JP2021026283A - 流量制御装置および気化供給装置 - Google Patents

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智一 廣田
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Abstract

【課題】 新たに電源を設けることなく圧電素子を適切に冷却可能な流量制御装置および気化供給装置を提供する。【解決手段】 流量制御装置20は、流体通路が形成された弁ブロック体21と、複数の通気口22cが形成されたケース22と、ケース22内に設けられ、流体通路を開閉するダイヤフラム60と、ダイヤフラム60を作動させる圧電素子58とを有する開閉部50と、弁ブロック体21を加熱する加熱装置30と、ケース22の内部を冷却する冷却装置40と、を備える。冷却装置40は、加熱装置30からの熱によって起電力を発生するペルチェ素子41と、ペルチェ素子41の起電力によって回転し、通気口22cを介してケース22内に空気を送出するファン43とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体製造装置等に使用される流量制御装置および気化供給装置に関する。
流路と積層圧電アクチュエータとの間に、第1〜第3熱シールドを設けて、積層圧電アクチュエータの温度が高温になるのを抑制した質量流量制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
国際公開第2015/045987号
しかし、特許文献1の質量流量制御装置では、積層圧電アクチュエータの昇温抑制が十分ではなく、例えばファンを設けてさらに冷却する必要がある。しかし、ファンを回転させるためには、新たに電源を設ける必要がある。
そこで本開示は、新たに電源を設けることなく圧電素子を適切に冷却可能な流量制御装置および気化供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を解決するために、本開示の一態様である流量制御装置は、流体通路が形成されたボディと、複数の通気口が形成されたケースと、前記ケース内に設けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁体を作動させる圧電素子とを有する開閉部と、前記ボディを加熱する加熱装置と、前記ケースの内部を冷却する冷却装置と、を備え、前記冷却装置は、前記加熱装置からの熱によって起電力を発生するペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の起電力によって回転し、前記通気口を介して前記ケース内に空気を送出するファンと、を備える。
前記冷却装置は、前記ペルチェ素子に当接して固定されたヒートシンクを備えてもよい。
前記ヒートシンクは、前記ファンに対して、前記ファンの回転によって発生する空気の流れの上流側に位置していてもよい。
前記ヒートシンクは、前記ファンの回転軸に直交する方向に沿って所定間隔を開けて並設された複数の放熱フィンを有してもよい。
前記ファンは、上下方向において、前記圧電素子の下端部の高さに位置してもよい。
本開示の一態様である気化供給装置は、プロセスガスの原料となる液体を気化させる気化器と、前記気化器から送出されるガスの流量を制御する流量制御装置と、前記流量制御装置の一部および前記気化器を加熱する加熱装置と、前記流量制御装置の内部を冷却する冷却装置と、を備え、前記流量制御装置は、流体通路が形成されたボディと、複数の通気口が形成されたケースと、前記ケース内に設けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁体を作動させる圧電素子とを有する開閉部と、を備え、前記冷却装置は、前記加熱装置からの熱によって起電力を発生するペルチェ素子と、前記ペルチェ素子の起電力によって回転し、前記通気口を介して前記ケース内に空気を送出するファンと、を備える。
