JP2021027585A - ワイヤレス通信システムにおけるサイドリンク無線ベアラを解放するための方法及び装置 - Google Patents

ワイヤレス通信システムにおけるサイドリンク無線ベアラを解放するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】SLRB(サイドリンク無線ベアラ)又はSL−DRB(サイドリンク−データ無線ベアラ)を解放するようにネットワーク・ノードに指示するUEによる方法及び装置を提供する。【解決手段】方法は、まずサイドリンク・リソースを要求するためにUEが、PC5QoS(サービス品質)フローの第1リスト内のPFI(PC5QoSフロー識別子)を含む第1RRC(無線リソース制御)メッセージをネットワーク・ノードに送信し、次いで、ネットワーク・ノードから、SLRBを設定してPC5QoSフローをSLRBにマッピングする第2RRCメッセージを受信し、更に、PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、PC5QoSフローのPFIを含む第3RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信することを含む。第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローは、第2リストから除外される。【選択図】図20

Description

関連出願
本願は、2019年8月2日付で出願された米国仮特許出願第62/882,199号及び2019年11月6日付けで出願された米国仮特許出願第62/931,485号による優先権を主張するものであり、これらの開示内容全体は参照により本願に援用される。
技術分野
本開示は一般に無線通信ネットワークに関し、より詳細にはワイヤレス通信システムにおけるサイドリンク無線ベアラを解放するための方法及び装置に関する。
背景技術
移動通信装置との間で大量のデータを通信する需要が急速に高まる中、従来の移動音声通信ネットワークは、インターネット・プロトコル(IP)データ・パケットで通信するネットワークへと進化しつつある。このようなIPデータ・パケット通信は、移動通信装置のユーザーに、ボイス・オーバーIP、マルチメディア、マルチキャスト及びオンデマンド通信サービスを提供することができる。
例示的なネットワーク構造は、エボルブド・ユニバーサル地上無線アクセス・ネットワーク(Evolded Universal General Radio Access Network,E−UTRAN)である。E−UTRANシステムは、上述のボイス・オーバーIP及びマルチメディア・サービスを実現するために、高いデータ・スループットを提供することができる。次世代の新しい無線技術(例えば、5G)は3GPP標準化機構によって現在議論されている。従って、現在、3GPP規格の現行の本体に対する変更が提出されており、3GPP規格を発展させ、完成させるように検討されている。
SLRB(サイドリンク無線ベアラ)又はSL−DRB(サイドリンク・データ無線ベアラ)を解放するためにネットワーク・ノードに通知する第1UE(ユーザー装置)の観点から、方法及び装置が開示される。一実施形態では、方法はサイドリンク・リソースを要求するために第1RRC(無線リソース制御)メッセージをネットワーク・ノードへ送信するステップを含み、ここで、第1RRCメッセージは、PC5QoS(サービス品質)フローの第1リストにおけるPC5QoSフローのPFI(PC5QoSフロー識別子)を含む。方法はまた、第2RRCメッセージをネットワーク・ノードから受信するステップを含み、ここで、第2RRCメッセージはSLRBを設定し、PC5QoSフローをSLRBにマッピングする。方法は更に、PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードへ送信するステップを含み、ここで、PC5QoSフローのPFI(PC5QoSフロー識別子)は、第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローの第2リストから除外される。
一実施形態によるワイヤレス通信システムの図を示す。
一実施形態による送信機システム(アクセス・ネットワークとしても知られる)及び受信機システム(ユーザー装置又はUEとしても知られる)のブロック図である。
一実施形態による通信システムの機能ブロック図である。
一実施形態による図3のプログラム・コードの機能ブロック図である。
3GPP TS38.885V16.0.0の図7−1の再現である。
3GPP TS36.331V15.3.0の図5.10.2−1の再現である。
3GPP TR23.786V1.0.0の図5.2.1.4−1の再現である。
3GPP TR23.786V1.0.0の図5.4.1.1.1−1の再現である。
3GPP TR23.786V1.0.0の図5.4.1.1.3−1の再現である
3GPP TR23.786V1.0.0の図6.1.1−1の再現である。
3GPP TR23.786V1.0.0の図6.3.3.1−1の再現である。
3GPP TR23.786V1.0.0の図6.3.3.3−1の再現である。
3GPP TR23.786V1.0.0の図6.3.3.4−1の再現である。
3GPP TS37.324V15.1.0の図6.2.2.3−1の再現である。
1つの例示的な実施形態による表1を示す。
例示的な実施形態による表2a及び2bを示す。
例示的な実施形態による表3a、3b、3cを示す。
例示的な実施形態による表4a、4b、4c、及び4dを示す。
例示的な実施形態による表5a、5b、5c、及び5dを示す。
1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
1つの例示的な実施形態によるフローチャートである。
以下に説明する例示的なワイヤレス通信システム及び装置は、ブロードキャスト・サービスをサポートするワイヤレス通信システムを採用している。ワイヤレス通信システムは、音声、データ等の種々のタイプの通信を提供するために広く展開されている。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、3GPP LTE(Long Term Evolution)無線アクセス、3GPP LTE−A又はLTE−アドバンスト(Long Term Evolution Advanced)、3GPP2UMB(Ultra Mobile Broadband)、WiMax、3GPP NR(New Radio)、又はその他の変調技術に基づくことが可能である。
特に、以下に説明する例示的なワイヤレス通信システム装置は、本願において3GPPと言及する「第3世代パートナーシップ・プロジェクト」という名称のコンソーシアムによって提供される規格のような1つ以上の規格をサポートするように設計されることが可能であり、その規格は:TR23.786V1.0.0,「V2Xサービスをサポートするための5Gシステム(5GS)のアーキテクチャの改善(リリース16)」;TS36.331V15.3.0,「E−UTRA;無線リソース制御(RRC)プロトコル仕様(リリース15)」;TS23.287V110,「V2Xサービスをサポートするための5Gシステム(5GS)のアーキテクチャの改善」;3GP RAN2#106議長覚書;TS 38.885V16.0.0,「NR:NRのV2Xに関する研究(リリース16)」;TS37.324V15.1.0,「E−UTRA及びNR:サービス・データ適合プロトコル(SDAP)仕様(リリース15)」;及び3GPP TS38.331V15.6.0「NR;無線リソース制御(RRC)プロトコル仕様(リリース15)」を含む。上記に列挙された規格及び文書は、それら全体で参照により本願に明示的に援用される。
図1は、本発明の一実施形態による多元接続ワイヤレス通信システムを示す。アクセス・ネットワーク100は複数のアンテナ・グループを含み、1つは104及び106を含み、別のものは108及び110を含み、及び追加のものは112及び114を含む。図1では、各アンテナ群に対して2つのアンテナのみが示されているが、より多くの又はより少ないアンテナが各アンテナ群に使用されてもよい。アクセス端末(AT)116はアンテナ112及び114により通信し、ここで、アンテナ112及び114はフォワード・リンク120を介してアクセス端末116に情報を伝送し、リバース・リンク118を介してアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末(AT)122はアンテナ106及び108により通信し、ここで、アンテナ106及び108はフォワード・リンク126を介してアクセス端末122に情報を伝送し、リバース・リンク124を介してアクセス端末122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124及び126は、通信に異なる周波数を使用することができる。例えば、フォワード・リンク120は、リバース・リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用してもよい。
アンテナの各グループ及び/又はそれらが通信するように設計されるエリアは、しばしばアクセス・ネットワークのセクタと呼ばれる。実施形態において、アンテナ・グループの各々は、アクセス・ネットワーク100によってカバーされるエリアのセクタ内のアクセス端末と通信するように設計される。
フォワード・リンク120及び126を介する通信において、アクセス・ネットワーク100の送信アンテナは、異なるアクセス端末116及び122に対するフォワード・リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用することができる。また、カバレッジ・エリア内にランダムに散在するアクセス端末への伝送のためにビームフォーミングを利用するアクセス・ネットワークは、単一アンテナにより全てのアクセス端末への送信を行うアクセス・ネットワークよりも、隣接セル内のアクセス端末に対する干渉を少なくする。
アクセス・ネットワーク(AN)は、端末と通信するために使用される固定局又は基地局であってもよく、アクセス・ポイント、ノードB、基地局、強化された基地局、エボルブド・ノードB(eNB)又はその他の用語で言及されてもよい。アクセス端末(AT)は、ユーザー装置、ワイヤレス通信装置、端末、アクセス端末又はその他の用語で呼ばれてもよい。
図2は、MIMOシステム200における送信機システム210(アクセス・ネットワークとしても知られる)及び受信機システム250(アクセス端末(AT)又はユーザー装置(UE)としても知られる)の実施形態の簡略されたブロック図である。送信機システム210では、多数のデータ・ストリームのトラフィック・データが、データ・ソース212から送信機(TX)データ・プロセッサ214へ提供される。
一実施形態では、各データ・ストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ214は、各データ・ストリームについてのトラフィック・データを、そのデータ・ストリームについて選択された特定の符号化方式に基づいてフォーマット化し、符号化し、インタリーブして、符号化されたデータを提供する。
各データ・ストリームの符号化データは、OFDM技術を用いてパイロット・データと多重化されることが可能である。パイロット・データは、典型的には、既知の方法で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムで使用されることが可能である。次に、各データ・ストリームに対する多重化されたパイロット及び符号化されたデータは、そのデータ・ストリームに対して選択された特定の変調方式(例えば、BPSK、QPSK、M−PSK又はM−QAM)に基づいて変調され、変調シンボルを提供する。各データ・ストリームに対するデータ・レート、符号化、及び変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定されることが可能である。
次いで、全てのデータ・ストリームに対する変調シンボルは、TX MIMOプロセッサ220に供給され、TX MIMOプロセッサ220は、変調シンボルを(例えば、OFDM用に)更に処理することができる。次に、TX MIMOプロセッサ220は、NT個の変調シンボル・ストリームをNT個の送信機(TMTR)222a〜222tに提供する。特定の実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、ビームフォーミング・ウェイトをデータ・ストリームのシンボルと、シンボルが送信されるアンテナとに適用する。
各送信機222は、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、1つ以上のアナログ信号を提供し、及びそのアナログ信号を更に条件付けて(例えば、増幅し、フィルタリングし、及びアップコンバートし)、MIMOチャネルを介して送信するのに相応しい変調信号を提供する。次に、送信機222a〜222tからのNT個の変調信号が、NT個のアンテナ224a〜224tからそれぞれ送信される。
送信された変調信号は、受信機システム250において、NR個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252から受信された信号は、受信機(RCVR)254a〜254rにそれぞれ提供される。各受信機254は、それぞれの受信信号を条件付け(例えば、フィルタリングし、増幅し、及びダウンコンバートし)、条件付けられた信号をデジタル化してサンプルを提供し、サンプルを更に処理して対応する「受信した」シンボル・ストリームを提供する。
RXデータ・プロセッサ260は、次いで、NR個の受信シンボル・ストリームをNR個の受信機254から受け取り、特定の受信処理技術に基づいて処理し、NT個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。次いでRXデータ・プロセッサ260は、検出されたシンボル・ストリーム各々を復調し、デインタリーブし、デコードして、データ・ストリームのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ260による処理は、送信システム210において、TX MIMOプロセッサ220及びTXデータ・プロセッサ214によって実行されるものと相補的である。
プロセッサ270は、どのプリコーディング・マトリクスを使用するかを周期的に決定する(以下において説明する)。プロセッサ270は、マトリクス・インデックス部分とランク値部分とを含むリバース・リンク・メッセージを定式化する。
リバース・リンク・メッセージは、通信リンク及び/又は受信データ・ストリームに関する様々な種類の情報を含む可能性がある。次に、リバース・リンク・メッセージはTXデータ・プロセッサ238によって処理され、TXデータ・プロセッサはまた、多数のデータ・ストリームのトラフィック・データをデータ・ソース236から受信し、それは変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210へ返送される。
送信機システム210において、受信機システム250からの変調された信号はアンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータ・プロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信されたリバース・リンク・メッセージを抽出する。次に、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを決定するために使用するプリコーディング・マトリクスを決定し、次いで、抽出されたメッセージを処理する。
図3を参照すると、この図は、本発明の一実施形態による通信装置の別の簡略化された機能ブロック図を示す。図3に示すように、ワイヤレス通信システムにおける通信装置300は、図1のUE(又はAT)116及び122、又は図1の基地局(又はAN)100を実現するために利用することが可能であり、ワイヤレス通信システムは好ましくはLTE又はNRシステムである。通信装置300は、入力装置302、出力装置304、制御回路306、中央処理装置(CPU)308、メモリ310、プログラム・コード312、及びトランシーバ314を含む可能性がある。制御回路306は、CPU308を介してメモリ310内のプログラム・コード312を実行し、これにより通信装置300の動作を制御する。通信装置300は、キーボード又はキーパッドなどの入力装置302を介してユーザーにより入力された信号を受信し、モニタ又はスピーカなどの出力装置304を介して画像及び音声を出力することができる。トランシーバ314は、無線信号を送受信し、受信信号を制御回路306へ届け、制御回路306によって生成された信号を無線で出力するために使用される。また、図1のAN100を実現するために、ワイヤレス通信システム内の通信装置300を利用することもできる。
