JP2021026308A - リソース管理サーバ、制御方法、プログラム及びシステム - Google Patents

リソース管理サーバ、制御方法、プログラム及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】ライセンス情報に基づきリソースを有効にすることが可能なリソース管理サーバ、制御方法、プログラム及びシステムを提供する。【解決手段】システム1において、制御部と、ライセンスを管理するライセンス管理サーバ20と通信をする通信部と、記憶部とを備えたリソース管理サーバ10であって、記憶部は、リソースの情報を記憶し、制御部は、通信部を介して、ライセンス管理サーバから、ライセンスの情報を取得し、ライセンスの情報に基づいて、記憶部が記憶するリソースのうち、優先度の高いリソースからリソースを有効にする。【選択図】図1

Description

本発明は、リソース管理サーバ等に関する。
近年、アプリ(アプリケーション)や装置の使用許諾契約(ライセンス)の方式として、サブスクリプション方式が採用されることがある。サブスクリプション方式による契約では、アプリはユーザ数単位でライセンスが管理され、装置は、例えば、各部屋に置いた装置のライセンス(利用権)が管理される。
各部屋に置いた装置を管理する技術については、例えば、複数接続された情報処理装置の識別情報をデータサーバが一元管理する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−107484
しかし、特許文献1に開示された技術は、複数接続された情報処理装置の識別情報を一元管理する技術であり、装置のライセンスの管理をするものではない。したがって、装置数の変化があると、ライセンスを管理する管理者は、そのたびに契約内容を変更する必要がある。具体的には、管理者は、新たに装置が設置された場合に、設置された装置に対してライセンスを付与したり、装置が撤去された場合には、撤去された装置に対するライセンスを剥奪したりして、リソースを適切に有効にする必要がある。したがって、管理者にとってライセンスの管理が非効率であるという問題があり、また、ライセンスの割り当てに時間がかかり、リソースが使用できるまでに時間がかかるという問題があった。リソースを一括して登録しても、管理者は、ライセンスを割り当てるリソースを目視で確認し、ライセンスを割り当てる必要があった。
上述した課題に鑑み、本発明は、ライセンスの情報に基づきリソースを有効にすることが可能なリソース管理サーバ等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明のリソース管理サーバは、
制御部と、ライセンスを管理するライセンス管理サーバと通信をする通信部と、記憶部とを備えたリソース管理サーバであって、
前記記憶部は、リソースの情報を記憶し、
前記制御部は、
前記通信部を介して、前記ライセンス管理サーバから、ライセンスの情報を取得し、
前記ライセンスの情報に基づいて、前記記憶部が記憶するリソースのうち、優先度の高いリソースから前記リソースを有効にする、
ことを特徴とする。
本発明の制御方法は、
制御部と、ライセンスを管理するライセンス管理サーバと通信をする通信部と、リソースの情報を記憶した記憶部とを備えたリソース管理サーバの制御方法であって、
前記通信部を介して、前記ライセンス管理サーバから、ライセンスの情報を取得するステップと、
前記ライセンスの情報に基づいて、前記記憶部が記憶するリソースのうち、優先度の高いリソースから、前記リソースを有効にするステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、
制御部と、ライセンスを管理するライセンス管理サーバと通信をする通信部と、リソースの情報を記憶した記憶部とを備えたリソース管理サーバのコンピュータに、
前記通信部を介して、前記ライセンス管理サーバから、ライセンスの情報を取得する機能と、
前記ライセンスの情報に基づいて、前記記憶部が記憶するリソースのうち、優先度の高いリソースから、前記リソースを有効にする機能と、
を実現させることを特徴とする。
本発明のシステムは、
リソースと、前記リソースのライセンスを管理する第1のサーバと、前記リソースを管理する第2のサーバとを含むシステムであって、
前記リソースの優先度情報を取得し、
前記ライセンスの情報と、前記優先度情報とに基づいて、前記第2のサーバにおいて管理されているリソースのうち、優先度の高いリソースから前記リソースを有効にする、
ことを特徴とする。
本発明によれば、ライセンスの情報に基づきリソースを有効にすることが可能となる。
第1実施形態におけるリソース管理システムの全体構成を説明するための図である。 第1実施形態におけるリソース管理サーバの機能構成を説明するための機能ブロック図である。 第1実施形態におけるリソース情報のデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態におけるライセンス情報のデータ構成の一例を示す図である。 第1実施形態におけるライセンス管理サーバの機能構成を説明するための機能ブロック図である。 第1実施形態における管理用端末装置の機能構成を説明するための機能ブロック図である。 第1実施形態における会議用端末装置の機能構成を説明するための機能ブロック図である。 第1実施形態におけるリソース管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態におけるライセンス割当処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態におけるリソース追加処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における会議用端末装置の会議支援処理の流れを説明するためのフロー図である。 第1実施形態における動作例を示した図である。 第1実施形態における動作例を示した図である。 第1実施形態における動作例を示した図である。 第1実施形態における動作例を示した図である。 第1実施形態における動作例を示した図である。 第1実施形態における動作例を示した図である。 第1実施形態における動作例を示した図である。 第2実施形態におけるリソース管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第2実施形態における動作例を示した図である。 第3実施形態におけるリソース管理システムの全体構成を説明するための図である。 第3実施形態におけるリソース管理サーバの機能構成を説明するための機能ブロック図である。 第3実施形態における優先度管理サーバの機能構成を説明するための機能ブロック図である。 第3実施形態における利用履歴情報のデータ構成の一例を示す図である。 第3実施形態におけるリソース管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第3実施形態におけるリソース管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第3実施形態における優先度管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第4実施形態におけるリソース管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第4実施形態における優先度管理サーバのメイン処理の流れを示した図である。 第5実施形態におけるリソース管理サーバの機能構成を説明するための機能ブロック図である。 第5実施形態におけるリソース管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第6実施形態におけるリソース管理サーバのメイン処理の流れを説明するためのフロー図である。 第7実施形態におけるリソース情報のデータ構成の一例を示す図である。 第7実施形態におけるライセンス割当処理の流れを説明するためのフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、一例として、本発明を適用したリソース管理サーバを含むリソース管理システムについて説明する。
[1.第1実施形態]
[1.1 全体構成]
図1は、本実施形態におけるリソース管理システム(以下、単に「システム1」という)の全体構成を示す図である。図1に示すように、システム1は、リソース管理サーバ10と、ライセンス管理サーバ20と、管理用端末装置30と、会議管理サーバ60とが、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)である。なお、ネットワークNWは、インターネット等のネットワークであってもよい。
システム1は、リソースを管理するシステムである。ここで、リソースとは、システム1が管理する単位の名称であり、例えば、システム1が管理するハードウェアや、ソフトウェアや、ユーザを含む概念である。以下、本実施形態において、リソースは、「会議室」を例に説明する。「会議室」とは、一般的に会議や打合せ、ミーティングを行う場所(会議スペース)の概念をいう。このとき、リソースは、会議室にある端末装置や、会議を主催するユーザが利用する端末装置のことを示してもよい。また、会議室は、会議をする単位である場所を示しており、一般的な会議室と同様に教室、集会場といった複数の人が集まる施設だけでなく、在宅勤務者の自宅といった空間も含むものとする。
また、システム1は、リソースを1又は複数管理する。システム1は、リソースを、例えば、管理者や事業者、テナント、運営者毎に管理する。例えば、システム1は、あるテナントの会議室が5つある場合、リソースは5つあるとして管理する。
リソース管理サーバ10は、リソースを管理する情報処理装置である。リソース管理サーバ10は、例えば、サーバ等のコンピュータによって構成される。
ライセンス管理サーバ20は、リソースの使用許諾契約(ライセンス)を管理する情報処理装置である。ライセンス管理サーバ20は、例えば、サーバ等のコンピュータによって構成される。
管理用端末装置30は、ユーザによって、リソース/ライセンスの管理に使用される装置である。管理用端末装置30は、例えば、PC(Personal Computer)といった情報処理装置によって構成される。
また、システム1には、本実施形態のリソースである会議室に関して、会議の実施に使用される会議用端末装置40が接続される。会議用端末装置40は、会議室に予め端末装置として設置されている場合もあれば、利用者が携帯型の端末装置(ノートパソコン、タブレット等)を持ち込んで設置してもよい。
