JP2021027585A - ワイヤレス通信システムにおけるサイドリンク無線ベアラを解放するための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本願は、2019年8月2日付で出願された米国仮特許出願第62/882,199号及び2019年11月6日付けで出願された米国仮特許出願第62/931,485号による優先権を主張するものであり、これらの開示内容全体は参照により本願に援用される。
本開示は一般に無線通信ネットワークに関し、より詳細にはワイヤレス通信システムにおけるサイドリンク無線ベアラを解放するための方法及び装置に関する。
移動通信装置との間で大量のデータを通信する需要が急速に高まる中、従来の移動音声通信ネットワークは、インターネット・プロトコル(IP)データ・パケットで通信するネットワークへと進化しつつある。このようなIPデータ・パケット通信は、移動通信装置のユーザーに、ボイス・オーバーIP、マルチメディア、マルチキャスト及びオンデマンド通信サービスを提供することができる。
7 QoS管理
QoS管理は、リソース割り当て、輻輳制御、デバイス内共存、電力制御、及びSLRB構成で使用する状況におけるV2Xに関連する。QoS管理に関連する物理レイヤ・パラメータは、配信されるトラフィックの優先度、待ち時間、信頼性、及び最低限必要な通信レンジ(上位レイヤによって定義される)である。データ・レート条件もASでサポートされる。少なくともリソース割り当てモード2においてSL輻輳メトリックと輻輳制御のメカニズムとが必要である。SL輻輳メトリックをgNBに報告することは有益である。
SLユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャストでは、V2XパケットのQoSパラメータが上位レイヤからASに提供される。SLユニキャストの場合、SLRBは、図7−1及び図7−2に示すシグナリング・フロー及び手順に基づいて(事前に)設定される。[6]で説明されるフロー毎のQoSモデルが上位レイヤで仮定されている。
[“SLユニキャスト(UE固有)のSLRB設定”と題する3GPPTS38.885 V16.0.0の図7−1は、図5に再現されている。]
図7−1のステップ0では、PC5QoSプロファイル、即ち、特定のPC5QoSパラメータのセット、及び各PC5QoSフローに対するPC5QoSルールが、[6]と同様にサービス認可及び準備手順によって、事前にUEで準備される;同様に、各QoSフローに対するPC5QoSプロファイルも、事前にgNB/ng−eNBで準備される。次に、パケットが到着すると、UEは、ステップ0で設定されたPC5QoSルールに基づいて、先ず、関連するPC5QoSフロー(即ち、PC5QFI)の識別子を導出し、次いでステップ3において、導出されたPC5QFIをgNB/ng−eNBに報告することができる。gNB/ng−eNBは、ステップ0における5GCによる準備に基づいて、これらの報告されたPC5QFI(複数可)のQoSプロファイルを導出することが可能であり、ステップ4において、RRC専用シグナリングにより報告されるPC5QFI(複数可)UEに関連するSLRB(複数可)の設定を通知することが可能である。これらのSLRB設定は、SLRBマッピングに対するPC5QoSフロー、SDAP/PDCP/RLC/LCH設定などを含む可能性がある。ステップ5では、ASのUEは、gNB/ng−eNB設定に従って、ピアUEとのパケットのPC5QFIに関連するSLRBを設定し、利用可能なパケットを、確立されたSLRBにマッピングする。次いで、SLユニキャスト送信を行うことが可能である。
注:PC5QFIがどのように規定されるかはSA2 WG2次第である。
5.10.2 サイドリンクUE情報
5.10.2.1 全般
[“サイドリンクUE情報”と題する3GPP TS36.331V15.3.0の図5.10.2−1は、図6に再現されている。]
この手順の目的は、UEがサイドリンク通信又はディスカバリを受け取ること、V2Xサイドリンク通信を受け取ること、ならびにサイドリンク通信もしくはディスカバリ・アナウンスメント又はV2Xサイドリンク通信もしくはサイドリンク・ディスカバリ・ギャップのための伝送リソースの割り当て又は解放を要求することに関心があるか、又はもはや関心がないことをE−UTRANに通知し、インター周波数/PLMNセルのシステム情報からサイドリンク・ディスカバリに関連するパラメータを報告し、V2Xサイドリンク通信のためにUEにより使用される同期リファレンスを報告することである。
5.10.2.2 開始
RRC_CONNECTEDにおいて、サイドリンク通信、V2Xサイドリンク通信、サイドリンク・ディスカバリを行うことが可能なUEは、接続確立が成功した場合、関心が変化した場合、sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType18、SystemInformationBlockType19、又はSystemInformationBlockType21をブロードキャストするPCellに対する変化の場合を含む幾つかの場合に、サイドリンク通信、V2Xサイドリンク通信、又はサイドリンク・ディスカバリを受信すること(に関心があること)を示す手順を開始する可能性がある。サイドリンク通信又はV2Xサイドリンク通信又はサイドリンク・ディスカバリを行うことが可能なUEは、関連するサイドリンク通信の伝達又はディスカバリ・アナウンスメント又はV2Xサイドリンク通信の伝達のための専用リソースの割り当てを要求する手続きを開始することができ、あるいはサイドリンク・ディスカバリ送信又はサイドリンク・ディスカバリ受信のためのサイドリンク・ディスカバリ・ギャップを要求する手続きを開始することができ、インター周波数/PLMNサイドリンク・ディスカバリ・パラメータ報告を行うことが可能なUEは、インター周波数/PLMNセルのシステム情報からサイドリンク・ディスカバリに関連するパラメータを報告する手続きを開始することができる。
注1:サイドリンク通信/V2Xサイドリンク通信/サイドリンク・ディスカバリ・アナウンスメントを送信するように設定されているRRC_IDLEのUEは、5.3.3.1aに従って接続確立を開始し、sl−V2X−ConfigCommon or SystemInformationBlockType26を含むSystemInformationBlockType18/SystemInformationBlockType19/SystemInformationBlockType21は(ノーマル状態では)伝送のためのリソースを含まない。
手順を開始する場合に、UEは以下のことを行うものとする:
[...]