図4は、本発明の一実施形態による図3に示すプログラム・コード312の簡略ブロック図である。この実施形態では、プログラム・コード312は、アプリケーション・レイヤ400、レイヤ3の部分402、及びレイヤ2の部分404を含み、レイヤ1の部分406に結合される。レイヤ3の部分402は、一般に、無線リソース制御を実行する。レイヤ2の部分404は、一般に、リンク制御を行う。レイヤ1の部分406は、一般に、物理的な接続を実行する。
3GPP TS38.885は、NR V2XサイドリンクのQoS(Quality of Service)管理を以下のように導入している:

7 QoS管理
QoS管理は、リソース割り当て、輻輳制御、デバイス内共存、電力制御、及びSLRB構成で使用する状況におけるV2Xに関連する。QoS管理に関連する物理レイヤ・パラメータは、配信されるトラフィックの優先度、待ち時間、信頼性、及び最低限必要な通信レンジ(上位レイヤによって定義される)である。データ・レート条件もASでサポートされる。少なくともリソース割り当てモード2においてSL輻輳メトリックと輻輳制御のメカニズムとが必要である。SL輻輳メトリックをgNBに報告することは有益である。
SLユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャストでは、V2XパケットのQoSパラメータが上位レイヤからASに提供される。SLユニキャストの場合、SLRBは、図7−1及び図7−2に示すシグナリング・フロー及び手順に基づいて(事前に)設定される。[6]で説明されるフロー毎のQoSモデルが上位レイヤで仮定されている。
[“SLユニキャスト(UE固有)のSLRB設定”と題する3GPPTS38.885 V16.0.0の図7−1は、図5に再現されている。]
図7−1のステップ0では、PC5QoSプロファイル、即ち、特定のPC5QoSパラメータのセット、及び各PC5QoSフローに対するPC5QoSルールが、[6]と同様にサービス認可及び準備手順によって、事前にUEで準備される;同様に、各QoSフローに対するPC5QoSプロファイルも、事前にgNB/ng−eNBで準備される。次に、パケットが到着すると、UEは、ステップ0で設定されたPC5QoSルールに基づいて、先ず、関連するPC5QoSフロー(即ち、PC5QFI)の識別子を導出し、次いでステップ3において、導出されたPC5QFIをgNB/ng−eNBに報告することができる。gNB/ng−eNBは、ステップ0における5GCによる準備に基づいて、これらの報告されたPC5QFI(複数可)のQoSプロファイルを導出することが可能であり、ステップ4において、RRC専用シグナリングにより報告されるPC5QFI(複数可)UEに関連するSLRB(複数可)の設定を通知することが可能である。これらのSLRB設定は、SLRBマッピングに対するPC5QoSフロー、SDAP/PDCP/RLC/LCH設定などを含む可能性がある。ステップ5では、ASのUEは、gNB/ng−eNB設定に従って、ピアUEとのパケットのPC5QFIに関連するSLRBを設定し、利用可能なパケットを、確立されたSLRBにマッピングする。次いで、SLユニキャスト送信を行うことが可能である。
注:PC5QFIがどのように規定されるかはSA2 WG2次第である。
3GPP TS36.331は以下の事項を述べている:


5.10.2 サイドリンクUE情報
5.10.2.1 全般
[“サイドリンクUE情報”と題する3GPP TS36.331V15.3.0の図5.10.2−1は、図6に再現されている。]
この手順の目的は、UEがサイドリンク通信又はディスカバリを受け取ること、V2Xサイドリンク通信を受け取ること、ならびにサイドリンク通信もしくはディスカバリ・アナウンスメント又はV2Xサイドリンク通信もしくはサイドリンク・ディスカバリ・ギャップのための伝送リソースの割り当て又は解放を要求することに関心があるか、又はもはや関心がないことをE−UTRANに通知し、インター周波数/PLMNセルのシステム情報からサイドリンク・ディスカバリに関連するパラメータを報告し、V2Xサイドリンク通信のためにUEにより使用される同期リファレンスを報告することである。
5.10.2.2 開始
RRC_CONNECTEDにおいて、サイドリンク通信、V2Xサイドリンク通信、サイドリンク・ディスカバリを行うことが可能なUEは、接続確立が成功した場合、関心が変化した場合、sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType18、SystemInformationBlockType19、又はSystemInformationBlockType21をブロードキャストするPCellに対する変化の場合を含む幾つかの場合に、サイドリンク通信、V2Xサイドリンク通信、又はサイドリンク・ディスカバリを受信すること(に関心があること)を示す手順を開始する可能性がある。サイドリンク通信又はV2Xサイドリンク通信又はサイドリンク・ディスカバリを行うことが可能なUEは、関連するサイドリンク通信の伝達又はディスカバリ・アナウンスメント又はV2Xサイドリンク通信の伝達のための専用リソースの割り当てを要求する手続きを開始することができ、あるいはサイドリンク・ディスカバリ送信又はサイドリンク・ディスカバリ受信のためのサイドリンク・ディスカバリ・ギャップを要求する手続きを開始することができ、インター周波数/PLMNサイドリンク・ディスカバリ・パラメータ報告を行うことが可能なUEは、インター周波数/PLMNセルのシステム情報からサイドリンク・ディスカバリに関連するパラメータを報告する手続きを開始することができる。
注1:サイドリンク通信/V2Xサイドリンク通信/サイドリンク・ディスカバリ・アナウンスメントを送信するように設定されているRRC_IDLEのUEは、5.3.3.1aに従って接続確立を開始し、sl−V2X−ConfigCommon or SystemInformationBlockType26を含むSystemInformationBlockType18/SystemInformationBlockType19/SystemInformationBlockType21は(ノーマル状態では)伝送のためのリソースを含まない。
手順を開始する場合に、UEは以下のことを行うものとする:
[...]
1>sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType21がPCellからブロードキャストされる場合:
2>ブロードキャストの場合、PCellに関し、SystemInformationBlockType21及びSystemInformationBlockType26の有効なバージョンを有することを確実にする;
2>プライマリ周波数又はv2x−InterFreqInfoListに含まれる1つ以上の周波数でV2Xサイドリンク通信を受信するように上位レイヤによって設定されている場合において、PCellのSystemInformationBlockType21又はSystemInformationBlockType26に含まれる場合、
3>UEが、最後にRRC_CONNECTED状態に入って以来、SidelinkUEInformationメッセージを送信しなかった場合;又は
3>UEがSidelinkUEInformationメッセージを最後に送信して以来、PCellに接続されたUEが、sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType21をブロードキャストしていない場合;又は
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommRxInterestedFreqListを含まない場合;又はV2Xサイドリンク通信を受信するために上位レイヤによって設定された周波数(複数可)がSidelinkUEInformationメッセージの最後の送信以降に変更された場合:
4>5.10.2.3に従って関心のあるV2Xサイドリンク通信受信周波数(複数可)を示すためにSidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
2>そうでない場合:
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommRxInterestedFreqListを含んでいた場合:
4>5.10.2.3に従ってV2Xサイドリンク通信受信にもはや関心がなくなったことを示すためん、SidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
2>プライマリ周波数又はv2x−InterFreqInfoListに含まれる1つ以上の周波数でV2Xサイドリンク通信を送信するように上位レイヤによって設定されている場合において、PCellのSystemInformationBlockType21又はSystemInformationBlockType26に含まれている場合:
3>UEが、最後にRRC_CONNECTED状態に入って以来、SidelinkUEInformationメッセージを送信しなかった場合;又は
3>UEがSidelinkUEInformationメッセージを最後に送信して以来、PCellに接続されているUEが、sl−V2X−ConfigCommonを含むSystemInformationBlockType21をブロードキャストしていない場合;又は
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommTxResourceReqを含まなかった場合;又はv2x−CommTxResourceReqによって運ばれた情報がSidelinkUEInformationメッセージの最後の送信以降に変更された場合:
4>5.10.2.3に従ってUEに必要とされるV2Xサイドリンク通信リソースを示すために、SidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
2>そうでない場合:
3>SidelinkUEInformationメッセージの最後の送信がv2x−CommTxResourceReqを含んでいなかった場合:
4>5.10.2.3に従ってV2Xサイドリンク通信の伝送リソースをもはや必要としないことを示すSidelinkUEInformationメッセージの送信を開始する;
− SidelinkUEInformation
SidelinkUEInformationメッセージは、eNBへのサイドリンク情報の指示に使用される。
シグナリング無線ベアラ:SRB1
RLC−SAP:AM
論理チャネル:DCCH
方向:UEからE−UTRANへ
SidelinkUEInformationメッセージ
Figure 2021027585
Figure 2021027585
3GPP TS23.287は以下の事項を述べている:


5.2.1.4 PC5リファレンス・ポイントに関するユニキャスト・モード通信
ユニキャスト・モードの通信は、NRベースのPC5リファレンス・ポイントに関してのみサポートされる。図5.2.1.4−1は、PC5ユニキャスト・リンクの例を示す。
[“PC5ユニキャスト・リンクの例”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図5.2.1.4−1は、図7に再現されている。]
V2X通信がPC5ユニキャスト・リンクで伝送される場合、以下の原則が適用される:
− 2つのUE間のPC5ユニキャスト・リンクは、これらのUEにおけるピアV2Xサービスの1つ以上のペアの間でV2X通信を可能にする。同じPC5ユニキャスト・リンクを使用するUEにおける全てのV2Xサービスは、同じアプリケーション・レイヤIDを使用する。
注1:アプリケーション・レイヤIDは、プライバシに起因して、第5.6.1.1の条項及び第6.3.3.2の条項に記載されているように、経時的に変更する可能性がある。これは、PC5ユニキャスト・リンクの再確立を引き起こさない。
− 1つのPC5ユニキャスト・リンクは、これらのV2XサービスがこのPC5ユニキャスト・リンクのピア・アプリケーション・レイヤIDのペアに少なくとも関連付けられる場合、1つ以上のV2Xサービス(例えば、PSID又はITS−AID)をサポートする。例えば、図5.2.1.4−1に示すように、UE AとUE Bは、2つのPC5ユニキャスト・リンクを有し、1つはピア・アプリケーション・レイヤID1/UE Aとアプリケーション・レイヤID2/UE Bとの間にあり、もう1つはピア・アプリケーション・レイヤID3/UE Aとアプリケーション・レイヤID4/UE Bとの間にある。
注2:ソースUEは、異なるPC5ユニキャスト・リンク上の異なるターゲット・アプリケーション・レイヤIDが同じターゲットUEに属するかどうかを知る必要はない。
− PC5ユニキャスト・リンクは、単一のネットワーク・レイヤ・プロトコル、例えばIP又は非IPを使用するV2X通信をサポートする。
− PC5ユニキャスト・リンクは、第5.4.1の条項で規定されるようなフロー毎のQoSモデルをサポートする。
UEのアプリケーション・レイヤが、PC5リファレンス・ポイント上でユニキャスト通信モードを必要とするV2Xサービスのデータ転送を開始する場合:
− このPC5ユニキャスト・リンクのピア・アプリケーション・レイヤIDとネットワーク・レイヤ・プロトコルとのペアが、このV2Xサービスに対してUEのアプリケーション・レイヤにより要求されるものと同一である場合、UEは既存のPC5ユニキャスト・リンクを再利用し、第6.3.3.4の条項に規定されるようにこのV2Xサービスを追加するために、既存のPC5ユニキャスト・リンクを修正するものとし;そうでない場合
− UEは、第6.3.3.1の条項に規定されるように、新しいPC5ユニキャスト・リンクの確立をトリガーするものとする。
PC5ユニキャスト・リンクの確立が成功した後、UE AとUE Bは、第5.6.1.4の条項に規定されるように、後続のPC5−Sシグナリング・メッセージ交換とV2Xサービス・データ送信に、レイヤ2IDの同じペアを使用する。送信するUEのV2Xレイヤは、送信がPC5−Sシグナリング・メッセージ(即ち、直接通信要求/許可、リンク識別子更新要求/応答、切断要求/応答、リンク修正要求/許可)のためのものか、又はV2Xサービス・データのためのものかをASレイヤに示す。PC5ユニキャスト・リンク毎に、UEはPC5ユニキャスト・リンクの存続期間中に、UEにおけるPC5ユニキャスト・リンクを一意に識別する個別的なPC5リンク識別子を自ら割り当てる。各PC5ユニキャスト・リンクは、以下を含むユニキャスト・リンク・プロファイルに関連付けられる:
− UE Aのサービス・タイプ(例えば、PSID、ITS−AID)、アプリケーション・レイヤID、及びレイヤ−2ID;及び
− UE Bのアプリケーション・レイヤID及びレイヤ2ID;及び
− PC5ユニキャスト・リンクで使用されるネットワーク・レイヤ・プロトコル;及び
− 各V2Xサービスに対するPC5QoSフロー識別子(PFI)のセット。各PFIは、QoSパラメータ(即ち、PQI及びオプションの範囲)に関連付けられている。プライバシに起因して、アプリケーション・レイヤID及びレイヤ2IDは、第5.6.1.1の条項及び第6.3.3.2の条項に記載されているように、PC5ユニキャスト・リンクの存続期間中に変化することが可能であり、その場合、それに応じてユニキャスト・リンク・プロファイルの中で更新されるものとする。UEは、V2Xアプリケーション・レイヤへのPC5ユニキャスト・リンクを示すために、PC5リンク識別子を使用し、従って、V2Xアプリケーション・レイヤは、1つのサービス・タイプに関連する複数のユニキャスト・リンクが存在したとしても、対応するPC5ユニキャスト・リンクを識別する(例えば、UEは、同じサービス・タイプに対して複数のUEを有する複数のユニキャスト・リンクを確立する)。従って、ユニキャスト・リンク・プロファイルは、第6.3.3.4の条項に規定されているように、確立されたPC5ユニキャスト・リンクのためのレイヤ2リンク修正の後に、適宜更新されるものとする

[...]