会議用端末装置40は、HDMI(High-Definition Multimedia Interface、登録商標)等の映像出力端子を有し、図1に示すように、映像入力端子を有する表示装置50といった装置(デバイス)に接続可能であってもよい。また、会議用端末装置40は、ネットワークNWを介して、会議の予約機能や開催通知機能を実現する会議管理サーバ60に接続可能であってもよい。
表示装置50は、単に情報を表示するだけでなく、例えば、タッチ入力が可能なタッチパネルを備えた電子ホワイトボード(IWB: interactive whiteboard)であってもよい。また、表示装置50は、例えば壁面や机上に投影可能な投影装置や、併せてジェスチャが検出可能な検出装置を組み合わせた構成も含まれるものとする。
会議管理サーバ60は、会議サービスを提供するサーバである。例えば、利用者は、会議管理サーバ60に開催する会議を予約する。会議管理サーバ60は、会議に対応付けて、ドキュメント等のファイルや、テキスト、メールといった各情報を記憶する。例えば、会議サービスとしては、特開2019−96233号公報(発明の名称:端末装置、会議管理システム、プログラム及び会議管理方法、出願日:平成29年11月27日)に開示された方法が利用可能であり、その他にもTeleOffice(登録商標)、Microsoft Teams、Office 365等の一般的なサービスを利用可能である。
なお、上述した構成は一例であり、適宜構成を変更しても構わない。例えば、ユーザによってリソースが利用されるときに所定の端末装置が用いられない場合は、システム1には会議用端末装置40等の端末装置は含まれなくてもよい。また、リソース管理サーバ10とライセンス管理サーバ20とが同一の装置で実現されても構わないし、管理用端末装置30と会議用端末装置40とが同一の装置によって構成されても構わない。また、管理用端末装置30や会議用端末装置40は、ネットワークNWに複数接続されてもよい。
なお、システム1は、複数のテナントのリソースやライセンスを管理してもよいが、本実施形態では、一例として、1のテナントに対してリソースやライセンスを管理することとして説明する。
[1.2 機能構成]
[1.2.1 リソース管理サーバ]
つづいて、システム1に含まれる各装置の構成について、図を参照して説明する。図2は、リソース管理サーバ10の機能構成を説明するための図である。リソース管理サーバ10は、制御部100と、通信部110と、記憶部120とを備えて構成される。
制御部100は、リソース管理サーバ10の全体を制御するための機能部である。制御部100は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU(Central Processing Unit))により構成される。
また、制御部100は、記憶部120に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、リソース管理部102、ライセンス割当部104の機能を実現する。
リソース管理部102は、リソースを管理している。すなわち、リソース管理部102は、管理するリソースを追加したり、削除したりすることができる。リソース管理部102は、管理しているリソースに関する情報を、リソース情報としてリソース情報記憶領域122に記憶する。
ライセンス割当部104は、ライセンス管理サーバ20から取得したライセンスの情報(以下、「ライセンス情報」という)に基づいて、リソース管理サーバ10が管理するリソースに対して、ライセンスを割り当てる。ライセンス割当部104が、リソースにライセンスを割り当てると、当該リソースの状態が有効となる。リソースの状態が有効(Active)の場合、利用者は当該リソースを利用することができる。他方、リソースの状態が無効(Inactive)の場合、利用者は当該リソースを利用することができない。なお、状態が有効であるリソースを有効なリソース、状態が無効であるリソースを無効なリソースと記載する。
通信部110は、ネットワークNWを介して、ライセンス管理サーバ20、管理用端末装置30、会議管理サーバ60等の他の装置と通信を行う。ネットワークNWとは、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。通信部110は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC(Network Interface Card)等の通信モジュールにより構成される。
記憶部120は、リソース管理サーバ10の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶される機能部である。記憶部120は、例えば、半導体メモリであるSSD(Solid State Drive)や、磁気ディスクであるHDD(Hard Disk Drive)等により構成される。
また、記憶部120は、記憶領域として、リソース情報記憶領域122、ライセンス情報記憶領域124が確保される。
リソース情報記憶領域122は、リソースに関する情報(リソース情報)を記憶する領域である。リソース情報記憶領域122には、リソース情報として、例えば、図3に示すように、リソースを識別するリソースID(例えば、「1」)と、リソースの一例である会議室の名称としての会議室名(例えば、「A−Room」)と、会議室の場所(例えば、「AAAビル12階」)と、会議室に設置されているデバイス(例えば、「表示装置」)と、リソースの状態を示すリソース状態(例えば、「有効」)とが記憶される。
図3に示したリソース情報のうち、会議室名、場所、デバイスは、会議室というリソースの属性である。したがって、上述した情報以外の情報(例えば、連絡先、利用可能時間、デバイスの詳細情報)がリソース情報に記憶されてもよい。また、リソース管理サーバ10が管理するリソースが会議室以外のリソース(例えば、ソフトウェア、装置、場所等)であれば、管理するリソースに対応する属性がリソース情報に記憶されればよい。
ライセンス情報記憶領域124は、ライセンス情報を記憶する領域である。ライセンス情報は、例えばライセンス割当部104が、ライセンス管理サーバ20から取得する。ライセンス情報記憶領域124は、以下の何れかの情報を記憶する。
(1)リソースの状態を有効にすることが可能なリソース毎のライセンス情報。この場合のライセンス情報は、例えば図4(a)に示すように、ライセンスID、シリアル番号、認証番号といった識別情報であり、併せてライセンスの有効期限等を含めてもよい。例えば、リソース5つ分のライセンスが必要な場合、ライセンス情報記憶領域124には、図4(a)に示すように、異なる識別情報のライセンス情報が5つ記憶される。
(2)リソースの状態を有効にすることが可能な数であるライセンス情報。例えば、図4(b)に示すように、リソースに割り当てられる数(ライセンスの数)の情報であり、併せてライセンスの有効期限等を含めてもよい。例えば、リソース5つ分のライセンスが必要な場合、ライセンス情報記憶領域124には、図4(b)に示すように、5つ分のライセンスがあること(ライセンスの数が5であること)が記憶される。
[1.2.2 ライセンス管理サーバ]
図5は、ライセンス管理サーバ20の機能構成を説明するための図である。ライセンス管理サーバ20は、制御部200と、通信部210と、記憶部220とを備えて構成される。
制御部200は、ライセンス管理サーバ20の全体を制御するための機能部である。制御部200は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU)により構成される。
また、制御部200は、記憶部220に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、ライセンス管理部202の機能を実現する。
ライセンス管理部202は、テナントによって契約されるライセンスを管理する。例えば、ライセンス管理部202は、テナント等の事業者や、管理者等により、契約が行われるとライセンス情報を新たに登録したり、ライセンスの数を増加したりする。また、ライセンス管理部202は、有効期限が経過したり、テナント等の事業者や管理者等により契約が解除されたりすると、ライセンス情報を削除したり、ライセンスの数を減少したりする。また、ライセンス管理部202は、ライセンスの有効期限を更新したりしてもよい。
通信部210は、ネットワークNWを介して、リソース管理サーバ10等の他の装置と通信を行うための機能部である。ネットワークNWとは、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。通信部210は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC等の通信モジュールにより構成される。
記憶部220は、ライセンス管理サーバ20の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶される機能部である。記憶部220は、例えば、半導体メモリであるSSDや、磁気ディスクであるHDD等により構成される。
また、記憶部220は、ライセンス情報記憶領域222が確保される。ライセンス情報記憶領域222は、ライセンス管理部202により管理されているライセンス情報を記憶する。
[1.2.3 管理用端末装置]
図6は、管理用端末装置30の機能構成を説明するための図である。管理用端末装置30は、制御部300と、通信部310と、表示部320と、操作入力部330と、記憶部340とを備えて構成される。
制御部300は、管理用端末装置30の全体を制御するための機能部である。制御部300は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU)により構成される。
通信部310は、ネットワークNWを介して他の装置と通信を行うための機能部である。ネットワークNWとは、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。通信部310は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC等の通信モジュールにより構成される。
表示部320は、各種情報を表示するための機能部である。表示部320は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイといった装置により構成される。
操作入力部330は、ユーザからの操作入力を受け付ける機能部である。操作入力部330は、例えば、キーボード、マウス等といった外部入力装置で構成される。
記憶部340は、管理用端末装置30の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶される機能部である。記憶部340は、例えば、半導体メモリであるSSDや、磁気ディスクであるHDD等により構成される。
[1.2.4 会議用端末装置]
