンデンサには高い周波数で大きな充放電電流が流れる。コンデンサはこれによって発生する発熱に耐えられるように設計する必要があるが、小さなコンデンサは一般に放熱性は高くないため、複数のコンデンサを直列・並列に接続することによって構成する等の対策をとることが求められる可能性があり、設置スペースの増大、部品・製作コストの増加などの問題が発生する。
本発明は、以上のようなコンデンサの設置性や、選定の問題を解決するものであり、その目的は、半導体モジュール上に追加のコンデンサを配置するスペースを不要とし、絶縁性を確保し、強度を向上させたコンデンサを構成することができる高周波絶縁電力変換器を提供することにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の高周波絶縁電力変換器は、
直流電源と、前記直流電源の正、負極端間にブリッジ接続した複数の半導体スイッチング素子をモジュール化した半導体モジュールと、前記半導体モジュールの上アームと下アームの半導体スイッチング素子の共通接続点に接続された変圧器とを備えた高周波絶縁電力変換器において、
前記半導体モジュールの主面における対向する一対の辺のうち、一方の辺側に各々所定間隔を隔てて配設され、前記直流電源の正極端に接続される正極側モジュール端子および前記直流電源の負極端に接続される負極側モジュール端子と、
前記対向する一対の辺のうち他方の辺側に配設され、前記上アームと下アームの半導体スイッチング素子の共通接続点に接続される交流側モジュール端子と、
一端が前記正極側モジュール端子に接続され、他端が前記交流側モジュール端子側に延設された正極導電板と、
一端が前記負極側モジュール端子に接続され、他端が前記交流側モジュール端子側に延設され、且つ前記正極導電板の他端部とは所定間隔を隔てて対向配設された負極導電板と、
一端が前記交流側モジュール端子に接続され、他端が前記正極側モジュール端子および負極側モジュール端子側に延設され、且つ前記正極導電板の他端部および負極導電板の他端部の間に所定間隔を隔てて対向配設された交流導電板と、
前記正極導電板と交流導電板の間、および負極導電板と交流導電板の間に挿入された絶縁材料と、を備え、
前記正極導電板、交流導電板、負極導電板および絶縁材料の対向配設部位によってコンデンサを構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の高周波絶縁電力変換器は、請求項1において、
前記コンデンサは、前記半導体モジュールの主面に対して平行に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の高周波絶縁電力変換器は、請求項1において、
前記コンデンサは、前記正極導電板、交流導電板、負極導電板の各他端側を垂直に屈曲させて半導体モジュールの主面に対して垂直に形成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の高周波絶縁電力変換器は、請求項1から3のいずれか1項において、
前記正極導電板は、一端から交流側モジュール端子とは反対側に延設した正極端子板部を備え、
前記負極導電板は、一端から交流側モジュール端子とは反対側に延設し、且つ前記正極端子板部とは所定間隔を隔てて対向配設された負極端子板部を備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の高周波絶縁電力変換器は、請求項1から4のいずれか1項において、
前記複数の半導体スイッチング素子の各々に対して前記コンデンサを構成したことを特徴とする。
(1)請求項1〜5に記載の発明によれば、コンデンサを半導体モジュール上に配置するスペースは不要であり、構成したコンデンサの絶縁性を確保し、強度を向上させることができる。
また、希望の容量特性を得られる範囲において、形状を任意に選択することができ、例えばモジュール上に薄く配置することができたり、他の配線部品を避けるような形状をとることができたりすることで、配置スペースを確保できる。また高い剛性を実現でき、振動に対して故障する可能性を低下させることができ、さらに高い放熱性を実現でき、電力変換器の信頼性を高くすることができる。
(2)請求項4に記載の発明によれば、正極導電板には正極端子板部を延設し、負極導電板には負極端子板部を延設したので、すなわちコンデンサを構成する正極導電板、負極導電板と、受動素子などが接続される正極端子板部、負極端子板部を一体化したので、製作手順、組立手順が削減され、コストが低減できる。