5.4.1 PC5リファレンス・ポイントにおけるV2X通信のQoSの取り扱い
5.4.1.1 QoSモデル
5.4.1.1.1 総括
LTEベースのPC5の場合、QoSの取り扱いは、ProSe Per−Packet priority(PPPP)とProSe Per−Packet Reliability(PPPR)とに基づいて、TS23.285[8]で定義されている。NRベースのPC5では、Uuリファレンス・ポイントに関するTS23.501[6]で定義されたものに類似するQoSモデルが使用され、即ち、追加的なレンジのパラメータとともに5QIに基づいている。NRベースのPC5リファレンス・ポイント上のV2X通信では、PC5QoSフローは、第5.4.2の条項で定義されるようなPC5 QoSパラメータを含むPC5QoSルールに関連付けられる。一連の標準化されたPC5 5QI(PQI)は、第5.4.4の条項に定義されている。UEは、第5.1.2.1の条項で定義されているように、V2Xサービスに使用するデフォルトのPC5 QoSパラメータのセットにより設定されることが可能である。NRベースのユニキャスト、グループキャスト及びブロードキャストPC5通信に対しては、PC5QoS管理のためのフロー毎のQoSモデルが適用されるものとする。図5.4.1.1.1−1は、NR PC5のフロー毎のQoSモデルのマッピング例を示す。PC5QoSルール及びPFI関連動作の詳細については、第5.4.1.1.2及び5.4.1.1.3の条項で説明されている。
[“NR PC5に対するフロー毎のPC5QoSモデル”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図5.4.1.1.1−1は、図8として再現されている。
V2X通信がPC5リファレンス・ポイント上で搬送される場合、以下の原則が適用される:
− アプリケーション・レイヤは、TS23.285[8]で定義されているPPPP及びPPPRモデル又はPQI及びレンジ・モデルの何れかを使用して、V2X通信のV2Xアプリケーション要件を設定することができる。送信のために選択されたPC5リファレンス・ポイントのタイプ、即ちLTEに基づくものか、あるいはNRに基づくものかに応じて、UEは、V2Xアプリケーション条件を提供したアプリケーション・レイヤを、下位レイヤに渡される適切なQoSパラメータにマッピングすることができる。2つのQoSモデル間のマッピングは、第5.4.2の条項で定義されている。NRベースのPC5におけるV2X通信では、異なるV2Xパケットが異なるQoS処理を必要とする場合がある。その場合、V2Xパケットは、異なるPFIによって識別されるPC5QoSフローにおいてV2Xレイヤからアクセス・レイヤへ送信されるものとする。
− NRベースのPC5におけるV2X通信のグループキャスト・モードが使用される場合、レンジ・パラメータはV2X通信のQoSパラメータに関連付けられる。このレンジは、V2Xアプリケーション・レイヤによって提供されるか、又は第5.1.2.1の条項で定義される設定に基づいてサービス・タイプからマッピングされるデフォルト値を使用することができます。レンジは、QoSパラメータが充足することを必要とする最小距離を示す。レンジ・パラメータは、動的な制御のためのQoSパラメータと共にASレイヤに渡される。
− NRベースのPC5は、ブロードキャスト、グループキャスト、及びユニキャストである3種類の通信モードをサポートする。これらの異なるモードのQoS処理は、第5.4.1.2ないし第5.4.1.4の条項に記載されている。
− UEは、ブロードキャスト、グループキャスト、及びユニキャスト・トラフィックを、それらの全ての優先順位、例えばPQIによって示される優先順位を考慮に入れて処理することができる。
− NRベースのPC5におけるV2X通信のブロードキャスト及びグループキャスト・モードでは、これらの場合についてはPC5リファレンス・ポイントにおけるシグナリングが存在しないので、標準化されたPQI値がUEによって適用される。
− ネットワーク・スケジュール動作モードが使用される場合、NRベースのPC5用UE−PC5−AMBRは、全てのタイプの通信モードに適用され、リソース管理におけるUEのNRベースのPC5伝送をキャップするためにNG−RANにより使用される。
5.4.1.1.2 PC5QoSパラメータの導出及びPC5QoSフローに対するPFIの割り当て
以下の説明は、ネットワーク・スケジュール動作モード及びUE自律リソース選択モードの両方に適用される。
V2Xアプリケーション・レイヤからサービス・データ又はリクエストが受信されると、UEは、サービス・データ又はリクエストに一致する何らかの既存のPC5QoSフローが存在するかどうかを、例えば既存のPC5QoSフローのPC5QoSルールに基づいて判断する。サービス・データ又はリクエストに一致するPC5QoSフローが存在しない場合、UEは第5.1.2.1の条項で定義されるPC5QoSマッピングの設定に従って、V2Xアプリケーション・レイヤ(利用可能な場合)により提供されるV2Xアプリケーション要件及びV2Xサービス・タイプ(PSID又はITS−AIDなど)に基づいてPC5QoSパラメータを導出する。UEは、導出されたPC5QoSパラメータの新しいPC5QoSフローを作成する。次いで、UEはPFIを割り当て、このPC5QoSフローのPC5QoSルールを導出する。NR PC5リファレンス・ポイントにおけるV2X通信では、PC5QoSフローは、宛先レイヤ2IDによって識別される同じ宛先におけるQoS差分の最も細かい粒度である。同じPFIを有するユーザー・プレーン・トラフィックは、同じトラフィック転送処理(例えば、スケジューリング、管理閾値など)を受信する。PFIは、同一の宛先の中で一意である。
編集後記:異なる通信モード(例えば、ブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャスト)を使用して、V2Xサービスに対して同じ宛先L2IDを有する同じPC5のQoSパラメータを、別々のPC5QoSフローとして処理するかどうかは、更なる研究課題(FFS)である。
5.4.1.1.3 PC5QoSルールに基づくPC5QoSフローの取扱い
各通信モード(例えば、ブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャスト)に対して、UEは、宛先レイヤ2IDによって識別される宛先毎のPC5QoSコンテキスト及びPC5QoSルールに対するPFIのマッピングを維持する。PC5QoSコンテキストは、PC5QoSパラメータ(例えば、PQI及びレンジ)及びV2Xサービス・タイプ(例えば、PSID又はITS−AID)を含む。UEがV2Xサービスに新しいPFIを割り当てると、UEはそれを宛先に対する対応するPC5QoSコンテキスト及びPC5QoSルールとともに格納する。UEがPFIを解放すると、UEは、宛先に対する対応するPC5QoSコンテキストとPC5QoSルールとを取り除く。ユニキャストについては、第5.2.1.4の条項に定義されるユニキャスト・リンク・プロファイルは、ユニキャスト動作のためにPFIからマッピングされる追加情報を含む。
PC5QoSルールは、第5.4.1.1.4の条項で定義されるような関連するPC5QoSフローのPFI、優先順位値(a precedence value)、及びPC5パケット・フィルタ・セットを含む。優先順位値は、PC5QoSルールが評価される順序を決定する。より低い優先順位値を有するPC5QoSルールは、より高い優先順位値を有するものより前に評価される。V2Xレイヤは、以下のように、フロー毎のQoSモデル動作のために、(例えば、宛先レイヤ2IDによって識別される)宛先毎のPC5QoS動作に関する情報を、ASレイヤに提供する:
1)新しいPC5QoSフローを追加するため、あるいは何らかの既存のPC5QoSフローを修正するために、V2Xレイヤは、PFI、対応するPC5QoSパラメータ、及びPC5QoSフローの送信元/送信先レイヤ2IDを、ASレイヤに提供する。
2)何らかの既存のPC5QoSフローを取り除くために、V2Xレイヤは、PC5QoSフローに対するPFI及び送信元/送信先レイヤ2IDをASレイヤへ提供する。
注:1)及び2)はブロードキャスト及びグループキャストに適用する。
更に、V2Xレイヤはまた、通信モード(例えば、ブロードキャスト、グループキャスト、ユニキャスト)、無線周波数、Txプロファイルを、PC5動作のASレイヤに提供する。無線周波数及びTxプロファイルは、V2Xサービス・タイプに基づいて決定される。V2Xレイヤは、(例えば、PSID又はITS−AIDによって識別される)異なる無線周波数に関連するV2Xサービスが、個々のPC5QoSフローに分類されることを保証する。
図5.4.1.1.3−1は、PC5QoSルールを用いるユーザー・プレーン・トラフィックの分類及びマーキング、並びにアクセス・ストラタム・レイヤにおけるPC5QoSフローの無線リソースに対するマッピングの例を示す。
[“PC5QoSルールに基づくPC5QoSフローの取り扱い”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図5.4.1.1.3−1は、図9に再現されている。]
図5.4.1.1.3−1に示すように、送信元と送信先のレイヤ2IDの所与のペアに関し、各々が異なるPC5QoSレベルに対応する複数の無線ベアラが存在する可能性がある。ASレイヤは、提供された情報に基づいて、複数のPC5QoSフローを同じ無線ベアラへマッピングすることを決定することができる。ブロードキャスト及びグループキャストでは、L2リンクは宛先レイヤ2IDで識別される近隣の全てのUEへ向かう。
[...]
6.1.1 V2XサービスをサポートするNR PC5リファレンス・ポイントのユーザー・プレーン
[“PC5インターフェースに関するユーザー・プレーン”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図6.1.1−1は、図10に再現されている。]
IP及び非IP PDCP SDUタイプは、PC5におけるV2X通信に関してサポートされている。IP PDCP SDUタイプでは、IPv6のみがサポートされる。IPアドレスの割り当て及び設定は、第5.6.1.1の条項で定義されている。非IP PDCP SDUは非IPタイプ・ヘッダを含み、これは、アプリケーション・レイヤによって使用されるV2Xメッセージ・ファミリ、例えばIEEE1609ファミリのWSMP[18]、ISOで定義済みFNTP[19]を示す。
注:非−IPタイプ・ヘッダ及び許容値は、ステージ3仕様で定義されるであろう。
[...]