図7は、会議用端末装置40の機能構成を説明するための機能ブロック図である。会議用端末装置40は、制御部400と、通信部410と、表示部420と、操作入力部430と、記憶部440とを備えて構成される。
制御部400は、会議用端末装置40の全体を制御するための機能部である。制御部400は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU)により構成される。
通信部410は、ネットワークNWを介して、リソース管理サーバ10や会議管理サーバ60といった他の装置と通信を行うための機能部である。ネットワークNWとは、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。通信部410は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC等の通信モジュールにより構成される。
表示部420は、各種情報を表示するための機能部である。表示部420は、例えば、LCD、有機ELディスプレイといった装置により構成される。操作入力部430は、ユーザからの操作入力を受け付ける機能部である。操作入力部430は、例えば、キーボード、マウス等といった外部入力装置で構成される。なお、表示部420と、操作入力部430とを一体にタッチパネルとして構成してもよい。
記憶部440は、会議用端末装置40の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶される機能部である。記憶部440は、例えば、半導体メモリであるSSDや、磁気ディスクであるHDD等により構成される。
記憶部440は、ユーザに対して会議の実施を支援するアプリケーションである会議支援アプリ442が記憶される。制御部400が会議支援アプリ442を読み出して実行することにより会議支援処理が実現する。なお、会議支援処理の詳細な動作については後述する。
[1.3 処理の流れ]
[1.3.1 リソース管理サーバ]
つづいて、本実施形態における、リソース管理サーバ10の処理について説明する。はじめに、リソース管理サーバ10の制御部100が、記憶部120からプログラムを読み出して実行するメイン処理について、図8を参照して説明する。
まず、制御部100は、リソースを一覧表示する制御を行う(ステップS102)。例えば、制御部100は、リソース情報記憶領域122からリソース情報を読み出して、リソース情報を所定の順に並べる。そして、制御部100は、所定の順に並べたリソース情報を、管理用端末装置30に送信する。管理用端末装置30は、受信したリソース情報に基づき、リソースの名前(本実施形態では会議室名)等のリソースの属性を表示部320に表示する。
制御部100は、リソース情報の並び順として、リソースID順、リソースの属性に基づく順(例えば、リソースの名前(本実施形態では会議室名)に基づく順や、デバイスの数や種類順)、リソースの追加された順等を用いることができる。リソース情報の並び順は、予め設定されてもよいし、管理用端末装置30を操作するユーザによって指定されてもよい。また、ユーザによって、リソース情報の並び順の昇順・降順が選択可能であってもよい。
つづいて、ライセンス割当部104は、ライセンス割当処理ライセンス割当処理を実行する(ステップS104)。本実施形態では、ライセンス割当部104は、リソースを一覧表示したときの並び順が上位のリソースからライセンスを割り当て、リソースの状態を有効にする。すなわち、本実施形態においては、制御部100がリソースを一覧表示する順に優先度が設定されていることになる。ライセンス割当処理については、図9を参照して説明する。
はじめに、ライセンス割当部104は、リソース情報記憶領域122に記憶されているリソース情報を読み出して、リソース一覧を取得する(ステップS122)。リソース一覧には、リソース毎のリソース情報がそのまま含まれていてもよいし、リソースIDのみが含まれていてもよい。
つづいて、ライセンス割当部104は、通信部110を介して、ライセンス管理サーバ20からライセンス情報を取得する(ステップS124)。ライセンス割当部104は、受信したライセンス情報をライセンス情報記憶領域124に記憶する。
つづいて、ライセンス割当部104は、ステップS102で一覧表示の制御を行ったリソースの表示順に基づいて、ステップS122で取得したリソース一覧を並び替える(ステップS126)。このようにして、ライセンス割当部104は、リソースに対して、表示順に基づく優先度を設定する。
つづいて、ライセンス割当部104は、並び替えたリソース一覧から、先頭のリソース、すなわち、最も優先度の高いリソースを抽出する(ステップS128)。
つづいて、ライセンス割当部104は、ライセンス情報記憶領域124に記憶されたライセンス情報に基づき、リソースに割り当てる事が可能なライセンスの数を取得する(ステップS130)。例えば、ライセンス情報記憶領域124に、図4(a)に示すようなリソースの状態を有効にすることが可能なリソース毎のライセンス情報が記憶されている場合、ライセンス割当部104は、記憶されたライセンス情報の数を計数することでライセンスの数を取得する。また、ライセンス情報記憶領域124に、図4(b)に示すようなライセンスの数が記憶されている場合、ライセンス割当部104は、記憶されたライセンス情報を読み出すことで、ライセンスの数を取得する。
つづいて、ライセンス割当部104は、ライセンスの数から1を減じ、ライセンスの数が0以上であるか否かを判定する(ステップS132→ステップS134)。ライセンスの数が0以上であれば、ライセンス割当部104は、抽出したリソースの状態を有効にする処理を行う(ステップS134;Yes→ステップS136)。リソースの状態を有効にする処理とは、状態を有効にするリソースのリソース情報をリソース情報記憶領域122から読み出し、リソース状態を「有効」にして記憶する処理である。
つづいて、ライセンス割当部104は、ステップS126で並び替えたリソース一覧から、次のリソース、すなわち、現在抽出しているリソースの次に優先度が高いリソースを抽出する(ステップS138)。
つづいて、ステップS132に戻り、ライセンス割当部104は、ライセンスの数から1を減じ、ライセンスの数が0以上であるか否かを判定する(ステップS132→ステップS134)。ライセンス割当部104は、ライセンスの数が0未満となった場合、ライセンス割当処理を終了する(ステップS134;No)。
なお、既に有効なリソースが存在する場合に、ライセンス割当部104がライセンス割当処理を実行すると、有効なリソースとは別に、新たに状態が有効になるリソースが生じる場合がある。この結果、ライセンスの数を超える数のリソースが有効なりソースとなることがある。ライセンスの数を超えて有効なリソースが生じることを防ぐために、例えば、ライセンス割当部104は、リソース割当処理の開始時点で全てのリソースの状態を無効にする処理を行ってもよい。もしくは、ライセンス割当部104は、ステップS136において有効にしたリソース以外のリソースの状態を無効する処理を行ってもよい。リソースの状態を無効にする処理とは、具体的には、無効にするリソースに対応するリソース情報記憶領域122から読み出し、リソース状態を「無効」にして記憶する処理である。
図8に戻り、制御部100は、リソース情報記憶領域122からリソース情報を読み出し、有効なリソースを識別表示する制御を行う(ステップS106)。例えば、制御部100は、リソース情報記憶領域122からリソース情報を読み出し、有効なリソースのリソースIDを管理用端末装置30に送信する。管理用端末装置30の制御部300は、一覧表示したリソースの情報のうち、リソース管理サーバ10から受信したリソースIDに対応するリソースの情報の背景色を変更する。このようにすることで、管理用端末装置30の制御部300は、有効なリソースを、無効なリソースと区別して表示することが可能となる。なお、管理用端末装置30の制御部300は、リソース情報を表示した位置の周囲に、有効なリソースであるか否かを示すアイコンや文字を表示してもよい。また、制御部300は、無効なリソースをグレーアウトさせて、有効なリソースを目立たせてもよい。
つづいて、制御部100は、ユーザによってリソースの追加の操作がされたと判定した場合は、リソース追加処理を実行する(ステップS108;Yes→ステップS110)。リソース追加処理については、図10を参照して説明する。
はじめに、リソース管理部102は、追加可能なリソースに関する情報を取得し(ステップS142)、取得した追加可能なリソースの一覧表示を行う(ステップS144)。そして、リソース管理部102は、一覧表示されたリソースの中から選択されたリソースを、リソース情報記憶領域122に記憶する(ステップS146)。
ここで、追加可能なリソースは、外部サービスによって適用されるものであってもよいし、ユーザにより入力されるものであってもよい。
図8に戻り、制御部100は、ユーザによって終了操作がされたか否かを判定し、終了操作がされた場合は、メイン処理を終了する(ステップS112;Yes)。一方で、終了操作がされなかった場合は、ステップS102へ戻る(ステップS112;No→ステップS102)。終了操作とは、例えば、ウェブブラウザが閉じられたり、別のページが表示されたり、リソースを管理するためのアプリケーションが終了される操作である。
制御部100は、上述した処理を実行することにより、リソースの追加を行い、リソースの表示順に基づき、表示順の上位から高い優先度を設定し、優先度の高いリソースからライセンスの数だけリソースの状態を有効にすることができる。
[1.3.2 会議用端末装置]
つづいて、会議用端末装置40の制御部400が、記憶部440から会議支援アプリ442を読み出して実行する会議支援処理について、図11を参照して説明する。
はじめに、制御部400は、リソース管理サーバ10から有効なリソースのリソース一覧を取得する(ステップS162)。リソース一覧には、例えば、リソースIDと会議室名との情報が含まれる。制御部400は、取得したリソース一覧を記憶部440に記憶する。
次に、制御部400は、会議管理サーバ60から、有効なリソース(会議室)に対する予約状況を取得する(ステップS164)。例えば、制御部400は、予約状況として、使用の予約がされている会議室を特定するリソースIDや、会議の予約時間等の情報を取得する。
つづいて、制御部400は、記憶部440に記憶したリソース一覧と、ステップS164で取得した予約状況とを、リソースIDに基づいて照合し、有効なリソースであって、予約がされているリソースを表示部420に表示する(ステップS166)。また、制御部400は、ユーザによってリソースが選択された場合は、選択されたリソースの詳細情報をリソース管理サーバ10から取得して、デバイスの立ち上げを行う(ステップS168→ステップS170)。