前記冷却装置は、前記ペルチェ素子に当接して固定されたヒートシンクと、前記気化器へ固定され、前記気化器への液体の供給路の一部を構成し、流体通路を有するボディを備えた第1バルブと、をさらに備え、前記加熱装置は、前記気化器を加熱するヒータと、前記第1バルブと前記ケースとの間において前記気化器の直上に設けられ、前記第1バルブのボディの外周に当接する半円筒状の半円筒部と、前記半円筒部の前記ケース側に位置する板状の板状部とを有する伝熱用ブロック体と、を備え、前記ペルチェ素子は、前記板状部に設けられ、前記ヒートシンクは、前記半円筒部と前記ファンとの間に位置してもよい。
本開示によれば、新たに電源を設けることなく圧電素子を適切に冷却可能な流量制御装置および気化供給装置を提供することができる。
本開示の実施形態に係る気化供給装置の斜視図である。 加熱装置のプレートヒータを外した状態における気化供給装置1の正面図である。 加熱装置を外した状態における気化供給装置1の部分断面正面図である。 流量制御装置のケースの側面図である。
本開示の一実施形態に係る流量制御装置および気化供給装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る気化供給装置1の斜視図である。
図2は、加熱装置30のプレートヒータ31を外した状態における気化供給装置1の正面図である。
図3は、加熱装置30を外した状態における気化供給装置1の部分断面正面図である。
図1〜図3に示すように、気化供給装置1は、ベースプレート2と、気化器10と、第1バルブ3と、流量制御装置20と、圧力検出器4と、第2バルブ5と、加熱装置30と、冷却装置40と、断熱プレート6〜8を主に備える。気化器10は、液体原料Lを加熱して気化させる。流量制御装置3は、気化器2から送出されるガスGの流量を制御する。圧力検出器4は、気化器2で気化され流量制御装置3に送られるガスGの圧力を検出する。金属製のベースプレート2上に、樹脂製の断熱プレート8が固定され、断熱プレート8上に残りの部材が設けられている。
図2、3に示すように、気化器10は、予備ブロック体11と、本体12と、を備える。予備ブロック体11は、ステンレス鋼等からなり、内部に液貯留室11aが形成され、上面に液流出口11bが形成されている。予備ブロック体11の側面には、液流入ポート11Cが接続されている。液貯留室11aには、図示せぬ貯液タンクから所定圧で圧送されてくる液体原料Lが貯留される。
本体12は、第1ブロック体13、第2ブロック体14、および第3ブロック体15を備え、それらは連結されている。第1ブロック体13、第2ブロック体14、および第3ブロック体15は、例えばステンレス鋼等により構成されている。第1ブロック体13は、上部に液供給口13aが形成され、内部に気化室13bが形成されている。第1ブロック体13と予備ブロック体11との間に樹脂製または金属製の断熱プレート6が介在している。第2ブロック体14には、第1ブロック体13の気化室13bの上部と連通する円柱状の第1ガス加熱室14aが内部に形成されている。第3ブロック体15は、第1ガス加熱室14aと連通する円柱状の第2ガス加熱室15aが内部に形成され、ガス排出口15bが上部に形成されている。
第1ガス加熱室14aおよび第2ガス加熱室15aには、円柱状の加熱促進体16、17が設置され、加熱促進体16、17の外周の空間がガス流路となっている。第1ブロック体13と第2ブロック体14の間、および第2ブロック体14と第3ブロック体15の間の、それぞれのガス連通部には、通孔付きガスケット18、19が介在され、これらの通孔付きガスケット18、19の通孔をガスが通過することにより、ガスの脈動が防止される。
第1ブロック体13と予備ブロック体11の上面を跨ぐようにして第1バルブ3が固定されている。第1バルブ3は、予備ブロック体11の液流出口11bと第1ブロック体13の液供給口13aとを連通する図示せぬ供給路を開閉又は開度調整することにより、気化器2への液体原料Lの供給量を制御する。本実施形態の第1バルブ3は、空気圧を利用して弁体の開閉を制御するエア駆動弁が用いられている。図示せぬ供給路は、第1バルブ3の略円柱状のボディ3Aに形成されている。