6.3.3 PC5リファレンス・ポイントにおけるユニキャスト・モードV2X通信
6.3.3.1 PC5リファレンス・ポイントにおけるレイヤ2リンク確立
PC5リファレンス・ポイント上でV2X通信のユニキャスト・モードを実行するには、第5.1.2.1の条項で説明されているように、UEは関連情報とともに設定される。
図6.3.3.1−1は、PC5リファレンス・ポイント上でV2X通信のユニキャスト・モードのレイヤ2リンク確立手順を示す。
[“レイヤ2リンク確立手順”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図6.3.3.1−1は、図11に再現されている。]
1.UEは、第5.6.1.4の条項に規定されるように、PC5ユニキャスト・リンク確立のためのシグナリング受信のための宛先レイヤ2IDを決定する。宛先レイヤ2IDは、第5.1.2.1の条項で指定されるようにUEにより設定される。
2.UE−1のV2Xアプリケーション・レイヤは、PC5ユニキャスト通信のアプリケーション情報を提供する。アプリケーション情報は、V2Xアプリケーションのサービス・タイプ(PSID又はITS−AIDなど)と、開始するUEのアプリケーション・レイヤIDとを含む。ターゲットUEのアプリケーション・レイヤIDは、アプリケーション情報に含まれてもよい。
UE−1のV2Xアプリケーション・レイヤは、このユニキャスト通信のためのV2Xアプリケーション要件を提供することができる。UE−1は、第5.4.1.4の条項に規定されるように、PC5QoSパラメータ及びPFIを決定する。
UE−1が、第5.2.1.4の条項で規定されるように、既存のPC5ユニキャスト・リンクを再利用することを決定した場合、UEは、第6.3.3.4の条項で規定されるように、レイヤ2リンク修正手順をトリガーする。
3.UE−1は、ユニキャスト・レイヤ2リンク確立手順を開始するために、ダイレクト通信リクエスト・メッセージを送信する。ダイレクト通信リクエスト・メッセージは以下を含む:
− 送信元ユーザー情報:開始するUEのアプリケーション・レイヤID(即ち、UE−1のアプリケーション・レイヤID)。
− V2Xアプリケーション・レイヤがステップ2においてターゲットUEのアプリケーション・レイヤIDを提供した場合、以下の情報が含まれる:
− ターゲット・ユーザー情報:ターゲットUEのアプリケーション・レイヤID (即ち、UE−2のアプリケーション・レイヤID)。
− V2Xサービス情報:レイヤ2リンク確立を要求するV2Xサービスに関する情報(例えば、PSID又はITS−AID)。
− IP通信が使用されるかどうかの指示。
− IPアドレス設定:IP通信の場合、IPアドレス設定は、このリンクのために要求され、以下の値のうちの1つを指定する。
− IPv6アドレス割り当てメカニズムが開始UEによってサポートされる場合、即ちIPv6ルータとして動作する場合には“IPv6ルータ”;又は
− IPv6アドレス割り当てメカニズムが開始UEによってサポートされない場合には“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”。
− リンク・ローカルIPv6アドレス:UE−1がIPv6IPアドレス割り当てメカニズムをサポートしない場合、RFC4862[21]に基づいて、リンク・ローカルIPv6アドレスがローカルに形成され、即ち、IPアドレス設定は“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”ことを示す。
− QoS情報:PC5QoS(複数可)に関する情報。各PC5QoSフローに対する、PFI、及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)。
ダイレクト通信リクエスト・メッセージを送信するために使用される送信元レイヤ2ID及び送信先レイヤ2IDは、第5.6.1.1及び5.6.1.4の条項で規定されるように決定される。
UE−1は、送信元レイヤ2ID及び送信先レイヤ2IDを使用して、PC5ブロードキャストによりダイレクト通信リクエスト・メッセージを送信する。
4.ダイレクト通信アクセプト・メッセージは以下のようにしてUE−1へ送信される:
4a.(UE指向のレイヤ2リンク確立)ターゲット・ユーザー情報がダイレクト通信リクエスト・メッセージに含まれる場合、ターゲットUE、即ちUE−2は、ダイレクト通信アクセプト・メッセージで応答する。
4b.(V2Xサービス指向のレイヤ2リンク確立)ターゲット・ユーザー情報がダイレクト通信リクエスト・メッセージに含まれていない場合、通知されたV2Xサービス(複数可)を利用することに関心のあるUEは、ダイレクト通信アクセプト・メッセージ(図6.3.3.1−1のUE−2及びUE−4)を送信することにより、リクエストに応答するUE−1とのレイヤ2リンクを確立することを決定する。
ダイレクト通信アクセプト・メッセージは以下を含む:
− 送信元ユーザー情報:ダイレクト通信アクセプト・メッセージを送信するUEのアプリケーション・レイヤID。
− QoS情報:PC5QoSフローに関する情報。各PC5QoSフローに対する、UE−1により要求されるPFI及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
− IPアドレス設定:IP通信の場合、IPアドレス設定は、このリンクのために要求され、以下の値のうちの1つを指定する。
− IPv6アドレス割り当てメカニズムがターゲットUEによってサポートされる場合、即ちIPv6ルータとして動作する場合には“IPv6ルータ”;又は
− IPv6アドレス割り当てメカニズムがターゲットUEによってサポートされない場合には“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”。
− リンク・ローカルIPv6アドレス:ターゲットUEがIPv6IPアドレス割り当てメカニズムをサポートしない場合、RFC4862[21]に基づいて、リンク・ローカルIPv6アドレスがローカルに形成され、即ち、IPアドレス設定は“IPv6アドレス割り当てはサポートされていない”ことを示し、UE−1はリンク・ローカルIPv6アドレスをダイレクト通信リクエスト・メッセージに含める。ターゲットUEは競合しないリンク・ローカルIPv6アドレスを含むものとする。
両方のUE(即ち、開始UEとターゲットUE)がリンク・ローカルIPv6アドレスを使用することを選択した場合、それらはRFC4862[21]で定義された重複アドレス検出をディセーブルにするものとする。
注1:開始するUE又はターゲットUEがIPv6ルータのサポートを示す場合、レイヤ2リンクの確立後に、対応するアドレス設定手順が実行され、リンク・ローカルIPv6アドレスは無視される。
ダイレクト通信アクセプト・メッセージを送信するために使用される送信元レイヤ2IDは、第5.6.1.1及び5.6.1.4の条項で規定されるように決定される。送信先レイヤ2IDは、受信したダイレクト通信リクエスト・メッセージの送信元レイヤ2IDに設定される。
ピアUEからダイレクト通信アクセプト・メッセージを受信すると、UE−1は、このユニキャスト・リンクのシグナリング及びデータ・トラフィックに関し、将来の通信のためにピアUEのレイヤ2IDを取得する。
PC5ユニキャスト・リンクを確立したUEのV2Xレイヤは、ユニキャスト・リンクに割り当てられたPC5リンク識別子とPC5ユニキャスト・リンク関連情報とを、下方のASレイヤに渡す。PC5ユニキャスト・リンク関連情報は、レイヤ2ID情報(即ち、送信元レイヤ2ID及び送信先レイヤ2ID)を含む。これは、ASレイヤが、PC5ユニキャスト・リンク関連情報と共にPC5リンク識別子を維持することを可能にする。
編集後記:相互認証及びセキュリティ関連性確立の手順は、SA WG3からのフィードバックに基づいて決定されるであろう。
5.V2Xサービス・データは、確立されたユニキャスト・リンクにより以下のように伝送される。
PC5リンク識別子及びPFIは、V2Xサービス・データと共にASレイヤに提供される。
UE−1は、送信元レイヤ2ID(即ち、このユニキャスト・リンクに関するUE−1のレイヤ2ID)と、送信先レイヤ2ID(即ち、このユニキャスト・リンクに関するピアUEのレイヤ2ID)とを利用してV2Xサービス・データを送信します。
注2:PC5ユニキャスト・リンクは双方向であり、従って、UE−1のピアUEはUE−1とのユニキャスト・リンクにより、V2Xサービス・データをUE−1に送信することが可能である。
編集後記:ダイレクト通信リクエスト/アクセプト・メッセージに含まれるパラメータは、ダイレクト通信リクエスト/アクセプト・メッセージがASレイヤによってどのように送信されるか(例えば、PC5−RRCシグナリングを使用することによる等)に関するRAN WGの決定に応じてアップデートされる可能性がある。
編集後記:ダイレクト通信リクエスト/アクセプト・メッセージに含まれる追加パラメータ(例えば、セキュリティ関連など)はFFSである。
編集後記:ユニキャスト通信がリンク・レイヤにおけるセキュリティ保護を必要とするかどうかは、SA WG3からのフィードバックに基づいて決定されるであろう。
6.3.3.3 PC5リファレンス・ポイントにおけるレイヤ2リンク解放
図6.3.3.3−1はPC5リファレンス・ポイントにおけるレイヤ2リンク解放手順を示す。
[“レイヤ2リンク解放手順”と題する3GPP TR23.786V1.0.0の図6.3.3.3−1は、図12に再現されている。]
0.UE−1とUE−2は、第6.3.3.1の条項に記述されるように確立されるユニキャスト・リンクを有する。
1.UE−1は、レイヤ2リンクを解放するためにUE−2に切断リクエスト・メッセージを送信し、レイヤ2リンクに関連する全てのコンテキスト・データを削除する。
2.切断リクエスト・メッセージを受信すると、UE−2は切断レスポンス・メッセージで応答することが可能であり、レイヤ2リンクに関連する全てのコンテキスト・データを削除する。
各UEのV2Xレイヤは、ユニキャスト・リンクが解放されたことをASレイヤに通知する。これは、ASレイヤが、解放されたユニキャスト・リンクに関連するコンテキストを削除することを可能にする。
6.3.3.4 ユニキャスト・リンクのレイヤ2リンク修正
図6.3.3.4−1は、ユニキャスト・リンクのレイヤ2リンク修正手順を示す。この手順は以下のために使用される:
− 既存のPC5ユニキャスト・リンクに新しいV2Xサービスを追加すること。
− 既存のPC5ユニキャスト・リンクからV2Xサービスを取り除くこと。
− 既存のPC5ユニキャスト・リンクにおける何らかのPC5QoSフローを修正すること。
[“レイヤ2リンク修正手順”と題する3GPP TR23.786 V1.0.0の図6.3.3.4−1は、図13に再現されている。]
0.UE−1とUE−2は、第6.3.3.1の条項で説明されるように確立されるユニキャスト・リンクを有する。
1.UE−1のV2Xアプリケーション・レイヤは、PC5ユニキャスト通信のアプリケーション情報を提供する。アプリケーション情報は、V2Xアプリケーションのサービス・タイプ(例えば、PSID又はITS−AID)と、開始するUEのアプリケーション・レイヤIDとを含む。ターゲットUEのアプリケーション・レイヤIDは、アプリケーション情報に含まれる可能性がある。UE−1が第5.2.1.4の条項に規定されるように既存のPC5ユニキャスト・リンクを再利用することを決定した場合、UE−2により確立されたユニキャスト・リンクを修正することを決定し、UE−1はリンク修正リクエストをUE−2に送信する。
リンク修正リクエスト・メッセージは以下を含む:
a)既存のPC5ユニキャスト・リンクに新しいV2Xサービスを追加すること:
− V2Xサービス情報:追加されるべきV2Xサービスに関する情報(例えば、PSID又はITS−AID)。
− QoS情報:追加されるべきV2Xサービス各々に対するPC5QoSフローに関する情報。各PC5QoSフロー各々に対する、PFI及び対応するPC5QoSパラメータ(PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
b)既存のPC5ユニキャスト・リンクからV2Xサービスを取り除くこと:
− V2Xサービス情報:取り除かれるV2Xサービス(複数可)に関する情報(例えば、PSID又はITS−AID)
c)既存のPC5ユニキャスト・リンクにおける何らかのPC5QoSフローを修正すること:
− QoS情報:修正されるべきPC5QoSフロー(複数可)に関する情報。各PC5QoSフローに対する、PFI及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
2.UE−2はリンク修正アクセプト・メッセージで応答する。
リンク修正アクセプト・メッセージは:
ケースa)及びケースc)の場合はステップ1で説明されている:
− QoS情報:PC5QoSフロー(複数可)に関する情報。各PC5QoSフローに対する、PFI及び対応するPC5QoSパラメータ(即ち、PQI及び条件に応じた他のパラメータ、例えばMFBR/GFBR等)
各UEのV2Xレイヤは、ユニキャスト・リンク修正に関する情報をASレイヤに提供する。これは、ASレイヤが、修正されたユニキャスト・リンクに関連するコンテキストを更新することを可能にする。
3GPP RAN2#106は以下の事項に合意している:
NR SL QoS及びSLRB構成に関する合意:
1.SLRBの設定は、NR SLに関してNWで設定されれる及び/又は事前に設定されるべきであるというSIフェーズの結論を維持する。
2.RRC_CONNECTED UEでは、新しいPC5QoSフローの送信のために、PC5 QoSフローのQoS情報を、RRC専用のシグナリングによりgNB/ng−eNBに報告することが可能である。UEが開始される正確なタイミングについてはFFSである。
3.RRC_CONNECTED UEの場合、gNB/ng−eNBはSLRB設定を提供し、UEにより報告されるQoS情報に基づいて、RRC個別シグナリングにより、PC5QoSフローのSLRBへのマッピングを設定することが可能である。UEは、SLRB設定を受信した後に限り、SLRBを確立/再構成することが可能である。UEがSLRBを確立/再構成した場合についてはFFSである。
4.報告されたQoS情報が何であるか(例えば、PFI、PC5QoSプロファイルなど)、及びPC5QoSフローからSLRBへのマッピングを実現するために何が使用されるか(例えば、PFIからSLRBマッピング、QoSプロファイルからSLRBマッピングなど)については、PFIがどのように割り当てられるかに関するSA2の結論に応じて、FFSである。
5.RRC_IDLE/INACTIVE UEの場合、gNB/ng−eNBはSLRB設定を提供し、PC5QoSプロファイルをV2X固有のSIBによりSLRBマッピングに設定することができる。RRC_IDLE/INACTIVE UEが新しいPC5QoSフローの送信を開始する場合、それは、SIBの設定に基づいて、そのフローのPC5QoSプロファイルに関連付けられるSLRBを確立する。
6.SIBにおける各PC5QoSプロファイルをどのように記述するかについてはFFSであり、如何なるPC5QoSパラメータがPC5QoSプロファイルに含まれるかに関するSA2の最終結論を待つ。
7.OoC UEでは、SLRB設定及びPC5QoSプロファイルのSLRBへのマッピングは事前に設定される。OoC UEが新たなPC5QoSフローの送信を開始すると、それは事前の設定に基づいてフローに関連するSLRBを確立する。
8.事前の設定においてPC5QoSフローのSLRBマッピングを実現するために何が使用されるかについては(例えば、PFIからSLRBへのマッピング、QoSプロファイルからSLRBへのマッピングなど)、PFIがどのように割り当てられるかについてのSA2の結論に応じて、FFSである。
9.UEのSLユニキャストの場合、NW設定/事前設定によるSLRB設定は、TXのみに関連するSLRBパラメータと、TXとRXの両方に関連するSLRBパラメータとを含み、ピアUEと整合することを必要とする。
10.SLユニキャストの場合、開始するUEは、TXとRXの両方に関連し、ピアUEと整合する必要があるSLRBパラメータをピアUEに通知する。詳細なパラメータについてはFFSである。
11.SLユニキャストの場合、PC5RRCメッセージにより、SL内のピアUEに関して「TXにのみ関連するSLRBパラメータ」を、UEが設定することはできない。RXのみに関連するSRLBパラメータをどのように取り扱うかはFFSである。
12.SLグループキャスト及び/又はブロードキャストの場合、NW設定/事前設定SLRBは、TXのみに関連するSLRBパラメータを含む。
13.TXとRXの両方に関連し、従ってUEとその全てのピアUE(複数可)との間で整合することを必要とするこれらのSLRBパラメータは、SLグループキャスト及びブロードキャストに関するSpecで固定されるべきである。
14.SLブロードキャストに関し、RXのみに関連するSLRBパラメータをどのように設定するかはUEの実装次第である。グループキャストの場合についてはFFSである。
15.SLRB設定は、SLユニキャスト、グループキャスト/ブロードキャストに関して個々に(事前に)設定されるべきである(例えば:SLRB−ConfigForUnicast、SLRB−ConfigForGroupcast、SLRB−ConfigForBroadcast)。グループキャストとブロードキャストの間における個々のSLRB設定の必要性についてはFFSである。
3GPP TS37.324は以下の事項を述べている:

6.2.2.3 SDAPヘッダを有するULデータPDU
図6.2.2.3−1は、SDAPヘッダが設定されているULのSDAPデータPDUのフォーマットを示す。
[“SDAPヘッダを有するUL SDAPデータPDUフォーマット”と題する3GPP TS37.324V15.1.0の図6.2.2.3−1は、図14に再現されている。]
[...]