つづいて、制御部400は、会議管理サーバ60から、ユーザによって選択されたリソース(会議室)で実施される会議に関する情報から、会議の予約時間や、会議に対応づけられたファイルを取得する(ステップS172)。そして、制御部400は、予約時間を示す文字やファイルを表示するためのショートカットを含むUI(User Interface)を表示する(ステップS174)。
制御部400が表示されるUIには、予約時間を延長するための延長ボタンが含まれていてもよい。ユーザにより、延長ボタンが選択された場合は、制御部400は、会議管理サーバ60に対して、予約時間の延長要求を送信する(ステップS176;Yes→ステップS178)。また、制御部400は、会議管理サーバ60から予約時間の延長に関する情報(例えば、延長の可否や、延長した場合における終了時間)を取得したら、取得した情報に基づいてUIを表示する(ステップS180)。
つづいて、制御部400は、会議の終了要求がされた場合は、会議終了処理を実行する(ステップS182;Yes→ステップS184)。会議の終了要求は、例えば、UIに含まれる会議終了ボタンがユーザによって選択されることにより行われる。また、会議の終了処理とは、デバイスの終了要求を行ったり、リソースである会議室の利用実績に関するログ情報(利用履歴情報)を、ログサーバ等に送信したりする処理である。なお、会議の終了要求がされなければ、ステップS176に戻る(ステップS182;No→ステップS176)。
[1.4 動作例]
本実施形態の動作例について説明する。はじめに、図12〜図15を参照して、ユーザがリソースを追加するときに表示部320に表示される画面例について説明する。なお、動作例の説明においては、ライセンスの数が4であるとして説明する。
図12は、ユーザが管理用端末装置30を用いてリソース管理サーバ10に接続したときに、表示部320に表示される表示画面W100の例である。表示画面W100には、リソース一覧を表示する領域E100と、リソースを追加するボタンB100とが含まれる。図12は、管理しているリソースがない場合であり、領域E100にはリソース情報が表示されない。
図13は、ユーザが表示画面W100のボタンB100を選択したときに、表示部320に表示される表示画面W110の例である。表示画面W110は、外部サービスから取得した追加可能なリソース(外部リソース)の情報を一覧表示する領域E110が含まれる。領域E110は、例えば、図13に示すように、ポップアップウィンドウの中に含まれてもよい。ユーザは、領域E110から追加を所望する外部リソースを選択し、さらに、選択した外部リソースを追加するためのボタンB110を選択する。このようにすることで、ユーザは、リソースを追加することができる。
図14は、ユーザが表示画面W110のボタンB110を選択したときに、表示部320に表示される表示画面W120の例である。表示画面W120の、リソース一覧を表示する領域E120には、表示画面W110を介して追加された外部リソースの情報が、管理するリソースのリソース情報として表示される。図14は、「A−Room」という会議室名のリソースが追加された場合を示している。
領域E120には、例えば、有効なリソースであるか否かを示す領域E122、リソース情報を表示する領域E124、リソースに対する操作(例えば、リソースの削除)を選択するメニューを表示するためのボタンB120が含まれる。図14の例では、領域E122には、有効なリソースであることを示す文字「Active」が表示されることを示す。また、図14の例では、領域E124には、リソース情報に含まれる会議室名、場所、デバイス、リソースIDが表示され、デバイスの種類をアイコンで示している。
ここで、ライセンスの数は4であり、リソース一覧に表示されているリソース情報の数である1よりも大きいため、リソースは全て有効な状態とされる。したがって、表示画面W110において追加されたリソースは有効であるとして、「A−Room」のリソース情報が識別表示される。
図15は、ユーザによって合計5つの外部リソースが、管理するリソースとして追加されたときに、表示部320に表示される表示画面W130の例である。図15の例では、リソース一覧を表示する領域E130に、5つのリソース情報がリソースIDの昇順に表示される。すなわち、リソースIDの昇順で、リソースに対して優先度が設定される。ここで、ライセンスの数が4なので、優先度が高い4つのリソースが有効なリソースとなる。そのため、領域E130に表示された5つのリソース情報のうち、表示順の上位の4つのリソース情報が識別表示される。一方で、残り1つのリソース情報は、無効なリソースのリソース情報であるため、例えば、グレーアウトされて表示される。
このように、ユーザは、領域E130を見ることで、有効なリソースを把握することができる。また、ユーザは、リソースの追加・削除を行うことで、領域E130に表示されるリソース情報を変更することができる。このとき、リソース一覧の表示順に基づきリソース管理サーバ10によってリソースが有効にされるため、ユーザは、リソースの追加・削除を行っても、リソースに対するライセンスを割り当ててリソースを有効にする作業を行う必要がない。
つづいて、図16〜図18を参照して、会議支援アプリ442の動作例について説明する。図16及び図17は、図11のステップS166において、表示部420に表示される画面である。
図16は、有効なリソースが1つもない場合に、表示部420に表示される表示画面W150の例である。表示画面W150には、有効なリソースであって、予約がされているリソースのリソース情報を表示する領域E150が含まれる。しかし、有効なリソースがないため、図11のステップS162において、会議用端末装置40はリソース管理サーバ10から空のリソース一覧を取得する。したがって、領域E150にはリソース情報が表示されない。
図17は、ユーザによって1のリソースが追加され、追加されたリソースに対して予約がされている場合に表示部420に表示される表示画面W160の例である。リソース情報を表示する領域E160には、1のリソース情報(図16の例では、会議室名が「B−Room」であるリソース情報)が表示される。ユーザは、リソース情報を選択し、スタートボタンB160を選択することで、会議用端末装置40に対して、選択されたリソースの詳細情報を取得したり、会議の開始を指示したりすることができる。
図18は、会議が実施されているときに、表示部420や、会議用端末装置40に接続された表示装置50に表示される表示画面W170の例である。表示画面W170には、予約終了時刻までの残り時間や、延長ボタン、会議に関する情報に添付されたファイル表示するためのショートカット、会議終了ボタンを含むUIを表示する領域E170が含まれる。
なお、本実施形態では、1のテナントについての処理について説明したが、システム1は、複数のテナントのリソース、ライセンスを管理してもよい。この場合、リソース管理サーバ10は、ステップS102で管理用端末装置30にリソースを一覧表示する制御を行う前に、管理用端末装置30を使用するテナントを特定する。例えば、リソース管理サーバ10は、管理用端末装置30からテナントを特定可能な情報を受信してから、メイン処理を実行する。このようにすることで、リソース管理サーバ10は、テナント毎に、リソースの一覧表示やライセンスの割り当てが可能となる。
また、ライセンス情報にライセンスの有効期限が記憶されている場合で、有効期限が迫っている場合は、リソース管理サーバ10は、ユーザに対して事前にその旨を通知してもよい。また、ライセンスの有効期限に達してライセンスの数が減少しても、テナント等の事業者により新たなライセンスの契約がされた場合は、リソース管理サーバ10は、新たな契約により増加したライセンスの数のリソースを新たに有効にする。リソース管理サーバ10によってライセンスの数に応じてリソースが有効にされるため、ライセンス毎に有効期限が異なる場合であっても、ユーザは、それぞれの有効期限に合わせてライセンスを割り当てる作業を行う必要がなく、利便性が高く効率的である。
また、本実施形態では、リソースが有効であるか否かについては、リソース情報に含まれるリソース状態の情報に基づいて特定したが、このようにしなくてもよい。例えば、有効なリソースのリソースIDをライセンス情報に記憶してもよい。この場合、リソース管理サーバ10は、ライセンス管理サーバ20からライセンス情報を取得することで、リソースの状態を把握することができる。また、リソース管理サーバ10は、リソース状態をする場合は、ライセンス管理サーバ20にリソース状態を変更する要求を送信すればよい。
なお、本実施形態では、制御部100は、リソースにライセンスを割り当てることでリソースの状態を有効にし、有効なリソースを識別表示することとして説明したが、リソースにライセンスを割り当てることなく、有効なリソースを識別表示しても構わない。具体的には、制御部100は、ステップS102において表示したリソース一覧に対して、ライセンス情報に基づき取得したライセンスの数だけ、上から順にリソースが有効であることを示す識別表示をしてもよい。このようにしても、リソース管理サーバ10は、有効なリソースがどのリソースであるかを識別表示することが可能である。
また、本実施形態では、リソース管理サーバと会議管理サーバとを別にしている。そのため、システム全体が複雑にならず、ユーザ数が多くてリソース(会議室)が少ない環境で高コストとなったりすることがない。
このように、本実施形態では、リソース管理サーバは、ユーザに対して、分かりやすく利便性の高いライセンスの管理を実現させることが可能である。
[2.第2実施形態]
つづいて第2実施形態について説明する。第2実施形態は第1実施形態と異なり、ユーザの操作によりリソース一覧の表示順を変更可能とする実施形態である。本実施形態は、第1実施形態の図8を図19に置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
また、本実施形態では、リソース情報記憶領域122に記憶されるリソース情報には、リソースID、属性、リソース状態に加え、優先度が更に記憶される。本実施形態では、優先度は0以上の整数値で表し、値が小さいほど優先度が高いこととする。
[2.1 処理の流れ]
図19を参照して、本実施形態のリソース管理サーバ10のメイン処理について説明する。はじめに、制御部100は、リソースの優先度が高い順にリソースを一覧表示する制御を行う(ステップS202)。例えば、制御部100は、リソース情報記憶領域122からリソース情報を読み出して、優先度が高い順に並べる。そして、制御部100は、優先度が高い順に並べたリソース情報を、管理用端末装置30に送信する。
