JP2021026640A - かかりつけ薬局化支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】かかりつけ薬局を利用する患者を効果的に増やす。【解決手段】サーバ装置100が、患者に対する調剤日および調剤内容に関する調剤データを薬局端末200から入力して調剤情報記憶部111に記録する調剤データ記録部11と、記録された調剤データの履歴に基づいて、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たす患者を提案対象患者として抽出する対象患者抽出部12と、抽出した提案対象患者のデータを特定の薬局の薬局端末200に送信する対象患者データ送信部13とを備え、薬局端末200において提案対象患者を報知することにより、報知を受けた薬局が、自局をかかりつけ薬局として利用することに同意する可能性が高いと推定される患者に対して来局の際にかかりつけ薬局の案内を行うことができるようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、かかりつけ薬局化支援システムに関し、特に、患者が特定の薬局をかかりつけ薬局として決めることを促すように支援するシステムに用いて好適なものである。
医師および薬剤師のそれぞれの専門性を発揮して医療の質の向上を図ることを目的として、医薬分業が推進されている。医薬分業とは、患者の診察と薬剤の処方を医師が行い、医師が発行した院外処方箋に基づいて薬局で薬剤を調製し、さらに患者の薬歴管理や服薬指導を薬剤師が行う方式をいう。2016年には「かかりつけ薬剤師」の制度が新設され、厚生労働省は患者に対して、どの医療機関で院外処方箋をもらった場合でも同じ薬局で薬を受け取る、いわゆる「かかりつけ薬剤師(かかりつけ薬局ともいう)」を決めることを推奨している。
かかりつけ薬局を決めることにより、患者は次のようなメリットが得られる。
(1)安全・安心に薬を使用できる。
一人の薬剤師が一人の患者の服薬状況を一カ所の薬局でまとめて管理し、薬の重複や飲み合わせのほか、服薬による効果や副作用などを継続的に確認するため、患者が薬を安全・安心に使用することが可能となる。一人の患者が複数のお薬手帳を持っている場合にそれらを1冊に集約して管理することも可能である。
(2)薬局が開いていない時間にも薬の相談ができる。
休日や夜間など薬局の開局時間外も、薬剤師が24時間体制で薬に関する相談に対して電話等で対応するため、薬の使い方や副作用、残薬(手元に残っている薬)の確認など、患者が必要に応じていつでも薬剤師に相談することができる。
(3)医療チームのサポートを受けられる。
薬剤師が処方内容を確認し、必要に応じて医師への問い合わせや提案を行うため、薬剤師と処方医や医療機関との連携によるサポートを受けることができる。
一方、患者がかかりつけ薬局を決めることにより、薬局では次のようなメリットが得られる。
(1)患者のリピート化が期待できる。
(2)かかりつけ薬剤師指導料を得ることができる。すなわち、保険薬局において、所定の要件を満たした保険薬剤師が患者の同意を得て必要な指導等を行った場合に、処方箋受付1回につき所定点数を算定することが可能である。
(3)かかりつけ薬剤師包括管理料を得ることができる。すなわち、かかりつけ薬剤師が特定の業務を行った場合に、処方箋受付1回につき所定点数を算定することが可能である。
以上のように、「かかりつけ薬局」は患者および薬局の双方にとってメリットのある制度であるが、現実的には、患者がかかりつけ薬局を決めることが難しい面もある。多くの薬局は、医療機関に隣接して設置された、いわゆる「門前薬局」である。門前薬局にあらかじめ確保されている薬剤は、それに隣接する医療機関の診療科目に対応したものに限られているのが普通である。そのため、患者は、診察を受けた医療機関で処方された薬を任意の薬局で調剤してもらうことが難しく、診察を受けた医療機関に隣接する門前薬局を利用することが多くなる。
これに対して、従来、任意の薬局を患者の「かかりつけ薬局」として機能させるように支援するシステムが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に記載のシステムでは、薬剤処方情報センターと、医療機関、調剤薬局および薬剤商社との間をそれぞれネットワークで接続可能にし、医療機関から新たに処方される薬剤または調剤薬局から新たに提供される薬剤に関する情報を薬剤処方情報センターで受信した場合に、その薬剤の適正を判断することで患者の薬剤の飲み合わせを確認したり、在庫情報に基づいて薬剤商社へ共同仕入れを行ったりすることで、安全性や在庫を適切に確保し、患者が安心してどこの薬局でも薬剤の提供を受けられるようにしている。
また、特許文献2に記載のシステムは、各患者に対して発行された処方箋をそれぞれ受付処理する手段を備えた受付機関と、受付機関において受付処理した処方箋に関する情報に基づいて各患者への投薬に関する情報をデータベースに蓄積する手段を備えた情報機関と、受付機関において受付処理した処方箋に関する情報に基づいて薬剤の調製の指示を出力する手段を備えた調剤機関と、調剤機関において調製され配送された薬剤を各患者への投薬に関する情報に基づいて投与する指示を出力する手段を備えた投薬機関とを有する。
最近では、患者のリピート化(かかりつけ化)を支援する薬局向けのアプリケーションが提供されている(非特許文献1参照)。このアプリケーションは、チャット機能などによって患者と薬局とがいつでも繋がることを可能にし、診察を受ける医療機関ごとにバラバラの門前薬局から薬を処方してもらっていた患者が1つの薬局を選び、選択された薬局が「かかりつけ薬局」として求められる価値を提供することを支援するための仕組みを備えている。
特開2002−359042号公報 特開2003−323499号公報
インターネット情報「メドピア、薬局と患者をつなぐ、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」をリリース」(2019年6月25日)、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000010134.html