6.3.4 QFI
長さ:6ビット
QFIフィールドは、SDAP PDUが属するQoSフロー(3GPP TS23.501[4])のIDを示す。
3GPP TS38.331は以下の事項を述べている:
5.3.5.3 UEによるRRCReconfigurationの受信
UEは、RRCReconfigurationの受信時に、以下の動作を実行するものとする:
[...]
1>RRCReconfigurationメッセージがradioBearerConfigを含む場合:
2>第5.3.5.6の条項に従って無線ベアラ設定を実行する;
[...]
5.3.5.6 無線ベアラ設定
5.3.5.6.1 全般
UEは受信したRadioBearConfig IEに基づいて以下の動作を実行するものとする:
[...]
1>RadioBearerConfigがdrb−ToReleaseListを含む場合:
2>第5.3.5.6.4の条項で規定されるようなDRBリリースを実行する;
1>RadioBearerConfigがdrb−ToAddModListを含む場合:
2>第5.3.5.6.5の条項で規定されるようなDRBの追加又は再設定を実行する。
[...]
5.3.5.6.4 DRBリリース
UEは以下のことを行うものとする:
1>現在のUEの設定の一部であるdrb−ToReleaseListに含まれる各drb−Identity値に対して;又は
1>第5.3.5.11の条項による完全な設定の結果としてリリースされる各drb−Identity値に対して:
2>PDCPエンティティ及びdrb−Identityを解放し;
2>このDRBに関連するSDAPエンティティが構成される場合:
3>このDRBに関連するSDAPエンティティ(TS37.324[24]、第5.3.3の条項)に対するDRBのリリースを指示し;
2>DRBがeps−BearerIdentityに関連付けられる場合:
3>同一のeps−BearerIdentityを有するNR又はE−UTRAのどちらにも、新たなベアラが追加されない場合:
4>DRBのリリース及びリリースされたDRBのeps−BearerIdentityを上位レイヤに指示する。
注1:drb−ToReleaseListが現在のUE設定の一部ではない何らかのdrb−Identity値を含む場合、UEはメッセージをエラーとは考えない。
注2:このPDCPエンティティに関連するRLC及びMACエンティティがリセットされるか又はリリースされるかどうかは、CellGroupConfigによって決定される。
5.3.5.6.5 DRB追加/修正
UEは以下のことを行うものとする:
1>現在のUE設定の一部ではないdrb−ToAddModListに含まれる各drb−Identity値に対して(DRBの確立は、完全な設定オプションが使用される場合を含む):
2>PDCPエンティティを確立し、受信したpdcp−Configに従ってそれを設定し;
2>このDRBのPDCPエンティティが、cipheringDisabledで設定されていない場合:
3>ハンドオーバーのターゲットRATがE−UTRA/5GCである場合;又は
3>UEがE−UTRA/5GCに接続されている場合:
4>UEがE−UTRA/5GCを使用できるが、NGEN−DCを使用できない場合:
5>TS36.331[10]で明示されているように、暗号化アルゴリズム及びKUPenc鍵によりPDCPエンティティを設定し;
4>そうでない場合(即ち、UEがNGEN−DCを使用できる場合):
5>securityConfigに従って、PDCPエンティティをセキュリティ・アルゴリズムにより設定し、該当する場合には、マスター鍵(KeNB)に関連する鍵(KUPenc及びKUPint)、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB)を適用し;
3>そうでない場合(即ち、UEがEN−DCにおけるUE又はNRに接続されている場合)
4>securityConfigに従ってPDCPエンティティを暗号化アルゴリズムにより設定し、マスター鍵(KeNB/KgNB)に関連する鍵(KUPenc)、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)を適用し;
2>このDRBのPDCPエンティティがintegrityProtectionにより設定されている場合:
3>securityConfigに従ってPDCPエンティティを完全性保護アルゴリズムにより設定し、マスター鍵(KeNB/KgNB)に関連するKUPint、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)を適用し;
2>sdap−Configが含まれている場合:
3>受信したpdu−Sessionを持つSDAPエンティティが存在しない場合:
4>TS37.324[24]の第5.1.1の条項で明示されるようなSDAPエンティティを確立し;
4>受信したpdu−Sessionを有するSDAPエンティティが、この再設定を受信する前に存在しなかった場合:
5>pdu−Sessionのユーザー・プレーン・リソースの確立を上位レイヤに指示し;
3>TS37.324[24]で明示されるように、受信したSdap−Configに従ってSDAPエンティティを設定し、DRBをSDAPエンティティに関連付け;
2>DRBがeps−BearerIdentityに関連付けられる場合:
3>この再設定を受け取る前に、NR又はE−UTRAの何れかによって同じeps−BearerIdentityでDRBが設定されていた場合:
4>確立されたDRBを、対応するeps−BearerIdentityに関連付け;
3>そうでない場合:
4>DRBの確立及び確立されたDRBのeps−BearerIdentityを上位レイヤに通知し;
1>現在のUE設定の一部であるdrb−ToAddModListに含まれる各drb−Identity値に対して:
2>reestablishPDCPが設定されている場合:
3>ハンドオーバーのターゲットRATがE−UTRA/5GCである場合;又は
3>UEがE−UTRA/5GCに接続されている場合:
4>UEがE−UTRA/5GCを使用できるが、NGEN−DCを使用できない場合:
5>このDRBのPDCPエンティティがcipheringDisabledで設定されていない場合:
6>暗号化アルゴリズム、及びTS36.331[10]の第5.4.2.3の条項に規定されているように設定/導出されるKUPenc鍵によりPDCPエンティティを設定し、即ち、暗号化の設定は、UEによって受信され送信される全ての後続PDCP PDUに適用されるものとし;
4>そうでない場合(即ち、UEがNGEN−DCを使用できる場合):
5>このDRBのPDCPエンティティがcipheringDisabledにより設定されていない場合:
6>暗号化アルゴリズム、及びマスターキー(KeNB)に関連するKUPenc鍵、又はkeyToUseで示されるようなセカンダリ鍵(S−KgNB)により、PDCPエンティティを設定し、即ち、暗号化の設定は、UEによって受信及び送信される全ての後続のPDCP PDUに適用され;
3>そうでない場合(即ち、UEがEN−DCにおけるUE又はNRに接続されている場合)
4>このDRBのPDCPエンティティがcipheringDisabledで設定されていない場合:
5>暗号化アルゴリズム、及びマスター鍵(KeNB/KgNB)に関連するKUPenc鍵、又はkeyToUseで示されるような、セカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)により、PDCPエンティティを設定し、即ち、暗号化の設定は、UEによって受信され送信される全ての後続のPDCP PDUに適用され;
4>このDRBのPDCPエンティティがintegrityProtectionにより設定される場合:
5>securityConfigに従ってPDCPエンティティを完全性保護アルゴリズムにより設定し、マスター鍵(KeNB/KgNB)に関連するKUPint、又はkeyToUseで指定されるセカンダリ鍵(S−KgNB/S−KeNB)を適用し;
3>drb−ContinueROHCが、pdcp−Configに含まれる場合:
4>drb−ContinueROHCが設定されることを、下位レイヤに通知し;
3>TS38.323[5]の第5.1.2の条項で規定されるように、このDRBのPDCPエンティティを再確立し;
2>そうでない場合において、recoverPDCPが設定されている場合:
3>TS38.323[5]で明示されているように、データの復元を実行するために、このDRBのPDCPエンティティをトリガーし;
2>pdcp−Configが含まれている場合:
3>受信したpdcp−Configに従ってPDCPエンティティを再設定し;
2>sdap−Configが含まれている場合:
3>TS37.324[24]で明示されるように、受信したsdap−Configに従ってSDAPエンティティを再設定し;
3>mappedQoS−FlowsToAddで追加されるQFI値の各々に対して、QFI値が事前に設定される場合、QFI値は旧DRBから解放される。
注1:空白。
注2:drb−Identity値が現在のUE設定の一部であるかどうかを判定する場合に、UEは、RadioBearerConfig及びDRB−ToAddModListの何れにDRBが元々は設定されていたかを区別しない。DRBを別の鍵に(KeNBをS−KgNBに、又は逆も同様)に関連付け直すために、ネットワークは(ターゲットの)drb−ToAddModListにおいて、drb−Identity値を提供し、reestablishPDCPフラグを設定する。ネットワークは、(送信元の)drb−ToReleaseListにおいて、drb−Identityを列挙しない。
注3:無線ベアラのためにreestablishPDCPフラグを設定する場合に、ネットワークは、RLC受信機エンティティが、旧PDCP PDUを、再確立されたPDCPエンティティに届けないことを保証する。これは、例えば、旧RLCエンティティをホストするセル・グループの同期による再設定をトリガーすることによって、あるいは旧RLCエンティティを解放することによって行われる。
注4:本仕様では、特に断らない限り、UEの設定はNR RRCによって設定されるパラメータを指す。
注5:暗号化及び完全性保護は、DRBに対してイネーブルに又はディセーブルにされることが可能である。暗号化又は完全性保護のイネーブル/ディセーブルは、DRBを解放及び追加することによってのみ変更することが可能である。
[...]