1>sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType21がPCellからブロードキャストされる場合:
2>ブロードキャストの場合、PCellに関し、SystemInformationBlockType21及びSystemInformationBlockType26の有効なバージョンを有することを確実にする;
2>プライマリ周波数又はv2x−InterFreqInfoListに含まれる1つ以上の周波数でV2Xサイドリンク通信を受信するように上位レイヤによって設定されている場合において、PCellのSystemInformationBlockType21又はSystemInformationBlockType26に含まれる場合、
3>UEが、最後にRRC_CONNECTED状態に入って以来、SidelinkUEInformationメッセージを送信しなかった場合;又は
3>UEがSidelinkUEInformationメッセージを最後に送信して以来、PCellに接続されたUEが、sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType21をブロードキャストしていない場合;又は
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommRxInterestedFreqListを含まない場合;又はV2Xサイドリンク通信を受信するために上位レイヤによって設定された周波数(複数可)がSidelinkUEInformationメッセージの最後の送信以降に変更された場合:
4>5.10.2.3に従って関心のあるV2Xサイドリンク通信受信周波数(複数可)を示すためにSidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
2>そうでない場合:
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommRxInterestedFreqListを含んでいた場合:
4>5.10.2.3に従ってV2Xサイドリンク通信受信にもはや関心がなくなったことを示すためん、SidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
2>プライマリ周波数又はv2x−InterFreqInfoListに含まれる1つ以上の周波数でV2Xサイドリンク通信を送信するように上位レイヤによって設定されている場合において、PCellのSystemInformationBlockType21又はSystemInformationBlockType26に含まれている場合:
3>UEが、最後にRRC_CONNECTED状態に入って以来、SidelinkUEInformationメッセージを送信しなかった場合;又は
3>UEがSidelinkUEInformationメッセージを最後に送信して以来、PCellに接続されているUEが、sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType21をブロードキャストしていない場合;又は
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommTxResourceReqを含まなかった場合;又はv2x−CommTxResourceReqによって運ばれた情報がSidelinkUEInformationメッセージの最後の送信以降に変更された場合:
4>5.10.2.3に従ってUEに必要とされるV2Xサイドリンク通信リソースを示すために、SidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
2>そうでない場合:
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommTxResourceReqを含んでいなかった場合:
4>5.10.2.3に従ってV2Xサイドリンク通信の伝送リソースをもはや必要としないことを示すSidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
− SidelinkUEInformation
SidelinkUEInformationメッセージは、eNBへのサイドリンク情報の指示に使用される。
シグナリング無線ベアラ:SRB1
RLC−SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:UEからE−UTRANへ
SidelinkUEInformationメッセージ
5.2.1.4 PC5リファレンス・ポイントに関するユニキャスト・モード通信
ユニキャスト・モードの通信は、NRベースのPC5リファレンス・ポイントに関してのみサポートされる。図5.2.1.4−1は、PC5ユニキャスト・リンクの例を示す。
[“PC5ユニキャスト・リンクの例”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図5.2.1.4−1は、図7に再現されている。]
V2X通信がPC5ユニキャスト・リンクで伝送される場合、以下の原則が適用される:
− 2つのUE間のPC5ユニキャスト・リンクは、これらのUEにおけるピアV2Xサービスの1つ以上のペアの間でV2X通信を可能にする。同じPC5ユニキャスト・リンクを使用するUEにおける全てのV2Xサービスは、同じアプリケーション・レイヤIDを使用する。
注1:アプリケーション・レイヤIDは、プライバシに起因して、第5.6.1.1の条項及び第6.3.3.2の条項に記載されているように、経時的に変更する可能性がある。これは、PC5ユニキャスト・リンクの再確立を引き起こさない。
− 1つのPC5ユニキャスト・リンクは、これらのV2XサービスがこのPC5ユニキャスト・リンクのピア・アプリケーション・レイヤIDのペアに少なくとも関連付けられる場合、1つ以上のV2Xサービス(例えば、PSID又はITS−AID)をサポートする。例えば、図5.2.1.4−1に示すように、UE AとUE Bは、2つのPC5ユニキャスト・リンクを有し、1つはピア・アプリケーション・レイヤID1/UE Aとアプリケーション・レイヤID2/UE Bとの間にあり、もう1つはピア・アプリケーション・レイヤID3/UE Aとアプリケーション・レイヤID4/UE Bとの間にある。
注2:ソースUEは、異なるPC5ユニキャスト・リンク上の異なるターゲット・アプリケーション・レイヤIDが同じターゲットUEに属するかどうかを知る必要はない。
− PC5ユニキャスト・リンクは、単一のネットワーク・レイヤ・プロトコル、例えばIP又は非IPを使用するV2X通信をサポートする。
− PC5ユニキャスト・リンクは、第5.4.1の条項で規定されるようなフロー毎のQoSモデルをサポートする。
UEのアプリケーション・レイヤが、PC5リファレンス・ポイント上でユニキャスト通信モードを必要とするV2Xサービスのデータ転送を開始する場合:
− このPC5ユニキャスト・リンクのピア・アプリケーション・レイヤIDとネットワーク・レイヤ・プロトコルとのペアが、このV2Xサービスに対してUEのアプリケーション・レイヤにより要求されるものと同一である場合、UEは既存のPC5ユニキャスト・リンクを再利用し、第6.3.3.4の条項に規定されるようにこのV2Xサービスを追加するために、既存のPC5ユニキャスト・リンクを修正するものとし;そうでない場合
− UEは、第6.3.3.1の条項に規定されるように、新しいPC5ユニキャスト・リンクの確立をトリガーするものとする。
PC5ユニキャスト・リンクの確立が成功した後、UE AとUE Bは、第5.6.1.4の条項に規定されるように、後続のPC5−Sシグナリング・メッセージ交換とV2Xサービス・データ送信に、レイヤ2IDの同じペアを使用する。送信するUEのV2Xレイヤは、送信がPC5−Sシグナリング・メッセージ(即ち、直接通信要求/許可、リンク識別子更新要求/応答、切断要求/応答、リンク修正要求/許可)のためのものか、又はV2Xサービス・データのためのものかをASレイヤに示す。PC5ユニキャスト・リンク毎に、UEはPC5ユニキャスト・リンクの存続期間中に、UEにおけるPC5ユニキャスト・リンクを一意に識別する個別的なPC5リンク識別子を自ら割り当てる。各PC5ユニキャスト・リンクは、以下を含むユニキャスト・リンク・プロファイルに関連付けられる:
− UE Aのサービス・タイプ(例えば、PSID、ITS−AID)、アプリケーション・レイヤID、及びレイヤ−2ID;及び
− UE Bのアプリケーション・レイヤID及びレイヤ2ID;及び
− PC5ユニキャスト・リンクで使用されるネットワーク・レイヤ・プロトコル;及び
− 各V2Xサービスに対するPC5QoSフロー識別子(PFI)のセット。各PFIは、QoSパラメータ(即ち、PQI及びオプションの範囲)に関連付けられている。プライバシに起因して、アプリケーション・レイヤID及びレイヤ2IDは、第5.6.1.1の条項及び第6.3.3.2の条項に記載されているように、PC5ユニキャスト・リンクの存続期間中に変化することが可能であり、その場合、それに応じてユニキャスト・リンク・プロファイルの中で更新されるものとする。UEは、V2Xアプリケーション・レイヤへのPC5ユニキャスト・リンクを示すために、PC5リンク識別子を使用し、従って、V2Xアプリケーション・レイヤは、1つのサービス・タイプに関連する複数のユニキャスト・リンクが存在したとしても、対応するPC5ユニキャスト・リンクを識別する(例えば、UEは、同じサービス・タイプに対して複数のUEを有する複数のユニキャスト・リンクを確立する)。従って、ユニキャスト・リンク・プロファイルは、第6.3.3.4の条項に規定されているように、確立されたPC5ユニキャスト・リンクのためのレイヤ2リンク修正の後に、適宜更新されるものとする
。
[...]