例えば上記特許文献1,2に記載されたシステムのように、医療機関で処方された薬剤を門前薬局以外の任意の薬局において受け取ることが可能な仕組みが提供されたとしても、かかりつけ薬局の制度自体を知らない患者や、「かかりつけ薬局」という名称を聞いたことがあってもその詳細を知らない患者などが多く、かかりつけ薬局を利用する患者が多くないのが現状である。
本発明は、このような実情に鑑みて成されたものであり、かかりつけ薬局を利用する患者を効果的に増やすことができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、薬局に来局した患者ごとに、調剤日および調剤内容に関する調剤データを薬局端末から入力してサーバ装置に送信し、サーバ装置においてデータベースに記録された調剤データの履歴に基づいて、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たす患者を提案対象患者として抽出し、抽出した提案対象患者を示す対象患者データを特定の薬局の薬局端末に送信し、当該薬局端末において提案対象患者を報知するようにしている。
本発明の他の態様では、上述のようにしてサーバ装置において抽出された提案対象患者の患者端末に対して、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに関する案内情報を送信するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、所定条件を満たした提案対象患者の情報が特定の薬局の薬局端末に送信されて報知されるので、当該提案対象患者が特定の薬局に来局したときに、当該提案対象患者に対して特定の薬局からかかりつけ薬局化の案内を行うことができる。報知された提案対象患者は、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たした患者であるので、所定条件を満たさない患者と比べて、案内を受けて特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに同意する可能性が高いと言える。これにより、本発明によれば、かかりつけ薬局を利用する患者を効果的に増やすことができる。
本発明の他の特徴によれば、所定条件を満たした提案対象患者の患者端末に対して、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに関する案内情報が送信されるので、案内を受けた患者に対してかかりつけ薬局の内容を認知させることができる。案内情報が送信された提案対象患者は、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たした患者であるので、所定条件を満たさない患者と比べて、案内を受けて特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに同意する可能性が高いと言える。これにより、本発明によれば、かかりつけ薬局を利用する患者を効果的に増やすことができる。
本実施形態によるかかりつけ薬局化支援システムの全体構成例を示す図である。 本実施形態によるサーバ装置の機能構成例を示す図である。 本実施形態による薬局端末の機能構成例を示す図である。 本実施形態による患者端末の機能構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるかかりつけ薬局化支援システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態によるかかりつけ薬局化支援システムは、複数の薬局が使用する薬局端末200と、複数の患者が使用する患者端末300と、薬局端末200および患者端末300に通信ネットワーク500を介して接続されるサーバ装置100とを備えて構成される。
薬局端末200は、薬局のスタッフ(薬剤師または事務担当者)が使用する端末であり、例えばパーソナルコンピュータにより構成される。薬局端末200は、来局した患者ごとに、調剤日、調剤内容、服薬指導などの薬歴、および調剤を担当した薬剤師に関する調剤データを入力してサーバ装置100に送信する。また、薬局端末200は、かかりつけ化の提案を行う対象の患者(以下、提案対象患者という)を示す対象患者データをサーバ装置100から受信し、当該提案対象患者をディスプレイに表示することによって薬局のスタッフに報知する。
なお、調剤データの入力および送信は、薬局による医薬品の調剤履歴を管理するためのシステム(調剤レセプトコンピュータや電子薬歴システム、関連するWebサービスも含む。以下、調剤システムという)を利用して行うようにしてよい。この場合、薬局の店名や住所、薬局IDなどの薬局情報が調剤システムを通じてサーバ装置100に登録されている。薬局で行われた調剤に関する調剤データは、調剤システムを通じて薬局端末200からサーバ装置100に送信されて管理される。また、調剤データを用いてサーバ装置100で所定の処理が実行され、上述の提案対象患者が調剤システムを通じて薬局端末200に提供される。
患者端末300は、薬局で薬が調剤された患者が使用する端末であり、例えばパーソナルコンピュータまたはスマートフォンにより構成される。患者端末300には、患者自身による薬の情報を管理するためのアプリケーション(Webサービスやスマートフォン・タブレットアプリを含む。以下、お薬手帳アプリという)がインストールされており、患者の氏名や住所、患者ID、メールアドレスなどの患者情報がお薬手帳アプリを通じてサーバ装置100に登録されている。なお、以下では、薬の情報を管理するためのお薬手帳アプリを患者端末300にインストールして用いる例(お薬手帳アプリが薬の情報を管理する機能の他にかかりつけ薬局化に関する処理を行う機能を有する例)について説明するが、かかりつけ薬局化に関する処理を専用で行うアプリケーションを患者端末300にインストールして用いるようにしてもよい。