− SDAP−設定
IE SDAP−Configは、データ無線ベアラに対して設定可能なSDAPパラメータを設定するために使用される。pdu−Sessionの同じ値を有するSDAP−Configの設定された全てのインスタンスは、TS37.324[24]で指定されたものと同じSDAPエンティティに対応する。
SDAP−Config情報要素
Figure 2021027585
Figure 2021027585
3GPP TS23.287によれば、ペアのUEは互いに1つ以上のユニキャスト・リンクを確立することができる。各ユニキャスト・リンクは、UEのアプリケーション・レイヤID及びピアUEのアプリケーション・レイヤIDに関連付けられる。各ユニキャスト・リンクに対して、1つ以上のV2Xサービスが1つのユニキャスト・リンクを介してトラフィックを転送することが可能である。異なるV2Xサービスは異なるQoS要件を必要とするので、各V2Xサービスはトラフィック転送のために1つ以上のPC5QoSフローを有することが可能である。従って、各ユニキャスト・リンクは、様々なV2Xサービスに属する1つ以上のPC5QoSフローを有する可能性がある。更に、各UEは、ユニキャスト・リンクに関連する宛先ごとに、PC5QoSフロー識別子(PFI)とPC5QoSコンテキスト及びPC5QoSルールとのマッピングを維持する必要がある。PFIはUEにより割り当てられる。PC5QoSコンテキストは、PC5QoSパラメータ(例えば、PQIなど)、V2Xサービスを識別するために使用される識別子(例えば、PSID)、及び/又は関連するPFIのためにV2Xサービスを提供するV2Xアプリケーション(例えば、ITS−AID)を識別するために使用される識別子を含む。
ここで一例を示す。UE1とUE2は2つのユニキャスト・リンク、ユニキャスト・リンク#1とユニキャスト・リンク#2とを確立する。UE2は、ユニキャスト・リンク#1の宛先レイヤ2ID1として第1レイヤ2IDを使用し、ユニキャスト・リンク#2の別の宛先レイヤ2ID2として第2レイヤ2IDを使用する。ユニキャスト・リンク#1では、2つのV2Xサービス(V2XサービスA及びV2XサービスB)が初期化される。ユニキャスト・リンク#2では、2つのV2Xサービス(V2XサービスC及びV2XサービスD)が初期化される。V2XサービスAは、2つのPC5QoSフロー(PFI1及びPFI2)を有する。V2XサービスBは、1つのPC5QoSフロー(PFI3)を有する。V2XサービスCは、1つのPC5QoSフロー(PFI4)を有する。そして、V2XサービスDは、1つのPC5QoSフロー(PFI5)を有する。
3GPP RAN2#106の議長覚書によれば、UEは、新たなPC5QoSフローの送信に関し、PC5QoSフローのQoS情報(例えば、PQI)を、gNBに報告することができる。その後、gNBは、SLRB設定を提供し、UEにより報告されたQoS情報に基づいて、PC5QoSフローのUEのSLRBへのマッピングを設定することができる。従って、UEは、1つのV2XサービスのPC5QoSフローに対するSLRB設定を要求するために、リクエスト・メッセージをgNBに送信することができる。同じユニキャスト・リンク上でサポートされる複数のV2Xサービスが存在する場合において、このV2Xサービスが不活性化される場合に、V2Xサービスに関連するSLRB(複数可)をどのようにして解放するかが考察されるべきである。
PFIのPC5QoSコンテキスト及びPC5QoSルールに対するマッピングは宛先ごとであるので、UE1は、SLRB設定を要求するために、1つ以上のPC5QoSフローに関連付けられる宛先のID又はインデックスを、gNBに送信することができる。宛先識別子又はインデックスは、SLRB設定のリクエストに包まれることが可能である。宛先識別子又はインデックスは、SidelinkUEInformationに含まれることが可能である。宛先インデックスは、宛先リスト内のエントリを示すことが可能である。宛先リストの各エントリは、(宛先レイヤ2IDによって識別される)宛先を含む可能性がある。PC5QoSフローに関連するPQIに基づいて、gNBは、PFI及びSLRBのマッピングを設定する。宛先識別子/インデックス、PFI、及びPQIの間の関係は、図15に示される表1のように例示することが可能である。
この例では、gNBはPFIのSLRBへのマッピングを以下のように提供することができる:
− PFI1−to−SLRB1 (V2XサービスA)
− PFI2−to−SLRB2 (V2XサービスA)
− PFI3−to−SLRB2 (V2XサービスB)
− PFI4−to−SLRB3 (V2XサービスC)
− PFI5−to−SLRB4 (V2XサービスD)
PFI2とPFI3は異なるV2Xサービスに属するが、例えばPQI2とPQI3は同様のPC5QoS要件を共有しているので、gNBはそれらをSLRB2にマッピングすることができる。
gNBは、異なるV2Xサービスを提供するために異なるSLRBを使用するように、UE1を設定することも可能である。言い換えれば、各SLRBは、1つのV2Xサービスのみを提供するために使用される。これを達成するために、V2Xサービス・タイプ(例えば、V2Xサービスの識別子(PSID)、又はV2Xサービスを提供するV2Xアプリケーションの識別子(ITS−AID))を、PFIをグループ化するための宛先リストの各エントリに含めることが考察される。例えば、宛先リストの1つのエントリ内の各宛先がPFIリストに関連付けられてもよく、PFIリストの各エントリは、PC5QoSフロー、PQI、及びV2Xサービス・タイプの識別子を含む。宛先識別子又はインデックス、PFI、PQI及びV2Xサービス・タイプの間の関係は、図16に示される表2aのように例示することが可能である。
V2Xサービス・タイプは、V2Xサービスの身元、あるいは、V2Xサービスを提供するV2Xアプリケーションの識別子であり、伝送のためにより多くのビットを必要とする可能性があるため、シグナリング・オーバーヘッドを減らすための代替案が考察される可能性がある。UEは、同じV2Xサービスに属する1つ以上のPC5QoSフローを、PC5QoSフローの1つのセット、例えば1つのPFIセットとしてグループ化することができる。1つのPFIセットを識別するために使用される各インデックス又は識別子は、UEによって割り当てられることが可能である。従って、1つのPFIセットを示すために必要なビットは、1つのV2Xサービス・タイプを示すために必要なビットよりも少ないであろう。1つのPFIセットを識別するために使用されるインデックス又は識別子は、宛先リストの各エントリに含めることができる。例えば、宛先リストの1つのエントリ内の各宛先がPFIリストに関連付けられてもよく、PFIリストの各エントリは、PC5QoSフローの識別子、PQI、及び1つのPFIセットの識別子又はインデックスを含む。宛先識別子又はインデックス、PFI、PQI及びPFIセットの間の関係は、図16に示される表2bのように例示することが可能である。
上記の概念に基づいて、gNBはPFI及びSLRBのマッピングを以下のように設定することができる:
− PFI1−to−SLRB1 (V2XサービスA)
− PFI2−to−SLRB2 (V2XサービスA)
− PFI3−to−SLRB3 (V2XサービスB)
− PFI4−to−SLRB4 (V2XサービスC)
− PFI5−to−SLRB5 (V2XサービスD)
V2Xサービスが終了した又は不活性化される場合、V2Xサービスに関連するPFI(複数可)は不要となり、PFI(複数可)に対応するSLRB(複数可)は解放されるべきである。例えば、UE1がV2XサービスAを終了する場合、PC5QoSフローPFI1及びPFI2は不要であり、PFI1及びPFI2に使用されるSLRB(複数可)は解放されるべきである。上記の例では、PFI1を提供するために使用されるSLRB1が解放されるべきである。SLRB2がPFI2のみを提供するために使用される場合、それは解放されるべきであり;そうでない場合、SLRB2がPFI2及びPFI3を提供するために使用される場合、それは解放されるべきではなく、なぜならSLRB2はV2XサービスBのトラフィック転送に依然として使用される可能性があるからである。gNBは、どのV2XサービスがUEによって終了又は不活性化させられたか、又はどのSLRB(複数可)がUEによって必要とされていないか、を知る必要がある。
ある代替案では、宛先リスト内の宛先のエントリを更新することにより(例えば、宛先に関連するPFI(複数可)及び/又はPFI(複数可)に関連する何らかの情報を削除することにより)、UEが、宛先に関する特定のPC5QoSフロー(複数可)を指定することが可能である。宛先が、終了させられるV2Xサービスを1つしか有しない場合、宛先のエントリは、更新された宛先リストから取り除かれることが可能である。上記の例では、UE1は宛先リスト内の対応するエントリからPFI1及びPFI2を除外することが可能であり、この更新された宛先リストをgNBに送信する。更新された宛先リストに基づいて、gNBは、PFI1及びPFI2に応対するのに使用されるSLRB(複数可)を解放することができる。
一実施形態では、SLRBが同じV2Xサービスに属する1つ以上のPC5QoSフローに応対している場合、UEは、SLRB及び一部の送信関連設定(例えば、SLRBに関連する論理チャネル、論理チャネルの論理チャネル・グループへのマッピングなど)を自ら解放することができる。更に、SLRBが異なるV2Xサービスに属する1つ以上のPC5QoSフローに応対している場合、UEは、SLRB及び一部の送信関連設定(例えば、SLRBに関連する論理チャネル、論理チャネルの論理チャネル・グループへのマッピングなど)を自ら解放しない可能性がある。
一実施形態では、UEは、更新された宛先リストがgNBに送信された後に、gNBから受信した指示に基づいて、SLRB及び一部の送信関連設定(例えば、SLRBに関連する論理チャネル、論理チャネルの論理チャネル・グループへのマッピングなど)を解放することができる。この指示は、どのSLRBがリリースされるべきかを示すことが可能である。この指示は、リリースされるSLRBがどの宛先に属しているかを示すことが可能である。この指示は、RRC(無線リソース制御)再設定メッセージであるとすることが可能である。
更新された宛先リストの例は、図17に示される以下の表3a〜3cのように例示することが可能である。
代替的に、UEは、どのPC5QoSフローが又はどのSLRBがリリースされるべきかを、gNBに示すことができる。UEは、V2Xサービスが終了した場合に、SLRB設定を解放するために、リリース・メッセージをgNBに送信することができる。この概念は、ユニキャスト・リンクでサポートされているV2Xサービスが1つしか存在しない場合に適用されることも可能である。この状況では、各PC5QoSフローは、個々に上位レイヤによって不活性化又は終了させられることが可能であり、従って、関連するPC5QoSフロー(複数可)にマッピングされるSLRBは解放されることが可能である。
リリース・メッセージは、解放されるべきPC5QoSフロー又はSLRBに関連するユニキャスト・リンク(例えば、PC5リンク識別子によるもの)、又は宛先(例えば、宛先レイヤ2IDによるもの)を示すことが可能である。リリース・メッセージは、以下の1つ以上の情報を含むことが可能である:
− PFI;
− SLRB ID;
− V2Xサービス・タイプ(V2Xサービス識別子又はV2Xサービス・インデックス);及び
− PFI設定。
V2Xサービス識別子はV2Xサービスの識別子であり、これはPSIDであってもよい。更に、UEは、V2Xサービスに、それがUEで活性化される場合に、インデックスを割り当てることができる。例えば、UEは第1V2Xサービスにインデックス“1”を割り当て、第2V2Xサービスにインデックス“2”を割り当てることが可能である。V2Xサービス・インデックスは、V2Xサービス識別子よりも少ないビットで表現され、従って、より少ないシグナリング・オーバーヘッドしか消費しない。
このように、UEは、宛先リスト全体を再度送信する必要はなく、その結果、シグナリング・オーバーヘッドを削減することができる。リリース・メッセージの例は、図18に示す表4a〜4dのようにそれぞれ例示することが可能であり、ここで、(図18に示される)表4bの第2エントリは、SLRB2が複数のV2Xサービスを提供する場合には存在し、SLRB2が1つのV2Xサービスのみを提供する場合には存在しない。
あるいは、除外されるPFIが様々な宛先の中で区別可能である場合、宛先は、リリース・メッセージに含まれることができない。リリース・メッセージの例は、図19に示される表5aのように例示することが可能である。
あるいは、リリースされるSLRBが様々な宛先の中で区別可能である場合、宛先は、リリース・メッセージに含まれることができない。リリース・メッセージの例は、図19に示される表5bのように例示することが可能である。この表の第2エントリは、SLRB2が複数のV2Xサービスを提供する場合には存在し、SLRB2が1つのV2Xサービスのみを提供する場合には存在しない。
あるいは、除外されるPFIがV2Xサービス・タイプ又はPFIセットに基づいてグループ化されている場合、宛先は、リリース・メッセージに含まれることができない。リリース・メッセージの例は、図19に示される表5c及び5dのように例示することが可能である。
図20は、SLRB又はSL−DRBを解放することについてネットワーク・ノードに指示する第1UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート2000である。ステップ2005において、第1UEは、サイドリンク・リソースを要求するために第1RRCメッセージをネットワーク・ノードへ送信し、ここで、第1RRCメッセージは、PC5QoSフローの第1リストにおけるPC5QoSフローのPFIを含む。ステップ2010において、第1UEは、第2RRCメッセージをネットワーク・ノードから受信し、ここで、第2RRCメッセージはSLRBを設定し、PC5QoSフローをSLRBにマッピングする。ステップ2015において、第1UEは、PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードへ送信し、ここで、PC5QoSフローのPFIは、第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローの第2リストから除外される。
一実施形態では、PC5QoSフローは、PC5のユニキャスト・リンクで伝送されることが可能であり、PC5ユニキャスト・リンクは、第1UEと第2UEとの間で確立される。第1UEは、ネットワーク・ノードから第4RRCメッセージを受信することも可能であり、ここで、第4RRCメッセージは、UEを再設定してSLRBを解放する。更に、第1UEは、第4RRCメッセージに従ってSLRBを解放することができる。
一実施形態では、PC5QoSフローのPFIは、PC5QoSフローの第2リストに含まれない可能性がある。第1RRCメッセージは、PC5ユニキャスト・リンクに関連する宛先レイヤ2IDを含むことが可能である。宛先レイヤ2IDは第2UEのレイヤ2IDであってもよい。
一実施形態では、第1RRCメッセージ又は第3RRCメッセージは、SidelinkUEInformationであるとすることが可能である。第2RRCメッセージ又は第4RRCメッセージは、RRC再設定メッセージであるとすることが可能である。
一実施形態では、ネットワーク・ノードは基地局(例えば、gNB)であるとすることが可能である。
第1UEの1つの例示的な実施形態において、以前の図3及び4を参照する。第1UE300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、第1UEが、(i)サイドリンク・リソースを要求するために第1RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信すること(第1RRCメッセージはPC5QoSフローの第1リスト内におけるPC5QoSフローのPFIを含む)、(ii)第2RRCメッセージをネットワーク・ノードから受信すること(第2RRCメッセージはSLRBを設定し、PC5QoSフローをSLRBにマッピングする)、及び(iii)PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信すること(PC5QoSフローのPFIは、第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローの第2リストから除外されている)を可能にするように、プログラム・コード312を実行することが可能である。更に、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、本願で説明される上述の動作及びステップ又はその他の全てを実行することができる。