5.4.1 PC5リファレンス・ポイントにおけるV2X通信のQoSの取り扱い
5.4.1.1 QoSモデル
5.4.1.1.1 総括
LTEベースのPC5の場合、QoSの取り扱いは、ProSe Per−Packet priority(PPPP)とProSe Per−Packet Reliability(PPPR)とに基づいて、TS23.285[8]で定義されている。NRベースのPC5では、Uuリファレンス・ポイントに関するTS23.501[6]で定義されたものに類似するQoSモデルが使用され、即ち、追加的なレンジのパラメータとともに5QIに基づいている。NRベースのPC5リファレンス・ポイント上のV2X通信では、PC5QoSフローは、第5.4.2の条項で定義されるようなPC5 QoSパラメータを含むPC5QoSルールに関連付けられる。一連の標準化されたPC5 5QI(PQI)は、第5.4.4の条項に定義されている。UEは、第5.1.2.1の条項で定義されているように、V2Xサービスに使用するデフォルトのPC5 QoSパラメータのセットにより設定されることが可能である。NRベースのユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャストPC5通信に対しては、PC5QoS管理のためのフロー毎のQoSモデルが適用されるものとする。図5.4.1.1.1−1は、NR PC5のフロー毎のQoSモデルのマッピング例を示す。PC5QoSルール及びPFI関連動作の詳細については、第5.4.1.1.2及び5.4.1.1.3の条項で説明されている。
[“NR PC5に対するフロー毎のPC5QoSモデル”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図5.4.1.1.1−1は、図8として再現されている。
V2X通信がPC5リファレンス・ポイント上で搬送される場合、以下の原則が適用される:
− アプリケーション・レイヤは、TS23.285[8]で定義されているPPPP及びPPPRモデル又はPQI及びレンジ・モデルの何れかを使用して、V2X通信のV2Xアプリケーション要件を設定することができる。送信のために選択されたPC5リファレンス・ポイントのタイプ、即ちLTEに基づくものか、あるいはNRに基づくものかに応じて、UEは、V2Xアプリケーション条件を提供したアプリケーション・レイヤを、下位レイヤに渡される適切なQoSパラメータにマッピングすることができる。2つのQoSモデル間のマッピングは、第5.4.2の条項で定義されている。NRベースのPC5におけるV2X通信では、異なるV2Xパケットが異なるQoS処理を必要とする場合がある。その場合、V2Xパケットは、異なるPFIによって識別されるPC5QoSフローにおいてV2Xレイヤからアクセス・レイヤへ送信されるものとする。
− NRベースのPC5におけるV2X通信のグループキャスト・モードが使用される場合、レンジ・パラメータはV2X通信のQoSパラメータに関連付けられる。このレンジは、V2Xアプリケーション・レイヤによって提供されるか、又は第5.1.2.1の条項で定義される設定に基づいてサービス・タイプからマッピングされるデフォルト値を使用することができます。レンジは、QoSパラメータが充足することを必要とする最小距離を示す。レンジ・パラメータは、動的な制御のためのQoSパラメータと共にASレイヤに渡される。
− NRベースのPC5は、ブロードキャスト、グループキャスト、及びユニキャストである3種類の通信モードをサポートする。これらの異なるモードのQoS処理は、第5.4.1.2ないし第5.4.1.4の条項に記載されている。
− UEは、ブロードキャスト、グループキャスト、及びユニキャスト・トラフィックを、それらの全ての優先順位、例えばPQIによって示される優先順位を考慮に入れて処理することができる。
− NRベースのPC5におけるV2X通信のブロードキャスト及びグループキャスト・モードでは、これらの場合についてはPC5リファレンス・ポイントにおけるシグナリングが存在しないので、標準化されたPQI値がUEによって適用される。
− ネットワーク・スケジュール動作モードが使用される場合、NRベースのPC5用UE−PC5−AMBRは、全てのタイプの通信モードに適用され、リソース管理におけるUEのNRベースのPC5伝送をキャップするためにNG−RANにより使用される。
5.4.1.1.2 PC5QoSパラメータの導出及びPC5QoSフローに対するPFIの割り当て
以下の説明は、ネットワーク・スケジュール動作モード及びUE自律リソース選択モードの両方に適用される。
V2Xアプリケーション・レイヤからサービス・データ又はリクエストが受信されると、UEは、サービス・データ又はリクエストに一致する何らかの既存のPC5QoSフローが存在するかどうかを、例えば既存のPC5QoSフローのPC5QoSルールに基づいて判断する。サービス・データ又はリクエストに一致するPC5QoSフローが存在しない場合、UEは第5.1.2.1の条項で定義されるPC5QoSマッピングの設定に従って、V2Xアプリケーション・レイヤ(利用可能な場合)により提供されるV2Xアプリケーション要件及びV2Xサービス・タイプ(PSID又はITS−AIDなど)に基づいてPC5QoSパラメータを導出する。UEは、導出されたPC5QoSパラメータの新しいPC5QoSフローを作成する。次いで、UEはPFIを割り当て、このPC5QoSフローのPC5QoSルールを導出する。NR PC5リファレンス・ポイントにおけるV2X通信では、PC5QoSフローは、宛先レイヤ2IDによって識別される同じ宛先におけるQoS差分の最も細かい粒度である。同じPFIを有するユーザー・プレーン・トラフィックは、同じトラフィック転送処理(例えば、スケジューリング、管理閾値など)を受信する。PFIは、同一の宛先の中で一意である。
編集後記:異なる通信モード(例えば、ブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャスト)を使用して、V2Xサービスに対して同じ宛先L2IDを有する同じPC5のQoSパラメータを、別々のPC5QoSフローとして処理するかどうかは、更なる研究課題(FFS)である。
5.4.1.1.3 PC5QoSルールに基づくPC5QoSフローの取扱い
各通信モード(例えば、ブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャスト)に対して、UEは、宛先レイヤ2IDによって識別される宛先毎のPC5QoSコンテキスト及びPC5QoSルールに対するPFIのマッピングを維持する。PC5QoSコンテキストは、PC5QoSパラメータ(例えば、PQI及びレンジ)及びV2Xサービス・タイプ(例えば、PSID又はITS−AID)を含む。UEがV2Xサービスに新しいPFIを割り当てると、UEはそれを宛先に対する対応するPC5QoSコンテキスト及びPC5QoSルールとともに格納する。UEがPFIを解放すると、UEは、宛先に対する対応するPC5QoSコンテキストとPC5QoSルールとを取り除く。ユニキャストについては、第5.2.1.4の条項に定義されるユニキャスト・リンク・プロファイルは、ユニキャスト動作のためにPFIからマッピングされる追加情報を含む。