患者端末300は、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに関する案内情報をサーバ装置100から受信し、当該案内情報をディスプレイに表示することによって患者に報知する。また、患者端末300は、患者が案内情報を受けて特定の薬局をかかりつけ薬局にすることを希望する場合に、それに関する処理(詳細は後述する)をサーバ装置100と協働して行う。これらの処理は全てお薬手帳アプリを通じて行う。
サーバ装置100は、薬局情報(薬局の店名、住所、薬局IDなど)および患者情報(患者の氏名、住所、患者ID、メールアドレスなど)をデータベースに記録して管理し、薬局端末200または患者端末300からの要求に応じて、要求に対応する情報を薬局端末200または患者端末300に提供する。また、サーバ装置100は、薬局端末200から送信される調剤データを逐次受信してデータベースに記録し、当該データベースに記録された調剤データの履歴に基づいて提案対象患者を抽出し、当該提案対象患者を示す対象患者データを特定の薬局の薬局端末200に送信する。また、サーバ装置100は、上述のように抽出した提案対象患者の患者端末300に対してかかりつけ薬局の案内情報を送信する。
図2〜図4は、本実施形態によるかかりつけ薬局化支援システムの機能構成例を示すブロック図である。図2は、本実施形態によるサーバ装置100の機能構成例を示す。図3は、本実施形態による薬局端末200の機能構成例を示す。図4は、本実施形態による患者端末300の機能構成例を示す。以下、図2〜図4を用いて、本実施形態によるかかりつけ薬局化支援システムの機能構成の詳細を説明する。
図2に示すように、本実施形態のサーバ装置100は、機能構成として、調剤データ記録部11、対象患者抽出部12、対象患者データ送信部13、案内情報送信部14、案内回数管理部15、担当薬剤師提示部16、仮同意受付部17および仮同意患者データ送信部18を備えている。また、サーバ装置100は、記憶媒体として、調剤情報記憶部111、薬局情報記憶部112、患者情報記憶部113および医薬品情報記憶部114を備えている。
上記各機能ブロック11〜18は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック11〜18は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
図3に示すように、本実施形態の薬局端末200は、機能構成として、調剤データ入力部21、調剤データ送信部22、対象者データ受信部23、提案対象患者報知部24、仮同意患者データ受信部25および仮同意患者報知部26を備えている。これらの機能ブロック21〜26は、ハードウェア、DSP、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック21〜26は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
図4に示すように、本実施形態の患者端末300は、機能構成として、案内情報受信部31、案内情報報知部32、薬剤師情報受信部33、担当薬剤師報知部34および仮同意送信部35を備えている。これらの機能ブロック31〜35は、ハードウェア、DSP、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック31〜35は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
サーバ装置100の薬局情報記憶部112は、上述のように調剤システムを通じて薬局端末200から登録される薬局情報(薬局の店名や住所、薬局IDなど)を薬局ごとに記憶している。この薬局情報は、調剤システムにおいて利用可能な情報である。患者情報記憶部113は、上述のようにお薬手帳アプリを通じて患者端末300から登録される患者情報(患者の氏名や住所、患者ID、メールアドレスなど)を患者ごとに記憶している。医薬品情報記憶部114は、各種医薬品の詳細情報を記憶している。詳細情報は、例えば、薬効分類、ハイリスク薬か否か、慢性疾患に関する薬品か否かなどの情報を含み、それぞれの医薬品が持つ独自情報である。
薬局端末200の調剤データ入力部21は、来局した患者ごとに、調剤日、調剤内容、調剤を担当した薬剤師に関する調剤データを入力する。調剤データ送信部22は、調剤データ入力部21により入力された調剤データをサーバ装置100に送信する。調剤内容に関する情報は、例えば、調剤を受けた患者の氏名、調剤を行った薬局の名称および薬局ID、および、医師から提供された処方箋に基づいて調剤された医薬品(薬)に関する調剤薬情報を含む。調剤薬情報は、医薬品名、処方した薬剤数、処方日数などを含む情報である。
サーバ装置100の調剤データ記録部11は、薬局端末200から送信される調剤データを逐次受信し、調剤情報記憶部111のデータベースに記録する。対象患者抽出部12は、調剤情報記憶部111のデータベースに記録された調剤データの履歴と、医薬品情報記憶部114に記憶されている医薬品の詳細情報とに基づいて、所定条件を満たす患者を提案対象患者として抽出する。所定の条件は、患者が特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための条件であり、例えば以下に示す(1)〜(7)の条件の少なくとも1つを含む。
(1)特定の薬局への来局総数が複数回であるという条件
一人の患者が特定の薬局(1つの薬局)に来局している回数の総数が複数回であるということは、その患者はその特定の薬局を単発的に利用しているのではなく、今後も利用する可能性があると推定できる。つまり、リピート化の可能性があると言える。あるいは、来局総数が既に相当数に達している患者の場合は、その特定の薬局の利用に関して既にリピート化している可能性があると言える。このような患者は、かかりつけ薬局の制度やその内容を案内すれば、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると言える。