また、正極側モジュール端子、負極側モジュール端子に固定される導電板の数が低減し、より省スペース、剛性の向上による故障率の低下・振動への強度向上などの効果が期待できる。
さらに、正極端子板部と負極端子板部は対向配設されているため、両端子板部間に発生する寄生インダクタンスを低減させることができるとともに、前記正極導電板と負極導電板によるコンデンサ構造を実現することができる。
(3)請求項5に記載の発明によれば、半導体スイッチング素子のターンオフ時にスイッチング損失低減効果が得られる。
本発明が適用される電力変換器の回路図。 本発明の実施例1における半導体モジュールの構成を表し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)はモジュール内配線図、(e)は斜視図。 本発明の実施例1における、モジュール上に配置される正極導電板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。 本発明の実施例1における、モジュール上に配置される負極導電板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。 本発明の実施例1における、モジュール上に配置される交流導電板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。 本発明の実施例1における電力変換器の要部構成を示す側面模式図。 本発明の実施例1におけるコンデンサの構成を示し、(a)は各導電板の重なり部分の平面概略説明図、(b)は(a)の側面図。 本発明の実施例2におけるモジュール上に配置される各導電板とコンデンサの構成を表し、(a)は正極導電板の配置を示す平面図、(b)は負極導電板の配置を示す平面図、(c)は交流導電板の配置を示す平面図、(d)はコンデンサの構成を示す平面図、(e)は(d)の側面図。 本発明の実施例3における、モジュール上に配置される正極導電板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。 本発明の実施例3における、モジュール上に配置される負極導電板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図。 本発明の実施例3における電力変換器の要部構成を示す側面模式図。 デュアルアクティブブリッジ回路の一例を示す回路図。 図12の回路におけるソフトスイッチング動作を示す説明図。 図13のソフトスイッチング動作時の電圧と電流の変化の様子を示し、(a)はコンデンサ容量が小さい場合の波形図、(b)はコンデンサ容量が大きい場合の波形図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。図12のDAB型DC−DC変換器を例として、構成・構造を説明する。まず、図12の回路に対して、各半導体スイッチング素子S11〜S14,S21〜S24にコンデンサCを並列に接続した、図1の回路構成を実現することを想定する。
図1のDC−DC変換器は、半導体スイッチング素子S11〜S14で構成される一次側単相インバータ101、半導体スイッチング素子S21〜S24で構成される二次側単相インバータ102と、リアクトルL1,L2、トランスTr、一次側電源VDC1、二次側電源VDC2とによって構成される。また各半導体スイッチング素子S11〜S14,S21〜S24にはコンデンサCが各々並列に接続される構成を取る。
図1の一次側単相インバータ101、及び二次側単相インバータ102を、例えば図2に示す半導体モジュール10で構成した場合を例として説明する。図2の(a)は半導体モジュール10の平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図、(d)はモジュールの内部素子の配線図、(e)は斜め上方から見た模式図である。
図2の半導体モジュール10の内部素子は、(d)に示すように半導体スイッチング素子S11〜S14(尚、図2(d)ではS11〜S14を11〜14と表記している)によって構成されている。
各半導体スイッチング素子をMOSFETと仮定すると、半導体スイッチング素子S11のドレイン端子は正極側モジュール端子P1に接続され、ソース端子は交流側モジュール端子AC1と半導体スイッチング素子S12のドレイン端子に接続され、半導体スイッチング素子S12のソース端子は負極側モジュール端子N1に接続されている。