図21は、SLRBを解放するためにネットワーク・ノードに指示を行うUEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート2100である。ステップ2105において、UEは、ネットワーク・ノードから第2RRCメッセージを受信し、ここで、第2RRCメッセージは、第1V2Xサービス又は第1PFIセットに属する1つ以上のPFIに関連する第1SLRBと、第2V2Xサービス又は第2PFIセットに属する1つ以上のPFIに関連する第2SLRBとを設定する。ステップ2110において、UEは、第1V2Xサービスが不活性化又は終了させられた場合に、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信し、第3RRCメッセージは解放に関する第1SLRBを示す。
一実施形態では、UEは、第1RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信することができ、ここで、第1RRCメッセージは、第1V2Xサービス又は第1PFIセットに関連する1つ以上のPFIと、第2V2Xサービス又は第2PFIセットに関連する1つ以上のPFIとを含む。また、UEは、ネットワーク・ノードから第4RRCメッセージを受信することも可能であり、ここで、第4RRCメッセージは、UEを再設定して第1SLRBを解放する。
一実施形態では、第1RRCメッセージはレイヤ2IDリストを含んでもよい。レイヤ2IDリストのエントリは、第1レイヤ2ID及び第1レイヤ2IDに関連する第1PC5QoSフロー・リストを含み、第1PC5QoSフロー・リストのエントリは、第1V2Xサービス又は第1PFIセットを示すことができる。レイヤ2IDリストのエントリは、第2レイヤ2ID及び第2レイヤ2IDに関連する第2PC5QoSフロー・リストを含み、第2PC5QoSフロー・リストのエントリは、第2V2Xサービス又は第2PFIセットを示すことができる。
一実施形態では、第1レイヤ2IDは、第2レイヤ2IDと同じであるとすることが可能である。また、第1PC5QoSフロー・リストは、第2PC5QoSフロー・リストと同じにすることも可能である。第1又は第2レイヤ2IDリストは、ソース・レイヤ2IDリスト又は宛先レイヤ2IDリストである可能性がある。第1/第2レイヤ2IDがUEに属する場合、第1又は第2レイヤ2IDはソース・レイヤ2IDになる可能性がある。第1又は第2レイヤ2IDがUEのピアUEに属する場合、第1又は第2レイヤ2IDは宛先レイヤ2IDになる可能性がある。
一実施形態では、第1RRCメッセージは、SLRB設定のためのリクエスト・メッセージである可能性がある。第1RRCメッセージは、SidelinkUEInformationである可能性もある。第2又は第4RRCメッセージは、RRC再設定メッセージである可能性がある。
一実施形態では、第3RRCメッセージは、SLRB設定に関するリリース・メッセージである可能性がある。第3RRCメッセージは、第2V2Xサービス又は第2PFIセットに関連する1つ以上のPFIを含んでもよいが、第1V2Xサービス又は第1PFIセットに関連する1つ以上のPFIを含まない可能性がある。
一実施形態では、第1レイヤ2ID及び第1PC5QoSフロー・リストを含むレイヤ2IDリストのエントリは、第3RRCメッセージのレイヤ2IDリストから取り除かれることが可能である。第1V2Xサービス又は第1PFIセットを示す第1PC5QoSフロー・リストのエントリは、第3RRCメッセージのレイヤ2IDリストから除外されることが可能である。
一実施形態では、第3RRCメッセージは、第1SLRBの識別子を含んでもよい。第3RRCメッセージはまた、第1V2Xサービスの識別子、又は第1PFIセットの識別子又はインデックスを含むことが可能である。UE及びピアUEは、第1V2Xサービスを提供するために第1ユニキャスト・リンクを確立することが可能である。UE及びピアUEは、第2V2Xサービスを提供するための第2ユニキャスト・リンクを確立することも可能である。第3RRCメッセージは、第1ユニキャスト・リンクを識別するために使用される第1PC5リンク識別子を含んでもよい。
一実施形態では、ネットワーク・ノードは基地局(例えば、gNB)である可能性がある。
UEの1つの例示的な実施形態において、以前の図3及び4を参照する。UE300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、UEが、(i)ネットワーク・ノードから第2RRCメッセージを受信すること(第2RRCメッセージは、第1V2Xサービス又は第1PFIセットに属する1つ以上のPFIに関連する第1SLRBと、第2V2Xサービス又は第2PFIセットに属する1つ以上のPFIに関連する第2SLRBとを設定する)、及び(ii)第1V2Xサービスが不活性化又は終了した場合に、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信すること(第3RRCメッセージは解放する第1SLRBを指定する)を可能にするように、プログラム・コード312を実行することが可能である。更に、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、本願で説明される上述の動作及びステップ又はその他の全てを実行することができる。
図22は、SLRBを解放するようにネットワーク・ノードに指示する第1UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート2200である。ステップ2205において、第1UEは、第1サイドリンク・サービスをサポートするために第2UEとのユニキャスト・リンクを確立し、ここで、少なくとも1つのSLRBは、サイドリンク・サービスをサポートするためにネットワーク・ノードによって設定される。ステップ2210において、第1UEは、サイドリンク・サービスの不活性化に応答して、第1RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信し、ここで、第1RRCメッセージは、解放するSLRBを示す情報を含む。
UEの1つの例示的な実施形態において、以前の図3及び4を参照する。UE300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、UEが、(i)第1サイドリンク・サービスをサポートするために、第2UEとのユニキャスト・リンクを確立すること(少なくとも1つのSLRBは、サイドリンク・サービスをサポートするようにネットワーク・ノードによって設定される)、及び(ii)サイドリンク・サービスの不活性化に応答して、第1RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信すること(第1RRCメッセージは、解放するSLRBを示す情報を含む)を可能にするように、プログラム・コード312を実行することが可能である。更に、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、本願で説明される上述の動作及びステップ又はその他の全てを実行することができる。
図23は、第1UEに設定されたSLRBを解放するためのネットワーク・ノードの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート2300であり、ここで、第1サイドリンク・サービスをサポートするために、第1UEと第2UEとの間にユニキャスト・リンクが確立される。ステップ2305において、ネットワーク・ノードは、第1サイドリンク・サービスをサポートするために、少なくとも1つのSLRBを第1UEに対して設定する。ステップ2310において、ネットワーク・ノードは、第1UEから第1RRCメッセージを受信し、第1RRCメッセージは解放するSLRBを示す情報を含む。ステップ2315において、ネットワーク・ノードは、第1RRCメッセージに含まれる情報に従ってSLRBを解放する。
ネットワーク・ノードの1つの例示的な実施形態において、以前の図3及び4を参照する。ネットワーク・ノード300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、ネットワーク・ノードが、(i)第1サイドリンク・サービスをサポートするために、第1UEに対して少なくとも1つのSLRBを設定すること、(ii)第1RRCメッセージを第1UEから受信すること(第1RRCメッセージは解放するSLRB(複数可)を指定する情報を含む)、及び(iii)第1RRCメッセージに含まれる情報に従ってSLRB(複数可)を解放することを可能にするように、プログラム・コード312を実行することが可能である。更に、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、本願で説明される上述の動作及びステップ又はその他の全てを実行することができる。
図22及び23に示される上述された実施形態の文脈において、一実施形態では、情報は、第1サイドリンク・サービスの識別子又はインデックスであるとすることが可能である。情報は、1つ以上のPC5QoSフロー(PFI)を含み、SLRB(複数可)が他のサイドリンク・サービスからの如何なるPC5QoSフローとも共有されていない場合に、1つ以上のPC5QoSフロー(PFI)にマッピングされたSLRBは解放される必要があることを示す。また、1つ以上の識別子によって識別されるSLRB(複数可)が、他のサイドリンク・サービスからの如何なるPC5QoSフローによっても共有されない場合、情報は、少なくとも1つのSLRBの1つ以上の識別子を含む可能性がある。
一実施形態では、第1UEは、第1RRCメッセージに含まれる情報に従ってSLRB(複数可)を解放することができる。また、第1UEは自律的にSLRBを解放することが可能である。第1UEは、ネットワーク・ノードからの第2RRCメッセージの受信に応答してSLRB(複数可)を解放することが可能である。
一実施形態では、ネットワーク・ノードは、SLRBの解放のために第1UEに第2RRCメッセージを送信することができる。第2RRCメッセージは、解放のための少なくとも1つのSLRBの1つ以上の識別子を含んでもよい。
一実施形態では、第1UEは、少なくとも1つのSLRBのうちの1つ以上についてSLRB設定を要求するために、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信することができる。第3RRCメッセージは、少なくとも1つのPC5QoSフロー(PFI)を含むことができる。第3RRCメッセージはまた、各PC5QoSフローに関連付けられたPC5QoS識別子(PQI)を含んでもよい。更に、第3RRCメッセージは、第1サイドリンク・サービスの識別子又はインデックスを含んでもよい。更に、第3RRCメッセージは、宛先(レイヤ2)識別子及び/又はPC5リンク識別子(PFI)を含んでもよい。
一実施形態では、ネットワーク・ノードは、第4RRCメッセージを第1UEに送信して、少なくとも1つのSLRBのうちの1つ以上に対してSLRBコンフィギュレーション(複数可)を設定することができる。第4RRCメッセージは、少なくとも1つのSLRBの1つ以上の識別子を含んでもよい。第4RRCメッセージはまた、第1サイドリンク・サービスの識別子又はインデックスを含んでもよい。更に、第4RRCメッセージは、宛先(レイヤ2)識別子及び/又はPC5リンク識別子(PFI)を含んでもよい。
図24は、SLRB又はSL−DRBを解放するようにネットワーク・ノードに指示する第1UEの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート2400である。ステップ2405において、第1UEは、ネットワーク・ノードから第2RRCメッセージを受信し、ここで、第2RRCメッセージは、SLRBを設定し、ユニキャスト・リンクで送信される1つ以上のPC5QoSフローを、SLRBにマッピングし、ユニキャスト・リンクは第1UEと第2UEとの間で確立される。ステップ2410において、第1UEは、1つ以上のPC5QoSフローが不活性化又は終了させられた場合に、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信し、ここで、第3RRCメッセージは、解放するSLRBを示す情報を含む。
一実施形態では、第1UEは、SLRB設定を要求するために、第1RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信することが可能であり、第1RRCメッセージは、1つ以上のPC5QoSフローのPFI(複数可)を含む。第1UEは、ネットワーク・ノードから第4RRCメッセージを受信することが可能であり、ここで、第4RRCメッセージは、第3RRCメッセージに含まれる情報によって示されるSLRBを解放するようにUEを再設定する。
一実施形態では、第1RRCメッセージは、ユニキャスト・リンクに関連する宛先レイヤ2IDを含んでもよい。宛先レイヤ2IDは、第2UEのソース・レイヤ2IDであってもよい。第1又は第3RRCメッセージは、SidelinkUEInformationであってもよい。第2又は第4RRCメッセージはRRC再設定メッセージであってもよい。
一実施形態では、第3RRCメッセージは、SLRBのリリース・メッセージであってもよい。第3RRCメッセージは、リリースに関するSLRBにマッピングされた1つ以上のPC5QoSフローのPFIを含むことができる。第3RRCメッセージは、リリースするSLRBの識別子、又はリリースするSLRBを設定するコンフィグレーションのインデックスを含んでもよい。
一実施形態では、ネットワーク・ノードは基地局(例えば、gNB)であってもよい。
一実施形態では、第1UEは、4RRCメッセージに含まれる情報に従って、SLRBを解放することができる。第1UEは自律的にSLRB(複数可)を解放することが可能である。
一実施形態では、第1UEの上位レイヤが1つ以上のPC5QoSフローは不活性化又は終了させられていることを示している場合、又は第1UEの上位レイヤが1つ以上のPC5QoSフローはSLRBにマッピングされていないことを示している場合、第3RRCメッセージがネットワーク・ノードに送信されることが可能である。1つ以上のPC5QoSフローがV2Xサービスに関連付けられてもよい。第3RRCメッセージは、SLRBにマッピングされる1つ以上のPC5QoSフローのPFIが、第1RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローのリストから除外されることを示すことが可能である。
一実施形態では、第1RRCメッセージは、1つ以上のPC5QoSフローのPFIを含んでもよい。第1RRCメッセージはまた、PC5QoS識別子(PQI)及び/又は各PC5QoSフローに関連するPC5QoSプロファイルを含んでもよい。更に、第1RRCメッセージは、ユニキャスト・リンクに関連する宛先(レイヤ2)識別子及び/又はPC5リンク識別子(PFI)を含む可能性がある。
一実施形態では、第2RRCメッセージは、少なくとも1つのSLRBの1つ以上の識別子を含んでもよい。第2RRCメッセージは、宛先(レイヤ2)識別子、宛先(レイヤ2)識別子に関連付けられたインデックス、及び/又はユニキャスト・リンクに関連付けられたPC5リンク識別子(PFI)を含んでもよい。
第1UEの1つの例示的な実施形態において、以前の図3及び4を参照する。第1UE300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、第1UEが、(i)ネットワーク・ノードから第2RRCメッセージを受信すること(第2RRCメッセージは、SLRBを設定し、ユニキャスト・リンクで送信される1つ以上のPC5QoSフローを、SLRBにマッピングし、第1UEと第2UEとの間でユニキャスト・リンクが確立される)、及び(ii)1つ以上のPC5QoSフローが不活性化又は終了させられる場合に、第3RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信すること(第3RRCメッセージは、解放するSLRBを示す情報を含む)を可能にするように、プログラム・コード312を実行することが可能である。更に、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、本願で説明される上述の動作及びステップ又はその他の全てを実行することができる。