PC5QoSルールは、第5.4.1.1.4の条項で定義されるような関連するPC5QoSフローのPFI、優先順位値(a precedence value)、及びPC5パケット・フィルタ・セットを含む。優先順位値は、PC5QoSルールが評価される順序を決定する。より低い優先順位値を有するPC5QoSルールは、より高い優先順位値を有するものより前に評価される。V2Xレイヤは、以下のように、フロー毎のQoSモデル動作のために、(例えば、宛先レイヤ2IDによって識別される)宛先毎のPC5QoS動作に関する情報を、ASレイヤに提供する:
1)新しいPC5QoSフローを追加するため、あるいは何らかの既存のPC5QoSフローを修正するために、V2Xレイヤは、PFI、対応するPC5QoSパラメータ、及びPC5QoSフローの送信元/送信先レイヤ2IDを、ASレイヤに提供する。
2)何らかの既存のPC5QoSフローを取り除くために、V2Xレイヤは、PC5QoSフローに対するPFI及び送信元/送信先レイヤ2IDをASレイヤへ提供する。
注:1)及び2)はブロードキャスト及びグループキャストに適用する。
更に、V2Xレイヤはまた、通信モード(例えば、ブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャスト)、無線周波数、Txプロファイルを、PC5動作のASレイヤに提供する。無線周波数及びTxプロファイルは、V2Xサービス・タイプに基づいて決定される。V2Xレイヤは、(例えば、PSID又はITS−AIDによって識別される)異なる無線周波数に関連するV2Xサービスが、個々のPC5QoSフローに分類されることを保証する。
図5.4.1.1.3−1は、PC5QoSルールを用いるユーザー・プレーン・トラフィックの分類及びマーキング、並びにアクセス・ストラタム・レイヤにおけるPC5QoSフローの無線リソースに対するマッピングの例を示す。
[“PC5QoSルールに基づくPC5QoSフローの取り扱い”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図5.4.1.1.3−1は、図9に再現されている。]
図5.4.1.1.3−1に示すように、送信元と送信先のレイヤ2IDの所与のペアに関し、各々が異なるPC5QoSレベルに対応する複数の無線ベアラが存在する可能性がある。ASレイヤは、提供された情報に基づいて、複数のPC5QoSフローを同じ無線ベアラへマッピングすることを決定することができる。ブロードキャスト及びグループキャストでは、L2リンクは宛先レイヤ2IDで識別される近隣の全てのUEへ向かう。
[...]
6.1.1 V2XサービスをサポートするNR PC5リファレンス・ポイントのユーザー・プレーン
[“PC5インターフェースに関するユーザー・プレーン”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図6.1.1−1は、図10に再現されている。]
IP及び非IP PDCP SDUタイプは、PC5におけるV2X通信に関してサポートされている。IP PDCP SDUタイプでは、IPv6のみがサポートされる。IPアドレスの割り当て及び設定は、第5.6.1.1の条項で定義されている。非IP PDCP SDUは非IPタイプ・ヘッダを含み、これは、アプリケーション・レイヤによって使用されるV2Xメッセージ・ファミリ、例えばIEEE1609ファミリのWSMP[18]、ISOで定義済みFNTP[19]を示す。
注:非−IPタイプ・ヘッダ及び許容値は、ステージ3仕様で定義されるであろう。
[...]
6.3.3 PC5リファレンス・ポイントにおけるユニキャスト・モードV2X通信
6.3.3.1 PC5リファレンス・ポイントにおけるレイヤ2リンク確立
PC5リファレンス・ポイント上でV2X通信のユニキャスト・モードを実行するには、第5.1.2.1の条項で説明されているように、UEは関連情報とともに設定される。
図6.3.3.1−1は、PC5リファレンス・ポイント上でV2X通信のユニキャスト・モードのレイヤ2リンク確立手順を示す。
[“レイヤ2リンク確立手順”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図6.3.3.1−1は、図11に再現されている。]
1.UEは、第5.6.1.4の条項に規定されるように、PC5ユニキャスト・リンク確立のためのシグナリング受信のための宛先レイヤ2IDを決定する。宛先レイヤ2IDは、第5.1.2.1の条項で指定されるようにUEにより設定される。
2.UE−1のV2Xアプリケーション・レイヤは、PC5ユニキャスト通信のアプリケーション情報を提供する。アプリケーション情報は、V2Xアプリケーションのサービス・タイプ(PSID又はITS−AIDなど)と、開始するUEのアプリケーション・レイヤIDとを含む。ターゲットUEのアプリケーション・レイヤIDは、アプリケーション情報に含まれてもよい。
UE−1のV2Xアプリケーション・レイヤは、このユニキャスト通信のためのV2Xアプリケーション要件を提供することができる。UE−1は、第5.4.1.4の条項に規定されるように、PC5QoSパラメータ及びPFIを決定する。
UE−1が、第5.2.1.4の条項で規定されるように、既存のPC5ユニキャスト・リンクを再利用することを決定した場合、UEは、第6.3.3.4の条項で規定されるように、レイヤ2リンク修正手順をトリガーする。
3.UE−1は、ユニキャスト・レイヤ2リンク確立手順を開始するために、ダイレクト通信リクエスト・メッセージを送信する。ダイレクト通信リクエスト・メッセージは以下を含む:
− 送信元ユーザー情報:開始するUEのアプリケーション・レイヤID(即ち、UE−1のアプリケーション・レイヤID)。
− V2Xアプリケーション・レイヤがステップ2においてターゲットUEのアプリケーション・レイヤIDを提供した場合、以下の情報が含まれる:
− ターゲット・ユーザー情報:ターゲットUEのアプリケーション・レイヤID (即ち、UE−2のアプリケーション・レイヤID)。
− V2Xサービス情報:レイヤ2リンク確立を要求するV2Xサービスに関する情報(例えば、PSID又はITS−AID)。
− IP通信が使用されるかどうかの指示。
− IPアドレス設定:IP通信の場合、IPアドレス設定は、このリンクのために要求され、以下の値のうちの1つを指定する。
− IPv6アドレス割り当てメカニズムが開始UEによってサポートされる場合、即ちIPv6ルータとして動作する場合には“IPv6ルータ”;又は
− IPv6アドレス割り当てメカニズムが開始UEによってサポートされない場合には“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”。
− リンク・ローカルIPv6アドレス:UE−1がIPv6IPアドレス割り当てメカニズムをサポートしない場合、RFC4862[21]に基づいて、リンク・ローカルIPv6アドレスがローカルに形成され、即ち、IPアドレス設定は“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”ことを示す。
− QoS情報:PC5QoS(複数可)に関する情報。各PC5QoSフローに対する、PFI、及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)。
ダイレクト通信リクエスト・メッセージを送信するために使用される送信元レイヤ2ID及び送信先レイヤ2IDは、第5.6.1.1及び5.6.1.4の条項で規定されるように決定される。