同様に、半導体スイッチング素子S13のドレイン端子は正極側モジュール端子P2に接続され、ソース端子は交流側モジュール端子AC2と半導体スイッチング素子S14のドレイン端子に接続され、半導体スイッチング素子S14のソース端子は負極側モジュール端子N2に接続されている。
半導体モジュール10の矩形状(例えば長方形)の上面と底面の間は所定厚みを有して形成されている。正極側モジュール端子P1,P2および負極側モジュール端子N1,N2は、半導体モジュール10の厚み方向に沿って四角柱状に各々形成されている。
前記モジュール端子P1,P2およびN1,N2は、半導体モジュール10の主面(図2(b)、(c)、(e)の上面)における対向する一対の辺のうち、一方の辺に沿って各々所定間隔を隔てて(例えば端子P1,P2が外側、端子N1,N2が内側となるように)配設されている。
交流側モジュール端子AC1,AC2は、前記一対の辺のうち、他方の辺に沿って所定間隔を隔てて配設されている。
正極側モジュール端子P1,P2、負極側モジュール端子N1,N2、交流側モジュール端子AC1,AC2の各上端面の高さは、半導体モジュール10の上面よりも若干高く形成されている。
図3は正極側モジュール端子P1,P2に接続する銅バー(正極導電板)の構成を示したものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
図3において1−1,1−2は、一端を正極側モジュール端子P1,P2の上端面に各々配設し、他端を交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設させた銅バー(正極導電板)である。
正極側モジュール端子P1に配設される正極導電板としての銅バー1−1は、一端部を正極側モジュール端子P1の上端面に固着した端子接触部51aと、その固着面から若干交流側モジュール端子AC1側に延びた部位を半導体モジュール10の上面まで垂直に屈曲させた下方屈曲部52aと、その屈曲終端から半導体モジュール10の上面に沿って交流側モジュール端子AC1側に延設させた延長部53aと、その延長部53aの、下方屈曲部52aと反対側の端部を略直角に正極側モジュール端子P1からP2に向かう方向に屈曲させた内側屈曲部54aと、その内側屈曲部54aから正極側モジュール端子P2側に、半導体モジュール10の主面における前記一方の辺に沿う方向で延長させて他端部を形成した他端部55aとを備えている。
正極側モジュール端子P2に配設される正極導電板としての銅バー1−2は、前記銅バー1−1と同様に形成された端子接触部51b、下方屈曲部52b、延長部53b、内側屈曲部54b、他端部55bを備えている。ただし、内側屈曲部54bは正極側モジュール端子P2からP1に向かう方向に屈曲され、他端部55bは、内側屈曲部54bから正極側モジュール端子P1側に前記一方の辺に沿う方向で延長され、その他端部55bは銅バー1−1の他端部55aと接触しないように形成されている。
図4は、負極側モジュール端子N1,N2に接続する銅バー(負極導電板)の構成を示したものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
図4において2−1,2−2は、一端を負極側モジュール端子N1,N2の上端面に各々配設し、他端を交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設させた銅バー(負極導電板)である。
負極側モジュール端子N1に配設される負極導電板としての銅バー2−1は、一端部を負極側モジュール端子N1の上端面に固着した端子接触部51cと、その固着面から若干交流側モジュール端子AC2側に延びた部位を上方に垂直に屈曲させた上方屈曲部52cと、その屈曲終端から半導体モジュール10の上面と平行に交流側モジュール端子AC1側に延設させた延長部53cと、その延長部53cの、上方屈曲部52cと反対側の端部を略直角に負極側モジュール端子N1から正極側モジュール端子P1に向かう方向に屈曲させた外側屈曲部54cと、その外側屈曲部54cから正極側モジュール端子P1側に、半導体モジュール10の主面における前記一方の辺に沿う方向で延長させて他端部を形成した他端部55cとを備えている。
負極側モジュール端子N2に配設される負極導電板としての銅バー2−2は、前記銅バー2−1と同様に形成された端子接触部51d、上方屈曲部52d、延長部53d、外側屈曲部54d、他端部55dを備えている。ただし、外側屈曲部54dは負極側モジュール端子N2から正極側モジュール端子P2に向かう方向に屈曲され、他端部55dは、外側屈曲部54dから正極側モジュール端子P2側に前記一方の辺に沿う方向で延長され、その他端部55dは銅バー2−1の他端部55cと接触しないように形成されている。