本実施形態の流量制御装置20は、高温対応型の圧力式流量制御装置と呼ばれる公知の流量制御装置である。流量制御装置20は、弁ブロック体21と、ケース22と、開閉部50と、を備える。
図3に示すように、ボディである弁ブロック体21は、例えばステンレス鋼等により構成されている。弁ブロック体21には、弁室21aと、弁室21aに連通する流入路21bおよび流出路21cとが形成されている。弁ブロック体21の流入路21bと弁室21aとが連通する箇所の周縁(流入路21bの開口部)には、開閉部50に向かって突出する円環状の弁座21Dが設けられている。ケース22は、略直方体状をなし、弁ブロック体21上に設置されている。図4に示すように、ケース22の側面22A、22Bには、上下方向に沿って複数の通気口22cが形成されている。
図3に示すように、開閉部50は、弁ブロック体21およびケース22内に設けられている。開閉部50は、ガイド部材51と、スペーサケース52と、素子ケース53と、ブリッジ54と、鍔部55と、コイルバネ56と、スペーサ57と、圧電素子58と、押圧部59と、ダイヤフラム60と、圧力検出器61と、オリフィス部62と、を備える。
ガイド部材51は、円筒状をなし、上下方向に沿って延び、弁ブロック体21に固定されている。ガイド部材51の上端部には、フランジ51Aが設けられている。スペーサケース52は、円筒状をなし、上下方向に沿って延び、上下方向に摺動可能にガイド部材51内に設けられている。素子ケース53は、円筒状をなし、上下方向に沿って延び、その下端部は、スペーサケース52の上端部に固定されている。素子ケース53の上端にはカバー53Aが装着されている。ブリッジ54は、スペーサケース52の下端部に形成されたスリット52aに挿入されている。ブリッジ54は、ガイド部材51により上側から押圧されて、弁ブロック体21に固定されている。
鍔部55は、鍔受け55Aと、鍔体55Bとを備える。鍔受け55Aは、スペーサケース52の外周に設けられ、ガイド部材51に形成された貫通孔51bを貫通している。鍔体55Bは、鍔受55A上に設けられている。コイルバネ56は、フランジ51Aと鍔体55Bとの間に圧縮状態で設けられている。コイルバネ56は、鍔部55を介して、スペーサケース52および素子ケース53を常に下側に押圧している。
スペーサ57は、金属(例えばインバー材)または樹脂等の材料により構成され、円柱状をなし、スペーサケース52内に設けられている。スペーサ57の下端は、ブリッジ54の上端に当接している。圧電素子58は、積層圧電素子であり、全体として略円柱状をなしている。圧電素子58は、スペーサ57の上側に位置し、素子ケース53内に設けられている。スペーサ57によって、圧電素子58が弁ブロック体21から離間しているので、弁ブロック体21の流入路21bおよび流出路21cに高温のガスGが流れても、圧電素子58が所定の温度以上になるのが抑制される。
押圧部59は、スペーサケース52の下側に位置している。スペーサケース52の下端は、押圧部59に当接している。ダイヤフラム60は、例えばニッケル−コバルト合金からなり、弁室21a内に設けられ、弁ブロック体21に対し外周縁が保持されている。ダイヤフラム60は、略球殻状をなし、上に凸の略球殻状が自然状態となっている。ダイヤフラム60が弁座21Dに対し当接および離間することによって、流入路21bと流出路21cとの間の連通または遮断が行われる。圧力検出器61は、流出路21c内のガスGの圧力を検出する。オリフィス部62には、微細孔(オリフィス)が形成され、流出路21cの下流側の端部に位置している。
圧電素子58の非通電時には、コイルバネ56によりスペーサケース52および素子ケース53が図の下方に押され、ダイヤフラム60が弁座21Dに当接し、流入路21bと流出路21cが遮断されている。圧電素子58に通電することによって、圧電素子58が伸張し、コイルバネ56の弾性力に抗してスペーサケース52および素子ケース53を図3の上方へ持ち上げるとダイヤフラム60が自己弾性力により上に凸の略球殻状に復帰して流入路21bと流出路21cとが連通する。