UE−1は、送信元レイヤ2ID及び送信先レイヤ2IDを使用して、PC5ブロードキャストによりダイレクト通信リクエスト・メッセージを送信する。
4.ダイレクト通信アクセプト・メッセージは以下のようにしてUE−1へ送信される:
4a.(UE指向のレイヤ2リンク確立)ターゲット・ユーザー情報がダイレクト通信リクエスト・メッセージに含まれる場合、ターゲットUE、即ちUE−2は、ダイレクト通信アクセプト・メッセージで応答する。
4b.(V2Xサービス指向のレイヤ2リンク確立)ターゲット・ユーザー情報がダイレクト通信リクエスト・メッセージに含まれていない場合、通知されたV2Xサービス(複数可)を利用することに関心のあるUEは、ダイレクト通信アクセプト・メッセージ(図6.3.3.1−1のUE−2及びUE−4)を送信することにより、リクエストに応答するUE−1とのレイヤ2リンクを確立することを決定する。
ダイレクト通信アクセプト・メッセージは以下を含む:
− 送信元ユーザー情報:ダイレクト通信アクセプト・メッセージを送信するUEのアプリケーション・レイヤID。
− QoS情報:PC5QoSフローに関する情報。各PC5QoSフローに対する、UE−1により要求されるPFI及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
− IPアドレス設定:IP通信の場合、IPアドレス設定は、このリンクのために要求され、以下の値のうちの1つを指定する。
− IPv6アドレス割り当てメカニズムがターゲットUEによってサポートされる場合、即ちIPv6ルータとして動作する場合には“IPv6ルータ”;又は
− IPv6アドレス割り当てメカニズムがターゲットUEによってサポートされない場合には“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”。
− リンク・ローカルIPv6アドレス:ターゲットUEがIPv6IPアドレス割り当てメカニズムをサポートしない場合、RFC4862[21]に基づいて、リンク・ローカルIPv6アドレスがローカルに形成され、即ち、IPアドレス設定は“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”ことを示し、UE−1はリンク・ローカルIPv6アドレスをダイレクト通信リクエスト・メッセージに含める。ターゲットUEは競合しないリンク・ローカルIPv6アドレスを含むものとする。
両方のUE(即ち、開始UEとターゲットUE)がリンク・ローカルIPv6アドレスを使用することを選択した場合、それらはRFC4862[21]で定義された重複アドレス検出をディセーブルにするものとする。
注1:開始するUE又はターゲットUEがIPv6ルータのサポートを示す場合、レイヤ2リンクの確立後に、対応するアドレス設定手順が実行され、リンク・ローカルIPv6アドレスは無視される。
ダイレクト通信アクセプト・メッセージを送信するために使用される送信元レイヤ2IDは、第5.6.1.1及び5.6.1.4の条項で規定されるように決定される。送信先レイヤ2IDは、受信したダイレクト通信リクエスト・メッセージの送信元レイヤ2IDに設定される。
ピアUEからダイレクト通信アクセプト・メッセージを受信すると、UE−1は、このユニキャスト・リンクのシグナリング及びデータ・トラフィックに関し、将来の通信のためにピアUEのレイヤ2IDを取得する。
PC5ユニキャスト・リンクを確立したUEのV2Xレイヤは、ユニキャスト・リンクに割り当てられたPC5リンク識別子とPC5ユニキャスト・リンク関連情報とを、下方のASレイヤに渡す。PC5ユニキャスト・リンク関連情報は、レイヤ2ID情報(即ち、送信元レイヤ2ID及び送信先レイヤ2ID)を含む。これは、ASレイヤが、PC5ユニキャスト・リンク関連情報と共にPC5リンク識別子を維持することを可能にする。
編集後記:相互認証及びセキュリティ関連性確立の手順は、SA WG3からのフィードバックに基づいて決定されるであろう。
5.V2Xサービス・データは、確立されたユニキャスト・リンクにより以下のように伝送される。
PC5リンク識別子及びPFIは、V2Xサービス・データと共にASレイヤに提供される。
UE−1は、送信元レイヤ2ID(即ち、このユニキャスト・リンクに関するUE−1のレイヤ2ID)と、送信先レイヤ2ID(即ち、このユニキャスト・リンクに関するピアUEのレイヤ2ID)とを利用してV2Xサービス・データを送信します。
注2:PC5ユニキャスト・リンクは双方向であり、従って、UE−1のピアUEはUE−1とのユニキャスト・リンクにより、V2Xサービス・データをUE−1に送信することが可能である。
編集後記:ダイレクト通信リクエスト/アクセプト・メッセージに含まれるパラメータは、ダイレクト通信リクエスト/アクセプト・メッセージがASレイヤによってどのように送信されるか(例えば、PC5−RRCシグナリングを使用することによる等)に関するRAN WGの決定に応じてアップデートされる可能性がある。
編集後記:ダイレクト通信リクエスト/アクセプト・メッセージに含まれる追加パラメータ(例えば、セキュリティ関連など)はFFSである。
編集後記:ユニキャスト通信がリンク・レイヤにおけるセキュリティ保護を必要とするかどうかは、SA WG3からのフィードバックに基づいて決定されるであろう。
6.3.3.3 PC5リファレンス・ポイントにおけるレイヤ2リンク解放
図6.3.3.3−1はPC5リファレンス・ポイントにおけるレイヤ2リンク解放手順を示す。
[“レイヤ2リンク解放手順”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図6.3.3.3−1は、図12に再現されている。]
0.UE−1とUE−2は、第6.3.3.1の条項に記述されるように確立されるユニキャスト・リンクを有する。
1.UE−1は、レイヤ2リンクを解放するためにUE−2に切断リクエスト・メッセージを送信し、レイヤ2リンクに関連する全てのコンテキスト・データを削除する。
2.切断リクエスト・メッセージを受信すると、UE−2は切断レスポンス・メッセージで応答することが可能であり、レイヤ2リンクに関連する全てのコンテキスト・データを削除する。
各UEのV2Xレイヤは、ユニキャスト・リンクが解放されたことをASレイヤに通知する。これは、ASレイヤが、解放されたユニキャスト・リンクに関連するコンテキストを削除することを可能にする。
6.3.3.4 ユニキャスト・リンクのレイヤ2リンク修正
図6.3.3.4−1は、ユニキャスト・リンクのレイヤ2リンク修正手順を示す。この手順は以下のために使用される:
− 既存のPC5ユニキャスト・リンクに新しいV2Xサービスを追加すること。
− 既存のPC5ユニキャスト・リンクからV2Xサービスを取り除くこと。
− 既存のPC5ユニキャスト・リンクにおける何らかのPC5QoSフローを修正すること。
[“レイヤ2リンク修正手順”と題する3GPP TR23.786 V1.0.0の図6.3.3.4−1は、図13に再現されている。]
0.UE−1とUE−2は、第6.3.3.1の条項で説明されるように確立されるユニキャスト・リンクを有する。