銅バー2−1,2−2は図3の銅バー1−1,1−2と干渉しないような形状とし、且つ銅バー2−1,2−2の他端部55c、55dは、銅バー1−1,1−2の他端部55a,55bに対して所定間隔を隔てて対向配設(積層)されるように構成する。
図5は、交流側モジュール端AC1,AC2に接続する銅バー(交流導電板)の構成を示したものであり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
図5において3−1,3−2は、一端を交流側モジュール端子AC1,AC2の上端面に各々配設し、他端を前記正極側、負極側モジュール端子P1,P2,N1,N2側に延設させた銅バー(交流導電板)である。
交流側モジュール端子AC1に配設される交流導電板としての銅バー3−1は、一端部を交流側モジュール端子AC1の上端面に固着した端子接触部51eと、その固着面から半導体モジュール10の上面に沿って正極側、負極側モジュール端子P1,N1側に延設させた延長部53eと、その延長部53eの、端子接触部51eと反対側の端部を略直角に負極側モジュール端子N1から正極側モジュール端子P1に向かう方向に屈曲させた外側屈曲部54eと、その外側屈曲部54eから正極側モジュール端子P1側に、半導体モジュール10の主面における前記一方の辺に沿う方向で延長させて他端部を形成した他端部55eとを備えている。
交流側モジュール端子AC2に配設される交流導電板としての銅バー3−2は、前記銅バー3−1と同様に形成された端子接触部51f、延長部53f、外側屈曲部54f、他端部55fを備えている。ただし、外側屈曲部54fは負極側モジュール端子N2から正極側モジュール端子P2に向かう方向に屈曲され、他端部55fは、外側屈曲部54fから正極側モジュール端子P2側に前記一方の辺に沿う方向で延長され、その他端部55fは銅バー3−1の他端部55eと接触しないように形成されている。
図6は、図3、図4、図5の銅バー1−1,1−2,2−1,2−1,3−1,3−2を全て配設させた状態の側面模式図を示している。銅バー3−1,3−2は、図3、図4の銅バー1−1,1−2,2−1,2−2と干渉しないような形状としている。
また、銅バー3−1,3−2の他端部55e、55fは、図6に示すように銅バー1−1,1−2の他端部55a,55bと、銅バー2−1,2−2の他端部55c、55dの間に挿入されて所定間隔を隔てて対向配設されるように構成し、他端部55a〜55fは互いに接触せず重なり合うように配置している。
図7は、図6の各銅バー1−1,1−2,2−1,2−2,3−1,3−2の重なり合った他端部55a〜55fの部分を拡大したものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。尚、図7(a)では、銅バー2−2,3−2の概略平面形状のみを図示している。
銅バー1−2と2−2は平面から見ると図7(a)の面積Aの範囲で銅バー3−2と平行に近接する。それぞれの銅バーの高さ方向の間隔は図7(b)のようにdである。各銅バーの重なり合う部分(他端部55a〜55f)は、絶縁材料20を挿入するか、又は銅バー自体の表面を絶縁材料によって被覆することによって、それぞれの銅バー間の絶縁を確保する。
ここで、絶縁材料20は重なり合う面積以上の広さでもよい。このように配置することで、それぞれの銅バー間に並行平板コンデンサが構築される。銅バー(1−1,1−2,2−1,2−2,3−1,3−2)自体の被覆絶縁材料の厚さも含めた平板間の距離d、重なり合う面積A、絶縁材料の誘電率等によって、銅バー間に発生する容量値が決まる。それらパラメータを調整し、設計することで、任意の容量値のコンデンサを銅バー1−1,1−2,2−1,2−2,3−1,3−2によって実現する。ただし実際には、周辺の部材や、銅バーの構成、製作精度のばらつき他によって、実現出来る容量値は異なる。従って、製作および試験による確認や、計算機による解析などによって、容量値を調整すると良い。
また、図1の複数の半導体スイッチング素子S11〜S14,S21〜S24の各両端間(MOSFETの場合はドレイン端子とソース端子間)に、図3〜図7に示した銅バーによるコンデンサを構成する。このように構成することにより、半導体スイッチング素子のターンオフ時にスイッチング損失低減効果が得られる。