図25は、第1UEに設定されたSLRB(複数可)を解放するためのネットワーク・ノードの観点からの1つの例示的な実施形態によるフローチャート2500である。ステップ2505において、ネットワーク・ノードは、ユニキャスト・リンクに関する第1UEに対して少なくとも1つのSLRBを設定し、ここで、ユニキャスト・リンクは、第1UEと第2UEの間で確立される。ステップ2510において、ネットワーク・ノードは、第1UEから第3RRCメッセージを受信し、ここで、第3RRCメッセージは、解放する少なくとも1つのSLRBのうちのSLRBを示す情報を含む。ステップ2515において、ネットワーク・ノードは、第3RRCメッセージに含まれる情報に従って、SLRBの設定を解放する。
一実施形態では、情報は、解放するSLRBにマッピングされた1つ以上のPC5QoSフローのPFIを含んでもよい。情報はまた、解放するSLRBの識別子を含んでもよい。
一実施形態では、ネットワーク・ノードは、SLRB解放のために第4RRCメッセージを第1UEに送信することができる。第4RRCメッセージは、解放するSLRBの1つ以上の識別子を含んでもよい。
一実施形態では、第1UEは、1つ以上のPC5QoSフローに対するSLRB設定を要求するために、第1RRCメッセージをネットワーク・ノードに送信することができる。第1RRCメッセージは、1つ以上のPC5QoSフローのPFIを含むことができる。第1RRCメッセージはまた、PC5QoS識別子(PQI)及び/又は各PC5QoSフローに関連するPC5QoSプロファイルを含んでもよい。更に、第1RRCメッセージは、ユニキャスト・リンクに関連する宛先(レイヤ2)識別子及び/又はPC5リンク識別子(PFI)を含んでもよい。
一実施形態では、情報は、SLRBにマッピングされた1つ以上のPC5QoSフローのPFIが、第1RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローのリストから除外されることを、示すことができる。
一実施形態では、ネットワーク・ノードは、第2RRCメッセージを第1UEに送信して、少なくとも1つのSLRBのうちの1つ以上のSLRBコンフィギュレーション(複数可)を設定することができる。第2RRCメッセージは、少なくとも1つのSLRBの1つ以上の識別子を含んでもよい。第2RRCメッセージは、宛先(レイヤ2)識別子、宛先(レイヤ2)識別子に関連付けられたインデックス、及び/又はユニキャスト・リンクに関連付けられたPC5リンク識別子(PFI)を含んでもよい。
一実施形態では、第1又は第3RRCメッセージは、SidelinkUEInformationであってもよい。第2又は第4RRCメッセージは、RRC再設定メッセージであってもよい。
ネットワーク・ノードの1つの例示的な実施形態において、以前の図3及び4を参照する。ネットワーク・ノード300は、メモリ310に記憶されたプログラム・コード312を含む。CPU308は、ネットワーク・ノードが、(i)ユニキャスト・リンクのために、第1UEに対して少なくとも1つのSLRBを設定すること(ユニキャスト・リンクは第1UEと第2UEの間に確立される)、(ii)第1UEから第3RRCメッセージを受信すること(第3RRCメッセージは解放する少なくとも1つのSLRBのうちのSLRBを示す情報を含む)、(iii)第3RRCメッセージに含まれる情報に従ってSLRBの設定を解放することを可能にするように、プログラム・コード312を実行することが可能である。更に、CPU308は、プログラム・コード312を実行して、本願で説明される上述の動作及びステップ又はその他の全てを実行することができる。
本開示の様々な側面が上記で説明されている。本願における教示は、広範な多様な形態で具現化されることが可能であること、及び本願で開示される任意の特定の構造、機能、又はそれら双方は単に代表的なものであるに過ぎないことは、明らかであろう。本願における教示に基づいて、当業者は、本願で開示された態様は、任意の他の態様から独立して実装されることが可能であること、及びこれらの2つ以上の態様は種々の方法で組み合わせられることが可能であることを理解するはずである。例えば、本願で上述した任意の数の態様を用いて、装置を実現すること又は方法を実現することが可能である。更に、本願に記載した1つ以上の態様に加えて又はそれ以外に、他の構造、機能、又は構造及び機能を用いて、装置を実現すること、又はそのような方法を実現することができる。上記の概念の幾つかの例として、幾つかの態様において、同時チャネルは、パルス繰り返し周波数に基づいて確立されることが可能である。幾つかの態様において、パルス位置又はオフセットに基づいて、同時チャネルが確立されることが可能である。幾つかの側面において、同時チャネルは、時間ホッピング・シーケンスに基づいて確立されることが可能である。幾つかの側面において、同時チャネルは、パルス繰り返し周波数、パルス位置又はオフセット、及び時間ホッピング・シーケンスに基づいて確立されることが可能である。
当業者は、情報及び信号が多種多様な任意の技術及び技法を使用して表現される可能性があることを理解するであろう。例えば、上記の説明を通じて参照される可能性があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁気的な場又は粒子、光学的な場又は粒子、又はそれらの任意の組み合わせによって表現されてよい。
本願で開示される態様に関連して説明される種々の例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、及びアルゴリズム・ステップは、電子ハードウェア(例えば、ソース・コーディング又は何らかの他の技術を使用して設計され可能性がある、デジタル実装、アナログ実装、又は両者の組み合わせ)、命令を組み込む種々の形態のプログラム又は設計コード(本願においては、便宜上、「ソフトウェア」又は「ソフトウェア・モジュール」と言及される可能性がある)、又はそれらの組み合わせとして実装される可能性があることを、当業者は更に理解するであろう。ハードウェア及びソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、さまざまな例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能の観点から一般的に上記で説明されている。このような機能がハードウェア又はソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定のアプリケーション及びシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は、説明された機能を、特定のアプリケーションそれぞれについて様々な方法で実装する可能性があるが、そのような実装の決定は、本開示の範囲から逸脱を引き起こすように解釈されるべきではない。
更に、本願で開示される態様に関連して説明される種々の例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、又はアクセス・ポイント内で実装されてもよいし、又はそれらによって実行されてもよい。ICは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリート・ゲート若しくはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア・コンポーネント、電気コンポーネント、光学コンポーネント、機械コンポーネント、又は本願で説明される機能を実行するように設計されるそれらの任意の組み合わせを含む可能性があり、IC内部、IC外部、又は両者に存在するコード又は命令を実行する可能性がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替案では、プロセッサは、何らかの従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ又は状態マシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティング・デバイスの組合せ、例えばDSPとマイクロプロセッサの組み合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアに接続された1つ以上のマイクロプロセッサ、又は他のそのような構成として実装されてもよい。
何れかの開示されたプロセスにおけるステップの何らかの特定の順序又は階層は、サンプル・アプローチの一例であることが理解される。設計の好みに基づいて、本開示の範囲内にとどまりつつ、プロセスのステップの特定の順序又は階層は再編成され得ることが理解される。添付の方法の請求項は、あるサンプル順序で様々なステップの要素を提示しており、提示された特定の順序又は階層に限定されることを意味していない。
本願で開示される態様に関連して説明される方法又はアルゴリズムのステップは、直接的にハードウェアで、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールで、又は両者の組み合わせにおいて具現化されてもよい。ソフトウェア・モジュール(例えば、実行可能な命令及び関連データを含む)及び他のデータは、RAMメモリ、フラッシュ・メモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM、又は当該技術分野で既知のコンピュータ読み取り可能な他の形態の記憶媒体などのデータ・メモリ内に存在する可能性がある。サンプルの記憶媒体は、例えばコンピュータ/プロセッサ(ここでは、便宜上、「プロセッサ」と言及されてよい)などのマシンに結合されることが可能であり、そのようなプロセッサは、情報(例えばコード)を記憶媒体から読み込み、または情報を記憶媒体に書き込むことが可能である。サンプルの記憶媒体はプロセッサと一体的であってもよい。プロセッサと記憶媒体はASIC内に存在してもよい。ASICはユーザー装置内に存在してもよい。代替案では、プロセッサと記憶媒体は、ユーザー装置内の個別的なコンポーネントとして存在してもよい。更に、幾つかの態様では、任意の適切なコンピュータ・プログラム・プロダクトは、開示の1つ以上の態様に関連するコードを含むコンピュータ読み取り可能な媒体を含んでもよい。幾つかの態様では、コンピュータ・プログラム・プロダクトは包材を含んでもよい。
本発明は様々な態様に関連して説明されてきたが、本発明は更なる修正が可能であることは理解されるであろう。本願は、本発明の原理に一般的に従う発明の任意の変形、使用、又は適合であって、本開示からのそのような逸脱を、本発明が関連する技術分野における周知慣用の範囲内に収めるように包含するものをカバーするように意図されている。

Claims (20)

  1. SLRB(サイドリンク無線ベアラ)又はSL−DRB(サイドリンク・データ無線ベアラ)を解放するためにネットワーク・ノードに通知する第1UE(ユーザー装置)のための方法であって:
    サイドリンク・リソースを要求するために第1RRC(無線リソース制御)メッセージをネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記第1RRCメッセージは、PC5QoS(サービス品質)フローの第1リストにおけるPC5QoSフローのPFI(PC5QoSフロー識別子)を含む、ステップ;
    第2RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップであって、前記第2RRCメッセージは、SLRBを設定し、且つ前記PC5QoSフローを前記SLRBにマッピングする、ステップ;及び
    前記PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、第3RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記PC5QoSフローの前記PFIは、前記第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローの第2リストから除外される、ステップ;
    を含む方法。
  2. 前記PC5QoSフローはPC5ユニキャスト・リンクで送信され、前記PC5ユニキャスト・リンクは前記第1UEと第2UEとの間に確立される、請求項1に記載の方法。
  3. 第4RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップを更に含み、前記第4RRCメッセージは前記SLRBを解放するように前記UEを再設定する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第4RRCメッセージに従って前記SLRBを解放するステップを更に含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記PC5フローの前記PFIは、PC5QoSフローの前記第2リストには含まれていない、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1RRCメッセージは、前記PC5ユニキャスト・リンクに関連する宛先レイヤ2IDを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記宛先レイヤ2ID(識別子)は第2UEのレイヤ2IDである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1RRCメッセージ又は前記第3RRCメッセージは、SidelinkUEInformationである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第2RRCメッセージ又は前記第4RRCメッセージは、RRC再設定メッセージである、請求項1に記載の方法。
  10. 前記ネットワーク・ノードは基地局である、請求項1に記載の方法。
  11. 制御回路;
    前記制御回路に設けられたプロセッサ;及び
    前記制御回路に設けられ、前記プロセッサに動作可能に結合されたメモリ;
    を含む第1UE(ユーザー装置)であって、
    前記プロセッサは:
    サイドリンク・リソースを要求するために第1RRC(無線リソース制御)メッセージをネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記第1RRCメッセージは、PC5QoS(サービス品質)フローの第1リストにおけるPC5QoSフローのPFI(PC5QoSフロー識別子)を含む、ステップ;
    第2RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップであって、前記第2RRCメッセージは、SLRB(サイドリンク無線ベアラ)を設定し、且つ前記PC5QoSフローを前記SLRBにマッピングする、ステップ;及び
    前記PC5QoSフローが不活性化又は解放される場合に、第3RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードへ送信するステップであって、前記PC5QoSフローの前記PFIは、前記第3RRCメッセージに含まれるPC5QoSフローの第2リストから除外される、ステップ;
    を行うために、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行するように構成されている、第1UE。
  12. 前記PC5QoSフローはPC5ユニキャスト・リンクで送信され、前記PC5ユニキャスト・リンクは前記第1UEと第2UEとの間に確立される、請求項11に記載の第1UE。
  13. 前記プロセッサは:
    第4RRCメッセージを前記ネットワーク・ノードから受信するステップであって、前記第4RRCメッセージは前記SLRBを解放するように前記UEを再設定する、ステップを行うために、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行するように更に構成されている、請求項11に記載の第1UE。
  14. 前記プロセッサは:
    前記第4RRCメッセージに従って前記SLRBを解放するステップを行うために、前記メモリに記憶されたプログラム・コードを実行するように更に構成されている、請求項13に記載の第1UE。
  15. 前記PC5フローの前記PFIは、PC5QoSフローの前記第2リストには含まれていない、請求項11に記載の第1UE。
  16. 前記第1RRCメッセージは、前記PC5ユニキャスト・リンクに関連する宛先レイヤ2IDを含む、請求項11に記載の第1UE。
  17. 前記宛先レイヤ2IDは第2UEのレイヤ2IDである、請求項16に記載の第1UE。
  18. 前記第1RRCメッセージ又は前記第3RRCメッセージは、SidelinkUEInformationである、請求項11に記載の第1UE。
  19. 前記第2RRCメッセージ又は前記第4RRCメッセージは、RRC再設定メッセージである、請求項11に記載の第1UE。
  20. 前記ネットワーク・ノードは基地局である、請求項11に記載の第1UE。
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