1.UE−1のV2Xアプリケーション・レイヤは、PC5ユニキャスト通信のアプリケーション情報を提供する。アプリケーション情報は、V2Xアプリケーションのサービス・タイプ(例えば、PSID又はITS−AID)と、開始するUEのアプリケーション・レイヤIDとを含む。ターゲットUEのアプリケーション・レイヤIDは、アプリケーション情報に含まれる可能性がある。UE−1が第5.2.1.4の条項に規定されるように既存のPC5ユニキャスト・リンクを再利用することを決定した場合、UE−2により確立されたユニキャスト・リンクを修正することを決定し、UE−1はリンク修正リクエストをUE−2に送信する。
リンク修正リクエスト・メッセージは以下を含む:
a)既存のPC5ユニキャスト・リンクに新しいV2Xサービスを追加すること:
− V2Xサービス情報:追加されるべきV2Xサービスに関する情報(例えば、PSID又はITS−AID)。
− QoS情報:追加されるべきV2Xサービス各々に対するPC5QoSフローに関する情報。各PC5QoSフロー各々に対する、PFI及び対応するPC5QoSパラメータ(PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
b)既存のPC5ユニキャスト・リンクからV2Xサービスを取り除くこと:
− V2Xサービス情報:取り除かれるV2Xサービス(複数可)に関する情報(例えば、PSID又はITS−AID)
c)既存のPC5ユニキャスト・リンクにおける何らかのPC5QoSフローを修正すること:
− QoS情報:修正されるべきPC5QoSフロー(複数可)に関する情報。各PC5QoSフローに対する、PFI及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
2.UE−2はリンク修正アクセプト・メッセージで応答する。
リンク修正アクセプト・メッセージは:
ケースa)及びケースc)の場合はステップ1で説明されている:
− QoS情報:PC5QoSフロー(複数可)に関する情報。各PC5QoSフローに対する、PFI及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
各UEのV2Xレイヤは、ユニキャスト・リンク修正に関する情報をASレイヤに提供する。これは、ASレイヤが、修正されたユニキャスト・リンクに関連するコンテキストを更新することを可能にする。
NR SL QoS及びSLRB構成に関する合意:
1.SLRBの設定は、NR SLに関してNWで設定されれる及び/又は事前に設定されるべきであるというSIフェーズの結論を維持する。
2.RRC_CONNECTED UEでは、新しいPC5QoSフローの送信のために、PC5 QoSフローのQoS情報を、RRC専用のシグナリングによりgNB/ng−eNBに報告することが可能である。UEが開始される正確なタイミングについてはFFSである。
3.RRC_CONNECTED UEの場合、gNB/ng−eNBはSLRB設定を提供し、UEにより報告されるQoS情報に基づいて、RRC個別シグナリングにより、PC5QoSフローのSLRBへのマッピングを設定することが可能である。UEは、SLRB設定を受信した後に限り、SLRBを確立/再構成することが可能である。UEがSLRBを確立/再構成した場合についてはFFSである。
4.報告されたQoS情報が何であるか(例えば、PFI、PC5QoSプロファイルなど)、及びPC5QoSフローからSLRBへのマッピングを実現するために何が使用されるか(例えば、PFIからSLRBマッピング、QoSプロファイルからSLRBマッピングなど)については、PFIがどのように割り当てられるかに関するSA2の結論に応じて、FFSである。
5.RRC_IDLE/INACTIVE UEの場合、gNB/ng−eNBはSLRB設定を提供し、PC5QoSプロファイルをV2X固有のSIBによりSLRBマッピングに設定することができる。RRC_IDLE/INACTIVE UEが新しいPC5QoSフローの送信を開始する場合、それは、SIBの設定に基づいて、そのフローのPC5QoSプロファイルに関連付けられるSLRBを確立する。
6.SIBにおける各PC5QoSプロファイルをどのように記述するかについてはFFSであり、如何なるPC5QoSパラメータがPC5QoSプロファイルに含まれるかに関するSA2の最終結論を待つ。
7.OoC UEでは、SLRB設定及びPC5QoSプロファイルのSLRBへのマッピングは事前に設定される。OoC UEが新たなPC5QoSフローの送信を開始すると、それは事前の設定に基づいてフローに関連するSLRBを確立する。
8.事前の設定においてPC5QoSフローのSLRBマッピングを実現するために何が使用されるかについては(例えば、PFIからSLRBへのマッピング、QoSプロファイルからSLRBへのマッピングなど)、PFIがどのように割り当てられるかについてのSA2の結論に応じて、FFSである。
9.UEのSLユニキャストの場合、NW設定/事前設定によるSLRB設定は、TXのみに関連するSLRBパラメータと、TXとRXの両方に関連するSLRBパラメータとを含み、ピアUEと整合することを必要とする。
10.SLユニキャストの場合、開始するUEは、TXとRXの両方に関連し、ピアUEと整合する必要があるSLRBパラメータをピアUEに通知する。詳細なパラメータについてはFFSである。
11.SLユニキャストの場合、PC5RRCメッセージにより、SL内のピアUEに関して「TXにのみ関連するSLRBパラメータ」を、UEが設定することはできない。RXのみに関連するSRLBパラメータをどのように取り扱うかはFFSである。
12.SLグループキャスト及び/又はブロードキャストの場合、NW設定/事前設定SLRBは、TXのみに関連するSLRBパラメータを含む。
13.TXとRXの両方に関連し、従ってUEとその全てのピアUE(複数可)との間で整合することを必要とするこれらのSLRBパラメータは、SLグループキャスト及びブロードキャストに関するSpecで固定されるべきである。
14.SLブロードキャストに関し、RXのみに関連するSLRBパラメータをどのように設定するかはUEの実装次第である。グループキャストの場合についてはFFSである。
15.SLRB設定は、SLユニキャスト、グループキャスト/ブロードキャストに関して個々に(事前に)設定されるべきである(例えば:SLRB−ConfigForUnicast、SLRB−ConfigForGroupcast、SLRB−ConfigForBroadcast)。グループキャストとブロードキャストの間における個々のSLRB設定の必要性についてはFFSである。
6.2.2.3 SDAPヘッダを有するULデータPDU
図6.2.2.3−1は、SDAPヘッダが設定されているULのSDAPデータPDUのフォーマットを示す。
[“SDAPヘッダを有するUL SDAPデータPDUフォーマット”と題する3GPP TS37.324V15.1.0の図6.2.2.3−1は、図14に再現されている。]
[...]
6.3.4 QFI
長さ:6ビット
QFIフィールドは、SDAP PDUが属するQoSフロー(3GPP TS23.501[4])のIDを示す。
5.3.5.3 UEによるRRCReconfigurationの受信
UEは、RRCReconfigurationの受信時に、以下の動作を実行するものとする:
[...]
1>RRCReconfigurationメッセージがradioBearerConfigを含む場合:
2>第5.3.5.6の条項に従って無線ベアラ設定を実行する;
[...]