流量制御装置20は、オリフィス部62の少なくとも上流側のガス圧力を圧力検出器61によって検出し、検出した圧力信号に基づいて圧電素子58によりダイヤフラム60を動作させてガスGの流量を制御する。オリフィス部62より上流側のガスGの絶対圧力がオリフィス部62より下流側のガスGの絶対圧力の約2倍以上(臨界膨張条件)になるとオリフィス部62の微細孔を通過するガスGの速度が音速となり、それ以上の流速にならない。このため、ガスGの流量は微細孔の上流側のガスGの圧力のみに依存しオリフィス部62の微細孔を通過するガスの流量は、ガスGの圧力に比例するという原理を利用している。なお、図示しないが、オリフィス部62の微細孔より下流側のガスGの圧力も検出して、微細孔の上流側と下流側のガスGの差圧に基づいてガスGの流量制御することも可能である。なお、オリフィス部62の孔はオリフィスに限らず流体を絞る構造のものであればよい。
第3ブロック体13と弁ブロック体21との間に、スペーサブロック体70が設けられている。スペーサブロック体70は、第3ブロック体13および弁ブロック体21のそれぞれに連結されている。、流路ブロック71が、第3ブロック体13とスペーサブロック体70とに跨るようにして固定されている。流路ブロック71内の図示せぬガス流路を介して、第3ブロック体13のガス流路である第2ガス加熱室15aとスペーサブロック体70のガス流路72とが連通される。スペーサブロック体70のガス流路72は、弁ブロック体21の流入路21bに連通している。
圧力検出器4は、弁ブロック体21の流入路21bに設けられ、気化器10で気化され流量制御装置20に送られるガスGの圧力を検出する。
圧力検出器4の検出した圧力値の信号(P0)は常に図示せぬ制御装置に送られ、モニターされている。気化室13b内の液体原料Lが気化によって少なくなると気化器10の内部圧力が減少する。気化室13b内の液体原料Lが減少して気化器10内の内部圧力が減少し、圧力検出器4の検出圧力が予め設定された設定値に達すると、図示せぬ制御装置は、第1バルブ3を所定時間だけ開けることにより、所定量の液体原料Lを気化室13bに供給する。気化室13b内に所定量の液体原料Lが供給されると液体原料Lが気化することにより気化器10内のガス圧力が再び上昇し、その後、液体原料Lが少なくなることにより再び気化器10の内部圧力が減少する。そして気化器10の内部圧力が設定値に達すると前記したように再び第1バルブ2を所定時間だけ開ける。このような制御シーケンスにより、気化室13bに所定量の液体原料が逐次補充される。
気化室13bに供給される液体原料Lの最大水位が予め設定され、その最大水位に応じて、気化室13bに供給される液体原料Lの前記所定量が設定される。図3に示す気化室13bの液体原料Lの水位は設定最大水位を示している。
図2、3に示すように、流量制御装置20の下流側には、2つの下流側ブロック体73、74が設けられている。下流側ブロック体73は、弁ブロック体21に連結されている。各下流側ブロック体73、74には、ガス流路75、76が形成されている。第2バルブ5は、下流側ブロック体73、74に跨るようにして固定されている。第2バルブ5の図示せぬガス流路は、各下流側ブロック体73、74のガス流路75、76に連通している。第2バルブ5の図示せぬ供給路は、第2バルブ5の略円柱状のボディ5Aに形成されている。下流側ブロック体74の側面には、ガスGを送出するための液送出ポート77が接続されている。下流側ブロック体73、74の間には、樹脂製または金属製の断熱プレート7が介在している。
図1、2に示すように、加熱装置30は、複数のプレートヒータ31と、複数の伝熱用ブロック体32とを備える。複数のプレートヒータ31は、複数のプレート33と、複数の電熱線34とを備える。複数のプレート33は、第1ブロック体13、第2ブロック体14、第3ブロック体15、スペーサブロック体70、弁ブロック体21、および下流側ブロック体73、74の上流から下流に向かう方向に沿った両面および底面に当接して設けられている。弁ブロック体21を加熱するためのプレート33は、流量制御装置20のうち弁ブロック体21に対応する部分にのみ当接し、残り部分には当接していない。各電熱線34は、各プレート31に形成された図示せぬ挿入孔に挿入されている。なお、各プレートヒータ31は、予備ブロック体11と、気化器2と、スペーサブロック体70、流量制御装置20、および下流側ブロック体とを、例えばそれぞれ185℃、200℃、および210℃に加熱する。