なお、この条件は、特定の薬局への来局総数が所定値以上であるという条件としてもよい。また、この場合の所定値を薬局端末200からサーバ装置100に対して薬局ごとに任意に指定できるようにしてもよく、またはサーバ装置100において全薬局に一律の所定値を任意に指定できるようにしてもよい。
(2)特定の薬局への単位期間当たりの来局数が複数回または来局のインターバル時間が所定値以下であるという条件
例えば、6ヶ月という単位期間中に一人の患者が特定の薬局に来局している回数が複数回であったり、特定の薬局に来局するインターバル時間が所定値以下であったりするということは、その患者はその特定の薬局を単発的に利用しているのではなく、今後も利用する可能性があるか、その特定の薬局の利用に関して既にリピート化している可能性があると言える。このような患者は、かかりつけ薬局の制度やその内容を案内すれば、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると言える。
なお、この条件は、特定の薬局への単位期間当たりの来局数が所定値以上であるという条件としてもよい。また、この場合の所定値を薬局端末200からサーバ装置100に対して薬局ごとに任意に指定できるようにしてもよく、またはサーバ装置100において全薬局に一律の所定値を任意に指定できるようにしてもよい。来局のインターバル時間が所定値以下であるという条件についても同様に、所定値を薬局端末200からサーバ装置100に対して薬局ごとに任意に指定できるようにしてもよく、またはサーバ装置100において全薬局に一律の所定値を任意に指定できるようにしてもよい。
(3)特定の薬局への来局数が他の薬局への来局数より多いという条件
一人の患者が複数の薬局を利用している場合において、特定の薬局への来局数が他の薬局への来局数より多いということは、その患者はその特定の薬局を好んで利用している可能性があると推定できる。このような患者は、かかりつけ薬局の制度やその内容を案内すれば、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると言える。
(4)特定の薬局における1回の処方当たりの薬剤数が所定値以上であるという条件
1回の処方当たりの薬剤数が所定値以上であるということは、その患者が多くの薬の投与を必要とする疾患に罹っていて、比較的長期的な治療を必要とする患者である可能性があると推定できる。このような患者は、かかりつけ薬局の制度やその内容を案内すれば、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると言える。なお、この条件における所定値を薬局端末200からサーバ装置100に対して薬局ごとに任意に指定できるようにしてもよく、またはサーバ装置100において全薬局に一律の所定値を任意に指定できるようにしてもよい。
(5)特定の薬局において、服薬指導が必要な特定医薬品の調剤が行われているという条件
服薬指導が必要な特定医薬品の調剤が行われているということは、その患者が比較的長期的な治療を必要とする患者である可能性があると推定できる。しかも、その患者は、その特定の薬局において既に服薬指導を受けている可能性があると推定できる。このような患者は、かかりつけ薬局の制度やその内容を案内すれば、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると言える。なお、比較的長期的な治療を必要とする患者か否かの推定は、医薬品情報記憶部114に記憶されている医薬品の詳細情報と照らし合わせて行うことも可能である。
(6)特定の薬局において服薬指導が行われているという条件
服薬指導が実際に行われているということは、その患者が比較的長期的な治療を必要とする患者である可能性があると推定できる。このような患者は、かかりつけ薬局の制度やその内容を案内すれば、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると言える。
(7)特定の薬局における1回の処方当たりの処方日数が所定値以下であるという条件
1回の処方当たりの処方日数が所定値以下であるということは、その患者が比較的短いサイクルで薬局に訪問して調剤を受ける可能性があると推定できる。このような患者は、かかりつけ薬局の制度やその内容を案内すれば、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると言える。なお、この条件における所定値を薬局端末200からサーバ装置100に対して薬局ごとに任意に指定できるようにしてもよく、またはサーバ装置100において全薬局に一律の所定値を任意に指定できるようにしてもよい。
対象患者データ送信部13は、対象患者抽出部12により抽出された提案対象患者を示す対象患者データを特定の薬局の薬局端末00に送信する。この対象患者データの送信は、例えば調剤システムを通じて行う。例えば、薬局端末200から薬局IDを利用してアクセス可能な調剤システムのWebページに提案対象患者の情報を掲載することにより、当該Webページを通じて対象患者データを薬局端末200に送信する。
なお、対象患者データの送信方法はこれに限定されない。例えば、薬局情報の1つとしてメールアドレスを登録しておき、当該メールアドレスを用いて対象患者データを薬局端末200にメール送信するようにしてもよい。メール送信とする場合、対象患者抽出部12および対象患者データ送信部13は、例えば所定の周期で(例えば、24時間ごと)処理を実行する。一方、調剤システムのWebページを通じて対象患者データを送信する場合、対象患者抽出部12および対象患者データ送信部13は、薬局端末200からWebページの表示要求があったときに処理を実行する。