5.3.5.6 無線ベアラ設定
5.3.5.6.1 全般
UEは受信したRadioBearConfig IEに基づいて以下の動作を実行するものとする:
[...]
1>RadioBearerConfigがdrb−ToReleaseListを含む場合:
2>第5.3.5.6.4の条項で規定されるようなDRBリリースを実行する;
1>RadioBearerConfigがdrb−ToAddModListを含む場合:
2>第5.3.5.6.5の条項で規定されるようなDRBの追加又は再設定を実行する。
[...]
5.3.5.6.4 DRBリリース
UEは以下のことを行うものとする:
1>現在のUEの設定の一部であるdrb−ToReleaseListに含まれる各drb−Identity値に対して;又は
1>第5.3.5.11の条項による完全な設定の結果としてリリースされる各drb−Identity値に対して:
2>PDCPエンティティ及びdrb−Identityを解放し;
2>このDRBに関連するSDAPエンティティが構成される場合:
3>このDRBに関連するSDAPエンティティ(TS37.324[24]、第5.3.3の条項)に対するDRBのリリースを指示し;
2>DRBがeps−BearerIdentityに関連付けられる場合:
3>同一のeps−BearerIdentityを有するNR又はE−UTRAのどちらにも、新たなベアラが追加されない場合:
4>DRBのリリース及びリリースされたDRBのeps−BearerIdentityを上位レイヤに指示する。
注1:drb−ToReleaseListが現在のUE設定の一部ではない何らかのdrb−Identity値を含む場合、UEはメッセージをエラーとは考えない。
注2:このPDCPエンティティに関連するRLC及びMACエンティティがリセットされるか又はリリースされるかどうかは、CellGroupConfigによって決定される。
5.3.5.6.5 DRB追加/修正
UEは以下のことを行うものとする:
1>現在のUE設定の一部ではないdrb−ToAddModListに含まれる各drb−Identity値に対して(DRBの確立は、完全な設定オプションが使用される場合を含む):
2>PDCPエンティティを確立し、受信したpdcp−Configに従ってそれを設定し;
2>このDRBのPDCPエンティティが、cipheringDisabledで設定されていない場合:
3>ハンドオーバーのターゲットRATがE−UTRA/5GCである場合;又は
3>UEがE−UTRA/5GCに接続されている場合:
4>UEがE−UTRA/5GCを使用できるが、NGEN−DCを使用できない場合:
5>TS36.331[10]で明示されているように、暗号化アルゴリズム及びKUPenc鍵によりPDCPエンティティを設定し;
4>そうでない場合(即ち、UEがNGEN−DCを使用できる場合):
5>securityConfigに従って、PDCPエンティティをセキュリティ・アルゴリズムにより設定し、該当する場合には、マスター鍵(KeNB)に関連する鍵(KUPenc及びKUPint)、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB)を適用し;
3>そうでない場合(即ち、UEがEN−DCにおけるUE又はNRに接続されている場合)
4>securityConfigに従ってPDCPエンティティを暗号化アルゴリズムにより設定し、マスター鍵(KeNB/KgNB)に関連する鍵(KUPenc)、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)を適用し;
2>このDRBのPDCPエンティティがintegrityProtectionにより設定されている場合:
3>securityConfigに従ってPDCPエンティティを完全性保護アルゴリズムにより設定し、マスター鍵(KeNB/KgNB)に関連するKUPint、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)を適用し;
2>sdap−Configが含まれている場合:
3>受信したpdu−Sessionを持つSDAPエンティティが存在しない場合:
4>TS37.324[24]の第5.1.1の条項で明示されるようなSDAPエンティティを確立し;
4>受信したpdu−Sessionを有するSDAPエンティティが、この再設定を受信する前に存在しなかった場合:
5>pdu−Sessionのユーザー・プレーン・リソースの確立を上位レイヤに指示し;
3>TS37.324[24]で明示されるように、受信したSdap−Configに従ってSDAPエンティティを設定し、DRBをSDAPエンティティに関連付け;
2>DRBがeps−BearerIdentityに関連付けられる場合:
3>この再設定を受け取る前に、NR又はE−UTRAの何れかによって同じeps−BearerIdentityでDRBが設定されていた場合:
4>確立されたDRBを、対応するeps−BearerIdentityに関連付け;
3>そうでない場合:
4>DRBの確立及び確立されたDRBのeps−BearerIdentityを上位レイヤに通知し;
1>現在のUE設定の一部であるdrb−ToAddModListに含まれる各drb−Identity値に対して:
2>reestablishPDCPが設定されている場合:
3>ハンドオーバーのターゲットRATがE−UTRA/5GCである場合;又は
3>UEがE−UTRA/5GCに接続されている場合:
4>UEがE−UTRA/5GCを使用できるが、NGEN−DCを使用できない場合:
5>このDRBのPDCPエンティティがcipheringDisabledで設定されていない場合:
6>暗号化アルゴリズム、及びTS36.331[10]の第5.4.2.3の条項に規定されているように設定/導出されるKUPenc鍵によりPDCPエンティティを設定し、即ち、暗号化の設定は、UEによって受信され送信される全ての後続PDCP PDUに適用されるものとし;
4>そうでない場合(即ち、UEがNGEN−DCを使用できる場合):
5>このDRBのPDCPエンティティがcipheringDisabledにより設定されていない場合:
6>暗号化アルゴリズム、及びマスターキー(KeNB)に関連するKUPenc鍵、又はkeyToUseで示されるようなセカンダリ鍵(S−KgNB)により、PDCPエンティティを設定し、即ち、暗号化の設定は、UEによって受信及び送信される全ての後続のPDCP PDUに適用され;
3>そうでない場合(即ち、UEがEN−DCにおけるUE又はNRに接続されている場合)
4>このDRBのPDCPエンティティがcipheringDisabledで設定されていない場合:
5>暗号化アルゴリズム、及びマスター鍵(KeNB/KgNB)に関連するKUPenc鍵、又はkeyToUseで示されるような、セカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)により、PDCPエンティティを設定し、即ち、暗号化の設定は、UEによって受信され送信される全ての後続のPDCP PDUに適用され;
4>このDRBのPDCPエンティティがintegrityProtectionにより設定される場合:
5>securityConfigに従ってPDCPエンティティを完全性保護アルゴリズムにより設定し、マスター鍵(KeNB/KgNB)に関連するKUPint、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)を適用し;
3>drb−ContinueROHCが、pdcp−Configに含まれる場合:
4>drb−ContinueROHCが設定されることを、下位レイヤに通知し;
3>TS38.323[5]の第5.1.2の条項で規定されるように、このDRBのPDCPエンティティを再確立し;
2>そうでない場合において、recoverPDCPが設定されている場合:
3>TS38.323[5]で明示されているように、データの復元を実行するために、このDRBのPDCPエンティティをトリガーし;
2>pdcp−Configが含まれている場合:
3>受信したpdcp−Configに従ってPDCPエンティティを再設定し;
2>sdap−Configが含まれている場合:
3>TS37.324[24]で明示されるように、受信したsdap−Configに従ってSDAPエンティティを再設定し;
3>mappedQoS−FlowsToAddで追加されるQFI値の各々に対して、QFI値が事前に設定される場合、QFI値は旧DRBから解放される。
注1:空白。
注2:drb−Identity値が現在のUE設定の一部であるかどうかを判定する場合に、UEは、RadioBearerConfig及びDRB−ToAddModListの何れにDRBが元々は設定されていたかを区別しない。DRBを別の鍵に(KeNBをS−KgNBに、又は逆も同様)に関連付け直すために、ネットワークは(ターゲットの)drb−ToAddModListにおいて、drb−Identity値を提供し、reestablishPDCPフラグを設定する。ネットワークは、(送信元の)drb−ToReleaseListにおいて、drb−Identityを列挙しない。
注3:無線ベアラのためにreestablishPDCPフラグを設定する場合に、ネットワークは、RLC受信機エンティティが、旧PDCP PDUを、再確立されたPDCPエンティティに届けないことを保証する。これは、例えば、旧RLCエンティティをホストするセル・グループの同期による再設定をトリガーすることによって、あるいは旧RLCエンティティを解放することによって行われる。
注4:本仕様では、特に断らない限り、UEの設定はNR RRCによって設定されるパラメータを指す。
注5:暗号化及び完全性保護は、DRBに対してイネーブルに又はディセーブルにされることが可能である。暗号化又は完全性保護のイネーブル/ディセーブルは、DRBを解放及び追加することによってのみ変更することが可能である。
[...]