以上のように本実施例1によれば、追加のコンデンサを半導体モジュール上に配置するスペースは不要であり、構成したコンデンサの絶縁性を確保し、強度を向上させることができる。
また、希望の容量特性を得られる範囲において、形状を任意に選択することができ、例えば半導体モジュール上に薄く配置することができたり、他の配線部品を避けるような形状をとることができたりすることで、配置スペースを確保できる。
また、高い剛性を実現し、振動に対して故障する可能性を低下させることができ、また高い放熱性を実現して電力変換器の信頼性を高くすることができる。さらに、絶縁材料によるラミネートにより任意の絶縁を確保することができる。
実施例1では、本発明のコンデンサを、半導体モジュール10の主面(上面)に平行となるように構成したが、本実施例2では半導体モジュール10の主面に対して垂直方向に構成した。
図8は、実施例2におけるモジュール上に配置される各導電板とコンデンサの構成を表し、(a)は正極導電板の配置を示す平面図、(b)は負極導電板の配置を示す平面図、(c)は交流導電板の配置を示す平面図、(d)はコンデンサの構成を示す平面図、(e)は(d)の側面図である。
図8(a)において1−3,1−4は、一端を正極側モジュール端子P1,P2の上端面に各々配設し、他端を交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設させた銅バー(正極導電板)である。
この銅バー1−3,1−4は、一端部を正極側モジュール端子P1,P2の上端面に各々固着した端子接触部51g,51hと、その端子接触部51g、51hから半導体モジュール10の上面に沿って交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設させた延長部53g,53hと、延長部53g,53hの延長終端を半導体モジュール10の上面に対して垂直に屈曲させた上方屈曲部52g,52hと、その上方屈曲部52g,52hから上方向に延長させて他端部を形成した他端部55g,55hとを備えている。
図8(b)において2−3,2−4は、一端を負極側モジュール端子N1,N2の上端面に各々配設し、他端を交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設させた銅バー(負極導電板)である。
この銅バー2−3,2−4は、一端部を負極側モジュール端子N1,N2の上端面に各々固着した端子接触部51i,51jと、その端子接触部51i、51jから半導体モジュール10の上面に沿って交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設させた延長部53i,53jと、延長部53i,53jの延長終端を半導体モジュール10の上面に対して垂直に屈曲させた上方屈曲部52i,52jと、その上方屈曲部52i,52jから上方向に延長させて他端部を形成した他端部55i,55jとを備えている。
図8(c)において3−3,3−4は、一端を交流側モジュール端子AC1,AC2の上端面に各々配設し、他端を前記正極側、負極側モジュール端子P1,P2,N1,N2側に延設させた銅バー(交流導電板)である。
交流導電板としての銅バー3−3,3−4は、一端部を交流側モジュール端子AC1,AC2の上端面に各々固着した端子接触部51k,51lと、その端子接触部51k,51lにおける、交流側モジュール端子AC1,AC2が配設されている側の半導体モジュール10の長辺と平行な辺を、略直角に前記モジュール端子P1,P2,N1,N2側に屈曲させた屈曲部54k、54lと、その屈曲部54k、54lから前記モジュール端子P1,P2,N1,N2側に延設させた延長部53k,53lと、その延長部53k,53lの延長終端を半導体モジュール10の上面に対して垂直に屈曲させた上方屈曲部52k,52lと、その上方屈曲部52k,52lから上方向に延長させて他端部を形成した他端部55k,55lとを備えている。
前記銅バー1−3,1−4,2−3,2−4の他端部55g,55h,55i,55jと、銅バー3−3,3−4の他端部55k,55lは、図8(d),(e)のように所定間隔を隔てて対向配設され、それらの対向部位には絶縁材料20が挿入されて、垂直方向のコンデンサが構成される。
図8の構成に限らず、半導体モジュール近辺に配置される変換器の部材を避けるように銅バーの構成を変更しながら、前記モジュール端子P1,P2およびN1,N2とAC1,AC2に接続される銅バーを近接させることによって、コンデンサを構成することができる。