つづいて、ライセンス割当部104は、ライセンス割当処理を実行する(ステップS104)。本実施形態におけるライセンス割当処理については、第1実施形態の図9に示したライセンス割当処理のフローのうち、ステップS126の処理を、優先度順に基づきリソース一覧を並び替える処理に置き換える。このようにすることで、本実施形態では、リソース情報に記憶された優先度が高いリソースから、順に有効となる。
また、制御部100は、有効なリソースを識別表示する制御を行う(ステップS106)。なお、制御部100は、ライセンス割当部104によるライセンス割当処理が実行された後に、ステップS202及びステップS106の処理を実行してもよい。このようにすることで、制御部100は、先に優先度に基づくリソースの状態を先に決定してから、リソース一覧とリソースの識別表示とを表示する制御を行うことができる。
また、ユーザによってリソースを追加する操作がされた場合は、リソース管理部102は、リソース追加処理を実行する(ステップS110)。なお、本実施形態におけるリソース追加処理については、第1実施形態の図10に示したライセンス割当処理のフローのうち、ステップS146の処理を実行するときに、リソース管理部102は、追加するリソースの優先度を決定する。そして、リソース管理部102は、選択されたリソースの情報と決定した優先度とを含んだリソース情報をリソース情報記憶領域122に記憶する。
リソース管理部102は、追加するリソースの優先度を、例えば、リソース情報記憶領域122に記憶されたリソース情報の中で最も低い値とする。具体的には、リソース管理部102は、追加したリソースの優先度の値として、優先度として付与できる値の最大値や、リソース情報記憶領域122に記憶されているリソース情報に含まれる優先度の値のうち、最も大きい値に1を加えた値としたりする。このような優先度を設定することで、すでに有効の状態であるリソースをライセンス割当処理により無効な状態となってしまうことを防ぐことが可能となる。なお、リソース管理部102は、追加したリソースを優先的に有効にするといった操作がユーザによってされた場合には、リソースの優先度を最も高い値、すなわち、「0」としてもよい。また、リソース管理部102は、追加したリソースの優先度を設定等によって定められた所定の値としてもよい。
つづいて、制御部100は、ユーザによってリソースの表示順を変更する操作がされたか否かを判定する(ステップS204)。例えば、制御部100は、管理用端末装置30から、リソースの表示順を変更したことを示す情報を受信したときに、リソースの表示順を変更する操作がされたと判定する。
リソースの表示順を変更したことを示す情報は、例えば、表示順を変更する操作がされたリソースと当該リソースの変更後の表示順とを特定可能な情報であったり、表示部320に一覧表示されるリソースを表示順に並べたリストの情報であったりする。
この場合、管理用端末装置30の制御部300は、利用者により表示部320に一覧表示されたリソースに対してマウスの操作等により表示順が入れ替えられたときに、リソース管理サーバ10にリソースの表示順を変更したことを示す情報を送信する。
リソースの表示順を変更する操作がされた場合は、制御部100は、操作に基づき、リソースの表示順を変更する(ステップS206)。例えば、制御部100は、ステップS202において管理用端末装置30に送信したリソース情報の並び順を、リソースの表示順を変更したことを示す情報に基づいて変更する。ここで、ステップS204において表示順を変更する操作がされたリソースと当該リソースの変更後の表示順とを特定可能な情報を受信した場合は、制御部100は、表示順が変更されるリソースのリソース情報を、変更後の表示順の位置に挿入する。また、ステップS204において表示部320に一覧表示されるリソースを表示順に並べたリストの情報を受信した場合は、受信したリストの情報に基づいて、リソース情報の並び順を変更する。このように、制御部100は、リソース情報の並び順を変更することでリソースの表示順を変更し、変更後のリソースの表示順を求めることができる。
つづいて、制御部100は、ステップS206で変更したリソースの表示順に基づき、リソース毎に優先度を決定し、リソース情報に記憶する(ステップS208)。例えば、制御部100は、表示順が最も上位(表示順位が1位)のリソースの優先度を「0」とし、次に表示順が上位(表示順位が2位)のリソースの優先度を「1」とするといったように、リソースの優先度を表示順位に応じて決定する。このように、表示順に応じた優先度を記憶することで、制御部100は、表示順の上位のリソースほど高い優先度とすることができる。
[2.2 処理の流れ]
本実施形態の動作例について説明する。なお、動作例の説明においては、ライセンスの数が4であるとして説明する。
図20は、ユーザによって5つのリソースが追加されたときに、表示部320に表示される表示画面W200の例である。また、図20は、ユーザによってリソースの表示順の変更操作がされている状態を示す。具体的には、図20は、優先度が「4」であるリソースが、マウスのドラッグ操作により、優先度が「2」であるリソースと、優先度が「3」であるリソースとの間に移動させる操作がされている状態を示す図である。この状態でユーザによってマウスのドロップ操作がされた場合は、リソースの表示順が変更され、変更後の表示順が、各リソースの優先度となる。なお、表示順の変更操作は、マウスのドラッグ操作でなくても、例えば、選択したリソースの優先度を上げるボタン・下げるボタンを選択する操作等であってもよい。
図20の状態でユーザによってドロップ操作がされた場合、管理用端末装置30は、リソース管理サーバ10にリソースの表示順を変更したことを示す情報を送信する。例えば、管理用端末装置30は、会議室名が「MeetingSpace-A」であるリソースのリソースIDと表示順が上から4番目に変更されたことを示す情報とを送信する。リソース管理サーバ10は、管理用端末装置30から受信した情報に基づいて、リソースの表示順を変更し、リソースの表示順を優先度として記憶する。図20の例では、優先度が「4」であったリソースの優先度が「3」となり、優先度「3」であったリソースは、表示順が繰り下がり、優先度が「4」となる。この結果、リソースの表示順を変更する前に優先度が「4」だったリソースは、優先度が「3」となることで有効な状態となり、リソースの表示順を変更する前に優先度が「3」だったリソースは、優先度が「4」となることで無効な状態となる
本実施形態によれば、リソース管理サーバは、ユーザによってリソースの表示順が変更されたとき、変更後のリソースの表示順に基づき、ライセンスの割り当てを行うことができる。
[3.第3実施形態]
つづいて第3実施形態について説明する。第3実施形態は第2実施形態と異なり、優先度をユーザの操作ではなく、会議のログ情報である利用履歴情報によって決定する実施形態である。本実施形態は、第2実施形態の図19を図25に置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
本実施形態では、制御部400によって終了処理が行われることによって、会議用端末装置40から優先度管理サーバ70に利用履歴情報が送信されることとして説明する。
[3.1 全体構成]
図21を参照して、本実施形態の全体構成を説明する。図21は、本実施形態のリソース管理システム(以下、単に「システム2」という)の全体構成を示す図である。図21に示すように、システム2は、システム1と異なり、ネットワークNWに、リソース管理サーバ10の代わりにリソース管理サーバ12が接続され、更に、優先度管理サーバ70が接続される。なお、ライセンス管理サーバ20、管理用端末装置30、会議用端末装置40、表示装置50、会議管理サーバ60は、システム1における各装置と同様である。
リソース管理サーバ12は、リソース管理サーバ10と同様に、テナント毎にリソース情報を管理する情報処理装置である。優先度管理サーバ70は、リソースの利用履歴を示す利用履歴情報を取得して、利用履歴情報に基づく優先度を決定する情報処理装置である。優先度管理サーバ70は、例えば、サーバ等のコンピュータによって構成される。
[3.2 機能構成]
[3.2.1 リソース管理サーバ]
図22を参照して、リソース管理サーバ12の機能構成について説明する。図22に示すように、リソース管理サーバ12は、リソース管理サーバ10と異なり、ライセンス割当部104を除いて構成される。
また、本実施形態では、リソース情報記憶領域122に記憶されるリソース情報には、優先度の情報が記憶されなくてもよい。
[3.2.2 優先度管理サーバ]
図23は、優先度管理サーバ70の機能構成を説明するための機能ブロック図である。優先度管理サーバ70は、制御部700と、通信部710と、記憶部720とを備えて構成される。
制御部700は、優先度管理サーバ70の全体を制御するための機能部である。制御部700は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、1又は複数の演算装置(例えば、CPU)により構成される。
また、制御部700は、記憶部720に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、ライセンス割当部702、優先度解析部704の機能を実現する。
ライセンス割当部702は、リソースのうち、ライセンスの数までのリソースの状態を有効にする処理(ライセンス割当処理)を実現する。ライセンス割当部702は、第1実施形態におけるライセンス割当部104と同様の機能部である。
優先度解析部704は、利用履歴情報を解析し、リソースの優先度を決定する処理(優先度解析処理)を実現する。
通信部710は、ネットワークNWを介して他の装置と通信を行うための機能部である。ネットワークNWとは、有線で接続されてもよいし、無線で接続されてもよい。通信部310は、例えば、有線/無線LANで利用されるNIC等の通信モジュールにより構成される。
記憶部720は、優先度管理サーバ70の動作に必要な各種プログラムや、各種データが記憶される機能部である。記憶部720は、例えば、半導体メモリであるSSDや、磁気ディスクであるHDD等により構成される。
記憶部720には、利用履歴情報記憶領域722とライセンス情報記憶領域726とが確保され、優先度情報724と、リソース状態情報728とが記憶される。
利用履歴情報記憶領域722は、利用履歴情報を記憶する領域である。本実施形態における利用履歴情報は、例えば図24に示すように、リソースID(例えば、「1」)と、利用日時(例えば、「2019年7月1日 9:00〜10:00」)と、利用されたデバイスを示す利用デバイス(例えば、「表示装置」)と、予約がされた上で使用されたか否かを示す予約有無(例えば「あり」)と、会議の参加者数(例えば、「5人」)と、予約延長がされたか否かを示す予約延長有無(例えば、「あり(15分)」)とが記憶される。