− SDAP−設定
IE SDAP−Configは、データ無線ベアラに対して設定可能なSDAPパラメータを設定するために使用される。pdu−Sessionの同じ値を有するSDAP−Configの設定された全てのインスタンスは、TS37.324[24]で指定されたものと同じSDAPエンティティに対応する。
SDAP−Config情報要素
− PFI1−to−SLRB1 (V2XサービスA)
− PFI2−to−SLRB2 (V2XサービスA)
− PFI3−to−SLRB2 (V2XサービスB)
− PFI4−to−SLRB3 (V2XサービスC)
− PFI5−to−SLRB4 (V2XサービスD)
− PFI1−to−SLRB1 (V2XサービスA)
− PFI2−to−SLRB2 (V2XサービスA)
− PFI3−to−SLRB3 (V2XサービスB)
− PFI4−to−SLRB4 (V2XサービスC)
− PFI5−to−SLRB5 (V2XサービスD)
− PFI;
− SLRB ID;
− V2Xサービス・タイプ(V2Xサービス識別子又はV2Xサービス・インデックス);及び
− PFI設定。
Claims (20)
- SLRB(サイドリンク無線ベアラ)又はSL−DRB(サイドリンク・データ無線ベアラ)を解放するためにネットワーク・ノードに通知する第1UE(ユーザー装置)のための方法であって:
サイドリンク・リソースを要求するために第1RRC(無線リソース制御)メッセージをネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記第1RRCメッセージは、PC5QoS(サービス品質)フローの第1リストにおけるPC5QoSフローのPFI(PC5QoSフロー識別子)を含む、ステップ;
第2RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップであって、前記第2RRCメッセージは、SLRBを設定し、且つ前記PC5QoSフローを前記SLRBにマッピングする、ステップ;及び
前記PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、第3RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記PC5QoSフローの前記PFIは、前記第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローの第2リストから除外される、ステップ;
を含む方法。 - 前記PC5QoSフローはPC5ユニキャスト・リンクで送信され、前記PC5ユニキャスト・リンクは前記第1UEと第2UEとの間に確立される、請求項1に記載の方法。
- 第4RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップを更に含み、前記第4RRCメッセージは前記SLRBを解放するように前記UEを再設定する、請求項1に記載の方法。
- 前記第4RRCメッセージに従って前記SLRBを解放するステップを更に含む請求項3に記載の方法。
- 前記PC5フローの前記PFIは、PC5QoSフローの前記第2リストには含まれていない、請求項1に記載の方法。
- 前記第1RRCメッセージは、前記PC5ユニキャスト・リンクに関連する宛先レイヤ2IDを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記宛先レイヤ2ID(識別子)は第2UEのレイヤ2IDである、請求項6に記載の方法。
- 前記第1RRCメッセージ又は前記第3RRCメッセージは、SidelinkUEInformationである、請求項1に記載の方法。
- 前記第2RRCメッセージ又は前記第4RRCメッセージは、RRC再設定メッセージである、請求項1に記載の方法。
- 前記ネットワーク・ノードは基地局である、請求項1に記載の方法。
- 制御回路;
前記制御回路に設けられたプロセッサ;及び
前記制御回路に設けられ、前記プロセッサに動作可能に結合されたメモリ;
を含む第1UE(ユーザー装置)であって、
前記プロセッサは:
サイドリンク・リソースを要求するために第1RRC(無線リソース制御)メッセージをネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記第1RRCメッセージは、PC5QoS(サービス品質)フローの第1リストにおけるPC5QoSフローのPFI(PC5QoSフロー識別子)を含む、ステップ;
第2RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップであって、前記第2RRCメッセージは、SLRB(サイドリンク無線ベアラ)を設定し、且つ前記PC5QoSフローを前記SLRBにマッピングする、ステップ;及び
前記PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、第3RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記PC5QoSフローの前記PFIは、前記第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローの第2リストから除外される、ステップ;
を行うために、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行するように構成されている、第1UE。 - 前記PC5QoSフローはPC5ユニキャスト・リンクで送信され、前記PC5ユニキャスト・リンクは前記第1UEと第2UEとの間に確立される、請求項11に記載の第1UE。
- 前記プロセッサは:
第4RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップであって、前記第4RRCメッセージは前記SLRBを解放するように前記UEを再設定する、ステップを行うために、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行するように更に構成されている、請求項11に記載の第1UE。 - 前記プロセッサは:
前記第4RRCメッセージに従って前記SLRBを解放するステップを行うために、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行するように更に構成されている、請求項13に記載の第1UE。 - 前記PC5フローの前記PFIは、PC5QoSフローの前記第2リストには含まれていない、請求項11に記載の第1UE。
- 前記第1RRCメッセージは、前記PC5ユニキャスト・リンクに関連する宛先レイヤ2IDを含む、請求項11に記載の第1UE。
- 前記宛先レイヤ2IDは第2UEのレイヤ2IDである、請求項16に記載の第1UE。
- 前記第1RRCメッセージ又は前記第3RRCメッセージは、SidelinkUEInformationである、請求項11に記載の第1UE。
- 前記第2RRCメッセージ又は前記第4RRCメッセージは、RRC再設定メッセージである、請求項11に記載の第1UE。
- 前記ネットワーク・ノードは基地局である、請求項11に記載の第1UE。
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