各伝熱用ブロック体32は、金属(例えばアルミニウム合金)により構成され、複数のプレート33に固定されている。複数の伝熱用ブロック体32は、上流側から下流側に向かって、第1伝熱体35、第2伝熱体36、第3伝熱体37、第4伝熱体38、および第4伝熱体39を有する。
第1伝熱体35は、予備ブロック体11の上面に当接する当接部35Aと、第1バルブ3のボディ3Aの外周に当接する略半円筒状の半円筒部35Bとを備える。第2伝熱体36は、第1バルブ3のボディ3Aの外周に当接する略半円筒状の半円筒部36Aと、略板状の板状部36Bとを備える。板状部36Bは、第1ブロック体13および第2ブロック体14の直上に位置し、第1ブロック体13および第2ブロック体14との間に隙間を有する。第1伝熱体35の半円筒部35Bおよび第2伝熱体36の半円筒部36Aによって、第1バルブ3のボディ3Aの全周が囲まれている。第3伝熱体37は、略板状をなし、流路ブロック71上に設けられている。第3伝熱体37と、第2伝熱体36の板状部36Bとは連結されている。第4伝熱体38は、略半円筒状をなし、第2バルブ5のボディ5Aの外周に当接する。第5伝熱体39は、第2バルブ5のボディ5Aの外周に当接する略半円筒状の半円筒部39Aと、下流側ブロック体74の上面に当接する当接部39Bとを備える。第4伝熱体38と第5伝熱体39の半円筒部39Aとによって、第2バルブ5のボディ5Aの全周が囲まれている。
冷却装置40は、ペルチェ素子41と、ヒートシンク42と、ファン43と、固定具44と、配線45と、を備える。
ペルチェ素子41は、第2伝熱体36の板状部36Bおよび第3伝熱体37上にシリコングリースを介して固定されている。熱伝導率が高い金属で構成されたヒートシンク42は、ペルチェ素子41に対し当接して固定され、複数の放熱フィン42Aを有している。複数の放熱フィン42Aは、上流から下流に向かう方向に直交しかつ第2伝熱体36の板状部36Bの上面に平行な方向に沿って所定間隔を開けて並設されている。すなわち、複数の放熱フィン42Aは、ファン43の回転軸に直交する方向に沿って所定間隔を開けて並設されている。このため、ヒートシンク42を冷却する空気は、上流から下流に向かう方向に沿って流れる。ヒートシンク42は、第2伝熱体36の半円筒部36Aの下流側に位置している。
ファン43は、ケース22の上流側の側面22Aに、固定具44により固定されている。ファン43は、上下方向において、圧電素子58の下端部付近の高さに設置されている。また、ファン43は、上下方向において、下流側から見た時に少なくともその一部がヒートシンク42と重なる高さに設置されている。すなわち、ヒートシンク42は、ファン43に対し、その回転により発生する空気の流れの上流側に位置している。配線45は、ペルチェ素子41とファン43とに接続されている。加熱装置30による熱によって、ペルチェ素子41に起電力が発生し、当該起電力によってファン43が回転する。ファン43の回転により、ファン43の上流側のヒートシンク42を通過した空気Fが、側面22Aの通気口22cを介して、ケース22内に引き込まれる。ケース22内に引き込まれた空気Fは、圧電素子58の下端部の周囲を通過して、側面22Bの通気口22cからケース22の外部に排出される。なお、ヒートシンク42によって、ペルチェ素子41の両面の温度差が大きくなるので、起電力を大きくすることができる。
熱電対80の先端は、第1伝熱体35の半円筒部35Bに挿入されている。熱電対81の先端は、第1ブロック体13および第2ブロック体14との境界の下側に位置するプレートヒータ31に挿入されている。熱電対82の先端は、下流側ブロック体73に挿入されている。サーモスタッド83は、第1伝熱体35の当接部35Aに設けられている。サーモスタッド84は、第1ブロック体13および第2ブロック体14に当接するプレートヒータ31上に設けられている。サーモスタッド85は、下流側ブロック体73に当接するプレートヒータ31上に設けられている。