薬局端末200の対象者データ受信部23は、サーバ装置100から送信された対象患者データを受信する。提案対象患者報知部24は、対象者データ受信部23により受信された対象患者データに基づいて、提案対象患者を薬局端末200のディスプレイに表示することによって薬局のスタッフに報知する。上述のように調剤システムのWebページを通じて対象患者データをサーバ装置100から薬局端末200に送信するようにした場合、当該Webページを構成するデータのWebブラウザでの受信が対象患者データの受信に相当し、WebブラウザによるWebページの表示が提案対象患者の報知に相当する。
この提案対象患者の報知を受けた薬局では、過去に自局に来局したことのある複数の患者のうち、自局をかかりつけ薬局として利用する可能性があると判定された患者を把握することができる。薬局のスタッフは、この提案対象患者が次に自局に訪れたときに、かかりつけ薬局の制度や内容を案内することができる。これにより、薬局では、自局に訪れた患者に対して無差別に案内を行うのではなく、自局をかかりつけ薬局として利用する可能性がある患者に対して効率的にかかりつけ薬局の案内を行うことができる。
案内情報送信部14は、対象患者抽出部12により抽出された提案対象患者の患者端末300に対し、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに関する案内情報を送信する。この案内情報は、例えば、かかりつけ薬剤師の業務内容、かかりつけ薬剤師を持つことの意義や役割等、かかりつけ薬剤師指導料およびかかりつけ薬剤師包括管理料の費用などの情報を含む。患者端末300に対する案内情報の送信は、お薬手帳アプリを通じて行う。
例えば、案内情報送信部14は、患者情報記憶部113に登録された患者IDに紐付けられたお薬手帳アプリに対するプッシュ通知や、メールアドレスに対するメール送信によって案内情報の送信を行う。なお、プッシュ通知やメール送信によって所定のWebページのURL(Uniform Resource Locator)を通知し、患者端末300からアクセスされるWebページを通じて案内情報を患者端末300に送信するようにしてもよい。ここで、案内情報送信部14は、所定の周期で案内情報の送信を行うようにしてもよいし、対象患者データ送信部13が対象患者データを薬局端末200に送信するときに合わせて案内情報の送信を行うようにしてもよい。
患者端末300の案内情報受信部31は、サーバ装置100から送信された案内情報を受信する。案内情報報知部32は、案内情報受信部31により受信された案内情報を、患者端末300のディスプレイに表示することによって患者に報知する。上述のようにWebページを通じて案内情報を提供する場合、当該Webページを構成するデータのWebブラウザでの受信が案内情報の受信に相当し、WebブラウザによるWebページの表示が案内情報の報知に相当する。
この案内情報の報知を受けた患者は、案内情報を見て、案内された特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することを希望した場合には、それに関する処理(特定の薬局との間で仮同意を行うまでの処理)をお薬手帳アプリを通じて行うことができる。
案内回数管理部15は、患者端末300を使用する患者ごとに、案内情報送信部14による案内情報の送信履歴を調剤情報記憶部111のデータベースに記録して管理する。上述した対象患者抽出部12は、患者が特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための8つ目の条件として、以下のような条件を更に加えてもよい。
(8)案内情報の送信回数が所定値以下であるという条件
上記(1)〜(7)の少なくとも1つの条件を満たす患者を提案対象患者として抽出し、薬局端末200に対する提案対象患者の報知を通じて当該提案対象患者に対して来局時にかかりつけ薬局の案内を行ったり、提案対象患者の患者端末300に対する案内情報の送信を通じて当該提案対象患者に対してかかりつけ薬局の案内を行ったりしても、その患者が特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することの同意または仮同意を行うとは限らない。案内を何回か行っても同意することのない患者は、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性が低いと推定できる。この条件(8)は、このような患者に対して必要以上に繰り返し案内を行うことを避けるための条件である。
サーバ装置100の担当薬剤師提示部16は、対象患者抽出部12により抽出された提案対象患者の調剤を担当したことのある薬剤師を調剤情報記憶部111のデータベースから抽出し、患者が特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに同意した場合の担当薬剤師として患者端末300に提示する。例えば、担当薬剤師提示部16は、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することの案内情報を送信した提案対象患者の患者端末300からの要求に応じて、当該特定の薬局の中で提案対象患者の調剤を担当したことのある薬剤師を調剤情報記憶部111のデータベースから抽出し、担当薬剤師の情報として要求元の患者端末300に送信する。担当薬剤師の情報は、担当薬剤師の氏名を含む。この他、24時間体制で連絡可能な連絡先の情報や担当薬剤師の勤務表の情報を含んでもよい。
この患者端末300からの要求およびそれに対する担当薬剤師の提示は、例えば所定のWebページを通じて行う。例えば、案内情報を提供するWebページ上に紹介ボタンを表示させ、患者がこの紹介ボタンを操作した場合に、担当薬剤師提示部16が担当薬剤師を調剤情報記憶部111から抽出し、紹介ボタンの操作に応じて画面遷移するWebページを通じて担当薬剤師の情報を提供する。なお、ここでは患者端末300からの要求に応じて担当薬剤師の情報を提供する例を説明したが、これに限定されない。例えば、案内情報送信部14が送信する案内情報の中に担当薬剤師の情報を含ませるようにしてもよい。この場合、案内情報送信部14が担当薬剤師提示部16の機能を含むことになる。