半導体モジュール10の構成は4in1ni限らず、2in1や、1in1,6in1などでも、同様の構成(互いの銅バーを近接させる構成)とすることによってコンデンサを構成することができる。
また、図1の複数の半導体スイッチング素子S11〜S14,S21〜S24の各両端間(MOSFETの場合はドレイン端子とソース端子間)に、図8に示した銅バーによるコンデンサを構成する。このように構成することにより、半導体スイッチング素子のターンオフ時にスイッチング損失低減効果が得られる。
本実施例3では、コンデンサを構成する正極導電板、負極導電板と、受動素子などが接続される正極端子板部、負極端子板部とを、図9〜図11に示すように一体化した。
図9〜図11において図3〜図8と同一部分は同一符号をもって示している。図9は、半導体モジュール10上に配置される正極導電板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
6は正極導電板としての銅バーであり、正極側モジュール端子P1,P2の上端面に固着された端子接触部51m,51oの一端側を水平方向に延長して正極端子板部56(直流バスバー)を一体化している。
正極端子板部56は端子接触部51mと51oを連結する形状とされ、端子接触部51mと51oの各延長端部には各種受動素子を接続するための端子7m,7oが形成されている。
端子接触部51m,51oの他端は、半導体モジュール10の上面まで垂直に屈曲させて下方屈曲部52m,52oを形成している。下方屈曲部52m,52oの屈曲終端には、該終端部を半導体モジュール10の上面に沿って交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設した延長部53m,53oが形成されている。
延長部53m,53oの延長終端には、該終端を略直角に互いに内側方向に屈曲させた内側屈曲部54m,54oが形成されている。内側屈曲部54m,54oには、互いに対向する方向に延長させた他端部55m,55oが形成されている。
図10は、半導体モジュール10上に配置される負極導電板の構成を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。
8は負極導電板としての銅バーであり、負極側モジュール端子N1,N2の上端面に固着された端子接触部51q,51rの一端側を略垂直に下方に屈曲させて下方屈曲部52sを形成している。
この下方屈曲部52sの屈曲終端には、該屈曲終端を水平方向に延長して負極端子板部58(直流バスバー)を一体化している。
負極端子板部58は端子接触部51qと51rを連結する形状とされ、その端部には各種受動素子を接続するための端子9q,9rが形成されている。
端子接触部51q,51rの他端は、上方に垂直に屈曲させて上方屈曲部52q,52rを形成している。上方屈曲部52q,52rの屈曲終端には、該終端部を半導体モジュール10の上面に沿って交流側モジュール端子AC1,AC2側に延設した延長部53q,53rが形成されている。
延長部53q,53rの延長終端には、該終端を略直角に互いに外側方向に屈曲させた外側屈曲部54q,54rが形成されている。外側屈曲部54q,54rには、半導体モジュール10の短辺側に向けて延長させた他端部55q,55rが形成されている。
図11は、銅バー3−1,3−2および銅バー6,8を全て配設させた状態の側面模式図を示している。銅バー3−1,3−2の他端部55e,55fは銅バー6の他端部55m,55oと銅バー8の他端部55q,55rの間に挿入されて所定間隔を隔てて対向配設されるように位置を調整し、他端部55m,55oと55q,55rと55e,55fは互いに接触せず、重なり合うように配置している。
尚、銅バー3−1,3−2,6,8の重なり部分には図7(b)と同様にして、図示省略の絶縁材料が挿入され、コンデンサが構成される。
また、正極端子板部56と負極端子板部58は所定間隔を隔てて対向配設される。このため、正極端子板部56の端子7m,7oと負極端子板部58の端子9q,9r間に発生する寄生インダクタンスを低減することができる。
尚、コンデンサは、実施例2(図8)で述べたように垂直方向に形成してもよい。
以上のように本実施例3によれば、正極導電板(銅バー6)には正極端子板部(56)を延設し、負極導電板(銅バー8)には負極端子板部(58)を延設したので、すなわちコンデンサを構成する正極導電板、負極導電板と、受動素子などが接続される正極端子板部、負極端子板部を一体化したので、製作手順、組立手順が削減され、コストが低減できる。