以上のように、本実施形態の気化供給装置1は、プロセスガスの原料となる液体を気化させる気化器10と、気化器10から送出されるガスの流量を制御する流量制御装置20と、流量制御装置20の一部および気化器10を加熱する加熱装置30と、流量制御装置20の内部を冷却する冷却装置40と、を備える。流量制御装置20は、流体通路が形成された弁ブロック体21と、複数の通気口22cが形成されたケース22と、ケース22内に設けられ、流体通路を開閉するダイヤフラム60と、ダイヤフラム60を作動させる圧電素子58とを有する開閉部50と、を備える。冷却装置40は、加熱装置30からの熱によって起電力を発生するペルチェ素子41と、ペルチェ素子41の起電力によって回転し、通気口22cを介してケース22内に空気を送出するファン43と、を備える。
かかる構成によれば、気化器10を加熱するための加熱装置30の熱を利用して、ペルチェ素子41によってファン43を回転させて、流量制御装置20のケース22内の圧電素子58を冷却することができる。よって、新たに電源を設けることなく、圧電素子58を適切に冷却することができる。ファン43によってケース22内に空気を送ることによって、圧電素子58の破損を抑制することができる。
冷却装置20は、ペルチェ素子41に当接して固定されたヒートシンク42を備えるので、ペルチェ素子41の両面の温度差が大きくなるので、起電力を大きくすることができる。よって、ファン43を高速で回転させることができ、圧電素子58をより冷却することができる。
ヒートシンク42は、ファン43に対して、ファン43の回転によって発生する空気の流れの上流側に位置している。これにより、ファン43の回転によって発生する空気は、ヒートシンク42を通過するので、ペルチェ素子41の両面の温度差をさらに大きくすることができる。この結果、ファン43をより高速で回転させることができ、圧電素子58をさらに冷却することができる。
ヒートシンク42は、ファン43の回転軸に直交する方向に沿って所定間隔を開けて並設された複数の放熱フィン42Aを有するので、ファン43の回転によって発生する空気は、隣り合う放熱フィン42Aの間を通過する。このため、ペルチェ素子41の両面の温度差をさらに大きくすることができ、ファン43をより高速で回転させることができ、圧電素子58をさらに冷却することができる。
ファン43は、上下方向において、圧電素子58の下端部の高さに位置してるので、圧電素子58において最も高温になる下端部を冷却することができ、圧電素子58の破損を抑制することができる。
加熱装置30は、気化器10を加熱するプレートヒータ31と、第1バルブ3とケース20との間において気化器10の直上に設けられ、第1バルブ3のボディ3Aの外周に当接する半円筒部36Aと、半円筒部36Aのケース20側に位置する板状部36Bとを有する第2伝熱体36と、を備え、ペルチェ素子41は、板状部36Bに設けられ、ヒートシンク42は、半円筒部36Aとファン43との間に位置する。
かかる構成によれば、ファン43の回転によって発生する空気は、半円筒部36Aの外周に沿って流れた後、ヒートシンク42へ流れる。このため、第1バルブ3が、ヒートシンク42の上流に配置されていたとしても、ヒートシンク42を冷却することができる。
以上で本開示の一実施形態についての説明を終えるが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、ファン43は、ケース22の上流側の側面22Aに固定されていたが、ケース22の下流側の側面22Bに固定されていてもよいし、第3伝熱体37に固定されていてもよい。ペルチェ素子41およびヒートシンク42は、第2伝熱体36の板状部36Bに固定されていたが、複数のプレートヒータ31および複数の伝熱用ブロック体32において、ペルチェ素子41およびヒートシンク42を固定可能な部分であれば、いずれの部分に固定されていてもよい。