患者端末300の薬剤師情報受信部33は、サーバ装置100から送信されてくる担当薬剤師の情報を受信する。担当薬剤師報知部34は、薬剤師情報受信部33により受信された担当薬剤師の情報を患者端末300のディスプレイに表示することにより、患者に報知する。具体的には、上述した紹介ボタンの操作によって画面遷移するWebページを構成するデータのWebブラウザでの受信が担当薬剤師情報の受信に相当し、WebブラウザによるWebページの表示が担当薬剤師情報の報知に相当する。
患者は、担当薬剤師を確認した後、その担当薬剤師が所属する特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに関する仮同意を、お薬手帳アプリを通じて行うことができる。仮同意とは、書面の同意書に対して患者の署名を必要とする正式な同意(以下、仮同意と区別するために「本同意」という)をする前の仮の同意を意味し、かかりつけ薬局として利用することに同意することの意思表明をする手続をいう。
患者端末300の仮同意送信部35は、患者による患者端末300に対する操作に応じて、仮同意の情報をサーバ装置100に送信する。例えば、担当薬剤師を提示するWebページ(または担当薬剤師を含む案内情報を提示するWebページ)上に仮同意ボタンを表示させ、患者がこの仮同意ボタンを操作した場合に、仮同意送信部35が仮同意の情報をサーバ装置100に送信する。この仮同意の情報は、仮同意を行う患者の患者ID、かかりつけ薬局として利用する特定の薬局の薬局IDおよび担当薬剤師の情報を含む。なお、担当薬剤師提示部16により複数の担当薬剤師が提示されている場合、患者はその中から所望の担当薬剤師を選択することができる。仮同意の情報には、選択された担当薬剤師の情報が含まれている。
サーバ装置100の仮同意受付部17は、担当薬剤師提示部16により担当薬剤師が提示された患者端末300から送信されてくる仮同意の情報を受け付ける。仮同意患者データ送信部18は、仮同意受付部17が受け付けた仮同意の情報に含まれている患者IDおよび薬局IDに基づいて、薬局情報記憶部112および患者情報記憶部113を参照して、仮同意を行った患者(以下、仮同意患者という)を示す仮同意患者データを、担当薬剤師が所属する特定の薬局の薬局端末200に送信する。
この仮同意患者データの送信は、例えば調剤システムを通じて行う。例えば、薬局端末200から薬局IDを利用してアクセス可能なWebページに仮同意患者の情報を掲載することにより、当該Webページを通じて仮同意患者データを薬局端末200に送信する。なお、仮同意患者データの送信方法はこれに限定されない。例えば、薬局情報の1つとしてメールアドレスを登録しておき、当該メールアドレスを用いて仮同意患者データを薬局端末200にメール送信するようにしてもよい。
薬局端末200の仮同意患者データ受信部25は、サーバ装置100から送信された仮同意患者データを受信する。仮同意患者報知部26は、仮同意患者データ受信部25により受信された仮同意患者データに基づいて、仮同意患者を薬局端末200のディスプレイに表示することによって薬局のスタッフに報知する。上述のように調剤システムのWebページを通じて仮同意患者データをサーバ装置100から薬局端末200に送信するようにした場合、当該Webページを構成するデータのWebブラウザでの受信が仮同意患者データの受信に相当し、WebブラウザによるWebページの表示が仮同意患者の報知に相当する。
この仮同意患者の報知を受けた薬局では、過去に自局に来局したことのある複数の患者のうち、自局をかかりつけ薬局として利用することに仮同意した患者を把握することができる。薬局のスタッフは、この仮同意患者が次に自局に訪れたときに、書面の同意書に署名をしてもらうことによって本同意の手続をすることができる。既にかかりつけ薬局の案内も仮同意も済んでいる患者なので、本同意の手続をスムーズに進めることが可能である。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、薬局に来局した患者ごとに、調剤データを薬局端末200から入力してサーバ装置100に送信し、サーバ装置100において調剤情報記憶部111のデータベースに逐次記録する。そして、データベースに記録された調剤データの履歴に基づいて、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たす患者を提案対象患者として抽出し、抽出した提案対象患者を示す対象患者データを特定の薬局の薬局端末200に送信し、当該薬局端末200において提案対象患者を報知するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、所定条件を満たした提案対象患者の情報が特定の薬局の薬局端末200に送信されて報知されるので、当該提案対象患者が特定の薬局に来局したときに、当該提案対象患者に対して特定の薬局からかかりつけ薬局化の案内を行うことができる。報知された提案対象患者は、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たした患者であるので、所定条件を満たさない患者と比べて、案内を受けて特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに同意する可能性が高いと言える。これにより、本実施形態によれば、かかりつけ薬局を利用する患者を効果的に増やすことができる。
また、本実施形態では、上述のようにしてサーバ装置100において抽出された提案対象患者の患者端末300に対して、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに関する案内情報を送信するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、所定条件を満たした提案対象患者の患者端末300に対して、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに関する案内情報が送信されるので、案内を受けた患者に対してかかりつけ薬局に関する内容を認知させることができる。案内情報が送信された提案対象患者は、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たした患者であるので、所定条件を満たさない患者と比べて、案内を受けて特定の薬局をかかりつけ薬局として利用することに同意する可能性が高いと言える。これにより、本実施形態によれば、かかりつけ薬局を利用する患者を効果的に増やすことができる。