また、正極側モジュール端子(P1,P2)、負極側モジュール端子(N1,N2)に固定される導電板の数が低減し、より省スペース、剛性の向上による故障率の低下・振動への強度向上などの効果が期待できる。
さらに、正極端子板部(56)と負極端子板部(58)は対向配設されているため、両端子板部間に発生する寄生インダクタンスを低減させることができるとともに、前記正極導電板と負極導電板によるコンデンサ構造を実現することができる。
また、図1の複数の半導体スイッチング素子S11〜S14,S21〜S24の各両端間(MOSFETの場合はドレイン端子とソース端子間)に、図9〜図11に示した銅バーによるコンデンサを構成する。このように構成することにより、半導体スイッチング素子のターンオフ時にスイッチング損失低減効果が得られる。
1−1〜1−4,2−1〜2−4,3−1,3−2,6,8…銅バー
7m,7o,9q,9r…端子
10…半導体モジュール
20…絶縁材料
51a〜51m,51o,51q,51r…端子接触部
52a,52b,52m,52o,52s…下方屈曲部
52c,52d,52g,52h,52i,52j,52k,52l,52q,52r…上方屈曲部
53a〜53m,53o,53q,53r…延長部
54a,54b,54m,54o…外側屈曲部
54k,54l…屈曲部
55a〜55m,55o,55q,55r…他端部
56…正極端子板部
58…負極端子板部
101…一次側単相インバータ
102…二次側単相インバータ
11〜S14(11〜14)、S21〜S24…半導体スイッチング素子
Tr…トランス
1,L2…リアクトル
DC1…一次側電源
DC2…二次側電源

Claims (5)

  1. 直流電源と、前記直流電源の正、負極端間にブリッジ接続した複数の半導体スイッチング素子をモジュール化した半導体モジュールと、前記半導体モジュールの上アームと下アームの半導体スイッチング素子の共通接続点に接続された変圧器とを備えた高周波絶縁電力変換器において、
    前記半導体モジュールの主面における対向する一対の辺のうち、一方の辺側に各々所定間隔を隔てて配設され、前記直流電源の正極端に接続される正極側モジュール端子および前記直流電源の負極端に接続される負極側モジュール端子と、
    前記対向する一対の辺のうち他方の辺側に配設され、前記上アームと下アームの半導体スイッチング素子の共通接続点に接続される交流側モジュール端子と、
    一端が前記正極側モジュール端子に接続され、他端が前記交流側モジュール端子側に延設された正極導電板と、
    一端が前記負極側モジュール端子に接続され、他端が前記交流側モジュール端子側に延設され、且つ前記正極導電板の他端部とは所定間隔を隔てて対向配設された負極導電板と、
    一端が前記交流側モジュール端子に接続され、他端が前記正極側モジュール端子および負極側モジュール端子側に延設され、且つ前記正極導電板の他端部および負極導電板の他端部の間に所定間隔を隔てて対向配設された交流導電板と、
    前記正極導電板と交流導電板の間、および負極導電板と交流導電板の間に挿入された絶縁材料と、を備え、
    前記正極導電板、交流導電板、負極導電板および絶縁材料の対向配設部位によってコンデンサを構成したことを特徴とする高周波絶縁電力変換器。
  2. 前記コンデンサは、前記半導体モジュールの主面に対して平行に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波絶縁電力変換器。
  3. 前記コンデンサは、前記正極導電板、交流導電板、負極導電板の各他端側を垂直に屈曲させて半導体モジュールの主面に対して垂直に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の高周波絶縁電力変換器。
  4. 前記正極導電板は、一端から交流側モジュール端子とは反対側に延設した正極端子板部を備え、
    前記負極導電板は、一端から交流側モジュール端子とは反対側に延設し、且つ前記正極端子板部とは所定間隔を隔てて対向配設された負極端子板部を備えたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の高周波絶縁電力変換器。
  5. 前記複数の半導体スイッチング素子の各々に対して前記コンデンサを構成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の高周波絶縁電力変換器。
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