図3に点線で示すように、弁ブロック体21の上面に、断熱材24を設けてもよい。当該断熱材24により、弁ブロック体21の熱が、ケース22内に放熱されるのを抑制することができる。さらに、当該断熱材24により、ケース22内に引き込まれた空気Fによって、弁ブロック体21が冷却されるのを抑制することができる。上記の実施形態では、流量制御装置20と、加熱装置30と、冷却装置40とは、別々の構成として記載したが、流量制御装置20は、加熱装置30と、冷却装置40とを備える流量制御装置であってもよい。この場合、冷却装置40のペルチェ素子41およびヒートシンク42は、弁ブロック体21を加熱するプレートヒータ31に設ければよい。
1:気化供給装置
3:第1バルブ
3A:ボディ
10:気化器
20:流量制御装置
21:弁ブロック体
22:ケース
22c:通気口
30:加熱装置
31:プレートヒータ
36:第2伝熱体
36A:半円筒部
36B:板状部
40:冷却装置
41:ペルチェ素子
42:ヒートシンク
42A:放熱フィン
43:ファン
50:開閉部
58:圧電素子
60:ダイヤフラム

Claims (7)

  1. 流体通路が形成されたボディと、
    複数の通気口が形成されたケースと、
    前記ケース内に設けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁体を作動させる圧電素子とを有する開閉部と、
    前記ボディを加熱する加熱装置と、
    前記ケースの内部を冷却する冷却装置と、を備え、
    前記冷却装置は、
    前記加熱装置からの熱によって起電力を発生するペルチェ素子と、
    前記ペルチェ素子の起電力によって回転し、前記通気口を介して前記ケース内に空気を送出するファンと、を備える流量制御装置。
  2. 前記冷却装置は、前記ペルチェ素子に当接して固定されたヒートシンクを備える、請求項1に記載の流量制御装置。
  3. 前記ヒートシンクは、前記ファンに対して、前記ファンの回転によって発生する空気の流れの上流側に位置している、請求項2に記載の流量制御装置。
  4. 前記ヒートシンクは、前記ファンの回転軸に直交する方向に沿って所定間隔を開けて並設された複数の放熱フィンを有する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の流量制御装置。
  5. 前記ファンは、上下方向において、前記圧電素子の下端部の高さに位置してる、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の流量制御装置。
  6. プロセスガスの原料となる液体を気化させる気化器と、
    前記気化器から送出されるガスの流量を制御する流量制御装置と、
    前記流量制御装置の一部および前記気化器を加熱する加熱装置と、
    前記流量制御装置の内部を冷却する冷却装置と、を備え、
    前記流量制御装置は、
    流体通路が形成されたボディと、
    複数の通気口が形成されたケースと、
    前記ケース内に設けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁体を作動させる圧電素子とを有する開閉部と、を備え、
    前記冷却装置は、
    前記加熱装置からの熱によって起電力を発生するペルチェ素子と、
    前記ペルチェ素子の起電力によって回転し、前記通気口を介して前記ケース内に空気を送出するファンと、を備える気化供給装置。
  7. 前記冷却装置は、前記ペルチェ素子に当接して固定されたヒートシンクと、
    前記気化器に固定され、前記気化器への液体の供給路の一部を構成し、流体通路を有するボディを備えた第1バルブと、をさらに備え、
    前記加熱装置は、
    前記気化器を加熱するヒータと、
    前記第1バルブと前記ケースとの間において前記気化器の直上に設けられ、前記第1バルブのボディの外周に当接する半円筒状の半円筒部と、前記半円筒部の前記ケース側に位置する板状の板状部とを有する伝熱用ブロック体と、を備え、
    前記ペルチェ素子は、前記板状部に設けられ、前記ヒートシンクは、前記半円筒部と前記ファンとの間に位置する、請求項6に記載の気化供給装置。
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