なお、上記実施形態では、薬局端末200から調剤データを入力してサーバ装置100に送信する例について説明したが、これに加えて、患者端末300からお薬手帳アプリを通じて調剤データを入力してサーバ装置100に送信するようにしてもよい。例えば、薬局から患者に手渡された薬の包装紙あるいは服用説明シート等に印刷された2次元コードを患者端末300で読み取ることにより、当該2次元コードに記録された調剤データを患者端末300において取得し、これを患者端末300からサーバ装置100に送信するようにしてもよい。加えて、患者端末300に患者自身が薬の情報を入力することにより、調剤データを患者端末300からサーバ装置100に送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、薬局端末200とサーバ装置100との間の情報のやり取りを調剤システムを通じて行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、薬局端末200に専用のアプリケーションプログラムをインストールし、このアプリケーションプログラムを通じて情報のやり取りを行うようにしてもよい。この場合、患者端末300にインストールされるお薬手帳アプリと同様に、サーバ装置100から薬局端末200に対してプッシュ通知またはメール送信によって情報を提供するようにしてもよいし、当該プッシュ通知またはメール送信によってURLを通知したWebページを通じて情報を提供するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、薬局端末200に対する提案対象患者の報知および患者端末300に対する案内情報の報知の両方を行う例について説明したが、何れか一方のみとしてもよい。例えば、患者端末300を省略してサーバ装置100と薬局端末200とを含むシステムとして構成し、薬局端末200に対する提案対象患者の報知のみを行うようにしてもよい。この場合、サーバ装置100は機能ブロック14〜18を含まず、薬局端末200は機能ブロック25,26を含まない。または、サーバ装置100の対象患者データ送信部13および薬局端末200の対象者データ受信部23および提案対象患者報知部24を省略し、患者端末300に対する案内情報の報知および薬局端末200に対する仮同意情報の報知のみを行うようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
11 調剤データ記録部
12 対象患者抽出部
13 対象患者データ送信部
14 案内情報送信部
15 案内回数管理部
16 担当薬剤師提示部
17 仮同意受付部
18 仮同意患者データ送信部
21 調剤データ入力部
22 調剤データ送信部
23 対象者データ受信部
24 提案対象患者報知部
25 仮同意患者データ受信部
26 仮同意患者報知部
31 案内情報受信部
32 案内情報報知部
33 薬剤師情報受信部
34 担当薬剤師報知部
35 仮同意送信部
100 サーバ装置
200 薬局端末
300 患者端末

Claims (14)

  1. 薬局が使用する薬局端末と、上記薬局端末に通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置とを備え、
    上記薬局端末は、
    来局した患者ごとに、調剤日および調剤内容に関する調剤データを入力する調剤データ入力部と、
    上記調剤データ入力部により入力された調剤データを上記サーバ装置に送信する調剤データ送信部と、
    かかりつけ化の提案を行う対象の患者である提案対象患者を示す対象患者データを上記サーバ装置から受信する対象者データ受信部と、
    上記対象者データ受信部により受信された上記対象患者データに基づいて上記提案対象患者を報知する提案対象患者報知部とを備え、
    上記サーバ装置は、
    上記薬局端末から送信される上記調剤データを逐次受信してデータベースに記録する調剤データ記録部と、
    上記データベースに記録された上記調剤データの履歴に基づいて、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たす患者を上記提案対象患者として抽出する対象患者抽出部と、
    上記対象患者抽出部により抽出された上記提案対象患者を示す上記対象患者データを上記特定の薬局の上記薬局端末に送信する対象患者データ送信部とを備えた
    ことを特徴とするかかりつけ薬局化支援システム。
  2. 上記所定条件は、上記特定の薬局への来局総数が複数回もしくは所定値以上であるという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  3. 上記所定条件は、上記特定の薬局への単位期間当たりの来局数が複数回もしくは所定値以上、または来局のインターバル時間が所定値以下であるという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  4. 上記所定条件は、上記特定の薬局への来局数が他の薬局への来局数より多いという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  5. 上記所定条件は、上記特定の薬局における1回の処方当たりの薬剤数が所定値以上であるという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  6. 上記所定条件は、上記特定の薬局において、服薬指導が必要な特定医薬品の調剤が行われているという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  7. 各種医薬品の詳細情報を記憶した医薬品情報記憶部を更に備え、