なお、利用履歴情報には、上述した情報以外の情報が記憶されてもよい。例えば、使用されたデバイスの使用時間や、会議の開始時刻が予約時間と差異があったか否かといった情報等が記憶されてもよい。
優先度情報724は、リソース毎の優先度を記憶した情報である。ライセンス情報記憶領域726は、ライセンス情報を記憶する領域である。リソース状態情報728は、リソース毎に、リソースの状態が有効か否かを記憶した情報である。
[3.3 処理の流れ]
[3.3.1 リソース管理サーバ]
つづいて、本実施形態における、リソース管理サーバ12と優先度管理サーバ70の処理について説明する。はじめに、リソース管理サーバ12の制御部100が、記憶部120からプログラムを読み出して実行するメイン処理について、図25及び図26を参照して説明する。
はじめに、図25を参照して説明する。まず、制御部100は、管理画面表示操作がされたか否かを判定する(ステップS302)。例えば、制御部100は、ウェブブラウザやリソースを管理するためのアプリケーションを介してリソース管理サーバ12に接続された場合に、管理画面表示操作がされたと判定する。
管理画面表示操作がされた場合は、制御部100は、リソースを一覧表示する制御を行う(ステップS302;Yes→ステップS102)。例えば、制御部100は、リソース情報記憶領域122からリソース情報を読み出して、リソース状態が「有効」であるリソース情報を並べ、その後に、リソース状態が「無効」のリソース情報を並べる。そして、制御部100は、リソース状態の順に並べたリソース情報を、管理用端末装置30に送信する。
また、制御部100は、状態切換操作がされたか否かを判定する(ステップS304)。状態切換操作とは、リソースの状態を有効から無効にする又は無効から有効に変更する操作である。例えば、制御部100は、管理用端末装置30から、状態を切り替える対象となったリソースと、切り替えたあとの状態とを特定可能な情報を受信した場合に、状態切換操作がされたと判定する。この場合、管理用端末装置30の制御部300は、ユーザによってリソースが選択され、状態を切り替える操作がされたときに、選択されたリソースのリソースIDと、切り替えた後の状態とを含む情報をリソース管理サーバ12に送信する。
制御部100は、状態切換操作がされた場合は、状態を切り替えるリソースのリソース情報をリソース情報記憶領域122から読み出し、リソース状態に切り替えた後のリソース状態を記憶する(ステップS304;Yes→ステップS306)。このようにすることで、制御部100は、ユーザの操作に基づいて、リソースの状態を切り替えることが可能となる。
なお、本実施形態では、リソースの優先度が優先度管理サーバ70によって決定されるため、リソース管理部102は、リソース追加処理のステップS146において、優先度を決定する処理を省略し、ユーザによって選択されたリソースをリソース情報記憶領域122に記憶する。また、本実施形態では、リソース管理部102は、リソースを追加した時点ではリソースの状態を無効にしてもよい。
一方で、ステップS302において、管理画面表示操作がされなかった場合の処理について、図26を参照して説明する。管理画面表示操作がされなかった場合は、制御部100は、状態自動切替タイミングであるか否かを判定する(ステップS322)。状態自動切替タイミングとは、システム2が、リソースの状態を自動で切り替えるタイミングであり、例えば、所定の時刻(例えば、午前2時)であったりする。状態自動切替タイミングは、記憶部120に記憶されていてもよく、また、ユーザによって設定可能であってもよい。状態自動切替タイミングは、一日に一度であってもよいし、一日に二度以上あってもよいし、一週間に一度であってもよい。また、制御部100は、ユーザからリソースの状態を自動で切り替えるための操作がされたときに、状態自動切替タイミングであると判定してもよい。
状態自動切替タイミングである場合は、制御部100は、有効なリソースの数が、ライセンス情報に基づくライセンスの数未満であるか否かを判定する(ステップS322;Yes→ステップS324)。有効のリソースの数が、ライセンスの数未満である場合は、制御部100は、優先度管理サーバ70に対して、リソース状態情報取得要求を送信する(ステップS324;Yes→ステップS326)。リソース状態情報取得要求は、リソース状態情報728を取得する要求である。なお、制御部100は、リソース状態情報取得要求に、リソースのリソースIDや、有効となっているリソースIDといった情報を優先度管理サーバ70に送信してもよい。
つづいて、制御部100は、優先度管理サーバ70からリソース状態情報728を取得する(ステップS328)。そして、制御部100は、取得したリソース状態情報728に基づき、リソース情報記憶領域122に記憶されているリソース情報のリソース状態を変更して記憶する(ステップS330)。具体的には、制御部100は、リソース状態情報728に記憶されているリソース毎のリソース状態を1つずつ読み出し、対応するリソース情報のリソース状態として、読み出したリソース状態を更新する。
このように、制御部100は、ステップS322〜ステップS330までの処理を実行することにより、リソース状態情報728に基づいて、リソースの状態を切り替えることが可能となる。
[3.2.2 優先度管理サーバ]
つづいて、優先度管理サーバ70の制御部700が、記憶部720からプログラムを読み出して実行するメイン処理について、図27を参照して説明する。
はじめに、制御部700は、会議用端末装置40から利用履歴情報を受信したか否かを判定する(ステップS352)。利用履歴情報を受信した場合は、制御部700は、受信した利用履歴情報を利用履歴情報記憶領域722に記憶する(ステップS352;Yes→ステップS354)。
つづいて、制御部700は、リソース管理サーバ12からリソース状態情報取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS356)。リソース状態情報取得要求を受信した場合は、優先度解析部704は、優先度解析部704が実行する処理である優先度解析処理を実行する(ステップS356;Yes→ステップS358)。
優先度解析処理は、利用履歴情報を解析し、リソースの優先度を決定する処理である。優先度の決定の方法としては、例えば、次の方法がある。
(1)評価値に基づく方法
優先度解析部704は、利用履歴情報からリソース毎の評価値を算出し、評価値の順に優先度を決定する。例えば、優先度解析部704は、利用履歴情報の利用日時からリソースの利用率を算出したり、利用デバイスからデバイスの利用率を算出したりして、それぞれの利用率に所定の重みを掛けて足し合わせた値を評価値とする。この場合、評価値が高いほど、そのリソースがよく利用されていると考えられるため、評価値が高いリソースほど、優先度を高くする。
なお、利用履歴情報のうち、評価値の算出に用いる情報や重みは、ユーザによって設定されてもよいし、優先度管理サーバ70に予め設定されていてもよい。
(2)機械学習を用いる方法
優先度解析部704は、利用履歴情報を入力とし優先度や評価値を出力する学習済みモデルを用いて、利用履歴情報記憶領域722に記憶された利用履歴情報を入力したときの出力に基づき優先度を決定する。
また、優先度解析部704は、リソース毎に決定した優先度を、優先度情報724に記憶する。なお、優先度解析部704は、リソースのうち、すでに有効となっているリソースには高い優先度を設定してもよい。一方で、優先度解析部704は、利用実績がないために利用履歴情報がないリソースは、利用実績の有るリソースよりも低い優先度を設定してもよい。
つづいて、ライセンス割当部702は、優先度情報724に基づいて、ライセンス割当処理を実行する(ステップS360)。本実施形態では、ライセンス割当部702は、図9に示すような第1実施形態においてライセンス割当部104が実行する処理とほぼ同様の処理を実行するが、一部の処理を置き換える。
具体的には、図9のステップS122では、ライセンス割当部702は、リソース管理サーバ12からリソース一覧を取得する。ステップS124は、ライセンス割当部702は、ライセンス管理サーバ20から取得したライセンス情報をライセンス情報記憶領域726に記憶する。ステップS126は、ライセンス割当部702は、優先度情報724に基づいてリソース一覧を並び替える。ステップS130は、ライセンス割当部702は、ライセンス情報記憶領域726に記憶されたライセンス情報に基づいてライセンスの数を取得する。また、ライセンス割当部702は、有効にするリソースの情報を、リソース状態情報728に記憶する。
つづいて、制御部700は、リソース状態情報728をリソース管理サーバ12に送信する(ステップS362)。このようにすることで、優先度管理サーバ70によってリソースの優先度が決定され、優先度の高いリソースから、ライセンスの数だけ有効とすることができる。
なお、本実施形態では、ユーザの操作によってリソースの状態を切り替えると説明したが、リソース管理サーバ12は、第2実施形態のように、ユーザの操作に基づいて、リソースの表示順が変更可能であってもよい。
また、リソース管理サーバ12は、ステップS326において、優先度管理サーバ70に対して、ユーザが設定したリソースの表示順の情報や、ユーザによって有効としたリソースを特定可能な情報を送信してもよい。優先度管理サーバ70は、リソースの表示順の情報を受信した場合、優先度解析処理において、ユーザによって設定された表示順に基づく優先度と、利用履歴情報に基づいて決定した優先度とから、最終的な優先度を決定してもよい。このとき、優先度管理サーバ70は、ユーザによって設定された優先度が反映されやすいような評価値の算出方法を用いてもよい。例えば、ユーザによって設定された優先度に対して、所定の値を加算したり、利用履歴情報に基づいて決定した優先度よりも大きな重み付けをしたりしてもよい。また、優先度管理サーバ70は、ユーザによって有効としたリソースを特定可能な情報を受信した場合は、優先度解析処理において、ユーザが有効としたリソースが必ず高い優先度となるようにしてもよい。このようにすることで、優先度管理サーバ70は、ユーザによって有効とされたリソースは利用履歴情報に関わらず必ず有効とし、ユーザによって有効とされなかったリソースに対して、利用履歴情報に基づく優先度を設定することが可能となる。
また、本実施形態では、優先度管理サーバ70が、会議用端末装置40から利用履歴情報を取得することとして説明したが、このようにしなくてもよい。例えば、会議用端末装置40は利用履歴情報をログサーバに送信してもよい。この場合、優先度管理サーバ70は、ログサーバから利用履歴情報を取得すればよい。