    上記対象患者抽出部は、上記データベースに記録された上記調剤データの履歴に基づいて、上記医薬品情報記憶部に記憶されている上記詳細情報を参照して、
    服薬指導が必要な特定医薬品の調剤が行われているという条件を満たす患者を上記提案対象患者として抽出することを特徴とする請求項6に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  8. 上記調剤データ入力部が入力する上記調剤データは、来局した患者ごとに、服薬指導を含む薬歴の情報を更に含み、
    上記所定条件は、上記特定の薬局において服薬指導が行われているという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  9. 上記所定条件は、上記特定の薬局における1回の処方当たりの処方日数が所定値以下であるという条件を含むことを特徴とする請求項1に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  10. 患者が使用する患者端末を更に備え、当該患者端末は、上記通信ネットワークを介して上記サーバ装置に接続され、
    上記患者端末は、
    上記特定の薬局を上記かかりつけ薬局として利用することに関する案内情報を上記サーバ装置から受信する案内情報受信部と、
    上記案内情報受信部により受信された上記案内情報を報知する案内情報報知部とを備え、
    上記サーバ装置は、上記対象患者抽出部により抽出された上記提案対象患者の上記患者端末に上記案内情報を送信する案内情報送信部を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  11. 上記サーバ装置は、上記患者端末を使用する患者ごとに、上記案内情報の送信履歴を上記データベースに記録して管理する案内回数管理部を更に備え、
    上記所定条件は、上記案内情報の送信回数が所定値以下であるという条件を更に含むことを特徴とする請求項10に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  12. 上記調剤データ入力部が入力する上記調剤データは、調剤を担当した薬剤師の情報を含み、
    上記サーバ装置は、
    上記提案対象患者の調剤を担当したことのある薬剤師を上記データベースから抽出し、患者が上記特定の薬局を上記かかりつけ薬局として利用することに同意した場合の担当薬剤師として上記患者端末に提示する担当薬剤師提示部と、
    上記担当薬剤師提示部により上記担当薬剤師が提示された上記患者端末から仮同意の情報を受け付ける仮同意受付部と、
    上記仮同意を行った患者である仮同意患者を示す仮同意患者データを、上記担当薬剤師が所属する上記特定の薬局の上記薬局端末に送信する仮同意患者データ送信部とを更に備え、
    上記薬局端末は、
    上記サーバ装置から送信された上記仮同意患者データを受信する仮同意患者データ受信部と、
    上記仮同意患者データ受信部により受信された上記仮同意患者データに基づいて、上記仮同意患者を報知する仮同意患者報知部とを更に備えた
    ことを特徴とする請求項10に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
  13. 薬局が使用する薬局端末と、患者が使用する患者端末と、上記薬局端末および上記患者端末に通信ネットワークを介して接続されるサーバ装置とを備え、
    上記薬局端末は、
    来局した患者ごとに、調剤日および調剤内容に関する調剤データを入力する調剤データ入力部と、
    上記調剤データ入力部により入力された調剤データを上記サーバ装置に送信する調剤データ送信部とを備え、
    上記サーバ装置は、
    上記薬局端末から送信される上記調剤データを逐次受信してデータベースに記録する調剤データ記録部と、
    上記データベースに記録された上記調剤データの履歴に基づいて、特定の薬局をかかりつけ薬局として利用する可能性があるとみなすための所定条件を満たす患者を、かかりつけ化の提案を行う対象の患者である提案対象患者として抽出する対象患者抽出部と、
    上記対象患者抽出部により抽出された上記提案対象患者の上記患者端末に対して、上記特定の薬局を上記かかりつけ薬局として利用することに関する案内情報を送信する案内情報送信部とを備え、
    上記患者端末は、
    上記案内情報を上記サーバ装置から受信する案内情報受信部と、
    上記案内情報受信部により受信された上記案内情報を報知する案内情報報知部とを備えた
    ことを特徴とするかかりつけ薬局化支援システム。
  14. 上記調剤データ入力部が入力する上記調剤データは、調剤を担当した薬剤師の情報を含み、
    上記サーバ装置は、
    上記提案対象患者の調剤を担当したことのある薬剤師を上記データベースから抽出し、患者が上記特定の薬局を上記かかりつけ薬局として利用することに同意した場合の担当薬剤師として上記患者端末に提示する担当薬剤師提示部と、
    上記担当薬剤師提示部により上記担当薬剤師が提示された上記患者端末から仮同意の情報を受け付ける仮同意受付部と、
    上記仮同意を行った患者である仮同意患者を示す仮同意患者データを、上記担当薬剤師が所属する上記特定の薬局の上記薬局端末に送信する仮同意患者データ送信部とを更に備え、
    上記薬局端末は、
    上記サーバ装置から送信された上記仮同意患者データを受信する仮同意患者データ受信部と、
    上記仮同意患者データ受信部により受信された上記仮同意患者データに基づいて、上記仮同意患者を報知する仮同意患者報知部とを更に備えた
    ことを特徴とする請求項13に記載のかかりつけ薬局化支援システム。
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