本実施形態によれば、リソース管理サーバは、状態が無効であるリソースのうち、利用履歴情報に基づいて決定された優先度に基づき、ライセンスの数だけ優先度の高いリソースを自動的に有効にする。したがって、ユーザは、明示的に有効としなかったリソースであっても、利用実績が多いリソースに対して自動的に有効とさせることが可能となる。また、ユーザは、利用するリソースを見直す場合などに、リソースを一旦無効にした上で、利用履歴情報に基づいて、自動的にリソースの状態を有効にすることができる。
[4.第4実施形態]
つづいて第4実施形態について説明する。本実施形態は、第3実施形態と同様に利用履歴情報によって優先度が決定される実施形態であるが、リソースの状態をリソース管理サーバが判定する点が異なる。本実施形態は、第2実施形態の図19を図28に置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
本実施形態におけるリソース管理システムは、システム1のネットワークNWに、さらに優先度管理サーバ72を接続して構成されるシステムである。
本実施形態のリソース管理サーバ10において、リソース情報記憶領域122に記憶されるリソース情報には、リソースID、属性、リソース状態の他に、システム優先度とユーザ優先度とが含まれる。システム優先度は、優先度管理サーバ72によって決定される優先度である。ユーザ優先度はユーザの操作によって決定される優先度である。
また、優先度管理サーバ72は、優先度管理サーバ70と異なり、ライセンス割当部702を除いて構成される。また、優先度管理サーバ72は、優先度管理サーバ70と異なり、記憶部720に、ライセンス情報記憶領域726が確保されず、リソース状態情報728が記憶されない。
つづいて、図28を参照して、本実施形態におけるリソース管理サーバ10のメイン処理について説明する。本実施形態では、はじめに、制御部100は、優先度管理サーバ72に対して、優先度情報724を取得する要求である優先度取得要求を送信する(ステップS402)。制御部100は、優先度管理サーバ72から優先度情報724を取得し、優先度情報724に記憶された優先度をシステム優先度としたリソース情報を記憶する(ステップS404→ステップS406)。具体的には、制御部100は、リソース状態情報728に記憶されているリソース毎の優先度の情報を1リソースずつ読み出し、対応するリソース情報のシステム優先度を更新する。
つづいて、制御部100は、リソースについて、リソースのユーザ優先度の順に、リソースを一覧表示する制御を行う(ステップS408)。すなわち、本実施形態では、表示部320に表示されるリソース情報の並び順は、リソース情報に記憶されたユーザ優先度の昇順とする。なお、制御部100は、有効なリソースのリソース情報はユーザ優先度に従って並べ、状態が無効であるリソースはシステム優先度に基づいて並べてもよい。また、制御部100は、リソースの一覧表示とともに、システム優先度を表示してもよい。
つづいて、ライセンス割当部104は、ライセンス割当処理を実行する(ステップS104)。なお、本実施形態では、ライセンス割当部104は、図9に示したライセンス割当処理のステップS126において、ユーザ優先度及びシステム優先度を考慮した順序に並び替える。例えば、ライセンス割当部104は、ユーザ優先度とシステム優先度とに基づき評価値を決めて評価値に基づいて並び替える。具体的には、ユーザ優先度が低いリソースほど、システム優先度を反映しやすい重み付けとする。このようにすることで、制御部100は、ユーザ優先度が低い有効なリソースと、利用実績が多いが無効なリソースとの間で、ライセンスを付け替えやすくすることが可能となる。
また、制御部100は、リソースの表示順を変更する操作に基づいてリソースの表示順を変更したら、リソース毎に、リソースの表示順に基づく優先度を決定し、ユーザ優先度に記憶する(ステップS410)。このようにして、ユーザによって変更された表示順は、リソースのユーザ優先度として記憶される。
[4.3.2 優先度管理サーバ]
図29を参照して、優先度管理サーバ72のメイン処理について説明する。はじめに、制御部700は、会議用端末装置40から利用履歴情報を受信した場合は、受信した利用履歴情報を利用履歴情報記憶領域722に記憶する(ステップS452;Yes→ステップS454)。
また、制御部700は、リソース管理サーバ10から優先度取得要求を受信したか否かを判定する(ステップS456)。優先度取得要求を受信した場合は、優先度解析部704は、優先度解析処理を実行する(ステップS458)。優先度解析処理は、第3実施形態のステップS358と同様の処理である。優先度解析処理が実行されることにより、優先度解析部704によって、優先度情報724が記憶される。そこで、制御部700は、リソース管理サーバ10に対して、優先度情報724を送信する(ステップS460)。
本実施形態によれば、ユーザは、ユーザ指定した優先度に加えて、リソース管理システムが利用履歴情報に基づいて決定された優先度を考慮して、有効なリソースを決定することが可能となる。また、リソース管理サーバは、ユーザ優先度と、システム優先度とを考慮して、リソースの状態を決定することが可能となる。
[5.第5実施形態]
つづいて、第5実施形態について説明する。第5実施形態は、第3実施形態において、優先度管理サーバ70が実行する処理を、リソース管理サーバ14が実行する実施形態である。本実施形態は、第3実施形態の図22を図30に、図26を図31に、それぞれ置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
本実施形態のリソース管理システムは、システム2に含まれるリソース管理サーバ12をリソース管理サーバ14に置き換え、優先度管理サーバ70を除いたシステムである。
図30を参照して、リソース管理サーバ14の機能構成について説明する。リソース管理サーバ14は、リソース管理サーバ12と異なり、ライセンス割当部104と優先度解析部106とを備える点が異なる。また、記憶部120に、利用履歴情報記憶領域126が確保される点が異なる。
本実施形態では、利用履歴情報は、リソース管理サーバ14が記憶する。したがって、会議支援アプリ442は、利用履歴情報をリソース管理サーバ14に送信する。
つづいて、図31を参照して、本実施形態のリソース管理サーバ14のメイン処理について説明する。なお、本実施形態において、ユーザによって管理画面表示操作がされた場合の処理は、第3実施形態の図25と同じである。図31は、管理画面表示操作がされなかった場合の処理(ステップS302の判定結果がNoである場合)について説明する。
管理画面表示操作がされなかった場合、制御部100は、会議用端末装置40から利用履歴情報を受信したか否かを判定する(ステップS502)。利用履歴情報を受信した場合は、受信した利用履歴情報を利用履歴情報記憶領域126に記憶する(ステップS502;Yes→ステップS504)。
つづいて、状態自動切替タイミングであり、有効のリソースの数がライセンスの数未満である場合は、優先度解析部106は優先度解析処理を実行する(ステップS322;Yes→ステップS324;Yes→ステップS506)。優先度解析処理は、第3実施形態のステップS358と同様の処理である。なお、優先度解析部106は、リソース毎に優先度を決定したら、リソース情報記憶領域122から、リソース毎に対応するリソース情報を読み出し、決定した優先度をリリース情報に記憶する。
つづいて、ライセンス割当部104は、ライセンス割当処理を実行する(ステップS508)。このようにすることで、リソース管理サーバ14は、利用履歴情報に基づき優先度を決定し、決定した優先度から、ライセンスの数だけ、リソースの状態を有効とすることができる。
なお、第3実施形態と同様に、優先度解析部106は、ユーザによって有効とされたリソースは利用履歴情報に関わらず必ず有効としてもよいし、ユーザによって設定された優先度が反映されやすい方法により優先度を決定してもよい。
本実施形態によれば、リソース管理サーバは利用履歴情報に基づき、ライセンスの数だけリソースの状態を有効にすることが可能となる。
[6.第6実施形態]
つづいて、第6実施形態について説明する。第6実施形態は、第4実施形態において、優先度管理サーバ72が実行する処理を、リソース管理サーバ14が実行する実施形態である。本実施形態は、第4実施形態の図28を図32に置き換えたものである。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
本実施形態のリソース管理システムは、システム2に含まれるリソース管理サーバ12をリソース管理サーバ14に置き換え、優先度管理サーバ70を除いたシステムである。また、本実施形態では、利用履歴情報は、リソース管理サーバ14が記憶する。したがって、会議支援アプリ442は、利用履歴情報をリソース管理サーバ14に送信する。
また、本実施形態のリソース管理サーバ14において、リソース情報記憶領域122に記憶されるリソース情報には、リソースID、属性、リソース状態の他に、システム優先度とユーザ優先度とが含まれる。システム優先度は、リソース管理サーバ14の優先度解析部106によって決定される優先度である。ユーザ優先度はユーザの操作によって決定される優先度である。
図32を参照して、本実施形態におけるリソース管理サーバ14のメイン処理について説明する。はじめに、制御部100は、会議用端末装置40から利用履歴情報を受信したら、利用履歴情報記憶領域126に記憶する(ステップS602;Yes→ステップS604)。そして、優先度解析部106は優先度解析処理を実行する(ステップS606)。優先度解析処理は、第3実施形態のステップS358と同様の処理である。なお、優先度解析部106は、リソース毎に優先度を決定したら、リソース情報記憶領域122から、リソース毎に対応するリソース情報を読み出し、決定した優先度をシステム優先度として記憶する。
つづいて、制御部100は、管理画面表示操作がされたか否かを判定する(ステップS608)。管理画面表示操作がされた場合は、第4実施形態のステップS408〜ステップS112までの処理を実行する。
本実施形態によれば、リソース管理サーバは利用履歴情報に基づき、優先度を決定することが可能となる。
[7.第7実施形態]
つづいて、第7実施形態について説明する。第7実施形態は、リソース管理サーバがライセンス情報を複数取得した場合に、所定の規則に従ってライセンスを割り当てる実施形態である。本実施形態は、上述した第1実施形態から第6実施形態のいずれの実施形態にも適用可能であるが、第1実施形態に適用した場合について説明する。本実施形態は、第1実施形態の図3を図33に、図9を図34にそれぞれ置き換えた実施形態である。なお、同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
図33を参照して、本実施形態において、リソース情報記憶領域122に記憶されるリソース情報について説明する。図33は、本実施形態のリソース情報の例を示した図である。本実施形態のリソース情報は、例えば、リソースIDと、属性(会議室名、会議室の場所、会議室に設置されているデバイス)と、割り当てられているライセンスを識別するためのライセンスID(例えば、「L1」)とが記憶される。
ライセンスIDが記憶されているリソースは、ライセンスIDによって識別されるライセンスが割り当てられており、リソースの状態が有効であることを示す。一方で、ライセンスIDが記憶されていないリソースは、ライセンスが割り当てられておらず、リソースの状態が無効であることを示す。
図34を参照して、ライセンス割当部104が実行するライセンス割当処理について説明する。なお、本実施形態では、ライセンス情報記憶領域124には、図4(a)で示すような、複数のライセンス情報が記憶されることとして説明する。
本実施形態では、ライセンス割当部104は、先頭のリソースを抽出したら(ステップS128)、複数のライセンス情報を、所定の規則に従って並び替える(ステップS702)。所定の規則は、例えば、有効期限までの期間が長い順である。なお、所定の規則は、有効期限までの期間が短い順であってもよい。また、ライセンス情報に購入日の情報を記憶させた場合は、ライセンスの購入日が早い順であってもよいし、ライセンスID順であってもよい。
つづいて、ライセンス割当部104は、並び替えたライセンス情報から先頭のライセンス情報を抽出し(ステップS704)、抽出したリソースにライセンスを割り当てることで、リソースの状態を有効にする(ステップS706)。例えば、ライセンス割当部104は、ステップS128で抽出したリソースのリソース情報をリソース情報記憶領域122から読み出す。そして、ライセンス割当部104は、読み出したリソース情報のライセンスIDに、ステップS704で抽出したライセンス情報に記憶されたライセンスIDを記憶する。
つづいて、ライセンス割当部104は、ライセンス情報記憶領域124に記憶されたライセンス情報を全て抽出したか否かを判定する(ステップS708)。ライセンス情報を全て抽出した場合は、ライセンス割当部104は、ライセンス割当処理を終了する(ステップS708;Yes)。ライセンス情報を全て抽出していない場合は、ライセンス割当部104は、ステップS702で並び替えたライセンス情報のから、次のライセンス情報を抽出する(ステップS708;No→ステップS710)。また、ライセンス割当部104は、ステップS126で並び替えたリソース一覧から次のリソースを抽出する(ステップS138)。
つづいて、ステップS706に戻り、ライセンス割当部104は、ステップS138で抽出したリソースに対して、ステップS710で抽出したライセンス情報に基づき抽出したリソースにライセンスを割り当てることで、リソースの状態を有効にする。
上述した処理により、ライセンス割当部104は、表示順に基づいて並び替えたリソースに対して、複数のライセンスを所定の規則に従って割り当てることができる。
また、ライセンス割当部104は、ライセンス情報に記憶された属性に応じて、リソースにライセンスを割り当ててもよい。例えば、ライセンス割当部104は、ライセンス情報に利用可能なデバイスの数や種類が記憶されている場合は、優先度が高いリソースから、利用可能なデバイスの数が多くなるようにライセンスを割り当ててもよい。このようにすることで、ライセンス割当部104は、リソースの優先度に応じて、リソースに見合ったライセンスを優先的に割り当てることができる。
また、上述した説明では、第1実施形態で説明したリソース管理サーバ10にリソース情報が複数記憶されている場合について説明したが、第2実施形態から第6実施形態のいずれかの実施形態においてリソース情報が複数記憶されている場合に適用してもよい。この場合、ライセンス割当部104又はライセンス割当部702は、優先度が高いリソースから、所定の規則に沿ってライセンスを割り当てる。
本実施形態によれば、複数のライセンスが管理されている場合であっても、ライセンス管理サーバは、リソースに対して所定の規則に沿ってライセンスを割り当てる。したがって、ユーザは、複数のライセンスを管理している場合において、ライセンスの有効期限が切れたときに、ライセンスを割り当て直すといった手間を減らすことができる。また、単にライセンスの数だけリソースの状態を有効されるのではなく、リソースの属性に応じてライセンスを割り当てるようにすることで、利用者は、過剰なコストをかからないようにしたりすることができる。
[8.変形例]
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、本発明のリソース管理サーバは、クラウド上に配置されてもよい。このようにすることで、本発明のリソース管理サーバが実現する機能をサービスとして提供することができる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD(Blu-ray Disc)(登録商標)等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
1、2 システム
10、12、14 リソース管理サーバ
100 制御部
102 リソース管理部
104 ライセンス割当部
106 優先度解析部
110 通信部
120 記憶部
122 リソース情報記憶領域
124 ライセンス情報記憶領域
126 利用履歴情報記憶領域
20 ライセンス管理サーバ
200 制御部
202 ライセンス管理部
210 通信部
220 記憶部
222 ライセンス情報記憶領域
30 管理用端末装置
300 制御部
310 通信部
320 表示部
330 操作入力部
340 記憶部
40 会議用端末装置
400 制御部
410 通信部
420 表示部
430 操作入力部
440 記憶部
442 会議支援アプリ
50 表示装置
60 会議管理サーバ
70、72 優先度管理サーバ
700 制御部
702 ライセンス割当部
704 優先度解析部
710 通信部
720 記憶部
722 利用履歴情報記憶領域
724 優先度情報
726 ライセンス情報記憶領域
728 リソース状態情報

Claims (13)

  1. 制御部と、ライセンスを管理するライセンス管理サーバと通信をする通信部と、記憶部とを備えたリソース管理サーバであって、
    前記記憶部は、リソースの情報を記憶し、
    前記制御部は、
    前記通信部を介して、前記ライセンス管理サーバから、ライセンスの情報を取得し、
    前記ライセンスの情報に基づいて、前記記憶部が記憶するリソースのうち、優先度の高いリソースから前記リソースを有効にする、
    ことを特徴とするリソース管理サーバ。
  2. 前記制御部は、
    前記ライセンスの情報に基づいてライセンスの数を取得し、
    前記取得したライセンスの数に応じて、前記リソースを優先度の高い順から有効にすることを特徴とする請求項1に記載のリソース管理サーバ。
  3. 前記制御部は、前記ライセンスの情報の数を計数することで前記ライセンスの数を取得することを特徴とする請求項2に記載のリソース管理サーバ。
  4. 前記ライセンスの情報は、ライセンスの数を記憶しており、
    前記制御部は、
    前記ライセンスの情報を読み出すことで前記ライセンスの数を取得することを特徴とする請求項2に記載のリソース管理サーバ。
  5. 前記制御部は、
    前記記憶されたリソースを優先度の高いリソースの順に一覧表示する制御を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のリソース管理サーバ。
  6. 前記制御部は、
    前記一覧表示されたリソースの表示順を変更する操作がされた場合、前記操作に基づき、前記リソースの表示順を変更し、
    前記変更した表示順に基づき、前記リソースの優先度を決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のリソース管理サーバ。
  7. 前記リソースの利用履歴を記憶する利用履歴記憶部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記利用履歴に基づいて、前記リソースの優先度を決定することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のリソース管理サーバ。
  8. 前記リソースの利用履歴を記憶する利用履歴記憶部を更に有し、
    前記制御部は、
    前記利用履歴に基づいて、前記ライセンスに応じて、前記リソースを有効にすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のリソース管理サーバ。
  9. 前記制御部は、ユーザによって有効にするリソースが指定された場合、前記利用履歴に関わらず前記指定されたリソースを有効にすることを特徴とする請求項8に記載のリソース管理サーバ。
  10. 前記リソースは会議室であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のリソース管理サーバ。
  11. 制御部と、ライセンスを管理するライセンス管理サーバと通信をする通信部と、リソースの情報を記憶した記憶部とを備えたリソース管理サーバの制御方法であって、
    前記通信部を介して、前記ライセンス管理サーバから、ライセンスの情報を取得するステップと、
    前記ライセンスの情報に基づいて、前記記憶部が記憶するリソースのうち、優先度の高いリソースから、前記リソースを有効にするステップと、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  12. 制御部と、ライセンスを管理するライセンス管理サーバと通信をする通信部と、リソースの情報を記憶した記憶部とを備えたリソース管理サーバのコンピュータに、
    前記通信部を介して、前記ライセンス管理サーバから、ライセンスの情報を取得する機能と、
    前記ライセンスの情報に基づいて、前記記憶部が記憶するリソースのうち、優先度の高いリソースから、前記リソースを有効にする機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  13. リソースと、前記リソースのライセンスを管理する第1のサーバと、前記リソースを管理する第2のサーバとを含むシステムであって、
    前記リソースの優先度情報を取得し、
    前記ライセンスの情報と、前記優先度情報とに基づいて、前記第2のサーバにおいて管理されているリソースのうち、優先度の高いリソースから前記リソースを有効にする、
    ことを特徴とするシステム。
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